JP2010134276A - 車両用表示装置 - Google Patents

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JP2010134276A JP2008311384A JP2008311384A JP2010134276A JP 2010134276 A JP2010134276 A JP 2010134276A JP 2008311384 A JP2008311384 A JP 2008311384A JP 2008311384 A JP2008311384 A JP 2008311384A JP 2010134276 A JP2010134276 A JP 2010134276A
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Abstract

【課題】メータの大型化を回避できる車両用表示装置を提供する。
【解決手段】板状のプリズム51と、プリズム51よりも乗員側に設けられた遮光層52と、遮光層52に設けられ、光を乗員側に透過させて点灯する目盛70i〜70qと、プリズム51の背後に設けられ、白色光を発して目盛70i〜70q側に透過させるLED90と、プリズム51の端部に設けられ、赤色光を発してプリズム51内を導光させるLED100と、プリズム51の目盛70i〜70qに対応する位置にLED100側を向いて設けられ、LED100側から導光する赤色光を入射させる斜面111と、斜面111に形成され、入射した赤色光を散乱させるしぼ部113とを有し、目盛70i〜70qは、LED90のみが発光したときに白色光により点灯し、LED90、100の双方が発光したときに白色光及び赤色光が混合した混合光により点灯する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両状態を表示する車両用表示装置に関する。
車両状態を表示する従来の車両用表示装置として、例えば特許文献1に記載のコンビネーションメータが知られている。このコンビネーションメータは、スピードメータやタコメータ等の指針計器を有している。これらの指針計器は、文字板と、車速やエンジン回転数に応じて文字板上を回動する指針とを備えている。文字板は、背後に設けられる光源からの照明光を遮光する遮光層が透明な板材上に印刷形成された構成を有している。文字板の外周部には、指針による指示値を読み取るための目盛や文字が配置されている。目盛や文字は、背後からの照明光が透過するように形成されている。これにより、文字板の背後から白色光で照明することによって、目盛や文字が白色に点灯するようになっている。
特開2007−17410号公報
タコメータの文字板には、過回転域であることを示すレッドゾーンや、燃費向上のために推奨される回転域であることを示すグリーンゾーンが強調表示される場合がある。レッドゾーンやグリーンゾーンを強調表示するタコメータとして、常時白色に点灯する通常の目盛のさらに外周部に、それぞれ赤色に点灯/消灯可能な複数のレッドゾーン表示目盛と、それぞれ緑色に点灯/消灯可能な複数のグリーンゾーン表示目盛とを別途設ける構成が考えられる。このタコメータによれば、レッドゾーン表示目盛及びグリーンゾーン表示目盛の点消灯を適宜切り替えることによって、レッドゾーン及びグリーンゾーンを強調表示できるとともに、レッドゾーン及びグリーンゾーンをエンジン状態(例えば冷却水温度)や搭載車種等に基づいて可変に設定できるようになる。したがって、エンジン状態に基づく適切な回転域の表示、及び複数車種におけるメータの共通部品化が可能になる。
しかしながら、上記のタコメータでは、別途設けられるレッドゾーン表示目盛やグリーンゾーン表示目盛が、メータ表示領域において所定の面積を占有することになるため、メータが大型化してしまう。一方、通常の目盛を小径化してメータの大型化を回避すると、視認性が低下してしまうおそれがある。
本発明の目的は、メータの大型化を回避できる車両用表示装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明は、可視光に対し透明な板状のプリズムと、プリズムよりも乗員側に設けられ、プリズム側から乗員側に向かう光を遮光する遮光層と、遮光層に部分的に設けられ、プリズム側からの光を所定の透過率で乗員側に透過させて点灯する点灯部と、乗員側から見てプリズムの背後に設けられ、第1の光を発光して点灯部側に透過させる第1光源と、プリズムの端部に設けられ、第2の光を発光してプリズム内を導光させる第2光源と、プリズムの点灯部に対応する位置に第2光源側を向いて傾斜して設けられ、第2光源側からプリズム内を導光する第2の光を入射させる斜面と、斜面に形成され、斜面に入射した第2の光を点灯部側に散乱させる光散乱手段とを有し、点灯部は、第1及び第2光源のうち第1光源のみが発光したときに、第1の光により点灯する第1点灯状態をとり、第1及び第2光源の双方が発光したときに、第1及び第2の光が混合した混合光により点灯する第2点灯状態をとることを特徴とする車両用表示装置である。
これにより、第1光源を発光させたままの状態で第2光源の発光/非発光を切り替えることによって、点灯部は、第1の光により点灯する第1点灯状態と、第1の光と第2の光との混合光により点灯する第2点灯状態との間で切り替えられるようになっている。したがって、1つの点灯部で複数の点灯状態をとることができるので、点灯部の個数を削減でき、メータの大型化を回避できる。
請求項2に記載の発明は、第1及び第2光源は、互いに異なる発光色で発光し、点灯部は、第1及び第2点灯状態において互いに異なる色で点灯することを特徴としている。
これにより、点灯部の点灯色を少なくとも2色の間で切り替えることができる。
請求項3に記載の発明は、プリズムと一体的に形成され、プリズムの端部から第2光源に向かって延伸して第2の光を導入する光導入部をさらに有し、斜面は、光導入部の延長線上に位置していることを特徴としている。
これにより、光導入部によって第2の光の指向性を向上でき、指向性の高い第2の光を斜面に向かって導光させることができるため、第2の光をより確実に斜面に入射させることができる。
請求項4に記載の発明は、プリズムの端部に設けられ、第1及び第2光源とは発光色の異なる第3の光を発光してプリズム内を導光させ、前記斜面に入射させる第3光源をさらに有し、点灯部は、第1及び第3光源が発光したときに、第1及び第3の光が混合した混合光により点灯する第3点灯状態をとることを特徴としている。
これにより、点灯部の点灯色を少なくとも3色の間で切り替えることができる。
請求項5に記載の発明のように、斜面は、プリズムの乗員側の面に形成されていてもよいし、請求項6に記載の発明のように、プリズムの背後側の面に形成されていてもよい。
請求項7に記載の発明は、プリズムは、点灯部以外への第2の光の導光を防ぐ光漏れ防止手段を点灯部の周囲に有していることを特徴としている。
これにより、第2の光が他の部分に漏れてしまうことを防止できる。
請求項8に記載の発明は、プリズムは、白色印刷により形成された白色印刷層を少なくとも点灯部に対応する位置に有していることを特徴としている。
これにより、点灯部の白さを強調することができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図1乃至図4を用いて説明する。本実施形態の車両用表示装置は、車両の車室内前方に配置されたインストルメントパネルに、車両の各種情報を表示するコンビネーションメータとして設けられている。コンビネーションメータは、車両速度を示すスピードメータや、エンジン回転数を示すタコメータ等の指針計器を有している。図1は、本実施形態における車両用表示装置1の一部であるタコメータ10の構成を示す正面図である。図2は、図1のA−A線で切断したタコメータ10の構成を示す断面図であり、図3は、図1のB−B線で切断したタコメータ10の構成を示す断面図である。図2及び図3の左方は乗員側を示している。
図1乃至図3に示すように、車両用表示装置1は、略円形状のタコメータ10の表示領域を画定する枠状の見返し板20と、見返し板20を支持固定するケーシング30とを有している。ケーシング30の背後側(反乗員側、図2及び図3の右側)には、回路基板40が配置されている。回路基板40には、指針60を回動させるムーブメント等が実装されている。
タコメータ10は、プリズム文字盤50と、エンジン回転数に応じてプリズム文字盤50上を回動する指針60とを有している。プリズム文字盤50は、概ね円板状の形状を有するプリズム51と、プリズム51の乗員側表面に黒色印刷により形成された遮光層52とを有している。プリズム51は例えばアクリル製であり、可視光に対して透明に形成されている。遮光層52は、プリズム51側から乗員側に向かう光を遮光するようになっている。
遮光層52には、指針60による指示値を読み取るための複数の目盛70a〜70q及び複数の文字80が所定形状に開口されて形成されている。目盛70a〜70q及び文字80は、プリズム51側からの光を比較的高い透過率で乗員側に透過させる点灯部として機能するようになっている。
目盛70a〜70qは、タコメータ10の外周部に配置されており、周方向においてほぼ等間隔に配列している。目盛70aは、エンジン回転数が0回転のときの指針60の角度位置を示しており、目盛70qは、エンジン回転数が8000回転のときの指針60の角度位置を示している。これらの間の目盛70b〜70pは、500回転毎の指針60の角度位置を示している。
プリズム文字盤50の背後側(図2及び図3の右側)には、第1光源として、発光ダイオード(LED)90が配置されている。LED90は、回路基板40上に実装されている。LED90は、車両のイグニッションスイッチ又はスモールランプと連動して供給される電力により、一般照明用の白色光(第1の光)を発光するようになっている(以下、LED90を「白色LED90」ともいう)。LED90から射出された光は、プリズム51を透過し、さらに遮光層52が開口された全ての目盛70a〜70q及び全ての文字80を透過して乗員側に向かうようになっている。
プリズム51の外周端部51a近傍であって、高回転側(4000回転以上)の目盛70i〜70qに対応する位置には、第2光源として、それぞれLED100が配置されている。各LED100は、回路基板40上に実装されている。プリズム51の外周端部51aからは、プリズム51と一体的に形成された複数の光導入部53が、各LED100の発光面近傍まで延出している。これにより、各LED100からの光は、光導入部53の先端面に入射して光導入部53内を導光し、その後プリズム51内に入射して、概ねプリズム51の中心部に向かって導光するようになっている。各LED100は、例えば赤色光(第2の光)を発光するようになっており、不図示の制御部の制御によって発光/非発光が切り替えられるようになっている(以下、LED100を「赤色LED100」ともいう)。
プリズム51の乗員側表面であって目盛70a〜70qのそれぞれに対応する位置には、凹部110が形成されている。凹部110は、例えばプリズム51の厚みの半分以上の深さまで形成されている。凹部110は、乗員側表面にほぼ垂直な壁面112と、赤色LED100側を向いた斜面111とを備えた三角形状の断面を有している。乗員側から見ると、遮光層52が開口された目盛70a〜70qのほぼ全体で斜面111が露出している。斜面111は、プリズム51の面内方向において、概ね光導入部53の延伸方向の延長線上に位置している。これにより、斜面111には、赤色LED100側からプリズム51内を導光する赤色光が入射するようになっている。
斜面111には、型しぼ処理によってしぼ部113が形成されている。しぼ部113は、光を散乱させる光散乱手段として機能する。赤色LED100側からプリズム51内を導光する赤色光は、斜面111に入射してしぼ部113で散乱し、乗員側に取り出されるようになっている。
次に、本実施形態におけるタコメータ10の点灯状態の例について説明する。例えばエンジン始動時には、全ての白色LED90及び赤色LED100が発光する。これにより、白色LED90から発した白色光は、プリズム51を透過し、さらに目盛70a〜70q及び文字80を透過して乗員側に取り出される。なお、目盛70a〜70qを透過する白色光の一部は、しぼ部113により散乱する。
また、赤色LED100から発した赤色光は、各光導入部53を経由してプリズム51内に入射して導光する。プリズム51内を導光する赤色光の一部は、各赤色LED100側を向いた斜面111にそれぞれ入射し、しぼ部113で散乱して乗員側に取り出される。
すなわち、低回転側(3500回転以下)の目盛70a〜70h及び文字80では白色光のみが取り出されるため、目盛70a〜70h及び文字80は白色に点灯する(第1点灯状態)。一方、高回転側(4000回転以上)の目盛70i〜70qでは白色光及び赤色光が取り出されるため、目盛70i〜70qは白色光及び赤色光の混合光により赤色に点灯する(第2点灯状態)。これにより、乗員は、目盛70i〜70qが警告性の高い赤色で、かつ混合光により高輝度で点灯していることを視認できるため、目盛70i〜70qが示す回転域が過回転域であることを認識できる。
例えばエンジン冷却水の温度が上昇して所定の閾値を超えると、制御部は、目盛70iの赤色LED100への電力供給を遮断して非発光状態にする。これにより、目盛70iが赤色点灯から白色点灯に変化するため、乗員は目盛70i(4000回転)が過回転域から通常回転域に変化したことを認識できる。その後、エンジン冷却水の温度が上昇するに伴って、制御部は、例えば目盛70j〜70n(4500回転〜6500回転)の赤色LED100を順次非発光状態にする。これにより、過回転域の下限を徐々に高回転側に変化させることができる。
以上説明したように、本実施形態では、白色LED90を発光させたままの状態で各赤色LED100の発光/非発光を切り替えることによって、目盛70i〜70nの点灯状態は、白色光による白色点灯と、白色光及び赤色光の混合光による赤色点灯との間で容易に切替られるようになっている。このため、目盛70i〜70qはそれぞれ、他の目盛等から独立して点灯色を切り替えることができる。したがって、レッドゾーン表示目盛等の新たな目盛を追加して設けることなく、エンジン状態に基づき可変する過回転域を表示でき、メータの大型化を回避できる。また、車種毎に異なる過回転域を表示できるため、複数車種におけるメータの共通部品化も実現できる。
また本実施形態では、プリズム51の外周端部51aから各赤色LED100の発光面に向かって延出する光導入部53が形成されている。赤色LED100からの赤色光は、光導入部53内を導光することによって、特にプリズム51の面内方向における指向性が高められ、ほぼ一方向に進む光としてプリズム51に入射するようになっている。このため、1つの赤色LED100からの赤色光は、複数の斜面111のうち光導入部53の延長線上に設けられた1つの斜面111に択一的に入射し、他の斜面111には入射しないようになっている。したがって、各赤色LED100からの赤色光を、対応する目盛70i〜70qから確実に取り出すことができ、各赤色LED100の発光/非発光を切り替えることにより、各目盛70i〜70qの点灯状態を他の目盛の点灯状態とは独立して確実に切り替えることができる。
さらに本実施形態では、光導入部53がプリズム51と一体的に形成されているため、界面における光損失等が生じず、赤色光を高効率でプリズム51に入射させることができる。
本実施形態では、高回転側の目盛70i〜70n近傍のプリズム51端部に赤色LED100を設けているが、低回転側の目盛近傍のプリズム51端部に緑色光を発する緑色LEDを設けるようにしてもよい。こうすることにより、燃費向上のために推奨される回転域の目盛を緑色点灯させることができる。
図4は、本実施形態の変形例を示す図であり、図2に対応する部分を示している。図4に示すように、本変形例では、プリズム51に遮光層52を印刷したプリズム文字盤50に代えて、互いに別部材であるプリズム120と文字板130とが用いられている。プリズム120は、プリズム文字盤50のプリズム51とほぼ同様の構成を有しており、目盛70a〜70q(図4では目盛70iのみを示している)に対応する位置に、しぼ部113を備えた斜面111がそれぞれ形成されている。
文字板130は、可視光に対して透明な例えばポリカーボネート製の平板であり、プリズム51よりも乗員側に配置されている。文字板130には、光を遮光する遮光層131と光の一部を透過させるマット調の半透過層132とが相補的に印刷されている。半透過層132は、所定の平面形状に形成されており、目盛70a〜70q及び文字80を構成している。これにより、目盛70a〜70q及び文字80は、プリズム120側からの光を所定の透過率で乗員側に透過させる点灯部として機能するようになっている。
本変形例によっても、図1乃至図3に示した構成と同様の効果が得られる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図5を用いて説明する。図5は、本実施形態における車両用表示装置のタコメータ11の構成を示す断面図であり、図2に対応する部分を示している。図5に示すように、本実施形態は、第1実施形態と比較して、プリズム文字盤50の裏面(反乗員側)のうち目盛70a〜70qに対応する位置に、それぞれ白色印刷層140が印刷形成されている点に特徴を有している。白色印刷層140は、乗員側から見ると、目盛70a〜70qのそれぞれほぼ全域に形成されている。
本実施形態では、目盛70a〜70qが白色点灯する際に、白色印刷層140によって目盛70a〜70qの白さが強調されるようになっている。したがって本実施形態によれば、目盛70a〜70qの視認性を向上できる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図6を用いて説明する。図6は、本実施形態における車両用表示装置のタコメータ12の部分構成を示す図である。図6に示すように、本実施形態は、赤色LED100に加えて、緑色光(第3の光)を発する緑色LED(第3光源)150がプリズム51の端部に設けられている点に特徴を有している。緑色LED150は、赤色LED100と同様に、制御部の制御によって発光/非発光が切り替えられるようになっている。赤色LED100及び緑色LED150の対は、例えば複数の目盛の近傍にそれぞれ設けられている(図6では目盛70iの近傍にのみ示している)。
プリズム51の外周端部51aからは、プリズム51と一体的に形成された光導入部53が赤色LED100の発光面近傍まで延出しているとともに、プリズム51と一体的に形成された光導入部151が、光導入部53から分岐して緑色LED150の発光面近傍まで延出している。これにより、赤色LED100からの赤色光は、光導入部53内を導光して比較的指向性の高い光としてプリズム51内に入射し、緑色LED150からの緑色光は、光導入部151内を導光して比較的指向性の高い光としてプリズム51内に入射する。目盛70の斜面111は、プリズム51の面内方向において、概ね光導入部53、151の双方の延長線上に位置している。
本実施形態では、白色LED90を発光させたままの状態で赤色LED100を発光させることによって、目盛70iからは白色光及び赤色光の混合光が取り出され、目盛70iは赤色点灯する。また、白色LED90を発光させたままの状態で緑色LED150を発光させることによって、目盛70iからは白色光及び緑色光の混合光が取り出され、目盛70iは緑色点灯する。このように、本実施形態によれば、目盛の点灯色を白色、赤色及び緑色の3色で切り替えることができる。したがって、目盛が赤色点灯する過回転域(レッドゾーン)をエンジン始動時から徐々に高回転側に変化させるだけでなく、目盛が緑色点灯する推奨回転域(グリーンゾーン)を徐々に高回転側に変化させることもできる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図7を用いて説明する。図7は、本実施形態における車両用表示装置のタコメータ13の構成を示す断面図であり、図2に対応する部分を示している。図7に示すように、本実施形態は、第1実施形態と比較して、斜面161(凹部160)がプリズム51の裏面側に形成されている点に特徴を有している。斜面161は、赤色LED100側を向いて傾斜しており、赤色LED100側からプリズム51内を導光する赤色光を入射させるようになっている。斜面161には、第1実施形態の斜面111と同様に、入射した光を散乱させるしぼ部113が形成されている。これにより、赤色LED100側からプリズム51内を導光する赤色光は、斜面161に入射してしぼ部113で散乱し、乗員側に取り出されるようになっている。本実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について図8及び図9を用いて説明する。図8は、本実施形態における車両用表示装置のタコメータ14の部分構成を示す図である。図9は、図8のC−C線で切断したタコメータ14の構成を示す断面図である。図8及び図9に示すように、本実施形態は、赤色LED100からの赤色光を複数の斜面111のうち特定の目盛の斜面111のみに選択的に入射させ、他の部分への光漏れを防止するための構成を有している。
プリズム51には、目盛70iを周方向外側から挟み、それぞれ概ね径方向に延伸する一対のスリット170、171が形成されている(図8参照)。スリット170、171は、例えばプリズム51の裏面側から開口され、表面側に貫通しない程度の比較的深い深さに形成された有底の穴である。プリズム51の強度をある程度確保できる場合には、スリット170、171をプリズム51の表面側から裏面側に貫通させて形成してもよい。スリット170、171が形成されていることによって、光導入部53からプリズム51内に入射した赤色光は、周方向(図8では左右方向)への漏れが防止され、特定の目盛70iの斜面111にのみ選択的に入射して乗員側に取り出されるようになっている。
またプリズム51の斜面111よりも内周側には、プリズム51の中心部側に向かって導光する光を外周側に反射させる反射面180、181が形成されている(図9参照)。反射面180、181はそれぞれ、例えば溝状の切込み182、183の斜面を鏡面加工することにより形成されている。切込み182、183は、いずれも直角二等辺三角形状の断面を有し、プリズム51の周方向に延伸している。反射面180(切込み182)はプリズム51の表面側に形成されており、反射面181(切込み183)はプリズム51の裏面側に形成されている。切込み182、183は、プリズム51の局所的な肉厚減少を防ぐために、互いにずれて形成されている。反射面180、181が形成されていることによって、斜面111に入射しなかった赤色光がプリズム51の内周側にさらに導光してしまい、例えば文字80で乗員側に取り出されてしまうのを防止できるようになっている。
このように本実施形態では、赤色LED100からの赤色光が他の部分に漏れてしまうことを防止できるため、特定の目盛の点灯状態を白色点灯及び赤色点灯の間で切り替えたときに、周囲の目盛や文字の点灯状態も切り替わってしまうことを防止できる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、光散乱手段としてしぼ部113を例に挙げたが、光を散乱させる散乱パターンを斜面111上に印刷する等、他の手法により光散乱手段を形成してもよい。
また上記第5実施形態では、目盛70iの周方向外側にスリット170、171が形成され、内周側に反射面180、181が形成された例を挙げたが、目盛70iの周方向外側に反射面を形成してもよいし、内周側にスリットを形成してもよい。
第1実施形態における車両用表示装置の一部であるタコメータの構成を示す正面図である。 図1のA−A線で切断したタコメータの構成を示す断面図である。 図1のB−B線で切断したタコメータの構成を示す断面図である。 第1実施形態における車両用表示装置の変形例の構成を示す図である。 第2実施形態における車両用表示装置の一部であるタコメータの構成を示す断面図である。 第3実施形態における車両用表示装置の一部であるタコメータの部分構成を示す図である。 第4実施形態における車両用表示装置の一部であるタコメータの構成を示す断面図である。 第5実施形態における車両用表示装置の一部であるタコメータの部分構成を示す図である。 図8のC−C線で切断したタコメータの構成を示す断面図である。
符号の説明
1 車両用表示装置
10、11、12、13、14 タコメータ
50 プリズム文字盤
51、120 プリズム
52、131 遮光層
53、151 光導入部
70a〜70q 目盛
80 文字
90 LED(第1光源)
100 LED(第2光源)
111、161 斜面
113 しぼ部(光散乱手段)
130 文字板
140 白色印刷層
150 LED(第3光源)
170、171 スリット(光漏れ防止手段)
180、181 反射面(光漏れ防止手段)

Claims (8)

  1. 可視光に対し透明な板状のプリズムと、
    前記プリズムよりも乗員側に設けられ、前記プリズム側から前記乗員側に向かう光を遮光する遮光層と、
    前記遮光層に部分的に設けられ、前記プリズム側からの光を所定の透過率で前記乗員側に透過させて点灯する点灯部と、
    前記乗員側から見て前記プリズムの背後に設けられ、第1の光を発光して前記点灯部側に透過させる第1光源と、
    前記プリズムの端部に設けられ、第2の光を発光して前記プリズム内を導光させる第2光源と、
    前記プリズムの前記点灯部に対応する位置に前記第2光源側を向いて傾斜して設けられ、前記第2光源側から前記プリズム内を導光する前記第2の光を入射させる斜面と、
    前記斜面に形成され、前記斜面に入射した前記第2の光を前記点灯部側に散乱させる光散乱手段とを有し、
    前記点灯部は、
    前記第1及び第2光源のうち前記第1光源のみが発光したときに、前記第1の光により点灯する第1点灯状態をとり、
    前記第1及び第2光源の双方が発光したときに、前記第1及び第2の光が混合した混合光により点灯する第2点灯状態をとることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記第1及び第2光源は、互いに異なる発光色で発光し、
    前記点灯部は、前記第1及び第2点灯状態において互いに異なる色で点灯することを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記プリズムと一体的に形成され、前記プリズムの端部から前記第2光源に向かって延伸して前記第2の光を導入する光導入部をさらに有し、
    前記斜面は、前記光導入部の延長線上に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記プリズムの端部に設けられ、前記第1及び第2光源とは発光色の異なる第3の光を発光して前記プリズム内を導光させ、前記斜面に入射させる第3光源をさらに有し、
    前記点灯部は、前記第1及び第3光源が発光したときに、前記第1及び第3の光が混合した混合光により点灯する第3点灯状態をとることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  5. 前記斜面は、前記プリズムの前記乗員側の面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  6. 前記斜面は、前記プリズムの背後側の面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  7. 前記プリズムは、前記点灯部以外への前記第2の光の導光を防ぐ光漏れ防止手段を前記点灯部の周囲に有していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  8. 前記プリズムは、白色印刷により形成された白色印刷層を少なくとも前記点灯部に対応する位置に有していることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
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