JP2011235002A - 遊技台 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成でコネクタの取り外しが行われたことが分かる遊技台を提供することである。
【解決手段】第1ソケットCN6と第2ソケットCN5とは、同一形状とし、第1コネクタハーネス290aは、装置200を遊技台に取り付けた場合に、第1ソケットCN6と第2ソケットCN5とに、第1コネクタ290bが挿入可能なハーネス長とし、第2コネクタハーネス646aは、装置600を遊技台に取り付けた場合に、第1ソケットCN6と第2ソケットCN5とに、第2コネクタ646bが挿入可能なハーネス長とし、制御装置は、第1ソケットCN6から受信する信号を監視し、第1ソケットCN6から受信する信号以外の信号を受け取った場合には、エラーとする、ことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、スロットマシン(パチスロ機)やパチンコ機に代表される遊技台に関する。
従来、遊技台に対する不正行為として、遊技台を構成する各種装置を一旦取り外し、その後不正な装置等を取り付ける行為が行われる場合がある。
遊技台を構成する各種装置は、ハーネスの端部に設けたコネクタ等の接続器具によって他の装置と接続され、このハーネスを介して他の装置と信号のやり取りを行っている。このため、各種装置を一旦取り外すためには、このコネクタ等を取り外す必要がある。
そこで、特許文献1に記載の発明では、コネクタが取り外された場合には、その痕跡が残るように構成し、各種装置を一旦取り外す不正行為を発見可能としている。
特開2008−000460号公報
しかしながら、コネクタが取り外された場合に痕跡が残るよう構成した場合にも、不正行為者は、取り外しても痕跡が残らない工夫をするなどイタチごっこのようなものであった。
本発明は上記問題に鑑み、簡易な構成でコネクタの取り外しが行われたことが分かる遊技台を提供することを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するために、第1ソケットと、第2ソケットと、前記第1ソケットに取り付けられる第1コネクタハーネスと、前記第2ソケットに取り付けられる第2コネクタハーネスと、を備えた装置と、前記装置が出力する信号に基づいて遊技に係わる制御を行う制御装置と、を備え、前記第1ソケットと前記第2ソケットとは、同一形状とし、前記第1コネクタハーネスは、前記装置を該遊技台に取り付けた場合に、前記第1ソケットと前記第2ソケットとに、前記第1コネクタが挿入可能なハーネス長とし、前記第2コネクタハーネスは、前記装置を該遊技台に取り付けた場合に、前記第1ソケットと前記第2ソケットとに、前記第2コネクタが挿入可能なハーネス長とし、前記制御装置は、前記第1ソケットから受信する信号を監視し、前記第1ソケットから受信する信号以外の信号を受け取った場合には、エラーとする、ことを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成でコネクタの取り外しが行われたことが分かる遊技台を提供することができる。
スロットマシン100の外観斜視図を示したものである。 前面扉102に設けられる扉中継基板に配置されるソケットの例を示す図である。 扉中継基板400に、MAXベットボタン600やメダルセレクタ200を接続する様子を示す斜視図である。 ハーネスの長さについて説明する、扉中継基板400の近傍の概略を示す図である。 不正行為者に混同させるコネクタの形状、向きを示す図であって、(a)は正しい接続をする様子を示す斜視図であり、(b)は誤接続をする様子を示す斜視図である。 不正行為者に混同させるコネクタの配置位置、構造を示す図であって、(a)はソケットCN5およびCN6の配置位置を説明する平面図であり、(b)はコネクタ646bおよびコネクタ290bの構造を説明する斜視図である。 (a)はメダルセレクタ200の分解斜視図、(b)はメダルセレクタ200の斜視図である。 メダル通過時の可動部材270の動作態様を示す図であり、(a)〜(d)はメダル通過時の状態を時系列に示す斜視図であり、(e)はメダル通過時の動作検出センサ290の出力信号を示す図である。 スロットマシン100のMAXベットボタン(「第3遊技メダル投入ボタン」ともいう)600を示す図であり、(a)はMAXベットボタン600の分解斜視図であり、(b)はMAXベットボタン600の斜視図である。 MAXベットボタン600を押下時の押下部620の動作態様を示す図であり、(a)はボタンを押下していない状態を示す側断面図であり、(b)はボタン押下中の状態を示す側断面図であり、(c)はボタン押下前から押下後に亘る検知センサ646の出力信号を示す図である。 制御部の回路ブロック図である。 主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。 主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 メダルセレクタ200の動作検出センサ290、メダル検出センサ260の信号の一例を示すタイムチャートであり、(a)は正常にメダル検出した場合を示す図であり、(b)はコネクタ646bとコネクタ290bとを、図5(b)のように誤接続した場合を示す図である。 本実施形態の遊技台の組み立て方法を説明する図であり、(a)、(b)、(c)および(d)は組み立ての順で、扉中継基板400の近傍の概略を示す図である。 第2実施形態において、不正行為者に混同させるコネクタの配置位置、構造を示す図であって、(a)はソケットCN5およびCN2の配置位置を説明する平面図であり、(b)はコネクタ646bおよびコネクタ134bの構造を説明する斜視図である。 (a)は、第3実施形態において、前面扉102に設けられる扉中継基板に配置されるコネクタの例を示す図であり、(b)は、ソケットCN2とソケットCN6との誤接続時に、精算ボタン134を押下したままメダル投入口141にメダル投入した場合の信号レベルを示すタイムチャートである。 スタートレバー135を有するスタートレバーユニットからのハーネスを不正行為者が誤接続しやすい構成である第4実施形態を示す図であり、(a)はスタートレバーユニットの構成を示すブロック図であり、(b)はスタートレバーユニットの外観を示す側面図であり、(c)はハーネスの接続を示す扉中継基板400の近傍の概略図である。 エラーを区分けして報告する第5実施形態において、(a)はコネクタ誤接続のエラーであると報告する場合を示すタイムチャートであり、(b)は動作検出センサの検出位置に何らかの物体が滞留しているエラーであると報告する場合を示すタイムチャートである。
<実施例1>
以下、図面を用いて、本発明の実施例に係る遊技台であるスロットマシンについて詳細に説明する。
<全体構成>
まず、図1を用いて、本発明に係るスロットマシン100の全体構成について説明する。なお、同図はスロットマシン100の外観斜視図を示したものである。
図1に示すスロットマシン100は、本体101と、本体101の正面に取り付けられ、本体101に対して開閉可能な前面扉102と、を備える。本体101の中央内部には、(図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール110、中リール111、右リール112)収納され、スロットマシン100の内部で回転できるように構成されている。これらのリール110乃至112はステッピングモータ等の駆動装置により回転駆動される。
本実施形態において、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール110乃至112が構成されている。リール110乃至112上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓113から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール110乃至112を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール110乃至112は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示装置として機能する。なお、このような表示装置としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン100の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール110乃至112の背面には、図柄表示窓113に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン100内部において各々のリール110乃至112の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール110乃至112を停止させる。
入賞ライン表示ランプ120は、有効となる入賞ライン114を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン114は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン114の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを有効な入賞ラインとして設定してもよく、ベット数に関係なく、一律に同一数の入賞ラインを有効な入賞ラインとして設定してもよい。
告知ランプ123は、例えば、後述する内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ124は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ122は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ128は演出用のランプである。
ベットボタン598乃至600は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダル(クレジットという)を所定の枚数分投入するためのボタンである。本実施形態においては、ベットボタン598が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン599が押下されると2枚投入され、ベットボタン600が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン600はMAXベットボタンまたは第3遊技メダル投入ボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ129は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ121が点灯する。
メダル投入口141は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン598乃至600により電子的に投入することもできるし、メダル投入口141から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。貯留枚数表示器125は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器126は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器127は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、および、払出枚数表示器127は、7セグメント(SEG)表示器とした。
