以下、本発明の加熱調理器を図示の実施形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は本発明の第1実施形態の加熱調理器の正面斜視図である。
上記加熱調理器は、図1に示すように、直方体形状のケーシング1の正面に、下端側の辺を略中心に回動する扉2が取り付けられている。この扉2の上側にはハンドル3を取り付けられている。また、扉2において加熱庫13(図2に示す)とは反対側に耐熱ガラス4が取り付けられている。また、扉2の右側には操作パネル5を設けられている。この操作パネル5は、表示部の一例としてのカラー液晶表示部6と、ボタン群7とを有している。また、ケーシング1の上側かつ右側後方には排気ダクト8が設けられている。さらに、扉2の下方には、ケーシング1の前脚(図示せず)に着脱可能な露受容器9が配置されている。
図2は上記加熱調理器の縦断面の模式図である。
上記加熱調理器は、水タンク11から供給された水を飽和水蒸気発生装置12で加熱して飽和水蒸気を発生させる。飽和水蒸気発生装置12で発生させた飽和水蒸気は、蒸気供給通路(図示せず)を介して、加熱庫13の右側面に取り付けられた循環ユニット14の蒸気吸込口15の加熱庫13側に供給される。なお、飽和水蒸気発生装置12は加熱部の一例である。
上記蒸気供給通路に接続された蒸気供給管34は、加熱庫13の右側面と平行になるように、循環ユニット14の蒸気吸込口15の近傍に取り付けられている。また、循環ユニット14内には、蒸気吸込口15に対向するように循環ファン18が配置されている。循環ファン18は、ファンモータ19によって回転駆動される。
また、上記加熱庫13には、加熱庫13の上面および左側面を覆うように、L字状に屈曲した蒸気ダクト100が取り付けられている。この蒸気ダクト100は、加熱庫13の上面側に固定された第1ダクト部110と、第1ダクト部110の左側方から下側に屈曲する屈曲部120と、加熱庫13の左側面側に固定され、屈曲部120を介して第1ダクト部110に連なる第2ダクト部130とを有している。
上記蒸気ダクト100の第1ダクト部110は過熱水蒸気生成ヒータ20を収納している。この蒸気ダクト100の第1ダクト部110と過熱水蒸気生成ヒータ20とで過熱水蒸気発生装置21を構成している。なお、過熱水蒸気生成装置は、蒸気ダクトとは別に設けてもよい。また、過熱水蒸気生成ヒータ20は加熱部の一例である。
また、上記蒸気ダクト100の第1ダクト部110の右側は、循環ユニット14の上部に設けられた蒸気供給口22に連通している。加熱庫13の天面には、複数の第1蒸気吹出口24が設けられており、蒸気ダクト100の第1ダクト部110は、第1蒸気吹出口24を介して加熱庫13内に連通している。一方、蒸気ダクト100の第2ダクト部130は、加熱庫13の左側面に設けられた複数の第2蒸気吹出口25を介して加熱庫13内に連通している。
上記加熱庫13と蒸気ダクト100との隙間は、耐熱樹脂などによりシールされている。また、加熱庫13と蒸気ダクト100は、加熱庫13の前面開口を除いて断熱材により覆われている。
上記循環ユニット14と過熱水蒸気発生装置21と加熱庫13とそれらを接続する接続部材とによって、蒸気の循環経路が形成されている。この循環経路における循環ユニット14の加熱庫13との境界部に、飽和水蒸気発生装置12で発生させた飽和水蒸気が供給される。
また、上記ケーシング1内の下側には、マグネトロン80(図5に示す)が配置されている。このマグネトロン80で発生したマイクロ波は、導波管(図示せず)によって加熱庫13の下部中央近傍に導かれ、モータ37によって駆動される回転アンテナ38によって攪拌されながら加熱庫13内の上方に向かって放射されて被加熱物27を加熱する。この場合、被加熱物27は、トレイ30や網40を使わずに加熱庫13内の下側または底面近傍に配置される。なお、マグネトロン80は加熱部の一例である。
また、上記ケーシング1内の下側には、冷却ファン部(図示せず)や、電装品部17も配置されている。この電装品部17は、加熱調理器の各部を駆動する駆動回路やこの駆動回路を制御する制御回路等を有している。
図3は、図1に示す操作パネル5を拡大した概略図である。
上記ボタン群7は、複数の物理キーの集まりである。より詳しくは、ボタン群7は、「戻る」キー71、「とりけし」キー72、「手動加熱」キー73および「あたためスタート」キー74で構成されている。「戻る」キー71は、カラー液晶パネル61の画面表示を直前の画面表示に戻すときに押す。また、「とりけし」キー72は、途中で加熱を止めるときや、操作を取り消すときに押す。そして、「手動加熱」キー73は、高周波出力および加熱出力を手動で設定するときに押す。また、「あたためスタート」キー74は、加熱を開始するときに押す。
図4は、図3のF4−F4線から見た模式断面図である。
上記カラー液晶表示部6は、カラー液晶パネル61上に、タッチパネル62を重ねて構成されている。このタッチパネル62は、ユーザーにより操作されて操作信号を制御装置200(図5に示す)に出力する。なお、本発明の表示部は、液晶パネルに限らず、有機ELなどの他の表示デバイスを用いてもよく、カラー表示に限らず、白黒表示でもよい。
また、上記カラー液晶パネル61は、文字、数字、写真等をカラー表示できるものであり、加熱の種類、メニュー名、加熱時間、温度、料理の写真等を表示する。また、タッチパネル62は、静電容量方式のタッチパネルであり、ユーザーの例えば指のタッチで表面電荷が変化する透明素材からなっている。これにより、ユーザーがタッチパネル62をタッチすることで、カラー液晶パネル61に表示される画像を選択できるようになっている。また、上記選択可能な画像が選択されると、その画像の色が変わるようになっている。つまり、カラー液晶パネル61に表示される画像は、選択状態の色が非選択状態の色と異なるようになっている。なお、タッチパネル62は、例えば、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式または電磁誘導方式のタッチパネルに換えてもよく、また、指によるタッチパネルの操作だけでなく、タッチペンなどのペン状物体を用いて操作してもよい。
図5は上記加熱調理器の制御ブロック図である。
上記加熱調理器は、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる制御装置200を電装品部17(図2に示す)内に備えている。この制御装置200には、過熱水蒸気生成ヒータ20,循環ファン用モータ19,冷却ファン用モータ16,給気ダンパ用モータ44,排気ダンパ用モータ60,操作パネル5,庫内温度センサ29,解凍センサ50,給水ポンプ70,飽和水蒸気発生装置12,マグネトロン80,スピーカ90などが接続されている。制御装置200は、操作パネル5からの信号および庫内温度センサ29,解凍センサ50からの検出信号に基づいて、過熱水蒸気生成ヒータ20,循環ファン用モータ19,冷却ファン用モータ16,給気ダンパ用モータ44,排気ダンパ用モータ60,操作パネル5,給水ポンプ70,飽和水蒸気発生装置12,マグネトロン80,スピーカ90などを制御する。このスピーカ90は、音声、報知音、メロディ音、キータッチ音などを出力する。なお、スピーカ90は報知部の一例である。
また、上記制御装置200は、メニューに関する複数の料理支援情報を記憶する記憶部200aを有している。この記憶部200aでは、カラー液晶パネル61に表示される複数のメニューのそれぞれに対して、複数の料理支援情報が関連付けされている。
また、上記制御装置200は、ユーザーの指などがタッチパネル62において画像G9(図7に示す)に重なる部分に接触したとき、スピーカ90が上記料理支援情報を出力するように、スピーカ90を制御するスピーカ制御部200bを有する。このスピーカ制御部200bはソフトウェアで構成されている。なお、画像G9はキーの一例である。また、スピーカ制御部200bは報知制御手段の一例である。
上記構成の加熱調理器において、過熱水蒸気を使用して加熱調理を行う場合には、図2に示す過熱水蒸気生成ヒータ20をオンすると共に、循環ファン18を回転駆動する。そうして、蒸気発生装置12から循環ユニット14の蒸気吸込口15の近傍上流側に供給された飽和水蒸気は、循環ファン18の回転によって負圧になっている循環ユニット14内に蒸気吸込口15を介して吸い込まれて、蒸気供給口22から過熱水蒸気生成装置21内に吹き出される。そして、過熱水蒸気生成装置21の過熱水蒸気生成ヒータ20によって加熱されて過熱水蒸気となる。この過熱水蒸気の一部は、下側の加熱庫13の天面に設けられた複数の第1蒸気吹出口24から、加熱庫13内に下方に向かって吹き出す。また、過熱水蒸気の他の一部は、蒸気ダクト100を介して加熱庫13の第2蒸気吹出口25から加熱庫13内に吹き出す。
そして、上記加熱庫13内に供給された過熱水蒸気は、トレイ30上の網40に搭載された被加熱物27を加熱した後、加熱庫13の右壁面に循環ユニット14の蒸気吸込口15に対向して形成された吸込口28から循環ユニット14内に吸い込まれる。そうして、再び循環経路を通って加熱庫13内に戻るという循環を繰り返す。
これに対して、飽和水蒸気を使用して被加熱物27を加熱調理する場合には、過熱水蒸気生成ヒータ20をオフすると共に、循環ファン18を停止する。そうすると、循環ファン18が停止しているため、循環経路内に循環気流が発生することがなく、蒸気発生装置12から循環ユニット14の蒸気吸込口15の近傍上流側に供給された飽和水蒸気は、循環ユニット14内に強制的に吸い込まれない。これにより、水蒸気圧によって自然に加熱庫13内に流れ込む飽和水蒸気により、被加熱物27が、蒸されたり、暖められたりする。
ここで、上記加熱庫13内の左壁面および右壁面には、図2に示すように、トレイ30の両端部を係止する係止部39a,39b,39cが上下方向に3段に設けられている。そして、蒸気供給管34は、上段の係止部39aよりもやや上側に位置するように配置されている。「蒸し暖めモード」において、被加熱物27を搭載した2つのトレイ30を上段と中段とに配置する場合には、蒸気導入室36内に架設された蒸気供給管34の総てのノズル(図2の34の円形部の左側開口)を加熱庫13方向に斜め下向きにしておく。こうすることにより、被加熱物27を搭載したトレイ30が上段および中段の何れの位置にあっても、蒸気供給管34の斜め下向きのノズルから引き出された飽和水蒸気を被加熱物27に当てることができる。したがって、蒸気供給管34のノズルからの吹き出し方向を操作することなく、上中2段の被加熱物27に蒸し斑や暖め斑が生ずることがないようにできる。
また、上記スピーカ制御部200bは、ユーザーが画像G9を選択したとき、スピーカ90が料理支援情報を出力するように、スピーカ90を制御する。これにより、ユーザーは、カラー液晶表示部6が小さくても、メニューに関する料理支援情報を認識できるので、ユーザーの満足度を高めることができる。
次に、上記料理支援情報をスピーカ90に出力させる方法について説明する。
図6は、上記カラー液晶パネル61に表示される一画面の拡大図である。なお、上記画面は、ユーザーが、複数の自動メニューから、目的の自動メニューを見付けるための画面である。
上記カラー液晶パネル61には画像G1〜G8が表示される。ユーザーが画像G1〜G7を選択することにより、予め設定されたカテゴリー内の複数の自動メニューをカラー液晶パネル61に表示させることができるようになっている。このカテゴリーの名称は画像G1〜G7内の文字と一致する。また、画像G8は、予め設定されたメニュー番号で自動メニューを検索したいときに選択すべき画像である。
ユーザーが、例えば画像G1に重なるタッチパネル62の一部にタッチして、画像G1を選択すると、図7に示すように、カラー液晶パネル61が、焼き物・フライのカテゴリーに含まれる自動メニューの1つを表示する。
図7の画面には、「鶏の照り焼き」の写真画像が表示されている。また、図7の画面には、「鶏の照り焼き」に予め設定されたメニュー番号を示す「17」、「鶏の照り焼き」のカロリーを示す「約250kcal」なども表示されている。このような図7の画面は、ソフトキーである画像G9〜G12を含んでいる。この画像G9は、「鶏の照り焼き」の食べ方、メニューのアレンジ、メニューの付け合わせなどの料理支援情報を聞くための画像である。具体的には、ユーザーが画像G9を選択すると、スピーカ90が例えば「マヨネーズや七味をかけてどうぞ」という音声を出力する。
ユーザーが画像G9を選択してから、予め設定された時間(例えば60秒)が経過する前までに、画像G9をタッチで再選択すると、スピーカ90が前回と同じ内容の料理支援情報を出力する。具体的には、前回、スピーカ90が「マヨネーズや七味をかけてどうぞ」という音声を出力していた場合、スピーカ90が「マヨネーズや七味をかけてどうぞ」という音声を再び出力する。
一方、ユーザーが画像G9を選択してから、予め設定された時間(例えば60秒)が経過した後に、画像G9をタッチで再選択すると、スピーカ90が前回とは異なる内容の料理支援情報を出力する。具体的には、前回、スピーカ90が「マヨネーズや七味をかけてどうぞ」という音声を出力していた場合、スピーカ90が例えば「一口大の大きさの野菜を横に置くと一緒に焼けますよ」という音声を出力する。
また、ユーザーが画像G10,G11を選択すると、図示しないが、カラー液晶パネル61は、焼き物・フライのカテゴリーに含まれる他の自動メニューを表示する。
また、ユーザーが画像G12を選択すると、カラー液晶パネル61は、「鶏の照り焼き」の加熱調理がスタートする直前の画面を表示する。すなわち、カラー液晶パネル61が図8の画面を表示する。
図8の画面は、ソフトキーである画像G13,G14を含んでいる。この画像G13,G14は、カラー液晶パネル61が直前に表示していた自動メニューの分量を選択するための画像である。画像G13,G14のうち、選択されている方の色は橙色となる一方、選択されていない方の色は灰色となる。このような状態で、ユーザーが「あたためスタート」キー74を押すと、加熱調理がスタートする。また、上記加熱調理のスタートに伴い、カラー液晶パネル61が、予め設定された時間(例えば30秒間)、図9の画面を表示する。
図9の画面において、ユーザーがソフトキーの画像G15〜G17を選択することにより、「鶏の照り焼き」の焼き上がりの程度を調整できるようになっている。また、ユーザーが画像G18を選択することにより、庫内灯(図示せず)が点灯したり、消灯したりするようになっている。カラー液晶パネル61が図9の画面を表示してから、予め設定された時間が経過すると、加熱調理の残り時間が表示される。具体的には、カラー液晶パネル61は、図10〜図12に示すような画面を表示する。
図10〜図12の各画面は、ソフトウェアである画像G18,G19を含んでいる。この画像G18は、図9の画像G18と同じ役割を果たす画像である。一方、画像G19は、加熱庫13内の温度を変更するための画像である。すなわち、ユーザーが画像G19を選択することにより、加熱調理中に庫内温度を変更することができるようになっている。
また、上記加熱調理が終了すると、カラー液晶パネル61は、図13に示すように、「加熱終了」、「高温注意」および「0秒」の文字を表示する。このとき、スピーカ90は加熱調理の終了のメロディ音を出力する。図13の画面は、加熱調理を延長するためのソフトキーである画像G20を含んでいる。これにより、ユーザーは、画像G20を選択して、被加熱物27をさらに加熱できるようになっている。
図14は、上記スピーカ制御部200bの制御を説明するためのフローチャートである。この制御は、カラー液晶パネル61が画像を表示すると、スタートする。
上記制御がスタートすると、まず、ステップS101で、画像G9が選択されたか否かを判定する。このステップS101で、画像G9が選択されていないと判定されると、再び、ステップS101を行う。一方、ステップS101で、画像G9が選択されたと判定されると、次のステップS102に進む。
次に、ステップS102で、スピーカ90に料理支援情報を出力させる。この料理支援情報は、画像G9と共に表示されている写真画像のメニューに関連付けされている複数の料理支援情報の中から、スピーカ制御部200bが無作為に選ぶ。
次に、ステップS103で、画像G9が選択されたか否かを判定する。このステップS103で、画像G9が選択されていないと判定されると、再び、ステップS103を行う。一方、ステップS103で、画像G9が選択されたと判定されると、次のステップS104に進む。
次に、ステップS104で、ステップS101の画像G9の選択後、予め設定された時間(例えば60秒)が経過したか否かを判定する。このステップS104で、ステップS101の画像G9の選択後、上記予め設定された時間が経過していないと判定されると、ステップS111で、前回の料理支援情報と同じ料理支援情報をスピーカ90に出力させて、ステップS103に戻る。一方、ステップS104で、ステップS101の画像G9の選択後、上記予め設定された時間が経過したと判定されると、次のステップS105に進む。
次に、ステップS105で、ステップS102の料理支援情報とは異なる料理支援情報をスピーカ90に出力させて、ステップS103に戻る。
このように、上記スピーカ制御部200bは、画像G9の選択後、上記予め設定された時間が経過していないときに、画像G9が再び選択されると、スピーカ90が前回と同じ内容の料理支援情報を音声で出力するように、スピーカ90を制御する。これにより、ユーザーは、料理支援情報を聞き逃したとき、料理支援情報を聞き直すことができる。
また、上記画像G9の選択後、予め設定された時間が経過していなければ、画像G9が再び選択されると、スピーカ90が前回と同じ内容の料理支援情報を出力するので、料理支援情報を聞き直すための画像を画像G9とは別に設けずに済む。したがって、上記料理支援情報を聞き直すための操作が煩雑にならないようにすることができる。
また、上記スピーカ制御部200bは、画像G9の選択後、予め設定された時間が経過したときに、画像G9が再び選択されると、スピーカ90が前回とは異なる内容の料理支援情報を出力するように、スピーカ90を制御する。これにより、上記料理支援情報を出力する機能が単調になるのを防ぐことができる。
また、上記画像G9の選択後、予め設定された時間が経過していれば、画像G9の再選択で、スピーカ90が前回とは異なる内容の料理支援情報を出力するので、ユーザーは料理支援情報を聞くのが楽しみになる。
上記第1実施形態では、カラー液晶パネル61が、予め設定されたメニューの写真画像と共に、画像G9を表示していたが、画像G9を表示しないようにしてもよい。このようにする場合、スピーカ90に料理支援情報を出力させるための物理キーを操作パネル5に設けてもよい。そして、カラー液晶パネル61が、予め設定されたメニューの写真画像を表示するとき、上記物理キーが点灯するようにしてもよい。
上記第1実施形態では、画像G9の選択は、ユーザーのタッチで行えるようにしていたが、押ボタン、ロータリースイッチなどで行えるようにしてもよい。
上記第1実施形態では、スピーカ制御部200bは、ソフトウェアで構成したが、スイッチ、タイマ、比較器、増幅器などのハードウェアで構成してもよい。
また、本発明の加熱調理器としては、例えば、過熱水蒸気を使用するオーブンレンジのみならず、過熱水蒸気を使用するオーブンまたはレンジ、過熱水蒸気を使用しないオーブンレンジ、過熱水蒸気を使用しないオーブンまたはレンジなどがある。
本発明の加熱調理器の例えばオーブンレンジなどにおいては、過熱水蒸気または飽和水蒸気を用いることによって、ヘルシーな調理を行うことができる。より詳しくは、温度が100℃以上の過熱水蒸気または飽和水蒸気を食品表面に供給し、食品表面に付着した過熱水蒸気または飽和水蒸気が凝縮して大量の凝縮潜熱を食品に与えるので、食品に熱を効率よく伝えることができる。また、凝縮水が食品表面に付着して塩分や油分が凝縮水と共に滴下することにより、食品中の塩分や油分を低減できる。さらに、加熱庫内は過熱水蒸気または飽和水蒸気が充満して低酸素状態となることにより、食品の酸化を抑制した調理が可能となる。ここで、低酸素状態とは、加熱庫内において酸素の体積%が10%以下(例えば0.5〜3%)である状態を指す。
〔第2実施形態〕
図15は本発明の第2実施形態の加熱調理器の制御ブロック図である。なお、図15において、上記第1実施形態の構成部と同一構成部は、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。また、以下の説明においても、上記第1実施形態の構成部と同一構成部は、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記加熱調理器は、上記第1実施形態の加熱調理器と比べ、制御装置2200を備えている点だけが異なっている。この制御装置2200は、制御装置200とは一部が異なるが、制御装置200と同様に、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる。
また、上記制御装置2200は、記憶部200aおよびスピーカ制御部2200bを有している。このスピーカ制御部2200bは、ユーザーが画像G9を選択したとき、スピーカ90が料理支援情報を出力するように、スピーカ90を制御する。このスピーカ制御部2200bも、スピーカ制御部200bと同様に、ソフトウェアで構成されている。なお、スピーカ制御部2200bは報知制御手段の一例である。
本第2実施形態の加熱調理器は、上記第1実施形態の加熱調理器と同様に、被加熱物27を加熱することができる。
また、上記スピーカ制御部2200bは、ユーザーが画像G9を選択したとき、スピーカ90が料理支援情報を出力するように、スピーカ90を制御する。これにより、ユーザーは、カラー液晶表示部6が小さくても、メニューに関する料理支援情報を認識できるので、ユーザーの満足度を高めることができる。
また、ユーザーが画像G9を選択してから、カラー液晶パネル61の画面が切り替わる前までに、画像G9をタッチで再選択すると、スピーカ90が前回と同じ内容の料理支援情報を出力する。具体的には、前回、スピーカ90が「マヨネーズや七味をかけてどうぞ」という音声を出力していた場合、スピーカ90が「マヨネーズや七味をかけてどうぞ」という音声を再び出力する。
一方、ユーザーが画像G9を選択してから、カラー液晶パネル61の画面が切り替わった後に、画像G9をタッチで再選択すると、スピーカ90が前回とは異なる内容の料理支援情報を出力する。具体的には、前回、スピーカ90が「マヨネーズや七味をかけてどうぞ」という音声を出力していた場合、スピーカ90が例えば「一口大の大きさの野菜を横に置くと一緒に焼けますよ」という音声を出力する。
図16は、上記スピーカ制御部2200bの制御を説明するためのフローチャートである。この制御は、カラー液晶パネル61が画像を表示すると、スタートする。
上記制御がスタートすると、まず、ステップS201で、画像G9が選択されたか否かを判定する。このステップS201で、画像G9が選択されていないと判定されると、再び、ステップS201を行う。一方、ステップS201で、画像G9が選択されたと判定されると、次のステップS202に進む。
次に、ステップS202で、スピーカ90に料理支援情報を出力させる。この料理支援情報は、画像G9と共に表示されている写真画像のメニューに関連付けされている複数の料理支援情報の中から、スピーカ制御部2200bが無作為に選ぶ。
次に、ステップS203で、画像G9が選択されたか否かを判定する。このステップS203で、画像G9が選択されていないと判定されると、再び、ステップS203を行う。一方、ステップS203で、画像G9が選択されたと判定されると、次のステップS204に進む。
次に、ステップS204で、ステップS201の画像G9の選択後、カラー液晶表示部6の表示が切り替わったか否かを判定する。すなわち、ステップS204で、ステップS201の画像G9の選択後、カラー液晶パネル61の画面が切り替わったか否かを判定する。このステップS204で、ステップS201の画像G9の選択後、カラー液晶パネル61の画面が切り替わっていないと判定されると、ステップS211で、前回の料理支援情報と同じ料理支援情報をスピーカ90に出力させて、ステップS203に戻る。一方、ステップS204で、ステップS201の画像G9の選択後、カラー液晶パネル61の画面が切り替わっていると判定されると、次のステップS205に進む。
次に、ステップS205で、ステップS202の料理支援情報とは異なる料理支援情報をスピーカ90に出力させて、ステップS203に戻る。
このように、上記スピーカ制御部2200bは、画像G9の選択後、カラー液晶パネル61の画面が切り替わる前に、画像G9が再び選択されたとき、スピーカ90が前回と同じ内容の料理支援情報を報知するように、スピーカ90を制御する。これにより、ユーザーは、料理支援情報を聞き逃したとき、料理支援情報を聞き直すことができる。
また、上記画像G9の選択後、カラー液晶パネル61の画面が切り替わる前であれば、画像G9の再選択で、スピーカ90が前回と同じ内容の料理支援情報を報知するので、料理支援情報を聞き直すための画像を画像G9とは別に設けずに済む。したがって、上記料理支援情報を聞き直すための操作が煩雑にならないようにすることができる。
また、上記スピーカ制御部2200bは、画像G9の選択後、カラー液晶パネル61の画面が切り替わった後に、画像G9が再び選択されたとき、スピーカ90が前回とは異なる内容の料理支援情報を報知するように、スピーカ90を制御する。これにより、上記料理支援情報を出力する機能が単調になるのを防ぐことができる。
また、上記画像G9の選択後、カラー液晶パネル61の画面が切り替わった後であれば、画像G9の再選択で、スピーカ90が前回とは異なる内容の料理支援情報を報知するので、ユーザーは料理支援情報を聞くのが楽しみになる。
上記第2実施形態では、カラー液晶パネル61が、予め設定されたメニューの写真画像と共に、画像G9を表示していたが、画像G9を表示しないようにしてもよい。このようにする場合、スピーカ90に料理支援情報を出力させるための物理キーを操作パネル5に設けてもよい。そして、カラー液晶パネル61が、予め設定されたメニューの写真画像を表示するとき、上記物理キーが点灯するようにしてもよい。
上記第2実施形態では、画像G9の選択は、ユーザーのタッチで行えるようにしていたが、押ボタン、ロータリースイッチなどで行えるようにしてもよい。
上記第2実施形態では、スピーカ制御部2200bは、ソフトウェアで構成したが、スイッチ、タイマ、比較器、増幅器などのハードウェアで構成してもよい。
〔第3実施形態〕
図17は本発明の第3実施形態の加熱調理器の制御ブロック図である。なお、図17において、上記第1実施形態の構成部と同一構成部は、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。また、以下の説明においても、上記第1実施形態の構成部と同一構成部は、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記加熱調理器は、上記第1実施形態の加熱調理器と比べ、制御装置3200を備えている点だけが異なっている。この制御装置3200は、制御装置200とは一部が異なるが、制御装置200と同様に、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる。
また、上記制御装置3200は、記憶部200aおよびスピーカ制御部3200bを有している。このスピーカ制御部3200bはソフトウェアで構成されている。また、スピーカ制御部3200bは、スピーカ制御部200bと同様の制御をスピーカ90に行うと共に、カラー液晶パネル61が表示する画面に基づいて、スピーカ90の音量を調整する。なお、スピーカ制御部3200bは報知制御手段の一例である。
より詳しくは、上記スピーカ制御部3200bは、カラー液晶パネル61が図13の画面を表示するとき、ユーザーが設定した音量よりも大きくなるように、スピーカ90の音量を調節する。このとき、スピーカ90の音量は、ユーザーが設定した音量の例えば1.2倍の音量に調整される。また、カラー液晶パネル61が図13の画面を表示するとき、ユーザーはスピーカ90から遠く離れた場所にいる可能性が高い。
また、上記スピーカ制御部3200bは、カラー液晶パネル61が図6〜図9の画面を表示するとき、ユーザーが設定した音量よりも小さくなるように、スピーカ90の音量を調節する。このとき、スピーカ90の音量は、ユーザーが設定した音量の例えば0.8倍の音量に調整される。また、カラー液晶パネル61が図6〜図9の画面を表示するとき、ユーザーはスピーカ90の近くにいる可能性が高い。
また、上記カラー液晶パネル61は、ユーザーの場所を推測するのが困難な画面も表示する。このとき、スピーカ制御部3200bは、ユーザーが設定した音量と同じになるように、スピーカ90の音量を調整する。
図18は、上記スピーカ制御部3200bの制御を説明するためのフローチャートである。この制御は、カラー液晶パネル61が画像を表示すると、スタートする。
上記制御がスタートすると、まず、ステップS301で、カラー液晶パネル61が図6〜図9の画面またはこれと同様の画面を表示するか否かを判定する。このステップS301で、カラー液晶パネル61が図6〜図9の画面またはこれと同様の画面を表示すると判定されると、ステップS311で、スピーカ90の音量を、ユーザーが設定した音量よりも小さくなるように設定して、ステップS301に戻る。一方、ステップS301で、カラー液晶パネル61が図6〜図9の画面またはこれと同様の画面を表示しないと判定されると、次のステップS302に進む。
次に、ステップS302で、カラー液晶パネル61が図13の画面またはこれと同様の画面を表示するか否かを判定する。このステップS302で、カラー液晶パネル61が、図13の画面またはこれと同様の画面を表示すると判定されると、ステップS312で、スピーカ90の音量を、ユーザーが設定した音量よりも大きくなるように設定して、ステップS301に戻る。一方、ステップS302で、カラー液晶パネル61が図13の画面またはこれと同様の画面を表示しないと判定されると、次のステップS303に進む。
次に、ステップS303で、スピーカ90の音量を、ユーザーが設定した音量と同じになるように設定して、ステップS301に戻る。
このように、上記カラー液晶パネル61が図6〜図9の画面またはこれと同様の画面を表示するとき、スピーカ制御部3200bが、ユーザーが設定した音量よりも小さくなるように、スピーカ90の音量を調節する。これにより、ユーザーがスピーカ90からの音を五月蠅いと感じる場面を確実に減らすことができる。
また、上記カラー液晶パネル61が図13の画面またはこれと同様の画面を表示するとき、スピーカ制御部3200bが、ユーザーが設定した音量よりも大きくなるように、スピーカ90の音量を調節する。これにより、ユーザーがスピーカ90からの音に気付かない場面を確実に減らすことができる。
したがって、上記スピーカ90の音量が不適切となる場面を減らせるので、ユーザーの満足度を高めることができる。
上記第3実施形態において、スピーカ制御部3200bの制御により音量が調整される音は、音声、報知音、メロディ音およびキータッチ音(操作音)のうちの少なくとも1つである。
上記第3実施形態では、スピーカ制御部3200bの制御が、加熱調理器で行われていたが、スピーカ制御部3200bの制御と同様の制御が、例えば、洗濯機、冷蔵庫、空気清浄機などの電気機器で行われるようにしてもよい。
上記第3実施形態において、制御装置3200が、記憶部200aを有さないようにしてもよい。
上記第3実施形態において、スピーカ制御部3200bは、スピーカ制御部200bと同様の制御をスピーカ90に行わないようにしてもよい。すなわち、スピーカ制御部3200bは、図18の制御を行うだけのものにしてもよい。
上記第3実施形態では、スピーカ制御部3200bは、ソフトウェアで構成したが、スイッチ、タイマ、比較器、増幅器などのハードウェアで構成してもよい。
〔第4実施形態〕
図19は本発明の第4実施形態の加熱調理器の制御ブロック図である。なお、図19において、上記第1実施形態の構成部と同一構成部は、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。また、以下の説明においても、上記第1実施形態の構成部と同一構成部は、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記加熱調理器は、上記第1実施形態の加熱調理器と比べ、制御装置4200を備えている点だけが異なっている。この制御装置4200は、御装置200とは一部が異なるが、制御装置200と同様に、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる。
また、上記制御装置4200は、記憶部200aおよびスピーカ制御部4200bを有している。このスピーカ制御部4200bはソフトウェアで構成されている。また、スピーカ制御部4200bは、スピーカ制御部200bと同様の制御をスピーカ90に行うと共に、ユーザーの操作状況に応じて、スピーカ90の音量を調整する。なお、スピーカ制御部4200bは報知制御手段の一例である。
より詳しく説明すると、スピーカ制御部4200bは、加熱調理が終了すると、加熱調理の終了のメロディ音をスピーカ90に出力させた後、例えば約1分毎に、加熱調理の終了のメロディ音をスピーカ90に2回出力させる。この加熱調理の終了に伴うメロディ音(以下、「1回目のメロディ音」という)は、加熱調理が終了してから約1分後のメロディ音(以下、「2回目のメロディ音」という)と同じメロディかつ同じ長さである。1回目および2回目のメロディ音は、それぞれ、ユーザーが設定した音量で、スピーカ90から出力される。また、加熱調理が終了してから約2分後のメロディ音(以下、「3回目のメロディ音」という)は、ユーザーが設定した音量よりも大きい音量で、スピーカ90から出力される。
また、上記スピーカ制御部4200bは、3回目のメロディ音をスピーカ90に出力させた直後に、ユーザーが設定した音量よりも大きい音量で、「食品を取り出して下さい」という音声をスピーカ90に出力させる。この3回目のメロディ音は、1回目および2回目のメロディ音と音量だけが異なっている。
また、上記スピーカ90が3回目のメロディ音を出力するとき、カラー液晶パネル61は、図20に示すように、「加熱終了」、「高温注意」、「食品を取り出して下さい」および「0秒」の文字を表示する。
図21は、上記スピーカ制御部4200bの制御を説明するためのフローチャートである。この制御は、加熱調理が終了するとスタートする。
上記制御がスタートとすると、まず、ステップS401で、1回目のメロディ音をスピーカ90に出力させる。このとき、1回目のメロディ音の音量は、ユーザーが設定した音量と同じ音量である。
次に、ステップS402で、1回目のメロディ音が鳴ってから1分経過したか否かを判定する。このステップS402で、1回目のメロディ音が鳴ってから1分経過していないと判定されると、再び、ステップS402を行う。一方、ステップS402で、1回目のメロディ音が鳴ってから1分経過したと判定されると、次のステップS403に進む。
次に、ステップS403で、2回目のメロディ音をスピーカ90に出力させる。このとき、2回目のメロディ音の音量は、ユーザーが設定した音量と同じ音量である。
次に、ステップS404で、1回目のメロディ音が鳴ってから2分経過したか否かを判定する。このステップS404で、1回目のメロディ音が鳴ってから2分経過していないと判定されると、再び、ステップS404を行う。一方、ステップS404で、1回目のメロディ音が鳴ってから2分経過したと判定されると、次のステップS405に進む。
最後に、ステップS405で、3回目のメロディ音をスピーカ90に出力させると共に、「食品を取り出して下さい」という音声をスピーカ90に出力させる。このとき、3回目のメロディ音の音量は、ユーザーが設定した音量よりも大きい音量である。また、「食品を取り出して下さい」という音声の音量も、ユーザーが設定した音量よりも大きい音量である。
このように、上記スピーカ90は、ユーザーが設定した音量よりも大きい音量で、3回目のメロディ音を出力するので、ユーザーは加熱調理の終了に気付き易くなる。
また、上記スピーカ90は、ユーザーが設定した音量よりも大きい音量で、「食品を取り出して下さい」という音声も出力するので、ユーザーは加熱調理の終了により気付き易くなる。
上記第4実施形態では、スピーカ制御部4200bの制御が、加熱調理器で行われていたが、スピーカ制御部4200bの制御と同様の制御が、例えば、洗濯機、冷蔵庫、空気清浄機などの電気機器で行われるようにしてもよい。
上記第4実施形態において、制御装置4200が、記憶部200aを有さないようにしてもよい。
上記第4実施形態において、スピーカ制御部4200bは、スピーカ制御部200bと同様の制御をスピーカ90に行わないようにしてもよい。すなわち、スピーカ制御部4200bは、図21の制御を行うだけのものにしてもよい。
上記第4実施形態では、スピーカ制御部4200bは、ソフトウェアで構成したが、スイッチ、タイマ、比較器、増幅器などのハードウェアで構成してもよい。
上記第4実施形態では、1回目から3回目までのメロディ音は、全て同じメロディであったが、互いに異なるメロディ音にしてもよい。
上記第4実施形態では、1回目から3回目までのメロディ音は、全て同じ長さであったが、互いに異なる長さにしてもよい。
上記第4実施形態では、加熱調理が終了すると、メロディ音が3回鳴るようになっていたが、メロディ音が4回以上なるようにしてもよい。このようにする場合、4回目以降のメロディ音の音量は、ユーザーが設定した音量よりも大きい音量にしてもよい。また、スピーカ90が4回目以降のメロディ音を出力するとき、「食品を取り出して下さい」という音声をスピーカ90に出力させてもよい。このとき、上記音声の音量は、ユーザーが設定した音量よりも大きい音量にしてもよい。
〔第5実施形態〕
図22は本発明の第5実施形態の加熱調理器の制御ブロック図である。なお、図22において、上記第1実施形態の構成部と同一構成部は、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。また、以下の説明においても、上記第1実施形態の構成部と同一構成部は、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記加熱調理器は、上記第1実施形態の加熱調理器と比べ、制御装置5200を備えている点だけが異なっている。この制御装置5200は、御装置200とは一部が異なるが、制御装置200と同様に、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる。
また、上記制御装置5200は、記憶部200aおよびスピーカ制御部5200bを有している。このスピーカ制御部5200bはソフトウェアで構成されている。また、スピーカ制御部5200bは、スピーカ制御部200bと同様の制御をスピーカ90に行うと共に、被加熱物27の加熱時間に基づいて、音声アナウンスをスピーカ90に出力させるタイミングを設定する。なお、スピーカ制御部5200bは報知制御手段の一例である。
より詳しく説明すると、上記加熱時間が例えば1分以下である場合、スピーカ制御部5200bは、加熱調理の開始時および加熱調理中に、音声アナウンスをスピーカ90に出力させないように、かつ、加熱調理の終了時に、音声アナウンスをスピーカ90に出力させる。ここで、加熱調理の終了時のアナウンスの一例としては、「加熱調理が終了しました」がある。
また、上記加熱時間が、例えば、2分を越え、かつ、10分以下である場合、スピーカ制御部5200bは、加熱調理の開始時、加熱調理の終了1分前、および、加熱調理の終了時に、音声アナウンスをスピーカ90に出力させる。ここで、上記加熱調理の開始時の音声アナウンスの一例としては、「加熱調理が開始しました」がある。また、上記加熱調理の終了1分前の音声アナウンスの一例としては、「加熱調理が終了する1分前になりました」がある。また、上記加熱調理の終了時の音声アナウンスの一例としては、「加熱調理が終了しました」がある。
また、上記加熱時間が、例えば、10分を越え、かつ、30分以下である場合、スピーカ制御部5200bは、加熱調理の開始時、加熱調理の終了1分前、加熱調理の終了10分前、および、加熱調理の終了時に、音声アナウンスをスピーカ90に出力させる。ここで、上記加熱調理の開始時の音声アナウンスの一例としては、「加熱調理が開始しました」がある。また、上記加熱調理の終了1分前の音声アナウンスの一例としては、「加熱調理が終了する1分前になりました」がある。また、上記加熱調理の終了10分前の音声アナウンスの一例としては、「加熱調理が終了する10分前になりました」がある。また、上記加熱調理の終了時のアナウンスの一例としては、「加熱調理が終了しました」がある。
このように、上記被加熱物27の加熱時間が比較的短いとき、音声アナウンスの回数が比較的少ないので、ユーザーが音声アナウンスを五月蠅く感じないようにすることができる。
また、上記被加熱物27の加熱時間が比較的長いとき、音声アナウンスの回数が比較的多いので、被加熱物27の加熱調理が忘れられ難くなる。
上記被加熱物27の加熱時間は1分間〜8時間までと幅が広いため、音声アナウンスをスピーカ90に出力させるタイミングを適切に設定することは有益である。
上記第5実施形態において、制御装置5200が、記憶部200aを有さないようにしてもよい。
上記第5実施形態において、スピーカ制御部5200bは、スピーカ制御部200bと同様の制御をスピーカ90に行わないようにしてもよい。すなわち、スピーカ制御部5200bは、被加熱物27の加熱時間に基づいて、音声アナウンスをスピーカ90に出力させるタイミングを設定するだけのものにしてもよい。
上記第5実施形態では、スピーカ制御部5200bは、ソフトウェアで構成したが、スイッチ、タイマ、比較器、増幅器などのハードウェアで構成してもよい。
上記第5実施形態において、被加熱物27の加熱時間が例えば30分を越える場合、スピーカ90が4回以上の音声アナウンスを出力するようにしてもよい。
〔第6実施形態〕
図23は本発明の第6実施形態の加熱調理器の制御ブロック図である。なお、図23において、上記第1実施形態の構成部と同一構成部は、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。また、以下の説明においても、上記第1実施形態の構成部と同一構成部は、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記加熱調理器は、上記第1実施形態の加熱調理器と比べ、制御装置6200を備えている点だけが異なっている。この制御装置6200は、制御装置200とは一部が異なるが、制御装置200と同様に、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる。
また、上記制御装置6200は、記憶部200aおよびスピーカ制御部6200bを有している。このスピーカ制御部6200bはソフトウェアで構成されている。また、スピーカ制御部6200bは、スピーカ制御部200bと同様の制御をスピーカ90に行うと共に、自動メニューの実行回数に基づいて、音声アナウンスをスピーカ90に出力させる。なお、スピーカ制御部6200bは報知制御手段の一例である。
より詳しく説明すると、上記自動メニューの実行回数の合計が例えば10、50、100、200、300、…になる度に、スピーカ制御部6200bは、音声アナウンスをスピーカ90に出力させる。このとき、上記自動メニューの実行回数の合計が異なれば、音声アナウンスも異なる。例えば、自動メニューの実行回数の合計が10になったとき、音声アナウンスは「おめでとう」に、また、自動メニューの実行回数の合計が50になったとき、音声アナウンスは「たくさん使ってくれてありがとう」に、また、自動メニューの実行回数の合計が100になったとき、音声アナウンスは「すごい100回も使ったね」になる。
このように、上記自動メニューの実行回数の合計が予め設定された数に達する度に、異なる音声アナウンスが流れるので、ユーザーに使用を実感させることができる。したがって、ユーザーの満足感ややる気を高めることができる。
なお、図示しないが、制御装置6200は、自動メニューの実行回数の合計を記憶する不揮発性記憶部を有している。
上記第6実施形態において、制御装置6200が、記憶部200aを有さないようにしてもよい。
上記第6実施形態において、スピーカ制御部6200bは、スピーカ制御部200bと同様の制御をスピーカ90に行わないようにしてもよい。すなわち、スピーカ制御部6200bは、自動メニューの実行回数に基づいて、音声アナウンスをスピーカ90に出力させるだけのものにしてもよい。
上記第6実施形態では、スピーカ制御部6200bは、ソフトウェアで構成したが、スイッチ、タイマ、比較器、増幅器などのハードウェアで構成してもよい。
上記第6実施形態において、「おめでとう」などの音声アナウンスが流れるのは、自動メニューの実行回数の合計が10、50、100、200、300、…以外のときにしてもよい。
〔第7実施形態〕
図24は本発明の第7実施形態の加熱調理器の制御ブロック図である。なお、図24において、上記第1実施形態の構成部と同一構成部は、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。また、以下の説明においても、上記第1実施形態の構成部と同一構成部は、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記加熱調理器は、上記第1実施形態の加熱調理器と比べ、制御装置200とは一部が異なる制御装置7200を備えている点だけが異なっている。この制御装置7200は、制御装置200と同様に、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる。
また、上記制御装置7200は、記憶部200aおよびスピーカ制御部7200bを有している。このスピーカ制御部7200bはソフトウェアで構成されている。また、スピーカ制御部7200bは、スピーカ制御部200bと同様の制御をスピーカ90に行うと共に、予熱の完了の例えば2分前に、音声またはメロディ音をスピーカ90に出力させる。ここで、スピーカ90が音声を出力する場合、例えば、「もうすぐ予熱が終わりますよ」、「予熱が完了する2分前ですよ」などの音声をスピーカ90に出力させる。なお、上記予熱の完了の何分前であるかは、制御装置7200が加熱庫13内の温度変化に基づいて推測する。また、スピーカ制御部7200bは報知制御手段の一例である。
このように、上記予熱の完了の2分前に、スピーカ90が音声またはメロディ音を出力するので、ユーザーは次に行うべき調理工程をタイミングよく準備できる。したがって、上記予熱を使う加熱調理を効率化できる。
上記予熱の最高温度は250℃であるため、予熱が開始してから完了するまでの時間が長時間になることがある。したがって、上記予熱の完了の2分前に、スピーカ90が音声またはメロディ音を出力することは、有益である。
上記第7実施形態において、制御装置7200が、記憶部200aを有さないようにしてもよい。
上記第7実施形態において、スピーカ制御部7200bは、スピーカ制御部200bと同様の制御をスピーカ90に行わないようにしてもよい。すなわち、スピーカ制御部7200bは、予熱の完了の予告報知が行われるように、音声またはメロディ音をスピーカ90に出力させるだけのものにしてもよい。
上記第7実施形態では、スピーカ制御部7200bは、ソフトウェアで構成したが、スイッチ、タイマ、比較器、増幅器などのハードウェアで構成してもよい。
上記第7実施形態では、予熱の完了の2分前に、スピーカ90が音声またはメロディ音を出力していたが、予熱の完了の2分前以外(例えば1分前または3分前)に、スピーカ90が音声またはメロディ音を出力するようにしてもよい。
上記第7実施形態では、予熱の完了が近づいていることを、1回の音声またはメロディ音でユーザーに知らしていたが、複数回の音声またはメロディ音でユーザーに知らしてもよい。
〔第8実施形態〕
図25は本発明の第8実施形態の加熱調理器の制御ブロック図である。なお、図25において、上記第1実施形態の構成部と同一構成部は、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。また、以下の説明においても、上記第1実施形態の構成部と同一構成部は、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記加熱調理器は、上記第1実施形態の加熱調理器と比べ、制御装置8200を備えている点だけが異なっている。この制御装置8200は、制御装置200とは一部が異なるが、制御装置200と同様に、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる。
また、上記制御装置8200は、記憶部200aおよびスピーカ制御部8200bを有している。このスピーカ制御部8200bはソフトウェアで構成されている。また、スピーカ制御部8200bは、スピーカ制御部200bと同様の制御をスピーカ90に行うと共に、ユーザーが選択したメニューに応じた音声をスピーカ90に出力させる。なお、スピーカ制御部8200bは報知制御手段の一例である。
より詳しく説明すると、ユーザーが、使用頻度が1番のメニューを選択した場合、スピーカ制御部8200bは、例えば「いいですね」という音声をスピーカ90に出力させる。このとき、上記メニューの使用頻度が予め設定された頻度を越えていれば、「いいですね」という音声ではなく、ユーザーへの感謝を示す音声が流れる。
