JP2011231142A - 感光性樹脂組成物、感光性樹脂ワニス、感光性樹脂フィルム、感光性樹脂硬化物、及び可視光導光路 - Google Patents
感光性樹脂組成物、感光性樹脂ワニス、感光性樹脂フィルム、感光性樹脂硬化物、及び可視光導光路 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011231142A JP2011231142A JP2010099784A JP2010099784A JP2011231142A JP 2011231142 A JP2011231142 A JP 2011231142A JP 2010099784 A JP2010099784 A JP 2010099784A JP 2010099784 A JP2010099784 A JP 2010099784A JP 2011231142 A JP2011231142 A JP 2011231142A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photosensitive resin
- component
- resin composition
- acrylate
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Materials For Photolithography (AREA)
- Planar Illumination Modules (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
- Optical Integrated Circuits (AREA)
Abstract
【解決手段】(A)アクリル重合体、(B)ウレタン(メタ)アクリレート、(C)(B)成分以外の(メタ)アクリレート、(D)光重合開始剤、及び(E)ヒンダードフェノール系酸化防止剤を含む感光性樹脂組成物であって、(A)成分、(B)成分、及び(C)成分の総量に対して、(A)成分の含有量が30〜70質量%、(B)成分の含有量が1〜70質量%、(C)成分の含有量が0〜69質量%であり、(A)成分、(B)成分、及び(C)成分の総量100質量部に対して、(D)成分の含有量が0.03〜3.0質量部、及び(E)成分の含有量が0.01〜1.0質量部である感光性樹脂組成物。
【選択図】なし
Description
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、可視光波長領域380〜780nmにおける高い透明性、並びに高温高湿信頼性に優れ、更に金型加工形成可能な柔軟性を有する硬化物となり得る感光性樹脂組成物、感光性樹脂ワニス、感光性樹脂フィルム、及びこれらを光硬化して得られる感光性樹脂硬化物、並びにその感光性樹脂硬化物よりなる可視光導光路を提供することを目的とする。
(1)(A)アクリル重合体、(B)ウレタン(メタ)アクリレート、(C)(B)成分以外の(メタ)アクリレート、(D)光重合開始剤、及び(E)ヒンダードフェノール系酸化防止剤を含む感光性樹脂組成物であって、
(A)成分、(B)成分、及び(C)成分の総量に対して、
(A)成分の含有量が30〜70質量%、(B)成分の含有量が1〜70質量%、(C)成分の含有量が0〜69質量%であり、
(A)成分、(B)成分、及び(C)成分の総量100質量部に対して、
(D)成分の含有量が0.03〜3.0質量部、及び(E)成分の含有量が0.01〜1.0質量部、である感光性樹脂組成物。
(2)上記(1)の感光性樹脂組成物、及び有機溶媒を含有する感光性樹脂ワニス。
(3)上記(2)の感光性樹脂ワニスを基材フィルム上に塗布し、乾燥してなる感光性樹脂フィルム。
(4)上記(1)の感光性樹脂組成物、上記(2)の感光性樹脂ワニス、又は上記(3)の感光性樹脂フィルムに光を照射し、硬化してなる感光性樹脂硬化物。
(5)上記(4)の感光性樹脂硬化物よりなる可視光導光路。
(A)アクリル重合体の含有量は、(A)成分、(B)成分、及び(C)成分の総量に対して、30〜70質量%の範囲である。(A)成分の含有量が30質量%未満であると、感光性樹脂組成物をフィルムに加工することが困難であるため好ましくない。また、(A)成分の含有量が70質量%を超えると、高温高湿試験における信頼性が低下するため好ましくない。感光性樹脂組成物のフィルムへの加工性と高温高湿信頼性の維持という点から、(A)成分の含有量は、好ましくは35〜60質量%の範囲であり、更に好ましくは40〜55質量%の範囲である。
