JP4851243B2 - コンデンサ内蔵ジョイントコネクタ - Google Patents

コンデンサ内蔵ジョイントコネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP4851243B2
JP4851243B2 JP2006159277A JP2006159277A JP4851243B2 JP 4851243 B2 JP4851243 B2 JP 4851243B2 JP 2006159277 A JP2006159277 A JP 2006159277A JP 2006159277 A JP2006159277 A JP 2006159277A JP 4851243 B2 JP4851243 B2 JP 4851243B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
connector
bus bar
connector housing
built
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006159277A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007287642A (ja
Inventor
健太 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2006159277A priority Critical patent/JP4851243B2/ja
Publication of JP2007287642A publication Critical patent/JP2007287642A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4851243B2 publication Critical patent/JP4851243B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

本発明は、コンデンサ内蔵ジョイントコネクタに関し、さらに詳しくは、自動車などに搭載される電気・電子機器のプラス側やマイナス側から導出される複数の電線やこれらの電源のプラス側から導出される電線、その他の信号線などを一括して接続するジョイントコネクタとして好適に用いられるコンデンサ内蔵ジョイントコネクタに関するものである。
従来、自動車などに搭載される電気・電子機器などから導出される複数の電線を一括して簡便に接続するものとして、ジョイントコネクタが広く用いられている。
例えば特許文献1には、複数の電線の端末と接続される複数の端子片がバスバーの端縁から突設されたジョイント端子を有し、相手側コネクタが嵌合されるコネクタハウジングの接合部にこのジョイント端子の端子片が臨むように、ジョイント端子がコネクタハウジング内に装着されたジョイントコネクタが開示されている。
一方、特許文献2には、コンデンサ等の回路部品が組み込まれたジョイントコネクタが開示されている。例えば、回路に混入するノイズを除去するために、アース接続されたコンデンサを電源に接続するので、この場合などに、特許文献2に示されるジョイントコネクタを用いることができる。
ここで、例えば、電気・電子機器のプラス側やマイナス側から導出される複数の電線や、これらの電源のプラス側から導出される電線、その他の信号線などをまとめてジョイントコネクタで一括接続すると、接続作業がさらに簡便になる。
このような一括接続に用いる従来のジョイントコネクタの構造の一例を図11に示す。ジョイントコネクタ60は、電気・電子機器のプラス側から導出される複数の電線とこれらの電源のプラス側から導出される電線とが接続される電源側バスバー62と、電気・電子機器のマイナス側から導出される複数の電線が接続されるアース側バスバー64と、その他の信号線が接続される信号線用バスバー66とを備えている。
上記バスバー62,64,66の複数の端子片68は、コネクタ部70内に配置され、コネクタ部70が図示しない相手側コネクタと嵌合されると、上記複数の電線が上記バスバー62,64,66の複数の端子片68と接続される。一方、電源側バスバー62の複数の端子片を連結している連結部72とアース側バスバー64の複数の端子片を連結している連結部74は、コネクタハウジング76内に収容されている。そして、電源側バスバー62の連結部72は、コンデンサ78を介してアース側バスバー64の連結部74と接続されている。
特開2004−192991号公報 実公平2−12678号公報
