JP2012230054A - 指針及び指針式装置 - Google Patents

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秀樹 五十嵐
Yasuyuki Kojima
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Abstract

【課題】指針の発光ムラが少ない指針及び指針式装置を提供することを目的とする。
【解決手段】指針100は、光源20が出射した光を内部に導光して出射する、指示対象を指示する指示本体31と、指示本体31を指針100の視認者側から覆うカバー部材50と、を備える。カバー部材50は、指示本体31と間隔を空けて配置されると共に、指示本体31が導光して出射した光を透過させて指針100を発光させる透明部材51を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、指針及び指針式装置に関する。
車両の速度計等の指針式装置が備える指針として、例えば、特許文献1に開示されるものがある。
特許文献1に開示された指針は、光源からの光を導く透光性部材をスリットが形成された非透光性のカバー部材で覆う構造を有し、透光性部材の内部に導いた光をスリットから外部に通過させ、発光するものである。
特開2010−25567号公報
しかし、透光性部材は、光源から近い位置ほど、導光した光を多く出射するものであるので、特許文献1に係る構造の指針は、光源に近い部分では明るく発光し、光源から離れるほど暗くなってしまう。つまり、特許文献1の指針は、発光ムラが大きい場合があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、指針の発光ムラが少ない指針及び指針式装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る指針は、
光源が出射した光を内部に導光して出射する、指示対象を指示する指示本体と、
前記指示本体を前記指針の視認者側から覆うカバー部材と、を備え、
前記カバー部材は、前記指示本体と間隔を空けて配置されると共に、前記指示本体が導光して出射した前記光を透過させて前記指針を発光させる透明部を有する。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る指針式装置は、前記指針を備える。
本発明によれば、指針の発光ムラを少なくすることができる。
本発明の一実施形態に係る指針が備えられた指針式装置の平面図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係る指針の平面図であり、(b)は、図1に示す指針のA−A断面図である。 図2(a)に示す指針のB−B断面図である。 図2(b)に示す指針のC部の拡大図である。 (a)は、図2(a)に示すカバー部材のD−D断面図であり、(b)は、図2(a)に示す指針のD−D断面図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係る指針の外観を説明するために模式的に示した平面図であり、(b)は、本発明の一実施形態に係る指針の外観を説明するために模式的に示した側面図である。 (a)は、変形例に係る指針の平面図であり、(b)は、(a)に示す指針のE−E断面図であり、(c)は、(a)に示す指針のF−F断面図である。
本発明の一実施形態に係る指針を、図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態に係る指針は、図1に示す指針式装置1に備えられる指針100である。
指針式装置1は、例えば車両に搭載される速度計等の計器であり、車速等の計測値に応じて指針100を回転させる。指針100は、指針式装置1が備える図示しない駆動本体(例えば、ステッピングモーター)の回転軸に固定されており、回転軸が計測値に応じて回転するのに従って回転し、表示板2上に形成された目盛り3、文字4(例えば、数字)等から構成される指標部(指示対象の一例)を指示し、指標部と協働して計測値(車両の速度等)を表示する。
図1に示す指針100は、図2(a)、(b)に示すように、ベース部材10と、光源20と、指示部材30と、遮光板40(遮光部材の一例)と、カバー部材50と、を備える。なお、図面において、破線で囲んだものは、透過視における各部材を表す。
ベース部材10は、指針100を駆動本体の回転軸に固定するための部材である。ベース部材10は、光を透過しない黒色等の遮光性部材であり、合成樹脂等により形成されている。ベース部材10は、図2(b)に示すように、本体部11と基材12とを有する。
本体部11は、円板状の部材(以下、円板部11aという)と円板部11aの下面中心部から下方に突起する筒状の部材(以下、筒状部11bという)とから一体成形される部材である。なお、ここでは、図2(b)の両端矢印に示すように、指針式装置1の視認者側の方向を「上」とし、その反対方向を「下」とした。以下、同様とする。
