JP2011222233A - 導光板及びそれを備えた表示装置 - Google Patents

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朋宏 宮澤
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Abstract

【課題】斜め方向から見た場合でも必要な輝度を確保できる導光板、及び、このような導光板を備える表示装置を提供する。
【解決手段】導光板9は、光源61の光が入光される入光面92aを備えた導光部92と、導光部92に連接されるとともに文字板と重ねて配置される平板状の発光部91と、導光部92によって発光部91に導かれた光を、発光部91における文字板と相対する前面91aに向けて反射する、発光部91の裏面91bに設けられた反射部と、を備えている。そして、導光板9には、入光面92aから反射部までの光路の一部である発光部91の前面91aの内縁91e近傍には、光路を通る光を発光部91の平面方向に沿って拡散させる拡散反射部97が設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば、透光性意匠が設けられた文字板や透過型液晶ディスプレイなどの被照明体を、その背面から照らすための導光板、及び、このような導光板を備えた表示装置に関するものである。
車両、船舶などの移動体には、各種の計測ユニットが計測した複数の情報を、移動体の運転者等の乗員に対し表示する表示装置が搭載されている(例えば、特許文献1参照)。
この種の表示装置として、例えば、移動体としての車両の速度を表示する速度メータや、エンジンの回転数を表示するタコメータ、燃料の残量を表示する燃料計、エンジンの冷却水の温度を表示する水温計、又は、映像情報等を表示する液晶ディスプレイ装置などが挙げられる。
図19に、従来の表示装置である速度メータ801を示す。この速度メータ801は、速度を示す数字や目盛などの透光性意匠を備えた文字板804と、文字板804の背面に配置されるケース805と、前面に複数の光源861が配設されるとともに背面に回動内機807が設けられて、その前面をケース805の背面側に重ねて配置される基板806と、基板806、ケース805及び文字板804を順次貫通する回動内機807の指針軸872の先端に固定され、文字板804の前面に沿って回動可能に配置された指針部材808と、ケース805に収容されるとともに文字板804の背面に間隔をあけて重ねて配置された導光板809と、を備えている。導光板809は、平面視円弧状の平板からなる発光部891と、発光部891の内縁891eに沿って連接されるとともに、該内縁891eから略垂直方向に延びるように形成された略半円筒状の導光部892と、を備えている。なお、各部材の配置等については、便宜上、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸を用いて説明する。
複数の光源861は、基板806の前面に円弧状に等間隔で配設され、それらの正面方向がZ軸方向と平行になるように配置される。文字板804は、XY平面と平行に配置される。導光板809の発光部891は、XY平面と略平行に配置され、導光板809の導光部892は、基板806に向かいZ軸方向に沿って延びるように配置される。
導光部892の先端には、円弧状に配設された複数の光源861と相対して配置され、これら複数の光源861の光が入光される入光面892aが設けられている。また、発光部891の一方の面(以下、前面)891aは、文字板804の背面と相対して配置されており、発光部891の他方の面891bには、発光部891の周方向に沿う断面V字状の複数の溝からなる反射部893が設けられている。そして、図19に示すように、光源861から入光面892aに入光された光は、導光部892及び発光部891を光路として、導光部892をZ軸方向に沿って進むとともに、発光部891を内縁891eから外縁891fに向かう方向(即ち、半径方向)に沿って進み、反射部893によって前面891aに向けて反射されて、この前面891aからZ軸方向に沿って出光される。
つまり、この導光板809は、入光面892aに入光された光源861の光を発光部891に導くとともに、この光を反射部893によって前面891aに向けて反射して前面891aから出光させて、文字板804を背面から照らす。これにより、文字板804に設けられた透光性意匠が発光して乗員に視認される。
特開2003−194594号公報
上述したような速度メータ801などの表示装置の光源として、一般的に、半導体からなる発光素子を透光性樹脂で封止して構成された発光ダイオード(Light Emitting Diode;LED)が用いられる。このような発光ダイオードは、その透光性樹脂に正面方向の輝度を高めるためのレンズなどの集光構造が設けられているので、発光ダイオードの正面方向に対して所定の出射角度θの範囲に光(ここでいう光とは、透光性意匠を発光させるのに必要な輝度を有するものをいい、図中実線矢印で示す)が出射される。また、導光板809の導光部892の外表面892b、発光部891の前面891a、及び、反射部893の複数の溝の面、がそれぞれ滑らかな略平面に形成されているので、各面に斜めに入射された光は、図20〜図23に示すように、拡散することなく鏡面反射されながら導光板809内を進み、反射部893で反射されて発光部891の前面891aから出光される。
また、光源861の幅をW、光源861から発光部の891の前面891a上のある点Aまでの距離(即ち、光源861から前面891aにおける光源861の光が入射する点Acまでの距離L1と、点Acから点Aまでの距離L2と、を合算した距離)をL、とすると、この点Aに入射する光のXY平面方向についての角度幅αは、光源の幅Wと距離Lとの関係により決定され、光源の幅Wに対して距離Lが大きくなるほど、角度幅αが小さくなることが知られている。