ところが、コンデンサ78は、上記バスバー62,64,66をコネクタハウジング76に収容して位置決めをした後、半田付け80,80により、連結部72,74と接続される。そのため、ジョイントコネクタ60のような従来のものでは、コネクタハウジング76があるので、半田付け80,80によるコンデンサ78の接続がしにくいという問題があった。また、コンデンサ78は、コネクタハウジング76の底から浮かせて連結部72,74と接続されるので、接続の際にコンデンサ78が安定しない。そのため、コンデンサ78を迅速に設置することができず、コンデンサ78の接続作業性が悪いという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、ジョイントコネクタの電源側バスバーとアース側バスバーとの間に接続されるコンデンサの設置を簡便にし、コンデンサの接続作業性を向上させたコンデンサ内蔵ジョイントコネクタを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係るコンデンサ内蔵ジョイントコネクタは、電気・電子機器のプラス側から導出される複数の電線と、これらに供給すべき電源のプラス側から導出される電線とが一括接続される電源側バスバーと、前記電気・電子機器のマイナス側から導出される複数の電線が一括接続されるアース側バスバーとがコネクタハウジング内に備えられ、前記電源側バスバーが有する電源側コンデンサ接続部と前記アース側バスバーが有するアース側コンデンサ接続部との間にコンデンサ本体が前記コネクタハウジング内に設けられている位置決め部材により設置が誘導された状態で設置され、前記コンデンサ本体の両端の電極のうち一方の電極が前記電源側コンデンサ接続部に直接に接し、かつ他方の電極が前記アース側コンデンサ接続部に直接に接して両コンデンサ接続部間に電気的に接続された状態で弾発性をもって接圧固定されていることを要旨とするものである。
この場合、前記位置決め部材として、前記コンデンサ本体の外面が密接される形状に形成された凹部を有する凹部材を好適な例として示すことができる。
このとき、前記コネクタハウジングは、その上部が開口され、この上部が開口されたコネクタハウジング内の底面に前記凹部材が設けられ、この凹部材の凹部に前記コンデンサ本体が載置されていることが望ましい。
そして、前記コネクタハウジングの開口された上部には、その開口された上部を覆う蓋材が被せられていることが望ましい。
また、前記コネクタハウジング内には、樹脂が充填されていることが望ましい。
そして、前記コネクタハウジング内には、複数の信号線が一括接続される信号線用バスバーが、さらに収容されていても良い。
本発明に係るコンデンサ内蔵ジョイントコネクタによれば、電源側コンデンサ接続部とアース側コンデンサ接続部との間へのコンデンサ本体の設置を誘導する位置決め部材が設けられているので、これらの接続部間にコンデンサを容易に設置することができる。そして、上記接続部間にコンデンサ本体が電気的に弾接されるので、上記接続部間でコンデンサが確実に接続固定される。よって、半田付けすることなく電気的に接続することが可能となる。これにより、コンデンサの設置を簡便にし、コンデンサの接続作業性が向上する。
この場合、前記位置決め部材が、前記コンデンサ本体の外面が密接される形状に形成された凹部を有する凹部材からなるものは、同様に上記作用効果を奏する。
このとき、前記コネクタハウジングの上部が開口され、この上部が開口されたコネクタハウジング内の底面に前記凹部材が設けられ、この凹部材の凹部に前記コンデンサ本体が載置されているものは、確実に上記作用効果を奏する。
そして、前記コネクタハウジングの開口された上部に、その開口された上部を覆う蓋材が被せられていれば、この蓋材により、コンデンサの上部が位置決め固定される。
また、前記コネクタハウジング内に樹脂が充填されていれば、コンデンサの上部が位置決め固定される。また、内蔵されたコンデンサが湿気から保護される。
そして、前記コネクタハウジング内に、複数の信号線が一括接続される信号線用バスバーが、さらに収容されていれば、複数の信号線もこのジョイントコネクタで一括接続することができる。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明に係るコンデンサ内蔵ジョイントコネクタの一実施形態を表す斜視図である。図2は、図1に示されるコンデンサ内蔵ジョイントコネクタの分解斜視図である。図3は、図2に示されるコネクタ部のA−A断面図である。図4は、図3に示されるコネクタ部の変形例を示す断面図である。図5は、図4に示されるコネクタハウジングの端子圧入部に端子が圧入される様子を表す拡大図である。図6は、コンデンサが接続される要部の拡大図である。図7は、コンデンサが位置決めされる要部の拡大図である。図8は、図1に示されるコンデンサ内蔵ジョイントコネクタの製造方法の一例を示す図である。図9は、図1に示されるコンデンサ内蔵ジョイントコネクタが相手側コネクタと嵌合されて複数の電線が一括接続される様子を示す図である。図10は、コネクタハウジングの本体部に樹脂を充填した状態を示す図である。
図2に示されるように、本実施形態に係るコンデンサ内蔵ジョイントコネクタ10は、3種類のバスバー12,14,16と、コンデンサ18と、コネクタハウジング20とで構成される。
3種類のバスバー12,14,16は、電源側バスバー12と、アース側バスバー14と、信号線用バスバー16であり、これらは、金属などの導電性の板材を打ち抜き加工・折り曲げ加工等して形成される。
