JP2011219184A - 安全柵取付具およびこれを用いた安全柵並びに安全柵取付方法 - Google Patents

安全柵取付具およびこれを用いた安全柵並びに安全柵取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】形鋼のフランジ部に対して安全柵を容易に脱着可能とし、かつ安全柵の脱落を防止可能にした安全柵取付具およびこれを用いた安全柵並びに安全柵取付方法の提供。
【解決手段】ばね綱からなり、一対の腕部30と、この一対の腕部30を連結する胴部31と、一対の腕部30の先端部にそれぞれ内側に向かって屈曲した一対の鈎部32とが形成され、弾性変形することによってフレームFの一対のフランジ部Faを両外側から挟み込むようにして取り付けられ、鈎部32がフランジ部Faの先端に掛け止めされるクランプ部材3であり、腕部30には、フレームFに取り付けられた際に鈎部32が掛け止めされるフランジ部Faの先端とは反対側の先端と胴部31との間に形成される間隙に臨んで開口された開口部を有するクランプ部材3と、このクランプ部材3の開口部に挿入されるコッター部材4とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、溝形鋼(C形鋼、チャンネル材)、H形鋼やI形鋼などの一対のフランジ部とこの一対のフランジ部を連結するウェブ部とを有する形鋼に安全柵を取り付けるための安全柵取付具およびこれを用いた安全柵並びに安全柵取付方法に関する。
各種の工場や倉庫などにおける物流設備として、ベルトコンベアやローラーコンベアなどのコンベアが多く採用されている。ところが、これらのコンベアでは、コンベアベルトやキャリアローラなどの可動部が露出しているため、運転中に作業者が誤って接触したり、巻き込まれたりすると、怪我をしてしまう可能性がある。そのため、この種のコンベアの安全対策が求められている。
例えば、特許文献1には、キャリアローラを回転可能に支持するキャリアスタンドの外支柱を利用し、パネルを吊り下げて支持するようにしたベルトコンベアの安全柵が開示されている。キャリアスタンドの外支柱にはフックが固定されており、このフックにパネルがその上端部を引っ掛けることによって吊り下げられる。
ところが、この特許文献1に記載のような安全柵はキャリアスタンドの外支柱のないコンベアには適用することができないので、この外支柱がない場合には安全柵専用の支柱を立設する必要がある。この場合、支柱はコンベアに溶接固定されるため、安全柵の撤去作業には多くの手間が掛かる。
そこで、特許文献2〜4に記載のようなコの字状のクランプを用いて安全柵を固定することが一般的に行われている。この方法では、H形鋼やC形鋼などのフランジ部にコの字状のクランプを嵌め込み、締め付けねじを締め付けることによって安全柵の支柱を固定している。この場合、クランプは締め付けねじを緩めることによって簡単に取り外すことが可能であり、安全柵の撤去作業は容易に行える。
特開2008−156069号公報 実公昭64−2907号公報 実公平3−24656号公報 特開2004−27532号公報
ところが、特許文献2〜4に記載のように、H形鋼やC形鋼などのフランジ部にコの字状のクランプを嵌め込んで締め付けたものでは、クランプがフランジ部からずれて脱落する可能性がある。特に、H形鋼やC形鋼のフランジ部は、端部に向かって先細りとなるように勾配が設けられているので、締め付けねじが緩みやすく、一旦緩んでしまうと簡単にクランプが脱落してしまう。
そこで、本発明においては、溝形鋼、H形鋼やI形鋼などの一対のフランジ部とこの一対のフランジ部を連結するウェブ部とを有する形鋼に対して安全柵を容易に脱着可能とし、かつ安全柵の脱落を防止可能にした安全柵取付具およびこれを用いた安全柵並びに安全柵取付方法を提供することを目的とする。
本発明の安全柵取付具は、一対のフランジ部とこの一対のフランジ部を連結するウェブ部とを有する形鋼に安全柵を取り付けるための安全柵取付具であって、ばね綱からなり、形鋼の一対のフランジ部にそれぞれ沿うように形鋼の一対のフランジ部よりも長く形成された一対の腕部と、この一対の腕部を連結する胴部と、一対の腕部の先端部にそれぞれ内側に向かって屈曲した一対の鈎部とが形成され、弾性変形することによって形鋼の一対のフランジ部を両外側から挟み込むようにして形鋼に取り付けられ、鈎部が形鋼の一対のフランジ部の先端に掛け止めされるクランプ部材であり、腕部には、形鋼に取り付けられた際に鈎部が掛け止めされる形鋼の一対のフランジ部の先端とは反対側の先端と胴部との間に形成される間隙に臨んで開口された開口部を有するクランプ部材と、このクランプ部材の開口部に挿入されるコッター部材とを有するものである。
本発明の安全柵取付具では、ばね綱からなるクランプ部材を形鋼に取り付ける際にクランプ部材が弾性変形して、形鋼の一対のフランジ部を両外側から挟み込むようにして形鋼に取り付けられる。これにより、一対の腕部の先端部に形成された鈎部が形鋼の一対のフランジ部の先端に掛け止めされる。そして、クランプ部材の開口部にコッター部材を挿入すると、一対の腕部が、鈎部が掛け止めされた形鋼の一対のフランジ部の先端とは反対側に向かって引っ張られ、形鋼の一対のフランジ部の先端に鈎部が固定される。すなわち、本発明の安全柵取付具では、形鋼の一側面側から形鋼に対してクランプ部材を押し込むようにして取り付け、このクランプ部材の開口部に対してコッター部材を挿入するだけで、安全柵取付具を形鋼に容易に取り付けることが可能であり、この安全柵取付具を利用して容易に安全柵を取り付けることができる。
一方、本発明の安全柵取付具を形鋼から取り外す際には、コッター部材をクランプ部材の開口部から抜き取ることで、形鋼の一対のフランジ部の先端に固定された鈎部が開放されるので、取り付けの際とは逆にクランプ部材を弾性変形させることで容易に取り外すことが可能である。
ここで、クランプ部材は、開口部が一対の腕部の両方に形成されたものであり、コッター部材は、クランプ部材の外側から一対の腕部の一方の開口部より内側へ向かって挿入され、他方の開口部から外側へ突出させるものであることが望ましい。これにより、一対の腕部の両方が、それぞれの両先端部の鈎部が掛け止めされた形鋼の一対のフランジ部の先端とは反対側に向かって引っ張られ、形鋼の一対のフランジ部の両先端に両鈎部がしっかりと固定される。
また、一対の腕部のそれぞれの開口部は、上側の腕部側が大きく、下側の腕部側が小さく形成されたものであり、コッター部材は、クランプ部材の上側から下側へ向かって挿入されるものであり、かつ上側および下側の開口部の大きさに応じた先細り形状であることが望ましい。これにより、コッター部材を、クランプ部材の上側から下側へ向かって挿入すると、その先細り形状に沿って、一対の腕部の両方が、それぞれの両先端部の鈎部が掛け止めされた形鋼の一対のフランジ部の先端とは反対側に向かって引っ張られるので、形鋼の一対のフランジ部の両先端に両鈎部がよりしっかりと固定される。また、このコッター部材に重力が作用することにより、一対の腕部の両方が、それぞれの両先端部の鈎部が掛け止めされた形鋼の一対のフランジ部の先端とは反対側に向かって引っ張られ、形鋼の一対のフランジ部の先端に鈎部が固定されるので、クランプ部材の形鋼からの脱落が防止される。
また、クランプ部材は、安全柵を支持するブラケット部材を着脱可能に固定するための鍔部をさらに有するものであることが望ましい。これにより、クランプ部材をコッター部材により形鋼に固定した状態で、安全柵を支持するブラケット部材を着脱することが可能となる。
また、ブラケット部材は、クランプ部材から水平方向に延設される水平腕部と、この水平腕部の先端に垂直方向に延設される垂直腕部と、この垂直腕部に固定され、安全柵が引っ掛けられるフック部とを有するものであることが望ましい。これにより、クランプ部材にブラケット部材を固定し、安全柵をフック部に引っ掛けて、水平腕部によりクランプ部材から水平方向に離した位置に、かつ垂直腕部により垂直方向に支持することができるので、安全柵を所望の位置に容易に配置することが可能となる。
(1)一対のフランジ部とこの一対のフランジ部を連結するウェブ部とを有する形鋼に安全柵を取り付けるための安全柵取付具であって、ばね綱からなり、形鋼の一対のフランジ部にそれぞれ沿うように形鋼の一対のフランジ部よりも長く形成された一対の腕部と、この一対の腕部を連結する胴部と、一対の腕部の先端部にそれぞれ内側に向かって屈曲した一対の鈎部とが形成され、弾性変形することによって形鋼の一対のフランジ部を両外側から挟み込むようにして形鋼に取り付けられ、鈎部が形鋼の一対のフランジ部の先端に掛け止めされるクランプ部材であり、腕部には、形鋼に取り付けられた際に鈎部が掛け止めされる形鋼の一対のフランジ部の先端とは反対側の先端と胴部との間に形成される間隙に臨んで開口された開口部を有するクランプ部材と、このクランプ部材の開口部に挿入されるコッター部材とを有することにより、この安全柵取付具は形鋼の一側面側から容易に取り付けることが可能であり、この安全柵取付具を利用して容易に安全柵を取り付けることができる。これにより、ベルトコンベアやローラーコンベアなどのコンベアを構成する形鋼に安全柵を取り付ける際、コンベアの一側面側から取り付けることが可能であるため、コンベアが稼働中であっても容易に取り付けることができる。また、この安全柵取付具では、取り付けの際に、クランプ部材の開口部にコッター部材を挿入すると、一対の腕部が、鈎部が掛け止めされた形鋼の一対のフランジ部の先端とは反対側に向かって引っ張られ、形鋼の一対のフランジ部の先端に鈎部が固定されるので、形鋼からの脱落が防止される。また、この安全柵取付具は取り付けの際と逆の操作により容易に取り外すことが可能である。また、安全柵は、この安全柵取付具に対して脱着すれば良く、容易に脱着することが可能である。
(2)クランプ部材は、開口部が一対の腕部の両方に形成されたものであり、コッター部材は、クランプ部材の外側から一対の腕部の一方の開口部より内側へ向かって挿入され、他方の開口部から外側へ突出させるものであることにより、一対の腕部の両方が、それぞれの両先端部の鈎部が掛け止めされた形鋼の一対のフランジ部の先端とは反対側に向かって引っ張られ、形鋼の一対のフランジ部の両先端に両鈎部がしっかりと固定されるので、クランプ部材が形鋼に対して安定して固定される。これにより、この安全柵取付具を利用して取り付けられる安全柵がより安定する。
(3)一対の腕部のそれぞれの開口部は、上側の腕部側が大きく、下側の腕部側が小さく形成されたものであり、コッター部材は、クランプ部材の上側から下側へ向かって挿入されるものであり、かつ上側および下側の開口部の大きさに応じた先細り形状であることにより、形鋼の一対のフランジ部の両先端に両鈎部がよりしっかりと固定され、クランプ部材が形鋼に対してより安定して固定される。また、このコッター部材に重力が作用することにより、クランプ部材の形鋼からの脱落が防止される。
(4)クランプ部材が、安全柵を支持するブラケット部材を着脱可能に固定するための鍔部をさらに有するものであることにより、クランプ部材をコッター部材により形鋼に固定した状態で、安全柵を支持するブラケット部材を着脱することが可能となり、作業性が向上する。
(5)ブラケット部材が、クランプ部材から水平方向に延設される水平腕部と、この水平腕部の先端に垂直方向に延設される垂直腕部と、この垂直腕部に固定され、安全柵が引っ掛けられるフック部とを有するものであることにより、クランプ部材にブラケット部材を固定し、安全柵をフック部に引っ掛けて、水平腕部によりクランプ部材から水平方向に離した位置に、かつ垂直腕部により垂直方向に支持することができるので、安全柵を所望の位置に容易に配置することが可能となる。
本発明の実施の形態におけるコンベアの安全柵の一部を示す正面図である。 図1のA−A断面図である。 図2のB矢視図である。 クランプ部材の斜視図である。 クランプ部材の詳細を示す図であって、(a)は正面図、(b)は平面図である。 コッター部材の詳細を示す図であって、(a)は正面図、(b)は平面図である。
図1は本発明の実施の形態におけるコンベアの安全柵の一部を示す正面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図2のB矢視図である。図4はクランプ部材の斜視図、図5はクランプ部材の詳細を示す図であって、(a)は正面図、(b)は平面図、図6はコッター部材の詳細を示す図であって、(a)は正面図、(b)は平面図である。
図1から図3に示すように、本発明の実施の形態におけるコンベアの安全柵は、安全柵本体1と、安全柵本体1をコンベアのフレームFに取り付けるための安全柵取付具2とから構成される。安全柵本体1は、鋼製丸棒を格子状に配置して溶接することにより形成されたものである。
図2に示すように、本実施形態におけるコンベアのフレームFは、断面略コの字状の溝形鋼により形成されている。このフレームFは、上下に水平方向に設けられた一対のフランジ部Faと、この一対のフランジ部Fa同士を連結する鉛直方向に設けられたウェブ部Fbとから構成される。なお、フランジ部Faは、それぞれの外側面、すなわち上側のフランジFaの上面および下側のフランジFaの下面が水平であり、それぞれの内側面は端部Fcに向かって断面先細りとなるように5°の勾配が設けられている。
安全柵取付具2は、フレームFを挟持する図4および図5に示す略コの字状のクランプ部材3と、クランプ部材3の固定に用いられる図6に示すコッター部材4と、クランプ部材3に固定されるブラケット部材5とから構成される。
クランプ部材3は、ばね綱からなる板材によって形成されたものであり、図4および図5に示すように、フレームFの一対のフランジ部Faにそれぞれ沿うようにこのフランジ部Faよりも長く形成された一対の腕部30と、この一対の腕部30を連結する胴部31と、一対の腕部30の先端部にそれぞれ内側に向かって屈曲した一対の鈎部32と、ブラケット部材5を着脱可能に固定するための鍔部33とを有する。
このクランプ部材3は、フレームFの一側面側であるウェブ部Fbの外側から一対の腕部30の鈎部32側を上下に押し拡げるようにして弾性変形させ、フレームFに押し込むことにより、フレームFの一対のフランジ部Faを上下両外側から挟み込むように取り付けられる。そして、鈎部32がフランジ部Faの先端を通過した際に、腕部30が元の状態へ復帰することにより、鈎部32がフランジ部Faの先端に掛け止めされる。
また、腕部30には、フレームFに取り付けられた際に鈎部32が掛け止めされるフランジ部Faの先端Fa1とは反対側の先端Fa2と胴部31との間に形成される間隙Gに臨んで開口された長方形状の開口部34a,34bを有する。開口部34a,34bは、上側の腕部30側の開口部34aが大きく、下側の腕部30側の開口部34bが小さく形成されている。
鍔部33は、クランプ部材3がフレームFに取り付けられた状態で、フレームFの通り方向(図2の前後方向および図3の上下方向)に対して直角方向に設けられた板部材である。鍔部33は、腕部30の端辺の4箇所にそれぞれ設けられている。また、鍔部33には、ブラケット部材5を固定するための複数の開孔35がそれぞれ水平方向に並設されている。
コッター部材4は、図6に示すように、略L字状の板部材である。コッター部材4は、クランプ部材3の外側から一対の腕部30の一方の開口部34aより内側へ向かって挿入され、他方の開口部34bから外側へ突出させることにより使用される。コッター部材4は、開口部34a,34bに差し込まれる楔部40と、楔部40から水平方向に延設されたストッパ部41とから構成される。ストッパ部41は、腕部30の上面に当接する面41aが水平面となっている。楔部40は、フランジ部Faの外側面に当接する面40aが垂直面、この面40aと反対側の面40bが傾斜面であり、開口部34a,34bの大きさに応じた先細り形状となっている。
ブラケット部材5は、図2に示すように、クランプ部材3から水平方向に延設される水平腕部50と、水平腕部50の先端に垂直方向に延設される垂直腕部51と、垂直腕部51に対して上下にスライド可能に固定される垂直腕部52と、垂直腕部52に固定され、安全柵本体1が引っ掛けられるフック部53とを備える。水平腕部50、垂直腕部51および垂直腕部52は、断面略コの字状の溝形鋼により形成されている。
水平腕部50と垂直腕部51とは、互いに溶接固定されている。水平腕部50には、クランプ部材3の鍔部33の開孔35に対して水平位置を変えて固定するための複数の開孔50aが水平方向に並設されている。また、垂直腕部51には、垂直腕部52を固定するための複数の開孔51aが垂直方向に並設されている。垂直腕部52には、垂直腕部51の開孔51aに対して上下位置を変えて固定するための複数の開孔52aが垂直方向に並設されている。フック部53は垂直腕部51の上下2箇所に溶接固定されている。
ブラケット部材5は、その水平腕部50の開孔50aの位置を、クランプ部材3の鍔部33の開孔35の位置に合わせ、これらの開孔35,50aに固定ピン6を挿入することによって、クランプ部材3に固定される。また、垂直腕部52は、その開孔52aの位置を、垂直腕部51の開孔51aの位置に合わせ、これらの開孔52a,51aに固定ピン7を挿入することによって、垂直腕部51に固定される。
上記構成の安全柵取付具2を用いた安全柵の取り付け方法は以下の通りである。まず、クランプ部材3が、コンベアのフレームFに取り付けられる。クランプ部材3は、フレームFのウェブFbの外側から一対の腕部30の鈎部32側を上下に押し拡げるようにして弾性変形させ、フレームFに押し込むことにより、フレームFの一対のフランジ部Faを上下両外側から挟み込むようにして取り付けられる。これにより、鈎部32がフランジ部Faの先端Fa1,Fa2に掛け止めされる。
次に、クランプ部材3の上側の腕部30の開口部34aからコッター部材4を挿入する。上側の腕部30の開口部34aから挿入されたコッター部材4は、下側の開口部30側の開口部34bを貫通する。これにより、コッター部材4の先細り形状に沿って、一対の腕部30の両方が、それぞれの両先端部の鈎部32が掛け止めされたフレームFの一対のフランジ部Faの先端Fa1,Fa2とは反対側に向かって引っ張られるので、フレームFの一対のフランジ部Faの両先端Fa1,Fa2に両鈎部32がしっかりと固定される。
また、このコッター部材4に重力が作用するので、一対の腕部30の両方が、それぞれの両先端部の鈎部32が掛け止めされたフランジ部Faの先端Fa1,Fa2とは反対側に向かって引っ張られ、フレームFの一対のフランジ部Faの先端Fa1,Fa2に鈎部32が固定されるので、クランプ部材3のフレームFからの脱落が防止される。
そして、このクランプ部材3にブラケット部材5が固定される。ブラケット部材5の水平腕部50、垂直腕部51および垂直腕部52の取り付け順序に特に制約はなく、それぞれ固定ピン6,7により固定される。そして、このブラケット部材5のフック部53に安全柵本体1が掛け止めされる。
以上のように、本実施形態における安全柵取付具2は、フレームFの一側面側から容易に取り付けることが可能であり、この安全柵取付具2を利用して容易に安全柵本体1を取り付けることができる。これにより、ベルトコンベアやローラーコンベアなどのコンベアを構成する形鋼からなるフレームFに安全柵を取り付ける際、コンベアの一側面側から取り付けることが可能であるため、コンベアが稼働中であっても容易に取り付けることができる。
また、この安全柵取付具2では、取り付けの際に、クランプ部材3の開口部34a,34bにコッター部材4を挿入すると、一対の腕部30が、鈎部32が掛け止めされたフレームFの一対のフランジ部Faの先端Fa1,Fa2とは反対側に向かって引っ張られ、フレームFaの一対のフランジ部Fの先端Fa1,Fa2に鈎部32が固定されるので、フレームFからの脱落が防止される。また、この安全柵取付具2は取り付けの際と逆の操作により容易に取り外すことが可能である。また、安全柵本体1は、この安全柵取付具2に対して脱着すれば良く、容易に脱着することが可能である。
また、クランプ部材3は、開口部34a,34bが一対の腕部30の両方に形成されたものであり、コッター部材4は、クランプ部材3の外側から一対の腕部30の一方の開口部34aより内側へ向かって挿入され、他方の開口部34bから外側へ突出させるものであるため、一対の腕部30の両方が、それぞれの両先端部の鈎部32が掛け止めされたフレームFの一対のフランジ部Faの先端Fa1,Fa2とは反対側に向かって引っ張られ、フレームFの一対のフランジ部Faの両先端Fa1,Fa2に両鈎部32がしっかりと固定される。これにより、クランプ部材3がフレームFに対して安定して固定され、この安全柵取付具2を利用して取り付けられる安全柵本体1がより安定する。
また、一対の腕部30のそれぞれの開口部34a,34bは、上側の腕部30側の開口部34aが大きく、下側の腕部30側の開口部34aが小さく形成されたものであり、コッター部材4は、クランプ部材3の上側から下側へ向かって挿入されるものであり、かつ上側および下側の開口部34a,34bの大きさに応じた先細り形状であることにより、フレームFの一対のフランジ部Faの両先端Fa1,Fa2に両鈎部32がよりしっかりと固定され、クランプ部材3がフレームFに対してより安定して固定されている。また、このコッター部材4に重力が作用することにより、クランプ部材3のフレームFからの脱落が防止される。
また、クランプ部材3が、安全柵本体1を支持するブラケット部材5を着脱可能に固定するための鍔部33を有するので、クランプ部材3をコッター部材4によりフレームFに固定した状態で、安全柵本体1を支持するブラケット部材5を着脱することも可能であり、作業性が向上する。
また、本実施形態におけるブラケット部材5が、水平方向位置および垂直方向位置を固定ピン6,7を挿入する開孔35,50a,51a,52aの位置により調整することができるので、クランプ部材3にブラケット部材5を固定し、安全柵本体1をフック部53に引っ掛けて、水平腕部50によりクランプ部材3から水平方向に離した位置に、かつ垂直腕部51および垂直腕部52により垂直方向に支持することができるので、安全柵本体1を所望の位置に容易に配置することが可能である。
本発明の安全柵取付具およびこれを用いた安全柵並びに安全柵取付方法は、ベルトコンベアやローラーコンベアなどのコンベアなどを構成する溝形鋼、H形鋼やI形鋼などの一対のフランジ部とこの一対のフランジ部を連結するウェブ部とを有する形鋼に安全柵を取り付けるための装置および方法として有用である。
F フレーム
Fa フランジ部
Fb ウェブ部
1 安全柵本体
2 安全柵取付具
3 クランプ部材
30 腕部
31 胴部
32 鈎部
33 鍔部
34a,34b 開口部
35 開孔
4 コッター部材
5 ブラケット部材
50 水平腕部
50a 開孔
51 垂直腕部
51a 開孔
52 垂直腕部
52a 開孔
53 フック部
6,7 固定ピン

Claims (8)

  1. 一対のフランジ部とこの一対のフランジ部を連結するウェブ部とを有する形鋼に安全柵を取り付けるための安全柵取付具であって、
    ばね綱からなり、前記形鋼の一対のフランジ部にそれぞれ沿うように前記形鋼の一対のフランジ部よりも長く形成された一対の腕部と、この一対の腕部を連結する胴部と、前記一対の腕部の先端部にそれぞれ内側に向かって屈曲した一対の鈎部とが形成され、弾性変形することによって前記形鋼の一対のフランジ部を両外側から挟み込むようにして前記形鋼に取り付けられ、前記鈎部が前記形鋼の一対のフランジ部の先端に掛け止めされるクランプ部材であり、前記腕部には、前記形鋼に取り付けられた際に前記鈎部が掛け止めされる前記形鋼の一対のフランジ部の先端とは反対側の先端と前記胴部との間に形成される間隙に臨んで開口された開口部を有するクランプ部材と、
    このクランプ部材の開口部に挿入されるコッター部材と
    を有する安全柵取付具。
  2. 前記クランプ部材は、前記開口部が前記一対の腕部の両方に形成されたものであり、
    前記コッター部材は、前記クランプ部材の外側から前記一対の腕部の一方の開口部より内側へ向かって挿入され、他方の開口部から外側へ突出させるものである
    請求項1記載の安全柵取付具。
  3. 前記一対の腕部のそれぞれの開口部は、上側の腕部側が大きく、下側の腕部側が小さく形成されたものであり、
    前記コッター部材は、前記クランプ部材の上側から下側へ向かって挿入されるものであり、かつ前記上側および下側の開口部の大きさに応じた先細り形状である
    請求項2記載の安全柵取付具。
  4. 前記クランプ部材は、前記安全柵を支持するブラケット部材を着脱可能に固定するための鍔部をさらに有するものである請求項1から3のいずれかに記載の安全柵取付具。
  5. 前記ブラケット部材は、前記クランプ部材から水平方向に延設される水平腕部と、この水平腕部の先端に垂直方向に延設される垂直腕部と、この垂直腕部に固定され、前記安全柵が引っ掛けられるフック部とを有するものである請求項4記載の安全柵取付具。
  6. 一対のフランジ部とこの一対のフランジ部を連結するウェブ部とを有する形鋼に取り付けられる安全柵であって、
    ばね綱からなり、前記形鋼の一対のフランジ部にそれぞれ沿うように前記形鋼の一対のフランジ部よりも長く形成された一対の腕部と、この一対の腕部を連結する胴部と、前記一対の腕部の先端部にそれぞれ内側に向かって屈曲した一対の鈎部とが形成され、弾性変形することによって前記形鋼の一対のフランジ部を両外側から挟み込むようにして前記形鋼に取り付けられ、前記鈎部が前記形鋼の一対のフランジ部の先端に掛け止めされるクランプ部材であり、前記腕部には、前記形鋼に取り付けられた際に前記鈎部が掛け止めされる前記形鋼の一対のフランジ部の先端とは反対側の先端と前記胴部との間に形成される間隙に臨んで開口された開口部を有するクランプ部材と、
    このクランプ部材の開口部に挿入されるコッター部材と
    を有する安全柵。
  7. 一対のフランジ部とこの一対のフランジ部を連結するウェブ部とを有する形鋼に安全柵を取り付ける安全柵取付方法であって、
    ばね綱からなり、前記形鋼の一対のフランジ部にそれぞれ沿うように前記形鋼の一対のフランジ部よりも長く形成された一対の腕部と、この一対の腕部を連結する胴部と、前記一対の腕部の先端部にそれぞれ内側に向かって屈曲した一対の鈎部とが形成され、弾性変形することによって前記形鋼の一対のフランジ部を両外側から挟み込むようにして前記形鋼に取り付けられ、前記鈎部が前記形鋼の一対のフランジ部の先端に掛け止めされるクランプ部材であり、前記腕部には、前記形鋼に取り付けられた際に前記鈎部が掛け止めされる前記形鋼の一対のフランジ部の先端とは反対側の先端と前記胴部との間に形成される間隙に臨んで開口された開口部を有するクランプ部材を、前記形鋼の一対のフランジ部を両外側から挟み込むようにして前記形鋼に取り付け、前記一対の腕部の先端部の鈎部を前記形鋼の一対のフランジ部の先端に掛け止めすること、
    前記クランプ部材の開口部にコッター部材を挿入すること、
    前記クランプ部材を利用して前記安全柵を取り付けること
    を含む安全柵取付方法。
  8. 前記クランプ部材を利用した前記安全柵の取り付けは、前記クランプ部材に、前記クランプ部材から水平方向に延設される水平腕部と、この水平腕部の先端に垂直方向に延設される垂直腕部と、この垂直腕部に固定され、前記安全柵が引っ掛けられるフック部とを備えるブラケット部材を固定し、前記フック部に前記安全柵を引っ掛けることにより行うことを特徴とする請求項7記載の安全柵取付方法。
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