JP4985966B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光源からの照明光を導入する受光部と、この受光部から導入した照明光を正面側に反射して射出することにより、正面側から視認したとき光輝する複数の反射出光部とを有し、反射出光部の光輝により所定の表示を行う導光部材を備えた照明装置に関する。
従来、この種の照明装置にあっては、例えば、車両に搭載されたスピードメータに用いたものが下記特許文献1として提案されている。かかる特許文献1に記載されてなる照明装置を図12,図13を用いて説明する。なお、図12は、従来のスピードメータに用いられる導光体(導光部材)の正面図であり、図13は、図12のX−X断面図である。図12,図13において、導光体200は、例えばスピードメータの文字板前方側あるいは文字板背後側に設けられ、201〜210で示す凹部が光輝して、前記スピードメータにおける目盛の表示を行うものである。
つまり、図12に記載された従来の照明装置は、光源(発光ダイオード)220からの光を導光体200内に導入するための受光部230と、この受光部230から導入した照明光を正面側に反射して射出することにより、正面側から視認したとき光輝する前述した10個の凹部(反射射出部)201〜210とを有する導光体200を備えてなる。この場合、凹部201〜210は、導光体200における裏面の外周側において、前記スピードメータの目盛として放射状に形成されてなる。また凹部201〜210は、各々反射射出面である2つの斜面R1,R2から構成されてなる。
そして、発光ダイオード220の点灯に伴い、受光部230を通じて導光体200内に導入される発光ダイオード220からの照明光は、図13中、矢印Y1,Y2にて示すように進み、斜面R1,R2で反射して、正面側に向かって射出されてなる。これにより、正面側から導光体200を見ると斜面R1,R2、つまり凹部201〜210が光輝して前記目盛として視認される。
特開2003−302262号公報
しかしながら、上述したような従来の照明装置の場合、導光板200に形成された目盛としての凹部201〜210は、発光ダイオード220からの距離が互いに異なる。このため、発光ダイオード220からの距離が離れている凹部201〜210ほど、発光ダイオード220から導かれる光量が少なくなり、例えば図12のように発光ダイオード220からの距離が近い凹部201や凹部210に比べて、発光ダイオード120からの距離が遠い凹部205や凹部206の方が、正面側に射出する光量が少なくなる。これにより、凹部201〜210の輝度が各々異なり、発光ダイオード220から離れるに従い凹部201〜210の輝度が低くなる(例えば、図12で凹部201と凹部205を比較した場合、両者の発光輝度が均一とはならない)ため、見栄えが悪いという問題があった。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、見栄えのよい表示を行うことが可能な照明装置の提供を目的とするものである。
光源からの照明光を導入する受光部と、前記受光部から導入した前記照明光を正面側に反射して射出することにより、前記正面側から視認したとき光輝する複数の反射射出部とを有し、前記反射射出部の光輝によって所定の表示を行う導光部材を備えた照明装置であって、前記導光部材には、前記受光部から前記反射射出部に至る照明経路中に前記照明光を前記反射射出部側に向けて反射するための反射手段が設けられてなり、前記反射手段が、前記各反射射出部のうち第1の反射射出部に前記照明光を反射させる第1の反射部と、前記第1の反射射出部の形成箇所よりも前記光源に近い位置となる第2の反射射出部に前記照明光を反射させる第2の反射部と、前記第2の反射射出部の形成箇所よりも前記光源に近い位置となる第3の反射射出部に前記照明光を反射させる第3の反射部とを備え、前記第2の反射部と前記第3の反射部とを組み合わせた形状の断面形状が鋸歯形状となっており、前記第2の反射部は鋸歯形状を水平ラインで上下半分に分けたときの下側部分に相当する谷形状をなすとともに前記第3の反射部は鋸歯形状を前記水平ラインで上下半分に分けたときの上側部分に相当する山形状をなすことを特徴する。
また本発明は、前記導光部材の前方側には、前記各反射射出部に対応した複数の貫通孔部を有する表示板が配設されてなることを特徴とする。
本発明によれば、初期の目的を達成でき、見栄えのよい表示を行うことが可能な照明装置を提供できる。
以下、本発明の照明装置を車両に搭載されるスピードメータからなる計器装置に適用した場合を例に挙げて、添付図面に基づいて説明する。なお、図1は本発明の実施形態による計器装置の正面図、図2は図1のA−A断面図、図3は同実施形態による導光部材の斜視図、図4は図3のB−B断面図、図5は図4中、E部を拡大して示す要部断面図、図6は図3のD−D断面図、図7は図3中、矢印C方向から見たときの反射手段を示す正面図、図8は図7のF−F断面図、図9は図7のG−G断面図、図10は図4の所要部を拡大して示す拡大断面図、図11は同実施形態による第2,第3の反射部によって導光部材の基部内に導かれる光を示す図である。
図1,図2において、本実施形態による計器装置Mは、回路基板10と、この回路基板10に導通装着され回転軸20が前方に延びる駆動装置30と、回転軸20にて回転駆動される指針40と、この指針40の背後に位置して回路基板10上に配置される表示板50と、指針40を照明する指針用光源60と、表示板50を照明する表示用光源70と、回路基板10と表示板50との間に配置されるケース体80と、このケース体80の外縁(周縁)に載置される導光部材90とから構成されてなる。
回路基板10は、例えばガラスエポキシ系基材に配線パターン(図示せず)を施した硬質回路基板からなり、駆動装置30の駆動・制御を行う駆動手段(図示せず)と、指針用光源60と、表示用光源70と、後述する光源と、抵抗、コンデンサ等の各種回路部品(図示せず)とが前記配線パターンに導通接続されている。
駆動装置30は、可動磁石式計器またはステッピングモータからなり、回転軸20が回路基板10を貫通するように、その主要部が回路基板10の背後に装着され、且つ半田付け等の適宜導通手段により前記配線パターン(前記駆動手段)に電気接続される。
指針40は、透光性合成樹脂からなる指示部41と、この指示部41の回転中心部外周を覆う遮光性合成樹脂からなる指針キャップ42とを備えている。指示部41は、表示板50の後述する指標部を指示するように線状に延び、また指針40の回転中心部には、背後に配置された指針用光源60から発せられる照明光を受光しその照明光を指示部41の先端側に反射導光する受光部43が形成されている。
表示板50は、指針40の回転軌道に沿った円弧状の配列形状を有し指示部41の指示対象となる複数個の速度数字からなる指標部51と、この指標部51の背景を形成する背景部52とを有している。
そして、この場合、前記各速度数字からなる指標部51の周囲には、前記各速度数字に対応するように略矩形状からなる複数個の貫通孔部53が速度目盛用の目盛孔として開口形成されてなる。なお、この複数の貫通孔部53は、表示板50(計器装置M)を正面から見たときに、導光部材90の後述する複数の反射射出部と各々重なるような位置関係となっており、指標部51と同様に指針40の回転軌道に沿った円弧状の配列形状を有してなる。また、本実施形態では、10個の貫通孔部53のうち、速度目盛「0」〜「180」に対応する箇所を貫通孔部K1〜K10と定義する(図1参照)。
なお、指標部51,背景部52は透光性合成樹脂からなる薄板状の基材54の前面に形成された印刷層からなり、指標部51は例えば白色の透光性インクにより形成され、背景部52は例えば黒色の遮光性インクにより形成されている。これら指標部51,背景部52の各印刷層はスクリーン印刷等の手段を用いて印刷形成されている。また55は、回転軸20と指針40との連結箇所に対応する貫通部である。
指針用光源60は、例えば赤色光を発するチップ型発光ダイオードからなり、指針40の前記回転中心部に対応する回路基板10の前方側に複数個配置され、指示部41を赤色に発光させる発光体である。
表示用光源70は、例えば白色光を発するチップ型発光ダイオードからなり、ケース体80の後述する第1の反射壁に対応する回路基板10の前方側に複数個配置され、指標部51を白色に発光させる発光体である。
ケース体80は、白色の合成樹脂からなり、回路基板10と表示板50との間に位置して表示板50を保持する保持体としての機能、指針用光源60及び表示用光源70からの光を前方側に反射する反射体としての機能等を有してなる。