電源側バスバー12は、複数のタブ形状の端子24を有し、これら端子24は、基端で連結部26に連結されて、導通された状態となっている。端子24には、図9に示される相手側コネクタ58を介して、電気・電子機器のプラス側から導出された複数の電線と電気・電子機器へ供給すべき電源のプラス側から導出された電線などが接続される。
連結部26の一側縁の一端には、電源側コンデンサ接続部28が端子24とは反対方向に延設形成されている。電源側コンデンサ接続部28は、後述のコンデンサ18の電極18aが接続されるように、後述のアース側コンデンサ接続部34と対向する向きに、板材が更に折り曲げられて接続面28aが形成されている。折り曲げられた接続面28aは、上記端子24側にさらに折り曲げられると共に端子24側に延設され、その先端に端子24を形成している。電源側コンデンサ接続部28のコンデンサ18が接続される接続面28aには、バネ部28bが打出し形成されている。バネ部28bは、後述のコンデンサ18が弾性的に接続(弾接)されるようにするために設けられている。
アース側バスバー14は、電源側バスバー12と同様に、複数の端子30を有し、端子30は基端で連結部32に連結されている。端子30には、図9に示される相手側コネクタ58を介して、電気・電子機器のマイナス側から導出された複数の電線などが接続される。
連結部32の端子30が連結された側縁と反対側の側縁の一端には、アース側コンデンサ接続部34が延設形成されている。アース側コンデンサ接続部34は、後述のコンデンサ18の電極18bが接続されるように、連結部32が折り曲げられ、上記電源側コンデンサ接続部28と対向する向きに向けられている。これにより、複数の端子30の一の端子30aが他の複数の端子30より上方に配置されている。電源側コンデンサ接続部28と同様に、アース側コンデンサ接続部34のコンデンサが接続される接続面34aにもバネ部34bが打出し形成されている。バネ部34bは、バネ部28bと同様、後述のコンデンサ18が弾性的に接続(弾接)されるようにするために設けられている。
信号線用バスバー16は、電源側バスバー12・アース側バスバー14と同様に、複数の端子36を有し、端子36は基端で連結部38に連結されている。端子36には、図9に示される相手側コネクタ58を介して、その他の複数の信号線が接続される。信号線用バスバー16は、電源側バスバー12・アース側バスバー14とは電気的に接続されていない。
上記3種類のバスバー12,14,16の端子の数は、後述する相手側コネクタ58を介して接続される複数の電線に対応される数であれば良いが、これらの電線よりも端子の数を多くするものであっても良い。
コンデンサ18は、電線などに混入するノイズを除去するためのものであり、断面が楕円形状を有する柱体からなり、両端面に電極18a,18bを有する。なお、コンデンサ18としては、一般的なコンデンサを用いることができ、その形状は特に限定されるものではない。コンデンサ18は、リード線が接続されていないものを好適に用いることができる。
コネクタハウジング20は、上部が開口した箱型形状の本体部21と、この本体部21に嵌合可能に取付けられるコネクタ部22とを有する。
コネクタ部22は、上記3種類のバスバー12,14,16の端子24,30,36が圧入される複数の端子圧入部44が形成されたフランジ40と、フランジ40に延設形成されメス型端子を有する相手側のメス型コネクタが嵌合される角筒状のフード部42とで構成されている。
コネクタ部22の内部について詳細に説明すると、図3(A−A断面図)に示すように、フランジ40の内部には、複数の端子24が圧入される複数の端子圧入部44が形成されている。端子圧入部44は、端子24の形状と対応した断面角形孔となっており、角筒状のフード部42の内部に連通している。複数の端子24の圧入口となるフランジ面40a側にはテーパ状のガイド44aが設けられており、複数の端子24が圧入しやすくなっている。なお、複数の端子圧入部44は、上下方向に2段に形成されているが、複数の端子を有するバスバーの形状や組み合わせに対応するものであれば良いので、特に2段に限定しなくても良い。
相手側のメス型コネクタが嵌合されるフード部42は、内部が空洞になっており、複数の端子圧入部44と連通している。
例えばこのコネクタ部22に電源側バスバー12の複数の端子24が複数の端子圧入部44から圧入されると、端子24基端の連結部26がフランジ面40aに当接され、端子24の圧入が止まる。このとき、端子24の先端がフード部42内に配置され、フード部42に嵌合される相手側のメス型コネクタのメス型端子と嵌合すれば、電気的に接続される。
このコネクタ部22は、次のような変形例が考えられる。すなわち図4(A−A断面図)に示すように、フランジ40’の内部に形成されている複数の端子圧入部44’内に、この断面角形孔を塞ぐ薄膜状の薄壁40’bを形成したものである。
一般に、コネクタ部22は樹脂を金型成形することにより形成され、フランジ40の端子圧入部44は金型にピンを配置して樹脂を金型成形することで形成される。この薄壁40’bを有するコネクタ部22’は、例えば、端子圧入部44’を形成する位置に、フランジ面40’a側とその反対側から2本のピンを配置し、これら2本のピンの向き合う先端に隙間をあけておくことで簡単に形成することができる。薄壁40’bの厚さは、端子圧入部44’に圧入する端子の圧入力で突き破ることができる厚さに調整すれば良い。
