JP2003240612A - 線状発光装置及びこれを用いたメーター針 - Google Patents

線状発光装置及びこれを用いたメーター針

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JP2003240612A JP2002041930A JP2002041930A JP2003240612A JP 2003240612 A JP2003240612 A JP 2003240612A JP 2002041930 A JP2002041930 A JP 2002041930A JP 2002041930 A JP2002041930 A JP 2002041930A JP 2003240612 A JP2003240612 A JP 2003240612A
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Harutsura Tazawa
晴列 田澤
Masahito Yoshikawa
雅人 吉川
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Bridgestone Corp
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    • B60K2360/00Indexing scheme associated with groups B60K35/00 or B60K37/00 relating to details of instruments or dashboards
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 均一でかつ高輝度の線状光を発光体の発光面
から出射することができる線状発光装置、特に車載用メ
ータ針を提供することにある。 【解決手段】 点状の光を発する光源2と、この光源2
からの点状光が入射し線状の光として出射する発光体3
とを有し、発光体3は、光源2からの点状光を入射する
光屈折面7を有する光導入部12と、この光導入部12に一
体的に連結され、前記光導入部12に入射した光を反射さ
せる反射面4、及びこの反射面4からの反射光を線状光
として出射する発光面5を有する発光部13とを有し、前
記発光部13の反射面4は、異なる角度で延びる2つの傾
斜面11a,11bからなる凸状部11の連結によってジグザグ
状の断面輪郭形状を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、線状発光装置及
びこれを用いたメーター針、特に車載メーターのメータ
ー針に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の線状発光装置としては、各種計器
類、例えば図11に示すような車載メーター100を構成す
るメーター針101などのように、夜間等の暗い場所でも
視認できることが要求される用途に広く用いられてい
る。
【0003】かかる車載用メーター100のメータ針101の
発光部102は、図12に示すように、点状の光を発する光
源103、例えば低消費電力で長寿命等の利点を有するL
EDランプと、この光源103の上方に位置し、前記光源1
03からの入射光を反射させて指向性の光にする光導入部
105、この光導入部105からの光を反射させる反射面106
及びこの反射面106からの光を線状光として出射する発
光面107を有する発光体108とによって主に構成され、こ
れによって、メーター針101を発光させることができ
る。
【0004】かかる車載用メータ100のメーター針101
は、発光体108の反射面106が、例えば、高反射率を得る
ため白色処理を施した平らな面で構成されているのが一
般的である。
【0005】しかしながら、発光体108の反射面106を平
らな面で構成した場合、十分な輝度が得られているとは
言い難かった。すなわち、発光体108からの出射光の指
向性が低く、視方向における十分な輝度を低電力で得る
ことが困難なためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、発
光体の反射面の形状の適正化を図ることによって、均一
でかつ高輝度の線状光を発光体の発光面から出射するこ
とができる線状発光装置、及びこれを用いたメーター
