JP2014035298A - メータ装置の照明構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】斬新で見栄えの良い照明が可能なメータ装置の照明構造を提供すること。
【解決手段】導光性を有する回転軸5と、回転軸5に連結される指針軸6を備え、文字板9上の数値または目盛りを指し示す導光性を有する指針7と、回転軸5の一端側に設けられて回転軸5を介して指針7へ光を入射させる光源3と、指針7の天井面に取り付けられ、照明光が天井面から指針7の外部に漏出するのを防止する遮光性を有するキャップCaと、キャップCaに設けられ、指針7に入射した光源3からの照明光の一部をキャップCaの外部へ導き、キャップCaの外部で装飾光R1として出射させる導光性を有する導光部材91とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両、船舶、航空機等の各種乗り物に搭載されるメータ装置の照明構造に係り、特に指針を発光させるようにした、メータ装置の照明構造に関するものである。
従来、例えば車両等に搭載されるこの種のメータ装置にあっては、一般に、文字、数字、及び目盛り等が設けられた文字板を裏面側から専用の光源などで照明したり、文字板の文字や数字などを指し示す指針を照明しているのが一般的である(例えば、特許文献1〜3参照)。
このような指針を照明するメータ装置には、指針の回転中心領域の視認性を高めて見栄えを斬新なものとしたものがある(例えば、特許文献4参照)。
図15に示すように、このメータ装置は、キャップ201の中央部に透光性材質からなるプリズム202を配置し、プリズム202の突起部を、指針203の照明用の発光ダイオードからなる光源204からの光の一部を、指針203を介して導いて透過照明する構成としている。
特開2003−42816号公報 特開2006−64526号公報 実開平1−156421号公報 特開2009−139146号公報
ところが、上記のメータ装置では、キャップ201の回転中心に設けた透光性材料からなるプリズム202と光源204との距離が離れており、また、導光板や指針203が間に介在するためにキャップ201に配置されたプリズム202の輝度が、指針203に比べて低く、見栄えの斬新さに乏しいものであった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、斬新で見栄えの良い照明が可能なメータ装置の照明構造を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るメータ装置の照明構造は、下記(1)〜(6)を特徴としている。
(1) 導光性を有する回転軸と、
該回転軸に連結される指針軸を備え、文字板上の数値または目盛りを指し示す導光性を有する指針と、
前記回転軸の一端側に設けられて前記回転軸を介して前記指針へ光を入射させる光源と、
前記指針の天井面に取り付けられ、光が前記天井面から指針外部に漏出するのを防止する遮光性を有するキャップと、
該キャップに設けられ、前記指針に入射した前記光源からの照明光の一部を前記キャップの外部へ導き、前記キャップの外部で装飾光として出射させる導光性を有する導光部材とを備えること。
(2) 上記(1)の構成のメータ装置の照明構造において、
前記キャップは、前記導光部材の周囲に、前記導光部材から出射される装飾光を反射させる反射面を有すること。
(3) 上記(2)の構成のメータ装置の照明構造において、
前記キャップは、前記導光部材へ向かって次第に前記光源側へ窪んだ窪み部を有し、該窪み部の表面が前記反射面とされていること。
(4) 上記(3)の構成のメータ装置の照明構造において、
前記窪み部は、前記導光部材を中心としてすり鉢状に形成してなること。
(5) 上記(2)から(4)のいずれかの構成のメータ装置の照明構造において、
前記導光部材は、前記光源と反対側の端面に、光を反射させて周囲へ拡散させる拡散反射面を備えること。
(6) 上記(2)から(5)のいずれかの構成のメータ装置の照明構造において、
前記導光部材は、前記光源と反対側の端面に、光を遮る遮光部を備えること。
上記(1)の構成のメータ装置の照明構造では、導光部材によって、指針に入射した光源からの光の一部をキャップの外部へ導き、キャップの外部で装飾光として出射させることができる。これにより、夜間などの周囲からの光が届かない状況下において、斬新で見栄え良く照明することができる。
上記(2)の構成のメータ装置の照明構造では、導光部材から出射される装飾光を反射面で反射させて間接的に照明することができ、より斬新で見栄えを良くすることができる。
上記(3)の構成のメータ装置の照明構造では、導光部材へ向かって次第に光源側へ窪んだキャップの窪み部の表面の反射面で導光部材から出射される装飾光を反射させて間接的に照明することができ、より斬新で見栄えを良くすることができる。