円板部11aには、後述する配線21が通る通過穴110a(図2(b)参照)と、後述する位置決めボス511bに対応する複数(図では、2つ)の嵌合穴111a(図3参照)とが設けられている。
筒状部11bの内壁面(下方開口の内壁面)で構成される穴は、図2(b)に示すように、駆動本体の回転軸の径と略一致する開口径の取付穴110bを構成する。この取付穴110bに回転軸を挿入(嵌入)することで、指針100は、駆動本体に取付けられ、固定される。
基材12は、図2(b)に示すように、本体部11の円板部11a上面に設けられる壁状の部材であり、円板部11a上面に立設される。基材12は、例えば、指示部材30の後述する受光面31aと対向するようにして円板部11a上に設けられ、基材12における、受光面31aと対向する側の面には光源20が固定される。基材12には、後述する配線21を通過させる通過穴120が設けられている。なお、基材12は、本体部11と一体成形されていてもよいし、独立した一部材であってもよい。
光源20は、指針100の回転中心から表示板2の外周方向(指針100の先端方向)に向かって光を出射するものであり、例えば、サイドビュー型のLED(Light Emitting Diode)から構成される。光源20は、前述のように基材12に固定され、指示部材30の後述する受光面31aに向かって光を出射する。光源20は、配線21を介して、表示板2の下側に配設された回路基板(図示せず)が有する制御回路と導通接続されており、制御回路から供給される制御信号に従って適宜のタイミングで発光する。
配線21は、図2(b)に示すように、その一端部が光源20に接続され、基材12の通過穴120と円板部11aの通過穴110aとを通過して、その他端部が回路基板に接続されている。
指示部材30は、光源20が出射した光(以下、単に「出射光」ともいう)を受光し、受光した光を指針100の回転中心から表示板2の外周方向に導くものであり、アクリル、ポリカーボネート等の導光性材料により形成されている。指示部材30は、光源20からの光を導光して出射する導光部材である。
指示部材30は、図2(a)、(b)に示すように、略角棒状に形成された指示本体31と、指示部材30をベース部材10に固定するための固定部32と、を有する。
固定部32は、図2(a)、図3に示すように、指示本体31の一端部側の両側面の各々から突出した板状の部材であり、後述する位置決めボス511bに対応する複数(図では、2つ)の嵌合穴32aを有する。嵌合穴32aに位置決めボス511bが挿入され、指示部材30がカバー部材50に対して位置決めされると、図2(b)に示すように、指示本体31は、その他端部側が表示板2の外周方向に向かって突き出すような格好になる。
指示部材30がこのように配置されると、指示本体31の一端部側の面(ベース部材10側の面)は、光源20と対向する。この面は、光源20が出射した光を受ける受光面31aとして機能する。
指示本体31の下面には、図4に示すように、微細な凹凸形状が形成されている。指示本体31の凹凸形状が形成された部分は、指示部材30が受光面31aで受光し、内部に導いた出射光を、視認者側(上側)に反射させる反射部31bとして機能する。これによって、指示本体31は、導光して出射する出射光を視認者側に効率良く出射することが出来る。
遮光板40は、図2(b)に示すように、指示部材30の下面から出射光が指針100外部に漏れないように指示部材30の下側に配置される板状の部材であり、例えば、合成樹脂製の非透光性部材により形成されている。遮光板40は、指示本体31の下面から出射しようとする出射光を遮る。遮光板40は、図2(b)に示すように、指示部材30の指示本体31に対応する本体部41と、指示部材30の固定部32に対応する固定部42と、を有する。
本体部41は、図2(b)に示すように、指示本体31の下面投影面積が表す形状より一回り大きい形状に形成されている。本体部41の上面は、明度の高い、白色、黄色等で着色されており、出射光を反射する反射面として機能する。一方、本体部41の下面は、例えば、黒色で着色されている。
固定部42は、図3に示すように、本体部41の一端部側の両側面の各々から突出した板状の部材であり、後述するカバー部材50の位置決めボス511bに対応する複数(図では、2つ)の嵌合穴32aを有する。嵌合穴32aに位置決めボス511bが挿入され、遮光板40がカバー部材50に対して位置決めされると、図2(b)に示すように、本体部41は、その他端部側が表示板2の外周方向に向かって突き出すような格好になる。
遮光板40がこのように配置されると、本体部41が指示本体31の下面を覆い隠す。また、遮光板40の上面は、指示本体31の反射部31bに形成された凸部と当接する。
カバー部材50は、上記各部(ベース部材10、光源20、指示部材30、遮光板40)を上側から覆う部材である。カバー部材50は、合成樹脂等によって形成された、透明(無色透明及び有色透明の両者を含む。)な透明部材51を備える。
透明部材51は、図2(b)に示すように、ベース部材10の上側を覆うキャップ状の軸中心部511と、指示本体31のベース部材10から表示板2の外周側に突出した部分を覆う指示部512とが一体成形されてなる。