そして、コネクタ部22’のフランジ40’の端子圧入部44’に端子24(30,36)を圧入すると、図5(a)から図5(c)に示すように、端子24(30,36)は、先端から薄壁40’bを突き破って端子圧入部44’に圧入される。このとき、端子圧入部44’の内壁面と端子24(30,36)の外周表面との間には少しの隙間が生じているが、端子24(30,36)により突き破られた薄壁40’bは端子24(30,36)の外周表面に接触して、端子圧入部44’と端子24(30,36)との間の隙間を埋めるようになる。これにより、コネクタハウジング内に耐湿のための樹脂を充填したときに端子圧入部44’と端子24(30,36)との間から樹脂が漏れるのを防止する。また、端子24(30,36)により突き破られた薄壁40’bは端子24(30,36)の外周表面に密着するので、樹脂漏れだけでなく端子24(30,36)の端子圧入部44’への保持力も向上する。
端子圧入部に薄壁のないコネクタ部の場合、端子圧入部に端子が圧入されると端子圧入部の内壁面と端子の外周表面との間に少しの隙間が生じるので、コンデンサの耐湿性を向上させるためにコネクタハウジング内に樹脂を充填する際、この隙間から樹脂が漏れないように、端子の基端にゴム栓やスペーサを取付けることもあるが、上記コネクタ部22’のような構造にすれば、樹脂漏れ防止のための余分な部品が必要ないので、部品点数を減らすことができる。なお、コネクタ部22’は、上部が開口した箱型形状のコネクタハウジング本体部と一体形成することもできる。
そして、図2に示されるように、このコネクタ部22が取付けられる箱型形状の本体部21の一の側壁48には、コネクタ部22が取付けられるように、切欠48aが形成されている。本体部21の内部には、内壁50により、コネクタ部22のフランジ40が嵌合される側室52が設けられている。そして、内壁50により側室52と区切られた本室54内の底部には、凹部材56が設けられている。なお、本体部21は、上部が開口された箱型の形状に特に限定されなくても良い。
凹部材56は、樹脂などの射出成形などにより、本体部21と一体に成形されている。その上部には、コンデンサ18の本体外面が密接されるように、コンデンサ18の本体外面形状に合わせてくりぬかれた形状の凹部56aが形成されている。なお、この凹部材56は、本体部21と一体に成形されるものでなくても良く、別体を後から本体部21内に接着等により固定するものであっても良い。
ここで、バスバー12,14とコンデンサ18との関係についてみると、図6に示されるように、電源側バスバー12の電源側コンデンサ接続部28とアース側バスバー14のアース側コンデンサ接続部34は互いに向き合い、コンデンサ18を挟み込むように配置されている。このとき、両接続部28,34間の距離は、コンデンサ18の軸方向長さよりも若干小さくなっている。そして、電源側コンデンサ接続部28のコンデンサ18が接続される接続面28aとアース側コンデンサ接続部34のコンデンサ18が接続される接続面34aにはそれぞれバネ部28b,34bが形成されている。
よって、コンデンサ18が両接続部28,34間に取付けられると、コンデンサ18の両電極18a,18bが両接続部28,34から接圧を受け、コンデンサ18は両接続部28,34間で弾性的に接続(弾接)される。これにより、コンデンサ18は、両接続部28,34間で確実に固定され、電気的に接続される。
次に、コンデンサ18と凹部材56との関係についてみると、図7(a)に示されるように、凹部材56の上部に、コンデンサ18の本体外面形状に合わせてくりぬかれた形状の凹部56aが形成されているので、この凹部56aに沿ってコンデンサ18を設置するように誘導される。そして、コンデンサ18を凹部材56の凹部56aに載置するだけで簡単にコンデンサ18が位置決めされる。その結果、図7(b)で示される左右方向および下方向へのコンデンサ18の動きが規制されるので、コンデンサ18は非常に安定して配置される。以上により、電源側バスバー12とアース側バスバー14の両接続部28,34間にコンデンサ18が容易に設置される。
そして、本実施形態に係るコンデンサ内蔵ジョイントコネクタ10は、例えば以下のようにして製造される。
図8(a)(b)に示されるように、電源側バスバー12とアース側バスバー14と信号線用バスバー16とで構成される3種類のバスバー12,14,16を、コネクタ部22のフランジ40側からコネクタ部22に圧入する。次いで、図8(c)(d)に示されるように、3種類のバスバー12,14,16が圧入されたコネクタ部22のフランジ40を、コネクタハウジング20の本体部21の側室52に嵌合してコネクタ部22を本体部21に取付ける。次いで、図8(e)(f)に示されるように、本体部21の本室54内の底部に設けられた凹部材56の凹部56aに、コンデンサ18を載置して、電源側バスバー12の電源側コンデンサ接続部28とアース側バスバー14のアース側コンデンサ接続部34との間をコンデンサ18で接続する。これにより、図1に示されるように、コネクタハウジング20内にコンデンサ18が内蔵されたコンデンサ内蔵ジョイントコネクタ10が完成される。
