JP2003111379A - ステップモータ及び計器 - Google Patents

ステップモータ及び計器

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JP2003111379A
JP2003111379A JP2001294450A JP2001294450A JP2003111379A JP 2003111379 A JP2003111379 A JP 2003111379A JP 2001294450 A JP2001294450 A JP 2001294450A JP 2001294450 A JP2001294450 A JP 2001294450A JP 2003111379 A JP2003111379 A JP 2003111379A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステータのヨークの形状に工夫を凝らし、コ
イル素子のコイルとしての巻き線の巻き数を適正に確保
しつつ、当該コイル素子のヨークに対する組み付けを円
滑にするようにしたステップモータ及びこのステップモ
ータを用いる計器を提供する。 【解決手段】 略コ字状ヨーク部40の各腕部42、4
3は、それぞれ、平面状の各内壁42a、43aを有す
る。コイル素子Caのボビン70は、腕部43の平面状
内壁43aとヨーク部50の支持ロッド54の先端部と
の間にこの支持ロッド54と同軸的になるように嵌め込
まれた後、支持ロッド54に沿い外方から嵌装支持され
る。コイル素子Cbのボビン100は、腕部42の平面
状内壁2aとヨーク部60の支持ロッド64の先端部と
の間にこの支持ロッド64と同軸的になるように嵌め込
まれた後、支持ロッド64に沿い外方から嵌装支持され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステップモータ及
びこのステップモータを駆動源として用いる計器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、乗用車用計器において
は、その指針の駆動源としてステップモータを用いたも
のがある。ここで、ステップモータは、ステータと、マ
グネットロータとにより構成される。そして、このステ
ップモータが、例えば、2相式のものであるとすれば、
ステータは、マグネットロータと共に磁気回路を形成す
る環状のヨーク及び両コイル素子を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記計器で
は、そのステップモータのステータは、図9及び図10
にて示すような環状のヨーク1と、一対のコイル素子2
(図10では一方のコイル素子のみを示す)とを備えて
いる。ヨーク1は、ヨーク部1aと、このヨーク部1a
から二股状に延出する両ヨーク部1b、1cとにより構
成されており、当該両ヨーク部1b、1cは、指針を支
持する指針軸の両側に位置している。
【0004】ここで、指針が発光指針である場合、この
発光指針に光を入射する複数の光源を指針軸の軸周りに
容易に配置できるようにするためには、コイル素子2
を、両ヨーク部1c内に支持するとともに、コイル素子
2の両ターミナルを、図10にて各符号2aで例示する
ごとく、ボビン2bの軸方向両端部の図10にて各図示
下部に設けるようにする必要がある。
【0005】しかし、このように両ターミナル2aをボ
ビン2bに設けようとすると、ボビン2bの軸方向長さ
が、ボビンの軸方向一端部に両ターミナル2aを設ける
場合に比べて、長くなってしまう。従って、コイル素子
2をヨーク部1cの支持ロッド1dに支持するために、
図10にて示すようにコイル素子2をヨーク1内に嵌め
込もうとするとき、ヨーク部1aの内壁1eが図9及び
図10にて示すごとく円弧面状に形成されていると、ボ
ビン2bの軸方向両端部の一方が、ヨーク部1aの内壁
1eと干渉し、ヨーク1内にはめ込めないという不具合
が生ずる。
【0006】これに対しては、ボビン2bの軸方向長さ
を短くすることが考えられるが、この場合には、ボビン
2bに対する巻き線のコイルとしての巻き数が不足する
という不具合を招く。
【0007】そこで、本発明は、以上のようなことに対
処するため、ステータのヨークの形状に工夫を凝らし、
コイル素子のコイルとしての巻き線の巻き数を適正に確
保しつつ、当該コイル素子のヨークに対する組み付けを
円滑にするようにしたステップモータ及びこのステップ
モータを用いる計器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、請求項1に記載の発明に係るステップモータでは、
ヨーク(Y)並びに第1及び第2のコイル素子(Ca、
Cb)を有するステータ(S)と、マグネットロータ
(R)とを備え、ヨークは、第1ヨーク部(40)と、
この第1ヨーク部から二股状に延出する第2及び第3の
ヨーク部(50、60)とでもって、環状に形成されて
おり、第1ヨーク部は、長手状連結部(41)と、この
連結部の長手方向両端から略コ字状に延出する両腕部
(42、43)とを備え、第2ヨーク部は、両腕部の一
方(43)の内壁(43a)に向けて延出する支持ロッ
ド(54)を有するとともに、第3ヨーク部は、両腕部
の他方(42)の内壁(42a)に向けて延出する支持
ロッド(64)を有しており、マグネットロータは、そ
の外周面にて、第1ヨーク部の連結部及び両腕部の各内
壁並びに両支持ロッドの各先端部に対向するようにヨー
ク内に回転可能に支持されており、第1コイル素子(C
a)は、第2ヨーク部の支持ロッドに同軸的に支持され
る筒状ボビン(70)と、このボビンにその軸方向両端
部(70b、70c)の間にてソレノイド状に巻装され
てマグネットロータ及びヨークと共に磁気回路を形成す
るコイル(90)とを有するとともに、第2コイル素子
(Cb)は、第3ヨーク部の支持ロッドに同軸的に支持
される筒状ボビン(100)と、このボビンにその軸方
向両端部(100b、100c)の間にてソレノイド状
に巻装されてマグネットロータ及びヨークと共に磁気回
路を形成するコイル(120)とを有しており、第1コ
イル素子は、その両端子部にて、当該第1コイル素子の
ボビンの軸方向両端部のうちマグネットロータの外周面
から遠く離れた軸方向端部(以下、一方の軸方向端部と
いう)の両端部に設けた両接続部材(80)に接続され
るとともに、第2コイル素子は、その両端子部にて、当
該第2コイル素子のボビンの軸方向両端部のうちマグネ
ットロータの外周面から遠く離れた軸方向端部(以下、
一方の軸方向端部という)の両端部に設けた両接続部材
(110)に接続されており、第1ヨーク部の一方の腕
部の内壁は第2ヨーク部の支持ロッドの軸に直角な平面
状の内壁であり、第1ヨーク部の他方の腕部の内壁は第
3ヨーク部の支持ロッドの軸に直角な平面状の内壁であ
る。
【0009】このように、第1ヨーク部の両腕部の内壁
は平面状に形成されているため、第1コイル素子のボビ
ンの軸方向端部と第1ヨーク部の一方の腕部との干渉を
招くことなく、第1コイル素子を第1ヨーク部の一方の
腕部と第2ヨーク部との間に確実にかつ円滑に嵌め込む
ことができ、また、第2コイル素子のボビンの軸方向端
部と第1ヨーク部の他方の腕部との干渉を招くことな
く、第2コイル素子を第1ヨーク部の他方の腕部と第3
ヨーク部との間に確実にかつ円滑に嵌め込むことができ
る。然る後は、第1コイル素子をそのボビンにて第2ヨ
ーク部の支持ロッドに同軸的に外方から嵌装し、第2コ
イル素子をそのボビンにて第3ヨーク部の支持ロッドに
同軸的に外方から嵌装することで、第1及び第2の各コ
イル素子を第2及び第3のヨーク部内に支持することが
できる。
【0010】ここで、上述のように第1ヨーク部の両腕
部の各内壁を平面状に形成したので、各ボビンの軸方向
長さを適正に確保することができ、その結果、各コイル
素子のコイルとしての巻き線の巻き数も適正に確保し得
る。
【0011】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載の発明において、さらに、減速歯車列(G)を
備え、この減速歯車列は、マグネットロータとその軸に
て同軸的に支持される入力段歯車(G1)と、マグネッ
トロータの軸に平行な出力軸に同軸的に支持される出力
段歯車(G3)とを備える。
【0012】このように、ステップモータが減速歯車列
を有するものであっても、請求項1に記載の発明と実質
的に同様の作用効果を達成できる。
【0013】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1或いは2に記載の発明において、第1コイル素子
は、そのボビンにて、第1ヨーク部の一方の腕部の平面
状内壁と第2ヨーク部の支持ロッドの先端部との間にこ
の支持ロッドと同軸的に位置するように嵌め込まれた後
に、当該支持ロッドに沿い外方から嵌装されてこの支持
ロッドに同軸的に支持され、一方、第2コイル素子は、
そのボビンにて、第1ヨーク部の他方の腕部の平面状内
壁と第3ヨーク部の支持ロッドの先端部との間にこの支
持ロッドと同軸的に位置するように嵌め込まれた後に、
当該支持ロッドに沿い外方から嵌装されてこの支持ロッ
ドに同軸的に支持されることを特徴とする。これによ
り、請求項1或いは2に記載の発明の作用効果をより一
層確実に達成できる。
【0014】また、請求項4に記載の発明に係る計器で
は、目盛り盤(10)と、この目盛り盤にその裏面側に
て並行に設けた配線板(20)と、この配線板の裏面側
に設けられた内機本体(Da)と、この内機本体から配
線板及び目盛り盤の各貫通穴部(21、11)を通り回
動可能に延出する指針軸(Db)とを有する回動内機
(D)と、指針軸の先端部に回動基部(131)にて支
持されて目盛り盤の表面に並行に位置する発光指針(1
30)と、指針軸の軸周り近傍にて配線板の表面に間隔
をおいて配設されて配線板の貫通穴部を通り発光指針の
回動基部に光を入射する複数の光源(140)とを備
え、これら各光源は、指針軸の軸周り近傍にて、当該配
線板の表面に電気的に接続されており、内機本体は、請
求項1乃至3のいずれか一つに記載のステップモータを
有しており、指針軸はマグネットロータの軸或いは出力
軸である。
【0015】これにより、請求項1乃至3のいずれか一
つに記載の発明の作用効果を達成し得る計器の提供が可
能となる。
【0016】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
により説明する。図1は本発明に係る乗用車用計器の一
例を示しており、この計器は、当該乗用車の車室内に設
けたインストルメントパネルに配設されている。
【0018】当該計器は、図1にて示すごとく、目盛り
盤10と、この目盛り盤10にその裏面側にて並行に位
置する配線板20と、回動内機Dとを備えている。回動
内機Dは、内機本体Daと、この内機本体Daから配線
板20の貫通穴部21及び目盛り盤10の貫通穴部11
を通り回動可能に延出する指針軸Dbとにより構成され
ている。ここで、配線板20は、図1にて示すごとく、
内機本体Daの上端面にこれに沿うように支持されてい
る。
【0019】内機本体Daは、図1にて示すように、ケ
ーシング30を備えており、このケーシング30は、図
1乃至図3から分かるように、断面コ字状の上下両側ケ
ーシング部材30a、30bをその各開口部にて組み合
わせて構成されている。当該ケーシング30は、そのケ
ーシング部材30aの上壁31(以下、ケーシング30
の上壁31ともいう)にて、複数のねじにより配線板2
0にその裏面側から締着されている。
【0020】また、内機本体Daは、図2にて示すごと
く、ケーシング30内に組み付けたステップモータM及
び減速歯車列Gを備えている。ステップモータMは、ス
テータSと、マグネットロータRとにより構成されてい
る。ステータSは、環状ヨークYと、両コイル素子C
a、Cbとを備えており、ヨークYは、ケーシング30
内にその底壁32(以下、ケーシング30の底壁32と
もいう)に沿い移動不能に収容固定されている。
【0021】また、ヨークYは、図2にて示すごとく、
略コ字状の各ヨーク部40乃至60からなるもので、両
ヨーク部50、60は、図2及び図4にて示すごとく、
ヨーク部40から所定の開き角度(例えば、90度)に
て二股状に延出するように一体に形成されている。
【0022】ヨーク部40は、連結部41の長手方向両
端の各々から各腕部42、43をそれぞれ延出すること
で略コ字状に形成されている。連結部41は、突起41
bを備えており、この突起41bは、断面四角形状に
て、連結部41の内壁41aの長手方向中央からこの内
壁41aに直角に突出している。
【0023】各腕部42、43は、図2及び図4にて示
すごとく、連結部41の内壁41aの長手方向中央に対
する法線を基準に互いに対称的な形状を有している。腕
部42の内壁42aは平面状に形成されており、この平
面状内壁42aは、ヨーク部60の支持ロッド64(後
述する)の軸方向に直角に位置するように、ヨーク部6
0に対向している。当該腕部42は、突起42bを備え
ており、この突起42bは、断面四角形状にて、腕部4
2の内壁42aの長手方向中央から当該内壁42aに直
角に突出し支持ロッド64にこれと同軸的に対向してい
る。
【0024】一方、腕部43の内壁43aは平面状に形
成されており、この平面状内壁43aは、ヨーク部50
の支持ロッド54(後述する)の軸方向に直角に位置す
るように、ヨーク部50に対向している。当該腕部43
は、突起43bを備えており、この突起43bは、断面
四角形状にて、腕部43の内壁43aの長手方向中央か
ら当該内壁43aに直角に突出し支持ロッド54にこれ
と同軸的に対向している。なお、各突起41b、42
b、43bは、ヨーク部40の開口部にて各腕部42、
43に形成した各突起42c、43c及び両ヨーク部5
0、60に共通の突起53a(後述する)と共に、ヨー
クYの各磁極(以下、各磁極41b、42b、43b、
42c、43c、53aともいう)を構成する。また、
磁極42bの腕部42の長手方向に沿う幅は、磁極43
bの腕部43の長手方向に沿う幅に等しい。
【0025】ヨーク部50は、連結部51の長手方向両
端の各々から各腕部52、53をそれぞれ延出すること
で略コ字状に形成されている。連結部51は、支持ロッ
ド54を備えており、この支持ロッド54は、断面四角
状にて、連結部51の平面状内壁51aの長手方向中央
から突起43bに向け延出している。ここで、支持ロッ
ド54の断面形状は、突起43bの断面四角形状と同一
となっており、支持ロッド54の先端面は、当該支持ロ
ッド54の軸方向からみて突起43bの先端面と重畳的
に一致する。
【0026】各腕部52、53は、図4にて示すごと
く、連結部51の内壁51aの長手方向中央に対する法
線(即ち、支持ロッド54の軸)を基準に対称的な形状
を有しており、腕部52は、その先端部にて、ヨーク部
40の腕部42の先端部と一体になっている。
【0027】ヨーク部60は、連結部61の長手方向両
端の各々から各腕部62、63をそれぞれ延出すること
で略コ字状に形成されている。連結部61は、支持ロッ
ド64を備えており、この支持ロッド64は、断面四角
状にて、連結部61の平面状内壁61aの長手方向中央
から突起42bに向け延出している。ここで、支持ロッ
ド64の断面形状は、突起42bの断面四角形状と同一
となっており、支持ロッド64の先端面は、当該支持ロ
ッド64の軸方向からみて突起42bの先端面と重畳的
に一致する。
【0028】各腕部62、63は、図4にて示すごと
く、連結部61の内壁61aの長手方向中央に対する法
線(即ち、支持ロッド64の軸)を基準に対称的な形状
を有しており、腕部62は、その先端部にて、ヨーク部
40の腕部43の先端部と一体になっている。また、腕
部63は、その先端部にて、ヨーク部50の腕部53の
先端部と一体となっている。ここで、両支持ロッド5
4、64の各軸は、上記所定の開き角度にて交差してお
り、これら両支持ロッド54、64の各先端部は、各磁
極41b、42b、43b、42c、43c、53aと
共にヨークYの磁極を形成する。また、各支持ロッド5
4、64の先端部及び各磁極41b、42b、43b、
42c、43c、53aは、その先端面にて、マグネッ
トロータRの外周面に沿い円周状に位置する。なお、両
腕部62、53の連結先端部には、上記突起53aが形
成されている。
【0029】両コイル素子Ca、Cbは、共に、直方体
形状のもので、これら各コイル素子Ca、Cbは、それ
ぞれ、各ヨーク部50、60内に図2にて示すごとく収
容支持されている。
【0030】コイル素子Caは、ボビン70と、両ピン
状ターミナル80と、ソレノイド状コイル90とにより
構成されている。ボビン70は、電気絶縁性樹脂により
断面四角形状にて段付き筒状に形成されており、このボ
ビン70は、巻装部70aの軸方向両端に各保持部70
b、70cをそれぞれ同軸的に形成して構成されてい
る。なお、ボビン70の中空部は、この中空部内に支持
ロッド54を相対回動不能に挿通し得る程度に当該支持
ロッド54の断面形状と相似な断面四角形状となってい
る。
【0031】両保持部70b、70cは、四角環状のも
ので、保持部70bの上下両側対向壁部71(図2では
上側対向壁部71のみを示す)は、その各長手方向(保
持部70bの軸に直交する方向)の中央部を上下両側対
向壁部71の各外縁からコ字状に切り欠くことで、両タ
ーミナル部71aの間にコ字状逃げ部71bを形成して
構成されている。また、保持部70cの上下両側対向壁
部72(図2では上側対向壁部72のみを示す)は、そ
の各長手方向(保持部70bの軸に直交する方向)の中
央部を上下両側対向壁部72の各外縁からコ字状に切り
欠くことで、両ターミナル部72a(図2では、一方の
ターミナル部72aのみを示す)の間にコ字状逃げ部7
2bを形成して構成されている。
【0032】このように構成したボビン70は、その中
空部にて、ヨーク部50の支持ロッド54に外方から同
軸的に嵌装されており、このボビン70は、その保持部
70bにて、ヨーク部50の連結部51に当接し、保持
部70cにて、ヨーク部40の腕部43に対向してい
る。但し、ボビン70の両保持部70b、70cの各長
手方向幅は、ヨーク部40の平面状内壁43aの長手方
向幅よりも狭い。また、保持部70bの逃げ部71b及
び保持部70cの逃げ部72bのボビン70の軸に直角
な方向の各幅は、磁極43bの幅よりも広い。
【0033】また、両ターミナル80の一方は、保持部
70bの両ターミナル部71aのうち図2にて図示左上
側ターミナル部71a(両ターミナル部71aのうち指
針軸Dbの軸からより遠く離れて位置するターミナル部
71a)に挿通されて、図1及び図3にて示すごとく、
ケーシング30の上壁31及び配線板20を通り延出し
ている。他方のターミナル80は、保持部70cの両タ
ーミナル部72aのうち図2にて図示左上側ターミナル
部72a(両ターミナル部72aのうち指針軸Dbの軸
からより遠く離れて位置するターミナル部72a)に挿
通されて、図1及び図3にて示すごとく、ケーシング3
0の上壁31及び配線板20を通り延出している。
【0034】コイル90は、ボビン70の巻装部70a
に同軸的に巻装されており、このコイル90は、各保持
部70b、70cにより挟持保持されている。このた
め、巻装部70aの外径寸法は、両保持部70b、70
cの外径寸法よりも小さくなっている。また、コイル9
0は、その各巻線状端子にて、それぞれ、各ターミナル
80の先端部に巻き付けられている。なお、各ターミナ
ル80の先端部は、それぞれ、コイル90の各巻線状端
子と共に配線板20の表面の対応配線部にはんだ付けさ
れている。
【0035】コイル素子Cbは、コイル素子Caのボビ
ン70、両ターミナル80及びコイル90にそれぞれ対
応するボビン100、両ピン状ターミナル110及びソ
レノイド状コイル120とにより構成されている。ボビ
ン100は、ボビン70と同様に構成されており、この
ボビン100は、巻装部100aの軸方向両端に各保持
部100b、100cをそれぞれ同軸的に形成して構成
されている。
【0036】両保持部100b、100cは両保持部7
0b、70cと同様に構成されており、保持部100b
の上下両側対向壁部101(図2では上側対向壁部10
1のみを示す)は、その各長手方向(保持部100bの
軸に直交する方向)の中央部を上下両側対向壁部101
の各外縁からコ字状に切り欠くことで、両ターミナル部
101aの間にコ字状逃げ部101bを形成して構成さ
れている。また、保持部100cの上下両側対向壁部1
02(図2では上側対向壁部102のみを示す)は、そ
の各長手方向(保持部100bの軸に直交する方向)の
中央部を上下両側対向壁部102の各外縁からコ字状に
切り欠くことで、両ターミナル部102a(図2では、
一方のターミナル部102aのみを示す)の間にコ字状
逃げ部102bを形成して構成されている。なお、ボビ
ン100の中空部はボビン70の中空部と同一の断面形
状を有する。
【0037】このように構成したボビン100は、その
中空部にて、ヨーク部60の支持ロッド64に外方から
同軸的に嵌装されており、このボビン100は、その保
持部100bにて、ヨーク部60の連結部61に当接
し、保持部100cにて、ヨーク部40の腕部42に対
向している。但し、ボビン100の両保持部100b、
100cの各長手方向幅は、ヨーク部40の平面状内壁
42aの連結部42の長手方向幅よりも狭い。また、保
持部100bの逃げ部101b及び保持部100cの逃
げ部102bのボビン100の軸に直角な方向の各幅
は、磁極42bの幅よりも広い。
【0038】また、両ターミナル110は両ターミナル
80と同様のもので、当該両ターミナル110の一方
は、保持部100bの両ターミナル部101aのうち図
2にて図示左下側ターミナル部101a(両ターミナル
部101aのうち指針軸Dbの軸からより遠く離れて位
置するターミナル部101a)に挿通されて、図1及び
図3にて示すごとく、ケーシング30の上壁31及び配
線板20を通り延出している。他方のターミナル110
は、保持部100cの両ターミナル部102aのうち図
2にて図示左下側ターミナル部102a(両ターミナル
部102aのうち指針軸Dbの軸からより遠く離れて位
置するターミナル部102a)に挿通されて、図1及び
図3にて示すごとく、ケーシング30の上壁31及び配
線板20を通り延出している。
【0039】コイル120は、コイル90と同様に構成
されており、このコイル120は、ボビン100の巻装
部100aに同軸的に巻装され、各保持部100b、1
00cにより挟持保持されている。また、コイル120
は、その各巻線状端子にて、それぞれ、各ターミナル1
20の先端部に巻き付けられている。なお、各ターミナ
ル110の先端部は、それぞれ、コイル120の各巻線
状端子と共に配線板20の表面の対応配線部にはんだ付
けされている。
【0040】以上のように構成した両コイル素子Ca、
Cbは、図2にて示すごとく、後述するマグネットロー
タRの回転軸R1と指針軸Dbとの間を径方向に結ぶ線
を基準、互いに対称的に位置しており、両コイル素子C
a、Cbの各軸(各ボビン70、100の軸)は、マグ
ネットロータRの回転軸R1を基準として互いにほぼ直
交する位置にある。また、コイル素子Caは、その保持
部70cにて、マグネットロータRの外周面に対向し、
一方、コイル素子Cbは、その保持部100cにて、マ
グネットロータRの外周面に対向している。
【0041】マグネットロータRは、ヨーク部40内に
て、回転軸R1に減速歯車列Gの入力段側歯車G1と共
に同軸的に支持されている。これにより、マグネットロ
ータRは、その外周面にて、ヨーク部40の各磁極41
b、42b、43b、42c、43c及び両コイル素子
Ca、Cbに対向して、各コイル90、120及びヨー
クYと共に磁気回路を形成し、両コイル90、120へ
の配線板20を介する給電のもとに回転する。なお、回
転軸R1は、ケーシング30の上壁31と底壁32との
間に回動可能に支持されている。
【0042】減速歯車列Gは、図2にて示すごとく、上
記入力段側歯車G1の他、各中間側歯車G2及び出力段
側歯車G3を備えており、出力段側歯車G3は、指針軸
Dbに同軸的に支持されている。入力段歯車G1は、各
中間側歯車G2を介し、出力段側歯車G3と噛合してい
る。これにより、減速歯車列Gは、マグネットロータR
の回転を歯車G1から歯車G3に減速して伝達する。
【0043】当該計器は、図1にて示すごとく、発光指
針130及び複数の光源140を備えており、発光指針
130は、その回動基部131にて、指針軸Dbの先端
部に支持されて、目盛り盤10の表面に沿い回動するよ
うになっている。
【0044】各光源140は、発光ダイオードからなる
もので、これら各光源140は、指針軸Dbの軸周り近
傍にて、目盛り盤10の貫通穴部11を通して発光指針
130の回動基部131を臨むように、互いに間隔をお
いて、配線板20の表面に配設されている。これら各光
源140は、その各端子にて、配線板20の表面の対応
配線部にはんだ付けにより電気的に接続されている。
【0045】これにより、各光源140は、配線板20
を介し給電されて、発光し、目盛り盤10の貫通穴部1
1を通して発光指針130の回動基部131内に光を入
射する。なお、各光源140は、発光ダイオードに限る
ことなく、例えば、ランプでもよい。
【0046】以上のように構成した本実施形態におい
て、両コイル素子Ca、CbのヨークYに対する組み付
け方法について説明する。両コイル素子Ca、Cbのい
ずれからでもよいが、例えば、コイル素子Caから組み
付けを開始する。まず、ケーシング部材30aをその底
壁32にて水平状となるように支持する。そして、ヨー
クYをケーシング部材30a内にて底壁32上に沿うよ
うに取り付ける。ついで、コイル素子Caを、図5にて
示すように、ヨークY内のヨーク部40の腕部43とヨ
ーク部50との間に、突起43bと支持ロッド54と同
軸的に位置させるように嵌め込む。
【0047】この嵌め込みにあたり、上述のごとく、ヨ
ーク部40の腕部43の内壁43aは平面状に形成され
ている。また、この平面状内壁43aは、ヨーク部50
の支持ロッド54の軸方向に直角に位置する。また、突
起43bは、支持ロッド54と同軸的に位置しており、
突起43b側から支持ロッド54を同軸的にみたとき、
突起43bの先端面は支持ロッド54の先端面と重畳的
に一致する。しかも、ボビン70の両保持部70b、7
0cの各長手方向幅は、ヨーク部40の平面状内壁43
aの長手方向幅よりも狭い。また、保持部70bの逃げ
部71b及び保持部70cの逃げ部72bのボビン70
の軸に直角な方向の各幅は、磁極43bの幅よりも広
い。
【0048】このため、上述のような嵌め込みの過程に
おいて、ヨーク部50の支持ロッド54が、その先端部
にて、コイル素子Caのボビン70における保持部70
bの逃げ部71b内を通り保持部70bと同軸的に位置
し、かつ、ヨーク部40の突起43bが、ボビン70に
おける保持部70cの逃げ部72b内を通り保持部70
cと同軸的に位置し、保持部70cがその端面にて腕部
43の平面状内壁43aに当接する。これにより、腕部
43の内壁部43aを平面状に形成したことを前提に、
保持部70cと腕部43との干渉を招くことなく、コイ
ル素子Caをヨーク部40の腕部43とヨーク部50と
の間に確実にかつ円滑に嵌め込むことができる。
【0049】このようにコイル素子Caを嵌め込んだ後
は、当該コイル素子Caのボビン70の中空部は支持ロ
ッド54と同軸的に位置しており、ボビン70の中空部
の断面形状は支持ロッド54の断面形状と上記相似な形
状を有する。このため、ボビン70の中空部内に支持ロ
ッド54を挿入するように、コイル素子Caを支持ロッ
ド54の軸方向に沿い移動させれば、当該コイル素子C
aは、図6にて示すごとく、ボビン70にて、ヨーク部
50内において支持ロッド54により同軸的にかつ相対
回動不能に支持される。
【0050】ここで、上述のようにヨーク部40の腕部
43の内壁43aを平面状に形成したので、ボビン70
の軸方向長さを適正に確保することができ、その結果、
コイル素子Caのコイル90としての巻き線の巻き数も
適正に確保し得る。
【0051】次に、コイル素子Cbを、図7にて示すよ
うに、ヨークY内のヨーク部40の腕部42とヨーク部
60との間に、突起42bと支持ロッド64と同軸的に
位置させるように嵌め込む。
【0052】この嵌め込みにあたり、上述のごとく、ヨ
ーク部40の腕部42の内壁42aは平面状に形成され
ている。また、この平面状内壁42aは、ヨーク部60
の支持ロッド64の軸方向に直角に位置する。また、突
起42bは、支持ロッド64と同軸的に位置しており、
突起42b側から支持ロッド64を同軸的にみたとき、
突起42bの先端面は支持ロッド64の先端面と重畳的
に一致する。しかも、ボビン100の両保持部100
b、100cの各長手方向幅は、ヨーク部40の平面状
内壁42aの長手方向幅よりも狭い。また、保持部10
0bの逃げ部101b及び保持部100cの逃げ部10
2bのボビン100の軸に直角な方向の各幅は、磁極4
2bの幅よりも広い。
【0053】このため、上述のような嵌め込みの過程に
おいて、ヨーク部60の支持ロッド64が、その先端部
にて、コイル素子Cbのボビン100における保持部1
00bの逃げ部101b内を通り保持部100bと同軸
的に位置し、かつ、ヨーク部40の突起42bが、ボビ
ン100における保持部100cの逃げ部102b内を
通り保持部100cと同軸的に位置し、保持部100c
がその端面にて腕部42の平面状内壁42aに当接す
る。これにより、腕部42の内壁部42aを平面状に形
成したことを前提に、保持部100cと腕部42との干
渉を招くことなく、コイル素子Cbをヨーク部40の腕
部42とヨーク部60との間に確実にかつ円滑に嵌め込
むことができる。
【0054】このようにコイル素子Cbを嵌め込んだ後
は、当該コイル素子Cbのボビン100の中空部は支持
ロッド64と同軸的に位置しており、ボビン100の中
空部の断面形状は支持ロッド64の断面形状と上記相似
な形状を有する。このため、ボビン100の中空部内に
支持ロッド64を挿入するように、コイル素子Cbを支
持ロッド64の軸方向に沿い移動させれば、当該コイル
素子Cbは、図8にて示すごとく、ボビン100にて、
ヨーク部60内において支持ロッド64により同軸的に
かつ相対回動不能に支持される。
【0055】ここで、上述のようにヨーク部40の腕部
42の内壁42aを平面状に形成したので、ボビン10
0の軸方向長さを適正に確保することができ、その結
果、コイル素子Cbのコイル120としての巻き線の巻
き数も適正に確保し得る。
【0056】また、以上のように両コイル素子Ca、C
bをヨークYに組み付けた後、指針軸Db及び減速歯車
列Gを図2にて示すごとく、ケーシング部材30aに取
り付ける。然る後、コイル素子Caの両ターミナル8
0、コイル素子Cbの両ターミナル110及び指針軸D
bがケーシング部材30bの上壁31を図3にて示すご
とく通るように、ケーシング部材30bをその開口部に
てケーシング部材30aの開口部に組み付ける。これに
より、内機本体Daの組み付けが終了する。
【0057】この終了後、図1にて示すごとく各光源1
40が貫通穴部21の周囲に設けられた配線板20に各
ターミナル80、110及び指針軸Dbを上述のごとく
挿通させるようにして、当該配線板20をケーシング3
0の上壁31上に組み付ける。然る後、目盛盤10の貫
通穴部11を通して延出される指針軸Dbの先端部に発
光指針130をその回動基部131にて支持する。これ
により、当該計器の組み付けが完了する。
【0058】以上のように組み付けた当該計器では、コ
イル素子Caの両ターミナル80とコイル素子Cbの両
ターミナル110とが、指針軸Dbの軸から互いに逆方
向に遠く離れて位置する。このため、上述のように配線
板20の貫通穴部21の周囲、換言すれば、指針軸Db
の軸周り近傍に、発光指針130用の各光源140を容
易に配設することができる。
【0059】なお、本発明の実施にあたり、上記実施形
態において、目盛盤10として透光性目盛盤を採用し、
この透光性目盛盤の裏面に導光板を併設し、この導光板
の貫通穴部及び目盛盤10の貫通穴部11を通して指針
軸Dbを延出させ、かつ、上記導光板の貫通穴部の内周
面を断面テーパ状に形成して、各光源140の光を上記
導光板内にもその貫通穴部の内周面から導入して透光性
目盛盤を照明する構成の計器に本発明を適用しても、上
記実施形態と同様の作用効果を達成できる。
【0060】また、この場合、各光源140のすべての
光を上記導光板内にその貫通穴部の内周面から導入する
ようにして、発光指針130に代えて通常の指針を採用
しても、上記実施形態と同様の作用効果を達成できる。
【0061】また、本発明の実施にあたり、上記実施形
態において、減速歯車列Gを廃止して、マグネットロー
タRの回転軸として、指針軸Dbを、回転軸R1に代え
て用いるようにしてもよい。この場合には、指針軸Db
が、図2の回転軸R1の位置にてケーシング30の上下
両壁に回動可能に支持されることになる。従って、コイ
ル素子Caでは、両ターミナル80のうち、ボビン70
の保持部70cに設けたターミナル80は、保持部70
bの残りのターミナル部71a(図2にて図示右上側の
ターミナル部71a)に挿通されて、ケーシング30の
上壁及び配線板20を通り延出される。一方、コイル素
子Cbでは、両ターミナル110のうち、ボビン100
の保持部100cに設けたターミナル110は、保持部
100bの残りのターミナル部101a(図2にて図示
右上側のターミナル部101a)に挿通されて、ケーシ
ング30の上壁及び配線板20を通り延出される。
【0062】これによっても、ステップモータMの両コ
イル素子Ca、Cbの各ターミナル80、110は、指
針軸Dbから遠く離れて位置する構成となる。このよう
な構成においても、上記実施形態にて述べたと同様に、
両コイル素子Ca、CbのヨークYに対する組み付けを
円滑にかつ確実に確保できる。
【0063】また、本発明の実施にあたり、上記実施形
態にて述べたヨークYにおいて、ヨーク部50の腕部5
3及びヨーク部60の腕部63は、例えば、ヨーク部4
0の連結部41に並行な連結部として形成し、この連結
部から突起53aに代わるロッドを延出させてこのロッ
ドの先端部に突起53aの磁極としての機能をもたせる
ようにしてもよい。
【0064】また、本発明の実施にあたり、計器の発光
指針に限ることなく、各種機器の回動部材を回動可能に
支持する軸を回動する駆動源として、上記実施形態にて
述べたステップモータMを採用しても、上記実施形態に
て述べたと同様に、両コイル素子Ca、CbのヨークY
に対する組み付けを円滑にかつ確実に確保できる。
【0065】また、本発明の実施にあたり、上記実施形
態にて述べたヨーク部40の各磁極は、その位置を適宜
変更してもよい。例えば、連結部41の突起41bを廃
止して、突起42bを連結部41と腕部42との境界に
設け、突起43bを連結部41と腕部43との境界に設
けるようにしてもよい。この場合には、両ボビン70、
100の各逃げ部は少なくとも不要である。
【0066】前記実施形態では、減速歯車列Gは、ステ
ップモータMとは別の構成素子として説明したが、この
減速歯車列GはステップモータMの構成部材であっても
よい。
【0067】また、本発明の実施にあたり、乗用車用計
器に限ることなく、バス、トラック、自動二輪車等の各
種自動車等の車両用計器であってステップモータを回動
内機に有する計器に本発明を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乗用車用計器の一実施形態を示す
の部分破断概略側面図である。
【図2】図1の回動内機を、上側ケーシング部材を除去
した状態で示す平面図である。
【図3】図1の回動内機の平面図である。
【図4】図2のヨークの平面図である。
【図5】コイル素子Caをヨーク内においた状態を示す
平面図である。
【図6】コイル素子Caをヨーク部50内に支持する状
態を示す平面図である。
【図7】コイル素子Cbをヨーク内においた状態を示す
平面図である。
【図8】コイル素子Cbをヨーク部60内に支持する状
態を示す平面図である。
【図9】従来のステップモータのヨークを示す平面図で
ある。
【図10】図9のヨークにコイル素子を組み付ける場合
の平面図である。
【符号の説明】
Ca、Cb…コイル素子、Da…内機本体、Db…指針
軸、G…減速歯車列、G1、G3…歯車、R…マグネッ
トロータ、S…ステータ、Y…ヨーク、10…目盛盤、
11、21…貫通穴部、20…配線板、40、50、6
0…ヨーク部、41…連結部、42、43…腕部、42
a、43a…内壁、54、64…支持ロッド、70、1
00…ボビン、70b、70c、100b、100c…
保持部、71a、72a、101a、102a…端部、
80、110…ターミナル、90、120…コイル、1
30…発光指針、131…回動基部、140…光源。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨーク(Y)並びに第1及び第2のコイ
    ル素子(Ca、Cb)を有するステータ(S)と、マグ
    ネットロータ(R)とを備え、 前記ヨークは、第1ヨーク部(40)と、この第1ヨー
    ク部から二股状に延出する第2及び第3のヨーク部(5
    0、60)とでもって、環状に形成されており、 前記第1ヨーク部は、長手状連結部(41)と、この連
    結部の長手方向両端から略コ字状に延出する両腕部(4
    2、43)とを備え、 前記第2ヨーク部は、前記両腕部の一方(43)の内壁
    (43a)に向けて延出する支持ロッド(54)を有す
    るとともに、前記第3ヨーク部は、前記両腕部の他方
    (42)の内壁(42a)に向けて延出する支持ロッド
    (64)を有しており、 前記マグネットロータは、その外周面にて、前記第1ヨ
    ーク部の連結部及び両腕部の各内壁並びに前記両支持ロ
    ッドの各先端部に対向するように前記ヨーク内に回転可
    能に支持されており、 前記第1コイル素子(Ca)は、前記第2ヨーク部の支
    持ロッドに同軸的に支持される筒状ボビン(70)と、
    このボビンにその軸方向両端部(70b、70c)の間
    にてソレノイド状に巻装されて前記マグネットロータ及
    び前記ヨークと共に磁気回路を形成するコイル(90)
    とを有するとともに、前記第2コイル素子(Cb)は、
    前記第3ヨーク部の支持ロッドに同軸的に支持される筒
    状ボビン(100)と、このボビンにその軸方向両端部
    (100b、100c)の間にてソレノイド状に巻装さ
    れて前記マグネットロータ及び前記ヨークと共に磁気回
    路を形成するコイル(120)とを有しており、 前記第1コイル素子は、その両端子部にて、当該第1コ
    イル素子のボビンの軸方向両端部のうち前記マグネット
    ロータの外周面から遠く離れた軸方向端部(以下、一方
    の軸方向端部という)の両端部に設けた両接続部材(8
    0)に接続されるとともに、前記第2コイル素子は、そ
    の両端子部にて、当該第2コイル素子のボビンの軸方向
    両端部のうち前記マグネットロータの外周面から遠く離
    れた軸方向端部(以下、一方の軸方向端部という)の両
    端部に設けた両接続部材(110)に接続されており、 前記第1ヨーク部の一方の腕部の内壁は前記第2ヨーク
    部の支持ロッドの軸に直角な平面状の内壁であり、前記
    第1ヨーク部の他方の腕部の内壁は前記第3ヨーク部の
    支持ロッドの軸に直角な平面状の内壁であるステップモ
    ータ。
  2. 【請求項2】 ヨーク(Y)並びに第1及び第2のコイ
    ル素子(Ca、Cb)を有するステータ(S)と、マグ
    ネットロータ(R)と、減速歯車列(G)とを備え、 前記ヨークは、第1ヨーク部(40)と、この第1ヨー
    ク部から二股状に延出する第2及び第3のヨーク部(5
    0、60)とでもって、環状に形成されており、 前記第1ヨーク部は、長手状連結部(41)と、この連
    結部の長手方向両端から略コ字状に延出する両腕部(4
    2、43)とを備え、 前記第2ヨーク部は、前記両腕部の一方(43)の内壁
    (43a)に向けて延出する支持ロッド(54)を有す
    るとともに、前記第3ヨーク部は、前記両腕部の他方
    (42)の内壁(42a)に向けて延出する支持ロッド
    (64)を有しており、 前記マグネットロータは、その外周面にて、前記第1ヨ
    ーク部の連結部及び両腕部の各内壁並びに前記両支持ロ
    ッドの各先端部に対向するように前記ヨーク内に回転可
    能に支持されており、 前記減速歯車列は、前記マグネットロータとその軸にて
    同軸的に支持される入力段歯車(G1)と、前記マグネ
    ットロータの軸に平行な出力軸に同軸的に支持される出
    力段歯車(G3)とを備え、 前記第1コイル素子(Ca)は、前記第2ヨーク部の支
    持ロッドに同軸的に支持される筒状ボビン(70)と、
    このボビンにその軸方向両端部(70b、70c)の間
    にてソレノイド状に巻装されて前記マグネットロータ及
    び前記ヨークと共に磁気回路を形成するコイル(90)
    とを有するとともに、前記第2コイル素子(Cb)は、
    前記第3ヨーク部の支持ロッドに同軸的に支持される筒
    状ボビン(100)と、このボビンにその軸方向両端部
    (100b、100c)の間にてソレノイド状に巻装さ
    れて前記マグネットロータ及び前記ヨークと共に磁気回
    路を形成するコイル(120)とを有しており、 前記第1コイル素子は、その一側端子部にて、当該第1
    コイル素子のボビンの軸方向両端部の一方のうち前記マ
    グネットロータの外周面から遠く離れた部分(71a)
    に設けた接続部材(80)に接続され、その他側端子部
    にて、前記第1コイル素子のボビンの他方の軸方向両端
    部のうち前記マグネットロータの外周面から遠く離れた
    部分(72a)に設けた他の接続部材(80)に接続さ
    れており、 前記第2コイル素子は、その一側端子部にて、当該第2
    コイル素子のボビンの軸方向両端部の一方のうち前記マ
    グネットロータの外周面から遠く離れた部分(101
    a)に設けた接続部材(110)に接続され、その他側
    端子部にて、前記第2コイル素子のボビンの他方の軸方
    向両端部のうち前記マグネットロータの外周面から遠く
    離れた部分(102a)に設けた他の接続部材(11
    0)に接続されており、 前記第1ヨーク部の一方の腕部の内壁は前記第2ヨーク
    部の支持ロッドの軸に直角な平面状の内壁であり、前記
    第1ヨーク部の他方の腕部の内壁は前記第3ヨーク部の
    支持ロッドの軸に直角な平面状の内壁であるステップモ
    ータ。
  3. 【請求項3】 前記第1コイル素子は、そのボビンに
    て、前記第1ヨーク部の一方の腕部の平面状内壁と前記
    第2ヨーク部の支持ロッドの先端部との間にこの支持ロ
    ッドと同軸的に位置するように嵌め込まれた後に、当該
    支持ロッドに沿い外方から嵌装されてこの支持ロッドに
    同軸的に支持され、 一方、前記第2コイル素子は、そのボビンにて、前記第
    1ヨーク部の他方の腕部の平面状内壁と前記第3ヨーク
    部の支持ロッドの先端部との間にこの支持ロッドと同軸
    的に位置するように嵌め込まれた後に、当該支持ロッド
    に沿い外方から嵌装されてこの支持ロッドに同軸的に支
    持されることを特徴とする請求項1或いは2に記載のス
    テップモータ。
  4. 【請求項4】 目盛り盤(10)と、 この目盛り盤にその裏面側にて並行に設けた配線板(2
    0)と、 この配線板の裏面側に設けられた内機本体(Da)と、
    この内機本体から前記配線板及び目盛り盤の各貫通穴部
    (21、11)を通り回動可能に延出する指針軸(D
    b)とを有する回動内機(D)と、 前記指針軸の先端部に回動基部(131)にて支持され
    て前記目盛り盤の表面に並行に位置する発光指針(13
    0)と、 前記指針軸の軸周り近傍にて前記配線板の表面に間隔を
    おいて配設されて前記配線板の貫通穴部を通り前記発光
    指針の回動基部に光を入射する複数の光源(140)と
    を備え、 これら各光源は、前記指針軸の軸周り近傍にて、当該配
    線板の表面に電気的に接続されており、 前記内機本体は、請求項1乃至3のいずれか一つに記載
    のステップモータを有しており、 前記指針軸は前記マグネットロータの軸或いは前記出力
    軸である計器。
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