JP2011216500A - コンデンサ内蔵ジョイントコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】電源側バスバーとアース側バスバーとの間にコンデンサが設置されたジョイントコネクタであって、コネクタハウジング内に耐湿のために充填する樹脂の流出が防止されたジョイントコネクタを提供すること。
【解決手段】電源側バスバーとアース側バスバーとコンデンサとを収容するコネクタハウジングの複数の端子圧入部の各々に薄壁を形成し、電源側バスバーの端子およびアース側バスバーの端子が端子圧入部の薄壁を突き破って圧入されている構成とする。突き破られた薄壁が複数の端子の外周表面に接触して、端子圧入部と端子との間の隙間が埋められるので、コネクタハウジング内に樹脂を充填したときに端子圧入部と端子との間から樹脂が漏れるのが防止される。
【選択図】図10

Description

本発明は、コンデンサ内蔵ジョイントコネクタに関し、さらに詳しくは、自動車などに搭載される電気・電子機器のプラス側やマイナス側から導出される複数の電線やこれらの電源のプラス側から導出される電線、その他の信号線などを一括して接続するジョイントコネクタとして好適に用いられるコンデンサ内蔵ジョイントコネクタに関するものである。
従来、自動車などに搭載される電気・電子機器などから導出される複数の電線を一括して簡便に接続するものとして、ジョイントコネクタが広く用いられている。
例えば特許文献1には、複数の電線の端末と接続される複数の端子片がバスバーの端縁から突設されたジョイント端子を有し、相手側コネクタが嵌合されるコネクタハウジングの接合部にこのジョイント端子の端子片が臨むように、ジョイント端子がコネクタハウジング内に装着されたジョイントコネクタが開示されている。
一方、特許文献2には、コンデンサ等の回路部品が組み込まれたジョイントコネクタが開示されている。例えば、回路に混入するノイズを除去するために、アース接続されたコンデンサを電源に接続するので、この場合などに、特許文献2に示されるジョイントコネクタを用いることができる。
ここで、例えば、電気・電子機器のプラス側やマイナス側から導出される複数の電線や、これらの電源のプラス側から導出される電線、その他の信号線などをまとめてジョイントコネクタで一括接続すると、接続作業がさらに簡便になる。
このような一括接続に用いる従来のジョイントコネクタの構造の一例を図11に示す。ジョイントコネクタ60は、電気・電子機器のプラス側から導出される複数の電線とこれらの電源のプラス側から導出される電線とが接続される電源側バスバー62と、電気・電子機器のマイナス側から導出される複数の電線が接続されるアース側バスバー64と、その他の信号線が接続される信号線用バスバー66とを備えている。
上記バスバー62,64,66の複数の端子片68は、コネクタ部70内に配置され、コネクタ部70が図示しない相手側コネクタと嵌合されると、上記複数の電線が上記バスバー62,64,66の複数の端子片68と接続される。一方、電源側バスバー62の複数の端子片を連結している連結部72とアース側バスバー64の複数の端子片を連結している連結部74は、コネクタハウジング76内に収容されている。そして、電源側バスバー62の連結部72は、コンデンサ78を介してアース側バスバー64の連結部74と接続されている。
特開2004−192991号公報 実公平2−12678号公報
ところが、コンデンサ78は、上記バスバー62,64,66をコネクタハウジング76に収容して位置決めをした後、半田付け80,80により、連結部72,74と接続される。そのため、ジョイントコネクタ60のような従来のものでは、コネクタハウジング76があるので、半田付け80,80によるコンデンサ78の接続がしにくいという問題があった。また、コンデンサ78は、コネクタハウジング76の底から浮かせて連結部72,74と接続されるので、接続の際にコンデンサ78が安定しない。そのため、コンデンサ78を迅速に設置することができず、コンデンサ78の接続作業性が悪いという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、ジョイントコネクタの電源側バスバーとアース側バスバーとの間に接続されるコンデンサの設置を簡便にし、コンデンサの接続作業性を向上させたコンデンサ内蔵ジョイントコネクタを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係るコンデンサ内蔵ジョイントコネクタは、複数の端子を有し複数の端子に電気・電子機器のプラス側から導出される複数の電線と、これらに供給すべき電源のプラス側から導出される電線をそれぞれ接続して電気的に一括する電源側バスバーと、複数の端子を有し複数の端子に前記電気・電子機器のマイナス側から導出される複数の電線をそれぞれ接続して電気的に一括するアース側バスバーと、前記電源側バスバーと前記アース側バスバーとの間で電気的に接続されるコンデンサと、複数の端子圧入部を有し複数の端子圧入部の各々に薄壁が形成された、前記電源側バスバーと前記アース側バスバーと前記コンデンサとを収容するコネクタハウジングとを備え、前記電源側バスバーの複数の端子および前記アース側バスバーの複数の端子は、前記コネクタハウジングの複数の端子圧入部の薄壁を突き破って複数の端子圧入部に圧入されていることを要旨とするものである。