そして、コネクタハウジング20内に電源側バスバー12やアース側バスバー14、コンデンサ18などを収容した後は、コネクタハウジング20の本体部21の開口した上部に、その開口した上部を覆うための蓋材などを被せると良い。これにより、コンデンサ18の上部が位置決め固定される。
また、図10(a)に示すように、コネクタハウジング20の本体部21内に樹脂59を充填するのでも良い。この場合、上記蓋材などによりコネクタハウジング20の本体部21の開口された上部を覆っても良いし、覆わなくても良い。これにより、内蔵されたコンデンサ18が湿気から保護されるとともに、コンデンサ18も確実に位置決め固定される。また、特に図4、図5に示す変形例のように、端子24(30,36)の端子圧入部44’に薄壁40’bを形成した場合には、図10(b)に示すように、端子24(30,36)の外周表面に薄壁40’bが密着するため、樹脂59が固化するまでの間、樹脂の流出を確実に防止できる。
以上に示すコンデンサ内蔵ジョイントコネクタ10は、図9に示されるように、開口した上部が樹脂または蓋材で覆われ、電気・電子機器のプラス側やマイナス側から導出された複数の電線端末やこれらの電源のプラス側から導出された電線端末その他複数の信号線端末が一括してまとめられた相手側コネクタ58と嵌合されることにより、これら複数の電線が一括接続される。すなわち、相手側コネクタ58でまとめられた電気・電子機器のプラス側から導出される複数の電線とこれらに供給すべき電源のプラス側から導出される電線は電源側バスバー12の複数の端子24と接続され、電気・電子機器のマイナス側から導出される複数の電線はアース側バスバー14の複数の端子30と接続され、その他の複数の信号線は、信号線用バスバー16の複数の端子36と接続される。
そして、コンデンサ内蔵ジョイントコネクタ10が相手側コネクタ58と嵌合されるときに、アース側バスバー14の一の端子30と接続される位置に、アース接続されたアース線が複数の電線に組み込まれるようにすれば、上記嵌合により、アース側バスバー14は直接アース接続され、電源側バスバー12はコンデンサ18を介してアース接続される。なお、この方法によらず、アース側バスバー14のアース接続を、アース側バスバー14と直接電気的に接続されたアース端子を設け、このアース端子で直接アース接続するものであっても良い。
このようなコンデンサ内蔵ジョイントコネクタ10によれば、凹部材56が電源側コンデンサ接続部28とアース側コンデンサ接続部34との間へのコンデンサ18本体の設置を誘導して位置決めが簡単になるので、これらの接続部28,34間にコンデンサ18を容易に設置することができる。そして、上記接続部28,34間にコンデンサ18本体が電気的に弾接されるので、上記接続部28,34間でコンデンサ18が確実に接続固定される。よって、半田付けすることなく電気的に接続することが可能となる。これにより、コンデンサ18の設置を簡便にし、コンデンサ18の接続作業性が向上する。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態において、コンデンサ内蔵ジョイントコネクタ10は、信号線用バスバー16を有するが、信号線用バスバー16がないものであっても同様の作用効果を奏することは言うまでもない。また、位置決め部材は、上記コンデンサ接続部28,34間にコンデンサ18本体の設置を誘導するものであれば良いので、凹部材56に限定されるものではない。
本発明に係るコンデンサ内蔵ジョイントコネクタは、自動車などに搭載される電気・電子機器のプラス側やマイナス側から導出される複数の電線やこれらの電源のプラス側から導出される電線、その他の信号線などを一括して接続するジョイントコネクタなどとして使用することができる。
本発明に係るコンデンサ内蔵ジョイントコネクタの一実施形態を表す斜視図である。 図1に示されるコンデンサ内蔵ジョイントコネクタの分解斜視図である。 図2に示されるコネクタ部のA−A断面図である。 図3に示されるコネクタ部の変形例を示す断面図である。 図4に示されるコネクタハウジングの端子圧入部に端子が圧入される様子を表す拡大図である。 コンデンサが接続される要部の拡大図である。 コンデンサが位置決めされる要部の拡大図である。 図1に示されるコンデンサ内蔵ジョイントコネクタの製造方法の一例を示す図である。 図1に示されるコンデンサ内蔵ジョイントコネクタが相手側コネクタと嵌合されて複数の電線が一括接続される様子を示す図である。 コネクタハウジングの本体部に樹脂を充填した状態を示す図である。 従来のジョイントコネクタの構造の一例を表す図である。
符号の説明
10 コンデンサ内蔵ジョイントコネクタ
12 電源側バスバー
14 アース側バスバー
18 コンデンサ
20 コネクタハウジング
28 電源側コンデンサ接続部
34 アース側コンデンサ接続部
56 凹部材
56a 凹部

Claims (5)

  1. 電気・電子機器のプラス側から導出される複数の電線と、これらに供給すべき電源のプラス側から導出される電線とが一括接続される電源側バスバーと、前記電気・電子機器のマイナス側から導出される複数の電線が一括接続されるアース側バスバーとがコネクタハウジング内に備えられ、前記電源側バスバーが有する電源側コンデンサ接続部と前記アース側バスバーが有するアース側コンデンサ接続部との間にはコンデンサ本体が前記コネクタハウジング内に設けられている位置決め部材により設置が誘導された状態で設置され、前記コンデンサ本体の両端の電極のうち一方の電極が前記電源側コンデンサ接続部に直接に接し、かつ他方の電極が前記アース側コンデンサ接続部に直接に接して両コンデンサ接続部間に電気的に接続された状態で弾発性をもって接圧固定されていることを特徴とするコンデンサ内蔵ジョイントコネクタ。
  2. 前記位置決め部材は、前記コンデンサ本体の外面形状に形成された凹部を有する凹部材により構成され、該凹部材の凹部上に前記コンデンサ本体の外面が密接状態で載置されていることを特徴とする請求項1に記載のコンデンサ内蔵ジョイントコネクタ。
  3. 前記コネクタハウジングは、その上部がコンデンサ本体の挿入のため開口され、この上部が開口されたコネクタハウジング内の底面に前記凹部材が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のコンデンサ内蔵ジョイントコネクタ。
  4. 前記コネクタハウジングの開口された上部には、その開口された上部を覆う蓋材が被せられると共に、該コネクタハウジング内には、樹脂が充填されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のコンデンサ内蔵ジョイントコネクタ。
  5. 前記コネクタハウジング内には、複数の信号線が一括接続される信号線用バスバーが、さらに収容されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のコンデンサ内蔵ジョイントコネクタ。
JP2006159277A 2006-03-20 2006-06-08 コンデンサ内蔵ジョイントコネクタ Expired - Fee Related JP4851243B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006159277A JP4851243B2 (ja) 2006-03-20 2006-06-08 コンデンサ内蔵ジョイントコネクタ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006076055 2006-03-20
JP2006076055 2006-03-20
JP2006159277A JP4851243B2 (ja) 2006-03-20 2006-06-08 コンデンサ内蔵ジョイントコネクタ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011169057A Division JP5144793B2 (ja) 2006-03-20 2011-08-02 コンデンサ内蔵ジョイントコネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007287642A JP2007287642A (ja) 2007-11-01
JP4851243B2 true JP4851243B2 (ja) 2012-01-11

Family

ID=38759208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006159277A Expired - Fee Related JP4851243B2 (ja) 2006-03-20 2006-06-08 コンデンサ内蔵ジョイントコネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4851243B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5370749B2 (ja) * 2009-06-02 2013-12-18 住友電装株式会社 電子部品構造体、及び電子部品構造体を内蔵してなるコネクタ
KR101575373B1 (ko) * 2010-08-24 2015-12-07 현대자동차주식회사 커넥터
CN102403604B (zh) * 2010-09-13 2014-05-07 胜德国际研发股份有限公司 可发光电源连接器及具有可发光电源连接器的电子装置
JP5625793B2 (ja) * 2010-11-18 2014-11-19 住友電装株式会社 防水コネクタ
JP5716607B2 (ja) * 2011-08-23 2015-05-13 住友電装株式会社 電子部品付きコネクタ
JP5904412B2 (ja) * 2012-12-18 2016-04-13 株式会社オートネットワーク技術研究所 ノイズフィルタ内蔵ジョイントコネクタ
JP5892477B2 (ja) * 2013-01-18 2016-03-23 住友電装株式会社 コンデンサ内蔵ジョイントコネクタ
JP5999507B2 (ja) 2013-02-08 2016-09-28 株式会社オートネットワーク技術研究所 ノイズフィルタ内蔵ジョイントコネクタ
JP6129643B2 (ja) 2013-05-22 2017-05-17 日立オートモティブシステムズ株式会社 制御装置、コネクタ、及びコネクタ用積層コンデンサ
ITUB20159751A1 (it) * 2015-12-30 2017-06-30 Johnson Electric Asti S R L Cablaggio con connettore integrato, particolarmente per autoveicoli.

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0620746A (ja) * 1992-07-03 1994-01-28 Murata Mfg Co Ltd 表面実装型コネクタ
JP3412201B2 (ja) * 1993-08-20 2003-06-03 住友電装株式会社 ノイズフィルタ
JPH0765904A (ja) * 1993-08-20 1995-03-10 Sumitomo Wiring Syst Ltd ノイズフィルタ
JPH1186980A (ja) * 1997-09-02 1999-03-30 Canon Inc コネクタ
JP2001176617A (ja) * 1999-12-20 2001-06-29 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP3881857B2 (ja) * 2001-08-30 2007-02-14 矢崎総業株式会社 ジョイントコネクタ
JP2004192882A (ja) * 2002-12-10 2004-07-08 Sumitomo Wiring Syst Ltd アースジョイントコネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007287642A (ja) 2007-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4851243B2 (ja) コンデンサ内蔵ジョイントコネクタ
JP4898860B2 (ja) コネクタ
JP4945596B2 (ja) スイッチ付き同軸コネクタ及びその組み立て方法
US9444167B2 (en) Terminal and terminal manufacturing method
JP4948575B2 (ja) カードエッジコネクタ及びその組付方法
JP4550733B2 (ja) 電気コネクタ
JP6761736B2 (ja) コネクタ
JP4575962B2 (ja) カードエッジコネクタ及びその組付方法
US20140148019A1 (en) Component module, mating connector, and connection structure between component module and mating connector
US9277658B2 (en) Electronic controller and method of manufacturing the electronic controller
JP2009059620A (ja) コネクタ
JP2008103114A (ja) 電気コネクタ
EP1684387A1 (en) Earth terminal fitting and electric connector having the same
JP5638932B2 (ja) 電子部品内蔵コネクタ
JP2018085228A (ja) コネクタ
CN110568242A (zh) 电流传感器
JP5144793B2 (ja) コンデンサ内蔵ジョイントコネクタ
JP4289606B2 (ja) コネクタ
JP2011028994A (ja) カードエッジコネクタ及びその組付方法
CN214176261U (zh) 插头连接器
KR100998813B1 (ko) 차폐형 커넥터 하우징 어셈블리 및 이를 위한 도전성탄성부재
JP2008176936A (ja) コネクタ装置
JP2015022968A (ja) コネクタ
JP7282449B2 (ja) プラグおよびレセプタクル
JP5394013B2 (ja) シールド用ケース及び該シールド用ケースを用いた電気コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110324

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110802

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111018

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111020

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees