JP5190245B2 - 発光指針計器 - Google Patents

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Description

本発明は、光源を用いて指針を発光させる発光指針計器に係り、特に視認性に優れ、車両用に用いて好適な発光指針計器に関する。
例えば、自動車用のスピードメータ等のように指針によって表示を行なう指示計器では、指針を文字盤と共に照明するものだけでなく、発光素子等の光源の光を指針に対して別途に導入することによって、指針を発光させるようにしたものがある。こうした発光指針を備えた計器として、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。
図15は特許文献1に記載の発光指針計器の構造を示す断面図である。
この発光指針計器は、文字盤112と、文字盤112の裏側に配設されたムーブメント117と、文字盤112の表側から文字盤112の貫通孔112aを貫通して文字盤112の裏側のムーブメント117の回転軸118に連結されることで、当該ムーブメント117により文字盤112と略平行な面内で回転駆動される指針110と、文字盤112の裏側に文字盤112と略平行に配設された配線板116と、配線板116上に搭載された指針照明用の光源(LED等)120と、を有している。
指針110は、文字盤112の表側に沿って延出された指示部110Aと、光源120からの光を指示部110Aまで導く導光体110Bとからなる。導光体110Bは、文字盤112の表側に配された第1導光部材121と、文字盤112の裏側に配され且つ文字盤112の貫通孔112aを通して第1導光部材121と連結された第2導光部材122との組み合わせにより構成されている。
第1導光部材121は、指示部110Aの主要部を兼ねる針状部121fと、針状部121fの基部近傍から垂直下方に延びる軸部121aとを有しており、軸部121aの端部の入射面121dが、第2導光部材122の出射面122nと結合されている。また、第1導光部材121の軸部121aの突き当たり部分には反射部材125が設けられており、第2導光部材122から入射して軸部121aを通った光が、反射部材125により形成される円錐面状の反射面121eで反射されて、針状部121fの方向へ導かれるようになっている。針状部121fへ導かれた光は、反射を繰り返しながら拡散されることで、指示部110Aを照明することになる。
また、第2導光部材122は、ムーブメント117の回転軸118に連結された中心軸部122cと、その中心軸部122cと一体成形され、ムーブメント117の回転軸118の周囲に配設された配線板116上の光源120に向けて裾が広がった円錐状壁部122aとを有している。
円錐状壁部122aの裾が広がった側の端面には、回転軸118の軸線に対して略垂直な面をなした環状の受光面122dが設けられており、この受光面112dに、光源120から出射される光が入射するようになっている。円錐状壁部122aは、正円錐台の底面に環状の凹部122bを設けることで形成されている。そして、受光面122dから入射された光は、円錐状壁部122aの外周壁で形成される第1反射面122eと内周壁で形成される第2反射面122fとで反射を繰り返しながら第1導光部材121の入射面121dに到達し、第1導光部材121の軸部121aを通って、突き当たりの反射部125で反射して指示部110Aに導かれるようになっている。この場合、第1反射面122e及び第2反射面122fは、単純なテーパ面により構成されており、受光面122dから入射した光は、平面反射を繰り返しながら第1導光部材121に到達する。
特開2002−243508号公報
ところで、上述した特許文献1に記載の発光指針計器では、第1導光部材121の軸部121aの突き当たり部分に反射部材125を設けて、反射部材125により形成される円錐面状の反射面121eで、軸部121aに入射した光を針状部121fの方向へ反射するようにしているが、円錐面状の反射面121eで光を反射する場合、拡散によるロスが大きく、照光効率が悪いという問題がある。そこで、反射面を平面で構成することが考えられるが、反射面を単純に平面で構成した場合、指針110の回動に伴い指示部輝度バランスが崩れるという問題がある。