そして、光源861は、概ね点光源でありその幅Wが非常に小さいので、幅Wに対して相対的に距離Lが大きくなり、光源861から出射された光のうち点Aに入射する光の角度幅αは非常に小さくなる。また、光源861における光の出射角度θの範囲が限られるので、隣接する他の光源861の光は点Aに入射せず又は入射しても輝度が十分でない。そのため、図23に示すように、反射部893で反射されてこの点Aから出光される光の角度幅は、上記角度幅αと略同一となる。なお、図20〜図23では、点Aが光源に対して正面方向(即ち、各図において点Aと光源861の幅方向中心位置とが同一のYZ平面上)にある場合について示しているが、点Aが光源に対して斜め方向にある場合についても、上記と同様になる。また、図24は、導光板809の発光部891の前面891a上の点における、XZ平面に沿って出光される光のZ軸に対する出射角度(出光角度)とその輝度(相対強度)との関係を模式的に示すグラフである。
このことから、図23に示すように、文字板804の透光性意匠(即ち、導光板809の点A)を正面方向(EP、Z軸方向)に対して上記角度幅αの範囲内から見たときは、その範囲に出光される光の輝度が高く、必要な輝度を得ることができるので、透光性意匠を視認することができるが、上記角度幅αから外れた斜め方向(EP2、XZ平面に平行で且つXY平面(即ち、発光部891)に対して傾斜した方向)から見たときは、その斜め方向に向けて出光される光の輝度が低く、必要な輝度を得ることができないので、透光性意匠を視認できず、そのため、透光性意匠などを視認できる範囲(角度)が狭いという問題が生じていた。また、透過型液晶ディスプレイを備えた表示装置などにおいても、同様の問題が生じていた。
本発明は、上記課題に係る問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、斜め方向から見た場合でも必要な輝度を確保できる導光板、及び、このような導光板を備える表示装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載された発明は、上記目的を達成するために、被照明体と重ねて配置される平板状の発光部と、前記発光部に連接された、光源の光が入光される入光面を備えた、導光部と、前記導光部によって前記発光部に導かれた光を前記発光部の前記被照明体と相対する一方の平面に向けて反射する、前記発光部の他方の平面に設けられた、反射部と、を備えた導光板において、少なくとも前記入光面から前記反射部までの光路の一部には、前記光路を通る光を前記発光部の平面方向に沿って拡散させる拡散反射部が設けられていることを特徴とする導光板である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記拡散反射部が、前記発光部の前記一方の平面の全体に設けられていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載された発明において、前記拡散反射部が、複数の断面半円状の凸条又は凹溝で構成され、前記凸条又は凹溝が、前記光源の光が進む方向に沿うように配置されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、上記目的を達成するために、被照明体と、前記被照明体の背面に重ねて配置される導光板と、を備える表示装置において、前記導光板として、請求項1〜3のいずれか一項に記載の導光板を備えていることを特徴とする表示装置である。
請求項1に記載された発明によれば、被照明体と重ねて配置される平板状の発光部と、前記発光部に連接された、光源の光が入光される入光面を備えた、導光部と、前記導光部によって前記発光部に導かれた光を前記発光部の前記被照明体と相対する一方の平面に向けて反射する、前記発光部の他方の平面に設けられた、反射部と、を備えた導光板において、少なくとも前記入光面から前記反射部までの光路の一部には、前記光路を通る光を前記発光部の平面方向に沿って拡散させる拡散反射部が設けられているので、この拡散反射部によって前記光路を通る光が拡散されることにより、発光部を進む光が平面方向に沿って広がるように進み、そのため、発光部の前面上の任意の点においてあらゆる向き(角度)から光が入射して、反射部で反射されて該点から出光される光の角度幅が、拡散反射部がない場合における角度幅αより広がって、この角度幅αから外れた斜め方向から観測した場合でも輝度が低下してしまうことを防ぐことができる。したがって、発光部の一方の面(前面)から出光される光の角度幅を上記角度幅αを超えて広げることができ、そのため、被照明体としての文字板や透過型液晶ディスプレイを上記角度幅αから外れる斜め方向から見た場合でも、必要な輝度を得ることが可能となり、導光板によって照らされる文字板の透光性意匠や、透過型液晶ディスプレイの映像を視認できる範囲を広げることができる。また、拡散反射部が、少なくとも入光面から反射部までの光路の一部に設けられているので、発光部に設けられた反射部によって反射される前の光を効率よく拡散させることができる。
請求項2に記載された発明によれば、前記拡散反射部が、前記発光部の前記一方の平面の全体に設けられているので、発光部を進む光を、一方の平面で反射される度に発光部の平面方向にさらに拡散させて、発光部の一方の面から出光される光の角度幅をより大きく広げることができ、そのため、上記角度幅αから大きく外れる斜め方向から見た場合でも、必要な輝度を得ることが可能となり、導光板によって照らされる文字板の透光性意匠や、透過型液晶ディスプレイの映像を視認できる範囲をより広げることができる。
請求項3に記載された発明によれば、前記拡散反射部が、複数の断面半円状の凸条又は凹溝で構成され、前記凸条又は凹溝が、前記光源の光が進む方向に沿うように配置されているので、拡散反射部を簡易な形状で構成することができ、そのため、製造コストを低減することができる。
請求項4に記載された発明によれば、被照明体と、前記被照明体の背面に重ねて配置される導光板と、を備える表示装置において、前記導光板として、請求項1〜3に記載の導光板を備えているので、被照明体としての文字板や透過型液晶ディスプレイを上記角度幅αから外れる斜め方向から見た場合でも、必要な輝度を得ることが可能となり、導光板によって照らされる文字板の透光性意匠や、透過型液晶ディスプレイの映像を視認できる範囲を広げることができる。
