JP2011244883A - 遊技場用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】1台の遊技機に対応付けられて複数の情報表示機が設けられる構成において、複数の情報表示機間で遊技情報が異なって表示されることを未然に回避する。
【解決手段】1台の遊技機1に対応付けられて遊技情報を表示する情報表示機として設けられている貸出機2及び台上端末3の各々は、遊技機1側から出力された始動信号や大当たり信号を受信することで始動情報や大当たり情報を他方の情報表示機に送信する一方、他方の情報表示機から始動情報や大当たり情報を受信することでもスタートや大当たりの発生を特定する。遊技機1側からの信号の受信漏れがあってもスタートや大当たりの発生回数を情報表示機間で同期させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、1台の遊技機に対応付けられて複数の情報表示機が設けられる遊技場用システムに関する。
遊技場では、遊技者へのサービスとして遊技機に対応付けられて遊技情報を表示する情報表示機が設置されている。このような情報表示機として、特許文献1に開示されているように所謂呼出ランプに表示部を設けると共に、貸出機等の台端末に表示部を設けることで、それら各々を情報表示機として利用することも珍しくない。
特開2003−320090号公報
さて、このように1台の遊技機に対応付けられて複数の情報表示機が設けられる構成では、例えば大当たり回数等、遊技者にとって重要となる遊技情報を複数の情報表示機にて共通して表示する場合もある。このような遊技情報は、情報表示機間で同一の数値を表示するのが当然ではあるが、各々の情報表示機は遊技機側から出力される遊技信号を独立して受信し、その遊技信号の受信結果に基づいて数値を特定して表示する構成であるので、稀にノイズによる信号の受信漏れ、又は原因不明の事由等により、双方の数値が異なって表示されてしまうことがある。このように情報表示機間で本来は同一であるはずの遊技情報が異なって表示されてしまうと、遊技者に違和感を与えてしまい、更には情報表示機に表示される遊技情報自体に不信感を抱かせてしまう虞もある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、1台の遊技機に対応付けられて複数の情報表示機が設けられる構成において、それら複数の情報表示機間で遊技情報が異なって表示されてしまうことを未然に回避し、遊技者に違和感を与えたり不信感を抱かせたりする虞を軽減することを可能とする遊技場用システムを提供することにある。
請求項1に記載した発明は、1台の遊技機に対応付けられて複数の情報表示機が設けられる遊技場用システムであって、前記複数の情報表示機の各々は、遊技機側から出力され、当該遊技機における遊技状態が、遊技者にとって有利な遊技状態である特別状態であるか否かを特定可能な遊技信号である特別状態信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された特別状態信号により遊技機が特別状態中であるか否かを特定する状態特定手段と、前記状態特定手段により特別状態であると特定された回数である特別状態回数を少なくとも含む遊技情報を特定する遊技情報特定手段と、前記遊技情報特定手段により特定される遊技情報を遊技者向けに表示する表示手段と、前記受信手段による特別状態信号の受信に応じて特別状態が特定されたことを示す補正信号を他方の情報表示機へと送信する送信手段と、前記他方の情報表示機の送信手段から送信された補正信号を受信した場合に、前記状態特定手段により特別状態中であると特定されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に応じて前記状態特定手段に特別状態であることを特定させる補正手段と、を備えたところに特徴を有する。
請求項2に記載した発明は、前記状態特定手段が前記補正手段により特別状態であると特定した場合に、補正特別状態であると特定する補正状態特定手段と、前記受信手段により受信された特別状態信号により遊技機が特別状態中であると前記状態特定手段が特定していることを条件として、前記特別状態信号により当該特別状態が終了したか否かを判定する終了判定手段と、を備え、前記送信手段は、特別状態が終了したと前記終了判定手段が判定した場合に、特別状態が終了したと前記終了判定手段が判定したことを示す補正信号である補正終了信号を他方の情報表示機へと送信し、前記終了判定手段は、前記他方の情報表示機の送信手段から送信された補正終了信号を受信した場合に、補正特別状態であると前記補正状態特定手段が特定していることを条件に特別状態が終了したと判定するところに特徴を有する。
請求項3に記載した発明は、特別状態中の遊技情報に基づいて当該特別状態の種別を特定する種別特定手段を備え、前記送信手段は、前記種別特定手段により特定された特別状態の種別を示す補正信号を、前記終了判定手段により特別状態が終了したと判定されることを条件として他方の情報表示機に送信することで、前記補正終了信号を送信し、前記種別特定手段は、前記受信手段により受信された特別状態信号により遊技機が特別状態中であると前記状態特定手段が特定した場合に、特別状態中の遊技情報に基づいて当該特別状態の種別を特定する一方、補正特別状態であると前記補正状態特定手段が特定している場合に、前記他方の情報表示機の送信手段から送信された前記補正終了信号に基づいて当該特別状態の種別を特定するところに特徴を有する。
請求項4に記載した発明は、前記終了判定手段は、遊技機が補正特別状態中であると前記補正状態特定手段が特定した場合であって補正信号を受信することなく特別状態信号の受信を終了して許容時間が経過した場合に特別状態が終了したと判定する特別終了判定を実行し、前記種別特定手段は、補正特別状態中であると前記補正状態特定手段が特定した場合、前記特別終了判定が実行されたことを条件として、遊技機が特別状態中であるときの遊技情報に基づいて特別状態の種別を特定するところに特徴を有する。
