JP3705206B2 - 指針照明装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、導光体を用いて光源の光を指針側に導き、指針を照明する指針照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の指針照明装置を図4に示す。回路基板1の裏面側に回路基板1と導通状態で装着され、回路基板1を貫通して前方に延びる回動軸2を有する計器本体3と、回動軸2の先端側に固着される指針軸4を有する指針5と、回路基板1上に実装され指針5の指示部6を照明する光源としての発光ダイオード7と、発光ダイオード7の光を指針5側に導く導光体8を備えている。この導光体8は凸状の受光部9を有する略角柱状または略円柱状である。そして、受光部9から導光体8内に入った発光ダイオード7の光は直進あるいは反射を繰り返しながら進み、導光体8の出射面10より出射されて指針5の内部に入り、指針反射面11で反射して指示部6を照明(発光)するようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例においては、図4に矢印Zで示したように、発光ダイオード7の光が導光体8内に入らない場合や、導光体8内に入った光が反射を繰り返すことにより減衰してしまうということがあって、満足する指針5(指示部6)の明るさが得られない場合がある。
【0004】
本発明はこの様な点に鑑みなされたもので、光源から発せられた光を出来るだけ多く導光体内に取り込み、かつ指針側に効率よく導いて指針をより明るく照明するようにした指針照明装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、指針と、この指針を照明する光源と、この光源と前記指針との間の前記光源側に配置され、光源側が凹状の受光部を有する第1導光部で前記指針側が略錐状の第2導光部とからなる第1の導光体と、前記指針側に配置された略柱状の第2の導光体とを備えたものである。
【0006】
また、前記第1導光部が略円柱状で、前記第2導光部が略円錐状で、前記第2の導光体が略円柱状である。
【0007】
また、前記第2導光部と前記第2の導光体との径が一致しているものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の指針照明装置を車両用の計器に適用した実施形態として説明する。図1は車両用の計器の部分断面を示し、硬質な回路基板1と、この回路基板1の裏面側に回路基板1と導通状態で装着され、回路基板1を貫通して前方に延びる回動軸2を有する例えば速度計用の計器本体3と、回動軸2の先端側に固着される指針軸4を有する指針5と、この指針5の後方に配置され指針5の動作に対応する表示部(図示せず)を設けた表示板12と、回路基板1上に実装され指針5を照明する例えば白色で発光する発光ダイオード7および表示板12の表示部を照明する例えば赤色で発光する発光ダイオード7Aと、発光ダイオード7の光を指針5側に導く第1の導光体13および第2の導光体14と、発光ダイオード7Aの光を表示板12側に導く表示板用導光体15と、表示板12と回路基板1との間に配置され表示板12および表示板用導光体15を保持する保持部材16を備えている。17は指針5や表示板12の前方側を覆う無色透明な透視板であり、18は回路基板1の裏面側を覆うカバーである。
【0009】
指針5は無色透明な合成樹脂からなる指示部6と、この指示部6と一体形成された指針軸4と、指示部6の基部19周囲(指針軸4の上方)を覆う遮光部材としての黒色の指針キャップ20と、バランサー21からなる。指示部6の裏面には例えば白色の箔22がホットスタンプされている。また、指示部6の基部19側には指針受光部23および指針反射面11が形成してある。なお、指示部6と指針軸4は別体でも良い。この指針5は、指針軸4を計器本体3の回動軸2に圧入することによって計器本体3に固着されている。
【0010】
表示板12は、詳細は図示しないが、無色透明な基板の表面側に車両の速度を現す目盛,数字などの表示部となる例えば白色の透過性表示層を形成し、表示部を除いて例えば黒色の地色層を形成してある。この表示部は発光ダイオード7Aが点灯しないときは白色で視認されるが、発光ダイオード7Aが点灯したときは赤色で透過表示する様になっている。
【0011】
第1の導光体13は無色透明な合成樹脂からなり、指針5照明用の発光ダイオード7に対向して配置されており、発光ダイオード7からの光を取り込む凹状の受光部9Aを有する末広がり(発光ダイオード7側の径が僅かに大きい)の円柱状の第1導光部24と、指針5の指針受光部23側が円錐状の第2導光部25とからなり、第1導光部24と第2導光部25とは一体となっている。詳細は後述するが、この第2導光部25の周囲は、第1の導光体13内に入った光が出射する出射面10Aでもあり、その断面は直線に近い曲線となっている。また、本実施形態の場合、指針5照明用の発光ダイオード7は回動軸2の周囲に3個配置してあり、この発光ダイオード7に対応して第1の導光体13も3個配置されているが、図2に示す様にそれぞれは連結部26によって接続されて一体に形成されている。
【0012】
第1の導光体13と指針5の指針受光部23との間に配置される第2の導光体14は第1の導光体13に対向している。この第2の導光体14は無色透明な合成樹脂からなり、円柱状を成している。また、第2の導光体14は第1の導光体13から出射された光を受光する平坦な受光部9Bと、平面に近い凸状の出射面10Bを有している。この第2の導光体14の径は、前述した第1の導光体13の第2導光部25の径とほぼ一致させてある。
【0013】
表示板用導光体15は中央部に丸穴を有する略ドーナツ状の無色透明な合成樹脂からなる。発光ダイオード7Aの光を受光する受光部9Cと、この受光部9Cから入射した光を周囲方向に反射させる反射面27を有している。また、この反射面27で反射して周囲方向に導かれた光は、出射面10Cから出射される。また、本実施形態における表示板用導光体15の裏面には係止爪28を有する弾性片29が設けてある。なお、表示板用導光体15と第2の導光体14とは連結部26Aによって接続されている。また、図示しないが第2の導光体14同士も接続されて一体に形成されている。
【0014】
保持部材16は遮光性のある白色の合成樹脂からなり、回路基板1とほぼ平行な底部30と、回動軸2周囲の指針5照明用の発光ダイオード7と表示板12の表示部を照明する発光ダイオード7Aとの間に立設した筒状部31と、底部30から表示板12の周囲側に向かって傾斜して形成された反射部32とを備えている。また、表示板用導光体15の裏面に設けた弾性片29に対応する底部30には孔33が設けてあり、この孔33に弾性片29を挿入して係止爪28を底部30の裏面に係止することにより、表示板用導光体15が保持部材16に固定される。また、表示板12は筒状部31先端の段部と保持部材16の平坦部34とに載置された状態で保持部材16に保持される。筒状部31は表示板12を保持するとともに、発光ダイオード7,7Aのそれぞれの光が混じり合わないように区画するものでもある。
【0015】
発光ダイオード7Aが点灯すると、前述した如く、点灯光は表示板用導光体15の受光部9Cから入射し、反射面27で反射して出射面10Cから出射される。そして、保持部材16の反射部32に到達して、この反射部32に反射して表示板12の裏面側に向かい、表示部が透過照明される。この際、出射面10Cから出射された光は全て保持部材16の反射部32に到達するものではなく、底部30の内側に反射して表示板12の裏面側に向かう光や表示板12の裏面を直射する光もある。この様に、保持部材16は表示板12と表示板用導光体15を保持するとともに、反射部材としての役目も果たす。
【0016】
次に、指針の照明を図3に基づいて説明する。第1の導光体13を構成する第1導光部24に形成された凹状の受光部9Aから第1の導光体13内に入り、第2導光部25の出射面10A方向に進んだ発光ダイオード7の光は、出射面10Aで屈折してほぼ真上方向(第2の導光体14方向)に出射される。そして、第2の導光体14の受光部9Bから第2の導光体14内に入った光は直進して出射面10Bから出射される(図3中、矢印X参照)。そして、図1に示す指針受光部23から基部19内に入り、指針反射面11で指示部6側に反射して、指針5の指示部6を白色で照明する。
【0017】
また、斜め前方方向に進んだ発光ダイオード7の光は、受光部9Aから第1の導光体13を構成する第1導光部24内に入り、周面(反射面27A)で反射して第1導光部24から第1の導光体13を構成する第2導光部25内に入って、第2導光部25の出射面10Aから第2の導光体14側に出射される。そして、第2の導光体14の受光部9Bから第2の導光体14内に入った光は周面(反射面27B)に反射して進み、出射面10Bから出射される(図3中、矢印Y参照)。そして、指針受光部23から基部19内に入り、指針反射面11で指示部6側に反射して、指針5の指示部6を白色で照明する。
【0018】
この様に、発光ダイオード7の光を指針5側に導くために、第1の導光体13の受光部9Aを凹状とすることによって、発光ダイオード7から放射状に出射する多くの光を第1の導光体13内に取り込むことができる。例えば、凹状受光部9Aの頂点と発光ダイオード7との距離を、従来の凸状受光部9の頂点と発光ダイオード7との距離とほぼ等しくし、受光部9Aが発光ダイオード7を取り巻くような凹状とすることによって、殆どの光を第1の導光体13内に取り込むことができる。また、発光ダイオード7と指針5との間に第1の導光体13と第2の導光体14を配置したことによって、第1導光部24から取り込んだ光を第2の導光体14に集光させて入射させることができる。
【0019】
よって、多くの光を指針5側に導くことが可能となって、指針5の指示部6を明るく照明(発光)させることができる(従来に比べて、指示部6の輝度をアップさせることができる)。この際、第2導光部25の出射面10Aに到達した光は、この出射面10Aで屈折して第2の導光体14を透過して指針受光部23へと直進するため、反射によるロスをより少なくして指針5をより明るく照明できる。真上方向から多少ずれた光であっても、出射面10Aに直進した光であれば、指針受光部23へとほぼ真っ直ぐ導くことが可能である。
【0020】
なお、第1導光部24および第2の導光体14を円柱状とし、第2導光部25を円錐状としたが、その形状は底面が真円である必要はなく、例えば円に近い多角形あるいは楕円形であったり、反射面が多少傾斜していたり曲線であっても良い。すなわち、略柱状(略円柱状),略錐状(略円錐状)でよい。但し、円に近い程発光ダイオード7の光を効率良く指針5側に導くことができ、指示部6をより明るく照明することができる。
【0021】
また、本実施形態では第2導光部25(出射面10A)の径(図3中、a)と、第2の導光体14の径(図3中、b)をほぼ一致させている。これは前述したように、第2導光部25の出射面10Aに到達した光は指針受光部23へとほぼ真っ直ぐ導くことが可能であるが、第2導光部25の径が第2の導光体14の径より大きいと、反射面27A寄りの出射面10Aに到達した光は、そこで屈折したとしても第2導光部25内に入らない。逆に、第2導光部25の径が第2の導光体14の径より小さいと、出射面10A寄りの反射面27Aに到達した光は反射を繰り返して指針受光部23へと進み、直進光が少なくなってしまう。よって、指針5の明るさが多少低下するため、第2導光部25と第2の導光体14との径はほぼ一致していることが望ましい。
【0022】
なお、前記実施形態において、指針5や表示板12の前方側を覆う透視板17を無色透明としたが、例えば暗色系の透視板としても良い。この様にすると、通常指針5は視認されなく、発光ダイオード7の点灯によって指針5の指示部6が視認されることになるが、指示部6がより明るく照明されているために、透過率の低い透視板であっても十分な視認性が得られる。また、図示しないが第1の導光体13の固定は、例えば、第1の導光体13同士を接続する連結部26に、表示板用導光体15に設けたと同様な係止爪を有する弾性片を設けて、この係止爪を回路基板1の裏面に係止することにより、第1の導光体13を回路基板1に固定すれば良い。
【0023】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、発光ダイオード(光源)の光を出来るだけ多く第1の導光体内に取り込み、かつ指針側に効率よく導いて指針をより明るく照明することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を適用した車両用計器の部分断面図。
【図2】同実施形態の第1の導光体を示す正面図。
【図3】同実施形態の第1の導光体および第2の導光体を示す断面図(光路説明図)。
【図4】従来例の指針照明装置を示す断面図。
【符号の説明】
1 回路基板
5 指針
6 指示部
7,7A 発光ダイオード(光源)
9,9A,9B,9C 受光部
13 第1の導光体
14 第2の導光体
24 第1導光部
25 第2導光部
【発明の属する技術分野】
本発明は、導光体を用いて光源の光を指針側に導き、指針を照明する指針照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の指針照明装置を図4に示す。回路基板1の裏面側に回路基板1と導通状態で装着され、回路基板1を貫通して前方に延びる回動軸2を有する計器本体3と、回動軸2の先端側に固着される指針軸4を有する指針5と、回路基板1上に実装され指針5の指示部6を照明する光源としての発光ダイオード7と、発光ダイオード7の光を指針5側に導く導光体8を備えている。この導光体8は凸状の受光部9を有する略角柱状または略円柱状である。そして、受光部9から導光体8内に入った発光ダイオード7の光は直進あるいは反射を繰り返しながら進み、導光体8の出射面10より出射されて指針5の内部に入り、指針反射面11で反射して指示部6を照明(発光)するようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例においては、図4に矢印Zで示したように、発光ダイオード7の光が導光体8内に入らない場合や、導光体8内に入った光が反射を繰り返すことにより減衰してしまうということがあって、満足する指針5(指示部6)の明るさが得られない場合がある。
【0004】
本発明はこの様な点に鑑みなされたもので、光源から発せられた光を出来るだけ多く導光体内に取り込み、かつ指針側に効率よく導いて指針をより明るく照明するようにした指針照明装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、指針と、この指針を照明する光源と、この光源と前記指針との間の前記光源側に配置され、光源側が凹状の受光部を有する第1導光部で前記指針側が略錐状の第2導光部とからなる第1の導光体と、前記指針側に配置された略柱状の第2の導光体とを備えたものである。
【0006】
また、前記第1導光部が略円柱状で、前記第2導光部が略円錐状で、前記第2の導光体が略円柱状である。
【0007】
また、前記第2導光部と前記第2の導光体との径が一致しているものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の指針照明装置を車両用の計器に適用した実施形態として説明する。図1は車両用の計器の部分断面を示し、硬質な回路基板1と、この回路基板1の裏面側に回路基板1と導通状態で装着され、回路基板1を貫通して前方に延びる回動軸2を有する例えば速度計用の計器本体3と、回動軸2の先端側に固着される指針軸4を有する指針5と、この指針5の後方に配置され指針5の動作に対応する表示部(図示せず)を設けた表示板12と、回路基板1上に実装され指針5を照明する例えば白色で発光する発光ダイオード7および表示板12の表示部を照明する例えば赤色で発光する発光ダイオード7Aと、発光ダイオード7の光を指針5側に導く第1の導光体13および第2の導光体14と、発光ダイオード7Aの光を表示板12側に導く表示板用導光体15と、表示板12と回路基板1との間に配置され表示板12および表示板用導光体15を保持する保持部材16を備えている。17は指針5や表示板12の前方側を覆う無色透明な透視板であり、18は回路基板1の裏面側を覆うカバーである。
【0009】
指針5は無色透明な合成樹脂からなる指示部6と、この指示部6と一体形成された指針軸4と、指示部6の基部19周囲(指針軸4の上方)を覆う遮光部材としての黒色の指針キャップ20と、バランサー21からなる。指示部6の裏面には例えば白色の箔22がホットスタンプされている。また、指示部6の基部19側には指針受光部23および指針反射面11が形成してある。なお、指示部6と指針軸4は別体でも良い。この指針5は、指針軸4を計器本体3の回動軸2に圧入することによって計器本体3に固着されている。
【0010】
表示板12は、詳細は図示しないが、無色透明な基板の表面側に車両の速度を現す目盛,数字などの表示部となる例えば白色の透過性表示層を形成し、表示部を除いて例えば黒色の地色層を形成してある。この表示部は発光ダイオード7Aが点灯しないときは白色で視認されるが、発光ダイオード7Aが点灯したときは赤色で透過表示する様になっている。
【0011】
第1の導光体13は無色透明な合成樹脂からなり、指針5照明用の発光ダイオード7に対向して配置されており、発光ダイオード7からの光を取り込む凹状の受光部9Aを有する末広がり(発光ダイオード7側の径が僅かに大きい)の円柱状の第1導光部24と、指針5の指針受光部23側が円錐状の第2導光部25とからなり、第1導光部24と第2導光部25とは一体となっている。詳細は後述するが、この第2導光部25の周囲は、第1の導光体13内に入った光が出射する出射面10Aでもあり、その断面は直線に近い曲線となっている。また、本実施形態の場合、指針5照明用の発光ダイオード7は回動軸2の周囲に3個配置してあり、この発光ダイオード7に対応して第1の導光体13も3個配置されているが、図2に示す様にそれぞれは連結部26によって接続されて一体に形成されている。
【0012】
第1の導光体13と指針5の指針受光部23との間に配置される第2の導光体14は第1の導光体13に対向している。この第2の導光体14は無色透明な合成樹脂からなり、円柱状を成している。また、第2の導光体14は第1の導光体13から出射された光を受光する平坦な受光部9Bと、平面に近い凸状の出射面10Bを有している。この第2の導光体14の径は、前述した第1の導光体13の第2導光部25の径とほぼ一致させてある。
【0013】
表示板用導光体15は中央部に丸穴を有する略ドーナツ状の無色透明な合成樹脂からなる。発光ダイオード7Aの光を受光する受光部9Cと、この受光部9Cから入射した光を周囲方向に反射させる反射面27を有している。また、この反射面27で反射して周囲方向に導かれた光は、出射面10Cから出射される。また、本実施形態における表示板用導光体15の裏面には係止爪28を有する弾性片29が設けてある。なお、表示板用導光体15と第2の導光体14とは連結部26Aによって接続されている。また、図示しないが第2の導光体14同士も接続されて一体に形成されている。
【0014】
保持部材16は遮光性のある白色の合成樹脂からなり、回路基板1とほぼ平行な底部30と、回動軸2周囲の指針5照明用の発光ダイオード7と表示板12の表示部を照明する発光ダイオード7Aとの間に立設した筒状部31と、底部30から表示板12の周囲側に向かって傾斜して形成された反射部32とを備えている。また、表示板用導光体15の裏面に設けた弾性片29に対応する底部30には孔33が設けてあり、この孔33に弾性片29を挿入して係止爪28を底部30の裏面に係止することにより、表示板用導光体15が保持部材16に固定される。また、表示板12は筒状部31先端の段部と保持部材16の平坦部34とに載置された状態で保持部材16に保持される。筒状部31は表示板12を保持するとともに、発光ダイオード7,7Aのそれぞれの光が混じり合わないように区画するものでもある。
【0015】
発光ダイオード7Aが点灯すると、前述した如く、点灯光は表示板用導光体15の受光部9Cから入射し、反射面27で反射して出射面10Cから出射される。そして、保持部材16の反射部32に到達して、この反射部32に反射して表示板12の裏面側に向かい、表示部が透過照明される。この際、出射面10Cから出射された光は全て保持部材16の反射部32に到達するものではなく、底部30の内側に反射して表示板12の裏面側に向かう光や表示板12の裏面を直射する光もある。この様に、保持部材16は表示板12と表示板用導光体15を保持するとともに、反射部材としての役目も果たす。
【0016】
次に、指針の照明を図3に基づいて説明する。第1の導光体13を構成する第1導光部24に形成された凹状の受光部9Aから第1の導光体13内に入り、第2導光部25の出射面10A方向に進んだ発光ダイオード7の光は、出射面10Aで屈折してほぼ真上方向(第2の導光体14方向)に出射される。そして、第2の導光体14の受光部9Bから第2の導光体14内に入った光は直進して出射面10Bから出射される(図3中、矢印X参照)。そして、図1に示す指針受光部23から基部19内に入り、指針反射面11で指示部6側に反射して、指針5の指示部6を白色で照明する。
【0017】
また、斜め前方方向に進んだ発光ダイオード7の光は、受光部9Aから第1の導光体13を構成する第1導光部24内に入り、周面(反射面27A)で反射して第1導光部24から第1の導光体13を構成する第2導光部25内に入って、第2導光部25の出射面10Aから第2の導光体14側に出射される。そして、第2の導光体14の受光部9Bから第2の導光体14内に入った光は周面(反射面27B)に反射して進み、出射面10Bから出射される(図3中、矢印Y参照)。そして、指針受光部23から基部19内に入り、指針反射面11で指示部6側に反射して、指針5の指示部6を白色で照明する。
【0018】
この様に、発光ダイオード7の光を指針5側に導くために、第1の導光体13の受光部9Aを凹状とすることによって、発光ダイオード7から放射状に出射する多くの光を第1の導光体13内に取り込むことができる。例えば、凹状受光部9Aの頂点と発光ダイオード7との距離を、従来の凸状受光部9の頂点と発光ダイオード7との距離とほぼ等しくし、受光部9Aが発光ダイオード7を取り巻くような凹状とすることによって、殆どの光を第1の導光体13内に取り込むことができる。また、発光ダイオード7と指針5との間に第1の導光体13と第2の導光体14を配置したことによって、第1導光部24から取り込んだ光を第2の導光体14に集光させて入射させることができる。
【0019】
よって、多くの光を指針5側に導くことが可能となって、指針5の指示部6を明るく照明(発光)させることができる(従来に比べて、指示部6の輝度をアップさせることができる)。この際、第2導光部25の出射面10Aに到達した光は、この出射面10Aで屈折して第2の導光体14を透過して指針受光部23へと直進するため、反射によるロスをより少なくして指針5をより明るく照明できる。真上方向から多少ずれた光であっても、出射面10Aに直進した光であれば、指針受光部23へとほぼ真っ直ぐ導くことが可能である。
【0020】
なお、第1導光部24および第2の導光体14を円柱状とし、第2導光部25を円錐状としたが、その形状は底面が真円である必要はなく、例えば円に近い多角形あるいは楕円形であったり、反射面が多少傾斜していたり曲線であっても良い。すなわち、略柱状(略円柱状),略錐状(略円錐状)でよい。但し、円に近い程発光ダイオード7の光を効率良く指針5側に導くことができ、指示部6をより明るく照明することができる。
【0021】
また、本実施形態では第2導光部25(出射面10A)の径(図3中、a)と、第2の導光体14の径(図3中、b)をほぼ一致させている。これは前述したように、第2導光部25の出射面10Aに到達した光は指針受光部23へとほぼ真っ直ぐ導くことが可能であるが、第2導光部25の径が第2の導光体14の径より大きいと、反射面27A寄りの出射面10Aに到達した光は、そこで屈折したとしても第2導光部25内に入らない。逆に、第2導光部25の径が第2の導光体14の径より小さいと、出射面10A寄りの反射面27Aに到達した光は反射を繰り返して指針受光部23へと進み、直進光が少なくなってしまう。よって、指針5の明るさが多少低下するため、第2導光部25と第2の導光体14との径はほぼ一致していることが望ましい。
【0022】
なお、前記実施形態において、指針5や表示板12の前方側を覆う透視板17を無色透明としたが、例えば暗色系の透視板としても良い。この様にすると、通常指針5は視認されなく、発光ダイオード7の点灯によって指針5の指示部6が視認されることになるが、指示部6がより明るく照明されているために、透過率の低い透視板であっても十分な視認性が得られる。また、図示しないが第1の導光体13の固定は、例えば、第1の導光体13同士を接続する連結部26に、表示板用導光体15に設けたと同様な係止爪を有する弾性片を設けて、この係止爪を回路基板1の裏面に係止することにより、第1の導光体13を回路基板1に固定すれば良い。
【0023】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、発光ダイオード(光源)の光を出来るだけ多く第1の導光体内に取り込み、かつ指針側に効率よく導いて指針をより明るく照明することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を適用した車両用計器の部分断面図。
【図2】同実施形態の第1の導光体を示す正面図。
【図3】同実施形態の第1の導光体および第2の導光体を示す断面図(光路説明図)。
【図4】従来例の指針照明装置を示す断面図。
【符号の説明】
1 回路基板
5 指針
6 指示部
7,7A 発光ダイオード(光源)
9,9A,9B,9C 受光部
13 第1の導光体
14 第2の導光体
24 第1導光部
25 第2導光部
Claims (3)
- 指針と、この指針を照明する光源と、この光源と前記指針との間の前記光源側に配置され、光源側が凹状の受光部を有する第1導光部で前記指針側が略錐状の第2導光部とからなる第1の導光体と、前記指針側に配置された略柱状の第2の導光体とを備えたことを特徴とする指針照明装置。
- 前記第1導光部が略円柱状で、前記第2導光部が略円錐状で、前記第2の導光体が略円柱状であることを特徴とする請求項1に記載の指針照明装置。
- 前記第2導光部と前記第2の導光体との径が一致していることを特徴とする請求項2に記載の指針照明装置。
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