JP2020205502A - ディスプレイ用スタンド及びディスプレイシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスプレイを垂直姿勢と水平姿勢に変更することのできるディスプレイ用スタンド及びそれを用いたディスプレイシステムを提供する。【解決手段】ディスプレイを垂直姿勢と水平姿勢で保持可能なディスプレイ用スタンドであって、前記ディスプレイを保持する第1保持部材及び第2保持部材と、第1脚部材と、第2脚部材と、前記第1脚部材と前記第2脚部材とを連結する第1連結部材と、第3脚部材と、第4脚部材と、前記第3脚部材と前記第4脚部材とを連結する第2連結部材と、前記第1保持部材と前記第1連結部材とを、連動して動かす第1連動機構と、前記第2保持部材と前記第2連結部材とを、連動して動かす第2連動機構と、を備えるディスプレイ用スタンド。【選択図】図4

Description

本発明は、ディスプレイ用スタンド及びディスプレイシステムに関する。
フラットパネルディスプレイ等の表示装置や電子黒板を画面が垂直になるように保持するために、ディスプレイ用のスタンドが用いられる。
ディスプレイを横向きと縦向きに変更可能で、横向きから縦向きに変更する際上下動支持機構とリンクして台座との干渉を避けるように回動できる構成のディスプレイ懸架用スタンドが知られている(特許文献1)。
様々な利用シーンの拡大に伴って平置き姿勢(水平姿勢)での利用方法もニーズがある。しかしながら、先行技術に記載のディスプレイ懸架用スタンドは手動でディスプレイを横向きと縦向きの方向を変更できるが、同時に手動で垂直姿勢から平置き姿勢(水平姿勢)に変更することはできない。そのためこのようなニーズには対応できない。
本発明は、ディスプレイを垂直姿勢と水平姿勢に変更することのできるディスプレイ用スタンド及びそれを用いたディスプレイシステムを提供することを目的とする。
開示の技術は、ディスプレイを垂直姿勢と水平姿勢で保持可能なディスプレイ用スタンドであって、前記ディスプレイを保持する第1保持部材及び第2保持部材と、第1脚部材と、第2脚部材と、前記第1脚部材と前記第2脚部材とを連結する第1連結部材と、第3脚部材と、第4脚部材と、前記第3脚部材と前記第4脚部材とを連結する第2連結部材と、前記第1保持部材と前記第1連結部材とを、連動して動かす第1連動機構と、前記第2保持部材と前記第2連結部材とを、連動して動かす第2連動機構と、を備え、前記第1連動機構により連動して動く前記第1保持部材及び前記第1連結部材と、前記第2連動機構により連動して動く前記第2保持部材及び前記第2連結部材とを設置面に対して垂直にすると共に、前記第1脚部材と前記第3脚部材を前記設置面に対して垂直に、前記第2脚部材と前記第4脚部材を前記設置面に対して平行にして前記ディスプレイを前記垂直姿勢で保持し、前記第1連動機構により連動して動く前記第1保持部材及び前記第1連結部材と、前記第2連動機構により連動して動く前記第2保持部材及び前記第2連結部材とを前記設置面に対して平行にすると共に、前記第1脚部材、前記第2脚部材、前記第3脚部材及び前記第4脚部材を前記設置面に対して垂直にすることにより前記ディスプレイを前記水平姿勢で保持する
ディスプレイ用スタンドである。
開示の技術によれば、ディスプレイを垂直姿勢と水平姿勢に変更することができる。
本実施形態のディスプレイシステムの一例を示す図。 本実施形態のディスプレイシステムの一例のスタンドの構成を説明する図。 本実施形態のディスプレイシステムの一例のスタンドの構成を説明する図。 本実施形態のディスプレイシステムの一例のスタンドの変形について説明する図。 本発明のディスプレイシステムの分解図を示す図。 ディスプレイの背面図と、その部分拡大図。 スタンドの背面を説明する図。 装着ブラケットのスタッドと、ジョイント板の直線状レール部との勘合状態を説明する分解斜視図。 装着ブラケットのスタッドと、ジョイント板の直線状レール部との勘合状態を説明する背面図及び断面図。 装着ブラケットの2箇所のスタッドと、ジョイント板の屈曲状レール部との勘合状態を説明する図。 ディスプレイに装着ブラケットを介して設けられた3箇所のスタッドの位置関係を示す図。 回転時の3つのスタッドとレール部の位置を説明する図。 スタンドから、背面カバーを取り外した、付勢部材を説明する背面斜視図。 回転時の3つのスタッドとレールと付勢部材の位置を説明する図。 本実施形態のディスプレイシステムの一例を示す図。 本実施形態のディスプレイシステムの一例の垂直姿勢と水平姿勢との間の変形について説明する図。 本実施形態のディスプレイシステムの一例のディスプレイの回転について説明する図。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
<ディスプレイシステム全体>
