JP2011235625A - パターン形成装置および位置決め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板に対するパターン形成を迅速且つ正確に行うことができるパターン形成装置を提供する。
【解決手段】基板に対してパターン形成を行うパターン形成装置1であって、第1装着部35aが一方の基板位置検出手段51に位置し第2装着部37aが加工手段21に位置する第1のエリアと、第1装着部35aが加工手段21に位置し第2装着部37aが他方の基板位置検出手段52に位置する第2のエリアとの間で、駆動座標軸に沿って移動台26を往復搬送する駆動手段32を備え、座標位置検出手段32cの検出に基づき駆動座標軸上の第1の目標座標と第2の目標座標との間で移動台26が往復動するように駆動手段32を作動させ、第1のエリアで検出された移動台26の位置偏差に基づいて第1の目標座標を補正し、第2のエリアで検出された移動台26の位置偏差に基づいて第2の目標座標を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板に対して印刷やレーザ加工等によりパターン形成を行うパターン形成装置、および、このパターン形成装置に用いられる位置決め装置に関する。
基板に対してパターン形成を行うための装置として、例えば特許文献1に開示された構成が知られている。この装置は、図8に示すように、基板wが取り付けられる2つの装着部101,102を有する支持台100と、装着部101,102に取り付けられる各基板wの位置を修正する位置修正装置103,104と、装着部101,102に取り付けられる基板wの位置を検出する位置検出装置105,106と、基板wに導電パターンを印刷する印刷装置107とを備え、2つの装着部101,102のいずれか一方に取り付けられる基板wの位置修正を行いつつ、他方に取り付けられる基板wに印刷装置107が導電パターンを印刷できるように、印刷装置107と支持台100とが相対移動可能に構成されている。印刷装置107と支持台100との相対移動は、支持台100を備える台本体108に螺合されるボールねじ110をモータ111によって回転駆動することにより行われる。
台本体108の移動は高速で繰り返し行われるため、ボールねじ110が摩擦により熱膨張して、支持台100を所定位置に正確に移動できないおそれがある。このようなボールねじの熱変位を補正するため、ボールねじの温度を測定する温度センサやボールねじの伸縮量を検出する変位センサを設け、これら検出に基づきボールねじの送り量を調整することが従来から行われている。また、特許文献2には、ボールねじに螺合されたテーブルを備える工作機械において、テーブルと共に移動する接触センサを設け、この接触センサが所定位置に配置された接点と接触することにより現在位置を求め、位置検出器により得られたモータ回転数等から算出されるテーブル移動量と比較して熱膨張量を検出し、補正することが開示されている。
特開2007−196521号公報 特開2000−218469号公報
ところが、ボールねじの温度や変位の検出に基づく補正は誤差が生じやすく、特に高速搬送時は正確な位置決めが困難である。また、上記特許文献2に開示された方法は、移動体が高速で移動すると、移動体の接触センサが接点との接触を検知したタイミングと位置検出器がモータの回転数を取得したタイミングとの間でずれを生じやすくなる。このように、従来の熱変位補正方法では、搬送の高速化に伴い位置決め精度の悪化を招くことから、パターン形成のタクトタイムの短縮化に対応できないという問題があった。
そこで、本発明は、基板に対するパターン形成を迅速且つ正確に行うことができるパターン形成装置および位置決め装置の提供を目的とする。
本発明の前記目的は、基板に対してパターン形成を行うパターン形成装置であって、基板がそれぞれ装着される第1装着部および第2装着部を有する移動台と、前記第1装着部または第2装着部に取り付けられた基板に対してパターン形成を行う加工手段と、前記加工手段を挟んで両側にそれぞれ配置され、前記第1装着部または第2装着部に取り付けられた基板の位置を検出する基板位置検出手段と、検出された基板の位置を修正する基板位置修正手段と、前記第1装着部が一方の前記基板位置検出手段に位置し前記第2装着部が前記加工手段に位置する第1のエリアと、前記第1装着部が前記加工手段に位置し前記第2装着部が他方の前記基板位置検出手段に位置する第2のエリアとの間で、駆動座標軸に沿って前記移動台を往復搬送する駆動手段と、前記駆動座標軸上の前記移動台の座標位置を検出する座標位置検出手段と、前記第1のエリアおよび第2のエリアに搬送された前記移動台の基準位置からの偏差を検出する移動台検出手段と、前記駆動手段の作動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記座標位置検出手段の検出に基づき前記駆動座標軸上の第1の目標座標と第2の目標座標との間で前記移動台が往復動するように前記駆動手段を作動させ、前記第1のエリアで検出された前記移動台の位置偏差に基づいて前記第1の目標座標を補正し、前記第2のエリアで検出された前記移動台の位置偏差に基づいて前記第2の目標座標を補正することを特徴とするパターン形成装置により達成される。