スタートレバー135は、リール110乃至112の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口141に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン598乃至600を操作して、スタートレバー135を操作すると、リール110乃至112が回転を開始することとなる。スタートレバー135に対する操作を遊技の開始操作と言う。
ストップボタンユニット136には、ストップボタン137乃至139が設けられている。ストップボタン137乃至139は、スタートレバー135の操作によって回転を開始したリール110乃至112を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール110乃至112に対応づけられている。以下、ストップボタン137乃至139に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。なお、各ストップボタン137乃至139の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン137乃至139の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン133は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン134は、スロットマシン100に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口155から排出するためのボタンである。ドアキー孔140は、スロットマシン100の前面扉102のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。
ストップボタンユニット136の下部には、機種名の表示と各種証紙の貼付とを行うタイトルパネル162が設けられている。タイトルパネル162の下部には、メダル払出口155、メダルの受け皿161が設けられている。
音孔180はスロットマシン100内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉102の左右各部に設けられたサイドランプ144は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉102の上部には演出装置160が配設されており、演出装置160の上部には音孔143が設けられている。この演出装置160は、水平方向に開閉自在な2枚の右シャッタ163a、左シャッタ163bからなるシャッタ(遮蔽装置)163と、このシャッタ163の奥側に配設された液晶表示装置157(演出画像表示装置)を備えており、右シャッタ163a、左シャッタ163bが液晶表示装置157の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置157の表示画面がスロットマシン100正面(遊技者側)に出現する構造となっている。なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能な表示装置であればよく、例えば、複数セグメントディスプレイ(7セグディスプレイ)、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、リール(ドラム)、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。本実施形態の場合、表示画面は長方形であるが、正方形でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。表示画面は本実施形態の場合、平坦面であるが、曲面をなしていてもよい。
図2は、前面扉102に設けられる扉中継基板に配置されるソケットの例を示す図である。
前面扉102に設けられる扉中継基板400は、複数のソケットを有し、各センサ出力信号がこのソケットに接続され、各センサ出力信号を後述の主制御部1300に引き渡す中継の役割を果たす。
本実施の形態では、扉中継基板400は、ソケットCN1、CN2、CN3、CN4、CN5、CN6およびCN7の7つのコネクタを有する。
ソケットCN1は、スタートレバー135の状態を検出するセンサの信号線が接続されるコネクタであり、6ピンで構成される。スタートレバー135の状態を検出するセンサとしては、スタートレバー135の上方向への操作を検出する第1スタートレバーセンサおよびスタートレバー135の下方向への操作を検出する第2スタートレバーセンサを備えている。ソケットCN1の2番ピンは、第1スタートレバーセンサの出力信号をHighアクティブで入力し、ソケットCN1の5番ピンは、第2スタートレバーセンサの出力信号をLowアクティブで入力する。
ソケットCN2は、精算ボタン134の状態を検出するセンサの信号線が接続されるコネクタであり、2ピンで構成される。ソケットCN2の1番ピンは、精算ボタンセンサの出力信号をLowアクティブで入力する。すなわち、精算ボタン134非押下で信号はHigh、精算ボタン134押下で信号はLowである。
ソケットCN3は、第1遊技メダル投入ボタンおよび第2遊技メダル投入ボタンすなわちベットボタン598および599の状態を検出するセンサの信号線が接続されるコネクタであり、4ピンで構成される。ソケットCN3の1番ピンは、第1遊技メダル投入ボタンの出力信号をLowアクティブで入力し、ソケットCN3の3番ピンは、第2遊技メダル投入ボタンの出力信号をLowアクティブで入力する。
ソケットCN4は、外部リセット(不図示)の状態を検出するセンサの信号線が接続されるコネクタであり、3ピンで構成される。ソケットCN4の2番ピンは、該部リセットセンサの出力信号をLowアクティブで入力する。
ソケットCN5は、MAXベットボタンすなわち第3遊技メダル投入ボタン600の状態を検出する検知センサ646の信号線が接続されるコネクタであり、3ピンで構成される。ソケットCN5の2番ピンは、第3遊技メダル投入ボタンセンサ646の出力信号をHighアクティブで入力する。また、ソケットCN5には、第3遊技メダル投入ボタンセンサ646に接続したハーネス646aの先端に設けたコネクタ646bが接続される。すなわち、第3遊技メダル投入ボタン600非押下で信号はLow、第3遊技メダル投入ボタン600押下で信号はHighである。
ソケットCN6は、後述のメダルセレクタ200の動作検出センサすなわち第3遊技メダル投入センサ290の信号線が接続されるコネクタであり、3ピンで構成される。ソケットCN6の2番ピンは、第3遊技メダル投入センサ290の出力信号をLowアクティブで入力する。また、ソケットCN6には、第3遊技メダル投入センサ290に接続したハーネス290aの先端に設けたコネクタ290bが接続される。すなわち、第3遊技メダル投入センサ290が例えばメダルの通過非検出で信号はHigh、第3遊技メダル投入センサ290が例えばメダルの通過検出で信号はLowである。図示しないが、外部リセットセンサ、第3遊技メダル投入ボタンセンサ646、第3遊技メダル投入センサ290は、同一仕様(外観形状および出力信号形態同じ)のセンサであってもよく、例えば、この同一仕様のセンサの出力信号がHighアクティブであれば、センサとコネクタとの間に論理を反転させるインバータ回路を設けることで、ソケットCN4、ソケットCN6にはLowアクティブで入力する。
ソケットCN7は、後述のメダルセレクタ200のメダル検出センサすなわち第1、第2遊技メダル投入センサ260(図7参照)の信号線が接続されるとともに、後述のアクチュエータ250の電磁ソレノイドすなわちブロッカソレノイドの信号線が接続されるコネクタであり、6ピンで構成される。ソケットCN7の2番ピンは、第1遊技メダル投入センサ260の出力信号をHighアクティブで入力し、ソケットCN7の3番ピンは、第2遊技メダル投入センサ260の出力信号をHighアクティブで入力し、ソケットCN7の5番ピンは、ブロッカソレノイドの出力信号をLowアクティブで入力する。
図3は、扉中継基板400に、MAXベットボタン600やメダルセレクタ200を接続する様子を示す斜視図である。
図3に示すように、前面扉102に設けられる扉中継基板400は、ソケットCN1、CN2、CN3、CN4、CN5、CN6およびCN7の7つのコネクタを有する。
ソケットCN5には、MAXベットボタンすなわち第3遊技メダル投入ボタン600の状態を検出する検知センサ646に接続したハーネス646aの先端に設けたコネクタ646bが接続される。
ソケットCN6には、メダルセレクタ200の動作検出センサすなわち第3遊技メダル投入センサ290に接続したハーネス290aの先端に設けたコネクタ290bが接続される。
図4は、ハーネスの長さについて説明する、扉中継基板400の近傍の概略を示す図である。
本実施形態では、上述のように、扉中継基板400のソケットCN5にハーネス646aのコネクタ646bを接続し、ソケットCN6にハーネス290aのコネクタ290bを接続することによって、正常動作が行われる。さらに、本実施形態では、この状況において、不正行為者が、コネクタの誤接続をしやすい状態にしている。
すなわち、本実施形態では、図4に示すように、MAXベットボタン600の状態を検出する検知センサ646のソケット644からソケットCN5までの距離よりも、ソケットCN6までの距離が長く、メダルセレクタ200の動作検出センサ290のソケット292からソケットCN6までの距離よりも、ソケットCN5までの距離が長い状態であって、検知センサ646のソケット644からソケットCN6までの距離をL2とし、動作検出センサ290のソケット292からソケットCN5までの距離をL1としたとき、検知センサ646のハーネス646aの長さをL2よりも長くし、動作検出センサ290のハーネス290aの長さをL1よりも長くしている。このようにすることによって、ハーネス646aのコネクタ646bおよびハーネス290aのコネクタ290bの両方が、ソケットCN5およびCN6のどちらにも接続可能な長さであり、不正行為者が、この接続をいったん外して再度接続しようとしたときに混同し、不正行為者が誤接続するように仕向けることができる。
図5は、不正行為者に混同させるコネクタの形状、向きを示す図であって、(a)は正しい接続をする様子を示す斜視図であり、(b)は誤接続をする様子を示す斜視図である。
図5(a)、(b)に示すように、ソケットCN5とソケットCN6とは同外観(例えば同形状、同色、同材質)であり、扉中継基板400への取付けの向きも同じであり、また、コネクタ646bとコネクタ290bとも同外観(例えば同形状、同色、同材質)であり、配線のピン数も同じである。このようにすることによって、コネクタ646bおよびコネクタ290bの両方が、ソケットCN5およびCN6のどちらにも接続可能であり、不正行為者が、この接続をいったん外して再度接続しようとしたときに混同し、不正行為者が誤接続するように仕向けることができる。