針、特に車載メーターのメーター針を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明者らは、発光体の発
光部を構成する反射面の形状を変化させたときに、発光
面から出射する線状光の輝度と均一性についての検討を
行ったところ、以下の知見を得た。
【0008】すなわち、従来の線状発光装置は、図12に
示すように、発光体108の反射面106がフラットな面で形
成されていたが、発明者らが、反射面106の形状の適正
化について検討を行ったところ、図13に示すように、発
光体108の反射面106を、異なる角度で延びる2つの傾斜
面109a,109bからなる凸状部109の連結によってジグザグ
状に形成したところ、発光体108の光入射面105から導入
された光の大部分は、反射面106の2つの傾斜面109a,10
9bのうち、光入射面105と対向する傾斜面109bで反射さ
れ、この反射効率は、従来のフラットな面で形成した反
射面に比べて高くなり、この結果、発光面107から出射
される線状光が高輝度になることを見出し、この発明を
完成させるに至った。
【0009】すなわち、この発明は、点状の光を発する
光源と、この光源からの点状光が入射し線状の光として
出射する発光体とを有する線状発光装置において、発光
体は、光源からの点状光を入射する光屈折面を有する光
導入部と、この光導入部に一体的に連結され、前記光導
入部に入射した光を反射させる反射面、及びこの反射面
からの反射光を線状光として出射する発光面を有する発
光部とを有し、前記発光部の反射面は、異なる角度で延
びる2つの傾斜面からなる凸状部の連結によってジグザ
グ状の断面輪郭形状を有することを特徴とする線状発光
装置である。
【0010】また、発光体の反射面をジグザグ状に形成
すると、発光面から出射される線状光は、全体としては
高輝度ではあるものの、反射面を構成する凸状部の配設
ピッチが大きくなると、これに起因して断続的に縞状の
暗部が生じる結果、不連続光となることから、前記反射
面を構成する凸状部の配設ピッチを0.3mm以下とする
ことが好ましい。
【0011】尚、前記反射面を構成する凸状部の配設ピ
ッチを0.3mm超えである場合には、断続的に縞状の暗
部が生じて不連続光となる傾向があるため、この場合に
は、発光面は、反射面で反射されて出射される線状光
が、反射面の前記ジグザグ形状に起因して不連続光とな
るのを防止する光散乱手段を有することが好ましい。
【0012】また、発光面に、光散乱手段として、透光
材料からなる粒子を分散させた光散乱層を設けるか、又
は、凹凸表面をもつ光散乱層を設けることが好ましく、
後者の場合には、光散乱層の凹凸表面は、エンボス加工
又はシボ加工によって形成してなることがより好適であ
る。
【0013】さらに、光散乱層は、発光面に一体的又は
別体として設けることができる。
【0014】また、発光体の発光部は、略楔状をなし、
その側面から見て、反射面を底辺とし、この反射面と対
向する位置にある発光面を斜辺とし、残りの辺を、前記
光導入部と連結され、光導入部からの光を発光部に入射
する接合面とする略三角形形状を有し、発光体の光導入
部は、その側面から見て、略三角形状をなし、前記発光
部の反射面の延在方向に対して鋭角をなして延びる光屈
折面と、前記発光部の接合面に連結される連結面とを有
し、光源からの点状光を、前記光屈折面を通じて光導入
部に入射することが好ましい。
【0015】さらに、光源は、発光体の光導入部の光屈
折面に対向させて配設することが、省スペース化の点で
好ましい。
【0016】また、発光体の光導入部の光屈折面の対向
位置に配設したプリズムの下方位置に配設すること、及
び/又は、前記光導入部の、前記発光部の反射面の延長
上にある面を光入射面とし、光源を前記光入射面の下方
位置に配設してもよく、後者の場合には、前記光入射面
から光導入部に入射した光を前記光屈折面で反射させて
前記連結面から発光部に光を出射することが好ましい。
【0017】さらに、前記光導入部の、前記発光部の反
射面の延長上にある面を光入射面とし、光源は、発光体
の光導入部の光屈折面の対向位置に配設したプリズムの
下方位置と、前記光入射面の下方位置の双方に配設する
場合には、前記プリズムを通過した光は、前記光屈折面
から光導入部に入射して前記連結面から発光部に光を出