また、ユーザーが、使用履歴が最も新しいメニューを選択した場合、スピーカ制御部8200bは、例えば「前回選択したメニューです」という音声をスピーカ90に出力させる。
また、ユーザーが特徴的なメニューのうちの一つである健康サポートメニューを選択した場合、スピーカ制御部8200bは、例えば「健康やダイエットをサポートします」という音声をスピーカ90に出力させる。なお、他の特徴的なメニューには、美容サポートメニューなどがある。
したがって、ユーザーは、スピーカ90からの音声に基づいて、メニューを再考することができるので、使い勝手が向上する。
なお、図示しないが、制御装置8200は、メニューの使用頻度および使用履歴を記憶する不揮発性記憶部を有している。
上記第8実施形態において、制御装置8200が、記憶部200aを有さないようにしてもよい。
上記第8実施形態において、スピーカ制御部8200bは、スピーカ制御部200bと同様の制御をスピーカ90に行わないようにしてもよい。すなわち、スピーカ制御部8200bは、ユーザーが選択したメニューに応じた音声をスピーカ90に出力させるだけのものにしてもよい。
上記第8実施形態では、スピーカ制御部8200bは、ソフトウェアで構成したが、スイッチ、タイマ、比較器、増幅器などのハードウェアで構成してもよい。
上記第8実施形態では、上記メニューの使用頻度が予め設定された頻度を越えていれば、ユーザーへの感謝を示す音声が流れるようになっていたが、ユーザーの嗜好にあった他のメニューを提案する音声が流れるようにしてもよい。
〔第9実施形態〕
図26は本発明の第9実施形態の加熱調理器の制御ブロック図である。なお、図26において、上記第1実施形態の構成部と同一構成部は、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。また、以下の説明においても、上記第1実施形態の構成部と同一構成部は、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記加熱調理器は、上記第1実施形態の加熱調理器と比べ、制御装置200とは一部が異なる制御装置9200を備えている点だけが異なっている。この制御装置9200は、制御装置200と同様に、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる。
また、上記制御装置9200は、記憶部200aおよびスピーカ制御部9200bを有している。このスピーカ制御部9200bはソフトウェアで構成されている。また、スピーカ制御部9200bは、スピーカ制御部200bと同様の制御をスピーカ90に行うと共に、デモモード時、スピーカ90の音量を最大にする。なお、スピーカ制御部9200bは報知制御手段の一例である。
したがって、店内が、イメージソング、店内放送、他商品の動作音、来場者の話し声などで騒がしい状況であっても、デモモード時、スピーカ90の音量が最大になるので、来場者の注意を引くことができる。
また、デモモード時、スピーカ90の音量が最大になるので、デモモード中の操作音も聞き取り易く、操作感をユーザーに正確に伝えることができる。その結果、販売員は商品説明を効果的に行うことができる。
上記第9実施形態において、制御装置9200が、記憶部200aを有さないようにしてもよい。
上記第9実施形態において、スピーカ制御部9200bは、スピーカ制御部200bと同様の制御をスピーカ90に行わないようにしてもよい。すなわち、スピーカ制御部9200bは、デモモード時、スピーカ90の音量を最大にするだけのものにしてもよい。
上記第9実施形態において、スピーカ制御部9200bは、デモモード時、スピーカ90の音量を最大にすると共に、音声スピードが遅くなるように設定するようにしてもよい。上記音声スピードが遅くなれば、聞き取り難い単語がゆっくり流れるので、ユーザーはデモモードの内容を正確に理解することができる。
上記第9実施形態では、スピーカ制御部9200bは、ソフトウェアで構成したが、スイッチ、タイマ、比較器、増幅器などのハードウェアで構成してもよい。
〔第10実施形態〕
図27は本発明の第10実施形態の加熱調理器の制御ブロック図である。なお、図27において、上記第1実施形態の構成部と同一構成部は、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。また、以下の説明においても、上記第1実施形態の構成部と同一構成部は、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記加熱調理器は、上記第1実施形態の加熱調理器と比べ、制御装置10200を備えている点だけが異なっている。この制御装置10200は、制御装置200とは一部が異なるが、制御装置200と同様に、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる。
また、上記制御装置10200は、記憶部200aおよびスピーカ制御部10200bを有している。このスピーカ制御部10200bはソフトウェアで構成されている。また、スピーカ制御部10200bは、スピーカ制御部200bと同様の制御をスピーカ90に行うと共に、ユーザー独自のオリジナルメニューを登録するときに、操作を指示する音声をスピーカ90に出力させる。なお、スピーカ制御部10200bは報知制御手段の一例である。
より詳しく説明すると、カラー液晶パネル61が、図28に示すように、オリジナルメニューを登録するための画面を表示してから、予め設定された時間(例えば3秒〜4秒)が経過すると、スピーカ制御部10200bは、例えば「登録・変更キーを押すと項目別の画面に替わります」という音声をスピーカ90に出力させる。なお、上記登録・変更キーはソフトキーの画像G21を指す。
このように、上記スピーカ90が「登録・変更キーを押すと項目別の画面に替わります」という音声を出力するので、オリジナルメニューの次の登録操作に容易に進むことができる。
また、図示しないが、カラー液晶パネル61が、次の画面を表示してから、予め設定された時間(例えば3秒〜4秒)が経過すると、スピーカ制御部10200bは、上記画面において押すべきキーを指示する音声をスピーカ90に出力させる。
すなわち、上記カラー液晶パネル61が、オリジナルメニューを登録するための画面を表示して、予め設定された時間が経過すると、スピーカ制御部10200bは、上記画面において押すべきキーを指示する音声をスピーカ90に出力させる。
したがって、ユーザーは、取扱説明書を見たりしなくても、操作が難しい画面において正確な操作を行うことができる。
なお、上記カラー液晶パネル61が、オリジナルメニューを登録するための画面を表示して、予め設定された時間が経過する前に、ユーザーの操作があった場合、上記画面において押すべきキーを指示する音声は流れない。
上記第10実施形態において、制御装置10200が、記憶部200aを有さないようにしてもよい。
上記第10実施形態において、スピーカ制御部10200bは、スピーカ制御部200bと同様の制御をスピーカ90に行わないようにしてもよい。すなわち、スピーカ制御部10200bは、ユーザー独自のオリジナルメニューを登録するときに、操作を指示する音声をスピーカ90に出力させるだけのものにしてもよい。
上記第10実施形態では、スピーカ制御部10200bは、ソフトウェアで構成したが、スイッチ、タイマ、比較器、増幅器などのハードウェアで構成してもよい。
上記第10実施形態において、画面において押すべきキーを指示する音声が流れたとき、そのキーに対応する部分の表示を点灯などで強調してもよい。
上記第10実施形態において、画面において押すべきキーを指示する音声が流れるタイミングは、いつも同じにしてもよいし、画面毎に異なるようにしてもよい。
上記第10実施形態において、オリジナルメニューの登録が完了したとき、スピーカ90が、喜びを表す音声を出力するようにしてもよい。また、上記オリジナルメニューがマイクロ波を使うものであれば、スピーカ90が、トレイ30の使用の注意を促す注意の音声を出力するようにしてもよい。
〔第11実施形態〕
図29は本発明の第11実施形態の加熱調理器の制御ブロック図である。なお、図29において、上記第1実施形態の構成部と同一構成部は、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。また、以下の説明においても、上記第1実施形態の構成部と同一構成部は、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記加熱調理器は、上記第1実施形態の加熱調理器と比べ、制御装置200とは一部が異なる制御装置11200を備えている点だけが異なっている。この制御装置11200は、制御装置200と同様に、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる。
また、上記制御装置11200は、記憶部200aおよびスピーカ制御部11200bを有している。このスピーカ制御部11200bはソフトウェアで構成されている。また、スピーカ制御部11200bは、スピーカ制御部200bと同様の制御をスピーカ90に行うと共に、カラー液晶パネル61が画像G9を表示したとき、画像G9の存在をアピールするための音声をスピーカ90に出力させる。なお、スピーカ制御部11200bは報知制御手段の一例である。
より詳しく説明すると、カラー液晶パネル61が、図7に示すように、画像G9を表示したとき、スピーカ制御部11200bは、例えば「聞いて聞いて」という音声をスピーカ90に出力させる。
したがって、上記画像G9が見落とされ難くなって、画像G9の利用率を高めることができる。
また、上記カラー液晶パネル61が画像G9を表示する度に、「聞いて聞いて」という音声が流れると、五月蠅く感じるユーザーもいるかもしれない。
したがって、上記画像G9の表示回数が、予め設定された回数(例えば3の倍数)になったときだけ、「聞いて聞いて」という音声が流れるようにしてもよい。
上記第11実施形態において、制御装置11200が、記憶部200aを有さないようにしてもよい。
上記第11実施形態において、スピーカ制御部11200bは、スピーカ制御部200bと同様の制御をスピーカ90に行わないようにしてもよい。すなわち、スピーカ制御部11200bは、カラー液晶パネル61が画像G9を表示したとき、画像G9の存在をアピールするための音声をスピーカ90に出力させるだけのものにしてもよい。
上記第11実施形態では、スピーカ制御部11200bは、ソフトウェアで構成したが、スイッチ、タイマ、比較器、増幅器などのハードウェアで構成してもよい。
本発明の具体的な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、本発明の一実施形態は、上記第1〜11実施形態で記載した内容を適宜組み合わせたものであってもよい。
すなわち、本発明および実施形態を纏めると、次のようになる。
本発明の加熱調理器は、
被加熱物27を加熱するための加熱部12,20,80と、
上記被加熱物27に係るメニューについての料理支援情報を記憶する記憶部200aと、
上記料理支援情報を音声で報知する報知部90と、
上記報知部90に上記料理支援情報を音声で報知させるためのキーG9と、
制御装置200,2200と
を備え、
上記制御装置200,2200は、ユーザーが上記キーG9を選択したとき、上記報知部90が上記料理支援情報を音声で報知するように、上記報知部90を制御する報知制御手段200b,2200b,3200b,4200b,5200b,6200b,7200b,8200b,9200b,10200b,11200bを有することを特徴としている。
上記構成によれば、上記報知制御手段200b,2200b,3200b,4200b,5200b,6200b,7200b,8200b,9200b,10200b,11200bは、ユーザーがキーG9を選択したとき、報知部90が料理支援情報を音声で報知するように、報知部90を制御する。これにより、ユーザーは、表示部6が小さくても、メニューに関する料理支援情報を認識できる。その結果、上記加熱調理器は、ユーザーの満足度を高めることができる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記報知制御手段200b,3200b,4200b,5200b,6200b,7200b,8200b,9200b,10200b,11200bは、上記キーG9の選択後、予め設定された時間が経過していないときに、上記キーG9が再び選択されると、上記報知部90が前回と同じ内容の上記料理支援情報を報知するように、上記報知部90を制御する。
上記実施形態によれば、上記報知制御手段200b,3200b,4200b,5200b,6200b,7200b,8200b,9200b,10200b,11200bは、キーG9の選択後、予め設定された時間が経過していないときに、キーG9が再び選択されると、報知部90が前回と同じ内容の料理支援情報を報知するように、報知部90を制御する。これにより、ユーザーは、料理支援情報を聞き逃したとき、料理支援情報を聞き直すことができる。
また、上記キーG9の選択後、予め設定された時間が経過していなければ、キーG9が再び選択されると、報知部90が前回と同じ内容の料理支援情報を報知するので、このキーG9とは別に例えばリピートキーG9(料理支援情報を聞き直すためのキーG9)を設けずに済んで、キーG9操作が煩雑にならないようにすることができる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記報知制御手段200b,3200b,4200b,5200b,6200b,7200b,8200b,9200b,10200b,11200bは、上記キーG9の選択後、予め設定された時間が経過したときに、上記キーG9が再び選択されると、上記報知部90が前回とは異なる内容の上記料理支援情報を報知するように、上記報知部90を制御する。
上記実施形態によれば、上記報知制御手段200b,3200b,4200b,5200b,6200b,7200b,8200b,9200b,10200b,11200bは、キーG9の選択後、予め設定された時間が経過したときに、キーG9が再び選択されると、報知部90が前回とは異なる内容の料理支援情報を報知するように、報知部90を制御する。これにより、上記料理支援情報を報知する機能が単調になるのを防ぐことができる。
また、上記キーG9の選択後、予め設定された時間が経過していれば、キーG9の再選択で、報知部90が前回とは異なる内容の料理支援情報を報知するので、ユーザーは料理支援情報を聞くのが楽しみになる。すなわち、楽しさを演出することができる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記報知制御手段2200bは、上記キーG9が選択されて、上記表示部6の表示が切り替わる前に、上記キーG9が再び選択されたとき、上記報知部90が前回と同じ内容の上記料理支援情報を報知するように、上記報知部90を制御する。
上記実施形態によれば、上記報知制御手段2200bは、キーG9が選択されて、表示部6の表示が切り替わる前に、キーG9が再び選択されたとき、報知部90が前回と同じ内容の料理支援情報を報知するように、報知部90を制御する。これにより、ユーザーは、料理支援情報を聞き逃したとき、料理支援情報を聞き直すことができる。
また、上記キーG9が選択されて、表示部6の表示が切り替わる前であれば、キーG9の再選択で、報知部90が前回と同じ内容の料理支援情報を報知するので、このキーG9とは別に例えばリピートキーG9(料理支援情報を聞き直すためのキー)を設けずに済んで、キーG9操作が煩雑にならないようにすることができる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記報知制御手段2200bは、上記キーG9が選択されて、上記表示部6の表示が切り替わった後に、上記キーG9が再び選択されたとき、上記報知部90が前回とは異なる内容の上記料理支援情報を報知するように、上記報知部90を制御する。
上記実施形態によれば、上記報知制御手段2200bは、キーG9が選択されて、表示部6の表示が切り替わった後に、キーG9が再び選択されたとき、報知部90が前回とは異なる内容の料理支援情報を報知するように、報知部90を制御する。これにより、上記料理支援情報を報知する機能が単調になるのを防ぐことができる。
また、上記キーG9が選択されて、予め設定された時間が経過した後であれば、キーG9の再選択で、報知部90が前回とは異なる内容の料理支援情報を報知するので、ユーザーは料理支援情報を聞くのが楽しみになる。すなわち、楽しさを演出することができる。