JP2011207352A - 車両のホイール - Google Patents

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裕之 内田
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幹政 松林
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Abstract

【課題】外観品質に優れ、軽量で、しかも、強度が確保された車両のホイールを提供する。
【解決手段】タイヤTRが嵌着される略円筒状のリム部11と、リム部11の内側に接合される略円盤状のディスク部12とを備えた車両のホイール10において、リム部11がリム本体部15とリムフランジ部16とを有し、リム本体部15は、ディスク部12が接合される部分の厚さを、それ以外の部分の厚さよりも厚く形成し、リムフランジ部16は、リム本体部15の厚さの薄い両側端部を、中空状に湾曲して形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両のホイールに係り、特にリム部とディスク部とを備えた2ピース型の車両のホイールに関する。
ホイールを構成するリム部とディスク部はその使われ特性上、強剛性を要し、剛性確保のためには、それぞれ重厚にしなければならず重量が増加してしまう。材料を比重の軽いアルミニウム合金、マグネシウム合金等に変更する方法も考えられるが、コストが高くなる。これに対し、従来、鋼材を使用し、リム部の肉厚を押さえるため、いわゆるスピニング加工方法が提案されている。このスピニング加工方法では、円筒状のワークを回転させながら、このワークに外周面から内側へ向かってローラを押し当てることにより、このワークを縮管加工してリム部を形成する(特許文献1参照)。
また、従来、リム部の肉厚を押さえつつも、剛性確保のためにリム部の縁部にカール構造を設ける構成が知られている。
特開2003−2001号公報
しかし、従来のスピニング加工方法でリム部を製造しても、剛性の確保が重要な場合には板厚をあまり薄くできない。また、従来のカール構造を設ける構成を採用しても、特に鉄鋼製の可塑性の低い材料では、肉厚を薄くすると、しわが発生し易くなるため、簿肉化に制約があり十分な軽量化ができなかった。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、外観品質に優れ、軽量で、しかも、強度が確保された車両のホイールを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、タイヤ(TR)が嵌着される略円筒状のリム部(11)と、前記リム部の内側に接合される略円盤状のディスク部(12)とを備えた車両のホイール(10)において、前記リム部がリム本体部(15)とリムフランジ部(16)とを有し、前記リム本体部は、前記ディスク部が接合される部分の厚さを、それ以外の部分の厚さよりも厚く形成し、前記リムフランジ部は、前記リム本体部の厚さの薄い両側端部を、中空状に湾曲して形成されている、ことを特徴とする。
上記構成によれば、剛性が特に必要とされるディスク部が接合される部分の厚さをそれ以外の部分の厚さよりも厚く形成できるとともに、リムフランジ部は、リム本体部の厚さの薄い両側端部を中空状に湾曲して形成しているので、剛性を確保することができるとともに、ホイール全体の軽量化が図れる。
例えば、ホイールのリム部には、第1テーパ部〜第4テーパ部と、ディスク部が接合(溶接)される直線部(ドロップ部)と、が形成され、剛性確保のため直線部の肉厚を最も厚くし、直線部より大径の第1テーパ部および第4テーパ部を最も薄くするとともに、直線部と第1テーパ部とをつなぐ第2テーパ部及び直線部と第4テーパ部とをつなぐ第3テーパ部は、第1テーパ部あるいは第4テーパ部に向かい徐々に肉厚が薄くなるように形成され、直線部から第1テーパ部あるいは第4テーパ部までの肉厚変化が滑らかとなるように薄肉化し、薄肉としたリムフランジ部の剛性確保のため、中空状の湾曲部(カール部)を形成することとなる。
そして、これらの結果、リム部のディスク部が接合される部分(直線部)の肉厚を厚くし剛性を確保しつつ、リムフランジ部をディスク部より薄くして軽量化を達成し、かつ、縁部に中空状の湾曲部にカール部を設ける構造として剛性を確保しつつ軽量化したホイールを得ることが可能となる。
また、上記構成において、前記リムフランジ部が内巻きに形成され、内巻き終端(16B)が前記リム本体部の外周面に当接するようにしてもよい。
上記構成によれば、リムフランジ部にタイヤを介して路面から力を受けた場合に、内巻き終端がリム本体部の外周面に当接して力を受けるので、より剛性を高くできる。
また、前記リム本体部が前記リムフランジ部に連なる中間部(42,42X,44,44Xを有し、この中間部が前記リムフランジ部に向けて徐々に厚さを薄くするようにしてもよい。
上記構成によれば、タイヤを介してリム本体部にかかる路面からの反力によるリム本体部のたわみに対し、肉厚が徐々に変化しているので、応力集中を抑制することが可能となる。
また、前記リムフランジ部の終端部に当該ホイールの軸方向内側に向かう反り部(16C)が形成されているようにしてもよい。
上記構成によれば、リムフランジ部にタイヤを介して路面から力を受けた場合に、リムフランジ部の先端部が湾曲している部分に巻き込まれてしまうことが無く、剛性を高くできる。
また、前記リム本体部は、回転する円筒状部材にへらを押し当てて縮管して所定の形状に成形するスピニング加工方法により成形され、前記リム本体部が前記リムフランジに連なる部分となる前記円筒状部材の部分から、前記ディスク部が接合される部分に、肉を寄せて厚く形成するようにしてもよい。
上記構成によれば、従来のスピニング加工の場合のように、スピニング加工によりリム本体部を成形する際に、リム本体部の成形体の形状により肉厚が定まってしまうが、本手法により所望の位置、すなわち、剛性が必要とされるディスク部が接合される部分の肉厚をコントロールすることが可能となる。
また、前記リム部は、回転する円筒状部材(W)にへらを当てることで当該円筒状部材を縮管し所定の形状に成形するスピニング加工方法で成形され、前記へらを前記円筒状部材に中心軸側へ押し当てながら、当該へらを軸方向に沿って他端側へ移動する第1工程と、前記へらが前記円筒状部材の特定箇所にさしかかったときに、前記へらの移動を停止するとともに当該へらを前記円筒状部材から離間し、前記円筒状部材の前記ディスク部が接合される部分に径方向外側へ隆起する隆起部(46)を形成する第2工程と、前記へらを前記円筒状部材に中心軸側へ押し当てながら、当該へらを軸方向に沿って移動し、前記隆起部を圧縮することにより、前記円筒状部材の前記ディスク部が接合される部分を肉厚にする第3工程と、により成形されるようにしてもよい。
上記構成によれば、従来のスピニング加工の場合のように、スピニング加工によりリム本体部を成形する際に、リム本体部の成形体の形状により肉厚が定まってしまうという不具合を無くし、所望の位置、すなわち、剛性が必要とされるディスク部が接合される部分の肉厚をコントロールすることが可能となる。
また、前記中空状に湾曲したリムフランジ部は、前記リム本体部の厚さの薄い両側端部を湾曲させる曲げ工程を行い(ステップS7)、さらに前記湾曲させた前記両側端部をしごく、しごき工程と、前記両側端部を絞ることにより、前記湾曲方向とは逆方向に反り返させる反らし工程と、を繰り返す(ステップS8)ことにより形成するようにしてもよい。
上記構成によれば、中空状に湾曲したリムフランジ部を形成する場合でも、座屈しわの発生を抑制して外観品質の向上したリムフランジ部を形成することができる。
また、前記中空状に湾曲したリムフランジ部は、前記リム本体部の厚さの薄い両側端部を湾曲させる曲げ工程を行い(ステップS7)、前記湾曲させた前記両側端部を金型によりしごく、しごき工程と、前記金型によるしごきを停止し、前記リムフランジ部をその弾性によって湾曲された方向とは逆方向に反らす反らし工程と、を繰り返して行う(ステップS8)ことにより形成するようにしてもよい。
上記構成によれば、中空状に湾曲したリムフランジ部を形成する場合でも、座屈しわの発生を抑制して外観品質の向上したリムフランジ部を形成することができる。
また、前記リムフランジ部のホイール内側の湾曲部分にプレス加工により設けた水抜き孔(16D)を備えるようにしてもよい。
上記構成によれば、タイヤとの干渉を避け、かつ、外観を損なうことなく水抜き孔を形成することができるとともに、プレス加工による穴開け加工であるので、水抜き孔の開口端部は、内方に陥没することにより、角が落とされた状態となっており、タイヤを傷つけることがない。
また、当該ホイールは、スチール材で形成されているようにしてもよい。
上記構成によれば、アルミ材より比較的重量の重いスチール材でもホイールの剛性を確保しつつ、軽量化を図ることができ、コストも低減することが可能となる。
請求項1記載の発明によれば、剛性を確保することができるとともに、ホイール全体の軽量化が図れるという効果を奏する。
請求項2記載の発明によれば、内巻き終端がリム本体部の外周面に当接するようにすれば、内巻き終端がリム本体部の外周面に当接して力を受けるので、より剛性を高くできるという効果を奏する。
請求項3記載の発明によれば、中間部がリムフランジ部に向けて徐々に厚さを薄くするようにすれば、タイヤを介してリム本体部にかかる路面からの反力によるリム本体部のたわみに対し、応力集中を抑制できるという効果を奏する。
請求項4記載の発明によれば、反り部が形成されていれば、リムフランジ部にタイヤを介して路面から力を受けた場合に、リムフランジ部の先端部が湾曲している部分に巻き込まれてしまうことが無く、剛性を高くできるという効果を奏する。
請求項5記載の発明によれば、スピニング加工によりリム本体部がリムフランジに連なる部分となる円筒状部材の部分から、前記ディスク部が接合される部分に、肉を寄せて厚く形成するようにすれば、リム本体部の成形体の形状により肉厚が定まってしまうという不具合を無くし、剛性が必要とされるディスク部が接合される部分の肉厚をコントロールすることが可能となるという効果を奏する。
請求項6記載の発明によれば、リム部を、スピニング加工方法により、回転する円筒状部材にへらを当てることで当該円筒状部材を縮管し所定の形状に成形する際に、上述した第1工程〜第3工程により成形すれば、スピニング加工によりリム本体部を成形する際に、リム本体部の成形体の形状により肉厚が定まってしまうという不具合を無くし、所望の位置、すなわち、剛性が必要とされるディスク部が接合される部分の肉厚をコントロールすることが可能となるという効果を奏する。
請求項7記載の発明によれば、中空状に湾曲したリムフランジ部の形成時に、曲げ工程により湾曲させた両側端部をしごく、しごき工程と、両側端部を絞ることにより、湾曲方向とは逆方向に反り返させる反らし工程と、を繰り返すことにより形成すれば、中空状に湾曲したリムフランジ部を形成する場合でも、座屈しわの発生を抑制して外観品質の向上したリムフランジ部を形成できる。
請求項8記載の発明によれば、中空状に湾曲したリムフランジ部の形成時に、曲げ工程により湾曲させた両側端部を金型によりしごく、しごき工程と、金型によるしごきを停止し、リムフランジ部をその弾性によって湾曲された方向とは逆方向に反らす反らし工程と、を繰り返して行うことにより形成すれば、中空状に湾曲したリムフランジ部を形成する場合でも、座屈しわの発生を抑制して外観品質の向上したリムフランジ部を形成することができるという効果を奏する。
請求項9記載の発明によれば、前記リムフランジ部のホイール内側の湾曲部分にプレス加工により設けた水抜き孔を備えるようにすれば、タイヤとの干渉を避け、かつ、外観を損なうことなく水抜き孔を形成することができるとともに、水抜き孔の開口端部は、内方に陥没することにより、角が落とされた状態となっており、タイヤを傷つけることがない。
請求項10記載の発明によれば、前記リムフランジ部は、前記湾曲部分の先端に、当該ホイールの回転軸に向かって延びて前記タイヤに接する壁部を有し、前記水抜き孔は、前記壁部に連設され、前記タイヤに接していない前記湾曲部分であって、前記回転軸の延在方向の内方に設けられているので、水抜き孔から確実に水抜きができるとともに、その形成位置は、湾曲部分における回転軸の延在方向の内方であるので、車両にホイールを装着した場合でも、車両の外側(ホイールの回転軸の延在方向外方)から水抜き孔を視認しづらくなっており、ホイールの外観性が向上する。
請求項11記載の発明によれば、当該ホイールは、スチール材で形成されていれば、アルミ材より比較的重量の重いスチール材でもホイールの剛性を確保しつつ、軽量化を図れ、コストも低減できるという効果を奏する。
車両のホイールの外観図である。 図1の車両のホイールのII−II断端面図である。 車両のホイールの製造工程説明図である。 水抜き孔の形成位置の説明図である。 リム本体部を形成するためのスピニング加工システムの構成を示す模式図である。 スピニング加工システム30により製造されたリム部11の軸線OXに沿った概要断面図である。 スピニング加工手順を示す図である。 肉厚化加工の第1工程の説明図である。 肉厚化加工の第2工程の説明図である。 肉厚化加工の第3工程の説明図である。 図8のX−X断面図である。 肉厚加工後の厚さ状態の模式図である。 プレスカール処理の説明図(その1)である。 プレスカール処理の説明図(その2)である。 スピニング加工装置の説明図である。 しごき工程の説明図である。 反らし工程の説明図である。 形成したリムフランジ部の外観斜視図である。 負荷点反力値(塑性変形解析)の結果の説明図である。 他の形状を有するホイールの説明図である。 さらに他の形状を有するホイールの断端面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、実施形態の車両ホイールの外観図である。
また、図2は、図1の車両のホイールのA−A断端面図である。
車両のホイール10は、大別すると、略円筒形状のリム部11と、リム部11に接合された略円盤状のディスク部12と、を備えている。
リム部11は、図2に示すように、リム部11の周面を縮管して形成されたリム本体部(ドロップ部)15と、リム部11の両端部のそれぞれにリム部11の周面に沿って形成されたリムフランジ部16と、タイヤTRの装着時に図示しないエアバルブが挿通されるバルブ孔17と、タイヤTRの空気圧が低下した場合でも外れにくくするためのハンプ部18と、を備えている。
ディスク部12は、車両の車軸のハブが取り付けられるハブ孔21と、ハブ孔21の周囲に配設され、車軸のハブにホイール10を固定するためのボルトが挿入される複数のボルト孔22と、ハブ孔21の周囲に配設され、装飾を行うとともに、車軸のハブに隣接して設けられるディスクブレーキにおいて発生する摩擦熱を放出したり、冷却用の外気を取り込むための略台形状の開口とされた第1装飾孔23と、ディスク部12の外周寄りに配設され、装飾を行うとともに、車軸のハブに隣接して設けられるディスクブレーキにおいて発生する摩擦熱を放出したり、冷却用の外気を取り込むための円形状の開口とされた第2装飾孔24と、を備えている。
図3は、スチール製のホイールの製造工程説明図である。
2ピース型のスチール製のホイールを製造する場合、まず、スチール製の板状のブランク材を用意し(ステップS1)、用意したブランク材をコイラー等で円筒状に丸めるロール曲げを行う(ステップS2)。
続いて、丸めたブランク材の長手方向に沿う端部同士を突き合わせて、例えば、溶接(例えば、摩擦撹絆接合:FSW)で接合して円筒部材を作製する。
そして、余分な部分をカットするタブカット処理(ステップS4)およびカットした部分を仕上げる仕上げ処理(ステップS5)を行う。
次に、円筒部材の胴部に対しスピニング加工によりリム本体部15(図2参照)を形成する(ステップS6)。
リム本体部15の形成後、円筒状部材Wの両端部をプレス加工により拡管し、リムフランジ部16(図2参照)を形成するために、プレスカール処理(ステップS7)及びスピニング加工によるスピニングフルカール処理(ステップS8)を行う。本実施形態において、リムフランジ部16を形成するに当たっては、プレスカール処理による曲げ工程と、スピニングフルカール処理によるしごき工程及び反らし工程と、が行われる。ここで、スピニングフルカール処理は複数回繰り返し行われる。
次にリム部11にスピニング加工またはロールフォーミング加工によりハンプ部18を形成し(ステップS9)、リムフランジ部16にプレス加工を行うことにより、水抜き孔16Dを開け(ステップS10)、ホイール10に装着されるタイヤTRへの空気封入用のバルブ孔17を開ける(ステップS11)。
この場合において、水抜き孔16Dをプレス加工で開けることができるようになったのは、リムフランジ部16を簿肉化できるようになったからである。そして、リムフランジ部16のホイール10内側の湾曲部分にプレス加工により設けられているので、タイヤTRとの干渉を避け、かつ、外観を損なうことなく形成できる。さらに、水抜き孔16Dの開口端部は、プレス加工により内方に陥没することにより、角が落とされた状態となっており、タイヤTRを傷つけることがない。
図4は、水抜き孔の形成位置の説明図である。
ホイール10を、図2に示したように、その回転軸が水平となるように設置し、中空状に湾曲して形成されたリムフランジ部16の先端は、当該ホイールの回転軸に向かって延びてタイヤTRに接する壁部16Eとなっている。
そして、リムフランジ部16の先端側において、通常状態でタイヤTRに接するか否かに基づいてリムフランジ部16の断面を、水平軸HLにより上下に分割し、最も下に凸になった位置で垂直軸VLで左右に分割して、それぞれの領域を領域AR1〜AR4とする。
この場合に、水抜き孔16Dは、壁部16Eに連設され、タイヤTRに接していない湾曲部分であって、前記回転軸の延在方向の内方、すなわち領域AR4に設けられているので、通常時には水抜き孔16DがタイヤTRに接することはなく、水抜き孔16Dから確実に水抜きができるとともに、その形成位置は、湾曲部分におけるホイールの回転軸の延在方向の内方であるから水抜き孔を視認しづらくなっており、ホイールの外観性が向上する。
次に上述したリム本体部15の形成について詳細に説明する。
図5は、リム本体部を形成するためのスピニング加工システムの構成を示す模式図である。
スピニング加工システム30は、円筒状部材Wを保持する第1分割型31および第2分割型32と、円筒状部材Wを回転駆動する回転装置33と、円筒状部材Wを圧縮する圧縮装置34と、ローラRを移動するローラ移動装置35と、スピニング加工システム30全体を制御する図示しない制御盤と、を備えている。
このスピニング加工システム30は、軸線OXを中心軸として回転する円筒状部材Wに対し外周面からローラRを当接することで、この円筒状部材Wのリム本体部15の形成部位を縮管し、第1分割型31及び第2分割型32の外周面に沿った形状に成形するものである。
第1分割型31および第2分割型32は、同一の軸線OX上に沿って、その回転軸が配置されるように設けられている。
ここで、第1分割型31の外周面は、ホイール10のリム部11の一端側の形状をかたどった形状に形成され、第2分割型32の外周面は、ホイール10のリム部11の他端側の形状をかたどった形状に形成されている。したがって、これら第1分割型31及び第2分割型32を突き合わせることにより、ホイールリムの形状をかたどった一の金型が形成される。
第1分割型31は、支柱36を介して回転装置33に連結され、第2分割型32は、支柱36を介して圧縮装置34に連結されている。図5において、第1分割型31の左端側には、円筒状部材Wの左端が突き当たる左端フランジ部37が形成されており、第2分割型32の右端側には、円筒状部材Wの右端が突き当たる右端フランジ部38が形成されている。
これにより、円筒状部材Wは、その両端を両フランジ部37,38に突き当てた状態で固定される。なお、第1分割型31および第2分割型32に、それぞれ、円筒状部材Wの両端を固定するクランプを設けてもよい。
図6は、スピニング加工システム30により製造されたリム部11の軸線OXに沿った概要断面図である。
図6に示すように、リム部11は、互いに突き当てた状態の第1分割型31及び第2分割型32の外周面に沿って円筒状部材Wを成形することにより形成される。
このリム部11の略中央には、凹状のリム本体部(ドロップ部)15が形成されている。より具体的には、このリム本体部15は、軸線OX方向に沿った断面視で、図6中、左側から右側へ向って順に、第1テーパ部41と、第1テーパ部41よりも大きなテーパ角で縮管する第2テーパ部42と、軸方向と平行に延びる直線部43と、第3テーパ部44と、第3テーパ部44よりも小さなテーパ角で拡径する第4テーパ部45とにより構成される。これら第1テーパ部41、第2テーパ部42、第3テーパ部44および第4テーパ部45のうち、第2テーパ部42のテーパ角が最も大きくなっている。
このため、第2テーパ部42と、直線部43との聞には、リム部11のうち最も鋭い鋭角が形成される。
図5に戻って、回転装置33は、軸線OXを中心軸として第1分割型31を回転駆動し、円筒状部材Wおよび第2分割型32とともに回転駆動する。
ローラ移動装置35は、軸線OXと略平行な軸を中心軸として、円盤状のローラRを回転可能に保持するとともに、このローラRを3次元空間内で移動しつつ、円筒状部材Wの外周面に押し当てて、スピニング加工を行うこととなる。
圧縮装置34は、軸線OX方向に沿って所定の推力で第2分割型32を第1分割型3側へ押圧する.これにより、円筒状部材Wを第1分割型31および第2分割型32にセットした状態では、円筒状部材Wには軸線OX方向に沿った圧縮力が作用することとなる。
次に、上述したスピニング加工システム30におけるスピニング加工の具体的な手順について説明する。
図7は、スピニング加工手順を示す図である。
まず、図7に示すように、円筒状部材Wを第1分割型31および第2分割型32の間にセットする。より具体的には、図7中、円筒状部材Wの左端側を第1分割型31のフランジ部37に突き当てて固定し、さらに円筒状部材Wの右端側を第2分割型32のフランジ部38に突き当てて固定する。
次に、圧縮装置34を駆動し、所定の推力で第2分割型32を第1分割型31側へ軸線OXに沿って駆動することにより、円筒状部材Wに対し両端側から所定の大きさの圧縮力を付与する。そして、軸線OXを中心軸として第1分割型31を回転装置33により回転駆動することにより、円筒状部材Wに圧縮力を付与しながらこれを回転する。
続いて、回転している円筒状部材Wの外周面に対し、ローラRを押し当てて、スピニング加工を行ってリム本体部15を形成する。
本実施形態のスピニング加工方法では、リム部11のリム本体部15のうち薄肉部が生じる箇所を見込んでおき、成形が完了する前の円筒状部材Wのうち、成形の結果、薄肉部となる特定箇所を肉厚にする肉厚化加工を、成形初期の段階で行っている。
以下、肉厚化加工の具体的な手順について説明する。
図8は、肉厚化加工の第1工程の説明図である。
図9は、肉厚化加工の第2工程の説明図である。
図10は、肉厚化加工の第3工程の説明図である。
肉厚化加工は、第1工程、第2工程、および第3工程の、主に3つの工程に分けられており、第1工程では、図8に矢印A1の屈曲前に示すように、ローラRを円筒状部材Wの軸線OX側へ外周面から押し当てながら、このローラRを軸線OX方向に沿って第3テーパ部44の形成部位側から第2テーパ部42に向かって、すなわち、第2分割型32側から第1分割型31側へ向かって移動する。
次に、第2工程では、ローラRが円筒状部材Wの特定箇所Pにさしかかったときに、ローラRの移動を停止するとともに、矢印A1の屈曲後に示すように、このローラRを円筒状部材Wから離間する。ここで、特定箇所Pは、肉厚部を形成する部位に対応する位置である。
これにより、成形初期の円筒状部材Wのうち特定箇所Pに円筒状部材Wの径方向外側へ隆起する隆起部46が形成される。
ここで、成形初期の段階で上述のような加工を行うことにより、特定箇所Pに隆起部46が形成される理由について説明する。
図11は、図8のX−X断面図である。
図11に示すように、回転する円筒状部材WにローラRを押し付けると、ローラRは円筒状部材Wの外周面に沿って回転し、円筒状部材Wは順次縮管されてゆくこととなる。
このとき、円筒状部材Wの径方向への変形が浅い段階では、円筒状部材Wが軸方向に沿って延びることによる材料の減少よりも、円筒状部材Wの縮管による材料の増加の方が大きい。
また、上述のように、円筒状部材Wは第1分割型31および第2分割型32により軸線OX方向に沿って圧縮されているので、軸線OX方向に沿った延びが制限される。このため、円筒状部材WのローラRにより縮管された部分W2の板厚は、ローラRにより縮管されていない部分W1の板厚よりも大きくなる。
しかしながら、所定の深さよりも深く縮管すると、このような板厚の増加だけでは縮管による体積変化に追従できなくなるため、円筒状部材Wに周長差が生じてしまう。このとき、円筒状部材Wは軸方向に沿って圧縮されており、またローラRの進行方向前方は加工後硬化が生じていないため、図8に示したように、特定箇所Pに隆起部46が形成される。
次に、第3工程では、図9に示すように、ローラRを円筒状部材Wに軸線OX側へ押し当てながら、このローラRを軸線OX方向に沿って隆起部46よりも第1分割型31側から第2分割型32側へ移動し、図10に示すように、ローラRで隆起部46を軸線OX側へ圧縮する。
上述したように円筒状部材Wには軸線OX方向に沿った圧縮力が付与されており、材料の軸線OX方向に沿った延びが制限されているため、隆起部46を圧縮すると周長が短くなった分だけ、特定箇所Pが肉厚になるのである。
以上のように、本実施形態の肉厚化加工では、特定箇所Pの周長が長くなるように隆起部46を形成して拡径した後、再びこの特定箇所Pの周長が短くなるように圧縮して縮管することにより、周長を延ばした分に応じて特定箇所Pを肉厚にすることができる。
以上のような肉厚化加工を行い円筒状部材Wの特定箇所Pを肉厚にした後は、ローラRを円筒状部材Wの軸線OX(中心軸)側へ所定の手順で押し当ててゆき、第1分割型31及び第2分割型32の外周面に沿った形状に成形する。ここで、肉厚にした特定箇所Pは、分割型31,32の形状に成形する過程である程度薄くなるものの、他の部分よりも肉厚にしておくことができる。
図12は、肉厚加工後の厚さ状態の模式図である。
図12に示すようにリム本体部15を構成する第1テーパ部41および第4テーパ部45の厚さTH2がブランク部材の元の厚さであるとした場合に、リム本体部としての直線部43に連なる中間部としての第2テーパ部42および第3テーパ部44の厚さは、TH1〜TH3の範囲(TH1>TH2>TH3)でリムフランジ部16に向けて徐々に厚さが薄くなっているのが分かる。
リム本体部15の形成後、円筒状部材Wの両端部をプレス加工により拡管し、リムフランジ部16(図2参照)を形成するために、上述したように、プレスカール処理(ステップS7)及びスピニング加工によるスピニングフルカール処理(ステップS8)を行う。
すなわち、本実施形態において、リムフランジ部16を形成するに当たっては、プレスカール処理による曲げ工程と、スピニングフルカール処理によるしごき工程及び反らし工程と、が行われる。
図13は、プレスカール処理の説明図(その1)である。
プレスカール処理(曲げ工程)は、図13に示す金型プレス装置50で行われる。
先ず、金型プレス装置50について説明する。なお、リム部11の周壁には、既に上述した処理によりリム本体部15が形成されているものとする。
この金型プレス装置50は、固定金型51と、固定金型51を構成する分割金型51A、51Bの半円形状開口にリム部11を問に挟んで挿入される円柱状凸部52が設けられた可動金型53とを備えている。この場合において、金型プレス装置50は、可動金型53を上下方向に駆動するものであるため、リム部11は、図13中、その軸線OX(中心軸)が上下方向に延在するように設置されている。
分割金型51A、51Bの内周壁には、段部54A、54Bを含む半円弧状の環状凸部55Aと、段部54C、54Dを含む半円弧状の環状凸部55Bが設けられている。リム部11のリム本体部15は、これら環状凸部55A、55Bに挟まれて保持される。
円柱状凸部52が分割金型51A、51Bの段部54B、54Dに対向する可動金型53には、固定金型51の上側端面に指向して窪み、且つその断面形状が半円弧状で周回する凹部56が設けられている。後述するように、この凹部56により、リム部11の端部がある程度湾曲される。
プレスカール処理は、図13に示したように、リム部11のリム本体部15を固定金型51の環状凸部55A、55Bに係合させるとともに、リム本体部15におけるリム部11の上端部側の側壁面を分割金型51A、51Bの各段部54B、54Dによって支持する。これにより、リム部11の図13における上端部(カール部形成予定部)が固定金型51の上方側に突出し、可動金型53に臨むようにして延在することとなる。
図14は、プレスカール処理の説明図(その2)である。
次いで、図14に示すように、可動金型53を固定金型51に指向して下降動作させる。これにより、リム部11の上端部が可動金型53の凹部56の形状に対応する形状に成形される。すなわち、リム部11の端部がある程度湾曲される予備曲げ工程が実施され、その結果、リムフランジ部16が形成される。なお、この成形の際にリム部11の下端部が成形されることはない。
そして、可動金型53を上昇動作させて固定金型51から離間させた後、リム部11の図1及び図3における下端部が、当該下端部側の形状に合わせた図示しない可動金型に臨むようにリム部11を固定金型51にセットし、上述した処理と同様の作業を行うことにより、リム部11の両端部にリムフランジ部16が形成される。
そして、可動金型53を上昇動作させて固定金型51から離間させた後、上記のようにして両端部にリムフランジ部16が形成されたリム部11を取り出す。
なお、固定金型51に対して上下方向に二つの可動金型とを設け、これら二つの可動金型によって、リム部11の下端部及び上端部に対してリムフランジ部16、16を同時に形成するようにしてもよい。
図15は、スピニング加工装置の説明図である。
そして、金型プレス装置50から取り出したリム部11をスピニング加工装置60にセットして、スピニングフルカール処理によるしごき工程及び反らし工程と、が行われることとなる。
しごき工程及び反らし工程を行うスピニング加工装置60は、図15に示すように、支持金型61及び成形用ローラ62を備える。支持金型61の形状はリム部11の内壁形状に対応し、リム部11の内部に挿入されることでリム部11を内壁側から支持する。
成形用ローラ62は、その側壁に沿って周回する成形溝63が形成されており、図示しない支持軸に回転自在に支持されている。なお、この支持軸を保持する図示しないブラケットは、図示しない油圧シリンダの作用下に、図15における上下、左右、前後に移動可能となっている。
そして、リム部11を、図15に示すスピニング加工装置60にセットする。すなわち、支持金型61をリム部11に嵌合する。
次いで、図15に示すように、成形用ローラ62の断面略V字形状の成形溝63にリムフランジ部16を挿入し、図示しない油圧シリンダの作用下に成形用ローラ62を変位させて一方の側壁63Aでリムフランジ部16の起端部16Aを押圧する。これにより、起端部16Aが略平坦化される。
このように、リムフランジ部16を段階的に成形することにより、リムフランジ部16の成形に必要な応力を段階的に分散することができる。これにより、リムフランジ部16を一層精度よく加工することができる。
ここで、成形溝63の幅方向寸法WD1はリムフランジ部16の高さ方向寸法H1に比して若干大きく設定されており、このため、前記側壁63Aに対向する他方の側壁63Bは、リムフランジ部16の終端部16Bから離間する。すなわち、起端部16Aを平坦化する際に終端部16Bが成形されることはないようにされている。
ところで、この時点で、リムフランジ部16における終端部16Bの近傍には、微細な座屈しわが生じている。
そこで、次に、終端部16Bの近傍に対してしごき工程(しごき加工)を施すとともに反らし工程を行う。
図16は、しごき工程の説明図である。
具体的には、図16に示すように、終端部16Bの近傍に成形溝63の側壁63Bが当接した成形用ローラ62を、図16における上下方向及び左右方向に緩慢に移動させ、これにより終端部16Bの近傍を徐々に延伸させる。
このしごき加工、換言すれば、終端部16Bの近傍が延伸される加工が行われることにより、座屈しわが延伸されてさらに微細となる。座屈しわは元々微細であるので、これを延伸してさらに微細化するためのしごき加工に要する力を小さくすることができる。すなわち、この場合、座屈しわを消失させるための力を小さくすることができる。従って、成形用ローラ62を移動させる油圧シリンダとして、駆動力が小さな小型のものを採用することが可能となるので、スピニング加工装置60の小型化及び設備投資の低廉化を図ることができる。
本案施形態において、座屈しわを消失させるためのしごき加工は、加工率を可及的に小さくするべく、成形溝63の側壁63Bがリムフランジ部16の終端部16Bの近傍に対して点接触した状態で成形用ローラ62を若干移動させた後、成形用ローラ62を停止させることを繰り返すことによって営まれる。側壁63Bがリムフランジ部16の終端部16Bの近傍に対して面接触した状態で成形用ローラ62の移動を継統させるようにして、しごき加工を行うと、リムフランジ部16の終端部16Bの近傍の加工率が大きくなるので、終端部16Bを延伸しても座屈しわを消失させることが容易でなくなる。
ここで、成形用ローラ62は上記したように上下方尚及び左右方向に移動されるので、成形溝63の側壁63Bは、リムフランジ部16の終端部16Bの近傍に対し、接触(好ましくは点接触)と停止を繰り返すこととなる。
図17は、反らし工程の説明図である。
そして、成形用ローラ62が停止したときには、リムフランジ部16が成形用ローラ62から押圧されなくなるので、図17に示すように、リムフランジ部16の終端部16Bの近傍が、その弾性によってリム部11の周壁から離間する方向、換言すれば、湾曲される前の形状に戻る方向に反る。これにより、リムフランジ部16の反らしが行われる。
この反らしは、リムフランジ部16の終端部16Bの近傍から成形溝63の側壁63Bを離間させることで行うようにしてもよい。例えば、成形用ローラ62が終端部16Bの近傍に対して接触(好ましくは点接触)及び離間を繰り返すように成形用ローラ62を移動させるようにすればよい。
図18は、形成したリムフランジ部の外観斜視図である。
以上のしごき加工及び反らしを複数回繰り返すことにより、微細な座屈しわが徐々に伸ばされて消失される。成形用ローラ62をリムフランジ部16の周回方向に沿って移動させ、この作業を繰り返すことにより、最終的に、図18に示すように、座屈しわが殆ど認められない外観品質に優れたリムフランジ部16を得ることができる。
しかも、この場合、従来技術のようにリムフランジ部16に切り込みを形成する必要がないため、リムフランジ部16の剛性を確保することができるので、リム部11の強度が損なわれることがない。
すなわち、本実施の形態によれば、座屈しわが無く外観品質が良好であり、かつ、剛性に優れたリムフランジ部16を有するリム部11を容易に得ることができ、ひいては、軽量で強度に優れたホイール10を得ることができる。
さらに、リムフランジ部16を反らし工程で反らすので、終端部16Bがリムフランジ部16の内方に巻き込まれることが回避され、タイヤTRを介してリムフランジ部16が地面から力を受けた場合には、リム部11の周面にリムフランジ部16の終端部16Bが当接して力を受けることができ、実効的な剛性を高くすることができる。
また、この反らし工程において、リムフランジ部16の終端部16Bをさらに反らせて反り部16Cとして終端部16Bがリムフランジ部16の内方に巻き込まれることを回避するようにすることも可能である。
図19は、負荷点反力値(塑性変形解析)の結果の説明図である。
図19に示すように、ブランク材の厚さを2.0mmとし、リムフランジ部16が内巻きに中空状に湾曲して形成され、内巻き終端がリム部11の外周面に当接するようにし、さらにリム部11は、ディスク部12が接合される部分の厚さ(本例の場合、2.5mm)を、それ以外の部分の厚さ(本例の場合、2.0mm)よりも厚く形成した本実施形態の工程により作成されたホイール10の負荷点反力値(図19中、符号IT2.0で示すグラフに相当)は、ブランク材の厚さを同じく2.0mmとしてリムフランジ部が外巻きに形成された従来の成形法によるホイールの負荷点反力値(図19中、符号OT2.0で示すグラフに相当)に比較しておよそ倍1.8倍程度の値を有しており、剛性が非常に高くなっていることが分かる。
これは、ブランク材の厚さを3.0mmとしてリムフランジ部が外巻きに形成された従来の成形法によるホイールの負荷点反力値(図19中、符号OT3.0で示すグラフに相当)する値となっており、ホイールの軽量化と剛性の確保という相反する要求を満たすことができている。さらに材料の低減による低コスト化も望める。
この場合に、得られたホイール10の剛性は、量産ホイールにおける縦剛性(=100kgf/mm)、横剛性=(100kgf/mm)、ねじり剛性(100kgf/rad)と同程度であった。
以上の説明のように、本実施形態によれば、リム部において、ディスク部の接合部(溶接部)の肉厚を厚くし剛性を確保しつつ、リムフランジ部16をディスク部より薄くして軽量化を達成し、かつ、縁部に中空状の湾曲部(カール部)を設ける構造として剛性を確保しつつ軽量化したホイールを実現している。
より詳細には、ホイールのリム部には、第1テーパ部41、第2テーパ部42、第3テーパ部44、第4テーパ部45と、ディスク部12が接合(溶接)される直線部43(ドロップ部)と、が形成され、剛性確保のため直線部の肉厚を最も厚くし、直線部43より大径の第1テーパ部41および第4テーパ部45を最も薄くするとともに、直線部43と第1テーパ部41とをつなぐ第2テーパ部42及び直線部43と第4テーパ部45とをつなぐ第3テーパ部44は、第1テーパ部41あるいは第4テーパ部45に向かい徐々に肉厚が薄くなるように形成され、直線部43から第1テーパ部41あるいは第4テーパ部45までの肉厚変化が滑らかとなるように薄肉化し、薄肉としたリムフランジ部16の剛性確保のため、中空状の湾曲部(カール部)を形成することで、剛性を確保しつつ軽量化したホイールを実現している。
この場合において、従来のスピニング加工方法でリム部を製造した場合には、加工形状により必然的に肉厚が決まってしまうので、肉厚が薄くなってしまう箇所の肉厚を考慮したリム材料の肉厚設定が必要だったが、本実施形態のスピニング加工法により、リム材料の肉厚をより任意に設定できるようになり、初めて上述したリム形状が可能になった。
特に薄くなりやすいリム部の凹状角部の肉厚を任意に確保できるようになった。
また、カール成形においても、可塑性の低い鉄鋼では、カール構造形成時にしわが発生しやすくなるが、本実施形態の構成により鉄鋼でも上述したリム形状を実現することができた。
そして、これらの結果、リム部のディスク部が接合される部分の肉厚を厚くし剛性を確保しつつ、リムフランジ部をディスク部より薄くして軽量化を達成し、かつ、縁部に中空状の湾曲部にカール部を設ける構造として剛性を確保しつつ軽量化したホイールを得ることが可能となった。
図20は、他の形状を有するホイールの説明図である。
以上の説明は、図2に示した形状を有するホイール10の場合のものであったが、図20に示すように、リム本体部15Xを構成する第1テーパ部41Xと、第1テーパ部41Xよりも大きなテーパ角で縮管する第2テーパ部42Xと、軸方向と平行に延びる直線部43Xと、図2のホイール10の第3テーパ部44よりもなだらかな形状を有する第3テーパ部44Xと、第3テーパ部44Xよりも小さなテーパ角で拡径する第4テーパ部45Xとにより構成されるホイール10Xをホイール10と同一の工程で作製した。なお、図示しないディスク部は、図1の場合と同様に第2装飾孔は、丸孔形状としている。
これらの結果、得られたホイール10Xの剛性は、縦剛性(=95〜105kgf/mm)、横剛性=(95〜105kgf/mm)、ねじり剛性(95〜105kgf/rad)であり、量産ホイールにおける縦剛性(=100kgf/mm)、横剛性=(100kgf/mm)、ねじり剛性(100kgf/rad)と同程度であった。
また、以上の説明においては、リム本体部を複数のテーパ部を備えるように構成していたが、複数の直線部を階段状に配置してリム本体部を構成することも可能である。
図21は、さらに他の形状を有するホイールの断端面図である。
図21において、図2と同様の部分には同一の符号を付すものとする。
車両のホイール10Yは、大別すると、略円筒形状のリム部11と、リム部11に接合された略円盤状のディスク部12と、を備え、リム部11は、図21に示すように、リム部11の周面を縮管して形成されたリム本体部(ドロップ部)15と、リム部11の一方の端部にリム部11の周面に沿って内巻きに形成されたリムフランジ部16と、リム部11の他方の端部にリム部11の周面に沿って外巻きに形成されたリムフランジ部16Xと、タイヤTRの装着時に図示しないエアバルブが挿通されるバルブ孔17と、タイヤTRの空気圧が低下した場合でも外れにくくするためのハンプ部18と、を備えている。
本変形例によれば、リムフランジ部16Xには、クリップ状のホイールバランスウェイトBWを装着可能となり、容易にホイールバランスをとることが可能となる。
10、10X ホイール
11 リム部
12 ディスク部
15、15X リム本体部
16 リムフランジ部
16A 起端部
16B 終端部
16C 反り部
16D 水抜き孔
17 バルブ孔
18 ハンプ部
21 ハブ孔
22 ボルト孔
23 第1装飾孔
24 第2装飾孔
41、41X 第1テーパ部(リム本体部)
42、42X 第2テーパ部(リム本体部、中間部)
43、43X 直線部(リム本体部)
44、44X 第3テーパ部(リム本体部、中間部)
45、45X 第4テーパ部(リム本体部)
46 隆起部
OX 軸線
P 特定箇所
R ローラ(へら)
TR タイヤ
W 円筒状部材

Claims (11)

  1. タイヤ(TR)が嵌着される略円筒状のリム部(11)と、前記リム部の内側に接合される略円盤状のディスク部(12)とを備えた車両のホイール(10)において、
    前記リム部がリム本体部(15)とリムフランジ部(16)とを有し、
    前記リム本体部は、前記ディスク部が接合される部分の厚さを、それ以外の部分の厚さよりも厚く形成し、
    前記リムフランジ部は、前記リム本体部の厚さの薄い両側端部を、中空状に湾曲して形成されている、
    ことを特徴とする車両のホイール。
  2. 請求項1記載の車両のホイールにおいて、
    前記リムフランジ部が内巻きに形成され、内巻き終端(16B)が前記リム本体部の外周面に当接することを特徴とする車両のホイール。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両のホイールにおいて、
    前記リム本体部が前記リムフランジ部に連なる中間部(42,42X,44,44X)を有し、この中間部が前記リムフランジ部に向けて徐々に厚さを薄くすることを特徴とする車両のホイール。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の車両のホイールにおいて、
    前記リムフランジ部の終端部に当該ホイールの軸方向内側に向かう反り部(16C)が形成されていることを特徴とする車両のホイール。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の車両のホイールにおいて、
    前記リム本体部は、回転する円筒状部材(W)にへら(R)を押し当てて縮管して所定の形状に成形するスピニング加工方法により成形され、
    前記リム本体部が前記リムフランジに連なる部分となる前記円筒状部材の部分から、前記ディスク部が接合される部分に、肉を寄せて厚く形成したことを特徴とする車両のホイール。
  6. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の車両のホイールにおいて、
    前記リム部は、回転する円筒状部材(W)にへら(R)を当てることで当該円筒状部材を縮管し所定の形状に成形するスピニング加工方法で成形され、
    前記へらを前記円筒状部材に中心軸側へ押し当てながら、当該へらを軸方向に沿って他端側へ移動する第1工程と、
    前記へらが前記円筒状部材の特定箇所(P)にさしかかったときに、前記へらの移動を停止するとともに当該へらを前記円筒状部材から離間し、前記円筒状部材の前記ディスク部が接合される部分に径方向外側へ隆起する隆起部(46)を形成する第2工程と、
    前記へらを前記円筒状部材に中心軸側へ押し当てながら、当該へらを軸方向に沿って移動し、前記隆起部を圧縮することにより、前記円筒状部材の前記ディスク部が接合される部分を肉厚にする第3工程と、
    により成形されたことを特徴とする車両のホイール。
  7. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の車両のホイールにおいて、
    前記中空状に湾曲したリムフランジ部は、前記リム本体部の厚さの薄い両側端部を湾曲させる曲げ工程(ステップS7)を行い、
    さらに前記湾曲させた前記両側端部をしごく、しごき工程と、前記両側端部を絞ることにより、前記湾曲方向とは逆方向に反り返させる反らし工程と、を繰り返す(ステップS8)ことにより形成した、ことを特徴とする車両のホイール。
  8. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の車両のホイールにおいて、
    前記中空状に湾曲したリムフランジ部は、前記リム本体部の厚さの薄い両側端部を湾曲させる曲げ工程を行い(ステップS7)、
    前記湾曲させた前記両側端部を金型によりしごく、しごき工程と、前記金型によるしごきを停止し、前記リムフランジ部をその弾性によって湾曲された方向とは逆方向に反らす反らし工程と、を繰り返して行う(ステップS8)ことにより形成した、
    ことを特徴とする車両のホイール。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の車両のホイールにおいて、
    前記リムフランジ部の湾曲部分にプレス加工により設けた水抜き孔(16D)を備えたことを特徴とする車両のホイール。
  10. 請求項9記載の車両のホイールにおいて、
    前記リムフランジ部は、前記湾曲部分の先端に、当該ホイールの回転軸に向かって延びて前記タイヤに接する壁部(16E)を有し、
    前記水抜き孔は、前記壁部に連設され、前記タイヤに接していない前記湾曲部分であって、前記回転軸の延在方向の内方に設けられていることを特徴とする車両のホイール。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の車両のホイールにおいて、
    当該ホイールは、スチール材で形成されていることを特徴とする車両のホイール。
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