JP2012196950A - ノート・書類資料シート等の着脱・編集自在なファイリング・システム - Google Patents

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Abstract

【課題】バインダーの開閉なしに各種用紙・シートのリングへの自在な着脱、ページ編集、バインダー移動を迅速容易に可能にして、快適なノート術、ファイリング術を提供する。
【解決手段】1)用紙、シート等のパンチ穴にリング、パイプから容易に着脱を可能にするための切り込み(切れ目、開口部)をもたらし、2)パンチ穴のない書類、シートには着脱用切り込み穴を有する接着剤付きセットシールを供給し、3)用紙、シート等の着脱には幅広の切り込み部を与えた弾力性ある櫛形のPP樹脂シート等を用紙の下にして跳ね上げ、上に重ねて押し込む。
【選択図】図18

Description

発明の詳細な説明
パンチ穴を利用して用紙・シート、書類、樹脂シート、各種ノート、カルテ、伝票、図面等を綴じ具を閉じたまま着脱し編集を可能にするファイリングシステムに関わる。
従来のバインダーには大別して、1)シートの一辺にO型、D型、角形等のパンチ孔(1穴、2穴、22穴、30穴等の多穴等)をもうけ、それらを開閉可能なリング式またはパイプ式開閉装置で綴じる方法、及び、2)用紙の着脱ができないツインリング(Wリング式)のほかスパイラルリングによって綴じる方法がある。
上記1)にはリングを閉じたまま着脱可能になる下敷きや栞があるが、リングを閉じたまま用紙順序を変えて編集可能にし、またメモ帳用紙を互換的に別のA判、B判バインダーに差し替え可能とするという技術思想、製品はこれまでにはない。2)のWリング式ノート等にいたっては、用紙の着脱、差し替え、移し替え、編集などはまったくおこなえない。別ノートへの移動にはページを破って貼付けるしかない。
発明が解決しようとする課題
したがって、現状では、開閉可能なリング式バインダーであってもその都度、綴じ具を開き、いちいちパンチ孔をあてがって挿入しリングを閉じるという面倒で力が要る操作が必要であった。そして場合によっては指を挟み怪我をする危険があり、いずれにせよ用紙の単なる差し替えだけでもかなりの手間と労力が必要であった。
それを一穴式の単語カードの場合で説明すると、あるカードを別位置に入れ替えるには、▲1▼リングを開いてそのカードを取り出したあと、▲2▼そのリングを綴じ、▲3▼挿入すべき位置を見出して、▲4▼再びリングを開いて、▲5▼そこにカードを挿入し、▲6▼リングを綴じるという4回にわたるリングの開閉操作が必要となる。たったカード一枚の差し替えでも、大層な手間が必要であっただけでなく、うっかりするとリングを開いたときに他のカードが脱落し、うっかりするとカードをバラしてしまうという場合も生じるが、以上は二穴式また多穴式バインダーの場合も基本的に同じである。
更に、ツインリング式、スパイラル式となると、用紙はあらかじめ針金でリング状に綴じられていて、メモ帳、単語帳、ノートでは実際上、すべての用紙の着脱、増減、差し替え、ページ編集は一切できず、任意のページを除去するにはそのページを無理矢理に破く必要があり、破り去るともはや正常にファイルができない。またそれを別バインダーのある部分に貼り込むと下の記載部分が隠れて読めなくなるという決定的な問題があり、希望するページに貼付けできない場合が生じるといった欠陥があった。
つまりこれまでは、カードから用紙、資料、書類、伝票、カルテに至るあらゆるドキュメントが意のまま迅速容易に整理編集できるファイリング法が欠けていたということにほかならない。
しかしそれは単に整理、編集上の問題というだけではなく、思索上、創作上に関する大きな問題でもあることを指摘することができる。何故なら、資料、書類等のファイリングが容易、迅速、確実に思うようにできないということは、思うように思考し執筆しそのまとめが思うようにならず、同時に能率が悪く、効率よい事務処理ができないということにほかならない。本発明は単に部分的解決でなく、そのような技術思想を含め、総合的な問題解決を目的とする。
課題を解決する為の手段
