JP2011242099A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの使い勝手が良好な加熱調理器を提供する。
【解決手段】ユーザが、例えば「焼きそば」を作るため、料理選択用画像を選択すると、カラー液晶パネル95は、2つの分量選択用画像G1,G2と、3つの仕上がり選択用画像G11〜G13と、付属品を確認するための付属品確認用画像G21とを表示する。このとき、分量選択用画像G1,G2、仕上がり選択用画像G11,G13および付属品確認用画像G21が非選択状態となっている一方、仕上がり選択用画像G11が選択状態となっている。タッチパネル96をタッチすることにより、分量選択用画像G1,G2、仕上がり選択用画像G11,G13および付属品確認用画像G21を選択したり、仕上がり選択用画像G11の選択状態を解除したりすることができるようになっている。
【選択図】図7A

Description

本発明は加熱調理器に関する。
従来、加熱調理器としては、特開2002−349858号公報(特許文献1)に記載されているように、ケーシングと、このケーシング内に設けられ、被加熱物を収容する加熱室とを備えたものがある。
上記ケーシングの前面には、表示部と、ユーザが操作する複数の操作部とが設けられている。この表示部は、複数の第1選択肢を選択可能に表示する第1選択肢選択用画面と、その第1選択肢とは異なるカテゴリに属する複数の第2選択肢を選択可能に表示する第2選択肢選択用画面とを個別に表示する。
上記従来の加熱調理器によれば、ユーザは、操作部を操作して、表示部の画面を第1選択肢選択用画面に切り換える。そして、ユーザは、複数の第1選択肢から所望の1つを選択する。そうすると、上記第1選択肢選択用画面が第2選択肢選択用画面に切り換わり、ユーザが複数の第1選択肢から所望の1つを選択できるようになる。
しかしながら、上記従来の加熱調理器では、表示部が第1選択肢選択用画面および第2選択肢選択用画面を個別に表示するため、第2選択肢を選択中に第1選択肢の選択を変更しようとすると、第1選択用画面に戻らなければならない。
したがって、上記第1選択肢の選択の変更に手間がかかって、ユーザの使い勝手が悪いという問題があった。
特開2002−349858号公報
そこで、本発明の課題は、ユーザの使い勝手が良好な加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の加熱調理器は、
ケーシングと、
上記ケーシング内に設けられ、被加熱物を収容する加熱室と、
上記被加熱物を加熱するためにユーザが操作する操作部と、
上記被加熱物の加熱に関連する複数の第1選択肢を選択可能に表示する表示部と、
上記表示部の表示を制御する制御装置と
を備え、
上記制御装置は、
上記第1選択肢が選択されたか否かを判定する第1選択判定部と、
上記第1選択判定部によって、上記第1選択肢が選択されたと判定されたときに、複数の第2選択肢と、この第2選択肢とは異なるカテゴリに属する複数の第3選択肢とを、同時かつ選択可能に上記表示部に表示させる表示指令部と
を有することを特徴としている。
上記構成によれば、上記第1選択判定部は、第1選択肢が選択されたか否かを判定する。このとき、上記第1選択判定部によって、第1選択肢が選択されたと判定されると、表示指令部が、複数の第2選択肢と、この第2選択肢とは異なるカテゴリに属する複数の第3選択肢とを、同時かつ選択可能に表示部に表示させる。
したがって、ユーザは第1選択肢および第2選択肢の選択を共通の画面で行うことができるので、第1選択肢および第2選択肢の選択の変更にかかる手間が少なく、ユーザの使い勝手が良好である。
一実施形態の加熱調理器では、
上記制御装置は、
上記第2選択肢が選択されているか否かを判定する第2選択判定部と、
上記第2選択判定部によって、上記第2選択肢が選択されていないと判定されたときに、上記第3選択肢よりも目立つように上記第2選択肢を上記表示部に表示させて、上記第2選択肢が選択されていないことをユーザに注意する注意部と
を有する。
上記実施形態によれば、上記第2選択判定部によって、第2選択肢が選択されていないと判定されたときに、注意部は、第3選択肢よりも目立つように第2選択肢を表示部に表示させて、第2選択肢が選択されていないことをユーザに注意するので、ユーザが第2選択肢の選択し忘れに気付きやすい。
したがって、ユーザは第2選択肢を確実に選択でき、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記表示指令部は上記第2選択肢を非選択状態で上記表示部に表示させる。