図6は、不正行為者に混同させるコネクタの配置位置、構造を示す図であって、(a)はソケットCN5およびCN6の配置位置を説明する平面図であり、(b)はコネクタ646bおよびコネクタ290bの構造を説明する斜視図である。
図6(a)に示すように、ソケットCN5と、不正行為者に混同させたいソケットCN6とは、互いに、他のコネクタ類よりも近い位置に配置している。すなわち、ソケットCN5の中心からソケットCN6までの距離(CN5−r)を半径とする一点鎖線で示す円内には、他のコネクタ類は配置しておらず、また、ソケットCN6の中心からソケットCN5までの距離(CN6−r)を半径とする一点鎖線で示す円内には、他のコネクタ類は配置していない。
図6(b)に示すように、コネクタ646bのハーネス646aとコネクタ290bのハーネス290aとは、配線の色(本実施形態では黄色だがこれに限られるものではない)、線径ともに同じである。
<メダルセレクタ>
次に、前面扉102の背面に取り付けられるメダルセレクタ200について説明する。
図7(a)はメダルセレクタ200の分解斜視図、図7(b)はメダルセレクタ200の斜視図である。
メダルセレクタ200はメダル投入口141から投入されたメダルが転動しながら通過するメダル通路を形成するとともに、正規のメダルよりも小径のメダルをメダル通路の一方側方に脱落させることにより正規のメダルを選別し、正規のメダルの通過を検出する。なお、上流側、下流側とはメダルが転動しながら流れる方向を基準とし、メダル投入口141側が上流側である。
メダルセレクタ200はセレクタベース210と、ガイド部材220と、フロントカバー230と、アクチュエータ250と、メダル検出センサ(「第1遊技メダル投入センサ」、「第2遊技メダル投入センサ」ともいう)260と、可動部材270と、付勢部材280と、動作検出センサ290と、を備える。メダル投入口141に投入されたメダルは、まず、セレクタベース210とガイド部材220とにより形成される導入口201に導入され、セレクタベース210に形成された排出口215から排出される。
セレクタベース210は、通路壁211を備える。通路壁211は、通過するメダルの側面と周面のうち、側面に面する通路壁の一方を形成する。通路壁211には、メダル通路の幅方向に互いに離間し、メダルの通過方向に延びる複数条のリブ211aと、メダル通路の幅方向に互いに離間し、メダルの通過方向に延びる複数のスリット211bと、が形成されている。スリット211bはリブ211aの間に形成されている。リブ211aを設けたことにより、通過するメダルの側面と接する面積が小さくなり、メダルをより円滑に移動させることができる。
通路壁211の下流側には、メダル通路の底部BTおよび当接部214が形成されている。底部BTにはメダルの周面が転動しながら接し、当接部214はメダルの側面に当接する。底部BTの一部は可動底部212により形成されている。可動底部212はセレクタベース210に設けた可動機構(不図示)により底部BTの他の部分からずれた位置に移動可能にされており、アクチュエータ250により駆動されて、メダル投入禁止時等において作動するメダルブロッカを構成している。
つまり、メダル投入禁止時等において、アクチュエータ250の作動により可動底部212は移動し、これにより底部BTを部分的に非連続なものとして、底部BT上を転動するメダルをメダル通路の一方の側方(フロントカバー230側)に脱落するようにしている。メダルブロッカの構成としては、このようにメダル通路の構成部分の一部を可動とする構成のほかに、メダル通路の側方から出没・退避する部材をアクチュエータで駆動する構成でもよい。
当接部214はセレクタベース210の正面側に突出してメダルの流れ方向に形成されており、後述するガイド部材220とともに正規のメダルの脱落を防止するスリットを形成する。セレクタベース210は、フック形状の一対の軸受部213を備える。この軸受部213には軸240が着脱自在に装着される。排出口215は底部BTの下流端に形成されており、メダルセレクタ200を通過するメダルはこの排出口215から排出され、不図示の案内部材により、メダルを貯留するホッパー装置(不図示)に導かれることになる。
アクチュエータ250は、電磁ソレノイドを有するアクチュエータであり、セレクタベース210の背面側に取り付けられる。メダル検出センサ260は、セレクタベース210に支持され、特定個所のメダルの通過を検出する光センサであるが、光センサ以外のセンサを利用可能である。本実施形態では、相対的に上流側、下流側にそれぞれメダル検出センサ260が配置され、これら2個のメダル検出センサ260の検出結果に基づいてメダルの正常投入を判定する。なお、コネクタ262には電気配線が接続される。
フロントカバー230は、セレクタベース210の通路壁211に対向する通路壁231を備える。通路壁211および231によりメダル通路の厚み方向に離間した通路壁が形成され、これらの間をメダルが通過する。通路壁231にも、メダル通路の幅方向に互いに離間し、メダルの通過方向に延びる複数条のリブ(不図示)が形成されており、メダルとの摩擦を低下させる。
フロントカバー230は、軸240の両端部がそれぞれ嵌合する一対の嵌合部232を有する。軸240には、スプリング241が装填されており、軸240が嵌合部232に勘合された状態で、軸240を軸受部213に装着することで、フロントカバー230をセレクタベース210に取り付けることができる。セレクタベース210に取り付けられた状態においてフロントカバー230は軸240回りに開閉自在とされているが、スプリング241により常時閉方向に付勢されている。
フロントカバー230の正面側にはつまみ部234が形成されている。このつまみ部234を利用することで、フロントカバー230の開閉作業や、セレクタベース210との着脱作業を容易化することができる。フロントカバー230は、また、メダル検出センサ260を覆うカバー部233を備える。カバー部233は、メダル検出センサ260の正面側を覆うとともに、メダル検出センサ260の上面側を覆う天井部233aを有する。この天井部233aによりメダル検出センサ260のコネクタ262が覆われるので、コネクタ262に対する不正器具の侵入等を防止することができる。本実施形態では、このようにフロントカバー230がメダル検出センサ260の保護機能を有している。
ガイド部材220は、たとえば、金属製の板材を曲折して形成され、取付部221と、スリット形成部222と、を備える。取付部221には複数の取付部材220がセレクタベース210に固定される。
スリット形成部222は、セレクタベース210の当接部214とともに正規メダルの上部が通過するスリットを形成する。このスリットは、正規メダルの上部のわずかな部分のみが挿入されるように、底部BTから正規メダルの直径に応じた距離だけ離間した位置に形成され、正規メダルよりも小径のメダルは挿入されない位置に形成される。
したがって、小径メダルは、スリット形成部222および当接部214に支持されず、側方に傾倒してメダルセレクタ200から脱落することになり正規メダルと小径メダルとが選別される。正規メダルはスリット形成部222と当接部214とに支持されることで、メダル検出センサ260に到達し、その通過が検出されることになる。
可動部材270はセレクタベース210の背面側に枢着される。付勢部材280は可動部材270を常時一方向に付勢する。本実施形態の場合、付勢部材280はねじりコイルバネであるが、可動部材270を不正可能な部材であれば何でもよい。動作検出センサ(「第3遊技メダル投入センサ」ともいう)290は、可動部材270の回動位置を検出する光センサであり、スリット291を通過する物体を検出する透過型の光センサである。動作検出センサ290による検出結果は、ソケット292から出力される。
可動部材270は、円筒状の軸部272を備える。この軸部272の中心項にセレクタベース210の軸部材(不図示)が挿入され、可動部材270は軸部272の中心軸線回りに回動自在にセレクタベース210に支持される。軸部272は相対的に小径のバネ装着部272aを有し、ここに付勢部材280が装填される。
可動部材270は、通路壁211に形成された各スリット211bに対応した進退部271a、271b、271cおよび271dを備える。進退部271aおよび271bはその上流側端部が軸部272に接続され、進退部271cおよび271dは、上流側の連結部273aと下流側273bの連結部とを介して進退部271aおよび271bに接続されている。
進退部271dには、動作検出センサ290側に突出する被検出片274が一体に形成されている。動作検出センサ290は、この被検出片274のスリット291への進入の有無を検出することで可動部材270の回動位置を検出する。
各進退部271aないし271dは、可動部材270の回動により、それぞれに対応するスリット211bを通過してメダル通路の厚み方向に進退する。本実施形態では可動部材270の回動運動により各進退部271aないし271dを進退させる構成としてもよい。
付勢部材280は可動部材270を、進退部271aないし271dがメダル通路内へ進入する方向に常時付勢する。
メダル通路内への各進退部271aないし271dの突出量は、上流側から下流側に向かって徐々に増加しており、メダルの円滑な通過を妨げないようにしている一方、進退部271aないし271dの下流側端部の通過メダルとの干渉を確実なものとしている。なお、メダルが非通過時の状態においては、被検出片274は動作検出センサ290のスリット291外に位置し、その存在が動作検出センサ290によって検出されない。
メダル通過時の状態においては、メダル通路内への各進退部271aないし271dの突出量が減少し、メダルの通過空間が確保される。進退部271aないし271dの退避位置は、メダル通路から完全に脱した位置としてもよいが、メダルが通過可能であればメダル通路内に残っていてもよい。なお、メダルが通過時の状態においては、被検出片274は動作検出センサ290のスリット291内に位置し、その存在が動作検出センサ290によって検出される。動作検出センサ290が規定時間(たとえば数十秒)継続して被検出片274の存在を検出している場合、何らかの不正行為(たとえばメダルセレクタ200に異物を挿入している等)が行われているとして、エラー処理を実行するようにしてもよい。
図8は、メダル通過時の可動部材270の動作態様を示す図であり、(a)〜(d)はメダル通過時の状態を時系列に示す斜視図であり、(e)はメダル通過時の動作検出センサ290の出力信号を示す図である。図8(e)において縦軸は信号レベルであり、横軸は時間である。メダル通過時の動作検出センサ290の出力信号は、スリット291内の物体を検出していないときにHighであり、スリット291内の物体を検出しているときにLowとなる。
図8(a)は、図8(e)のタイミングT1の際の状態を示す斜視図であって、図8(b)は、図8(e)のタイミングT2の際の状態を示す斜視図であって、図8(c)は、図8(e)のタイミングT3の際の状態を示す斜視図であって、図8(d)は、図8(e)のタイミングT4の際の状態を示す斜視図である。図8(a)ではメダルMが導入口201に導入されつつある状態であり、メダルMは自重により導入口201から下流側へと進み、メダルMが導入されるにつれ、図8(b)、図8(c)、図8(d)へと進む。
