JP2011223776A - 計器ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化及び高トルク化をさらに図ることができる計器ユニットを提供すること。
【解決手段】ステータ5Aは、ロータ孔5Dおよびコイル孔5Fを画成するメインステータ5C、5Eと、一端がメインステータ5C、5Eに固定されることによりコイル孔5Fの内部に位置した状態で該メインステータ5C、5Eに装着可能なサブステータ5Gと、を含み、磁気コイル5Iは、該磁気コイル5Iの中心孔がサブステータ5Gによって挿通された状態でコイル孔5Fに収容されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車用計器や船舶用計器、航空機用計器など各種用途のメータ装置に係り、特に指針を取り付けた回転軸を回動駆動させるためにメータ装置内部に配置される計器ユニットに関するものである。
従来、このような指針式の計器類に用いるモータを備えたメータ装置が各種提案され開発されている(例えば、特許文献1参照)。
即ち、このメータ装置100には、図8に示すように、(上、下のケース101A、101Bからなる)ケース101の内部に回転自在に支持された磁石を有するロータ103と、ケース101内に固定されたステータ104と、を備えたステップモータ102が収容されているほか、ケース101から突出した先端部分に指針105を取り付けた回転軸106や、ロータ103の回転力を回転軸106に伝達する複数のギア107A,107B,107Cなどを備えている。
また、メータ装置100に収容されたモータ102のステータ104には極歯104Aが形成され、その極歯104Aには図9に示すような磁気コイル108が組付けてある。
ところで、上記のような構成のステップモータ102にあっては、磁気コイル108を極歯104Aに組付けるのに先立ち、その磁気コイル108をステータ104に挿入させることが必要である。つまり、この磁気コイル108をステータ104の内部に取込ませるときの取込口となるスペースを確保することが必要である。
そこで、図10に示すように、ステータ104に開口されたロータ孔104Bにロータ103を配設させることより先に、磁気コイル108をロータ孔104Bに差し込んでステータ104の内部に取込ませてから、極歯104Aに組付けるようになっている。
しかも、この磁気コイル108は、図11に示すように、ロータ孔104Bの内径βよりも、磁気コイル108となる銅線などの巻線を巻装させたボビン109の軸方向の長さγの方が僅かでも小さく(β>γ)形成したものでなければならない。
特開2007−259625号公報
ところで、このようなモータ装置にあっては、計器ユニットの省スペース化及び高トルク化をさらに図ることによって、指針デザインの自由度を向上させることが可能なメータ装置の開発要求が高まっている。
ここで、上記のような組付け構造を有するモータ102のステータ104において、高トルク化を図ろうとすると、磁力の増大を図ることが有効な手段である。ところで、磁気コイル108から発生する磁力の大きさFは、一般に、次式、
F=I×N ・・・(1)
但し、I;コイルを流れる電流
N;コイルの巻線の数
によって一意に決定される。
上述の(1)式によれば、磁気コイル108から発生させる磁力の大きさFを増大させようとすると、太い銅線を用いることで通電させる電流量Iを増加させるか、若しくは巻線数Nを増やす必要がある。ところが、磁気コイル108へ通電する電流量は上限がある。このような事情から、コイルの巻線の数を増大させることが、磁力の増大を図る上で有効な手段であり、これによって高トルク化も可能となるため、巻線数の多い磁気コイルの設置が検討されている。
しかしながら、上記のような構成のモータ102にあっては、巻線数の多い磁気コイル108を形成するとなると、通常、どうしてもボビン109の長さも長くすることが必要となる。一方、先に述べたように、ステータ104のロータ孔104Bから磁気コイル108を取込ませるためには、ロータ孔104Bよりも小さな全長のボビン109しか挿入できない。そのため、仮に長尺なボビンを取り付けようとすると、ロータ孔104Bの内径も大型化が避けられなかった。その結果、ステータ104自体の大型化を招き、計器ユニットの小型化が困難となっていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型化及び高トルク化をさらに図ることができる計器ユニットを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る計器ユニットは、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1) ステータと、前記ステータに形成されたロータ孔に収容可能なロータと、前記ステータに形成されたコイル孔に収容可能な磁気コイルとを有するステップモータと、
前記ロータの回転が伝達されて回転する、指針が先端に組み付け可能な回転軸と、
を備える計器ユニットであって、
前記ステータは、前記ロータ孔および前記コイル孔を画成するメインステータと、一端が前記メインステータに固定されることにより前記コイル孔の内部に位置した状態で該メインステータに装着可能なサブステータと、を含み、
前記磁気コイルは、該磁気コイルの中心孔が前記サブステータによって挿通された状態で前記コイル孔に収容されている、
こと。
(2) (1)の構成の計器ユニットにおいて、
前記サブステータは、棒状であり、その一端は前記メインステータに固定されるとともに、その他端は該サブステータが前記ロータ孔に向けて延びるように前記コイル孔の内部に位置する、
こと。
(3) (1)または(2)の構成の計器ユニットにおいて、
前記サブステータは、その一端が固定ピンによって貫通され、該サブステータの一端を貫通した前記固定ピンの先端が前記メインステータに固定されることにより、該メインステータに装着される、
こと。
上記(1)の構成の計器ユニットによれば、磁気コイルの巻線数を増加させて磁力を高めることができるようになるので、高トルク化が実現できる。これと同時に、ロータ孔の形状が磁気コイルとは無関係になるため、ステータの小型化を図ることができる。
上記(2)または(3)の構成の計器ユニットによれば、磁気コイルを容易にステータに組付けることができる。
本発明によれば、計器ユニットの小型化及び高トルク化をさらに図ることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の第1の実施形態に係る計器ユニットを示す分解斜視図である。 その計器ユニットに用いる磁気コイルの組み立て方法を説明する斜視図である。 その計器ユニットに用いる磁気コイルの組み立て方法を説明する断面図である。(A)は固定ピンを圧入する直前を示す断面図、(B)はその固定ピンを圧入後を示す断面図である。 その計器ユニットに用いる磁気コイルが組み立てられたコイルステータアッシーを示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る計器ユニットに用いる磁気コイルの組み立て方法を説明する斜視図である。(A)は固定ピンを圧入する直前を示す斜視図、(B)はその固定ピンを圧入後を示す斜視図である。 その計器ユニットに用いる磁気コイルの組み立て方法を説明する断面図である。(A)は固定ピンを圧入する直前を示す断面図、(B)はその固定ピンを圧入後を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る計器ユニットを説明する図である。(A)は縦断面図、(B)は横断面図である。 従来のメータ装置を示す分解斜視図である。 そのメータ装置に用いる磁気コイルが組み立てられたコイルステータアッシーを示す上面図である。 (A)及び(B)はそのメータ装置に用いる磁気コイルの組み立て方法を説明する上面図である。 そのメータ装置におけるステータのコイル孔と磁気コイルとの大きさの関係を示す説明図である。
以下、本発明の好適な実施例について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1及び図2は、本発明の実施形態に係る計器ユニット1Aを示す分解斜視図、及びこの計器ユニット1Aに用いる磁気コイルの組み立て方法を示す説明図である。
計器ユニット1Aは、ステップモータ5、減速ギア列、及び回転軸8などのムーブメント部品がモータケース4に収容されたものである。計器ユニット1Aが装着されるメータ装置は、図1に示す基板2上に実装された光源3と、この光源3が搭載された領域を含む基板2上の所定場所に取付けられた計器ユニット1Aと、この計器ユニット1Aの上部に設置された、数字、文字、記号など、車自体或いは車周辺の環境などに関する必要情報を表示する図示外の表示板と、を有する。