射し、かつ、前記光入射面から光導入部に入射した光
は、前記光屈折面で反射させて前記連結面から発光部に
光を出射する構成にすることが好ましい。
【0018】尚、この発明に従う線状発光装置は、計器
類、特に車載用メーターを構成するメーター針に適用す
ることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら以下で説明する。図1は、この発
明に従う線状発光装置を用いた代表例である車載メータ
ーのメーター針の発光装置の一例を示す概略側面図であ
り、図1中の符号1はメーター針の発光装置、2は光
源、3は発光体、4は反射面、5は発光面、7は光屈折
面、そして9は光散乱手段である。
【0020】図1に示す線状発光装置1は、点状の光を
発する光源2と、この光源2からの点状光が入射し線状
の光として出射する発光体3とで主に構成されている。
【0021】光源2は、点状の光を発するものであれば
よく、特に限定はしないが、例えば低消費電力で長寿命
等の利点を有するLEDランプを用いることが好まし
い。
【0022】発光体3は、光源2からの点状光を入射す
る光屈折面7を有する光導入部12と、この光導入部12に
一体的に連結され、前記光導入部12に入射した光を反射
させる反射面4、及びこの反射面4からの反射光を線状
光として出射する発光面5を有する発光部13とを有して
いる。
【0023】発光体3の代表的な形状としては、例えば
図1に示すように、発光体3の発光部13が、略楔状をな
し、その側面から見て、反射面4を底辺とし、この反射
面4と対向する位置にある発光面5を斜辺とし、残りの
辺を、前記光導入部12と連結され、光導入部12からの光
を発光部13に入射する接合面14とする略三角形形状を有
し、発光体3の光導入部12が、その側面から見て、略三
角形状をなし、前記発光部13の反射面4の延在方向6に
対して鋭角θをなして延びる光屈折面7と、前記発光部
13の接合面14に連結される連結面15とを有しており、光
源2からの点状光は、前記光屈折面7を通じて光導入部
12に導入されることになる。
【0024】ここでいう「反射面4の延在方向6」と
は、発光体3を側面から見て、2つの傾斜面11a,11bの2
等分点を通る直線が延びる方向を意味する。
【0025】前記発光部13の反射面4は、異なる角度で
延びる2つの傾斜面11a,11bからなる凸状部11の連結に
よってジグザグ状に形成されており、これらの傾斜面11
a,11bのうち、光屈折面7と対向する傾斜面11bは、反射
面4の延在方向6に対して20〜70°の傾斜角度で延在さ
せることが、輝度を向上させる点で好ましい。
【0026】また、前記反射面4を構成する凸状部11の
配設ピッチdは、0.3mm以下、好適には0.01〜0.07m
mの範囲にすることが、発光面5から出射される線状光
が縞状の暗部が存在することなく均一な連続光とする点
で好ましい。
【0027】尚、前記反射面を構成する凸状部の配設ピ
ッチdは大きいほど高輝度の線状光が得られるが、前記
配設ピッチが0.3mm超えだと、縞状の暗部の線が目立
つ傾向があるため、かかる場合には、発光面5は、図1
に示すように、反射面4で反射されて出射される線状光
が、反射面の前記ジグザグ形状に起因して不連続光とな
るのを防止する光散乱手段9を有することが好ましい。
【0028】尚、2つの傾斜面11a,11bで構成される反
射面4は、図1に示すように、発光体3と一体成形する
場合の他、図6に示すように、発光体3に、反射面4を
有する反射部材8を接着剤等で接合することによって一
体的に形成してもよい。同様に、発光体3を構成する光
導入部12と発光部13についても、図1に示すように接着
剤等で接合することによって一体的に形成しても、また
は、光導入部12と発光部13を一体成形により形成しても
よい。
【0029】発光面5は、光散乱手段として、例えば、
透光材料からなる粒子、好適には、粒径1μm程度のガ
ラスやプラスチック等のビーズを分散させた光散乱層9
を設けるか、又は、凹凸表面をもつ光散乱層9を設ける
ことが好ましい。
【0030】光散乱層9の凹凸表面の形成は、エンボス
加工又はシボ加工によって行うことが好ましい。
【0031】光散乱層9は、図7(a)に示すように、発光
体3と一体的に形成する場合の他、図6及び図7(b)に示