軸中心部511は、図3に示すように、その内側側面部511aが、ベース部材10の円板部11a外形に対応するように形成されている。例えば、内側側面部511aには、爪等の凸部(図示せず)が形成され、円板部11aの側面部には、内側側面部511aの凸部に対応する溝等の凹部(図示せず)が形成されており、両者が嵌合(または、係合)することで、透明部材51(カバー部材50)は、ベース部材10に取り付けられる。以下では、このように、内側側面部511aと円板部11a側面との各々に設けられ、互いに嵌め合うように形成されている凸部、凹部等の部分を嵌合部と称する。また、軸中心部511は、複数(図3では、2つ)の位置決めボス511bを有する。
位置決めボス511bは、図3に示すように、軸中心部511の下面に設けられる複数(図3では、2つ)の棒状の部材であり、軸中心部511の下面の面外方向に突出して設けられる。位置決めボス511bは、指示部材30、遮光板40、ベース部材10の各々が有する嵌合穴32a,42a,111aの各々に対応する。
軸中心部511の下面には、例えばホットスタンピングにより、薄膜状に塗装された金属等からなる塗装層52が形成されている。つまり、カバー部材50は、この塗装層52を備える。
塗装層52は、光源20からの出射光が軸中心部511から外側に漏れ出ないような膜厚・材料で形成されている。この塗装層52により、指針100の軸中心部511付近の外観は、透明部材51が透明であるため、図6(a)、(b)に模式的に示すように、あたかも金属キャップに覆われたような外観になる。
指示部512には、図5(a)に示すように、指示本体31を収納するための、下側に開口した形状の凹部512aが形成されている。
凹部512aは、その収納容積が、指示本体31のベース部材10から表示板2の外周側に突出した部分の体積より、若干大きくなるように形成される。凹部512a下端の開口部512bの形状は、図2(a)、図5(b)に示すように、遮光板40の本体部41外形に合わせて形成されている。
指針100が組み付けられた状態では、図5(b)に示すように、カバー部材50は、その指示部512で、指示本体31を上側から覆うようにして、収納する。このとき、指示部512は、指示部材30の上面と側面とを、若干の隙間を介して覆う。つまり、指示部512に設けられた凹部512aの内面と指示本体31の上面及び側面とが当接しないことにより指針100の内部には隙間が形成されることになる。以下、このように形成された隙間を図示するように「隙間部60」という。
また、指針100が組み付けられた状態では、遮光板40は、このように指示本体31を収納した指示部512の下側から、凹部512aに蓋をするように配置される。このとき、遮光板40の側面と凹部512aの開口部512b(凹部512aの下端部内面)とは、両者の間から光が漏れ、指針100の発光効率が低下することを防止するため、極力当接するようになっている。指針100がどのように組み付けられるかは後述する。
凹部512aの表面には(例えば、図5(a)において一点鎖線で示した領域)、ブラスト加工により、砂目状の微細な複数の凹凸からなる光拡散部512cが形成されている。透明部材51の内面(つまり、凹部512aの表面)に到達した光源20からの出射光は、この光拡散部512cにより拡散され、透明部材51(カバー部材50)を透過し、指針100の外部に出射される。これによって、指針100が発光する。
以上の構成からなる指針100は、例えば、以下のように組み付けられる。指示部材30の嵌合穴32aにカバー部材50の位置決めボス511bを挿通し、続いて、遮光板40の嵌合穴42aに位置決めボス511bを挿通する。そして、指示部材30の嵌合穴32aと遮光板40の嵌合穴42aとを貫通した状態の位置決めボス511bを光源20がセットされたベース部材10の嵌合穴111aに挿入すると共に、透明部材51の内側側面部511aとベース部材10の円板部11a側面との各々に設けられ、互いに対応する嵌合部(図示せず)を合わせるようにして、カバー部材50にベース部材10を取り付ける。このようにして、指針100は、組み付けられる。
指針100が、以上のように組み付けられた状態では、指示部材30と遮光板40とベース部材10とは、複数の位置決めボス511bにより、カバー部材50に対し位置決めされる。また、カバー部材50は、ベース部材10に前述の嵌合部(図示せず)により固定される。そして、ベース部材10に一端部(固定部42)側が載置された遮光板40は、その本体部41の側面が透明部材51の指示部512の開口部512bと当接する。このような、遮光板40と透明部材51の指示部512との間に、指示本体31は介在する。このとき、指示本体31の上面と両側面は、透明部材51の凹部512aに当接せず、指示本体31とカバー部材50との間には、隙間が形成される。一方、指示本体31の下面側は、反射部31bが形成されており、反射部31bの凸部が遮光板40の上面と当接する。
次に、指針100がどのように発光するかを、図2(b)、図4、図6(a)、(b)を参照して説明する。なお、図4における矢印a〜dは、出射光を模式的に表したものである。