光源3は、所定波長(λ)の可視光を出射する例えばLED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)で構成されている。本実施形態の光源3であるLEDは、光軸が基板2の上面に対して垂直なZ方向に設定されており、このLEDからの光(以下、「照明光」とよぶ)が直上の回転軸8の基端(以下、「下端8A」とよぶ)の端面に向けて出射される。なお、この回転軸8の下端8A側の端面から入射した照明光は、モータケース4の上部から突出した回転軸8の先端(以下、「上端8B」とよぶ)まで導光され、この上端8B部分に圧入された指針9が発光照明される。
モータケース4は、基板2に固定された下ケース4Aと、この下ケース4Aに積層するように上から嵌合された上ケース4Bとで構成されている。このモータケース4の内部には、ステップモータ5と、中間ギア6と、出力ギア7と、この出力ギア7と一体の回転軸(但し、上端側は除く)8と、を収容している。なお、回転軸8の上端8B側の部分は、モータケース4の外部に突出しており、この上端8B側の部分に指針9が圧入された状態で嵌合されている。
また、下ケース4Aの内部には、下面から上方(上ケース4B方向)に向けて円筒状に突出する、別言すれば床面4C側から上ケース4Bの天井面に向けて突出する軸受け41が形成されている。
一方、上ケース4Bには、下ケース4Aに設けた軸受け41に対応して、その直上部分である天井面を貫通して軸孔43を穿設している。この軸孔43には、回転軸8の上部側が回転可能な状態で貫通している。
ステップモータ5は、指針9を回動させるためのものであり、本実施形態ではPM(Permanent Magnet;永久磁石)モータで構成している。本実施形態のステップモータ5は、減速ギア列、即ち中間ギア6及び出力ギア7(特にこれらのギア列ではなく、単一のギアで減速させる構成などでもよい)を介して回転力が伝達される回転軸8に対して、減速させながら回動させる。このようにして回転軸8を回動させることにより、これと一体の指針9を表示板の表面に沿って回動させ、必要な各種情報を指し示すようになっている。
ステップモータ5は、ステータ5Aと、ステータ5Aの中央部に開口された孔(以下、「ロータ孔5D」とよぶ)に配設するロータ5Bと、を備えている。なお、本実施形態の減速ギア列を構成するロータ5Bと一体に組付けたロータギア51、中間ギア6及び出力ギア7については、これらの各ギアが、回転面(X−Y)方向については隣のギアと互い違いに入り込むような空間的に一部積層した状態で、かつ、厚さ(Z)方向については隣のギアと僅かな隙間を隔てて積層配置された状態で並設されている。
本実施形態のステータ5Aは、図2に示すように、導体が積層されて磁路が形成される外周部分を構成する外枠部(以下、「メインステータ」とよぶ)が、左右対称な略V字形を呈している。また、このメインステータは、中央部に前述のロータ孔5Dが形成された円弧状の部分(以下、「環状ヨーク5C」とよぶ)と、環状ヨーク5Cから外方に向けて左右両側の2方向に大きく延出し、それぞれ内側にコイルを装着させるコイル孔5Fが細長形状に開口された略矩形状の部分(以下、「矩形ヨーク5E」とよぶ)と、が骨格をなして構成されており、下ケース4A内周縁部に沿って設けた床面4Cに載置された状態で固設されている。
ロータ孔5Dには、図示外のロータ軸に固設した状態で取付けられたロータ5Bが配設される。なお、このロータ孔5Dを取り囲む環状ヨーク5Cは、略真円形状の円周のほぼ半分を構成する円弧形状に形成されており、この環状ヨーク5C内周部分にはロータ孔5Dの中心に向けて小さな円弧状の歯5Jが等角的に5か所突設されている。
また、矩形ヨーク5Eに組付ける磁気コイル5Iについては、この組付けの際にロータ孔5Dから取込ませるのではなく、後述するサブステータ5Gを用いて、コイル孔5Fに直接取込ませて組付けることができるよう構成されている。従って、ロータ孔5Dの大きさは、磁気コイル5I(ボビン5Hも同様)の長さとは無関係になるため、ロータ孔5Dの内径を小径に形成したステータ5Aを計器ユニットに使用できるわけである。なお、図1から図4中、符号5Lはコイル5Iの終端部を示す。
磁気コイル5Iとなる巻線を巻装させるボビン5Hの長さについては、細長いコイル孔5Fの形状に合わせた細長い長尺なものを用いることができる。つまり、小さなロータ孔5Dの内径に捉われることがなく、換言すれば、コイル孔5Fに入り込ませることができる大きさで、できるだけ長い長尺形状のボビンを用いることが可能となる。
他方、このような構成のボビン5Hが組付けられるサブステータ5Gにあっては、詳細は後述するが、このサブステータ5Gを予めボビン5Hの中心孔に挿通しておいてから、各矩形ヨーク5Eのコイル孔5Fへ磁気コイル5Iを収容するようになっている。これにより、長尺な磁気コイル5Iを、サブステータ5Gを介して矩形ヨーク5Eへ確実に組付けることができるようになっている。
