JP2011217466A - 電動式駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータ端子と巻線端子とは、ネジで固定されているのでスペースが必要になると共にネジ締めのスペースが必要になる。振動、冷熱サイクル等により、ネジの緩みが生じて電気的接続の信頼性が低下する。制御装置を電動モータに組み付ける工程の後に、カバー組付け工程が必要で組立の作業性が低下する。部品点数の増加でコスト高となると共に装置が大型化するなどの問題があった。
【解決手段】電動モータと、電動モータの回転軸の軸線上に配置され電動モータを制御する制御装置とを備え、電動モータから制御装置に向かって回転軸の軸線方向と平行に伸延させたモータ端子と、モータ端子の伸延線上に設けられモータ端子に接続される制御装置出力端子とを有し、モータ端子は、制御装置と電動モータとの組み込み工程時に制御装置出力端子に圧入され圧接状態にして接続したものである。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば電動モータの回転力によって車両のステアリング装置に補助付勢する電動式パワーステアリング装置に使用する電動式駆動装置に関するものである。
従来、車両のハンドルに対して補助トルクを出力する電動モータと、この電動モータを駆動制御する制御装置とを備え、制御装置が電動モータに取り付けられている電動式パワーステアリング装置の駆動装置が知られている。(例えば、特許文献1参照)
この駆動装置は、制御装置が電動モータの回転軸の軸線上に配置され、電動モータに固定されている。
そして、制御装置から電動モータに向かって伸延した出力端子であるモータ端子は、端部が電動モータの径方向の外側方向に曲げられ、コの字状の接続部材の外側で電動モータの巻線端子にネジで固定されている。
ここで、モータ端子と巻線端子とは、電動モータの回転軸の軸線方向に重ねられ、電動モータの反出力側からネジで固定されて電気的に接続されている。
また、電動モータの巻線端子と制御装置のモータ端子とをネジで固定した後、カバーを接着剤で制御装置の回路ケースに接着固定している。
特開2007−62433号公報
上記特許文献1に記載の駆動装置では、モータ端子と巻線端子とを電気的に接続するネジが必要になる。
また、 接続部材の外側でモータ端子と巻線端子とを重ねるスペースが必要になるととも
に、ネジ締めのスペースが必要になる。
その結果、部品点数が増加してコストが高くなるとともに、装置が大型化するという問題点があった。
また、モータ端子と巻線端子とが、ネジで固定されて電気的に接続されているので、
自動車の使用環境での振動および冷熱サイクル等により、ネジの緩みが生じて電気的接続の信頼性が低下するという問題点があった。
また、 巻線端子とモータ端子との接続の後に、カバーを回路ケースに接着固定している
ので、制御装置を電動モータに組み付ける工程の後に、カバー組付けという制御装置の工程が残り、組立の作業性が低下するという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするものであって、モータ端子の端部と、出力端子の端部とが、同方向で、かつ、電動モータの軸線方向と平行に伸延するように形成されるとともに、電動モータに制御装置を組み付けると同時に、モータ端子と出力端子とが圧接により接合することで、装置が小型化するとともに、コストが低減し、組立の作業性と電気的接続の信頼性とが向上した電動式駆動装置を提供することを目的とするものである。
この発明に係る電動式駆動装置は、電動モータと、この電動モータの回転軸の軸線上に配置され前記電動モータを制御する制御装置とを備えた電動式駆動装置であって、
前記電動モータから前記制御装置に向かって前記回転軸の軸線方向と平行に伸延させたモータ端子と、このモータ端子の伸延線上に設けられ前記モータ端子に接続される制御装置出力端子とを有し、前記モータ端子は、前記制御装置と前記電動モータとの組み込み工程時に前記制御装置出力端子に圧入され、前記両端子を圧接状態にして電気的に接続したものである。
この発明の電動式駆動装置によれば、モータ端子の端部と、出力端子の端部とが、同方向で、かつ、電動モータの軸線方向と平行に伸延するように形成されるとともに、電動モータに制御装置を組み付けると同時に、モータ端子と出力端子とが圧接により接合することで、装置が小型化するとともに、コストが低減し、組立の作業性と電気的接続の信頼性とが向上する。
この発明の実施の形態1に係る電動式駆動装置が装着された電動式パワーステアリング装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る電動式駆動装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る電動式駆動装置の組立方法を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る電動式駆動装置の要部であるモータ端子と出力端子部分を示し、(a)は平面図、(b)は一部断面で示す側面図、(c)は正面図である。 この発明の実施の形態2に係る電動式駆動装置が装着された電動式パワーステアリング装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係る電動式駆動装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係る電動式駆動装置の組立前の各部を示した断面図である。 この発明の実施の形態2に係る電動式駆動装置の組立方法を示す断面図である。
以下、この発明の各実施の形態を図に基づいて説明する。
なお、各図間において、同一符号は同一又は相当部分を示す。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る電動式駆動装置が装着された電動式パワーステアリング装置を示す断面図、図2は、この発明の実施の形態1に係る電動式駆動装置を示す断面図である。
図において、この電動式駆動装置の3相ブラシレスモータである電動モータ1は、出力軸2と、この出力軸2に8極の磁極を有する永久磁石3が固定された回転子4と、この回転子4の周囲に設けられた固定子5と、出力軸2の反出力側の軸端部10に配設され、回転子4の永久磁石3の磁極位置に対応して2極に着磁されたセンサ用永久磁石6とを備えている。
上記固定子5は、永久磁石3の外周に相対した12個の突極7と、この突極7に装着されたインシュレータ8と、このインシュレータ8に巻回され、かつU、VおよびWの3相に接続された電機子巻線9とを有している。電機子巻線9は、スター結線として接続され、3個の端部は、出力軸2の軸端部10側に配置された3個のモータ端子11に各々接続されている。
モータ端子11は、銅または銅合金で例えば短冊状に形成され、表面に錫がメッキされ
ている。そして、先端部が制御装置20に向かって伸延するとともに、電動モータ1の軸線方向と平行に伸延するように形成され、反対側の端部(付け根部)がホルダ39に固定されている。
固定子5は、アルミニウム製のモータケース18に固定されている。そして、固定子5が固定されたモータケース18は、ブラケット13にネジ(図示せず)で固定されている。
電動モータ1は、減速機構である減速ギヤ12に固定されている。減速ギヤ12は、電動モータ1のブラケット13が取り付けられるギヤケース14と、このギヤケース14内に設けられ出力軸2の回転を減速するためのウォームギヤ15と、このウォームギヤ15に歯合したウォームホイール16とを有している。ウォームギヤ15の端部には、スプライン15aが形成されている。出力軸2の端部には、内側にスプライン17aが形成されたカップリング17が圧入されている。このカップリング17とウォームギヤ15の端部とがスプライン嵌合15a、17aされており、電動モータ1から減速ギヤ12にトルクが伝達されるようになっている。