すように、発光体3に、光散乱層9を有する光散乱部材
10を接着剤等で接合することによって形成してもよい。
尚、後者の場合、接合面で光の散乱が多くなって、指向
性が低下する傾向があるため、出射光の指向性を高める
必要がある場合には、光散乱層と発光体との間に所定の
隙間を設けることが好ましい。光散乱層と発光体との間
に隙間を設ける方法としては、例えば、メーター針の場
合には、図8に示すように、光散乱層9をメーター針の
カバー20に装着しておき、発光体3を光散乱層9に対し
て所定間隔で位置できるようにメーター針のカバー20に
嵌め合わせればよい。
【0032】光屈折面7は、透過及び/又は反射した光
が反射面4に向かうように構成されていればよく、例え
ば、図1に示すようにフラットな面で形成したり、或い
は、図14に示すように曲面で形成することができる。ま
た、光屈折面7をフラットな面で形成する場合には、図
15に示すように反射面4の延在方向6に対して異なる傾
斜角度で延在する2以上の傾斜面7a,7bで形成すること
が、発光面5の長手方向の輝度分布をより均一にする点
で好ましく、特に、図16に示すように、光屈折面7を3
つの傾斜面7a,7b,7cで形成し、各傾斜面7a,7b,7cの前記
延在方向6に対する傾斜角度をそれぞれα1、α2、α3
とするとき、前記傾斜角度α1、α2、α3は、α1>α3
>α2の関係を満足することが、発光面5の長手方向に
おける輝度をより一層均一にする点で好適である。
【0033】光源2の配設位置は、発光体3の光導入部
12に光を入射することができる位置であればよく、特に
限定はしないが、例えば、光源3を、図1に示すよう
に、発光体3の光導入部12の光屈折面7に対向させて配
設すれば、メーター針のように発光体3が回転軸19を中
心として回転移動した場合でも、この発光体3と一体的
に移動することができ、相対的な位置関係は一定である
ので、回転移動した場合においても、安定した輝度の光
を発光面5から発することができるとともに、メーター
針状に光源があるので、従来の構成に比べて省スペース
化が図れる。
【0034】また、光源2は、図2に示すように、光伝
送材料で構成したメーター針の回動軸19の下方位置に配
設しても、図1と同様、回転移動した場合においても、
安定した輝度の光を発光面5から発することができる。
さらに、図3に示すように、発光体3の光導入部12の光
屈折面7の対向位置に配設したプリズム16の下方位置に
配設してもよい。
【0035】さらにまた、図4に示すように、前記光導
入部12の、前記発光部13の反射面4の延長上にある面を
光入射面17とし、光源2を前記光入射面17の下方位置に
配設し、前記光入射面17から光導入部12に入射した光を
前記光屈折面7で反射させて前記連結面15から発光部13
に光を出射する構成にしてもよい。
【0036】加えて、光源2をメーター針と分離して配
設する場合には、メーター針の回転位置によっては、光
源2の点状光を発光体3に導入することができない場合
があるため、かかる場合には、例えば、図5(a),(b)に示
すように、光源2を複数個(図5(a)では3個)配置し、
発光体2の光導入部12の光屈折面7の対向位置に配設し
たプリズム16の下方位置と、前記光入射面17の下方位置
の双方に配設し、前記プリズム16を通過した光は、前記
光屈折面7から光導入部12に入射して前記連結面15から
発光部13に光を出射し、かつ、前記光入射面17から光導
入部12に入射した光は、前記光屈折面7で反射させて前
記連結面15から発光部13に光を出射する構成にすれば、
メーター針が回転軸19を中心として180°回転したとし
ても、安定した輝度の光を発光体に導入することができ
る点で好ましい。
【0037】尚、図5(b)では、光源2とプリズム16及び
光入射面17との間に、光源からの光を有効にプリズム16
及び光入射面17に導入するため、光伝送部材18を配設し
た場合を示してあるが、この配設は必要に応じて行うこ
とができる。また、光伝送部材18の入射端面の形状は、
図5(b)では、凸状に形成した場合を示してあるが、この
形状はフラット状でも凹状でもよく、適宜選択すること
ができる。
【0038】この発明では、上記したように線状発光装
置1を構成することによって、均一でかつ高輝度の線状
光を発光体3の発光面5から出射することができる。
【0039】また、この発明の線状発光装置は、夜間等
