JP2011215512A - 現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は、透磁率検知センサの検出精度を高めつつ、現像容器内の現像剤の循環を一定に保つことで画像の不具合の発生を抑制できる現像装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明に係る現像装置の代表的な構成は、トナー及びキャリアからなる現像剤を収納する現像容器31と、現像容器内の現像剤35を搬送する攪拌搬送スクリュー37と、現像容器内の現像剤35の透磁率に関する情報を検知するための検知面43aを備え、検知面43aの出力に基いて現像容器内のトナー濃度に関する情報を検出するための透磁率検知センサ43と、を有する現像装置42において、現像容器内の現像剤を搬送する搬送路の搬送方向と直交する幅方向において、搬送路の天井高さが現像剤面高さよりも低い第一領域80と、搬送路の天井高さが現像剤面高さよりも高い第二領域81aと、を有し、第一領域80の鉛直方向下方に検知面43aを設けたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式を用いたコピー、ファックス、プリンターなどの画像形成装置に用いられる現像装置に関するものである。
図9は従来の現像装置の構成図である。図9に示すように、従来の現像装置32は、隔壁44によって現像剤流路である現像室R1と攪拌室R2に区画された現像容器31を備えている。現像室R1と攪拌室R2にはそれぞれ攪拌搬送スクリュー(搬送部材)36、37が回転可能に設けられている。現像室R1の開口部30には、所定の方向に回転する現像スリーブ38が設けられている。現像スリーブ38は、所定の方向に回転する感光体ドラム3と微小間隔をおいて対向配置されている。現像スリーブ38の内部には磁石29が固定配置されている。
現像により消費されたトナー量に応じたトナーが、補給用トナーの収容されているトナー貯蔵室(不図示)から攪拌室R2内へ補給される。補給されたトナーは、攪拌室R2内のスクリュー37による攪拌によって現像容器31中の現像剤35と攪拌され、搬送される。現像室R1内のスクリュー36の現像剤搬送方向と、攪拌室R2内のスクリュー37の現像剤搬送方向は、逆方向となっている。隔壁44には図中手前側と奥側に開口が設けられている。この2つの開口で現像室R1と攪拌室R2との間で現像剤35の受け渡しが行われる。
現像容器31内にはトナー粒子と磁性キャリアが混合された現像剤35が収容されている。現像剤中に占める、磁性キャリアCに対するトナー粒子Tの体積混合比をT/C比という。現像容器中の2成分現像剤のT/C比の維持は、出力画像の安定化に非常に重要である。透磁率検知センサ43は、攪拌室R2内に設けられ、検知面(検知部)43上の一定体積の現像剤35の透磁率をインダクタンスを利用して検知する。透磁率検知センサ43は、T/C比を直接検知でき、トナー飛散による汚れの影響を受けず、さらにセンサ単体が安価でありコストを抑えることができる。
透磁率検知センサ43が、一定体積中の現像剤35の透磁率が大きくなった場合には、現像剤35のT/C比が低くなったと判断し、トナー補給を開始する。逆に、透磁率が小さくなった場合には、現像剤35のT/C比が高くなったと判断し、トナー補給を停止する。このようなシーケンスに基づき現像剤35のT/C比を制御する。
しかし、透磁率検知センサ43は、一定体積中の透磁率を検出しているため、耐久などにより現像剤のかさ密度が変化すると、一定体積中の透磁率が変化するため、T/C比の正確な検知ができなくなる。
そこで、特許文献1では、図10(a)図10(b)に示すように、搬送路の天井の透磁率検知センサ43が設置されている部分の第一領域70を低くし、現像剤流路を他の領域に比べ狭くしている。図10(a)は従来例の現像装置の図9におけるX−X方向からみた断面図である。図10(b)は従来例の現像装置の図9におけるY−Y方向からみた断面図である。すなわち、図10(b)は図10(a)のZ方向からみた長手図である。第一領域70は、現像剤35の搬送方向と直交する流路の幅方向全域にわたって設けられている。現像剤流路を狭くする事により、現像剤35のかさ密度の変動を抑制し、透磁率検知センサ43の誤検知を抑制している。