上記実施形態によれば、上記表示指令部が第2選択肢を非選択状態で表示部に表示させるので、第2選択肢をユーザに選択させることができる。
したがって、上記第2選択肢の選択後の処理がユーザの意図を確実に反映されたものにできる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記表示指令部は上記第3選択肢を選択状態で上記表示部に表示させる。
上記実施形態によれば、上記表示指令部が第3選択肢を選択状態で表示部に表示させるので、その選択状態がユーザの意図に合致していれば、ユーザは第3選択肢の選択を行わずに済む。
したがって、上記第3選択肢の選択にかかる手間を低減して、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記表示指令部は、上記第2,第3選択肢とは異なるカテゴリに属する第4選択肢を、上記第2,第3選択肢と同時かつ選択可能に上記表示部に表示させ、
上記表示部は、上記第4選択肢の選択に応じて、ユーザが選択した上記第1選択肢に対応する付属品を示す。
上記実施形態によれば、上記表示部が、第4選択肢の選択に応じて、ユーザが選択した第1選択肢に対応する付属品を示すので、ユーザは付属品の確認を容易に行うことができる。
したがって、上記付属品の確認にかかる手間を低減して、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記制御装置は、上記付属品が予め設定された付属品と一致するか否かを判定する付属品判定部を有し、
上記表示指令部は、上記付属品判定部によって上記付属品が予め設定された付属品でないと判定されたときに、上記第2,第3選択肢よりも目立つように上記第4選択肢を上記表示部に表示させる。
上記実施形態によれば、上記付属品判定部によって付属品が予め設定された付属品でないと判定されたときに、表示指令部が、第2,第3選択肢よりも目立つように第4選択肢を表示部に表示させるので、付属品の確認をユーザに喚起することができる。
したがって、上記付属品の誤使用をユーザに気付かせて、被加熱物の加熱の仕上がりがユーザの意図から外れるのを防ぐことができる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記第2,第3選択肢の少なくとも一方は、ユーザが選択した上記第1選択肢になじむ表現で上記表示部に表示される。
上記実施形態によれば、上記第1選択肢および2選択肢の少なくとも一方は、ユーザが選択した第1選択肢になじむ表現で表示部に表示されるので、第1選択肢および2選択肢の少なくとも一方の選択でもたらされる結果をユーザに伝えやすい。
したがって、ユーザは第1,第2選択肢の少なくとも一方の選択を適切に行うことができる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記操作部の少なくとも一部は上記表示部を覆うタッチパネルである。
上記実施形態によれば、上記操作部の少なくとも一部は表示部を覆うタッチパネルであるので、操作部の少なくとも一部と表示部とが重なり合い、それらを重ね合わせない場合に比べてスペースを減らすことができる。
したがって、その減らしたスペース分、表示部の表示面積を広げることができるので、第2,第3選択肢とを同時に表示部にしても、第2,第3選択肢の視認性を良好にできる結果、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
本発明の加熱調理器によれば、制御装置は、第1選択肢が選択されたか否かを判定する第1選択判定部と、この第1選択判定部によって、第1選択肢が選択されたと判定されたときに、複数の第2選択肢と、この第2選択肢とは異なるカテゴリに属する複数の第3選択肢とを、同時かつ選択可能に表示部に表示させる表示指令部とを有するので、第1選択肢および第2選択肢の選択の変更にかかる手間が少なくなり、ユーザの使い勝手を良好にすることができる。