図8(e)に示すように、タイミングT2すなわち図8(b)の状態で、動作検出センサ290すなわち第3遊技メダル投入センサ290の出力信号は、HighからLowへと立ち下がる。その後、図8(d)(タイミングT4)のようにメダルMが通過し終わると、動作検出センサ290の出力信号は、LowからHighへと立ち上がる。
なお、この動作検出センサ290の出力信号は、メダルMすなわち媒体の通過によって変化するものであり、人の操作によって変えづらいものである。
この動作検出センサ290の出力信号は、図13を参照して後述する割込み処理で検出される。この割込み処理は1.5ms間隔で実行される。
図9は、スロットマシン100のMAXベットボタン(「第3遊技メダル投入ボタン」ともいう)600を示す図であり、(a)はMAXベットボタン600の分解斜視図であり、(b)はMAXベットボタン600の斜視図である。
MAXベットボタン600は、ホルダ610と、押下部620と、押下部カバー630と、実装基板640と、底部カバー650と、取付ナット660と、戻しバネ670から構成されている。
ホルダ610は、押下部ホルダ612と、その下側に形成されている円筒部ホルダ614から構成されている。
押下部ホルダ612は、樹脂製又は金属製の概略6角形の箱形状部材である。その押下部ホルダ612は、ホルダ凹部612aと、鍔部612bを備えている。ホルダ凹部612aは、押下部620を摺動可能に収容できるように形成されている。また、鍔部612bは、スロットマシン100の前面扉102と所定の位置で係合して係止される。
円筒部ホルダ614は、樹脂製又は金属製の略円筒状部材であり、押下部ホルダ612の下側(底部カバー650側)に連続して接続され、押下部ホルダ612と一体になってホルダ610を形成している。円筒部ホルダ614は、その円筒外周に、取付ナット660と締結されるネジ状の組付ネジ部614aが形成され、押下部620を係止する切欠部614bが実装基板640側に設けられ、底部カバー650を係止する係止フック614cが設けられている。さらに、円筒部ホルダ614の内側には、実装基板640をガイドする基板ガイド614dが設けられている。
押下部620は、押下部ヘッド622と、その下側に連続して形成されている円筒部624から構成され、形状的には、ホルダ610を縮小したような形状になっている。
押下部ヘッド622は、樹脂製又は金属製の概略6角形の箱形状部材である。その押下部ヘッド622は、その箱形状の周囲に、後で説明する押下部カバー630と係合して係止する押下部カバー係止部622aが設けられている。
円筒部624は、樹脂製又は金属製の略円筒状部材であり、押下部ヘッド622と連続して接続され、押下部ヘッド622と一体になって押下部620を形成している。また、円筒部624は、円筒部ホルダ614の内部に摺動可能に収容される。円筒部624は、その下側(ホルダ610側)に、ホルダ610と係止する係止部624aが設けられている。その係止部624aは、円筒部ホルダ614に設けられた切欠部614bと係合し、ホルダ610に係止される。さらに円筒部624は、その円筒内側に、被検知片624bを備え、押下部620が押下された場合に、その被検知片624bが摺動して、後で説明する実装基板640に実装されている検知センサ646の検知部G2に進入するように構成されている。
押下部カバー630は、押下部620の押下部ヘッド622と係合し、押下部ヘッド622を収容する概略6角形の透明樹脂製のカバーである。その押下部カバー630は、その内側にMAXベットボタン(第3遊技メダル投入ボタン)600の機能名(たとえば、本実施形態では、「最大」を意味する「MAX」の文字)が印刷された透過性を有する透過板635を内装し、遊技者が透過板635に記載された文字等を確認できるようにしている。また、押下部カバー630の周囲には、押下部620の押下部カバー係止部622aと係合して、押下部カバー630を係止する取付穴632が設けられている。
実装基板640は、プリント実装基板であり、略四角形をしており、実装基板640に実装されているソケット644と、検知センサ646と、その他、抵抗やコンデンサ等の電子部品(図師省略)から構成されている。
実装基板640は、円筒部ホルダ614の内部に設けられた基板ガイド614dに沿って、押下部620方向に挿入され、円筒部ホルダ614内に立設される。したがって、実装基板640は、円筒部ホルダ614内部に立設されて収容されることで、円筒部ホルダ614の内径面積よりも実装面積を大きくできる。
底部カバー650は、円筒部ホルダ614の底部と係合し、実装基板640を埃や静電気から保護するために設けられている。底部カバー650には、ホルダ610に設けられた係止フック614cと係止する底部カバー係止部652が設けられている。
取付ナット660は、MAXベットボタン600をスロットマシン100の前面扉102に固定するためのナット部材である。取付ナット660は、前面扉102を挟むようにして、ホルダ610の組付けネジ部614aと締結して、前面扉102に係止する。また、本実施形態では、取付ナット660は、取付ナット660を手で締め付けることができるように取手部662と、取付ネジ部614aと締結するためのネジ部664が設けられている。
戻しバネ670は、押下部620が押下された後、戻しバネ670の弾性力で、押下部620を自動的に所定の位置に戻すためのバネ等の弾性部材である。
上記のようにMAXベットボタン600は、全ての構成部品がネジや接着剤を使用することなく、組み立てることができるように構成されているので、分解や組み付けが容易に行える。
図10は、MAXベットボタン600を押下時の押下部620の動作態様を示す図であり、(a)はボタンを押下していない状態を示す側断面図であり、(b)はボタン押下中の状態を示す側断面図であり、(c)はボタン押下前から押下後に亘る検知センサ646の出力信号を示す図である。図10(c)において縦軸は信号レベルであり、横軸は時間である。検知センサ646の出力信号は、非押下すなわち被検知片624bが検知部G2に進入していないときにLowであり、押下すなわち被検知片624bが検知部G2に進入しているときにHighとなる。
図10(a)は、図10(c)のタイミングT5の際の状態を示す側断面図であって、図10(b)は、図10(c)のタイミングT6の際の状態を示す側断面図である。
図10(c)に示すように、
タイミングT5すなわち図10(a)の状態では、被検知片624bは検知部G2に進入せず、検知センサ646すなわち第3遊技メダル投入ボタンセンサ646は被検知片624bを検知せずにその出力信号は、Lowである。また、タイミングT6すなわち図10(b)の状態では、被検知片624bは検知部G2に進入し、検知センサ646すなわち第3遊技メダル投入ボタンセンサ646は被検知片624bを検知しその出力信号は、LowからHighへと立ち上がる。
なお、この検知センサ646の出力信号は、MAXベットボタン600の押下/非押下によって変化するものであり、人の操作で容易に変えられるものである。
この検知センサ646の出力信号は、図13を参照して後述する割込み処理で検出される。この割込み処理は1.5ms間隔で実行される。
ここで、図11を用いて、スロットマシン100の制御部の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
スロットマシン100の制御部は、大別すると、遊技の進行を制御する主制御部1300と、主制御部1300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて、主な演出の制御を行う第1副制御部1400と、第1副制御部1400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部1500と、によって構成されている。
<主制御部>
まず、スロットマシン100の主制御部1300について説明する。主制御部1300は、主制御部1300の全体を制御する基本回路1302を備えており、この基本回路1302には、CPU1304と、制御プログラムデータ、入賞役の内部抽選時に用いる抽選データ、リールの停止位置等を記憶するためのROM1306と、一時的にデータを記憶するためのRAM1308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O1310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ1312と、WDT(ウォッチドックタイマ)1314を搭載している。なお、ROM1306やRAM1308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部1400や第2副制御部1500についても同様である。この基本回路1302のCPU1304は、水晶発振器1314bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。さらには、CPU1304は、電源が投入されるとROM1306の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ1312に送信し、カウンタタイマ1312は受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU1304に送信する。CPU1304は、この割込み要求を契機に各センサ等の監視や駆動パルスの送信を実行する。例えば、水晶発振器1314bが出力するクロック信号を8MHz、カウンタタイマ1312の分周値を1/256、ROM1306の分周用のデータを47に設定した場合、割り込みの基準時間は、256×47÷8MHz=1.504msとなる。すなわち、図13を参照して後述する割込み処理は、この約1.5ms間隔で実行される。
主制御部1300は、0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している乱数発生回路1316と、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路1338を備えており、CPU1304は、この起動信号出力回路1338から起動信号が入力された場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部1300には、センサ回路1320を備えており、CPU1304は、割り込み時間ごとに各種センサ1318(ベットボタン598センサ、ベットボタン599センサ、ベットボタン600センサ、メダル投入口141から投入されたメダルのメダル受付センサ(前述のメダル検出センサ260)、動作検出センサ290、スタートレバー135センサ、ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、ストップボタン139センサ、精算ボタン134センサ、メダル払出装置1180から払い出されるメダルのメダル払出センサ、リール110のインデックスセンサ、リール111のインデックスセンサ、リール112のインデックスセンサ、等)の状態を監視している。
なお、センサ回路1320がスタートレバー135センサのHレベルを検出した場合には、この検出を示す信号を乱数発生回路1316に出力する。この信号を受信した乱数発生回路1316は、そのタイミングにおける値をラッチし、抽選に使用する乱数値を格納するレジスタに記憶する。