本発明の第1の実施形態の速度メータの正面図である。 図1のK−K線に沿う断面図である。 図1の速度メータが備える導光板及び配線板の斜視図である。 (a)は、図3の導光板に設けられる反射部の構成を示す断面図であり、(b)は、(a)に示す反射部の第1の変形例の構成を示す断面図であり、(c)は、(a)に示す反射部の第2の変形例の構成を示す断面図であり、(d)は、図3の導光板に設けられる反射部が備える3つの三角凸条で構成された反射体によって、光が屈折及び反射される様子を模式的に示す断面図である。 図3の導光板の一部を切り出して拡大した斜視図である。 図3の導光板の内縁近傍を拡大した斜視図である。 図3の導光板に入光された光が進む方向を模式的に示した図(X軸方向視図)である。 図3の導光板に入光された光が進む方向を模式的に示した図(Y軸方向視図)である。 図3の導光板に入光された光が進む方向を模式的に示した図(Z軸方向視図)である。 図3の導光板の発光部の前面から出光された光が進む方向を模式的に示した図(Y軸方向視図)である。 図3の導光板の発光部の前面上の点における、XZ平面に沿って出光される光のZ軸に対する出射角度(出光角度)とその輝度(相対強度)との関係を模式的に示すグラフである。 本発明の第2実施形態の表示装置が備える導光板及び配線板を示す斜視図である。 図12の導光板が備える拡散反射部の拡大断面図である。 図12の導光板が備える拡散反射部の第1の変形例(扇状配列)の構成を示す図である。 (a)は、拡散反射部の第2の変形例(規則的に配置された半球状の凸部)の構成を示す図であり、(b)は、拡散反射部の第3の変形例(規則的に配置された半球状の凹部)の構成を示す図であり、(c)は、拡散反射部の第4の変形例(ランダムに配置された半球状の凸部)の構成を示す図であり、(d)は、拡散反射部の第5の変形例(規則的に配置された円錐状の凸部)を示す図である。 拡散反射部の第6の変形例(発光部の前面の全体に配置)の構成を示す図である。 本発明に係る導光板の他の構成例を示す斜視図である。 本発明に係る導光板に設けられる反射部の他の構成を模式的に示す背面図である。 従来の速度メータの断面図である。 図19の速度メータが備える導光板に入光された光が進む方向を模式的に示した図(X軸方向視図)である。 図19の速度メータが備える導光板に入光された光が進む方向を模式的に示した図(Y軸方向視図)である。 図19の速度メータが備える導光板に入光された光が進む方向を模式的に示した図(Z軸方向視図)である。 図19の速度メータが備える導光板の発光部の前面から出光された光が進む方向を模式的に示した図(Y軸方向視図)である。 図19の導光板の発光部の前面上の点における、XZ平面に沿って出光される光のZ軸に対する出射角度(出光角度)とその輝度(相対強度)との関係を模式的に示すグラフである。
(第1の実施形態)
以下、本発明に係る表示装置の第1の実施形態としての速度メータについて、図1〜図11を参照して説明する。なお、各部材の配置等については、便宜上、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸を用いて説明する。
表示装置としての速度メータ(以下、「メータ」という、また、図中、符号1で示す)は、例えば車両のインストルメントパネルに取り付けられており、その文字板を乗員と相対する前面(正面)側に向けて配置されている。なお、本実施形態は、一例として速度メータについて記載するものであるが、これに限定されるものではなく、タコメータや燃料計など他の種類のメータに本発明を適用してもよい。
メータ1は、各図に示すように、見返し板2と、装飾リング部材3と、被照明体としての文字板4と、ケース5と、配線板6と、回動内機7と、指針部材8と、導光板9と、図示しない裏カバーと、図示しない表ガラスと、を備えている。
見返し板2は、遮光性を有する黒色の合成樹脂などからなり、正面形状が略矩形状に形成されている。見返し板2には、装飾リング部材3及び文字板4が内側に配置される開口25が設けられている。また、見返し板2には、所定の形状に形成された透明又は半透明の合成樹脂やガラスなどの透光部材が貫通してはめ込まれて構成された方向指示灯やウォーニング灯等の各種ランプなどが設けられていても良い。見返し板2は、XY平面と平行に配置されている。
装飾リング部材3は、例えば、表面にメッキ処理などが施された合成樹脂などからなり、その外形が見返し板2に設けられた開口25と略同一に形成された環状の部材である。装飾リング部材3の内側には、後述する文字板4に設けられた各指標が配置される。これにより、文字板4の各指標が装飾リング部材3によって囲われて、見返し板2と文字板4との境界を際だたせることにより視認性を向上させる。
文字板4は、例えば、透明又は半透明の合成樹脂などからなる、略円板状に形成された部材である。文字板4は、装飾リング部材3とともに、見返し板2に設けられた開口25の内側に配置される。文字板4には、遮光インクが印刷された遮光領域41と、文字や目盛の形状に沿って遮光インクを抜いて(遮光インクを印刷しないようにして)形成された透光性意匠としての指標42、43、44が設けられている。これにより、各指標は裏面側から光を照らされて発光する。指標42は数値を示し、指標43は目盛を示し、それぞれの指標42、43は、装飾リング部材3の内縁に沿い円弧状に配列されている。指標42、43は、後述する指針部材8の針部82によって指示されることにより針部82と協働して、乗員に速度やエンジン回転数などの測定量を示す。指標44は、測定量の単位を示し、文字板4の中央部に配置されている。文字板4の中心には、後述する回動内機7の回動軸72が挿通される文字板貫通穴45が設けられている。文字板4は、XY平面と平行に配置される。
ケース5は、例えば、合成樹脂などからなり、正面形状が見返し板2の外形と略同一の箱形に形成されている。ケース5には、文字板4の文字板貫通穴45に対応する位置に設けられた、前面側(図2上方側)と裏面側(図2下方側)とを貫通する円柱状の空間であるケース貫通孔51と、上記ケース貫通孔51を取り囲むように形成された導光板収容部52と、が設けられている。ケース貫通孔51には、後述する回動内機7の回動軸72が配置される。
