JP2011206999A - 剥離フィルムの製造方法、セラミック部品シートの製造方法およびセラミック部品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】切断後に基材フィルムとなる幅広フィルム20bの表面に、幅広フィルム20bの長手方向に沿って連続して複数列の重合体層22を所定の隙間間隔で形成する。幅広フィルム20bの表面に長手方向に沿って連続して設けられた重合体層22が形成されていない未形成部分24bを、その長手方向に沿って切断し、それぞれ両側に未形成部分24を持つ複数の剥離フィルム25を形成する。重合体層22は、(メタ)アクリレート成分の硬化物を含む層と、該層の前記基材フィルム側とは反対側の表面の一部を被覆するシリコーン重合体成分を含む膜と、を有し、シリコーン重合体成分は、(メタ)アクリロイル基および/またはビニル基で変性された変性シリコーンオイルの重合体である。
【選択図】図5
Description
基材フィルムと前記基材フィルムの一面上に設けられる重合体層とを備える剥離フィルムを製造する方法であって、
切断後に前記基材フィルムとなる幅広フィルムの表面に、前記幅広フィルムの長手方向に沿って連続して複数列の前記重合体層を所定の隙間間隔で形成する工程と、
前記幅広フィルムの表面に長手方向に沿って連続して設けられた前記隙間間隔に対応する前記重合体層が形成されていない未形成部分を、その長手方向に沿って切断し、それぞれ両側に前記未形成部分を持つ複数の前記剥離フィルムを形成する工程と、を有し、
前記重合体層は、(メタ)アクリレート成分の硬化物を含む層と、該層の前記基材フィルム側とは反対側の表面の一部を被覆するシリコーン重合体成分を含む膜と、を有し、前記シリコーン重合体成分は、(メタ)アクリロイル基および/またはビニル基で変性された変性シリコーンオイルの重合体であることを特徴とする。
前記塗布液を、前記幅広フィルムの表面に、前記幅広フィルムの長手方向に沿って連続して複数列の塗布膜を所定の隙間間隔で形成し、
前記塗布膜を乾燥させ、その後に光照射により、前記塗布膜中の(メタ)アクリレート成分および変性シリコーンオイルを重合させて、前記幅広フィルムの表面に、複数列の前記重合体層を形成する。
上述した剥離フィルムの製造方法により得られた剥離フィルムにおける前記重合体層の表面に、セラミック粉末を含有するペーストおよび/または電極材料を含有するペーストをそれぞれ塗布して乾燥し、剥離フィルム上にセラミックグリーンシートおよび/または電極グリーンシートを形成する工程を有する。
上述したセラミック部品シートの製造方法により得られたセラミック部品シートを複数準備する準備工程と、
セラミック部品シートのグリーンシートを積層して、複数のグリーンシートを有する積層体を得る積層工程と、
積層体を焼成して焼結体を得る焼成工程と、を有する。
積層セラミックコンデンサ
積層セラミックコンデンサの製造方法
剥離フィルム
剥離フィルムの製造方法
まず、図3に示すように、図2(A)に示す剥離フィルム25における基材フィルム20となる幅広フィルム20bが巻回してあるロール20aを準備する。このロール20aに巻回してある幅広フィルム20bは、重合体層が形成される前のフィルムである。
γ1=γL×cosθ+γ2
γA=γL×cosθA+γAL・・・(i)
γS=γL×cosθS+γSL・・・(ii)
γX=γL×cosθX+γXL・・・(iii)
γX=a×γA+s×γS・・・(iv)
γXL=a×γAL+s×γSL・・・(v)
cosθX=a×cosθA+s×cosθS=(1−s)×cosθA+s×cosθS・・・(vi)
ここで、an=a0 n=(1−s0)n
であり、sn=1−an=1−(1−s0)nとなる。
cosθN=(1−s0)n×cosθA+{1−(1−s0)n}×cosθS
となり、s0 を求めることもできる。なお、nは(メタ)アクリレート重合体成分の密度をd(g/cm3 )、厚みをt(μm)、重合体層における変性シリコーンオイルの割合をb(質量%)としたとき、n=10×b×t×dとなる。
実施例1
<予備実験>
<SRpおよび水の接触角の測定>
得られた剥離フィルムの最大突起高さ(SRp)および水の接触角を以下の手順で評価した。基材フィルム側とは反対側の重合体層表面(剥離面)の最大突起高さ(SRp)を測定した。測定は、JIS B0601に準拠して、株式会社菱化システムのMicromap System(光学干渉式三次元非接触表面形状測定システム)を用いて行った。SRpは0.05μmであった。
次に、室温(20℃)において、重合体層の剥離面上に純水を滴下し、剥離面における純水の接触角を測定した。測定結果は103°であった。
<誘電体スラリーの調製>
<はじき性の評価>
比較例1
実施例2
SRpは0.05μmで接触角は99°であった。また、同様にはじき性を評価したがピンホールは観察されなかった。
比較例2
実施例3
比較例3
4… コンデンサ素体
6,8… 端子電極
10… 誘電体層
10a… グリーンシート
12… 内部電極層
12a… 電極層
20… 基材フィルム
20a… ロール
20b… 幅広フィルム
20c… ロール
22… 重合体層
22a… 塗布液
22b… 版面
22c… 塗布面
24… 未形成部分
24a,24b… 未形成部分
30… 塗布装置
40… 乾燥装置
50… 重合装置
60… 切断装置
Claims (3)
- 基材フィルムと前記基材フィルムの一面上に設けられる重合体層とを備える剥離フィルムを製造する方法であって、
切断後に前記基材フィルムとなる幅広フィルムの表面に、前記幅広フィルムの長手方向に沿って連続して複数列の前記重合体層を所定の隙間間隔で形成する工程と、
前記幅広フィルムの表面に長手方向に沿って連続して設けられた前記隙間間隔に対応する前記重合体層が形成されていない未形成部分を、その長手方向に沿って切断し、それぞれ両側に前記未形成部分を持つ複数の前記剥離フィルムを形成する工程と、を有し、
前記重合体層は、(メタ)アクリレート成分の硬化物を含む層と、該層の前記基材フィルム側とは反対側の表面の一部を被覆するシリコーン重合体成分を含む膜と、を有し、前記シリコーン重合体成分は、(メタ)アクリロイル基および/またはビニル基で変性された変性シリコーンオイルの重合体であることを特徴とする剥離フィルムの製造方法。 - 複数列の前記重合体層が所定の隙間間隔で形成された幅広フィルムを、前記重合体層が表の面となるようにロール状に巻回し、
ロール状に巻回された前記幅広フィルムを巻き解した後に、前記幅広フィルムを切断することを特徴とする請求項1に記載の剥離フィルムの製造方法。 - 請求項1または2に記載の剥離フィルムの製造方法により得られた剥離フィルムにおける前記重合体層の表面に、セラミック粉末を含有するペーストおよび/または電極材料を含有するペーストをそれぞれ塗布して乾燥し、剥離フィルム上にセラミックグリーンシートおよび/または電極グリーンシートを形成して得られるセラミック部品シートを複数準備する準備工程と、
セラミック部品シートのグリーンシートを積層して、複数のグリーンシートを有する積層体を得る積層工程と、
積層体を焼成して焼結体を得る焼成工程と、を有する、セラミック部品の製造方法。
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