また、本発明の前記目的は、基板がそれぞれ装着される第1装着部および第2装着部を有する移動台と、前記第1装着部または第2装着部に取り付けられた基板に対してパターン形成を行う加工手段と、前記加工手段を挟んで両側にそれぞれ配置され、前記第1装着部または第2装着部に取り付けられた基板の位置を検出する基板位置検出手段と、検出された基板の位置を修正する基板位置修正手段と、前記第1装着部が一方の前記基板位置検出手段に位置し前記第2装着部が前記加工手段に位置する第1のエリアと、前記第1装着部が前記加工手段に位置し前記第2装着部が他方の前記基板位置検出手段に位置する第2のエリアとの間で、駆動座標軸に沿って前記移動台を往復搬送する駆動手段と、前記駆動座標軸上の前記移動台の座標位置を検出する座標位置検出手段とを備えるパターン形成装置に用いられる位置決め装置であって、前記第1のエリアおよび第2のエリアに搬送された前記移動台の基準位置からの偏差を検出する移動台検出手段と、前記駆動手段の作動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記座標位置検出手段の検出に基づき前記駆動座標軸上の第1の目標座標と第2の目標座標との間で前記移動台が往復動するように前記駆動手段を作動させ、前記第1のエリアで検出された前記移動台の位置偏差に基づいて前記第1の目標座標を補正し、前記第2のエリアで検出された前記移動台の位置偏差に基づいて前記第2の目標座標を補正することを特徴とする位置決め装置により達成される。
本発明によれば、基板に対するパターン形成を迅速且つ正確に行うことができるパターン形成装置および位置決め装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るパターン形成装置の正面図である。 図1のA−A断面図である。 図1の矢示B方向から見たパターン形成装置の側面図である。 図1に示すパターン形成装置の作動を説明するための正面図である。 図1に示すパターン形成装置の作動を説明するためのフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係るパターン形成装置の要部正面図である。 本発明の更に他の実施形態に係るパターン形成装置の要部正面図である。 従来のパターン形成装置の正面図である。
以下、本発明に係る基板に導電パターンを印刷するパターン形成装置について添付図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係るパターン形成装置の正面図であり、図2は図1のA−A断面図である。また、図3は図1の矢示B方向の側面図である。尚、各図においては、構成の理解を容易にするため、実寸比ではなく部分的に拡大または縮小を施している。また、図3においては、図1に示されている加工装置21を省略して記載している。
図1〜図3に示すように、パターン形成装置1は、コンベア10、第1搬送アーム11、第2搬送アーム12およびパターン形成装置本体20を備えている。コンベア10は、基板wを移送する装置であり、例えば、ベルトコンベア、ローラコンベア、チェーンコンベアなど種々のものを採用することができる。
第1搬送アーム11は、コンベア10上と、後述する第1支持台35の第1装着部35aとの間で基板wを交換する装置であり、図3に示すように、コンベア10および基板支持装置25の上方に配置されている。この第1搬送アーム11は、水平方向に延びる支持アーム11aを備え、この支持アーム11aの中心部には、鉛直方向に延びる回転軸11bが設けられている。この回転軸11bの上端部にはモータ11cが連結されており、これにより支持アーム11aが水平面上を回転できるように構成されている。また、回転軸11bは、モータ11cを介して、上下方向に移動する移動軸11dと連結しており、これにより支持アーム11aは、上下方向に移動できるように構成されている。支持アーム11aの両端部下面側には、基板wの上面を吸引して保持する複数の吸引パッド11eが設けられている。
第2搬送アーム12は、コンベア10上と、後述する第2支持台37の第2装着部37aとの間で基板wを交換する装置である。この第2搬送アーム12の構成は、上述の第1搬送アーム11と同一なので、詳細な説明は省略する。なお、第1搬送アーム11と第2搬送アーム12とは、後述する加工装置21を挟んでその両側に配置される。
パターン形成装置本体20は、加工装置21、基板支持装置25、第1基板位置検出装置51および第2基板位置検出装置52を備えている。加工装置21は、基板w上に導電ペースト等を塗布してパターン形成する装置であり、例えば、スクリーン印刷機を例示することができる。加工装置21は、予め設定されたパターン形状に基づき、基板w上に印刷パターンや溝パターン等の各種パターンを形成可能なものであればよく、例えば、レーザ加工により基板w上に配線パターンやマーキングを施すことができるレーザ加工装置や、インクジェット方式の印刷装置であってもよい。
基板支持装置25は、移動台26、第1基板位置決め装置27、第2基板位置決め装置28、駆動装置32および座標位置検出装置32cを備えている。移動台26は、加工装置21の下方において、コンベア10の搬送方向に沿って水平往復移動する。この移動台26は、台本体30の上面に第1基板位置決め装置27および第2基板位置決め装置28を搭載して構成されている。