上記(4)の構成のメータ装置の照明構造では、導光部材を中心としてすり鉢状に形成してなる反射面で導光部材から出射される装飾光を反射させて間接的に照明することができ、より斬新で見栄えを良くすることができる。
上記(5)の構成のメータ装置の照明構造では、導光部材における光源と反対側の端面に設けた拡散反射面で光を反射させて周囲へ拡散させることができる。
上記(6)の構成のメータ装置の照明構造では、導光部材における光源と反対側の端面に設けた遮光部で導光部材からの直接光を遮ることで、反射面での間接的な照明によって、より斬新で見栄え良く照明することができる。
本発明によれば、斬新で見栄えの良い照明が可能なメータ装置の照明構造を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の第1実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置を示す断面図である。 図2(A)及び図2(B)は、第1実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置を示す図であって、図2(A)は、その平面図、図2(B)は、その分解斜視図である。 図3は、第1実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置の要部拡大断面図である。 図4は、第1実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置のキャップ部分における斜視図である。 図5は、第1実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置のキャップ部分における平面図である。 図6は、第2実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置の要部拡大断面図である。 図7は、第2実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置のキャップ部分における斜視図である。 図8は、第2実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置のキャップ部分における平面図である。 図9は、第3実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置の要部拡大断面図である。 図10は、第3実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置のキャップ部分における斜視図である。 図11は、第3実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置のキャップ部分における平面図である。 図12は、第4実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置の要部拡大断面図である。 図13は、第4実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置のキャップ部分における斜視図である。 図14は、第4実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置のキャップ部分における平面図である。 図15は、メータ装置の照明構造の従来例を示すメータ装置の断面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1から図5は、本発明の第1実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置1Aを示すものである。
図1から図3に示すように、本実施形態のメータ装置1Aは、基板2の上に実装された光源3及びモータケース8と、光源3及びモータケース8が搭載された領域を含む基板2の上の所定の場所に取付けられたケース4と、モータケース8に収められた図示外のモータの駆動力が伝達されて回転する回転軸5と、回転軸5の先端部に取付けられた指針軸6を一体に備える指針7と、ケース4の上部に設置され、数字、文字、記号など、車自体或いは車周辺の環境などに関する必要情報を指針7によって表示する文字板9とを有する。なお、図中符号Caは、指針7の基部の天井面に被せたキャップを示す。
本実施形態のメータ装置1Aは、コンビネーションメータの一部を構成しており、図示外の見返し板で周囲を覆われている。また、この見返し板は、メータ装置1Aを含む各種計器類を設置するための各種表示窓を有しており、側面及び背面側を構成するコンビネーションメータケースと一体化されている。
