JP3193326U - フラットパネルディスプレイ用イーゼルスタンド - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な種類やサイズのフラットパネルディスプレイに使用可能なフラットパネルディスプレイ用イーゼルスタンドを提供する。【解決手段】縦方向に延びる一対の縦フレーム11と、一対の縦フレーム11を水平方向に架け渡す横フレーム20A,20Bと、開いた状態においては縦フレーム11を自立可能に直接的または間接的に支持するとともに、閉じた状態においては縦フレーム11の延び方向と同方向に配される、回動可能な支持脚30と、を備えるイーゼル型のフラットパネルディスプレイ用イーゼルスタンド10であって、フラットパネルディスプレイPの背面に固定されるとともに横フレーム20A,20Bに対して着脱可能かつスライド可能に取り付けられる取付部材40を有し、横フレーム20A,20Bには水平方向に延びる複数の長孔が設けられており、取付部材40は長孔を貫通するボルトの締結により横フレーム20A,20Bに対して固定される。【選択図】図4

Description

本明細書に開示される技術は、フラットパネルディスプレイ用イーゼルスタンドに関する。
近年、プラズマディスプレイや液晶ディスプレイ等のフラットパネルディスプレイの大型化および薄型化がますます進んでおり、例えば、店舗や公共施設等で広告・宣伝用として使用されているポスターパネルの代替品として、需要が増加している。
このようなフラットパネルディスプレイは、その薄型かつ軽量という特徴を生かして、例えば、壁掛けや吊り下げ、あるいは、スタンド方式等で設置されるが、その中でも床面設置用のスタンドを用いることにより、所望の場所に容易に設置することができる。このようなスタンドの一種として、例えば、折り畳み可能なイーゼルスタンドがある。
フラットパネルディスプレイには、その背面に取り付け用の孔が設けられており、この取り付け用孔を、スタンド側に設けた固定用孔と重ね合わせて例えばボルトおよびナットを締結することにより、スタンドに対して固定される。
特開2006−122398号公報
ところで、フラットパネルディスプレイは様々なサイズや種類のものが販売されており、フラットパネルディスプレイを設置するスタンドも、個々の機種に個別に対応するものではなく、様々なサイズおよび種類に対応可能な、汎用で安価なものが望まれている。
また、フラットパネルディスプレイは、もともとテレビから開発されたという経緯から、横向きで設置されることが一般的であったが、近年、ポスターパネルの代替品として使用されるようになってからは、縦向きでも使用されるようになった。このため、フラットパネルディスプレイを設置するスタンドも、横向きでも縦向きでも対応可能であることが求められている。
本明細書に開示される技術は、縦方向に延びる一対の縦フレームと、前記一対の縦フレームを水平方向に架け渡す横フレームと、開いた状態においては前記縦フレームを自立可能に直接的または間接的に支持するとともに、閉じた状態においては前記縦フレームの延び方向と同方向に配される、回動可能な支持脚と、を備えるイーゼル型のフラットパネルディスプレイ用イーゼルスタンドであって、フラットパネルディスプレイの背面に固定されるとともに前記横フレームに対して着脱可能かつスライド可能に取り付けられる取付部材を有し、前記横フレームには水平方向に延びる複数の長孔が設けられており、前記取付部材は前記長孔を貫通するボルトの締結により前記横フレームに対して固定されることを特徴とする。
上記構成のフラットパネルディスプレイ用イーゼルスタンドによれば、フラットパネルディスプレイに取付部材を取り付け、取付部材を横フレームに装着するとともにボルト締結により固定する構成であるから、様々なサイズや種類のフラットパネルディスプレイに対応可能である。
しかも、フラットパネルディスプレイ側の取付孔が左右対称に配されてない場合においても、取付部材は横フレームに対してスライド可能であるから、フラットパネルディスプレイを一対の縦フレームに対して左右対称となる位置に簡単に移動させ、設置することができる。
また、取付部材を横フレームに対してボルト締結にするにあたり、横フレームには、水平方向に延びる複数の長孔が設けられている。これらの長孔を、サイズの異なるフラットパネルディスプレイの取付孔間の規格の距離に対応可能に設定しておくことにより、横フレームに対する取付部材のおおよその位置決め作業が容易になるとともに、ボルト締結の際、水平方向の位置を微調節可能であり、組み付け誤差等を吸収させることができる。
また、このようなイーゼル型のスタンドは、簡単に開いたり閉じたりすることが可能であるから、使用後、例えば店舗の閉店時等には、フラットパネルディスプレイをスタンドに取り付けたまま閉じた状態とし、店舗内に移動させ、収納することができる。このように閉じた状態では場所を取ることもないので、狭いスペースでも収納することができる。
フラットパネルディスプレイ用イーゼルスタンドは、下記の構成を有することが好ましい。
取付部材に、横フレームに対して引っ掛け可能な引掛部を設ける構成としてもよい。このような構成とした場合には、フラットパネルディスプレイ(取付部材)は横フレームに対して縦方向の位置決めがなされるので、取付部材を横フレームに対して所望の位置にスライドさせたり、固定する作業が、容易になる。
横フレームを上下方向に並んで複数設け、取付部材を複数の横フレームを架け渡すように縦方向に配するとともに、引掛部を各横フレームに引っ掛け可能に複数設ける構成としてもよい。このような構成とすると、フラットパネルディスプレイをより安定した状態でフラットパネルディスプレイ用イーゼルスタンドに固定することができる。
取付部材を、底壁およびこの底壁と一体に連なる一対の側壁からなる断面コ字形状の長尺なチャンネル構造体から構成し、底壁の外面をフラットパネルディスプレイへの取付面とし、底壁の内面にボルトまたはこのボルトと締結する被締結部のどちらか一方を一体的に設け、一対の各側壁から引掛部を一体的に延出する構成としてもよい。
また、横フレームを縦フレームより後方に配し、取付部材の取付面を縦フレームの前面と同一平面上に配する構成とすると、フラットパネルディスプレイが取付部材のみならず、縦フレームの前面によっても支持されることとなるので、より安定した状態で設置することができる。
また、横フレームを扁平なパイプ材により構成してもよい。横フレームには長孔が設けられるが、取付部材と接する部分に大きな力がかかることから、強度を確保することが必要である。また同時に、軽量であることが好ましい。横フレームを扁平なパイプ材により構成することにより、これらの条件を満たすことができる。
さらに、支持脚の背面に移動用のキャスターを設けることにより、フラットパネルディスプレイ用イーゼルスタンドが閉じた状態とされた際に、簡単に移動させることができる。
本明細書に開示された技術によれば、様々なサイズや種類のフラットパネルディスプレイに対応可能なフラットパネルディスプレイ用イーゼルスタンドを提供することができる。
本実施形態のイーゼルスタンドの斜視図 イーゼルスタンドにフラットパネルディスプレイを取り付けた状態の斜視図 イーゼルスタンドにフラットパネルディスプレイを取り付けた状態の正面図 イーゼルスタンドにフラットパネルディスプレイを取り付ける過程の背面側の斜視図 イーゼルスタンドにフラットパネルディスプレイを取り付けた状態の背面側の斜視図 取付部材の側面図 取付部材の正面図 取付部材の平面図 取付部材をフラットパネルディスプレイに取り付ける過程の斜視図 取り付け部分の要部拡大断面図 イーゼルスタンドを開いた状態の側面図 イーゼルスタンドを閉じた状態の側面図 イーゼルスタンドを移動する状態の斜視図 イーゼルスタンドに取付孔が偏って形成されたフラットパネルディスプレイを取り付けた状態の正面図 参考例のイーゼルスタンドにフラットパネルディスプレイを取り付ける過程の背面側の斜視図
一実施形態を図1ないし図14によって説明する。図1は本実施形態のイーゼルスタンド10(フラットパネルディスプレイ用イーゼルスタンドの一例)を開いた状態の正面側の斜視図であって、以下、図1における上側を上方、下側を下方、左側を左、右側を右、左手前を前方、右奥を後方として説明する。
イーゼルスタンド10は、図1に示すように、上下方向に平行に延びるとともに上端側がやや後方に傾いて配置された左右一対の縦フレーム11と、一対の縦フレーム11の上端付近を水平方向に架け渡す第1横フレーム20Aと、第1横フレーム20Aの下方において第1横フレーム20Aと距離L1を隔てて平行に配されて一対の縦フレーム11を架け渡す第2横フレーム20Bと、一対の縦フレーム11を支持する一対の支持脚30と、を備えている。
これらの構成部材は、細長く扁平な金属製のパイプ材により構成されており、このうち一対の縦フレーム11、第1横フレーム20A、および、第2横フレーム20Bは、それらの幅広の平坦面が同方向(略前後方向)を向くように配されている。また、第1横フレーム20Aおよび第2横フレーム20Bの両端部は、一対の縦フレーム11の背面側に膨出して設けられた袋状の被差込部12内に差し込まれることにより、一対の縦フレーム11に対して固定されている(図4参照)。これにより、第1横フレーム20Aおよび第2横フレーム20Bは、一対の縦フレーム11よりやや後方側に配されている。
第1横フレーム20Aおよび第2横フレーム20Bには、複数の長孔21が、左右方向に並んで、かつ、左右対称に、貫通して設けられている。本実施形態において長孔21は、左右方向の中央付近をはさんで左右3つずつ、合計各6つずつ、後述する所定の間隔で設けられている。なお、第1横フレーム20Aの長孔21と第2横フレーム20Bの長孔21とは、上下方向における同位置に配置されている。
さらに、縦フレーム11のうち、第1横フレーム20Aの上方および第2横フレーム20Bの下方に、それぞれ貫通孔13が穿設されている。
一対の縦フレーム11は、一対の支持脚30に支持されることにより、自立可能とされている。一対の支持脚30は、図4に示すように、縦フレーム11のうち第2横フレーム20Bとの交差部分(下側の被差込部12)よりやや高い位置に、コ字型のブラケット25を介して、所定の角度内で上下方向に回動可能に取付けられている。これにより一対の支持脚30は、イーゼルスタンド10の使用時には、縦フレーム11から後方の斜め下方に向けて延びて縦フレーム11を背面側から支持する(図11参照)とともに、不使用時には、縦フレーム11と重ねられて閉じた状態とされる(図12参照)。
なおコ字型のブラケット25は、被差込部12より後方側に突出しており、イーゼルスタンド10が閉じた状態とされた際に、一対の支持脚30と被差込部12とが干渉しないように設定されている(図12参照)。
また、一対の支持脚30の前面には、縦フレーム11と支持脚30とが開いた状態において両者間の開き角度を保持するためのループ状の第1連結部材26の一端側が、上下方向に回動可能に取り付けられている。この第1連結部材26の他端側は、縦フレーム11の背面に設けられた係止部14と係止可能とされている。なおこれら第1連結部材26および係止部14は、縦フレーム11における高さ方向の中央よりやや低い位置に設けられている。
また一対の縦フレーム11の下端寄り、一対の支持脚30の上端寄り、および下端寄りには、一対の縦フレーム11あるいは一対の支持脚30を所定間隔に保持するための第2連結部材15、第3連結部材31および第4連結部材32が、それぞれ水平方向に架け渡されている。これら第2連結部材15、第3連結部材31、第4連結部材32はいずれも細長く扁平なパイプ材からなり、それらの幅広の平坦面が縦フレーム11あるいは支持脚30の幅広の平坦面に沿う方向に配されている。
第2連結部材15の両端部は、一対の縦フレーム11の前面に設けられた被差込部16内に差し込まれることにより、一対の縦フレーム11に対して固定されている(図1参照)。また、第3連結部材31および第4連結部材32の両端部は、一対の支持脚30の背面に設けられた被差込部33内に差し込まれることにより、一対の支持脚30に対して固定されている(図4参照)。これにより、イーゼルスタンド10が閉じた状態とされて一対の縦フレーム11の背面および一対の支持脚30の前面が重ね合わされた際に、第2連結部材15、第3連結部材31、第4連結部材32が支持脚30あるいは縦フレーム11と干渉しないようになっている(図12参照)。
また、図4に示すように、一対の縦フレーム11の背面のうち、第1横フレーム20Aとの交差部分および第2横フレーム20Bとの交差部分の間には、一対のハンドル17が設けられている。さらに、一対の支持脚30の背面の下端付近には、一対のキャスター34が設けられている。
本実施形態のイーゼルスタンド10は、一対の取付部材40を備えている。取付部材40は、図4および図5に示すように、縦方向に延びて配されて、第1横フレーム20Aおよび第2横フレーム20Bを架け渡すように取り付けられるものである。
取付部材40は、図6ないし図8に示すように、底壁41およびこれと一体に連なる一対の側壁42からなる断面コ字形状の長尺なチャンネル構造体からなる。底壁41には、長手方向に延びる中心線に沿って複数(本実施形態では7つ)の取付孔43が所定の間隔で設けられている。また、底壁41の長手方向に延びる中心線の両端部寄りには、側壁42の立ち上がり方向(内面側)に延びて後述するボルト50と締結可能な一対の円筒状の受け部44(被締結部の一例)が突設されている。
上記複数の取付孔43は、取付部材40をフラットパネルディスプレイPに固定するためのものであり、フラットパネルディスプレイPの背面に所定の距離を隔てて予め設けられている取付孔P1に重ね合わせることができるように、それらの間隔が設定されている。
より詳細には、フラットパネルディスプレイPの背面には、4つの取付孔P1が四角形を描くように配されており、これらの4つの取付孔P1間の距離は、メーカーに関わらず、各サイズによって100mmの倍数に規格化されている。従って、取付部材40の隣り合う取付孔43の間隔を100mmに設定しておくことにより、これら取付孔43の組み合わせによって、取付部材40をどのサイズのフラットパネルディスプレイPに対しても取り付けることが可能となる。
上述した取付部材40の一対の側壁42の立ち上がり高さH1(外径、図6参照)は、一対の縦フレーム11の前面から第1横フレーム20Aおよび第2横フレーム20Bの前面までの距離L2(図10参照)、すなわち、縦フレーム11の厚みおよび被差込部12の壁厚の和と同等に設定されている(H1=L2)。また、受け部44の底壁41からの立ち上がり高さh2は、側壁42の底壁41からの立ち上がり高さh1(内径)より低く設定されている(h1>h2、図8参照)。
一対の側壁42からは、引掛部45,46が一体的に延出形成されている。引掛部45,46は、図6の上下方向における二箇所に一対ずつ設けられている。図中上側の第1引掛部45は、側壁42の一端側(図6の上端)から側壁42の立ち上がり方向(図6の右側)に向けて延出された第1延出部45Aと、第1延出部45Aの先端から屈曲されて側壁42の他端側(図6の下方)に向けて延びる第1保持部45Bとを備えており、その内側の径(側壁42と第1保持部45Bとの間の長さ)が第1横フレーム20Aの外径より僅かに大きくなるように設定されている。
また、図中下側の第2引掛部46は、第1引掛部45と所定の距離L3を隔てて設けられており、側壁42の立ち上がり方向に向けて延出された第2延出部46Aと、第2延出部46Aの先端から屈曲されて上記第1保持部45Bの延び方向と同方向(図6の下方)に向けて延びるた第2保持部46Bとを備えてなる。第2引掛部46の内側の径(側壁42と第2保持部46Bとの間の長さ)は、第2横フレーム20Bの外径より僅かに大きくなるように設定されている。
なお、第1引掛部45と第2引掛部46との間の距離L3は、具体的には、図6における第1延出部45Aの下端と第2延出部46Aの下端との間の距離のことを指し、この距離L3は、上述した第1横フレーム20Aと第2横フレーム20Bとの間の設置間距離L1(図3参照)と同等の距離に設定されている(L1=L3)。
さらに、上述した一対の受け部44間の距離L4も、第1横フレーム20Aと第2横フレーム20Bとの間の設置間距離L1と同等に設定されている(L1=L4)。
また、第2延出部46Aの側壁42からの延出幅W2は、第1延出部45Aの側壁42からの延出幅W1よりも広く設定されており(W2>W1)、この幅広の第2延出部46Aには、貫通孔47が2つずつ形成されている。これらの貫通孔47は、取扱説明書やメモ等を引っ掛けておくことができる。
本実施形態のイーゼルスタンド10は以上のような構成であり、次に、使用方法について説明する。本実施形態では、フラットパネルディスプレイPをイーゼルスタンド10に対して縦向きで固定する例を示す。
フラットパネルディスプレイPをイーゼルスタンド10に取り付ける際には、図9に示すように、まず、フラットパネルディスプレイPの背面の4つの取付孔P1に一対の取付部材40の取付孔43を重ね合わせ、ボルト50を締結することにより、フラットパネルディスプレイPに対して一対の取付部材40を固定する。一対の取付部材40は互いに平行に配される。
この時、上述したように、フラットパネルディスプレイPの取付孔P1間の距離は、メーカーに関わらず、フラットパネルディスプレイPの各サイズによって規格化(100mmの倍数)されており、取付部材40の複数の取付孔43の間隔は、その規格に対応可能に設定されているから、どのサイズのフラットパネルディスプレイPであっても取付孔P1,43同士をぴったり重ね合わせることができる。
なお、フラットパネルディスプレイPに一対の取付部材40が固定された状態において、一対の取付部材40間の距離も、フラットパネルディスプレイPの各サイズにより規格化された取付孔P1間の距離と同等(100mmの倍数)とされる。
次に、図4に示すように、一対の取付部材40と一体化されたフラットパネルディスプレイPをイーゼルスタンド10の前面側(縦フレーム11側)から近づけ、第1引掛部45を第1横フレーム20Aに、第2引掛部46を第2横フレーム20Bに対して上方から引っ掛ける。
この時、第1延出部45Aの下端と第2延出部46Aの下端との間の距離L3は、第1横フレーム20Aと第2横フレーム20Bとの設置間距離L1と同等とされている(L1=L3)ので、第1引掛部45および第2引掛部46を第1横フレーム20Aおよび第2横フレーム20Bに確実に引っ掛けることができる。
またこの時、取付部材40の側壁42の高さH1(外径)は縦フレーム11の前面から第1横フレーム20Aおよび第2横フレーム20Bの前面までの距離L2と同等とされている(H1=L2)から、取付部材40の前面(フラットパネルディスプレイPの取付面41A)は縦フレーム11の前面と同一平面上に配されることとなり、もって、フラットパネルディスプレイPの背面は、縦フレーム11の前面にぴったり重ね合わされる(図10参照)。すなわち、フラットパネルディスプレイPの背面は、取付部材40の前面(取付面41A)と縦フレーム11の前面の双方に支持され、安定的に保持される。
次に、フラットパネルディスプレイPの縦方向に延びる中心線が、イーゼルスタンド10の一対の縦フレーム11の中央に配されるように、左右方向の位置を微調整する。具体的には、取付部材40を横フレーム20A,20Bに対して左右方向にスライドさせる。
この時、一対の取付部材40間の距離は、どのサイズのフラットパネルディスプレイPにおいても、上述したように、100mmの倍数とされている。よって第1横フレーム20Aおよび第2横フレーム20Bに設けられる複数の各長孔21の間隔を予め100mmに設定しておくことにより、取付部材40の受け部44と長孔21とを重ねて配置することができる。
このように、受け部44と長孔21とが重ねて配されたら、長孔21内に背面側からボルト50を貫通させ、長孔21内に露出している受け部44と締結させる(図3および図10参照)。これにより、取付部材40が第1横フレーム20Aおよび第2横フレーム20Bに対して固定される(図10参照)。
この時、フラットパネルディスプレイPと取付部材40、あるいは、取付部材40と第1横フレーム20Aおよび第2横フレーム20Bとの間に左右方向の組み付け誤差が生じた場合でも、その誤差は長孔21により吸収されるから、フラットパネルディスプレイPを一対の縦フレーム11に対して所望の位置となるように取り付けることができる。
ところで、上述したように、フラットパネルディスプレイPの背面に設けられる4つの取付孔P1間の距離は、各サイズによって規格化されているが、一方で、取付孔P1の形成位置に関しては、必ずしも、背面の中心を基準に配されている訳ではない。すなわち、図14に示すように、4つの取付孔P2が、長方形状のフラットパネルディスプレイPの短辺方向の片側(図14における右側)に偏った位置に配されている場合がある。これは、フラットパネルディスプレイPがもともとテレビの技術開発により開発された経緯から、横向きで使用されることが前提とされ、縦向きに使用することを想定していなかったためである。
そして、このように取付孔P2が偏った位置に配されたフラットパネルディスプレイPを一般的なイーゼルスタンドに取り付ける場合には、フラットパネルディスプレイPが、イーゼルスタンドに対して左右対称となる位置に取り付けられないという問題がある。
本実施形態のイーゼルスタンド10は、このような問題に対処可能な構成とされている。すなわち、一対の取付部材40は、第1横フレーム20Aおよび第2横フレーム20Bに対して左右方向にスライド可能とされているから、図14に示すように、フラットパネルディスプレイPを一対の縦フレーム11に対して左右対称となる位置に移動させ、その後、取付部材40を第1横フレーム20Aおよび第2横フレーム20Bに対して固定すればよい。
この時、第1横フレーム20Aおよび第2横フレーム20Bの複数の長孔21間の距離は、予めフラットパネルディスプレイPの各サイズの規格の距離に対応可能に設定されているから、フラットパネルディスプレイPを一対の縦フレーム11に対して所望の位置となるように移動させ、長孔21に誤差を吸収させつつ、取り付けることができる。
このように、本実施形態のイーゼルスタンド10は、フラットパネルディスプレイPに取付部材40を取り付け、取付部材40を横フレーム20A,20Bに引っ掛けるとともにボルト締結により固定する構成であるから、様々なサイズや種類のフラットパネルディスプレイPに対応可能である。
また、フラットパネルディスプレイPを縦向きに使用する場合、フラットパネルディスプレイPの背面の取付孔P1が左右対称に配されてない場合においても、取付部材40は横フレーム20A,20Bに対してスライド可能であるから、フラットパネルディスプレイPを一対の縦フレーム11に対して左右対称となる位置に移動させ、設置することができる。
また、取付部材40には引掛部45,46が設けられており、フラットパネルディスプレイP(取付部材40)は横フレーム20A,20Bに対して少なくとも縦方向の位置決めがなされた状態となるので、取付部材40を横フレーム20A,20Bに対して所望の位置にスライドさせたり、ボルト締結する作業が、容易である。
また、取付部材40を横フレーム20A,20Bに対してボルト締結にするにあたり、横フレーム20A,20Bに設ける長孔21を、サイズの異なるフラットパネルディスプレイPの取付孔P1間の規格の距離に対応可能に設定しておくことにより、横フレーム20A,20Bに対する取付部材40のおおよその位置決め作業が容易になるとともに、ボルト締結の際、水平方向の位置を微調節可能であり、組み付け誤差等を吸収させることができる。
また、横フレーム20A,20Bを縦フレーム11より後方に配し、取付部材40の取付面41Aが縦フレーム11の前面と同一平面上に配されるように設定されているので、フラットパネルディスプレイPが取付部材40の取付面41Aのみならず、縦フレーム11の前面によっても支持されることとなり、より安定した状態で設置される。
また、主要な構成部材(一対の縦フレーム11、横フレーム20A,20B、支持脚30、および、連結部材15,31,32)は、扁平なパイプ材により構成されているから、軽量でありながら、強度が強いイーゼルスタンド10とすることができる。
また、イーゼルスタンド10は簡単に開いたり閉じたりすることが可能であるから、例えば店舗の閉店時等には、フラットパネルディスプレイPを取り付けたまま、第1連結部材26を係止部14から取り外して支持脚30を縦フレーム11に重ね合わせて閉じた状態とし(図12参照)、後方に斜めに倒して、店舗内に移動させればよい。この時、支持脚30の背面の下端にはキャスター34が設けられているから、小さい力で簡単に移動させることができる(図13参照)。また、閉じた状態では場所を取ることもないので、狭いスペースでも収納することができる。
<他の実施形態>
本明細書に開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、四脚のイーゼルスタンド10を示したが、支持脚30が一本の三脚のイーゼルスタンドに適用することもできる。
(2)また、上記実施形態では、支持脚30が直接的に縦フレーム11を支持する形態のイーゼルスタンド10を示したが、例えば、支持脚が横フレームに取り付けられて縦フレームを間接的に支持する形態のイーゼルスタンドに適用することもできる。
(3)取付部材40の構成は、上記実施形態に限るものではない。例えば、上記実施形態では、取付部材40が縦方向に延びて配される形態としたが、横方向に延びる形態の取付部材としてもよく、要は、取付部材が横フレームに対してスライド可能な構成であればよい。
(4)また、上記実施形態では、取付部材40の底壁41の内面に受け部44(被締結部)を設ける構成としたが、底壁41側にねじ山を有するボルトを一体に設け、このボルトにナットを締結することにより、取付部材40を横フレーム20A,20Bに固定する構成としてもよい。
(5)さらに、上記実施形態では、取付部材40に横フレーム20A,20Bに対して引っ掛け可能な引掛部45,46を設ける構成としたが、引掛部45,46は必ずしも設けなくてもよい。例えば、引掛部45,46の代わりに、取付部材に横フレームを上下方向から挟持する挟持片を設けことにより、横フレームに対してスライド可能とすることもできる。このような場合には、挟持片および横フレームに別体のボルトを上下方向に貫通させ、ナット(被締結部)を締結させることにより、取付部材を横フレーム対して固定させることができる。
(6)取付部材40や横フレーム20の数や位置は、上記実施形態に限るものではない。
(7)上記実施形態では、取付部材40の前面(取付面41A)と縦フレーム11の前面の双方でフラットパネルディスプレイPの背面を支持する構成としたが、縦フレーム11の前面はフラットパネルディスプレイPの背面と離れて配される構成としてもよい。
(8)上記実施形態では、各横フレーム20A,20Bに長孔21を6つずつ設ける構成としたが、長孔21の長さや数は上記実施形態に限るものではなく、要は、各サイズのフラットパネルディスプレイに対応可能に設定されていればよい。
(9)上記実施形態では、主要な構成部材(一対の縦フレーム11、横フレーム20A,20B、支持脚30、および、連結部材15,31,32)を、扁平なパイプ材により構成したが、例えば細長い板材や角材等、他の構成材を用いでもよい。
(10)イーゼルスタンド10に、フラットパネルディスプレイPを横向きに取り付けてもよい。
(11)参考例として、本実施形態のイーゼルスタンド10は、フラットパネルディスプレイPに対して縦フレーム11の貫通孔13にボルトを貫通させて直接取り付けることもできる。
10…イーゼルスタンド(フラットパネルディスプレイ用イーゼルスタンド)
11…縦フレーム
20A…第1横フレーム
20B…第2横フレーム
21…長孔
25…ブラケット
30…支持脚
34…キャスター
40…取付部材
41…底壁
41A…取付面
42…側壁
43…取付孔
44…受け部(被締結部)
45…第1引掛部
46…第2引掛部
50…ボルト
P…フラットパネルディスプレイ
P1,P2…取付孔

Claims (7)

  1. 縦方向に延びる一対の縦フレームと、
    前記一対の縦フレームを水平方向に架け渡す横フレームと、
    開いた状態においては前記縦フレームを自立可能に直接的または間接的に支持するとともに、閉じた状態においては前記縦フレームの延び方向と同方向に配される、回動可能な支持脚と、を備えるイーゼル型のフラットパネルディスプレイ用イーゼルスタンドであって、
    フラットパネルディスプレイの背面に固定されるとともに前記横フレームに対して着脱可能かつスライド可能に取り付けられる取付部材を有し、
    前記横フレームには水平方向に延びる複数の長孔が設けられており、
    前記取付部材は前記長孔を貫通するボルトの締結により前記横フレームに対して固定されるフラットパネルディスプレイ用イーゼルスタンド。
  2. 前記取付部材は前記横フレームに対して引っ掛け可能な引掛部を有する請求項1に記載のフラットパネルディスプレイ用スタンド。
  3. 前記横フレームは上下方向に並んで複数設けられており、
    前記取付部材は、前記複数の横フレームを架け渡すように縦方向に延びて配されるとともに前記引掛部を複数備える請求項2に記載のフラットパネルディスプレイ用スタンド。
  4. 前記取付部材は底壁および当該底壁と一体に連なる一対の側壁からなる断面コ字形状の長尺なチャンネル構造体からなり、
    前記底壁は、外面が前記フラットパネルディスプレイへの取付面とされるとともに、内面に前記ボルトまたは前記ボルトと締結する被締結部のどちらか一方が一体的に設けられており、
    前記一対の各側壁から前記引掛部が一体的に延出されている、請求項2または請求項3に記載のフラットパネルディスプレイ用イーゼルスタンド。
  5. 前記横フレームは前記縦フレームより後方に配されており、前記取付部材の前記取付面は前記縦フレームの前面と同一平面上に配される請求項4に記載のフラットパネルディスプレイ用スタンド。
  6. 前記横フレームは扁平なパイプ材からなる請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のフラットパネルディスプレイ用スタンド。
  7. 前記支持脚の背面に移動用のキャスターが設けられている請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のフラットパネルディスプレイ用スタンド。
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