JP6530980B2 - ベルトコンベアの安全柵 - Google Patents

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Description

この発明はベルトコンベアの安全柵に関し、特に組立・分解作業中に部品を見失うことのないようにした安全柵に関する。
ベルトコンベアは最も低価格の輸送機であり、各種の工場や設備で多く採用されているが、ベルトコンベアの運転中に作業者が誤ってコンベアベルトやキャリアローラなどの可動部分に接触しあるいは巻き込まれると、怪我などの事故が懸念されることから、その対策が求められる。
従来より、コンベアフレームに複数の円弧状支柱を間隔をあけて取付け、柔軟性を有するシートを円弧状支柱で受けることにより、コンベアベルトのキャリア側の全体を覆うカバーを構成するようにした方式のベルトコンベアが提案されている(特許文献1、特許文献2)。この方式のベルトコンベアでは作業者がコンベアベルトなどの可動部分に接触するおそれが少ないものの、メンテナンス時にはその都度シートを持ち上げておく必要があって作業が煩雑となる。
他方、コンベアフレームに門形フレームを固定し、門形フレームの横梁中央から左右のカバーの上端部分を開閉自在に吊り下げ、左右のカバーの下端部を、キャリアローラを支持するキャリアスタンドに取外し可能に係止し、左右のカバーでコンベアベルトのキャリア側の全体を覆うようにした方式のベルトコンベアが提案されている(特許文献3)。この特許文献3記載のベルトコンベアでは作業者がコンベアベルトなどの可動部分に接触するおそれが少なく、さらには左又は右のカバーを上方に開ければよいので、メンテナンスも容易にできる。
また、柵パネルを外枠に網を張り又は棒を掛け渡すことによって製作し、L字形状に折り曲げられた一方の部品と平板状をなす他方の部品とから構成され両部品の両側部には取付けボルトが挿通されてナットに螺合されるようになっている取付けブラケットをコンベアフレームに取付け、取付けブラケットの外側部品には柵パネルの取付け用支柱を固定し、取付け用支柱にはフック及びU字状の係止リングを外方に突き出て固定し、フックにはパネルの上端部を引っ掛けることによって吊り下げ、柵パネルの中央部分の網の目又は棒間の隙間には係止リングを挿通し、係止リングのU字形状内にはコッターを差し込み、コッターによって柵パネルの網又は棒を取付け用支柱に押しつけるようにした安全柵も提案されている(特許文献4)。
実用新案登録第3028206号公報 特開2007−076804号公報 特開昭54−122578号公報 特許第5172369号公報
特許文献4記載のベルトコンベアの安全柵では組立・分解作業が非常に簡単であり、ベルトコンベアのメンテナンスも容易にできるものの、柵パネルの脱着時に係止リングのU字形状内に対してコッターを抜き差しする必要があり、コッターを紐などで結んでおかないと、作業中にコッターを見失うことがあった。
本発明はかかる問題点に鑑み、組立・分解作業中に部品を見失うことのないようにしたベルトコンベアの安全柵を提供することを課題とする。
そこで、本発明に係るベルトコンベアの安全柵は、コンベアフレームによってコンベアベルトを無端状に張設してなるベルトコンベアの、コンベアベルト側方に取付けブラケットによって柵パネルを設置するようにしたベルトコンベアの安全柵において、上記取付けブラケットにはU字状の係止リングが外側方に突設され、上記係止リングにはコッターが差し込まれ、該コッターは側面形状が下窄まり状をなし、上記コッターの下端部には抜け止めピンが上記係止リングのU字状の溝幅を越えて横方向に延びるように設けられ、上端部の広幅部分が係止リングのU字状の溝内縁と競り合うことによって下方抜け止めされ、下端部の抜け止めピンと上記係止リングのU字状の溝側縁との当りによって上方抜け止めされるとともに、上記係止リングのU字状の溝側縁に当接した下端の抜け止めピン廻りに傾動され得るように設けられており、上記柵パネルはその網の目又は棒間の隙間に上記係止リング及び傾動されたコッターが挿通されるように上記係止リング及び傾動されたコッターに被せられ、該コッターが上記抜け止めピン廻りに起立されて上記係止リングのU字状の溝内に差し込まれることによって、上記柵パネルの網又は棒が上記取付けブラケットに押しつけられて取付けられていることを特徴とする。
本発明の特徴の1つは取付けブラケットにU字状の係止リングを突設し、係止リングにはコッターを差し込み、コッターの上側の広幅部分によって下方抜け止めし、下端抜け止めピンによって上方抜け止めし、しかもコッターを抜け止めピン廻りに傾動させ得るように設け、柵パネルの網の目又は棒の隙間に係止リング及びコッターを挿通し、コッターを起立させて差し込むようにした点にある。
これにより、コッターは係止リングから外れることはなく、常に係止リングに引っ掛かっているので、安全柵を組立て分解する際にコッターを見失うことは決してない。
取付けブラケットはコンベアフレーム側方に安全柵を取付けることができれば、その構造は特に限定されない。例えば、取付けブラケットを、コンベアフレーム又はコンベアフレームに固定されたスタンドに取付けられる外側部品と内側部品とから構成することができる。
ここで、取付けブラケットの外側部品にはフック及びU字状の係止リングを外側方に突設し、柵パネルを構成する網又は棒を取付けブラケットのフックに引っ掛けることによって柵パネルを取付けブラケットに吊り下げるように構成することができるが、取付けブラケットの外側部品にはU字状の係止リングのみを突設し、柵パネルを係止リングに吊り下げるようにしてもよい。
また、取付けブラケットの外側部品には取付け用支柱を構成要素として備え、取付け用支柱にフック及びU字状の係止リングを外側方に突設するようにしてもよい。取付け用支柱はコンベアフレームの構造などに応じて傾斜角度を調整できるようにするのが望ましい。この取付け用支柱にはL字状やコ字状の型鋼や角パイプを使用することができる。
また、本発明では柵パネルを係止リングやフックに引っ掛け、柵パネルに係止リングを挿通してコッターを起立させて差し込めばよいので、簡単な作業によって柵パネルをコンベアフレームやスタンドに確実に取付けることができる。
コッターは側面視で下窄まり形状であればよいが、柵パネルをコッター及び係止リングに嵌め込みやすいようにコッターを大きく傾動できるのが望ましい。そこで、コッターの下端部を側面く字状に折り曲げて抜け止めピンを取付け、コッターを抜け止めピン廻りに外向き水平方向に傾動させ得るように構成するのが望ましい。
取付けブラケットのコンベアフレームやスタンドへの取付け方法は特に限定されない。例えば、コンベアフレームやスタンドには断面コ字状をなし、断面コ字状の縦辺部分を外向きにしたものと、内向きにしたものがある。また、断面L字状をなし、断面L字状の縦辺部分を外向きにしたものと、内向きにしたものがある。
そこで、取付けブラケットの外側部品と内側部品とで断面コ字状のコンベアフレームやスタンドを挟み込んでボルト・ナットで締付け、あるいは断面L字状のコンベアフレームやスタンドの起立部分をコ字状の内側部品とボルトで挟持し、内側部品と外側部品とをボルト・ナットで相互に連結することによって、取付けブラケットをコンベアフレームやスタンドに取付けることができる。
また、取付けブラケットの外側部品は、横断面コ字状又は横断面ほぼZ字状となし、この横断面コ字状又は横断面ほぼZ字状の最外側面の部分にはフックやU字状の係止リングを外側方に突設させるのがよい。
柵パネルは外枠に金属棒を横方向及び/又は縦方向に掛け渡すことによって構成することができる。外枠の形状は特に限定されず、下記の実施形態に示されるような矩形状でもよく、又円形状や楕円形状、六角形状その他の多角形状、動物などの任意の形状を採用することもできる。
本発明に係るベルトコンベアの安全柵の好ましい実施形態を示す概略側面図である。 上記実施形態を示す正面図である。 上記実施形態におけるベルトキャリア側の柵パネルの取付け構造の正面(a)、外側面(b)、内側面(c)及び平面(d)を示す図である。 上記実施形態における柵パネルの固定方法を模式的に示す図である。 第2の実施形態の正面(a)、外側面(b)及び平面(c)を示す図である。 第3の実施形態の正面(a)、外側面(b)、内側面(c)及び平面(d)を示す図である。 第4の実施形態の正面(a)、外側面(b)及び平面(c)を示す図である。 第5の実施形態の正面(a)、外側面(b)、内側面(c)及び平面(d)を示す図である。 第6の実施形態の正面(a)、外側面(b)及び平面(c)を示す図である。 第7の実施形態が適用されるゴルトコンベアのコンベアフレームを示す図である。 第7の実施形態における要部側面構成(a)、要部正面構成(b)及び要部側面拡大構成(c)を示す図である。 第7の実施形態及びその変形例の平面構成図である。
以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図4は本発明に係るベルトコンベアの安全柵の好ましい実施形態を示す。図において、断面L字状のコンベアフレーム10がその縦辺部分を外側にして長手方向に延び、コンベアフレーム10の前後両端には駆動ローラ及び従動ローラ(図示せず)が回転自在に支持され、前後両端のローラの間にはコンベアベルトBが無端状に掛け渡されてキャリア側ベルト及びリターン側ベルトが構成され、駆動ローラが駆動モータ(図示せず)によって駆動されることによりコンベアベルトが走行されるようになっている。
コンベアフレーム10には複数の短フレーム11が相互に間隔をあけて取付けられ、短フレーム11にはキャリアスタンド12、13が相互に間隔をあけて立てて固定され、キャリアスタンド12、13には傾斜ローラ(キャリアローラ)14及び水平ローラ(キャリアローラ)15の回転軸が回転自在に支持され、これらの傾斜ローラ14及び水平ローラ15によってキャリア側ベルトBが受けられている。
また、コンベアフレーム10にはリターンスタンド16が下方に延びて取付けられ、リターンスタンド16にはリターンローラ17の回転軸が回転自在に支持され、リターンローラ17によってリターン側ベルトBが受けられている。
さらに、コンベアフレーム10には取付けブラケット20が縦方向に延びるように取付けられ、取付けブラケット20には柵パネル30が取付けられ、柵パネル30は矩形状の外枠に金属棒を縦方向及び横方向に掛け渡して製作されている。
取付けブラケット20は外側部品20A、内側部品20B、外側部品20Aと内側部品20Bを連結するボルト・ナット20Cから構成されている。
取付けブラケット20の外側部品20Aは平面ほぼZ字状に製作され、最外側の部分にはフック20Dが切り起こし形成されるとともに、その下側にU字状の係止リング20Eが外方に突出して形成され、係止リング20Eにはコッター21が差し込まれている。コッター21は側面下窄まり状に形成され、下端部は側面く字状に形成され、該下端部には抜け止めピン21Aが係止リング20EのU字状の溝幅を越えて横方向に延びるように取付けられている。
また、取付けブラケット20の内側部品20Bは側面逆L字状に折り曲げられ、折り曲げ部分はコンベアフレーム10の縦辺部分に重ねられ、外側部品20A及び内側部品20Bの折り曲げ部分の挿通穴に挿通されたボルト・ナット20Cによって締付け固定されている。内側部品20Bの起立部分はコンベアフレーム10の起立部分に重ねられ、外側部品20Aの長穴20Fと内側部品20Bの挿通穴に挿通されたボルト・ナット20Cによって締付け固定され、これによって取付けブラケット20はコンベアフレーム10に取付けられている。
また、キャリアスタンド12は横断面コ字状をなし、キャリアスタンド12にはコンベアフレーム10の場合と同様にして取付けブラケット20が取付けられている。即ち、取付けブラケット20の外側部品20AとL字状の内側部品20Bがキャリアスタンド12の横断面コ字状を挟み込んでボルト・ナット20Cによって締付け固定されている。
取付けブラケット20の外側部品20Aは平面ほぼZ字状に製作され、最外側の部分にはフック20Dが切り起こし形成されるとともに、その下側にU字状の係止リング20Eが外方に突出して形成され、係止リング20Eにはコッター21が差し込まれている。コッター21は側面下窄まり状に形成され、下端部は側面く字状に形成され、該下端部には抜け止めピン21Aが係止リング20EのU字状の溝幅を越えて横方向に延びるように取付けられている。
柵パネル30は外枠に網を張り又は棒を掛け渡すことによって製作されており、この柵パネル30をセットする場合、図4に示されるように、取付けブラケット20の外側部品20Aのフックに柵パネル30の網又は棒を引っ掛け、柵パネル30の網の目又は棒の隙間に傾動したコッター21及び係止リング20Eを挿通した後、コッター21を抜け止めピン21Aの廻りに起立させ、ハンマーなどを用いてコッター21を係止リング20Eに打ち込むと、柵パネル30が取付けブラケット20に押し付けられて取付けられる。
柵パネル30を取り外す場合には上記とは逆の操作を行い、コッター21を下端の抜け止めピン21Aの廻りに外方水平に傾動させ、柵パネル30の取付けを外せばよい。
図5は第2の実施形態を示す。図において図1ないし図4と同一符号は同一又は相当部分を示す。本例ではコンベアフレーム10にL字状のスタンド10Aが縦辺部分を内側にして縦方向に固定され、スタンド10Aの起立部分が取付けブラケット20のコ字状の内側部品20Bと締付けボルト20Gとによって挟持され、取付けブラケット20の内側部品20Bには外側部品20Aがボルト・ナット20Cによって連結されており、こうして取付けブラケット20がコンベアフレーム10に固定されたスタンド10Aに取付けられている。他の部分は第1の実施形態と同様である。
図6は第3の実施形態を示す。図において図3と同一符号は同一又は相当部分を示す。本例では取付けブラケット20の外側部品20Aが横断面コ字状に製作されている以外、第1の実施形態と同様である。
図7は第4の実施形態を示す。図において図5と同一符号は同一又は相当部分を示す。本例では取付けブラケット20の外側部品20Aが横断面コ字状に製作されている以外、第2の実施形態と同様である。
図8は第5の実施形態を示す。図において図6と同一符号は同一又は相当部分を示す。本例ではコンベアフレーム10がL字状をなし、縦辺部分を外側にして設けられている。取付けブラケット20の内側部品20Bは2つ部品から構成され、コンベアフレーム10の起立部分には取付けブラケット20のフック状の内側部品20Bが引っ掛けられ、フック状の内側部品20Bと外側部品20Aが締付けボルト・ナット20Cとによって固定され、コンベアフレーム10の縦辺部分には取付けブラケット20のプレート状の内側部品20Bが重ねられ、プレート状の内側部品20Bと外側部品20Aがボルト・ナット20Cによって固定されており、こうしてL状のコンベアフレーム10に取付けブラケット20が取付けられている以外、第3の実施形態と同様である。
図9は第6の実施形態を示す。図において図5と同一符号は同一又は相当部分を示す。本例では取付けブラケット20の外側部品20Aは平板状をなし、取付けブラケット20の内側部品20Bにはボルト・ナット20Cによって連結されている一方、取付けブラケット20の外側部品20Aには係止リング20Eが設けられているが、フックは設けられておらず、係止リング20Eがフックの機能を兼用し、柵パネル30を吊り下げるようになっている。
図10ないし図12は第7の実施形態を示す。図において図1ないし図9と同一符号は同一又は相当部分を示す。本例は図10に示されるように、傾斜したコンベアフレーム10に適用されるベルトコンベアの安全柵の例である。取付けブラケット20はコンベアフレーム10の内側に設けられる内側部品20Aと、コンベアフレーム10の外側に設けられる外側部品20Aとから構成され、外側部品20Aは取付け用支柱20A−1、コ字状部材20A−2、3つのL字状部材20A−3〜20A−5によって構成されている。
外側部品20Aのコ字状部材20A−2と内側部品20BとはL字状のコンベアフレーム10を挟んで左右のボルト・ナット20Cによって締付け固定され、又外側部品20Aのコ字状部材20A−2には切欠き20A−9が形成され、コンベアフレーム10の起立部分が嵌入されることによって位置決め保持されている。
3つのL字状部材20A−3〜20A−5はボルト・ナットによって順次連結され、中間のL字状部材20A−3と20A−4とは横方向に延びる長穴20A−7によって、コンベアフレーム10に対する取付け用支柱20A−1の位置を調整できるようになっている。
また、中間のL字状部材20A−4に対する外側のL字状部材20A−5の取付け角度をボルト20A−10廻りに変えることによって取付け用支柱20A−1の傾斜角度を任意に調整し、コンベアフレーム10の傾斜に関係なく上下方向に設置できるようになっている。
さらに、外側部品20Aのコ字状部材20A−2にはボルト・ナット20Cの取付け穴20A−8が長穴状に形成され、コンベアフレーム10の傾斜角度に応じてコ字状部材20A−2を円滑に取付けられるようになっている。
したがって、本例のベルトコンベアの安全柵はコンベアフレーム10の傾斜したフレーム部分10Bやブレス部分10CKのいずれにもセットすることができる。
なお、上記の例では図12の(a)に示されるように、L字状のコンベアフレーム10はその縦辺部分を内側にして設けられ、取付けブラケット20の外側部品20Aのコ字状部材20A−1には切欠き20A−9を形成してコンベアフレーム10の起立部分を嵌入するようにしたが、L字状のコンベアフレーム10の縦辺部分を外側にして設けられている場合には、図12の(b)に示されるように、取付けブラケット20の内側部品20Bにコ字状部材を使用し、内側部品20Bに切欠き20A−9を形成してコンベアフレーム10の起立部分を嵌入し、外側部品20Aには平板を用いることができる。
10、10B コンベアフレーム
10A スタンド
10C ブレス
12 キャリアスタンド
20 取付けブラケット
20A 外側部品
20A−1 取付け用支柱
20B 内側部品
20C ボルト・ナット
20D フック
20E 係止リング
21 コッター
21A 抜け止めピン
30 柵パネル

Claims (6)

  1. コンベアフレームによってコンベアベルトを無端状に張設してなるベルトコンベアの、コンベアベルト側方に取付けブラケットによって柵パネルを設置するようにしたベルトコンベアの安全柵において、
    上記取付けブラケット(20)にはU字状の係止リング(20E)が外側方に突設され、該係止リング(20E)にはコッター(21)が差し込まれ、該コッター(21)は側面形状が下窄まり状をなし、上記コッター(21)の下端部には抜け止めピン(21A)が上記係止リング(20E)のU字状の溝幅を越えて横方向に延びるように設けられ、上端部の広幅部分が係止リング(20E)のU字状の溝内縁と競り合うことによって下方抜け止めされ、下端部の抜け止めピン(21A)と上記係止リング(20E)のU字状の溝側縁との当りによって上方抜け止めされるとともに、上記係止リング(20E)のU字状の溝側縁に当接した下端の抜け止めピン(21A)廻りに傾動され得るように設けられており、
    上記柵パネル(30)はその網の目又は棒間の隙間に上記係止リング(20E)及び傾動されたコッター(21)が挿通されるように上記係止リング(20E)及び傾動されたコッター(21)に被せられ、該コッター(21)が上記抜け止めピン(21A)廻りに起立されて上記係止リング(20E)のU字状の溝内に差し込まれることによって、上記柵パネル(30)の網又は棒が上記取付けブラケット(20)に押しつけられて取付けられていることを特徴とするベルトコンベアの安全柵。
  2. 上記取付けブラケット(20)はコンベアフレーム(10)又はコンベアフレーム(10)に固定されたスタンド(10A、12)に取付けられる外側部品(20A)と内側部品(20B)とから構成され、上記取付けブラケット(20)の外側部品(20A)にはフック(20D)及びU字状の係止リング(20E)が外側方に突設され、上記柵パネル(30)を構成する網又は棒が上記取付けブラケット(20)のフック(20D)に引っ掛けられることによって上記柵パネル(30)が上記取付けブラケット(20)に吊り下げられるようになっている請求項1記載のベルトコンベアの安全柵。
  3. 上記取付けブラケット(20)の外側部品(20A)は取付け用支柱(20A−1)を含み、該取付け用支柱(20A−1)が傾斜角度を調整可能に設けられるとともに、上記取付け用支柱(20A−1)にはフック(20D)及びU字状の係止リング(20E)が外側方に突設されている請求項2記載のベルトコンベアの安全柵。
  4. 上記コッター(21)は、その下端部が側面く字状に折り曲げられて抜け止めピン(21A)が取付けられ、該抜け止めピン(21A)の廻りに外向き水平方向に傾動させ得るようになっている請求項1記載のベルトコンベアの安全柵。
  5. 上記取付けブラケット(20)は、断面コ字状又は断面L字状のコンベアフレーム(10)又は該コンベアフレーム(10)に固定された断面コ字状又は断面L字状のスタンド(10A、12)を外側部品(20A)と内側部品(20B)とで挟み込んでボルト・ナット(20C)で締付け、あるいは断面L字状のコンベアフレーム(10)又はスタンド(10A、12)の起立部分をコ字状の内側部品(20B)とボルトで挟持し該内側部品(20B)と外側部品(20A)とをボルト・ナット(20C)で相互に連結することによって、上記コンベアフレーム(10)又はスタンド(10A、12)に取付けられるようになっている請求項1記載のベルトコンベアの安全柵。
  6. 上記取付けブラケット(20)の外側部品(20A)は横断面コ字状又は横断面ほぼZ字状をなし、該横断面コ字状又は横断面ほぼZ字状の最外側面の部分にはU字状の係止リング(20E)が外側方に突設されている請求項1記載のベルトコンベアの安全柵。
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