かかるケース体80は、表示板50の貫通部55に対応し指針用光源60からの照明光を指針40の受光部43に導く開口部81を有する筒状部82と、この筒状部82を取り巻くように表示板50側に傾斜して延び表示用光源70と対向する第1の反射壁83と、表示用光源70を収納する開放部84と、この開放部84から外周に向けて表示板50に近接する皿形状の環状壁からなる第2の反射壁85と、この第2の反射壁85を取り巻くように第2の反射壁85の外周に延在する略半円環状の平板部86とを備えてなり、この平板部86上に導光部材90の後述する基部が載置されてなる。なお、表示用光源70から発せられる照明光は、第1の反射壁83を通じて第2の反射壁85側に反射導光され、導光部材90側には導かれないようになっているものとする。
導光部材90は、アクリル樹脂等の透光性合成樹脂からなり、図3に示すように略馬蹄形状に形成される基部91を備えてなる。そして、この基部91の両端側には、ケース体80の背後側に向かって垂下する一対の垂下部92が形成されている。
かかる各垂下部92の背後側には、一対の光源100が、垂下部92と対向配置されてなり、各光源100から発せられる照明光は、各垂下部92の下端面である略曲面形状からなる受光部(受光面)92aを通じて垂下部92内部に略平行光束化された状態で導入され、後述する反射手段に向かうようになっているものとする。なお、光源100は、例えば白色光を発するチップ型発光ダイオードからなり、受光部92aと対向するように回路基板10上に実装されてなるものとする。
また、基部91の背面(裏面)91aには、図4に示すように断面略V字形状の溝部である凹部91bが、表示板50に設けた各貫通孔部53に対応した箇所に形成されてなり、かかるV字溝からなる凹部91bの2辺に対応して一対の反射射出面91c,91dが形成されてなる。なお、図4では、各凹部91bにおいて、左側に反射射出面91cが形成され、右側に反射射出面91dが形成されてなる。
このことは、凹部91b、つまり一対の反射射出面91c,91dが、受光部92a,垂下部92内部,基部91内部へと順次導入される光源100からの光を導光部材90の前方側に配設される表示板5の貫通孔部K1〜K10側に反射、射出して、光輝し、このとき表示板50(計器装置M)を正面側(つまり、図4中、矢印Z方向である観察者側)から見ると、反射射出面91cの光輝によって表示板50の指標部51(前記速度数字)を取り巻くように速度目盛が発光表示されるようになっている。なお、凹部91b(一対の反射射出面91c,91d)が、請求項中における反射射出部に相当する。
つまり、本実施形態では、光源100が点灯すると、光源10から発せられる照明光が、光源100と対向配置される受光部92aから垂下部92内部に略平行光束化された状態で導入され、その後、基部91内部(つまり、凹部91b)へと導かれる構成となる。この際、垂下部92(受光部92a)から基部91(凹部91b)に至る照明経路中には、基部91の両端側における表面箇所において、受光部92aから垂下部92内部に導入した光源100からの照明光を、複数個の反射射出部である各凹部91bに向けて反射するための反射手段110が設けられてなる。
そして、貫通孔部K1〜K10に対応する10個の凹部91b箇所をそれぞれ凹部M1〜M10と定義したとき(図1参照)、反射手段110は、垂下部92内部に導入した光源100からの照明光を凹部91bのうち貫通孔部K3〜K8に対応する凹部M3〜M8に反射させるための第1の反射部111と、垂下部92内部に導入した光源100からの照明光を凹部91bのうち貫通孔部K2,K9に対応する凹部M2,M9箇所に反射させるための第2の反射部112と、垂下部92内部に導入した光源100からの照明光を凹部91bのうち残る貫通孔部K1,K10に対応する凹部M1,M10箇所に反射させるための第3の反射部113と、を備えてなる。
第1の反射部111は、基部91の両端側における表面箇所の上方側に形成された傾斜面からなる。そして、垂下部92内部に導入された各光源100からの照明光は、前記傾斜面を通じて第1の反射射出部である凹部M3〜M8に向けて各々反射される。
第2の反射部112と第3の反射部113とは、図4のE部を拡大して示す図5と、図3のD−D断面図である図6、図3の矢印C方向から見たときの反射手段110の正面図である図7、図7のF−F断面図である図8並びに図7のG−G断面図である図9に詳しく示すように、第1の反射部111の下方側において第1の反射部111と隣接するように配設されてなる。なお、図5では、図6(図7)に示す谷線方向に沿った各反射部111〜113を含む基部91の拡大断面図となっているものとする。
第2の反射部112は、その断面形状が図6に示すごとく略鋸歯形状を水平ラインLで上下半分に分けたときの下側部分に相当してなり、かかる下側部分の形状は、一対の第1傾斜面112aを有する形状をなし、各形状同士が水平ラインLに沿って複数個並設された構成となっている。
第3の反射部113は、その断面形状が図6に示すごとく略鋸歯形状を水平ラインLで上下半分に分けたときの上側部分に相当してなり、かかる上側部分の形状は、一対の第2傾斜面113aを有する形状をなし、各形状同士が水平ラインLに沿って複数個並設された構成となっている。なお、第3の反射部113における第2傾斜面113aと第2の反射部における第1傾斜面112aとは、略同一面P上に位置していることになる。
ところで、互いに隣接してなる一対の第2傾斜面113aと、この隣接してなる一対の第2傾斜面113aをサンドイッチするように形成されてなる2つの第1傾斜面112aのみに着目したときに、この一対の第2傾斜面113aと2つの第1傾斜面112aとからなる部分は、その輪郭部分Jが正面から見ると、図7に示すごとく、あたかも珠盤の梁に取り付けられている珠のごとき略6角形状をなしている。
このことは、本実施形態における第2,第3の反射部112,113の全体形状は、その正面形状が前記珠を横方向に複数個(例えば6個)並べた形状をなしていることを意味してなる。そして、この場合、前記珠の両側面が、前記山形状におけるライン状の山線(稜線)に相当してなり、前記珠を左右2等分するように前記両側面の略中央部分に位置する中央線が、前記谷形状におけるライン状の谷線に相当してなる。なお、単一の前記珠において、第1傾斜面112aと第2傾斜面113aとの境界線は、前述した水平ラインLに一致してなるものとする。
なお、本実施形態の場合、図5に示すように第2の反射部112と第3の反射部113とを組み合わせた形状は、山線(稜線)と谷線とが非平行状態となる台形形状のごとき形状をなしている。
具体的には、山線(幾何学的に言うなら台形の上底部分)の両端と、谷線(幾何学的に言うなら台形の下底部分)の両端とを繋ぐ台形の2つの斜辺は、図5中、下方側に位置する斜辺が、図5中、上方側に位置する斜辺よりもいくらか長い寸法設定となっていることに起因にして、第2の反射部112と第3の反射部113とを組み合わせた形状は、山線(稜線)と谷線とが平行状態ではなく、歪形状の台形形状をなしてなる。
なお、図5中、上方側に位置する斜辺の中点と、図5中、下方側に位置する斜辺の中点とを結んだ線が、前述した水平ラインLとなっているものとする。
さらに、付け加えれば、第2の反射部112と第3の反射部113とを組み合わせた形状が、歪形状の台形形状をなしてなることは、前記珠の長手方向において、異なる2つの位置での断面形状を示した図8、図9からも幾何学的に明らかである。
つまり、図7における1つの前記珠において、略中央部分の断面図である図8と、前記略中央部分よりも下方に位置する箇所(換言すれば図5中、下方側に位置する斜辺の近傍部分)での断面図である図9とを比べれば、連なるように設けられる第2の反射部112と第3の反射部113とを合わせた線分の長さは、図9にて示す線分の長さが、図8に示す線分の長さよりもやや長くなるように設定されてなる(図9の高さ寸法H2が、図8の高さ寸法H1よりも長い寸法に設定されてなる)。
ところで、垂下部92内部に導入した各光源100からの照明光は、前述したように水平ラインLの下側に位置する複数個の第1傾斜面112a(第2の反射部112)を通じて、凹部M3〜M8の形成箇所よりも光源100に近い位置となる第2の反射射出部である凹部M2並びに凹部M9に向けて反射される。
また、垂下部92内部に導入した各光源100からの照明光は、前述したように水平ラインLの上側に位置する複数個の第2傾斜面113a(第3の反射部113)を通じて、凹部M2,M9の形成箇所よりも光源100に近い位置となる第3の反射射出部である凹部M1並びに凹部M10に向けて反射される。
