JPH1121797A - 剥離シート - Google Patents
剥離シートInfo
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- JPH1121797A JPH1121797A JP19653997A JP19653997A JPH1121797A JP H1121797 A JPH1121797 A JP H1121797A JP 19653997 A JP19653997 A JP 19653997A JP 19653997 A JP19653997 A JP 19653997A JP H1121797 A JPH1121797 A JP H1121797A
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Abstract
シートを提供することを目的とする。また、何度も剥離
を繰り返すことが可能な剥離シートに関し、特に、抗菌
剤を添加することにより人体と接触することのある粘着
剤の剥離シートとして何度も使用を繰り返しても減菌さ
れた状態を維持できて、低周波治療器の生体電極用粘着
剤等の生体接触粘着剤の保護シートとして有用な耐磨耗
性、抗菌性に優れた剥離シートを提供することを目的と
する。 【解決手段】 剥離シートを構成する基材シートの少な
くとも片面に多官能アクリレート100重量部に対して
放射線硬化型シリコーン樹脂0.1〜100重量部を含
む樹脂組成物からなる剥離性コート層を設け、剥離性に
加えて耐久性をもたせた。また、前記樹脂組成物中に抗
菌剤を含ませて抗菌性をもたせた。
Description
に抗菌性をも備えた剥離シートに関する。また、本発明
は生体接触粘着剤の保護シートとして有用な剥離シート
に関する。
ムや紙等の基材シートの片面にシリコーン等の剥離剤を
塗布する等して剥離処理されたものが使用されている。
来の剥離シートでは、剥離性には問題はないものの、繰
り返し使用する内に剥離性が劣化して短期間の繰り返し
使用で使用不可能になってしまい、新たに剥離シートを
必要とするという不都合を有していた。本発明者等の研
究では放射線硬化型樹脂(アクリル系)に放射線硬化型
シリコーン樹脂をブレンドすることにより優れた耐久性
を有する剥離シートが得られることを知見した。本発明
はかかる知見に基づき、剥離性、耐久性と共に抗菌性を
も備えた剥離シートを提供することを目的とする。ま
た、本発明は、何度も剥離を繰り返すことが可能な剥離
シートに関し、特に、抗菌剤を添加することにより人体
と接触することのある粘着剤の剥離シートとして何度も
使用を繰り返しても減菌された状態を維持できて、低周
波治療器の生体電極用粘着剤等の生体接触粘着剤の保護
シートとして有用な耐磨耗性、抗菌性に優れた剥離シー
トを提供することを目的とする。
前記課題を解決することを目的とするもので、基材シー
トの少なくとも片面に多官能アクリレート100重量部
に対して放射線硬化型シリコーン樹脂0.1〜100重
量部を含む樹脂組成物からなる剥離性コート層を設けた
ことを特徴とする。また、請求項2記載の剥離シート
は、前記樹脂組成物中に光重合開始剤1〜10重量部を
含んでなることを特徴とする。また、請求項3記載の剥
離シートは、前記樹脂組成物中に抗菌剤を含んでなるこ
とを特徴とする。また、請求項4記載の剥離シートは、
生体接触粘着剤の保護シートとして用いることを特徴と
する。
ルムや紙が使用でき、樹脂フィルムとしては、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレン
ナフタレート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
エチレン、ポリメチルメタアクリレート、ポリアクリロ
ニトリル、トリアセチルセルロース等の樹脂フィルムを
挙げることができる。前記基材シートは透明でも不透明
でもよく、また、着色されていても無着色であっても構
わない。その用途に応じて適宜選択すればよい。また、
紙としては、上質紙、グラシン紙、ポリエチレンラミネ
ート紙等を挙げることができる。前記、基材シートの厚
味は16〜250μm程度に構成するのが好ましい。
ートとしては、ウレタンアクリレートやポリエステルア
クリレート等の2官能基以上を有する放射線硬化型のア
クリル系樹脂であれば特に限定されるものではないが、
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリ
スリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリ
スリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ビスフェノールA エチレンオ
キシド変性ジアクリレート等の使用が好ましい。
ルケニル基とメルカプト基を含有するラジカル付加型、
アルケニル基と水素原子を含有するヒドロシリル化反応
型、エポキシ基を含有するカチオン重合型、(メタ)ア
クリル基を含有するラジカル重合型の樹脂等が用いら
れ、エポキシ基を含有するカチオン重合型や(メタ)ア
クリル基を含有するラジカル重合型の使用が好ましい。
エポキシ含有、アクリル含有のシリコーン樹脂として
は、例えば、エポキシプロポキシプロピル末端ポリジメ
チルシロキサン、(エポキシシクロヘキシルエチル)メ
チルシロキサン−ジメチルシロキサンコポリマー、メタ
クリロキシプロピル末端ポリジメチルシロキサン、アク
リロキシプロピル末端ポリジメチルシロキサン等が用い
られる。また、ビニル含有のシリコーン樹脂として、例
えば、末端ビニルポリジメチルシロキサン、ビニルメチ
ルシロキサンホモポリマー等を使用してもよい。
して放射線硬化型シリコーン樹脂0.1〜100重量部
の配合割合とするのは、放射線硬化型シリコーン樹脂の
配合量が0.1重量部未満であると剥離性が得られず、
また、100重量部を超えると硬化性が低下するからで
ある。
合開始剤を添加することなく硬化被膜(剥離層)を得る
ことができる。また、放射線として紫外線を使用する場
合は光重合開始剤として、2−メチル−[4−(メチル
チオ)フェニル]−2−モルフォリノ−1−プロパノン
(イルガキュア 907 日本チバガイギー株式会社
製)や、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン
(イルガキュア 184 日本チバガイギー株式会社
製)等を添加することにより、充分な硬化被膜を得るこ
とができる。その他、ベンゾフェノン、アセトフェノ
ン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾイ
ンエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、
ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾイン安息香酸、
ベンゾイン安息香酸メチル、ベンゾインジメチルケター
ル、2,4ージエチルチオキサンソン、ベンジルジフェ
ニルサルファイド、テトラメチルチウラムモノサルファ
イド、アゾビスイソブチロニトリル、ベンジル、ジベン
ジル、ジアセチル、βークロールアンスラキノン等の光
重合開始剤も使用できる。この場合、その配合割合を1
〜10重量部とするのは、1重量部未満であると重合開
始効果が得られず、また、10重量部を超えると黄変度
が大きく黄色くなり、耐久性も低下してしまうからであ
る。
ムを担持体とした銀系無機抗菌剤、ゼオライトを担持体
とした銀系無機抗菌剤、リン酸カルシウムを担持体とし
た銀系無機抗菌剤、シリカゲルを担持体とした銀系無機
抗菌剤等の銀系無機抗菌剤、アミノ酸化合物を配合して
なるアミノ酸系有機抗菌剤、窒素含有硫黄系化合物を配
合してなる窒素含有硫黄系有機抗菌剤等、各種抗菌剤が
使用され、使用する抗菌剤の種類や必要とされる抗菌
性、その保持時間等に合わせて樹脂組成物中に適当量配
合させればよい。
紫外線吸収剤、触媒、着色剤、帯電防止剤、滑剤、レベ
リング剤、消泡剤、重合促進剤、酸化防止剤、難燃剤、
赤外線吸収剤、充てん剤(マット剤)、シリカ、シリコ
ーンパウダー等のフィラー、界面活性剤、表面改質剤等
の添加成分を含ませることは任意である。
シートの少なくとも片面に多官能アクリレート100重
量部に対して放射線硬化型シリコーン樹脂0.1〜10
0重量部を含む樹脂組成物を調整して、グラビア塗工、
マイヤーバー塗工等の任意の塗工方法によって塗工後、
必要に応じ紫外線照射することにより、極めて短時間の
内に剥離性硬化被膜を形成でき、簡単に製造することが
できる。尚、前記剥離性コート層は一般には1〜10μ
m程度の厚味に形成するのが好ましい。更に、必要に応
じて、基材シートに印刷を施すことも任意であり、前記
樹脂組成物により形成されるコート層に印刷を施しても
よい。
共に説明する。尚、以下の配合量は特に説明しない場合
は全て重量部で表されるものとする。 (実施例1)基材シートとして厚味50μmのポリエチ
レンテレフタレートフィルム(A4100 東洋紡績株
式会社製)を用い、下記配合のコート剤を膜厚3μmに