上記電動モータ1の駆動を制御する制御装置20は、高熱伝導のセラミック基板からなるパワー基板21と、絶縁プリント基板からなる制御基板23と、電磁ノイズを除去するためのコイル32と、電動モータ1に流れるモータ電流のリップル成分を吸収するための大容量のコンデンサ33(2200μF×3程度)と、複数の導電板27、28、29、30等が絶縁性樹脂にインサート成型された回路ケース26と、高熱伝導率であるアルミニウム製のヒートシンク34と、制御基板23を覆うように取り付けられた絶縁性樹脂製のカバー35とを備えている。
上記パワー基板21は、例えばDBC(東芝マテリアル(株)の登録商標)基板からなり、アルミナのセラミック基板上に銅板が配線パターンとして形成されている。また、パワー基板21上の配線パターンには、電動モータ1のモータ電流を補助トルクの大きさお
よび方向に応じて切り替えるための3相のブリッジ回路を構成する半導体スイッチング素子(例えば、FET)22、電動モータ1の電流を検出するためのシャント抵抗器(図示せず)等の大電流部品が半田付けされて実装されている。
上記制御基板23は、多層(例えば4層)のガラス・エポキシ基板からなり、制御基板23上には、マイクロコンピュータ24、センサ用永久磁石6の磁界の方向を検出する磁気センサ25と、駆動回路(図示せず)およびモータ電流検出回路(図示せず)を含む周辺回路素子(小電流部品)等が半田付けされて実装されている。
マイクロコンピュータ24は、シャント抵抗器(図示せず)の一端を介して電動モータ1に流れるモータ電流を検出するための電流検出回路(図示せず)と、トルクセンサ(図示せず)からの操舵トルク信号に基づいて補助トルクを演算するとともに、モータ電流および磁気センサ25で検出される回転子4の回転位置をフィードバックして補助トルクに相当する電流を演算する。そして、このマイクロコンピュータ24は、ブリッジ回路の半導体スイッチング素子22を制御するための駆動信号を出力するようになっている。
また、マイクロコンピュータ24は、図示していないが、AD変換器やPWMタイマ回路等の他に、周知の自己診断機能を含み、システムが正常に作動しているか否かを常に自己診断しており、異常が発生するとモータ電流を遮断するようになっている。
制御基板23上に実装された磁気センサ25は、磁気抵抗素子で構成され、電動モータ1の回転子4の軸端部10に配設されたセンサ用永久磁石6と対向している。
センサ用永久磁石6の磁界の方向は、電動モータ1の回転子4の回転に伴って回転する。磁気センサ25は、この磁界の回転に伴って磁気抵抗が変化して、結果として回転子4の位置を検出することができる。磁気センサ25は、磁界の方向を検出する方式のため、セ
ンサ用永久磁石6の回転軸軸方向に対する取付位置精度は、ホール素子タイプの磁気センサに比べて緩いものとなっている。
上記回路ケース26は、絶縁性樹脂にインサート成型された複数の導電板27、28、29、30が配線パターンを構成している。
導電板27、28、29、30は、予めメッキされた銅または銅合金の板を、プレス加工にて形成されている。導電板27は、ワイヤボンディングされるパッド27aに、ニッケルがメッキされるが、その他の部分は錫がメッキされている。具体的には、導電板27は、ニッケルと錫のストライプメッキされた板を、プレス加工にて形成されている。回路ケース26の一端側には、導電板27の一端がパワー基板21とワイヤボンディングで接続するためのパッド27aが絶縁性樹脂から露出して形成され、この導電板27の他端には出力端子27bが形成されている。この出力端子27bは、端部(反電動モータ側端部)が電動モータ1の反対方向に向かって伸延するとともに、電動モータ1の軸線方向と平行に伸延するように形成されている。
また、出力端子27bは、図4に示すように、反電動モータ側端部27cが平坦に形成されるとともに、スリット27dが形成されている。スリット27dは、両端部が円弧状になって閉じられた、ほぼ瓢箪型の長穴に形成されている。
そして、出力端子27bは、スリット27dを含む部位である曲げ部27eでL字状に折曲げられている。
更に、スリット27dには、曲げ部27eから反電動モータ側端部27cに向かって伸延する平坦な部位に、突起27fが形成されている。
そして、スリット27dの突起27fに、モータ端子11が圧入されて、突起27fとモータ端子11とが圧接又は咬持する状態で圧接部又は咬持部(以下「圧接部36」という)が形成され、この圧接部36で出力端子27bと、モータ端子11とが電気的に接続されている。ここで、圧接部36は、モータ端子11側の表面には錫メッキが有るが、突起27f側の表面には、メッキ後プレス加工されているので、錫メッキの付着が無い。
そして、圧接部36は、モータ端子11の表面にメッキされた錫が、出力端子27bの銅または銅合金に拡散するとともに、モータ端子11の銅または銅合金に拡散し、錫メッキの両側に、銅と錫の化合物層を形成している。そして、圧接部36は、モータ端子11の銅または銅合金、モータ端子11の銅錫化合物、錫メッキ、出力端子27bの銅錫化合物、出力端子27bの銅または銅合金が層状に形成されて一体化されている。従って、圧接部36は、接続の電気抵抗が小さくなる。
回路ケース26には、絶縁性樹脂でガイド部37が一体で形成されている。このガイド部37には、電動モータ1の軸線と平行方向に貫通したスリット37aが形成されている。そして、このスリット37aに、モータ端子11が挿入されて、モータ端子11が保持されている。スリット37aの電動モータ1側には、モータ端子11を挿入しやすくするために、面取り37bが形成されている。なお、上述した圧接部36は、ガイド部37の反電動モータ1側に形成されている。
長さの長いモータ端子11が、スリット27dの突起27fに圧入されるとき、モータ端子11の中間部が、ガイド部37で保持される。従って、圧入力によるモータ端子11の座屈が防止できる。
出力端子27bは、上述したようにL字状に曲げられている。従って、出力端子27bは、圧接部36と回路ケース26の絶縁性樹脂から突出する部位との間が、弾性体となっているので、装置が使用される温度環境下で、各部品の線膨張係数の差によって生じる接合部の応力が緩和する。
また、パワー基板21を挟んでパッド27aの反対側には、導電板28の一端として、
パワー基板21とワイヤボンディングで接続されて電流が供給される電源端子としてのパッド28aが、絶縁性樹脂から露出して形成されている。そして、導電板28の他端側には、溶接部28bが絶縁性樹脂から露出しており、この溶接部28bに、モータ電流のリップルを吸収するコンデンサ33が溶接されて電気的に接続される。コンデンサ33がこの位置に配置されることにより、コンデンサ33とパワー基板21の距離が短縮され、パワー基板21に流れるモータ電流のリップル成分を有効に吸収することができる。
また、回路ケース26には、パワー基板21とワイヤボンディングで接続されて制御基板23と信号が入出力される信号端子としてのパッド(図示せず)が、導電板30の一端として、絶縁性樹脂から露出して形成されている。そして、導電板30の他端側には、半田付け部30aが絶縁性樹脂から露出しており、この半田付け部30aが、制御基板23のスルーホールに挿入されて半田付けされ、パワー基板21の配線パターンと、制御基板23の配線パターンとが電気的に接続される。従って、パワー基板21上の半導体スイッチング素子22、シャント抵抗器(図示せず)等と、制御基板23上の電子回路とが電気的に接続される。