の暗い場所でも視認できることを要求される各種計器
類、特に、図1に示したように、車載メーター用のメー
ター針に適用することが好適である。
【0040】尚、この場合には、線状発光装置1の発光
体3は、通常、メーターの文字盤の表面に沿って回転移
動する構成であるため、発光体3の反射面4は、その延
在方向6が文字盤の面と平行になるように形成すること
好ましく、これに伴って、発光体3の光屈折面7は、垂
直方向から反射面4側に傾斜させるとともに、発光体3
の発光面5は、発光体3が光屈折面7側から厚みが薄く
なる方向に傾斜させることが好ましい。
【0041】尚、上述したところは、この発明の実施形
態の一例を示したにすぎず、請求の範囲において種々の
変更を加えることができる。
【0042】例えば、この発明の線状発光装置をメータ
ー針に用いる場合であって、発光体3への光の取り込み
と、メーターに対するメーター針の指示位置の明確化の
双方の適正化を図る必要があるときには、光導入部12、
特にその光屈折面7の表面積が広くなり、かつ発光部13
の先端部21の断面積が狭くなるように発光体3を構成す
ることが好ましい。
【0043】また、図18は、発光面5の長手方向におけ
る輝度を均一にするため、図17に示す構成に加えて、光
屈折面7を、前述したように、各傾斜面7a,7b,7cの前記
延在方向6に対する傾斜角度α1、α2、α3がα1>α3
>α2の関係となるように3つの傾斜面7a,7b,7cで形成
した場合を示しているが、かかる輝度のより一層の均一
化を図るには、発光面5や反射面4を多面で形成して、
発光面5に取り入れた光をかかる多面で反射させて、で
きるだけ発光部13の内部を伝達するように構成すること
が好ましい。
【0044】例えば、図19(a),(b)に示すように、発光
面5と両側面23a,23bとで形成する稜に面取り部24a,24b
を設けて発光面5を多面で構成することができるが、よ
り好適には、図20(a),(b),(c)で示すように、反射面4
と両側面23a,23bとで形成する稜に面取り部25a,25bを設
けて反射面4を多面で構成する。尚、発光面5と反射面
4の双方を多面で構成することもできる。
【0045】さらに、図2及び図4に示す光屈折面7や、
図3及び図5に示すプリズム16の光反射面16aは、光を
透過させずに反射させる構成を採用しさえすればよいの
で、かかる反射効率を高めるため、かかる面7又は16a
にアルミニウムや銀などの金属膜を形成することが好ま
しい。
【0046】尚、金属膜の形成方法については、塗布や
蒸着による方法の他、インサート成形法によって形成す
ることができる。インサート成形法による金属膜の形成
方法の一例を説明すると、まず、図21(a)に示すよう
に、下側金型26内に、所定のサイズの金属膜27を付着さ
せたポリエチレンテレフタレート(PET)等の剥離シー
ト28をセットし、上側金型29を閉じてからノズル30から
溶融樹脂を射出して所定の形状の発光体3又はプリズム
16に成形して、金属膜27を固化した樹脂内に埋設した
後、PETシート28を金属膜27から剥離することによっ
て、発光体3の光屈折面7又はプリズム16の光反射面16a
に金属膜27を形成することができる。
【0047】
【実施例】以下、この発明に従う線状発光装置を用いた
車載メーター用のメーター針を試作し、性能を評価した
ので説明する。発明例1のメーター針は、その発光体3
として、図9(a),(b)に示す寸法及び形状を有するアクリ
ル材料からなる発光体を用い、光源2をLEDランプと
し、このLEDランプを光屈折面に対向して配置し、凸
状部11を形成する傾斜面11a,11bの反射面の延在方向に
対する配設角度をともに45°とし、凸状部11の配設ピッ
チdを0.4mmとし、発光面5に光散乱層9として光拡
散フイルムを形成した。
【0048】発明例2のメーター針は、凸状部11の配設
ピッチdを0.05mmとし、発光面5に光散乱層9を設け
ないことを除いては発明例1のメーター針と同様に構成
した。
【0049】比較のため、発光面に光散乱層を設けない
発光体を用いたことを除いては、発明例1のメーター針
と同様に構成した比較例のメーター針、及び、図12に示
すように、発光体の反射面を白色処理を施したフラット
な面で構成した従来例のメーター針についても試作し
た。
【0050】上記各供試メーター針について、線状光の
輝度と均一性を評価するための試験を行った。線状光の
輝度は、各メーター針について、それぞれ発光体の長さ
が異なる5つのメーター針(発光体長さ:1〜5cm)
を試作し、これらのメーター針の発光体の発光面から出
射される線状光の輝度を測定し、評価した。図10は、発
光体長さに対する線状光の輝度をプロットしたものであ
る。線状光の均一性の評価は、目視により行った。
【0051】図10の結果から、発明例1及び2並びに比
較例はともに、従来例に比べて、いずれの発光体の長さ
においても、線状光が高輝度であることがわかる。ま
た、比較例は、高輝度な線状光が得られているものの、
縞状の暗部が顕著に発生して、均一な線状光が得られて
ないのに対して、発明例1および2はいずれも、縞状の
暗部は認められず、均一な線状光が得られている。
【0052】
【発明の効果】この発明によれば、発光体の反射面の形
状の適正化を図ることによって、均一でかつ高輝度の線
状光を発光体の発光面から出射することができる線状発
光装置を提供することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に従う線状発光装置の概略側面図で
ある。
【図2】 他の実施形態を示す線状発光装置の概略側面
図である。
【図3】 他の実施形態を示す線状発光装置の概略側面
図である。
【図4】 他の実施形態を示す線状発光装置の概略側面
図である。
【図5】 他の実施形態を示す線状発光装置を示したも
のであり、(a)は平面透視図であり、(b)はIV-IV断面図
である。
【図6】 反射面と光散乱層とを発光体とは別部材で構
成した場合の分解側面図である。
【図7】 (a)〜(c)はいずれも発光体に光散乱層を形成
した状態を示す側面図である。
【図8】 発光体と光散乱層の間に所定の間隔を設ける
方法の一例を説明するための図である。
【図9】 試験を行った発光体の形状を示した図であ
り、(a)は発明例1の発光体の斜視図、(b)は 発明例1の
発光体の側面図、(c)は発明例2の発光体の側面図、(d)
従来例の発光体の側面図、そして、 (e) 比較例の発光
体の側面図である。
【図10】 図9に示した各発光体の長さに対する線状
光の輝度をプロットした図である。
【図11】 従来の車載メーターの概略を示す平面図で
ある。
【図12】 従来例のメーター針の概略側面図である。
【図13】 比較例のメーター針の概略側面図である。
【図14】 発光体の他の実施形態を示す概略側面図で
ある。
【図15】 発光体の他の実施形態を示す概略側面図で
ある。
【図16】 発光体の他の実施形態を示す概略側面図で
ある。
【図17】 発光体の他の実施形態を示した斜視図であ
る。
【図18】 発光体の他の実施形態を示したものであ
り、(a)は斜視図、(b)は発光部の中途位置での断面図で
ある。
【図19】 発光体の他の実施形態を示したものであ
り、(a)は斜視図、(b)は発光部の中途位置での断面図で
ある。
【図20】 発光体の他の実施形態を示したものであ
り、(a)及び(b)はそれぞれ異なる方向から眺めたときの
斜視図、(c)は発光部の中途位置での断面図である。
【図21】 (a)〜(c)は、光屈折面等にインサート成形
法によって金属膜を形成するときの主要工程を示したも
のである。
【符号の説明】
1 線状発光装置(又はメーター針の発光装置) 2 光源(又はLEDランプ) 3 発光体 4 反射面 5 発光面 6 反射面の延在方向 7 光屈折面 8 反射部材 9 光散乱手段(又は光散乱層) 10 光散乱部材 11 凸状部 11a,11b 傾斜面 12 光導入部 13 発光部 14 接合面 15 連結面 16 プリズム 16a プリズムの光反射面 17 光入射面 18 光伝送部材 19 回転軸 20 メーター針のカバー 21 発光部の先端部 22 発光部の中途位置 23a,23b 発光部の側面 24a,24b,25a,25b 面取り部 26 下側金型 27 金属膜 28 剥離シート 29 上側金型 30 ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G12B 11/04 F21Y 101:02 // F21Y 101:02 F21S 1/00 F Fターム(参考) 2F074 AA04 BB06 DD02 DD03 EE02 FF02 GG04 GG06 2F078 FA07 FB12 FE23 FE26 FE35 3D044 BA22 BA28 BB01 BD01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点状の光を発する光源と、この光源から