なるようにマイヤーバーで塗工した。 ペンタエリスリトールトリアクリレート 100 (3官能アクリレート) (アロニックスM−305 東亜合成株式会社製) エポキシ変性シリコーン樹脂(エポキシ基含有カチオン重合型樹脂)40 (X−62−7617 信越化学工業株式会社製) 光重合開始剤 4 (イルガキュア 907 日本チバガイギー株式会社製) 光安定剤 1.4 (チヌビン 292 日本チバガイギー株式会社製) 紫外線吸収剤 1.4 (チヌビン 1130 日本チバガイギー株式会社製) トルエン 50 上記コート剤を塗工した後、300mJ/cm2 の紫外
線を照射して剥離性、耐久性に優れた剥離シートを得
た。
μmのポリカーボネートフィルム(タイプC110 帝
人株式会社製)を用い、基材シートにコロナ処理をした
後、下記配合のコート剤を膜厚5μmになるようにマイ
ヤーバーで塗工した。 ジペンタエリスリトールペンタアクリレートと ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートの混合品 100 (5官能以上のアクリレート) (アロニックスM−400 東亜合成株式会社製) エポキシ変性シリコーン樹脂 50 (X−62−7617 信越化学工業株式会社製) 光重合開始剤 4 (イルガキュア 907 日本チバガイギー株式会社製) 光安定剤 1.5 (チヌビン 292 日本チバガイギー株式会社製) 紫外線吸収剤 1.5 (チヌビン 1130 日本チバガイギー株式会社製) トルエン 50 上記コート剤を塗工した後、300mJ/cm2 の紫外
線を照射して剥離性、耐久性に優れた剥離シートを得
た。
mのポリエチレンテレフタレートフィルム(A4100
東洋紡績株式会社製)を用い、下記配合のコート剤を
膜厚3μmになるようにマイヤーバーで塗工した。 ペンタエリスリトールトリアクリレート 100 (3官能アクリレート) (アロニックスM−305 東亜合成株式会社製) エポキシ変性シリコーン樹脂 80 (X−62−7617 信越化学工業株式会社製) 光重合開始剤 4 (イルガキュア 907 日本チバガイギー株式会社製) 光安定剤 1.2 (チヌビン 292 日本チバガイギー株式会社製) 紫外線吸収剤 1.2 (チヌビン 1130 日本チバガイギー株式会社製) トルエン 50 上記コート剤を塗工した後、350mJ/cm2 の紫外
線を照射して剥離性、耐久性に優れた剥離シートを得
た。
mのポリエチレンテレフタレートフィルム(A4100
東洋紡績株式会社製)を用い、下記配合のコート剤を
膜厚4μmになるようにマイヤーバーで塗工した。 ポリエステルアクリレート 90 (3官能以上のアクリレート) (アロニックスM−7100 東亜合成株式会社製) トリメチロールプロパントリアクリレート(3官能アクリレート) 10 (アロニックスM−309 東亜合成株式会社製) アクリレートシリコーン樹脂 ((メタ)アクリル基含有ラジカル重合型樹脂) 0.1 (X−62−7570 信越化学工業株式会社製) 光重合開始剤 4 (イルガキュア 184 日本チバガイギー株式会社製) 光安定剤 1 (チヌビン 292 日本チバガイギー株式会社製) 紫外線吸収剤 1 (チヌビン 1130 日本チバガイギー株式会社製) トルエン 50 上記コート剤を塗工した後、300mJ/cm2 の紫外
線を照射して剥離性、耐久性に優れた剥離シートを得
た。
μmのポリカーボネート(タイプC110 帝人株式会
社製)を用い、基材シートにコロナ処理をした後、下記
配合のコート剤を膜厚5μmになるようにマイヤーバー
で塗工した。 ポリエステルアクリレート 100 (3官能以上のアクリレート) (アロニックスM−8060 東亜合成株式会社製) アクリレートシリコーン樹脂 10 (X−62−7570 信越化学株式会社製) 光重合開始剤 4 (イルガキュア 907 日本チバガイギー株式会社製) トルエン 50 上記コート剤を塗工した後、300mJ/cm2の紫外
線を照射して剥離性、耐久性に優れた剥離シートを得
た。
mのポリエチレンテレフタレートフィルム(A4100
東洋紡績株式会社製)を用い、下記配合のコート剤を
膜厚4μmになるようにマイヤーバーで塗工した。 ビスフェノールA エチレンオキシド変性ジアクリレート 100 (2官能アクリレート) (カラヤッド Rー551 日本化薬株式会社製) エポキシ変性シリコーン樹脂(エポキシ基含有カチオン重合型樹脂) 1 (UV9430 東芝シリコーン株式会社製) 光重合開始剤 4 (イルガキュア 907 日本チバガイギー株式会社製) 触媒 0.01 (UV9380C 東芝シリコーン株式会社製) トルエン 50 上記コート剤を塗工した後、300mJ/cm2 の紫外