さらに、回路ケース26には、コネクタが一体で形成されている。このコネクタは、車両のバッテリ(図示せず)と電気的に接続されるパワーコネクタ31と、外部配線を介して車両側と信号が入出力される信号コネクタ部(図示せず)と、外部配線を介してトルクセンサ(図示せず)からの信号が入出力されるトルクセンサコネクタ部(図示せず)から構成されている。これらのコネクタ部は、コネクタハウジングが、回路ケース26の絶縁性樹脂で一体成型されているとともに、 端子体がインサート成型されている。
例えば、パワーコネクタ31は、コネクタハウジング31aが、回路ケース26の絶縁性樹脂で一体成型されている。また、 インサート成型された導電板29が、端子体であ
るコネクタ端子29aとして、一端が絶縁性樹脂から露出している。
また、導電板29の他端側には、溶接部29bが絶縁性樹脂から露出しており、この溶接部29bに、半導体スイッチング素子22のスイッチング動作時に発生する電磁ノイズを、外部へ流出するのを防止するコイル32の一端が、溶接されて電気的に接続される。
電動モータ1の回転子4の反出力側にヒートシンク34が配置されている。このヒートシンク34は、反電動モータ1側に、パワー基板21が密着して配置されている。
また、ヒートシンク34の制御基板23側には、コイル32、コンデンサ33が搭載された回路ケース26が固定されている。
コンデンサ33は、回路ケース26とヒートシンク34の間に挟まれて配置されており、コンデンサ33から発生する熱が、ヒートシンク34に放熱される。従って、コンデンサ33の温度上昇が抑制され、コンデンサ33の信頼性が向上する。
カバー35は、絶縁性樹脂で成型され、回路ケース26の反電動モータ1側の開口部を塞いでいる。カバー35には、 当接部35aが形成され、当接部35aが、出力端子2
7bの反電動モータ側端部27cと当接、または、僅かな隙間を有して、カバー35の弾性で当接可能に構成されている。
上記より、モータ端子11の軸線方向で、電動モータ1側からカバー35側に向かって、ガイド部37、曲げ部27e、圧接部36、反電動モータ側端部27c、当接部35aの順で配置されている。
従って、後述するようにカバー35の当接部35aの外側からジグ44で押して、モータ端子11をスリット27dの突起27fに圧入するとき、圧入する力は、カバー35、当接部35a、反電動モータ側端部27c、圧接部36である突起27fに順に伝わる。曲げ部27eは、圧接部36より電動モータ1側に配置されているので、圧入力で曲げ部27eが変形することはない。
モータ端子11は、圧入されるとき出力端子27bから圧入力を受けるが、モータ端子11に伝わった圧入力は、電動モータ1側のホルダ39で受ける。圧接部36と、ホルダ39との間に、ガイド部37が配置されている。従って、モータ端子11の中間部が、ガイド部37で保持され、圧入力によるモータ端子11の座屈が防止できる。
モータ端子11と出力端子27bとの圧接部36は、空間部38に配置されている。空間部38は、ヒートシンク34と、ガイド部37を含む回路ケース26、およびカバー35とで囲まれて形成され、閉じられた空間(閉空間)になっている。
モータ端子11が、スリット27dの突起27fに圧入されるとき、モータ端子11の表面の錫メッキ、出力端子27bの材料である銅等が削られ、削れ片が発生する。しかし、圧入部である圧接部36が、閉じられた空間である空間部38内に配置されているので、削れ片が発生しても、削れ片が電動モータ1または制御装置20の内部に侵入することを防止する。
更に、電動モータ1は、ヒートシンク34および回路ケース26で、制御装置20の各部品が収納される空間と分離されているので、制御装置20の各部品および半田ボール等が脱落した場合において、脱落部品が電動モータ1内に侵入することが無く、電動モータ1の回転がロックするような不具合は発生しない。また、センサ用永久磁石6に磁性体が吸引され、付着することが無い。
次に、上記のように構成された電動式駆動装置の組立手順を、図1〜図3によって順次説明する。
まず、電動モータ1を組み立てるが、出力軸2に永久磁石3を接着固定するとともに、出力軸2の反出力側の軸端部10に、2極に着磁されたセンサ用永久磁石6を接着固定する。その後、永久磁石3は、センサ用永久磁石6の着磁位置を基準に、着磁器で8極に着磁し、軸受41の内輪を圧入して回転子4を形成する。
次に、固定子5の12個の突極7にインシュレータ8を介してU、V、Wの各電機子巻線9を電気角で120度位置を移動して巻回し、U、V、W各相4個で計12個の巻線を形成する。U相各巻線の巻始め同士、巻終わり同士を接続し、U相の電機子巻線9を形成する。同様にV相およびW相の電機子巻線9を形成し、U、VおよびW相の電機子巻線9の巻終わりをお互いに接続して中性点とする。U、VおよびW相の電機子巻線9の巻始めは、それぞれモータ端子11に接続される。
その後、この固定子5をモータケース18に圧入する。
次に、ブラケット13に軸受40の外輪を固定後、軸受40の内輪に回転子4の出力軸2を圧入する。その後、出力軸2にカップリング17を圧入し、モータ部分の組み立てを終える。
次に、制御装置20の組立について説明する。
まず、パワー基板21上に、半導体スイッチング素子22、シャント抵抗器(図示せず)等の大電流部品を半田付けにより接合する。そして、パワー基板21は、高熱伝導性の接着剤により、ヒートシンク34に接着固定する。
次に、制御基板23のカバー35側の各電極に、クリーム半田を塗布した後、マイクロコンピュータ24およびその周辺回路素子等の小電流部品を実装し、リフロ装置を用いてクリーム半田を溶かし、各上記部品を半田付けする。
次に、制御基板23の回路ケース26側の各電極に、クリーム半田を塗布した後、磁気センサ25および制御回路を構成する小電流用部品を実装し、リフロ装置を用いてクリーム半田を溶かし、各上記部品を半田付けする。
次に、回路ケース26の絶縁性樹脂から露出した溶接部28bに、コンデンサ33の端
子を溶接する。そして、コイル32の端子の一方を、絶縁性樹脂から露出した溶接部29bに溶接するとともに、コイル32の端子の他方を、絶縁性樹脂から露出した溶接部(図示せず)に溶接する。
その後、コンデンサ33、コイル32が溶接された回路ケース26を、ヒートシンク34に組付ける。
次に、ベアチップである半導体スイッチング素子22の上面(ソース)と、パワー基板21上のパターンとをワイヤボンディングにより電気的に接続する。さらに、パワー基板21上のパターンと、回路ケース26の絶縁性樹脂から露出したパッド27a、28aおよび信号端子としてのパッド(図示せず)とをワイヤボンディングにより電気的に接続する。
次に、回路ケース26の絶縁性樹脂から露出した半田付け部30a、信号コネクタ部(図示せず)の端子およびトルクセンサコネクタ部(図示せず)の端子等に、制御基板23のスルーホールを挿入して半田付けする。このようにして、パワー基板21の配線パターンと、制御基板23の配線パターンを電気的に接続する。
その後、カバー35を接着剤で回路ケース26に接着固定する。
次に、別々に組み立てられた電動モータ1の固定子側と制御装置20とを組み立てる(図3参照)。
先ず、固定子5が圧入されたモータケース18を、ジグ45にセットする。
次に、制御装置20のカバー35を、ジグ44にセットする。
そして、矢印の方向にプレス機でジグ44を押圧し、カバー35の当接部35aを介して、モータ端子11に出力端子27bを圧入する。
このとき、モータ端子11が、ガイド部37のスリット37aに挿入されて、 モータ
端子11が出力端子27bに圧入される。また、圧入力がロードセル(荷重測定器)で測定され、圧入が正常に行われたか否かを判定する。その後、モータケース18と、制御装置20とをネジ(図示せず)で固定する。
最後に、ブラケット13に装着された回転子4を、固定子5の内側に挿入しながら、制御装置20が取付けられたモータケース18をブラケット13に装着し、ネジ(図示せず)で固定して電動式駆動装置の組み立てが完了する。