メダル受付センサ(前述のメダル検出センサ260)は、前述のようにメダル投入口141の内部通路に2個設置されており、メダルの通過有無を検出する。動作検出センサ290(第3遊技メダル投入センサ290)は、前述のように、スリット291を通過する物体を検出する。スタートレバー135センサは、スタートレバー135内部に2個設置されており、遊技者によるスタート操作を検出する。ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、および、ストップボタン139は、各々のストップボタン137乃至139に設置されており、遊技者によるストップボタンの操作を検出する。
ベットボタン598センサ、ベットボタン599センサ、および、ベットボタン600センサ(前述の第3遊技メダル投入ボタン600のセンサ)は、メダル投入ボタン598乃至600のそれぞれに設置されており、RAM1308に電子的に貯留されているメダルを遊技への投入メダルとして投入する場合の投入操作を検出する。精算ボタン134センサは、精算ボタン134に設けられている。精算ボタン134が一回押されると、電子的に貯留されているメダルを精算する。メダル払出センサは、メダル払出装置1180が払い出すメダルを検出するためのセンサである。なお、以上の各センサは、非接触式のセンサであっても接点式のセンサであってもよい。
リール110のインデックスセンサ、リール111のインデックスセンサ、および、リール112のインデックスセンサは、各リール110乃至112の取付台の所定位置に設置されており、リールフレームに設けた遮光片が通過するたびにLレベルになる。CPU1304は、この信号を検出すると、リールが1回転したものと判断し、リールの回転位置情報をゼロにリセットする。
主制御部1300は、リール装置110乃至112に設けたステッピングモータを駆動する駆動回路1322、投入されたメダルを選別するメダルセレクタ200に設けたソレノイドを駆動する駆動回路1324、メダル払出装置1180に設けたモータを駆動する駆動回路1326、各種ランプ1338(入賞ライン表示ランプ120、告知ランプ123、遊技メダル投入可能ランプ1124、再遊技ランプ122、遊技メダル投入ランプ129は、遊技開始ランプ121、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、払出枚数表示器127)を駆動する駆動回路1328を備えている。
また、基本回路1302には、情報出力回路1334を接続しており、主制御部1300は、この情報出力回路1334を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路1652にスロットマシン100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部1300は、電源管理部(図示しない)から主制御部1300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路1330を備えており、電圧監視回路1330は、電源の電圧値が所定の値(本実施例では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路1302に出力する。
また、主制御部1300は、第1副制御部1400にコマンドを送信するための出力インタフェースを備えており、第1副制御部1400との通信を可能としている。なお、主制御部1300と第1副制御部1400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部1300は第1副制御部1400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部1400からは主制御部1300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、スロットマシン100の第1副制御部1400について説明する。第1副制御部1400は、主制御部1300が送信した制御コマンドを、入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第1副制御部1400の全体を制御する基本回路1402を備えており、この基本回路1402は、CPU1404と、一時的にデータを記憶するためのRAM1408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O1410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ1412を搭載している。基本回路1402のCPU1404は、水晶発振器1414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。ROM1406は、第1副制御部1400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、バックライトの点灯パターンや各種表示器を制御するためのデータ等を記憶する。
CPU1404は、所定のタイミングでデータバスを介してROM1406の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ1412に送信する。カウンタタイマ1412は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU1404に送信する。CPU1404は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、第1副制御部1400には、音源IC1418を設けており、音源IC1418に出力インタフェースを介してスピーカ1272、1277を設けている。音源IC1418は、CPU1404からの命令に応じてアンプおよびスピーカ1272、1277から出力する音声の制御を行う。音源IC1418には音声データが記憶されたS−ROM(サウンドROM)が接続されており、このROMから取得した音声データをアンプで増幅させてスピーカ1272、1277から出力する。
また、第1副制御部1400には、駆動回路1422が設けられ、駆動回路1422に入出力インタフェースを介して各種ランプ1420(上部ランプ、下部ランプ、サイドランプ144、タイトルパネル162ランプ、等)が接続されている。
また、CPU1404は、出力インタフェースを介して第2副制御部1500へ信号の送受信を行う。第2副制御部1500は、演出画像表示装置157の表示制御を含む演出装置160の各種制御を行う。なお、第2副制御部1500は、例えば、液晶表示装置157の表示の制御を行う制御部、各種演出用駆動装置の制御を行う制御部(例えば、シャッタ163のモータ駆動を制御する制御部)とするなど、複数の制御部で構成するようにしてもよい。
第2副制御部1500は、第1副制御部1400が送信した制御コマンドを、入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部1500の全体を制御する基本回路1502を備えており、この基本回路1502は、CPU1504と、一時的にデータを記憶するためのRAM1508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O1510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ1512と、を搭載している。基本回路1502のCPU1504は、水晶発振器1514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。ROM1506は、第2副制御部1500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等を記憶する。
CPU1504は、所定のタイミングでデータバスを介してROM1506の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ1512に送信する。カウンタタイマ1512は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU1404に送信する。CPU1504は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、第2副制御部1500には、シャッタ163のモータを駆動する駆動回路1530を設けており、駆動回路1530には出力インタフェースを介してシャッタ163を設けている。この駆動回路1530は、CPU1504からの命令に応じてシャッタ163に設けたステッピングモータ(図示省略)に駆動信号を出力する。
また、第2副制御部1500には、センサ回路1532を設けており、センサ回路1532には入力インタフェースを介してシャッタセンサ1538を接続している。CPU1504は、割り込み時間ごとにシャッタセンサ1538状態を監視している。
また、第2副制御部1500には、VDP1534(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)を設けており、このVDP1534には、バスを介してROM1506、VRAM1536が接続されている。VDP1534は、CPU1504からの信号に基づいてROM1506に記憶された画像データ等を読み出し、VRAM1536のワークエリアを使用して表示画像を生成し、演出画像表示装置157に画像を表示する。
<主制御部メイン処理>
図12を用いて、主制御部1300のCPU1304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
上述したように、主制御部1300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)1338を設けている。この起動信号を入力した基本回路1302のCPU1304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM1306に予め記憶している制御プログラムに従って図12に示す主制御部メイン処理を実行する。
電源投入が行われると、まず、ステップ2001の初期処理で各種の初期設定を行う。この初期設定では、CPU1304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定、割込禁止の設定、I/O1310の初期設定、RAM1308に記憶する各種変数の初期設定、WDT1314への動作許可及び初期値の設定等を行う。
ステップ2003ではメダル投入・スタート操作受付処理を実行する。ここではメダルの投入の有無をチェックし、メダルの投入に応じて入賞ライン表示ランプ120を点灯させる。なお、前回の遊技で再遊技に入賞した場合は、前回の遊技で投入されたメダル枚数と同じ数のメダルを投入する処理を行うので、遊技者によるメダルの投入が不要となる。また、スタートレバー135が操作されたか否かのチェックを行い、スタートレバー135の操作があればステップ2005へ進む。
また、このステップ2003では、図13を参照して後述する割り込み処理において検出して出力される、動作検出センサすなわち第3遊技メダル投入センサ290からの信号が、物体(例えばメダル)の通過を検出したものである場合に、メダル投入処理中のフラグを立てるとともに、タイマをセットしてスタートし、そのタイマ値の時間が経過する前に、割り込み処理において検出して出力される、メダル検出センサすなわち第1、第2遊技メダル投入センサ260からの信号が、物体(例えばメダル)の通過を検出したものである場合に、メダルの投入ありと判定する(後述の図14(a)の状態)とともにメダル投入処理中のフラグをリセットする。
なお、タイマ値の時間が経過しても、割り込み処理において検出して出力される、メダル検出センサすなわち第1、第2遊技メダル投入センサ260からの信号が、物体(例えばメダル)の通過を検出しないものである場合には、エラーと判定する(後述の図14(b)の状態)。本実施形態では、エラーは、遊技進行に係わる処理を中断した状態とし、該状態をサイドランプ144の異常点滅等によって報知する、ことで、遊技を進行させないようにし、不正操作があったことを周囲に報知する、ようにした。
このステップ2003のメダル投入・スタート操作受付処理は、主制御部メイン処理内の各処理の中でも早期に実行される処理である。電源が投入された後、ステップ2001で初期設定処理が実行されると、ステップ2003でメダル投入・スタート操作受付処理が実行されるが、メダル投入・スタート操作受付処理開始後に約7秒が経過(後述の図14(b))するとエラーとなる。遊技台が設置された店舗では、営業開始時間前に遊技台に電源を投入しておくことが一般的だが、この時間経過前に遊技者が入店して遊技を開始することは困難であり、電源投入後から遊技開始前にエラーを実行可能としている。このことによって、図5(b)のようにコネクタを誤接続した状態を早期に発見することができる。
ステップ2005では投入されたメダル枚数を確定し、有効な入賞ラインを確定する。
ステップ2007では乱数発生回路1316で発生させた乱数を取得する。
ステップ2009では、現在の遊技状態に応じてROM1306に格納されている入賞役抽選テーブルを読み出し、これとステップ2007で取得した乱数値とを用いて内部抽選を行う。内部抽選の結果、いずれかの入賞役(作動役を含む)に内部当選した場合、その入賞役のフラグがONになる。
ステップ2011では内部抽選結果に基づき、リール停止データを選択する。
ステップ2013では全リール110乃至112の回転を開始させる。
ステップ2015では、ストップボタン137乃至139の受け付けが可能になり、いずれかのストップボタンが押されると、押されたストップボタンに対応するリール110乃至112の何れかをステップ2011で選択したリール停止制御データに基づいて停止させる。全リール110乃至112が停止するとステップ2017へ進む。
ステップ2017では、入賞判定を行う。ここでは、有効化された入賞ライン114上に、何らかの入賞役に対応する絵柄組合せが表示された場合にその入賞役に入賞したと判定する。例えば、有効化された入賞ライン上に「ベル−ベル−ベル」が揃っていたならばベル入賞と判定する。
ステップ2019では払い出しのある何らかの入賞役に入賞していれば、その入賞役に対応する枚数のメダルを入賞ライン数に応じて払い出す。
ステップ2021では遊技状態制御処理を行う。遊技状態制御処理では、通常遊技、BB遊技、RB遊技、内部当選遊技、の各遊技状態の移行に関する処理を行い、それらの開始条件、終了条件の成立により、遊技状態を移行する。以上により1ゲームが終了する。
以降ステップ2003へ戻って上述した処理を繰り返すことにより遊技が進行することになる。
<主制御部1300タイマ割込処理>
図13を用いて、主制御部1300のCPU1304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。図13では、主制御部タイマ割込処理で実行する処理の一例を示す。
主制御部1300は、所定の周期(上述のように本実施形態では約1.5msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ1312を備えており、このタイマ割込信号を契機として、上述の主制御部メイン処理を実行中に割り込んで、主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップ3001では、動作検出センサすなわち第3遊技メダル投入センサ290からの信号を検出するとともに、上述の主制御部メイン処理のステップ2003で立てるメダル投入処理中のフラグを参照し、このフラグがリセットされておりメダル投入処理中でなければ、そのままステップ3003へと進む。
ステップ3001において、メダル投入処理中のフラグが立っておりメダル投入処理中であれば、ステップ3002へと進む。
ステップ3002では、メダル検出センサすなわち第1、第2遊技メダル投入センサ260からの信号を検出し、ステップ3003へと進む。
ステップ3003では、その他の処理を行い、ステップ3004では信号出力を行い、その後、図12に示した主制御部メイン処理に復帰する。
図14は、メダルセレクタ200の動作検出センサ290、メダル検出センサ260の信号の一例を示すタイムチャートであり、(a)は正常にメダル検出した場合を示す図であり、(b)はコネクタ646bとコネクタ290bとを、図5(b)のように誤接続した場合を示す図である。
接続が正しい場合、すなわち、コネクタ646bとソケットCN5とが接続され、コネクタ290bとソケットCN6とが接続されている場合、メダル投入口141からメダルの投入がされると、図14(a)に示すように、動作検出センサ290からの信号が物体の通過を検出した後、所定のタイマ値(例えば7秒)が経過する前に、メダル検出センサ260が物体の通過を検出する。
一方、たとえば誤接続の場合、すなわち、コネクタ646bとソケットCN6とが接続され、コネクタ290bとソケットCN5とが接続されている場合、メダル投入口141からメダルの投入がされていないにもかかわらず、図14(b)に示すように、第3遊技メダル投入ボタン600の検知センサ646からの信号を、動作検出センサ290からの信号として処理してしまうので、この信号は、第3遊技メダル投入ボタン600が押下されなければLowであるので、タイマはスタートするが、メダルは投入されていないので、所定のタイマ値(例えば7秒)が経過しても、メダル検出センサ260が物体の通過を検出しない。この状態をエラーとして報告することによって、コネクタが誤接続されたことが判明し、不正行為がされたことが判明する。本実施形態では、エラーは、遊技進行に係わる処理を中断した状態とし、該状態をサイドランプ144の異常点滅等によって報知する、こととしたが、この両者を必ずしも要するものではない。エラーは、正常動作では受信困難な信号受信に基づいた処理の実行があることを指し、不正操作があったことが分かる対応であればよい。例えば、サイドランプ144の異常点滅のみ実行されればよく、例えば、正常動作では受信困難な信号受信があったこと記憶し、所定操作(例:専用ボタンスイッチを操作)によって該当信号の受信有無を報知可能であればよく、例えば、正常動作では受信困難な信号受信があったことを示す信号を外部に出力すればよい。
次に、正規にコネクタを接続する際のコネクタの接続方法すなわち遊技台の組み立て方法について説明する。
図15は、本実施形態の遊技台の組み立て方法を説明する図であり、(a)、(b)、(c)および(d)は組み立ての順で、扉中継基板400の近傍の概略を示す図である。
図15(a)に示すように、扉中継基板400のソケットCN5およびCN6には、それぞれの内容を示すタグ701およびタグ702をあらかじめ取り付けておく。また、ハーネス290aおよびハーネス646aにも、それぞれの内容を示すタグ701およびタグ702をあらかじめ取り付けておく。また、本実施形態では、ハーネス290aとハーネス646aとを括って結束する結束部材700を用いる。
次に、装置にハーネスを取り付ける工程として、図15(b)に示すように、タグ701を目印とし、第3遊技メダル投入センサ290を意味するタグ701が付いているハーネス290aの一端をソケット292に接続するとともに、ハーネス290aの他端のコネクタ290bを、タグ701が付いているソケットCN6に接続する。
また、装置にハーネスを取り付ける工程として、図15(c)に示すように、タグ702を目印とし、第3遊技メダル投入ボタンセンサ646を意味するタグ702が付いているハーネス646aの一端をソケット644に接続するとともに、ハーネス646aの他端のコネクタ646bを、タグ702が付いているソケットCN5に接続する。
続いて、図15(d)に示すように、コネクタの接続が完了したならば、ソケットCN6のタグ701、ハーネス290aのタグ701、ソケットCN5のタグ702およびハーネス646aのタグ702を取り外すとともに、ハーネス290aとハーネス646aとを結束部材700で括って結束する。
次に、本発明の別の実施形態について説明する。
上述の実施形態では、例えば図6に示したように、ピン数の同じコネクタ同士を、不正行為者が誤接続しやすい構成としたが、本発明はこれに限られるものではなく、ピン数の異なるものであってもよい。このピン数の異なる構成を第2実施形態として、図16を参照して説明する。
図16は、第2実施形態において、不正行為者に混同させるコネクタの配置位置、構造を示す図であって、(a)はソケットCN5およびCN2の配置位置を説明する平面図であり、(b)はコネクタ646bおよびコネクタ134bの構造を説明する斜視図である。
図2に示したように、ソケットCN5は3ピンであるが、ソケットCN2は2ピンである。しかしながら、ソケットCN5とソケットCN2とをどう形状にすることによって不正行為者を混同させることができる。
図16(a)に示すように、ソケットCN5と、不正行為者に混同させたいソケットCN2とは、互いに、他のコネクタ類よりも近い位置に配置している。すなわち、ソケットCN5の中心からソケットCN2までの距離(CN5−r)を半径とする一点鎖線で示す円内には、他のコネクタ類は配置しておらず、また、ソケットCN2の中心からソケットCN5までの距離(CN2−r)を半径とする一点鎖線で示す円内には、他のコネクタ類は配置していない。
ソケットCN2は、正しくは、精算ボタン134の押下を検出するセンサ(不図示)からの信号を伝送するハーネス134aのコネクタ134bが接続されるものである。
図16(b)に示すように、ピン数が異なるものの、コネクタ646bのハーネス646aとコネクタ134bのハーネス134aとは、配線の色(本実施形態では黄色だがこれに限られるものではない)、線径ともに同じである。
次に、本発明の別の実施形態について説明する。
上述のようにソケットCN2は、本来、2ピンであるが、第3実施形態では、この2ピンのコネクタに、実際には用いない信号線を追加して、3ピン構成にし、不正行為者がコネクタ同士をより混同しやすくしている。この第3実施形態の構成を、図17を参照して説明する。
図17(a)は、第3実施形態において、前面扉102に設けられる扉中継基板に配置されるコネクタの例を示す図であり、図17(b)は、ソケットCN2とソケットCN6との誤接続時に、精算ボタン134を押下したままメダル投入口141にメダル投入した場合の信号レベルを示すタイムチャートである。
第3実施形態では、図2に示したソケットCN2に対してGNDピンを1本追加し、ソケットCN2を3ピン構成としている。
このため、ハーネス290aのコネクタ290bをソケットCN2に誤って接続すると、第3遊技メダル投入センサ290に電源供給しないことになる。
また、第3実施形態の構成では、ソケットCN6の2番ピンは、第3遊技メダル投入センサ290の出力信号をHighアクティブで入力する。すなわち、第3遊技メダル投入センサ290が例えばメダルの通過非検出で信号はLow、第3遊技メダル投入センサ290が例えばメダルの通過検出で信号はHighである。