請求項5に記載した発明は、1台の遊技機に対応付けられて複数の情報表示機が設けられる遊技場用システムであって、前記複数の情報表示機の各々は、遊技機側から出力され、当該遊技機における遊技情報を特定可能な遊技信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された遊技信号により遊技情報を特定する遊技情報特定手段と、前記遊技情報特定手段により特定される遊技情報を遊技者向けに表示する表示手段と、前記遊技情報特定手段により特定される遊技情報を特定可能な補正信号を他方の情報表示機へと送信する送信手段と、前記他方の情報表示機の送信手段から送信された補正信号により特定される遊技情報と、前記遊技情報特定手段が前記受信手段により受信された遊技信号に基づいて特定した遊技情報とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に応じて、前記遊技情報特定手段により特定された遊技情報を補正信号により特定される遊技情報へと補正する補正手段と、を備えたところに特徴を有する。
請求項6に記載した発明は、前記補正手段による補正を行った場合に、異常報知を行う異常報知手段を備えたところに特徴を有する。
請求項7に記載した発明は、1台の遊技機に対応付けられて複数の情報表示機が設けられる遊技場用システムであって、前記複数の情報表示機の各々は、遊技機側から出力され、当該遊技機における遊技情報を特定可能な遊技信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された遊技信号により遊技情報を特定する遊技情報特定手段と、前記遊技情報特定手段により特定される遊技情報を遊技者向けに表示する表示手段と、前記受信手段による遊技信号の受信に応じて、遊技信号を受信したことを示し前記遊技信号に代わって前記遊技情報特定手段による情報更新対象となり得る代替信号を他方の情報表示機へと送信する送信手段と、前記他方の情報表示機の送信手段から送信された代替信号の受信と、前記受信手段による遊技信号の受信との間隔の時間差が許容範囲以内にあるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に応じて、受信した代替信号、及び遊技信号の何れか一方のみを前記遊技情報特定手段の情報更新対象とする対象特定手段と、を備えたところに特徴を有する。
請求項8に記載した発明は、前記対象特定手段により代替信号を前記遊技情報特定手段の情報更新対象とした場合に、異常報知を行う異常報知手段を備えたところに特徴を有する。
請求項1に記載した発明によれば、1台の遊技機に対応付けられて設けられる複数の情報表示機の各々において、他方の情報表示機から送信される補正信号によっても特別状態の発生を特定するので、遊技機側からの信号の受信漏れがあっても特別状態の発生回数を情報表示機間で同期させることが可能となる。この場合、判定手段による判定結果に応じて特別状態の発生を判定する、即ち、特別状態中であることを判定済みであると判定していれば、特別状態の発生を重複して判定することを防止することができ、特別状態の発生回数を適切に特定することができる。
請求項2に記載した発明によれば、補正信号が特別状態信号を受信してから送信されるという性質上、補正信号を受信した場合に特別状態中であると判定していなければ、特別状態信号の受信漏れが想定されるが、その受信漏れの可能性がある場合には、受信漏れしていない情報表示機からの補正信号により特別状態の終了を判定するので、特別状態の終了を適切に判定することができる。
請求項3に記載した発明によれば、上記した請求項2に記載した発明と同様に、補正信号を受信した場合に特別状態中であると判定していなければ、特別状態信号の受信漏れが想定され、特別状態である期間を特定することができずに特別状態の種別を適切に特定することができない虞があるが、信号が受信漏れしていない情報表示機の判定結果により特別状態の種別を特定するので、特別状態の種別を適切に特定することができる。
請求項4に記載した発明によれば、補正信号の受信漏れが発生する可能性もあり得るが、補正信号の受信漏れがあっても特別状態の終了を適切に判定することができる。
請求項5に記載した発明によれば、1台の遊技機に対応付けられて設けられる複数の情報表示機の各々において、他方の情報表示機から送信される補正信号によっても遊技情報を補正するので、遊技機側からの信号の受信漏れがあっても遊技情報を情報表示機間で同期させることが可能となる。この場合、比較手段による比較結果に応じて遊技情報を補正する、即ち、補正信号により特定される遊技情報が遊技情報特定手段により特定される遊技情報を超過することで、遊技信号の受信漏れを特定した場合に補正を行うので、信号の受信漏れが無い場合に遊技情報を重複して更新することを防止することができ、遊技情報を適切に特定することができる。
請求項6に記載した発明によれば、補正手段による補正を行った場合には信号の受信漏れ等の異常である可能性が高いので、異常報知を行うことで、異常が発生したことを特定することができ、更には、その情報表示機に対して異常を追及することで、信号の受信漏れ、又は原因不明の事由を特定することができる。
請求項7に記載した発明によれば、1台の遊技機に対応付けられて設けられる複数の情報表示機の各々において、他方の情報表示機から送信される代替信号も遊技情報の情報更新対象とするので、遊技機側からの信号の受信漏れがあっても遊技情報を情報表示機間で同期させることができる。この場合、判定手段による判定結果に応じて代替信号と遊技信号の何れか一方のみを情報更新対象とするので、遊技信号の受信漏れを特定した場合にのみ代替信号を情報更新対象とすることが可能となり、信号の受信漏れが無い場合に遊技情報を重複して更新することを防止することができ、遊技情報を適切に特定することができる。
請求項8に記載した発明によれば、他方の情報表示機から送信される代替信号を遊技情報特定手段の情報更新対象とした場合には信号の受信漏れ等の異常である可能性が高いので、異常報知を行うことで、異常が発生したことを特定することができ、更には、その情報表示機に対して異常を追及することで、信号の受信漏れ、又は原因不明の事由を特定することができる。
本発明の第1の実施形態を示す全体構成図 貸出機の液晶表示部における表示画面を示す図 台上端末の液晶表示部における表示画面を示す図 情報補正設定を示す図 情報表示機が行う情報表示機処理を示すフローチャート 図5相当図 本発明の第2の実施形態を示すもので、情報表示機が行う情報表示機処理を示すフローチャート 図7相当図
