JP4343320B2 - 平面照明装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型液晶表示装置等のバックライトに使用できる均一な出射光の実現を可能にする平面照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の平面照明装置として、平面照明装置に対し実効出射面の占める面積の割合を大きくするため、または実効出射面積を変えずに平面照明装置の小型化および光源近傍の照明斑の発生防止のため、例えば実開昭59−173084号公報や特開平4−174802号公報に示すように、導光板の端面上部に傾斜面を設け、傾斜面の下方向に光源を設置して導光板に光を入射する平面照明装置が知られている。
【0003】
また別の従来の平面照明装置として、例えば特開平8−254618号公報に示すように、入射光の供給がない入射端面の両端近傍に、一次光源の有効発光部分からの入射光を供給するように分散指向させ、入射端面の両端近傍の輝度を向上する目的で、導光板の入射端面の全長に上下方向(厚さ方向)にプリズム面を設けるものが知られている。
【0004】
さらに別の従来の平面照明装置として、例えば特開平10−199316号公報に示すように、点光源を導光板の入射端面部の中央に位置し、この点光源に対向する部分の入射端面部にプリズムを形成し、入射光をプリズムにより散乱させて導光板の側面方向の隅部分の輝度を向上させるものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
実開昭59−173084号公報や特開平4−174802号公報に開示される従来の平面照明装置は、図4に示すように、導光板22の端面上部に傾斜面部25を設け、傾斜面部25に連続する裏面部24の下部に光源30を配置し、光源30のLEDチップ30aからの光を傾斜面部25の下部(入射端面)25aより導光板22に入射して表面部23から出射させる構成なので、実効出射面積を変えずに平明照明装置の小型化を図ることができる。
【0006】
しかしながら、直接光源30から導光板22に到達してしまう光を確実に取り除くことができず、光源30側近くで照明斑が発生したり、LED等の光源位置を認識させてしまう課題があった。また、入射される光を傾斜面部25によって導光板22の厚さ方向に分散できるが、表面部23の両側面方向に光が到達できず、特に光源30に近い両側面付近での輝度の低下に課題があった。
【0007】
さらに説明すると、図4に示すように、上記実開昭59−173084号公報や特開平4−174802号公報に開示される従来の平面照明装置では、導光板22の端面上部に傾斜面部25を設け、この傾斜面部25の下部25aから導光板22に光を入射している。光源30は、実際にはLEDチップ30aから出射しており、光源30の上面全体から出射されている。なお、説明の都合上、導光板22の屈折率等を同等とした。
【0008】
そして、光源30からの光は、対向する導光板22の入射端面部25aに入射し、スネルの法則から光屈折率をn=1.49では臨界角φが±42°となる。したがって、導光板22の傾斜面部25に入射する入射角βが(π/2)−φ=48°以下で全反射となる。
【0009】
また、導光板22の表面部23や裏面部24に入射する光も同様に入射角が48°以下で全反射となり、これら全反射した光は全反射を繰り返しながら反射端面部27方向に進み、さらに表面部23や裏面部24に存在する凸状や凹状によって屈折、散乱により臨界角を破った光は、表面部23や裏面部24に出射し、裏面部24から出射した光は図示しない反射体等によって反射され再度導光板22に入射し表面部23から出射する。
【0010】
しかしながら、光源30から導光板22を直接透過する光や傾斜面部25で全反射(1回)して表面部23に出射する光が存在するため、光源30側近くで照明斑が発生してしまうという問題を招く。しかも、光源30からの光を傾斜面部25で散乱せずにそのまま反射してしまうため、光源(特に点光源)を表面部3側から観測してしまうという問題を招く。
【0011】
特開平8−254618号公報に開示される従来の平面照明装置は、導光板の入射端面の全長に上下方向(厚さ方向)に連続単一なプリズム面を設け、入射光の供給がない入射端面の両端近傍に、一次光源の有効発光部分からの入射光を供給するように分散指向させ、入射端面の両側近傍の輝度を向上する目的であるが、図5に示すように、導光板32のプリズム面(傾斜面部)36が連続単一のため、有る程度の光が両端側に進むが、全体として光を散乱する作用のために導光板32全体の輝度低下をしてしまう課題がある。
【0012】
さらに説明すると、図5に示すように、上記特開平8−254618号公報に開示される従来の平面照明装置における導光板32は、2つの傾斜面部36の長さが等しく、かつ2つの傾斜面部36と仮想基線BLと成す角度が等しい単一のプリズム面36が連続に形成されたものである。
【0013】
これにより、プリズム面36に対して光源からの平行な光線LPRは、プリズム面36と仮想基線BLと成す角度が全て等しいため、プリズム面36で屈折する角度が全て同じくなり、プリズム面36付近では均一に分散され、光源(特に点光源)を表面部からは観測せずに眩しさ等を解消できる。
【0014】
しかしながら、光線LPRは側面部38,39の方向に進み、プリズム面36付近の輝度は、導光板32全体から比べると明るいが、図示しない導光板32の表面部の入射端面部の反対方向では輝度の低下が現れ、導光板32全体としての輝度斑があらわれてしまうという問題を招く。
【0015】
特開平10−199316号公報に開示される従来の平面照明装置は、点光源を導光板の入射端面部の中央に位置し、この点光源に対向する部分の入射端面部にプリズムを形成し、入射光をプリズムにより散乱させて導光板の側面方向の隅部分の輝度を向上させているが、導光板の表面部と裏面部との厚さ方向の進行光は臨界角内の角度のみの範囲であるために、光源側が短辺の横長な導光板では光源側と対向側との間で輝度分布差が現れてしまう課題がある。
【0016】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、光源に対向する導光板の裏面部の端部に傾斜角度を中心から両側面方向に向かうほど大きく可変したプリズムを形成するとともに当該プリズム面に対向した位置まで表面部に傾斜面部を設けて、光源からの光を最初に両側面方向にも分散させ、さらにこれらの光を光源から遠く離れた側面方向や導光板の厚さの任意方向に反射することによって、導光板の形状に関わりなく均一な出射光が得られる面照明装置を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため請求項1に係る平面照明装置は、半導体発光素子からなる光源と、該光源からの光を表面から出射する表面部と、表面部の反対側に位置する裏面部と、これら表面部と裏面部とに略直角に交わる側面部とから成る板状の導光板と、光源と導光板とを保持するケースとを備え、光源を裏面部の端部の下方に設けた平面照明装置であって、導光板は、光源からの光を導く入射部を光源と対向する裏面部の端部に形成されたプリズム面とするとともにプリズム面に対向する表面部側に傾斜面部が形成される様に欠切したことを特徴とする。
【0018】
請求項1に係る平面照明装置は、半導体発光素子からなる光源と、該光源からの光を表面から出射する表面部と、表面部の反対側に位置する裏面部と、これら表面部と裏面部とに略直角に交わる側面部とから成る板状の導光板と、光源と導光板とを保持するケースとを備え、光源を裏面部の端部の下方に設けた平面照明装置であって、導光板は、光源からの光を導く入射部を光源と対向する裏面部の端部に形成されたプリズム面とするとともにプリズム面に対向する表面部側に傾斜面部が形成される様に欠切したので、プリズム面で導光板の両側面方向にも光を屈折させるとともに光源からの光を有る程度散乱させることができる。さらに傾斜面部で全反射させて光源側と反対側に位置する対向側面方向にも光を進行させるとともに傾斜面部の傾きを持った臨界角内の光が導光板内を進むことができる。
【0019】
また、請求項2に係る平面照明装置は、導光板の両側面部の端部を結ぶ仮想基線と成すプリズム面の傾斜角度が導光板の中心から両側面部に向かうほど大きいことを特徴とする。
【0020】
請求項2に係る平面照明装置は、導光板の両側面部の端部を結ぶ仮想基線と成すプリズム面の傾斜角度が導光板の中心から両側面部に向かうほど大きいので、光源からの輝度分布を中心分布から幅の広い分布にできる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
なお、本発明は、光源に対向する導光板の裏面部の端部に傾斜角度を中心から両側面方向に向かうほど大きく可変したプリズムを形成するとともに当該プリズム面に対向した位置まで表面部に傾斜面部を設けて、光源からの光を最初に両側面方向にも分散させ、さらにこれらの光を光源から遠く離れた側面方向や導光板の厚さの任意方向に反射することによって、導光板の形状に関わりなく均一な出射光が得られる平面照明装置を提供することにある。
【0022】
図1は本発明に係る平面照明装置の断面構成図、図2は本発明に係る平面照明装置の導光板の斜視図である。
図1は導光板2と光源10およびケース11から成る平面照明装置1と、これらと一緒に液晶表示装置等の基板12上に電子部品13等を実装した構成を示している。さらに、導光板2は、表面部3、裏面部4、傾斜面部5、プリズム面6、反射端面部7および側面部8、側面部9とからなる。
【0023】
導光板2は、屈折率が1.4〜1.7程度からなるアクリル樹脂(PMMA)、ポリカーボネート(PC)等で形成され、裏面部4の端部に傾斜角度を中心から両側面方向に向かうほど大きく可変したプリズム面6を形成している。これにより、上方に出射するアッパービュタイプの光源10からの光をプリズム面6により屈折し、プリズム面6の中心付近ではそのまま上方に屈折、両側面8,9方向に近いプリズム面6ほど両側面8および9方向に屈折しながら上方に向かうように分散させる。
【0024】
また、導光板2の表面部3には、プリズム面6に対向した位置まで傾斜面部5が形成されている。これにより、プリズム面6で屈折した光を任意の角度で反射し、プリズム面6の中心部付近からの光は反射端面部7方向の表面部3や裏面部4方向に進み、導光板2から外部に出射した光は、反射端面部7、側面部8,9および裏面部4に密接しているケース11によって反射し、再度導光板2内に入射し、最終的に表面部3から出射する。
【0025】
さらに、側面部8,9方向に近いプリズム面6からの光は、側面部8,9の反射端面部7方向の表面部3や裏面部4方向に進み、導光板2から外部に出射した光は、反射端面部7、側面部8,9および裏面部4に密接しているケース11によって反射し、再度導光板2内に入射し、最終的に表面部3から出射する。
【0026】
また、導光板2は、表面部3および裏面部4に図示しない微細の凸凹を形成したり、使用目的に合わせて梨地、円弧や面に平行に三角柱等の多角柱および波状、さらに面に垂直方向に円錐、円柱、多角錐、多角柱等の凸および凹の加工を施し、凸や凹状のパターンのピッチおよびサイズの変化を行う。
【0027】
例えば表面部3の中心から両端に向かって凸または凹状のパターンのピッチを変え、裏面部4で光源から離れる程パターンのサイズを大きくする様にグラデーションを行う。さらに、導光板2の表面部3と裏面部4に施したパターンにホーニング加工を行う場合もある。
【0028】
また、図示はしないが、導光板2のプリズム面6および表面部3以外の面を反射体等で囲んでも良い。
【0029】
光源10は、単色のLEDやレーザ等の半導体発光素子や波長変換や混色した白色LEDなどからなり、基板12に表面実装し、導光板2のプリズム面6に出射する。また、光源10は、単波長発光の単体または異波長発光の混合したLEDやレーザ等の半導体発光素子を複数個並べても良い。
【0030】
ケース11は、変成ポリアミド、ポリブチレンテレフタレートや芳香族系ポリエステル等からなる液晶ポリマなどの絶縁性の有る材料に、光の反射性を良くするとともに遮光性を得るためにチタン酸バリウム等の白色粉体を混入させて、導光板2を載せる平面部と導光板2を囲む様に導光板2の傾斜面部5と対向するテーパ面と導光板2の反射端面部7に対向する反射面部とを有する形状に成形する。
【0031】
また、ケース11のテーパ部は、導光板2の傾斜面部5と対向し、一度導光板2の傾斜面部5で全反射した光と臨界角以上の入射光によって外部に出射した光をさらに傾斜面部5で反射し、全ての光を反射するように反射効率を良くし導光板2に再入射させる。
【0032】
さらに、ケース11は、導光板2の裏面部4に対向する平面部で光をより良く反射させて導光板2に再入射させるとともに下部の空間スペースに電子部品13等を収納することができる。
【0033】
基板12は、リジット系基板でガラス布エポキシや紙フェノール等の機械的強度を伴う絶縁性材料からなり、LSIチップや抵抗チップ等の電子部品13が実装されている。さらに、基板12は、ケース11を装着した時に、ケース11内に設けた導光板2のプリズム面6とLEDやレーザ等の半導体発光素子からなる光源10の出射面とが近接対向するように実装される。
【0034】
電子部品13は、LSI等を初めとしケース11の内部(ケース11の下部)に収納するように基板12に実装し、取り付け面積を有効利用し全体として小型化に寄与する。
【0035】
図3は上述した平面照明装置の導光板における進行光の平面図であって、図3(a)は点光源の場合における進行光の平面図、図3(b)は平行線光源の場合における進行光の平面図を示している。
【0036】
導光板2は、裏面部4に設けた傾斜面6aと傾斜面6bとから成るプリズム面6を有し、導光板2の中心から側面部8側と側面部9側に向かう程、側面部8側の傾斜面6bおよび側面部9側の傾斜面6aと仮想基線BLと成す角度θを大きく施してある。
【0037】
また、導光板2の中心付近のプリズム面6は、傾斜面6aと傾斜面6bとの長さが等しく、かつ両側面部8,9間の端部を結ぶ仮想基線BLと成す角度θも等しくされている。これにより、頂点部での光線LPDは直進し、傾斜面6aと傾斜面6bではやや側面部8,9方向に屈折して傾斜面部5に進む。
【0038】
さらに、導光板2の側面部8や側面部9付近のプリズム面6は、傾斜面6aと傾斜面6bとの長さが異なり、側面部8側では傾斜面6aの方が傾斜面6bより長く、傾斜面6bと仮想基線BLと成す角度θを大きくしている。これにより、光線LPDは傾斜面6bで屈折し、側面部8方向に進みながら傾斜面部5に進む。
【0039】
同様に、側面部9側では傾斜面6bの方が傾斜面6aより長く、傾斜面6aと仮想基線BLと成す角度θを大きくしている。これにより、光線LPDは傾斜面6aで屈折し、側面部9方向に進みながら傾斜面部5に進む。
【0040】
また、図3(a)に示すように、光源10が点光源の場合、光源10から側面部8方向に向かった光のうち、傾斜面6aに入射した光はそのまま傾斜面6aに沿って進み、傾斜面6aと成す角は存在せず、低い角度で傾斜面6bに入射した光は屈折後に傾斜面6aで大きな入射角で(角度γ)反射し側面部8方向に進む。
【0041】
同様に光源10から側面部9方向に向かった光のうち、傾斜面6bに入射した光はそのまま傾斜面6bに沿って進み、傾斜面6bと成す角は存在せず、低い角度で傾斜面6aに入射した光は屈折後に傾斜面6bで大きな入射角で反射し側面部9方向に進む。
【0042】
さらに、図3(b)に示すように、光源10が平行線光源の場合には、全ての傾斜面6aと傾斜面6bとで屈折をするが、仮想基線BLと成す角度が大きい傾斜面ほど大きく屈折し、相対的には側面部8と側面部9方向に進む光線LPDと、ややこれらの反対方向に進む光線LPDとが傾斜面部5に進む。
【0043】
また、導光板2に入射した光は、スネルの法則から導光板2の光屈折率nに応じて0≦α≦±sin-1(1/n)を満たす入射角αの範囲で進行する。
【0044】
例えば導光板2の材質をアクリル樹脂を用いた場合には、光屈折率をn(=1.49)では臨界角はφ=±42°となる。
【0045】
したがって、導光板2内部から表面部3や裏面部4等の空気層に入射する表面部3や裏面部4の法線となす入射角βが(π/2)−φ=48°以下で全反射となる。
【0046】
これにより、光源10の近い所で側面部8や9方向に光を散乱させ、さらに傾斜面部5で反射され、導光板2内を全反射を繰り返しながら反射端面部7方向に進む。その結果、光源10が点光源であってもLEDアレイ状であっても導光板2の隅々まで光を進行させることができる。なお、図3(a),(b)の説明では、プリズム面6の頂点を鋭角な頂角で表したが、頂点が円弧状であっても良い。
【0047】
このように、本例における平面照明装置は、従来の平面照明装置のように光源10からの光が直接導光板2の表面部3に到達せず、また両側面部付近の輝度をあげるとともに反射端面部方向まで光を到達させ、輝度斑や眩しさが無く、目に優しい均一な照明光が得られる。
【0048】
【実施例】
以下に本発明による平面照明装置の実施例を示す。
透明なアクリル樹脂からなる3.5mm(光源10側および反射端面部7)×4mm(側面部8,9)の略矩形状で厚さ1mmの導光板2の裏面部4の1端部から約0.9mm〜1.1mm反射端面部7方向に高さ20μm、ピッチ160μmのプリズム面6を形成し、プリズム面6に対向する表面部3の位置に設けた傾斜面部5の裏面部4と成す傾斜角度を42°〜48°の間で1°毎に可変させ、プリズム面6に対向近接した位置に3ケのLED(中心と左右10mm隣接)を並べて表面部3での輝度および輝度斑等の試験を行った。その結果、大多数の試験に於いて十分な輝度(10cd/m2 )を得ることができ、従来品の様な輝度斑(臨界角による入光部での光の明暗境界の発生)も無く、均一な光が得られた。
【0049】
なお、本実施例では金属から成る射出成形用の金型のプリズム加工部をエッチングにより成形したが、プリズム部のサイズによっては放電加工によって成形しても良い。
【0050】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に係る平面照明装置は、半導体発光素子からなる光源と、該光源からの光を表面から出射する表面部と、表面部の反対側に位置する裏面部と、これら表面部と裏面部とに略直角に交わる側面部とから成る板状の導光板と、光源と導光板とを保持するケースとを備え、光源を裏面部の端部の下方に設けた平面照明装置であって、導光板は、光源からの光を導く入射部を光源と対向する裏面部の端部に形成されたプリズム面とするとともにプリズム面に対向する表面部側に傾斜面部が形成される様に欠切したので、プリズム面で導光板の両側方向にも光を屈折させるとともに光源を有る程度散乱されることができる。さらに傾斜面部で全反射させ光源側と反対側に位置する対向側面方向にも光を進行させるとともに傾斜面部の傾きを持った臨界角内の光が導光板内を進むことができるので、導光板全体に均一で眩しくなく明るい輝度を得ることができるとともにコストの低減を図れるとともに光源を基板に実装でき、さらにスペースを有効に利用でき小型化に寄与できる。
【0051】
また、請求項2に係る平面照明装置は、導光板の両側面部の端部を結ぶ仮想基線と成すプリズム面の傾斜角度が導光板の中心から両側面部に向かうほど大きいので、光源からの輝度分布を中心分布から幅の広い分布にできるので、導光板の隅々まで均一な光を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る平面照明装置の断面構成図
【図2】本発明に係る平面照明装置の導光板の斜視図
【図3】本発明に係る平面照明装置の導光板における進行光の平面図
【図4】従来の平面照明装置の導光板における進行光の断面図
【図5】従来の平面照明装置の導光板における進行光の平面図
【符号の説明】
1…平面照明装置、2,22,32…導光板、3,23…表面部、4,24…裏面部、5,25…傾斜面部、6,36…プリズム面、6a,6b…傾斜面、7…反射端面部、8,9,38,39…側面部、10,30…光源、10a,30a…LEDチップ、11…ケース、12…基板、13…電子部品、25a…下部(入射端面)、α,β…入射角、n…屈折率、φ…臨界角、γ,θ…角度、BL…仮想基線、LPD,LPR…光線。

Claims (2)

  1. 半導体発光素子からなる光源(10)と、該光源からの光を表面から出射する表面部(3)と、前記表面部の反対側に位置する裏面部(4)と、これら前記表面部と前記裏面部とに略直角に交わる側面部(8,9)とから成る板状の導光板(2)と、前記光源と前記導光板とを保持するケース(11)とを備え、前記光源を前記裏面部の端部の下方に設けた平面照明装置(1)であって
    前記導光板は、前記光源からの光を導く入射部を前記光源と対向する前記裏面部の端部に形成されたプリズム面(6)とするとともに前記プリズム面に対向する前記表面部側に傾斜面部(5)が形成される様に欠切したことを特徴とする平面照明装置。
  2. 前記プリズム面(6)は、前記導光板(2)の両側面部(8,9)の端部を結ぶ仮想基線(BL)との成す傾斜角度が前記導光板の中心から両側面部に向かうほど大きいことを特徴とする請求項1記載の平面照明装置。
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