JP2011218593A - クリアフォルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】書類のパイプファイル等に対する綴じ込み・取り外しを容易にして、ファイリングに要する時間を短縮することを可能にする。
【解決手段】透明かつ可撓性を有する合成樹脂製の長方形の表シート1aと裏シート1bとが背部1c及び下辺部1dにおいて閉塞され少なくとも前記背部と反対側の辺が開口部1eとされているクリアフォルダ1において、前記背部1c又は開口部1eのいずれか一方に、綴じ穴2aとこの綴じ穴2aからそれぞれ背部側又は開口部側の端縁に達するスリット2bとからなる2つ又は4つのスリット付き綴じ穴2を形成している。書類を収容したクリアフォルダ1を例えばパイプファイルに対して綴じ込みあるいは取り外す場合、クリアフォルダ1を単に「押し込む」あるいは「引っ張る」といういずれも簡単な1つの操作だけで綴じ込みあるいは取り外しが完了する。
【選択図】図1

Description

この発明は、書類のパイプファイル等に対する綴じ込み・取り外しを容易にして、ファイリングに要する時間を短縮することを可能にするクリアフォルダ、書類ファイリング用シート、ファイルボックス、及びこれらの使用に供されるパンチに関する。
あまり枚数の多くない書類を収納保管するのに適したファイリング用品として、クリアフォルダが広く使用されている。
この種のクリアフォルダは一般に、図19に示したクリアフォルダ100のように、透明かつ可撓性を有する合成樹脂製の長方形の樹脂シートを2つに折り返して、重ね合わされた表シート100aと裏表紙100bとが形成されるようにし、その折り返し部を背部100cとし、下辺部100dを溶着により閉塞した構成であり、少なくとも背部100cと反対側の辺が開口部100eとなっている。上辺100fは一般には図示のように開口部とされているが、上辺の全体又は一部を溶着により閉塞したものもある。
この種のクリアフォルダ100は、あまり枚数の多くない書類を保管する場合に、それらを散逸することなく取り扱い容易に保管することができ、かつ可搬性が高いので、単体で取り扱う際に利便性を発揮する。このため、単体で使用される場合が多いが、書類を収容したクリアフォルダの数が多くなると、書類が分散しがちになり管理が煩雑化する。
そこで、複数のクリアフォルダをファイリング用品に収容することが考えられる。その場合、図19に示した一般的なクリアフォルダ1では、いわゆるリングファイルやパイプファイルに綴じ込んで保管するはできない。なお、リングファイルとは、書類等に設けた複数の綴じ穴に通される開閉可能なリングで書類を綴じレバーを押してリングを開くリング綴じ金具を持つ構成のものを指す(特許文献1参照)。また、パイプファイルの構成については後述する(段落番号[0026]、[0027])。
リングファイルに綴じ込んで保管することが可能なクリアフォルダとして、長方形のクリアフォルダの側辺部に綴じ穴(パンチ穴)をあけたものがある(特許文献1の図1、図4)。
また、同じくリングファイルに綴じ込んで保管することが可能なクリアフォルダとして、特許文献1のクリアフォルダのように長方形のクリアフォルダの側辺側に直接綴じ穴をあけるのでなく、綴じ穴をあけた突出片を側辺部の外側に設けたものもある(特許文献2)。
また、パイプファイルに綴じ込むための穴を設けた2穴又は4穴のクリアホルダーも存在する。
上記特許文献1、2はいずれも、クリアフォルダに単に円形の綴じ穴を設けるものであるが、特許文献3のように、綴じ穴にL形に連通する広い開口(切り込み3)を形成したクリアフォルダもある。
このクリアフォルダは、リングファイルやパイプファイル等に綴じ込む場合でなく、押さえ具を持つファイルホルダ(いわゆるフラットフォルダ)に綴じ込むもの(特許文献3の図3参照)で、押さえ具を取り外すことなく単に緩めるだけで、クリアフォルダの綴じ込み、取り外しを行うことができるというものである。
特開2002−137586 特開2008−132645 実用新案登録第3146120号
特許文献1あるいは特許文献2のクリアフォルダは、綴じ穴を設けているので、リングファイルに綴じ込むことができ、書類をそれぞれ収容した複数のクリアフォルダを纏めて保管する場合に対応できる。
しかし、綴じ穴が単なる円形の綴じ穴であるから、クリアフォルダを綴じ込み、取り外す操作は煩雑である。すなわち、(1)リング綴じ具のレバーを押してリングを開き、(2)クリアフォルダに設けた綴じ穴をリングに通し、(3)リングを閉ざすという3段階の操作が必要であり、煩雑である。
また、この種のクリアフォルダをパイプファイルで保管するとしても、パイプファイルに対して綴じ込み・取り外し際の煩雑さは同様である。すなわち、書類を綴じ込む場合は、(1)綴じ金具のロックを外して、綴じ穴挿通軸であるパイプに挿入されている心棒を一体に持つ押さえ板を外す、(2)書類をパイプ(綴じ穴挿通軸)に通す、(3)押さえ板の心棒をパイプに差し込み、押さえ板をロックする、という3段階の操作が必要となり、綴じ込み・取り外しが煩雑である。
このため、単体で取り扱う際に利便性を発揮するというクリアフォルダの長所が失われ、上辺のみ開口した透明樹脂フィルム製の書類収容袋の複数枚をその側辺部で綴じた書類ホルダー(仮に透明袋式フォルダと呼ぶ)の一種として使われてしまっていることのが現状である。この透明袋式フォルダは複数の書類を分散させずに管理できる点で優れているが、単体での取り扱い性に欠ける。
また、綴じ穴にL形に連通する広い開口(切り込み3)を形成した特許文献3のクリアフォルダは、これを押さえ具で押さえ付けるフラットフォルダに綴じ込む場合には問題ないとしても、押さえ具を持たないリングファイルや、押さえ板が、綴じ込んだ書類を挟持するのではなく単に外れ防止機能を持つに過ぎないパイプファイル等に使用すると、容易に外れてしまい、採用できない。
本発明は上記背景のもとになされたもので、書類のパイプファイル等に対する綴じ込み・取り外しを容易にして、ファイリングに要する時間を短縮することを可能にするクリアフォルダを提供することを目的とし、また、ステープラ(いわゆるホッチキス)等で綴じた書類のファイリングに要する時間を短縮することを可能にする書類ファイリング用シートを提供することを目的とし、また、それらのクリアフォルダや書類を容易に収納、取り出し可能にするファイルボックスを提供することを目的とし、さらに、それらの使用に供されるパンチを提供することを目的とする。
上記課題を解決する請求項1の発明は、透明かつ可撓性を有する合成樹脂製の長方形の表シートと裏シートとが背部及び下辺部において閉塞され少なくとも前記背部と反対側の辺が開口部とされているクリアフォルダにおいて、
前記背部側又は開口部側のいずれか一方に、綴じ穴とこの綴じ穴からそれぞれ背部側又は開口部側の端縁に達するスリットとからなる2つ又は4つのスリット付き綴じ穴を形成したことを特徴とする。
請求項2は、請求項1のクリアフォルダにおいて、表シート又は裏シートにおけるスリット付き綴じ穴が設けられた辺の側に、可撓性を有し前記スリット付き綴じ穴と一致するスリット付き綴じ穴を有する合成樹脂製の補強用シートを貼り合わせたことを特徴とする。
請求項3の発明は、複数枚を綴じ合わせた書類の綴じ部に貼り付けられる書類ファイリング用シートであって、
綴じ穴とこの綴じ穴からシート端縁に達するスリットとからなる2つ又は4つのスリット付き綴じ穴を有することを特徴とする書類ファイリング用シート。
請求項4の発明は、請求項1又は2のクリアフォルダ、若しくは請求項3の書類ファイリング用シートを貼り合わせた書類を収容するファイルボックスであって、
底部と左右の側壁と背壁とを有し、前記2つ又は4つのスリット付き綴じ穴に対応する綴じ穴挿通軸が左右の壁部間に渡されたことを特徴とする。
請求項5は、請求項4のファイルボックスにおいて、左右の側壁間に、綴じ穴挿通軸に沿ってスライド可能な仕切りを設けたことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1又は2のクリアフォルダに、若しくは請求項3の書類ファイリング用シートに、若しくは請求項3における書類自体に、スリット付き綴じ穴を形成するパンチであって、
台部と、この台部側に設けた水平な軸に一端側が係合しかつバネにより上方に付勢された状態で上下に回動可能に設けられた取っ手と、この取っ手を上下に回動させた時に取っ手の上下回動に連動して上下動する可動刃を備え、この可動刃は、綴じ穴をあける円柱刃とスリットを形成する直線刃とを一体に備え、前記台部に、前記可動刃の円柱刃及び直線刃に対応する下刃穴を備えたことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1又は2のクリアフォルダ、若しくは請求項3の書類ファイリング用シート、若しくは請求項3における書類自体に既に綴じ穴があけられている場合に、それら対象物の綴じ穴につながるスリットを形成してスリット付き綴じ穴とするためにパンチであって、