導光板収容部52は、内径が同一で外径が異なる2つの円筒状の空間である第1空間521と第2空間522とで構成されている。第1空間521は、外径が文字板4と略同一で且つ内径がケース貫通孔51の外径と同一に形成されている。第2空間522は、外径が第1空間521より小さく且つ内径がケース貫通孔51の外径と同一に形成されている。第1空間521と第2空間522とは、互いに連通するようにそれぞれ軸方向に沿って同心に重ねられている。これら第1空間521及び第2空間522のうち、外径が大きい第1空間521がケース5の前面寄りに配置され、外径の小さい第2空間522がケース5の裏面寄りに配置される。導光板収容部52は、第1空間521におけるケース5の前面側の端部及び第2空間522におけるケース5の裏面側の端部がそれぞれ開口されており、ケース5を貫くように設けられている。導光板収容部52には、後述する導光板9が収容される。そして、ケース5の前面側に、上述した文字板4、装飾リング部材3、及び、見返し板2、が重ねて配置されるとともに、導光板収容部52のケース5の前面側の開口(即ち、第1空間521におけるケース5の前面寄りの端部)に対応して、文字板4、装飾リング部材3、及び、見返し板2の開口25、が配置される。
配線板6は、その前面6a及び裏面6bに各種電子部品が実装されるとともに、これら各種電子部品を互いに電気的に接続する薄膜金属の配線パターンが施された、周知の電子基板である。配線板6の前面6aには、後述する導光板9を介して文字板4の各指標を照らすための複数の光源61と、各種ランプなどを照らす図示しないランプ用光源と、が設けられている。複数の光源61は、導光板収容部52におけるケース5裏面側の開口に対応する位置に、導光板収容部52の第2空間522の周方向に沿って(即ち、円弧状に)等間隔で配置されている。配線板6には、ケース貫通孔51に対応した位置に、後述する回動内機7の回動軸が挿通される配線板貫通穴62が設けられている。配線板6は、その前面6aがケース5の裏面側に密に重なるようにして、XY平面と平行に配置される。
光源61は、半導体からなる発光素子と、該発光素子を実装したリードフレームと、該発光素子を封止する透光性樹脂と、を備えた周知の表面実装型の発光ダイオードである。この光源61は、透光性樹脂に正面方向の輝度を高めるための集光構造が設けられている。これにより、光源61は所定の出射角度θ(指向角ともいう)の範囲に光を出射する。なお、ここでいう光とは、文字板4の背面から指標42、43、44を照らしたときに、各指標を視認可能に発光させるのに必要な輝度を有するものをいい、各図において実線矢印(一部、点線矢印)を用いて模式的に示す。
回動内機7は、本体部71と、本体部71に回動可能に軸支された指針軸としての回動軸72と、を備えており、制御信号として入力されるパルス信号(パルス個数等)に応じて回動軸72を回動させる、周知のステッピングモータである。回動内機7は、図示しない制御部と接続されており、該制御部から送られる速度やエンジン回転数などの測定量に応じた上記パルス信号を受信して動作する。回動内機7は、回動軸72が配線板6の配線板貫通穴62に挿通された状態で、本体部71が配線板6の裏面6bに重ねて取り付けられている。つまり、回動軸72が、配線板6を裏面6b側から前面6a側に向けて貫いている。さらに、回動軸72は、ケース5のケース貫通孔51、文字板4の文字板貫通穴45を順次挿通されて、その先端を文字板4の前面側に突出している。
指針部材8は、平たい円柱状に形成された基部81と、基部81の外周面の法線方向に延びるように連接された棒状の針部82、を備えている。指針部材8は、その基部81の中心が、回動内機7の回動軸72の先端に固着されており、回動軸の回動に伴って、該回動軸を中心として針部82が回動される。針部82は、回動されることにより、文字板4上に設けられた数値及び目盛などの指標42、43を指示して、乗員に速度やエンジン回転数などの測定量を示す。
導光板9は、例えば、アクリル樹脂などの透明度の高い材料を用いて構成されており、また、その表面が滑らかな面に形成されていて、その内部に入光された光をその形状に沿って導く部材である。導光板9は、図3に示すように、平面視円弧状の平板からなる発光部91と、発光部91の内縁91eに沿って連接されるとともに、該内縁91eから略垂直方向に延びるように形成された略半円筒状の導光部92と、を備えている。導光板9は、ケース5の導光板収容部52に収容されて、この発光部91は、XY平面と略平行に配置され、この導光部92は、配線板6に向かいZ軸方向に沿って延びるように配置される。
発光部91は、導光板収容部52の第1空間521に収容され、導光部92は、導光板収容部52の第2空間522に収容される。このとき、発光部91の一方の面(以下、前面)91aは、導光板収容部52のケース5前面側の開口を通じて文字板4の背面と若干の間隔をあけて相対して配置される。勿論、発光部91の前面91aと文字板4の背面とが、密に重ねられていてもよい。また、導光部92における発光部91の内縁91eに連接された基端とは反対側の先端には、複数の光源61の光が入光される入光面92aが設けられており、この入光面92aは、配線板6の前面6aに円弧状に配設された複数の光源61と相対して配置される。導光部92の入光面92aに入光された光は、導光部92によって、発光部91の内縁91eに向かって導かれる。なお、導光部92の外面92bは若干湾曲しているものの光を拡散することはなく、導光部92を進む光は、その先端である入光面92aから基端(即ち、発光部91の内縁91e)に向けてほぼ直進する。
発光部91の他方の面(以下、裏面)91bには、反射部93が設けられている。この反射部93は、複数の反射体95と複数の反射面96とで構成されている。これら複数の反射体95と複数の反射面96とは、発光部91の内縁91eから外縁91fに向かう方向(即ち、半径方向)に沿って交互に配置されている。
反射体95は、発光部91の周方向に沿うようにして発光部91の一端91cから他端91dに亘って設けられた、断面くさび状の三角凸条94を複数備えており、これら複数の三角凸条94が、それらの幅方向(即ち、発光部91の半径方向)に互いに接して配置されて構成されている。三角凸条94は、プリズムのように機能して、その表面に入射した光を、入射角度に応じて屈折又は反射する。これら複数の反射体95(即ち、複数の三角凸条94)は、図4(a)に示すように、光源から遠ざかるにしたがい(即ち、発光部91の内縁91eから外縁91fに向かうにしたがい)徐々に反射体95の間隔(即ち、反射面96の幅)が狭くなるように配置されている。または、反射体95は、例えば、図4(b)に示すように、光源から遠ざかるにしたがい徐々に三角凸条94の断面積(くさび)を大きくしたり、図4(c)に示すように、光源から遠ざかるにしたがい徐々に反射体95を構成する複数の三角凸条94の数を多くしたり、していてもよい。反射部93は、文字板4に設けられた指標42、43、44の配置等に応じて、反射体95及び反射面96の構成が適宜定められる。反射部93は、図4(d)に示すように、発光部91をその内縁91eから外縁91fに向かって進む光を、その複数の三角凸条94によって屈折及び反射して前面91aに直交(略直交を含む)する方向に向かって出射することにより、前面91aから光を垂直(略垂直を含む)出光させる。また、反射面96は、発光部91の周方向に沿うようにして発光部91の一端91cから他端91dに亘って設けられた滑らかで且つ細長い平面視円弧状の平面部であり、斜めに入射された光を鏡面反射することにより、発光部91の外縁91fに向けて光を導く。
発光部91の前面91aの内縁91e近傍には、図3、図5、図6に示すように、該内縁91eに沿って拡散反射部97が設けられている。この拡散反射部97は、一端が発光部91の内縁91eに接し且つ他端が発光部91の外縁91fに向けて配置された、断面略半円状の複数の半円凸条98で構成されている。これら複数の半円凸条98は、発光部91の半径方向(即ち、光源の光が進む方向)に沿って配置されている。半円凸条98は、発光部91の内縁91eから外縁91fに向かうにしたがい該半円の半径が徐々に大きくなるように形成されており、隣り合う半円凸条98同士が互いに接するようにして配置されている。
導光板9において、光源61から入光面92aに入光された光は、導光部92及び発光部91を光路として、導光部92をZ軸方向に沿って進んで発光部91の内縁91eに導かれたのち、発光部91をその内縁91eから外縁91fに向けて半径方向に沿って進み、反射部93によって前面91aに向けて反射されて、この前面91aからZ軸方向に沿って出光される。
裏カバー(図示なし)は、例えば、合成樹脂などで構成され、正面形状が上記ケース5の正面形状と略同一の底壁部と、この底壁部の周縁から立設した側壁部と、を備えた、断面略コ字状の器型に形成されている。裏カバーは、配線板6の裏面6bを覆うように配設されて、タッピングねじなどの図示しない固定手段によってケース5に取り付けられる。
表ガラスは(図示なし)、見返し板2、装飾リング部材3、及び、文字板4をそれぞれ覆うように配設されて、係止爪などの図示しない固定手段によってケース5に取り付けられる。裏カバー及び表ガラスは、メータ1内に、塵埃などが侵入することを防ぐ。
次に、上述した速度メータ1(導光板9)における本発明の作用について、図7〜図11を参照して説明する。
速度メータ1において、図7、図8に示すように、光源61から出射された光は、導光板9の導光部92の入光面92aに入光されて、所定の出射角度θの範囲をほぼ維持したまま、導光部92内をその外面92b等に反射されるなどして発光部91の内縁91eまで導かれる。そして、発光部91の内縁91eまで導かれた光は、拡散反射部97の半円凸条98の軸方向に沿い半円凸条98の湾曲した表面に入射する。すると、この入射した光は、図8に示すように、拡散反射部97の半円凸条98によって、発光部91の平面方向(XY平面方向)に沿って拡散するように反射されて、図9に示すように、発光部91を平面方向に沿って広がるように進む。このとき、発光部91の前面91a上の任意の点(点B)においては、あらゆる向き(角度幅β(β>α))から光が入射する。これにより、発光部91を進む光は、反射部93によって前面91aに向けて反射されると、図10に示すように、拡散反射部97がない場合における角度幅αを超えて広がって出光され、この出光された光が、文字板4に設けられた指標42、43、44を通過することにより、各指標が発光する。図11は、導光板9の発光部91の前面91a上の点における、XZ平面に沿って出光される光のZ軸に対する出射角度(出光角度)とその輝度(相対強度)との関係を模式的に示すグラフである。このグラフに示すように、導光板9の前面91aにおいて、拡散反射部97を備える上記構成(実線のグラフで示す)では、特定の方向(即ち、上記角度幅αの範囲)から外れる方向に進む光の輝度を、拡散反射部97を備えない従来の構成(点線のグラフで示す)よりも高めることができる。
以上より、本発明によれば、文字板4と重ねて配置される平板状の発光部91と、発光部91に連接されるとともに光源61の光が入光される入光面92aを備えた導光部92と、導光部92によって発光部91に導かれた光を、発光部91の文字板4と相対する前面91aに向けて反射する、発光部91の裏面91bに設けられた反射部93と、を備えた導光板9において、入光面92aから反射部93までの光路の一部である発光部91の前面91aの内縁91e近傍に、導光部92に導かれた光を発光部91の平面方向に沿って拡散させる拡散反射部97が設けられているので、この拡散反射部97によって上記光路を通る光が拡散されることにより、発光部91を進む光が平面方向に沿って広がるように進み、そのため、発光部91の前面91a上の任意の点(例えば、上記点Bなど)においてあらゆる向き(角度幅β)から光が入射して、反射部93で反射されて該点から出光される光の角度幅が、拡散反射部97がない場合における角度幅αより広がって、この角度幅αから外れた斜め方向から観測した場合でも輝度が低下してしまうことを防ぐことができる。したがって、発光部91の前面91aから出光される光を上記角度幅αを超えて広げることができ、そのため、文字板4を上記角度幅αから外れる斜め方向(EP2)から見た場合でも、必要な輝度を得ることが可能となり、導光板9によって照らされる文字板4の指標42、43、44を視認できる範囲を広げることができる。また、拡散反射部97が、少なくとも入光面92aから反射部93までの光路の一部に設けられているので、発光部91に設けられた反射部93によって反射される前の光を効率よく拡散させることができる。
また、拡散反射部97が、複数の断面半円状の半円凸条98で構成され、この半円凸条98が、発光部91の内縁91eから外縁91fに向けて(即ち、光が進む方向に沿うように)配置されているので、拡散反射部97を簡易な形状で構成することができ、そのため、製造コストを低減することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態の表示装置を、図12を参照して説明する。なお、各部材の配置等については、便宜上、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸を用いて説明する。
表示装置101は、上述した第1の実施形態の速度メータ1と同様に、例えば車両のインストルメントパネルに取り付けられており、その液晶ディスプレイを乗員と相対する前面側に向けて配置されている。このような表示装置101には、例えば、車両の速度や、エンジン回転数、燃料残量、各種警告などが表示される。
表示装置101は、上述した速度メータ1と同様に、見返し板と、被照明体としての液晶ディスプレイユニットと、ケースと、配線板106と、導光板109と、裏カバーと、表ガラスと、を備えている。なお、図12においては、配線板106と導光板109とを図示し、これら以外は図示を省略している。
見返し板は、遮光性を有する黒色の合成樹脂などからなり、正面形状が略矩形状に形成されている。見返し板には、後述する液晶ディスプレイユニットの液晶パネルが内側に配置される開口が設けられている。見返し板は、XY平面と平行に配置されている。液晶ディスプレイユニットは、図示しない制御部に接続されて、該制御部からの制御信号に応じて文字や映像等が表示される矩形状の液晶パネルを備えた周知の透過型液晶ディスプレイ装置である。液晶ディスプレイユニットは、見返し板の背面に平行に重ねられて、その液晶パネルが見返し板の開口の内側に配置される。これにより、液晶パネルが、見返し板の開口を通じて正面方向(前面側)に向けて露出される。
ケースは、例えば、合成樹脂などからなり、正面形状が見返し板の外形と略同一の箱形に形成されている。ケースには、後述する導光板109を収容する導光板収容部が設けられている。この導光板収容部は、導光板109の形状に沿って形成された断面略L字状の空間であり、略L字状の断面の短辺がZ軸に沿って配置され、略L字状の断面の長辺がY軸に沿って配置されている。また、導光板収容部は、略L字状の断面の長辺に沿ってケースの前面側に向けて開口され、かつ、略L字状の断面の短辺の先端部分がケースの前面側とは反対側の裏面側に向けて開口されている。ケースの前面側には、上述した見返し板及び液晶ディスプレイユニットが重ねて配置されるとともに、見返し板の開口及び液晶ディスプレイユニットの液晶パネルが、導光板収容部のケース前面側の開口に対応して配置される。
配線板106は、その前面106a及び裏面106bに各種電子部品が実装されるとともに、これら各種電子部品を互いに電気的に接続する薄膜金属の配線パターンが施された、周知の電子基板である。配線板106の前面106aには、後述する導光板109を介して液晶ディスプレイユニットの液晶パネルを照らすための複数の光源161が設けられている。複数の光源161は、導光板収容部におけるケース裏面側の開口に対応する位置に、直線状に互いに間隔をあけて配置されている。配線板106は、その前面106aがケースの裏面側に密に重なるようにして、XY平面と平行に配置される。光源161は、上述した第1の実施形態における光源61と同一のものであるため、その説明を省略する。
導光板109は、例えば、アクリル樹脂などの透明度の高い材料を用いて構成されており、また、その表面が滑らかな面に形成されていて、その内部に入光された光をその形状に沿って導く部材である。導光板109は、図12に示すように、平面視矩形状の平板からなる発光部191と、発光部191の一辺191eに沿って連接されるとともに、該一辺191eから略垂直方向に延びるように形成された平板からなる導光部192と、を備えている。即ち、導光板109は断面略L字状に形成されている。導光板109は、ケースの導光板収容部に収容されて、この発光部191は、XY平面と略平行に配置され、この導光部192はZ軸方向に沿って延びるように配置される。
発光部191は、導光板収容部の略L字状の断面の長辺に沿うようにして、また、導光部192は、導光板収容部の略L字状の断面の短辺に沿うようにして、それぞれ収容される。このとき、発光部191の一方の面(以下、前面)191aは、導光板収容部のケース前面側の開口を通じて液晶パネルの背面と若干の間隔をあけて相対して配置される。勿論、発光部191の前面191aと液晶パネルの背面とが、密に重ねられていてもよい。また、導光部192における発光部191の一辺191eに連接された基端とは反対側の先端には、光源161の光が入光される入光面192aが設けられており、この入光面192aは、配線板106の前面106aに設けられた複数の光源161と相対して配置される。導光部192の入光面192aに入光された光は、導光部192によって、発光部191の上記一辺191eに向かって導かれる。
発光部191の他方の面(以下、裏面)191bには、反射部193が設けられている。この反射部193は、上述した第1の実施形態の反射部93と同様に、複数の反射体と複数の反射面と(それぞれ図示せず)で構成されている。これら複数の反射体と複数の反射面とは、発光部191の一辺191eから他辺191fに向かう方向(Y軸方向)に沿って交互に配置されている。
反射体は、発光部191の一辺191e(X軸方向)と平行に且つ該一辺191eと直交して互いに相対する一端191cと他端191dの間に亘って設けられた、断面くさび状の三角凸条を複数備えており、これら複数の三角凸条が、発光部191の一辺191eから他辺191fに向かう方向に互いに接して配置されて構成されている。これら複数の反射体は、光源から遠ざかるにしたがい徐々に反射体の間隔(即ち、反射面の幅)が狭くなるように配置されている。また、反射面は、発光部191の一辺191e(X軸方向)と平行に且つ該一辺191eと直交して互いに相対する一端191cと他端191dの間に亘って設けられた滑らかで且つ細長い平面部であり、斜めに入射された光を鏡面反射することにより、発光部191の他辺191fに向けて光を導く。
発光部191の前面191aの一辺191e近傍には、該一辺191eに沿って拡散反射部197が設けられている。この拡散反射部197は、一端が発光部191の一辺191eに接し且つ他端が発光部191の他辺191fに向けて配置された、断面略半円状の複数の半円凸条198で構成されている。これら複数の半円凸条198は、それら軸が発光部191の一辺191eから他辺191fに向かう方向(即ち、光源の光が進む方向)に沿って配置されている。半円凸条198は、その軸方向に沿って同一断面形状となるように形成されており、隣り合う半円凸条198同士が互いに平行且つ接するようにして配置されている。この隣り合う半円凸条198同士が互いに接する箇所Sは、断面が鋭角状になるように形成されているが、これ以外にも、図13に示すように、断面が円弧状に形成されていてもよい。
導光板109において、光源161から入光面192aに入光された光は、導光部192及び発光部191を光路として、導光部192をZ軸方向に沿って進んで発光部191の一辺191eに導かれたのち、発光部191を一辺191eから他辺191fに向かう方向に沿って進み、反射部193によって前面191aに向けて反射されて、この前面191aからZ軸方向に沿って出光される。
裏カバー及び表ガラスは、上述した第1の実施形態における裏カバー及び表ガラスと同様であるため、それらの説明は省略する。
次に、上述した表示装置101(導光板109)における本発明の作用について説明する。
表示装置101においては、上述した第1の実施形態と同様に、光源161から出射された光が、導光板109の導光部192の入光面192aに入光されて、所定の出射角度θの範囲をほぼ維持したまま、導光部192内をその外面192b等に反射されるなどして発光部191の一辺191eまで導かれる。そして、発光部191の一辺191eまで導かれた光は、拡散反射部197の半円凸条198の軸方向に沿って該半円凸条198の湾曲した表面に入射する。すると、この入射した光は、拡散反射部197の半円凸条198によって、発光部191の平面方向(XY平面方向)に沿って拡散するように反射されて、発光部191を平面方向に沿って広がるように進む。このとき、発光部191の前面191a上の任意の点においては、あらゆる向き(角度)から光が入射する。これにより、発光部191を進む光は、反射部193によって前面191aに向けて反射されると、拡散反射部がない場合における角度幅を超えて広がって出光され、この出向された光が、液晶ディスプレイユニットの液晶パネルを通過することにより、液晶パネル上の文字や映像が表示される。
以上より、本発明によれば、液晶ディスプレイユニットの液晶パネルと重ねて配置される平板状の発光部191と、発光部191に連接されるとともに、光源161の光が入光される入光面192aを備えた導光部192と、導光部192によって発光部191に導かれた光を、発光部191の前記液晶パネルと相対する前面191aに向けて反射する、発光部191の裏面191bに設けられた反射部193と、を備えた導光板109において、入光面192aから反射部193までの光路の一部である発光部191の前面191aの一辺191e近傍に、導光部192に導かれた光を発光部191の平面方向に沿って拡散させる拡散反射部197が設けられているので、この拡散反射部197によって上記光路を通る光が拡散されることにより、発光部191を進む光が平面方向に沿って広がるように進み、そのため、発光部191の前面191a上の任意の点においてあらゆる向きから光が入射して、反射部193で反射されて該点から出光される光の角度幅が、拡散反射部197がない場合における角度幅αより広がって、この角度幅αから外れた斜め方向から観測した場合でも輝度が低下してしまうことを防ぐことができる。したがって、発光部191の前面191aから出光される光を上記角度幅αを超えて広げることができ、そのため、液晶ディスプレイを上記角度幅αから外れる斜め方向から見た場合でも、必要な輝度を得ることが可能となり、導光板109によって照らされる液晶ディスプレイにおける映像等を視認できる範囲を広げることができる。また、拡散反射部197が、入光面192aから反射部193までの光路の一部に設けられているので、発光部191に設けられた反射部193によって反射される前の光を効率よく拡散させることができる。
また、拡散反射部197が、複数の断面半円状の半円凸条198で構成され、この半円凸条198が、発光部191の一辺191eから他辺191fに向けて(即ち、光路に沿うように)配置されているので、拡散反射部197を簡易な形状で構成することができ、そのため、製造コストを低減することができる。
上述した第2の実施形態において、拡散反射部197の複数の半円凸条198は、発光部191の一辺191eから他辺191fに向けて互いに平行に配置されていたが、これ以外にも、例えば、図14に示すように、複数の半円凸条198が、光源161を中心として扇形に広がるように配置されるなど、光源の光が進む方向(即ち、光路)にほぼ沿って設けられているものであれば、その形状及び配置は任意である。また、第1の実施形態でも同様である。
また、上述した各実施形態において、拡散反射部97(以下、拡散反射部197でも同様)は、断面半円状の半円凸条98で構成されていたが、これに限定されるものではなく、例えば、断面半円状の凹溝で構成されていたり、図15(a)、(b)、(c)、(d)に示すように、規則的又はランダムに配置された、半球状又は円錐状に形成された複数の凸部(凸部298、298a)又は凹部(凹部299)で構成されていたりするなど、発光部の平面方向に沿って光を拡散させる形状であれば、その構成は任意である。
また、拡散反射部97(以下、拡散反射部197でも同様)は発光部の前面における導光部が連接された内縁91e近傍に設けられていたが、これに限定されるものではなく、例えば、導光部92の外面92bに設けられているなど、拡散反射部は、少なくとも入光面から反射部までの光路の一部に、該光路を通る光を発光部の平面方向に沿って拡散させるように設けられていればよい。このように導光部92の外面92bに設けられた拡散反射部で拡散された光は、発光部91に到達すると発光部91の平面方向に沿って拡散される。なお、「光を発光部の平面方向に沿って拡散させる」とは、発光部の平面の法線方向から見た(即ち、平面視の)ときの導光板内の光が互いに異なる複数の方向に進むように、入射した光を反射することをいう。
また、拡散反射部97(以下、拡散反射部197でも同様)は、図16に示すように、発光部91の前面91aの全体(略全体を含む)に亘って設けられていてもよい。これにより、発光部91を進む光を、該発光部91の前面91aで反射される度に発光部91の平面方向(XY平面方向)にさらに拡散させて、発光部91の前面91aから出光される光の角度幅をより大きく広げることができ、そのため、上記角度幅αから大きく外れる斜め方向から見た場合でも、必要な輝度を得ることが可能となり、導光板9によって照らされる文字板4の指標42、43、44や、液晶ディスプレイユニットの映像を視認できる範囲をより広げることができる。
また、上述した各実施形態において、導光板9(以下、導光板109でも同様)は、発光部91の端部(即ち、内縁91e)に沿って連接されるとともに、該端部から略垂直に延びるようにして形成された導光部92を備えているものであったが、これに限定されるものではなく、例えば、図17に示すように、平板のみからなる導光板209であってもよい。この導光板209は、その平板部分291の一端面291aに、配線板206に設けられた複数の光源261の光が入光される。そして、この入光された光が、平板部分291の裏面に設けられた図示しない反射部によって前面291bに向けて反射されて、前面291bから出光される。このような構成においては、平板部分291が請求項中の発光部に相当し、平板部分291の一端面291aが入光面で且つ導光部に相当し、発光部と導光部とが広義に連接されている。
また、上述した各実施形態において、発光部の裏面に設けられた反射部では、複数の三角凸条を幅方向に互いに接して配置して反射体を構成していたが、これに限らず、反射部を、各三角凸条をその長手方向と直交する方向(即ち、上記発光部の半径方向、又は、上記発光部の一辺から他辺に向かう方向であって光が進む方向)に互いに間隔をあけて配置して構成してもよく、または、反射体を、三角凸条でなく、例えば、断面がくさびの頂角を曲線状に切り落とした形状の凸条や、断面四角形状の凸条、又は、断面V字状の凹溝などで構成してもよい。また、図18に示すように、各三角凸条94が、各光源61によって出射された光が発光部91上で平面方向に広がる広がり角λの収束点となる仮想光源Pから等距離となる位置(即ち、仮想光源Pを中心とした同心円上)に沿って配置されていてもよい。このように三角凸条94を設けることにより、仮想光源Pから放射状に進む光が各三角凸条94に対して平面視で直交するように入射するので、該入射した光を発光部91の前面91aに向けてより直交するように(よりZ軸方向に平行になるように)反射することができる。この広がり角λは導光板の形状に応じて定まる。本発明において、反射部は、発光部の裏面に設けられ、導光部によって発光部に導かれた光を、発光部の前面(被照明体と相対する一方の平面)に向けて反射するものであれば、その構成は任意である。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 速度メータ(表示装置)
4 文字板(被照明体)
9、109、209 導光板
91、191 発光部
91a、191a 発光部の前面(一方の平面)
91b、191b 発光部の裏面(他方の平面)
92、192 導光部
92a、192a 入光面
93 反射部
94 三角凸条
95 反射体
96 反射面
97、197 拡散反射部
98、198 半円凸条(凸条)
101 表示装置

Claims (4)

  1. 被照明体と重ねて配置される平板状の発光部と、前記発光部に連接された、光源の光が入光される入光面を備えた、導光部と、前記導光部によって前記発光部に導かれた光を前記発光部の前記被照明体と相対する一方の平面に向けて反射する、前記発光部の他方の平面に設けられた、反射部と、を備えた導光板において、
    少なくとも前記入光面から前記反射部までの光路の一部には、前記光路を通る光を前記発光部の平面方向に沿って拡散させる拡散反射部が設けられている
    ことを特徴とする導光板。
  2. 前記拡散反射部が、前記発光部の前記一方の平面の全体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の導光板。
  3. 前記拡散反射部が、複数の断面半円状の凸条又は凹溝で構成され、
    前記凸条又は凹溝が、前記光源の光が進む方向に沿うように配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の導光板。
  4. 被照明体と、前記被照明体の背面に重ねて配置される導光板と、を備える表示装置において、
    前記導光板として、請求項1〜3のいずれか一項に記載の導光板を備えている
    ことを特徴とする表示装置。
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