JP6547428B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像装置及び画像形成装置に関し、特に、現像装置内のトナー濃度を精度良く検出する技術に関する。
トナーとキャリアーからなる2成分系の現像剤を用いる画像形成装置においては、トナー濃度を制御するために、例えば、現像装置内のキャリアーの透磁率が測定される。現像装置内における現像剤の嵩は、現像剤を撹拌することなく長時間放置したり環境が変化したりすることによって変動する。現像剤の嵩が変動することによって透磁率センサーの測定範囲内におけるキャリアー量が変動すると、透磁率の測定値もまた変動するためトナー濃度を精確に測定することができなくなってしまう。
このような問題に対して、例えば、現像剤を放置した前後において検出された透磁率が大きく異なっている場合には、所定時間だけ現像剤を撹拌してから印字する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。放置によって現像剤の嵩密度が上昇するとキャリアー密度が上昇してトナー濃度が誤検出される恐れがあるのに対して、現像剤を撹拌することによって嵩密度を低下させれば、トナー濃度の誤検出を防止することができる。
また、透磁率センサーと反射光量センサーとを併用してトナー濃度を検出する技術も提案されている(例えば、特許文献2を参照)。現像剤からの反射光量はトナー濃度の他、現像剤の密度によっても変化するところ、現像剤の密度を透磁率センサーで検出して反射光量センサーの検出結果を補正すれば、トナー濃度の検出精度を向上させることができる。
特開2010−054794号公報 特開平05−341654号公報
しかしながら、現像剤は撹拌すると劣化が進んで寿命が短くなるため、放置のたびに撹拌するのは望ましくない。また、現像剤が長時間放置された後に受け付けた印刷要求を切掛けとして現像剤を撹拌すると、印刷処理を開始するまでの待ち時間が長くなってしまう。
また、現像剤からの反射光量を検出する方法では、顔料を用いた黒色のトナーについて反射光量を検出することができないために、トナー濃度が変化することなく液面の高さだけが変動した場合には、トナー濃度を精確に検出することができない。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、現像剤を劣化させたり、FCOT(First Copy Out Time)を長くしたりすることなく精度良くトナー濃度を検出することができる現像装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る現像装置は、2成分系現像剤を用いて静電潜像を現像する現像装置であって、現像時に現像剤を循環撹拌しながら供給する現像槽と、現像槽内の現像剤の透磁率をそれぞれ検出する2つの透磁率センサーと、前記2つの透磁率センサーの検出値を用いて、前記現像槽内のトナー濃度を制御する制御手段と、を備え、前記2つの透磁率センサーは、一方が前記現像槽の鉛直方向上方に、他方が鉛直方向下方に配設されおり、かつ、前記2つの透磁率センサーは、現像槽内のトナー濃度が前記制御手段の制御目標値になっており、且つ現像槽内の現像剤が撹拌されている状態で、当該現像剤の鉛直方向における中央から互いに等距離になる位置に配設されていることを特徴とする。
このようにすれば、2つの透磁率センサーを用いて、現像剤の嵩の変動による検出値の変化を相殺するので、精度良くトナー濃度を検出することができる。また、透磁率の検出に先立って現像剤を撹拌する必要がないので現像剤の劣化を防止し、FCOTの短縮を図ることができる。更に、透磁率のみを検出するので、トナーの色によらずトナー濃度を検出することができる。
この場合において、前記2つの透磁率センサーは、前記現像槽を挟んで互いに鉛直方向に対向するように配設されているのが望ましく、更に、前記制御手段は、2つの透磁率センサーの検出値の算術平均値を用いて前記トナー濃度を制御すれば好適である。
また、前記算術平均値は加重算術平均値であって、前記制御手段は、現像槽内のトナー濃度が前記制御手段の制御目標値になっている状態で、当該制御目標値に相当する透磁率に略一致するように前記加重算術平均の重みが設定されているのが望ましい。また、前記加重算術平均の重みがすべて同じ値であってもよい。
また、前記2つの透磁率センサーのうち鉛直方向における下側に配設された透磁率センサーの検出値T1を現像剤の液面変動時に補正するための基準値Tsから差し引いた差分値d1と、前記2つの透磁率センサーのうち鉛直方向における上側に配設された透磁率センサーの検出値T2から前記基準値Tsを差し引いた差分値d2との差分値(d2−d1)が所定の閾値dt以上である場合に、前記算術平均値は、検出値T2に代えて値{T2−(d2−d1)}を用いて算出されていてもよい。
また、前記現像槽から現像剤の供給を受けて静電潜像を現像する現像ローラーを備え、前記現像槽は、現像剤を撹拌する撹拌槽と、現像剤を前記現像ローラーに供給する供給槽とを有しており、当該撹拌槽と供給槽との間で現像剤を循環させ、前記2つの透磁率センサーは、前記撹拌槽を挟んで配設されていてもよい。
また、前記現像槽内に配設され、前記現像剤を撹拌する撹拌部材を備え、前記2つの透磁率センサーは、前記撹拌部材によって前記現像剤が撹拌されない位置を挟んで配設されていてもよい。
また、本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る現像装置を備えることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、更に、画像安定化処理を実行する画像安定化手段と、前記2つの透磁率センサーの検出値どうしの差分値から、前回透磁率を検出したときの差分値を差し引いた変化量が所定の閾値よりも小さい場合には前記画像安定化手段が画像安定化処理を実行するのを禁止する禁止手段と、を備えてもよい。
また、本発明の一形態に係る画像形成装置は、2成分系現像剤を用いて静電潜像を現像する現像装置であって、現像時に現像剤を循環撹拌しながら供給する現像槽と、現像槽内の現像剤の透磁率をそれぞれ検出する2つの透磁率センサーと、前記2つの透磁率センサーの検出値を用いて、前記現像槽内のトナー濃度を制御する制御手段と、を備え、前記2つの透磁率センサーは、一方が前記現像槽の鉛直方向上方に、他方が鉛直方向下方に配設されている前記現像装置と、画像安定化処理を実行する画像安定化手段と、前記2つの透磁率センサーの検出値どうしの差分値から、前回透磁率を検出したときの差分値を差し引いた変化量が所定の閾値よりも小さい場合には前記画像安定化手段が画像安定化処理を実行するのを禁止する禁止手段と、を備えることを特徴とする。
この場合において、前記2つの透磁率センサーは、前記現像槽を挟んで互いに鉛直方向に対向するように配設されていてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の主要な構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る現像装置100の現像槽の主要な構成を示す水平断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る撹拌槽210の切欠き部212付近の構成を示す鉛直断面図である。 制御部101の主要な構成を示す図である。 制御部101が現像装置100にトナーを補給する制御動作を示すフローチャートである。 トナー濃度一定で現像剤の嵩が変化した場合の透磁率P1、P2を例示するグラフである。 トナー濃度一定で現像剤の嵩が変化した場合のトナー濃度T1、T2を例示するグラフである。 放置後に撹拌を行った場合のトナー濃度T1、T2の推移を例示するグラフである。 高温多湿により現像剤の嵩が変化した場合のトナー濃度T1、T2の推移を例示するグラフである。 現像剤が補給された場合のトナー濃度T1、T2の推移を例示するグラフである。 制御部101が現像装置100にトナーを補給する制御動作を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る現像装置及び画像形成装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[1]第1の実施の形態
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る現像装置及び画像形成装置は、2つの透磁率センサーを組み合わせて現像剤のトナー濃度T0を検出する点を特徴としている。
(1−1)画像形成装置の構成
まず、本発明に係る画像形成装置の構成について説明する。
図1に示されるように、本実施の形態に係る画像形成装置1は所謂タンデム型デジタルカラープリンターである。画像形成装置1は、制御部101を備えており、LAN(Local Area Network)等を介してPC(Personal Computer)等の外部装置から印刷ジョブを受け付けたり、画像形成装置1の動作を制御したりする。
画像形成装置1には、半伝導性材料からなる中間転写ベルト102が内蔵されており、駆動ローラー103及び従動ローラー104、105に張架され、矢印A方向に回転駆動される。中間転写ベルト102の下方には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像をそれぞれ形成する作像ユニット106Y〜106Kが中間転写ベルト102に沿って順次配置されている。
作像ユニット106Y〜106Kはそれぞれ感光体ドラム107Y〜107Kを有している。感光体ドラム107Y〜107Kの周囲には、矢印Bで示される回転方向に沿って順に帯電装置108Y〜108K、プリントヘッド部109Y〜109K、現像装置100Y〜100K、一次転写ローラー110Y〜110K及びクリーナー111Y〜111Kがそれぞれ配置されている。
帯電装置108Y〜108Kはそれぞれ感光体ドラム107Y〜107Kの外周面を均一に帯電させる。プリントヘッド部109Y〜109Kは、感光体ドラム107Y〜107Kの軸方向と平行な主走査方向に並べられた多数のLEDから構成されており、プリントヘッド用LEDドライブ回路を用いてLEDを発光駆動することによって、感光体ドラム107Y〜107Kの外周面を露光し、静電潜像を形成する。
現像装置100Y〜100Kは、負帯電したトナーを感光体ドラム107Y〜107Kの外周面上に供給することによって静電潜像を現像し、YMCK各色のトナー像とする。なお、制御部101は、現像装置100Y〜100Kそれぞれに収容されたトナー濃度T0を監視して、トナー濃度T0が略一定に保たれるように、不図示のトナーボトルからトナーを補給する。
一次転写ローラー110Y〜110Kはそれぞれ中間転写ベルト102を挟んで感光体ドラム107Y〜107Kに対向する位置において、中間転写ベルト102の内周面に接触するように設けられる。一次転写ローラー110Y〜110Kは、不図示の電源により正極性の一次転写電圧V1が印加されており、それぞれ感光体ドラム107Y〜107Kの外周面上に担持されたトナー像を中間転写ベルト102上に静電転写(一次転写)する。
クリーナー111Y〜111Kはそれぞれ一次転写後に感光体ドラム107Y〜107Kの外周面上に残留するトナーを回収してクリーニングする。
駆動ローラー103は、中間転写ベルト102を挟んで、中間転写ベルト102の外周面側から二次転写ローラー112が圧接されており、二次転写ローラー112と中間転写ベルトとの接触部が二次転写ニップ113になっている。二次転写ローラー112は、不図示の電源により二次転写電圧V2が印加される一方、中間転写ベルト102の支持ローラー103は接地されており、中間転写ベルト102上に担持されたトナー像が二次転写ニップ113において記録シートに静電転写(二次転写)される。なお、二次転写ローラー112は、不図示の退避機構により中間転写ベルト102と非接触となる位置へ退避することができる。
クリーナー114は従動ローラー104には中間転写ベルト102を挟んで圧接されている。このクリーナー114は、正極性のクリーニング電流が供給されたクリーニングブラシローラー115を用いて、二次転写後に中間転写ベルト102上に残留するトナーを掻きとり、廃トナーボックス116内に回収する。クリーニングブラシローラー115もまた、二次転写ローラー112と同様に、不図示の退避機構により中間転写ベルト102と非接触となる位置へ退避できる。
画像形成装置1の下部には、給紙カセット120が着脱可能に装着されている。給紙カセット120内に積載収容された記録シートSは、給紙ローラー121の回転によって最上部のものから1枚ずつ搬送路130に送り出される。搬送路130は、給紙カセット120から、タイミングローラー対131のニップ部、二次転写ニップ113、および定着装置140を通って排紙トレイ150まで延びている。
タイミングローラー対131は、給紙カセット120から搬出された記録シートSを、中間転写ベルト102上のトナー像と同期をとって二次転写ニップ113へ搬送する。タイミングローラー対131の記録シート搬送方向における上流側近傍には、タイミングセンサー132が配置されており、給紙カセット120から搬送路130へ搬出された記録シートSの先端を検出することによって、当該先端がタイミングローラー対131に当接するタイミングが検出される。
タイミングセンサー132が記録シートSの先端を検出すると、タイミングローラー対131は回転を一旦停止した後、中間転写ベルト102上のトナー像と同期をとって記録シートSを二次転写ニップ113へ搬送する。
タイミングローラー対131の一方のローラー131aに対向して紙厚センサー133が配置されている。紙厚センサー133は、タイミングローラー対131に記録シートSの先端が当接したときの前記ローラー131aの移動量を検知するもので、これにより用紙が普通紙であるか、厚みのある厚紙やOHPシートであるか等、記録シートSの厚さが判別される。
定着装置140は、一対のローラー141、142に張架されて矢印C方向に回転駆動される定着ベルト143と、この定着ベルト143を介してローラー141に圧接されて矢印方向に従動回転する定着ローラー144を備えている。定着ベルト143は不図示のヒーターにより加熱され、定着ベルト143と定着ローラー144とが圧接して形成される定着ニップ145に通紙されることによって、トナー像が溶融され記録シートSに圧着される。いわゆる熱定着である。
以上のような構成を備える画像形成装置1は、外部装置からの印刷ジョブを制御部101にて受け付けると、帯電装置108Y〜108Kにて感光体ドラム107Y〜107Kの外周面を均一に帯電させ、YMCK各色のデジタル画像信号を生成し、プリントヘッド部109Y〜109Kに入力して静電潜像を形成する。
現像装置100Y〜100Kは感光体ドラム107Y〜107Kの外周面上に形成された静電潜像を現像してYMCK各色のトナー像とし、一次転写ローラー110Y〜110Kはトナー像を静電吸着して中間転写ベルト102上に一次転写する。以上の処理は、作像ユニット106Y〜106K間で時間差をもって実行される。これによって、YMCK各色のトナー像が中間転写ベルト102上で重ね合わされて、カラートナー像が形成される。
中間転写ベルト102がカラートナー像を二次転写ニップ113まで搬送するのに合わせて、給紙カセット120から記録シートSが搬送路130に搬出されタイミングローラー対131まで搬送される。記録シートSは、タイミングローラー対131に当接して一旦搬送停止した後、カラートナー像が二次転写ニップ113まで搬送されるのにタイミングを合わせて二次転写ニップ113まで搬送される。
二次転写ニップ113においては、カラートナー像が二次転写ローラー112によって静電吸着されることによって中間転写ベルト102上から記録シートS上へ二次転写される。二次転写後に中間転写ベルト102上に残留するトナーはクリーナー114に回収される。
トナー像を二次転写された記録シートSは、搬送路130を通って定着装置140に送られてトナー像を熱定着され、排紙トレイ150に排出される。このようにしてカラー画像形成が実行される。
なお、モノクロ画像を形成する場合には作像ユニット106Kだけが動作してブラックトナー像が形成される。その後はカラー画像形成の場合と同様に、ブラックトナー像が二次転写ニップ113において中間転写ベルト102上から記録シートS上に二次転写され、定着装置140で熱定着されて、排紙トレイ150に排出される。
(1−2)現像装置100Y〜100Kの構成
次に、現像装置100Y〜100Kの構成について説明する。現像装置100Y〜100Kはいずれも同様の構成を備えているので、以下においてはまとめて現像装置100と呼ぶ。
現像装置100は、図2に示されるように、樹脂製のハウジング201の内部を区画することによって撹拌槽210と供給槽220との2槽からなる現像槽200が設けられており、各槽210、220にそれぞれ現像剤を矢印D方向に循環させるスクリューを内蔵した2軸タイプの現像装置である。
本実施の形態においては、2成分系現像剤として、フェライトコアにコート層を設けたキャリアーと、流動性や荷電性、クリーニング性を向上させるために外添剤を添加した、スチレンアクリルからなる粒径約6.5μmのトナーとを含む現像剤を用いている。
供給槽220の一端には現像剤の補給を受け付ける補給口(図示省略)が設けられている。補給口にて受け付けた現像剤は一旦、供給槽220の中央に向かって搬送された後、撹拌槽210へ導かれる。現像剤は、撹拌槽210と供給槽220とを循環しながら撹拌され、画像形成時には供給槽220から不図示の現像ローラーに供給される。
現像ローラーは、現像スリーブと現像スリーブに内挿されたマグネットローラーとを備えており、マグネットローラーの磁力によって現像剤(特にキャリアー)が現像スリーブの外周面上に吸着される。現像スリーブの回転によって、現像剤が感光体ドラム107に対向する位置まで搬送されると、現像剤中のトナーのみが感光体ドラム107の外周面上に形成された静電潜像に供給され、トナー像が形成される。
撹拌槽210が内蔵する撹拌スクリュー211と供給槽220が内蔵する供給スクリュー221とは何れも軸が水平になっている。また、撹拌スクリュー211と供給スクリュー221とは互いに軸が平行で現像剤の搬送方向が互いに反対向きになるように羽根が設けられている。
撹拌槽210内に設けられている撹拌スクリュー211は、切欠き部分212において、スクリューの回転に伴って現像剤の液面が変動するのを防止するために羽根が切り欠かれている。図3に示されるように、切欠き部分212の下方におけるハウジング201の外壁面上に透磁率センサー301が配設され、切欠き部分212の上方におけるハウジング201の外壁面上に透磁率センサー302が配設されている。
撹拌槽210の内壁面は略水平になっており、現像槽200に予め設定された量の現像剤を収容した状態における現像剤の液面(以下、「設定高さ」という。)310もまた切欠き部分212では水平になる。
本実施の形態においては、この液面310から撹拌槽210の内底面312までの高さの半分の位置(以下、「現像剤鉛直方向中心」という。)311から上下方向におけるハウジング201の外壁面313、314までは等距離になるように、ハウジング201の壁の厚さが調整されている。このため、当該外壁面上に設けられた透磁率センサー301、302もまた現像剤鉛直方向中心311から等距離になっている。
このように透磁率センサー301、302を配置すれば、現像剤を撹拌することなく放置し続けた場合に自重によって現像剤の嵩(液面)が低下すると、透磁率センサー301が検出する透磁率P1は、検出範囲内のキャリアー密度C1が増大することによって上昇する。一方、透磁率センサー302が検出する透磁率P2は、現像剤の液面が設定高さ310よりも低下して、検出範囲内のキャリアー量が減少するので低下する。
従って、放置によって現像剤の嵩が低下すると、実際にはトナー濃度T0は変化していないにも関わらず、透磁率センサー301が検出する透磁率P1が上昇するためトナー濃度T1が低下したことになる一方、透磁率センサー302が検出する透磁率P2は低下するためトナー濃度T2が上昇したことになる。
本実施の形態においては、現像剤の嵩の低下に起因する透磁率センサー301における検出値P1の上昇幅と、透磁率センサー302における検出値P2の下降幅とが同じになる位置に、透磁率センサー301、302が配設されている。このため、制御部101は、透磁率センサー301、302の検出値を参照して、その平均値Mを求めることによって、実際のトナー濃度T0を指標する値を得ることができる。
(1−3)制御部101の構成と動作
次に、制御部101の構成と動作について説明する。
図4に示されるように、制御部101はCPU(Central Processing Unit)401、ROM(Read Only Memory)402等を備えており、画像形成装置1に電源が投入されると、ROM402からブートプログラムを読みだして起動し、RAM(Random Access Memory)403を作業用記憶領域として、HDD(Hard Disk Drive)404から読み出した制御プログラム等を実行する。
制御部101は、NIC(Network Interface Card)405を用いてLAN等のネットワークにアクセスし、印刷ジョブを受け付ける。また、制御部101は、備える操作パネル(Operational Panel)407を用いて画像形成装置1のユーザーに情報を提示したり、操作入力を受け付けたりする。
更に、制御部101は、YMCKの色毎に透磁率センサー301、302の検出値P1、P2を参照し、トナーホッパー406を制御して、トナーボトルから現像装置100へトナーを補給する。すなわち、図5のフローチャートに示されるように、制御部101は透磁率センサー301、302の検出値P1、P2を参照して(S501)、検出値P1、P2からそれぞれトナー濃度T1、T2を算出する(S502)。
更に、トナー濃度T1、T2の平均値Mを算出し(S503)、平均値Mを予め設定されている閾値Ttonerと比較して、平均値Mが閾値Ttoner以下であれば(S503:YES)、トナーホッパー406を制御してトナーを補給する(S504)。平均値Mが閾値Ttonerよりも多い場合や(S503:NO)、トナーを補給した後はステップS501へ進んで上記の処理を繰り返す。
(1−4)トナー濃度T0の検出例
次に、トナー濃度T0の検出例について現像剤の嵩が変動する原因毎に説明する。
(1−4−1)放置によって嵩が変化した場合
まず、現像剤を放置することによって嵩が変化した場合について説明する。
透磁率センサー301、302は、検出範囲内におけるキャリアー密度C1、C2が高いと検出される透磁率P1、P2も高くなる一方、検出範囲内におけるキャリアー密度C1、C2が低いと検出される透磁率P1、P2も低くなる。
現像剤を撹拌することなく放置すると、現像剤の自重によって液面が低下し、現像剤の嵩が小さくなる。このような場合、切欠き部212の下方に配設されている透磁率センサー301の検出範囲内は全体が現像剤によって占められており、液面が低下すると現像剤中のキャリアー密度C1が増大するので、透磁率センサー301が検出する透磁率P1が増大する。すなわち、トナー濃度T0が一定であれば、現像剤の嵩(換言すれば液面)が低いほど、透磁率センサー301が検出する透磁率P1は高くなる(図6のグラフ601)。
一方、透磁率センサー302では、現像剤の液面が低下すると、検出範囲内における現像剤量が減少してキャリアー密度C2が減少するので、透磁率センサー302が検出する透磁率P2が減少する。すなわち、トナー濃度T0が一定であれば、現像剤の嵩(換言すれば液面)が低いほど、透磁率センサー301が検出する透磁率P2は低くなる(図6のグラフ602)。
なお、図6において「定常状態での検出値」とは、現像装置内の現像剤に環境や傾斜等の負荷がかかっておらず、安定して現像装置及び画像形成装置が駆動している状態における透磁率センサー301、302の検出値である。定常状態において透磁率センサー301、302の検出値P1、P2は一致する。
本実施の形態においては、定常状態における現像剤の液面が設定高さ310であり、定常状態において透磁率センサー301、302の検出値P1、P2が一致するように現像槽200が構成されている。画像形成装置1は、出荷後、最初に現像剤を所定時間だけ撹拌すると、現像剤が定常状態になる。
現像剤のトナー濃度T0は、キャリアー濃度Cが高いほど低く、キャリアー濃度Cが低いほど高いと判断される。一方、透磁率センサー301、302が検出する透磁率P1、P2は、キャリアー濃度C1、C2が高いほど高く、キャリアー濃度C1、C2が低いほど低い。このため、透磁率センサー301、302が検出した透磁率P1、P2が高ければトナー濃度T1、T2が低いと判断され、透磁率の検出値P1、P2が低ければトナー濃度T1、T2は高いと判断される。
従って、現像剤の嵩が高いほど透磁率センサー301の検出範囲内のキャリアー密度C1が下がるため、透磁率センサー301が検出した透磁率P1から算出されるトナー濃度T1は高くなる(図7のグラフ701)。一方、透磁率センサー302検出した透磁率P2から算出されるトナー濃度T2は、現像剤の嵩が高いほど液面が高くなって検出範囲内のキャリアー密度C2が高くなるので、高くなる(図7のグラフ702)。
このため、上述のように、透磁率センサー301、302が検出した透磁率から算出されるトナー濃度T1、T2の平均値を算出すれば、実際のトナー濃度T0からのズレが相殺されるので、現像剤の嵩に関わらず実際のトナー濃度T0を得ることができる。
現像剤の嵩が低下した後に現像剤を撹拌すると定常状態に復帰する。透磁率センサー301の検出値P1から算出されるトナー濃度T1は、撹拌により現像剤の嵩が高くなってゆくにつれて上昇して実際のトナー濃度T0に漸近する(図8のグラフ801)。一方、透磁率センサー302の検出値P2から算出されるトナー濃度T2は、撹拌により現像剤の嵩が高くなってゆくにつれて下降して実際のトナー濃度T0に漸近する(図8のグラフ802)。
(1−4−2)環境変動の影響
次に、環境変動の影響について説明する。
現像剤の嵩は環境の変動によっても変化する。例えば、高温多湿である場合には、現像剤の流動性が低下して嵩が小さくなる。このため、高温多湿になると、透磁率センサー301が検出する透磁率P1が上昇するので、透磁率P1から算出されるトナー濃度T1は低下する(図9のグラフ901)。一方、透磁率センサー302が検出する透磁率P2は下降するので、透磁率P2から算出されるトナー濃度T2は上昇する(図9のグラフ902)。
このため、トナー濃度T1、T2の平均値Mを算出すれば、環境の影響によりトナー濃度T1、T2の変動を相殺して、現像剤のトナー濃度T0を得ることができる。
逆に、低温低湿の環境下では、現像剤の流動性が向上して嵩が高くなる。このため、透磁率センサー301の検出値P1から算出されるトナー濃度T1は上昇し、透磁率センサー302の検出値P2から算出されるトナー濃度T2は下降する。この場合においても、トナー濃度T1、T2の平均値Mを算出すれば、環境の影響によりトナー濃度T1、T2の変動を相殺して、現像剤のトナー濃度T0を得ることができる。
[2]第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態に係る画像形成装置1は、第1の実施の形態に係る画像形成装置1と概ね共通の構成を備える一方、トナー濃度を算出する方法において異なっている。以下、主に相違点に着目して説明する。なお、第1の実施の形態と共通する部材については同じ符号が付されている。
現像剤の液面は、画像形成装置1全体や現像装置100のみが傾斜した場合や、現像剤が補給される場合にも大きく変動し得る。このような原因によって現像剤の液面が変動した場合、透磁率センサー301の検出値P1への影響は限定的である一方、透磁率センサー302の検出値P2への影響は大きくなる。このため、上記第1の実施の形態のように、検出値P1、P2から算出されるトナー濃度T1、T2の平均値Mは、実際のトナー濃度T0から乖離してしまう。
すなわち、上記第1の実施の形態においては、現像剤のトナー濃度T0と透磁率センサー301、302から得られるトナー濃度T1、T2との差分値Ta、Tbが互いに等しくなるように、現像装置100を構成している。従って、現像槽200の傾斜によって現像剤の液面が変動した場合には、差分値Ta、Tbの大きさに偏りが生じて相殺することができなくなるので、トナー濃度T1、T2の平均値Mは、実際のトナー濃度T0から乖離する。
このため、本実施の形態においては、透磁率センサー301の検出値P1に対する液面変動の影響が小さいことに着目して、次のような処理を行う。すなわち、基準となるトナー濃度(以下、「基準濃度」という。)Tsを予め記憶しておき、トナー濃度Tsと透磁率センサー301から得られるトナー濃度T1との差分値を用いて透磁率センサー302から得られるトナー濃度T2を補正することによって、実際のトナー濃度T0を求める。
基準濃度Tsは、例えば、画像形成装置1の出荷後最初に現像剤を所定時間だけ撹拌したときのトナー濃度T0であってもよい。また、現像装置100内では現像剤量とトナー濃度T0とが互いに独立に変動するため、印刷ジョブの完了後のトナー濃度T0であってもよいし、印刷ジョブの実行中に所定の時間間隔でトナー濃度T0を算出して、基準濃度Tsとしてもよい。
トナー濃度T2の補正は次のように行う。すなわち、透磁率センサー301、302から得られたトナー濃度T1、T2と基準濃度Tsとの差分値d1、d2をまず算出する。
Figure 0006547428
次に、差分値d1、d2から補正量Hを求める。
Figure 0006547428
そして、補正量Hを用いてトナー濃度T2を補正したトナー濃度T2´を算出する。
Figure 0006547428
このようにすれば、透磁率センサー302から得られた補正後のトナー濃度T2´は基準濃度Tsに差分値d1を加算した値となる。従って、トナー濃度T2´と透磁率センサー301から得られたトナー濃度T1との平均値Mを求めることによって精度良くトナー濃度を得ることができる。
例えば、現像槽200内に現像剤が補給され、且つ現像剤が撹拌されないまま放置された場合について考える。このような場合、図10に示されるように、透磁率センサー301は、検出範囲内のキャリアー量もキャリアー密度C1も変化しないのでトナー濃度T1は変化しない。一方、透磁率センサー302は、現像剤の補給によって液面が上昇すると、検出範囲内のキャリアー量が増大するので、トナー濃度T0が変化していなくても、透磁率P2は低下し、トナー濃度T2は増加する。
このため、図11に示されるように、透磁率センサー301、302を参照し(S501)、得られた透磁率P1、P2からトナー濃度T1、T2を算出し(S502)、更に基準濃度Tsとの差分値d1、d2を算出する(S1101)。そして、差分値d1、d2から補正値Hを算出し(S1102)、得られた補正値Hが所定の閾値TH以上ならば(S1103:YES)、補正後のトナー濃度T2´を算出する(S1104)。
補正値Hが閾値TH以上ならば(S1103:YES)、補正後のトナー濃度T2´を用い、補正値Hが閾値TH未満ならば(S1103:NO)、トナー濃度T2をそのまま用いて、平均値Mを算出する(S1105)。この平均値Mを用いれば、精度良くトナー濃度T0を制御することができる。
[3]変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1)上記実施の形態においては、透磁率センサー301、302を現像剤鉛直方向中心311から等距離になるように配設する場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、透磁率センサー301、302は、現像剤鉛直方向中心311からの距離が互いに異なっていてもよい。
このような場合には、トナー濃度T1、T2の平均値Mを上述のような単純算術平均ではなく、式(5)のように距離に応じて重みw1、w2をトナー濃度T1、T2にそれぞれ乗算した加重算術平均で求めてもよい。
Figure 0006547428
この他、単純算術平均した後、何らかの補正式を用いて補正してもよい。
また、透磁率センサー301が切欠き部212の鉛直方向下方に、透磁率センサー302が切欠き部212の鉛直方向上方に配設されていれば、透磁率センサー301が透磁率センサー302の鉛直方向下方に配設されていなくてもよい。ただし、透磁率センサー301が透磁率センサー302の鉛直方向下方に配設されている方がトナー濃度を精度良く検出することができる。
(2)上記実施の形態においては、トナー補給の要否を判断するために平均値Mを用いる場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、透磁率センサー301、302の検出値P1、P2を用いて画像形成装置1が画像安定化処理の実行の要否を判断してもよい。すなわち、制御部101は透磁率センサー301、302を参照するたびに、検出値P1、P2の差分値dpをHDD404に記憶しておく。
そして、今回の差分値dpから前回の差分値dpを差し引いた変化量が所定の閾値Tpよりも小さい場合には、現像槽200内の現像剤は前回よりも撹拌が進んでおり、画像安定化処理を行う必要はないと判断される。このため、制御部101が画像安定化処理を禁止すれば、画像安定化処理によってジョブの実行が遅延したり、トナーの減少やキャリアーの損耗を防止したりすることができる。
(3)上記実施の形態においては、2成分系現像剤の一例を示したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、上記に代えて他の現像剤を用いてもよい。
(4)上記実施の形態においては、画像形成装置1がタンデム型デジタルカラープリンターである場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えてタンデム型以外のデジタルカラープリンターに本発明を適用してもよいし、モノクロプリンターに本発明を適用してもよい。
また、スキャナー装置を付け加えたコピー装置や、通信機能を有するファクシミリ装置、更にこれらの機能を兼ね備えた複合機(MPF: Multi-Function Peripheral)に本発明を適用しても同様の効果を得ることができる。
本発明に係る現像装置及び画像形成装置は、現像装置内のトナー濃度を精度良く検出する装置として有用である。
1…………………画像形成装置
100……………現像装置
101……………制御部
106……………作像ユニット
200……………現像槽
210……………撹拌槽
211……………撹拌スクリュー
212……………切欠き部分
301、302…透磁率センサー
310……………設定高さ
311……………現像剤鉛直方向中心

Claims (14)

  1. 2成分系現像剤を用いて静電潜像を現像する現像装置であって、
    現像時に現像剤を循環撹拌しながら供給する現像槽と、
    現像槽内の現像剤の透磁率をそれぞれ検出する2つの透磁率センサーと、
    前記2つの透磁率センサーの検出値を用いて、前記現像槽内のトナー濃度を制御する制御手段と、を備え、
    前記2つの透磁率センサーは、一方が前記現像槽の鉛直方向上方に、他方が鉛直方向下方に配設されており、かつ、
    前記2つの透磁率センサーは、現像槽内のトナー濃度が前記制御手段の制御目標値になっており、且つ現像槽内の現像剤が撹拌されている状態で、当該現像剤の鉛直方向における中央から互いに等距離になる位置に配設されている
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 前記2つの透磁率センサーは、前記現像槽を挟んで互いに鉛直方向に対向するように配設されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記制御手段は、2つの透磁率センサーの検出値の算術平均値を用いて前記トナー濃度を制御する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記算術平均値は加重算術平均値であって、
    前記制御手段は、現像槽内のトナー濃度が前記制御手段の制御目標値になっている状態で、当該制御目標値に相当する透磁率に略一致するように前記加重算術平均の重みが設定されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. 2成分系現像剤を用いて静電潜像を現像する現像装置であって、
    現像時に現像剤を循環撹拌しながら供給する現像槽と、
    現像槽内の現像剤の透磁率をそれぞれ検出する2つの透磁率センサーと、
    前記2つの透磁率センサーの検出値を用いて、前記現像槽内のトナー濃度を制御する制御手段と、を備え、
    前記2つの透磁率センサーは、一方が前記現像槽の鉛直方向上方に、他方が鉛直方向下方に配設されており、
    前記制御手段は、2つの透磁率センサーの検出値の算術平均値を用いて前記トナー濃度を制御し、
    前記算術平均値は加重算術平均値であって、
    前記制御手段は、現像槽内のトナー濃度が前記制御手段の制御目標値になっている状態で、当該制御目標値に相当する透磁率に略一致するように前記加重算術平均の重みが設定されている
    ことを特徴とする現像装置。
  6. 前記2つの透磁率センサーは、前記現像槽を挟んで互いに鉛直方向に対向するように配設されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の現像装置。
  7. 前記加重算術平均の重みがすべて同じ値である
    ことを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の現像装置。
  8. 前記2つの透磁率センサーのうち鉛直方向における下側に配設された透磁率センサーの検出値T1を現像剤の液面変動時に補正するための基準値Tsから差し引いた差分値d1と、前記2つの透磁率センサーのうち鉛直方向における上側に配設された透磁率センサーの検出値T2から前記基準値Tsを差し引いた差分値d2との差分値(d2−d1)が所定の閾値dt以上である場合に、
    前記算術平均値は、検出値T2に代えて値{T2−(d2−d1)}を用いて算出される
    ことを特徴とする請求項3から7の何れかに記載の現像装置。
  9. 前記現像槽から現像剤の供給を受けて静電潜像を現像する現像ローラーを備え、
    前記現像槽は、現像剤を撹拌する撹拌槽と、現像剤を前記現像ローラーに供給する供給槽とを有しており、当該撹拌槽と供給槽との間で現像剤を循環させ、
    前記2つの透磁率センサーは、前記撹拌槽を挟んで配設されている
    ことを特徴とする請求項1から8の何れかに記載の現像装置。
  10. 前記現像槽内に配設され、前記現像剤を撹拌する撹拌部材を備え、
    前記2つの透磁率センサーは、前記撹拌部材によって前記現像剤が撹拌されない位置を挟んで配設されている
    ことを特徴とする請求項9に記載の現像装置。
  11. 請求項1から10の何れかに記載の現像装置を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 画像安定化処理を実行する画像安定化手段と、
    前記2つの透磁率センサーの検出値どうしの差分値から、前回透磁率を検出したときの差分値を差し引いた変化量が所定の閾値よりも小さい場合には前記画像安定化手段が画像安定化処理を実行するのを禁止する禁止手段と、を備える
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 2成分系現像剤を用いて静電潜像を現像する現像装置であって、
    現像時に現像剤を循環撹拌しながら供給する現像槽と、
    現像槽内の現像剤の透磁率をそれぞれ検出する2つの透磁率センサーと、
    前記2つの透磁率センサーの検出値を用いて、前記現像槽内のトナー濃度を制御する制御手段と、を備え、
    前記2つの透磁率センサーは、一方が前記現像槽の鉛直方向上方に、他方が鉛直方向下方に配設されている前記現像装置と、
    画像安定化処理を実行する画像安定化手段と、
    前記2つの透磁率センサーの検出値どうしの差分値から、前回透磁率を検出したときの差分値を差し引いた変化量が所定の閾値よりも小さい場合には前記画像安定化手段が画像安定化処理を実行するのを禁止する禁止手段と、を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  14. 前記2つの透磁率センサーは、前記現像槽を挟んで互いに鉛直方向に対向するように配設されている
    ことを特徴とする請求項13に記載の現像装置。
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