駆動装置32は、図1に示すように、コンベア10に平行な駆動座標軸に沿って延びるように配置されたボールねじ32aと、台本体30に固定されボールねじ32aに螺合するボールねじナット32dと、ボールねじ32aにカップリング(図示せず)を介して出力軸が連結された駆動モータ32bとを備えている。座標位置検出装置32cは、駆動モータ32bの回転駆動によるボールねじ32aの回転数を検出するロータリーエンコーダなどの回転検出器からなる。ボールねじ32aは、ねじ溝部32eが中間部に形成されており、ねじ溝部32eの両端側の非ねじ溝部が軸受39a,39bにより回転自在に支持されている。軸受39a,39bは、ボールねじ32aの熱膨張時に、軸方向の伸びを拘束することなくボールねじ32aを支持するように架台31の上面に固定されている。架台31の両端には、台本体30の往復移動量を規制するためのストッパ(図示せず)が設けられており、移動台26の異常搬送時における台本体30等の損傷を防止できるように構成されている。架台31は、搬送方向に沿って延びるガイドレールを適宜備えることにより、台本体30の支持及び案内を行うように構成してもよい。第1基板位置決め装置27および第2基板位置決め装置28は、移動台26の往復移動方向(図1の左右方向)に沿ってそれぞれ配置されている。
第1基板位置決め装置27は、第1搬送アーム11によってコンベア10から投入される基板wを支持すると共に、基板wの位置合わせを行う装置であり、基板wを支持する第1支持台35と、第1支持台35に支持される基板wの位置を予め設定された所定位置に修正し、基板wの位置合わせを行う第1位置修正装置36とを備えている。第1支持台35は、第1位置修正装置36の上部に載置されている。第1支持台35の上面には、基板wを取り付ける第1装着部35aが設けられている。第1装着部35aに基板wを取り付ける構成としては、例えば、第1支持台35に設けられる図示しない吸引孔を介して基板wを吸引する構成を例示することができる。
第1位置修正装置36は、後述する第1基板位置検出装置51で検出される第1装着部35aに取り付けられた基板wの位置と、予め設定している基板wの所定位置とのずれ量を算出すると共に、このずれ量に基づいて第1支持台35を所定量移動させることより、第1支持台35に支持されている基板wを予め設定されている基板の所定位置に配置できるように構成されている。第1支持台35を所定量移動させる構成として、第1支持台35を移動台26の台本体30に対して、左右方向(図2の矢示X方向)、前後方向(図2の矢示Y方向)、水平回転方向(図2の矢示θ方向)に移動する3軸モータ機構を例示することができる。
このような構成により、第1位置修正装置36は、第1支持台35に支持される基板wの位置を予め設定されている所定位置に合わせることができ、基板wの所定箇所に効率良くパターン形成することが可能になる。
第2基板位置決め装置28は、第2搬送アーム12によってコンベア10から投入される基板wを支持すると共に、基板wの位置合わせを行う装置であり、基板wを支持する第2支持台37と、第2支持台37に支持される基板wの位置を予め設定された所定位置に修正する第2位置修正装置38とを備えているが、上述の第1基板位置決め装置27の構成と同一であるので、詳細な説明は省略する。
第1基板位置検出装置51および第2基板位置検出装置52は、第1支持台35の第1装着部35aおよび第2支持台37の第2装着部37aにそれぞれ取り付けられる基板wの一部や、基板wに予め印刷されている見当マークの位置を読み取って基板wの位置を検出できるように構成されている装置であり、加工装置21を挟んだ両側に設けられている。これら第1基板位置検出装置51および第2基板位置検出装置52としては、例えば、CCDカメラや顕微鏡などの撮像手段を例示することができる。なお、図1においては、第1基板位置検出装置51および第2基板位置検出装置52として、それぞれ2つの撮像手段51a,51b(52a,52b)を備える構成を例示しているが、このような構成に特に限定されるものではなく、3つ以上の撮像手段を備える構成を採用することもできる。
また、移動台26上に載置される第1基板位置決め装置27および第2基板位置決め装置28と、加工装置21と、第1基板位置検出装置51および第2基板位置検出装置52との位置関係は、以下のように構成されている。すなわち、移動台26を作動させて、台本体30を図4(a)に示すように配置した場合に、第1支持台35の第1装着部35aにおいて、基板wの位置を第1基板位置検出装置51が検出し、この検出した基板wの位置に基づいて、第1位置修正装置36が基板wの位置修正を行うことができる位置修正可能状態となり、第2支持台37の第2装着部37aにおいて、第2位置修正装置38で位置修正された基板wに加工装置21が導電パターンを印刷することができる印刷可能状態となるように構成されている。また、台本体30を図4(b)に示すように配置した場合に、第2支持台37の第2装着部37aにおいて、第2基板位置検出装置52で検出した基板wの位置に基づいて、第2位置修正装置38が基板wの位置修正を行うことができる位置修正可能状態となり、第1支持台35の第1装着部35aにおいて、加工装置21が基板wに導電パターンを印刷することができる印刷可能状態となるように構成されている。このように、移動台26は、第1装着部35aが第1基板位置検出装置51による検出可能位置に位置し、第2装着部37aが加工装置21による加工可能位置に位置する第1のエリア(図4(a)の位置)と、第1装着部35aが加工装置21による加工可能位置に位置し、第2装着部37aが第2基板位置検出装置52による検出可能位置に位置する第2のエリア(図4(b)の位置)との間で、駆動装置32により往復搬送される。
