JP2012188873A - 養生用シートのクランプ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】養生用シートを緊張する際のクランプの落下を防止することのできる養生用シートのクランプ装置を提供する。
【解決手段】縦地パイプ2に所定間隔をおいてクランプねじ16により取り付けられる固定部材6および可動部材7と、前部にフック17が固着され、上下方向に長孔16が形成され、可動部材7に一端が固定された可動板8とを備え、固定部材7にねじ込まれた締付ねじ20に長孔16をスライド可能に挿入し、締付ねじ20により、可動板8を固定部材6に締付固定するようにした。
【選択図】図3
【解決手段】縦地パイプ2に所定間隔をおいてクランプねじ16により取り付けられる固定部材6および可動部材7と、前部にフック17が固着され、上下方向に長孔16が形成され、可動部材7に一端が固定された可動板8とを備え、固定部材7にねじ込まれた締付ねじ20に長孔16をスライド可能に挿入し、締付ねじ20により、可動板8を固定部材6に締付固定するようにした。
【選択図】図3
Description
本発明は、建設工事現場の足場等に設置される養生用シートのクランプ装置に関し、特に養生用シートを緊張させる機構を備えた養生用シートのクランプ装置に関するものである。
建設工事現場において、作業中の資材、工具あるいは塵埃などが地上に落下するのを防止するため、建築中の躯体の周囲にはネットやシート(以下、養生用シートと称す)で養生を行っている。養生用シートの設置は、上下に配置した4個のクランプに養生用シートの鳩目部分を通すことにより、足場の縦地パイプに固定するようにしている。
図7に、従来のクランプの構成例を示している。
このクランプ4は、前部の本体部40の後部にヒンジ41により締付部材42が連結されている。締付部材42の側端部に二股部43が設けられ、本体部40にヒンジ44を介して連結されたボルト45が二股部に出入り自在にはめ込まれ、ボルト45にねじ込まれるクランプねじ46により二股部43を締付けることにより、締付部材42を縦地パイプ2に締付けてクランプするようになっている。本体部40の前部にフック47が固着されており、このフック47に養生用シート(図示せず)の鳩目を引掛けて養生用シートを足場などの縦地パイプに取り付けるようにしている(特許文献1参照)。
このクランプ4は、前部の本体部40の後部にヒンジ41により締付部材42が連結されている。締付部材42の側端部に二股部43が設けられ、本体部40にヒンジ44を介して連結されたボルト45が二股部に出入り自在にはめ込まれ、ボルト45にねじ込まれるクランプねじ46により二股部43を締付けることにより、締付部材42を縦地パイプ2に締付けてクランプするようになっている。本体部40の前部にフック47が固着されており、このフック47に養生用シート(図示せず)の鳩目を引掛けて養生用シートを足場などの縦地パイプに取り付けるようにしている(特許文献1参照)。
養生用シートの設置においては、クランプのフックにくわえさせた養生用シートをピンと張った状態に緊張させる必要がある。図7に示すような従来のクランプでは、フック47に養生用シートの鳩目をくわえさせ、クランプねじ46をゆるめた状態のクランプを縦地パイプ2に沿って移動させて養生用シートを緊張させ、その状態でクランプねじ46を締付けてクランプ4を縦地パイプ2に固定する。このため、クランプねじ46を緩めた状態で養生用シートからの引張力がクランプ4にかかると、そのはずみでクランプ4が縦地パイプ2から外れて落下し、地上にいる歩行者などの第三者に障害を及ぼす危険性があった。
本発明は、上記課題を解決するものであり、養生用シートを緊張する際のクランプの落下を防止した安全性の高い養生用シートのクランプ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の養生用シートのクランプ装置は、養生用シートをクランプして縦地パイプに取り付ける養生用シートのクランプ装置であって、前記縦地パイプに所定間隔をおいてクランプねじにより取り付けられる固定部材および可動部材と、フックが固着され、上下方向に長孔が形成され、前記可動部材に一端が固定された可動板と、前記固定部材にねじ込まれ、前記長孔がスライド可能に挿入され、前記可動板を前記固定部材に締付固定する該締付ねじと、を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の養生用シートのクランプ装置は、請求項1記載の養生用シートのクランプ装置であって、前記フックは、前記可動板の前面に固着された前面フックおよび前記可動板の側面に固着された側面フックにより構成されていることを特徴とする。
請求項3記載の養生用シートのクランプ装置は、請求項1又は2記載の養生用シートのクランプ装置であって、前記可動部材又は可動板の側部に操作ハンドルを設けたことを特徴とする。
