JP2017207309A - 指針計器 - Google Patents
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Abstract
【課題】光源からの光により指針を照明することができる指針計器において、光源の位置の影響を抑制した形で指針基部に光を入射できる指針計器を提供する。【解決手段】指針3の背後には、指針3の回転軸線L1を中心とした円周上に7個の光源8が配置される。7個の光源8のうち4個は白色光を発し、残り3個は赤色光を発する。指針3のボス部34と光源8との間に指針3と別体の導光部6が設けられる。導光部6は受光部61で受光した光を回転軸線L1が位置する中央位置にて集束する形状に形成される。制御部は、7個の光源8のうち3個を発光させるとともに、車速に応じて発光させる光源8の組み合わせを変化させる。第1の速度領域では3個の白色光の光源8を発光させ、第1の速度領域よりも高い第2の速度領域では2個の白色光の光源8及び1個の赤色光の光源8を発光させ、第2の速度領域よりも高い第3の速度領域では3個の赤色光の光源8を発光させる。【選択図】図2
Description
本発明は指針計器に関し、特に照明可能な指針を有した指針計器に関する。
従来、照明可能な指針を有した指針計器が知られている(例えば特許文献1参照)。この種の指針計器では、指針は導光性を有する部材で形成されて、文字板の背面側に配置された光源からの光を指針に入射して、その入射光を指針の内部を導光させることで、指針を照明する。特許文献1には、指針の回転軸線を中心とした円周上に異なる発光色の光源を複数配置して、車両情報、時刻情報若しくは運転環境情報に基づいて発光させる光源を変化させることで指針の色調を変化させる構成が開示されている。
ところで、特許文献1の構成では、指針基部のうち光源の直上部分は光の入射量が多い一方で、光源の直上以外の部分では光の入射量が少ない。つまり、指針基部への光の入射が、光源の位置の影響を受けやすい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、光源からの光により指針を照明することができる指針計器において、光源の位置の影響を抑制した形で指針基部に光を入射できる指針計器を提供する。
上記課題を解決するため、本発明に係る指針計器(1)は、
導光性を有する部材で形成され、一端側に設定された回転軸線(L1)の回りに計測値に応じた量だけ回転する指針(3)と、
前記指針の背後において前記回転軸線からずれた位置に配置された光源(8)と、
前記指針のうち前記回転軸線が設定される一端側を基部(32)として、前記基部と前記光源の間の位置において前記指針と別体で設けられるとともに、導光性を有する部材で形成され、前記光源に対向する位置に前記光源からの光を受光する環状の受光部(61)を有して、前記受光部で受光した光を前記回転軸線が位置する中央位置に導く形状に形成され、その中央位置に導いた光を、前記基部の前記回転軸線の位置に設定された指針受光部(35)に入射する導光部(6)と、
前記指針の照明時の色調又は輝度が変化するよう前記光源の発光を制御する制御部(300)と、
を備える。
導光性を有する部材で形成され、一端側に設定された回転軸線(L1)の回りに計測値に応じた量だけ回転する指針(3)と、
前記指針の背後において前記回転軸線からずれた位置に配置された光源(8)と、
前記指針のうち前記回転軸線が設定される一端側を基部(32)として、前記基部と前記光源の間の位置において前記指針と別体で設けられるとともに、導光性を有する部材で形成され、前記光源に対向する位置に前記光源からの光を受光する環状の受光部(61)を有して、前記受光部で受光した光を前記回転軸線が位置する中央位置に導く形状に形成され、その中央位置に導いた光を、前記基部の前記回転軸線の位置に設定された指針受光部(35)に入射する導光部(6)と、
前記指針の照明時の色調又は輝度が変化するよう前記光源の発光を制御する制御部(300)と、
を備える。
本発明によれば、指針の基部と光源の間に導光部を備えて、その導光部は各光源からの光を指針の回転軸線が位置する中央位置にて集束する形状に形成されているので、中央位置に光を集束した形で基部に入射させることができる。これにより、光源の位置の影響を抑制した形で基部に光を入射できる。また、指針の照明時の色調又は輝度が、光源の位置の影響で想定とは異なる色調又は輝度となってしまうのを抑制できる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1、図2に示す計器1は、車両の運転手が視認できる位置(例えば、車室内の運転席に対向する位置)に搭載されて、車速を指針にて指示する形で表示する車速メータである。なお、計器1は、例えば、計器1の表示領域の隣に他の車両状態(例えばエンジン回転数)の表示領域を有したコンビネーションメータの一部として構成されている。以下、計器1の構成の詳細を説明する。