なお、このサブステータ5Gには、図3に示すように、一方の端部(基端部)に下向きの段差を有する突片5aが形成されている。また、このサブステータ5Gの突片5aには固定手段として固定ピンPを圧入させる際に用いるピン孔5bが穿設されている。
一方、このサブステータ5Gの基端部が取り付けられる矩形ヨーク5Eには、図3に示すように、サブステータ5Gの突片5aに設けた下向きの段差に嵌り合うように上向きの段差を有する段部5cが形成された溝5Kを有している。また、この矩形ヨーク5Eの底部には、固定ピンPが圧入されるピン孔5dが貫通されている。さらに、下ケース4Aには、矩形ヨーク5Eの溝5Kを通過してピン孔5dを貫通してきた固定ピンPの先が嵌り込むピン孔4aが、対応する部位に穿設されている。
即ち、本実施形態のサブステータ5Gは、矩形ヨーク5Eのうち、特にコイル孔5Fの最奥部に位置する部分に固定ピンPを圧入させることで、コイル孔5Fの内部に位置した状態でメインステータ側の矩形ヨーク5Eに装着される。また、サブステータ5Gは全体としてロータ孔5Dに向けて延びるようにコイル孔5Fに配置されている。本実施形態では、このように一体化されたサブステータ5Gと矩形ヨーク5Eとを、固定ピンPでさらに計器ユニット1Aの下ケース4Aとも一体化させている。これにより、サブステータ5Gが矩形ヨーク5Eから抜け落ちることを防止するとともに、ステータ5Aを下ケース4Aに強固に固定している。
本実施形態のサブステータ5Gは、長手方向の長さを長めにした、長尺棒状に形成されている。従って、このサブステータ5Gによれば、取付けているボビン5Hも長尺形状のものが使用できるので、巻装する巻線数を稼ぐことができ、その分だけ大きな磁界を形成できるようになっている。
ロータ5Bは、図1に示すように、適宜の材料で略円筒形状に形成されて図示外のロータ軸に軸着されているとともに、ステータ5Aの開口されたロータ孔5Dに回転自在に設置されている。即ち、このロータ5Bは、下ケース4A及び上ケース4Bの軸受42、43に回転自在に軸支された上述のロータ軸を介して、ロータ孔5D内で回転するようになっている。
また、このロータ5Bには、内部に図示外の磁極片が互いに隣接する磁極を異ならせるように複数個、等角的に配設されている。さらに、このロータ5Bの上部には、歯数の少ない小径の(上述した)ロータギア51が同芯状に固設されている。
中間ギア6は、図示外の回転軸に固着されている。また、中間ギア6の回転軸は、下ケース4Aと上ケース4Bに設けた各軸受の間に回転自在に軸支されている。この中間ギア6は、外周に設けた歯数の多い大歯61が、ロータ5Bの上部に固着した歯数の少ない小歯のロータギア51に噛合しており、ロータ5Bからの回転速度を減速させた状態で回転する。また、この中間ギア6の上面には、歯数の少ない小径のピニオン62が回転軸と同軸的に固着されている。
出力ギア7は、中間ギア6のピニオン62からの回転力を回転軸8に伝達させるため、回転軸8の中間部付近においてこの回転軸8と一体に設けられている。
また、この出力ギア7は、外周に設けた歯数の多い大歯71が、中間ギア6の上部に設けたピニオン62に噛合しており、中間ギア6の回転速度がさらに減速されて出力ギア7へ伝達され回転する。このため、この出力ギア7と一体の回転軸8は、大幅に減速されて出力ギア7と同一の角速度で一体に回動するので、高い精度で指針9を回動させることができる。
本実施形態の回転軸8は、指針9の回転動作を行わせるための手段であるのと同時に、光源3からの照明光を指針9へ導光させるための導光手段を兼ねている。そのため、本実施形態の回転軸8は、導光性に優れた適宜の透光性の樹脂材料で出力ギア7と一体に成形されている。
また、回転軸8は、上述したように、上端部側が上ケース4Bの軸孔43からモータケース4の外部に突出しており、図示外の表示板の表面まで突出する上端の部分に指針9が圧入されて組付けられている。このように、回転軸8は、この上部側の軸受として機能する上ケース4B側の軸孔43に軸支されているとのと同時に、下部側が下ケース4Aに設けた軸受け41に回転自在に軸支されている。
また回転軸8は、前述したように、下端8A側の端面が光源3の直上に設置されて正対している。従って、光源3からの照明光がこの端面に入射すると、回転軸8が回転中でもその照明光の大部分が回転軸8内部の外周面との界面部分で反射(例えば、全反射或いは正反射等)を繰り返しながら導光され、回転軸8の上端8B側の端面へ向けて伝搬していく。
次に、本実施形態に係る計器ユニット1Aの磁気コイル組付方法、具体的にはメインステータに磁気コイルを組付ける方法について、図2乃至図4を参照しながら説明する。
1)初めに、サブステータ5Gを、磁気コイル5Iのボビン5Hの中心孔に予め挿通させた状態にしておく。
2)次に、その磁気コイル5Iのボビン5H及びこのボビン5Hの中心孔に挿通させてあるサブステータ5Gを、メインステータの一部である、矩形ヨーク5Eのコイル孔5Fに差し込むように収容する。この場合、サブステータ5Gのピン孔5bを設けてある方の端部、即ち基端部がコイル孔5Fの奥部に向かうような状態で差し込む。
3)このようにして、コイル孔5Fに差し込んだサブステータ5Gの基端部側を、矩形ヨーク5Eのコイル孔5Fに臨む内周面に形成した、段差を有する溝5Kに嵌め込む。このようにして、この溝5Kに嵌め込まれたサブステータ5Gの基端部側の上面側の突片5aは、図3(B)に示すように、上面が矩形ヨーク5Eの上面と面一の状態になる。
4)このようにして、矩形ヨーク5Eの所定位置に嵌合されたサブステータ5Gの基端部側に対して、この上からサブステータ5Gのピン孔5bに固定ピンPを圧入させる。これにより、メインステータの矩形ヨーク5E及び下ケース4Aの対応する部位に穿設されたピン孔4aまで一度に打ち込ませることで、サブステータ5G、矩形ヨーク5E、下ケース4Aが一体に組付けられる。
次に、特に図2及び図4を参照しながら、本発明に係る計器ユニットの作用及び効果について説明する。
一般に、モータの高トルク化を図ろうとする場合には、磁力の増大を図ることが有効な手段の一つである。また、モータに備えたコイルが発生する磁力の大きさFを増大させようとすると、[発明が解決しようとする課題]における(1)式を用いて説明したように、太い銅線を用いることで通電させる電流量Iを増大させるか、若しくは巻線数Nを増大させる必要がある。ところが、コイルへの通電制御を行う図示外の駆動回路の電流量Iは上限がある。そこで、コイルの巻線数を増大させることが、磁力の増大を図る上で有効な手段となる。
このような事情から、本実施形態のステップモータ5では、図4に示すように、ステータ5Aに設置する磁気コイル5Iについては、ボビン5Hを通常のものに比べて長尺化させたもの用いることで、磁気コイル5Iの巻線数を増大させ高トルク化を実現すようにしている。その場合、この長尺なボビン5Hをステータ5A側に組付けるために、ステータ5Aの矩形ヨーク5Eに対してサブステータ5Gを後から組付けるように構成している。
つまり、矩形ヨーク5Eからサブステータ5Gの部分を分離、分割させることで長尺なコイル孔5Fをステータ5Aに開口させておく。そして、矩形ヨーク5Eにサブステータ5Gを組付ける前に、ボビン5Hの中心孔にサブステータ5Gを貫通させた状態で通しておく。その後、コイル孔5Fから長尺なボビン5Hを取込ませてサブステータ5Gの上から固定ピンPを、矩形ヨーク5Eに圧入させることで、長尺な磁気コイル5Iをステータ5Aに組付ければ、ロータ孔5Dを大きな開口とさせなくても長尺なコイル5Iを矩形ヨーク5Eに組付けることができるわけである。
以上説明してきたように、本実施形態の計器ユニットによれば、ステータの大型化を伴わずに、一般的なモータが備える磁気コイルよりも長尺な形状のボビン5Hで巻線数が多い磁気コイルを組付けることができるようになっている。その結果、小型化されたモータでもその高トルク化を図ることができる。この結果、指針デザインの自由度を向上させることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る計器ユニットについて、図5、6を参照しながら説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一部分は同一符号を付して重複説明を避ける。
本実施形態の計器ユニットが第1の実施形態の計器ユニット1Aと異なる点は、メインステータの矩形ヨーク5E´に、サブステータ5G´を介して磁気コイル5Iを固定させる固定手段として、圧入用のピンPではなく、これより短尺な加締め用のピンP´を用いてある点と、加締め用のピンP´は下ケース4Aまで一体に組付けるのではなく、サブステータ5G´を矩形ヨーク5E´のみに組付けるである点とである。
第1の実施形態では、サブステータ5Gと矩形ヨーク5Eとを、固定ピンPでさらに計器ユニット1Aの下ケース4Aに固定する構造について説明した。この構造により、サブステータ5Gが矩形ヨーク5Eから抜け落ちることを防止するとともに、ステータ5Aを下ケース4Aに強固に固定している。ところで、一般に、モータケース4には、ステータ5Aをその内部に固定する構造が採用されている。このため、第1の実施形態のように固定ピンPを用いてステータ5Aを下ケース4Aに固定する構造は必須のものではない。
そこで、第2の実施形態では、サブステータ5Gを矩形ヨーク5Eに固定する構造のみに着眼し、加締め用のピンP´によってサブステータ5G´を矩形ヨーク5E´に固定する構造を採用している。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態に係る計器ユニット1Bについて、図7を参照しながら説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一部分は同一符号を付して重複説明を避ける。
同図に示す本実施形態の計器ユニット1Bが第1の実施形態の計器ユニット1Aと異なるのは、ステータ50Aが、長尺な磁気コイル50Iを4個所に設置可能な形状(左右対称な八角形状)である点と、ステップモータ50による回転軸8の駆動方式がギア(ギア列)を介さない方式(ロータ軸が回転軸を兼ねる)である点と、である。
本実施形態のステータ50Aは、磁気コイル50Iが装着されるスペースとなるコイル孔50Fを臨むように、八角形状のヨークを構成する4個所に設けた外枠部(以下、環状ヨーク50Eとよぶ)と、これらの環状ヨーク50Eに囲まれた内側の中央部分に開口されたロータ孔50Dと、で構成されている。また、環状ヨーク50Eの4個所には、ロータ孔50Dの中心方向に向けて大きく突出した長尺細長形状のサブステータ50Gがその一端に固定ピンP´´が圧入されることで一体に組付けられており、それぞれ、ここに長尺なコイル50Iを装着させている。
これにより、第1の実施形態の場合と同様に、メインステータの一部である矩形ヨーク50Eのコイル孔50Fに直接差し込むように収容することができる。このため、ロータ孔50Dについては、長尺なコイル50Iの大きさに合わせて大きな内径のものを必要としないで済む。この結果、ステータを大型化しなくても、長尺なコイル50Iを組付けて高トルク化を図ったモータが実現できるわけである。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施し得るものである。また、本発明の磁気コイル組付構造が適用された回転軸を備えた計器ユニットとしては、例えば、燃料計部、タコメータ部、スピードメータ部、及び水温計等の各種計器類への適用が可能である。
1A、1B 計器ユニット
2 基板
3 光源
4 モータケース
4A 下ケース
4B 上ケース
5、50 ステップモータ
5A、50A ステータ
5B ロータ
5C 環状ヨーク(外枠部)
5D、50D ロータ孔
5E、50E 矩形ヨーク(外枠部)
5F、50F コイル孔
5G、50G サブステータ
5H ボビン
5I、50I 磁気コイル
51 ロータギア
6 中間ギア
7 出力ギア
8 回転軸
9 指針
α 磁気コイルの長さ
β ロータ孔の内径(寸法)
P,P´´ ピン(固定手段)

Claims (3)

  1. ステータと、前記ステータに形成されたロータ孔に収容可能なロータと、前記ステータに形成されたコイル孔に収容可能な磁気コイルとを有するステップモータと、
    前記ロータの回転が伝達されて回転する、指針が先端に組み付け可能な回転軸と、
    を備える計器ユニットであって、
    前記ステータは、前記ロータ孔および前記コイル孔を画成するメインステータと、一端が前記メインステータに固定されることにより前記コイル孔の内部に位置した状態で該メインステータに装着可能なサブステータと、を含み、
    前記磁気コイルは、該磁気コイルの中心孔が前記サブステータによって挿通された状態で前記コイル孔に収容されている、
    ことを特徴とする計器ユニット。
  2. 前記サブステータは、棒状であり、その一端は前記メインステータに固定されるとともに、その他端は該サブステータが前記ロータ孔に向けて延びるように前記コイル孔の内部に位置する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の計器ユニット。
  3. 前記サブステータは、その一端が固定ピンによって貫通され、該サブステータの一端を貫通した前記固定ピンの先端が前記メインステータに固定されることにより、該メインステータに装着される、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の計器ユニット。
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