以上説明したように、この実施の形態1の電動式駆動装置によれば、制御装置20が電動モータ1の回転軸の軸線上に配置され、端部が電動モータ1から制御装置20に向かって伸延するモータ端子11と、端部が制御装置20から電動モータ1の反対側、すなわちモータ端子11と同じ方向に向かって伸延する出力端子27bとを備え、モータ端子11および出力端子27bは、端部が各々電動モータ1の軸線方向と平行に伸延するように形成されるとともに、モータ端子11と出力端子27bとが圧接する圧接部36で電気的に接続されている。
従って、電動モータ1の径方向の寸法が短くなり、装置の小型化が図られる。
また、制御装置20が、電動モータ1のモータケース18に取付けられると同時に、モータ端子11と出力端子27bとが圧接する圧接部36が形成されるので、装置の組立性が向上する。
また、モータ端子11および出力端子27bの伸延方向と、電動モータ1および制御装置20の組立方向が平行方向に構成されているので、装置の組立性が向上する。
また、モータ端子11および出力端子27bは、圧接により接合されているので、装置の電気的接続の信頼性が向上する。また、ネジ等の締結部品が不要になり、装置のコストが低減する。
また、出力端子27bは、スリット27dが形成され、このスリット27dに圧接部36が形成されているので、圧接部36にバネ機構が形成される。
従って、バネ機構のバネ力によって圧接部36に安定した接圧が付加され、 装置の電
気的接続の信頼性が向上する。
また、スリット27dは、突起27fが形成され、この突起27fとモータ端子11とが圧接されているので、 圧接部36の接圧が高められ、 装置の電気的接続の信頼性が向上する。
また、スリット27dの、カバー35の当接部35aと対向する反電動モータ側端部27cが、閉じられた形状に形成されているので、スリット27dの突起27fにモータ端子11が圧入されても、反電動モータ側端部27cが押し広げられることが無く、圧接部36の接圧が低下することが無いので、 装置の電気的接続の信頼性が向上する。
また、突起27fにモータ端子11を圧入するとき、カバー35の当接部35aを反電動モータ側端部27cに押し当てるが、 スリット27dの反電動モータ側端部27cが
閉じられた形状に形成されているので、圧接部36を変形させることが無く、圧接部36の接圧を低下させることを防止でき、装置の電気的接続の信頼性が向上する。
出力端子27bは、 スリット27dを含む部位でL字状に曲げられているので、圧接部36と回路ケース26の絶縁性樹脂から突出する部位との間が、弾性体となっている。
従って、装置が使用される温度環境下で、各部品の線膨張係数の差によって生じる接合部の応力が緩和されるので、 温度変化に対する圧接部36の耐力が増大して、装置の電
気的接続の信頼性が向上する。
また、突起27fは、出力端子27bの反電動モータ側端部27cに向かって伸延するスリット27dに形成されているので、カバー35の当接部35aの外側からジグ44で押して、モータ端子11をスリット27dの突起27fに圧入するとき、カバー35、当接部35a、反電動モータ側端部27c、圧接部36である突起27fが、圧入方向の直線上に並んで配置されている。
従って、圧入力で圧接部36を含む出力端子27bが、座屈等で変形することが無く、
装置の電気的接続の信頼性が向上する。
また、モータ端子11および出力端子27bは、銅または銅合金で形成されるとともに、一方の端子であるモータ端子11の表面に錫メッキがなされているので、圧接部36に銅と錫の化合物層が形成される。
従って、圧接部36は、モータ端子11の銅または銅合金、モータ端子11の銅錫化合物、錫メッキ、出力端子27bの銅錫化合物、出力端子27bの銅または銅合金が層状に形成されて一体化されているので、電気的接続の電気抵抗が小さくなり、装置の性能が向上する。
また、制御装置20の回路ケース26は、モータ端子11が挿入されるガイド部37を備え、このガイド部37の反電動モータ1側に、圧接部36が形成されているので、長さの長いモータ端子11が、スリット27dの突起27fに圧入されるとき、モータ端子11の中間部が、ガイド部37で保持される。
従って、圧入力によるモータ端子11の座屈が防止でき、装置の電気的接続の信頼性が向上する。
また、圧接部36は、制御装置20のヒートシンク34と、ガイド部37を含む回路ケース26、およびカバー35とで形成される閉じられた空間部38に配置されているので、モータ端子11が、スリット27dの突起27fに圧入されるときに発生する削れ片を、空間部38に閉じ込めることができる。
従って、削れ片が電動モータ1、または制御装置20の内部に侵入して、電気的短絡、
機械的ロックが発生することを防止できるので、装置の信頼性が向上する。
また、制御装置20は、回路ケース26の反電動モータ1側の開口部を塞ぐカバー35を備え、このカバー35と出力端子27bが当接可能に形成されているので、カバー35の当接部35aの外側からジグ44で押して、モータ端子11をスリット27dの突起27fに圧入することができる。
従って、予め組み立てられた制御装置20を、電動モータ1にモータケース18に取付けると同時に、モータ端子11と出力端子27bとが圧接する圧接部36が形成されるので、装置の組立性が向上する。
また、ジグ44にロードセルを取付けることにより、モータ端子11をスリット27dの突起27fに圧入する圧入力を測定し、圧入力で圧接部36の接圧が適正か否かを推定できる。
従って、 圧接部36の接圧を測定できるので、装置の電気的接続の信頼性が向上する
また、出力端子27bは、反電動モータ側端部27cがカバー35と当接可能に形成されているので、カバー35の当接部35aの外側からジグ44で押して、モータ端子11をスリット27dの突起27fに圧入するとき、カバー35、当接部35a、反電動モータ側端部27c、圧接部36である突起27fが、圧入方向の直線上に並んで配置されている。
従って、ジグ44の圧入力が安定して出力端子27bに伝達され、圧入力で圧接部36を含む出力端子27bが、座屈等で変形することが無く、 装置の電気的接続の信頼性が
向上する。
また、出力端子27bは、反電動モータ側端部27cが平坦に形成されているので、カバー35の当接部35aの外側からジグ44で押して、モータ端子11をスリット27dの突起27fに圧入するとき、ジグ44の圧入力が安定して出力端子27bに伝達される。
従って、圧入力で圧接部36を含む出力端子27bが、座屈等で変形することが無く、
装置の電気的接続の信頼性が向上する。
また、出力端子27bは、反電動モータ側端部27cが平坦に形成されるとともに、カバー35の当接部35aも平坦に形成されているので、カバー35の当接部35aの外側からジグ44で押して、モータ端子11をスリット27dの突起27fに圧入するとき、ジグ44の圧入力が安定して出力端子27bに伝達される。
従って、圧入力で圧接部36を含む出力端子27bが、座屈等で変形することが無く、
装置の電気的接続の信頼性が向上する。
また、出力端子27bの反電動モータ側端部27cと、カバー35の当接部35aとが接触する面積が大きくなるので、圧入時に絶縁性樹脂製のカバー35を損傷させることを防止できる。
なお、上記の実施の形態1では、モータ端子11の表面に錫がメッキされ、導電板27、28、30は、ニッケルと錫のストライプメッキされた板を、プレス加工にて形成されているものとしたが、モータ端子11の表面にメッキが無く、導電板27、28、30は、メッキの無い板をプレス加工にて形成された後、メッキしてもよい。このとき、圧接部36は、モータ端子11側の表面にはメッキがなく、突起27f側の表面には、錫メッキされたものとなる。
また、モータ端子11の表面に錫がメッキされ、導電板27、28、30は、メッキの無い板をプレス加工にて形成された後、メッキしてもよい。このとき、圧接部36は、モータ端子11側の表面と、突起27f側の表面の両方に錫メッキされたものとなる。
また、磁気センサ25は、磁気抵抗素子を用いているが、磁気抵抗素子に限定されるも
のではなく、ホールIC等他の磁気検出素子を用いたものであってもよい。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2に係る電動式駆動装置が装着された電動式パワーステアリング装置を示す断面図、図6は、この発明の実施の形態2に係る電動式駆動装置を示す断面図である。
この実施の形態2では、制御装置20が電動モータ1の出力軸2側に配置されたものである。
図において、電動モータ1の回転位置センサ106は、レゾルバであり、レゾルバ用回転子106aおよびレゾルバ用固定子106bを有している。
レゾルバ用回転子106aの外径は、レゾルバ用固定子106bとレゾルバ用回転子106aとの間の径方向隙間のパーミアンスが角度で正弦波状に変化するような特殊曲線になっている。
レゾルバ用固定子106bには、励磁コイルおよび2組の出力コイルが巻回されており、このレゾルバ用回転子106aおよびレゾルバ用固定子106b間の径方向隙間の変化を検出してsinとcosで変化する2相出力電圧を出力する。
モータ端子11は、実施の形態1と同様に、銅または銅合金で形成され、表面に錫がメッキされている。そして、固定子5は、鉄製のヨーク118に圧入されている。
制御装置20は、パワー基板21と、制御基板23と、コイル32と、コンデンサ33(2200μF×3程度)と、複数の導電板127、130等が、絶縁性樹脂にインサー
ト成型された端子台126と、複数の導電板227、228、229等が絶縁性樹脂にインサート成型された回路ケース226と、ヒートシンク34と、制御基板23、回路ケース226を覆うようにアルミニウム製のハウジング200とを備えている。
そして、ハウジング200には、固定子5が圧入されたヨーク118が、ネジ(図示せず)で固定されている。
また、制御装置20のヒートシンク34は、減速ギヤ12のギヤケース14に固定されている。
上記制御基板23は、多層(例えば4層)のガラス・エポキシ基板からなり、制御基板23上には、マイクロコンピュータ24、駆動回路(図示せず)およびモータ電流検出回路(図示せず)を含む周辺回路素子(小電流部品)等が半田付けされて実装されている。
マイクロコンピュータ24は、シャント抵抗器(図示せず)の一端を介して電動モータ1に流れるモータ電流を検出するための電流検出回路(図示せず)と、トルクセンサ(図示せず)からの操舵トルク信号に基づいて補助トルクを演算するとともにモータ電流および回転位置センサ106で検出される回転子4の回転位置をフィードバックして補助トルクに相当する電流を演算する。
そして、このマイクロコンピュータ24は、ブリッジ回路の半導体スイッチング素子22を制御するための駆動信号を出力するようになっている。
また、マイクロコンピュータ24は、図示していないが、AD変換器やPWMタイマ回路等の他に、周知の自己診断機能を含み、システムが正常に作動しているか否かを常に自己診断しており、異常が発生するとモータ電流を遮断するようになっている。
端子台126は、回路ケース226の導電板と電気的に接続される導電板127、および制御基板23と電気的に接続される導電板130が絶縁性樹脂にインサート成型されている。導電板127、130の一端は、パワー基板21とワイヤボンディングで接続するためのパッド127a、130aが絶縁性樹脂から露出して形成されている。
回路ケース226は、絶縁性樹脂にインサート成型された複数の導電板227、228、229が配線パターンを構成している。導電板227、228、229は、予め錫がリフローメッキされた銅または銅合金の板を、プレス加工にて形成されている。
また、回路ケース226は、導電板227の一端が絶縁性樹脂から露出して形成され、端子台126の導電板127と抵抗溶接で電気的に接続されている。
従って、導電板227は、導電板127、ワイヤボンディング用アルミワイヤを経由して、パワー基板21と電気的に接続されている。
導電板227の他端には、出力端子27bが形成されている。この出力端子27bは、端部が電動モータ1の反対方向に向かって伸延するとともに、電動モータ1の軸線方向と平行に伸延するように形成されている。
出力端子27bは、実施の形態1と同一であり、詳細形状は図4に示している。
従って、圧接部36は、モータ端子11側の表面には錫メッキがなされ、突起27f側の表面には、メッキ後プレス加工されているので、錫メッキの付着が無い。
ここでは、 モータ端子11の表面に錫がメッキされ、導電板227、228、229
は、錫がリフロメッキされた板を、プレス加工にて形成されているものとしたが、モータ端子11の表面にメッキが無く、導電板227、228、229は、メッキの無い板をプレス加工にて形成された後、メッキしてもよい。このとき、圧接部36は、モータ端子11側の表面にはメッキがなく、突起27f側の表面には、錫メッキされたものとなる。
また、モータ端子11の表面に錫がメッキされ、導電板227、228、229は、メッキの無い板をプレス加工にて形成された後、メッキしてもよい。このとき、圧接部36は、モータ端子11側の表面と、突起27f側の表面の両方に錫メッキされたものとなる。
また、図面に表れていないが、回路ケース226は、導電板228の一端が絶縁性樹脂から露出して形成され、端子台126の導電板127と抵抗溶接で電気的に接続されている。
従って、導電板228は、導電板127、ワイヤボンディング用アルミワイヤを経由して、パワー基板21と電気的に接続されている。導電板228の他端側には、図6に示すように、溶接部228bが絶縁性樹脂から露出しており、この溶接部228bに、モータ電流のリップルを吸収するコンデンサ33が溶接されて電気的に接続される。
端子台126には、導電板130の一端として、パワー基板21とワイヤボンディングで接続されて制御基板23と信号が入出力される信号端子としてのパッド130aが、絶縁性樹脂から露出して形成されている。そして、導電板130の他端側には、半田付け部130bが絶縁性樹脂から露出しており、この半田付け部130bが、制御基板23のスルーホールに挿入されて半田付けされ、パワー基板21の配線パターンと、制御基板23の配線パターンが電気的に接続される。
従って、パワー基板21上の半導体スイッチング素子22、シャント抵抗器(図示せず)等と、制御基板23上の電子回路が電気的に接続される。
ハウジング200には、コネクタが取付けられている。このコネクタは、車両のバッテリ(図示せず)と電気的に接続されるパワーコネクタ231と、外部配線を介して車両側と信号が入出力される信号コネクタ部(図示せず)と、外部配線を介してトルクセンサ(図示せず)からの信号が入出力されるトルクセンサコネクタ部(図示せず)から構成されている。
これらのコネクタは、コネクタハウジングが、絶縁性樹脂で一体成型されているとともに、端子体が回路ケース226の絶縁性樹脂にインサート成型されている。そして、端子体がコネクタハウジングに挿入されてコネクタを構成している。
例えば、パワーコネクタ231は、コネクタハウジング231aが、信号コネクタ部(図示せず)およびトルクセンサコネクタ部(図示せず)と絶縁性樹脂で一体成型されている。そして、 回路ケース226にインサート成型された導電板229が、端子体であるコネクタ端子229aとして、一端が絶縁性樹脂から露出している。
また、導電板229の他端側には、溶接部229bが回路ケース226の絶縁性樹脂から露出しており、この溶接部229bに、半導体スイッチング素子22のスイッチング動作時に発生する電磁ノイズを外部へ流出するのを防止するコイル32の一端が溶接されて電気的に接続される。
電動モータ1の出力端子2側にヒートシンク34が配置されている。このヒートシンク34には、制御装置20の外部であるギヤケース14に連通する穴34aが、モータ端子11の端部と対向して形成されている。穴34aは、ギヤケース14の内部と連通しているが、ギヤケース14と、ヒートシンク34とがラバーリング19でシールされているので、制御装置20の内部に水、塵埃等が侵入することを防止することができる。
また、ヒートシンク34の電動モータ1側に、パワー基板21が密着して配置されているとともに、ヒートシンク34のパワー基板21の周辺部に、端子台126が固定されている。さらに、ヒートシンク34の制御基板23側に、コイル32、コンデンサ33が搭載された回路ケース226が固定されている。
コイル32およびコンデンサ33は、ヒートシンク34に形成された穴(コンデンサ33用の穴は図示せず)に挿入されて配置されており、コイル32およびコンデンサ33から発生する熱が、ヒートシンク34に放熱される。
従って、コイル32およびコンデンサ33の温度上昇が抑制され、コイル32およびコンデンサ33の信頼性が向上する。このとき、ヒートシンク34の穴(コンデンサ33用の穴は図示せず)と、コイル32およびコンデンサ33との隙間には、高熱伝導の接着剤、またはグリースが充填されて、コイル32およびコンデンサ33の放熱が促進される。
また、ヒートシンク34が、ギヤケース14に取付けられているので、半導体スイッチング素子22、コイル32およびコンデンサ33から発生する熱が、ヒートシンク34に放熱された後、さらにギヤケース14に放熱される。これにより、制御装置20の放熱性能が向上する。
ホルダ136は、絶縁性樹脂製で形成されており、ハウジング200と協同して制御装置20の各部品が収納される空間と電動モータ1とを分離している。制御装置20と電動モータ1とを分離することにより、制御装置20の各部品および半田ボール等が脱落した場合において、脱落部品が電動モータ1内に侵入することが無く、電動モータ1の回転がロックするような不具合が発生しない。
ホルダ136には、絶縁性樹脂でガイド部137が一体で形成されている。このガイド部137には、電動モータ1の軸線と平行方向に貫通したスリット137aが形成されており、このスリット137aで、モータ端子11を保持している。スリット137aの電動モータ1側には、モータ端子11を挿入しやすくするために、面取り137bが形成されている。
ガイド部137の反電動モータ1側には、図4に示すように、出力端子2bの圧接部36が形成されている。長さの長いモータ端子11が、スリット27dの突起27fに圧入されるとき、モータ端子11の中間部が、ガイド部137で保持される。従って、圧入力によるモータ端子11の座屈が防止できる。
図8において、出力端子27bは、ジグ144を用いてモータ端子11に圧入される。
ジグ144には、ヒートシンク34の穴34aに挿入される突出部144aが形成されている。制御装置20をジグ144にセットしたとき、突出部144aの先端部である当接部144bは、出力端子27bの反電動モータ側端部27cと当接している。このとき、モータ端子11の軸線方向で、電動モータ1側からジグ144側に向かって、ガイド部137、曲げ部27e、圧接部36、反電動モータ側端部27c、当接部144bの順で配置されている。
従って、ジグ144で押して、モータ端子11にスリット27dの突起27fを圧入するとき、圧入力が当接部144b、反電動モータ側端部27c、圧接部36である突起2
7fに順に伝わる。曲げ部27eは、圧接部36より電動モータ1側に配置されているので、圧入力で曲げ部27eが変形することはない。
モータ端子11は、圧入されるとき出力端子27bから圧入力を受けるが、モータ端子11に伝わった圧入力は、電動モータ1側のホルダ39で受ける。圧接部36と、ホルダ39との間に、ガイド部137が配置されている。
従って、モータ端子11の中間部が、ガイド部137で保持され、圧入力によるモータ端子11の座屈が防止できる。
次に、上記のように構成された電動式駆動装置の組立手順について説明する。
まず、電動モータ1を組み立てるが、出力軸2に永久磁石3を接着固定後、着磁器で8極に着磁し、軸受41の内輪を圧入して回転子4を形成する。
次に、実施の形態1と同様に、固定子5にU相、V相およびW相の電機子巻線9を形成した後、U、V、Wの各電機子巻線9を結線する。U、VおよびW相の電機子巻線9の巻始めは、それぞれモータ端子11に接続される。その後、この固定子5をヨーク118に圧入する。
次に、制御装置20の組立について説明する。
図7は、この発明の実施の形態2に係る電動式駆動装置を示す分解図である。
まず、パワー基板21上に、半導体スイッチング素子22、シャント抵抗器(図示せず)等の大電流部品を半田付けにより接合する。
次に、制御基板23の電動モータ1側の各電極に、クリーム半田を塗布した後、マイクロコンピュータ24およびその周辺回路素子等の小電流部品を実装し、リフロ装置を用いてクリーム半田を溶かし、各上記部品を半田付けする。
その後、制御基板23の回路ケース226側の各電極に、クリーム半田を塗布した後、制御回路を構成する小電流用部品を実装し、リフロ装置を用いてクリーム半田を溶かし、各上記部品を半田付けする。
次に、 軸受40の外輪をヒートシンク34に固定する。
そして、パワー基板21を、高熱伝導性の接着剤により、ヒートシンク34に接着固定する。同時に、端子台126を、接着剤によりヒートシンク34に接着固定する。
その後、ベアチップである半導体スイッチング素子22の上面(ソース)と、パワー基板21上のパターンとをワイヤボンディングにより電気的に接続する。さらに、 パワー
基板21上のパターンと、端子台126の絶縁性樹脂から露出したパッド127a、130aとをワイヤボンディングにより電気的に接続する。
次に、回路ケース226の絶縁性樹脂から露出した溶接部228bに、コンデンサ33の端子を溶接する。
そして、 コイル32の一方の端子を絶縁性樹脂から露出した溶接部229bに溶接す
るとともに、 コイル32の他方の端子を絶縁性樹脂から露出した溶接部(図示せず)に
溶接する。
その後、レゾルバ用固定子106bを、ヒートシンク34にネジ(図示せず)で固定する。
次に、コンデンサ33、コイル32が溶接された回路ケース226を、ヒートシンク34にネジ(図示せず)で固定する。
次に、端子台126の絶縁性樹脂から露出した導電板130の半田付け部130b、信号コネクタ部(図示せず)の端子およびトルクセンサコネクタ部(図示せず)の端子等に、制御基板23のスルーホールを挿入して半田付けする。このようにして、パワー基板21の配線パターンと、制御基板23の配線パターンを電気的に接続する。
次に、ホルダ136をハウジング200にネジ(図示せず)で固定する。
その後、ヒートシンク34とハウジング200との合わせ面に、液体ガスケットを塗布し、ハウジング200を、ヒートシンク34にネジ(図示せず)で固定する。そして、ハウジング200の溝200bに接着剤を塗布し、コネクタハウジング231a等が一体成型されたコネクタハウジングを、ハウジング200にネジ(図示せず)で固定する。
次に、ヒートシンク34に取付けられた軸受40の内輪に、回転子4の出力軸2を圧入する。その後、出力軸2にスペーサ42を挿入し、レゾルバ用回転子106aを出力軸2に圧入する。さらに、カップリング17を出力軸2に圧入する。
次に、別々に組み立てられた電動モータ1の固定子5側と、電動モータ1の回転子4側が組み付けられた制御装置20とを組み立てる(図8参照)。
先ず、固定子5が圧入されたヨーク118を、ジグ45にセットする。
次に、ハウジング200の外周端部にラバーリング43を装着し、制御装置20のヒートシンク34を、ジグ144にセットする。そして、矢印の方向にプレス機でジグ144を押圧し、ジグ144の突出部144aが出力端子27bを押圧しながら、出力端子27bをモータ端子11に圧入する。
このとき、モータ端子11が、ガイド部137のスリット137aに挿入されて、 モータ端子11が出力端子27bに圧入される。また、圧入力がロードセルで測定され、圧入が正常に行われたか否かを判定する。
次に、ヨーク118を、ネジ(図示せず)でハウジング200に固定して電動式駆動装置の組み立てが完了する。
ところで、電動式駆動装置の組み立ての完了後に、出力端子27bからモータ端子11に、強制的に電流を流し、ヒートシンク34の穴34aから電圧測定用プローブを挿入し、通電による電圧降下を測定することができる。このことにより、圧接部36の電気抵抗が正常か否かを判定することができる。
以上説明したように、この実施の形態2の電動式駆動装置によれば、制御装置20が電動モータ1の回転軸の軸線上に配置され、端部が電動モータ1から制御装置20に向かって伸延するモータ端子11と、端部が制御装置20から電動モータ1の反対側に向かって伸延する出力端子27bとを備え、モータ端子11および出力端子27bは、端部が各々電動モータ1の軸線方向と平行に伸延するように形成されるとともに、 モータ端子11
と出力端子27bとが圧接する圧接部36で電気的に接続されている。
従って、電動モータ1の径方向の寸法が短くなり、装置の小型化が図られる。
また、電動モータ1の回転子4側が組み付けられた制御装置20を、固定子5側が組み付けられた電動モータ1に取付けると同時に、モータ端子11と出力端子27bとが圧接する圧接部36が形成されるので、装置の組立性が向上する。
また、モータ端子11および出力端子27bの伸延方向と、電動モータ1および制御装置20の組立方向が平行方向に構成されているので、装置の組立性が向上する。
また、モータ端子11および出力端子27bは、圧接により接合されているので、装置の電気的接続の信頼性が向上する。
また、ネジ等の締結部品が不要になり、装置のコストが低減する。
また、出力端子27bは、スリット27dが形成され、このスリット27dに圧接部36が形成されているので、圧接部36にバネ機構が形成される。
従って、バネ機構のバネ力によって圧接部36に安定した接圧が付加され、装置の電気的接続の信頼性が向上する。
また、スリット27dは、突起27fが形成され、この突起27fとモータ端子11とが圧接されているので、 圧接部36の接圧が高められ、 装置の電気的接続の信頼性が向
上する。
また、スリット27dの反電動モータ側端部27cが閉じられた形状に形成されているので、スリット27dの突起27fにモータ端子11が圧入されても、反電動モータ側端部27cが押し広げられることが無く、圧接部36の接圧が低下することが無いので、
装置の電気的接続の信頼性が向上する。
また、突起27fにモータ端子11を圧入するとき、ジグ144の当接部144bを反電動モータ側端部27cに押し当てるが、 スリット27dの反電動モータ側端部27c
が閉じられた形状に形成されているので、圧接部36を変形させることが無く、圧接部36の接圧を低下させることを防止でき、装置の電気的接続の信頼性が向上する。
出力端子27bは、 スリット27dを含む部位でL字状に曲げられているので、圧接部36と回路ケース226の絶縁性樹脂から突出する部位との間が、弾性体となっている。
従って、装置が使用される温度環境下で、各部品の線膨張係数の差によって生じる接合部の応力が緩和されるので、 温度変化に対する圧接部36の耐力が増大して、装置の電
気的接続の信頼性が向上する。
また、突起27fは、出力端子27bの反電動モータ側端部27cに向かって伸延するスリット27dに形成されているので、ジグ144の突出部144aで押して、モータ端子11にスリット27dの突起27fを圧入するとき、突出部144a、当接部144b、反電動モータ側端部27c、圧接部36である突起27fが、圧入方向の直線上に並んで配置されている。
従って、圧入力で圧接部36を含む出力端子27bが、座屈等で変形することが無く、
装置の電気的接続の信頼性が向上する。
また、モータ端子11および出力端子27bは、銅または銅合金で形成されるとともに、一方の端子であるモータ端子11の表面に錫メッキがなされているので、圧接部36に銅と錫の化合物層が形成される。
従って、圧接部36は、モータ端子11の銅または銅合金、モータ端子11の銅錫化合物、錫メッキ、出力端子27bの銅錫化合物、出力端子27bの銅または銅合金が層状に形成されて一体化されているので、電気的接続の電気抵抗が小さくなり、装置の性能が向上する。
また、制御装置20のホルダ136は、モータ端子11が挿入されるガイド部137を備え、このガイド部137の反電動モータ1側に、圧接部36が形成されているので、長さの長いモータ端子11が、スリット27dの突起27fに圧入されるとき、モータ端子11の中間部が、ガイド部137で保持される。
従って、圧入力によるモータ端子11の座屈が防止でき、装置の電気的接続の信頼性が向上する。
また、制御装置20のヒートシンク34には、制御装置20の外部であるギヤケース14に連通する穴34aが出力端子27bの反電動モータ側端部27cと対向して形成され、ジグ144の突出部144aが穴34aに挿入されると、突出部144aの先端部の当接部144bが、出力端子27bの反電動モータ側端部27cと当接している。
従って、ジグ144で出力端子27bの反電動モータ側端部27cを押して、モータ端子11をスリット27dの突起27fに圧入することができ、装置の組立性が向上する。
また、 予め別々に組み立てられた電動モータ1の固定子5側と、電動モータ1の回転
子4側が組み付けられた制御装置20とを組み立てると同時に、モータ端子11と出力端子27bとが圧接する圧接部36が形成されるので、装置の組立性が向上する。
また、 ジグ144にロードセルを取付けることにより、モータ端子11をスリット2
7dの突起27fに圧入する圧入力を測定し、圧入力で圧接部36の接圧が適正か否かを推定できるので、 圧接部36の接圧を測定でき、装置の電気的接続の信頼性が向上する
また、 出力端子27bは、反電動モータ側端部27cが突出部144aの当接部14
4bと当接可能に形成されているので、ジグ144で押して、モータ端子11をスリット27dの突起27fに圧入するとき、突出部144a、当接部144b、反電動モータ側端部27c、圧接部36である突起27fが、圧入方向の直線上に並んで配置されている。
従って、ジグ144の圧入力が安定して出力端子27bに伝達され、圧入力で圧接部36を含む出力端子27bが、座屈等で変形することが無く、 装置の電気的接続の信頼性
が向上する。
また、出力端子27bは、反電動モータ側端部27cが平坦に形成されているので、ジグ144の突出部144aで押して、モータ端子11をスリット27dの突起27fに圧入するとき、ジグ144の圧入力が安定して出力端子27bに伝達される。
従って、圧入力で圧接部36を含む出力端子27bが、座屈等で変形することが無く、
装置の電気的接続の信頼性が向上する。
また、ヒートシンク34の穴34aは、ギヤケース14の内部と連通しているが、ギヤケース14と、ヒートシンク34とがラバーリング19でシールされているので、制御装置20の内部に水、塵埃等が侵入することを防止することができる。
また、 コイル32およびコンデンサ33は、ヒートシンク34に形成された穴(コン
デンサ33用の穴は図示せず)に挿入されて配置されており、コイル32およびコンデンサ33から発生する熱が、ヒートシンク34に放熱されるので、 装置の放熱性能が向上
する。
また、半導体スイッチング素子22等の発熱部品が実装されたパワー基板21が、ヒートシンク34に高熱伝導性の接着剤で接着固定されるとともに、コイル32およびコンデンサ33は、ヒートシンク34に形成された穴(コンデンサ33用の穴は図示せず)に挿入されて配置され、ヒートシンク34がギヤケース14に取付けられている。
従って、 半導体スイッチング素子21、コイル32およびコンデンサ33等から発生
する熱が、ヒートシンク34を経由して、ギヤケース14に放熱され、装置の放熱性能が向上する。
また、ヒートシンク34の穴34aから電圧測定用プローブを挿入し、出力端子27bからモータ端子11に、強制的に電流を流し、通電による電圧降下を測定することができる。
従って、組立完了後に接圧部36の電気抵抗が正常か否かを確認することができ、装置の電気的接続の信頼性が向上する。
なお、上記の実施の形態では、永久磁石3の極数を8極、固定子5の突極数を12個としたが、この組み合わせに限定されるものではなく、他の極数と突極数の組み合わせであってもよい。
また、電動モータ1はブラシレスモータに限定されるものでなく、インダクションモータまたはスイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)であってもよい。
また、電動モータ1の電機子巻線9は、スター結線としたが、デルタ結線であってもよ
い。
また、パワー基板21は、アルミナのセラミック基板としたが、窒化アルミニウムまたは窒化珪素等他のセラミック基板であってもよい。
また、パワー基板21は、セラミック基板の配線パターン上に半導体スイッチング素子22を半田付けして実装したものとしたが、パワー端子と放熱板を兼ねた金属板、例えば銅板上に半導体スイッチング素子22を半田付けして実装し、モールド樹脂で覆ったトランスファーモールドタイプのパワーモジュールであってもよい。
また、パワー基板21とパッドの接続は、ワイヤボンディングとしたが、薄いアルミニウム製のリボンによるリボンボンディングであってもよい。
1 電動モータ 2 出力軸
3 永久磁石 4 回転子
5 固定子5 6 センサ用永久磁石
7 突極 8 インシュレータ
9 電機子巻線 10 反出力側出力軸2の軸端部
11 モータ端子 12 減速ギヤ
13 ブラケット 14 ギヤケース
15 ウォームギヤ 15a スプライン
16 ウォームホイール 17 カップリング
17a スプライン 18 モータケース
19 ラバーリング 20 制御装置
21 パワー基板 22 半導体スイッチング素子
23 制御基板 24 マイクロコンピュータ
25 磁気センサ 26 回路ケース
27,28,29,30 導電板 27a パッド
27b 出力端子 27c 反電動モータ側端部
27d スリット 27e 曲げ部
27f 突起 28a パッド
28b 溶接部 29a コネクタ端子
29b 溶接部 30a 半田付け部
31 パワーコネクタ 31a コネクタハウジング
32 コイル 33 コンデンサ
34 ヒートシンク 34a ヒートシンク34の穴
35 カバー 35a 当接部
36 圧接部 37 ガイド部
37a スリット 37b 面取り
38 空間部(閉空間部) 39 ホルダ
40 軸受 41 軸受
42 スペーサ 43 ラバーリング
44 ジグ 45 ジグ
106 回転位置センサ 106a レゾルバ用回転子
106b レゾルバ用固定子 118 ヨーク
126 端子台 127,130 導電板
127a パッド 130a パッド
130b 半田付け部 136 ホルダ
137 ガイド部 137a スリット
137b 面取り 144 ジグ
144a ジグの突出部 144b 突出部先端の当接部
200 ハウジング 200b ハウジングの溝
226 回路ケース 227,228,229 導電板
229a コネクタ端子 228b 溶接部
229b 溶接部 231 パワーコネクタ
231a コネクタハウジング。

Claims (14)

  1. 電動モータと、この電動モータの回転軸の軸線上に配置され前記電動モータを制御する制御装置とを備えた電動式駆動装置であって、
    前記電動モータから前記制御装置に向かって前記回転軸の軸線方向と平行に伸延させたモータ端子と、このモータ端子の伸延線上に設けられ前記モータ端子に接続される制御装置出力端子とを有し、
    前記モータ端子は、前記制御装置と前記電動モータとの組み込み工程時に前記制御装置出力端子に圧入され、前記両端子を圧接状態にして電気的に接続したことを特徴とする電動式駆動装置。
  2. 前記出力端子には、前記モータ端子を挿通するスリット部を設けるとともに、このスリット部に前記モータ端子を圧入して圧接・咬持する圧接部又は咬持部を設け、この圧接部又は咬持部により前記両端子を圧接状態にして電気的に接続したことを特徴とする請求項1に記載の電動式駆動装置。
  3. 前記圧接部又は咬持部は、前記スリット部に設けた突起で形成され、この突起で前記モータ端子を圧接することを特徴とする請求項2に記載の電動式駆動装置。
  4. 前記スリット部は、前記電動モータが挿入された端部と反対側の反電動モータ側端部が閉じられた形状に形成されていることを特徴とする請求項2または3項に記載の電動式駆動装置。
  5. 前記出力端子は、 前記スリット部を含む部位でL字状に折曲げられていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の電動式駆動装置。
  6. 前記突起は、前記端部に向かって伸延するスリット部に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の電動式駆動装置。
  7. 前記モータ端子および前記出力端子は、銅または銅合金で形成されるとともに、少なくとも一方の端子に錫メッキがなされ、前記圧接部又は咬持部に銅と錫の化合物層が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電動式駆動装置。
  8. 前記制御装置は、前記モータ端子が挿入されるガイド部を有し、このガイド部を通過した前記モータ端子の先端側に、前記圧接部又は咬持部が形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電動式駆動装置。
  9. 前記圧接部又は咬持部は、前記制御装置に形成される閉空間部内に配置されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の電動式駆動装置。
  10. 前記制御装置は、反前記電動モータ側の開口部を塞ぐカバーを有し、このカバーと前記出力端子が当接可能に形成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の電動式駆動装置。
  11. 前記出力端子は、前記反電動モータ側端部が前記カバーと当接可能に形成されていることを特徴とする請求項10に記載の電動式駆動装置。
  12. 前記制御装置は、外部に連通する穴を有し、この穴を前記反電動モータ側端部と対向して形成したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の電動式駆動装置。
  13. 前記出力端子は、前記反電動モータ側端部が平坦に形成されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の電動式駆動装置。
  14. 前記電動式駆動装置は、電動式パワーステアリング装置であることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の電動式駆動装置。
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