そこで本発明では、そのような問題点を解決するために、上記二穴、多穴リング式バインダー方式、また着脱不能とされているWリング方式の各用紙が綴じられている状態において、あらゆる位置の用紙を自在に取り出して任意位置に自在に挿入でき、自由に用紙を移動させページ編集ができるようにすることによって問題を解決している。
すなわち、丸孔、角穴等のパンチ穴を有する用紙・シート、カード、ノート、書類、資料アルバム等のファイリング法において、
1)各用紙・シートの材質、厚さ、硬さ等に応じてそのシートのパンチ穴に着脱用に線状、破線上、V字状等の切り込み(切れ目、開口部)をもたらし、2)パンチ穴のない用紙には着脱用切り込み穴を有する糊付きセットシールを供給し、3)該用紙をバインダーに挿入する際には、上記用紙と類似形状で幅広の切り込み部を与えた櫛型形状の薄手PP樹脂シート等のシートセッターをあてがうことによって綴じ装置を開放することなく容易迅速、確実に用紙の着脱を可能にしその目的を達成しようとしている。
図1は、単語用など一穴式でカードを二つ折りにした場合の一実施例の展開図である。カード1の両端にはパンチ穴が、そしていずれも外辺とを結ぶ着脱用切り込み3がもたらしてあるが、切り込み部3、3bは切り込みの位置と方向を変えることによって二つ折りにされたときに切り込みは3cのようにハの字型となり上下方向に着脱が容易で、横方向にはより脱落しにくい。カード取り去りは上に跳ね上げればよく、挿入では切り目部をリングにあてがって両端を押せば自由に任意位置に挿入が可能になる。中央二位置でカットすれば一枚式となるが、切り目は穴のセンターをはずしてあるので一枚カードの場合でも単に横に引くだけでは脱落しにくい。
なお、パンチ穴先端部を樹脂加工して補強することにより、切れ目部の劣化が補強できる。しかしそれは以下に述べる二穴式、多穴式の場合も同様である。
二つ折りのW方式のカード、用紙では書き込面積を倍増させるとともにカードの脱落、散逸、順序の狂いなど、またリング開閉による指の損傷等を防止することができる。
図2は、二穴用紙、二穴プラファイルシート等の二つ折りにした場合の一実施例の展開図である。上記同様に、用紙、プラファイルシート等4には着脱用切り込み5(二つ折りでは5b)がもうけられ、バインダー等の開閉装置を開閉することなく個別シートの移動、増減、編集が可能になる。
この場合、上記一穴の場合と同様、二つ折りとして一方には着脱用切り込み5、他方には着脱用切り込み5b(5cは二つ折り時の5bの切り込み位置)をもたらすことにより、紙厚が薄く腰の弱い用紙の場合でも脱落しにくい。また中央でカットすれば着脱自在な単葉紙となる。
上記、着脱用切り込みを3と3b、また5と5bを与えて二つ折りにして与えた場合は一枚シートで3及び5だけを与えた場合よりもはるかに脱落しにくくなると同時に、二つ折りを展開すると、用紙の記載可能面積が従来の二倍となる。したがって、バインダーサイズの二倍の図面、書類などを二つ折りにして収納でき、A3用紙はA4バインダーに、A4用紙はA5バインダーに収納可能にしかつ綴じ具の開閉なしに容易に取り出し自由に差し替えが可能になる。
従来は、他方がリングに重なるのでリング手前で折り返さねばならなかったが、本発明では、正確な二つ折りができ、折り目は中央に一本、他端もひらひらせず美的な収納となる。
図3は、リングバインダーまた用紙を着脱できないツインリングに装填される多穴ルーズリーフ用紙等の一実施例である。それぞれのパンチ穴に対し着脱用切り込み7がもうけてある。
なお、この場合、厚手のPPシートなどは、7の上下いくつかのパンチ穴だけを残して他の部分を断裁、打ち抜きして省略した形状にすることもできる。つまり30穴バインダーでもパンチ穴セット部分を大幅に省略しながらセット可能になる。
図4は、リングバインダーにセットした場合を示し、8は二つ折り用紙の穴を綴じ具のリングを開かずに綴じた状態を、また9はリングを開かずに見開きに展開した用紙の状態を示す。
その切り込み部をリング上部に押し付けることにより、リングを開閉することなく、たとえ多穴Wリング、フラットファイルの場合でも後述のシートセッターの使用により、シートの着脱、移動、増減が自由に可能になる。
本発明では、多穴シートでも腰のあるPPシートなどは同様にリング側端部をなぞるだけで挿入可能になるが、通常の多穴薄手用紙の挿入はペン先や刷毛などを使い挿入可能とはいえ操作が困難、かつ切り目部分が破損しやすい。そこで、その問題を解決するために、本発明では製作が容易で嵩張らないより適切な用紙着脱補助用具の開発が望まれた。
そこで本発明では、適当な弾力性のある0.2、0.3程度の厚さのPPシート等の一辺に、パンチ穴用紙同様のパンチ穴部分の切り込みをリング巾より広い穴径に近く打ち抜いた櫛形の開口部をもうけた用紙着脱補助シート(以下シートセッター)を用いて容易迅速、確実な用紙セットを可能にした。
図5は、いずれもそのシートセッター例であり、Aは厚手PPシートの一辺にバインダーリングやパイプの径よりも幅広(約4〜5ミリ)の多数の開口部10を用紙穴の数だけ櫛状にもたらし、これを用紙の上、また下にあてがうことにより同時的に多点的に用紙先端を跳ね上げ、あるいは圧着して目的を達成する。したがって綴じ具を綴じたまま多数穴の着脱が迅速容易に可能になり、Bはバインダーリングがすっぽり入る細長い穴を上下に連続的にリングと同様の等間隔で配置し圧着できるようにした実施例である。
そして、そのシートセッターは、全体を同じ櫛状とするのでなく、図6の実施例のように、セッター上部12また下部15だけは開口部をいくぶん狭くしてリングに装着可能とすればノートからの脱落を防ぐことができる。
図7はそのシートセッターの使い方を示す説明図である。シートセッター11は用紙6の上に穴を揃えて重ね、上下位置(12、16)を押さえると用紙とセッター両端がリングに装着固定される。そこで、あとはセッターの中央を押さえるだけで多穴用紙がリングに迅速容易にセットができ、そのあとシートセッターを取り去ればよい。多穴式のどのページであろうと同様の操作で容易迅速に用紙のセットが可能になる。
なおシートセッターの形状は図5のように縦長の長方形で栞を兼ねるようにするのもよいが、用紙サイズと同一にすると穴が揃いやすくなる。
その場合は取り去ったシートセッターは任意ページ位置にセットし下敷きとしても使用可能になる。そして、それは上下でリングに引っかかった状態で保持されるので脱落の心配はない。したがって、このシートセッターは表紙また裏表紙としてもたらすこともできる。
更に、用紙と同一サイズのシートセッター二枚を櫛形を外に対象形に開閉自在になるよう構成すれば、用紙の位置決めと着脱が更に容易迅速、確実にできる。
図8は、そのW式シートセッターの実施例の説明図である。これは折り目20にて18、19を二つ折りにし用紙22を挟み、持ち上げると用紙がリングから容易に取り去ることができ、挿入時にはそのまま希望するページ位置で21の穴位置を揃えセッターを矢印方向に押すだけで用紙22の穴全部がリングに迅速容易にセットでき、そのまま19を18の裏側にひっくり返せばその用紙の下敷きとなり、セッターはリングに保持され脱落することもない。この場合は用紙着脱とともに、下敷き、保持の三目的が容易迅速、確実に達成可能になる。
図10は、パンチ穴が空けられていないあらゆる書類、シートファイルなどを各種バインダーに、しかも開閉装置を閉じたまま任意位置に挿入可能にする糊付き穴空きセットシートの一実施例である。図中、23はその接着剤付き着脱可能なパンチ穴シール本体であり、24は着脱可能なパンチ穴、25は任意対象シートに接着可能な接着剤部分である。
図11は穴空き用紙の着脱用切り込み装置の正面説明図である。
26は蝶番で開閉自在にした上板であり、27の下板には支持軸にカッター刃が収納され、その間に用紙(図12、13ー29)を挿入して位置決めして上板を押さえると図10の24のような多数(ここでは6個)の切り込み(切れ目)が一度にカット可能になる。
そのカッター部は、カッター刄支持軸28によって等間隔に配置される。図12はロタリーカッター薄刃30、図13では薄刃カッター刃30bが装着されるが、図12、13いずれも31に刃先を用紙のパンチ穴に誘導するガイド部をもたらすことによって位置決め加工操作をより容易確実、迅速に可能になる。
図14は誘導ガイドをもつペン型切り込み用具のAは正面説明図、Bはその側面説明図であり、そのカッター刃34の先端には用紙のパンチ穴36に刃先を誘導するガイド部35をもたらしてある。使用においては、先端のガイド部を用紙の穴にあてがって突っ込んで押すと、用紙のパンチ穴36に脱出用切れ目37が容易確実にできる。なおガイド軸の形状は、穴の形状に応じ円形以外、Wリング式においては四角形、Wリング間に挿入可能とする三角形にすることができ、カッター刃はガイド部への埋め込み式、着脱交換式とすることができる。
図15は単リングで綴じる単語カード等のファイリングの一実施例をあらわす。39はカード全体を纏めて保持するカードホルダー、40は弾力あるカード押さえ部、41は単葉、二つ折り等のカード用紙を示す。通常、これらのカードの着脱、差し替え、追加等はいちいちのリング開閉が必要になるが、本発明ではすでに図1に示したようにパンチ穴に切れ目を有し開閉の必要なく着脱ができ、しかも用紙を折り返しかつ切れ目の方向を変えたW式カードでは脱落せず、単葉ではできない訳例などを内側に記載しそれらを完全に伏せることが可能になる効果があり、かつPP製の弾力ある厚手カードホルダー39とカード押さえ40の圧着によりカードが脱落したりばらけることなく、一方に側壁40bをもうければ一方にははみ出ることなく更にきちんとした美的な纏めが可能になる。
図16は二穴式のフラットファイルバインダーの場合の説明図である。43は留め足、44は留め足を固定する留め具(ストッパー)をあらわす。
PP製クリアーファイル等によるシートセッターは二つ折りにて留め具側には切れ目付きパンチ穴46、反対側の折り返し部47には幅広切り込み部48がもたらしてある。
従来のフラットファイルの使い方ではストッパー44を完全に引き抜いて留め足を用紙の穴に透し再びストッパーを通して綴じるという大変やっかいな操作が必要になる。しかし、本発明ではストッパーを抜き去る必要なく、留め足をゆるめるだけで用紙を迅速容易に取り出すことができ、任意の用紙を任意のページ位置に挿入することができる。たとえばレポート等の用紙をイロハ、ABC、番号順等に揃える場合も着脱、移動の操作にいちいち留め具をはずす必要なく可能になるだけでなく、用紙は外にはみ出すことなく脱落が防止されしっかり保持される。なお幅広切り込み部48の開放部は、図のように穴部側を狭くしリング、パイプ軸に軽く引っかかるように、あるいは開放部をL字(カギ状)状にして脱落を防止することができる。
図17はパイプ式バインダーの場合であり53は留め具、54はパイプ軸、55はバインダーカバーをあらわす。この場合は二つ折りのPP製シートセッター46同様のパンチ穴をパイプ軸54にセットし、図16同様に用紙を挟んで保持される。ここでも、通常必要な留め具53の開閉操作なしに、用紙の差し替え、着脱、順序整理が迅速容易にでき用紙の脱落がない。
図16同様に、書類、答案やレポート、カルテなどを番号順等に整理する場合には、いちいち金具を開閉し当該番号までの答案を抜き出して、当該用紙をさしこみ、その上に抜き出した答案の穴を通して綴じるといった、きわめて面倒な作業が必要になるが、本発明では当該番号ページを開いてそこに直接挿入可能になる。
上記した図16、17の薄手のシートホルダーは、どのバインダーでも同一バインダーに対して複数のホルダーを用い項目別の各種の仕分けをおこなうことができ、コンピュターのフォルダーとファイルと同様のファイリングが同一バインダー内で可能になるということである。したがって、書類、資料の整理、保管、移動等が迅速容易に可能になるので、従来より格段に操作性よく、能率的なファイリングとその管理ができ時間と労力、コストを節減して、事務処理の大幅な省力化が可能になり、メモ、ノートの断片が集結され脳が活性化して思考のまとめが可能になってくるという、従来できなかったノート術、情報管理術、思考術が実現する。
図18は二つ折りPP製セッターの実施例とその使い方の説明図であり、A1は正面図、A2は側面図である。このセッター56は用紙サイズと同寸につくり、一辺に櫛状の幅広切り込み部58と、他端に開閉(折りたたみ)自在として用紙を挟んで保持できる用紙押さえ(ベロ)57を構成してあり、用紙の下に差し込んで用紙を挟んで跳ね上げ、そのままひっくり返して用紙がセットできるよう構成してある。0.2、0.3mmのPP樹脂板一枚を一体として56bで折り曲げ自在と製作するほか、別に0.1、0.2のPPフィルムを裏面から貼付けて用紙押さえ(ベロ)としてもよい。
図18のBは用紙を脱出させる場合の使用法をあらわし、取り去りたい用紙59の下に差し込んでベロ57で挟んで上方向に跳ね上げれば用紙のパンチ穴はリングから抜くことができる。
図Cはその取り去った用紙を別ページに挿入させる方法を示したものである。セッター56とベロで挟んだままセッターをひっくり返して希望ページを開いてリングとセッターと用紙の上下ab位置を確かめてリング側端を圧着すれば、リングバインダーの場合も、Wリングノートの場合も、リングの開閉なしに目的ページに用紙を容易に挿入、移動可能になる。
また図Dはセッターを栞兼用として、また下敷きとして使用する場合の使用説明であり、ベロ57を開けばそのまま下敷きとて使用可能になる。リングバインダーの場合も、Wリングノートの場合も綴じた位置が明確に判り同時に下敷きが用意される。
なお、以上の図6、8、および16、17、18例のセッター、ホルダー類は、各バインダーとは独立して既製のバインダーの綴じ装置(リング、Wリング、留め足、パイプ軸等)にセットし使用可能にしてあるが、バインダーと一体化させ、ホルダーの裏面側をバインダーに貼付けた構成にして、更にシートホルダーを重ねて使用し、一個のノート、バインダーで多数の仕分けが可能なるよう構成することができる。
発明の効果
本発明では、1)W(ツイン)リングノートでは、これまでできなかったノート用紙の着脱、差し替え、ページ移動等が史上はじめて可能になり、他のリングバインダーでも、従来よりはるかに迅速容易にでき、指がリングに挟まったり、リングの尖った先端で指を傷つけるという心配なく迅速な操作がはじめて可能になる。
つまり、本発明では用紙が綴じられたまま従来着脱がまったくできないWリング式ファイルでも、用紙穴に切り込みを与え、シートセッターをもたらすだけで用紙の着脱、ページ編集を可能にする機能的で魅力的なノートシステムが可能になる。
2)シートの除去は櫛状シートセッターを差し込んで跳ね上げるという一二秒の操作で取り出すことができ、その操作の素早さは従来と比較にならず、シートのセットもシートセッターによりA4版30穴といった多穴シートでも任意位置に迅速確実にセット可能になり、バインダーされたページだけをコピーやスキャンニングして用紙をもとの位置に戻すという作業が手早く、能率的に作業が可能になる。
3)したがって、Wリング式メモ帳、ノートの場合も、とりあえずは任意位置ページに記入した用紙、あるいは会議で記入した単葉用紙を、後日、所定のノート、ファイル、バインダーの希望位置に自在に整理編集ができるといった、従来できなかったノート術が可能になる。
4)用紙を二つ折りにしたダブル用紙では、記入面積が二倍となり、同じ収納サイズで二倍の情報量をもたらし、したがってカード、手帳では単語と単語の訳、問題と回答、事務的には予定予測と結果など、表と裏の使い分けができ、図面も折り目を中央に、折り返しに内容表示ができ機能的で美的なファイリングが可能になり、A2用紙はA3、A3用紙はA4のバインダーに収納できといった画期的な機能が生まれる。ノートの希望位置に希望するだけの見開きページがつくれ、自由に編集できるということである。
5)シートセッターと類似構造に区分けカード、また栞、付箋などをつくれば、それらを自由位置に容易にセットできかつ脱落しない。同様に、各種の表紙をつくれば、Wツインリングノートでも従来できなかった表紙の付け替えで表紙が更新できるといった、また付箋は従来のように紙面に貼付ける必要ないために読めなくなるという障害なく、添付できるというこれまでにないノート術の革命と呼ぶにふさわしい快適なノート術、ファイリング術が可能になる。
6)また、パンチ穴のない書類・シートすべては図10に示すセットシールの貼付により、能率的に迅速容易、確実に美的に纏めることが可能になる。
7)またフラットファイルはリングを用いないので嵩張らずに書類や資料の保管ができる利点があるが、これまでは、用紙着脱には手間と時間をかけて留め足を完全にはずしまた通すという操作が必要であったが、本発明によれば留め足を緩めるだけで着脱ができるとともに図16または17に示すシートホルダーによって用紙をテーマごとに纏めることができ、そして留め足でシートホルダーを押さえれば、用紙は上下左右が保持されるので脱落することがない。しかもファイルの厚さもほとんで変わらないという、まさに一石三鳥のファイリングが実現する。パイプ式、リング式でも同様であり、これらファイリングの合理化によって得られる官庁、図書館、大学、教育機関、企業、の手間、時間のコストは計り知れず、同時に、合理的方法はおのずから脳を活性化させ、科学力、勉学力、創作力、仕事力の向上に寄与することが可能になるものである。
8)本発明は、シートセッター、同ホルダーを使う以外、すべてを新規につくり直すというのではなく、既存の規格的なバーンダーはそのまま使用でき、既製のWリングノートも、また手持ち用紙、シート等はパンチ穴に切れ目をつくれば上記発明効果が得られパンチ穴用紙に容易に脱出用、挿入用切れ目ができる機械装置および簡易ペン型カッターが用意され、誰にでも安価容易にファイリングが可能になるようシステム化され発明の実施がきわめて容易である。
文具の世界だけでなく、あらゆる筆記、執筆、編集作業の合理化とシステム化が可能となり、すべてのノート、書類、図面、伝票、資料、カルテ、カタログ等の内容を容易に分類、整理して合理的な執筆、管理、保管ができ、事務能率の向上に役立たせ、ノート術、ファイル術を改革しノート文化、ファイル文化の発展に大きく寄与することが可能になる。
一穴式カードの一実施例の正面説明図 二穴用紙、袋ファイルシート等の一実施例の正面説明図 多穴用紙の一実施例の正面説明図 用紙をリングに綴じた状態を示す側面説明図 Aは櫛状、Bは他の用紙挿入補助用具(シートセッター)の正面説明図 シートセッターの一実施例の正面説明図 シートセッターの使い方を示す一実施例の正面説明図 W式(二つ折り)シートセッターの正面説明図 W式シートセッターの用紙挿入説明側面図 パンチ穴のない書類、シートファイルなどをバインダーに、挿入可能にする接着剤付き穴空きセットシートの一実施例の正面説明図 着脱用切り込み装置の正面説明図 ロータリーカッターと誘導ガイドをもつ切り込み装置の側面説明図 薄刃と丸形、角形パンチ穴への誘導ガイドをもつ切り込み装置の側面説明図 同、ペン型切り込み用具のAは正面説明図、Bは側面説明図 単語帳等のカードホルダー、Aは正面図、Bは側面図 フラットファイル等の場合のシートホルダーの側面説明図 パイプ式バインダー等の場合のシートホルダーの側面説明図 リング式ファイリングの要約使用説明のための正面及び側面図 シートホルダーによる区分けファイリングの側面説明図
1 カード
2 折り目
3 着脱用切り込み
3b 反対側の切り込み
3c 二つ折り時の3bの切り込み位置
4 用紙・シート等
5 着脱用切り込み
5b 反対側の切り込み
5c 二つ折り時の5bの切り込み位置
6 用紙
7 着脱用切り込み
8 二つ折りにしたW用紙
9 見開きにした用紙
10 樹脂薄板にもうけた櫛状の開口部とへら状の突起
10b バインダーリング用の多数の長方形の打ち抜き穴
11 シートセッター
12 セッターの上部打ち抜き穴
13 幅の狭い着脱用切り込み部
14 幅広の切り込み部
15 幅の狭い着脱用切り込み部
16 セッターの下部打ち抜き穴
17 リング
18 二つ折りW式セッター
19 W式セッターの右側シート
20 折り目
21 幅の狭い切り込み部
22 用紙
23 接着剤付き着脱可能なパンチ穴シール本体
24 着脱可能なパンチ穴
25 接着剤部分
26 蝶番で27と開閉自在な切り込み装置の上板
27 蝶番で26と開閉自在な切り込み装置の下板
28 カッター刃の支持軸
29 パンチ穴用紙
30 カッター円形薄刃
30b カッター薄刃
31 パンチ穴に薄刃誘導するガイド部
32 ペン型カッター
33 カバー
34 カッター刃
35 用紙パンチ穴へ誘導する円形または角型のガイド部
36 用紙パンチ穴
37 切れ目部
38 W(ツイン)リング
39 カードホルダー
40 カード押さえ部
40b 側壁
41 カード用紙(単葉、二つ折り等)
42 ファイル台紙
42b ファイルカバー
43 留め足
44 留め具(留め足固定用ストッパー)
45 薄手PPシートホルダー
46 パンチ穴
47 ホルダー折り返し部
48 幅広切り込み
49 用紙
50 薄手PPクリアファイル等のシートホルダー
51 セッター折り返し部
52 幅広切れ目を有する厚手シート
53 留め具
54 パイプ軸
55 バインダーカバー
56 セッター
56b 折り曲げ部
57 用紙押さえ(ベロ)
58 櫛状の幅広切り込み
59 用紙
一穴式カードの一実施例の正面説明図 二穴用紙、袋ファイルシート等の一実施例の正面説明図 多穴用紙の一実施例の正面説明図 用紙をリングに綴じた状態を示す側面説明図 Aは櫛状、Bは他の用紙挿入補助用具(シートセッター)の正面説明図 シートセッターの一実施例の正面説明図 シートセッターの使い方を示す一実施例の正面説明図 W式(二つ折り)シートセッターの正面説明図 W式シートセッターの用紙挿入説明側面図 パンチ穴のない書類、シートファイルなどをバインダーに、挿入可能にする接着剤付き穴空きセットシートの一実施例の正面説明図 着脱用切り込み装置の正面説明図 ロータリーカッターと誘導ガイドをもつ切り込み装置の側面説明図 薄刃と丸形、角形パンチ穴への誘導ガイドをもつ切り込み装置の側面説明図 同、ペン型切り込み用具のAは正面説明図、Bは側面説明図 単語帳等のカードホルダー、Aは正面図、Bは側面図 フラットファイル等の場合のシートホルダーの側面説明図 パイプ式バインダー等の場合のシートホルダーの側面説明図 リング式ファイリングの要約使用説明のための正面及び側面図

Claims (8)

  1. 綴じ穴(パンチ穴)を使用するノート・用紙・書類・資料等(以下用紙)のファイリング法において、1)用紙のパンチ穴に用紙着脱用の切り込み(切れ目)をもたらすとともに、2)用紙の着脱を、パンチ穴位置に穴径相当幅の櫛形の開口部をもうけた栞状、下敷き状、及び二つ折りにして用紙を挟むよう構成した各種PP樹脂板等の用紙着脱保持用具(以下シートセッター)を用紙にあてがって綴じ具を開放することなく用紙を着脱させることによって、用紙の差し替え、挿入、ページ移動、バインダー移動、ページ編集、用紙の纏め、保持等を可能にしたことを特徴とするノート・書類資料シート等の着脱・編集自在なファイリング・システム。
  2. 請求項1において、用紙を二つ折りにして二分の一サイズのバインダーに装着して見開き可能にするとともに、パンチ穴の切れ目方向を交叉させて用紙の脱落を防止した二つ折りパンチ穴用紙、カード、シート、および該カードを纏める図15記載のカードホルダー。
  3. 請求項1において、用紙同様の打ち抜き穴に穴径相当幅の櫛形の開口部をもうけた櫛状、下敷き状、二つ折りにして用紙を挟むよう構成した厚手PP樹脂板等のシートセッター。
  4. 請求項1において、図16、17に記載した二つ折りにして用紙を挟むよう構成した薄手PPシートホルダー。
  5. 請求項1において、パンチ穴のない用紙・シートにもたらして綴じ具の開閉なく着脱を可能にする着脱用切り込み穴を有する接着剤付き樹脂シート。
  6. 請求項1において、各種バインダーに対し、二つ折りにした一方には通常の、あるいは切り目付きパンチ穴を、他方にはパンチ穴位置に幅広の開口部をつくり、通常パンチ穴側を綴じ具にセットして該用紙群を挟むように保持して、綴じ具の開閉なしに用紙の差し替え、着脱を可能にし、かつ用紙の脱落を防止することを特徴とした二つ折りPP製等のシートセッター、及び該シートセッター機能をもたせた各種バインダー。
  7. 請求項1において、用紙パンチ穴に切り目を与えるために、支持軸にロータリーカッター刃、または通常カッター刃を等間隔に連続的にもたらし、用紙を挟んで上板を押さえると多数のパンチ穴に着脱用切り込みをもたらすよう構成にしたパンチ穴用紙の切り込み装置。
  8. 請求項6において、用紙のパンチ穴にあてがって刃先を誘導する位置決め用ガイド部材をもたらしたカッター刃、及びパンチ穴用紙の切り込み装置。
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