JP2011217571A - 電池パック用充電器 - Google Patents

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    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/0042Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries characterised by the mechanical construction
    • H02J7/0045Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries characterised by the mechanical construction concerning the insertion or the connection of the batteries

Abstract

【課題】埃等に起因するトラッキングの発生を阻止する。
【解決手段】充電可能な電池パック30を脱着自在にセットして充電するための充電器であって、電池パック30を脱着自在に装着する装着部2を有するケース1と、装着部2に表出して配設されて、電池パック30の外部端子33に接続される複数の接続端子3と、を備えており、複数の接続端子3は、互いに略平行に、略鉛直姿勢で複数列に配置されており、ケース1は、接続端子3同士の間に、該ケース1を貫通する端子貫通孔52を形成することができる。これにより、接続端子同士の間に埃やゴミ等の異物が入り込んでも、貫通孔を通じてケースの下に落下するため、接続端子同士の間に異物が滞在する事態を回避でき、トラッキング等の意図しない導通を回避できる利点が得られる。また、電池パック用充電器のデザインを穴あきとして、意匠的な面白さも得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動工具等の電気機器に脱着自在に装着されて電力を供給する電池パックを充電する電池パック用充電器に関する。
電動工具等の電気機器は、充電できる電池を内蔵している電池パックを脱着自在に装着することで、コードレス方式として建築現場等において便利に使用できる。また、電気機器から電池パックを取り外し式とすることで、取り外した電池パックを充電して繰り返し使用できる。内蔵する電池パックの残容量が少なくなった電池パックは、充電器にセットして充電される。このような電池パックを充電する充電器として、ケースの上面に電池パックを脱着自在に装着する装着部を有し、この装着部に充電端子を表出して設けてなる充電器が実用化されている。この充電器は、装着部に装着される電池パックの外部端子を充電端子に接続し、充電端子から充電電力を出力して電池パックを充電する(特許文献1参照)。
特開2008−236882号公報 特開2004−236450号公報
特許文献1に記載される充電器を図25に示す。この充電器は、電池パックを脱着自在に装着する装着部92に、複数の接続端子93を配列して設けている。複数の接続端子93は、互いに平行に配設してなる金属板で、両側に配置してなる正負の充電端子94と、これらの充電端子94の間に配置してなる複数の信号端子95とからなる。このような接続端子の並びに対して、電池パックを平行に装着して、接続端子を電池パックの対応する接続端子と接続し易くできる。
しかしながら、このように複数の接続端子を平行に離間させた配置構造では、接続端子同士の間に埃やゴミ等の異物が溜まり易くなるという問題がある。特に電動工具の電池パック用充電器においては、建築現場のような埃やゴミが多く存在する環境で使用されるため、特に埃が溜まり易くなる。充電端子間に溜まった異物は、湿気を帯びた場合に漏電してトラッキング現象を生じる可能性がある。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、埃等に起因するトラッキングの発生を回避し得る電池パック用充電器を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面に係る電池パック用充電器によれば、充電可能な電池パック30を脱着自在にセットして充電するための充電器であって、電池パック30を脱着自在に装着する装着部2を有するケース1と、前記装着部2に表出して配設されて、電池パック30の外部端子33に接続される複数の接続端子3と、を備えており、前記複数の接続端子3は、互いに略平行に、略鉛直姿勢で複数列に配置されており、前記ケース1は、前記接続端子3同士の間に、該ケース1を貫通する端子貫通孔52を形成することができる。これにより、接続端子同士の間に埃やゴミ等の異物が入り込んでも、貫通孔を通じてケースの下に落下するため、接続端子同士の間に異物が滞在する事態を回避でき、トラッキング等の意図しない導通を回避できる利点が得られる。また、電池パック用充電器のデザインを穴あきとして、意匠的な面白さも得られる。
また、第2の側面に係る電池パック用充電器によれば、前記装着部2に、電池パック30を案内する装着ガイド50を設けており、電池パック30に設けられたパックガイド60を装着ガイド50に案内することで、電池パック30を前記装着部2に装着するよう構成されており、前記装着部2が、前記ケース1の上面に断面凹状に形成されており、前記装着ガイド50が、前記装着部2の凹状を構成する内壁両側から突出するように形成されており、かつ前記装着部2に、前記装着ガイド50の外形に沿って、これよりも大きい開口面積の装着貫通孔51を形成しており、前記装着貫通孔51は、前記端子貫通孔52と貫通方向を略平行とすることができる。これにより、装着部に設けた装着貫通孔によって装着部に水が溜まって意図しない導通を生じる事態を回避できると共に、装着貫通孔と端子貫通孔とを同じ方向に貫通させることで、ケースの金型成型時の型抜き作業を容易にできる利点も得られる。
さらに、第3の側面に係る電池パック用充電器によれば、前記装着貫通孔51が、前記接続端子3の両側でこれを挟むように一対に形成されており、前記装着貫通孔51が、前記端子貫通孔52の少なくとも一部とオーバーラップするように位置させることができる。これにより、接続端子同士の間と、側面の両側に貫通孔を位置させて、両側で埃等の異物をケースから下方に落下させてトラッキング等を回避できる。
さらにまた、第4の側面に係る電池パック用充電器によれば、前記装着貫通孔51がスリット状に開口されており、前記装着貫通孔51の開口面積と重なるように前記装着ガイド50を配置できる。これにより、装着貫通孔を開口させつつ、これと重なるように装着ガイドを設けることができ、特に金型成型時に有利となり製造を容易にできる利点が得られる。