その中でも、(A)アクリル重合体は、メチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、ブチルアクリレート、2‐ヒドロキシエチルアクリレート、メタクリル酸からなる群から選ばれる少なくとも1種をモノマーとして重合した重合体であることが好ましく、特に上記モノマーの単独重合体又は上記モノマーから選択される2種以上のモノマー共重合体が好ましい。
メチルメタクリレートは、該アクリル重合体の高い透明性に寄与する。ブチルメタクリレート及びブチルアクリレートは、該アクリル重合体に任意のガラス転移温度を持たせることに寄与する。2‐ヒドロキシエチルアクリレートとメタクリル酸は、該アクリル重合体と後述する(B)成分及び(C)成分との相溶性向上に寄与する。以上の観点から、適宜必要に応じて、各種モノマーを用いて特定の(A)アクリル重合体を得、これを用いることで、得られる硬化物の可視光波長領域における高い透明性と、任意のガラス転移温度、(B)成分及び(C)成分との相溶性のすべてを満足した感光性樹脂組成物を提供することが可能である。
よって、以上の観点から、(A)成分の重量平均分子量は、より好ましくは4万〜15万の範囲であり、特に好ましくは6万〜12万の範囲である。なお、本発明における重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)で測定し、標準ポリスチレンで換算した値である。
以上の点から、(A)成分の水酸基価は、より好ましくは20〜40mgKOH/gの範囲であり、特に好ましくは25〜35mgKOH/gの範囲である。
以上の点から、(A)成分の酸価は、より好ましくは3.5〜4.8mgKOH/gの範囲であり、特に好ましくは3.7〜4.5mgKOH/gの範囲である。
よって、得られる感光性樹脂硬化物の強度の点から、(A)アクリル重合体のガラス転移点は、より好ましくは45〜85℃の範囲であり、特に好ましくは55〜75℃の範囲である。
(B)ウレタン(メタ)アクリレートの含有量は、(A)成分、(B)成分、及び(C)成分の総量に対して、1〜70質量%の範囲である。(B)成分の含有量が1質量%未満であると、得られる感光性樹脂組成物の透明性が低下し、更に柔軟性が劣り、感光性樹脂組成物の硬化物を金型で形成する時に、クラックが生じてしまうため好ましくない。また、(B)成分の含有量が70質量%を超えると、感光性樹脂組成物をフィルムに加工することが困難であるため好ましくない。感光性樹脂組成物のフィルムへの加工性と透過性及び柔軟性の点から、(B)成分の含有量は、より好ましくは2〜50質量%の範囲であり、特に好ましくは3〜20質量%の範囲である。
(C)成分については、(B)成分以外の(メタ)アクリレートであって、加熱又は紫外線等の照射によって重合するものであれば特に制限はない。(B)成分以外の(メタ)アクリレートとは、分子中にウレタン結合を有しない(メタ)アクリレートを意味し、具体的には、上述の(B)ウレタン(メタ)アクリレート以外の(メタ)アクリレートである。
(C)(B)成分以外の(メタ)アクリレートの含有量は、(A)成分、(B)成分、及び(C)成分の総量に対して、0〜69質量%の範囲である。(C)成分の含有量が69質量%を超えると、感光性樹脂組成物をフィルムに加工することが困難であるため好ましくない。感光性樹脂組成物のフィルムへの加工性と、感光性樹脂組成物の硬化性、及び高温高湿信頼性の維持という点から、(C)成分の含有量は、より好ましくは20〜60質量%の範囲であり、特に好ましくは30〜55質量%の範囲である。
(D)光重合開始剤の含有量は、(A)成分、(B)成分、及び(C)成分の総量100質量部に対して、0.03〜3.0質量部の範囲である。(D)成分の含有量が0.03質量部未満であると、光の照射によって十分に硬化反応が進行せず好ましくない。3.0質量部を超えると、(D)成分に由来する着色の影響が大きくなる結果、可視光波長領域における透明性が低下するため好ましくない。感光性樹脂組成物の光硬化性と可視光波長領域における透明性という点から、(D)成分の含有量は、(A)成分、(B)成分、及び(C)成分の総量100質量部に対して、好ましくは0.1〜1.5質量部であり、更に好ましくは0.1〜1.0質量部である。
また、グリオキシエステル系光開始剤としては、オキシフェニル酢酸2−[2−オキソ−2−フェニルアセトキシエトキシ]エチルエステル、オキシフェニル酢酸2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチルエステルやこれらの混合物等が挙げられる。これらのうち、着色が少なく、可視光波長領域において透明性が高いという点から、オキシフェニル酢酸2−[2−オキソ−2−フェニルアセトキシエトキシ]エチルエステル、オキシフェニル酢酸2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチルエステル、及びこれらの混合物が特に好ましい。