請求項4記載の養生用シートのクランプ装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の養生用シートのクランプ装置前記フックに前記養生用シートの上端又は下端の一端部を引掛け、該養生用シートの他端部は縦地パイプに取り付けられる固定部材にフックを設けた通常のクランプにくわえさせることを特徴とする。
本発明の養生用シートのクランプ装置によれば、固定部材は常に縦地パイプに固定された状態となっているので、養生用シートの緊張操作時にクランプ装置が縦地パイプから離脱して落下して第三者傷害を起こす危険性をなくすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の養生用シートのクランプ装置の実施の形態を説明する。
図1は、養生用シートを設置した状態の正面図である。
養生用シート1は、足場の縦地パイプ2にクランプ装置3を介して取り付けられている。図示の例では、2枚の養生用シート1、1の上部を左側、右側および中央の縦地パイプに取り付けられた、本発明に係るクランプ装置3に引掛け、下部は、左側、右側および中央の縦地パイプ2に取り付けられた、従来の一般的なクランプ4に引掛け、緊張させて取り付けた状態を示している。
養生用シート1は、足場の縦地パイプ2にクランプ装置3を介して取り付けられている。図示の例では、2枚の養生用シート1、1の上部を左側、右側および中央の縦地パイプに取り付けられた、本発明に係るクランプ装置3に引掛け、下部は、左側、右側および中央の縦地パイプ2に取り付けられた、従来の一般的なクランプ4に引掛け、緊張させて取り付けた状態を示している。
図2は、本発明に係るクランプ装置の正面図、図3は縦断側面図であって、各々の(a)は緊張前、(b)は緊張後の状態を各々示している。
クランプ装置3は、固定部材6と、可動部材7と、これら固定部材6と可動部材7の前部に設けられた可動板8とを備えている。固定部材6および可動部材7は同一構造のもので、前部に位置する本体部10の後部にヒンジ11により締付部材12が連結されている。締付部材12の側端部に二股部13が設けられ、本体部10にヒンジ14を介して連結されたボルト15が二股部13に出入り自在にはめ込まれ、ボルト15にねじ込まれるクランプねじ19により二股部13を締付けることにより、本体部10と締付部材12で縦地パイプ2をクランプするようになっている。
可動板8は、両側に側板8aが形成された板状のもので、前部にはL形のフック17が固着されるとともに、上下方向を向く長孔16が形成されている。可動板8の下部は、固定ねじ18により可動部材7の本体部10に固定されている。固定部材6にはガイド兼用の締付ねじ20がねじ込まれ、この締付ねじ20に可動板8の長孔16がガイドされて可動板8が上下にスライドし、これに伴って可動部材7が縦地パイプ2に沿って上下動するようになっている。
次に、養生用シートの取り付けの操作を説明する。
図2、図3の(a)に示すように、可動部材7が下降した状態で、フック17に養生用シート1の上部の鳩目21を引掛ける。養生用シート1の下端部は、図6に示す従来のクランプ4のフック47(下向き)に鳩目21を引掛ける。なお、図2は、図1に示す中央のクランプ装置3を示しており、左右のフック17、17の各々に左右の養生用シート1、1を引掛けた状態を示している。図1に示す左右両端のクランプ装置3では片方のフック17のみを使用すればよい。
図2、図3の(a)に示すように、可動部材7が下降した状態で、フック17に養生用シート1の上部の鳩目21を引掛ける。養生用シート1の下端部は、図6に示す従来のクランプ4のフック47(下向き)に鳩目21を引掛ける。なお、図2は、図1に示す中央のクランプ装置3を示しており、左右のフック17、17の各々に左右の養生用シート1、1を引掛けた状態を示している。図1に示す左右両端のクランプ装置3では片方のフック17のみを使用すればよい。
この状態で、図2(b)、図3(b)に示すように可動部材7を上昇させる。このとき、可動部材7のクランプねじ19を緩めておくことにより、可動部材7は自由に可動し得るようになっており、上昇後にクランプねじ19を締付けることにより、可動部材7は図2(b)、図3(b)の状態で固定される。可動部材7の上昇により、上部のクランプ装置3と下部のクランプ4のフック17、47に引掛けられた養生用シート1は緊張状態となる。養生用シート1、1の突合せ部分は紐23により連結している。
上記実施形態では、養生用シート1の上部を本発明のクランプ装置3に引掛けて上部で緊張操作する例を示しているが、養生用シートの下部を本発明のクランプ装置3に引掛け(フック17は下向き)、可動板8を下方に移動させて下部で緊張操作することもある。
図2、図3に示すように、可動部材6又は可動板8の側部に操作ハンドル30を取り付けておくことにより、緊張操作時にこの操作ハンドル30を持って可動部材6および可動板8を簡単に移動させることができる。
図5、図6は、本発明の第2実施形態を示す。第2実施形態では、可動板8の前面に前面フック17aと固着し、可動板8の側板8aに側面フック17bを固着している。第2実施形態のクランプ装置は養生シートのコーナー部で使用するもので、前面フック17aに前面の養生シート1を引掛け、側面フック17bに側面の養生シート1´を引掛ける。これにより、養生シートのコーナー部を1個のクランプ装置により張設することができる。
以上のように、固定部材6と可動部材7のダブルクランプとし、固定部材6は常時縦地パイプ2に固定された状態とすることにより、養生用シート1の緊張操作時に、可動部材6が緩められて仮に縦地パイプ2から外れても、可動部材6は可動板8を介して固定部材6に連結されているので、クランプ装置3が縦地パイプ2から離脱して落下する危険をなくすることができる。また、可動部材6のスライド操作だけで養生用シート1の緊張操作が可能となるので、従来のクランプ全体を縦地パイプに沿って移動操作して緊張させる方法に比べて緊張操作が容易である。
1、1´ 養生用シート
2 縦地パイプ
3 クランプ装置
4 クランプ
6 固定部材
7 可動部材
8 可動板
16 長孔
17、17a、17b フック
19 クランプねじ
20 締付ねじ
47 フック
2 縦地パイプ
3 クランプ装置
4 クランプ
6 固定部材
7 可動部材
8 可動板
16 長孔
17、17a、17b フック
19 クランプねじ
20 締付ねじ
47 フック
Claims (4)
- 養生用シートをクランプして縦地パイプに取り付ける養生用シートのクランプ装置であって、
前記縦地パイプに所定間隔をおいてクランプねじにより取り付けられる固定部材および可動部材と、
フックが固着され、上下方向に長孔が形成され、前記可動部材に一端が固定された可動板と、
前記固定部材にねじ込まれ、前記長孔がスライド可能に挿入され、前記可動板を前記固定部材に締付固定する該締付ねじと、を備えたことを特徴とする養生用シートのクランプ装置。 - 前記フックは、前記可動板の前面に固着された前面フックおよび前記可動板の側面に固着された側面フックにより構成されていることを特徴とする請求項1記載の養生用シートのクランプ装置。
- 前記可動部材又は可動板の側部に操作ハンドルを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の養生用シートのクランプ装置。
- 前記フックに前記養生用シートの上端又は下端の一端部を引掛け、該養生用シートの他端部は縦地パイプに取り付けられる固定部材にフックを設けた通常のクランプにくわえさせることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の養生用シートのクランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011053906A JP2012188873A (ja) | 2011-03-11 | 2011-03-11 | 養生用シートのクランプ装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015105467A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-08 | タキゲン製造株式会社 | フェンス用支柱 |
CN108661305A (zh) * | 2018-08-02 | 2018-10-16 | 四川省第六建筑有限公司 | 一种防坠性能可靠的防坠器 |
KR20220059108A (ko) * | 2020-11-02 | 2022-05-10 | 조희찬 | 클라이밍 시스템 일체식 낙하물방지망 설치구조 및 그의 설치방법 |
JP7408173B2 (ja) | 2022-03-29 | 2024-01-05 | セーフティ産業株式会社 | 養生ネット取付補助具 |
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2011
- 2011-03-11 JP JP2011053906A patent/JP2012188873A/ja not_active Withdrawn
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KR102425363B1 (ko) | 2020-11-02 | 2022-07-27 | 조희찬 | 클라이밍 시스템 일체식 낙하물방지망 설치구조 및 그의 설치방법 |
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Legal Events
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