線を照射して剥離性、耐久性に優れた剥離シートを得
た。
mのポリエチレンテレフタレートフィルム(A4100
東洋紡績株式会社製)を用い、下記配合のコート剤を
膜厚3μmになるようにマイヤーバーで塗工した。 ペンタエリスリトールトリアクリレート 100 (3官能アクリレート) (アロニックスM−305 東亜合成株式会社製) エポキシ変性シリコーン樹脂 40 (X−62−7617 信越化学工業株式会社製) 銀系無機抗菌剤 1.4 (ノバロンAG300 東亜合成株式会社製) 光重合開始剤 4 (イルガキュア 907 日本チバガイギー株式会社製) トルエン 50 上記コート剤を塗工した後、400mJ/cm2 の紫外
線を照射して剥離性、耐久性に優れた剥離シートを得
た。
mのポリエチレンテレフタレートフィルム(A4100
東洋紡績株式会社製)を用い、下記配合のコート剤を
膜厚2.5μmになるようにマイヤーバーで塗工した。 ペンタエリスリトールトリアクリレート 100 (3官能アクリレート) (アロニックスM−305 東亜合成株式会社製) エポキシ変性シリコーン樹脂 40 (X−62−7617 信越化学工業株式会社製) アミノ酸系有機抗菌剤 1.4 (アパサイダー クリア 株式会社サンギ製) 光重合開始剤 4 (イルガキュア 907 日本チバガイギー株式会社製) トルエン 50 上記コート剤を塗工した後、250mJ/cm2 の紫外
線を照射して剥離性、耐久性に優れた剥離シートを得
た。
μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(A410
0 東洋紡績株式会社製)を用い、下記配合のコート剤
を、膜厚3μmになるようにマイヤーバーで塗工した。 エポキシ変性シリコーン樹脂 100 (UV9430 東芝シリコーン株式会社製) 触媒 1 (UV9380C 東芝シリコーン株式会社製) トルエン 20 上記エポキシ変性シリコーン樹脂を塗工した後、250
mJ/cm2 の紫外線を照射して剥離シートを得た。
μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(A410
0 東洋紡績株式会社製)を用い、下記配合のコート剤
を、膜厚3μmになるようにマイヤーバーで塗工した。 アクリレートシリコーン樹脂 100 (X−62−7570 信越化学工業株式会社製) トルエン 10 上記アクリレートシリコーン樹脂を塗工した後、300
mJ/cm2 の紫外線を照射して剥離シートを得た。
び2の各剥離シートに付き、特性を試験して、その結果
を下記表1及び表2に示した。
試験した。 剥離力(初期) :JIS Z0237に準拠し
て、剥離シートのコート層表面に2kgロールを1往復
してニチバン株式会社製セロハンテープ(25mm幅)
を貼付し、20分後に剥離速度300mm/min、1
80度の角度で引き剥がした。 剥離力(磨耗試験後) :水で濡らしたガーゼで剥離シ
ートのコート層表面を拭き(1kg・100往復)、そ
の後、前記剥離力(初期)と同様に測定。 ヘイズ(初期) :JIS K6714に準拠し
て、ヘイズメーター(日本電色工業株式会社製)により
測定。 ヘイズ(磨耗試験後) :JIS K5400に準拠し
て、テーバー磨耗試験機(テスター産業株式会社製)、
磨耗輪CS−10F、荷重250g、100回転で試験
し、その後、前記ヘイズ(初期)と同様に測定。 スクラッチ性 :スチールウール#0000で
コート層表面を擦りつけた時の変化を観察し、コート層
に傷がつかないものを○、コート層に傷がついた場合を
×とした。 抗菌性 :コート層表面(3cm×3c
m)に大腸菌液を接種した後ラップをし、27℃で水の
入ったデシケーター中で24時間保存後の生菌数を測定
し減菌したものを○、減菌されてないものを×と評価し
た。 剥離性(生体接触粘着剤):オムロン株式会社製低周波治
療器(エレパルス HV−F050)の生体電極用粘着
剤に剥離シートのコート層表面を貼り合わせ、2kgロ
ールを1往復後、手にて180度の角度で引き剥がし
た。上記操作を100回繰り返し、そのときの剥離性が
良好なものを○、剥離が重く困難になったものを×とし
た。
粘着体に対しての剥離性能を満たしていることがわか
る。更に、磨耗試験後のヘイズ及びスクラッチ性の結果
より、高硬度な硬化被膜を有していることが明らかであ
ると共に磨耗試験後の剥離力を見ても初期同様の値を示
し、剥離性能の耐久性が優れていることも明らかであ
る。また、実施例7及び8では抗菌剤を添加しても剥離
シートの性能が低下することなく、抗菌性も付与されて
おり、生体電極用粘着剤の保護シートとして適している