図1は本発明の一実施の形態の加熱調理器の外観斜視図である。 図2は上記加熱調理器の概略構成図である。 図3は上記加熱調理器の操作パネルの概略正面図である。 図4は図3のF4−F4線矢視の模式断面図である。 図5は上記加熱調理器の制御ブロック図である。 図6は上記加熱調理器のカラー液晶パネルの一画面を示す模式図である。 図7Aは上記加熱調理器のカラー液晶パネルの他の画面を示す模式図である。 図7Bは上記加熱調理器のカラー液晶パネルの他の画面を示す模式図である。 図7Cは上記加熱調理器のカラー液晶パネルの他の画面を示す模式図である。 図7Dは上記加熱調理器のカラー液晶パネルの他の画面を示す模式図である。 図8Aは上記加熱調理器の制御装置の制御を説明するためのフローチャートである。 図8Bは上記加熱調理器の制御装置の制御を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の加熱調理器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態の加熱調理器の外観斜視図である。
上記加熱調理器では、直方体形状のケーシング1の正面に、下端側の辺を略中心に回動する扉34が取り付けられている。この扉34の右側には操作パネル35を設けている。また、扉34の上部にはハンドル37を取り付けると共に、扉34の略中央には耐熱ガラス38を取り付けている。
上記操作パネル35は、カラー液晶表示部36と、被加熱物10(図2参照)を加熱するためにユーザが操作するボタン群45とを有している。
図2は上記加熱調理器の概略構成図である。
上記加熱調理器は、ケーシング1と、ケーシング1内に設けられた加熱室2と、水蒸気を発生させる水蒸気発生装置3と、水蒸気発生装置3からの水蒸気を加熱して過熱水蒸気にする水蒸気加熱ヒータ4と、水蒸気発生装置3や水蒸気加熱ヒータ4等の動作を制御する制御装置5とを備えている。ここで、上記過熱水蒸気とは、100℃を越える過熱状態にまで加熱された水蒸気を意味する。
上記被加熱物10は、水蒸気加熱ヒータ4で生成された過熱水蒸気で加熱したり、水蒸気加熱ヒータ4の輻射熱で加熱したり、マグネトロン53で発生したマイクロ波で加熱したりする。
また、図2において、6はセラミックス製のトレイ、7は鉄等の金属製の調理網、8は循環経路、9はつゆ受け、10は被加熱物、11は下受け棚、12は中受け棚、13は上受け棚、14は排水経路、15は循環吸気口、16は第1噴出口、17は第2噴出口、18は第3噴出口、19は循環ファン、20は蒸気放出経路、21は第1排気口、22は第2排気口、23は排気経路、24はエジェクタ、25は排気ダンパ、26は排気チューブ、27は希釈空気経路、28は吸込ダクト、29はファンケーシング、30は排気希釈ファン、31は給気経路、32は給気口、33は給気ダンパ、39は水蒸気発生装置3が有する水蒸気発生部、40は水蒸気発生装置3が有する給水タンク、41は水蒸気発生装置3が有する水加熱ヒータ、42は排水弁、49は電磁弁である。なお、トレイ6、調理網7、つゆ受け9および給水タンク40は付属品の一例である。
図3は、図1の操作パネル35の拡大した概略図である。
上記ボタン群45は、戻りキー91、取り消しキー92、手動キー93およびあたためスタートキー94で構成されている。戻りキー91は、後述するカラー液晶パネル95の画面表示を直前の画面表示に戻すときに押す。また、取り消しキー92は、途中で加熱をやめるときや、操作を取り消すときに押す。そして、手動キー93は、高周波出力および加熱出力を手動で設定するときに押す。また、あたためスタートキー94は、加熱を開始するときに押す。なお、戻りキー91、取り消しキー92、手動キー93およびあたためスタートキー94は操作部の一例である。
図4は、図3のF4−F4線から見た模式断面図である。
上記カラー液晶表示部36は、カラー液晶パネル95上にタッチパネル96を重ねて構成される。このカラー液晶パネル95は、文字、数字、写真等をカラー表示できるものであり、加熱の種類、料理名、加熱時間、温度、料理の写真等を表示する。また、タッチパネル96は、ユーザがタッチすると表面電荷を変化させる透明素材からなる静電容量方式のタッチパネルである。これにより、ユーザはタッチパネル96をタッチして、カラー液晶パネル95に表示される画像を選択できるようになっている。また、ユーザがタッチパネル96をタッチして、カラー液晶パネル95に表示される選択可能な画像を選択すると、その画像の色が変わるようになっている。つまり、カラー液晶パネル95に表示される画像は、選択状態の色が非選択状態の色と異なるようになっている。なお、タッチパネル96は、例えば、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式または電磁誘導方式のタッチパネルに換えてもよい。また、カラー液晶パネル95は表示部の一例であり、タッチパネル96は操作部の一例である。
図5は上記加熱調理器の制御ブロック図である。
上記制御装置5は、CPU(中央処理装置)50、タイマ51、記憶部52、入出力回路等を含んで、カラー液晶表示部36のカラー液晶パネル95の表示を制御する。また、上記制御装置5には、水加熱ヒータ41と、水蒸気加熱ヒータ4と、給気ダンパ33と、排気ダンパ25と、電磁弁49と、循環ファン19と、排気希釈ファン30と、カラー液晶表示部36と、ボタン群45と、マグネトロン53とが接続されている。
上記CPU50は、記憶部52に記憶されている制御プログラムを取り出して実行したり、各種入力機器から入力されるデータに対し、二進加算、論理演算、増減、比較等の演算を行ったりする。
上記タイマ51は、月日、被加熱物10の加熱が開始してから経過した時間、被加熱物10の加熱が終了してから経過した時間等を計時する。
上記記憶部52は、水加熱ヒータ41、水蒸気加熱ヒータ4、給気ダンパ33、排気ダンパ25、電磁弁49、循環ファン19、排気希釈ファン30、カラー液晶表示部36等を制御するための制御プログラムを記憶している。また、記憶部52には、300種類以上(例えば381種類)の料理、および、各料理に関連付けられた画像情報も記憶している。また、記憶部52には、ユーザが例えばお気に入りの料理を記憶させることもできる。
ユーザは、タッチパネル96をタッチすることにより、図6に示すように、料理を選択するための料理選択用画像G101〜G108を表示させることができる。図6の画面では8種類の料理しか選択できないが、タッチパネル96およびボタン群45の操作することにより、残りの料理を選択するための料理選択用画像をカラー液晶パネル95に表示させることができるようになっている。なお、料理選択用画像G101〜G108は第1選択肢の一例である。
例えば、ユーザが、「焼きそば」を作るため、料理選択用画像G101を選択すると、カラー液晶パネル95の画面は図7Aの画面に切り換わる。図7Aの画面では、2つの分量選択用画像G1,G2と、3つの仕上がり選択用画像G11〜G13と、付属品を確認するための付属品確認用画像G21とが表示される。分量選択用画像G1,G2は料理選択用画像G101〜G108とは異なるカテゴリに属し、かつ、仕上がり選択用画像G11〜G13は料理選択用画像G101〜G108および分量選択用画像G1,G2とは異なるカテゴリに属している。また、仕上がり選択用画像G12,G13の文字は、「焼きそば」になじむ表現になっている。また、図7Aの画面に切り換わった直後においては、分量選択用画像G1,G2、仕上がり選択用画像G11,G13および付属品確認用画像G21が非選択状態となっている一方、仕上がり選択用画像G11が選択状態となっている。このとき、非選択状態の分量選択用画像G1,G2、仕上がり選択用画像G11,G13および付属品確認用画像G21の下地(数字および文字以外の部分)は薄いグレーになっている一方、選択状態の仕上がり選択用画像G11の下地(文字以外の部分)はオレンジになっている。また、仕上がり選択用画像G11の選択状態は、仕上がり選択用画像G12または仕上がり選択用画像G13の選択により解除される。つまり、ユーザが仕上がり選択用画像G12,G13のどちらか一方の上のタッチパネル96の一部をタッチすると、その一方が選択状態になると共に、仕上がり選択用画像G11が非選択状態になる。そして、分量選択用画像G1,G2のどちらか一方が選択状態になり、かつ、仕上がり選択用画像G11〜G13のうちの1つが選択状態なった後、スタートキー94を押すと、分量選択用画像G1,G2および仕上がり選択用画像G11〜G13の選択に対応する焼きそば用加熱がスタートする。また、図7Aの画面において、ユーザが付属品確認用画像G21を選択すると、「焼きそば」で使用すべき付属品がカラー液晶パネル95に表示される。なお、分量選択用画像G1,G2は第2選択肢の一例で、仕上がり選択用画像G11〜G13は第3選択肢の一例で、付属品確認用画像G21は第4選択肢の一例である。
また、ユーザが、「鶏の照り焼き」を作るため、料理選択用画像G108を選択すると、カラー液晶パネル95の画面は図7Bの画面に切り換わる。図7Bの画面の仕上がり選択用画像G14,G15は料理選択用画像G101〜G108および分量選択用画像G1,G2とは異なるカテゴリに属している。また、仕上がり選択用画像G14,G15の文字は、「鶏の照り焼き」になじむ表現になっている。また、図7Bの画面において、ユーザが付属品確認用画像G21を選択すると、「鶏の照り焼き」で使用すべき付属品がカラー液晶パネル95に表示される。また、図7Bの画面に切り換わった直後の画面状態と、仕上がり選択用画像G11を選択状態から非選択状態に変える方法と、鶏の照り焼き用加熱をスタートさせる方法とについては、図7Aの場合と同様であるので説明を省略する。なお、仕上がり選択用画像G14,G15は第3選択肢の一例である。
また、ユーザが、図示しない画面で、「れんこんの明太子あえ」に対応する料理選択用画像を選択すると、カラー液晶パネル95の画面は図7Cの画面に切り換わる。図7Cの画面の仕上がり選択用画像G16,G17は料理選択用画像G101〜G108および分量選択用画像G1,G2とは異なるカテゴリに属している。また、仕上がり選択用画像G16,G17の文字は、「れんこんの明太子あえ」になじむ表現になっている。また、図7Cの画面において、ユーザが付属品確認用画像G21を選択すると、「れんこんの明太子あえ」で使用すべき付属品がカラー液晶パネル95に表示される。また、図7Cの画面に切り換わった直後の画面状態と、仕上がり選択用画像G11を選択状態から非選択状態に変える方法と、れんこんの明太子あえ用加熱をスタートさせる方法とについては、図7Aの場合と同様であるので説明を省略する。なお、仕上がり選択用画像G16,G17は第3選択肢の一例である。
また、ユーザが、図示しない画面で、「ごはん(常温)」に対応する料理選択用画像を選択すると、カラー液晶パネル95の画面は図7Dの画面に切り換わる。図7Dの画面では、2つの分量選択用画像G3,G4と、3つの仕上がり選択用画像G11,G18,G19と、付属品を確認するための付属品確認用画像G21とが表示される。分量選択用画像G3,G4は料理選択用画像G101〜G108とは異なるカテゴリに属し、かつ、選択用画像G18,G19は料理選択用画像G101〜G108および分量選択用画像G3,G4とは異なるカテゴリに属している。この仕上がり選択用画像G18,G19の文字は、「ごはん(常温)」になじむ表現になっている。また、図7Dの画面において、ユーザが付属品確認用画像G21を選択すると、「ごはん(常温)」で使用すべき付属品がカラー液晶パネル95で表示される。また、図7Dの画面に切り換わった直後の画面状態、および、仕上がり選択用画像G11を選択状態から非選択状態に変える方法と、ごはん(常温)用加熱をスタートさせる方法とについては、図7Aの場合と同様であるので説明を省略する。なお、分量選択用画像G3,G4は第2選択肢の一例であり、仕上がり選択用画像G18,G19は第3選択肢の一例である。
図8A,図8Bは上記制御装置5の制御を説明するためのフローチャートである。この制御装置5の制御は、ユーザが料理の分量および仕上がりを選択するときに行われる。なお、付属品確認用画像の選択判定およびこの判定に基づく画面表示については説明の便宜上省略する。
まず、上記制御では、ステップS1で、ユーザが300種類以上の料理から所望の料理を選んだか否かを判定する。つまり、ステップS1で、料理選択用画像が選択されたか否かを判定する。このステップS1で、料理選択用画像が選択された判定すると、ステップ2に進む一方、料理選択用画像が選択されていないと判定すると、再び、ステップ1を行う。なお、ステップS1は第1選択判定部の一例である。
次に、ステップS2で、ユーザが選択した料理選択用画像に対応する料理で使用すべき付属品がデフォルトの付属品と一致するか否かを判定する。このステップS2で、ユーザが選択した料理選択用画像に対応する料理で使用すべき付属品がデフォルトの付属品と一致すると判定すると、ステップS3−Aを経由してステップS4に進む一方、ユーザが選択した料理選択用画像に対応する料理で使用すべき付属品がデフォルトの付属品と一致しないと判定すると、ステップS3−Bを経由してステップS4に進む。ここで、上記使用すべき付属品は料理によって異なる。例えば、ユーザが「やきそば」を選択していたなら、使用すべき付属品はトレイ6、つゆ受け9および給水タンク40となる。また、ユーザが「鶏の照り焼き」または「れんこんの明太子あえ」を選択していたなら、使用すべき付属品はトレイ6、調理網7、つゆ受け9および給水タンク40となる。また、ユーザが「ごはん(常温)」を選択していたなら、使用すべき付属品はつゆ受け9および給水タンク40となる。このような料理と付属品の関係を示すテーブルを記憶部52に予め記憶させている。また、上記デフォルトの付属品とはつゆ受け9を指す。なお、ステップS2は付属品判定部の一例であり、ステップS4は第2選択判定部の一例であり、ステップS3−A,S3−Bは表示指令部の一例である。
上記ステップS3−Aでは、複数の分量選択用画像と、複数の仕上がり選択用画像と、単数の付属品確認用画像とをカラー液晶パネル95に表示させる。このとき、カラー液晶パネル95は、複数の分量選択用画像の全てを非選択状態で、複数の仕上がり選択用画像のうちの一つを選択状態で、残りの複数の仕上がり選択用画像を非選択状態で、単数の付属品確認用画像を非選択状態で表示する。また、上記仕上がり選択用画像の文字の表現は、図7A〜図7Dの仕上がり選択用画像G12〜G19のように、ユーザが選択した料理選択用画像に対応する料理になじむ表現とする。例えば、ユーザが「やきそば」を選択していたなら、カラー液晶パネル95は図6Aの画面を表示する。
上記ステップS3−Bでは、複数の分量選択用画像と、複数の仕上がり選択用画像と、単数の付属品確認用画像とをカラー液晶パネル95に表示させる。このとき、カラー液晶パネル95は、複数の分量選択用画像の全てを非選択状態で、複数の仕上がり選択用画像のうちの一つを選択状態で、残りの複数の仕上がり選択用画像を非選択状態で、単数の付属品確認用画像を非選択状態で表示する。また、上記仕上がり選択用画像の文字の表現は、図7A〜図7Dの仕上がり選択用画像G12〜G19のように、ユーザが選択した料理選択用画像に対応する料理になじむ表現とする。また、カラー液晶表示部36は、付属品確認用画像の文字が周期的に表示と非表示を交互に繰り返すように、付属品確認用画像を表示する。例えば、ユーザが「やきそば」を選択していたなら、カラー液晶パネル95は、図6Aの画面を表示すると共に、付属品確認用画像G21の「付属品を確認」だけを表示したり表示しなかったりする。なお、ステップS3−Aでは、付属品確認用画像の文字はずっと表示されたままである。
次に、ステップS4で、複数の分量選択用画像のうちのいずか1つが選択されたか否かを判定する。このステップS4で、複数の分量選択用画像のうちの一つも選択されていないと判定すると、ステップS11で注意表示を行って、ステップS4に戻る。このステップS11の注意表示では、各分量選択用画像の文字が周期的に表示と非表示を交互に繰り返すようにする。一方、ステップS4で、複数の分量選択用画像のうちの1つが選択されたと判定すると、次のステップS5に進む。なお、ステップS11は注意部の一例である。
次に、図8Bに示すように、ステップS5で、カラー液晶表示部36の画面において、選択された分量選択用画像の下地色を、選択状態を示すオレンジに変更する。
次に、ステップS6で、分量選択用画像の選択が変更されたか否かを判定する。このステップS6で、分量選択用画像の選択が変更された判定すると、ステップS12で表示変更を行って、ステップS7に進む。このステップS12では、選択が解除された分量選択用画像の下地色を、非選択状態を示す薄いグレーに変更すると共に、選択された分量選択用画像の下地色を、選択状態を示すオレンジに変更する。一方、ステップS6で、分量選択用画像の選択が変更されていないと判定すると、ステップS12を経由せずに、次のステップS7に進む。
次に、ステップS7で、仕上がり選択用画像の選択が変更されたか否かを判定する。このステップS7で、仕上がり選択用画像の選択が変更された判定すると、ステップS13で表示変更を行って、ステップS8に進む。このステップS13では、選択が解除された仕上がり選択用画像の下地色を、非選択状態を示す薄いグレーに変更すると共に、選択された仕上がり選択用画像の下地色を、選択状態を示すオレンジに変更する。一方、ステップS7で、仕上がり選択用画像の選択が変更されていないと判定すると、ステップS13を経由せずに、次のステップS8に進む。
次に、ステップS8で、スタートキー94が押されたか否かを判定する。このステップS8で、スタートキー94が押された判定すると、料理、分量選択用画像および仕上がり選択用画像の選択に応じた加熱がスタートする。一方、ステップS8で、スタートキー94が押されていないと判定すると、ステップS6に戻る。
このように、上記ステップS3−A,S3−Bにおいて、カラー液晶パネル95が、複数の分量選択用画像と、複数の仕上がり選択用画像とを、同時かつ選択可能に表示するので、ユーザは料理選択用画像および分量選択用画像の選択を共通の画面で行うことができる。
したがって、上記料理選択用画像および分量選択用画像の選択を変更するのに要する手間が少なく、ユーザの使い勝手は良好である。
また、上記ステップS4において、複数の分量選択用画像のうちの一つも選択されていないと判定すると、ステップS11において、各分量選択用画像の文字が周期的に表示と非表示を交互に繰り返すようにするので、複数の分量選択用画像のうちの一つも選択されていないことにユーザが気付きやすい。