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、図1乃至図6を参照して説明する。図1は遊技場用システムの全体構成を概略的に示している。遊技場にはパチンコ遊技機(以下、遊技機と称する)1に対応して貸出機2(情報表示機に相当)及び台上端末3(情報表示機に相当)が設置されている。2台の遊技機1、2台の貸出機2及び2台の台上端末3は1台の中継装置4に接続されており、中継装置4はLAN5を介して例えば管理室に設置されている管理装置6に接続されている。又、貸出機2と台上端末3とは中継装置4を介さずに直接接続されている。管理装置6は、遊技機1側(遊技機1、貸出機2等)から出力された遊技信号を中継装置4を介して受信する。尚、図1では省略しているが、数100台の遊技機1が管理装置6の管理対象となる。
遊技機1は、所謂デジパチとしての周知の構成を有し、払出された遊技玉を受ける上部受皿7、上部受皿7から溢れた玉又は釦操作により上部受皿7から導かれた玉を受ける下部受皿8、上部受皿7の玉を盤面に発射するためのハンドル9等を備えて構成されている。又、遊技機1の盤面には、普図(普通図柄)入賞口10、第1始動口11、第2始動口12、第1始動口11又は第2始動口12への入賞に応じて表示図柄が変動する液晶表示部13、液晶表示部13に表示された図柄が大当たり図柄である場合に発生する大当たり時に開放する大入賞口14等が設けられている。
遊技機1は以下のように動作する。
(1)第1始動口11又は第2始動口12への入賞に応じて大当たり抽選を行い、抽選結果に基づいて所謂特別図柄(特図)による図柄変動を液晶表示部13にて実行し、その結果に応じて大当たりを発生させる。尚、所謂保留玉の上限は各4個ずつであり、保留中に始動入賞した場合は上限まで保留し、図柄変動終了後に順次保留した図柄変動を実行する。
(2)大当たり抽選の当選確率(大当たり確率)は1/300であり、大当たりのうち大当たり後に確変状態(確変)となる大当たりの割合は66.6%(2/3)であり、平均継続数は1÷(1−(2/3))=3回である。
(3)大当たりが発生すると対応するラウンド(R)に応じた分(15R又は2R分)だけ大入賞口14を開放する。尚、1Rの上限入賞数は10個であり、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数又は上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(4)確変中は大当たり確率が1/30に向上すると共に、第2始動口12への入賞率が向上する時短状態(時短)になる。尚、確変は次回の大当たりまで継続するので、大当たり後に通常遊技状態(通常)となる大当たり(通常大当たり)が発生するまで継続する。又、確変及び時短等の遊技者にとって通常よりも大当たりを発生させ易い状態を甘中とする。
貸出機2は、遊技者が貨幣を投入するための貨幣投入口15、遊技データ等の各種情報を表示する表示機能及び遊技者からの入力を受付ける入力受付機能を有するタッチパネル式の液晶表示部16(表示手段に相当)、遊技者が会員カードを挿入するためのカード挿入口17、遊技者がカード挿入口17に挿入されている会員カードを排出させるために操作する返却釦(排出釦)18、遊技者が再プレイ玉の払出しを受けるために操作する再プレイ釦19等を備えて構成されている。又、遊技機1の上部受皿7よりやや上方の位置に玉払出口20が設けられていると共に、玉払出口20を覆うように払出ノズル21が設けられており、玉払出口20から払出された遊技玉は払出ノズル21を経由して上部受皿7に供給される。
貸出機2は、所謂カード式であり、受付けた貨幣に対応するカードを内部的に発行し、遊技機1に設けられる図示しない貸出釦の押下に応じて、発行したカードに対応する貨幣(有価価値)を対価として玉を貸出すべく貸出信号を遊技機1に送信して遊技機1から玉を払出させることで貸出処理を実行する。貸出機2は、CPUからなる制御部(状態特定手段、遊技情報特定手段、判定手段、補正手段、補正状態特定手段、終了判定手段、比較手段、異常報知手段、対象特定手段に相当)、CF(コンパクトフラッシュ(登録商標))、RAM及びROM等からなる記憶部、I/Fからなる送受信部(受信手段、送信手段に相当)等を備えており、各種信号や各種情報を送受信する。
遊技機1側からは次に示す遊技信号が出力される。
「アウト信号」:使用玉(使用媒体)を回収するアウトBOXから出力される使用玉数(アウト、使用媒体数)を特定可能な信号である。回収(使用、打込)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機1から出力される信号であっても良い。
「セーフ信号」:遊技機1から出力される払出玉数(セーフ、払出媒体数)を特定可能な信号である。遊技機1での遊技(入賞)に応じた払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
「始動信号」:遊技機1から出力される図柄変動数(役物作動数、スタート)を特定可能な信号である。第1始動口11又は第2始動口12への入賞により変動(作動)する液晶表示部13(役物)における図柄変動(役物作動、スタート処理)1回につき1パルスが出力されるので、「始動信号数×1」をスタートとして特定する。尚、第1始動口11又は第2始動口12への入賞に応じて出力される始動入賞信号を図柄変動と見做して始動信号としても良い。
「大当たり信号」:遊技機1から出力される特別状態である大当たりを特定可能な特別状態信号である。大当たり中にレベル出力される状態信号であるので、大当たり信号受信中を大当たり中として特定する。
「確変信号」:遊技機1から出力される特別状態である確変状態を特定可能な特別状態信号である。大当たり確率が向上する確変中等の大当たりを通常状態よりも発生させ易い状態である確変状態中にレベル出力される状態信号であるので、確変信号受信中を特別状態中として特定する。尚、確変中だけでなく、第1始動口11又は第2始動口12への入賞率が向上する時短中にレベル出力される状態信号(時短信号)であっても良い。又、上記した大当たり信号、及び確変信号の何れも受信していない期間を遊技機1が通常状態であると特定する。即ち、大当たり信号、及び確変信号は遊技機1の遊技状態を特定可能な信号である(何れも特別状態信号に相当)。