また、パターン形成装置本体20は、移動台26の搬送方向に沿って対向するように、移動台26に隣接して配置された第1位置検出センサ61aおよび第2位置検出センサ61bを備えている。第1位置検出センサ61aおよび第2位置検出センサ61bは、架台31に取り付けられたフレーム60に支持されており、移動台26が第1のエリアおよび第2のエリアに移動したときに、それぞれ移動台26の基準位置からの偏差を検出するように配置されている。これら位置検出センサ61a,61bは、例えば変位センサであり、渦電流式、光学式、超音波式、レーザ式、接触式、磁歪式、磁気式など各種検出方式のものを使用することが可能であるが、コスト、耐久性、検出精度等の面から渦電流センサやレーザ変位センサを好ましく使用することができる。本実施形態においては、位置検出センサ61a,61bとして渦電流センサを使用しており、移動台26の側面に固定された平板状のドグ26aとの間に生じるギャップG(図1参照)を検出する。このギャップGを、移動台26が第1のエリアまたは第2のエリアに正確に搬送された場合の基準値と比較することにより、基準位置からの偏差を求めることができる。
上述したコンベア10、加工装置21、第1位置修正装置36、第2位置修正装置38、駆動装置32等の作動は、パターン形成装置本体20が備える制御装置40によって制御される。制御装置40は、上記の各構成要素を作動するために必要な情報を記憶する記憶部41と、記憶部41に記憶された情報に基づき上記各構成要素の作動を制御する制御部42とを備えている。
記憶部41に記憶される情報には、移動台26を第1のエリアと第2のエリアとの間で往復動させるための駆動座標軸上の座標値である第1の目標座標および第2の目標座標や、ボールねじ32aの正逆回転中に回転検出器32cの検出によりリアルタイムに増減するボールねじ32aの回転数が含まれる。駆動座標軸の座標間隔はボールねじのピッチに対応しており、ボールねじ32aが伸縮しても、ボールねじ32aの回転数と駆動座標軸上の座標値とは対応関係が維持される。したがって、回転検出器32cによるボールねじ32aの回転数の検出に基づいて移動台26の駆動座標軸上の座標値を把握することができるので、第1の目標座標および第2の目標座標をボールねじ32aの回転数に対応させて予め設定しておくことにより、制御部42は、第1の目標座標と第2の目標座標との間で移動台26が移動するように駆動手段32を作動させることができる。例えば、ボールねじ32aが正回転した場合に座標値が増加するように駆動座標軸を設定し、ボールねじ32aの回転数が0回転の位置を駆動座標軸の原点に合わせることで、ボールねじ32aの回転数と駆動座標軸上の座標とを容易に対応付けることができる。
次に、パターン形成装置1を用いて基板wにパターン形成する方法を、図5に示すフローチャートを適宜参照しながら説明する。まず、移動台26の第1装着部35aおよび第2装着部37aに基板wを装着した状態で、第1装着部35aの基板wに対して位置修正が可能な位置修正可能状態となるように、移動台26を図4(a)に示す第1のエリアに移動しておく。このとき、第1支持台35は、第1基板位置検出装置51および第1搬送アーム11の下方に配置される。
移動台26が第1のエリアの基準位置にあるときには、第1位置検出センサ61aとドグ26aとの間に生じるギャップGが、予め設定された基準値(例えば、1000μm)となるように設定されており、移動台26の位置ずれ量である基準位置からの位置偏差は、ギャップGと基準値との差によって把握することができる。同様に、移動台26が第2のエリアの基準位置にあるときには、第2位置検出センサ61bとドグ26aとの間に生じるギャップGが、予め設定された基準値(例えば、1000μm)となるように設定されており、基準位置からの位置偏差をギャップGと基準値との差によって把握することができる。
制御装置40は、記憶部41に記憶された第2の目標座標に基づき、移動台26を第1のエリアから第2のエリアまで移動させる(ステップS1)。すなわち、ボールねじ32aの回転数が第2の目標座標に対応する回転数まで増加するように、駆動モータ32bの出力軸を正方向に回転させる。これにより、移動台26は、図4(b)に示すように、第2の目標座標に対応する第2のエリアに移動する。
ボールねじ32aが、雰囲気温度の変化やボールねじナット32dの高速摺動等により熱変形を生じると、第2の目標座標に基づく移動台26の移動後の位置が、第2のエリアにおける基準位置に正確に一致しないおそれがある。制御装置40は、第2位置検出センサ61bのギャップGの検出により把握される移動台26の位置偏差に基づき第2の目標座標を補正し、記憶部41を更新する(ステップS2)。すなわち、図4(b)に示すギャップGが基準値よりも小さい場合(移動台26が基準位置を超えて行き過ぎた場合)、第2の目標座標に対応する回転数から行き過ぎ量の相当分を減じた回転数に対応するように、第2の目標座標の値を小さくする補正を行う一方、ギャップGが基準値よりも大きい場合(移動台26が基準位置に届かない場合)、移動不足量に相当する回転数を加えた回転数に対応するように、第2の目標座標の値を大きくする補正を行う。これにより、ボールねじ32aの熱変形によって生じる第2の目標座標と第2のエリアの基準位置とのずれを抑制することができる。
