JP4906186B2 - 自動車用リムの製造方法 - Google Patents
自動車用リムの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4906186B2 JP4906186B2 JP2000386755A JP2000386755A JP4906186B2 JP 4906186 B2 JP4906186 B2 JP 4906186B2 JP 2000386755 A JP2000386755 A JP 2000386755A JP 2000386755 A JP2000386755 A JP 2000386755A JP 4906186 B2 JP4906186 B2 JP 4906186B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rim
- convex
- manufacturing
- mold
- convex portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車用リムの製造方法に関するもので、より詳しくは、ロードノイズを低減できる自動車用ディスクホイールのリムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用タイヤにおいては、タイヤ内周面とディスクホイールのリム外周面との間で形成される内腔部(閉空間)の気柱共鳴によってロードノイズが悪化することが知られている。これは、タイヤとリムとで形成される前記の内腔部がタイヤの周方向において同一断面積であるため、内腔部の共鳴がタイヤの回転にかかわらず一定となり、常に一定の周波数で同じ方向に加振されるためである。
【0003】
このロードノイズの悪化を抑制する方法として、リムウェル部に可動式の遮蔽板を複数取り付け、走行時にこの遮蔽板が遠心力により起立して前記の内腔部を区画し、気柱共鳴の共鳴周波数をロードノイズの問題とならないような振動周波数領域へシフトさせてロードノイズの低減を図るようにしたものが特開平11−245605号公報に開示されている。これを第1の従来の技術とする。
【0004】
また、前記の内腔部を区画するための隔壁を複数形成した可撓性リングをタイヤ内部に内挿して、前記と同様にロードノイズを低減させるものが特許第3003478号公報に開示されている。これを第2の従来の技術とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記第1及び第2の従来の技術については、いずれもディスクホイールとは別体に形成した遮蔽板や可撓性リングを取り付けるため、コスト高になる上に、前記第1の従来の技術においては、タイヤ組付時にタイヤが遮蔽板に当り、遮蔽板を破損させるおそれがある。
【0006】
そこで本発明は、前記の問題を解決することができるリムを容易に製造することができる自動車用リムの製造方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の第1の発明は、素管から自動車用リムを製造する方法において、リムの中間素管を径方向の内側から外側へ押し出して、中間素管の全体形状及びレッジ部の周方向に適宜間隔を有して複数、かつ、気柱共鳴低減のための凸部を形成する凸部成形工程を含むことを特徴とするものである。
請求項2記載の第2の発明は、前記第1の発明において、前記凸部を、前記レッジ部の周方向に180度離れた位置に2個対向して形成することを特徴とするものである。
【0008】
請求項3記載の第3の発明は、前記第1又は第2の発明において、前記凸部成形工程を、リムの中間素材の内外に凸部成形用の成形型を配置し、その内型をリムの径方向の外側へ移動して、プレス成形により前記の凸部を成形するようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
請求項4記載の第4の発明は、前記第1又は第2又は第3の発明において、前記凸部成形工程後に、リムの最終形状の成形を行うようにしたものである。
【0010】
請求項5記載の第5の発明は、前記第1乃至第4の何れか1の発明において、前記凸部成形工程後の前段において、1対の成形ロールを用いてリム全幅に亘って所定の形状に予備成形することを特徴とするものである。
【0011】
請求項6記載の第6の発明は、前記第1乃至第5の何れか1の発明において、前記凸部成形工程の前段のフレアー成形と予備成形を1回のプレス成形にて行うことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
図に示す実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
【0013】
先ず、本発明の製造方法により製造されるリムについて説明する。
【0014】
図1は本発明により製造されたリムにタイヤを組み付けた状態の縦断面図で、リム1の内側にディスク2が嵌合固着された2ピースタイプのホイールにおいて、そのリム1の外周にタイヤ3が組み付けられている。該リム1の外周面とタイヤ3の内周面との間に密閉された空腔部4が形成されている。
【0015】
前記リム1の形状について図2乃至図5により説明する。
【0016】
リム1のレッジ部5には、その周方向に適宜間隔を有して凸部6が形成されており、該凸部6はリム自体を部分的に外方(径方向の外側)へ押し出して形成されている。ここにレッジ部5とは、図6に示すような、タイヤ3が嵌合される両ビートシート部7,8とディスク2が嵌合固定されるドロップ部9を除く部分であり、図6のDの範囲に示す部分をいう。