図2に示すように、計器1は、ポリカーボネート板材などの光を透過する透過性板(透明板)から構成された文字板2を備えている。文字板2の表面(目視者側の面)には、図3に示すように、指針3の回転方向に沿って、計測対象となる車両状態すなわち車速を示す指標部22が形成されている。その指標部22は、指針3の回転軸線L1を中心とした円弧状又は円状に形成されている。指標部22は数字22aと目盛22bとから構成されている。図3の例では、指標部22で示される車速範囲は0km/h〜200km/hである。文字板2の表面は、指標部22を含む照明部以外の部分が遮光性のインク材料で印刷されている。言い換えると、文字板2の照明部(指標部22を含む)は光を透過し、それ以外の部分は遮光する。なお、この遮光性のインク材料の印刷層は、文字板2の背面に形成されたとしても良い。
文字板2の表面側には指針3が配置されている。指針3は、アクリル樹脂、ポリカーボネート等の導光性を有する部材、言い換えると光を透過する部材で形成されている。指針3を構成する導光性部材は無色透明である。指針3は、一端側を基点として文字板2の表面に平行に回転可能に設けられる。指針3は、回転軸線L1が設定される一端側が遮光性のキャップ4に覆われている。指針3のキャップ4で覆われた部分を基部32、キャップ4から露出した部分を指示部31とする。
基部32の背面33bには、背面33bに直角方向に突出するボス部34が形成されている。そのボス部34は、計器1を図1の正面から見たときに指示部31の中心線L2上の位置Oに形成される。さらに、図1の正面から見たときのボス部34の形成位置Oは、例えば正面視円形のキャップ4の中心位置に設定される。
ボス部34は、内部に空洞部が存在しない形状に形成されるとともに、例えば図2の紙面に垂直な平面で切ったときの断面が円状となる形状に形成される。またボス部34は軸方向のどの位置においても一定径となる形状つまり円柱状に形成される。ボス部34の径は、遮光性の筒状部51の内径と同じに設定されている。そして、ボス部34は筒状部51の一端側の開口から挿入されている。
ボス部34の中心軸線が指針3の回転軸線L1となる。また、ボス部34の先端部35は、回転軸線L1に直角な平面状に形成されている。なお、先端部35の外周には面取りが施されている。先端部35が、後述する導光部6からの光を受光する指針受光部として機能する。
基部32の上面(目視者側の面)のうちボス部34を間に挟んで指針受光部35に対向する部分、言い換えると回転軸線L1が位置する中央部分には、指針受光部35で受光した光が入射されて、その入射光を指示部31側に反射する反射面37が形成されている。反射面37は、入射光を直角方向に反射させるよう、ボス部34の中心軸線に対して所定角度(例えば45度程度)の傾斜面に形成される。また、反射面37は、ボス部34で受光した全ての光を指示部31側に反射するように、ボス部34の径と同じかそれ以上の範囲に亘って形成されている。さらに、反射面37は、反射面37のどの位置で光が入射したとしても、指示部31の側に反射させるように傾斜角度はどの位置であっても同じ角度に設定されている。
なお、例えば基部32の上面を、回転軸線L1の位置を頂点とした三角錐状に凹ませた形状の反射面を採用しても良い。この三角錐状の反射面によれば、ボス部34からの光を、回転軸線L1回りの全方向に反射させることができる。
反射面37にて直角方向に反射した光を指示部31の目視者側の面36(表面)に効率的に当てるために、その面36は、先端にいくにしたがって次第に背面33aとの間隔が短くなるように若干の傾斜が付けられた形状に形成されている。また、目視者側の面36は、その面36から光を出射可能とするために光が透過可能に形成されている。これによって、指示部31は照明可能となる。一方、指示部31の背面33aは、ボス部34の中心軸線に対して直角な面に形成されている。また、背面33aからの光の漏れを抑制するためや照明時の色調を調整するために、背面33aには遮光性を有する材料が印刷されている。なお、基部32における背面33bには遮光性を有する材料は印刷されていないが、印刷されていたとしても良い。
図1の正面から見て、指示部31の中心線L2に直交し、かつ回転軸線L1に直交する線L3で基部32を2つの領域に分けたときに、基部32は、その2つの領域のうち指示部31側とは反対側の領域に厚肉部38(図2参照)を有する。厚肉部38は、後述する熱カシメ45が行われる位置(図1では、回転軸線L1の位置Oを基準にして、指示部31との角度が180度の位置P1と、±90度の位置P2、P3の3箇所)のみに形成されたとしても良いし、それら位置P1、P2、P3に加えてそれ以外の角度位置に形成されたとしても良い。厚肉部38は反対側の指示部31との重量バランスをとるための部分である。厚肉部38により、回転軸線L1を中心とした指針3の重量バランスをとることができ、指針3を回転軸線L1の回りに滑らかに回転させることが可能となる。
厚肉部38には、表面から背面までを貫通する貫通孔39が形成されている。その貫通孔39は回転軸線L1に平行に形成される。貫通孔39は、図1に示す3つの角度位置P1、P2、P3に形成されている。各貫通孔39には、後述のキャップ4に形成されたボス部44が挿入されている。そのボス部44の先端に熱カシメ45が施されることで、指針3とキャップ4と上側カバーバルブ5とは固定つまり一体化されている。
基部32はキャップ4で覆われている。そのキャップ4はPP(ポリプロピレン)樹脂、ABS樹脂等の遮光性を有する部材で例えば黒色に形成されている。キャップ4は、図1の正面視で円形に形成されており、さらに正面側が閉塞され、背面側が開口した形状に形成されている。詳しくは、キャップ4は、キャップ4の正面を形成する円形の頂上部41と、その頂上部41の外周部に一端が接続して他端が開口状態に形成された筒状の側面部42とを有する。