図1は、本実施形態のディスプレイシステムの一例を示す図。図1(a)は、ディスプレイ100を垂直姿勢で使用する際のディスプレイシステム1の前方からの斜視図である。図1(b)は、ディスプレイ100を垂直姿勢で使用する際のディスプレイシステム1の後方からの斜視図である。図1(c)は、ディスプレイ100を水平姿勢で使用する際のディスプレイシステム1の斜視図である。
[ディスプレイシステム]
本実施形態のディスプレイシステム1は、ディスプレイ100と、スタンド300と、を備える。ディスプレイシステム1は、スタンド300を変形することによって、ディスプレイ100を垂直姿勢と水平姿勢にすることができる。
ディスプレイ100が垂直姿勢の場合(図1(a)、図1(b))には、ディスプレイ100の画面は、地面に対して垂直になる。ディスプレイシステム1のスタンド300は、後述する脚部材の一部を地面に平行に延在させることにより、ディスプレイ100を垂直な状態で安定して支持するようになっている。
ディスプレイ100が水平姿勢の場合(図1(c))には、ディスプレイ100の画面は、地面に対して平行になっている。ディスプレイシステム1のスタンド300は、ディスプレイ100をテーブルのように支持することにより、垂直な状態で安定して支持するようになっている。
[ディスプレイ]
本実施形態のディスプレイ100は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro−luminescence)ディスプレイ、電子ペーパー等のいわゆるフラットパネルディスプレイである。なお、ディスプレイとしては、例えば、ホワイトボード、黒板、掲示板、ポスターボード、キャンバス等の掲示用、表示用のボードであってもよい。また、電子黒板(インタラクティブ・ホワイトボード)、インタラクティブフラットパネルディスプレイ、タッチパネル等の電子パネル等の入力可能な表示装置でもよい。
[スタンド]
本実施形態のスタンド300は、ディスプレイ100を垂直姿勢や水平姿勢で保持する。さらに、スタンド300は、ディスプレイ100をスタンド300に対して回転可能に保持する。
<スタンドの詳細>
次に、スタンド300の詳細について説明する。
図2、図3は、本実施形態のディスプレイシステム1のスタンド300の構成を説明する図である。図2は、スタンド300がディスプレイ100を垂直姿勢で保持している図である。図3は、スタンド300がディスプレイ100を水平姿勢で保持している図である。
スタンド300は、脚部材311、312、313、314と、連結部材321、322と、梁部材351、352を備える。脚部材311と脚部材312は、連結部材321に回転可能に連結されている。脚部材313と脚部材314は、連結部材322に回転可能に連結されている。また、脚部材311と脚部材313は、梁部材352で連結されている。脚部材312(連結部材321)と脚部材314(連結部材322)は、梁部材351で連結されている。
さらに、スタンド300は、保持部材331、332と、梁部材335、336と、回転機構360と、を備える。スタンド300は、保持部材331、332と、梁部材335、336と、回転機構360により、ディスプレイ100を保持する。例えば、スタンド300の保持部材331、332は、回転機構360を介して、ディスプレイ100を保持する。保持部材331は、連動機構341により連結部材321と連動している。当該連動機構341により、保持部材331と連結部材321とを連動して動かすことができる。保持部材332は、連動機構342により連結部材322と連動している。当該連動機構342により、保持部材332と連結部材322とが連動して動かすことができる。回転機構360は、ディスプレイ100をスタンド300に対して回動可能に保持する。回転機構360の詳細については後述する。
連動機構341は、保持部材331に固定された歯車343と、連結部材321に固定され歯車343を組み合わせられる歯車344を備える。また、連動機構342は、保持部材332に固定された歯車345と連結部材321に固定され歯車345を組み合わせられる歯車346を備える。なお、本実施形態においては、歯車343と歯車344、歯車345と歯車346を直接組み合わせているが、当該歯車の間に別の歯車を介してもよい。
脚部材312は、キャスター382を備える。連結部材321は、キャスター381を備える。また、脚部材314は、キャスター384を備える。連結部材322は、キャスター383を備える。このように、キャスター381、382、383、384を備えることによって、ディスプレイシステム1全体を当該キャスターにより移動させたり、向きを変えたりすることができる。
スタンド300は、脚部材312と連結部材321とを接続するガススプリング371を備える。また、脚部材314と連結部材322とを接続するガススプリング372を備える。
図2のように、ディスプレイ100を垂直姿勢で保持する場合には、脚部材311、313でディスプレイ100を支えると共に、脚部材312、314が設置面に対して平行した状態でディスプレイ100を支える。そのようディスプレイ100を支えることによって、スタンド300は、ディスプレイ100を垂直姿勢で保持する場合において、安定して保持することができる。
また、図3のように、ディスプレイ100を水平姿勢で保持する場合には、脚部材311、312、313、314がテーブルの脚のようになり、ディスプレイ100を支える。そのようディスプレイ100を支えることによって、スタンド300は、ディスプレイ100を水平姿勢で安定して保持することができる。
上述の説明では、ディスプレイ100を垂直姿勢から水平姿勢にしたが、図4(b)において、保持部材331を矢印Aと反対方向に会同させることによって、ディスプレイ100を水平姿勢から垂直姿勢にすることもできる。
なお、脚部材311、312、313、314がそれぞれ第1脚部材、第2脚部材、第3脚部材、第4脚部材の一例である。連結部材321、322がそれぞれ第1連結部材、第2連結部材の一例である。保持部材331、332がそれぞれ第1保持部材、第2保持部材の一例である。連動機構341、342がそれぞれ第1連動機構、第2連動機構の一例である。また、歯車343、344、345、346がそれぞれ第1歯車、第2歯車、第3歯車、第4歯車の一例である。
<ディスプレイシステム(スタンド)の変形>
次に、ディスプレイシステム1のスタンド300の変形について説明する。
図4は、本実施形態のディスプレイシステムの一例のスタンドの変形について説明する図である。図4(a)は、ディスプレイ100が垂直姿勢で保持されている状態を表す図である。図4(b)は、ディスプレイ100が垂直姿勢から水平姿勢に変形している途中の図である。図4(c)は、ディスプレイ100が水平姿勢で保持されている状態を表す図である。図4(d)は、図4(b)の連動機構341部分を拡大した図である。なお、図4では、スタンド300の脚部材311、312の側について説明しているが、反対側、すなわち、スタンド300の脚部材313、314の側も同様である。
図4(a)のディスプレイ100が垂直姿勢の場合は、保持部材331と連結部材321が設置面Gに対して垂直になっている。また、脚部材311が設置面Gに対して垂直に、脚部材312が設置面Gに対して平行になっている。なお、同様に保持部材332と連結部材322が設置面Gに対して垂直になっている。また、脚部材313が設置面Gに対して垂直に、脚部材314が設置面Gに対して平行になっている。
図4(a)のディスプレイ100を垂直姿勢で保持する状態から、ディスプレイ100を図4(b)のように矢印Aの方向に倒す。そのようにディスプレイ100を倒すと、その倒す動きと連動して、図4(d)の連動機構341によって連結部材321も矢印Bの方向に回動する。この時に、脚部材312はガススプリング371により付勢力Fを付与されながら矢印C方向に回動する。これにより、脚部材312が設置面Gに対して干渉しないようになっている。そして、図4(c)のように、水平姿勢になったときには、ガススプリング371の付勢力Fによって、脚部材312が矢印Dの方向に回動して、設置面Gに対して垂直になるようになる。
図4(c)のディスプレイ100が水平姿勢の場合は、保持部材331と連結部材321が設置面Gに対して平行になっている。また、脚部材311、312が設置面Gに対して垂直になっている。なお、同様に保持部材332と連結部材322が設置面Gに対して平行になっている。また、脚部材313、314が設置面Gに対して垂直になっている。
<回転機構の詳細>
[回転機構の構成]
図5は、本発明の回転機構360の構成を示す図である。本実施形態のディスプレイシステム1において、ディスプレイ100は、回転機構360により保持されている。
回転機構360は、ディスプレイ100の画面を横向きと縦向きに回動可能に保持する。回転機構360は、装着ブラケット2と、取付機構4と、背面カバー5を備える。
ここで、ディスプレイシステム1の組立てについて説明する。
まず最初に、[1]で装着ブラケット2を、ディスプレイ100の背面110に取り付ける。その後、[2]で装着ブラケット2を取り付けたディスプレイ100を、取付機構4に取り付ける。取付機構4は、保持部材331と保持部材332との間に連結される横板であるジョイント板41を備えている。
そして、[3]で、取付機構4の嵌合部をカバーするように、ジョイント板41の背面に、背面カバー5を装着する。
この[1]、[2]、[3]の取り付けは、一番最初のセッティングのときだけ行う。
一番最初のセッティングのときにディスプレイ100の取り付けを行うと、スタンド300に対してディスプレイ100は回転も昇降もできるため、スタンド300に対してディスプレイ100の状態(横長/縦長の設置状態、高さ)を変えるときに、ディスプレイ100を着脱する必要がない。
さらに、スタンド300の下には、キャスター381、382、383、384がついており、組立てた状態で、ディスプレイシステム1を移動させる(運ぶ)ことができる。なお、ディスプレイ100の左右方向の角度を調整したい場合は、ディスプレイシステム1全体の方向を、キャスター381、382、383、384によって調整する。
また、ディスプレイ100を縦長に配置された状態にすることで、ディスプレイ100の幅はスタンド300の保持部材331、332の間隔とほぼ同じ幅になる。そのため、展示会等のために、複数の同じ型のスタンドシステムを、荷積みして運ぶ場合も、スペースを取らずに積み込むことができる。
そのため、ディスプレイシステム1の移動、ディスプレイ100の回転、昇降が組み立てたままで可能となるため、最初に組み付けた後は、例えば、ディスプレイを壁掛けにする場合など設置方法を変更する場合を除き、ディスプレイ100と、スタンド300をバラバラにすることは想定されていない。
ただし、以下の説明における、動作や嵌合の説明のために、各ユニット内を分解して図示することもありうる。
図6は、装着ブラケット2を装着したディスプレイ100の背面図と、その部分拡大図である。
図6に装着ブラケット2には、ディスプレイ100の背面110に対して垂直に起立する3つのスタッド21、22、23が設けられている。
また、夫々のスタッド21、22、23は、固定部材であり、起立方向の根元側は円板部(212、222、232)であって、先端側は円板部よりも径が小さい円柱状突起(211、221、231)である。
なお、第1の固定部材であるスタッド21の円柱状突起211の先端の外周には、ネジ状の溝又は突起が形成されているネジ領域211Sが設けられている。
また、第3の固定部材であるスタッド23の円柱状突起231は、後述する付勢部材49と連結するため、第2の固定部材であるスタッド22の円柱状突起221よりも長く構成されている。
図7は、ディスプレイシステム1の背面を説明する図である。図7において、(a)はディスプレイシステム1全体の背面図であり、(b)は背面カバー5を取り外した部分背面図であり、(c)はジョイント板41の周辺を示す背面図であり、(d)はジョイント板41の一部領域を拡大した背面図である。
図7に示すようにスタンド300は、ジョイント板41等を含む取付機構4と、背面カバー5とを備えている。背面カバー5は、保持部材331と保持部材332及びジョイント板41に対して、着脱可能であり、ディスプレイ100と、スタンド300を組み立てる場合は、図7(b)に示すように背面カバー5を外しておき、組み立て後に取り付ける。
図7(c)に示すように取付け板であるジョイント板41の背面側には、ガススプリングである付勢部材49が取り付けられている。
なお、本例では、ジョイント板41は、保持部材331と保持部材332との間に連結される横板である例を示しているが、ジョイント板は、保持部材331と保持部材332を連結する梁部材335、336の少なくとも一部に取り付けられている構成(即ち、支柱間の横板の一部である構成)であってもよい。
さらに、図7(d)に示すように、ジョイント板41には、直線状レール孔411と、直線状の直角に曲がった屈曲状レール部412とが形成されている。ここで、屈曲状レール部412における「略直角に曲がった」とは、90°に対して±3°程度の誤差を許容するものとする。
直線状レール孔411と、屈曲状レール部412とは離間して配置されている。また、直線状レール孔411と屈曲状レール部412の溝孔の端部は、丸みを帯びている。
また、溝孔である直線状レール孔411の周囲には、小判状の凹み部413が形成されている。
一方、屈曲状レール部412の溝孔周囲には、L字補強板414が予め取りつけられている。L字補強板414は、摺動性が良好な素材で構成されていればよく、例えば、樹脂で形成されている。以後、L字補強板414と、L字状の溝孔とを合わせて、屈曲状レール部412とする。
また、直線状レール孔411を取り囲む凹み部413の斜め上方には、支持突起415が形成されている。図7(c)に示すように、支持突起415には、付勢部材49の一端が連結される。
図6に示すスタッド21は、直線状レール孔411に沿って摺動可能であり、スタッド22、23は、屈曲状レール部412の溝孔の直線部にそれぞれ沿って摺動可能である。
3つのスタッド21、22、23と、直線状レール孔411、屈曲状レール部412との連結について、以下において図8〜10を用いて説明する。
[直線状レール部とスタッドの連結]
図8は、装着ブラケット2のスタッド21と、ジョイント板41の直線状レール孔411との勘合状態を説明する分解斜視図である。
図9は、装着ブラケット2のスタッド21と、ジョイント板41の直線状レール孔411との勘合状態を説明する背面図及び断面図である。図9において(a)は背面カバー5を取り外したディスプレイシステム1の背面図であり、(b)は直線状レール部RL及びスタッド21の拡大図であり(c)は(b)のAA断面図であり、(d)は(c)の拡大図である。
図8に示すように、回転機構360のジョイント板41には、斜めに延伸する長円形状に貫通孔(溝孔)が形成されることで直線状レール孔411が形成されている。ジョイント板41及びスタッド21、22、23、及びスペーサー45a(図10を参照)、45b(図10を参照)、45cは板金製である。板金は、例えば、鉄、ステンレス、アルミニウム、又はチタン、あるいはこれらの合金で構成されている。
この直線状レール孔411の表裏を、同じく長円形状に溝孔が設けられた薄い2枚のスライド抵抗板42A、42Bによって、ジョイント板41を挟み込むように、ねじ43と枠部44によって締結されている。
そして、直線状レール孔411が形成されたジョイント板41と、2枚のスライド抵抗板42A、42Bが一体となって締結されて直線状レール部RLを構成している。
2枚のスライド抵抗板42A、42Bは、例えば、リン青銅板によって構成されている。この構成によって直線状レール部RLの表裏の表面は滑らかで安定した摩擦係数を得ることができる。なお、本例では、スライド抵抗板42A、42Bの素材の一例として、リン青銅を例としているが、表面性が良好で、磨耗に強い材質であれば、他の摺動素材として、例えば、トルクヒンジ等の一般的な摺動部品に使用可能な青銅や、鉛、ニッケル、ビスマス、硫黄、スズ、亜鉛等を含む青銅系の合金等であってもよい。
前提として、正面側(表面側)は、スライド抵抗板42Aを、スライド抵抗板42Aの溝孔よりも大きい孔部を有する枠部44によって、ジョイント板41に抑えつけながら、枠部44とスライド抵抗板42Aとが一緒に、ジョイント板41にネジ止めにより締結しておく。一方、背面側(裏面側)は、スライド抵抗板42Bを、小判状の凹み部413に嵌め込み、ネジ43によって、ジョイント板41と締結しておく。
そして、このようにこの直線状レール部RLに、ディスプレイ100に装着ブラケット2を介して設けられたスタッド21が勘合する。
この際、スタッド21の円柱状突起211の先端はネジ領域211Sが形成されており、スタッド21の円柱状突起211が直線状レール部RL(図9(b)参照)に挿入した状態で、図9(c)、図9(d)に示すように、円柱状突起211のネジ領域211Sが、スペーサー45cとバネワッシャ46を介して、ナット47で一定の摺動抵抗になるように調整されて、締め付けられる。
上記構成によって、スタッド21が直線状レール部RLを往復移動する際に、その途中状態でも動かされる力が摺動抵抗以下の力ならその状態を保持して止まることができる。
[屈曲状レール部と2つのスタッドの連結]
図10は、装着ブラケット2の2箇所のスタッド22、23と、ジョイント板41の屈曲状レール部412との勘合状態を説明する図である。図10において、(a)は、屈曲状レール部412のL字状の溝孔に2箇所のスタッド22、23が挿入した状態を示す図、(b)は第2の固定部材であるスタッド22の先端部に、スペーサー45aが装着された状態、(c)は、スタッド22の先端部に、Eリング48aが装着された状態を示す図である。また、図10(d)は第3の固定部材であるスタッド23の先端部に、スペーサー45bが装着された状態、(e)は、スタッド23の先端部に、Eリング48bが装着された状態を示す図である。
図10(a)に示すように、ジョイント板41上に設けられた屈曲状レール部412のL字状の溝孔に、ディスプレイ100に装着ブラケット2を介して取りつけられた2箇所のスタッド22、23を挿入する。そして、図10(b)、図10(d)に示すようにスタッド22、23それぞれの先端側の円柱状突起221、231にスペーサー45a、45bが挿入されて、図10(c)、図10(e)に示すように、Eリング48a、48bで締結される。
なお、スタッド21では先端側の円柱状突起211の側面が直線状レール孔411の溝孔の内側面と接触するが、スタッド22、23は、根元側の円板部222、232の側面が、屈曲状レール部412の溝孔の内側面と接触する。
このように締結される構成によって、ジョイント板41上に設けられた屈曲状レール部412に対して、抵抗なく、スムーズに摺動移動可能な状態で、スタッド22と23が勘合状態になる。
[3つのスタッドの位置関係]
図11にディスプレイ100に装着ブラケット2を介して設けられた3箇所のスタッド21、22、23の位置関係を示す。詳しくは、図11(a)は、ディスプレイ100の背面図を示し、図11(b)は、3箇所のスタッド21、22、23の位置関係説明図を示す。
図11(b)を参照して、ディスプレイ100のスタッド22の位置をA、スタッド23の位置をB、スタッド21の位置をCとする。そして、辺ABに垂直でAB=BDとなる位置をDとする。A、B、Dによって形作られる直角二等辺三角形ABDにおいてスタッド21の位置Cは辺ADのほぼ中点の位置に位置する。
図12は、回転時の3つのスタッドとレール部の位置を説明する図である。図12において、(a)、(b)は、ディスプレイ100が横長状態を示す図、(c)、(d)は回転途中の状態を示す図、(e)、(f)は縦長状態を示す図である。
図12(b)は図12(a)の取付機構4の嵌合部の拡大図に相当し、図12(d)は図12(c)の取付機構4の嵌合部の拡大図に相当し、図12(f)は図12(e)の取付機構4の嵌合部の拡大図に相当する。
なお、図12においては、スタッド21、22、23の中心位置をより明確に示すため、スペーサー45a、45b、45cよりも背面側の締結部材(バネワッシャ46、ナット47、Eリング48a、48b)は省略して示している。
回転機構360に設けられたジョイント板41には、屈曲状レール部412と、スライド抵抗板42A、42Bで挟まれて構成される直線状レール部RLの2箇所のレール形状が設けられている。
屈曲状レール部412は位置A、B、Dを結んだ直角に交わる二直線状のレール形状である。即ち、屈曲状レール部412の2つの端部及び屈曲点は、直角二等辺三角形ABDの頂点と略等しい位置にある。
そのため、ディスプレイ100が横長状態のときのスタッド22、23の位置A−Bから、縦長状態のときのスタッドの22、23の位置A''−B''となったときも、AB=BDのため、横長状態の場合も、縦長状態の場合も、端部と屈曲点の位置にスタッド22、23が位置することになり、その状態からは動きにくくなる。
ここで、図12(a)⇒(c)⇒(e)に示すように、ディスプレイ100を横向き(横長状態)から縦向き(縦長状態)に回動させると、スタッド21の位置は直線上を、上がって下がるという往復運動する軌跡をたどる。そして、スタッド22が屈曲状レール部412の一辺に沿って、AからBの位置に降下するように移動し、スタッド23が屈曲状レール部412の他辺に沿ってBからDの位置に移動する。
反対に、図11(e)⇒(c)⇒(a)に示すように、ディスプレイ100を縦向きから横向きに回動させるときも、スタッド21の位置は直線上を、上がって下がる往復運動する軌跡をたどる。そして、スタッド22が屈曲状レール部412の一辺に沿って、BからAの位置に上昇するように移動し、スタッド23が屈曲状レール部412の他辺に沿ってDからBの位置に移動する。
回転機構360に設けられたジョイント板41に、この軌跡に対応したレールとして直線状レール部RLを設けている。その構成として、直線状レール部RLは、横向きの際の、直角二等辺三角形ABDの垂線Pである、位置B、Cを結んだ線に一致するように延伸している。
さらに、ディスプレイ100の向きを変える回動時に、直線状レール部RL上を、往復移動するスタッド21のために、溝孔の表裏側に、リン青銅板製のスライド抵抗板42A、42Bを設けることで、摺動抵抗を生じる。そのため、ディスプレイ100の向きを変更時その途中の位置で止めた状態を維持することが可能になる。
このような構成により、本発明では、ディスプレイの着脱無し、さらには、係合部の着脱等の回転以外の他の動作も不要で、手動でディスプレイの横向きと縦向きの変更が可能となる。さらにスライド抵抗板の摺動抵抗により、変更途中のその状態で止めることが可能で、大きな力も必要なく可動できる。
また、第2の固定部材であるスタッド22は、ディスプレイ100の重心に近い位置に配置されている。図12に示すように、スタッド22は、ディスプレイを横長状態から縦長状態に回転時する際に、屈曲状レール部412において、A⇒Bの位置にほぼ垂直に下降するように移動する。そのため、ディスプレイ100の重心も、A⇒Bの距離の分、下降することになる。
この重心移動により、ディスプレイ100を横長状態から縦長状態に変更する際に、その最上端位置がほぼ変わらず回転させることができる。よって、ディスプレイの横向きも縦向きもほぼ同じ最上端位置なのでその位置にかかる荷重に耐えることができるスタンドベース部の大きさと重量が決まり、必要以上に大きく重くする必要が無くなる。
[付勢部材]
図13は、ディスプレイシステム1から、背面カバー5を取り外した、付勢部材49を説明する背面斜視図である。図13(a)はディスプレイシステム1のディスプレイ100の背面部分を示す部分図、図13(b)は取付機構4の背面の拡大図である。
図13に示すように、ディスプレイ100が横長状態のときに、装着ブラケット2に設けられたスタッド21を覆うように、付勢部材49としてガススプリングによって付勢力が付加される。
詳しくは、図13(b)に示すように、付勢部材49の一端は、ジョイント板41の直線状レール孔411の上方に設けられる支持突起415に連結され、付勢部材49の他端は、第3の固定部材であるスタッド23の円柱状突起231と連結されている。これにより、付勢部材49は、ディスプレイ100が横長状態のときに、直角二等辺三角形ABDの垂線P上にくるように配置される。
図14は、回転時の3つのスタッドとレールと付勢部材の位置を説明する図である。図14において、(a)、(b)はディスプレイ100が横長状態を示す図、(c)、(d)は回転途中の状態を示す図、(e)、(f)は縦長状態を示す図である。
図14(b)は図13(a)の取付機構4の嵌合部の拡大図に相当し、図14(d)は図14(c)の取付機構4の嵌合部の拡大図に相当し、図14(f)は図14(e)の取付機構4の嵌合部の拡大図に相当する。
この構成では、図14(b)に示すようにディスプレイ100が横長状態では、付勢力は横向きの回転方向にモーメントfがかかり、逆に図14(f)に示すようにディスプレイ100が縦長状態では、縦向きの回転方向にモーメントfがかかる。また、図14(d)に示すように、回転途中は、縦向きの回転方向にモーメントがかかる。
そして、スタッド21がスライドするスライド抵抗板42A、42Bの摺動抵抗がこの付勢力によるモーメントとディスプレイ100の重力によるモーメントの合力より強い抵抗に設定されている。仮にこの付勢部材49が無いとディスプレイ100を横向きで長時間使用していると、ディスプレイ100の重力によるモーメントは縦向きの回転方向にかかるため、その位置が経時的に変動する不具合が発生する可能性がある。
そこで、この付勢部材49を設けることによって、図14(b)に示すように横向きの場合には横向きのモーメントがかかり、逆に図14(f)に示すように、縦向きの場合には縦向きのモーメントがかかる働きによって、長時間でも安定してその位置を維持する効果が生まれる。
このように、ユーザはディスプレイを外すことなく、手動で大きな力も必要なくディスプレイの向きを変更することができるので、狭い通路や多少の段差があってもディスプレイを懸架したスタンドを容易に移動することが出来、また自分がディスプレイに筆記している時や他の人々に見せて説明する時など様々なシチュエーションに応じて最適なディスプレイの向きに変更することができる。
また、付勢部材49の付勢力とスライド抵抗板42A、42Bの摩擦抵抗により、本発明のディスプレイ用スタンドでは、ディスプレイの向きを変更時その途中の位置で止めた状態を維持することが可能になるとともに、ディスプレイの向き変更時の衝撃をディスプレイに与えないようにすることができる。
図15は、本実施形態のディスプレイシステム1の一例を示す図である。スタンド300によりディスプレイ100が保持されたディスプレイシステム1の全体図とディスプレイ100の向きを変更した際の動きを示した図である。
図15に示すように本実施形態のディスプレイシステム1において、回転機構360により、ディスプレイ100を横向き設置でも縦向き設置でもその最上端位置はほぼ同じでHである。
スタンド300に対する要望事項は小さく、軽くそして移動しやすいことである。移動しやすさの因子としてスタンド300のベース部(垂直姿勢で保持している状態における脚部材312、314)の大きさ・重さが大きく寄与している。ディスプレイ100が、例えば、インタラクティブ・フラットパネルディスプレイや電子黒板の場合には、ディスプレイ100に対して筆記も行うので、ある決められた荷重に対してディスプレイ100が動かない安定性もスタンド300に求められる。
ディスプレイ100に対して筆記等を行うことを想定して荷重がかかるとすると最悪条件はこの最上端位置Hに荷重がかかる条件である。この時の荷重をF1、ディスプレイ100とスタンド300を含めた重量をMg、そして重心位置PosGから奥行き方向後ろの床との設置位置までの距離をD1とすると、ディスプレイ100が安定する為の条件は以下の式1を満足する必要がある。
F1・H < Mg・D1 …(式1)
ディスプレイ100の後ろからの荷重に対しても同様の式が成り立ち、その荷重をF2、重心位置PosGから前脚の床との設置位置までの距離をD2とすると、ディスプレイ100が安定する為の条件は以下の式2を満足する必要がある。
F2・H < Mg・D2 …(式2)
ディスプレイ100の最上端位置Hは横向きでも縦向きでも変わらないので、重心位置PosGからの距離D1及びD2もディスプレイ100の向きに依存せず変わらない。一方、これまでの一般的な既存のスタンドではディスプレイ100の中心位置で回転する為、ディスプレイ100の最上端位置は縦向きの時の方が高くなり、スタンドベース部の大きさはこの縦向きの時に安定するように大きさが必要な為、本実施例のスタンドよりも大きくなる。
<作用・効果>
図16は本実施形態のディスプレイシステム1の垂直姿勢と水平姿勢との間の変形について説明する図である。図16(a)は、ディスプレイシステム1の垂直姿勢と水平姿勢との間の変形について説明する斜視図である。図16(b)は、ディスプレイシステム1の垂直姿勢と水平姿勢との間の変形について説明する側面図である。図16に示すように、本実施形態のディスプレイシステム1によって、垂直姿勢と水平姿勢との間で変形することが可能である。このように、スタンド300は、ディスプレイ100を垂直姿勢と水平姿勢で保持可能になっている。ディスプレイ100が垂直姿勢の場合には、脚部材の一部を地面に平行に延在させることにより、ディスプレイ100を垂直な状態で安定して支持することができる。また、ディスプレイ100が水平姿勢の場合には、ディスプレイ100をテーブルのように支持することにより、垂直な状態で安定して支持するようになっている。また、支持部材と結合部材が連動して動くことから、支持部材と結合部材のいずれかを動かすことにより、簡単にスタンド300を変形させることができる。それにより、ディスプレイ100の姿勢を簡単に変更することができる。
図17は、本実施形態のディスプレイシステム1のディスプレイ100の回転について説明する図である。図17(a)は、ディスプレイシステム1のディスプレイ100の回転変形について説明する斜視図である。図17(b)は、ディスプレイシステム1のディスプレイ100の回転について説明する正面図である。回動機構を備えることにより、ディスプレイ100を取り外すことなく、ディスプレイ100を回転させて、縦向きと横向きを変更することができる。また、図17に示すように、本実施形態のディスプレイシステム1によって、ディスプレイ100が垂直姿勢時に、ディスプレイ100の最上位端の位置(上端高さ位置)が変わることなく、ディスプレイ100を回転することができる。
<変形例>
回転機構360について、例えば、ディスプレイ100が、不意に回転することを防止するために回転しないようにロック機構を備えるようにしてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の実施形態の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 ディスプレイシステム
100 ディスプレイ
300 スタンド
311 脚部材
312 脚部材
313 脚部材
314 脚部材
321 連結部材
322 連結部材
331 保持部材
332 保持部材
341 連動機構
342 連動機構
343 歯車
344 歯車
345 歯車
346 歯車
360 回転機構
371 ガススプリング
372 ガススプリング
381 キャスター
382 キャスター
383 キャスター
384 キャスター
特許第6452986号公報

Claims (7)

  1. ディスプレイを垂直姿勢と水平姿勢で保持可能なディスプレイ用スタンドであって、
    前記ディスプレイを保持する第1保持部材及び第2保持部材と、
    第1脚部材と、第2脚部材と、前記第1脚部材と前記第2脚部材とを連結する第1連結部材と、
    第3脚部材と、第4脚部材と、前記第3脚部材と前記第4脚部材とを連結する第2連結部材と、
    前記第1保持部材と前記第1連結部材とを、連動して動かす第1連動機構と、
    前記第2保持部材と前記第2連結部材とを、連動して動かす第2連動機構と、
    を備え、
    前記第1連動機構により連動して動く前記第1保持部材及び前記第1連結部材と、前記第2連動機構により連動して動く前記第2保持部材及び前記第2連結部材とを設置面に対して垂直にすると共に、前記第1脚部材と前記第3脚部材を前記設置面に対して垂直に、前記第2脚部材と前記第4脚部材を前記設置面に対して平行にして前記ディスプレイを前記垂直姿勢で保持し、
    前記第1連動機構により連動して動く前記第1保持部材及び前記第1連結部材と、前記第2連動機構により連動して動く前記第2保持部材及び前記第2連結部材とを前記設置面に対して平行にすると共に、前記第1脚部材、前記第2脚部材、前記第3脚部材及び前記第4脚部材を前記設置面に対して垂直にすることにより前記ディスプレイを前記水平姿勢で保持する
    ディスプレイ用スタンド。
  2. 前記第1連動機構は、前記第1保持部材に固定された第1歯車と、前記第1連結部材に固定された第2歯車と、を備え、
    前記第2連動機構は、前記第2保持部材に固定された第3歯車と、前記第2連結部材に固定された第4歯車と、を備える
    請求項1に記載のディスプレイ用スタンド。
  3. 前記ディスプレイの画面を横向きと縦向きに回動可能に保持する回転機構を備え、
    前記第1保持部材及び前記第2保持部材は、前記回転機構を介して前記ディスプレイを保持する
    請求項1又は請求項2に記載のディスプレイ用スタンド。
  4. 垂直姿勢時において、前記画面が横向きの場合の前記ディスプレイの上端高さ位置が、前記画面が縦向きの場合の前記ディスプレイの上端高さ位置が略等しい
    請求項3に記載のディスプレイ用スタンド。
  5. 前記第2脚部材及び前記第4脚部材にキャスターを備える
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のディスプレイ用スタンド。
  6. 前記第1連結部材と前記第2脚部材との間、及び、前記第2連結部材と前記第4脚部材との間、にそれぞれガススプリングを備える
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のディスプレイ用スタンド。
  7. ディスプレイと、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のディスプレイ用スタンドと、を備える
    ディスプレイシステム。
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