【0017】
また、前記凸部6の頂部はリムの軸芯を中心とする略真円に形成され、更に、前記凹部10はリムの軸芯を中心とする略真円に形成されている。
【0018】
前記のように凸部6を周方向に部分的に形成することにより、レッジ部5に周方向、すなわちタイヤの回転方向に、前記の凸部6と該凸部6以外の部分で形成される凹部10とが交互に形成される。
【0019】
前記凸部6と凹部10は、タイヤ3とリム1で囲まれた前記空腔部4の周方向での断面積が、凸部6と凹部10とにおいて相対的に2%以上、望ましくは略2.5%変化するように形成する。すなわち、空腔部4の周方向での断面積が凸部6において、凹部10より2%以上、望ましくは2.5%減少するように形成されている。
【0020】
また、前記凸部6はリム1の周方向に所望数設けるものであるが、図の実施例のように、リム1のレッジ部5を周方向に4等分し、その1/4の範囲毎に凸部6と凹部10を交互に配置し、2個の凸部6が180度離れて対向し、2個の凹部10が180度離れて対向するように配置することが望ましい。
【0021】
前記のようにリム1のレッジ部5に凹凸を形成して空腔部4の断面積を周方向、すなわちタイヤの回転方向に変化させることにより、走行時のタイヤ3の回転により、前記凸部6が位置する部分でのタイヤ3の接地と、前記凹部10が位置する部分でのタイヤ3の接地が交互に行われて、接地部での空腔部4の断面積がタイヤの回転に伴って変化し、その結果、気柱共鳴の共鳴周波数をロードノイズの問題とならないような振動周波数領域へシフトさせることができるとともに加振方向も変化させることができる。
【0022】
前記の凸部6と凹部10を図の実施例の位置に配置するとともに、前記空腔部4の断面積が周方向において2.5%変化するようにしたホイールを使用して実験した結果、ロードノイズが発生する周波数200〜300Hzにおいてロードノイズを3〜6dB低減できた。
【0023】
次に、前記の凸部6を形成したリム1の製造方法について説明する。
【0024】
図7は本発明のリムの製造方法の第1実施例を示す。
【0025】
図7(A)は加工工程を示し、(B)はその加工工程により形成されたリムの形状を示す。
【0026】
図7(A)において、先ず金属製のリムの素管1Aを用意する。該素管1Aは所定径で両端20,21が開口している。
【0027】
次に、第1工程▲1▼として前記素管1Aの両端20,21から、フレア成形型30,31を矢印方向へ圧入して両端部にフレア22,23を成形した第1の中間素管1Bを得る。
【0028】
次に、第2工程▲2▼として前記第1の中間素管1Bを内外からなる1対の第1ロール32,33により予備成形して第2の中間素管1Cを得る。この予備成形は、後工程で成形されるフランジ部、ハンプ部、レッジ部、ドロップ部などを図7(B)▲2▼に示すような所定の形状に予備成形するもので、これは後工程での形状確保と板ひけを防止するためのものである。
【0029】
次に、第3工程▲3▼として、前記予備成形された第2の中間素管1Cに前記の凸部6をプレス成形によって形成する。この工程を凸部成形工程とする。なお、この工程において、凸部6以外の部分も必要により成形する。
【0030】
この第3工程で使用する成形型を図8及び図9に示す。この成形型は、環状の外型34と環状の内型35とからなる。また、外型34と内型35は、図9に示すように、夫々放射状に分割されて複数個の分割型34a,35aからなる。この分割数は2〜14とすることが望ましく、図の例では8分割されている。更に、外型34の分割型34aは夫々径方向(図8の矢印E−F方向)に移動可能に設けられているとともにこの移動を行うために駆動手段(図示せず)が設けられている。該外型34の内面には、前記凸部6を成形するための凹型面36とその他所望の型面が形成されている。
【0031】
また、前記内型35の分割型35aも夫々径方向(図8の矢印G−H方向)に移動可能に設けられている。該内型35の外面には前記凸部6を成形するための凸型面37とその他所望の型面が形成されている。該内型35の中心部には、軸方向の一方が縮径する円錐型の穴38が形成され、内型35の各分割型35aの内面がテーパ面39に形成されている。
【0032】
前記内型35の穴38の位置には、内型35と同軸で昇降移動するカム40が配置されており、該カム40が図示しない駆動手段により昇降するようになっている。該カム40の先部は前記テーパ面39のテーパ角に沿ったテーパ面からなる押し面41が形成され、該カム40を矢印I方向へ移動することにより押し面41が内型35の各分割型35aを径方向の外側へ押し移動するようになっている。
【0033】
前記の成形型を使用して、第3工程▲3▼を行うには、先ず、外型34の分割型34aを矢印F方向へ移動して外型34を拡径するとともに内型35の分割型35aを矢印G方向へ移動して内型35を縮径しておく。そして、この外型34と内型35の間に前記第2工程▲2▼で成形された第2の中間素管1Cを介在して外型34と内型35の各分割型34aを矢印E方向へ移動して第2の中間素管1Cをクランプする(図8における左側の状態)。
【0034】