本発明の発明者らは、光源100から受光部92a、垂下部92、反射手段110を経て各凹部91b(凹部M1〜M10)に至る照明光の光路解析をした結果、反射手段110に3種類の異なる反射面(各反射部111〜113)を形成したことで、凹部M1〜M10が略均一の輝度にてそれぞれ光輝し、これに伴い前記各速度数字に対応する前記各速度目盛が略均一に発光表示される、という結果を得た。
具体的には、前述した3種類の異なる反射面のうち、第1の反射部111においては、各光源100からの照明光が、垂下部92内部,第1の反射部111,基部91内部へとそれぞれ順次導かれる。
この際、第1の反射部111によって基部91内部に反射導光される照明光のうち、図4中、左側に位置する光源100からの照明光は、基部91の表面91eと凹部M1,M2との間を通過して、その後、各凹部M3〜M8の左側に位置する反射射出面91cにあたってそのまま真上に反射導光されるとともに、図4中、右側に位置する光源100からの照明光は、基部91の表面91eと凹部M9,M10との間を通過して、その後、各凹部M3〜M8の右側に位置する反射射出面91dにあたってそのまま真上に反射導光される。その結果、速度数字「40」〜「140」に対応する6個の速度目盛が、凹部M3〜M8の光輝に伴い略均一に発光表示される。
また、谷線近傍に位置する第2の反射部112側においては、山線近傍に位置する第3の反射部113側よりも、急勾配(傾斜角度大)となっている(図5参照)ことに起因して、図10に示すように第2の反射部112によって基部91内部に反射導光される照明光は、第2の反射部112の形成箇所よりも上方側に進む。つまり、図10の断面図で見ると、光源100からの光路H1は、まず受光部92a、垂下部92、第2の反射部112という光路を経て、第2の反射部112に至り、その後、第2の反射部112によって基部91の上側(表面91e側)に反射光として反射導光される。
すなわち、かかる反射光は、凹部M1と基部91の表面91eとの間を通過した後、貫通孔部K1と貫通孔部K2との間に相当する部位に対応する表面91e箇所にあたって凹部M2側に集約された状態で反射導光される。そして、凹部M2(つまり、図4中、凹部M2における反射射出面91c)にあたってそのまま真上に反射導光される。
このことを図11を用いて説明すれば、図10において、第2の反射部112によって基部91側に反射導光される反射光(つまり、光路H1)とは、図11中、第2の反射部112(前記谷形状)における複数個の谷線部分によって基部91側に直進するように反射導光される第1反射光と、この複数個の谷線部分を除いた斜面の各部分によって基部91側に直進せずに斜め方向に反射導光される第2反射光と、から構成されてなる。
そして、前記第1反射光は、複数個の谷線部分を通じて反射され、基部91内を直進光として進む。かかる直進光は、図10のように凹部M1の上方を通り、その後、表面91eにあたって凹部M2に向けてそれぞれ反射導光されてなる。
他方、前記第2反射光は、谷線部分を除く第1傾斜面112aの各箇所から斜め方向に反射される反射光となって、背面91aと表面91eとを繋ぐ基部91aの内壁面や外壁面にて反射を繰り返して、基部91内における凹部M1の上方を通りつつ、大部分が凹部M2に向けてそれぞれ反射導光されてなる。その結果、第2の反射部112を採用したことに伴い、照明光が馬蹄形状の基部91内に略均一に進むから、凹部M2を輝度ムラなく光輝させることができる。
このとき、凹部M2の光輝によって視認される速度目盛は、前記第1反射光と前記第2反射光とが集約された状態で凹部M2に向けて導光されることに起因して、速度数字「40」〜「140」に対応する6個の速度目盛と略同一の輝度にて発光表示される、ということが本発明者らの光路解析結果により得られた。
なお、図4中、右側に位置する光源100からの照明光についても同様に、受光部92a、垂下部92、第2の反射部112という光路を経て、これにより凹部M9が凹部M2と略同一の輝度を有するように発光表示されることは言うまでもない。このことは、速度数字「20」,「160」に対応する2個の速度目盛が、凹部M2,M9の光輝に伴い、速度数字「40」〜「140」に対応する6個の速度目盛と略同一の輝度にて発光表示されることを意味してなる。
次に、山線近傍に位置する第3の反射部113側においては、谷線近傍に位置する第2の反射部112側よりも、緩やかな勾配となっている(図5参照)ことに起因して、図10に示すように第3の反射部113によって基部91内部に反射導光される照明光は、凹部M2よりも手前側(光源100側)、つまり基部91aの背面91側に進む。つまり、図10の断面図で見ると、光源100からの光路H2は、まず受光部92a、垂下部92、第3の反射部113という光路を経て、第3の反射部113に至り、その後、第3の反射部113によって基部91の下側(背面91a側)に反射光として反射導光される。
すなわち、かかる反射光は、ダイレクトに凹部M1側に集約された状態で反射導光される。そして、凹部M1(つまり、図4中、凹部M1における反射射出面91c)にあたってそのまま真上に反射導光される。
このことを図11を用いて説明すれば、図10において、第3の反射部113によって基部91側に反射導光される反射光(つまり、光路H2)とは、図11中、第3の反射部113(前記山形状)における複数個の山線部分によって基部91側に直進するように反射導光される第3反射光と、この複数個の山線部分を除いた斜面の各部分によって基部91側に直進せずに斜め方向に反射導光される第4反射光と、から構成されてなる。
そして、前記第3反射光は、複数個の山線部分を通じて反射され、基部91内を直進光として進む。かかる直進光は、図10のように凹部M1に向けてそれぞれ反射導光されてなる。
他方、前記第4反射光は、山線部分を除く第2傾斜面113aの各箇所から斜め方向に反射される反射光となって、背面91aと表面91eとを繋ぐ基部91aの内壁面や外壁面にて反射を繰り返して、大部分が凹部M1に向けてそれぞれ反射導光されてなる。その結果、第3の反射部113を採用したことに伴い、照明光が馬蹄形状の基部91内に略均一に進むから、凹部M1を輝度ムラなく光輝させることができる。
このとき、凹部M1の光輝によって視認される速度目盛は、前記第3反射光と前記第4反射光とが集約された状態で凹部M1に向けて導光されることに起因して、速度数字「20」〜「160」に対応する8個の速度目盛と略同一の輝度にて発光表示される、ということが本発明者らの光路解析結果により得られた。
なお、図4中、右側に位置する光源100からの照明光についても同様に、受光部92a、垂下部92、第3の反射部113という光路を経て、これにより凹部M10が凹部M1と略同一の輝度を有するように発光表示されることは言うまでもない。このことは、速度数字「0」,「180」に対応する2個の速度目盛が、凹部M1,M10の光輝に伴い、速度数字「20」〜「160」に対応する8個の速度目盛と略同一の輝度にて発光表示されることを意味してなる。
かかる実施形態によれば、導光部材90には、受光部92aから各凹部91bに至る照明経路中に光源100からの照明光を各凹部91b側に向けて反射するための反射手段110が設けられてなり、反射手段110が、各凹部91bのうち第1の反射射出部である凹部M3〜M8に照明光を反射させる第1の反射部111と、凹部M3〜M8の形成箇所よりも光源100に近い位置となる第2の反射射出部である凹部M2並びに凹部M9に照明光を反射させる第2の反射部112と、凹部M2並びに凹部M9の形成箇所よりも光源100に近い位置となる第3の反射射出部である凹部M1並びに凹部M10に照明光を反射させる第3の反射部113とを備えてなるものである。また、導光部材90の前方側には、各凹部91bに対応した複数の貫通孔部53を有する表示板50が配設されてなる。
従って、上述したように光源100からの距離に関係なく、凹部M1〜M10を略同一の輝度にて光輝させる(換言すれば、前記各速度目盛を略同一の輝度にて発光表示させる)ことが可能となり、見栄えのよい表示を行うことができる。
また本実施形態では、各凹部91bが、各貫通孔部53に対応する基部91の背面91a箇所に形成されてなる例について説明したが、例えば各凹部91aを各貫通孔部53に対応する基部91の表面91e箇所に設ける構成としてもよい。なお、このように各凹部91bを基部91の表面91eに設ける場合、各凹部91bに光源100からの照明光があたるように各反射部111〜113の傾斜角度を、本実施形態にて設定した傾斜角度に対し異ならせる必要があることは言うまでもない。
また本実施形態では、反射手段110における第2の反射部112と第3の反射部113とで断面形状が略鋸歯形状をなしている、つまり第2の反射部112が一対の第1傾斜面112aを備えるとともに第3の反射部113が一対の第2傾斜面113aを備える例について説明したが、第2の反射部112と第3の反射部113とを組み合わせた断面形状は、凹部M1〜M10を均一に光輝させるものであれば略鋸歯形状に限らずあらゆる形状を採用することができ、例えば第1傾斜面112aや第2傾斜面113aを断面形状が曲面形状(略U字形状)をなすような構成としてもよいし、さらには稜線側に隣接するように位置する一対の第2傾斜面113aの先端部同士を水平ラインLと略平行なラインで結び、反射部113の断面形状が略台形形状となるような構成としてもよい。
また本実施形態では、導光部材90(基部91)の表面91eが、表示板50の背後に位置してなる例について説明したが、例えば各凹部91bに対応する表面91e箇所を凸形状に各々形成して、前記各凸形状の少なくとも一部を表示板50の前方側に飛び出させる(突出させる)ような構成としてもよい。このことは、前記各凸形状が各貫通孔部53を通って表示板50の前方側に飛び出すことを意味している。
なお本実施形態では、表示板50が、略馬蹄形状の基部91並びに垂下部92を覆うように導光部材90の前方側に配設されてなる例について説明したが、例えば表示板50に設けた貫通孔部53を廃止して、この貫通孔部53の廃止された表示板50を垂下部92を避けるように基部91の背後側に配設する構成としてもよい。但し、この場合、垂下部92や各反射部111〜113は、観察者側から視認されないように見返し部材等で隠蔽する必要がある。
本発明の実施形態による計器装置の正面図である。 図1のA−A断面図である。 同実施形態による導光部材の斜視図である。 図3のB−B断面図である。 図4中、E部を拡大して示す要部断面図である。 図3のD−D断面図である。 図3中、矢印C方向から見たときの反射手段を示す正面図である。 図7のF−F断面図である。 図7のG−G断面図である。 図4の所要部を拡大して示す拡大断面図である。 同実施形態による第2,第3の反射部によって導光部材の基部内に導かれる光を示す図である。 従来技術による導光部材の正面図である。 図10のX−X断面図である。
符号の説明
50 表示板
51 指標部
53(K1〜K10) 貫通孔部
90 導光部材
91 基部
91b 凹部(反射射出部)
91c,91d 反射射出面(反射射出部)
92 垂下部
92a 受光部(受光面)
100 光源
110 反射手段
111 第1の反射部
112 第2の反射部
112a 第1傾斜面
113 第3の反射部
113a 第2傾斜面
H1,H2 光路
L 水平ライン
M1,M10 第1の反射射出部(凹部)
M2,M9 第2の反射射出部(凹部)
M3〜M8 第3の反射射出部(凹部)

Claims (2)

  1. 光源からの照明光を導入する受光部と、前記受光部から導入した前記照明光を正面側に反射して射出することにより、前記正面側から視認したとき光輝する複数の反射射出部とを有し、前記反射射出部の光輝によって所定の表示を行う導光部材を備えた照明装置であって、
    前記導光部材には、前記受光部から前記反射射出部に至る照明経路中に前記照明光を前記反射射出部側に向けて反射するための反射手段が設けられてなり、
    前記反射手段が、前記各反射射出部のうち第1の反射射出部に前記照明光を反射させる第1の反射部と、前記第1の反射射出部の形成箇所よりも前記光源に近い位置となる第2の反射射出部に前記照明光を反射させる第2の反射部と、前記第2の反射射出部の形成箇所よりも前記光源に近い位置となる第3の反射射出部に前記照明光を反射させる第3の反射部とを備え
    前記第2の反射部と前記第3の反射部とを組み合わせた形状の断面形状が鋸歯形状となっており、
    前記第2の反射部は鋸歯形状を水平ラインで上下半分に分けたときの下側部分に相当する谷形状をなすとともに前記第3の反射部は鋸歯形状を前記水平ラインで上下半分に分けたときの上側部分に相当する山形状をなすことを特徴する照明装置。
  2. 前記導光部材の前方側には、前記各反射射出部に対応した複数の貫通孔部を有する表示板が配設されてなることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
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