(E)ヒンダードフェノール系酸化防止剤の含有量は、(A)成分、(B)成分、及び(C)成分の総量100質量部に対して、0.01〜1.0質量部の範囲である。(E)の含有量が0.01質量部未満であると、高温高湿信頼性が劣るため好ましくない。また、1.0質量部を超えると、光硬化の際に重合を阻害してしまうため好ましくない。感光性樹脂組成物の硬化性と高温高湿信頼性の観点から、(E)成分の含有量は、(A)成分、(B)成分、及び(C)成分の総量100質量部に対して、好ましくは0.1〜1.0質量部であり、更に好ましくは0.2〜1.0質量部である。
本発明の感光性樹脂組成物には、上記(A)〜(E)成分に加えて、必要に応じて、本発明の感光性樹脂組成物中には、黄変防止剤、紫外線吸収剤、可視光吸収剤、レベリング剤、着色剤、可塑剤、安定剤、充填剤、蛍光増白剤等のいわゆる添加剤を本発明の効果に悪影響を与えない割合で添加してもよい。
これらの有機溶剤は、単独で又は2種類以上を組み合わせて使用することができる。
また、樹脂ワニス中の固形分濃度は、通常20〜80質量%であることが好ましい。
感光性樹脂ワニスを調合する際は、撹拌により混合することが好ましい。撹拌方法については特に制限はないが、撹拌効率の観点からプロペラを用いた撹拌が好ましい。撹拌する際のプロペラの回転速度には特に制限はないが、10〜1,000min-1であることが好ましい。10min-1以上であると、(A)〜(E)成分及び有機溶剤のそれぞれの成分が十分に混合されるため好ましく、1,000min-1以下であるとプロペラの回転による気泡の巻き込みが少なくなるため好ましい。以上の観点から50〜800min-1であることがより好ましく、100〜500min-1であることが特に好ましい。
以下、本発明の感光性樹脂フィルムについて説明する。
本発明の感光性樹脂フィルムは、前記感光性樹脂組成物からなり、前記(A)〜(E)成分を含有する感光性樹脂ワニスを好適な基材フィルムに塗布し、乾燥等の方法を用いて溶媒を除去して、感光性樹脂層(以下単に「樹脂層」という場合がある。)を形成することにより容易に製造することができる。また感光性樹脂組成物をワニス化することなく、直接基材フィルムに塗布して製造してもよい。
本発明の感光性樹脂組成物は、素早く光硬化することができる。ここで厚み0.5mm、光照射量3000mJ/cm2にて得られる硬化物の反応率を100%として、100mJ/cm2照射時の反応率が80%以上であることが好ましい。このような材料を用いると成形品の生産性に優れた材料を得ることができる。
(1)感光性樹脂組成物の調製
容量200mLの茶褐色ポリ瓶に、(A)アクリル重合体として、(メタ)アクリレート共重合体(ヒタロイド3204EB−1E、重量平均分子量:86,000、水酸基価:30mgKOH/g、酸価:3.8mgKOH/g、ガラス転移点:70℃、樹脂分含有量37質量%、酢酸エチル/酢酸ブチル混合溶液、日立化成工業(株)製)を121.6g、(B)ウレタン(メタ)アクリレートとして、UA−13(新中村化学工業(株)製商品名)を5.0g、(C)(B)成分以外の(メタ)アクリレートとして、NKエステル APG−400(ポリプロピレングリコールジアクリレート;平均PO鎖長=7、新中村化学工業(株)製)を25.0g及びファンクリル FA−321M(EO変性ビスフェノールAジメタクリレート;平均EO鎖長=10、日立化成工業(株)製)を25.0g、(D)光重合開始剤として、I−754(オキシフェニル酢酸2−[2−オキソ−2−フェニルアセトキシエトキシ]エチルエステル、オキシフェニル酢酸2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチルエステルの混合物、チバスペシャリティケミカルズ(株)製商品名)を0.3g、D−TPO(2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニルフォスフィンオキシド、チバスペシャリティケミカルズ(株)製商品名)を0.3g、(E)フェノール系酸化防止剤として、アデカスタブ AO−80(ヒンダートフェノール系酸化防止剤、ADEKA製(株)商品名)を0.2g、アセトン10gを配合し、ミックスローターを用いて室温で12時間撹拌した。得られた混合物を孔径2μmのメンブレンフィルターを用いて加圧ろ過し、10mmHgにて真空脱気して感光性樹脂組成物を調製した。
(1)で調製した感光性樹脂組成物を、PETフィルム(帝人デュポンフィルム(株)製、商品名A53、厚み50μm)の離型処理面上に塗工機(株式会社ヒラノテクシード製、商品名マルチコーターTM−MC)を用いて塗布し、100℃で20分乾燥し、次いで保護フィルムとして離型PETフィルム(帝人デュポンフィルム(株)製、商品名A31、厚み25μm)を貼付け、感光性樹脂組成物フィルムを得た。このとき樹脂層の厚みは、塗工機のギャップを調節することで任意に調製可能であるが、本実施例では硬化後の膜厚が200μmとなるように調製した。
(2)で得られたフィルムを用い、離型PETフィルム上から紫外線露光機(大日本スクリーン株式会社製、商品名MAP−1200−L)を用いて2000mJ/cm2UVを照射した。その後、基材フィルムと保護フィルムを剥がし、フィルム状光硬化物を得た。その後任意形状に試験片を切り出し、各種測定に用いた。
図1を用いて説明する。図1は、白色LED透過光強度比を測定する装置の平面図(上)及び正面図(下)である。(3)で得られた硬化物を1cmx10cmサイズに切り出したサンプル3を評価に用いた。光源2として、サイド発光型白色LEDを用い、入力電流15mAにて発光させた。サンプル3を基板1上に載置し、端面より白色LED光(光源の透過強度比=4.2)を入光した。反対側の端面から出てきた光を、大塚電子(株)社製「マルチ測光システムMCPD−3000」を用いて透過光のスペクトルを測定し、出てくる光のピーク強度から、透過強度比を以下式に従って算出した。
(Int460:460nm付近に見られる主にB帯に起因するピークの強度
Int560:560nm付近に見られる主にG帯、R帯の混合光に起因するピークの強度。)
透過強度比は1.5以上が好ましく、2.0以上がより好ましい。そこで、透過強度比が1.5未満のものは×、1.5以上2.0未満のものは○、2.0以上のものは◎とした。
得られた硬化物について評価したところ、透過強度比は3.1であり、透過光は、白色LED光源と同様の白い光であったため、判定を◎とした。
(4)で評価した試験片を85℃/85%RHに調製されたオーブンに入れた。250時間後に取り出し、(4)と同様に白色LED透過強度を測定したところ、透過強度比は2.0であり、透過光は、白色LED光源と同様の白い光であった。
(3)で得られた硬化物を1cmx8cmサイズに切り出したサンプルを評価に用いた。評価温度23℃で、このフィルムを長手方向に2つに折り曲げ、単位面積辺り400gの荷重を繰り返しかけ、割れなかった回数を記録した。
サンプルが破断する前の回数が0〜3回を×、4〜10回を△、10回を超えた場合○とし、硬化物の柔軟性を評価した。
表1及び表2の配合組成に従い、実施例1と同様の操作を行い、感光性樹脂組成物を得た。実施例1と同様に光硬化物を作成し、評価を行った。結果を表1及び表2に示す。
A−1:HA3204EB−1E(アクリルアクリレート共重合体;ヒタロイド3204EB−1E、重量平均分子量:86,000、水酸基価:30mgKOH/g、酸価:3.8mgKOH/g、ガラス転移点:70℃、樹脂分含有量37質量%、酢酸エチル/酢酸ブチル混合溶液、日立化成工業(株)製)
B−1:APG−400(ポリプロピレングリコールジアクリレート;平均PO鎖長=7、新中村化学工業(株)製)
B−2:FA−321M(EO変性ビスフェノールAジメタクリレート;平均EO鎖長=10、日立化成工業(株)製)
C−1:UA−13(EO、PO変性ウレタンジメタクリレート;新中村化学工業(株)製)
C−2:UA−21(新中村化学工業(株)製)
C−3:U−412A(ウレタンアクリレート;新中村化学工業(株)製)
C−4:UA−160TM(ウレタンアクリレート;新中村化学工業(株)製)
C−5:UF−8001G−20M(ウレタンアクリレート;共栄社化学(株)製)
C−6:U−200PA(ウレタンアクリレート;新中村化学工業(株)製)
C−7:UA−4200(ウレタンアクリレート;新中村化学工業(株)製)
C−8:UA−1137(ウレタンアクリレート;新中村化学工業(株)製)
C−9:UA−7100(ウレタンアクリレート;新中村化学工業(株)製)
D−1:I−754(グリオキシエステル系光開始剤;オキシフェニル酢酸2−[2−オキソ−2−フェニルアセトキシエトキシ]エチルエステル、オキシフェニル酢酸2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチルエステルの混合物、チバスペシャリティケミカルズ(株)製)
D−2:D−TPO(フォスフィンオキシド系光開始剤;2,4,6−トリメチルベンゾイル−フェニルフォスフィンオキシド、チバスペシャリティケミカルズ(株)製)
E−1:AO−80(3,9−ビス[2−{3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}−1,1−ジメチルエチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン、ADEKA(株)製)
一方、比較例1あるように、(C)ウレタン(メタ)アクリレートを含まない場合、はぜ折試験で破断しやすいことから、柔軟性に優れた硬化物となり得る感光性樹脂組成物を得ることができなかった。
2 光源
3 サンプル
Claims (10)
- (A)アクリル重合体、(B)ウレタン(メタ)アクリレート、(C)(B)成分以外の(メタ)アクリレート、(D)光重合開始剤、及び(E)ヒンダードフェノール系酸化防止剤を含む感光性樹脂組成物であって、
(A)成分、(B)成分、及び(C)成分の総量に対して、
(A)成分の含有量が30〜70質量%、(B)成分の含有量が1〜70質量%、(C)成分の含有量が0〜69質量%であり、
(A)成分、(B)成分、及び(C)成分の総量100質量部に対して、
(D)成分の含有量が0.03〜3.0質量部、及び(E)成分の含有量が0.01〜1.0質量部であることを特徴とする感光性樹脂組成物。 - 前記(A)アクリル重合体が、メチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、ブチルアクリレート、2‐ヒドロキシエチルアクリレート、メタクリル酸からなる群から選ばれる少なくとも1種をモノマーとして重合した重合体である請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
- 前記(A)アクリル重合体の重量平均分子量が、3万〜30万の範囲にある請求項1又は2に記載の感光性樹脂組成物。
- 前記(A)アクリル重合体のガラス転移点が、30〜100℃の範囲にある請求項1〜3のいずれか1項に記載の感光性樹脂組成物。
- 前記(B)ウレタン(メタ)アクリレートが、水酸基含有(メタ)アクリレートとポリイソシアネートとの反応により得られる請求項1〜4のいずれか1項に記載の感光性樹脂組成物。
- 前記(B)ウレタン(メタ)アクリレートが、下記一般式(I)で表される(メタ)アクリレートを含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の感光性樹脂組成物。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の感光性樹脂組成物及び有機溶媒を含有する感光性樹脂ワニス。
- 請求項7に記載の感光性樹脂ワニスを基材フィルム上に塗布し、乾燥してなる感光性樹脂フィルム。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の感光性樹脂組成物、請求項7に記載の感光性樹脂ワニス又は請求項8に記載の感光性樹脂フィルムに光を照射し、硬化して得られる感光性樹脂硬化物。
- 請求項9に記載の感光性樹脂硬化物よりなる可視光導光路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010099784A JP5573329B2 (ja) | 2010-04-23 | 2010-04-23 | 感光性樹脂組成物、感光性樹脂ワニス、感光性樹脂フィルム、感光性樹脂硬化物、及び可視光導光路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010099784A JP5573329B2 (ja) | 2010-04-23 | 2010-04-23 | 感光性樹脂組成物、感光性樹脂ワニス、感光性樹脂フィルム、感光性樹脂硬化物、及び可視光導光路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011231142A true JP2011231142A (ja) | 2011-11-17 |
JP5573329B2 JP5573329B2 (ja) | 2014-08-20 |
Family
ID=45320798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010099784A Expired - Fee Related JP5573329B2 (ja) | 2010-04-23 | 2010-04-23 | 感光性樹脂組成物、感光性樹脂ワニス、感光性樹脂フィルム、感光性樹脂硬化物、及び可視光導光路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5573329B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017014488A (ja) * | 2015-06-29 | 2017-01-19 | 日本合成化学工業株式会社 | ラジカル硬化性組成物、プラスチックシート、プラスチックシートロール及び成形物 |