    の点状光が入射し線状の光として出射する発光体とを有
    する線状発光装置において、 発光体は、光源からの点状光を入射する光屈折面を有す
    る光導入部と、 この光導入部に一体的に連結され、前記光導入部に入射
    した光を反射させる反射面、及びこの反射面からの反射
    光を線状光として出射する発光面を有する発光部とを有
    し、 前記発光部の反射面は、異なる角度で延びる2つの傾斜
    面からなる凸状部の連結によってジグザグ状の断面輪郭
    形状を有することを特徴とする線状発光装置。
  2. 【請求項2】 前記反射面を構成する凸状部の配設ピッ
    チを0.3mm以下とする請求項1記載の線状発光装置。
  3. 【請求項3】 前記反射面を構成する凸状部の配設ピッ
    チを0.3mm超えとし、かつ、発光面は、反射面で反射
    されて出射される線状光が、反射面の前記ジグザグ形状
    に起因して不連続光となるのを防止する光散乱手段を有
    する請求項1記載の線状発光装置。
  4. 【請求項4】 発光面に、光散乱手段として、透光材料
    からなる粒子を分散させた光散乱層を設ける請求項3記
    載の線状発光装置。
  5. 【請求項5】 発光面に、光散乱手段として、凹凸表面
    をもつ光散乱層を設ける請求項3記載の線状発光装置。
  6. 【請求項6】 光散乱層の凹凸表面は、エンボス加工又
    はシボ加工によって形成してなる請求項5記載の線状発
    光装置。
  7. 【請求項7】 光散乱層は、発光面に一体的又は別体と
    して設けられる請求項4、5又は6記載の線状発光装
    置。
  8. 【請求項8】 発光体の発光部は、略楔状をなし、その
    側面から見て、反射面を底辺とし、この反射面と対向す
    る位置にある発光面を斜辺とし、残りの辺を、前記光導
    入部と連結され、光導入部からの光を発光部に入射する
    接合面とする略三角形形状を有し、 発光体の光導入部は、その側面から見て、略三角形状を
    なし、前記発光部の反射面の延在方向に対して鋭角をな
    して延びる光屈折面と、前記発光部の接合面に連結され
    る連結面とを有し、 光源からの点状光を、前記光屈折面を通じて光導入部に
    入射する請求項1〜7のいずれか1項記載の線状発光装
    置。
  9. 【請求項9】 光源は、発光体の光導入部の光屈折面に
    対向させて配設する請求項1〜8のいずれか1項記載の
    線状発光装置。
  10. 【請求項10】 光源は、発光体の光導入部の光屈折面
    の対向位置に配設したプリズムの下方位置に配設する請
    求項1〜8のいずれか1項記載の線状発光装置。
  11. 【請求項11】 前記光導入部の、前記発光部の反射面
    の延長上にある面を光入射面とし、光源を前記光入射面
    の下方位置に配設し、前記光入射面から光導入部に入射
    した光を前記光屈折面で反射させて前記連結面から発光
    部に光を出射する請求項1〜8のいずれか1項記載の線
    状発光装置。
  12. 【請求項12】 前記光導入部の、前記発光部の反射面
    の延長上にある面を光入射面とし、光源は、発光体の光
    導入部の光屈折面の対向位置に配設したプリズムの下方
    位置と、前記光入射面の下方位置の双方に配設し、 前記プリズムを通過した光は、前記光屈折面から光導入
    部に入射して前記連結面から発光部に光を出射し、か
    つ、前記光入射面から光導入部に入射した光は、前記光
    屈折面で反射させて前記連結面から発光部に光を出射す
    る請求項1〜8のいずれか1項記載の線状発光装置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか1項記載の
    線状発光装置を用いたメーター針。
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