なお、本実施形態のメータ装置1Aは、速度計を構成しており、図示しないセンサによって検出された速度に対応したセンサ信号に基づき、指針7を所定角度だけ回動させ、文字板9に形成された特定の目盛を指し示す。
本実施形態の光源3は、回転軸5の基端部である下端部へ向けて照明光を入射するものであり、所定波長(λ)の可視光を出射する例えばLED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)で構成されている。この光源3では、出射する光(以下、「照明光」とよぶ)に、位相角度の方向依存性のない、均一な出射特性のものが使用されている。即ち、本実施形態の光源3では、水平面(X−Y平面)方向に関しては全周に亘り、略均一な光量を回転軸5へ出射する光量分布特性を有する。なお、本実施形態の光源3としては、特にこのLEDに限定されるものではないが、消費電力が少なく小型の点光源であるものが好ましい。
ケース4には、文字板9の背面である裏面、つまり下面と対向する内側表面に、後述する指針軸6の屋根面である上端面で構成される側方分光部10で分光された光(以下、「文字板光P1」とよぶ)を効率的に反射させる反射部4Aを設ける。反射部4Aは、例えばAl(アルミニウム)などを金属蒸着させた反射膜で構成してもよいし、光源3であるLEDから出射する単色の照明光が持つ固有波長(λ)に対して大きなピーク反射特性を有する誘電体多層膜などであってもよい。
回転軸5は、上述したように、モータからの回転力が伝達されて回転するものであって、透光材料で形成された中実で略円筒形状を有するもので構成される。回転軸5は、先端部である上端部側を指針軸6の穴61に挿入した状態で指針軸6に嵌合される。指針軸6は、指針軸6の穴61に回転軸5が嵌合されることによって回転軸5に一体に固定される。なお、本実施形態では、指針軸6の穴61の天井面61Aに回転軸5の上端面51が密着状態に挿入されておらず、これら双方の間に空気層からなる隙間が形成されているが、特にこの空気層はなくてもよい。
また、回転軸5は、文字板9の裏面側に設置されており、下端部がモータケース8に設けた軸受け8Aに回転自在に軸支されているとともに、この下端面には光源3が正対する。
このように、回転軸5の下端面は、図3に示すように、光源3の直上に位置するように設けられており、光源3からの照明光が入射すると、その照明光は回転軸5の内部を案内されて上端部へ伝搬していく。このため、回転軸5では、この内部の外周面における外界(空気)との界面部分において、上述の照明光の大部分が全反射しながら上端部まで進行する。この場合、回転軸5の外周面における外界との界面部分での全反射現象を効率的に発生させるようにしている。
なお、回転軸5の外周面に対して入射角度が固有の臨界角を常時上回るような方向で入射させるようにするため、下端面は回転軸5の中心部(軸線L;図3参照)から周縁部に向けて、例えば断面円弧状に形成してもよい。また、この回転軸5は、回転軸5内を透過してきた照明光が上端面51からそのまま上方へ通り抜けるようにするため、上端面51が水平(X−Y)方向に平行でフラットな形状を呈する。
指針軸6は、光透過性の良好な材料で形成されているものであって、指針7の基部の底面側から下方へ一体に延設されているとともに、下端面には円柱状に開口した穴61を有しており、この穴61に回転軸5の先端部が嵌合される。このように、指針軸6は、モータの回転駆動力で回転する回転軸5と一体に組付けられているが、文字板9に対して指針軸6を回転自在に挿通させるため、文字板9の孔9A(図3参照)を貫通して設置されている。
なお、この指針軸6の下端に開口した穴61の底に相当する天井面61Aは、回転軸5の上端面51と同様、指針軸6を透過してきた照明光が外側へ漏れ出るのをできるだけ回避するため、水平(X−Y)方向に平行でフラットな形状を呈している。
さらに、この指針軸6には、図3に示すように、指針軸6の穴61の直上の屋根面である上端面が、光源3に向かって窪んだ凹部からなる側方分光部10を備えている。この側方分光部10は、回転軸5の内部を案内されてきた光源3からの照明光のうちの一部を文字板9方向へ分光させるものである。本実施形態の場合には、上端面が略円錐形に窪んだ形状を有する。
この側方分光部10は、回転軸5を案内されてきた光源3からの照明光のうちの一部に対して、指針軸6の上端面にて反射させることで光路を文字板9のある方向へ偏向させ、文字板9を発光照明させるものである。そこで、この側方分光部10では、屈折率の異なる媒質(ここでは空気)との界面で反射する現象(フレネル反射)や全反射現象などを利用して、その反射光を文字板9の方向へ分光させる。また、これ以外の残りの照明光、例えば指針軸6の上端面において屈折し指針軸6を抜け出した照明光については、指針軸6へ再入射させ、そのまま内部を進行させて指針7を照明させる。