台部と、この台部側に設けた水平な軸に一端側が係合しかつバネにより上方に付勢された状態で上下に回動可能に設けられた取っ手と、この取っ手を上下に回動させた時に取っ手の上下回動に連動して上下動する可動刃を備え、この可動刃はスリットを形成する直線刃を備えており、前記台部に、前記可動刃の直線刃に対応するスリット状の下刃穴を備えるとともに、対象物の正しい位置にスリットを形成するための対象物位置決め手段として、台部の上面の下刃穴に隣接する位置に、対象物の綴じ穴が嵌る突起を形成したことを特徴とする。
請求項1のクリアフォルダによれば、書類を収容したクリアフォルダを例えばパイプファイルに綴じ込む場合、クリアフォルダを単に「押し込む」という1つの操作をするだけで完了する。また、クリアフォルダをパイプファイルから取り外す場合、単に「引っ張る」あるいは「軽くねじって引っ張る」という1つの操作をするだけで完了する。
このように、従来の単なる綴じ穴だけのクリアフォルダと比較して、クリアフォルダの綴じ込み・取り外しの操作が極めて単純で容易であり、ファイリングに要する時間を大幅に短縮することができる。したがって、単体で取り扱う際に利便性を発揮するというクリアフォルダの長所を維持したまま、複数の書類を分散させずに管理できるという透明袋式フォルダの長所を兼ね備えたものとなる。
また、そのようにファイリング能率を大きく向上させる効果を、一般的なクリアフォルダに単にスリット付き綴じ穴を設けるだけという簡単な処理だけで、また、現在使用されているパイプファイルには何ら改良をほどこすことなく、実現することができるので、コスト高となる要素はほとんどない。また、現状の書類(資産)を継承したままファイリング能率向上(アクセスの高速化)を実現できる。
クリアフォルダのパイプファイル等に対する出し入れの頻度が多いと、スリット付き綴じ穴のスリットには綴じ穴挿通軸が何度も通過することになり、クリアフォルダのシート厚みが薄い場合には、形状が崩れて脱落し易くなることも考えられるが、そのような場合に、請求項2のクリアフォルダのように補強用シートで綴じ部領域を補強することで、そのような問題を回避できる。
また、クリアフォルダの表紙と補強用シートとの間の隙間をポケットとして利用することも可能である。
請求項3の書類ファイリング用シートによれば、ステープラ等で綴じ合わされた書類の綴じ部に貼り付けることで、請求項1のクリアフォルダと同様、その書類のパイプファイル等への綴じ込み・取り外しが極めて容易になり、ファイリングに要する時間を大幅に短縮することができる。
請求項4のファイルボックスは、書類を収容したある程度多くのクリアフォルダを着脱容易に収容することができるので、これを机上に置けば、机上の業務に必要なまとまった書類を着脱可能に管理できるので、業務能率の向上に有益である。
請求項5のように、仕切りを設けることで、ファイルボックスに安定して収容可能なクリアフォルダの数を増やすことができる。
請求項6のパンチによれば、綴じ穴のない一般的なクリアフォルダ等にスリット付き綴じ穴を容易に形成できる。
また、既に綴じ穴があいているクリアフォルダ等の場合には、請求項7のパンチにより、容易にスリットを入れてスリット付き綴じ穴とすることができる。
本発明の一実施例のクリアフォルダを示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は(イ)の要部拡大図、(ハ)は(ロ)のA−A断面図である。 本発明の他の実施例のクリアフォルダを示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は(イ)の要部拡大図、(ハ)は(ロ)のB−B断面図である。 本発明の一実施例の書類ファイリング用シートを説明する図であり、(イ)は書類ファイリング用シートを貼り付けた書類の正面図、(ロ)は(イ)の要部拡大図、(ハ)は(ロ)のC−C断面図である。 本発明の他の実施例の書類ファイリング用シートを説明する図であり、(イ)は書類ファイリング用シートを貼り付けた書類の正面図、(ロ)は(イ)の要部拡大図、(ハ)は(ロ)のD−D断面図である。 本発明のクリアフォルダ、あるいは本発明の書類ファイリング用シートを貼り付けた書類を綴じ込むファイルの一例としてのパイプファイルの斜視図である。 図6のパイプファイルに、書類を収容した図1のクリアフォルダを複数綴じ込んだ状態を示すもので、(イ)は要部の水平断面図、(ロ)は(イ)のE−E断面図である。 パイプファイルの開閉可能な綴じ金具に代えて、固定的な綴じ穴挿通軸を持つ綴じ金具を設けた場合を示すもので、図6(イ)に対応する図である。 本発明のクリアフォルダを適用可能にしたファイルボックスの斜視図である。 図8のファイルボックスに複数のクリアフォルダを綴じ込んだ状態を示すもので、(イ)は縦断面図、(ロ)は水平断面図である。 ファイルボックスの他の実施例を示す斜視図である。 図1のクリアフォルダでは背部側に設けたスリット付き綴じ穴を反対の開口部側に設けたクリアフォルダの実施例を示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は(イ)の要部拡大図、(ハ)は(ロ)のF−F断面図である。 図2のクリアフォルダでは背部側に設けたスリット付き綴じ穴を開口部側に設けたクリアフォルダの実施例を示すもので、要部断面図(図2(ハ)に相当する図)である。 図3や図4の実施例では書類自体にも設けたスリット付き綴じ穴を、書類ファイリング用シートのみにスリット付き綴じ穴を設けた実施例を示すもので、(イ)は片面用の書類ファイリング用シートを貼り付けた書類の部分省略の水平断面図(図3の(ハ)に相当する図)、(ロ)は両面用の書類ファイリング用シートを貼り付けた書類の部分省略の水平断面図(図4の(ハ)に相当する図)である。 上記実施例のクリアフォルダや書類や書類ファイリング用シートにスリット付き綴じ穴をあけるパンチの実施例を示すもので、パンチの平面図である。 図14のパンチのG−G断面図である。 図14、図15のパンチにおける刃の実施例を示す斜視図である。 既に円形の綴じ穴があいているクリアフォルダにスリットを形成してスリット付き綴じ穴とするパンチにおける可動刃の実施例を示す斜視図である。 図17の実施例の場合に、クリアフォルダの位置決め手段を設けた実施例を示す図である。 従来の一般的なクリアフォルダを示す図である。
以下、本発明を実施したクリアフォルダ、書類ファイリング用シート、ファイルボックス、及びパンチについて、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施例のクリアフォルダ1を示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は(イ)の要部拡大図、(ハ)は(ロ)のA−A断面図である。
このクリアフォルダ1は、透明かつ可撓性を有する合成樹脂製の長方形の樹脂シートを2つに折り返して、重ね合わされた表シート1aと裏表紙1bとが形成されるようにし、その折り返し部を背部1cとし、下辺部1dを溶着により閉塞した構成である。背部1cと反対側の辺が開口部1eとなっており、また上辺も閉塞されておらず開口部1fとなっている。1gは開口部1eを開き易くするための円弧状の切欠きである。
ここで透明とは着色透明や半透明も含む。このクリアフォルダの材質は、透明かつ可撓性を有する合成樹脂シートであれば、種々のものを使用できるが、例えばポリプロピレンなどが一般に使用される。厚さは例えば0.2mm程度であるが、特に限定されない。サイズはA4サイズの書類を収容することを想定しているが、必ずしもこれに限定されない。ただし、名刺サイズなどのような小サイズのものは含まない。
上述した構成自体は従来の一般的なクリアフォルダと同様であるが、この実施例のクリアフォルダ1は、背部1c側に、綴じ穴2aとこの綴じ穴2aからそれぞれ背部1c側の端縁に達するスリット2bとからなる2つのスリット付き綴じ穴2が形成している。スリット2bの開口端は、後述するパイプファイルのパイプ(綴じ穴挿通軸)にスムーズな綴じ込みが行われるように、アール(丸み)を付けるか、図示例のように面取り2cするとよい。
この実施例では、スリット付き綴じ穴2を設ける綴じ部領域3は、表紙1aと裏表紙1bとを接合している。したがって、書類が収容されるスペースは、綴じ部領域3を除く範囲であり、その範囲にA4サイズの書類が収容可能である。すなわち、綴じ穴のない一般的なクリアフォルダのサイズより、綴じ部領域3の分だけ幅を広くする。
このスリット付き綴じ穴2は、図示例では2つであるが、4つとする場合もある。また、後述するように、スリット付き綴じ穴を背部1c側でなく、その反対の開口部1e側に設けることもできる。
図5〜図7を参照して、書類8を収容したこのクリアフォルダ1をパイプファイル5に綴じ込む要領を説明する。
まず、パイプファイル5について説明すると、パイプファイル5は、厚く剛性のある表紙6aと裏表紙6bとある程度幅のある背部6cとを有するファイル本体6の背部6cに綴じ金具7を取り付けた構成である。図5では綴じ金具7を簡略化して示している。
前記綴じ金具7は、図6に示すように、ファイル本体6の背部6cに固定された基板7aと、この基板7aにヒンジにより回動可能に取り付けられた側板7bと、この側板7bに固定されたパイプ(綴じ穴挿通軸)7cと、前記側板7bと反対側で基板7aに垂直に固定された側板7dと、前記パイプ7cに差し込まれる心棒7eを固定した押さえ板7fと、基板7aにヒンジにより回動可能に取り付けられた、前記押さえ板7fを係止するための係止板(ロック)7gとを持つ。なお、実際の綴じ金具7の機構はさらに複雑であるが、図示では簡略化している。
このパイプファイル5に、書類を収容したクリアフォルダ1を綴じ込む場合、スリット付き綴じ穴2のスリット2bをパイプ7c(綴じ穴挿通軸)に向けて押し込めば、パイプ7cが綴じ穴2aに挿通された状態となる。すなわち、クリアフォルダ1を単に「押し込む」という1つの操作をするだけで綴じ込み操作が完了する。スリット2bは狭いので、特に力を加えない限り、パイプ7cが綴じ穴2aから抜けることはなく、クリアフォルダ1はみだりに外れることはない。
また、クリアフォルダ1をパイプファイル5から取り外す場合、単に引っ張るか、あるいは軽くねじって引っ張ると、パイプ7cから外れる。このように、単に「引っ張る」か「軽くねじって引っ張る」という1つの操作をするだけで取り外し操作が完了する。
このように、従来の単なる綴じ穴だけのクリアフォルダと比較して、クリアフォルダの綴じ込み・取り外しの操作が極めて単純で容易であり、ファイリングに要する時間を大幅に短縮することができる。したがって、単体で取り扱う際に利便性を発揮するというクリアフォルダの長所を維持したまま、複数の書類を分散させずに管理できるという透明袋式フォルダの長所を兼ね備えたものとなる。
また、そのようにファイリング能率を大きく向上させる効果を、一般的なクリアフォルダに単にスリット付き綴じ穴を設けるだけという簡単な処理だけで、また、現在使用されているパイプファイルには何ら改良をほどこすことなく、実現することができるので、コスト高となる要素はほとんどない。また、現状の書類(資産)を継承したままファイリング能率向上(アクセスの高速化)を実現できる。
上記実施例では、クリアフォルダ1を、押さえ板を7dを側板7dから外すことが可能なパイプファイル5、すなわち綴じ穴挿通軸(パイプ7c)の一端を開放可能なパイプファイルに綴じ込む場合について説明したが、本発明のクリアフォルダ1は、綴じ穴挿通軸に対して押し込む操作及び引っ張る操作でクリアフォルダ1の綴じ込み・取り外しが可能なので、綴じ穴挿通軸の一端を開放可能とする必要はない。
したがって、図7に示したファイル5のように、基板7a’の両側に固定された側板7b’、7d’間に単に綴じ穴挿通軸7c’を固定的に架け渡した構造の綴じ金具7’に対して、クリアフォルダ1の綴じ込み、取り外しをすることができる。したがって、安価なファイルで済む。
図2に本発明の他の実施例のクリアフォルダ11を示す。この実施例のクリアフォルダ11は、図1のクリアフォルダ1における表シート1aのスリット付き綴じ穴2が設けられた辺の側に、可撓性を有し前記スリット付き綴じ穴2と一致するスリット付き綴じ穴2’を有する合成樹脂製等の補強用シート12を貼り合わせたものである。補強用シート12におけるスリット付き綴じ穴2’の綴じ穴を2a’、スリットを2b’で示す。
クリアフォルダのパイプファイルに対する出し入れの頻度が多いと、スリット付き綴じ穴のスリットにはパイプ(綴じ穴挿通軸)が何度も通過することになり、クリアフォルダのシート厚みが薄い場合には、形状が崩れて脱落し易くなることも考えられるが、そのような場合に、この実施例のクリアフォルダ12は、スリット付き綴じ穴2の部分が補強用シート12で補強されているので、そのような問題を回避できる。
また、この実施例の補強用シート12は、上辺側が幅狭、下辺側が幅広であり、一方の側縁が傾斜した形状としている。そして、クリアフォルダの上部及び下部における表紙と補強用シートとの間の隙間をポケット13、14として利用し、名刺15やカード16等を入れるスペースとしている。上下のポケット13、14の中間部分もポケットとすることもできるが、この部分も綴じ部領域3と同様にクリアフォルダ1に貼り付けてもよい。
図3は書類ファイリング用シートの実施例を示す。この書類ファイリング用シート21は、複数枚の紙葉を例えばステープラ23で綴じ合わせた書類24のパイプ綴じ部(パイプファイルのパイプが通る部分)の近傍に貼り付けられる書類ファイリング用シートであって、綴じ穴22aとこの綴じ穴22aからシート端縁に達するスリット22bとからなる図示例では2つスリット付き綴じ穴22を有する。
この実施例は、書類ファイリング用シート21を書類24の片面に貼り付けている。この実施例の書類ファイリング用シート21は、2〜10枚程度の紙葉を綴じた書類に適用するとよい。
書類ファイリング用シート21の材質としては、ポリプロピレンその他を用いることができるが、弾性機能紙を用いることもできる。
書類ファイリング用シート21の書類24への貼り付けは、着脱可能とするために、粘着剤による貼り付けが好適である。但し、特に支障がなければ接着固定してもよい。
実施例は書類24に既にスリット付き綴じ穴22’があいている場合であり、この場合は、書類ファイリング用シート21のスリット付き綴じ穴22を書類23のスリット付き綴じ穴22’に合わせて貼り付ける。
また、書類にスリット付き綴じ穴22’があいていない場合は、まだスリット付き綴じ穴22をあけていない書類ファイリング用シート材を書類24の綴じ部に貼り付けた後、後述するパンチにより、両者合わせてスリット付き綴じ穴22、22’を形成することができる。
このように書類ファイリング用シート21を貼り付けた書類24は、図1のクリアフォルダ1と同様、その書類24のパイプファイル等への綴じ込み・取り外しが極めて容易になり、ファイリングに要する時間を大幅に短縮することができる。
図4は書類ファイリング用シートの他の実施例を示す。この実施例の書類ファイリング用シート25は、例えば11〜30枚程度の紙葉をステープラ23などで綴じ合わせた冊子状の書類26の綴じ部(パイプファイルのパイプが通る部分)の近傍に貼り付けられる書類ファイリング用シートである。
この書類ファイリング用シート25は、書類26が厚くなっており剛性が要するので、書類26の綴じ部側で表裏に跨って両面に貼り付けられる構成としており、綴じ部の両面にスリット付き綴じ穴22を備えている。表裏のスリット付き綴じ穴22は、前記と同様に綴じ穴22aとこの綴じ穴22aから端縁に達するスリット22bとからなる。書類26に設けたスリット付き綴じ穴を22’で示し、その綴じ穴を22a’、スリットを22b’で示す。
図8に例えば図1のクリアフォルダ1を収容する樹脂製のファイルボックスを示す。
このファイルボックス31は、底部32と左右の側壁33と背壁34とを有し、クリアフォルダ1の2つスリット付き綴じ穴2に対応する綴じ穴挿通軸35が左右の壁部33間に渡されている。
このファイルボックス31には、書類を収容したクリアフォルダ1を図9に示すように収容する。すなわち、クリアフォルダ1のスリット付き綴じ穴2を綴じ穴挿通軸35に向けて押し込ん、ファイルボックス31に綴じ込む。取り外す時は軽く捩って引っ張る。
このファイルボックス31によれば、書類を収容したある程度多くのクリアフォルダ1を着脱容易に収容することができるので、これを机上に置けば、業務に頻繁に使用する書類をまとめて着脱可能に管理できるので、業務能率の向上に有益である。
クリアフォルダを収容する場合に限らず、書類ファイリング用シート21、25を貼り付けた書類24、26を収容することも当然できる。
図10に示したファイルボックス41は、同じく底部42と左右の側壁43と背壁44とを有し、クリアフォルダ1の2つスリット付き綴じ穴2に対応する綴じ穴挿通軸45が左右の壁部43間に渡されているが、やや大形で本立て型であり、仕切り46を設けている。
この仕切り46を設けることで、ファイルボックス41に安定して収容可能なクリアフォルダ等の数を増やすことができる。
実施例1の説明では、スリット付き綴じ穴をクリアフォルダの背部側に設けたが、図11に断面で示したクリアフォルダ1’のように、スリット付き綴じ穴2を開口部1e側に設けることもできる。この場合、クリアフォルダ1’の幅は、一般的なクリアフォルダの幅より広くして、A4サイズの用紙を綴じ部領域3’を除く範囲に収容できる幅とする。
図2のクリアフォルダ11のように補強用シート12を貼り付ける場合でも、図12に断面で示したクリアフォルダ11’のように、スリット付き綴じ穴2を開口部1e側に設けることもできる。
また、図3のように書類24に書類ファイリング用シート21を貼り付ける実施例の変形例として、図13(イ)に示すように、書類24’にはスリット付き綴じ穴を設けずに、スリット付き綴じ穴22’をあけた書類ファイリング用シート21’を書類24’の綴じ部側に貼り付けることもできる。
この場合は、書類ファイリング用シート21’のシート材として若干剛性の高い樹脂シートを用いるとよい。
また、図4のように書類26に綴じ部側で表裏に跨る書類ファイリング用シート25を貼り付ける実施例の変形例として、図13(ロ)に示すように、書類26’にはスリット付き綴じ穴を設けずに、スリット付き綴じ穴22’をあけた書類ファイリング用シート25’を書類26’の綴じ部側に貼り付けることもできる。
図1又は図2のクリアフォルダ1又は11におけるスリット付き綴じ穴2を形成するためのパンチの一実施例を図14〜図16に示す。
このパンチ51は、台部52と、台部52側の枠体59に支持された水平な軸53に一端側が長穴59aによる可動代を有して係合しかつねじりバネ54により上方に付勢された状態で上下に回動可能に設けられた取っ手55と、この取っ手55を上下に回動させた時に取っ手55の上下回動に連動して上下動する可動刃56を備えている。
上述の構成は、可動刃56に関連する部分を除けば、単なる円形の綴じ穴をあける従来の一般的なパンチと同じ構成であるが、このパンチ51の可動刃56は、綴じ穴をあける円柱刃56aとスリットを形成する直線刃56bとを一体に備えている。
そして、台部52の上板52aに、前記可動刃56の円柱刃56aと直線刃56bにそれぞれ対応する円形穴57aと細長い矩形穴57bとからなる下刃穴57が形成されている。
前記可動刃56は、その円柱刃56aが、取っ手55に固定した、前記軸53と平行な支持軸58に固定されて、取っ手55の上下動に連動して上下動する。取っ手55はねじりバネ54で上方に付勢されている。
クリアフォルダ1の側縁部をパンチ51に挿入し、取っ手55を押し下げて軸53の近傍を中心として下方に回動させると、支持軸58を介して可動刃56が下降し、その円柱刃56aと直線刃56bとでクリアフォルダ1にスリット付き綴じ穴2が形成される。
なお、クリアフォルダ1に設けるスリットは、シートをせん断して形成したスリット、あるいは、打ち抜いたスリット(切り屑のでるスリット)のいずれでもよい。
クリアフォルダに既に綴じ穴があけられている場合には、綴じ穴につながるスリットを形成するだけでよい。
そのスリットを形成するためのパンチとしては、パンチ本体自体は図14、図15に示した構造のものでよいが、図17に示すように、可動刃56’として、単なる細い直線状の直線刃56b’を用いる。この可動刃56’(すなわち直線刃56b’)は、水平な支持軸58に固定した縦軸部(図16の円柱刃56aの上部に相当)56c’の下端に一体に設けるとよい。
この場合、台部52の上板52aに、直線刃56b’に対応する細長い矩形穴57b’のみからなる下刃穴57’を形成する。
この場合、スリットを綴じ穴に対して正確な位置に形成するために、クリアフォルダ1を正確に位置決めする必要があるので、何らかの位置決め手段を設ける。例えば、図18(イ)、(ロ)に示すように、台部52の上板52aの上面における下刃穴57’に隣接する位置に、クリアフォルダ1の綴じ穴2aを嵌合させる突起52bを形成するとよい。
クリアフォルダ1の綴じ穴2aを前記突起52bに嵌合させることで、クリアフォルダ1の位置決め(スリットを設けるべき位置の位置決め)が正確に行われる。
上記ではクリアフォルダにスリット付き綴じ穴を形成する場合として説明したが、このパンチ51は、図3あるいは図4の書類ファイリング用シートに、あるいは書類自体にスリット付き綴じ穴をあける場合にも当然使用できる。
1、1’、11、11’ クリアフォルダ
1a 表紙
1b 裏表紙
1c 背部
1d 下辺部
1e 開口部
2、2’、22、22’ スリット付き綴じ穴
2a、2a’、22a、22a’ 綴じ穴
2b、2b’、22b、22b’ スリット
3、3’ 綴じ部領域

5 パイプファイル
6 ファイル本体
7、7’ 綴じ金具
7c パイプ(綴じ穴挿通軸)
7c 綴じ穴挿通軸
8 書類
12、12’ 補強用シート
13、14 ポケット
21、21’、25、25’ 書類ファイリング用シート
24、24’、26、26’ 書類
31、41 ファイルボックス
35、45 綴じ穴挿通軸
51 パンチ
52 台部
52a 上板
52b 突起
53 軸
54 バネ
55 取っ手
56 可動刃
56a 円柱刃
56b 直線刃
57 下刃穴
57a 円形穴
57b 細長い矩形穴
58 支持軸
59 枠体
この発明は、書類のパイプファイル等に対する綴じ込み・取り外しを容易にして、ファイリングに要する時間を短縮することを可能にするクリアフォルダ、及びその作製に供されるパンチに関する。
あまり枚数の多くない書類を収納保管するのに適したファイリング用品として、クリアフォルダが広く使用されている。
この種のクリアフォルダは一般に、図19に示したクリアフォルダ100のように、透明かつ可撓性を有する合成樹脂製の長方形の樹脂シートを2つに折り返して、重ね合わされた表シート100aと裏表紙100bとが形成されるようにし、その折り返し部を背部100cとし、下辺部100dを溶着により閉塞した構成であり、少なくとも背部100cと反対側の辺が開口部100eとなっている。上辺100fは一般には図示のように開口部とされているが、上辺の全体又は一部を溶着により閉塞したものもある。
この種のクリアフォルダ100は、あまり枚数の多くない書類を保管する場合に、それらを散逸することなく取り扱い容易に保管することができ、かつ可搬性が高いので、単体で取り扱う際に利便性を発揮する。このため、単体で使用される場合が多いが、書類を収容したクリアフォルダの数が多くなると、書類が分散しがちになり管理が煩雑化する。
そこで、複数のクリアフォルダをファイリング用品に収容することが考えられる。その場合、図19に示した一般的なクリアフォルダ1では、いわゆるリングファイルやパイプファイルに綴じ込んで保管するはできない。なお、リングファイルとは、書類等に設けた複数の綴じ穴に通される開閉可能なリングで書類を綴じレバーを押してリングを開くリング綴じ金具を持つ構成のものを指す(特許文献1参照)。また、パイプファイルの構成については後述する(段落番号[0026]、[0027])。
リングファイルに綴じ込んで保管することが可能なクリアフォルダとして、長方形のクリアフォルダの側辺部に綴じ穴(パンチ穴)をあけたものがある(特許文献1の図1、図4)。
また、同じくリングファイルに綴じ込んで保管することが可能なクリアフォルダとして、特許文献1のクリアフォルダのように長方形のクリアフォルダの側辺側に直接綴じ穴をあけるのでなく、綴じ穴をあけた突出片を側辺部の外側に設けたものもある(特許文献2)。
また、パイプファイルに綴じ込むための穴を設けた2穴又は4穴のクリアホルダーも存在する。
上記特許文献1、2はいずれも、クリアフォルダに単に円形の綴じ穴を設けるものであるが、特許文献3のように、綴じ穴にL形に連通する広い開口(切り込み3)を形成したクリアフォルダもある。
このクリアフォルダは、リングファイルやパイプファイル等に綴じ込む場合でなく、押さえ具を持つファイルホルダ(いわゆるフラットフォルダ)に綴じ込むもの(特許文献3の図3参照)で、押さえ具を取り外すことなく単に緩めるだけで、クリアフォルダの綴じ込み、取り外しを行うことができるというものである。
特開2002−137586 特開2008−132645 実用新案登録第3146120号
特許文献1あるいは特許文献2のクリアフォルダは、綴じ穴を設けているので、リングファイルに綴じ込むことができ、書類をそれぞれ収容した複数のクリアフォルダを纏めて保管する場合に対応できる。
しかし、綴じ穴が単なる円形の綴じ穴であるから、クリアフォルダを綴じ込み、取り外す操作は煩雑である。すなわち、(1)リング綴じ具のレバーを押してリングを開き、(2)クリアフォルダに設けた綴じ穴をリングに通し、(3)リングを閉ざすという3段階の操作が必要であり、煩雑である。
また、この種のクリアフォルダをパイプファイルで保管するとしても、パイプファイルに対して綴じ込み・取り外し際の煩雑さは同様である。すなわち、書類を綴じ込む場合は、(1)綴じ金具のロックを外して、綴じ穴挿通軸であるパイプに挿入されている心棒を一体に持つ押さえ板を外す、(2)書類をパイプ(綴じ穴挿通軸)に通す、(3)押さえ板の心棒をパイプに差し込み、押さえ板をロックする、という3段階の操作が必要となり、綴じ込み・取り外しが煩雑である。
このため、単体で取り扱う際に利便性を発揮するというクリアフォルダの長所が失われ、上辺のみ開口した透明樹脂フィルム製の書類収容袋の複数枚をその側辺部で綴じた書類ホルダー(仮に透明袋式フォルダと呼ぶ)の一種として使われてしまっていることのが現状である。この透明袋式フォルダは複数の書類を分散させずに管理できる点で優れているが、単体での取り扱い性に欠ける。
また、綴じ穴にL形に連通する広い開口(切り込み3)を形成した特許文献3のクリアフォルダは、これを押さえ具で押さえ付けるフラットフォルダに綴じ込む場合には問題ないとしても、押さえ具を持たないリングファイルや、押さえ板が、綴じ込んだ書類を挟持するのではなく単に外れ防止機能を持つに過ぎないパイプファイル等に使用すると、容易に外れてしまい、採用できない。
本発明は上記背景のもとになされたもので、書類のパイプファイル等に対する綴じ込み・取り外しを容易にして、ファイリングに要する時間を短縮することを可能にするクリアフォルダを提供することを目的とし、また、その作製に供されるパンチを提供することを目的とする。
上記課題を解決する請求項1の発明は、透明かつ可撓性を有する合成樹脂製の長方形の表シートと裏シートとが背部及び下辺部において閉塞され少なくとも前記背部と反対側の辺が開口部とされているクリアフォルダにおいて、
前記背部側又は開口部側のいずれか一方に、綴じ穴とこの綴じ穴からそれぞれ背部側又は開口部側の端縁に達する直線状のスリットとからなる2つ又は4つのスリット付き綴じ穴を形成してなり、
前記表シートにおける前記スリット付き綴じ穴が設けられた綴じ部領域に、可撓性を有 し前記スリット付き綴じ穴と一致するスリット付き綴じ穴を一方の側辺部に有する、表シ ートより幅の狭い合成樹脂製の補強用シートの前記一方の側辺部を接合し、かつ、 前記 補強用シートの前記一方の側辺部を除く部分と表シートとの隙間に、名刺やカードなどを 入れるスペースとしてのポケットが形成されるように、補強用シートと表シートとをシー ト上下辺と平行な線状接合部にて接合したことを特徴とする。
請求項2は、請求項1のクリアフォルダにおいて、補強用シートが、上辺側の幅が狭く 下辺側の幅が広い、綴じ部と反対側の側辺が傾斜した形状をなしており、ポケットが上辺 側と下辺側とにそれぞれ形成されていることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1のクリアフォルダにおけるスリット付き綴じ穴を形成するパンチであって、
台部と、この台部側に設けた水平な軸に一端側が係合しかつバネにより上方に付勢された状態で上下に回動可能に設けられた取っ手と、この取っ手を上下に回動させた時に取っ手の上下回動に連動して上下動する可動刃を備え、この可動刃は、綴じ穴をあける円柱刃とスリットを形成する直線刃とを一体に備え、前記台部に、前記可動刃の円柱刃及び直線刃に対応する下刃穴を備えたことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1のクリアフォルダにおけるスリット付き綴じ穴の綴じ穴の みが既にあけられている場合に、その綴じ穴につながる直線状のスリットを形成してスリット付き綴じ穴とするためにパンチであって、
台部と、この台部側に設けた水平な軸に一端側が係合しかつバネにより上方に付勢された状態で上下に回動可能に設けられた取っ手と、この取っ手を上下に回動させた時に取っ手の上下回動に連動して上下動する可動刃を備え、この可動刃はスリットを形成する直線刃を備えており、前記台部に、前記可動刃の直線刃に対応するスリット状の下刃穴を備えるとともに、対象物の正しい位置にスリットを形成するための対象物位置決め手段として、台部の上面の下刃穴に隣接する位置に、対象物の綴じ穴が嵌る突起を形成したことを特徴とする。
請求項1のクリアフォルダによれば、書類を収容したクリアフォルダを例えばパイプファイルに綴じ込む場合、クリアフォルダを単に「押し込む」という1つの操作をするだけで完了する。また、クリアフォルダをパイプファイルから取り外す場合、単に「引っ張る」あるいは「軽くねじって引っ張る」という1つの操作をするだけで完了する。
このように、従来の単なる綴じ穴だけのクリアフォルダと比較して、クリアフォルダの綴じ込み・取り外しの操作が極めて単純で容易であり、ファイリングに要する時間を大幅に短縮することができる。したがって、単体で取り扱う際に利便性を発揮するというクリアフォルダの長所を維持したまま、複数の書類を分散させずに管理できるという透明袋式フォルダの長所を兼ね備えたものとなる。
また、そのようにファイリング能率を大きく向上させる効果を、一般的なクリアフォルダに単にスリット付き綴じ穴を設けるだけという簡単な処理だけで、また、現在使用されているパイプファイルには何ら改良をほどこすことなく、実現することができるので、コスト高となる要素はほとんどない。また、現状の書類(資産)を継承したままファイリング能率向上(アクセスの高速化)を実現できる。
クリアフォルダのパイプファイル等に対する出し入れの頻度が多いと、スリット付き綴じ穴のスリットには綴じ穴挿通軸が何度も通過することになり、クリアフォルダのシート厚みが薄い場合には、形状が崩れて脱落し易くなることも考えられるが、本発明では補強用シートで綴じ部領域を補強しているので、そのような問題を回避できる。
また、クリアフォルダの表紙と補強用シートとの間の隙間に、名刺やカードなどを入れ るスペースとしてのポケットが形成されており、補強用シートが綴じ部補強機能とポケッ ト形成機能とを兼ねて、使用価値の高いクリアフォルダとなっている。
請求項のパンチによれば、請求項1のクリアフォルダにおいてスリット付き綴じ穴が まだ形成されていない場合に、スリット付き綴じ穴を容易に形成できる。
また、請求項1のクリアフォルダにおいて円形の綴じ穴はあけられているがスリットが まだ形成されていない場合に、請求項のパンチにより、容易にスリットを入れてスリット付き綴じ穴とすることができる。
本発明の参考例としてのクリアフォルダを示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は(イ)の要部拡大図、(ハ)は(ロ)のA−A断面図である。 本発明の一実施例のクリアフォルダを示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は(イ)の要部拡大図、(ハ)は(ロ)のB−B断面図である。 本発明の他の参考例としての書類ファイリング用シートを説明する図であり、(イ)は書類ファイリング用シートを貼り付けた書類の正面図、(ロ)は(イ)の要部拡大図、(ハ)は(ロ)のC−C断面図である。 本発明のさらに他の参考例としての書類ファイリング用シートを説明する図であり、(イ)は書類ファイリング用シートを貼り付けた書類の正面図、(ロ)は(イ)の要部拡大図、(ハ)は(ロ)のD−D断面図である。 本発明のクリアフォルダを綴じ込むファイルの一例としてのパイプファイルの斜視図である。 図6のパイプファイルに、書類を収容した図1の参考例のクリアフォルダを複数綴じ込んだ状態を示すもので、(イ)は要部の水平断面図、(ロ)は(イ)のE−E断面図である。 パイプファイルの開閉可能な綴じ金具に代えて、固定的な綴じ穴挿通軸を持つ綴じ金具を設けた場合を示すもので、図6(イ)に対応する図である。 本発明のクリアフォルダを綴じ込むことができるファイルボックスの斜視図である。 図8のファイルボックスに複数のクリアフォルダ(図示のクリアフォルダ自 体は図1の参考例のもの)を綴じ込んだ状態を示すもので、(イ)は縦断面図、(ロ)は水平断面図である。 参考例としてのファイルボックスの他のを示す斜視図である。 図1のクリアフォルダでは背部側に設けたスリット付き綴じ穴を反対の開口部側に設けたクリアフォルダ(図示のクリアフォルダ自体は参考例であるが、ポケ ット形成を兼ねる補強用シート12を備えた構成とした場合には本発明の実施例のク リアフォルダ)を示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は(イ)の要部拡大図、(ハ)は(ロ)のF−F断面図である。 図2のクリアフォルダでは背部側に設けたスリット付き綴じ穴を開口部側に設けたクリアフォルダの実施例を示すもので、要部断面図(図2(ハ)に相当する図)である。 図3や図4の参考例では書類自体にも設けたスリット付き綴じ穴を、書類ファイリング用シートのみにスリット付き綴じ穴を設けた参考例を示すもので、(イ)は片面用の書類ファイリング用シートを貼り付けた書類の部分省略の水平断面図(図3の(ハ)に相当する図)、(ロ)は両面用の書類ファイリング用シートを貼り付けた書類の部分省略の水平断面図(図4の(ハ)に相当する図)である。 図2のクリアフォルダにおいてスリット付き綴じ穴がまだ形成されていな い場合に、そのスリット付き綴じ穴をあけるパンチの実施例を示すもので、パンチの平面図である。 図14のパンチのG−G断面図である。 図14、図15のパンチにおける刃の実施例を示す斜視図である。 図2のクリアフォルダにおけるスリット付き綴じ穴の綴じ穴のみが既にあ けられている場合に、その綴じ穴につながる直線状のスリットを形成してスリット付き綴じ穴とするパンチにおける可動刃の実施例を示す斜視図である。 図17の実施例の場合に、クリアフォルダの位置決め手段を設けた実施例を示す図である。 従来の一般的なクリアフォルダを示す図である。
以下、本発明を実施したクリアフォルダ、及びパンチについて、図面を参照して説明する。
図1は本発明の参考例としてのクリアフォルダ1を示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は(イ)の要部拡大図、(ハ)は(ロ)のA−A断面図である。
このクリアフォルダ1は、透明かつ可撓性を有する合成樹脂製の長方形の樹脂シートを2つに折り返して、重ね合わされた表シート1aと裏表紙1bとが形成されるようにし、その折り返し部を背部1cとし、下辺部1dを溶着により閉塞した構成である。背部1cと反対側の辺が開口部1eとなっており、また上辺も閉塞されておらず開口部1fとなっている。1gは開口部1eを開き易くするための円弧状の切欠きである。
ここで透明とは着色透明や半透明も含む。このクリアフォルダの材質は、透明かつ可撓性を有する合成樹脂シートであれば、種々のものを使用できるが、例えばポリプロピレンなどが一般に使用される。厚さは例えば0.2mm程度であるが、特に限定されない。サイズはA4サイズの書類を収容することを想定しているが、必ずしもこれに限定されない。ただし、名刺サイズなどのような小サイズのものは含まない。
上述した構成自体は従来の一般的なクリアフォルダと同様であるが、この参考例のクリアフォルダ1は、背部1c側に、綴じ穴2aとこの綴じ穴2aからそれぞれ背部1c側の端縁に達するスリット2bとからなる2つのスリット付き綴じ穴2が形成している。スリット2bの開口端は、後述するパイプファイルのパイプ(綴じ穴挿通軸)にスムーズな綴じ込みが行われるように、アール(丸み)を付けるか、図示例のように面取り2cするとよい。
この実施例では、スリット付き綴じ穴2を設ける綴じ部領域3は、表紙1aと裏表紙1bとを接合している。したがって、書類が収容されるスペースは、綴じ部領域3を除く範囲であり、その範囲にA4サイズの書類が収容可能である。すなわち、綴じ穴のない一般的なクリアフォルダのサイズより、綴じ部領域3の分だけ幅を広くする。
このスリット付き綴じ穴2は、図示例では2つであるが、4つとする場合もある。また、後述するように、スリット付き綴じ穴を背部1c側でなく、その反対の開口部1e側に設けることもできる。
図5〜図7を参照して、書類8を収容したこのクリアフォルダ1をパイプファイル5に綴じ込む要領を説明する。
まず、パイプファイル5について説明すると、パイプファイル5は、厚く剛性のある表紙6aと裏表紙6bとある程度幅のある背部6cとを有するファイル本体6の背部6cに綴じ金具7を取り付けた構成である。図5では綴じ金具7を簡略化して示している。
前記綴じ金具7は、図6に示すように、ファイル本体6の背部6cに固定された基板7aと、この基板7aにヒンジにより回動可能に取り付けられた側板7bと、この側板7bに固定されたパイプ(綴じ穴挿通軸)7cと、前記側板7bと反対側で基板7aに垂直に固定された側板7dと、前記パイプ7cに差し込まれる心棒7eを固定した押さえ板7fと、基板7aにヒンジにより回動可能に取り付けられた、前記押さえ板7fを係止するための係止板(ロック)7gとを持つ。なお、実際の綴じ金具7の機構はさらに複雑であるが、図示では簡略化している。
このパイプファイル5に、書類を収容したクリアフォルダ1を綴じ込む場合、スリット付き綴じ穴2のスリット2bをパイプ7c(綴じ穴挿通軸)に向けて押し込めば、パイプ7cが綴じ穴2aに挿通された状態となる。すなわち、クリアフォルダ1を単に「押し込む」という1つの操作をするだけで綴じ込み操作が完了する。スリット2bは狭いので、特に力を加えない限り、パイプ7cが綴じ穴2aから抜けることはなく、クリアフォルダ1はみだりに外れることはない。
また、クリアフォルダ1をパイプファイル5から取り外す場合、単に引っ張るか、あるいは軽くねじって引っ張ると、パイプ7cから外れる。このように、単に「引っ張る」か「軽くねじって引っ張る」という1つの操作をするだけで取り外し操作が完了する。
このように、従来の単なる綴じ穴だけのクリアフォルダと比較して、クリアフォルダの綴じ込み・取り外しの操作が極めて単純で容易であり、ファイリングに要する時間を大幅に短縮することができる。したがって、単体で取り扱う際に利便性を発揮するというクリアフォルダの長所を維持したまま、複数の書類を分散させずに管理できるという透明袋式フォルダの長所を兼ね備えたものとなる。
また、そのようにファイリング能率を大きく向上させる効果を、一般的なクリアフォルダに単にスリット付き綴じ穴を設けるだけという簡単な処理だけで、また、現在使用されているパイプファイルには何ら改良をほどこすことなく、実現することができるので、コスト高となる要素はほとんどない。また、現状の書類(資産)を継承したままファイリング能率向上(アクセスの高速化)を実現できる。
上記参考例では、クリアフォルダ1を、押さえ板を7dを側板7dから外すことが可能なパイプファイル5、すなわち綴じ穴挿通軸(パイプ7c)の一端を開放可能なパイプファイルに綴じ込む場合について説明したが、上記のクリアフォルダ1は、綴じ穴挿通軸に対して押し込む操作及び引っ張る操作でクリアフォルダ1の綴じ込み・取り外しが可能なので、綴じ穴挿通軸の一端を開放可能とする必要はない。
したがって、図7に示したファイル5のように、基板7a’の両側に固定された側板7b’、7d’間に単に綴じ穴挿通軸7c’を固定的に架け渡した構造の綴じ金具7’に対して、クリアフォルダ1の綴じ込み、取り外しをすることができる。したがって、安価なファイルで済む。
図2に本発明の一実施例のクリアフォルダ11を示す。このクリアフォルダ11は、 考例として示した図1のクリアフォルダ1における表シート1aのスリット付き綴じ穴2が設けられた辺の側に、可撓性を有し前記スリット付き綴じ穴2と一致するスリット付き綴じ穴2’を有する合成樹脂製等の補強用シート12を貼り合わせた構成である。補強用シート12におけるスリット付き綴じ穴2’の綴じ穴を2a’、スリットを2b’で示す。
クリアフォルダのパイプファイルに対する出し入れの頻度が多いと、スリット付き綴じ穴のスリットにはパイプ(綴じ穴挿通軸)が何度も通過することになり、クリアフォルダのシート厚みが薄い場合には、形状が崩れて脱落し易くなることも考えられるが、本発明 クリアフォルダ12は、スリット付き綴じ穴2の部分が補強用シート12で補強されているので、そのような問題を回避できる。
また、この実施例の補強用シート12は、上辺側が幅狭、下辺側が幅広であり、綴じ部 と反対側の側辺が傾斜した形状としている。そして、クリアフォルダの上部及び下部における表紙と補強用シートとの間の隙間をポケット13、14として利用し、名刺15やカード16等を入れるスペースとしている。上下のポケット13、14の中間部分もポケットとすることもできるが、この部分も綴じ部領域3と同様にクリアフォルダ1に貼り付けてもよい。
図3は参考例としての書類ファイリング用シートを示す。この書類ファイリング用シート21は、複数枚の紙葉を例えばステープラ23で綴じ合わせた書類24のパイプ綴じ部(パイプファイルのパイプが通る部分)の近傍に貼り付けられる書類ファイリング用シートであって、綴じ穴22aとこの綴じ穴22aからシート端縁に達するスリット22bとからなる図示例では2つスリット付き綴じ穴22を有する。
この参考例は、書類ファイリング用シート21を書類24の片面に貼り付けている。この参考例の書類ファイリング用シート21は、2〜10枚程度の紙葉を綴じた書類に適用するとよい。
書類ファイリング用シート21の材質としては、ポリプロピレンその他を用いることができるが、弾性機能紙を用いることもできる。
書類ファイリング用シート21の書類24への貼り付けは、着脱可能とするために、粘着剤による貼り付けが好適である。但し、特に支障がなければ接着固定してもよい。
参考例は書類24に既にスリット付き綴じ穴22’があいている場合であり、この場合は、書類ファイリング用シート21のスリット付き綴じ穴22を書類23のスリット付き綴じ穴22’に合わせて貼り付ける。
また、書類にスリット付き綴じ穴22’があいていない場合は、まだスリット付き綴じ穴22をあけていない書類ファイリング用シート材を書類24の綴じ部に貼り付けた後、後述するパンチにより、両者合わせてスリット付き綴じ穴22、22’を形成することができる。
このように書類ファイリング用シート21を貼り付けた書類24は、図1のクリアフォルダ1と同様、その書類24のパイプファイル等への綴じ込み・取り外しが極めて容易になり、ファイリングに要する時間を大幅に短縮することができる。
図4はさらに他の参考例としての書類ファイリング用シートを示す。この参考例の書類ファイリング用シート25は、例えば11〜30枚程度の紙葉をステープラ23などで綴じ合わせた冊子状の書類26の綴じ部(パイプファイルのパイプが通る部分)の近傍に貼り付けられる書類ファイリング用シートである。
この書類ファイリング用シート25は、書類26が厚くなっており剛性が要するので、書類26の綴じ部側で表裏に跨って両面に貼り付けられる構成としており、綴じ部の両面にスリット付き綴じ穴22を備えている。表裏のスリット付き綴じ穴22は、前記と同様に綴じ穴22aとこの綴じ穴22aから端縁に達するスリット22bとからなる。書類26に設けたスリット付き綴じ穴を22’で示し、その綴じ穴を22a’、スリットを22b’で示す。
図8に例えば図1のクリアフォルダ1を収容する樹脂製のファイルボックスを示す。
このファイルボックス31は、底部32と左右の側壁33と背壁34とを有し、クリアフォルダ1の2つスリット付き綴じ穴2に対応する綴じ穴挿通軸35が左右の壁部33間に渡されている。
このファイルボックス31には、書類を収容したクリアフォルダ1を図9に示すように収容する。すなわち、クリアフォルダ1のスリット付き綴じ穴2を綴じ穴挿通軸35に向けて押し込ん、ファイルボックス31に綴じ込む。取り外す時は軽く捩って引っ張る。
このファイルボックス31によれば、書類を収容したある程度多くのクリアフォルダ1を着脱容易に収容することができるので、これを机上に置けば、業務に頻繁に使用する書類をまとめて着脱可能に管理できるので、業務能率の向上に有益である。
クリアフォルダを収容する場合に限らず、書類ファイリング用シート21、25を貼り付けた書類24、26を収容することも当然できる。
図10に示したファイルボックス41は、同じく底部42と左右の側壁43と背壁44とを有し、クリアフォルダ1の2つスリット付き綴じ穴2に対応する綴じ穴挿通軸45が左右の壁部43間に渡されているが、やや大形で本立て型であり、仕切り46を設けている。
この仕切り46を設けることで、ファイルボックス41に安定して収容可能なクリアフォルダ等の数を増やすことができる。
図1の参考例の説明では、スリット付き綴じ穴をクリアフォルダの背部側に設けたが、図11に断面で示した同じく参考例のクリアフォルダ1’では、スリット付き綴じ穴2を開口部1e側に設けている。この場合、クリアフォルダ1’の幅は、一般的なクリアフォルダの幅より広くして、A4サイズの用紙を綴じ部領域3’を除く範囲に収容できる幅とする。
図12に示したクリアフォルダ11’は、本発明のクリアフォルダ(補強用シート付き のクリアフォルダ)の他の実施例であり、図11に示した参考例のクリアフォルダ1’に 補強用シート12’を貼り付けた構成である。すなわち、図2に示した本発明の実施例の クリアフォルダ11では背部側に設けたスリット付き綴じ穴2を開口部1e側に設けた構 成である。図12は図2(ハ)に相当する図である。
また、図3のように書類24に書類ファイリング用シート21を貼り付ける参考例の変形例として、図13(イ)に示すように、書類24’にはスリット付き綴じ穴を設けずに、スリット付き綴じ穴22’をあけた書類ファイリング用シート21’を書類24’の綴じ部側に貼り付けることもできる。
この場合は、書類ファイリング用シート21’のシート材として若干剛性の高い樹脂シートを用いるとよい。
また、図4のように書類26に綴じ部側で表裏に跨る書類ファイリング用シート25を貼り付ける参考例の変形例として、図13(ロ)に示すように、書類26’にはスリット付き綴じ穴を設けずに、スリット付き綴じ穴22’をあけた書類ファイリング用シート25’を書類26’の綴じ部側に貼り付けることもできる。
図1又は図2のクリアフォルダ1又は11におけるスリット付き綴じ穴2を形成するためのパンチの一実施例を図14〜図16に示す。
このパンチ51は、台部52と、台部52側の枠体59に支持された水平な軸53に一端側が長穴59aによる可動代を有して係合しかつねじりバネ54により上方に付勢された状態で上下に回動可能に設けられた取っ手55と、この取っ手55を上下に回動させた時に取っ手55の上下回動に連動して上下動する可動刃56を備えている。
上述の構成は、可動刃56に関連する部分を除けば、単なる円形の綴じ穴をあける従来の一般的なパンチと同じ構成であるが、このパンチ51の可動刃56は、綴じ穴をあける円柱刃56aとスリットを形成する直線刃56bとを一体に備えている。
そして、台部52の上板52aに、前記可動刃56の円柱刃56aと直線刃56bにそれぞれ対応する円形穴57aと細長い矩形穴57bとからなる下刃穴57が形成されている。
前記可動刃56は、その円柱刃56aが、取っ手55に固定した、前記軸53と平行な支持軸58に固定されて、取っ手55の上下動に連動して上下動する。取っ手55はねじりバネ54で上方に付勢されている。
クリアフォルダ1の側縁部をパンチ51に挿入し、取っ手55を押し下げて軸53の近傍を中心として下方に回動させると、支持軸58を介して可動刃56が下降し、その円柱刃56aと直線刃56bとでクリアフォルダ1にスリット付き綴じ穴2が形成される。
なお、クリアフォルダ1に設けるスリットは、シートをせん断して形成したスリット、あるいは、打ち抜いたスリット(切り屑のでるスリット)のいずれでもよい。
クリアフォルダに既に綴じ穴があけられている場合には、綴じ穴につながるスリットを形成するだけでよい。
そのスリットを形成するためのパンチとしては、パンチ本体自体は図14、図15に示した構造のものでよいが、図17に示すように、可動刃56’として、単なる細い直線状の直線刃56b’を用いる。この可動刃56’(すなわち直線刃56b’)は、水平な支持軸58に固定した縦軸部(図16の円柱刃56aの上部に相当)56c’の下端に一体に設けるとよい。
この場合、台部52の上板52aに、直線刃56b’に対応する細長い矩形穴57b’のみからなる下刃穴57’を形成する。
この場合、スリットを綴じ穴に対して正確な位置に形成するために、クリアフォルダ1を正確に位置決めする必要があるので、何らかの位置決め手段を設ける。例えば、図18(イ)、(ロ)に示すように、台部52の上板52aの上面における下刃穴57’に隣接する位置に、クリアフォルダ1の綴じ穴2aを嵌合させる突起52bを形成するとよい。
クリアフォルダ1の綴じ穴2aを前記突起52bに嵌合させることで、クリアフォルダ1の位置決め(スリットを設けるべき位置の位置決め)が正確に行われる。
1、1’、11、11’ クリアフォルダ
1a 表紙
1b 裏表紙
1c 背部
1d 下辺部
1e 開口部
2、2’、22、22’ スリット付き綴じ穴
2a、2a’、22a、22a’ 綴じ穴
2b、2b’、22b、22b’ スリット
3、3’ 綴じ部領域

5 パイプファイル
6 ファイル本体
7、7’ 綴じ金具
7c パイプ(綴じ穴挿通軸)
7c 綴じ穴挿通軸
8 書類
12、12’ 補強用シート
13、14 ポケット
21、21’、25、25’ 書類ファイリング用シート
24、24’、26、26’ 書類
31、41 ファイルボックス
35、45 綴じ穴挿通軸
51 パンチ
52 台部
52a 上板
52b 突起
53 軸
54 バネ
55 取っ手
56 可動刃
56a 円柱刃
56b 直線刃
57 下刃穴
57a 円形穴
57b 細長い矩形穴
58 支持軸
59 枠体
この発明は、書類のパイプファイル等に対する綴じ込み・取り外しを容易にして、ファイリングに要する時間を短縮することを可能にするクリアフォルダに関する。
この種のクリアフォルダ100は、あまり枚数の多くない書類を保管する場合に、それらを散逸することなく取り扱い容易に保管することができ、かつ可搬性が高いので、単体で取り扱う際に利便性を発揮する。このため、単体で使用される場合が多いが、書類を収容したクリアフォルダの数が多くなると、書類が分散しがちになり管理が煩雑化する。
そこで、複数のクリアフォルダをファイリング用品に収容することが考えられる。その場合、図19に示した一般的なクリアフォルダ1では、いわゆるリングファイルやパイプファイルに綴じ込んで保管することはできない。なお、リングファイルとは、書類等に設けた複数の綴じ穴に通される開閉可能なリングで書類を綴じレバーを押してリングを開くリング綴じ金具を持つ構成のものを指す(特許文献1参照)。また、パイプファイルの構成については後述する(段落番号[0026]、[0027])。
特許文献1あるいは特許文献2のクリアフォルダは、綴じ穴を設けているので、リングファイルに綴じ込むことができ、書類をそれぞれ収容した複数のクリアフォルダを纏めて保管する場合に対応できる。
しかし、綴じ穴が単なる円形の綴じ穴であるから、クリアフォルダを綴じ込み、取り外す操作は煩雑である。すなわち、(1)リング綴じ具のレバーを押してリングを開き、(2)クリアフォルダに設けた綴じ穴をリングに通し、(3)リングを閉ざすという3段階の操作が必要であり、煩雑である。
また、この種のクリアフォルダをパイプファイルで保管するとしても、パイプファイルに対して綴じ込み・取り外し際の煩雑さは同様である。すなわち、書類を綴じ込む場合は、(1)綴じ金具のロックを外して、綴じ穴挿通軸であるパイプに挿入されている心棒を一体に持つ押さえ板を外す、(2)書類をパイプ(綴じ穴挿通軸)に通す、(3)押さえ板の心棒をパイプに差し込み、押さえ板をロックする、という3段階の操作が必要となり、綴じ込み・取り外しが煩雑である。
このため、単体で取り扱う際に利便性を発揮するというクリアフォルダの長所が失われ、上辺のみ開口した透明樹脂フィルム製の書類収容袋の複数枚をその側辺部で綴じた書類ホルダー(仮に透明袋式フォルダと呼ぶ)の一種として使われてしまっていることが現状である。この透明袋式フォルダは複数の書類を分散させずに管理できる点で優れているが、単体での取り扱い性に欠ける。
本発明は上記背景のもとになされたもので、書類のパイプファイル等に対する綴じ込み・取り外しを容易にして、ファイリングに要する時間を短縮することを可能にするクリアフォルダを提供することを目的とする。
本発明の参考例としてのクリアフォルダを示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は(イ)の要部拡大図、(ハ)は(ロ)のA−A断面図である。 本発明の一実施例のクリアフォルダを示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は(イ)の要部拡大図、(ハ)は(ロ)のB−B断面図である。 本発明の他の参考例としての書類ファイリング用シートを説明する図であり、(イ)は書類ファイリング用シートを貼り付けた書類の正面図、(ロ)は(イ)の要部拡大図、(ハ)は(ロ)のC−C断面図である。 本発明のさらに他の参考例としての書類ファイリング用シートを説明する図であり、(イ)は書類ファイリング用シートを貼り付けた書類の正面図、(ロ)は(イ)の要部拡大図、(ハ)は(ロ)のD−D断面図である。 本発明のクリアフォルダを綴じ込むファイルの一例としてのパイプファイルの斜視図である。 図6のパイプファイルに、書類を収容した図1の参考例のクリアフォルダを複数綴じ込んだ状態を示すもので、(イ)は要部の水平断面図、(ロ)は(イ)のE−E断面図である。 パイプファイルの開閉可能な綴じ金具に代えて、固定的な綴じ穴挿通軸を持つ綴じ金具を設けた場合を示すもので、図6(イ)に対応する図である。 本発明のクリアフォルダを綴じ込むことができるファイルボックスの斜視図である。 図8のファイルボックスに複数のクリアフォルダ(図示のクリアフォルダ自体は図1の参考例のもの)を綴じ込んだ状態を示すもので、(イ)は縦断面図、(ロ)は水平断面図である。 参考例としてのファイルボックスの他の例を示す斜視図である。 図1のクリアフォルダでは背部側に設けたスリット付き綴じ穴を反対の開口部側に設けたクリアフォルダ(図示のクリアフォルダ自体は参考例であるが、ポケット形成を兼ねる補強用シート12を備えた構成とした場合には本発明の実施例のクリアフォルダ)を示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は(イ)の要部拡大図、(ハ)は(ロ)のF−F断面図である。 図2のクリアフォルダでは背部側に設けたスリット付き綴じ穴を開口部側に設けたクリアフォルダの実施例を示すもので、要部断面図(図2(ハ)に相当する図)である。 図3や図4の参考例では書類自体にも設けたスリット付き綴じ穴を、書類ファイリング用シートのみにスリット付き綴じ穴を設けた参考例を示すもので、(イ)は片面用の書類ファイリング用シートを貼り付けた書類の部分省略の水平断面図(図3の(ハ)に相当する図)、(ロ)は両面用の書類ファイリング用シートを貼り付けた書類の部分省略の水平断面図(図4の(ハ)に相当する図)である。 図2のクリアフォルダにおいてスリット付き綴じ穴がまだ形成されていない場合に、そのスリット付き綴じ穴をあけるパンチを参考例として示すもので、パンチの平面図である。 図14のパンチのG−G断面図である。 図14、図15のパンチにおける刃を参考例として示す斜視図である。 図2のクリアフォルダにおけるスリット付き綴じ穴の綴じ穴のみが既にあけられている場合に、その綴じ穴につながる直線状のスリットを形成してスリット付き綴じ穴とするパンチにおける可動刃を参考例として示す斜視図である。 図17の参考例の場合に、クリアフォルダの位置決め手段を設けた参考例を示す図である。 従来の一般的なクリアフォルダを示す図である。
以下、本発明を実施したクリアフォルダについて、図面を参照して説明する。
図8に例えば図1のクリアフォルダ1を収容する樹脂製のファイルボックスを示す。
このファイルボックス31は、底部32と左右の側壁33と背壁34とを有し、クリアフォルダ1の2つスリット付き綴じ穴2に対応する綴じ穴挿通軸35が左右の壁部33間に渡されている。
このファイルボックス31には、書類を収容したクリアフォルダ1を図9に示すように収容する。すなわち、クリアフォルダ1のスリット付き綴じ穴2を綴じ穴挿通軸35に向けて押し込んで、ファイルボックス31に綴じ込む。取り外す時は軽く捩って引っ張る。
図1又は図2のクリアフォルダ1又は11におけるスリット付き綴じ穴2を形成するためのパンチを参考例として図14〜図16に示す。
このパンチ51は、台部52と、台部52側の枠体59に支持された水平な軸53に一端側が長穴59aによる可動代を有して係合しかつねじりバネ54により上方に付勢された状態で上下に回動可能に設けられた取っ手55と、この取っ手55を上下に回動させた時に取っ手55の上下回動に連動して上下動する可動刃56を備えている。
上述の構成は、可動刃56に関連する部分を除けば、単なる円形の綴じ穴をあける従来の一般的なパンチと同じ構成であるが、このパンチ51の可動刃56は、綴じ穴をあける円柱刃56aとスリットを形成する直線刃56bとを一体に備えている。
そして、台部52の上板52aに、前記可動刃56の円柱刃56aと直線刃56bにそれぞれ対応する円形穴57aと細長い矩形穴57bとからなる下刃穴57が形成されている。
前記可動刃56は、その円柱刃56aが、取っ手55に固定した、前記軸53と平行な支持軸58に固定されて、取っ手55の上下動に連動して上下動する。取っ手55はねじりバネ54で上方に付勢されている。
クリアフォルダ1の側縁部をパンチ51に挿入し、取っ手55を押し下げて軸53の近傍を中心として下方に回動させると、支持軸58を介して可動刃56が下降し、その円柱刃56aと直線刃56bとでクリアフォルダ1にスリット付き綴じ穴2が形成される。
なお、クリアフォルダ1に設けるスリットは、シートをせん断して形成したスリット、あるいは、打ち抜いたスリット(切り屑のでるスリット)のいずれでもよい。

Claims (7)

  1. 透明かつ可撓性を有する合成樹脂製の長方形の表シートと裏シートとが背部及び下辺部において閉塞され少なくとも前記背部と反対側の辺が開口部とされているクリアフォルダにおいて、
    前記背部側又は開口部側のいずれか一方に、綴じ穴とこの綴じ穴からそれぞれ背部側又は開口部側の端縁に達するスリットとからなる2つ又は4つのスリット付き綴じ穴を形成したことを特徴とするクリアフォルダ。
  2. 前記表シート又は裏シートにおける前記スリット付き綴じ穴が設けられた辺の側に、可撓性を有し前記スリット付き綴じ穴と一致するスリット付き綴じ穴を有する合成樹脂製の補強用シートを貼り合わせたことを特徴とする請求項1記載のクリアフォルダ。
  3. 複数枚を綴じ合わせた書類の綴じ部に貼り付けられる書類ファイリング用シートであって、
    綴じ穴とこの綴じ穴からシート端縁に達するスリットとからなる2つ又は4つのスリット付き綴じ穴を有することを特徴とする書類ファイリング用シート。
  4. 請求項1又は2のクリアフォルダ、若しくは請求項3の書類ファイリング用シートを貼り合わせた書類を収容するファイルボックスであって、
    底部と左右の側壁と背壁とを有し、前記2つ又は4つのスリット付き綴じ穴に対応する綴じ穴挿通軸が左右の壁部間に渡されたことを特徴とするファイルボックス。
  5. 左右の側壁間に、綴じ穴挿通軸に沿ってスライド可能な仕切りを設けたことを特徴とする請求項4記載のファイルボックス。
  6. 請求項1又は2のクリアフォルダに、若しくは請求項3の書類ファイリング用シートに、若しくは請求項3における書類自体に、スリット付き綴じ穴を形成するパンチであって、
    台部と、この台部側に設けた水平な軸に一端側が係合しかつバネにより上方に付勢された状態で上下に回動可能に設けられた取っ手と、この取っ手を上下に回動させた時に取っ手の上下回動に連動して上下動する可動刃を備え、この可動刃は、綴じ穴をあける円柱刃とスリットを形成する直線刃とを一体に備え、前記台部に、前記可動刃の円柱刃及び直線刃に対応する下刃穴を備えたことを特徴とするパンチ。
  7. 請求項1又は2のクリアフォルダ、若しくは請求項3の書類ファイリング用シート、若しくは請求項3における書類自体に既に綴じ穴があけられている場合に、それら対象物の綴じ穴につながるスリットを形成してスリット付き綴じ穴とするためにパンチであって、
    台部と、この台部側に設けた水平な軸に一端側が係合しかつバネにより上方に付勢された状態で上下に回動可能に設けられた取っ手と、この取っ手を上下に回動させた時に取っ手の上下回動に連動して上下動する可動刃を備え、この可動刃はスリットを形成する直線刃を備えており、前記台部に、前記可動刃の直線刃に対応するスリット状の下刃穴を備えるとともに、対象物の正しい位置にスリットを形成するための対象物位置決め手段として、台部の上面の下刃穴に隣接する位置に、対象物の綴じ穴が嵌る突起を形成したことを特徴とするパンチ。
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