CN108445714A (zh) * | 2017-02-16 | 2018-08-24 | 住友化学株式会社 | 固化性树脂组合物、固化膜及显示装置 |
WO2022019677A1 (ko) * | 2020-07-22 | 2022-01-27 | 주식회사 엘지화학 | 광경화형 조성물, 이의 경화물을 포함하는 코팅층 및 반도체 공정용 기재 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002256228A (ja) * | 2001-03-01 | 2002-09-11 | Nippon Kayaku Co Ltd | 光ディスク用接着剤組成物、硬化物および物品 |
JP2007079120A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-29 | Fujifilm Corp | 感光性組成物、パターン形成材料、感光性積層体、並びにパターン形成装置及びパターン形成方法 |
JP2009173743A (ja) * | 2008-01-23 | 2009-08-06 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 紫外線硬化性樹脂組成物、それを用いた光反射体、照明器具カバーおよび照明器具 |
-
2010
- 2010-04-23 JP JP2010099784A patent/JP5573329B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002256228A (ja) * | 2001-03-01 | 2002-09-11 | Nippon Kayaku Co Ltd | 光ディスク用接着剤組成物、硬化物および物品 |
JP2007079120A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-29 | Fujifilm Corp | 感光性組成物、パターン形成材料、感光性積層体、並びにパターン形成装置及びパターン形成方法 |
JP2009173743A (ja) * | 2008-01-23 | 2009-08-06 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 紫外線硬化性樹脂組成物、それを用いた光反射体、照明器具カバーおよび照明器具 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017014488A (ja) * | 2015-06-29 | 2017-01-19 | 日本合成化学工業株式会社 | ラジカル硬化性組成物、プラスチックシート、プラスチックシートロール及び成形物 |
CN108445714A (zh) * | 2017-02-16 | 2018-08-24 | 住友化学株式会社 | 固化性树脂组合物、固化膜及显示装置 |
CN108445714B (zh) * | 2017-02-16 | 2022-12-09 | 住友化学株式会社 | 固化性树脂组合物、固化膜及显示装置 |
WO2022019677A1 (ko) * | 2020-07-22 | 2022-01-27 | 주식회사 엘지화학 | 광경화형 조성물, 이의 경화물을 포함하는 코팅층 및 반도체 공정용 기재 |
KR20220012202A (ko) * | 2020-07-22 | 2022-02-03 | 주식회사 엘지화학 | 광경화형 조성물, 이의 경화물을 포함하는 코팅층 및 반도체 공정용 기재 |
CN115210284A (zh) * | 2020-07-22 | 2022-10-18 | 株式会社Lg化学 | 可光固化组合物、包含其固化产物的涂层和半导体工艺用基板 |
CN115210284B (zh) * | 2020-07-22 | 2023-06-27 | 株式会社Lg化学 | 可光固化组合物、包含其固化产物的涂层和半导体工艺用基板 |
KR102652048B1 (ko) | 2020-07-22 | 2024-03-29 | 주식회사 엘지화학 | 광경화형 조성물, 이의 경화물을 포함하는 코팅층 및 반도체 공정용 기재 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5573329B2 (ja) | 2014-08-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5716672B2 (ja) | 感光性樹脂組成物、感光性樹脂ワニス、感光性樹脂フィルム、及び感光性樹脂硬化物 | |
TWI465466B (zh) | Hardened composition and hardened product thereof | |
JP6063228B2 (ja) | 光硬化性樹脂組成物 | |
WO2015181984A1 (ja) | 光硬化性樹脂組成物 | |
JP2010002912A (ja) | 感光性樹脂組成物、感光性樹脂硬化物、感光性樹脂フィルム、感光性樹脂フィルム硬化物及びこれらを用いて得られる光導波路 | |
WO2015033893A1 (ja) | 曲面形状部材形成用感光性樹脂組成物、及びこれを用いた、曲面形状部材形成用感光性樹脂フィルム、並びにこれらを用いたレンズ部材 | |
JP2012053229A (ja) | 感光性樹脂組成物、感光性樹脂ワニス、感光性樹脂フィルム、感光性樹脂硬化物、及び可視光導光路 | |
JP5505060B2 (ja) | 感光性樹脂組成物、感光性樹脂ワニス、感光性樹脂フィルム、感光性樹脂硬化物及び可視光導光路 | |
JP2013184997A (ja) | 液状光硬化性樹脂組成物及びそれを用いた画像表示装置、その製造方法 | |
JP5573329B2 (ja) | 感光性樹脂組成物、感光性樹脂ワニス、感光性樹脂フィルム、感光性樹脂硬化物、及び可視光導光路 | |
JP5502791B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物、その硬化物並びに光学材料 | |
JP5852330B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物および成形体 | |
JP5573405B2 (ja) | 感光性樹脂組成物、感光性樹脂ワニス、感光性樹脂フィルム、感光性樹脂硬化物、及び可視光導光路 | |
JPWO2018097147A1 (ja) | 硬化性組成物、その硬化物およびその硬化方法 | |
JPWO2018097147A6 (ja) | 硬化性組成物、その硬化物およびその硬化方法 | |
JP2007138126A (ja) | 樹脂組成物、及びそれを用いた光学部材とその製造方法 | |
JP5505122B2 (ja) | 感光性樹脂組成物、感光性樹脂ワニス、感光性樹脂フィルム、感光性樹脂硬化物、及び可視光導光路 | |
JP4808575B2 (ja) | 光硬化性粘着フィルム | |
JP2009067862A (ja) | アクリル系樹脂フィルムを用いた積層体の製造方法 | |
JP2014070145A (ja) | インクジェットインク | |
JP2012053228A (ja) | 感光性樹脂組成物、感光性樹脂ワニス、感光性樹脂フィルム、感光性樹脂硬化物、及び可視光導光路 | |
JP5485205B2 (ja) | 脂環式構造を有する可溶性多官能(メタ)アクリル酸エステル共重合体、硬化性樹脂組成物、硬化物及び光学材料 | |
JP2012093708A (ja) | 可視光導光路用感光性樹脂組成物、その硬化物及び可視光導光路 | |
JP6131549B2 (ja) | 感光性樹脂組成物、感光性フィルム、及び回路基板の製造方法 | |
JP2009114374A (ja) | 組成物および硬化物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130307 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131028 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131112 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140114 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140603 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140616 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |