JP4898523B2 - 薄型tv用ラック - Google Patents

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Description

この発明は、薄型TV用ラックに関する。
液晶テレビなどの薄型テレビは、家の壁などに取り付けられるようになっている(たとえば、特許文献1参照)。また、薄型テレビを、家の天井に固定したパイプで吊り下げる構成が提案されている(たとえば、特許文献2参照。)。さらに、床と天井との間に延びる支柱を用いて水平に延びるポールを支持し、このポールに取り付けられた金具に薄型テレビを固定する構成が提案されている(たとえば、特許文献3参照。)。
特開平10−207385号公報 登録実用新案第3102924号公報 登録実用新案第3121621号公報
ところで、薄型テレビを、その薄さを活かして美しく設置するには、この薄型テレビを壁に掛けることが望ましい。
しかしながら、特許文献1のように、バーなどの取付部材を介して薄型テレビを壁に固定する場合には、取付部材を壁に固定するという手間のかかる作業が必要であり、しかも壁に孔があいてしまう。また、テレビの背面側の隙間が狭いことから、テレビの背面に繋がる複数の配線をきれいに引き回し難い。また、薄型テレビの固定後に配線を隠そうとすると、壁内に配線を通すなどの作業が必要になり、手間がかかる。
また、特許文献1,2,3では、テレビの配置場所が固定されてしまうこととなり、テレビの配置場所を容易に変更できない。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、薄型テレビの設置にかかる手間を少なくすることのできる薄型TV用ラックを提供することを目的とする。
この発明の別の目的は、薄型テレビを美しく設置することのできる薄型TV用ラックを提供することにある。
この発明のさらに別の目的は、薄型テレビに繋がる配線をきれいに処理することのできる薄型TV用ラックを提供することにある。
この発明のさらに別の目的は、薄型テレビの設置場所を容易に変更することのできる薄型TV用ラックを提供することにある。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、キャスターを有するベースフレームと、ベースフレームから上方へ立ち上がっている背支柱と、背支柱の上方部に固定され、背支柱から前方に突出しているブラケットと、薄型テレビをブラケットに係止するための係止手段であって、ブラケットから左右に水平方向に延び出したバーと、薄型テレビの背面に固定され、バーに引っ掛けることで薄型テレビをバーに係止するためのフックとを含む係止手段と、係止手段によって薄型テレビが係止された状態において、薄型テレビに繋がる配線をブラケットの後方からブラケットの前方へ通すために、ブラケットに形成された配線挿通孔と、係止手段によって薄型テレビが係止された状態において、薄型テレビと背支柱との間に取り付け可能で、背支柱を隠し、薄型テレビが壁掛けされているように見せる後壁を形成する背板と、を有することを特徴とする薄型TV用ラックである。
この構成によれば、薄型テレビを、係止手段を介して背支柱で支持することができる。これにより、薄型テレビを家や店舗などの建築物の壁に固定する作業が不要となる。壁を工事する必要がないことから、薄型テレビの設置にかかる手間を少なくすることができる。また、薄型テレビと、背支柱および配線引き回しスペースと、の間に背板が配置されている。これにより、薄型TV用ラックを正面側から見て、背支柱および配線引き回しスペースを、背板で隠すことができ、しかも、背板を後壁として用いることができる。その結果、薄型テレビを美しく設置することができる。また、配線を背支柱に沿って整然と配設することができるので、配線をきれいに処理することができる。さらに、キャスターを用いて薄型テレビ用ラックを移動することにより、薄型テレビを容易に移動することができる。薄型テレビの設置場所を容易に変更できる。
また、薄型テレビを壁掛け風に設置することができる。これにより、薄型テレビの特徴である薄さを活かした態様で薄型テレビを設置できる。さらに、フックをバーに引っ掛けるという簡易な作業によって、薄型テレビを係止することができる。
請求項2記載の発明は、上記ベースフレームには、薄型TV用ラックの正面側から見てベースフレームを隠すようにキャビネットが結合されていることを特徴とする請求項1記載の薄型TV用ラックである。
この構成によれば、薄型テレビの下方に配置されたキャビネット内に、テレビ関連の機器、たとえば、ビデオデッキや、DVDプレーヤーや、ホームシアターシステムなどの、薄型テレビに接続される機器を、キャビネットに収容することができる。また、薄型テレビの荷重を受けるベースフレームを、キャビネットの重みで押さえつけることができる結果、背支柱が倒れてしまうことを防ぐことができる。キャビネットを設けない場合と比較して、背支柱が転倒し難い。
請求項記載の発明は、上記背板は、複数枚に分割されていて、互いの当接面で当接されるようになっており、当接面に対して凹まされた凹部に、上記係止手段および配線が挿通されることを特徴とする請求項記載の薄型TV用ラックである。
この構成によれば、薄型テレビが係止手段によって係止され、かつ、配線が配線引き回しスペースに引き回された状態で、背板の各部材を当接させて背板を完成することができる。つまり、薄型テレビを係止手段に係止するときや、配線を引き回すときには背板はなく、薄型テレビの係止および配線の引き回しが容易に行える。そして、その後に、背板を取り付けるので、薄型TV用ラックの組み立てを容易に行える。
請求項記載の発明は、上記バーは、ブラケットに対して、その高さ位置が調整可能に設けられていることを特徴とする請求項記載の薄型TV用ラックである。
この構成によれば、バーの高さ位置を調整することにより、薄型テレビの高さ位置を変更することができる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる薄型TV用ラック1の概略構成を示す斜視図であり、薄型TV用ラック1を前側から見た状態を示している。図2は、薄型TV用ラック1を後側から見た斜視図である。図3は、薄型TV用ラック1の分解斜視図である。図4(A)は、薄型TV用ラック1の正面図であり、図4(B)は、薄型TV用ラック1の右側面図である。
なお、以下では、薄型TV用ラック1を正面側から見た状態を基準として、前後、左右、および上下をいうものとする。
図1および図2を参照して、薄型TV用ラック1は、薄型テレビ100が壁に掛けられているように(壁掛け風に)見せつつ、この薄型テレビ100を支持するものである。薄型テレビ100として、液晶テレビや、プラズマテレビといった、高さ方向の長さに比べて奥行き方向の長さが短いテレビを例示することができる。
図3を参照して、薄型TV用ラック1は、ベースフレーム2と、サブフレーム3と、ベースフレーム2およびサブフレーム3によって支持されるキャビネット4と、キャビネット4の後部上方に配置される背板5と、を有している。
ベースフレーム2は、金属製の板材を用いて形成されており、下部に複数のキャスター6が取り付けられている。キャスター6が床の上に置かれるようになっている。サブフレーム3は、金属製の板材を用いて形成されており、下部に複数のキャスター6が取り付けられている。このサブフレーム3は、ベースフレーム2を左右に挟んで一対設けられている。
キャビネット4は、ビデオデッキや、DVDプレーヤーや、ホームシアターシステムなどの、薄型テレビ100に接続される機器(図示せず)を収容することができるものである。キャビネット4の底面に、ベースフレーム2、および一対のサブフレーム3がビスなどを用いて固定されるようになっている。
図1および図2を参照して、キャビネット4の右側板7および左側板8は、それぞれ、キャスター6の下端(床)に近接する位置まで下方に延びている。また、キャビネット4の前端には、正面側から見たときにキャスター6を隠すように左右に延びる板部材9が設けられている。
上記の構成により、薄型TV用ラック1を正面側から見て、ベースフレーム2およびサブフレーム3,3には、これらベースフレーム2およびサブフレーム3,3を隠すようにキャビネット4が結合されている。
ベースフレーム2の後端に、背支柱10が設けられている。この背支柱10は、金属板を用いて形成されており、ベースフレーム2から上方に立ち上がっている。
図4(A)および図4(B)を参照して、背支柱10は、左右に並ぶ一対の直線部11,12を含んでいる。一対の直線部11,12は、キャビネット4の後方に配置されており、キャビネット4の後端に接している。
図5は、図4(A)のV−V線に沿う要部の断面図である。図6は、背板5を取り外した状態の薄型TV用ラック1の斜視図である。図5および図6を参照して、薄型TV用ラック1は、薄型テレビ100を背支柱10に係止するための係止機構13(係止手段)を有している。
係止機構13は、一対の側板14,15を有するとともに、一対の直線部11,12の先端部同士を連結するブラケット16と、ブラケット16の一対の側板14,15から延びるバー17と、バー17に引っ掛けられるフック18と、を含んでいる。
図4(A)、図4(B)および図5を参照して、ブラケット16は、断面略コ字状をしており、前述した一対の側板14,15と、一対の側板14,15の前端部14b,15b同士を接続する正面板19と、を含んでいる。
各側板14,15を折り曲げて形成された被固定面14a,15aが、対応する直線部11,12の固定面11a,12aにねじなどを用いて固定されている。各側板14,15は、一対の直線部11,12から前方に延びており、前端部14b,15bが背板5の前方に突出している。
各側板14,15の前端部14b,15bには、係止機構13のバー17を挿通するためのバー挿通孔20が複数設けられている。各側板14,15において、バー挿通孔20は、上下に等間隔に複数(たとえば、8つ)形成されている。一方の側板14のバー挿通孔20と、他方の側板15の対応するバー挿通孔20とは、上下方向の位置が揃えられている。
正面板19には、薄型テレビ100に繋がる配線101を通すための配線挿通孔21が複数設けられている。配線挿通孔21は、上下に等間隔に複数(たとえば、4つ)形成されている。薄型テレビ100の背面101aからの配線101は、配線挿通孔21を通して背板5の後方に延ばされている。
バー17は、ブラケット16の各側板14,15のバー挿通孔20,20を挿通しており、ブラケット16を介して背支柱10から水平方向に延びている。バー17と対応するバー挿通孔20,20との間には、それぞれ、ブッシュ22が介装されている。各ブッシュ22は、ジュラコン(POM)などの合成樹脂を用いて形成されている。各ブッシュ22の一端に形成された鍔部22aが、対応するバー挿通孔20,20に嵌合されている。
各鍔部22a,22aの先端は、バー挿通孔20,20からの抜けを防止するために僅かに拡径されている。
バー17が挿通するバー挿通孔20,20を変更することにより、背支柱10に対するバー17の高さ位置を調整することができる。この実施形態において、バー17は、2本設けられて上下に並んでいる。一方のバー17と他方のバー17は、それぞれ、一対の側板14,15に同様に支持されている。
各バー17の一端には、ストッパ23が取り外し可能に装着されている。ストッパ23によって、フック18を取り付けた薄型テレビ100の右側への移動が規制される。各バー17の他端には、ストッパ24が取り外し可能に装着されている。ストッパ24によって、フック18を取り付けた薄型テレビ100の左側への移動が規制される。
図7は、図6のフック18の周辺の要部の断面図である。図6および図7を参照して、フック18は、金属板をプレス加工して形成されており、薄型テレビ100の背面100aに固定される被固定部25と、被固定部25の後方に配置され、バー17に係合するための鉤状部26と、を含んでいる。
被固定部25は、たとえば、薄型テレビ100の背面100aに埋設されたインサートナットにねじ部材(図示せず)を結合することにより、薄型テレビ100の背面100aに固定されている。
鉤状部26は、バー17の数に対応して上下2箇所に設けられている。各鉤状部26,26に、対応するバー17,17が引っ掛けられている。これにより、薄型テレビ100が、バー17,17に係止されている。
この実施形態において、フック18は、薄型テレビ100の背面100aに、左右に離隔して2つ設けられている。また、各フック18は、断面コ字状に形成されており、鉤状部26が左右方向において2箇所設けられている。なお、各フック18を断面L字状に形成し、鉤状部26を左右方向において1箇所にのみ設けてもよい。
上述のように、薄型テレビ100の背面100aには、左右にフック18を取り付けられる構成がある。しかし、薄型テレビ100のメーカにより、フック18を取り付けるための構成の巾は異なる。これに対し、この実施形態では横長のバー17を用いていることにより、薄型テレビ100に対するフック18の取り付け位置が異なっていても、バー17にフック18を引っ掛けることができ、汎用性を高くしている。
図2および図5を参照して、薄型TV用ラック1には、配線引き回しスペース27が設けられている。この配線引き回しスペース27は、係止機構13によって薄型テレビ100が係止された状態において、薄型テレビ100の背面101aに繋がる複数の配線101を背支柱10に沿って引き回すためのものである。
配線引き回しスペース27は、背板5の後方の空間であって、背支柱10の近傍の空間を含んでいる。この配線引き回しスペース27は、ブラケット16のU字の内側に区画され、背板5の前方に位置する空間28に連通している。
薄型テレビ100の背面100aに接続された配線101は、配線挿通孔21を通って、ブラケット16の内側の空間28に進み、さらに、配線引き回しスペース27に延びる。配線引き回しスペース27に延びた配線101は、背支柱10に沿って下方に延び、キャビネット4の底面から延びる断面溝状の配線受け部材29に受けられ、さらに、キャビネット4の背面に形成された挿通孔30を通して、キャビネット4内に延びている。なお、配線受け部材29を廃止してもよい。
背板5は、薄型テレビ100が係止機構13に係止された状態において、薄型テレビ100と、背支柱10および配線引き回しスペース27と、の間に取り外し可能に設置されている。
図4(A)および図4(B)を参照して、この背板5は、複数枚(たとえば、3枚)に分割されており、右下板31と、左下板32と、上板33と、を含んでいる。
右下板31および左下板32は、それぞれ、略矩状の板であって、一つの角が矩形状に切り欠かれた板を用いて形成されている。これら右下板31および左下板32は、キャビネット4の上面4aの後端に配置されている。上板33は、略矩状の板であって、一辺の中央が矩形状に切り欠かれた板を用いて形状されており、右下板31および左下板32の上方に配置されている。
右下板31および左下板32は、左右方向に相対向する当接面31a,32aで互いに当接されている。これらの当接面31a,32aは、それぞれ、平坦な面に形成されている。右下板31および上板33は、上下方向に相対向する当接面31b,33bで互いに当接されている。当接面31b,33bの一方は、左右方向に長い凸条を有し、他方は左右方向に長い凹条を有している。これらの凸条および凹条が互いに嵌め合わされることにより、当接面31b、33bの互いの連結の強度が高められている。左下板32および上板33は、上下方向に相対向する当接面32b,33bで互いに当接されている。当接面32b,33bの一方は、左右方向に長い凸条を有し、他方は左右方向に長い凹条を有している。これらの凸条および凹条が互いに嵌め合わされることにより、当接面31b、33bの互いの連結の強度が高められている。
図3および図4(A)を参照して、背板5には、係止機構13のブラケット16および配線101を挿通するための凹部31c,32c,33cが形成されている。凹部31cは、右下板31の当接面31aに対して凹まされて形成されている。凹部32cは、左下板32の当接面32aに対して凹まされて形成されている。凹部33cは、上板33の当接面33bに対して凹まされて形成されている。これらの凹部31c,32c,33cは、互いに連通しており、各板31〜33が互いに当接されたときに、ブラケット16および配線101を挿通するための挿通孔を区画する。
上板33、右下板31およびキャビネット4の右端部は、金属板をL字状に形成した固定部材36を用いて互いに取り外し可能に固定されている。この固定は、ねじなどを用いて行われる。同様に、上板33、左下板32およびキャビネット4の左端部は、金属板をL字状に形成した固定部材37を用いて互いに取り外し可能に固定されている。この固定は、ねじなどを用いて行われる。なお、固定部材36,37を用いることなく、右下板31、左下板32および上板33を取り付けてもよい。
また、右下板31は、背支柱10の一方の直線部11にねじなどを用いて取り外し可能に固定されている。左下板32は、背支柱10の他方の直線部12にねじなどを用いて取り外し可能に固定されている。上板33は、背支柱10の各直線部11,12にねじなどを用いて取り外し可能に固定されている。
図8は、背板5の取り付けの一例について説明するための斜視図である。図8を参照して、薄型テレビ100が係止機構13によって係止され、かつ、薄型テレビ100に繋がる配線101が配線引き回しスペース27に配置された後に、背板5が組み付けられる。
背板5の組み付けは、右下板31をキャビネット4の上面4aに沿わせながら左に動かすることにより、その凹部31cにブラケット16の一部を嵌め合わせる。次に、左下板32をキャビネット4の上面4aに沿わせながら右に動かすることにより、その凹部32cにブラケット16の一部を嵌め合わせる。このとき、右下板31および左下板32の互いの当接面が当接される。
次に、上板33をブラケット16の上方から下ろし、その凹部33cをブラケット16の一部に嵌め合わせる。このとき、右下板31および上板33の互いの当接面31b,33bが当接されるとともに、左下板32および上板33の互いの当接面32b,33bが当接される。
右下板31、左下板32および上板33を互いに当接した後、固定部材36,37(図3参照)などを用いて、これらの板31,32,33を固定する。
薄型テレビ100が係止機構13を介して背支柱10に係止されているとき、背板5の凹部31c,32c,33c、および係止機構13は、図1に示すように、正面側から見て、薄型テレビ100によって隠されている。また、薄型テレビ100は、キャビネット4の上面4aの上方に位置しており、キャビネット4に対して浮いているように見せられている。
このとき、すなわち、薄型テレビ100と背支柱および配線引き回しスペースとの間に背板5が取り付けられたとき、背板5は、薄型テレビ100が壁掛けされているように見せる後壁を形成する。
以上説明したように、この実施形態によれば、薄型テレビ100を、係止機構13を介して背支柱10で支持することができる。薄型テレビ100を、家や店舗などの建築物の壁に固定する作業が不要となる。壁を工事する必要がないことから、薄型テレビ100の設置にかかる手間を少なくすることができる。
また、薄型テレビ100と、背支柱10および配線引き回しスペース27と、の間に背板5が配置されている。これにより、薄型TV用ラック1を正面側から見て、背支柱10および配線引き回しスペース27を、背板5で隠すことができ、しかも、背板5を後壁として用いることができる。その結果、薄型テレビ100を美しく設置することができる。また、配線101を背支柱10に沿って整然と配設することができるので、配線をきれいに処理することができる。
さらに、キャスター6を用いて薄型TV用ラック1を移動することにより、薄型テレビ100を容易に移動することができる。これにより、薄型テレビ100の設置場所を容易に変更でき、室内の模様替えを容易に行うことができる。
また、薄型テレビ100の下方に配置されたキャビネット4内に、テレビ関連の機器、たとえば、ビデオデッキや、DVDプレーヤーや、ホームシアターシステムなどの、薄型テレビに接続される機器を、キャビネット4に収容することができる。また、薄型テレビ100の荷重を受けるベースフレーム2を、キャビネット4の重みで押さえつけることができる結果、背支柱10が倒れてしまうことを防ぐことができる。キャビネット4を設けない場合と比較して、背支柱10が転倒し難い。
さらに、背板5は、薄型テレビ100が壁掛けされているように見せる後壁を形成するようになっている。これにより、薄型テレビ100を壁掛け風に設置することができ、薄型テレビ100の特徴である薄さを活かした態様で薄型テレビ100を設置できる。
また、背板5の各当接面31a,31b,32a,32b,33bを避けるように凹まされた凹部31c,32c,33cに、係止機構13のブラケット16および配線101が挿通されるようになっている。これにより、薄型テレビ100が係止機構13によって係止され、かつ、配線101が配線引き回しスペース27に引き回された状態で、背板5の各板31,32,33を当接させて背板5を完成することができる。つまり、薄型テレビ100を係止機構13に係止するときや、配線101を引き回すときには背板5はなく、薄型テレビ100の係止および配線101の引き回しが容易に行える。そして、その後に、背板5を取り付けるので、薄型TV用ラック1の組み立てを容易に行える。
また、フック18の鉤状部26をバー17に引っ掛けるという簡易な作業によって、薄型テレビ100を係止することができる。さらに、バー17の高さ位置を調整することにより、薄型テレビ100の高さ位置を変更することができる。
また、横長のバー17を用いていることにより、薄型テレビ100に対するフック18の取り付け位置が薄型テレビ100のメーカなどにより異なっていても、バー17にフック18を引っ掛けることができ、汎用性を高くできる。
さらに、配線101を、配線引き回しスペース27から配線挿通孔21を通して薄型テレビ100に繋げることができる。薄型テレビ100に近接する箇所に配線挿通孔21が設けられていることにより、薄型テレビ100を係止した後の配線作業を容易に行うことができる。しかも、背板5がない状態で配線処理をすることができ、配線処理の際に背板5が邪魔にならない。
また、薄型テレビ100の荷重を、係止機構13および背支柱10を介してベースフレーム2で受けるようにしている。これにより、薄型テレビ100の支持剛性を高くでき。薄型テレビ100を安定して支持できる。
さらに、薄型テレビ100を設置する際の薄型テレビ100に対する加工としては、汎用のフック18を取り付ける加工のみでよく、薄型テレビのメーカやサイズや機種などに対応した専用部材を設ける必要がない。薄型テレビ100のメーカやサイズや機種に拘らず、薄型テレビ100を係止機構13で係止でき、薄型TV用ラック1の汎用性を高くできる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、図9(A)および図9(B)に示すように、フック18にストッパプレート39を取り付けることで、バー17がフック18から外れることを防止してもよい。ストッパプレート39は、ねじ40およびナット41を用いてフック18に取り外し可能に取り付けられている。ストッパプレート39とフック18の鉤状部26とが協働して、バー17の周囲を取り囲んでおり、バー17が径方向に相対移動することを規制している。これにより、フック18がバー17から落ちることを防止でき、薄型テレビ100の落下をより確実に防止できる。
また、サブフレーム3を廃止してもよい。この場合、サブフレーム3に代えて、図10に示すように、キャビネット4の底面の一部を突出させ、この突出部にキャスタ−6が取り付けられる。
また、図11に示すように、ブラケット16の一対の側板14,15の後端部同士を接続する正面板19を設けてもよい。この場合、正面板19は、背板5よりも後方に配置される。配線引き回しスペース27は、背板5と正面板19との間の空間を含んでいる。
背支柱10の各直線部11,12は、断面コ字状のC型チャンネルを用いて形成されている。バー17と各ブッシュ22とは、ねじ部材42を用いて互いに固定されている。また、各ブッシュ22は、対応する側板14,15の内側面に当接している。これにより、バー17が各ブッシュ22から抜けないようにするとともに、バー17が左右に動かないようにしている。
また、図3に示す固定部材36に代えて、図12(A)〜図12(C)に示すように、固定部材43および固定部材44を用いてもよい。固定部材43は、右下板31の背面にねじ部材45を用いて固定されている。固定部材43の下端には、鉤状部43aが形成されており、キャビネット4の天板46の後端下部に形成された凸部46aに引っ掛けられている。
固定部材44は、断面略L字状をしており、背板5の上板33および右下板31にねじ部材47を用いて固定されている。
なお、図3に示す固定部材37に代えて、固定部材43,44と同様の固定部材を用いてもよい。
また、係止機構としては、薄型テレビ100を背支柱10に係止できるものであればよく、たとえば、薄型テレビ100の背面100aに固定された鉄板製の部材をブラケット16にねじ止めして固定するものであってもよい。
さらに、キャビネット4に代えて、板状の部材をベースフレーム2およびサブフレーム3の上面に結合し、この板状の部材によってベースフレーム2およびサブフレーム3を隠すようにしてもよい。
本発明の一実施形態にかかる薄型TV用ラックの概略構成を示す斜視図であり、薄型TV用ラックを前側から見た状態を示している。 薄型TV用ラックを後側から見た斜視図である。 薄型TV用ラックの分解斜視図である。 (A)は、薄型TV用ラックの正面図であり、(B)は、薄型TV用ラックの右側面図である。 図4(A)のV−V線に沿う要部の断面図である。 背板を取り外した状態の薄型TV用ラックの斜視図である。 図6のフックの周辺の要部の断面図である。 背板の取り付けの一例について説明するための斜視図である。 (A)は、この発明の別の実施形態の要部の側面図であり、(B)は、図9(A)のIXB−IXB線に沿う断面図である。 この発明のさらに別の実施形態の要部の斜視図である。 この発明のさらに別の実施形態の要部の断面図である。 (A)は、この発明のさらに別の実施形態の要部の背面図であり、(B)は、図12(A)のXIIB−XIIB線に沿う断面図であり、(C)は、図12(A)のXIIC−XIIC線に沿う断面図である。
符号の説明
1 薄型TV用ラック
2 ベースフレーム
4 キャビネット
5 背板(後壁)
6 キャスター
10 背支柱
13 係止機構(係止手段)
17 バー
18 フック
27 配線引き回しスペース
31a,31b,32a,32b,33b 当接面
31c,32c,33c 凹部
100 薄型テレビ
100a 背面
101 配線

Claims (4)

  1. キャスターを有するベースフレームと、
    ベースフレームから上方へ立ち上がっている背支柱と、
    背支柱の上方部に固定され、背支柱から前方に突出しているブラケットと、
    薄型テレビをブラケットに係止するための係止手段であって、ブラケットから左右に水平方向に延び出したバーと、薄型テレビの背面に固定され、バーに引っ掛けることで薄型テレビをバーに係止するためのフックとを含む係止手段と、
    係止手段によって薄型テレビが係止された状態において、薄型テレビに繋がる配線をブラケットの後方からブラケットの前方へ通すために、ブラケットに形成された配線挿通孔と、
    係止手段によって薄型テレビが係止された状態において、薄型テレビと背支柱との間に取り付け可能で、背支柱を隠し、薄型テレビが壁掛けされているように見せる後壁を形成する背板と、を有することを特徴とする薄型TV用ラック。
  2. 上記ベースフレームには、薄型TV用ラックの正面側から見てベースフレームを隠すようにキャビネットが結合されていることを特徴とする請求項1記載の薄型TV用ラック。
  3. 上記背板は、複数枚に分割されていて、互いの当接面で当接されるようになっており、当接面に対して凹まされた凹部に、上記係止手段および配線が挿通されることを特徴とする請求項記載の薄型TV用ラック。
  4. 上記バーは、ブラケットに対して、その高さ位置が調整可能に設けられていることを特徴とする請求項記載の薄型TV用ラック。
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