このコネクタハウジング内には樹脂が充填され、端子圧入部においては、端子により突き破られた薄壁が端子の外周表面に密着して樹脂が固化するまでの間、樹脂の流出が防止されることが望ましい。
このコネクタハウジング内には、複数の信号線が一括接続される信号線用バスバーがさらに収容されていても良い。
本発明に係るコンデンサ内蔵ジョイントコネクタによれば、電源側バスバーとアース側バスバーと前記コンデンサとを収容するコネクタハウジングの複数の端子圧入部の各々に薄壁が形成されており、前記電源側バスバーの複数の端子および前記アース側バスバーの複数の端子が前記コネクタハウジングの複数の端子圧入部の薄壁を突き破って圧入されていることにより、突き破られた薄壁が複数の端子の外周表面に接触して、端子圧入部と端子との間の隙間が埋められるので、コネクタハウジング内に樹脂を充填したときに端子圧入部と端子との間から樹脂が漏れるのを防止することができる。
本発明に係るコンデンサ内蔵ジョイントコネクタの参考例としての実施形態を表す斜視図である。 図1に示されるコンデンサ内蔵ジョイントコネクタの分解斜視図である。 図2に示されるコネクタ部のA−A断面図である。 図2に示されるコネクタ部のA−A断面において端子圧入部の薄壁が形成された状態を示した図である。 図4に示されるコネクタハウジングの端子圧入部に端子が圧入される様子を表す拡大図である。 コンデンサが接続される要部の拡大図である。 コンデンサが位置決めされる要部の拡大図である。 図1に示されるコンデンサ内蔵ジョイントコネクタの製造方法の一例を示す図である。 図1に示されるコンデンサ内蔵ジョイントコネクタが相手側コネクタと嵌合されて複数の電線が一括接続される様子を示す図である。 コネクタハウジングの本体部に樹脂を充填した状態を示す図である。 従来のジョイントコネクタの構造の一例を表す図である。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図2に示されるように、本実施形態に係るコンデンサ内蔵ジョイントコネクタ10は、3種類のバスバー12,14,16と、コンデンサ18と、コネクタハウジング20とで構成される。
3種類のバスバー12,14,16は、電源側バスバー12と、アース側バスバー14と、信号線用バスバー16であり、これらは、金属などの導電性の板材を打ち抜き加工・折り曲げ加工等して形成される。
電源側バスバー12は、複数のタブ形状の端子24を有し、これら端子24は、基端で連結部26に連結されて、導通された状態となっている。端子24には、図9に示される相手側コネクタ58を介して、電気・電子機器のプラス側から導出された複数の電線と電気・電子機器へ供給すべき電源のプラス側から導出された電線などが接続される。
連結部26の一側縁の一端には、電源側コンデンサ接続部28が端子24とは反対方向に延設形成されている。電源側コンデンサ接続部28は、後述のコンデンサ18の電極18aが接続されるように、後述のアース側コンデンサ接続部34と対向する向きに、板材が更に折り曲げられて接続面28aが形成されている。折り曲げられた接続面28aは、上記端子24側にさらに折り曲げられると共に端子24側に延設され、その先端に端子24を形成している。電源側コンデンサ接続部28のコンデンサ18が接続される接続面28aには、バネ部28bが打出し形成されている。バネ部28bは、後述のコンデンサ18が弾性的に接続(弾接)されるようにするために設けられている。
アース側バスバー14は、電源側バスバー12と同様に、複数の端子30を有し、端子30は基端で連結部32に連結されている。端子30には、図9に示される相手側コネクタ58を介して、電気・電子機器のマイナス側から導出された複数の電線などが接続される。
連結部32の端子30が連結された側縁と反対側の側縁の一端には、アース側コンデンサ接続部34が延設形成されている。アース側コンデンサ接続部34は、後述のコンデンサ18の電極18bが接続されるように、連結部32が折り曲げられ、上記電源側コンデンサ接続部28と対向する向きに向けられている。これにより、複数の端子30の一の端子30aが他の複数の端子30より上方に配置されている。電源側コンデンサ接続部28と同様に、アース側コンデンサ接続部34のコンデンサが接続される接続面34aにもバネ部34bが打出し形成されている。バネ部34bは、バネ部28bと同様、後述のコンデンサ18が弾性的に接続(弾接)されるようにするために設けられている。
信号線用バスバー16は、電源側バスバー12・アース側バスバー14と同様に、複数の端子36を有し、端子36は基端で連結部38に連結されている。端子36には、図9に示される相手側コネクタ58を介して、その他の複数の信号線が接続される。信号線用バスバー16は、電源側バスバー12・アース側バスバー14とは電気的に接続されていない。
上記3種類のバスバー12,14,16の端子の数は、後述する相手側コネクタ58を介して接続される複数の電線に対応される数であれば良いが、これらの電線よりも端子の数を多くするものであっても良い。
コンデンサ18は、電線などに混入するノイズを除去するためのものであり、断面が楕円形状を有する柱体からなり、両端面に電極18a,18bを有する。なお、コンデンサ18としては、一般的なコンデンサを用いることができ、その形状は特に限定されるものではない。コンデンサ18は、リード線が接続されていないものを好適に用いることができる。
コネクタハウジング20は、上部が開口した箱型形状の本体部21と、この本体部21に嵌合可能に取付けられるコネクタ部22とを有する。
コネクタ部22は、上記3種類のバスバー12,14,16の端子24,30,36が圧入される複数の端子圧入部44が形成されたフランジ40と、フランジ40に延設形成されメス型端子を有する相手側のメス型コネクタが嵌合される角筒状のフード部42とで構成されている。
コネクタ部22の内部について詳細に説明すると、図3(A−A断面図)に示すように、フランジ40の内部には、複数の端子24が圧入される複数の端子圧入部44が形成されている。端子圧入部44は、端子24の形状と対応した断面角形孔となっており、角筒状のフード部42の内部に連通している。複数の端子24の圧入口となるフランジ面40a側にはテーパ状のガイド44aが設けられており、複数の端子24が圧入しやすくなっている。なお、複数の端子圧入部44は、上下方向に2段に形成されているが、複数の端子を有するバスバーの形状や組み合わせに対応するものであれば良いので、特に2段に限定しなくても良い。
相手側のメス型コネクタが嵌合されるフード部42は、内部が空洞になっており、複数の端子圧入部44と連通している。
例えばこのコネクタ部22に電源側バスバー12の複数の端子24が複数の端子圧入部44から圧入されると、端子24基端の連結部26がフランジ面40aに当接され、端子24の圧入が止まる。このとき、端子24の先端がフード部42内に配置され、フード部42に嵌合される相手側のメス型コネクタのメス型端子と嵌合すれば、電気的に接続される。
このコネクタ部22には、図4(A−A断面図)に示すように、フランジ40’の内部に形成されている複数の端子圧入部44’内に、この断面角形孔を塞ぐ薄膜状の薄壁40’bを形成することができる。
一般に、コネクタ部22は樹脂を金型成形することにより形成され、フランジ40の端子圧入部44は金型にピンを配置して樹脂を金型成形することで形成される。この薄壁40’bを有するコネクタ部22’は、例えば、端子圧入部44’を形成する位置に、フランジ面40’a側とその反対側から2本のピンを配置し、これら2本のピンの向き合う先端に隙間をあけておくことで簡単に形成することができる。薄壁40’bの厚さは、端子圧入部44’に圧入する端子の圧入力で突き破ることができる厚さに調整すれば良い。
そして、コネクタ部22’のフランジ40’の端子圧入部44’に端子24(30,36)を圧入すると、図5(a)から図5(c)に示すように、端子24(30,36)は、先端から薄壁40’bを突き破って端子圧入部44’に圧入される。このとき、端子圧入部44’の内壁面と端子24(30,36)の外周表面との間には少しの隙間が生じているが、端子24(30,36)により突き破られた薄壁40’bは端子24(30,36)の外周表面に接触して、端子圧入部44’と端子24(30,36)との間の隙間を埋めるようになる。これにより、コネクタハウジング内に耐湿のための樹脂を充填したときに端子圧入部44’と端子24(30,36)との間から樹脂が漏れるのを防止する。また、端子24(30,36)により突き破られた薄壁40’bは端子24(30,36)の外周表面に密着するので、樹脂漏れだけでなく端子24(30,36)の端子圧入部44’への保持力も向上する。
端子圧入部に薄壁のないコネクタ部の場合、端子圧入部に端子が圧入されると端子圧入部の内壁面と端子の外周表面との間に少しの隙間が生じるので、コンデンサの耐湿性を向上させるためにコネクタハウジング内に樹脂を充填する際、この隙間から樹脂が漏れないように、端子の基端にゴム栓やスペーサを取付けることもあるが、上記コネクタ部22’のような構造にすれば、樹脂漏れ防止のための余分な部品が必要ないので、部品点数を減らすことができる。なお、コネクタ部22’は、上部が開口した箱型形状のコネクタハウジング本体部と一体形成することもできる。
そして、図2に示されるように、このコネクタ部22が取付けられる箱型形状の本体部21の一の側壁48には、コネクタ部22が取付けられるように、切欠48aが形成されている。本体部21の内部には、内壁50により、コネクタ部22のフランジ40が嵌合される側室52が設けられている。そして、内壁50により側室52と区切られた本室54内の底部には、凹部材56が設けられている。なお、本体部21は、上部が開口された箱型の形状に特に限定されなくても良い。
凹部材56は、樹脂などの射出成形などにより、本体部21と一体に成形されている。その上部には、コンデンサ18の本体外面が密接されるように、コンデンサ18の本体外面形状に合わせてくりぬかれた形状の凹部56aが形成されている。なお、この凹部材56は、本体部21と一体に成形されるものでなくても良く、別体を後から本体部21内に接着等により固定するものであっても良い。
ここで、バスバー12,14とコンデンサ18との関係についてみると、図6に示されるように、電源側バスバー12の電源側コンデンサ接続部28とアース側バスバー14のアース側コンデンサ接続部34は互いに向き合い、コンデンサ18を挟み込むように配置されている。このとき、両接続部28,34間の距離は、コンデンサ18の軸方向長さよりも若干小さくなっている。そして、電源側コンデンサ接続部28のコンデンサ18が接続される接続面28aとアース側コンデンサ接続部34のコンデンサ18が接続される接続面34aにはそれぞれバネ部28b,34bが形成されている。
よって、コンデンサ18が両接続部28,34間に取付けられると、コンデンサ18の両電極18a,18bが両接続部28,34から接圧を受け、コンデンサ18は両接続部28,34間で弾性的に接続(弾接)される。これにより、コンデンサ18は、両接続部28,34間で確実に固定され、電気的に接続される。
次に、コンデンサ18と凹部材56との関係についてみると、図7(a)に示されるように、凹部材56の上部に、コンデンサ18の本体外面形状に合わせてくりぬかれた形状の凹部56aが形成されているので、この凹部56aに沿ってコンデンサ18を設置するように誘導される。そして、コンデンサ18を凹部材56の凹部56aに載置するだけで簡単にコンデンサ18が位置決めされる。その結果、図7(b)で示される左右方向および下方向へのコンデンサ18の動きが規制されるので、コンデンサ18は非常に安定して配置される。以上により、電源側バスバー12とアース側バスバー14の両接続部28,34間にコンデンサ18が容易に設置される。
そして、本実施形態に係るコンデンサ内蔵ジョイントコネクタ10は、例えば以下のようにして製造される。
図8(a)(b)に示されるように、電源側バスバー12とアース側バスバー14と信号線用バスバー16とで構成される3種類のバスバー12,14,16を、コネクタ部22のフランジ40側からコネクタ部22に圧入する。次いで、図8(c)(d)に示されるように、3種類のバスバー12,14,16が圧入されたコネクタ部22のフランジ40を、コネクタハウジング20の本体部21の側室52に嵌合してコネクタ部22を本体部21に取付ける。次いで、図8(e)(f)に示されるように、本体部21の本室54内の底部に設けられた凹部材56の凹部56aに、コンデンサ18を載置して、電源側バスバー12の電源側コンデンサ接続部28とアース側バスバー14のアース側コンデンサ接続部34との間をコンデンサ18で接続する。これにより、図1に示されるように、コネクタハウジング20内にコンデンサ18が内蔵されたコンデンサ内蔵ジョイントコネクタ10が完成される。
そして、コネクタハウジング20内に電源側バスバー12やアース側バスバー14、コンデンサ18などを収容した後は、コネクタハウジング20の本体部21の開口した上部に、その開口した上部を覆うための蓋材などを被せると良い。これにより、コンデンサ18の上部が位置決め固定される。
また、図10(a)に示すように、コネクタハウジング20の本体部21内に樹脂59を充填するのでも良い。この場合、上記蓋材などによりコネクタハウジング20の本体部21の開口された上部を覆っても良いし、覆わなくても良い。これにより、内蔵されたコンデンサ18が湿気から保護されるとともに、コンデンサ18も確実に位置決め固定される。また、特に図4、図5に示す実施例のように、端子24(30,36)の端子圧入部44’に薄壁40’bを形成した場合には、図10(b)に示すように、端子24(30,36)の外周表面に薄壁40’bが密着するため、樹脂59が固化するまでの間、樹脂の流出を確実に防止できる。
以上に示すコンデンサ内蔵ジョイントコネクタ10は、図9に示されるように、開口した上部が樹脂または蓋材で覆われ、電気・電子機器のプラス側やマイナス側から導出された複数の電線端末やこれらの電源のプラス側から導出された電線端末その他複数の信号線端末が一括してまとめられた相手側コネクタ58と嵌合されることにより、これら複数の電線が一括接続される。すなわち、相手側コネクタ58でまとめられた電気・電子機器のプラス側から導出される複数の電線とこれらに供給すべき電源のプラス側から導出される電線は電源側バスバー12の複数の端子24と接続され、電気・電子機器のマイナス側から導出される複数の電線はアース側バスバー14の複数の端子30と接続され、その他の複数の信号線は、信号線用バスバー16の複数の端子36と接続される。
そして、コンデンサ内蔵ジョイントコネクタ10が相手側コネクタ58と嵌合されるときに、アース側バスバー14の一の端子30と接続される位置に、アース接続されたアース線が複数の電線に組み込まれるようにすれば、上記嵌合により、アース側バスバー14は直接アース接続され、電源側バスバー12はコンデンサ18を介してアース接続される。なお、この方法によらず、アース側バスバー14のアース接続を、アース側バスバー14と直接電気的に接続されたアース端子を設け、このアース端子で直接アース接続するものであっても良い。
このようなコンデンサ内蔵ジョイントコネクタ10によれば、凹部材56が電源側コンデンサ接続部28とアース側コンデンサ接続部34との間へのコンデンサ18本体の設置を誘導して位置決めが簡単になるので、これらの接続部28,34間にコンデンサ18を容易に設置することができる。そして、上記接続部28,34間にコンデンサ18本体が電気的に弾接されるので、上記接続部28,34間でコンデンサ18が確実に接続固定される。よって、半田付けすることなく電気的に接続することが可能となる。これにより、コンデンサ18の設置を簡便にし、コンデンサ18の接続作業性が向上する。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態において、コンデンサ内蔵ジョイントコネクタ10は、信号線用バスバー16を有するが、信号線用バスバー16がないものであっても同様の作用効果を奏することは言うまでもない。また、位置決め部材は、上記コンデンサ接続部28,34間にコンデンサ18本体の設置を誘導するものであれば良いので、凹部材56に限定されるものではない。
本発明に係るコンデンサ内蔵ジョイントコネクタは、自動車などに搭載される電気・電子機器のプラス側やマイナス側から導出される複数の電線やこれらの電源のプラス側から導出される電線、その他の信号線などを一括して接続するジョイントコネクタなどとして使用することができる。
10 コンデンサ内蔵ジョイントコネクタ
12 電源側バスバー
14 アース側バスバー
18 コンデンサ
20 コネクタハウジング
28 電源側コンデンサ接続部
34 アース側コンデンサ接続部
56 凹部材
56a 凹部

Claims (3)

  1. 複数の端子に電気・電子機器のプラス側から導出される複数の電線とこれらに供給すべき電源のプラス側から導出される電線をそれぞれ接続して電気的に一括する電源側バスバーと、複数の端子に前記電気・電子機器のマイナス側から導出される複数の電線をそれぞれ接続して電気的に一括するアース側バスバーと、前記電源側バスバーと前記アース側バスバーとの間で電気的に接続されるコンデンサと、複数の端子圧入部を有し複数の端子圧入部の各々に薄壁が形成された、前記電源側バスバーと前記アース側バスバーと前記コンデンサとを収容するコネクタハウジングとを備え、前記電源側バスバーの複数の端子および前記アース側バスバーの複数の端子は、前記コネクタハウジングの複数の端子圧入部の薄壁を突き破って複数の端子圧入部に圧入されていることを特徴とするコンデンサ内蔵ジョイントコネクタ。
  2. 前記コネクタハウジング内には樹脂が充填され、前記端子圧入部において前記電源側バスバーの複数の端子および前記アース側バスバーの複数の端子により突き破られた薄壁が端子外周表面との密着により前記充填樹脂の流出が阻止されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンデンサ内蔵ジョイントコネクタ。
  3. 前記コネクタハウジング内には、複数の信号線が一括接続される信号線用バスバーが、さらに収容されていることを特徴とする請求項1または2に記載のコンデンサ内蔵ジョイントコネクタ。
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