ことが明らかである。
離性、耐久性と共に抗菌性をも備えた剥離シートが得ら
れる。前記剥離性コート層は、短時間の放射線照射で、
高硬度な硬化被膜として簡単に得られるもので製造上も
有意なものである。また、本発明によれば、生体電極用
粘着剤の保護シートとしても有意なものである。
Claims (4)
- 【請求項1】 基材シートの少なくとも片面に多官能ア
クリレート100重量部に対して放射線硬化型シリコー
ン樹脂0.1〜100重量部を含む樹脂組成物からなる
剥離性コート層を設けたことを特徴とする剥離シート。 - 【請求項2】 前記樹脂組成物中に光重合開始剤1〜1
0重量部を含んでなる請求項1記載の剥離シート。 - 【請求項3】 前記樹脂組成物中に抗菌剤を含んでなる
請求項1または2記載の剥離シート。 - 【請求項4】 生体接触粘着剤の保護シートとして用い
ることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の剥
離シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19653997A JPH1121797A (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 剥離シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19653997A JPH1121797A (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 剥離シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1121797A true JPH1121797A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16359428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19653997A Pending JPH1121797A (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 剥離シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1121797A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007268846A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Lintec Corp | 剥離シートおよびその製造方法 |
JP2010105384A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-05-13 | Tdk Corp | 剥離フィルム、セラミック部品シート及びこれらの製造方法、並びにセラミック部品の製造方法 |
JP2011206995A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Tdk Corp | 剥離フィルム、剥離フィルムロール及びセラミック部品シート、並びにセラミック部品の製造方法 |
JP2011206999A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Tdk Corp | 剥離フィルムの製造方法、セラミック部品シートの製造方法およびセラミック部品の製造方法 |
-
1997
- 1997-07-07 JP JP19653997A patent/JPH1121797A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8609239B2 (en) | 2008-09-30 | 2013-12-17 | Tdk Corporation | Release film, ceramic part sheet and process for their production, and process for production of ceramic part |
JP2011206995A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Tdk Corp | 剥離フィルム、剥離フィルムロール及びセラミック部品シート、並びにセラミック部品の製造方法 |
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