「売上信号」:貸出機2から出力される売上情報(売上玉数、売上額)を特定可能な信号である。遊技者に対する有価価値を対価とした貸出玉25玉毎に1パルスが出力されるので、「売上信号数×25」を売上玉数として特定し、「売上玉数×貸出単価(例えば4円)」を売上額として特定する。
台上端末3は、複数のデータ切替釦を含むデータ切替釦群22、呼出釦23及び液晶表示部24(表示手段に相当)等が設けられて構成されている。台上端末3は、CPUからなる制御部(状態特定手段、遊技情報特定手段、判定手段、補正手段、補正状態特定手段、終了判定手段、比較手段、異常報知手段、対象特定手段に相当)、CF、RAM、ROMからなる記憶部、I/Fからなる送受信部(受信手段、送信手段に相当)等を備えており、各種信号や各種情報を送受信する。
上記した構成では、貸出機2及び台上端末3は、遊技機1側から出力された遊技信号を中継装置4を介して受信する端子を別々に有することで、遊技機1側から出力された遊技信号を中継装置4を介して独立して受信し、各々が遊技信号を受信した結果に基づいて数値を特定し、その特定した数値を遊技情報として表示する。貸出機2及び台上端末3が表示する表示情報としては次に示すように複数の項目があり、それら複数の項目のうち幾つかの項目は共通している(同じ内容である)。以下、貸出機2及び台上端末3が表示する表示情報について、図2及び図3を参照して説明する。図2は貸出機2が液晶表示部16に表示する表示画面を示しており、図3は台上端末3が液晶表示部24に表示する表示画面を示している。
貸出機2と台上端末3とは以下に示す(1)乃至(4)の4つの遊技情報を共通して表示する。
(1)発生した大当たりの総数
貸出機2は「大当たり回数」として大当たり回数表示部16aに表示し、台上端末3は「大当たり」として大当たり表示部24aに表示する。図2及び図3では「32回」を例示している。
(2)15R(T1Y>T1Y判定値(詳しくは後述する))の大当たり数
貸出機2は「大当超回数」として大当超回数表示部16bに表示し、台上端末3は「15R」として15R表示部24bに表示する。図2及び図3では「20回」を例示している。
(3)2R(T1Y≦T1Y判定値)の大当たり数
貸出機2は「大当小回数」として大当小回数表示部16cに表示し、台上端末3は「2R」として2R表示部24cに表示する。図2及び図3では「12回」を例示している。
(4)大当たり発生により初期化されるスタート(大当たり間スタート)
貸出機2は「只今のスタート」としてスタート表示部16dに表示し、台上端末3は「スタート」としてスタート表示部24dに表示する。図2及び図3では「312回」を例示している。
又、貸出機2は以下に示す(5)及び(6)の2つの遊技情報を独立して(台上端末3と共通せずに)表示する。
(5)営業開始時からの累計出玉(セーフ信号の受信により加算され、「0」以下でないことを条件としてアウト信号の受信により減算される出玉情報)
貸出機2は「放出玉」として放出玉表示部16eに表示する。図2では「14200個」を例示している。
(6)通常状態におけるスタートである通常スタートに対する通常状態から発生した大当たりである初当たりの発生確率(初当たり数÷通常スタート)
貸出機2は「初当たり確率」として初当たり確率表示部16fに表示する。図2では「1/307」を例示している。
又、台上端末3は以下に示す(7)乃至(9)の3つの遊技情報を独立して(貸出機2と共通せずに)表示する。
(7)貸出機2の放出玉の当日営業日の最高値
台上端末3は「最高出玉」として最高出玉表示部24eに表示する。図3では「17360個」を例示している。
(8)初当たり発生後から通常状態になるまでに発生した大当たり数の過去最高値(連荘最高数)
台上端末3は「過去最高継続」として過去最高継続表示部24fに表示する。図3では「26連」を例示している。
(9)最高出玉の過去最高値
台上端末3は「過去最高獲得」として過去最高獲得表示部24gに表示する。図3では「38520個」を例示している。
ここで、当日営業日に関わる遊技情報の対象期間の起算時点は、その営業日における営業開始時であり、過去に関わる遊技情報の対象期間の起算時点は、対応する遊技機1の遊技場への導入日等であり、遊技場の管理者により設定又は遊技情報が初期化された時点となる。尚、台上端末3は、上記した遊技情報以外にも、アウト(縦軸)と出玉(セーフ−アウト)(横軸)との相対関係をグラフ化して出玉グラフ表示部24hに表示すると共に、各種イベント情報等をテロップ表示部24iに表示する。
中継装置4は、CPUからなる制御部、CF、RAM及びROM等からなる記憶部、I/Fからなる送受信部等を備えており、各種信号や各種情報を送受信する(中継する)。
管理装置6は、CPUからなる制御部、HDD、RAM及びROM等からなる記憶部、I/Fからなる送受信部、モニタ及びプリンタ等からなる出力部、キーボード及びマウス等からなる操作部等を備え、遊技機1側から出力された遊技信号を受信することで遊技データを当該遊技機1に対して個別に付与されている遊技機ID(台番)毎に集計して特定する機能を有している。管理装置6は、図4に示す情報補正設定を設定可能であり、情報補正設定を特定可能な設定情報を中継装置4を介して貸出機2及び台上端末3に送信し、貸出機2及び台上端末3は、管理装置6から送信された設定情報を受信すると、その受信した設定情報により特定される情報補正設定を設定する。情報補正設定における各項目の意味は次の通りである。
「T1Y判定値」:大当たり中の出玉(T1Y=セーフ−アウト)に対する設定値(図4では「1000」を例示している)であり、その大当たりの種類(2R又は15R)を判定するための設定値である。T1YがT1Y判定値を超過していれば15Rであると判定し、T1YがT1Y判定値を超過していなければ2Rであると判定する。尚、大当たりの種類が3種類以上であれば複数設定する必要がある。後述する第2の実施形態にも対応する。
「始動信号タイマ」:始動信号の受信に応じて作動する始動信号タイマの作動時間に対する設定値である。「始動信号タイマ」は作動を開始した後に設定時間(図4では「2秒」を例示している)分の作動後にタイムアップして作動を停止する。後述する第2の実施形態に対応する。
「始動代替タイマ」:始動代替信号の受信に応じて作動する始動代替タイマの作動時間に対する設定値である。「始動代替タイマ」は「始動信号タイマ」と同様に作動を開始した後に設定時間(図4では「2秒」を例示している)分の作動後にタイムアップして作動を停止する。後述する第2の実施形態に対応する。
次に、上記した構成の作用について、図5及び図6を参照して説明する。図5及び図6は貸出機2及び台上端末3の各々が本発明に関連して情報表示機として行う情報表示機処理を示している。これ以降、貸出機2及び台上端末3を情報表示機と称して説明する。
情報表示機は、メイン処理から情報表示機処理に移行し、情報表示機処理を開始すると、対応する遊技機1が大当たり中であるか否かを示す大当たりフラグを「0」に設定しているか否かを判定する(S1)。ここで、情報表示機は、大当たりフラグを「0」に設定している、即ち、対応する遊技機1が大当たり中でないと判定すると(S1:YES)、遊技機1から始動信号を受信したか否かを判定し(S2)、遊技機1から始動信号を受信した、即ち、スタートを特定したと判定すると(S2:YES)、スタートを加算し(S3)、その加算後のスタートを更新表示し(貸出機2であればスタート表示部16dを更新表示し、台上端末3であればスタート表示部24dを更新表示し)、その加算後のスタートを特定可能な始動情報(補正信号に相当)を他方の情報表示機に送信する(S4)。
又、情報表示機は、遊技機1から始動信号を受信していないと判定すると(S2:NO)、他方の情報表示機から始動情報を受信したか否かを判定し(S5)、他方の情報表示機から始動情報を受信したと判定すると(S5:YES)、自機のスタートと、他方の情報表示機から受信した始動情報により特定したスタートとを比較する(S6)。そして、情報表示機は、他方の情報表示機から受信した始動情報により特定したスタートが、自機のスタートを超過していると判定すると(S6:YES)、他方の情報表示機から受信した始動情報により特定したスタートを自機のスタートとして設定し(S7)、その時点で表示しているスタートを他方の情報表示機から受信した始動情報により特定したスタートに更新表示する。これにより、例えば一方の情報表示機にて始動信号の受信漏れが発生した場合であっても、双方の情報表示機にてスタートを同一の数値で遊技者に対して通知することができる。尚、情報表示機は、他方の情報表示機から受信した始動情報により特定したスタートが、自機のスタートを超過していないと判定すると(S6:NO)、その時点で表示しているスタートを継続表示する。
又、情報表示機は、遊技機1からの大当たり信号の受信を開始したか否かを判定し(S8)、遊技機1からの大当たり信号の受信を開始したと判定すると(S8:YES)、大当たりを加算し(S9)、その加算後の大当たりを更新表示し(貸出機2であれば大当たり回数表示部16aを更新表示し、台上端末3であれば大当たり表示部24aを更新表示し)、その加算後の大当たり数を特定可能な大当たり情報(補正信号に相当)を他方の情報表示機に送信し(S10)、T1Yを初期化し(S11)、大当たり中であることを示すべく大当たりフラグを「1」に設定する(S12)。
又、情報表示機は、遊技機1からの大当たり信号の受信を開始していないと判定すると(S8:NO)、他方の情報表示機から大当たり情報を受信したか否かを判定し(S13)、他方の情報表示機から大当たり情報を受信したと判定すると(S13:YES)、他方の情報表示機から受信した大当たり情報により特定した大当たり数を自機の大当たりとして設定し(S14)、その時点で表示している大当たりを他方の情報表示機から受信した大当たり情報により特定した大当たりに更新表示し(S14)、大当たりの発生を大当たり情報により特定したことを示すべく補正大当たりフラグを「1」に設定し(S15)、T1Yを初期化し(S11)、大当たりフラグを「1」に設定する(S12)。これにより、例えば一方の情報表示機にて大当たり信号の受信漏れが発生した場合であっても、双方の情報表示機にて大当たりを同一の数値で遊技者に対して通知することができる。
又、情報表示機は、大当たりフラグを「0」に設定していない、即ち、対応する遊技機1が大当たり中であると判定すると(S1:NO)、遊技機1側からアウト信号又はセーフ信号を受信したか否かを判定し(S16)、遊技機1側からアウト信号又はセーフ信号を受信したと判定すると(S16:YES)、その受信したアウト信号により特定したアウト又はセーフ信号により特定したセーフに基づいてT1Y(大当たり中の差玉(セーフ−アウト))を更新する(S17)。
又、情報表示機は、補正大当たりフラグを「1」に設定しているか否かを判定し(S18)、補正大当たりフラグを「1」に設定していない、即ち、遊技機1からの大当たり信号の受信を開始したことで自機が大当たりを特定したと判定すると(S18:NO)、遊技機1からの大当たり信号の受信を終了したか否かを判定し(S19)、遊技機1からの大当たり信号の受信を終了したと判定すると(S19:YES)、T1YとT1Y判定値とを比較する(S20)。
ここで、情報表示機は、T1YがT1Y判定値を超過していると判定すると(S20:YES)、大当たりの種類が15Rであると特定し、15Rを加算する一方(S21)、T1YがT1Y判定値を超過していないと判定すると(S20:NO)、大当たりの種類が2Rであると特定し、2Rを加算し(S22)、それら加算後のRを特定可能なR情報(補正終了信号に相当)を他方の情報表示機に送信し(S23)、それら加算後のRを更新表示し(貸出機2であれば大当超回数表示部16b又は大当小回数表示部16cを更新表示し、台上端末3であれば15R表示部24b又は2R表示部24cを更新表示し)、スタートを初期化し(S24)、対応する遊技機1が大当たり中でない(大当たりを終了した)ことを示すべく大当たりフラグを「0」に設定する(S25)。
一方、情報表示機は、補正大当たりフラグを「1」に設定している、即ち、他方の情報表示機からの大当たり情報を受信したことで大当たりを特定した(他方の情報表示機が大当たりを特定した)と判定すると(S18:YES)、他方の情報表示機からR情報を受信したか否かを判定し(S26)、他方の情報表示機からR情報を受信したと判定すると(S26:YES)、補正大当たりフラグを「0」に設定し(S27)、その受信したR情報により大当たりの種類が15R又は2Rの何れであるかを特定し、15R又は2Rを更新し(S28)、スタート(大当たり間スタート)を初期化し(S24)、対応する遊技機1が大当たり中でない(大当たりを終了した)ことを示すべく大当たりフラグを「0」に設定する(S25)。
以上に説明したように第1の実施形態によれば、1台の遊技機1に対応付けられて貸出機2と台上端末3との複数が遊技情報を表示する情報表示機として設けられる構成において、貸出機2及び台上端末3の各々が、遊技機1側から出力された始動信号や大当たり信号を受信することで始動情報や大当たり情報を他方の情報表示機に送信する一方、他方の情報表示機から送信された始動情報や大当たり情報を受信することでもスタートや大当たりの発生を特定するように構成したので、遊技機1側からの信号の受信漏れがあってもスタートや大当たりの発生回数を情報表示機間で同期させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図7及び図8を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。
第1の実施形態は、情報表示機間で始動情報、大当たり情報、R情報というような数値を直接的に特定し得る情報を補正信号として送受信する構成であるが、第2の実施形態は、数値を直接的に特定し得ない代替信号を補正信号として送受信する構成である。これら代替信号は役物作動や大当たりの発生を示す(パルス)信号である。
この場合、情報表示機は、メイン処理から情報表示機処理に移行し、情報表示機処理を開始すると、対応する遊技機1が大当たりフラグを「0」に設定している、即ち、対応する遊技機1が大当たり中でないと判定し(S31:YES)、遊技機1から始動信号を受信した、即ち、スタートを特定したと判定すると(S32:YES)、始動代替信号を他方の情報表示機に送信し(S33)、始動信号タイマを作動開始する(S34)。次いで、情報表示機は、始動代替タイマを作動中であるか否かを判定し(S35)、始動代替タイマを作動中でないと判定すると(S35:NO)、スタートを加算し(S36)、その加算後のスタートを更新表示する一方、始動代替タイマを作動中である、即ち、他方の情報表示機から始動代替信号を受信してからの経過時間が始動代替タイマの設定値未満であると判定すると(S35:YES)、スタートを加算しない。
又、情報表示機は、遊技機1から始動信号を受信していないと判定すると(S32:NO)、他方の情報表示機から始動代替信号を受信したか否かを判定し(S37)、他方の情報表示機から始動代替信号を受信したと判定すると(S37:YES)、始動代替タイマを作動開始する(S38)。次いで、情報表示機は、始動信号タイマを作動中であるか否かを判定し(S39)、始動信号タイマを作動中でないと判定すると(S39:NO)、スタートを加算し(S36)、その加算後のスタートを更新表示する一方、始動信号タイマを作動中である、即ち、始動代替信号を他方の情報表示機に送信してからの経過時間が始動信号タイマの設定値未満であると判定すると(S39:YES)、スタートを加算しない。
又、情報表示機は、遊技機1からの大当たり信号の受信を開始したと判定すると(S40:YES)、大当たり代替信号を他方の情報表示機に送信し(S41)、大当たりを加算し(S42)、その加算後の大当たりを更新表示し、T1Yを初期化し(S43)、大当たり中であることを示すべく大当たりフラグを「1」に設定する(S44)。
又、情報表示機は、遊技機1からの大当たり信号の受信を開始していないと判定すると(S40:NO)、他方の情報表示機から大当たり代替信号を受信したか否かを判定し(S45)、他方の情報表示機から大当たり代替信号を受信したと判定すると(S45:YES)、大当たりの発生を大当たり代替信号により特定したことを示すべく補正大当たりフラグを「1」に設定し(S46)、大当たりを加算し(S42)、その加算後の大当たりを更新表示し、T1Yを初期化し(S43)、大当たり中であることを示すべく大当たりフラグを「1」に設定する(S44)。
又、情報表示機は、大当たりフラグを「0」に設定していない、即ち、対応する遊技機1が大当たり中であると判定し(S31:NO)、遊技機1側からアウト信号又はセーフ信号を受信したと判定すると(S47:YES)、その受信したアウト信号により特定したアウト又はセーフ信号により特定したセーフに基づいてT1Yを更新する(S48)。
又、情報表示機は、補正大当たりフラグを「1」に設定しているか否かを判定し(S49)、補正大当たりフラグを「1」に設定していない、即ち、遊技機1からの大当たり信号の受信を開始したことで自機が大当たりを特定したと判定すると(S49:NO)、遊技機1からの大当たり信号の受信を終了したか否かを判定し(S50)、遊技機1からの大当たり信号の受信を終了したと判定すると(S50:YES)、T1YとT1Y判定値とを比較する(S51)。
ここで、情報表示機は、T1YがT1Y判定値を超過していると判定すると(S51:YES)、大当たりの種類が15Rであると特定し、大当たりの種類が15Rであることを示す15R代替信号を他方の情報表示機に送信し(S52)、15Rを加算する一方(S53)、T1YがT1Y判定値を超過していないと判定すると(S51:NO)、大当たりの種類が2Rであると特定し、大当たりの種類が2Rであることを示す2R代替信号を他方の情報表示機に送信し(S54)、2Rを加算し(S55)、それら加算後のRを更新表示し、スタートを初期化し(S56)、対応する遊技機1が大当たり中でない(大当たりを終了した)ことを示すべく大当たりフラグを「0」に設定する(S57)。