したがって、ユーザは分量選択用画像および仕上がり選択用画像を確実に選択でき、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
また、上記ステップS3−A,S3−Bにおいて、複数の分量選択用画像を非選択状態でカラー液晶パネル95に表示させるので、分量選択用画像をユーザに選択させることができる。
したがって、上記分量選択用画像の選択後の処理がユーザの意図を確実に反映されたものにできる。
また、上記ステップS3−A,S3−Bにおいて、複数の仕上がり選択用画像のうちの一つを選択状態でカラー液晶パネル95に表示させるので、その選択状態の仕上がり選択用画像がユーザの意図に合致していれば、ユーザは仕上がり選択用画像の選択を行わずに済む。
したがって、上記仕上がり選択用画像の選択にかかる手間を低減して、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
また、ユーザが付属品確認用画像を選択すると、ユーザが選択した料理選択用画像に対応する料理で使用する付属品がカラー液晶パネル95に表示されるので、ユーザは付属品の確認を容易に行うことができる。
したがって、上記付属品の確認にかかる手間を低減して、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
また、ステップS2において、ユーザが選択した料理選択用画像に対応する料理で使用すべき付属品がデフォルトの付属品と一致しないと判定すると、ステップS3−Bにおいて、付属品確認用画像の文字が周期的に表示と非表示を交互に繰り返すようにするので、付属品の確認をユーザに喚起することができる。
したがって、上記付属品の誤使用をユーザに気付かせて、被加熱物の加熱の仕上がりがユーザの意図から外れるのを防ぐことができる。
また、上記ステップS3−A,S3−Bにおいて、仕上がり選択用画像の文字の表現は、図7A〜図7Dの仕上がり選択用画像G12〜G19のように、ユーザが選択した料理選択用画像に対応する料理になじむ表現であるので、その仕上がり選択用画像の選択でもたらされる結果をユーザに伝えやすい。
したがって、ユーザは仕上がり選択用画像の選択を適切に行うことができる。
また、上記タッチパネル96がカラー液晶パネル95を覆うので、タッチパネル96がカラー液晶パネル95を覆わない場合に比べてスペースを減らすことができる。
したがって、上記減らしたスペース分、カラー液晶パネル95の表示面積を広げることができるので、分量選択用画像および仕上がり選択用画像とを同時に液晶パネル95にしても、分量選択用画像および仕上がり選択用画像の視認性を良好にできる結果、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
上記実施形態では、カラー液晶パネル95を操作パネル35に設けていたが、例えば、カラーEL(エレクトロルミネッセンス)表示部または白黒表示部を操作パネル35に設けてもよい。
上記実施形態では、タッチパネル96を操作部の一例として用いていたが、タッチパネル96を用いないようにしてもよい。この場合、操作パネル35に回転ダイヤルまたは十字キーを設け、回転ダイヤルまたは十字キーで画像G1,G2,…等の選択を行うようにしてもよい。
上記実施形態では、操作パネル35にボタン群45を設けていたが、操作パネル35にボタン群45を設けないようにして、ユーザの選択をタッチパネル96だけで行うようにしてもよい。
上記実施形態では、ステップS3−A,S3−Bにおいて、複数の分量選択用画像の全てを非選択状態にしていたが、複数の分量選択用画像のうちの一つを選択状態にしてもよい。
上記実施形態では、ステップS3−A,S3−Bにおいて、複数の仕上がり選択用画像のうちの一つを選択状態にしたが、複数の仕上がり選択用画像の全てを非選択状態にしてもよい。
上記実施形態では、ステップS3−Bにおいて、付属品確認用画像の表示状態を所定の時間毎に変化させて、付属品の確認をユーザに喚起していたが、例えば、付属品確認用画像の表示状態を所定の時間毎に変化させずに、操作パネル35にスピーカを設け、このスピーカから流す音声によって、付属品の確認をユーザに喚起するようにしてもよい。
上記実施形態では、ステップS11において、分量選択用画像の表示状態を所定の時間毎に変化させて、分量選択用画像が選択されていないことをユーザに注意していたが、例えば、分量選択用画像の表示状態を所定の時間毎に変化させずに、操作パネル35にスピーカを設け、このスピーカから流す音声によって、分量選択用画像が選択されていないことをユーザに注意してもよい。
上記実施形態では、ステップS3−A,S3−Bにおいて、仕上がり選択用画像の文字の表現だけを、ユーザが選択した料理選択用画像に対応する料理になじむ表現としていたが、分量選択用画像の文字の表現だけを、ユーザが選択した料理選択用画像に対応する料理になじむ表現にしてもよいし、分量選択用画像の文字の表現と、仕上がり選択用画像の文字の表現とを、ユーザが選択した料理選択用画像に対応する料理になじむ表現にしてもよい。
また、上記実施形態では、加熱調理器に、過熱水蒸気および水蒸気を生成する機能を持たせていたが、加熱調理器に、水蒸気を生成する機能のみを持たせてもよい。
本発明は、例えば、過熱水蒸気を使用するオーブンレンジのみならず、過熱水蒸気を使用するオーブン、レンジまたはIHクッキングヒータ等の加熱調理器にも適用できるし、過熱水蒸気を使用しないオーブン、レンジ、オーブンレンジまたはIHクッキングヒータ等の加熱調理器にも適用できる。
1 ケーシング
2 加熱室
5 制御装置
6 トレイ
7 調理網
9 つゆ受け
35 操作パネル
36 カラー液晶表示部
40 給水タンク
91 戻りキー
92 取り消しキー
93 手動キー
94 あたためスタートキー
95 カラー液晶パネル
96 タッチパネル
G1〜G4 分量選択用画像
G11〜G19 仕上がり選択用画像
G21 付属品確認用画像
G101〜G108 料理選択用画像

Claims (8)

  1. ケーシングと、
    上記ケーシング内に設けられ、被加熱物を収容する加熱室と、
    上記被加熱物を加熱するためにユーザが操作する操作部と、
    上記被加熱物の加熱に関連する複数の第1選択肢を選択可能に表示する表示部と、
    上記表示部の表示を制御する制御装置と
    を備え、
    上記制御装置は、
    上記第1選択肢が選択されたか否かを判定する第1選択判定部と、
    上記第1選択判定部によって、上記第1選択肢が選択されたと判定されたときに、複数の第2選択肢と、この第2選択肢とは異なるカテゴリに属する複数の第3選択肢とを、同時かつ選択可能に上記表示部に表示させる表示指令部と
    を有することを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    上記制御装置は、
    上記第2選択肢が選択されているか否かを判定する第2選択判定部と、
    上記第2選択判定部によって、上記第2選択肢が選択されていないと判定されたときに、上記第3選択肢よりも目立つように上記第2選択肢を上記表示部に表示させて、上記第2選択肢が選択されていないことをユーザに注意する注意部と
    を有することを特徴とする加熱調理器。
  3. 請求項1または2に記載の加熱調理器において、
    上記表示指令部は上記第2選択肢を非選択状態で上記表示部に表示させることを特徴とする加熱調理器。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の加熱調理器において、
    上記表示指令部は上記第3選択肢を選択状態で上記表示部に表示させることを特徴とする加熱調理器。
  5. 請求項1から4までのいずれか一項に記載の加熱調理器において、
    上記表示指令部は、上記第2,第3選択肢とは異なるカテゴリに属する第4選択肢を、上記第2,第3選択肢と同時かつ選択可能に上記表示部に表示させ、
    上記表示部は、上記第4選択肢の選択に応じて、ユーザが選択した上記第1選択肢に対応する付属品を示すことを特徴とする加熱調理器。
  6. 請求項5に記載の加熱調理器において、
    上記制御装置は、上記付属品が予め設定された付属品と一致するか否かを判定する付属品判定部を有し、
    上記表示指令部は、上記付属品判定部によって上記付属品が予め設定された付属品でないと判定されたときに、上記第2,第3選択肢よりも目立つように上記第4選択肢を上記表示部に表示させることを特徴とする加熱調理器。
  7. 請求項1から6までのいずれか一項に記載の加熱調理器において、
    上記第2,第3選択肢の少なくとも一方は、ユーザが選択した上記第1選択肢になじむ表現で上記表示部に表示されることを特徴とする加熱調理器。
  8. 請求項1から7までのいずれか一項に記載の加熱調理器において、
    上記操作部の少なくとも一部は上記表示部を覆うタッチパネルであることを特徴とする加熱調理器。
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