制御回路の制御の下、光源20から光が出射されると、出射光は、図2(b)に示す指示部材30の受光面31aに到達する。受光面31aに到達した出射光は、指示本体31の内部に導かれ、そのうちの一部の光は、図4に示すように、遮光板40の上面(反射面)に到達する(矢印a)。遮光板40に到達した光は、その上面と指示本体31の反射部31bとで反射され、反射色を表す光(遮光板40の上面の色を表す光)として、視認者側(上側)に向かって進む(矢印b)。反射色を表す光は、カバー部材50と指示部材30とで繰り返し反射されながら、カバー部材50と指示部材30との間に形成された隙間部60中を進む(矢印c)。また、凹部512aに到達した反射色を表す光は、その凹部512a表面に形成された光拡散部512cによって、拡散され、拡散光としてカバー部材50から出射される(矢印d)。つまり、指針100は、出射光が反射色を表す光として隙間部60を進むとともに、カバー部材50から拡散光として出射されることで、発光する。
上記のようにして指針100が発光すると、本体部41の上面の着色された領域は、カバー部材50に形成された光拡散部512cに反射色を表す光が拡散されることで、立体的に、浮かび上がるように見える(この立体的に発光する部分を発光部70と呼ぶ(図6(a)、(b)参照))。例えば、カバー部材50が青色透明の材料から形成され、遮光板40がその上面に白色の反射面を有する場合、光源20が光を出射すると、発光部70は、指示本体31に対応するように白く立体形に浮かび上がり、一端部で指標部を指示する。また、カバー部材50も、その主に指示本体31に対応する部分(つまり、主に指示部512)が薄く青色に発光する。このように、指針100は、立体的に発光する発光部70と薄く発光するカバー部材50とにより、斬新な表示を行うことができる。
指針100が発光した時に、立体的に見える発光部70の領域は、遮光板40上面の着色領域、カバー部材50における光拡散部512cの形成領域を調整することで定めることができる。例えば、遮光板40の本体部41の上面の一部を他の反射面よりも暗い色で着色すれば、その部分においては、反射率が低くなるため、一部のみを暗くすることができる。また、カバー部材50の凹部512a表面のうち一定の領域には光拡散部512cを形成しないようにすれば、その領域においては、反射色を表す光が十分に拡散されないため、指針100は立体的に発光しない。
このように、遮光板40上面の着色領域や、カバー部材50における光拡散部512cの形成領域を適宜調整すれば、図6(a)、(b)に示すように、指針100の長手方向における一部を発光させないことも可能であり、視認性上、デザイン上の要請にも応えることができる。
本実施形態に係る指針100は、光源20が出射した光を内部に導光して出射する、指示対象を指示する指示本体31と、指示本体31を指針100の視認者側から覆うカバー部材50と、を備える。カバー部材50は、指示本体31と間隔を空けて配置されると共に、指示本体31が導光して出射した光を透過させて指針100を発光させる透明部材51を有する。
このように、透明部材51と指示本体31とが間隔を空けて配置されることで、指針100には、隙間部60が形成されるため、指針100先端まで効率良く光源20からの出射光を伝搬できる。これによって、指針100における指示対象を指示する指示部512における発光ムラが少なくなるので、指針100の発光ムラが少ない。
また、指針100のカバー部材50の透明部材51は、無色又は有色(着色)透明の材料により形成されているため、特許文献1に係る指針のようにカバー部材にスリットを形成せずとも、光源20からの出射光を透過させることができる。このように指針100は、スリットを有しないため、外光によるスリットの影の映り込みを抑え、視認性が良好である。
また、指針100の透明部材51は、指示部材30が導光して出射した光を拡散する光拡散部512cを有する。これにより、指針100内部から透明部材51を通過して出射される光は拡散され、前述のように立体的に見える発光部70を形成することができ、斬新なデザインの指針を提供することができる。
(変形例)
なお、本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。以下に変形例を示す。
以上の実施形態では、無色又は有色透明な材料で一体成形された軸中心部511と指示部512とを備えるカバー部材50を例として示しがこれに限られない。
カバー部材は、例えば、図7(a)、(b)に示す指針200が備えるカバー部材250のように、軸中心部511に対応し、遮光性の材料から成る指針キャップ2511と、指針キャップ2511とは別部材であって、無色又は有色透明な材料で形成される指示部512とを備え、構成されていてもよい。この場合、位置決めボスは、例えば、指針キャップ2511の下面に形成される(図示する位置決めボス2511b)。
また、以上では、位置決めボス511b,2511bがカバー部材に設けられる例を示したが、これに限られない。位置決めボスは、ベース部材10に設けられていてもよい。さらには、位置決めボスは、以上に示したような形状・配置の部材でなくともよく、指針の組み付けにおいて、適切に、各部材をある基準となる部材に対して位置決めをすることができるものであれば、その形状・配置は任意である。
また、例えば、カバー部材50は、透明部材51の側面の少なくとも一部に形成された、図7(a)、(c)に示すように、遮光層253(遮光部の一例)をさらに備えていてもよい。この遮光層253は、例えば、遮光性が高く、反射率の低い塗料等により形成される。このように遮光層253が形成された指針200によれば、例えば、指針式装置1が、その表示板2の周りを囲む、反射率の高い金属等の枠(金属メッキの装飾枠、バイザー等(図示せず))を有するような構造である場合、外光等が枠に反射して指針200の側面に枠が映り込むことを防止できるため、視認性が良好である。
以上では、指針の一例として、光源20を内蔵した指針100,200について説明したが、これに限られない。指針を照光する光源は、指針に備えられずに、表示板2の下面に配設される回路基板(図示せず)に実装されるものであってもよい。この場合、指示部材(導光体)は、回路基板側から上方向に向かって出射される光源からの光を効率良く受けるような形状で形成され、配設される。
また、以上の実施形態では、指示本体31の上面と側面とが、カバー部材50,250に当接しないことにより、指針100,200内部に隙間部60が形成されるものとして説明したが、これに限られない。例えば、指示本体31の視認者側の面である上面のみが、カバー部材50,250に当接しないことにより、指針内部に隙間部が形成されていてもよい。このように隙間部を形成しても指針先端部まで出射光を効率的に導くことができる。
また、以上の実施形態では、カバー部材50の透明部材51が、指示本体31の上面と側面を覆う例を示したがこれに限られない。例えば、透明部材51と遮光板40の形状が、互いに、上で示した例とは逆の関係であり、指針において、透明部材51が板状の部材で、遮光板40が上側開口の部材であってもよい。このような関係により、透明部材51が、指示本体31の上面のみを覆っていてもよい。つまり、指針において、発光させたい箇所・領域を踏まえ、透明部材51が指示本体31の一部のみを覆っていてもよい。
また、以上の実施形態では、指針が搭載される指針式装置の一例を速度計等の車両用計器としたが、これに限られない。指針式の装置であればよく、時計や、航空機、船舶等用の計器にも適用可能である。
なお、本発明は以上の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、実施形態及び図面に変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。
1…指針式装置
2…表示板
3…目盛り
4…文字
100,200…指針
10…ベース部材
11…本体部
11a…円板部(110a…通過穴、111a…嵌合穴)
11b…筒状部(110b…取付穴)
12…基材(120…通過穴)
20…光源
21…配線
30…指示部材
31…指示本体(31a…受光面、31b…反射部)
32…固定部(32a…嵌合穴)
40…遮光板
41…本体部
42…固定部(42a…嵌合穴)
50,250…カバー部材
51…透明部材
511…軸中心部(511a…内側側面部、511b…位置決めボス)
2511…指針キャップ(2511b…位置決めボス)
512…指示部(512a…凹部、512b…開口部、512c…光拡散部)
52…塗装層
253…遮光層
60…隙間部
70…発光部

Claims (6)

  1. 指針であって、
    光源が出射した光を内部に導光して出射する、指示対象を指示する指示本体と、
    前記指示本体を前記指針の視認者側から覆うカバー部材と、を備え、
    前記カバー部材は、前記指示本体と間隔を空けて配置されると共に、前記指示本体が導光して出射した前記光を透過させて前記指針を発光させる透明部を有する、
    ことを特徴とする指針。
  2. 前記透明部は、前記指示本体が導光して出射した前記光を拡散する光拡散部を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の指針。
  3. 前記光拡散部は、前記透明部における前記指示本体と対向する面に形成された凹凸を含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載の指針。
  4. 前記視認者側と反対側から前記指示本体を覆い、前記指示本体が前記反対側に向かって出射する光を遮光する遮光部材をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の指針。
  5. 前記カバー部材は、前記指示本体が出射する光を遮光する遮光部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の指針。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の指針を備える指針式装置。
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