また、制御装置40は、上記のステップS2と並行して、移動台26が第2のエリアにある状態で、基板wに対するパターン形成および基板位置補正を行う(ステップS3)。すなわち、第1装着部35aに取り付けられた基板wに対しては、加工装置21によりパターン形成を行い、このパターン形成中に第2装着部37aにコンベア10から基板wを投入し、基板wの位置合わせを予め行っておく。基板wの位置合わせは下記の手順で行われる。
まず、コンベア10を作動して、コンベア10上のパターン形成されていない基板wが第2搬送アーム12の下方に到達したときに、コンベア10の作動を停止する。そして、第2搬送アーム12を下方に移動させると共に、支持アーム12aの先端部に取り付けられている吸引パッド12e,12eによってコンベア10上および第2装着部37aに装着された基板wを吸引して保持する。そして、第2搬送アーム12を上方に移動させつつ、支持アーム12aを180°回転させて基板wを入れ替え、再度、第2搬送アーム12を下方に移動させて第2装着部37aおよびコンベア10上に基板wを載置する。第2装着部37aにセットされた基板wは、図示しない吸引孔を介して吸引されることにより固定される。
次に、第2基板位置検出装置52によって第2装着部37a上の基板wの位置を検出する。そして、検出された基板wの位置と、予め設定している基板の所定位置とのずれ量を算出する。その後、算出されたずれ量に基づいて、第2位置修正装置38を作動させて基板wのずれを吸収する方向に第2支持台37を移動する。これにより、第2装着部37a上の基板wの位置を、予め設定された位置に補正することができる。
こうして、パターン形成および基板位置補正の終了後、次の基板wへのパターン形成を終了するか否かを判定し(ステップS4)、終了しない場合、制御装置40は、記憶部41に記憶された第1の目標座標に基づき、移動台26を第2のエリアから第1のエリアまで移動させる(ステップS5)。すなわち、ボールねじ32aの回転数が第1の目標座標に対応する回転数まで減少するように、駆動モータ32bの出力軸を逆方向に回転させる。これにより、移動台26は、図4(a)に示すように、第1の目標座標に対応する第1のエリアに移動する。
ついで、制御装置40は、上記ステップS2と同様に、第1位置検出センサ61aのギャップGの検出により把握される移動台26の位置偏差に基づき第1の目標座標を補正し、記憶部41を更新する(ステップS6)。すなわち、図4(a)に示すギャップGが基準値よりも小さい場合(移動台26が基準位置を超えて戻り過ぎた場合)、第1の目標座標に対応する回転数に戻り過ぎ量の相当分を加えた回転数に対応するように、第1の目標座標の値を大きくする補正を行う一方、ギャップGが基準値よりも大きい場合(移動台26が基準位置まで戻りきらない場合)、移動不足量の相当分を第1の目標座標に対応する回転数から減じて、第1の目標座標の値を小さくする補正を行う。これにより、ボールねじ32aの熱変形により生じる第1の目標座標と第1のエリアの基準位置とのずれを抑制することができる。
制御装置40は、上記ステップS6と並行して、移動台26が第1のエリアにある状態で、基板wに対するパターン形成および基板位置補正を行う(ステップS7)。第2装着部37aに取り付けられた基板wは、上記ステップS3において位置補正が行われているため、加工装置21において精度良くパターン形成を行うことができる。また、このパターン形成中に第1装着部35aにコンベア10から基板wを投入し、基板wの位置合わせを予め行っておく。
基板wの位置合わせは上記ステップS3と同様であり、コンベア10上のパターン形成されていない基板wが第1搬送アーム11の下方に位置する状態で、第1搬送アーム11を下方に移動させると共に、支持アーム11aの先端部に取り付けられている吸引パッド11e,11eによってコンベア10上および第1装着部35aに装着された基板wを吸引して保持する。そして、第1搬送アーム11を上方に移動させつつ、支持アーム11aを180°回転させて基板wを入れ替え、再度、第1搬送アーム11を下方に移動させて第1装着部35aおよびコンベア10上に基板wを載置する。第1装着部35aにセットされた基板wは、図示しない吸引孔を介して吸引されることにより固定される。
次に、第1基板位置検出装置51によって第1装着部35a上の基板wの位置を検出する。そして、検出された基板wの位置と、予め設定している基板の所定位置とのずれ量を算出する。その後、算出されたずれ量に基づいて、第1位置修正装置36を作動させて基板wのずれを吸収する方向に第1支持台35を移動する。これにより、第1装着部35a上の基板wの位置を、予め設定された位置に補正することができる。