特開2003−307918
しかしながら、特許文献1では、現像剤の流路が小さくなるため、現像剤の循環を均一にする事が難しくなる。天井の低くなる第一領域70の上流側に滞留が発生しやすい。現像剤の流動性、かさ密度は、設置環境や耐久枚数、使用状況により刻々と変化する。そのため、一部のみ流路がせまくなるような搬送経路において、耐久を通して現像剤の循環を一定にする事は困難である。現像剤の循環が悪くなると、現像スリーブ38への現像剤35の供給が不安定になり、画像濃度薄や画像濃度ムラといった画像の不具合が生じるおそれがある。
具体的に説明すると、使用初期には、現像剤35の流動性が高いため流路が狭くなった部分においても、現像剤35はスムーズに搬送される。そのため、天井の低くなる第一領域70の上流側においても滞留は発生せず、初期の現像剤高さ500(図10(b)中の実線)は搬送方向において一定となっている。しかし、使用後期には、現像剤35の流動性が低下し天井の低くなる第一領域70の上流側において滞留が生じ、現像剤面高さ501(図10(b)中の破線)は均一でなくなる。
また、流路の途中にて現像剤の滞留が発生すると、滞留して動かなくりトナーが凝集する。凝集したトナーが、振動などの拍子に現像スリーブ38へ搬送され、現像に供されるとトナー凝集塊による画像の不具合が生じるおそれがある。
そこで、本発明は、透磁率検知センサの検出精度を高めつつ、現像容器内の現像剤の循環を一定に保つことで画像の不具合の発生を抑制できる現像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る現像装置の代表的な構成は、トナー及びキャリアからなる現像剤を収納する現像容器と、前記現像容器内の現像剤を搬送する搬送部材と、前記現像容器内の現像剤の透磁率に関する情報を検知するための検知部を備え、前記検知部の出力に基いて前記現像容器内のトナー濃度に関する情報を検出するためのトナー濃度検出手段と、を有する現像装置において、前記現像容器内の現像剤を搬送する搬送路の搬送方向と直交する幅方向において、該搬送路の天井高さが現像剤面高さよりも低い第一領域と、該搬送路の天井高さが現像剤面高さよりも高い第二領域と、を有し、前記第一領域の鉛直方向下方に前記検知部を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、搬送路の天井高さが現像剤面高さよりも低い第一領域を設けることでトナー濃度検出手段の検出精度を高めつつ、搬送路の天井高さが現像剤面高さよりも高い第二領域を設けることで現像容器内の現像剤の循環を一定に保つことで画像の不具合の発生を抑制できる。
第一実施形態に係る現像装置の構成図である。 (a)第一実施形態に係る現像装置の図1におけるX−X方向からみた断面図である。(b)第一実施形態に係る現像装置の図1におけるY−Y方向からみた断面図である。 画像形成装置の構成図である。 (a)透磁率検知センサと天井の位置関係を示す図である。(b)透磁率検知センサと天井の位置関係を示す図 その2である。 透磁率検知センサ誤検知率の比較グラフである。 (a)透磁率検知センサと現像剤面高さの位置関係を示す図である。(b)透磁率検知センサにおける圧力と現像剤面高さの関係を示す図である。 第二実施形態に係る現像装置の構成図である。 (a)第二実施形態に係る現像装置のX−X方向からみた断面図である。(b)第二実施形態に係る現像装置のY−Y方向からみた断面図である。 従来例の現像装置の構成図である。 (a)従来例の現像装置の図8におけるX−X方向からみた断面図である。(b)従来例の現像装置の図8におけるY−Y方向からみた断面図である。
[第一実施形態]
本発明に係る現像装置の第一実施形態について、図を用いて説明する。図3は電子写真画像形成装置の構成図である。図3に示すように、画像形成装置は、感光体ドラム(像担持体)3を回転自在に設け、感光体ドラム3を一次帯電器4で一様に帯電する。帯電した一次帯電器4は、レーザのような発光素子5によって情報信号を露光され、静電潜像が形成される。静電潜像は、現像装置42で現像剤35により現像されてトナー像として可視像化される。トナー像は、転写帯電器6によりシート7に転写され、定着装置8にて定着される。転写後に感光体ドラム3上に残った転写残トナーはクリーニング装置9により除去される。
図1は現像装置の構成図である。図1に示すように、現像装置42は、隔壁44によって現像剤流路である現像室R1と攪拌室R2に区画された現像容器31を備えている。現像室R1と攪拌室R2にはそれぞれ攪拌搬送スクリュー(搬送部材)36、37が回転可能に設けられている。現像室R1の開口部30には、矢印方向に周速度Vbで回転する現像スリーブ(現像剤担持体)38が設けられている。現像スリーブ38は、矢印方向に周速度Vaで回転する感光体ドラム3と微小間隔をおいて対向配置されている。現像スリーブ38の内部には磁石29が固定配置されている。現像スリーブ38は、現像容器31の開口部上端に設けられた層厚規制ブレード41にて現像剤35が適正な層厚に規制された後、現像剤35を現像領域に担持搬送する。現像スリーブ38に担持された現像剤の磁気ブラシは現像領域で感光体ドラム3に接触し、静電潜像はこの現像領域で現像される。
現像により消費されたトナー量に応じたトナーが、補給用トナーの収容されているトナー貯蔵室(不図示)から攪拌室R2内へ補給される。 本実施形態では、第一領域80が攪拌室R2に補給用のトナーを搬送する搬送路80aをかねており、搬送路80aの底部が、第一領域80を形成している。こうすることで攪拌室Rの上方から補給用のトナーを落下補給する構成において、より上下方向の小型化が図れる構成になっている。
補給されたトナーは、攪拌室R2内のスクリュー37による攪拌によって現像容器31内に収納された現像剤35と攪拌され、搬送される。現像室R1内のスクリュー36の現像剤搬送方向と、攪拌室R2内のスクリュー37の現像剤搬送方向は、逆方向となっている。隔壁44には図中手前側と奥側に開口が設けられている。この2つの開口で現像室R1と攪拌室R2との間で現像剤35の受け渡しが行われる。
現像容器内にはトナー粒子と磁性キャリアが混合された現像剤35が収容されている。現像剤中に占める、磁性キャリアCに対するトナー粒子Tの体積混合比をT/C比という。現像容器中の2成分現像剤のT/C比の維持は、出力画像の安定化に非常に重要である。透磁率検知センサ(トナー濃度検出手段)43は、攪拌室R2内に設けられ、検知面(検知部)43aを有している。検知面43aは検知面43a上の一定体積の現像剤35の透磁率に関する情報を検知結果として出力し、透磁率検知センサ43はこの出力に基づいてインダクタンスを利用してトナー濃度に関する情報を検出する。透磁率検知センサ43は、T/C比を直接検知でき、トナー飛散による汚れの影響を受けず、さらにセンサ単体が安価でありコストを抑えることができる。
透磁率検知センサ43が、一定体積中の現像剤35の透磁率が大きくなった場合には、現像剤35のT/C比が低くなったと判断し、トナー補給を開始する。逆に、透磁率が小さくなった場合には、現像剤35のT/C比が高くなったと判断し、トナー補給を停止する。このようなシーケンスに基づき現像剤35のT/C比を制御する。
透磁率検知センサ43は、攪拌室R2の側面でかつスクリュー37に近接した場所に斜めに配置されている。なお、透磁率検知センサ43は、検知面43aにトナー濃度検知が可能な程度の現像剤の厚みを確保でき、スクリュー37の回転時に現像剤35が流動可能な場所であればよい。例えば、攪拌室R2の側面に垂直に設けられていてもよいし、攪拌室R2の底面に水平に設けられていてもよい。また、現像剤搬送方向においても自由に配置できる。
