JP2011204629A - スイッチ付き照明ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】1個の光源で、スイッチOFF時にスイッチ操作部の場所を照らすことができると共に、スイッチON時には、同じ光源の光を、室内等を照らす照明光して使用することのできるスイッチ付き照明ユニットを提供する。
【解決手段】外部に向けて内部から照明光の放射が可能なレンズ40を有すると共に、ON操作によりレンズからの照明を可能にするスイッチノブ30が外部に臨むようにパネル壁10Aに設けられた第1ハウジング10と、第2ウジング20内に設けられた常時点灯式のLED50と、スイッチノブがOFF操作されているとき、LEDの光がスイッチノブを照らす光となるように照光方向を振り向け、スイッチノブがON操作されているとき、LEDの光がレンズからの照明光となるように照光方向を振り向けるギヤ37、72のセットを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、暗闇でもスイッチ操作部(スイッチノブまたはその周囲)の場所を照らすことができると共に、スイッチ操作により照明光で外部を照らすことのできるスイッチ付き照明ユニットに関するものである。
図23は、特許文献1に記載された従来の発光スイッチの構成を示す断面図である。
この発光スイッチ800は、スイッチ操作(主にON操作)に伴いスイッチノブ810の外周近傍を発光させる発光スイッチであり、回路基板850に実装されたLED(発光素子=光源)820と、LED820を囲うように回路基板850上に配置された台座801と、スイッチ本体(図示略)の操作部として台座801の内部に収容された導光部810Aを有し、押し込み操作されることでスイッチ本体を介してLED820を発光させるスイッチノブ810と、スイッチノブ810のLED820と対向する位置に設けられた遮光部803と、この遮光部803を囲繞するように台座801の上端に配置され、スイッチノブ810の導光部810Aを介して誘導されたLED820の光により発光する発光部材802と、を備えている。
特開2007−66714号公報(図9)
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来技術では、スイッチ操作部の場所を照らすためだけに1つのLED820を使用しており、照明装置として使用するためには、新たに照明用の光源を設ける必要があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、1個の光源(1群の光源の場合も含む)で、スイッチOFF時にスイッチ操作部の場所を照らすことができると共に、スイッチON時には、同じ光源の光を、室内等を照らす照明光として使用することのできるスイッチ付き照明ユニットを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るスイッチ付き照明ユニットは、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1) 外部に向けて内部から照明光の放射が可能な照明窓を有すると共に、ON操作により前記照明窓からの照明を可能にするスイッチ操作部が外部に臨むようにパネル壁に設けられたハウジングと、
前記ハウジング内に設けられた常時点灯式の光源と、
前記スイッチ操作部がOFF操作されているとき、前記光源の発する光が前記スイッチ操作部またはその周囲を照らす光となるように照光方向を振り向け、前記スイッチ操作部がON操作されているとき、前記光源の発する光が前記照明窓からの照明光となるように照光方向を振り向ける照光方向切換手段と、
を備えること。
(2) 上記(1)の構成のスイッチ付き照明ユニットにおいて、
前記照光方向切換手段として、前記スイッチ操作部のON/OFF操作により、前記光源の発光面の向きを切り換える光源移動手段が設けられており、前記光源移動手段が、前記スイッチ操作部のON/OFFのための回動操作、スライド操作、プッシュ操作の少なくとも1つの操作により前記光源の発光面の向きを切り換える機構として構成されていること。
(3) 上記(1)または(2)の構成のスイッチ付き照明ユニットにおいて、
前記スイッチ操作部の周囲に導光体が配設されており、前記照光方向切換手段が、前記スイッチ操作部がOFF操作されているときに、前記光源の発する光を前記導光体の入光部に入射させるべく照光方向を振り向けること。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか構成のスイッチ付き照明ユニットにおいて、
前記スイッチ操作部がOFF操作されているとき、前記光源からの光が前記照明窓の方向へ漏れるのを遮る仕切壁が設けられていること。
上記(1)の構成のスイッチ付き照明ユニットによれば、光源の発する光の照光方向をスイッチ操作部の操作状態に応じて切り換える照光方向切換手段が、スイッチOFFのときは、光源の発する光がスイッチ操作部またはその周囲を照らすように照光方向を振り向け、スイッチONのときは、光源の発する光が照明窓からの照明光となるように照光方向を振り向けるので、1つの光源(1群の光源の場合も含む)しか設けないでも、暗闇でのスイッチ操作部の照らし出し(スイッチ操作部の視認性向上)と、照明窓を通して外部を照明する照明機能との両方を満足させることができる。
上記(2)の構成のスイッチ付き照明ユニットによれば、照光方向切換手段として設けられた光源移動手段が、スイッチ操作部の操作位置に応じて直接、光源の発光面の向きを切り換えるようにしているので、例えば、スイッチ操作部に連動するミラーを動かして光源の光の照光方向を変える場合と比較して、構成を簡略にすることができる。また、光源移動手段が、スイッチ操作部のON/OFFのための回動操作、スライド操作、プッシュ操作の少なくとも1つの操作により光源の発光面の向きを切り換える機構として構成されているので、通常使用される種類のスイッチの機構をそのまま組み込むことができ、構成の簡略化に貢献することができる。
上記(3)の構成のスイッチ付き照明ユニットによれば、スイッチ操作部の例えばON/OFF表示部を直接発光させるのではなく、スイッチ操作部の周囲に設けた導光体を発光させるようにしているので、スイッチ操作部自体に光を透過する樹脂を使用する必要がなくなり、設計の自由度が向上する。また、スイッチ操作部に光を透過する樹脂を使用して、ON/OFF表示部だけを発光させるようにした場合であっても、スイッチ操作部の周囲の導光体の発光を組み合わせることによって、暗闇での一層の視認性向上を図ることができる。
上記(4)の構成のスイッチ付き照明ユニットによれば、スイッチOFFのときに、仕切壁によって、光源からの光が照明窓の方向へ漏れるのを遮ることができ、スイッチ操作部またはその周囲だけを照らして、暗闇でのスイッチ操作部の場所の視認性を高めることができる。
本発明によれば、1個の光源(1群の光源の場合も含む)で、スイッチOFF時にスイッチ操作部の場所を照らすことができると共に、スイッチON時には、同じ光源の光を、室内等を照らす照明光として使用することができる。従って、光源を増やさずに、スイッチOFF時のスイッチ操作部の視認性の向上と、スイッチON時の照明光の活用の両方を満足させることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の第1実施形態のスイッチ付き照明ユニットの全体構成を示す分解斜視図である。 同照明ユニットのカバーにスイッチノブを取り付けた状態をカバーを裏返して示す斜視図である。 図2に示す部分の内側から見た平面図である。 同照明ユニットの要素であるFPC(フレキシブルプリント配線板)と、FPCに実装されるLED(光源)と、FPCに接続されるバネ端子の関係を示す斜視図である。 同照明ユニットの下部ハウジングにギヤ付きのLED支持台とFPCを取り付けた状態を上から見て示す斜視図である。 同照明ユニットの完成品を上から見て示す斜視図である。 同照明ユニットの完成品を横から見て示す側面図である。 図7のVIII−VIII矢視断面図である。 同照明ユニットの動作説明用の内部構成を示す側断面図で、(a)はスイッチノブがOFF位置にあるときの状態を示す図、(b)はスイッチノブがON位置にあるときの状態を示す図である。 本発明の第2実施形態のスイッチ付き照明ユニットの全体構成を示す分解斜視図である。 同照明ユニットの第2ハウジングにギヤ付きのLED支持台とFPCを取り付けた状態を上から見て示す斜視図である。 同照明ユニットの完成品を上から見て示す斜視図である。 同照明ユニットの動作説明用の内部構成を示す側断面図で、(a)はスイッチノブがOFF位置にあるときの状態を示す図、(b)はスイッチノブがON位置にあるときの状態を示す図である。 本発明の第3実施形態のスイッチ付き照明ユニットの完成品を上から見て示す斜視図である。 同照明ユニットのスイッチ付き照明ユニットの全体構成を示す分解斜視図である。 同照明ユニットの押しボタン式のスイッチノブと、プッシュロックスイッチと、中間ギヤと、ギヤ付きのLED支持台との関係を取り出して示す斜視図である。 同照明ユニットの動作説明用の内部構成を示す側断面図で、(a)はスイッチノブがOFF位置にあるときの状態を示す図、(b)はスイッチノブがON位置にあるときの状態を示す図である。 前記第1実施形態のスイッチ付き照明ユニットのスイッチノブの改善点について説明するための図で、同スイッチノブの構成を拡大して示す斜視図である。 本発明の第4実施形態のスイッチ付き照明ユニットの全体構成を示す分解斜視図である。 同照明ユニットの完成品を上から見て示す斜視図である。 同照明ユニットの動作説明用の内部構成を示す側断面図で、(a)はスイッチノブがOFF位置にあるときの状態を示す図、(b)はスイッチノブがON位置にあるときの状態を示す図である。 同照明ユニットの内部構成をスイッチノブの回動軸の位置で縦に切断して示す断面図である。 従来の発光スイッチの構成を示す断面図である。
以下、本発明の各実施形態を図面を参照しながら説明する。
第1実施形態は図1〜図9、第2実施形態は図10〜図13、第3実施形態は図14〜図17、第4実施形態は図18〜図22を参照して説明する。
[第1実施形態]
この第1実施形態のスイッチ付き照明ユニットM1は、シーソー式(回動式ともいう)のスイッチノブ(スイッチ操作部)を備えたユニットであり、図1は第1実施形態のスイッチ付き照明ユニットの全体構成を示す分解斜視図、図2は同照明ユニットのカバーにスイッチノブを取り付けた状態をカバーを裏返して示す斜視図、図3は図2の部分の内側から見た平面図、図4は同照明ユニットの要素であるFPC(フレキシブルプリント配線板)とFPCに実装されるLED(光源)とFPCに接続されるバネ端子の関係を示す斜視図、図5は同照明ユニットの下部ハウジングにギヤ付きのLED支持台とFPCを取り付けた状態を上から見て示す斜視図、図6は同照明ユニットの完成品を上から見て示す斜視図、図7は同照明ユニットの完成品を横から見て示す側面図、図8は図7のVIII−VIII矢視断面図、図9は同照明ユニットの動作説明用の内部構成を示す側断面図で、(a)はスイッチノブがOFF位置にあるときの状態を示す図、(b)はスイッチノブがON位置にあるときの状態を示す図である。
図1に示すように、第1実施形態のスイッチ付き照明ユニットM1は、カバーやベゼルと呼ばれる遮光性樹脂の成形品よりなる第1ハウジング10と、同様に遮光性樹脂の成形品よりなる上面開口の箱型の第2ハウジング20と、透光性樹脂の成形品よりなるシーソー式のスイッチノブ30と、第1ハウジング10のパネル壁10Aに形成したレンズ装着用開口部12に嵌め込まれた透光性レンズ(照明窓に相当)40と、常時点灯式の光源であるLED50と、LED50が実装されるFPC(フレキシブルプリント基板)60と、FPC60に実装されたLED50の本体51を支持すると共にスイッチノブ30のON/OFF操作位置に応じて回動することでLED50の発光面52の向きを切り換えるLED支持台70と、第2ハウジング20の内部に装着された反射板80と、第2ハウジング20の底壁に装着され、FPC60の回路導体と接続されることで外部接続用のコネクタを構成するバネ端子90と、を備えて構成されている。
第1ハウジング10は、図1〜図3および図6に示すように、前面が化粧面(パネル面)となる長方形平板状のパネル壁10Aと、そのパネル壁10Aの下に垂設された四角筒状の嵌合周壁16とを有し、パネル壁10Aには、長方形状のスイッチノブ装着用開口部11と正方形状のレンズ装着用開口部12とが隣接して設けられている。レンズ装着用開口部12には、透光性材料により構成された正方形状のレンズ40が嵌め込まれ、レンズ40側の係合突起41がレンズ装着用開口部12の内周壁に設けた係合凹部13に係合することで、レンズ40が第1ハウジング10に装着固定されている。この透光性を有するレンズ40が、スイッチON時に外部に光を放射する照明窓の機能を果たす。
また、第1ハウジング10の嵌合周壁16は、第2ハウジング20の四角筒状の周壁26の上端の外周に嵌まる部分であり、第1ハウジング10の嵌合周壁16を第2ハウジング20の周壁26に嵌合させることで、第1ハウジング10側のロック孔17に第2ハウジング20側のロック突起27が係合して、第1ハウジング10と第2ハウジング20とが互いに外れないようにロックされ、それにより一体のハウジングが構成される。このように構成されたハウジングは、第1ハウジング10のパネル壁10Aを例えば車室内の内装トリムの車室内側に配置することにより、内装トリムの裏側の空間に埋め込み配置される。
また、第1ハウジング10のスイッチノブ装着用開口部11の内部には、一対のスイッチノブホルダ14が対向して設けられ、それらスイッチノブホルダ14に、周方向の一端が入口としてハの字状に開口した軸受孔14Aが設けられている。これらの軸受孔14Aには、ハの字状に開いた各入口から、後述するスイッチノブ30の回動軸34の両端が回動自在に嵌め込まれる。また、第1ハウジング10の嵌合周壁16には、スイッチノブ30がON位置に操作されたときに、スイッチノブ30側に設けた位置決めボス35の先端が係合するON時位置決め孔15Aと、スイッチノブ30がOFF位置に操作されたときに、スイッチノブ30側に設けた位置決めボス35の先端が係合するOFF時位置決め孔15Bとが設けられている。
スイッチノブ30は、位置決めボス35の先端が、第1ハウジング10側のいずれかの位置決め孔15A、15Bに係合することで、その操作位置に保持されるようになっており、また、スイッチノブ30が現位置から他方側へ操作されたときには、位置決めボス35と位置決め孔15A、15Bの係合が無理なく若干の抵抗力(クリック感)を感じさせながら外れるようになっている。なお、スイッチONからスイッチOFFに切り換える際、または、その逆に切り換える際の途中でのスイッチノブ30の回動抵抗感は、位置決めボス35の先端が嵌合周壁16の内面に摺動する際の摺動抵抗や、後述するギヤ機構等の可動部の慣性抵抗などによって得られるようになっている。従って、スイッチノブ30はON位置やOFF位置から外れていても、勝手にふらつくことはない。
第2ハウジング20は、上面が開口した箱型のもので、長方形の角筒状の周壁26と底壁(符号省略)とを有している。図1および図5に示すように、周壁26のうちの1つの壁には、LED支持台70の回動軸71の一端を回動可能に受ける軸受孔21が形成されている。また、第2ハウジング20の内部には、底壁に支持をとることで、ホルダ22が設けられている。このホルダ22には、前記軸受孔21と対向して、LED支持台70の回動軸71の他端を回動可能に受ける軸受孔22Aが設けられており、この軸受孔22Aは、周方向の一端が入口としてハの字状に開口した凹部として形成されている。そして、LED支持台70の回動軸71の一端を軸受孔21に斜めの姿勢で嵌め込みつつ、LED支持台70の回動軸71の他端を、入口からホルダ22の軸受孔22Aに嵌め込むことにより、LED支持台70が回動可能に支持されている。なお、周壁26のうちのホルダ22に近い壁の上端には、スイッチノブ30の位置決めボス35と干渉を避けるための切欠29が設けられている。
また、第2ハウジング20の底部には、図7および図8に示すように、小型のコネクタハウジング28Hが設けられており、FPC60の回路導体に一端側の第1端子部91(図4参照)を導通させたバネ端子90の他端側の第2端子部92を、このコネクタハウジング28Hの後壁の孔から圧入することで、外部接続用のコネクタ28が構成されている。
スイッチノブ(スイッチ操作部)30は、全体が透光性樹脂で成形されており、上端に長方形の操作面板31を有している。この操作面板31の上面には遮光塗装面32が設けられると共に、遮光塗装面32の2箇所に、遮光性塗装を施さないON表示部33AとOFF表示部33Bが設けられている。これらの部分は、遮光性塗装が施されていないため、裏から光が導入されることにより、発光することができる。ON表示部33Aは、スイッチノブ30のONに設定された側、OFF表示部33Bは、スイッチノブ30のOFFに設定された側に配置されており、それぞれにONの文字とOFFの文字が表記されている。これらのON表示部33AやOFF表示部33Bの文字には、赤や緑などの目立ちやすい透明色塗装が施されているとなお良い。
また、このスイッチノブ30の側面には、シーソー式に回動させるための回動軸34が突設されている。回動軸34は、ON表示部33AとOFF表示部33Bの中間に位置しており、この回動軸34の両端を、図2および図3に示すように、第1ハウジング10のスイッチノブホルダ14の軸受孔14Aに嵌めることで、スイッチノブ30の操作面板31が、図6に示すように、第1ハウジング10のパネル壁10Aのスイッチノブ装着用開口部11にシーソー状に回動操作(図1の矢印A方向の回動操作)できるように嵌っている。
また、図1に示すように、このスイッチノブ30の側面には、回動軸34の下側に位置させて、先端が半球状に丸められた位置決めボス35が突設されている。この位置決めボス35は、スイッチノブ30のON/OFF操作に伴って、その半球状の先端が第1ハウジング10側の位置決め孔15A、15Bに選択的に嵌まることで、その位置にスイッチノブ30を保持する役目を果たす。
また、スイッチノブ30の操作面板31の下方には、回動軸34の位置を中心として外周が円弧状に形成された扇型のギヤ37が設けられており、その円弧状の外周部にギヤの歯37Aが周方向に沿って配列されている。
図4に示すように、LED50は、FPC60の可撓板部62の先端の実装面部62Aにその本体部51が実装されており、発光面52がFPC60の実装面部62Aの反対側を向いている。FPC60は、固定板部61と可撓板部62を一体に有しており、固定板部61の裏面を両面テープで第2ハウジング20の内底壁に貼り付けることにより、第2ハウジング20に固定されている。
また、第2ハウジング20の底壁には略R字状の2本のバネ端子90が装着されている。これらのバネ端子90は、一端側に湾曲形状の第1端子部91を有し、他端側に直線形状の第2端子部92を有するもので、自身のバネの力で、第2ハウジング20の内底壁に貼り付け固定されたFPC60の固定板部61上の回路導体に第1端子部91を圧接状態で導通させている。また、第2端子部92を第2ハウジング20の底面に設けたコネクタハウジング28Hに収容することで、第2端子部92をコネクタ端子としたコネクタ28を構成している。
また、FPC60に実装されたLED50を支持するために、可動式のLED支持台70が、第2ハウジング20の内部に配設されている。LED支持台70は、回動軸71と、この回動軸71の周囲に同軸に設けられたギヤ72と、LED支持台座部73とを備えている。LED支持台座部73は、回動軸71から離れた頂面を有しており、その頂面にLED50を実装したFPC60の実装面部62Aが貼り付け固定されている。このLED50を支持する頂面は、回動軸を頂点とする二等辺三角形の底辺に相当する面である。
このように構成されたLED支持台70は、図5に示すように、回動軸71の一端を、第2ハウジング20の周壁26の軸受孔21に嵌め込み、回動軸71の他端を、第2ハウジング20の内底部に立設したホルダ22の軸受孔22Aに嵌めることで、回動軸71を中心に回動自在に支持されており、この状態で、スイッチノブ30を組み付けた第1ハウジング10と、LED支持台70を組み付けた第2ハウジング20を合体させることにより、スイッチノブ30のギヤ37の歯37AとLED支持台70のギヤ72の歯が噛み合っている。
そして、図9(a)に示すように、スイッチノブ30をOFF位置に操作したとき、LED支持台70の支持台座部73に支持されたLED50がスイッチノブ30の直下に位置し、発光面52から出射された光Hがスイッチノブ30に背面から入射し、ON表示部33AおよびOFF表示部33Bを発光させ、一方、図9(b)に示すように、スイッチノブ30をON位置に操作したとき、LED支持台70の支持台座部73に支持されたLED50が横を向き、発光面52からの光Hが反射板80の凹面状の反射面81を介して、レンズ40を通して照明光として外部に放射されるように構成されている。
従って、スイッチノブ30に設けられたギヤ37とLED支持台70に設けられたギヤ72の組み合わせ機構が、「スイッチノブ30がOFF操作されているとき、LED50の発する光がスイッチノブ30を照らす光となるように照光方向を振り向け、スイッチノブ30がON操作されているとき、LED50の発する光がレンズ(照明窓)40からの照明光となるように照光方向を振り向ける照光方向切換手段」や「光源移動手段」に相当している。
次に作用を説明する。
図9(a)に示すように、スイッチノブ30がOFF位置に操作されているとき、LED支持台70の支持台座部73に支持されたLED50はスイッチノブ30の直下に位置しており、常時点灯式のLED50の発光面52から出射された光Hは、スイッチノブ30に背面から入射して、ON表示部33AおよびOFF表示部33Bを発光させる。
一方、図9(b)に示すように、スイッチノブ30のON表示部33A側を矢印Fのように押し込むと、スイッチノブ30がOFF位置からON位置に回動し、スイッチノブ30のギヤ37が矢印R1方向に回動することにより、そのギヤ37に噛み合うLED支持台70側のギヤ72が矢印R2方向に回動し、LED支持台70が回動することにより、支持台座部73に支持されたLED50が横向きとなり、常時点灯式のLED50の発光面52から出射された光Hは、反射板80の凹面状の反射面81に方向に進み、反射面81で反射されて、レンズ40を通して照明光として外部に放射される。
このように、この実施形態のスイッチ付き照明ユニットM1によれば、LED50の発する光Hの照光方向をスイッチノブ30の操作位置に応じて切り換えるので、つまり、スイッチOFFのときは、LED50の発する光Hでスイッチノブ30のON/OFF表示部33A、33Bを発光させ、スイッチONのときは、LED50の発する光Hを、レンズ40を通して照明光として外部に放射させるようにしているので、1つのLED50しか設けないでも、暗闇でのスイッチノブ30の照らし出し(スイッチノブ30の視認性向上)と、レンズ40を通して外部を照明する照明機能との両方を満足させることができ、コスト削減を図ることができる。
[第2実施形態]
この第2実施形態のスイッチ付き照明ユニットM2は、スライド式のスイッチノブ(スイッチ操作部)を備えたスイッチ付き照明ユニットであり、図10はスイッチ付き照明ユニットの全体構成を示す分解斜視図、図11は同照明ユニットのハウジングにギヤ付きのLED支持台とFPCを取り付けた状態を上から見て示す斜視図、図12は同照明ユニットの完成品を上から見て示す斜視図、図13は同照明ユニットの動作説明用の内部構成を示す側断面図で、(a)はスイッチノブがOFF位置にあるときの状態を示す図、(b)はスイッチノブがON位置にあるときの状態を示す図である。なお、図および以降の説明文において、図1〜図9に示した第1実施形態のユニットM1における要素と同一要素には同一符号を付して説明を簡略化する。
図10に示すように、第2実施形態のスイッチ付き照明ユニットM2は、カバーやベゼルと呼ばれる遮光性樹脂の成形品よりなる第1ハウジング110と、同様に遮光性樹脂の成形品よりなる上面開口の箱型の第2ハウジング20と、透光性樹脂の成形品よりなるスライド式のスイッチノブ130と、第1ハウジング110のパネル壁110Aに形成したレンズ装着用開口部12に嵌め込まれた透光性レンズ(照明窓に相当)40と、常時点灯式の光源であるLED50と、LED50が実装されるFPC(フレキシブルプリント基板)60と、FPC60に実装されたLED50の本体51を支持すると共にスイッチノブ30のON/OFF操作位置に応じて回動することでLED50の発光面52の向きを切り換えるLED支持台70と、第2ハウジング20の内部に装着された反射板80と、第2ハウジング20の底壁に装着され、FPC60の回路導体と接続されることで外部接続用のコネクタを構成するバネ端子90と、を備えて構成されている。
第1ハウジング110は、図10に示すように、前面が化粧面(パネル面)となる長方形平板状のパネル壁110Aと、そのパネル壁110Aの下に垂設された四角筒状の嵌合周壁16とを有し、パネル壁110Aには、長方形状のスイッチノブ装着用開口部111と正方形状のレンズ装着用開口部12とが隣接して設けられている。レンズ装着用開口部12には、透光性材料により構成された正方形状のレンズ40が嵌め込まれ、レンズ40側の係合突起41がレンズ装着用開口部12の内周壁に設けた係合凹部13に係合することで、レンズ40が第1ハウジング110に装着固定されている。この透光性を有するレンズ40が、スイッチON時に外部に光を放射する照明窓の機能を果たす。
また、第1ハウジング110の嵌合周壁16は、第2ハウジング20の四角筒状の周壁26の上端の外周に嵌まる部分であり、第1ハウジング110の嵌合周壁16を第2ハウジング20の周壁26に嵌合させることで、第1ハウジング110側のロック孔17に第2ハウジング20側のロック突起27が係合して、第1ハウジング110と第2ハウジング20とが互いに外れないようにロックされ、それにより一体のハウジングが構成される。このように構成されたハウジングは、第1ハウジング110のパネル壁110Aを例えば車室内の内装トリムの車室内側に配置することにより、内装トリムの裏側の空間に埋め込み配置される。
また、第1ハウジング110のスイッチノブ装着用開口部111のスイッチノブ130のスライド方向における両端部には、スイッチノブ130を矢印B方向にスライド自在に支持する受板111Aが設けられている。これらの受板111Aは、後述するスイッチノブ130の操作板部131をスライド自在に載せる部分である。
また、第1ハウジング10の嵌合周壁16には、スイッチノブ130がON位置に操作されたときに、スイッチノブ130側に設けた位置決めボス135(図13(a)参照)の先端が係合するON時位置決め孔15Aと、スイッチノブ130がOFF位置に操作されたときに、スイッチノブ130側に設けた位置決めボス135の先端が係合するOFF時位置決め孔15Bとが設けられている。この場合は、ON時位置決め孔15AとOFF時位置決め孔15Bは、スイッチノブ130のスライド方向に並んでいる。
スライド式のスイッチノブ130は、位置決めボス135の先端が、第1ハウジング110側のいずれかの位置決め孔15A、15Bに係合することで、その操作位置に保持されるようになっており、また、スイッチノブ130が現位置から他方側へ操作されたときには、位置決めボス135と位置決め孔15A、15Bの係合が無理なく若干の抵抗力(クリック感)を感じさせながら外れるようになっている。なお、スイッチONからスイッチOFFに切り換える際、または、その逆に切り換える際の途中でのスイッチノブ130の回動抵抗感は、位置決めボス135の先端が嵌合周壁16の内面に摺動する際の摺動抵抗や、後述するギヤ機構等の可動部の慣性抵抗などによって得られるようになっている。従って、スイッチノブ130はON位置やOFF位置から外れていても、勝手にふらつくことはない。
第2ハウジング20は、第1実施形態の照明ユニットM1と同様に、上面が開口した箱型のもので、長方形の角筒状の周壁26と底壁(符号省略)とを有している。図11に示すように、周壁26のうちの1つの壁には、LED支持台70の回動軸71の一端を回動可能に受ける軸受孔21が形成されている。また、第2ハウジング20の内部には、底壁に支持をとることで、ホルダ22が設けられている。このホルダ22には、前記軸受孔21と対向して、LED支持台70の回動軸71の他端を回動可能に受ける軸受孔22Aが設けられており、この軸受孔22Aは、周方向の一端が入口としてハの字状に開口した凹部として形成されている。そして、LED支持台70の回動軸71の一端を軸受孔21に斜めの姿勢で嵌め込みつつ、LED支持台70の回動軸71の他端を、入口からホルダ22の軸受孔22Aに嵌め込むことにより、LED支持台70が回動可能に支持されている。なお、周壁26のうちのホルダ22に近い壁の上端には、スイッチノブ30の位置決めボス35と干渉を避けるための切欠29が設けられている。
また、第2ハウジング20の底部には、第1実施形態と同様に、バネ端子90によって外部接続用のコネクタ28が構成されている。
スイッチノブ(スイッチ操作部)130は、全体が透光性樹脂で成形されており、上端に長方形平板状の操作面板131を有している。この操作面板131の上面には遮光塗装面132が設けられると共に、遮光塗装面132の2箇所に、遮光性塗装を施さないON表示部133AとOFF表示部133Bが設けられている。これらの部分は遮光性塗装が施されていないため、裏から光が導入されることにより、発光することができる。ON表示部133Aは、スイッチノブ130のONに設定された側、OFF表示部133Bは、スイッチノブ130のOFFに設定された側に配置されており、それぞれにONの文字とOFFの文字が表記されている。これらのON表示部133AやOFF表示部133Bの文字には、赤や緑などの目立ちやすい透明色塗装が施されているとなお良い。
また、このスイッチノブ130の操作面板131の下部には、スイッチノブ130をスライド自在に第1ハウジング110のスイッチノブ装着用開口部111の開口縁に係合する係合爪134が設けられており、上からスイッチノブ130の下方部分をスイッチノブ装着用開口部111に嵌め込むことで、係合爪134によって外れないように保持され、図12に示すように、スイッチノブ130の操作面板131が、矢印B方向にスライド自在に組み付けられている。また、このスイッチノブ130の操作面板131の下部には、ラックギヤブロック136を固定するバー138が突設されており、このバー138の先端にラックギヤブロック136がネジ137で固定されている。ラックギヤブロック136の下面には、ラックギヤ136Aが設けられている。
また、図13(a)に示すように、このスイッチノブ130の操作面板131の下部には、先端が半球状に丸められた位置決めボス135が突設されている。この位置決めボス135は、スイッチノブ130のON/OFF操作に伴って、その半球状の先端が第1ハウジング110側の位置決め孔15A、15Bに選択的に嵌まることで、その位置にスイッチノブ130を保持する役目を果たす。
また、第1実施形態と同様に、LED50は、FPC60の可撓板部62の先端の実装面部62Aに実装されており、図13に示すように、発光面52がFPC60の実装面部62Aの反対側を向いている。FPC60は、固定板部61と可撓板部62を一体に有しており、固定板部61の裏面を両面テープで第2ハウジング20の内底壁に貼り付けることにより、第2ハウジング20に固定されている。
また、第1実施形態と同様に、第2ハウジング20の底壁には2本のバネ端子90が装着されている。これらのバネ端子90は、図4に示すように、一端側に湾曲形状の第1端子部91を有し、他端側に直線形状の第2端子部92を有するもので、自身のバネの力で、第2ハウジング20の内底壁に貼り付け固定されたFPC60の固定板部61上の回路導体に第1端子部91を圧接状態で導通させている。また、第2端子部92を第2ハウジング20の底面に設けたコネクタハウジングに収容することで、第2端子部92をコネクタ端子としたコネクタを構成している。
また、FPC60に実装されたLED50を支持するために、可動式のLED支持台70が、第2ハウジング20の内部に配設されている。LED支持台70は、第1実施形態と同様に、回動軸71と、この回動軸71の周囲に同軸に設けられたギヤ72と、LED支持台座部73とを備えている。LED支持台座部73は、回動軸71から離れた頂面を有しており、その頂面にLED50を実装したFPC60の実装面部62Aが貼り付け固定されている。このLED50を支持する頂面は、回動軸を頂点とする二等辺三角形の底辺に相当する面である。
このように構成されたLED支持台70は、図11に示すように、回動軸71の一端を、第2ハウジング20の周壁26の軸受孔21に嵌め込み、回動軸71の他端を、第2ハウジング20の内底部に立設したホルダ22の軸受孔22Aに嵌めることで、回動軸71を中心に回動自在に支持されており、この状態で、スイッチノブ130を組み付けた第1ハウジング110と、LED支持台70を組み付けた第2ハウジング20を合体させることにより、スイッチノブ130のラックギヤブロック136のラックギヤ136AとLED支持台70のギヤ72の歯が噛み合っている。
そして、図13(a)に示すように、スイッチノブ130をOFF位置にスライド操作したとき、LED支持台70の支持台座部73に支持されたLED50がスイッチノブ130の直下に位置し、発光面52から出射された光Hがスイッチノブ130に背面から入射し、ON表示部133AおよびOFF表示部133Bを発光させ、一方、図13(b)に示すように、スイッチノブ130をOFF位置からON位置にスライド操作したとき、LED支持台70の支持台座部73に支持されたLED50が横を向き、発光面52からの光Hが反射板80の凹面状の反射面81を介して、レンズ40を通して照明光として外部に放射されるように構成されている。
従って、スイッチノブ130に設けられたラックギヤブロック136とLED支持台70に設けられたギヤ72の組み合わせ機構が、「スイッチノブ130がOFF操作されているとき、LED50の発する光がスイッチノブ130を照らす光となるように照光方向を振り向け、スイッチノブ130がON操作されているとき、LED50の発する光がレンズ(照明窓)40からの照明光となるように照光方向を振り向ける照光方向切換手段」や「光源移動手段」に相当している。
次に作用を説明する。
図13(a)に示すように、スイッチノブ130がOFF位置に操作されているとき、LED支持台70の支持台座部73に支持されたLED50はスイッチノブ130の直下に位置しており、常時点灯式のLED50の発光面52から出射された光Hは、スイッチノブ130に背面から入射して、ON表示部133AおよびOFF表示部133Bを発光させる。
一方、図13(b)に示すように、スイッチノブ130のON表示部133A側を矢印F2の方向にスライドさせると、スイッチノブ130のOFF位置からON位置への動きにより、ラックギヤブロック136が矢印S2方向に横移動し、それによりラックギヤブロック136のラックギヤ136Aに噛み合うLED支持台70側のギヤ72が矢印R2方向に回動し、LED支持台70が回動することにより、支持台座部73に支持されたLED50が横向きとなり、常時点灯式のLED50の発光面52から出射された光Hは、反射板80の凹面状の反射面81に方向に進み、反射面81で反射されて、レンズ40を通して照明光として外部に放射される。
このように、この実施形態のスイッチ付き照明ユニットM2によれば、スイッチノブ130のスライド位置に応じて、LED50の発する光Hの照光方向を切り換えるので、つまり、スイッチOFFのときは、LED50の発する光Hでスイッチノブ130のON/OFF表示部133A、133Bを発光させ、スイッチONのときは、LED50の発する光Hを、レンズ40を通して照明光として外部に放射させるようにしているので、1つのLED50しか設けないでも、暗闇でのスイッチノブ130の照らし出し(スイッチノブ130の視認性向上)と、レンズ40を通して外部を照明する照明機能との両方を満足させることができ、コスト削減を図ることができる。
[第3実施形態]
この第3実施形態のスイッチ付き照明ユニットM3は、プッシュ式のスイッチノブ(スイッチ操作部)を備えたスイッチ付き照明ユニットであり、図14はスイッチ付き照明ユニットの完成品を上から見て示す斜視図、図15は同照明ユニットのスイッチ付き照明ユニットの分解斜視図、図16は同照明ユニットの押しボタン式のスイッチノブと、プッシュロックスイッチと、中間ギヤと、ギヤ付きのLED支持台との関係を取り出して示す斜視図、図17は同照明ユニットの動作説明用の内部構成を示す側断面図で、(a)はスイッチノブがOFF位置にあるときの状態を示す図、(b)はスイッチノブがON位置にあるときの状態を示す図である。なお、図および以降の説明文において、図1〜図9に示した第1実施形態のユニットM1における要素と同一要素には同一符号を付して説明を簡略化する。
図14および図15に示すように、第3実施形態のスイッチ付き照明ユニットM3は、カバーやベゼルと呼ばれる遮光性樹脂と透光性樹脂の二色成形品よりなる第1ハウジング210と、遮光性樹脂の成形品よりなる上面開口の箱型の第2ハウジング220と、透光性樹脂の成形品よりなるプッシュ式のスイッチノブ230と、スイッチノブ230に連動するプッシュロックスイッチ290と、常時点灯式の光源であるLED50と、LED50が実装されるFPC(フレキシブルプリント基板)260と、FPC260に実装されたLED50の本体51(図17参照)を支持すると共にスイッチノブ230のON/OFF操作位置に応じて回動することでLED50の発光面52の向きを切り換えるLED支持台270と、第2ハウジング220の内部に装着された反射板80と、第2ハウジング220の底壁に装着され、FPC260の回路導体と接続されることで外部接続用のコネクタを構成するバネ端子(図示略)と、を備えて構成されている。外部に照明光を放射する照明窓に相当するレンズ240は、第1ハウジング210のパネル壁210Aに予め一体に成形されている。
第1ハウジング210は、前面が化粧面(パネル面)となる長方形平板状のパネル壁210Aそのものであり、パネル壁210Aの遮光樹脂製部分には、長方形状のスイッチノブ装着用開口部211が設けられている。また、第1ハウジング210のパネル壁210Aは、第2ハウジング220の上面開口に嵌め込み固定されることで、一体のハウジングを構成している。
第2ハウジング220は、上面が開口した箱型のもので、長方形の角筒状の周壁と底壁(符号省略)とを有している。また、第2ハウジング220には、LED支持台270の回動軸271を回動自在に支持する支持部が設けられている。
押しボタン式のスイッチノブ(スイッチ操作部)230は、全体が透光性樹脂で成形されており、図16に示すように、上端に長方形平板状の操作面板231を有している。この操作面板231の上面には遮光塗装面232が設けられると共に、遮光塗装面232の中央に、遮光性塗装を施さない表示部233が設けられている。この部分は遮光性塗装が施されていないため、裏から光が導入されることにより、発光することができる。表示部233には、ONの文字だけが表記されている。この表示部233の文字には、赤や緑などの目立ちやすい透明色塗装が施されているとなお良い。
また、このスイッチノブ230の操作面板231の下部には、プッシュロックスイッチ連動部235とギヤバー236とが突設されており、プッシュロックスイッチ連動部235の下端は、プッシュロックスイッチ290の可動部291に連動可能に対向している。プッシュロックスイッチ290は、可動部291を1回押すと押下状態を保持(ON位置保持)し、もう1回押すと押下状態を解除(OFF位置保持)するものである。また、ギヤバー236の側面にはラックギヤ237が形成されており、このラックギヤ237は、第2ハウジング220に回動軸281が回転自在に支持された中間ギヤ280の歯に噛合している。この中間ギヤ280の歯の他の部分は、LED支持台270のギヤ272に噛合している。従って、ラックギヤ237が直線スライドすると、中間ギヤ280を介して、LED支持台270が回動する。
また、LED50は、FPC260の可撓板部262の先端の実装面部262Aに実装されており、図17に示すように、発光面52がFPC260の実装面部262Aの反対側を向いている。FPC260は、固定板部261と可撓板部262を一体に有しており、固定板部261の裏面を両面テープで第2ハウジング220の内底壁に貼り付けることにより、第2ハウジング220に固定されている。
また、図示しないが、第1実施形態と同様に、第2ハウジング220の底壁には2本のバネ端子が装着されている。これらのバネ端子は、FPC260の回路導体をコネクタ端子として電気的に引き出している。
また、LED50を支持する可動式のLED支持台270が、第2ハウジング220の内部に配設されている。LED支持台270は、第1実施形態と同様に、回動軸271と、この回動軸271の周囲に同軸に設けられたギヤ272と、LED支持台座部273とを備えている。LED支持台座部273は、回動軸271から離れた頂面を有しており、その頂面にLED50を実装したFPC260の実装面部262Aが貼り付け固定されている。このLED50を支持する頂面は、回動軸を頂点とする二等辺三角形の底辺に相当する面である。