図4に示すように、側面部42には、キャップ4から指示部31を露出させるためのスリット43が形成されている。そのスリット43は、キャップ4の背面側(開口側)に開いた形状に形成されている。そして、キャップ4の組付けは、キャップ4を基部32の上から被せる形で行われ、この際に、指示部31がスリット43を通ることで、指示部31と側面部42とが干渉せずに、キャップ4を組み付けることが可能となる。
頂上部41の背面には、キャップ4の開口縁46側に突出するボス部44が形成されている。そのボス部44は回転軸線L1に平行に設けられる。ボス部44は、図1の3箇所P1、P2、P3に形成されている。各ボス部44が、基部32の貫通孔39及び上側カバーバルブ5の貫通孔53に挿入されている。そして、上側カバーバルブ5の背面遮光部52の背面側において、上述したようにボス部44の先端に熱カシメ45が施されている。
なお、キャップ4の開口縁46と文字板2との間には、干渉防止のために例えば0.7mm程度の安全ギャップ120(図2参照)が設定されている。
キャップ4の内部には基部32の他に上側カバーバルブ5が配置されている。上側カバーバルブ5は、PP(ポリプロピレン)樹脂、ABS樹脂等の遮光性を有する部材で例えば黒色の板状に形成されている。なお、上側カバーバルブ5は、導光性を有する部材に接触した部分における光の反射効率を上げるために、遮光性を有する部材のうちでも反射効率の高い部材(例えば白色部材)で形成されたとしても良い。また、上側カバーバルブ5は、導光性を有する部材に接触した内周面は白色部材で形成され、他の部分は黒色部材で形成されたとしても良い。さらに、上側カバーバルブ5の内周面に、反射効率を高めるために鏡面仕上げを施しても良い。
上側カバーバルブ5は、筒状に形成されてその中心軸線が指針3の回転軸線L1に一致するように配置される筒状部51を有する。筒状部51は、その中心軸線に沿ったどの位置でも径が一定の、例えば円筒状に形成される。筒状部51の内径は、ボス部34及び後述の突出部63の径と同じに設定される。筒状部51の両端には開口が形成されており、一方の開口からはボス部34が挿入され、他方の開口からは突出部63が挿入されている。つまり、筒状部51は、ボス部34及び突出部63の両方の外周面に接触した形で両方の外周面を取り囲むように設けられる。
ここで、後述の導光部6、上側カバーバルブ5及び指針3が一体に回転するように、突出部63と筒状部51とは回転軸線L1の回りに相対的な回転が不能に固定されている。詳しくは、突出部63の外周面と筒状部51の内周面とが圧力が加えられた状態で突出部63が筒状部51に挿入される圧入により、突出部63と筒状部51とは回転軸線L1の回りに相対的な回転が不能となっている。同様に、ボス部34が筒状部51に圧入されることにより、ボス部34と筒状部51とは回転軸線L1の回りに相対的な回転が不能に固定されている。なお、筒状部51の内周面に凸部又は凹部を設け、突出部63やボス部34の外周面に、筒状部51の内周面に形成された凸部又は凹部が嵌る凹部又は凸部を形成することで、筒状部51と突出部63又はボス部34とを固定しても良い。
また、筒状部51の長さは、一端がキャップ4の内側に位置し、他端が後述のケース10により形成される区画103の内側に位置する長さに設定されている。さらに、筒状部51の長さは、指針受光部35と、突出部63の先端部64との間隔が所定値となる長さに設定される。その所定値がゼロの場合には、指針受光部35と先端部64とは接触することを意味する。
なお、文字板2及びケース10の前面部101にはそれぞれ開口21、104が形成されている。それら開口21、104は互いに重なる位置に形成される。開口21、104の内側に筒状部51が配置されている。つまり、筒状部51は、文字板2及び前面部101の表面、裏面間を貫通する形に設けられている。
上側カバーバルブ5は、基部32の背面33bの全範囲を覆う背面遮光部52を有する。背面遮光部52は、筒状部51のボス部34が挿入される側の端部と接続されている。背面遮光部52は、筒状部51の軸線に対して直角な方向に形成され、別の言い方をすると、キャップ4の内側において背面33bに対向するよう水平方向に延びた平板状に形成される。背面遮光部52は、例えば図1の正面から見たときにキャップ4の正面形状と同様に正面視円形に形成される。背面遮光部52は少なくとも基部32の貫通孔39の位置で背面33bに接触している。
背面遮光部52の、貫通孔39と重なる位置には、上述のボス部44が挿入される貫通孔53が形成されている。なお、筒状部51と背面遮光部52とは一体成形品である。なお、背面遮光部52が本発明の第1遮光部に相当する。
文字板2の背面側には、PP(ポリプロピレン)樹脂、ABS樹脂等の遮光性を有する部材で形成されたケース10が配置されている。そのケース10は、文字板2の背面に沿って設けられて文字板2を支持する前面部101と、後述の基板9と前面部101との間を架け渡す形、かつ、後述の光源8の周囲を取り囲む形に設けられて、光源8からの光を反射するリフレクタとして機能する側壁部102とを有する。これら前面部101、側壁部102は一体成形品とされているが、別体で形成されたとしても良い。側壁部102の内側に、光源8、導光部6及び下側カバーバルブ7が配置される区画103が形成される。