一方、情報表示機は、補正大当たりフラグを「1」に設定している、即ち、他方の情報表示機からの大当たり情報を受信したことで大当たりを特定した(他方の情報表示機が大当たりを特定した)と判定すると(S49:YES)、他方の情報表示機から15R代替信号又は2R代替信号を受信したか否かを判定し(S58)、他方の情報表示機から15R代替信号又は2R代替信号を受信したと判定すると(S58:YES)、補正大当たりフラグを「0」に設定し(S59)、その受信した15R代替信号又は2R代替信号により大当たりの種類が15R又は2Rの何れであるかを特定し、それら特定した15R又は2Rの何れかを加算し(S60)、それら加算後のRを更新表示し、スタートを初期化し(S56)、対応する遊技機1が大当たり中でない(大当たりを終了した)ことを示すべく大当たりフラグを「0」に設定する(S57)。
この第2の実施形態では、上記したように情報表示機間で数値を直接的に特定し得ない信号を送受信する構成であるので、スタートについては、始動信号を受信した場合に始動信号タイマを作動開始する一方、始動代替信号を受信した場合に始動代替タイマを作動開始し、始動信号を受信した場合であれば始動代替タイマを作動中でないことを条件としてスタートを加算する一方、始動代替信号を受信した場合であれば始動信号タイマを作動中でないことを条件としてスタートを加算することで、信号の受信漏れがない場合の重複加算を防ぎつつ受信漏れがあった場合に適切にスタートを加算可能とする。又、大当たりについては、第1の実施形態と同様に、大当たり代替信号によっても大当りフラグを「1」に設定するので、スタートのようなタイマを作動することはなく、更に、大当たりの種別を示す15R代替信号又は2R代替信号を用いて大当たりの終了を判定する。
以上に説明したように第2の実施形態によれば、1台の遊技機1に対応付けられて貸出機2と台上端末3との複数が遊技情報を表示する情報表示機として設けられる構成において、貸出機2及び台上端末3の各々が、遊技機1側から出力された始動信号や大当たり信号を受信することで始動代替信号や大当たり代替信号を他方の情報表示機に送信する一方、他方の情報表示機から送信された始動代替信号や大当たり代替信号を受信することでもスタートや大当たりの発生を特定するように構成したので、上記した第1の実施形態と同様に、遊技機1側からの信号の受信漏れがあってもスタートや大当たりの発生回数を情報表示機間で同期させることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
状態信号については大当たり信号、それ以外の信号については始動信号を例示したが、状態信号として確変信号等、それ以外の信号としてアウト信号等を採用しても良い。
補正大当たりフラグを「1」に設定している状態では大当たり信号の受信が終了しても大当たりの終了を判定しなかったが、R情報を受信漏れするケースを想定し得るので、大当たり信号の受信終了後に別途定める終了タイマ(例えば5秒)が経過してもR情報を受信しなかった場合に大当たりの終了を判定しても良い。この場合、Rの特定は自機が更新したT1Yにて行えば良い。尚、第2の実施形態についても同様である。
何れの情報表示機においても遊技機側からの遊技信号を中継装置を介して間接的に受信したが、中継装置を介さずに直接的に受信しても良い。又、情報表示機間で始動情報等の各種情報や始動代替信号等の各種信号のような補正信号を中継装置を介さずに直接的に送受信したが、中継装置を介して間接的に送受信しても良い。
大当たりの種別をT1Y(差玉)を用いて判定したが、対象となる遊技機の大当たりの種別が異なればT1Y以外の大当たり中における遊技情報(アウト、セーフ、経過時間)が異なるので、T1Y以外の遊技情報により大当たりの種別を判定しても良い。又、例えばT1YがT1Y判定値に達した時点で15Rの大当たりであると判定する等、大当たり中に大当たり種別を特定しても良い。
第1の実施形態において、可能性としては低いが、始動情報を受信した後に遅れて始動信号を受信する場合も想定され得るので、第2の実施形態と同様に、始動情報を受信したことに応じて設定時間(例えば2秒)作動する始動情報タイマを作動させ、その作動中に始動信号を受信した場合にスタートを加算しないようにしても良い。
始動情報、大当たり情報、始動代替信号、大当たり代替信号等の補正信号は、その性質上、遊技機側から出力された遊技信号が受信された時点から遅延して受信されることになる、即ち、補正信号により遊技情報を更新した場合には遊技機側からの遊技信号の受信漏れ等が発生している可能性が高いので、その場合は、その旨を示す異常信号を管理装置に送信し、管理装置にて表示又は印字等の出力により異常報知を行ったり、情報表示機にて表示等により異常報知を行ったりしても良い。その場合、異常を判定する毎に異常報知を行っても良いし複数の異常を一括して異常報知を行っても良い。更に、異常発生毎に履歴を作成したり異常発生回数を計数して出力したりしても良い。
実施形態で説明した数値等は全て例示であり、どのような数値を採用しても良い。又、特別状態回数として確変状態となった回数を採用する等、項目についても適宜選択して採用すれば良い。更に、タイマを作動させて経過時間を特定したが、時刻差を特定する等、タイマを作動させずに経過時間を特定しても良い。
対象となる遊技機としては、例示したパチンコ遊技機以外のパチンコ遊技機や、スロットマシン等でも良い。対象となる遊技機がスロットマシンである場合には遊技媒体はメダルとなる。
情報表示機が行う情報処理の一部を中継装置や管理装置等にて行う構成としても良い。
図面中、1は遊技機1は貸出機(情報表示機、受信手段、状態特定手段、遊技情報特定手段、表示手段、送信手段、判定手段、補正手段、補正状態特定手段、終了判定手段、比較手段、異常報知手段、対象特定手段)、3は台上端末(情報表示機、受信手段、状態特定手段、遊技情報特定手段、表示手段、送信手段、判定手段、補正手段、補正状態特定手段、終了判定手段、比較手段、異常報知手段、対象特定手段)である。

Claims (8)

  1. 1台の遊技機に対応付けられて複数の情報表示機が設けられる遊技場用システムであって、
    前記複数の情報表示機の各々は、
    遊技機側から出力され、当該遊技機における遊技状態が、遊技者にとって有利な遊技状態である特別状態であるか否かを特定可能な遊技信号である特別状態信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された特別状態信号により遊技機が特別状態中であるか否かを特定する状態特定手段と、