ついで、基板wへのパターン形成を終了するか否かを判定し(ステップS8)、終了しない場合には、再びステップS1に戻り、移動台26の移動を行う。これ以降、ステップS3およびS7においては、基板wの位置修正が行われた基板wに対してパターン形成が行われると共に、パターン形成後の基板wがコンベア10上の基板wと順次交換されて基板wの位置補正が行われるため、基板wに対するパターン形成を高精度で効率良く行うことができる。
本実施形態のパターン形成装置によれば、第1のエリアと第2のエリアとの間で移動台26を往復搬送する際に、移動終点となる駆動座標軸上の第1の目標座標および第2の目標座標を予め設定し、これらの目標座標を第1のエリアおよび第2のエリアにおける移動台26の位置偏差に基づいて補正することができるので、移動前の移動台26の位置ずれ量に拘わらず、移動後の位置を常に正確に維持することができる。したがって、ボールねじ32aに熱変形が生じた場合でも、移動台26の往復動に伴い位置ずれ量が蓄積されるおそれがなく、移動台26の送り量の調整や駆動座標軸の補正により移動台26の位置補正を行う方法と比べて高い位置決め精度を維持することが可能であり、基板に対する正確なパターン形成を連続的に行うことができる。
また、移動台26の位置偏差に基づく第1の目標座標または第2の目標座標の補正は、次回の移動台26の移動時に反映されるため、移動台26の停止と略同時に加工装置21におけるパターン形成を開始することができる。したがって、基板に対するパターン形成を効率良く行うことができ、タクトタイムの短縮を図ることができる。
移動台26におけるドグ26aの位置は、本実施形態においては移動台26の搬送方向の略中央としているが、特に限定されるものではなく、任意の位置とすることができる。例えば、図6に示すように、第1装着部35a(または第2装着部37a)の直下にドグ26aを配置し、第1装着部35a(または第2装着部37a)に装着される基板の中心位置とドグ26aの中心位置とを搬送方向で一致させることも好ましい。このように、移動台26の搬送方向に沿ったドグ26aの位置が、第1装着部35aまたは第2装着部37aのいずれかと一致するように構成することで、ボールねじ32aの熱膨張に加えて移動台26の台本体30に搬送方向の伸びが発生した場合においても、ドグ26aの直上に位置する一方の基板については台本体30の伸びの影響を受けないので、正確なパターン形成をより容易に実現することができる。
また、本実施形態においては、第1基板位置検出装置51および第2基板位置検出装置52により検出された基板wの位置修正を、移動台26に設けた第1位置修正装置36および第2位置修正装置38によりそれぞれ行っているが、基板位置修正手段は、必ずしも移動台26に設ける必要はない。また、検出された基板wの位置修正手段は、基板wを物理的に移動させる構成に限定されるものではなく、パターン形成を行う加工装置21に位置修正機能を内蔵させたものであってもよい。
例えば、加工装置21が、設定された加工目標座標に基づいてXY平面上でレーザスポットを走査することにより基板に対してパターン形成を行うことができるレーザ加工装置である場合、第1基板位置検出装置51及び第2基板位置検出装置52の検出基準面とレーザ加工装置の加工基準面とが同一平面上となるように移動台26を水平移動可能に設定し、第1基板位置検出装置51又は第2基板位置検出装置52により検出された基板の位置をレーザ加工装置に入力することにより、この検出結果に基づいてレーザ加工装置における加工目標座標を補正することができる。すなわち、レーザ加工装置における基準座標系での加工目標座標を、第1基板位置検出装置51又は第2基板位置検出装置52の検出に基づき算出されたx方向、y方向及びθ方向(図2参照)のずれ量に基づいて仮想座標系での加工目標座標に変換し、この仮想座標系でレーザスポットの駆動制御を行うことにより、第1装着部35aまたは第2装着部37aに取り付けられた基板自体を移動させることなく正確なパターン形成を行うことができる。この構成によれば、第1位置修正装置36及び第2位置修正装置38が不要になるため構成の簡素化を図ることができるだけでなく、基板の移動による位置合わせが不要であるために作業をより迅速に行うことが可能になる。加工手段が基板位置修正手段を内蔵する構成としては、上記のものに限定されず、例えば、加工手段がスクリーン印刷機である場合には、基板検出位置に基づいてスクリーン位置を調整することにより、基板自体を移動させることなく基板の位置ずれを補償することができる。
本実施形態においては、駆動装置32としてボールねじ機構を採用し、駆動座標軸上の移動台26の座標位置を、回転検出器32cにより検出したボールねじ32aの回転数で把握するように構成しているが、第1のエリアと第2のエリアとの間で駆動座標軸に沿って移動台26を往復搬送する駆動装置と、駆動座標軸上の移動台26の座標位置を検出する装置とを備える構成であれば、本実施形態のものには限定されない。
図7は、移動台26を往復搬送する駆動装置として、リニアモータ機構を採用した場合の一例を示す要部正面図である。図7において、図6と同様の構成部分には同一の符号を付して、説明を省略する。