また、文字板2の背面側には各種部品を実装した基板9が配置されている。その基板9は、文字板2と所定間隔を空けて文字板2と平行に配置される。基板9の表面(文字板2側の面)には、指針3を照明するための複数の光源8が実装されている。光源8は例えばLED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)である。光源8は、図5に示すように、回転軸線L1を中心とした円周方向に配置された7個の光源81〜87を含む。なお、図5では、計器の正面方向から光源81〜87の配置位置を見ており、光源81〜87以外の構成(受光部61、指針3等)は破線で図示している。7個の光源81〜87のうち4個の光源81〜84は白色光を発する。残り3個の光源85〜87は赤色光を発する。各光源81〜87は、指針3の方向、言い換えると文字板2の方向に発光するように設けられる。なお、図2の例では、光源81〜87は、文字板2及びケース10の開口21、104の径よりも大径の円周上に配置されている。
なお、基板9には、指針照明用の光源8の他に、文字板2の指標部22等を照明するための光源も実装されている。
また、基板9の背面には指針3を回転させるための駆動部として機能するムーブメント110(モータ)が実装されている。基板9には、回転軸線L1の位置に貫通孔91が形成されている。その貫通孔91に、ムーブメント110のシャフト111(回転軸)が挿入されている。そして、シャフト111は、回転軸線L1の位置において基板9から文字板2の方向に突出した形に設けられる。
基板9には、計器1の動作を制御する制御部300(図6参照)も実装されている。制御部300は、車速センサ302(図6参照)から車速の計測値を取得して、その計測値に応じた量だけ指針3が回転するようにムーブメント110を制御する。また、制御部300は光源8の発光を制御する。なお、制御部300による光源8の発光制御の詳細は後述する。
光源8とボス部34(基部32)の間には、光源8からの光を指針受光部35まで導く導光部6が配置されている。導光部6は、アクリル樹脂、ポリカーボネート等の導光性を有する部材で形成されている。導光部6は、指針3とは別体で設けられている。導光部6は、回転軸線L1から径方向にずれた位置において各光源8に対向する位置に光源8からの光を受光する受光部61を有する。その受光部61は、正面から見ると、複数の光源8の配列方向である円周方向に沿った形状、つまり回転軸線L1を中心とした円形(環状)に形成されている(図6も参照)。また、受光部61と光源8との間隔は小さい方が好ましく、例えば1mm程度に設定される。
突出部63の中心軸線を導光部6の中心軸線としたとき、導光部6は、受光部61から指針3側に近づくにしたがって次第に回転軸線L1が位置する中央位置に近づいていく形状に形成されたスカート部62を有する。また、スカート部62の内側には、シャフト111を配置するための空間が形成されている。スカート部62を、導光部6の中心軸線に直交する平面で切ったときの断面は、導光部6の中心軸線を中心とした円形となっている。その断面の径は、指針3側に近づくにしたがって次第に小さくなっていき、最終的に突出部63の径と同じとなる。スカート部62は、中央位置に形成された例えば円柱状の軸部67の側面に接続されている。
軸部67の、スカート部62との接続部より指針3側の部分63は、回転軸線L1と一致した位置に中心軸線を有して回転軸線L1の方向に突出した形状に形成される。言い換えると、導光部6は、スカート部62と軸部67との接続部から上方向(指針3側の方向)に突出する上側突出部63を有する。上側突出部63が筒状部51に挿入されている。上側突出部63の先端部64は、上側突出部63の中心軸線、言い換えると指針3の回転軸線L1に直角な平面状に形成される。なお、先端部64の外周は面取りが施されている。先端部64は、受光部61で受光し、導光部6内を進行した光の出射部として機能する。出射部64と指針受光部35とは、隙間を有した形で又は接触した形で対向した位置関係に配置される。また、上側突出部63の内部には空洞部が形成されていない。なお、突出部63が本発明の対向部に相当する。
軸部67の、スカート部62との接続部より光源8側の部分65は、回転軸線L1と一致した位置に中心軸線を有して回転軸線L1の方向に突出した形状に形成される。言い換えると、導光部6は、スカート部62と軸部67との接続部から下方向(光源8側の方向)に突出する下側突出部65を有する。下側突出部65の先端面の中心位置には、シャフト挿入孔66が形成されている。そのシャフト挿入孔66は、下側突出部65の中心軸線の方向に所定の深さを有している。シャフト挿入孔66には、ムーブメント110のシャフト111が圧入されている。これにより、シャフト111の回転に連動して、導光部6及びこれに接続した上側カバーバルブ5、指針3及び後述の下側カバーバルブ7が回転軸線L1の回りに回転可能となる。
導光部6の外周面を取り囲むように下側カバーバルブ7が設けられている。下側カバーバルブ7と導光部6とは2色成形品(一体成形品)である。なお、下側カバーバルブ7と、導光部6とは別体で形成して、それらをカシメ等の固定手段で固定することで一体品としても良い。
下側カバーバルブ7は、PP(ポリプロピレン)樹脂、ABS樹脂等の遮光性を有する部材で例えば黒色の板状に形成されている。なお、下側カバーバルブ7は、光の反射効率を上げるために、遮光性を有する部材のうちでも特に反射効率の高い部材(例えば白色部材)で形成されたとしても良い。また、下側カバーバルブ7は、内周面は白色部材で形成され、他の部分は黒色部材で形成されたとしても良い。さらに、下側カバーバルブ7の内周面に、反射効率を高めるために鏡面仕上げを施しても良い。その鏡面仕上げは、2色成形を行うための型の表面凹凸を小さくすることで実現できる。
下側カバーバルブ7は、スカート部62の外周面に沿った形状を有して、下側カバーバルブ7の内周面がスカート部62の外周面に接着した形で設けられる接着部71を有する。なお、接着部71が本発明の第2遮光部に相当する。
また、下側カバーバルブ7は、接着部71の受光部61側と反対側の端部に接続された筒状カバー部72を有する。その筒状カバー部72は、一端が接着部71に接続されてその接続部から下側カバーバルブ7の中心軸線と平行な方向(つまり回転軸線L1に平行な方向)に延びた筒状に形成されている。筒状カバー部72は、図2の紙面に直交する平面で切ったときの断面が筒状部51より大径且つ筒状部51の断面に相似する形状に形成されている。筒状カバー部72の外径は筒状部51の外径より大きく、筒状カバー部72の内径は筒状部51の外径と同じか若干大きい径に設定されている。また、筒状カバー部72の長さは、ケース10により形成される区画103からはみ出さない長さに設定されている。
筒状部51の導光部6側の端部からの一部が、筒状カバー部72の内側に配置されている。このとき、筒状カバー部72の内周面は、筒状部51の外周面に接触しても良いし、接触していなくても良い。図2では、筒状カバー部72の内周面と、筒状部51の外周面とが接触した構成を示している。このように、筒状カバー部72は、導光部6の外周面のうち接着部71と筒状部51との境界に位置する隙間部68と、筒状部51の一部とを覆っている。これによって、接着部71と筒状部51との隙間部68から光が漏れてしまうのを抑制できる。
なお、導光部6(スカート部62)の内周面には遮光性のカバーバルブは配置されていない。これは、導光部6の内周面から光が漏れたとしても、その漏れ光が文字板2の表面側まで進行することは想定しにくいためである。ただし、指針3の照明効率を上げるために、導光部6の内周面にも遮光性のカバーバルブを設けたとしても良い。
各部品の組付けは例えば以下のように行う。すなわち、ボス部34を筒状部51に圧入固定する。その後、キャップ4を基部32の上から被せて、熱カシメ45を施すことで、指針3、上側カバーバルブ5及びキャップ4を一体化する。また、導光部6と下側カバーバルブ7との2色成形品をシャフト111に圧入固定する。その後、突出部63を筒状部51に圧入固定する。以上により、2色成形品6、7と、指針3、上側カバーバルブ5及びキャップ4の一体品とが、回転軸線L1回りに一体に回転可能に連結される。
次に、制御部300(図6参照)による光源8の発光制御の詳細を説明する。制御部300は、指針3の回転量つまり車速に応じて指針3の色調が変化するよう光源8の発光を制御する。詳しくは、制御部300は、図3に示す第1の速度領域201では指針3の色調を白色にし、第2の速度領域202では朱色にし、第3の速度領域203では赤色にする。ここで、第1の速度領域201は、0km/h〜100km/hの速度領域に設定されている。第2の速度領域202は、100km/h〜120km/hの速度領域に設定されている。第3の速度領域203は、120km/h以上の速度領域に設定されている。
図6に示すように、制御部300は、制御部300が実行する処理のプログラムなど各種情報が記憶されたメモリ301(EEPROMなど)を備えている。そのメモリ301には、車速に関連付けて、光源81〜87のうち発光させる光源の組み合わせが記憶されている。詳しくは、メモリ301には、図3に示す第1の速度領域201に関連付けて、白色光を発する3個の光源8(つまり光源81〜84から選択される3個の光源)の組み合わせが記憶されている。また、メモリ301には、第2の速度領域202に関連付けて、白色光を発する2個の光源8(つまり光源81〜84から選択される2個の光源)及び赤色光を発する1個の光源8(つまり光源85〜87から選択される1個の光源)の組み合わせが記憶されている。また、メモリ301には、第3の速度領域203に関連付けて、赤色光を発する3個の光源8(つまり光源85〜87)の組み合わせが記憶されている。
なお、第1の速度領域201に関連付けて記憶される白色光の3個の光源は、光源81〜84のうちどの3個の組み合わせであっても良い。同様に、第2の速度領域202に関連付けて記憶される2個の白色光の光源8及び1個の赤色光の光源8における2個の白色光の光源8は、光源81〜84のうちどの2個の組み合わせであっても良く、1個の赤色光の光源8は、光源85〜87のうちどの光源であっても良い。
このように、制御部300は、7個の光源8のうち3個の光源を常時発光させるとともに、発光させる光源8の組み合わせを速度領域201〜203に応じて変化させる。図7を参照して制御部300による発光制御を説明する。制御部300は、先ず、車速センサ302(図6参照)から車速の計測値を取得する(S1)。次に、取得した計測値と、メモリ301に記憶された速度領域201〜203と発光させる光源8の組み合わせとの関係とに基づいて、発光させる光源8の組み合わせを決定する(S2)。例えば、車速の計測値が50km/hの場合には、白色光の3個の光源8の組み合わせを決定する。また、例えば、車速の計測値が110km/hの場合には、白色光の2個の光源8及び赤色光の1個の光源8の組み合わせを決定する。また、例えば、車速の計測値が130km/hの場合には、赤色光の3個の光源8の組み合わせを決定する。
次に、S2にて決定した3個の光源8を発光させ、残りの光源8は発光させないよう制御する(S3)。これによって、第1の速度領域201では指針3は白色に照明され、第2の速度領域202では朱色に照明され、第3の速度領域203では赤色に照明される。
次に、本実施形態の作用効果を説明する。制御部300は、車速の計測値を車速センサ302から取得して、その計測値に応じた量だけムーブメント110のシャフト111を回転させる。指針3は、導光部6及び上側カバーバルブ5を介してシャフト111に間接的に接続されているので、シャフト111の回転に同期して計測値を示す指標位置まで回転する。
また、制御部300は、指針3を照明するために、光源8を発光させる。光源8の発光制御は、図3、図7を参照して上述した。光源8からの光は受光部61から導光部6内に入射される。
受光部61で受光した光は、最初はスカート部62内を進行して、最終的に中央位置の突出部63に集束される。このとき、受光部61から突出部63までの間にはスカート部62の外周面に接触した形で下側カバーバルブ7(接着部71)が設けられるので、スカート部62から光が漏れてしまうのを抑制できるとともに、下側カバーバルブ7の内周面にて光をスカート部62の内部側に効率的に反射させることができる。また、受光部61は環状に形成されているので、シャフト111の回転に同期して導光部6が回転したとしても、各光源8からの光を受光部61で受光することができる。
突出部63に集束された光は、突出部63の先端部64から出射する。その出射光は指針受光部35からボス部34に入射される。このとき、突出部63及びボス部34は、外周面が接触した形で遮光性の筒状部51に囲まれているので、突出部63及びボス部34から光が漏れてしまうのを抑制できる。
ボス部34内を進行した光は反射面37により指示部31側に反射される。反射した光は、指示部31内を進行し、指示部31の表面36から出射する。以上により指示部31は照明する。
このように、本実施形態では、シャフト111に接続する導光部6と指針3とを別部品化しているので、受光部61を光源8の近くに位置させる形状を容易に形成できる。受光部61を光源8の近くに位置させることで、光源8からの光を受光部61で効率的に受光させることができ、指針3の照明輝度を向上できる。仮に、シャフトに接続する導光部と、指針とを一体成形品で形成しようとすると、受光部を光源の近くに位置させる形状を形成することは技術的に困難である。
また、基部32の背面33bを覆う背面遮光部52が設けられ、その背面遮光部52と光源8との間に存在する導光性部材6、34の外周面に接触した形でその外周面の全範囲を取り囲む遮光性部材51、7が設けられるので、導光性部材6、34及び背面33bから光が漏れてしまうのを抑制できる。これにより、キャップ4と文字板2との隙間120から光が漏れてしまうのを抑制でき、指針3の照明と文字板2との間の明暗のコントラスト差を大きくできる。よって、指針3の視認性を向上できるとともに、計器1の意匠効果を向上できる。
また、導光部6と指針3とを別部品化することで、導光部6、ボス部34及び背面33bを覆う遮光性部材を上側カバーバルブ5と下側カバーバルブ7とに分割した構成を採用できる。上側カバーバルブ5と下側カバーバルブ7とに分割することで、導光部6、ボス部34及び背面33bの全範囲を遮光性部材で覆う形状を容易に形成できる。
また、導光部6と指針3とを別部品化することで、シャフト111が挿入されるシャフト挿入孔66に対する成形前後の収縮、膨張、歪の影響を小さくできる。これにより、シャフト挿入孔66の不良を抑制でき、指針3のぐらつき等を抑制できる。これに対して、導光部と指針とを一体品とすると、指針のボス部を長くしてそのボス部にシャフト挿入孔が形成されることになるので、シャフト挿入孔が形成される部分(ボス部)の長さが長くなる分、収縮、膨張、歪の影響を受けやすくなる。
また、各光源8からの光は最終的に回転軸線L1が位置する中央位置に集束した後、指針3に入射するので、各光源8の光を別々の位置から入射する構成に比べて、周囲に光が漏れてしまうのを抑制できる。
また、導光部6と下側カバーバルブ7は2色成形品(一体成形品)としているので、導光部6の外周面と下側カバーバルブ7の内周面との接触部分の全範囲を強固に接着できる。これにより、導光部6からの光の漏れを抑制できる。
また、上側カバーバルブ5において筒状部51と背面遮光部52とは一体成形品としているので、筒状部51と背面遮光部52との境界部から光が漏れてしまうのを抑制できる。
また、筒状カバー部72により接着部71と筒状部51との境界に位置する隙間部68が覆われているので、その隙間部68からの光の漏れを抑制できる。また、筒状カバー部72の内周面を筒状部51の外周面に接触させることで、筒状カバー部72により筒状部51の外周面が押さえられることになるので、突出部63と筒状部51とを強固に連結でき、ひいては導光部6と指針3とを強固に連結できる。
さらに、指針3は、回転量(車速)に応じて色調が変化するので、車両の運転手に、車速を直感的に把握させることができる。特に、車速が高くなるにしたがって指針3の色調が白色→朱色→赤色と次第に目立つ色に変化していくので、運転手に低速度から高速度への変化を容易に把握させることができる。そして、車速が所定値以上(図3の例では120km/h以上)では、指針3の色調は赤色となるので、車速が高いことを運転手に迅速に把握させることができ、高車速での運転を抑制できる。
また、どの車速であっても発光させる光源8の個数は固定値(3個)となっているので、指針3の色調変化に応じて輝度が変わってしまうのを抑制できる。
また、光源8と指針基部32の間に導光部6を設けて、その導光部6は、光源8からの光を指針3の回転軸線L1が位置する中央位置に集束する形状に形成されているので、光源8の位置の影響を抑制した形で基部32に光を入射できる。つまり、7個の光源8のうちどの3個が発光したとしても、常に、基部32の中央位置に光が入射するので、発光させる光源8の位置によって指針3の輝度が変わってしまったり、指針3の各部間で輝度のばらつきが生じてしまったりするのを抑制できる。
また、導光部6により中央位置に光を集束させたうえで基部32に入射しているので、指針3を朱色で照明する場合に、白色光と赤色光とを指針3内で混合させやすく、結果、指針3を綺麗な朱色で照明できる。これに対して、特許文献1のように、光を中央位置に集束させない構成では、指針基部への白色光の入射位置と赤色光の入射位置とにずれが生じ、指針の色調が部分的に変わってしまう可能性がある。
また、異なる複数の発光色(具体的には白色光と赤色光)を混合することで、各光源8の発光色とは異なる色調(具体的には朱色)で指針3を照明できる。これにより、朱色の発光色の光源を設置しなくても良いので、光源8の個数が増加してしまうのを抑制できる。
また、中央位置に光を集束させる導光部6が設けられることで、回転軸線L1を中心とした円の径方向における光源8の配置位置を柔軟に定めることができる。つまり、文字板2及びケース10の開口21、104より大径の円周上にも光源8を配置できる。言い換えると、ケース10の開口21、104を、光源8が配置される円の径よりも小さくでき、開口21、104からの漏れ光を抑制できる。これに対して、特許文献1の構成では、光源は、文字板及びケースの開口の径以下の領域に配置しなければいけないという制約がある。また、特許文献1の構成では、文字板及びケースは、光源の直上の位置では開口が形成されている必要があるので、光源の位置によっては開口が大きくなってしまい、開口から光が漏れてしまう可能性がある。
また、基部32の上面の中央位置には反射面37が設けられているので、ボス部34で受光した光を効率的に指示部31に供給できる。これにより、指示部31の照明効率を向上できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限度で種々の変形が可能である。例えば、白色光の1個の光源と、赤色光の2個の光源との組み合わせで、指針3を照明しても良い。この組み合わせでは、赤色光の3個の光源を発光させた場合よりも薄い赤色で指針3を照明できる。例えば、図3に示す第3の速度領域203をさらに2つの領域に分けて、その2つの領域のうち低速度側の領域では、白色光の1個の光源と赤色光の2個の光源との組み合わせで指針3を照明し、高速度側の領域では、赤色光の3個の光源の組み合わせで指針3を照明する。これにより、より一層、運転手に車速変化を把握させやすくできる。
さらに、上記実施形態では光源の総数を7個としたが、7個以外の個数でも良い。また、発光させる光源の個数を3個としたが、3個以外の個数でも良い。また、指針の照明色は、白色、朱色、赤色以外の色であっても良い。また、上記実施形態では、各光源は1つの色しか発することができなかったが、複数色を発することができる光源を採用して、車速に応じて光源の発光色を変化させることで指針の照明色を変化させるようにしても良い。例えば、白色、朱色、赤色のそれぞれを発することができる光源を採用すれば、光源の総数を7個から3個に削減できる。
また、車速以外の計測値(例えばエンジン回転数)を表示するメータに本発明を適用しても良い。また、指針が指示する計測値以外の指標に基づいて指針の照明色を変化させるようにしても良い。例えば、車両の加速度に応じて指針の照明色を変化させるようにしても良いし、時間帯に応じて指針の照明色を変化させるようにしても良い。
また、上記実施形態では、指針の照明色を変化させていたが、照明時の輝度を変化させても良い。例えば、上記実施形態では、発光させる光源の個数を固定値(3個)としていたが、その個数を車速に応じて変化させるようにしても良い。例えば、車速が高いほど、発光させる光源数を多くする。これによれば、車速が高いほど、指針は高輝度で照明されるので、車速を直感的に把握させることができる。このとき、全ての光源を互いに同一の発光色の光源として、単一の色で、輝度だけを変化させるようにしても良いし、上記実施形態のように、異なる発光色の光源を設置して、照明色を変化させるとともに、その照明色に加えて輝度も変化させるようにしても良い。
また上記実施形態では、筒状部51を上側カバーバルブ5の一部として構成した例を示したが、図8に示すように、筒状部を下側カバーバルブ7の一部として構成しても良い。図8の例では、下側カバーバルブ7は、スカート部62に接着する接着部71に連続して回転軸線L1の方向に延びた筒状部73を有する。その筒状部73、接着部71及び導光部6は一体成形品である。筒状部73の先端は、背面遮光部52近くに達している。筒状部73の一方の開口から筒状部73内に挿入された形で突出部63が設けられる。筒状部73の他方の開口から筒状部73内に挿入された形でボス部34が設けられる。
一方、上側カバーバルブ5は、ボス部34及び突出部63を連結するための筒状部を有していない。詳しくは、上側カバーバルブ5は、指針基部32の背面33bを覆う背面遮光部52と、その背面遮光部52の内縁に接続されて筒状部73の基部32側の端部からの一部を覆う筒状カバー部54とを有する。この筒状カバー部54により、筒状部73と背面遮光部52との間の隙間部が覆われるので、その隙間部から光が漏れるのを抑制できる。
1 指針計器
3 指針
32 指針の基部
35 指針受光部
6 導光部
61 受光部
8 光源
100 制御部
L1 指針の回転軸線
3 指針
32 指針の基部
35 指針受光部
6 導光部
61 受光部
8 光源
100 制御部
L1 指針の回転軸線
Claims (9)
- 導光性を有する部材で形成され、一端側に設定された回転軸線(L1)の回りに計測値に応じた量だけ回転する指針(3)と、
前記指針の背後において前記回転軸線からずれた位置に配置された光源(8)と、
前記指針のうち前記回転軸線が設定される一端側を基部(32)として、前記基部と前記光源の間の位置において前記指針と別体で設けられるとともに、導光性を有する部材で形成され、前記光源に対向する位置に前記光源からの光を受光する環状の受光部(61)を有して、前記受光部で受光した光を前記回転軸線が位置する中央位置に導く形状に形成され、その中央位置に導いた光を、前記基部の前記回転軸線の位置に設定された指針受光部(35)に入射する導光部(6)と、
前記指針の照明時の色調又は輝度が変化するよう前記光源の発光を制御する制御部(300)と、
を備える指針計器(1)。 - 前記制御部は、前記指針の回転量に応じて前記指針の照明時の色調が変化するよう前記光源の発光を制御する請求項1に記載の指針計器。
- 前記回転軸線を中心とした円周上に配置されて、異なる色を発光する複数の前記光源を備え、
前記制御部は、一部の前記光源は発光させ、残余の前記光源は発光させないように制御するとともに、前記光源のうち発光させる光源を変化させる請求項1又は2に記載の指針計器。 - 前記制御部は、発光させる前記光源の個数を2以上の固定値として、発光させる前記光源の組み合わせを変化させる請求項3に記載の指針計器。
- 前記制御部は、発光させる前記光源の組み合わせの1つとして、同一の発光色の前記光源のみから構成された組み合わせを採用する請求項4に記載の指針計器。
- 前記制御部は、発光させる前記光源の組み合わせの1つとして、異なる発光色の前記光源を含んだ組み合わせを採用する請求項4又は5に記載の指針計器。
- 前記指針は、前記回転軸線の位置において前記基部の背面(33b)から突出するボス部(34)を有し、
前記導光部は、前記回転軸線の位置において前記ボス部に対向して前記回転軸線の方向に延びた対向部(63)を有し、
遮光性を有する部材で形成され、前記ボス部及び前記対向部の両方の外周面に接触した形で前記両方の外周面を取り囲むように設けられた筒状部(51、73)と、
前記基部の背面を覆うように設けられ、遮光性を有する部材で形成された第1遮光部(52)と、
前記導光部の、前記受光部から前記対向部に繋がるまでの部分(62)の外周面に接触した形でその外周面を取り囲むように設けられ、遮光性を有する部材で形成された第2遮光部(71)と、
を備える請求項1〜6のいずれか1項に記載の指針計器。 - 前記基部には、前記指針受光部に対向する位置に、前記指針受光部で受光した光を、前記指針の先端側に反射させる反射面(37)が形成されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の指針計器。
- 前記筒状部は、前記第1遮光部と前記第2遮光部の一方との一体成形品である請求項7に記載の指針計器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016098250A JP2017207309A (ja) | 2016-05-16 | 2016-05-16 | 指針計器 |
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Cited By (1)
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CN109323037A (zh) * | 2018-11-14 | 2019-02-12 | 上海孚因流体动力设备股份有限公司 | 一种可变换角度指示盘结构 |
-
2016
- 2016-05-16 JP JP2016098250A patent/JP2017207309A/ja active Pending
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