誤って、ハーネス290aのコネクタ290bをソケットCN2に接続し、ハーネス134aのコネクタ134bをソケットCN6に接続した場合、精算ボタン134を押下した状態でメダル投入口141にメダル投入すると、各信号レベルは図17(b)に示すようになる。すなわち、正しいコネクタ接続であればメダル投入するとソケットCN6の2番ピンに入力される信号はLowからHighに変化するはずであるが、誤接続しているとこの変化が現れない。一方、メダル検出センサ260ではメダルの通過を検出し、信号レベルが変化する。したがって、第3遊技メダル投入センサの信号変化なしで第1、第2遊技メダル投入センサの信号変化ありの場合には、エラーであると判定することができる。
また、誤って、ハーネス290aのコネクタ290bをソケットCN2に接続し、ハーネス134aのコネクタ134bをソケットCN6に接続した場合、精算ボタン134を押下しない状態では、メダル投入口141からメダルの投入がされていないにもかかわらず、ソケットCN6の2番ピンはHighとなり、タイマはスタートするが、メダルは投入されていないので、所定のタイマ値(例えば数秒)が経過しても、メダル検出センサ260が物体の通過を検出しない。この状態をエラーとして報告することによって、コネクタが誤接続されたことが判明し、不正行為がされたことが判明する。
次に、本発明の別の実施形態について説明する。
上述の実施形態では、メダルセレクタ200とMAXベットボタン600という異なる装置からの信号線を、不正行為者がソケットに誤接続しやすい構成を開示したが、本発明はこれに限られるものではなく、同一の装置からの信号線を、不正行為者がソケットに誤接続しやすい構成としてもよい。以下に説明する第4実施形態では、スタートレバー135を有するスタートレバーユニットという1つの装置からの複数の信号線を、不正行為者がソケットに誤接続しやすい構成について開示する。
図18は、スタートレバー135を有するスタートレバーユニットからのハーネスを不正行為者が誤接続しやすい構成である第4実施形態を示す図であり、(a)はスタートレバーユニットの構成を示すブロック図であり、(b)はスタートレバーユニットの外観を示す側面図であり、(c)はハーネスの接続を示す扉中継基板400の近傍の概略図である。
スタートレバーユニット4001は、被検出装置であるスタートレバー135と、演出に応じてスタートレバー135あるいはその近傍を発光させる各種ランプ1420を有する照明ユニット4002と、スタートレバー135の上方向への操作を検出する第1スタートレバーセンサ4010を有するセンサユニット4003と、スタートレバー135の下方向への操作を検出する第2スタートレバーセンサ4011を有するセンサユニット4004と、を有する。
この構成において、正しくは、ソケットCN−Lに接続されたハーネス5003を、第1副制御部1400が搭載された第1副制御基板5000のソケットCN10に接続し、ソケットCN1−S1に接続されたハーネス5001を、主制御部1300への接続を中継する扉中継基板400のソケットCN1−1に接続し、ソケットCN1−S2に接続されたハーネス5002を、主制御部1300への接続を中継する扉中継基板400のソケットCN1−2に接続する。
ここで、ハーネス5001、5002および5003の長さを同じにし、また、ソケットやコネクタの形状を同一にすることで、各ハーネスを、不正行為者が一旦はずすと、接続先を混同し、誤接続を招くことができる。
なお、上述の各実施形態では、混同させる信号線は、すべて同じ扉中継基板400に設けたソケットに接続するものとしているが、本発明はこれに限られるものではなく、この第4実施形態のように、扉中継基板400に設けたソケットと、扉中継基板400とは異なる第1副制御基板5000に設けたソケットとで、接続の混同を生じやすい構成にしてもよい。
なお、本実施形態では、スタートレバー135の上方向への操作を検出する第1スタートレバーセンサ4010に対応するソケットCN1−S1に接続されたハーネス5001を、主制御部1300が搭載された主制御基板への接続を中継する扉中継基板400のソケットCN1−1に接続し、(図示しない)ソケットCN1−1に扉中継基板400上で接続された扉中継基板400の第1ソケットに接続された(図示しない)主制御部ハーネスを、(図示しない)主制御部1300が搭載された主制御基板のソケットに接続し、さらに、(図示しない)ソケットCN1−1に扉中継基板400上で接続された扉中継基板400の第2ソケットに接続された(図示しない)第1副制御部ハーネスを、(図示しない)第1副主制御部1400が搭載された第1副制御基板5000のソケットに接続するようにしてもよい。この場合、第1ソケットと第2ソケットの形状を同一とし、主制御基板のソケットと第1副制御基板5000のソケットの同一とし、加えて、主制御部ハーネスと第1副制御部ハーネスの長さを同一にする。さらに、扉中継基板400上で第1ソケットから出力される信号と、第2ソケットから出力される信号が異なる信号となるように、例えば、一方のソケットへの入力信号線に論理を反転するインバータ回路(論理反転回路)を設けて、主制御部1300に入力される信号と第1副主制御部1400に入力される信号との二値が逆の信号になるようにする。主制御部ハーネスを第1副制御基板5000のソケットに接続し、第1副制御部ハーネスを主制御基板のソケットに接続した場合に、互いに二値が逆の信号が入力されるので、エラーであることを判定することができる。なお、扉中継基板400上では、第2ソケットを介して第1副主制御部1400からの入力信号が主制御基板に入力されないように、例えば、一方向からの信号入力を規制するように構成したトランジスタ(片方向信号回路)を第2ソケットに接続して設けてもよい。なお、第1スタートレバーセンサ4010でなくてもよく、リール110乃至112の近傍に設けた光学式センサであってもよいし、第1、第2遊技メダル投入センサ260であってもよいし、外部の状態を検出するセンサであってもよい。
次に、本発明の別の実施形態について説明する。
この第5実施形態では、エラー報告の際に、コネクタの誤接続であるかどうかを、より詳細に判別可能な構成を提供する。
この第5実施形態では、図12に示した主制御部メイン処理において、処理開始後、当初からエラーであったか、それとも少なくとも1度はエラーではないと判定したかで、エラーの種類を区分けして報告することができる。
すなわち、この第5実施形態では、図12のステップ2001の初期処理において、エラー判別フラグを「1」にセットする。その後、ステップ2003をエラーなく済ませ、ステップ2005に進んだ場合には、このステップ2005のリール回転準備処理において、エラー判別フラグを「0」にセットする。一方、ステップ2003のメダル投入・スタート操作受付処理では、エラー判別フラグを参照し、このフラグにセットされている値に基づいてエラーを判別し、報告する。
図19は、エラーを区分けして報告する第5実施形態において、(a)はコネクタ誤接続のエラーであると報告する場合を示すタイムチャートであり、(b)は動作検出センサの検出位置に何らかの物体が滞留しているエラーであると報告する場合を示すタイムチャートである。
図14(b)に示した例と同様に、第5実施形態のステップ2003のメダル投入・スタート操作受付処理でも、動作検出センサ290がLowであるとタイマがスタートし、所定のタイマ値(例えば数秒)が経過しても、メダル検出センサ260が物体の通過を検出しない場合、エラーと判断する。このとき、エラー判別フラグを参照し、エラー判別フラグが「1」であれば、初期処理(ステップ2001)の直後のメダル投入・スタート操作受付処理であるので、コネクタの誤接続であると判断し、エラー1として誤接続の旨のエラーを報告する(図19(a)参照)。一方、エラー判別フラグが「0」であれば、少なくとも1度はメダル投入・スタート操作受付処理をエラーなしで済ませた後にリール回転準備処理(リール回転準備処理)を実行したわけであるので、遊戯状態制御処理(ステップ2021)の直後のメダル投入・スタート操作受付処理であり、検出位置に何らかの物体が滞留している(例えばメダル詰まり)であると判断し、エラー2として滞留の旨のエラーを報告する(図19(b)参照)。
なお、上述の実施例では、遊技台の例としてスロットマシン(パチスロ機)を挙げて説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、パチンコ機などの他の遊技台にも適用可能である。
<付記>
なお、以上説明した本発明は、
1. 第1ソケットと、
第2ソケットと、
前記第1ソケットに取り付けられる第1コネクタハーネスと、前記第2ソケットに取り付けられる第2コネクタハーネスと、を備えた装置と、
前記装置が出力する信号に基づいて遊技に係わる制御を行う制御装置と、
を備え、
前記第1ソケットと前記第2ソケットとは、同一形状とし、
前記第1コネクタハーネスは、
前記装置を該遊技台に取り付けた場合に、前記第1ソケットと前記第2ソケットとに、前記第1コネクタが挿入可能なハーネス長とし、
前記第2コネクタハーネスは、
前記装置を該遊技台に取り付けた場合に、前記第1ソケットと前記第2ソケットとに、前記第2コネクタが挿入可能なハーネス長とし、
前記制御装置は、
前記第1ソケットから受信する信号を監視し、前記第1ソケットから受信する信号以外の信号を受け取った場合には、エラーとする、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
簡易な構成でコネクタの取り外しが行われたことが分かる遊技台を提供することができる。
また、不正行為者が、装置の取り付け場所さえ知っていれば、再取り付けも容易だろうと思いきや、第1ソケットと第2ソケットとは同一形状であるし、第1コネクタハーネスおよび第2コネクタハーネスはどちらのソケットにも届いて取り付け可能であり、ハーネス線が届くソケットに接続しようといったハーネス線頼りのコネクタ接続が困難になる。
なお、装置としては、第1コネクタハーネスおよび第2コネクタハーネスを備えた同一の装置としてもよいし、第1コネクタハーネスを備えた第1装置および第2コネクタハーネスを備えた第2装置のように複数種類の装置で構成されるものとしてもよい。
2. 1.に記載の遊技台において、
前記装置は、
前記第1ソケットに取り付けられる前記第1コネクタハーネスを備えるとともに、特定の取り付け位置に取り付けられる第1装置と、
前記第2ソケットに取り付けられる前記第2コネクタハーネスを備えるとともに、前記第1装置とは異なる位置に取り付けられる第2装置と、
からなる、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
不正行為者が、第1装置および第2の装置という異なる装置からのハーネス線を、接続誤りしやすくできるので、接続誤りによるエラーの検出の仕方を様々に提供可能となる場合がある。
3. 1.または2.に記載の遊技台において、
請求項1または2に記載の遊技台において、
前記第1ソケットと前記第2ソケットとを、同一基板上に配置した、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
両ソケットが同一基板上に配置されているので、不正行為者が基板の違いによって接続すべきソケットを判別しようとすることを、困難にできる場合がある。
4. 1.ないし3.のうちのいずれか1項に記載の遊技台において、
前記第1ソケットと前記第2ソケットとを、互いに最も近い位置に配置した、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
ハーネス長を無駄に長くしなくて済む場合がある。
5. 1.ないし4.のうちのいずれか1項に記載の遊技台において、
前記第1コネクタハーネスの色の構成と前記第2コネクタハーネスの色の構成とを同色構成にした、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
両ハーネスを同色構成にしたので、不正行為者がハーネス色の違いによって接続すべきハーネスを判別しようとすることを、困難にできる場合がある。
6. 1.ないし5.のうちのいずれか1項に記載の遊技台において、
前記第1コネクタハーネスで伝送される信号および前記第2コネクタハーネスで伝送される信号は二値信号であり、
前記第1コネクタハーネスで伝送される信号の非動作時信号と、前記第2コネクタハーネスで伝送される信号の非動作時信号とが、二値が逆の信号である、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
不正行為者による接続誤りを確実に判別可能とする場合がある。
7. 1.ないし6.のうちのいずれか1項に記載の遊技台において、
前記制御装置は、
電源投入後から遊技開始前に、前記第1ソケットから受信する信号を監視し、前記第1ソケットから受信する信号以外の信号を受け取った場合には、エラーとする、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
不正行為者による接続誤りを早期発見可能とする場合がある。
8. 2.に記載の遊技台において、
前記第1装置は、遊技媒体の通過を検知する装置であり、
前記第1コネクタハーネスで伝送する信号が、遊技媒体の通過によって出力を変化させる信号である、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
遊技媒体の通過を検知するセンサ信号が、遊技者による操作(たとえば遊技媒体である遊技メダルの投入)で変化可能であるので、容易に信号を変化させることができ、不正行為者による接続誤りを容易に発見可能とする場合がある。
また、遊技媒体の通過を検知するセンサ信号は、不正行為者が遊技媒体である遊技メダルを投入することで変化するので、信号を変化しないようにするような不正行為者の操作を困難にすることができる場合がある。
9. 1.ないし8.のうちのいずれか1項に記載の遊技台を組み立てる遊技台の組み立て方法において、
前記第1ソケットおよび前記第1コネクタハーネスに第1の判別タグを取り付ける工程と、
前記第2ソケットおよび前記第2コネクタハーネスに第2の判別タグを取り付ける工程と、
該遊技台に、前記装置を取り付ける工程と、
前記第1コネクタハーネスを前記第1ソケットに取り付ける工程と、
前記第2コネクタハーネスを前記第2ソケットに取り付ける工程と、
前記第1ソケットおよび前記第1コネクタハーネスの前記第1の判別タグを取り外す工程と、
前記第2ソケットおよび前記第2コネクタハーネスの前記第2の判別タグを取り外す工程と、
前記第1コネクタハーネスと前記第2コネクタハーネスとを結束部材で結束する工程と、
を含む
ことを特徴とする遊技台の組み立て方法、としたので、
遊技台の組み立て時には、判別タグによって誤りなく取り付け可能な場合がある。
また、遊技台を組み立て完了した後には、判別タグが取り外されているので、不正行為者がハーネスをはずしてしまうと再取り付けは困難になる場合がある。
また、遊技台を組み立て完了した後には、両ハーネスが結束部材で結束されているので、不正行為者がハーネスをソケットから外してしまうと、両ハーネスの識別が困難で、再取り付けは困難になる場合がある。
また、遊技台を組み立て完了した後には、両ハーネスが結束部材で結束されているので、不正行為者が両ハーネスのうち一方のみをソケットから外すことを困難にする場合がある。
10 1.ないし8.のうちのいずれか1項に記載の遊技台において、
前記第1コネクタハーネスと前記第2コネクタハーネスとを結束する結束部材をさらに備えた、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
遊技台を組み立て完了した後には、両ハーネスが結束部材で結束されているので、不正行為者がハーネスをソケットから外してしまうと、両ハーネスの識別が困難で、再取り付けは困難になる場合がある。
また、遊技台を組み立て完了した後には、両ハーネスが結束部材で結束されているので、不正行為者が両ハーネスのうち一方のみをソケットから外すことを困難にする場合がある。
本発明に係る遊技台は、スロットマシン(パチスロ機)やパチンコ機さらにカジノマシンなどに代表される遊技台に適用することができる。
スロットマシンは、
複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリールと、リールの回転を指示するためのスタートレバーと、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるための停止ボタンと、複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、抽選手段の抽選結果に基づいてリールの回転の停止に関する停止制御を行うリール停止制御手段と、抽選手段の抽選結果に基づいて停止されたリールによって表示される図柄組合せが、内部当選した役に対応して予め定めた図柄組合せであるか否かの判定をする判定手段と、図柄の停止態様が所定の入賞態様である場合、所定の入賞態様に対応する遊技媒体を払出す遊技媒体払出処理を行う払出制御手段と、を備えたスロットマシンである。
パチンコ機は、
所定の遊技領域に球を発射する発射装置と、発射装置から発射された球を入球可能に構成された入賞口と、入賞口に入球した球を検知する検知手段と、検知手段球を検知した場合に球を払出す払出手段、所定の図柄(識別情報)を変動表示する可変表示装置を備え、入賞口に遊技球が入って入賞することを契機として、可変表示装置が図柄を変動させた後に停止表示させて、遊技状態の推移を告知するパチンコ機である。
カジノマシンは、
紙幣投入口に紙幣を投入し、ベットおよびスタート操作に基づいて抽選を実行し、抽選結果を抽選結果表示装置で表示し、当選時には特典コイン数を残クレジット数に加算し、キャッシュアウトが選択された場合には、レシート発行機から残クレジット数に対応するコードが記載されたレシートを発行するカジノマシンである。
100 スロットマシン
101 本体
102 前面扉
110 左リール
111 中リール
112 右リール
113 図柄表示窓
120 入賞ライン表示ランプ
200 メダルセレクタ
598、599 ベットボタン
600 MAXベットボタン
133 メダル返却ボタン
134 精算ボタン
135 スタートレバー
137〜139 ストップボタン
140 ドアキー孔
141 メダル投入口
155 メダル払出口
160 演出装置
161 メダル受皿

Claims (9)

  1. 第1ソケットと、
    第2ソケットと、
    前記第1ソケットに取り付けられる第1コネクタハーネスと、前記第2ソケットに取り付けられる第2コネクタハーネスと、を備えた装置と、
    前記装置が出力する信号に基づいて遊技に係わる制御を行う制御装置と、
    を備え、
    前記第1ソケットと前記第2ソケットとは、同一形状とし、
    前記第1コネクタハーネスは、
    前記装置を該遊技台に取り付けた場合に、前記第1ソケットと前記第2ソケットとに、前記第1コネクタが挿入可能なハーネス長とし、
    前記第2コネクタハーネスは、
    前記装置を該遊技台に取り付けた場合に、前記第1ソケットと前記第2ソケットとに、前記第2コネクタが挿入可能なハーネス長とし、
    前記制御装置は、
    前記第1ソケットから受信する信号を監視し、前記第1ソケットから受信する信号以外の信号を受け取った場合には、エラーとする、
    ことを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1に記載の遊技台において、
    前記装置は、
    前記第1ソケットに取り付けられる前記第1コネクタハーネスを備えるとともに、特定の取り付け位置に取り付けられる第1装置と、
    前記第2ソケットに取り付けられる前記第2コネクタハーネスを備えるとともに、前記第1装置とは異なる位置に取り付けられる第2装置と、
    からなる、
    ことを特徴とする遊技台。
  3. 請求項1または2に記載の遊技台において、
    前記第1ソケットと前記第2ソケットとを、同一基板上に配置した、
    ことを特徴とする遊技台。
  4. 請求項1ないし3のうちのいずれか1項に記載の遊技台において、
    前記第1ソケットと前記第2ソケットとを、互いに最も近い位置に配置した、
    ことを特徴とする遊技台。
  5. 請求項1ないし4のうちのいずれか1項に記載の遊技台において、
    前記第1コネクタハーネスの色の構成と前記第2コネクタハーネスの色の構成とを同色構成にした、
    ことを特徴とする遊技台。
  6. 請求項1ないし5のうちのいずれか1項に記載の遊技台において、
    前記第1コネクタハーネスで伝送される信号および前記第2コネクタハーネスで伝送される信号は二値信号であり、
    前記第1コネクタハーネスで伝送される信号の非動作時信号と、前記第2コネクタハーネスで伝送される信号の非動作時信号とが、二値が逆の信号である、
    ことを特徴とする遊技台。
  7. 請求項1ないし6のうちのいずれか1項に記載の遊技台において、
    前記制御装置は、
    電源投入後から遊技開始前に、前記第1ソケットから受信する信号を監視し、前記第1ソケットから受信する信号以外の信号を受け取った場合には、エラーとする、
    ことを特徴とする遊技台。
  8. 請求項2に記載の遊技台において、
    前記第1装置は、遊技媒体の通過を検知する装置であり、
    前記第1コネクタハーネスで伝送する信号が、遊技媒体の通過によって出力を変化させる信号である、
    ことを特徴とする遊技台。
  9. 請求項1ないし8のうちのいずれか1項に記載の遊技台を組み立てる遊技台の組み立て方法において、
    前記第1ソケットおよび前記第1コネクタハーネスに第1の判別タグを取り付ける工程と、
    前記第2ソケットおよび前記第2コネクタハーネスに第2の判別タグを取り付ける工程と、
    該遊技台に、前記装置を取り付ける工程と、
    前記第1コネクタハーネスを前記第1ソケットに取り付ける工程と、
    前記第2コネクタハーネスを前記第2ソケットに取り付ける工程と、
    前記第1ソケットおよび前記第1コネクタハーネスの前記第1の判別タグを取り外す工程と、
    前記第2ソケットおよび前記第2コネクタハーネスの前記第2の判別タグを取り外す工程と、
    前記第1コネクタハーネスと前記第2コネクタハーネスとを結束する工程と、
    を含む
    ことを特徴とする遊技台の組み立て方法。
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