本発明は、上記事情を考慮し、照光ロスを低減しながら、指針回動時の指示部の照明輝度バランスの均一化を図ることができる発光指針計器を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、文字盤と、この文字盤の裏側に配設されたムーブメントと、このムーブメントの回転軸に連結されることで、当該ムーブメントにより前記文字盤と略平行な面内で回転駆動される指針と、前記文字盤の裏側に該文字盤と略平行に配設された配線板と、該配線板上に搭載された指針照明用の光源と、を有し、前記指針が、前記文字盤の表側に沿って延出された指示部と、前記光源からの光を前記指示部まで導く導光体とからなると共に、該導光体が、前記文字盤の表側に配された第1導光部材と、前記文字盤の裏側に配され且つ文字盤の貫通孔を通して前記第1導光部材と連結された第2導光部材との組み合わせにより構成され、前記第1導光部材が、前記指示部の一部を兼ねる針状部と、該針状部の基部から垂直下方に突出する軸部と、該軸部の前記第2導光部材側の端面に形成された円形または環状の入射面と、該入射面に対向し且つ該入射面から入射した光を前記針状部に向けて反射する前記軸部の軸線に対して傾斜した斜めの反射面とを有し、前記第2導光部材が、前記ムーブメントの回転軸に連結された中心軸部と、該中心軸部と一体成形され、前記ムーブメントの回転軸の周囲に配設された前記配線板上の前記光源に向けて裾が広がった円錐状壁部と、該円錐状壁部の裾が広がった側の端面に形成され、前記回転軸の軸線に対して略垂直な面をなし且つ対面する前記光源から出射される光が入射する環状の受光面と、前記中心軸部の第1導光部材側の端面に形成され、前記円錐状壁部の端面の受光面から入射した光を前記第1導光部材の入射面に向けて出射する円形または環状の出射面とを有し、前記第1導光部材の入射面と対向する斜めの反射面が、分割された複数の反射面で構成され、前記分割された複数の反射面が、それぞれ第1導光部材の内部側から見て凹状に一体に湾曲した凹曲面で構成されていると共に、前記軸部の中心軸線との交点を境界に分割されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、第1導光部材の入射面と対向する斜めの反射面を、分割された複数の反射面で構成したので、複数の反射面の向きを光源の配置に対応させて設定することにより、指針回動中の輝度バランスを均一に保つことができる。
例えば、極端な例として光源が1つの場合を考えて見る。その場合は、指針の回動により、光源からの光が主に入射する反射面が順次切り替わって行き、その経過において、針状部に近い反射面に主に光が入射する第1の場合と、針状部から遠い反射面に主に光が入射する第2の場合とが存在する。ここで反射面が1つの分割されていない面で構成されているとすると、反射光は第1の場合と第2の場合で同じ方向に平行に進むので、指針の回動により反射面に入射するポイントがずれる分だけ、針状部内の反射光で照らされる領域がずれることになる。そうすると、指針回動中に微妙に輝度バランスが崩れるおそれがある。
それに対し、本発明のように、反射面を、分割した複数の反射面で構成してあると、各反射面の向きをそれぞれに設定することができるので、前記第1の場合と第2の場合とで、針状部内の同じ領域を反射光で照らすようにすることができる。従って、光源が1つの極端な場合であっても、指針の回動による輝度バランスの崩れを抑えることができる。
次に、光源が180°対向する位置に2つ配置されている場合を考えて見ると、その場合は、指針が180°回動した場合も、同じ条件で光源からの光を針状部に導くことができる。しかし、指針が90°回動した場合は、条件が異なってしまう。そこで、分割した反射面の向きを光源の配置に対応させて設定しておく。そうすることにより、指針の回動による輝度バランスの崩れを抑えることができる。