駆動装置132は、駆動座標軸上でスライダを駆動可能なシャフト型のリニアモータからなり、コンベア10の搬送方向に沿って延びる長尺状のステータ132aと、架台31に固定されてステータ132aの両端を支持する支持フレーム132b,132cと、ステータ132aにより支持されるスライダ132dとを備えている。ステータ132aは、非磁性材料からなる円筒内に、多数の円柱状の永久磁石132e(図1では一部のみを破線で示す)を同極同士が向き合うように軸線に沿って並設し、円筒両端を封止して構成されている。スライダ132dは、ステータ132aを囲繞するコイル132fを備えており、移動台26の下面に固定されている。コイル132fへの通電は、配線(図示せず)を介して行うことができる。
架台31には、駆動座標軸に沿って延びるリニアスケール(リニアエンコーダ)133が設けられており、スライダ132dには、リニアスケール133に対向するように検出部134が設けられている。リニアスケール133は、光学式や磁気式など公知のものを用いることができ、絶対位置を測定するアブソリュート式を採用することにより、駆動座標軸上の移動台26の座標位置を取得することができる。
本実施形態の構成において、第1の目標座標および第2の目標座標は、リニアスケール133上の位置情報に対応させることができ、検出部134の検出に基づきコイル132fへの通電を制御することにより、第1の目標座標と第2の目標座標との間で移動台26を往復搬送することができる。したがって、リニアスケール133が雰囲気温度の変化等により熱変形を生じて伸縮し、座標間隔が変化した場合でも、図1に示す構成と同様に、第1のエリアで第1位置検出センサ61aにより検出された移動台26の位置偏差に基づいて第1の目標座標を補正し、第2のエリアで第2位置検出センサ61bにより検出された移動台26の位置偏差に基づいて第2の目標座標を補正することにより、基板に対する正確なパターン形成を連続的に行うことができる。
1 パターン形成装置
10 コンベア
21 加工装置
26 移動台
26a ドグ
32 駆動装置
32a ボールねじ
32b 駆動モータ
32c 回転検出器
35a 第1装着部
36 第1位置修正装置
37a 第2装着部
38 第2位置修正装置
51 第1基板位置検出装置
52 第2基板位置検出装置
61a 第1位置検出センサ
61b 第2位置検出センサ
本発明の前記目的は、基板に対してパターン形成を行うパターン形成装置であって、基板がそれぞれ装着される第1装着部および第2装着部を有する移動台と、前記第1装着部または第2装着部に取り付けられた基板に対してパターン形成を行う加工手段と、前記加工手段を挟んで両側にそれぞれ配置され、前記第1装着部または第2装着部に取り付けられた基板の位置を検出する基板位置検出手段と、検出された基板の位置を修正する基板位置修正手段と、前記第1装着部が一方の前記基板位置検出手段に位置し前記第2装着部が前記加工手段に位置する第1のエリアと、前記第1装着部が前記加工手段に位置し前記第2装着部が他方の前記基板位置検出手段に位置する第2のエリアとの間で、駆動座標軸に沿って前記移動台を往復搬送する駆動手段と、前記駆動座標軸上の前記移動台の座標位置を検出する座標位置検出手段と、前記第1のエリアおよび第2のエリアに搬送された前記移動台の基準位置からの偏差を検出する移動台検出手段と、前記駆動手段の作動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記座標位置検出手段の検出に基づき前記駆動座標軸上の第1の目標座標と第2の目標座標との間で前記移動台が往復動するように前記駆動手段を作動させ、前記第1のエリアで検出された前記移動台の位置偏差に基づく前記第1の目標座標の補正および前記第2のエリアで検出された前記移動台の位置偏差に基づく前記第2の目標座標の補正と並行して、前記加工手段により基板に対するパターン形成を行い、前記第1の目標座標および第2の目標座標の補正を次回の前記移動台の移動時に反映させるように構成されていることを特徴とするパターン形成装置により達成される。
また、本発明の前記目的は、基板がそれぞれ装着される第1装着部および第2装着部を有する移動台と、前記第1装着部または第2装着部に取り付けられた基板に対してパターン形成を行う加工手段と、前記加工手段を挟んで両側にそれぞれ配置され、前記第1装着部または第2装着部に取り付けられた基板の位置を検出する基板位置検出手段と、検出された基板の位置を修正する基板位置修正手段と、前記第1装着部が一方の前記基板位置検出手段に位置し前記第2装着部が前記加工手段に位置する第1のエリアと、前記第1装着部が前記加工手段に位置し前記第2装着部が他方の前記基板位置検出手段に位置する第2のエリアとの間で、駆動座標軸に沿って前記移動台を往復搬送する駆動手段と、前記駆動座標軸上の前記移動台の座標位置を検出する座標位置検出手段とを備えるパターン形成装置に用いられる位置決め装置であって、前記第1のエリアおよび第2のエリアに搬送された前記移動台の基準位置からの偏差を検出する移動台検出手段と、前記駆動手段の作動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記座標位置検出手段の検出に基づき前記駆動座標軸上の第1の目標座標と第2の目標座標との間で前記移動台が往復動するように前記駆動手段を作動させ、前記第1のエリアで検出された前記移動台の位置偏差に基づく前記第1の目標座標の補正および前記第2のエリアで検出された前記移動台の位置偏差に基づく前記第2の目標座標の補正と並行して、前記加工手段により基板に対するパターン形成を行い、前記第1の目標座標および第2の目標座標の補正を次回の前記移動台の移動時に反映させるように構成されていることを特徴とする位置決め装置により達成される。

Claims (6)

  1. 基板に対してパターン形成を行うパターン形成装置であって、
    基板がそれぞれ装着される第1装着部および第2装着部を有する移動台と、
    前記第1装着部または第2装着部に取り付けられた基板に対してパターン形成を行う加工手段と、
    前記加工手段を挟んで両側にそれぞれ配置され、前記第1装着部または第2装着部に取り付けられた基板の位置を検出する基板位置検出手段と、
    検出された基板の位置を修正する基板位置修正手段と、
    前記第1装着部が一方の前記基板位置検出手段に位置し前記第2装着部が前記加工手段に位置する第1のエリアと、前記第1装着部が前記加工手段に位置し前記第2装着部が他方の前記基板位置検出手段に位置する第2のエリアとの間で、駆動座標軸に沿って前記移動台を往復搬送する駆動手段と、
    前記駆動座標軸上の前記移動台の座標位置を検出する座標位置検出手段と、
    前記第1のエリアおよび第2のエリアに搬送された前記移動台の基準位置からの偏差を検出する移動台検出手段と、
    前記駆動手段の作動を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記座標位置検出手段の検出に基づき前記駆動座標軸上の第1の目標座標と第2の目標座標との間で前記移動台が往復動するように前記駆動手段を作動させ、前記第1のエリアで検出された前記移動台の位置偏差に基づいて前記第1の目標座標を補正し、前記第2のエリアで検出された前記移動台の位置偏差に基づいて前記第2の目標座標を補正することを特徴とするパターン形成装置。
  2. 前記駆動手段は、前記駆動座標軸に沿って延びるように配置されたボールねじと、前記移動台に固定され前記ボールねじに螺合するボールねじナットと、前記ボールねじを回転駆動する駆動モータとを備え、
    前記座標位置検出手段は、前記ボールねじの回転数を検出する回転数検出手段を備えており、
    前記第1の目標座標および第2の目標座標は、前記ボールねじの回転数に対応する請求項1に記載のパターン形成装置。
  3. 前記駆動手段は、前記駆動座標軸に沿って並設された複数の磁石を有するステータと、前記ステータを囲繞するコイルを有し前記移動台に固定されたスライダとを備え、
    前記座標位置検出手段は、前記駆動座標軸に沿って配置されたリニアスケールと、前記リニアスケールに対向するように前記スライダに設けられた検出部とを備え、
    前記第1の目標座標および第2の目標座標は、前記検出部が検出する前記リニアスケール上の位置情報に対応する請求項1に記載のパターン形成装置。
  4. 前記移動台検出手段は、前記移動台に設けられたドグまでの距離を検出する変位センサを備え、前記変位センサは、前記移動台の搬送方向に沿って対向配置されており、
    前記ドグは、前記移動台の搬送方向に沿った位置が前記第1装着部または第2装着部のいずれかと一致するように、前記移動台に固定されている請求項1から3のいずれかに記載のパターン形成装置。
  5. 前記加工手段は、設定された加工目標座標に基づいて平面上でレーザスポットを走査することにより、基板に対してパターン形成を行うことができるレーザ加工装置であり、
    前記基板位置修正手段は、前記基板位置検出手段の検出に基づいて、前記加工目標座標を補正する請求項1から4のいずれかに記載のパターン形成装置。
  6. 基板がそれぞれ装着される第1装着部および第2装着部を有する移動台と、
    前記第1装着部または第2装着部に取り付けられた基板に対してパターン形成を行う加工手段と、
    前記加工手段を挟んで両側にそれぞれ配置され、前記第1装着部または第2装着部に取り付けられた基板の位置を検出する基板位置検出手段と、
    検出された基板の位置を修正する基板位置修正手段と、
    前記第1装着部が一方の前記基板位置検出手段に位置し前記第2装着部が前記加工手段に位置する第1のエリアと、前記第1装着部が前記加工手段に位置し前記第2装着部が他方の前記基板位置検出手段に位置する第2のエリアとの間で、駆動座標軸に沿って前記移動台を往復搬送する駆動手段と、
    前記駆動座標軸上の前記移動台の座標位置を検出する座標位置検出手段とを備えるパターン形成装置に用いられる位置決め装置であって、
    前記第1のエリアおよび第2のエリアに搬送された前記移動台の基準位置からの偏差を検出する移動台検出手段と、
    前記駆動手段の作動を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記座標位置検出手段の検出に基づき前記駆動座標軸上の第1の目標座標と第2の目標座標との間で前記移動台が往復動するように前記駆動手段を作動させ、前記第1のエリアで検出された前記移動台の位置偏差に基づいて前記第1の目標座標を補正し、前記第2のエリアで検出された前記移動台の位置偏差に基づいて前記第2の目標座標を補正することを特徴とする位置決め装置。
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