指針7は、指針軸6を介して文字板9の表面に沿って回動することで、文字板9に設けてある数字或いは目盛を指示するものであり、上述したように、光透過性の良好な材料で指針軸6と一体に形成されている。この指針7には、側方分光部10である指針軸6の上端面を取り囲む状態で起立した壁面が外周面を構成する上穴(穴部)71を基部側に形成している。また、指針7には、上穴71を臨む外周面の上部に、指針軸6の側方分光部10である指針軸6の上端面で反射することなく内部を伝搬してきた照明光を、指針7の先端部へ向けてできるだけ多く効率的に送り出すために、偏向面71Aが形成される。
図3から図5に示すように、指針7の基部に取り付けられたキャップCaは、遮光性を有する合成樹脂から形成されている。このキャップCaは、平面視円形状に形成された円形部81を有しており、この円形部81の内側に、指針7の基部を収容する収容凹部82が形成されている。円形部81には、その周壁部83の一部に、切欠き部84が形成されており、この切欠き部84に、指針7が配置されている。
キャップCaには、円形部81の上面部81aに、上方へ突出する突起部85を有している。この突起部85は、指針7の延長線上に形成されて周壁部83における指針7と反対側へ突出されている。
このキャップCaは、指針軸6へ向かって突出するボス部86を有している。このボス部86は、その中心に連通孔87を有する円筒状に形成されており、指針軸6に形成された上穴71へ挿し込まれている。
そして、このボス部86が指針軸6の上穴71へ挿入されることで、指針7に入射した光がボス部86の周囲に均等に拡散される。
このキャップCaには、導光部材91が設けられている。この導光部材91は、導光性に優れた適宜の透光性(若しくは導光性)樹脂材料から形成されたもので、棒状部92と、この棒状部92の上端に形成された円板状部93とを有している。この円板状部93は、上方へ僅かに膨出した形状とされている。
この導光部材91は、キャップCaのボス部86の連通孔87へ棒状部92を挿し込むことでキャップCaに装着されており、キャップCaの突起部85の上面部85aに円板状部93が配置されている。
導光部材91の棒状部92の下端面は、指針軸6及び側方分光部10を透過してきた照明光が外側へ漏れ出るのをできるだけ回避するため、水平(X−Y)方向に平行でフラットな形状を呈している。
そして、導光部材91は、棒状部92を通過した照明光が、上方へ僅かに膨出した円板状部93から外部へ拡散して照射される。
モータケース8には、内部に、図示外の、モータと、中間ギアと、出力ギアと、回転軸5など、を備えている。モータは、指針7を回動させるためのものであり、中間ギア及び出力ギアを介して減速させて回転軸5を回動させることにより、文字板9の表面に沿って指針7を確実に回動させ、必要な各種情報を正確に指し示すようになっている。
文字板9は、これ自体が導光機能を有する適宜の材料で形成してあるが、特に導光性の良好な材料で形成する等の構成とすることが好ましい。これにより、文字板9の全体を効果的に発光照明させることが可能になる。
次に、本実施形態に係るメータ装置1Aの作用について、図面を参照しながら説明する。
なお、ここでのメータ装置1Aの説明については、各計器類のうちスピードメータを例に挙げてその作用を説明するが、特にこれに限定されるものではなく、他のアナログタイプのメータ装置などの場合でも同様である。さらに、図1及び図3における照明光については、説明をできるだけ分かり易くするため、光路については屈折作用を考慮した方向に正確に記載せずに、単純に直進させてあるものもある。また、ここでは、回転軸5と指針軸6の屈折率を便宜上同一値として扱うものであるが、勿論、異なっていてもよい。
メータ装置1Aを搭載した車両が動き始めると、メータ装置1Aのモータケース8の内部に設けたモータが、図示しないセンサによって検出された現在速度に対応するセンサ信号に基づいて回転駆動を開始し、指針7を所定角度だけ回動し、文字板9に形成された特定の目盛又は数字を指示する。
即ち、図3に示すように、図示外のモータによる駆動力で、回転軸5が速度に合わせた所定の角速度で回転する。これによって、回転軸5の上端部に組付けた指針軸6を介してこれと一体の指針7が所定角度だけ回動され、指針7の先で文字板9上の特定の目盛又は数字を指し示す。これによって、現在速度を運転者などにアナログ表示させて知らせることができる。
このような速度表示を行うメータ装置1Aにあっては、同時に、光源3から出射した照明光が回転軸5内部の外周面において、外界との界面で全反射を起こしながら上方へ進行する伝搬現象を繰り返す。そして、この照明光の一部が、回転軸5の上端部、空気層を透過して指針軸6の中央上端部の略円錐形状に窪んだ側方分光部10に到達する。この側方分光部10である上端面に指針軸6の内部から入射した照明光は、この多くが臨界条件を満たしている。
従って、この照明光の多くが、指針軸6の上端面である側方分光部10で全反射した後、上向きから側方である横向きに光路が偏向され、指針軸6の外周面から外部の文字板9に向かう。つまり文字板光P1となる。そして、この文字板光P1は、進行する光路上のケース4の内側表面に設けた反射部4Aで文字板9へ向けて再度反射することで、文字板9を背面側から発光照明することができる。
一方、回転軸5から指針軸6内部へ入射してきた照明光は、指針軸6の外周面62と指針7の上穴71との間で全反射しながら、指針7の内部へ進行する。そして、偏向面71Aで進行光路が指針7の先端方向へ偏向されて指針7を発光照明する指針光Q1となる。
また、回転軸5から指針軸6内部へ入射してきた照明光の一部は、キャップCaに設けられた導光部材91の棒状部92の下端面から導光部材91内に入光し、上方へ僅かに膨出した円板状部93から外部へ拡散して照射される装飾光R1となる。
なお、回転軸5内部での照明光の伝搬作用、指針軸6の上端面での分光作用及び導光部材91での導光作用は、勿論、回転軸5が回動動作中であっても、静止状態の場合と何らの変わりなく全く同様に行われる。従って、この回転軸5が回動動作中でも、指針7の発光照明だけでなく、文字板9の発光照明及び指針7の回転中心における発光照明も、同時に同じ光源3からの多くの照明光で行えるようになるわけである。
このように、本実施形態によれば、導光部材91によって、指針7に入射した光源3からの照明光の一部を、回転軸5の上端に近い距離で受光してキャップCaの外部へ導き、キャップCaの外部で高輝度な装飾光R1として出射させることができる。これにより、夜間などの周囲からの光が届かない状況下において、斬新で見栄え良く照明することができる。
次に、第2〜第4実施形態に係るメータ装置の照明構造を説明する。
なお、第2〜第4実施形態において、上記の第1実施形態と同一部分は、同一符号を付して説明を省略する。
(第2実施形態)
図6から図8に示すように、第2実施形態に係るメータ装置1Bの照明構造では、突起部85がなく、円形部81だけを有するキャップCbを備えている。
そして、このメータ装置1Bでは、導光部材91の円板状部93が、キャップCbの円形部81における上面部81aから突出するように配置されており、回転軸5から指針軸6内部へ入射してきた照明光の一部が導光部材91の棒状部92の下端面から導光部材91内に入光し、円板状部93から外部へ拡散して照射される装飾光R1となる。
このように、この第2実施形態に係るメータ装置1Bの照明構造の場合も、導光部材91によって、指針7に入射した光源3からの照明光の一部を、回転軸5の上端に近い距離で受光してキャップCbの外部へ導き、キャップCbの外部で高輝度な装飾光R1として出射させることができる。これにより、夜間などの周囲からの光が届かない状況下において、斬新で見栄え良く照明することができる。
(第3実施形態)
図9から図11に示すように、第3実施形態に係るメータ装置1Cの照明構造では、キャップCcの突起部85の上面部85aに円弧状に窪んだ窪み部100が形成されている。これにより、導光部材91における指針7の延在方向の前後には、指針7の回転中心に向かって下方へ傾斜し、断面視で下方へ湾曲する湾曲面が形成され、この湾曲面が反射面101とされている。この反射面101は、断面視で下方へ直線状に傾斜したテーパ面であっても良い。
また、導光部材91は、棒状部92の上端近傍が露出され、この露出された部分が僅かに大径に形成されている。さらに、この導光部材91は、円板状部93がなく、棒状部92の上端面に、例えば、遮光性を有する合成樹脂等から形成された円板状の遮光板(遮光部)94が取り付けられている。この遮光板94は、棒状部92の上端における外径よりも大きな外径を有している。
また、導光部材91には、その上端面に円錐形状の凹部を形成することで、拡散反射面91aが設けられており、棒状部92を通過した光が拡散反射面91aで反射されて周囲に拡散される。
そして、このメータ装置1Cでは、回転軸5から指針軸6内部へ入射してきた照明光の一部が導光部材91の棒状部92の下端面から導光部材91内に入光する。この導光部材91内に入光した光は、拡散反射面91aで反射されて周囲に拡散され、棒状部92の露出された上端部分における周面から外部へ拡散して照射される装飾光R2となり、この装飾光R2は、キャップCcの突起部85に形成された反射面101で反射されることとなる。なお、導光部材91の棒状部92の上端面には、遮光板94が取り付けられているので、導光部材91の棒状部92の上端面から外部へ光が直接出射することはない。
このように、この第3実施形態に係るメータ装置1Cの照明構造によれば、導光部材91によって、指針7に入射した光源3からの照明光の一部を、拡散反射面91aで周囲へ拡散させてキャップCcの外部へ導き、キャップCcの外部で装飾光R2として出射させ、窪み部100の表面の反射面101で反射させて間接的に照明することができる。また、導光部材91における光源3と反対側の端面に遮光板94を設け、導光部材91からの直接光を遮ることができる。これにより、夜間などの周囲からの光が届かない状況下において、間接的な照明によって、より斬新で見栄え良く照明することができる。
(第4実施形態)
図12から図14に示すように、第4実施形態に係るメータ装置1Dの照明構造では、突起部85がなく、円形部81だけを有するキャップCdを備えている。また、このキャップCdの円形部81の上面部81aには、すり鉢状に窪んだ窪み部102が形成されている。これにより、導光部材91の指針7の周囲には、指針7の回転中心に向かって下方へ傾斜し、断面視で下方へ湾曲する湾曲面が形成され、この湾曲面が反射面103とされている。この反射面103は、断面視で下方へ直線状に傾斜したテーパ面であっても良い。
また、導光部材91には、その上端面に円錐形状の凹部を形成することで、拡散反射面91aが設けられており、棒状部92を通過した光が拡散反射面91aで反射されて周囲に拡散される。
また、導光部材91は、棒状部92の上端が露出され、この露出された部分が僅かに大径に形成されている。さらに、この導光部材91は、円板状部93がなく、棒状部92の上端面に、例えば、遮光性を有する合成樹脂等から形成された円板状の遮光板94が取り付けられている。この遮光板94は、棒状部92の上端における外径よりも大きな外径を有している。
そして、このメータ装置1Dでは、回転軸5から指針軸6内部へ入射してきた照明光の一部が導光部材91の棒状部92の下端面から導光部材91内に入光する。この導光部材91内に入光した光は、拡散反射面91aで反射されて周囲に拡散され、棒状部92の露出された上端部分における周面から外部へ拡散して照射される装飾光R2となり、この装飾光R2は、キャップCdの円形部81に形成された反射面103で反射されることとなる。なお、導光部材91の棒状部92の上端面には、遮光板94が取り付けられているので、導光部材91の棒状部92の上端面から外部へ光が直接出射することはない。
このように、この第4実施形態に係るメータ装置1Dの照明構造の場合も、導光部材91によって、指針7に入射した光源3からの照明光の一部を、拡散反射面91aで周囲へ拡散させてキャップCdの外部へ導き、キャップCdの外部で装飾光R2として出射させ、すり鉢状の窪み部102の表面の反射面103で反射させて間接的に照明することができる。また、導光部材91における光源3と反対側の端面に遮光板94を設け、導光部材91からの直接光を遮ることができる。これにより、夜間などの周囲からの光が届かない状況下において、間接的な照明によって、より斬新で見栄え良く照明することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施し得るものである。即ち、燃料計部、タコメータ部、スピードメータ部、及び水温計等の各種計器類に適用可能である。
1A,1B,1C,1D メータ装置
3 光源
5 回転軸
6 指針軸
7 指針
9 文字板
71 上穴(穴部)
86 ボス部
91 導光部材
91a 拡散反射面
94 遮光板(遮光部)
100,102 窪み部
101,103 反射面
Ca,Cb,Cc,Cd キャップ
R1,R2 装飾光

Claims (4)

  1. 導光性を有する回転軸と、
    該回転軸に連結される指針軸を備え、文字板上の数値または目盛りを指し示す導光性を有する指針と、
    前記回転軸の一端側に設けられて前記回転軸を介して前記指針へ光を入射させる光源と、
    前記指針の天井面に取り付けられ、光が前記天井面から指針外部に漏出するのを防止する遮光性を有するキャップと、
    該キャップに設けられ、前記指針に入射した前記光源からの照明光の一部を前記キャップの外部へ導き、前記キャップの外部で装飾光として出射させる導光性を有する導光部材とを備えることを特徴とするメータ装置の照明構造。
  2. 前記キャップは、前記導光部材の周囲に、前記導光部材から出射される装飾光を反射させる反射面を有することを特徴とする請求項1に記載のメータ装置の照明構造。
  3. 前記キャップは、前記導光部材へ向かって次第に前記光源側へ窪んだ窪み部を有し、該窪み部の表面が前記反射面とされていることを特徴とする請求項2に記載のメータ装置の照明構造。
  4. 前記窪み部は、前記導光部材を中心としてすり鉢状に形成してなることを特徴とする請求項3に記載のメータ装置の照明構造。
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