光源の数を増やせば、輝度バランスの崩れを抑えることができるが、そうするとコスト高になる。本発明は、それを反射面の多分割により補おうとするものである。つまり、反射面を多分割にして反射光の向きを適当に散らすことにより、指針回動に伴う光源からの光の入射ポイントの変化による輝度バランスの崩れをできるだけ抑制するようにしている。かといって、あまり反射光の向きを散らすと、分散によるロスが増加するので、例えば、針状部に近い反射面に主に光が入射したときは遠く向けて反射するようにし、針状部から遠い反射面に主に光が入射するときは近くに向けて反射するように、反射面の向きを設定する。そうすることより、コストをかけずに、指針回動による輝度バランスの崩れを抑制することができる。
このようにすることで、輝度レベルに応じて光源の数を変更した場合にも、輝度バランスを均一に保ちながら同一の指針の採用が可能となる。
また、分割された各反射面をそれぞれ凹曲面で構成したので、凹曲面による集光作用を促すことができ、狙った領域に反射光を集中させることができ、光の分散によるロスを減らすことができる。
さらに、軸部の中心軸線との交点を境界に反射面を分割しているので、各反射面の設計を合理的に行うことができる。
以下、本発明による発光指針計器を自動車用のスピードメータに適用した場合の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は実施形態のスピードメータの正面図、図2は図1のII−II矢視断面図、図3はその要部の断面図、図4は同要部における第1導光部材と第2導光部材を取り出して示す斜視図、図5は第1導光部材の要部の拡大図、図6は第2導光部材の出射面と第1導光部材の反射面と光源との関係を示す平面図、図7は指針回動時において1個の光源からの光が第2導光部材を通過して第1導光部材の反射面に入射するときの入射光領域と反射面の位置関係を示す平面図、図8は図7の状態から指針が右回りに90°回動したときの状態を示す図7と同様の平面図、図9は図8の状態から指針が右回りに90°回動したときの状態を示す図7と同様の平面図、図10は図9の状態から指針が右回りに90°回動したときの状態を示す図7と同様の平面図、図11は指針の指示部から遠い側にある光源からの光が進行する経路の例を示す側断面図、図12は指針の指示部に近い側にある光源からの光が進行する経路の例を示す側断面図、図13は比較例として第1導光部材の反射面が平面である場合を示す側断面図である。
図1、図2に示すように、このスピードメータ(発光指針計器)は、凹面状の反射板部1Aを前面に有するケース1と、このケース1の前端周縁部に連結された見返し部2と、見返し部2に保持された前面保護用のカバーガラス3と、ケース1の反射板部1Aの前面に配され且つ速度指示目盛が記された透光性の文字盤4と、ケース1の裏面を覆う裏カバー5と、文字盤4の裏側に配設されたムーブメント7と、文字盤4の表側から文字盤4の中央の貫通孔4aを貫通して文字盤4の裏側のムーブメント7の回転軸8に連結されることで、当該ムーブメント7により文字盤4と略平行な面内で回転駆動される指針10と、文字盤4の裏側に文字盤4と略平行に配設された配線板6と、配線板6上に搭載された指針照明用の光源20及び文字盤照明用の光源9と、を主な構成要素として有するものである。
ムーブメント7は、回転軸8を配線板6の前面側に突出させた状態で、配線板6の裏側に取り付け固定され、光源20、9は全て配線板6の前面に実装されている。光源20、9には、ここではLED(発光ダイオード)が使用されているが、他のものでもよい。光源20は、円周方向に等間隔に複数配置されている。ムーブメント7は、例えば、交差コイル型あるいはステップモーター等の電気式のもので、別途設けられた駆動回路により、回転軸8を速度センサの信号に応じた角度に回動させる。配線板6には、各種電子部品(たとえば、抵抗、コンデンサ、トランジスタ、IC等)が実装されて、ムーブメント7の駆動回路が形成されている。