図2(a)は現像装置42の図1におけるX−X方向からみた断面図である。図2(b)は現像装置42の図1におけるY−Y方向からみた断面図である。現像剤の搬送される方向を矢印Dで示している。図1、図2(a)に示すように、本実施形態では、従来の第一領域70に変えて、第一領域80を設けている。第一領域80は、透磁率検知センサ43が設置されている部分の上方に設けられており、図1、図2(b)に示すように、他の部分の天井より低くなっている。第一領域80の天井高さは現像剤面高さよりも低くなっている。第一領域80の高さは、使用初期から現像剤の流動性が低下した使用後期に渡って、現像剤35が第一領域80に接触して現像剤35のかさ密度が一定になる高さであればよい。
第一領域80を設けることで、第一領域80の下方の現像剤流路を他の領域(天井81、第二領域81a)に比べ狭くしている。これにより、第一領域80の下方で現像剤35が一定の密度で搬送され、かさ密度の変動を抑制できる。これにより、かさ密度変動による透磁率検知センサ43の誤検知を抑制できる。
具体的には、第一領域80に現像剤35が接触しして、透磁率検知センサ43にある程度以上の圧力がかかっている。これによって、現像剤35のかさ密度が一定になり、現像剤35の物性が変化しても透磁率検知センサ43の誤検知を抑制できる。
透磁率検知センサ43における圧力を、FISO Technology社製の圧力センサを用いて測定した。透磁率検知センサ43における圧力と現像剤面高さの関係を図6(a)、図6(b)を用いて説明する。図6(a)は、透磁率検知センサと現像剤面高さの位置関係を示す図である。図6(b)は透磁率検知センサにおける圧力と現像剤面高さの関係を示す図である。尚、透磁率検知センサにおける圧力は、現像剤の種類や現像容器の構成、透磁率検知センサ径などにより異なるため、相対値にてグラフを示す。現像剤面高さは、図6(a)に示すように、攪拌室R2の容器底を0とし、鉛直上向きをプラスにとり現像剤面高さを測定している。
図6(a)に示すように、現像剤面高さをh1、h2、h3と徐々に高めていった時の透磁率検知センサにおける圧力を測定した。図6(b)に示すように、透磁率検知センサにおける圧力は、現像剤面高さh1〜h3に比例して増加し、第一領域80のある現像剤面高さHに達すると、圧力は一定になる。これは、第一領域80が搬送流路の幅方向全域ではなく、幅方向において部分的に設けられているため、圧が逃げるためである。現像剤35の量が第一領域80のある現像剤面高さHで、現像剤搬送方向において一定となるように調整することで、透磁率検知センサ43における現像剤からの圧力が一定となり、透磁率検知センサ43の検知精度は高まる。
第一領域80は、現像剤35の搬送方向と直交する搬送流路の幅方向の途中まで設けられており、搬送流路の幅方向において第一領域80がない第二領域81aは天井高さが現像剤面高さよりも高く、現像剤35が接触しない通常の高さの天井となっている。搬送流路の幅方向に、低い第一領域80と高い第二領域81aを設けることにより、第一領域80の上流側に滞留しやすい現像剤35が、搬送流路が広くなった第二領域81aの下方から搬送されやすくなっている。第一領域80の側は、図1に示すように現像剤35が第一領域80に接触している。一方、第一領域80のない第二領域81a側では、現像剤35は第二領域81aに規制されることなく搬送されていく。
これにより、図2(b)に示すように、第一領域80の上流側に現像剤35が滞留することなく、使用初期の現像剤面高さ600(実線)と耐久後の現像剤面高さ601(破線)ともに、均一に保つ事ができる。このように、使用初期から後期に渡って、現像剤35の循環を均一にすることができ、現像スリーブ38へ現像剤35を安定して供給でき、トナー凝集塊による画像不良の発生を抑制できる。また、画像濃度薄や画像濃度ムラといった画像の不具合の発生を抑制できる。また、従来の第一領域70に比べて第一領域80のある限られた範囲でしか現像剤35が摩擦しないため、現像剤の劣化を軽減でき、現像剤劣化による画像の不具合の発生を抑制できる。
なお、天井に現像剤が接触しているかどうかは、攪拌スクリューの位相を30°おきに停止させ、現像剤面の高さを測定し判断した。攪拌スクリューの形状により、現像剤の搬送状態がかわり現像剤面高さが変化する。その影響を考慮し攪拌スクリュー一周分の平均値を測定するため、30°毎の現像剤面高さを測定している。30°おきに12点測定し、そのうちの7点以上が天井に接触していたら、天井に現像剤が接触していると表現している。本実施形態では、上記方法で剤面高さを測定した際に、7点以上が天井に接触している場合は、天井の位置が現像剤面高さよりも低いとする。また、上記方法で剤面高さを測定した際に、天井に接触している回数が3点未満の場合は、天井の高さが現像剤面高さよりも高いとする。
(透磁率検知センサ43の検知面43aと第一領域80との位置関係)
ここで、透磁率検知センサ43の検知面43aと第一領域80との位置関係を説明する。図4(a)は透磁率検知センサ43と第一領域80との関係を示す断面図である。透磁率検知センサ43の検知面43aから重力方向(図4(a)中のy方向)の上方へ垂直に延長した破線82、83が、第一領域80と交わる関係である事が必要である。すなわち、第一領域80の鉛直方向下方に検知面43aが配置されていることが必要である。
図4(b)に示すように、透磁率検知センサ43の検知面43aを1mmほど検出する現像剤側へ平行シフトした検知面Cを想定し、重力方向上方へ垂直に延長した一点鎖線84、85と第一領域80がx方向において重なっていれば、より検知精度があがる。すなわち、透磁率検知センサ43の検知面43aの鉛直方向上方から1mmほど広い範囲に第一領域80があると、より検知精度があがる。例えば、図4(a)は誤検知量が0.5%である。これに対し、図4(a)から第一領域80の長さを搬送流路の幅方向に1mm延ばした図4(b)では、誤検知量が0.4%となり、検知精度が上がった。なお、第一領域80がない場合の誤検知量は1.5%であった。誤検知量の測定方法については、後述する。本実施形態では、搬送流路の幅方向において、攪拌室R2の流路幅Aは20mm、第一領域80は8mm、第二領域81aは12mmの長さとなっている。第一領域80の搬送流路の幅方向の長さは、攪拌室R2の幅方向の長さの70%以下であることが好ましく、さらに50%以下であることが好ましい。80%を超えると、従来と同様に、現像剤35の循環が不均一になってしまうためである。
(検知精度の比較)
ここで、透磁率検知センサ43の検知精度を比較する。図9に示した従来の現像装置32と、図9の構成から第一領域70を取り除いた従来の現像装置と、図1に示した本実施形態の現像装置42の3つを用いて、画像形成を繰り返し行い耐久実験を行った。0枚から10000枚毎の透磁率検知センサ43の検出値と実際のトナー濃度の比較と、画像不良の発生を確認した。
図5に透磁率検知センサ43の検知精度の推移グラフを示す。図5は横軸に画像形成枚数、縦軸にトナー濃度の検知精度(誤検知量)をとり、10000枚毎に検知精度をプロットしている。検知精度とは、実際のトナー濃度と透磁率検知センサとの検出値の差分である。すなわち、検知精度(誤検知量)は、誤検知量(%)=(実際のトナー濃度)−(透磁率検知センサ検知濃度)となっている。なお、トナー濃度は、キャリアとトナーの重量比率であるので単位を%として比較を行った。
図5に示すように、第一領域70のない従来の現像装置では、耐久枚数が進むにつれ誤検知量が1.5%を超えてしまった。これは、耐久が進むにつれ、現像剤のかさ密度と流動性が変化したことによる。実際のトナー濃度が同じであっても、第一領域70がないため、透磁率検知センサ43がかさ密度の変化の影響を受け誤検知してしまうためである。
従来の現像装置32では、第一領域70があるため、現像剤のかさ密度が変化しても透磁率検知センサ43は正確に検出できる。そのため、誤検知量は0.5%以内であった。しかし、38000枚過ぎからトナー凝集塊に起因する画像の不具合が発生した。また、44000枚過ぎから現像スリーブ38への現像剤の供給が不安定になり、画像不良が発生してしまった。
本実施形態の現像装置42では、第一領域80があるため、透磁率検知センサ43の誤検知量は0.5%以内であった。さらに、流路幅方向において第一領域80より高い第二領域81aがあるため、50000枚通して、従来の現像装置32で発生したような画像不良は発生しなかった。
[第二実施形態]
本発明に係る現像装置の第二実施形態について、図を用いて説明する。
図7は本実施形態に係る現像装置の構成図である。図7に示すように、本実施形態の現像装置52は、上記第一実施形態の現像装置42の第一領域80に変えて第一領域90を設けたものである。現像装置52は、画像形成装置から簡易に交換できる構成とした。現像装置52と感光体ドラム3や帯電手段も一体化して交換できるようにしたプロセスカートリッジ構成とする。なお、現像装置42も画像形成装置から簡易に交換できるプロセスカートリッジとしてもよい。
図8(a)は現像装置52の図7のX−X方向からみた断面図である。図8(b)は現像装置52の図7のY−Y方向からみた断面図である。図8(b)は図8(a)のZ方向からみた長手図である。図8(a)、図8(b)に示すように、第一領域90は、攪拌室R2と現像室R1とをつなぐ開口部28に対向する位置から透磁率検知センサ43の鉛直方向上方まで連続して設けられている。第一領域90は、図8(a)の点線で図示されている。
図8(b)に現像剤35の流れ方向と現像剤面高さ700(実線)、701(破線)を示す。上記第一実施形態の構成では、現像剤35が搬送される途中(第一領域80のある位置)から流路が狭くなるので、第二領域81aがあるため画像の不具合は発生しないものの、若干の滞留が発生する。特に、プロセスカートリッジ構成とし、画像形成装置から取り出し傾けたときに、透磁率検知センサ43の上流側に現像剤が偏る事がある。逃げ場があるため徐々にセンサ上流部の現像剤の偏りは解消されるものの滞留が発生していることは好ましくない。
本実施形態では、画像形成装置から取り出し、傾けるとセンサ部上流側に現像剤が偏るが、現像剤の搬送方向に対して、透磁率検知センサ43の上流側の流路は、開口部28から一定したスペースとなっているため、滞留は発生しない。このように、滞留する現像剤がないことにより、現像装置に格納した現像剤を無駄なく使えるため、より長期にわたって良好な画像を形成することができる。なお、プロセスカートリッジ構成であればより効果を発揮するが、プロセスカートリッジ構成でなくとも効果がある。
R1 …現像室
R2 …攪拌室
3 …感光体ドラム
4 …一次帯電器
5 …発光素子
6 …転写帯電器
7 …シート
8 …定着装置
9 …クリーニング装置
28 …開口部
29 …磁石
30 …開口部
31 …現像容器
35 …現像剤
36、37 …攪拌搬送スクリュー(搬送部材)
38 …現像スリーブ
41 …層厚規制ブレード
42、52 …現像装置
43 …透磁率検知センサ(トナー濃度検出手段)
43a …検知面(検知部)
44 …隔壁
80、90 …第一領域
81 …天井
81a …第二領域

Claims (2)

  1. トナー及びキャリアからなる現像剤を収納する現像容器と、
    前記現像容器内の現像剤を搬送する搬送部材と、
    前記現像容器内の現像剤の透磁率に関する情報を検知するための検知部を備え、前記検知部の出力に基いて前記現像容器内のトナー濃度に関する情報を検出するためのトナー濃度検出手段と、を有する現像装置において、
    前記現像容器内の現像剤を搬送する搬送路の搬送方向と直交する幅方向において、該搬送路の天井高さが現像剤面高さよりも低い第一領域と、該搬送路の天井高さが現像剤面高さよりも高い第二領域と、を有し、前記第一領域の鉛直方向下方に前記検知部を設けたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像容器は、開口部でつながった現像室と攪拌室を有し、
    前記第一領域は、現像剤搬送方向にそって、前記開口部に対向する位置から前記トナー濃度検出手段の鉛直方向上方に渡って設けられていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
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