次に、カム40を矢印I方向に下降する。この下降により、該カム40の押し面41が内型35における各分割型35aのテーパ面39に係合摺動し、カム40の軸方向荷重の分力により内型35の各分割型35aが径方向の外側(矢印H方向)へ押し移動される。このように内型35が押し移動されると、図8の右側に示すように、その内型35に形成した凸型面37によって前記第2の中間素管1Cにおけるレッジ部の一部が径方向の外側へ押し出し(張り出し)加工され、前記の凸部6が成形されて第3の中間素管1Dがプレス形成される。この第3工程により成形された凸部6及びその周辺の形状を図10に示す。
【0035】
このように凸部6を径方向の外側へ加工することにより、材料の軸方向の動きがほとんどなくなり、リム幅方向の変動がわずかですむ。
【0036】
例えば図11に示すように、内型として内上型42と内下型43を用いるとともにこの内上型42に凸型面44を形成し、前記と同様の外型34で第2の中間素管1Cをクランプした後に内上型42を図11の矢印に示すように軸方向に移動して、凸型面44の軸方向移動により凸部6を加工すると、図12に示すように材料と凸型面44の接線角θが大きくなって摩擦抵抗が大きくなり、材料が軸方向に押されて図12のβで示すような座屈を生じる。このような座屈が生じると、リム幅の変動が大きく、またフランジ幅が狭くなって規格外れとなる。また、狭くなる分を見込んで材料幅を広くしなければならず不経済になる問題がある。
【0037】
これに対し、本発明の実施例のように、凸部6を径方向にプレス加工することにより、材料を引っ張る引っ張り加工となり、前記の問題を解消することができる。
【0038】
また、凸部6の加工方法として、凸部6以外のレッジ部分を外周面側から内周面側へ凹加工することも考えられるが、この加工は、いわゆる圧縮加工となり、一般的な張り出し加工と比較してその加工が困難である。そのため、本発明の実施例においては、凸部6をレッジ部5の内側面から外側面へ凸加工する張り出し加工として凸部6の加工を容易にしたものである。
前記の凸部成形工程後に次の工程によりリムの最終形状の成形を行う。
【0039】
第4工程▲4▼として、内外からなる一対の第3ロール45,46により、前記第3工程で成形された第3の中間素管1Dのビードシート部、ハンプ部、ドロップ部の形状加工及びフランジ部のカール加工を行い、リム全幅に亘って所定の形状に予備成形し、第4の中間素管1Eを成形する。この第4工程▲4▼により成形された形状を図13に示す。図13において、5はレッジ部、7,8はビードシート部、9はドロップ部、24はハンプ部を示す。
【0040】
この第4工程▲4▼を行うのは、前記第3工程▲3▼では、主にレッジ部5における凸部6の凸加工が行われ、図14に示すように、前記第3工程▲3▼で成形される凸部6の線長L1 がレッジ部5の線長L2 よりも長く(約10%長く)なり、他の部位より加工度が大きくなるとともに他の部位の形状は保証されていないため、凸部6以外の部位の形状を整えるものである。
【0041】
次に、第5工程▲5▼として図7(A)▲5▼に示すように、割型からなる内型47の外周に前記第4の中間素管1Eを配置し、テーパ状のカム48,49を図の矢印方向へ移動して内型47を径方向の外側へ押圧し、第4の中間素管1Eを内側から外側へ拡径して所定の寸法、振れ精度に成形する。この第5工程▲5▼は従来のリム成形と同様である。この第5工程▲5▼の終了により、図7(B)▲5▼に示すように、前記図1〜図5に示すような凸部6を形成したリム1が得られる。
【0042】
次に、前記の凸部6を形成したリム1の他の製造方法について図15により説明する。
【0043】
本第2実施例は、前記図7に示す第1実施例の第1工程▲1▼と第2工程▲2▼を1つの工程で行うようにしたものである。
【0044】
図15の(A)は加工工程を示し、(B)はその加工工程により形成されたリムを示す。
【0045】
図15(A)において、先ず金属製のリムの素管1Aを用意する。該素管1Aは所定径で両端20,21が開口している。
【0046】
次に、第1工程▲1▼として前記素管1Aの開口両端20,21から成形型50,51を素管1Aの軸方向に矢印の如く圧入して前記第1実施例における図7(B)▲2▼と略同形状の第1の中間素管1Fをプレス成形により予備成形する。すなわち、フランジ部、ハンプ部、レッジ部、ドロップ部を予備成形するとともに、同時にフランジ部のR加工を行う。また、この成形は、図15(A)▲1▼に示すように、素管1Aを、その開口両端20,21が上下に向くように配置し、上側の成形型50と下側の成形型51とで成形することが望ましい。また、当然ながら両成形型50,51の外周型面は、前記第1実施例における図7(B)▲2▼の形状と同等の形状を形成できる型面に形成されている。そして、両成形型50,51により前記素管1Aを径方向の外側へ押し出して素管1Aの材料が引っ張り加工されるように形成するようになっている。
【0047】
この第1工程▲1▼は、素管1Aの軸方向加工であっても、加工傾斜角が小さいため、摩擦抵抗も少なく、シワ、肉ひけもなく、均一に加工することができる。
【0048】
次に、第2工程▲2▼として、前記第1の中間素管1Fを、前記第1実施例における図7(A)に示す第3工程▲3▼と同様の外型34と内型35とカム40を用いて同様の成形方向によりプレス加工し、前記第1実施例における図7(B)▲3▼と同形状の第2の中間素管1Gを得る。この第2工程▲2▼においても前記と同様に、材料を引っ張る引っ張り加工となる。
【0049】
次に、第3工程▲3▼として、前記第2の中間素管1Gを前記第1実施例における図7(A)に示す第4工程▲4▼と同様の内外からなる一対の第3ロール45,46を用いて同様の成形方法により加工し、前記第1実施例における図7(B)▲4▼と同形状の第3の中間素管1Hを得る。