さらにまた、第5の側面に係る電池パック用充電器によれば、前記装着貫通孔51の大きさを一定に維持しつつ、前記装着ガイド50の大きさを、電池パック用充電器の電気仕様に応じて調整すると共に、該電池パック用充電器と対応する電池パック30のパックガイド60の形状を、前記装着ガイド50に応じて形成してなり、電池パック用充電器と対応する電気仕様の電池パック30を前記装着部2に装着可能とする一方、他の電気仕様の電池パック30’を前記装着ガイド50及びパックガイド60の形状不一致によって挿入不可能に構成できる。これにより、装着ガイドの大きさによって、装着部に装着可能な電池パックを構造的に選別でき、電池パックの充電電圧等、電池パックと電池パック用充電器の電気仕様が正しい組み合わせの場合に装着可能としつつ、電気仕様が合致しない電池パックは装着ガイドに物理的に装着不可能として、装着間違いを回避して安全に充電できる利点が得られる。その一方で、装着ガイド以外の構成は共通化することで、異なる電気仕様の電池パック用充電器の製造する際の各部材を共通化し、製造コストを削減できる。
さらにまた、第6の側面に係る電池パック用充電器によれば、パックガイド60に設けられたパック区別リブ62の位置に応じて、前記装着ガイド50の長さを調整し、該電池パック用充電器と電気仕様が対応する電池パック30を装着した際、前記装着ガイド50の一端がパック区画リブと当接して該電池パック30を前記装着部2に装着可能とする一方、電気仕様が対応しない電池パック30’の装着を、前記装着ガイド50の一端とパック区別リブ62の干渉によって前記ガイド部にパックガイド60を挿入不可能に構成できる。これにより、装着ガイドの長さ及びパック区別リブを設ける位置によって、装着部に装着可能な電池パックを構造的に選別でき、電池パックの充電電圧等、電池パックと電池パック用充電器の電気仕様が正しい組み合わせの場合に装着可能としつつ、電気仕様が合致しない電池パックは装着ガイドに物理的に装着不可能として、装着間違いを回避して安全に充電できる利点が得られる。その一方で、ケースの装着ガイド以外の構成は共通化することで、異なる電気仕様の電池パック用充電器の製造する際の各部材を共通化し、製造コストを削減できる。
さらにまた、第7の側面に係る電池パック用充電器によれば、前記ケース1が上ケース1Aと下ケース1Bで構成されており、前記下ケース1Bに前記装着ガイド50を形成できる。これにより、下ケースのみを仕様毎に変更しつつ、上ケースは共通化できるので、異なる仕様の電池パック用充電器の製造する際の製造コストを削減できる。
さらにまた、第8の側面に係る電池パック用充電器によれば、前記下ケース1Bが、該下ケース1Bを成型する成型金型を入れ子状とし、かつ該入れ子金型を交換することによって、異なる長さの装着ガイド50を形成可能に構成できる。これにより、入れ子金型の入れ換えのみによって、異なる長さの装着ガイドを成型でき、製造コストを抑えつつ種々の形状の下ケースを用意できる利点が得られる。
さらにまた、第9の側面に係る電池パック用充電器によれば、さらに前記ケース1の内部に固定される、電池パック30の充電回路20を実装した回路基板14を備えており、前記ケース1は、前記回路基板14を固定するための基板固定リブ16を形成しており、前記回路基板14は、前記基板固定リブ16と対応する位置に、これを挿入する基板スリット14bを形成しており、かつ前記回路基板14は、ここに実装される充電回路20の電気仕様と対応する電池パック30を前記装着部2に装着するよう、該電池パック30と対応する大きさの装着ガイド50を設けたケース1の基板固定リブ16と固定できるように、前記基板固定リブ16及び基板スリット14bの位置が設定されており、前記装着ガイド50と対応する電池パック30の電気仕様の充電回路20を実装した回路基板14をケース1に固定可能とする一方、他の電池パック30’の電気仕様と対応する回路基板14’は該ケース1’に固定不可能に構成できる。これにより、基板固定リブ及び基板スリットを設ける位置によって、ケースと回路基板との組み合わせの適否を判定できるので、組み立て時に誤って部材を取り違えるおそれを回避でき、信頼性を高めることができる。
さらにまた、第10の側面に係る電池パック用充電器によれば、前記ケース1が、該ケース1を成型する成型金型を入れ子状とし、かつ該入れ子金型を交換することによって、前記基板固定リブ16を異なる位置に形成可能に構成できる。これにより、入れ子金型の入れ換えのみによって、異なる位置に基板固定リブを成型でき、製造コストを抑えつつ種々の形状のケースを用意できる利点が得られる。
さらにまた、第11の側面に係る電池パック用充電器によれば、前記接続端子3が端子ホルダ8に固定されており、前記端子ホルダ8を、前記ケース1にフローティング構造で連結することができる。これにより、端子ホルダがケースに完全に固定されるのでなく、若干動かせるため、寸法誤差の吸収等が実現でき、電池パック装着時に接続端子が電池パックの外部端子に応じて動くことにより確実に装着できる。
さらにまた、第12の側面に係る電池パック用充電器によれば、前記ケース1がボス18を設けており、前記端子ホルダ8が前記ボス18と対応する位置に、該ボス18の外径よりも大きく開口された挿入口8bを形成しており、前記ボス18を挿入口8bに挿入し、可撓性を有するワッシャを介して締結することによりフローティング構造を実現できる。これにより、簡単な構造で接続端子のフローティング構造を実現できる。
さらにまた、第13の側面に係る電池パック用充電器によれば、前記複数の接続端子3が、互いに平行な姿勢で配置してなる板状で、前記装着部2の底面2Aに垂直な姿勢であって、前記電池パック30の装着方向に延びる姿勢とすることができる。これにより、電池パックの装着動作に従い、複数枚の接続端子を電池パックの外部端子と各々スムーズに接続できる。
さらにまた、第14の側面に係る電池パック用充電器によれば、前記複数の接続端子3は、両側に配置してなる正負の充電端子4と、これらの充電端子4の間に配置してなる非充電端子5とを備えることができる。これにより、端部に配置した充電端子のトラッキング等を効果的に阻止できる。
さらにまた、第15の側面に係る電池パック用充電器によれば、電気仕様を、電池パック30に含まれる充電可能な二次電池39の数とすることができる。これにより、電池パックの使用数に基づいて正確にこれらを区別できる。
本発明の一実施の形態に係る電池パック用充電器を示す斜視図である。 図1の電池パック用充電器を背面から見た斜視図である。 図1の電池パック用充電器の分解斜視図である。 図3の下ケースを示す斜視図である。 下ケースの平面図である。 図3の上ケースを示す斜視図である。 図6の上ケースに端子ホルダを装着する状態を示す分解斜視図である。 図1の電池パック用充電器に電池パックを装着した状態を示す斜視図である。 図8の電池パック用充電器から電池パックを外した状態を示す斜視図である。 図9を別の角度から示した斜視図である。 電気仕様の異なる電池パックを専用の電池パック用充電器に装着する様子を示す斜視図である。 図9の電池パックの斜視図である。 図12の電池パックを背面から見た斜視図である。 図1の電池パック用充電器の平面図である。 図1の電池パック用充電器の底面図である。 図14の電池パック用充電器のXVI−XVI線における横断面図である。 図14の電池パック用充電器のXVII−XVII線における縦断面図である。 