指針10は、文字盤4の表側に沿って延出され、光源20から導かれた光により照明される指示部10Aと、光源20からの光を指示部10Aまで導く導光体10Bとからなる。
導光体10Bは、文字盤4の表側に配された第1導光部材21と、文字盤4の裏側に配され且つ文字盤4の貫通孔4aを通して第1導光部材21と連結された第2導光部材22との組み合わせにより構成されている。第1導光部材21及び第2導光部材22は、透明な樹脂(たとえばアクリル、ポリカーボネート等)により構成されている。
図3に示すように、第1導光部材21は、指示部10Aの一部を兼ねる針状部21fと、針状部21fの基部から垂直下方に突出する軸部21aと、軸部21aの第2導光部材22側の端面に形成され円形または円環状の入射面21dと、入射面21dに対向し且つ入射面21dから入射した光を針状部21fに向けて反射する軸部21aの中心軸線Lに対して傾斜した反射面21eとを有しており、前面の基部側が指針キャップ12により覆われている。
また、第2導光部材22は、ムーブメント7の回転軸8に連結された中心軸部22cと、この中心軸部22cと一体に成形され、ムーブメント7の回転軸8の周囲に配設された配線板6上の光源20に向けて裾が広がった円錐状壁部22aとを有している。
中心軸部22cのムーブメント7と反対側の端面は第1導光部材21へ向けての円形または円環状の出射面22nとなっており、第1導光部材21の入射面21dと密着している。即ち、第1導光部材21の軸部21aの周囲には指針袴部材14が設けられており、この指針袴部材14の筒状部に形成された係止孔14aに、指針袴部材14の筒状部に挿入した第2導光部材22の中心軸部22cの外周の爪22yを係合させることで、指針袴部材14を介して、第1導光部材21と第2導光部材22とが連結されており、それにより、第1導光部材21の入射面22dと第2導光部材22の出射面22nとが密着させられている。なお、これら入射面22dと出射面22nは、指針10の回転軸線L(ムーブメント7の回転軸線と一致)に対して垂直な面として構成されている。
また、第2導光部材22の円錐状壁部22aの裾が広がった側の端面には、ムーブメント7の回転軸8の軸線Lに対して略垂直な面をなし且つ対面する光源20から出射される光が入射する環状の受光面22dが形成されている。また、円錐状壁部22aの外周壁には、受光面22dから第2導光部材22の内部に入射した光が最初に反射する第1反射面22eが設けられている。この第1反射面22eは、受光面22dから入射した光を多く集めて次の第2反射面22fに向けて収束的に反射するように、円錐状壁部22aの母線の方向に沿って外側に凹状に湾曲した凹曲面で形成されている。
また、第2反射面22fは、円錐状壁部22aの内周壁に形成され且つ第1反射面22eからの反射光を第1導光部材21の方向へ向けて反射するテーパ状の凸曲面(またはテーパ面)で構成されている。また、第1反射面22eの図中上側(第1導光部材21側)には、第2反射面22fからの反射光を受けて、第1導光部材21側へ向けて反射する第3反射面22gが設けられている。この第3反射面22gもテーパ状の凹曲面(またはテーパ面)により構成されている。また、中心軸部22cの外周面や内周面も反射面22g、22hとなっている。
この場合、円錐状壁部22aは、正円錐台の底面中央に円形の凹部22bを設けることによって形成されており、第2反射面22fは、円形の凹部22bの内底隅部に形成されている。
この第2導光部材22の凹部22bの中心には、回転軸8を連結するために中心孔22xが形成されており、その中心孔22xに、少なくとも外周面が白色系材料により構成された軸固定部材23が嵌合され、その軸固定部材23に形成された軸孔23aにムーブメント7の回転軸8が挿入固定されている。
また、ここで特徴的な点として、図4、図5に示すように、第1導光部材21の入射面21dと対向する斜めの反射面21eは、4つに分割された反射面21e1〜21e4で構成されている。これらの4つの反射面21e1〜21e4は、それぞれ第1導光部材21の内部側から見て凹状(外部側から見て凸状)に一体に湾曲した凹曲面で構成されており、軸部21aの中心軸線Lとの交点Laを境界に上下及び左右に分割されたものである。
図6に示すように、指針照明用の光源20を円周方向に等間隔で4つ配置した場合、各光源20−1〜20−4からの光は、第2導光部材22の出射面22nから第1導光部材21の入射面21dに入る段階で、例えば、図中の4つの楕円で示す領域22n1〜21n4を最大光量の領域として進むので、各領域22n1〜21n4に対応するように4つの反射面21e1〜21e4が設けられていることにより、指針10(針状部21f)が90°回動する毎に、図6に示す状態が実現し、各反射面21e1〜21e4に最大光量の光が入射して、各反射面21e1〜21e4から針状部21fへ向けて光が反射される。
また、実際には、楕円で示す光源20−1〜20−4毎の最大光量領域22n1〜21n4は、特別な境界がある訳ではないことから隣りのもの同士で重なり合うので、各反射面21e1〜21e4に複数の光源20−1〜20−4の光が混じり合いながら入射し、反射面21e1〜21e4で反射して針状部21fへと導かれる。
次に作用を説明する。
指針照明用の光源20からの光は、第2導光部材22を介して第1導光部材21に到達することで、指針10の指示部10Aの一部を照明する。また、文字盤照明用の光源9からの光は、直接または反射板部1Aで反射されることにより、文字盤4を背後から照明する。
指針10の指示部10Aの照明についてより詳しく述べると、光源20から出た光は、次の経路で第1導光部材21に導かれる。
即ち、配線板6上の光源20から出た光は、光源20に対面する第2導光部材22の円錐状壁部22aの受光面22dに入射し、その光の多くが、第2導光部材22の内部を通り、第1反射面22eに入射する。
第1反射面22eは凹曲面で構成されており、第1反射面22eに入射した光の多くは、その凹面の収束作用により第2反射面22fに向けて反射され、第2反射面22fに集中的に入射する。第2反射面22fに入射した光は、次に第1導光部材21に向けて反射されるので、第2導光部材22の内部を直進して、あるいは、第3反射面22g等により何回かの反射を繰り返しながら第1導光部材21に導かれる。
そして、第1導光部材21に導入された光が反射面21eで針状部21fへ向けて反射されることにより、指針10の指示部10Aが照明される。
この場合、第2導光部材22の第1反射面22eを凹曲面で構成してあることにより、できるだけ多くの光を少ない反射回数で第2反射面22fや第3反射面22g等を介して第1導光部材21に導くことができ、反射による損失の軽減により、指針10の指示部10Aの照明輝度を高めることができる。
また、円錐状壁部22aの受光面22dは環状になっているから、指針10が回転した際に、光源20に対面する任意の位置で光を受け入れることができ、その光を第1導光部材21に導くことができる。また、光源20は、回転軸8を中心とする円周上に複数個(例えば4個)等間隔で設けられているので、ムラのない照明効果を得ることができる。なお、光源20として環状光源を使用してもよい。
また、第1導光部材21の入射面21dと対向する斜めの反射面21eを、分割された4つの反射面21e1〜21e−4で構成しているので、4つの反射面21e1〜21e−4の向きを光源20の配置に対応させて設定することによって、指針10の回動中の指示部10Aの輝度バランスを均一に保つことができる。
例えば、極端な例として光源20が1つの場合(光源20−2だけの場合)を考えて見る。その場合は、指針10の回動により、図7〜図10に示すように、光源20−2からの光が主として入射する反射面21e1〜21e4が順次切り替わって行き(各図中の楕円領域22n−2は光源20−2による最大光量城)、その経過において、針状部21fに近い反射面21e1、21e4に主に光が入射する第1の場合と、針状部21fから遠い反射面21e2、21e3に主に光が入射する第2の場合とが存在する。
ここで、図13に示すように、反射面21eが1つの分割されていない平面で構成されているとすると、反射光は第1の場合と第2の場合で同じ方向に平行に進むので、指針10の回動により反射面21e1、21e4、21e2、21e3に入射するポイントがずれる分だけ、針状部21f内の反射光で照らされる領域がずれることになる。そうすると、指針10の回動中に微妙に輝度バランスが崩れるおそれがある。
それに対し、本実施形態のように、反射面21eを、分割した複数の反射面21e1〜21e4で構成してあると、各反射面21e1〜21e4の向きをそれぞれに設定することにより、前述の第1の場合と第2の場合とで、針状部21f内の同じ領域を反射光で照らすようにすることができる。従って、光源20(20−2)が1つの極端な場合であっても、指針10の回動による輝度バランスの崩れを抑えることができる。
次に、光源が180°対向する位置に2つ配置されている場合を考えて見ると、その場合は、指針が180°回動した場合も、同じ条件で光源からの光を針状部に導くことができる。しかし指針が90°回動した場合は、条件が異なってしまう。そこで、分割した反射面21e1〜21e4の向きを光源20の配置に対応させて設定しておくことにより、指針10の回動による輝度バランスの崩れを抑えることができる。
光源20の数を増やせば(例えば、4つまたはそれ以上に増やせば)、輝度バランスの崩れを抑えることができるが、そうするとコスト高になる。そこで、それを反射面21eの多分割化により補うようにすることもできる。つまり、反射面21eを多分割化して反射光の向きを適当に散らすことにより、指針10の回動に伴う光源20からの光の入射ポイントの変化による輝度バランスの崩れをできるだけ抑制することができる。
といっても、あまり反射光の向きを散らすと、分散によるロスが増加するので、例えば、図11に示すように針状部21fに遠い反射面21e2、21e3に主に光が入射したときは近くに向けて反射するようにし、図12に示すように、針状部21fから近い反射面21e1、21e4に主に光が入射するときは遠くに向けて反射するように、反射面21e1〜21e4の向きを設定する。そうすると、コストをかけずに、指針10の回動による輝度バランスの崩れを抑制することができる。
従って、輝度レベルに応じて光源20の数を変更した場合にも、同一の指針10を採用しながら、輝度バランスの向上と照光ロスの低減を図ることができる。
特に前述のように、分割された各反射面21e1〜21e4をそれぞれ凹曲面で構成してある場合は、凹曲面による集光作用を促すことができるので、狙った領域に反射光を集中させることができて、光の分散によるロスを減らすことができる。
また、本実施形態のように、軸部21aの中心軸線Lとの交点Laを境界に反射面21e1〜21e4を分割した場合は、各反射面21e1〜21e4の設計を合理的に容易に行うことができる。さらに、軸部21aの中心軸線Lとの交点Laの部分は、回転軸8上に位置していることにより、光のロスが少ない反射面21e1〜21e4が形成できる。
また、本実施形態では、第2導光部材22において、正円錐台の底面に凹部22bを設けることで円錐状壁部22aを形成しており、その円形の凹部22bの内底隅部に第2反射面22fを形成しているので、第1反射面22eからの光を無駄な方向に漏らさずに必要な方向(第1導光部材21の方向)へ向けて反射させることができる。
また、凹部22bの内底部にムーブメント7の回転軸8を連結するための中心孔22xを設けているので、凹部22bにムーブメント7の出っ張り部分などを入れることができ、コンパクト化に貢献できる。
また、第2導光部材22の中心孔22xに、少なくとも外周面が白色系材料により構成された軸固定部材23を嵌合させているので、中心孔22xの周壁(反射面22hに相当)による反射効率を高めることができ、輝度向上に貢献できる。
なお、上記実施形態では、第2導光部材22の中心孔22xに軸固定部材23を介してムーブメント7の回転軸8を固定した場合を示したが、軸固定部材23を省略して、ムーブメント7の回転軸8を直接第2導光部材22の中心孔22xに挿入固定することもできる。
また、第1導光部材21の斜めの反射面21eの分割は、上述の例のように上下左右の4分割に限らず、例えば図14に示すように、左右の分割をせずに、上下だけの2分割(反射面21e1、21e2の2分割)にしてもよい。
本発明の実施形態の発光指針計器としてのスピードメータの構成を示す正面図である。 図1のII−II矢視断面図である。 図2の要部の断面図である。 図3の要部における第1導光部材と第2導光部材を取り出して示す斜視図である。 第1導光部材の要部の拡大図である。 第2導光部材の出射面と第1導光部材の反射面と光源との関係を示す平面図である。 指針回動時において1個の光源からの光が第2導光部材を通過して第1導光部材の反射面に入射するときの入射光領域と反射面の位置関係を示す平面図である。 図7の状態から指針が右回りに90°回動したときの状態を示す図7と同様の平面図である。 図8の状態から指針が右回りに90°回動したときの状態を示す図7と同様の平面図である。 図9の状態から指針が右回りに90°回動したときの状態を示す図7と同様の平面図である。 指針の指示部から遠い側にある光源からの光が進行する経路の例を示す側断面図である。 指針の指示部に近い側にある光源からの光が進行する経路の例を示す側断面図である。 比較例として第1導光部材の反射面が平面である場合を示す側断面図である。 本発明の他の実施形態の要部を示す斜視図である。 従来の発光指針計器の一例を示す断面図である。
符号の説明
4 文字盤
4a 貫通孔
6 配線板
7 ムーブメント
8 回転軸
10 指針
10A 指示部
10B 導光体
20,20−1〜20−4 光源
21 第1導光部材
21a 軸部
21d 入射面
21e 斜めの反射面
21e1〜21e4 反射面
21f 針状部
22 第2導光部材
22a 円錐状壁部
22c 中心軸部
22d 受光面
L 回転軸線

Claims (1)

  1. 文字盤と、この文字盤の裏側に配設されたムーブメントと、このムーブメントの回転軸に連結されることで、当該ムーブメントにより前記文字盤と略平行な面内で回転駆動される指針と、前記文字盤の裏側に該文字盤と略平行に配設された配線板と、該配線板上に搭載された指針照明用の光源と、を有し、
    前記指針が、前記文字盤の表側に沿って延出された指示部と、前記光源からの光を前記指示部まで導く導光体とからなると共に、該導光体が、前記文字盤の表側に配された第1導光部材と、前記文字盤の裏側に配され且つ文字盤の貫通孔を通して前記第1導光部材と連結された第2導光部材との組み合わせにより構成され、
    前記第1導光部材が、前記指示部の一部を兼ねる針状部と、該針状部の基部から垂直下方に突出する軸部と、該軸部の前記第2導光部材側の端面に形成された円形または環状の入射面と、該入射面に対向し且つ該入射面から入射した光を前記針状部に向けて反射する前記軸部の軸線に対して傾斜した斜めの反射面とを有し、
    前記第2導光部材が、前記ムーブメントの回転軸に連結された中心軸部と、該中心軸部と一体成形され、前記ムーブメントの回転軸の周囲に配設された前記配線板上の前記光源に向けて裾が広がった円錐状壁部と、該円錐状壁部の裾が広がった側の端面に形成され、前記回転軸の軸線に対して略垂直な面をなし且つ対面する前記光源から出射される光が入射する環状の受光面と、前記中心軸部の第1導光部材側の端面に形成され、前記円錐状壁部の端面の受光面から入射した光を前記第1導光部材の入射面に向けて出射する円形または環状の出射面とを有し、
    前記第1導光部材の入射面と対向する斜めの反射面が、分割された複数の反射面で構成され
    前記分割された複数の反射面が、それぞれ第1導光部材の内部側から見て凹状に一体に湾曲した凹曲面で構成されていると共に、前記軸部の中心軸線との交点を境界に分割されていることを特徴とする発光指針計器。
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