【0050】
次に、第4工程▲4▼として、前記第3の中間素管1Hを、前記第1実施例における図7(A)に示す第5工程▲5▼と同様の内型47とカム48,49を用いて同様の成形方法により加工し、前記第1実施例における図7(B)▲5▼と同形状のリム1を得る。
【0051】
本第2実施例の製造方法においては、▲1▼▲2▼の工程がプレス成形を主としているため、基本的には材料を引っ張る引っ張り加工である。
【0052】
従来のリムの製造方法において、ロール成形でリムを製造するものにおいては、図16に示すように素管の材料を、その素管(中立線)を基準に圧縮側Kと引っ張り側Lの両方に加工をしている。
【0053】
これに対し、前記第2実施例においては、図17に示すように、▲1▼▲2▼の加工が全て引っ張り側Lへの引っ張り加工であるため、前記圧縮と引っ張りの両加工を行うものに比べて材料を低減することができ、リムの軽量化とコスト低減を図ることができる。例えばリムサイズ15×6で約10%の材料低減が可能になる。
【0054】
また、本第2実施例においては、前記第1実施例(図7)における第1工程▲1▼と第2工程▲2▼を図15(A)▲1▼に示す1つの工程で行うことができるため、前記第1実施例(図7)の製造方法に比べて加工工程が1工程少なくてよく、製造の効率化を図ることができる。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、ロードノイズを低減する凸部をリムに形成するに当り、その凸部を容易に成形することができる。
【0056】
また、請求項3記載の発明のように、内型をリムの径方向の外側へ移動して凸部を成形することにより、リムの軸方向への材料の動きがほとんどなくなり、リムの軸方向の長さの変動がわずかですむ。すなわち、仮に、型をリムの軸方向に移動して凸部を成形するようにすると、リムの軸方向への材料の動き量が多くなり、その分、リムの管素材の幅方向長を広くしなければならず不経済になるが、本発明のようにリムの径方向への加工によって凸部を成形すると、リムの幅方向の長さの変動がわずかになり、前記の軸方向加工に比べて製品コストの低減とリムの軽量化を図ることができる。
【0057】
また、前記のように凸部を成形すると、この凸部での加工度が大きいことから、他の部位の形状が変化するおそれがある。そこで、請求項4記載のように、凸部を成形した後に、リムの最終形状の成形を行うと、振れ精度、寸法精度の高い最終形状が得られる。
【0058】
また、請求項5の発明のように凸部成形工程の前段において1対の成形ロールを用いてリム全幅に亘って所定の形状に予備成形するので、後工程である凸部成形工程において、形状確保の容易さと板ひけ防止が効果的に達成される。
請求項6の発明のように、凸部成形工程の前段のフレアー成形と予備成形を1回のプレス成形で行う場合には、請求項5の発明に比べて製造工程の短縮が可能である。また、このプレス成形が引っ張り加工となるので材料の低減が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法により成形されたリムにタイヤを組み付けた側面図。
【図2】図1に示すリムの斜視図。
【図3】図2に示すリムの側断面図。
【図4】図2に示すリムの正面図。
【図5】図1におけるA−A線断面図。
【図6】リムのレッジ部を説明する側断面図。
【図7】本発明の製造方法の第1実施例を示すもので、(A)は加工工程図、(B)は(A)の加工によるリムの断面形状を示す図。
【図8】図7における第3工程▲3▼を説明する成形型の拡大側断面図で、左半面は成形前の状態、右半面は成形後の状態を示す。
【図9】図8における成形型の平面図
【図10】図7における第3工程▲3▼で成形されたリムの拡大断面図。
【図11】本発明と比較するための成形型を示す側断面図で、左半面は成形前の状態、右半面は成形後の状態を示す。
【図12】図11の成形型により成形する場合の説明図。
【図13】図7の第4工程▲4▼で成形されたリムの側断面図。
【図14】図7の第3工程により成形された凸部とレッジ部との長さを説明する側断面図。
【図15】本発明の製造方法の第2実施例を示すもので、(A)は加工工程図、(B)は(A)の加工によるリムの断面形状を示す図。
【図16】従来のリムの成形を説明するリムの側断面図。
【図17】本発明のリムの成形を説明するリムの側断面図。
【符号の説明】
1 リム
1A 素管
1B〜1H 中間素管
5 レッジ部
6 凸部
34,35 成形型
37 凸型面
Claims (6)
- 素管から自動車用リムを製造する方法において、リムの中間素管を径方向の内側から外側へ押し出して、中間素管の全体形状及びレッジ部の周方向に適宜間隔を有して複数、かつ、気柱共鳴低減のための凸部を形成する凸部成形工程を含むことを特徴とする自動車用リムの製造方法。
- 前記凸部を、前記レッジ部の周方向に180度離れた位置に2個対向して形成することを特徴とする請求項1記載の自動車用リムの製造方法。
- 前記凸部成形工程を、リムの中間素材の内外に凸部成形用の成形型を配置し、その内型をリムの径方向の外側へ移動して、プレス成形により前記の凸部を成形するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の自動車用リムの製造方法。
- 前記凸部成形工程後に、リムの最終形状の成形を行うようにした請求項1又は2又は3記載の自動車用リムの製造方法。
- 前記凸部成形工程後の前段において、1対の成形ロールを用いてリム全幅に亘って所定の形状に予備成形することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の自動車用リムの製造方法。
- 前記凸部成形工程の前段のフレアー成形と予備成形を1回のプレス成形にて行うことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の自動車用リムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000386755A JP4906186B2 (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 自動車用リムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000386755A JP4906186B2 (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 自動車用リムの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002178075A JP2002178075A (ja) | 2002-06-25 |
JP4906186B2 true JP4906186B2 (ja) | 2012-03-28 |
Family
ID=18853812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000386755A Expired - Fee Related JP4906186B2 (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 自動車用リムの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4906186B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3822791B2 (ja) * | 2000-12-20 | 2006-09-20 | 三菱自動車工業株式会社 | 自動車用リム |
CN100398254C (zh) * | 2005-09-23 | 2008-07-02 | 嘉兴市四通车轮制造有限公司 | 一种无焊缝钢制轮辋制造工艺 |
JP5755495B2 (ja) * | 2011-04-28 | 2015-07-29 | 中央精機株式会社 | 自動車用ホイール |
DE202015101746U1 (de) | 2015-04-01 | 2015-04-23 | Ford Global Technologies, Llc | Radfelge mit einem Tiefbett |
DE102015205863A1 (de) | 2015-04-01 | 2016-10-06 | Ford Global Technologies, Llc | Radfelge mit einem Tiefbett |
DE102015205864A1 (de) | 2015-04-01 | 2016-10-06 | Ford Global Technologies, Llc | Radfelge mit einem Tiefbett |
WO2018224027A1 (zh) * | 2017-06-08 | 2018-12-13 | 宁波德玛智能机械有限公司 | 轮毂整形模具的浮动块及其轮毂整形模具 |
CN111589929A (zh) * | 2020-05-27 | 2020-08-28 | 浙江风驰机械有限公司 | 一种内撑式轮辋滚圈机 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS558914A (en) * | 1978-06-28 | 1980-01-22 | Araya Kogyo Kk | Rim and manufacture thereof |
JPS5695438A (en) * | 1979-12-28 | 1981-08-01 | Showa Alum Corp | Hump forming method of outer rim of wheel for automobile |
FR2552028B1 (fr) * | 1983-09-15 | 1987-10-30 | Michelin & Cie | Jante en une seule piece conformee de maniere a retenir le bourrelet sur son siege et procede de montage de l'enveloppe sur sa jante |
FR2567457B1 (fr) * | 1984-07-13 | 1989-03-31 | Michelin & Cie | Jante de securite comportant un bossage de retenue axiale du bourrelet de grande hauteur, et ensemble pneumatique utilisant une telle jante |
JPS61110402A (ja) * | 1984-11-02 | 1986-05-28 | 株式会社日立製作所 | 厚膜抵抗体 |
JPH069720B2 (ja) * | 1989-05-18 | 1994-02-09 | 本田技研工業株式会社 | ホイールリムの製造方法及びその製造装置 |
JPH10137885A (ja) * | 1996-11-06 | 1998-05-26 | Topy Ind Ltd | ホイール用環状リム素材の転圧方法 |
JP2000271650A (ja) * | 1999-03-26 | 2000-10-03 | Topy Ind Ltd | リム整形機 |
JP3822791B2 (ja) * | 2000-12-20 | 2006-09-20 | 三菱自動車工業株式会社 | 自動車用リム |
-
2000
- 2000-12-20 JP JP2000386755A patent/JP4906186B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002178075A (ja) | 2002-06-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5740609A (en) | Method of making one-piece vehicle wheels and the like | |
JP4567604B2 (ja) | 軽合金製車両用ホイールの製造方法とそのホイール | |
CA2733751C (en) | Wheel for vehicle | |
US6907665B2 (en) | Method of manufacturing alloy rim for automobile | |
JP4906186B2 (ja) | 自動車用リムの製造方法 | |
JP3884311B2 (ja) | 自動車用ホイールリムの製造方法 | |
US20050241740A1 (en) | Wheel and method of manufacturing the same | |
JP4396910B2 (ja) | 自動車車輪用車輪ディスクと自動車車輪を形成する方法 | |
US6719375B2 (en) | Wheel rim and wheel rim manufacturing method | |
JP6154381B2 (ja) | 車両用ホイールリムの製造方法 | |
US6935024B2 (en) | Method of manufacturing rims for motor vehicles | |
JP3390838B2 (ja) | 自動車用ホイールの成形方法 | |
JPS595377B2 (ja) | 自動車用ホイルの製造方法 | |
JP3807859B2 (ja) | 自動車ホイール用ディスクの製造方法 | |
JPH08508678A (ja) | ホイール・リム | |
JP4429117B2 (ja) | アルミニウム合金製自動車用ホイールリムの製造方法 | |
JP3573434B2 (ja) | 軽合金製ホイール用ワンピースリムの製造方法 | |
JP5986350B2 (ja) | 組立式車両ホイール、そのような車両ホイールで使用するためのホイール・リム、およびそれらの製作方法 | |
US5832609A (en) | Method for producing a variable thickness rim for a vehicle wheel | |
JPH0761522B2 (ja) | 車輌用アルミニウムホイ−ルの製造法 | |
JPH0471743A (ja) | 自動車用ホイールの製造方法 | |
US4693104A (en) | Process for manufacturing a single piece aluminum alloy wheel rim for vehicle tires | |
JPH0788583A (ja) | ツーピースアルミホイールの製造方法 | |
WO2003068431A1 (fr) | Roue a deux pieces et son procede de fabrication | |
US4922738A (en) | Process for manufacturing a single piece alloy wheel rim for vehicle tires |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071004 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090924 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101116 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101227 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111130 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111130 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120110 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4906186 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |