JP2012122984A - メータ装置の照明構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】一つの光源で指針の他に文字板を同時に照明することができるメータ装置の照明構造を提供すること。
【解決手段】指針7が回動して各種情報を指示するとともに、指針7及び文字板9を照明するメータ装置の照明構造であって、回転軸5は、その先端部の先端面に、光源3に向って窪むことによって形成された側方分光手段10を備え、側方分光手段10は、指針7へ入射させる照明光の一部を文字板9に向けて分光させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両等に搭載されるメータ装置に関するものである。
車両等に搭載されるこの種のメータ装置においては、一般に、文字、数字、及び目盛り等が設けられた文字板を裏面側から専用の光源などで照明したり、文字板の文字や数字などを指し示す指針を照明しているのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
即ち、このメータ装置は、自動車の速度計として有用な指示計器であって、図16に示すように、プリント基板101と文字板107との間にモータケース102が取り付けられており、このモータケース102の軸支持部104,105に中空軸からなる回転軸106が支承されている。この回転軸106には、指針109と一体の指針軸110が取付けられており、その指針109は、モータケース102に備えた図示外のモータにより回転軸106を介して回転される。また、回転軸106の内部には、光源としてLED111が配置されている。そのLED111は、プリント基板101に固定されているとともに、指針109の受光面109Aに向けて照明光が出射されるようになっており、指針109に入射した照明光は、反射面109Bで反射されたのち指針109を発光照明させる。なお、このメータ装置では、文字板107の照明用として、図示していないが、別に専用の光源を文字板107の下方の複数個所に配置してある。
また、このようなメータ装置として、指針の発光効率を高めるように構成したものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
即ち、このメータ装置は、図17に示すように、モータケース201と、このモータケース201の本体に設けたベアリングとして使用される突出部201Aを介して案内される指針202と、この指針202の基部に設けた指針軸203の下端部203Aから距離Hだけ離れて中空シャフト204の直下に配置される、LEDからなる光源205と、この光源205が実装されたプリント基板206と、を有するものである。
このメータ装置では、指針202の指針軸203は、光源205が発する照明光を最適に集めるのに都合がよいようにするため凸状に形成された集光面を下端部203Aに有する。また、この指針202は、指針軸203が円筒形状であり、その下端部203Aは好適には半球形または凸状をなすが、これ以外の形状を有していてもよい。そのような特定の形状は、LEDからなる光源205による光の放射が指針軸203の軸と平行になるように焦点が合った状態に保つことができる。なお、このメータ装置でも、前述のメータ装置と同様に、図示しない複数の専用光源を図示外の文字板の下方に配置することで文字板照明を行っている。
特許第3291732号明細書 特表2009−537844号公報
ところで、このようなメータ装置では、指針軸上に光源の光軸が設定されている構成であるので、光源からの光を効果的に指針に伝送させて指針の照明を行うことができ、特に指針が何れの方向を指していても、照明むらが抑えられている点では特に問題はない。
ところが、このようなメータ装置では、光源の設置位置が指針の回転中心である文字板の中央部に設置されている都合上、文字板を発光させるために例えばこの光源とは別に文字板照明用の光源を同じく文字板の中央直下に新たに設置してこの光源からの光を文字板へ伝送させることは、物理的に不可能であった。このような事情から、文字板をできるだけ均等に照明させるためには、上述したように、指針を発光照明させる光源とは別に、文字板に対してその下方に適宜の間隔で専用の光源を複数設置する必要があり、コストの増大をもたらしている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、一つの光源で指針の他に文字板を同時に照明することができるメータ装置の照明構造を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るメータ装置の照明構造は、下記(1)から(9)を特徴としている。
(1) 文字板と、
モータからの回転力が伝達されて回転する前記文字板の裏面側に設けられた回転軸と、
前記回転軸の先端部によって挿通される穴が形成され、その穴に挿通されることによって該回転軸に取付けられる指針軸を有する前記文字板の表面に沿って回動する指針と、
前記回転軸の基端部に照明光を入射する光源と、
を備え、
前記指針が回動して各種情報を指示するメータ装置の照明構造であって、
前記回転軸は、その先端部の先端面に、前記光源に向って窪むことによって形成された側方分光手段を備え、
前記側方分光手段は、前記指針軸へ入射する照明光の一部を前記文字板に向けて分光する、こと。
(2)上記(1)に記載のメータ装置の照明構造において、
前記回転軸の先端部の先端面に設けた側方分光手段は、略円錐形状の穴からなる反射面で構成されている、こと。
(3)上記(1)に記載のメータ装置の照明構造において、
前記回転軸の先端部の先端面に設けた側方分光手段は、正多角錐形状の穴からなる反射面で構成されるとともに
前記回転軸の先端部の外面は、前記先端面の穴に設けた反射面に対応した同一角数を有する正多角柱状の面で構成されている、こと。
(4)上記(3)に記載のメータ装置の照明構造において、
前記各多角錐面を構成する各反射面は、この反射面が断面円弧状に窪んだ湾曲形状を呈している、こと。
(5) 文字板と、
指針軸を有し、前記文字板の表面に沿って回動する指針と、
前記指針軸の先端部が挿通される穴が形成され、その穴に挿通することによって該指針軸が取付けられる、モータからの回転力が伝達されて回転する前記文字板の裏面側に設けられた回転軸と、
前記回転軸の基端部に照明光を入射する光源と、
を備え、
前記指針が回動して各種情報を指示するメータ装置の照明構造であって、
前記指針軸は、その先端部に、前記光源に向って突出することによって形成された側方分光手段を備え、
前記側方分光手段は、前記指針軸へ入射する照明光の一部を前記文字板に向けて分光する、こと。
(6)上記(5)に記載のメータ装置の照明構造において、
前記指針軸の先端部の先端面に設けた側方分光手段は、突出した円錐形状の凸部からなる反射面で構成されている、こと。
(7)上記(5)に記載のメータ装置の照明構造において、
前記指針軸の先端部の先端面に設けた側方分光手段は突出した正多角錐形状の凸部からなる反射面で構成されるとともに、前記指針軸の先端部の外面は前記反射面に対応した同一角数を有する正多角柱状の面で構成され、
前記指針軸の先端部の外面が内挿状態に嵌合される回転軸の先端部の穴は、前記指針軸の先端部に設けた多角柱状の外面に対応した同一角数を有する多角柱状の面で構成されている、こと。
(8)上記(7)に記載のメータ装置の照明構造において、
前記多角錐形状を構成する各反射面は、この反射面が断面円弧状に膨らんだ凸曲面形状を呈している、こと。
(9) 上記(1)から(8)のいずれか一つに記載のメータ装置の照明構造であって、
取り付けられた前記文字板の裏面に対向する内側表面に形成された反射部と、を有するケースをさらに備え、
前記側方分光手段によって分光された照明光は、前記反射部によって反射された後、前記文字板に入射する、こと。
上記(1)に記載のメータ装置の照明構造によれば、回転軸の先端に設けた側方分光手段によって光源からの光の一部を分光させることができるようになっているので、一つの光源で指針の照明とともに文字板の照明を同時に行うことができるようになる。
上記(2)に記載のメータ装置の照明構造によれば、側方分光手段を簡易なものからなる反射面で構成できるので、コストの削減が図れる。
上記(3)に記載のメータ装置の照明構造によれば、ほぼ均一な輝度分布を実現できるので、ハイライトの発生を抑えることができる。その結果、回転軸を回動させたときに、視認者の目に不快なちらつき及びちらつきの回動する現象が発生するのを回避できる。
上記(4)に記載のメータ装置の照明構造によれば、回転軸の外周面から出射する照明光は殆ど均一な輝度分布での反射光が形成されるので、ハイライト領域をほぼ完全に解消できる。その結果、輝度の高まりが部分的に発生するのを抑えることができ、回転軸を回動させても、視認者の目に不快なちらつき及びちらつきの回動する現象が発生するのを回避できる。
上記(5)に記載のメータ装置の照明構造によれば、指針軸の先端に設けた側方分光手段によって光源からの光の一部を分光させることができるようになっているので、一つの光源で指針の照明とともに文字板の照明を同時に行うことができるようになる。
上記(6)に記載のメータ装置の照明構造によれば、側方分光手段を簡易なものからなる反射面で構成できるので、コストの削減が図れる。
上記(7)に記載のメータ装置の照明構造によれば、ほぼ均一な輝度分布を実現できるので、ハイライトの発生を抑えることができる。その結果、回転軸を回動させたときに、視認者の目に不快なちらつき及びちらつきの回動する現象が発生するのを回避できる。
上記(8)に記載のメータ装置の照明構造によれば、回転軸の外周面から出射する照明光は殆ど均一な輝度分布での反射光が形成されるので、ハイライト領域をほぼ完全に解消できる。その結果、輝度の高まりが部分的に発生するのを抑えることができ、回転軸を回動させても、視認者の目に不快なちらつき及びちらつきの回動する現象が発生するのを回避できる。
上記(9)に記載のメータ装置の照明構造によれば、文字板での照明に対して、さらに一層の均一化を図ることができる。
本発明のメータ装置の照明構造によれば、側方分光手段により照明光の光路の一部を文字板に向けて分光させることで、指針へ入射する照明光の一部をそのまま利用して、文字板を発光照明させるように構成したので、一つの光源により、指針の照明とともに、文字板の照明も同時に行うことができるようになり、コストの削減が図れる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の第1実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置の要部における光路を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置の要部断面図である。 図1のメータ装置の回転軸の上端面の傾斜角度及びそこでの照明光の光路を示す説明図であって、図4(A)〜図4(C)は、それぞれ、回転軸の上端面の傾斜角度が異なる場合を示す説明図である。 