    前記状態特定手段により特別状態であると特定された回数である特別状態回数を少なくとも含む遊技情報を特定する遊技情報特定手段と、
    前記遊技情報特定手段により特定される遊技情報を遊技者向けに表示する表示手段と、
    前記受信手段による特別状態信号の受信に応じて特別状態が特定されたことを示す補正信号を他方の情報表示機へと送信する送信手段と、
    前記他方の情報表示機の送信手段から送信された補正信号を受信した場合に、前記状態特定手段により特別状態中であると特定されているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に応じて前記状態特定手段に特別状態であることを特定させる補正手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 前記状態特定手段が前記補正手段により特別状態であると特定した場合に、補正特別状態であると特定する補正状態特定手段と、
    前記受信手段により受信された特別状態信号により遊技機が特別状態中であると前記状態特定手段が特定していることを条件として、前記特別状態信号により当該特別状態が終了したか否かを判定する終了判定手段と、を備え、
    前記送信手段は、特別状態が終了したと前記終了判定手段が判定した場合に、特別状態が終了したと前記終了判定手段が判定したことを示す補正信号である補正終了信号を他方の情報表示機へと送信し、
    前記終了判定手段は、前記他方の情報表示機の送信手段から送信された補正終了信号を受信した場合に、補正特別状態であると前記補正状態特定手段が特定していることを条件に特別状態が終了したと判定することを特徴とする請求項1に記載した遊技場用システム。
  3. 特別状態中の遊技情報に基づいて当該特別状態の種別を特定する種別特定手段を備え、
    前記送信手段は、前記種別特定手段により特定された特別状態の種別を示す補正信号を、前記終了判定手段により特別状態が終了したと判定されることを条件として他方の情報表示機に送信することで、前記補正終了信号を送信し、
    前記種別特定手段は、前記受信手段により受信された特別状態信号により遊技機が特別状態中であると前記状態特定手段が特定した場合に、特別状態中の遊技情報に基づいて当該特別状態の種別を特定する一方、補正特別状態であると前記補正状態特定手段が特定している場合に、前記他方の情報表示機の送信手段から送信された前記補正終了信号に基づいて当該特別状態の種別を特定することを特徴とする請求項2に記載した遊技場用システム。
  4. 前記終了判定手段は、遊技機が補正特別状態中であると前記補正状態特定手段が特定した場合であって補正信号を受信することなく特別状態信号の受信を終了して許容時間が経過した場合に特別状態が終了したと判定する特別終了判定を実行し、
    前記種別特定手段は、補正特別状態中であると前記補正状態特定手段が特定した場合、
    前記特別終了判定が実行されたことを条件として、遊技機が特別状態中であるときの遊技情報に基づいて特別状態の種別を特定することを特徴とする請求項3に記載した遊技場用システム。
  5. 1台の遊技機に対応付けられて複数の情報表示機が設けられる遊技場用システムであって、
    前記複数の情報表示機の各々は、
    遊技機側から出力され、当該遊技機における遊技情報を特定可能な遊技信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された遊技信号により遊技情報を特定する遊技情報特定手段と、
    前記遊技情報特定手段により特定される遊技情報を遊技者向けに表示する表示手段と、
    前記遊技情報特定手段により特定される遊技情報を特定可能な補正信号を他方の情報表示機へと送信する送信手段と、
    前記他方の情報表示機の送信手段から送信された補正信号により特定される遊技情報と、前記遊技情報特定手段が前記受信手段により受信された遊技信号に基づいて特定した遊技情報とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に応じて、前記遊技情報特定手段により特定された遊技情報を補正信号により特定される遊技情報へと補正する補正手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  6. 前記補正手段による補正を行った場合に、異常報知を行う異常報知手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載した遊技場用システム。
  7. 1台の遊技機に対応付けられて複数の情報表示機が設けられる遊技場用システムであって、
    前記複数の情報表示機の各々は、
    遊技機側から出力され、当該遊技機における遊技情報を特定可能な遊技信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された遊技信号により遊技情報を特定する遊技情報特定手段と、
    前記遊技情報特定手段により特定される遊技情報を遊技者向けに表示する表示手段と、
    前記受信手段による遊技信号の受信に応じて、遊技信号を受信したことを示し前記遊技信号に代わって前記遊技情報特定手段による情報更新対象となり得る代替信号を他方の情報表示機へと送信する送信手段と、
    前記他方の情報表示機の送信手段から送信された代替信号の受信と、前記受信手段による遊技信号の受信との間隔の時間差が許容範囲以内にあるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に応じて、受信した代替信号、及び遊技信号の何れか一方のみを前記遊技情報特定手段の情報更新対象とする対象特定手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  8. 前記対象特定手段により代替信号を前記遊技情報特定手段の情報更新対象とした場合に、異常報知を行う異常報知手段を備えたことを特徴とする請求項7に記載した遊技場用システム。
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