図17の電池パック用充電器から電池パックを外した状態を示す縦断面図である。 装着ガイドの長さとパック区別リブの関係の一例を示す背面から見た一部水平断面斜視図である。 図8のXX−XX線における横断面図である。 装着ガイドの長さとパック区別リブの関係の他の例を示す一部水平断面斜視図である。 基板固定リブと基板スリットの位置関係の一例を示す背面から見た斜視図である。 基板固定リブと基板スリットの位置関係の他の例を示す斜視図である。 本発明の一実施例にかかる充電器に電池パックを接続した状態を示す回路図である。 従来の充電器の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための電池パック用充電器を例示するものであって、本発明は電池パック用充電器を以下のものに特定しない。なお、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部材の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。また、一部の実施例、実施形態において説明された内容は、他の実施例、実施形態等に利用可能なものもある。
図1〜図24に、本発明の一実施の形態に係る電池パック用充電器を示す。これらの図において、図1は電池パック用充電器100を示す斜視図、図2は図1の電池パック用充電器100を背面から見た斜視図、図3は図1の電池パック用充電器100の分解斜視図、図4は図3の下ケース1Bを示す斜視図、図5は下ケース1Bの平面図、図6は図3の上ケース1Aを示す斜視図、図7は図6の上ケース1Aに端子ホルダ8を装着する状態を示す分解斜視図、図8は図1の電池パック用充電器100に電池パック30を装着した状態を示す斜視図、図9は図8の電池パック用充電器100から電池パックを外した状態を示す斜視図、図10は図9を別の角度から示した斜視図、図11は電気仕様の異なる電池パック30’を専用の電池パック用充電器100’に装着する様子を示す斜視図、図12は図9の電池パック30の斜視図、図13は図12の電池パック30を背面から見た斜視図、図14は図1の電池パック用充電器100の平面図、図15は図1の電池パック用充電器100の底面図、図16は図14の電池パック用充電器100のXVI−XVI線における横断面図、図17は図14の電池パック用充電器100のXVII−XVII線における縦断面図、図18は図17の電池パック用充電器100から電池パック30を外した状態を示す縦断面図、図19は装着ガイド50の長さとパック区別リブ62の関係の一例を示す背面から見た一部水平断面斜視図、図20は図8のXX−XX線における横断面図、図21は装着ガイド50の長さとパック区別リブ62の関係の他の例を示す背面から見た一部水平断面斜視図、図22は基板固定リブ16と基板スリット14bの位置関係の一例を示す斜視図、図23は基板固定リブ16と基板スリット14bの位置関係の他の例を示す斜視図、図24は電池パック用充電器100に電池パック30を接続した状態を示す回路図を、それぞれ示している。この例では、電池パック30として電動工具用の電池パックを適用した例を説明する。これらの図に示す電池パック用充電器100は、充電可能な二次電池39を収納している電池パック30を脱着自在に装着できる装着部2を有するケース1と、装着部2に表出して配置されて、電池パック30の外部端子33に接続される複数の接続端子3とを備えている。さらに電池パック用充電器100は、装着部2に装着される電池パック30を充電するための充電回路20を実装した回路基板14をケース1に内蔵している。
(ケース1)
ケース1は図1、図2に示すように外形を箱形とし、幅よりも厚さの薄い薄型に形成している。ケース1の上面から前面にかけて、断面視凹状に切り欠いた装着部2を設け、ここに図8〜図10に示すように電池パック30を装着する。ケース1は図3〜図7の分解斜視図に示すように、上ケース1Aと下ケース1Bとに二分割されている。ケース1内部には、充電回路20を実装した回路基板14が固定される。さらに接続端子3を設けた端子ホルダ8が装着される。端子ホルダ8は、上ケース1Aに開口された連結開口部2Bから突出する姿勢に、上ケース1Aに装着される。この端子ホルダ8は、図6及び図7に示すように、上ケース1Aにフローティング構造により装着される。
ケース1は、絶縁性と強度に優れたABS樹脂等の樹脂材料で構成される。ケース1内部には、図3に示すように回路基板14が固定される。回路基板14は、電池パック30の充電回路20が実装されている。また回路基板14にはLED等の表示灯7を実装している。表示灯7は、上ケース1Aに開口された表示窓7Hから外部に表出される。この表示灯7の点灯パターンや点灯色の変化、組み合わせによって、充電状態を表示したり、あるいは何らかの異常発生をユーザに告知することもできる。なお表示窓を開口させることなく、上ケースの内部に表示灯を配置し、表示灯の点灯を上ケースを透過させて外部に表出させることもできる。この場合は、表示窓からの浸水やゴミ等異物の侵入を回避できる。
また上ケース1Aには表示領域11を備えており、必要な情報を表示させる。この表示領域11は、単なるシールや刻印等の固定表示の他、液晶や7セグメント表示器等によって表示内容を可変させてもよい。さらにケース1の背面からは、電源コード12が突出するように設けられる。
(装着部2)
装着部2は、底面2Aの両側に側壁6を有する凹状又は溝型の形状としている。凹状の装着部2は、電池パック30を溝に沿ってスライドさせて脱着する構造としている。換言すると、電池パック用充電器100の長手方向に沿って電池パック30をスライドさせて装着するようスライド機構を設けている。スライド機構は、図8〜図11、図20の例では、装着部2の側壁6に設けられた装着ガイド50と、電池パック30の対応する側面に設けられたパックガイド60によって実現される。
この装着部2は、電池パック30を底面2Aに沿ってスライド機構でスライドさせると共に、両側の側壁6に沿ってスライドさせて定位置に案内する。したがって、一対の側壁6の間隔は、電池パック30の幅とほぼ等しく、あるいはやや大きくして、電池パック30を装着部2の側壁6に沿ってスライドできるようにしている。図1のケース1は、電池パック30の挿入方向に向かって、一対の側壁6の間隔を次第に狭くしている。この構造は、電池パック30を装着部2にセットするときに、電池パック30の挿入側をスムーズに装着部2の溝内に案内しながら、装着部2に深く挿入される電池パック30を確実に定位置で停止できる。
なお、図の例では装着部2の底面2Aを平面状としているが、傾斜面とすることもできる。例えば装着部の底面を、電池パックの装着方向に向かって下り勾配に傾斜させることで、電池パックにかかる重力の傾斜面に沿う分力が、電池パックを下向きにスライドさせる方向に作用させて、重い電池パックでも容易に装着部の定位置に安定して装着できる。
(電池パック30)
電池パック30の外形を、図12、図13に示す。この電池パック30は、電極端子と接続するための外部電極を表出させると共に、電池パック用充電器100の装着部2に装着した状態で、装着状態に維持するための保持凸部37を備える。
(保持凸部37)
保持凸部37は、上面に操作部を有すると共に、下面に電池パック30の装着時の進行方向に面して傾斜させた傾斜面と、傾斜面から連続して形成された垂直面とを有する係止フック37bを設けている。この係止フック37bは操作部と一体成型されている。また装着部2には、この係止フック37bと対応する位置に保持凹部17を形成している。この保持凹部17も、傾斜面と一致する凹部傾斜面と、水直面と一致する凹部垂直面とを有している。
図17及び図18に示すように、係止フック37bはコイルスプリング等の弾性部材で下方に突出するよう付勢されている。この電池パック30は、装着部2に装着する際は、電池パック30をスライドさせる進行方向に沿って傾斜部が押圧されて収縮され、電池パック30の進行を許容する。電池パック30が所定位置まで進行されると、この位置に対応して形成された保持凹部17に係止フック37bが収納され、かつ弾性部材で係止フック37bが押圧されて、垂直面が凹部垂直面と当接し係止状態となる。この状態では、電池パック30を装着部2から引き抜く方向に力が働いても、垂直面が凹部垂直面と当接することによって係止状態が維持され、電池パック30のスライドが妨げられる。そしてユーザが電池パック30を電池パック用充電器100から取り外す際には、保持凸部37の操作部を手で押し上げるように操作することで、係止フック37bと保持凹部17との係止状態が解除されて、電池パック30のスライドが許容され、取り外し可能な状態となる。電池パック30は、側面に設けたパックガイド60に装着ガイド50を挿入してスライドさせ、装着部2の奥まで押し込んだ状態で、電池パック30の外部端子33が電池パック用充電器100の接続端子3と接触され、さらに保持凸部37を保持凹部17に係止させて、電池パック用充電器100に装着される。
(装着ガイド50)
電池パック30を装着部2の底面2Aに沿って正しい姿勢でスライドさせるために、ケース1の対向する側壁6には、装着ガイド50として、内面から突出するガイド凸部を突出させている。また、電池パック30のケーシング31の両側面には、パックガイド60として、このガイド凸部を案内するガイド溝を設けている。ガイド溝は、図20の横断面図に示すように、ガイド凸部を挿入できる凹状に形成される。ガイド凸部は、電池パック30を装着部2に装着するときに、電池パック30の両側面に設けたガイド溝に案内して、電池パック30を正しい姿勢で装着部2に案内できる。ガイド凸部は、電池パック30が挿入される側に位置して、側壁6に一体成形して設けることができる。ガイド凸部は、電池パック30の装着方向に延長して設けて、装着部2に装着される電池パック30をガイド凸部に沿ってスライドさせて、電池パック30の外部端子33を装着部2の接続端子3に正しい姿勢で接触できる。
なお上述の例では、装着部2側にガイド凸部を設け、電池パック30側にガイド溝を設けた例を説明したが、この構成に限られるものでなく、例えば電池パック側にガイド凸部を、装着部側にガイド溝を、それぞれ設けてもよい。
(接続端子3)
さらに装着部2は、電池パック30の外部端子33に接続される複数の接続端子3を表出させるように設けている。これらの接続端子3は、装着部2にセットされる電池パック30の外部端子33に接続されて、図24の回路図に示すように電池パック30に充電電力を供給し、あるいは、種々の信号を送受信する。図1の装着部2は、底面2Aの中央部に位置して、底面2Aから突出する複数の接続端子3を配設している。複数の接続端子3は、一列に横並びに配置している。
図1に示す接続端子3は、板状の金属板10で、ほぼ同じ外形として互いに平行な姿勢で配列している。板状の接続端子3は、装着部2の底面2Aに垂直な姿勢であって、電池パック30の挿入方向に沿う姿勢で配置している。特に鉛直姿勢で複数列に端子ホルダ8上に固定された接続端子3を、電池パック30の装着方向に延長させた姿勢に保持することで、電池パック30の装着動作により、複数枚の接続端子3を電池パック30の外部端子33と各々スムーズに接触させるように接続でき、好ましい。
金属板10である接続端子3は、ニッケル板、銅板、銅合金板等の優れた導電性を有する金属で製作される。ただ、接続端子は必ずしも板状には特定しない。接続端子は、装着部の内側に表出して、ここに装着される電池パックの外部端子に接続される種々の形状とすることができる。
複数の接続端子3は、正負の充電端子4を両側に配置し、これらの充電端子4の間に非充電端子5を配置している。充電端子4は、電池パック30に内蔵する二次電池39を充電するための正負の高電圧端子である。また非充電端子5は、電池パック30との間で電池情報を伝達する信号端子である。図3、図4等に示す電池パック用充電器100は、4個の接続端子3を1列に横並びに配列している。4個の接続端子3は、両側に配設している一対の充電端子4と、これらの充電端子4の間に配設してなる2個の信号端子である非充電端子5とからなる。ただ、非充電端子は、必ずしも2個とする必要はなく、1個又は3個以上とすることもできる。
さらに、複数の接続端子3は、充電端子4の間に配置される非充電端子5を、両側の充電端子4よりも突出して配設してもよい。この構造により、複数の接続端子3の上面に金属異物が接触する状態において、非充電端子5が金属異物の中央部に優先的に接触して、その両端部が両側の充電端子4に接触するのを阻止できる。
(端子貫通孔52)
またケース1の接続端子3同士の間には、図14〜図15に示すように端子貫通孔52を形成している。この端子貫通孔52は、図16の横断面図に示すように、ケース1を鉛直方向に、直線状に貫通する。これにより、接続端子3同士の間に埃やゴミ等の異物が入り込んだとしても、接続端子3の間に留まることなく貫通孔を通じてケース1の下に落下させることができる。この結果、接続端子3同士の間に滞在した異物によって、トラッキング等の意図しない導通が生じる事態を有効に回避できる。また、充電器のデザインを穴あきとして、意匠的な面白さも得られる。端子貫通孔52は、図14〜図15に示すように、各接続端子3の間に形成されており、4枚の接続端子3を使用する場合は、3つの端子貫通孔52が開口される。また図2、図15の例では、下ケースの下面に、これら端子貫通孔52をすべて包含するように、端子貫通孔よりも大きな統合貫通孔53を開口している。このように、各端子貫通孔52の出口側を纏めて大きめの統合貫通孔53に連通させることで、出口部分で異物が詰まることなくスムーズに排出できると共に、複数の貫通孔を隣接して開口させることによる機械的強度の問題を回避し、構造を簡素化して機械的強度を高め、かつ製造コストも低減できる。
(端子ホルダ8)
この接続端子3は、図3、図4等に示すように、端子ホルダ8に固定される。これらの図に示す接続端子3は、金属板10をインサートして端子ホルダ8の定位置に配置される。端子ホルダ8は、全体形状をL字状とし、折曲部分に金属板10をインサート成型により固定してプラスチックで一体成形している。金属板10がインサート成形された端子ホルダ8を、装着部2の底面2Aに開口した連結開口部2Bに固定して、上ケース1Aの装着部2の定位置に固定している。図3の例では、四角形状の金属板10の下端部(下辺)及び背面(右辺)を端子ホルダ8にインサートして、連続する2面で端子ホルダ8に固定している。このようにすることで、連続する2辺で金属板10を強固に固定すると共に、他の連続する2辺で電池パック30の外部端子33と確実に導通を得ることができる。ただ、この構成に限られるものでなく、例えば3辺をインサート成型で固定し、1辺(左辺)のみを露出させて、スライド機構により一方向から案内される電池パックの外部端子と電気接続させてもよい。図に示す金属板10は、背面から突出する接続部10Aを備えており、この接続部10Aに接続されたリード線13を介してケース1内に配置された回路基板14に接続している。
(端子ホルダ8のフローティング構造)
この端子ホルダ8は、ケース1にフローティング構造で連結されている。フローティング構造の例としては、図6、図7等に示すように、上ケース1Aにボス18を設け、一方端子ホルダ8にはボス18と対応する位置に、このボス18の外径よりも大きく挿入口8bを開口する。このボス18を挿入口8bに挿入し、端子ホルダ8を上ケース1Aと下ケース1Bとの間に遊嵌している。これにより、端子ホルダ8がケース1に完全に固定されず、若干動かせるため、電池パック装着時に接続端子3を電池パック30の外部端子33に応じて動かせ、芯合わせをする等、確実に装着し導通を得ることができる。また寸法誤差の吸収も可能となり、遊びを利用した歩留まりと信頼性に優れた電池パックの連結構造が実現される。また必要に応じて、ボス18に筒状のゴム製等の可撓性を有するワッシャを挿入した状態で、挿入口8bを挿入して、弾性力をもって端子ホルダ8を保持することもできる。
なお、上記の例では端子ホルダ8に接続端子3を固定し、端子ホルダ8を上ケース1Aに装着する構造を説明したが、この構造に限られず、例えば端子ホルダを下ケースに装着したり、あるいは接続端子を上ケースに直接装着する構成としてもよいことはいうまでもない。
(装着貫通孔51)
さらに装着部2には、端子貫通孔52に加え、装着ガイド50の外形に沿って装着貫通孔51を開口させている。この装着貫通孔51は、図14、図16、図5に示すように、装着ガイド50よりも一回り大きく開口させている。換言すると、装着貫通孔51の開口面積の内部に装着ガイド50が位置する。これにより、下ケース1Bをそれぞれ金型成型する際、装着ガイド50部分を形成する金型を、装着貫通孔51の方向に型抜きして脱型できる。このため装着ガイド50を形成する金型を入れ子状に分割し、簡単な金型で装着ガイド50を各ケースと一体的に成形することができる。さらに下ケース1Bについては、入れ子状の金型を変更するのみで、異なる大きさの装着ガイド50を形成できる利点も得られる。
装着貫通孔51は、スリット状に開口されており、接続端子3の両側でこれを挟むように一対に形成される。また装着貫通孔51は、好ましくは端子貫通孔52の少なくとも一部とオーバーラップするように位置されている。これにより、接続端子3同士の間に設けた端子貫通孔52と合わせて、側面の両側に開口した装着貫通孔51で、各接続端子3の両側で埃等の異物の滞留を排除し、貫通孔を介してケース1から下方に落下させてトラッキング等を回避できる。
さらに装着貫通孔51は、図16の横断面図に示すように、端子貫通孔52と貫通方向を略平行としている。これにより、装着部2に設けた装着貫通孔51によって装着部2に水が溜まって意図しない導通を生じる事態を回避できると共に、装着貫通孔51と端子貫通孔52とを同じ方向に貫通させることで、ケースの金型成型時の型抜き作業を容易にできる利点も得られる。
(電池パック使用時判定構造)
さらに、このようにして形成された装着貫通孔51は、装着ガイド50よりも大きくする必要はあるものの、装着ガイド50を小さくすることについては金型成型上差し支えない。これを利用し、電池パック用充電器に、電池パックの適否を判定する電池パック使用時判定構造を付加できる。具体的には、装着ガイドの大きさを電池パックの電気仕様に応じて変更することで、電気仕様の合致しない電池パックを電池パック用充電器に装着することを物理的に阻止し、使用時の取り違えをなくして安全性を高めることができる。なお電気仕様とは、電池パック用充電器で電池パックを正しく充電するための仕様であり、例えば電池パックの定格電圧や定格充電電流である。
ここでは、装着貫通孔51の大きさを一定に維持しつつ、装着ガイドの大きさを変更している。これにより、上ケース1Aを共通とし、装着ガイド50を形成する下ケース1Bのみを電気仕様毎に変更して、他品種の電池パック用充電器の生産性を高めることができる。このような構造を、図19及び図21等に基づいて説明する。この例では、装着ガイド50の長さを変更し、さらにこれに対応させてパックガイド60に設けるパック区別リブ62の位置を変更している。これらの図において、図19は図8〜図10の用充電器100及び電池パック30に、図21は図11の電池パック用充電器100’及び電池パック30’に、それぞれ対応している。
(パック区別リブ62)
図19の電池パック用充電器100は、図20の横断面図に示すように、装着ガイド50を電池パック30のパックガイド60に挿入して、電池パック30を装着できる。ここで、装着ガイド50の一端を当接させるように、電池パック30のパックガイド60の中間には、パック区別リブ62を設けている。パック区別リブ62は、装着ガイド50の挿入を妨げるよう、パックガイド60の延長方向と交差し、これを閉塞するように設けられる。またパック区別リブ62は、該位置でパックガイド60を完全に閉塞するよう板状に、パックガイド60に一体成型で固定される。一方、電池パック用充電器100側の装着ガイド50には、このパック区別リブ62を設けた位置と対応するように、その長さを調整している。装着ガイド50の長さとパック区別リブ62の位置とは、装着ガイド50の先端がパック区別リブ62に当接した状態、すなわちこれ以上装着部2に電池パック30をスライドできない位置まで押し込んだ状態で、電池パック30の外部端子33が電池パック用充電器100の接続端子3と接触され、さらに電池パック30に設けた保持凸部37を装着部2の保持凹部17に係止させた、電池パック30の装着状態となる位置に設けられる。
この装着ガイド50の長さとパック区別リブ62は、対応する電池パック用充電器と電池パックの電気仕様が正しい組み合わせでのみ挿入できるよう構成される。言い換えると、電池パック用充電器と電池パックの組み合わせが電気仕様として正しくない場合は、物理的に装着ガイド50の端部とパック区別リブ62が干渉して、電池パックをスライドさせて装着部に装着できないようにする。これによって、電池パックと電池パック用充電器の取り違えを回避し、誤った充電を防止でき、安全性を確保できる。例えば図19に示す電池パック30は、二次電池39を4本直列に接続して内蔵しており、この電池パック30の充電に適した充電回路20を備える電池パック用充電器100と装着できるように、装着ガイド50の長さを左右で変化させており、またこれに応じて電池パック30の左右に設けたパック区別リブ62の位置を変更している。具体的には、電池パック用充電器100側で装着ガイド50の長さを、図において左側で長くし、右側で短く形成している。また電池パック30側では、左側のパックガイド60でパック区別リブ62を奥側に位置させ、右側のパックガイド60ではこれよりも手前側に位置させている。各パック区別リブ62は、図20に示すようにバックガイドに挿入される装着ガイド50の、先端部分が各々当接するように構成される。
一方、図21に示す他の電池パック用充電器100’と電池パック30’の組み合わせでは、異なる長さの装着ガイド50と異なる位置のパック区別リブ62’を採用している。この電池パック30’は、二次電池39を5本直列接続して内蔵しており、電池パック用充電器100’はこれに応じた充電回路20を内蔵している。ここでは、電池パック用充電器100’側で装着ガイド50の長さを、図において左側で短くし、右側で長く形成している。一方の電池パック30’側では、左側のパックガイド60でパック区別リブ62’を手前側に位置させ、右側のパックガイド60では奥側に位置させている。この組み合わせによって、図21の電池パック30’は電池パック用充電器100’と装着できる。ただ、図21の電池パック30’は図19の電池パック用充電器100には装着することができない。また図19の電池パック30を図21の電池パック用充電器100’に装着することもできない。それぞれ、スライド機構を構成する装着ガイドの長さとパック区別リブの位置が対応しないため、物理的に定位置まで電池パックをスライドできないからである。これにより、ユーザが図19と図21の電池パック30、30’を混在して使用する場合でも、電気仕様の合致した正しい組み合わせの電池パック用充電器とだけ装着できるようにし(図8〜図10、図11)、合致しない組み合わせの場合は物理的な装着を不可能として、使用時の取り違えを回避でき安全に使用できる。また、上記は一例であって、3種類以上の電池パックが混在する場合でも、異なるパターンの装着ガイド長さとパック区別リブ位置の組み合わせによって、誤装着を回避できる。また長さの異なる装着ガイドを形成するために、下ケース1Bを金型形成する際、装着貫通孔51を利用した入れ子状金型のみを変更することで、他の金型を共通化でき、製造コストを低減できる利点も得られる。
(電池パック組立時判定構造)
このようにして、電池パック用充電器使用時において、異なる電気仕様の電池パックの誤挿入の防止を図っている。一方で、電池パック用充電器の製造時の部材の取り違えを図る電池パック組立時判定構造も付加できる。具体的には、電池パック用充電器が備える電池パックの充電回路が、電池パック使用時判定構造で規定した組み合わせと合致するように、電気仕様の合致する電池パックの充電回路を実装した回路基板のみがケースの内部に固定されるような構造とする。
(基板固定リブ16)
この様子を、図22、図23に基づいて説明する。回路基板14は、全体形状を略U字状に形成し、U字状の窪み部分に基板ホルダが位置するように下ケース1Bに固定される。このため下ケース1Bには基板ホルダを案内するためのホルダリブ15を設けている。
この下ケース1Bは、回路基板14を下ケース1Bの所定位置に固定するための位置決めとして、下ケース1Bには回路基板14を固定するための基板固定リブ16を形成している。図の例では、ホルダリブ15の一部に基板固定リブ16が設けられる。また回路基板14には、この基板固定リブ16と対応する位置に、これを挿入するための基板スリット14bを形成している。これによって、回路基板14を下ケース1Bの所定位置に正確に位置決めできると共に、基板固定リブ16と基板スリット14bの位置の組み合わせによって、電気仕様の一致しない回路基板14を下ケース1Bに組み込むことを回避できる。すなわち図22と図23とでは、基板固定リブ16と基板スリット14bの位置が異なっている。
これらの図において、図22の例は、図19及び図8〜図10の電池パック用充電器100及び電池パック30に対応しており、一方図23の例は、図21及び図11の電池パック用充電器100’及び電池パック30’に対応している。よって、組立時においてこれらの取り違えを回避する必要がある。このため、各回路基板は、ここに実装される充電回路の電気仕様と対応する電池パックを装着部に装着するよう、この電池パックと対応する大きさの装着ガイドを設けたケースの基板固定リブと固定できるように、基板固定リブ及び基板スリットの位置が設定されている。具体的には、図22の例では、ホルダリブ15の中央に基板固定リブ16が設けられ、また回路基板14の基板スリット14bはこれに対応して窪み部分の中央に形成される。一方図23の例では、図においてホルダリブ15の左側に基板固定リブ16’が設けられ、回路基板14’の基板スリット14b’は窪み部分の左側に形成されている。この構造によって、図22の回路基板14を図23の下ケース1B’に組み込むことはできず、また図23の回路基板14’を図22の下ケース1Bに組み込むこともできない。この結果、装着ガイドと対応する電池パックの電気仕様と合致した充電回路を実装した回路基板は、下ケースに組み込み可能とする一方、電気仕様の合致しない回路基板は組み込み不可能となり、下ケースと回路基板との組み合わせの適否を組立時に容易に判定できる。これにより、組み立て時に誤って部材を取り違えるおそれを回避でき、歩留まり向上と信頼性向上に寄与できる。
(充電回路20)
両側に配置される正負の充電端子4は、装着部2にセットされる電池パック30の正負の充放電端子34に接続されて、電池パック30に充電電力を供給する。正極側の充電端子4は、図24の回路図に示すように、充電回路20に接続されており、電池パック30に電力を供給して内蔵される二次電池39を充電する。図の電池パック用充電器100は、商用電源(図示せず)から供給される交流電源を整流回路22で直流に変換し、この直流の電圧を充電回路20で充電用の電圧に変換して充電端子4から出力する。この充電回路20は、例えば、整流回路22の出力側と正極側の充電端子4との間に接続しているスイッチング素子(図示せず)をON/OFFに制御するデューティを変化させて、電池パック30の充電に最適な充電電圧と充電電流に調整する。
一対の充電端子4の間に配置される非充電端子5は、信号端子である。図に示す接続端子3は2個の信号端子を備えている。これらの信号端子は、電池パック30に内蔵される二次電池39の異常信号が入力される異常信号端子と、電池パック30に内蔵される二次電池39の温度信号が入力される温度信号端子としている。また、これらの端子を、電池パック30に内蔵される二次電池39の識別信号が入力される識別信号端子として利用することもできるし、あるいは別途端子を設けることもできる。ただ、信号端子は、これら以外の信号、例えば、電池の充電状態や、電池の種々の情報を伝達する信号端子とすることもできる。
制御回路21は、異常信号端子に異常信号が入力されると、電池パック30の異常と判定して、充電回路20をオフに切り換えて充電を停止する。さらに、制御回路21は、温度信号端子に入力される温度信号から、電池パック30に内蔵される二次電池39の温度を検出する。この制御回路21は、電池温度が最高温度よりも高くなると、充電電流を遮断して充電を中断し、あるいは充電電流を少なくして、電池温度を低下させる。電池温度が設定温度よりも低くなると、正常な充電電流で充電する。
さらに、制御回路21は、識別信号端子から入力される電池の識別信号から電池パック30を充電する最適な電圧と電流値を判別して充電端子4から出力する充電電圧と充電電流を変更することもできる。この電池パック用充電器100は、電池パック30が装着されると、電池パック30の制御部40から出力される電池の識別信号を制御回路21で受信し、制御回路21が、入力された電池の識別信号から電池パック30のタイプを判別して、この電池パック30を充電するのに最適な電圧と電流値となるように充電回路20を制御する。この電池パック用充電器100は、電池パック30を充電する充電電圧と充電電流を、電池パック30から入力される電池の識別信号から判別して最適な電圧に切り換えて充電するので、一つの電池パック用充電器で出力電圧の異なる複数種の電池パックを充電できる。ただ、電池パック用充電器は、必ずしも出力電圧を切り換える必要はなく、一定の出力電圧で電池パックを充電することもできる。
(二次電池39)
電池パック30は、外形を箱形とし、内部に充電可能な二次電池39を内蔵している。この電池パック30は、電動工具等の電気機器に脱着自在に装着されて、これらの機器に電力を供給する。この電池パック30は、図17、図18の断面図に示すようにケーシング31内に複数本の二次電池39をほぼ平行姿勢で内蔵している。電池パック30に内蔵される二次電池39は、リチウムイオン電池である。ただ、二次電池は、ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池、ポリマー電池等の充電できる他の全ての電池とすることもできる。複数の二次電池は、複数本を直列に接続して出力電圧を高くし、また複数本を並列に接続して出力電流を大きくできる。二次電池39をリチウムイオン電池とする電池パック30は、例えば4本の電池を直列に接続して出力電圧を14.4Vとし、あるいは5本の電池を直列に接続して出力電圧を18Vとする。ただ電池パックは、内蔵する二次電池の本数や接続状態を特定しない。電池パックは、使用する電気機器の種類や用途に応じて内蔵する二次電池の本数と出力電圧を種々に設計できる。
さらに、図24と図12、図13の電池パック30は、電池パック用充電器100の装着部2に配置される複数の接続端子3が接続される複数の外部端子33を備えている。複数の外部端子33は、電池パック30を電池パック用充電器100の装着部2に装着する状態で、装着部2の底面2Aと対向する底面であるセット面32に配置している。図の電池パック30は、ケーシング31の底面に段差凹部36を設けており、電池パック用充電器100の装着部2に突出する固定凸部9をこの段差凹部36に案内して装着部2の定位置にセットされるようにしている。
さらに、図12、図13の電池パック30は、セット面32に複数列の縦溝38を平行に設けると共に、この縦溝38の内側に弾性接点である外部端子33を設けている。弾性接点である外部端子33は、縦溝38に挿入される板状の接続端子3を両側から弾性的に押圧する状態で挟着して電気接続する。図の外部端子33は、両側に配置される充放電端子34と、これらの充放電端子34の間に配置される信号端子35とを備えている。両側の充放電端子34は、電池パック用充電器100の充電端子4に接続され、中間の信号端子35は、電池パック用充電器100の信号端子である非充電端子5に接続される。複数の信号端子35は、電池パック30に内蔵される複数の二次電池39の情報を外部に伝達するための端子である。この信号端子35は、例えば電池パック30に内蔵される二次電池39の異常信号や温度信号、識別信号等を出力する識別信号端子とできる。
さらに、図24に示す電池パック30は、充電可能な二次電池39と直列に接続している充放電スイッチ41と、二次電池39の異常を検出して充放電スイッチ41をオフに制御する制御部40とを備える。充放電スイッチ41は、電池が満充電になるとオンからオフに切り換えられて、電池の過充電を防止する。また、充放電スイッチ41は、電池が完全に放電されるとオフに切り換えられて、電池の過放電を防止する。
制御部40は、二次電池39に流れる電流を検出し、また、電圧を検出して、電池の残容量を演算している。電池の電流を検出するために、電池と直列に接続している電流検出抵抗43を備える。この電流検出抵抗43の両端の電圧を検出して、電池に流れる充電電流と、放電電流を判別して検出する。さらに、制御部40は、二次電池39の過電流を検出し、又は二次電池39の温度が異常に高くなると充放電スイッチ41をオフに切り換えて電流を遮断する。さらに、制御部40は内蔵する二次電池39の異常を検出すると異常信号を信号端子35から外部に出力する。
さらに、図の電池パック30は、電池温度を検出する温度センサ42を備える。温度センサ42は、二次電池39に接近して熱結合状態で配設されるサーミスタである。温度センサは、二次電池39の温度で電気抵抗が変化して電池温度を検出する。制御部40は、温度センサ42で検出される電池温度が設定温度よりも高くなると、充放電スイッチ41をオフに切り換えて充電や放電を停止する。また、電池温度が異常に高くなったことを信号端子35から出力する。
本発明に係る電池パック用充電器は、電動工具等の電気機器用の充電器や、アシスト自転車、電動バイク、携帯電話等の携帯機器等を充電するための充電器として好適に利用できる。
100、100’…電池パック用充電器
1、1’…ケース;1A…上ケース;1B、1B’…下ケース
2…装着部;2A…底面;2B…連結開口部
3…接続端子
4…充電端子
5…非充電端子
6…側壁
7…表示灯;7H…表示窓
8…端子ホルダ;8b…挿入口
9…固定凸部
10…金属板;10A…接続部
11…表示領域
12…電源コード
13…リード線
14、14’…回路基板;14b、14b’…基板スリット
15…ホルダリブ
16、16’…基板固定リブ
17…保持凹部
18…ボス
20…充電回路
21…制御回路
22…整流回路
30、30’…電池パック
31…ケーシング
32…セット面
33…外部端子
34…充放電端子
35…信号端子
36…段差凹部
37…保持凸部;37b…係止フック
38…縦溝
39…二次電池
40…制御部
41…充放電スイッチ
42…温度センサ
43…電流検出抵抗
50…装着ガイド(ガイド凸部)
51…装着貫通孔
52…端子貫通孔
53…統合貫通孔
60…パックガイド(ガイド溝)
62、62’…パック区別リブ
92…装着部
93…接続端子
94…充電端子
95…信号端子

Claims (15)

  1. 充電可能な電池パック(30)を脱着自在にセットして充電するための充電器であって、
    電池パック(30)を脱着自在に装着する装着部(2)を有するケース(1)と、
    前記装着部(2)に表出して配設されて、電池パック(30)の外部端子(33)に接続される複数の接続端子(3)と、
    を備えており、
    前記複数の接続端子(3)は、互いに略平行に、略鉛直姿勢で複数列に配置されており、
    前記ケース(1)は、前記接続端子(3)同士の間に、該ケース(1)を貫通する端子貫通孔(52)を形成してなることを特徴とする電池パック用充電器。
  2. 請求項1に記載の電池パック用充電器であって、
    前記装着部(2)に、電池パック(30)を案内する装着ガイド(50)を設けており、
    電池パック(30)に設けられたパックガイド(60)を装着ガイド(50)に案内することで、電池パック(30)を前記装着部(2)に装着するよう構成されており、
    前記装着部(2)が、前記ケース(1)の上面に断面凹状に形成されており、
    前記装着ガイド(50)が、前記装着部(2)の凹状を構成する内壁両側から突出するように形成されており、
    かつ前記装着部(2)に、前記装着ガイド(50)の外形に沿って、これよりも大きい開口面積の装着貫通孔(51)を形成しており、
    前記装着貫通孔(51)は、前記端子貫通孔(52)と貫通方向を略平行としてなることを特徴とする電池パック用充電器。
  3. 請求項2に記載の電池パック用充電器であって、
    前記装着貫通孔(51)が、前記接続端子(3)の両側でこれを挟むように一対に形成されており、
    前記装着貫通孔(51)が、前記端子貫通孔(52)の少なくとも一部とオーバーラップするように位置されてなることを特徴とする電池パック用充電器。
  4. 請求項2又は3に記載の電池パック用充電器であって、
    前記装着貫通孔(51)がスリット状に開口されており、
    前記装着貫通孔(51)の開口面積と重なるように前記装着ガイド(50)が配置されてなることを特徴とする電池パック用充電器。
  5. 請求項2から4のいずれか一に記載の電池パック用充電器であって、
    前記装着貫通孔(51)の大きさを一定に維持しつつ、前記装着ガイド(50)の大きさを、電池パック用充電器の電気仕様に応じて調整すると共に、該電池パック用充電器と対応する電池パック(30)のパックガイド(60)の形状を、前記装着ガイド(50)に応じて形成してなり、
    電池パック用充電器と対応する電気仕様の電池パック(30)を前記装着部(2)に装着可能とする一方、他の電気仕様の電池パック(30')を前記装着ガイド(50)及びパックガイド(60)の形状不一致によって挿入不可能に構成してなることを特徴とする電池パック用充電器。
  6. 請求項5に記載の電池パック用充電器であって、
    パックガイド(60)に設けられたパック区別リブ(62)の位置に応じて、前記装着ガイド(50)の長さを調整し、
    該電池パック用充電器と電気仕様が対応する電池パック(30)を装着した際、前記装着ガイド(50)の一端がパック区画リブと当接して該電池パック(30)を前記装着部(2)に装着可能とする一方、電気仕様が対応しない電池パック(30')の装着を、前記装着ガイド(50)の一端とパック区別リブ(62)の干渉によって前記ガイド部にパックガイド(60)を挿入不可能に構成してなることを特徴とする電池パック用充電器。
  7. 請求項6に記載の電池パック用充電器であって、
    前記ケース(1)が上ケース(1A)と下ケース(1B)で構成されており、
    前記下ケース(1B)に前記装着ガイド(50)を形成してなることを特徴とする電池パック用充電器。
  8. 請求項7に記載の電池パック用充電器であって、
    前記下ケース(1B)が、該下ケース(1B)を成型する成型金型を入れ子状とし、かつ該入れ子金型を交換することによって、異なる長さの装着ガイド(50)を形成可能に構成してなることを特徴とする電池パック用充電器。
  9. 請求項5から8のいずれか一に記載の電池パック用充電器であって、さらに、
    前記ケース(1)の内部に固定される、電池パック(30)の充電回路(20)を実装した回路基板(14)を備えており、
    前記ケース(1)は、前記回路基板(14)を固定するための基板固定リブ(16)を形成しており、
    前記回路基板(14)は、前記基板固定リブ(16)と対応する位置に、これを挿入する基板スリット(14b)を形成しており、
    かつ前記回路基板(14)は、ここに実装される充電回路(20)の電気仕様と対応する電池パック(30)を前記装着部(2)に装着するよう、該電池パック(30)と対応する大きさの装着ガイド(50)を設けたケース(1)の基板固定リブ(16)と固定できるように、前記基板固定リブ(16)及び基板スリット(14b)の位置が設定されており、
    前記装着ガイド(50)と対応する電池パック(30)の電気仕様の充電回路(20)を実装した回路基板(14)をケース(1)に固定可能とする一方、他の電池パック(30')の電気仕様と対応する回路基板(14')は該ケース(1')に固定不可能に構成してなることを特徴とする電池パック用充電器。
  10. 請求項9に記載の電池パック用充電器であって、
    前記ケース(1)が、該ケース(1)を成型する成型金型を入れ子状とし、かつ該入れ子金型を交換することによって、前記基板固定リブ(16)を異なる位置に形成可能に構成してなることを特徴とする電池パック用充電器。
  11. 請求項1から10のいずれか一に記載の電池パック用充電器であって、
    前記接続端子(3)が端子ホルダ(8)に固定されており、
    前記端子ホルダ(8)が、前記ケース(1)にフローティング構造で連結されてなることを特徴とする電池パック用充電器。
  12. 請求項11に記載の電池パック用充電器であって、
    前記ケース(1)がボス(18)を設けており、
    前記端子ホルダ(8)が前記ボス(18)と対応する位置に、該ボス(18)の外径よりも大きく開口された挿入口(8b)を形成しており、
    前記ボス(18)を挿入口(8b)に挿入し、可撓性を有するワッシャを介して締結することによりフローティング構造を実現してなることを特徴とする電池パック用充電器。
  13. 請求項1から12のいずれか一に記載の電池パック用充電器であって、
    前記複数の接続端子(3)が、互いに平行な姿勢で配置してなる板状で、前記装着部(2)の底面(2A)に垂直な姿勢であって、前記電池パック(30)の装着方向に延びる姿勢としてなることを特徴とする電池パック用充電器。
  14. 請求項1から13のいずれか一に記載の電池パック用充電器であって、
    前記複数の接続端子(3)は、両側に配置してなる正負の充電端子(4)と、これらの充電端子(4)の間に配置してなる非充電端子(5)とを備えてなることを特徴とする電池パック用充電器。
  15. 請求項4から14のいずれか一に記載の電池パック用充電器であって、
    電気仕様が、電池パック(30)に含まれる充電可能な二次電池(39)の数であることを特徴とする電池パック用充電器。
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