図1のメータ装置の回転軸の上端面の傾斜角度及び光源からの照明光の進行する光路を示す光路図であって、図5(A)〜図5(C)は、それぞれ、回転軸の上端面の傾斜角度が異なる場合を示す光路図である。 本発明の第1実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置の回転軸の上端に備えた側方分光手段の具体的な態様を示す説明図であって、図6(A)〜図6(D)は、それぞれ、側方分光手段の一態様を示す説明図である。 図7(A)は本発明の第2実施形態に係る照明構造が適用されたメータ装置の回転軸を示す斜視図、図7(B)はその回転軸で反射する反射光の光路を示す説明図である。 図7(A)、図7(B)に示すメータ装置の回転軸から外部へ進行する反射光の光路分布状態を示す説明図である。 図9(A)〜図9(C)は第2実施形態に係る回転軸との比較に用いた第1実施形態に係るメータ装置の回転軸を示す斜視図、平面図、及び図9(B)のIX(C)−IX(C)線矢視断面図である。 図9(A)〜図9(C)に示す第1実施形態の回転軸から外部へ進行する反射光光路分布状態を示す説明図である。 図11(A)は図7(A)、図7(B)に示す第2実施形態の回転軸の変形例を示す斜視図、図11(B)はその回転軸で反射する反射光の光路を示す説明図である。 図12(A)は図7(A)、図7(B)に示す第2実施形態の回転軸のさらに他の変形例を示す斜視図、図12(B)はその回転軸で反射する反射光の光路を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置の要部を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置の要部を拡大して示す断面図であって、図14(A)はそのメータ装置の作用を示す説明図、図14(B)はその変形例を示す説明図である。 図13に示す第3実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置の変形例に用いる回転軸及び指針軸の要部を示す分解斜視図である。 従来のメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置の要部を示す断面図である。 従来の他のメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置の要部の断面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚、図1、図2及び図14は、断面を示す図ではあるが、それらの図には、光の経路を判別しやすくするためにハッチィングを施していない箇所がある。
(第1実施形態)
図1から図3は、本発明のメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置1を示すものである。
メータ装置1は、基板2の上に実装された光源3と、光源3が搭載された領域を含む基板2の上の所定の場所に取付けられたケース4と、モータケース8に収められた図示外のモータの駆動力が伝達されて回転する回転軸5と、この回転軸5の先端部に取付けられた指針軸6を一体に備える指針7と、ケース4の上部に設置され、数字、文字、記号など、車自体或いは車周辺の環境などに関する必要情報を指針7によって表示する文字板9と、回転軸5の先端部の上端面に形成された側方分光手段10と、を有する。なお、図中符号7Aは指針7の基部に被せたキャップを示す。
本実施形態のメータ装置1は、コンビネーションメータの一部を構成しており、図示外の見返し板で周囲を覆われている。また、この見返し板には、メータ装置1を含む各種計器類を設置するための各種表示窓を開口させており、側面及び背面側を構成するコンビネーションメータケースと一体化されている。
なお、本実施形態のメータ装置1は、速度計を構成しており、図示しないセンサによって検出された速度に対応したセンサ信号に基づき、指針7を所定角度だけ回動させ、文字板9に形成された特定の目盛を指し示す。
本実施形態の光源3は、回転軸5の下端部へ向けて照明光を入射するものであり、所定波長(λ)の可視光を出射する例えばLED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)で構成されている。この光源3では、出射する光(以下、照明光とよぶ)に、位相角度の方向依存性のない、均一な出射特性のものが使用されている。即ち、本実施形態の光源3では、水平面(X−Y平面)方向に関しては全周に亘り、略均一な光量を回転軸5へ出射する光量分布特性を有する。なお、本実施形態の光源3としては、特にこのLEDに限定されるものではないが、消費電力が少なく小型の点光源であるものが好ましい。
ケース4には、該ケース4に取り付けられた文字板9の裏面(下面)と対向する内側表面に、特に後述する回転軸5の先端部に設けられた側方分光手段10で分光された反射光Pを効率的に文字板9に反射させるための反射部4Aを設けている。反射部4Aは、例えばAl(アルミニウム)などを金属蒸着させた反射膜で構成してもよいし、光源3であるLEDから出射する単色の照明光が持つ固有波長(λ)に対して大きなピーク反射特性を有する誘電体多層膜などであってもよい。
回転軸5は、上述したように、モータからの回転力が伝達されて回転するものであって、透光材料で形成された略円筒形状を有するもので構成されている。回転軸5は、先端部である上端部側を指針軸6の穴61に挿入した状態で指針軸6に嵌合されている。指針軸6は、指針軸6の穴61に回転軸5が嵌合されることによって回転軸5に固定される。また、回転軸5は、文字板9の裏面側に設置されている。また、回転軸5は、下端部がモータケース8に設けた軸受け8Aに回転自在に軸支されているとともに、この下端面には光源3が正対している。
このように、回転軸5の下端面は、図3に示すように、光源3の直上に位置するように設けられており、光源3からの照明光が入射すると、その照明光は回転軸5の内部を案内されて上端部へ伝搬していく。このため、回転軸5では、この内部の外周面における外界(空気)との界面部分において、上述の照明光の大部分が全反射しながら上端部まで進行するように構成している。この場合、回転軸5の外周面における外界との界面部分での全反射現象を効率的に発生させる。別言すれば、その外周面に対して入射角度が固有の臨界角を常時上回るような方向で入射させるようにする。このため、本実施形態では、下端面は回転軸5の中心部(軸線L;図2参照)から周縁部に向けて断面円弧状に形成している(図3参照)。
さらに、この回転軸5は、図3に示すように、先端部の上端面に、光源3に向って窪むことによって形成された側方分光手段10を備えている。この側方分光手段10は、回転軸5の内部を案内されてきた光源3からの照明光のうちの少なくともその一部を、文字板9方向へ分光させるものである。本実施形態の場合には、上端面が図4(A)に示すように断面略円錐形に窪んだ形状を有する。
この側方分光手段10は、回転軸5を案内されてきた光源3からの照明光のうちの一部が、回転軸5の上端面において、屈折率の異なる媒質(ここでは空気)との界面で反射する現象(フレネル反射)を利用する。即ち、回転軸5の上端面での反射光を文字板9の方向へ分光させることで、文字板9を発光照明させる。また、これ以外の残りの照明光、即ち回転軸5の上端面においてそのまま屈折して透過する照明光は、そののち指針軸6へ入射してゆき、その後、照明光により指針7を照明するようになっている。
本実施形態の側方分光手段10である回転軸5の上端面は、上述したように、水平面に対して所定の傾斜角度αで傾斜するように略円錐形状に窪ませて構成してあるが、周知のように、スネルの法則によれば、回転軸5の内部を案内されてきた光源3からの照明光が上記界面で反射した後に進行する反射光Pの方向は、回転軸5の屈折率と入射角度θに依存している。一方、回転軸5の上端面では、傾斜角度αを変更させることで、法線Nに対する入射角度θを変更させることができるので、反射光Pの進行する方向は、傾斜角度αを変更することで、反射光Pの光路を調整させることができるようになっている。
なお、本実施形態では、例えば図4(A)に示すように回転軸5の上端面の傾斜角度αAを30度前後に設定することで、図5(A)に示すように反射光Pの進行方向を斜め下方へ偏向させるようになっている。また、その反射光Pの進行する光路上には、前述したようにケース4の内側表面に反射部4Aを設けており、ここで文字板9へ向けて再度反射させることで、文字板9を発光照明するようになっている。但し、ここでの説明を単純化させて分かり易くするため、図4(A)〜図4(C)に示すように、回転軸5の内部において上端面へ向かう光源3からの照明光の光路については、垂直上(Z)方向に平行なもののみ記載してあるが、勿論この方向のみに光路が限定されているわけではない。
また、上記の実施形態以外に、例えば図4(B)に示すように回転軸5の上端面の傾斜角度αBを45度前後に設定することで、図5(B)に示すように反射光の進行方向をほぼ水平方向へ偏向させるようにしてもよい。また、その場合には、反射光の進行する光路とほぼ一致するように文字板9が設けられているので、文字板9を特に導光性の良好な材料で形成、または図2及び図3に示すように文字板下面に導光部材9Bを配置することで、文字板9の全体をより効果的に発光照明させることができる。
さらに、これ以外に、例えば図4(C)に示すように回転軸5の上端面の傾斜角度αCを60度前後に設定することで、図5(C)に示すように反射光Pの進行方向を斜め上方向の指針軸6へ偏向させるようにしてもよい。また、その場合には、文字板9の方向への分光量が大きく減少するようであれば、文字板9の上面に微細な散乱加工を施すとともにその加工面に反射膜等を塗布させる等の構成とすることで、文字板9の全体を効果的に発光照明させるようにしてもよい。なお、この場合の反射膜としては、文字板9の上部である外部から視認できるようにするため、金属蒸着膜ではなく誘電体多層膜などのような透明な反射膜を成膜するのが好ましい。
さらに、この回転軸5の上端面の傾斜角度αについては、図4(A)〜図4(C)において、反射光Pとともに回転軸5の上端面からの屈折光Qを発生させるようにするため、換言すれば、この回転軸5内を進行してきた照明光が上端面での外界との界面において全反射現象をおこさないようにする必要がある。このため、傾斜角度αについては、上記した照明光の入射角度θが、光源3から出射する照明光の波長λに対する固有の臨界角(θ0)未満となる条件を満たすように,傾斜角度αを制限する必要がある。
また、本実施形態では、側方分光手段10である回転軸5の上端は、略谷型形状、即ち上述したような図6(A)に示す断面略三角形形状の窪みで構成してあるが、これ以外に例えば、同図(B)に示すような断面略U字形状の窪み、同図(C)に示す断面視したときに回転軸5の軸線L方向に沿って連続的に線をつなぎ合わせた形状を呈するような窪み、若しくは同図(D)に示すような断面略台形形状の窪みで構成するものであってもよい。
指針軸6は、光透過性の良好な材料で形成されているものであって、指針7の基部から下方へ一体に延設されているとともに、下端面には円柱状に開口した穴61(図3参照)を有しており、この穴61に回転軸5の先端部が挿通された状態で嵌合されている。このように、指針軸6は、モータの回転駆動力で回転する回転軸5と一体に組付けられているが、文字板9に対して指針軸6を回転自在に挿通させるため、文字板9の孔9A(図2、3参照)を貫通して設置されている。この指針軸6の下端に開口した穴61の底に位置する天井面61Aは、回転軸5を透過してきた照明光が外側へ漏れ出るのをできるだけ回避するため、水平(X−Y)方向に平行でフラットな形状を呈している。
指針7は、指針軸6を介して文字板9の表面に沿って回動することで、文字板9に設けてある数字或いは目盛を指示するものであり、上述したように、光透過性の良好な材料で指針軸6と一体に形成されている。
モータケース8には、内部に、図示外の、モータと、中間ギアと、出力ギアと、回転軸5など、を備えている。モータは、指針7を回動させるためのものであり、中間ギア及び出力ギアを介して減速させて回転軸5を回動させることにより、文字板9の表面に沿って指針7を確実に回動させ、必要な各種情報を正確に指し示すようになっている。
文字板9は、これ自体が導光機能を有する適宜の材料で形成してあるものであるが、上述したように、側方分光手段10である回転軸5の上端面では、特に傾斜角度αを図4(B)に示すように45度前後に設定する場合には、文字板9を特に導光性の良好な材料で形成する、または文字板下面に導光部材9Bを配置する等の構成とすることが好ましい。これにより、文字板9の全体を効果的に発光照明させることが可能になる。
また、側方分光手段10である回転軸5の上端面では、同じく上述したように、特に傾斜角度αを図4(C)に示すように60度前後に設定する場合には、文字板9の上面に微細な散乱加工を施すとともにその加工面に反射膜等を塗布させる等の構成とすることが好ましい。これにより、文字板9の全体を効果的に発光照明させることが可能になる。
次に、本実施形態に係るメータ装置1の作用について、図面を参照しながら説明する。
なお、ここでのメータ装置1の説明については、各計器類のうちスピードメータを例に挙げてその作用を説明するが、特にこれに限定されるものではなく、他のアナログタイプのメータ装置などの場合でも同様である。さらに、図4(A)〜図4(C)及び図5(A)〜図5(C)における照明光については、説明をできるだけ分かり易くするため、特に回転軸5の上端面でのみ屈折作用を考慮した方向に光路を記載してあるが、回転軸5の側面での光路については屈折作用を考慮した方向に記載しておらず、便宜上、単純に直進させてある。
メータ装置1を搭載した車両が動き始めると、メータ装置1のモータケース8の内部に設けたモータが、図示しないセンサによって検出された現在速度に対応するセンサ信号に基づいて回転駆動を開始し、指針7を所定角度だけ回動し、文字板9に形成された特定の目盛又は数字を指示する。
即ち、図3に示すように、図示外のモータによる駆動力で、回転軸5が速度に合わせた所定の角速度で回転する。これによって、回転軸5の上端部に組付けた指針軸6を介してこれと一体の指針7が所定角度だけ回動され、指針7の先で文字板9上の特定の目盛又は数字を指し示す。これによって、現在速度を運転者などにアナログ表示させて知らせることができる。
このような速度表示を行うメータ装置1にあっては、同時に、光源3から出射した照明光が回転軸5の内部の外周面において外界との界面で全反射を起こしながら上方へ進行する伝搬現象を繰り返す。そして、この照明光が、回転軸5の上端部に達すると、その一部の照明光が側方分光手段10である上端面で図5(A)に示すフレネル反射を起こして斜め下方へ進行する。そして、この反射光Pは、進行する光路上のケース4の内側表面に設けた反射部4Aで文字板9へ向けて再度反射することで、文字板9を発光照明することができる。
一方、残りの照明光は、図4(A)に示すように、回転軸5の上端面で屈折した屈折光Qとなり、ここで屈折して回転軸5を出射した後、図3に示す指針軸6の穴61内部を進行し、最終的に指針軸6へ入射するとともに指針7へ進行する。これにより、光源3から出射して回転軸5の上端部に達した照明光のうち、上端面で反射しないで屈折し、上方へ透過していった屈折光Qの大部分により指針7を発光照明することができる。
また、回転軸5内部での照明光の伝搬作用及び回転軸5の上端での分光作用は、勿論、回転軸5が回動動作中であっても、静止状態の場合と何らの変わりなく全く同様に行われる。従って、この回転軸5が回動動作中でも、指針7の発光照明だけでなく、文字板9の発光照明も、同時に同じ光源3の照明光で行えるようになるわけである。
このように、本実施形態によれば、回転軸5の先端部の上端面に設けた側方分光手段10により、指針7へ入射する照明光の光路の一部を文字板9に向けて分光させることで、指針7へ入射させようとする照明光の一部である反射光Pを文字板9での発光照明に利用可能に構成している。従って、複数の光源を文字板9の直下に設けることなく一つの光源3だけを用いて、指針7の照明とともに文字板9の照明も同時に行うことができるようになる。
しかも、本実施形態によれば、回転軸5の上端部は指針軸6の穴61によって外挿されている。従って、回転軸5の上端面に設けた側方分光手段10によりフレネル反射を起こして外側へ向かう一部の照明光のうち、回転軸5の外周を全周に亘って取り囲む指針軸6の穴61の天井面61Aではなく穴61の側方である内周面から、さらにその一部を指針軸6内部に取り込ませることもできる。従って、文字板9での照明のため側方分光手段10による分光作用で消費される予定の照明光のうちの一部を、指針軸6内部へ再び取り込ませることも可能である。その結果、指針7での発光効率が大きく損なわれることも抑制可能となる。これにより、指針軸6を大径としなくても、指針7での照明光量を十分に確保できるので、良好な照明効率の照明構造を備えたメータ装置1を小型化することもできる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
図7(A)、図7(B)は、第2実施形態に係る照明構造が適用されたメータ装置の回転軸5Bの要部を示すものである。本実施形態の回転軸5Bが、第1実施形態に係る回転軸5と異なる点は、回転軸5Bの先端部である上端部の上端面に設けた側方分光手段10が略多角錐形状の穴からなる反射面11で構成されていることと、回転軸5Bの先端部の外面12が多角柱状に構成されていることである。
また、本実施形態の図示しない指針軸は、回転軸5Bの先端部の外面12に外側から嵌合するように圧入させるため、指針軸の先端部である下端部の下端面に開口した図示外の穴も、回転軸5Bの外面12である多角柱状に対応した同一角数の多角柱状に形成されている。これにより、回転軸5Bの上端部の外面12が指針軸の下端部の穴に隙間なく密に嵌合できる。このように、回転軸5Bの上端部の外面12と指針軸の下端面の穴の内面とを多角柱状とすることで、正確な方位状態での指針の組付け作業を容易かつ確実に行うことができる。
反射面11は、正8角錐形状を呈するものであって、8枚の花びら状のものから構成されている。即ち、本実施形態の反射面11は、各反射面が中心角β1、別言すれば、頂角β1の略二等辺三角形状で構成されているが、各反射面11が断面円弧状に湾曲して窪んだ凹面形状に形成されている。なお、本実施形態では、反射面11を構成する正多角錐の穴形状には正8角錐を用いたが、これに限定されるものではなく、例えば正12角錐形状の穴、正18角錐形状の穴など、各種の多角錐形状の穴を適用することが可能である。
多角柱状の外面12は、反射面11に対応する同一位相配置状態で、かつ、同一角数を有する多角柱形状に形成されている。図7(B)に示すように、各反射面11で反射する照明光は、この多角柱状の外面12で屈折後、ここから外部の文字板9又は反射部4Aへ向け反射光Pとして出射する。なお、本実施形態の多角柱状の外面12は、正8角柱形状を呈するものであり、各外面が矩形面で構成されている。また、本実施形態では、各角柱状の外面12を構成する矩形面の間には、細幅矩形状のつなぎ面13が形成されている。
次に、本実施形態の作用について、第1実施形態で用いる回転軸5との比較を行いながら説明する。
本実施形態のメータ装置によれば、図7(A)、図7(B)において、図示外の光源から出射した照明光が回転軸5B内部の外面12に臨む外界との界面において、全反射を起こしながら上方へ進行する伝搬現象を繰り返す。そして、この照明光が、回転軸5Bの上端部に達すると、その一部の照明光が側方分光手段10である上端面の各反射面11でフレネル反射を起こして回転軸5B内部の斜め下方へ進行する。そして、この照明光は、反射光Pとなって回転軸5B及び図示外の指針軸の外周面を透過した後、進行する光路上のケース4の内側表面に設けた反射部4Aで文字板9へ向けて再度反射することで、文字板9を発光照明することができる。
その場合、反射光Pは、図7(B)に示す各光路L11〜L17(但し、一箇所の反射面11のみについて示す)を進行して回転軸5Bの外面12から出射するが、殆ど均一な輝度分布(或いは照度分布)の光束である反射光Pが形成される。即ち、図8において、例えば各反射面11に対して放射状に等角的に入射する光源からの照明光の光路を考察すると、反射光P1〜P3については、ほぼ同じ角度差γ1=γ2で出射する。
また、図8において、反射面11の中央部に入射する反射光P4については、そのまま通過するが、この反射光P4の近傍領域Rでは、各反射光P1〜P4の光路間の角度差が、
γ3≒γ1、 γ3≒γ2
となり、微視的にみると上記近傍領域Rに比べてやや低い輝度の領域Sが形成される。
しかしながら、本実施形態のメータ装置についてシミュレーションを行ってみると、ハイライト、つまり全体に比べ特別輝度の高い領域や輝度が際立って見える領域の顕在化をほぼ完全に解消できることが確認されている。即ち、領域Sに比べて近傍領域Rの輝度の高まりを抑えることができるようになるわけである。これにより、回転軸5Bを回動させても、視認者の目に不快なちらつき及びちらつきの回動する現象が発生するのを回避できる。
一方、図9(A)〜図9(C)に示す第1実施形態に係るメータ装置に備えた回転軸5の場合には、回転軸5の上端面は、略円錐形状の窪みからなる穴で構成された側方分光手段10であるが、外面12´が多角柱状に形成されていると、無視できないハイライトが形成されてしまう。
即ち、図10に示すように、図示外の光源から出射した照明光が回転軸5内部の外面12´に臨む外界との界面において、全反射を起こしながら上方へ進行する伝搬現象を繰り返す。そして、この照明光が、回転軸5内部の上端部に達すると、その一部の照明光が側方分光手段10である上端面の反射面10Aでフレネル反射を起こして回転軸5内部の斜め下方へ進行する。そして、この照明光は、図1に示すように、反射光Pとなって回転軸5の外面12´及び指針軸6の外周面を透過した後、進行する光路上のケース4の内側表面に設けた反射部4Aで文字板9へ向けて再度反射することで、文字板9を発光照明する。
その場合、反射光Pは、図10に示す各光路を進行して回転軸5の外面12´から出射するが、むらの多い出射分布の反射光P´が形成される。即ち、同図において、回転軸5の内部の外面12´での外界との界面において、放射状に等角的に入射する光源からの各照明光が、外面12´で屈折後に出射するときの反射光P1´〜P4´については、互いに異なる角度差γ1、γ2、γ3、γ4で出射する。特に反射光P1´〜P3´との間の角度差に比べて、反射光P3、P4の間の角度差γ3がかなり大きい。このため、反射光P1´〜P4´については、例えば近傍領域R´と領域S´とでは輝度におおきな差を生じるため、近傍領域Rが顕在化する。その結果、回転軸5を回動させると、視認者の目に不快なちらつき及びちらつきの回動する現象が目立つように発生する。
なお、図7(A)、図7(B)に示す本実施形態では、回転軸5Cの先端部の上端面に設けた側方分光手段10である窪んだ多角錐形状の穴を構成する各反射面11は、円弧状に窪んだ湾曲形状を呈しているが、特にこれに限定されない。即ち、例えば図11(A)、図11(B)に示すように、側方分光手段10である正8角錐に形成された穴の各反射面14をフラットな面で構成したものであってもよい。
この場合も、図11(B)に示すように、第2実施形態の場合とほぼ同様に、各光路L10〜L17を進行する反射光Pは、ほぼ均一な輝度分布を実現できるので、ハイライトの発生を抑えることができる。その結果、回転軸5Cを回動させたときに、視認者の目に不快なちらつき及びちらつきの回動する現象が発生するのを回避できる。
また、これ以外に、例えば図12(A)、図12(B)に示すように、側方分光手段10である正16角錐に形成された穴の、中心角度β2の二等辺三角形からなる各反射面15をフラットな面で構成したものであってもよい。この場合も、第2実施形態の場合とほぼ同様に、ほぼ均一な輝度分布を実現できるので、ハイライトの発生を抑えることができる。これにより、回転軸5Dを回動させたときにも、視認者の目に不快なちらつき及びちらつきの回動する現象が発生するのを回避できる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図13及び図14(A)、図14(B)を参照しながら説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
本発明の照明構造が適用された本実施形態のメータ装置1Bが、第1実施形態のメータ装置1と異なる点は、指針軸6Bの先端部によって挿通される穴51が回転軸5Eに形成され、その穴51に挿通することによって指針軸6Bが回転軸5Eに取付けられる点と、側方分光手段10Dが、指針軸6Bの先端部に光源3に向って突出することによって形成されている点である。
なお、本実施形態では、図14(A)、図14(B)に示す回転軸5Eの外周面寄りの上端面52を中心側に向けて窪ませた状態で傾斜させた円錐形状、椀形状等に形成することで、側方分光手段10Dをさらに追加する構成となっており、これによってさらに僅かではあるが、文字板9へ向けて照明光を分光させることができるようになっている。
また、側方分光手段10Dである指針軸6Bの略山型形状を有する下端面の突出部は、具体的には、第1実施形態における図6(A)乃至(D)に示すものと同様(突出しているか窪んでいるかの違いはあるが)の輪郭形状を有する。即ち、指針軸6Bの先端部に位置する下端面が、断面略三角形形状、断面略U字形状、断面視したときに軸線L方向に沿って連続的に直線をつなぎ合わせた形状、若しくは断面略台形形状であればよい。また、その側方分光手段10Dである指針軸6Bの下端面の傾斜角度については、第1実施形態の場合と同様、例えば図4(A)乃至(C)などに示すものと同様の角度を有するもので構成することが可能である。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態では、回転軸5Eの先端面である上端面に開口した穴51の床面51Aを屈折して透過してきた光源3からの照明光の一部が、図14(A)に示すように、側方分光手段10Dである指針軸6Bの略山型形状を有する下端面で反射することにより、その反射光Pが文字板9に直接入射する。或いは、直接入射しない反射光Pであっても、その反射光Pの進行する光路上であるケース4の内側表面に設けてある反射部4Aにより、文字板9へ向けて再度反射させることで、文字板9を発光照明することができる。
従って、本実施形態によっても、第1実施形態と同様、指針7へ入射する照明光の一部を、側方分光手段10Dにより文字板9に向けて分光させることで、指針7の発光照明とともに文字板9の発光照明を行うことができる。
なお、本実施形態の場合、光源3からの照明光のうち指針7へ向かう照明光の光量が少な過ぎる場合には、指針軸6Bの下端面の全面に亘って側方分光手段10Dである傾斜面を形成するのではなく、例えば図14(B)に示すように、中心部付近を平坦面とするような構成として、側方へ偏向する照明光の光量の割合を一部削減させるようにしてもよい。
さらに、本実施形態の構成を有するメータ装置1Bにおいて、図15に示すように、回転軸5F及び指針軸6Cを以下のように構成してもよい。
即ち、指針軸6Cの下端部の下端面に設ける側方分光手段10を、突出した略正多角錐形状の凸部からなる反射面16で構成するとともに、指針軸6Cの下端部の外面17については、反射面16と同一角数を有する正多角柱状に形成する。
例えば、この側方分光手段10の反射面16を正8角錐形状に形成するとともに、この8角錐形状を構成する各反射面は、二等辺三角形であって、かつ、各反射面が断面円弧状に膨らんだ凸曲面を呈するようにするのが好ましい。また、指針軸6Cの外面17は正8角柱状であって、各面は矩形を有するようにする。
一方、指針軸6Cの先端部を内挿状態で嵌合させる回転軸5Fは、この上端部の上端面に形成する穴51を、指針軸6Cの外面17と対応して同一角数で補完状態に形成させた、同一の正多角柱状に窪ませた構成とする。
即ち、回転軸5Fについては、指針軸6Cの下端部の外面17を外挿状態で嵌合させるようにするため、上端面の穴51が指針軸6Cの外面17と同一形状である、正8角柱状に窪んだ形状にする。また、この穴51の内面53は指針軸6Cの外面17と同じ矩形を呈するようにする。
また、上記のような構成の指針軸6Cの他に、例えばこの指針軸の下端面に設ける側方分光手段である略多角錐形状の凸部からなる反射面については、各反射面が断面円弧状に膨らんだ凸曲面ではなく、フラットな形状を有する二等辺三角形であってもよい。また、その指針軸の側方分光手段である略多角錐形状の凸部は、正8角錐でなく正16角錐などの形状に突出していてもよい。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施し得るものである。即ち、燃料計部、タコメータ部、スピードメータ部、及び水温計等の各種計器類に適用可能である。
1、1B メータ装置
2 基板
3 光源
4 ケース
4A 反射部
5、5B〜5F 回転軸
51 穴
51A 床面
52 上端面
53 内面
6、6B、6C 指針軸
61 穴
61A 天井面
7 指針
7A キャップ
8 モータケース
8A 軸受け
9 文字板
9A 孔
10、10B 側方分光手段
11 反射面
12 外面
12´ 外面
13 つなぎ面
14〜16 反射面
17 外面
L 軸線
L11〜L17 光路
N 法線
P、P1〜P4 反射光
Q 屈折光
R、S 領域
α 傾斜角度
β1、β2 頂角(中心角)
γ1、γ2、γ3 角度差
θ 入射角度

Claims (9)

  1. 文字板と、
    モータからの回転力が伝達されて回転する前記文字板の裏面側に設けられた回転軸と、
    前記回転軸の先端部によって挿通される穴が形成され、その穴に挿通されることによって該回転軸に取付けられる指針軸を有する前記文字板の表面に沿って回動する指針と、
    前記回転軸の基端部に照明光を入射する光源と、
    を備え、
    前記指針が回動して各種情報を指示するメータ装置の照明構造であって、
    前記回転軸は、その先端部の先端面に、前記光源に向って窪むことによって形成された側方分光手段を備え、
    前記側方分光手段は、前記指針軸へ入射する照明光の一部を前記文字板に向けて分光する、
    ことを特徴とするメータ装置の照明構造。
  2. 前記回転軸の先端部の先端面に設けた側方分光手段は、略円錐形状の穴からなる反射面で構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のメータ装置の照明構造。
  3. 前記回転軸の先端部の先端面に設けた側方分光手段は、正多角錐形状の穴からなる反射面で構成されるとともに
    前記回転軸の先端部の外面は、前記先端面の穴に設けた反射面に対応した同一角数を有する正多角柱状の面で構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のメータ装置の照明構造。
  4. 前記各多角錐面を構成する各反射面は、この反射面が断面円弧状に窪んだ湾曲形状を呈している、
    ことを特徴とする請求項3に記載のメータ装置の照明構造。
  5. 文字板と、
    指針軸を有し、前記文字板の表面に沿って回動する指針と、
    前記指針軸の先端部が挿通される穴が形成され、その穴に挿通することによって該指針軸が取付けられる、モータからの回転力が伝達されて回転する前記文字板の裏面側に設けられた回転軸と、
    前記回転軸の基端部に照明光を入射する光源と、
    を備え、
    前記指針が回動して各種情報を指示するメータ装置の照明構造であって、
    前記指針軸は、その先端部に、前記光源に向って突出することによって形成された側方分光手段を備え、
    前記側方分光手段は、前記指針軸へ入射する照明光の一部を前記文字板に向けて分光する、
    ことを特徴とするメータ装置の照明構造。
  6. 前記指針軸の先端部の先端面に設けた側方分光手段は、突出した円錐形状の凸部からなる反射面で構成されている、
    ことを特徴とする請求項5に記載のメータ装置の照明構造。
  7. 前記指針軸の先端部の先端面に設けた側方分光手段は突出した正多角錐形状の凸部からなる反射面で構成されるとともに、前記指針軸の先端部の外面は前記反射面に対応した同一角数を有する正多角柱状の面で構成され、
    前記指針軸の先端部の外面が内挿状態に嵌合される回転軸の先端部の穴は、前記指針軸の先端部に設けた多角柱状の外面に対応した同一角数を有する多角柱状の面で構成されている、
    ことを特徴とする請求項5に記載のメータ装置の照明構造。
  8. 前記多角錐形状を構成する各反射面は、この反射面が断面円弧状に膨らんだ凸曲面形状を呈している、
    ことを特徴とする請求項7に記載のメータ装置の照明構造。
  9. 取り付けられた前記文字板の裏面に対向する内側表面に形成された反射部と、を有するケースをさらに備え、
    前記側方分光手段によって分光された照明光は、前記反射部によって反射された後、前記文字板に入射する、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のメータ装置の照明構造。
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