このように構成されたLED支持台270は、回動軸271を介して第2ハウジング220に回動自在に支持されており、スイッチノブ230を組み付けた第1ハウジング210と、LED支持台270を組み付けた第2ハウジング220を合体させることにより、スイッチノブ230のラックギヤ237が、中間ギヤ280を介して、LED支持台270のギヤ272と噛み合った状態になる。
そして、図17(a)に示すように、スイッチノブ230がOFF位置にあるとき、LED支持台270の支持台座部273に支持されたLED50がスイッチノブ230の直下に位置し、発光面52から出射された光Hがスイッチノブ230に背面から入射し、ON表示部233を発光させ、一方、図17(b)に示すように、スイッチノブ230を押し下げたとき(図16中矢印Cの動き)、LED支持台270の支持台座部273に支持されたLED50が横を向き、発光面52からの光Hが反射板80の凹面状の反射面81を介して、レンズ240を通して照明光として外部に放射されるように構成されている。
従って、スイッチノブ230に設けられたラックギヤ237とLED支持台270に設けられたギヤ272の組み合わせ機構が、「スイッチノブ230がOFF操作されているとき、LED50の発する光がスイッチノブ230を照らす光となるように照光方向を振り向け、スイッチノブ230がON操作されているとき、LED50の発する光がレンズ(照明窓)240からの照明光となるように照光方向を振り向ける照光方向切換手段」や「光源移動手段」に相当している。
次に作用を説明する。
図17(a)に示すように、スイッチノブ230がOFF位置にあるとき、LED支持台270の支持台座部273に支持されたLED50はスイッチノブ230の直下に位置しており、常時点灯式のLED50の発光面52から出射された光Hは、スイッチノブ230に背面から入射して、表示部233を発光させる。
一方、図17(b)に示すように、スイッチノブ230の操作面板231を矢印F3方向に押し込むと、スイッチノブ230のOFF位置からON位置への動きにより、ラックギヤ237が矢印S3方向に縦移動し、それにより中間ギヤ280が矢印R4方向の回動し、その動きによりLED支持台270側のギヤ72が矢印R5方向に回動し、LED支持台270が回動することにより、支持台座部273に支持されたLED50が横向きあるいは斜め向きとなり、常時点灯式のLED50の発光面52から出射された光Hが、直接あるいは反射板80の凹面状の反射面81で反射されて、レンズ240を通して照明光として外部に放射される。
このように、この実施形態のスイッチ付き照明ユニットM3によれば、スイッチノブ230の操作位置に応じて、LED50の発する光Hの照光方向を切り換えるので、つまり、スイッチOFFのときは、LED50の発する光Hでスイッチノブ230の表示部233を発光させ、スイッチONのときは、LED50の発する光Hを、レンズ240を通して照明光として外部に放射させるようにしているので、1つのLED50しか設けないでも、暗闇でのスイッチノブ230の照らし出し(スイッチノブ230の視認性向上)と、レンズ40を通して外部を照明する照明機能との両方を満足させることができ、コスト削減を図ることができる。
[第4実施形態]
この第4実施形態のスイッチ付き照明ユニットM4は、第1実施形態のスイッチ付き照明ユニットM1の変形として、スイッチノブの周囲に導光体を配置し、スイッチOFF時にその導光体を発光させることで、暗闇におけるスイッチノブの視認性を高めるようにしたスイッチ付き照明ユニットであり、図18は前記第1実施形態のスイッチ付き照明ユニットM1のスイッチノブの改善点について説明するための図で、同スイッチノブの構成を拡大して示す斜視図、図19は本実施形態のスイッチ付き照明ユニットの分解斜視図、図20は同照明ユニットの完成品を上から見て示す斜視図、図21は同照明ユニットの動作説明用の内部構成を示す側断面図で、(a)はスイッチノブがOFF位置にあるときの状態を示す図、(b)はスイッチノブがON位置にあるときの状態を示す図、図22は同照明ユニットの内部構成を、スイッチノブの回動軸の位置で縦に切断して示す断面図である。なお、図および以降の説明文において、図1〜図9に示した第1実施形態のユニットM1における要素と同一要素には同一符号を付して説明を簡略化する。
図18に示す第1実施形態の照明ユニットM1で用いたスイッチノブ30は、ON/OFF表示部33A、33Bを発光させる必要があるため、全体を透光性樹脂で成形し、発光させない操作板部31の表面のON/OFF表示部33A、33B以外の場所を、遮光性塗料の塗布により遮光処理していた。それに対し、第4実施形態の照明ユニットM4では、新たにスイッチノブ330の周囲に導光体340を配置し、この導光体340を発光させることで、スイッチノブ330の場所を暗闇でも確認できるようにした。こうすることにより、スイッチノブ330の材料を透光性樹脂とする必要がなくなる。
図19に示すように、第4実施形態のスイッチ付き照明ユニットM4は、カバーやベゼルと呼ばれる遮光性樹脂の成形品よりなる第1ハウジング310と、同様に遮光性樹脂の成形品よりなる上面開口の箱型の第2ハウジング20と、透光性樹脂の成形品よりなるシーソー式のスイッチノブ330と、第1ハウジング310のパネル壁310Aに形成したレンズ装着用開口部12に嵌め込まれた透光性レンズ(照明窓に相当)40と、常時点灯式の光源であるLED50と、LED50が実装されるFPC(フレキシブルプリント基板)60と、FPC60に実装されたLED50の本体51を支持すると共にスイッチノブ330のON/OFF操作位置に応じて回動することでLED50の発光面52の向きを切り換えるLED支持台70と、第2ハウジング20の内部に装着された反射板80と、第2ハウジング20の底壁に装着され、FPC60の回路導体と接続されることで外部接続用のコネクタを構成するバネ端子90と、を備えて構成されている。
第1ハウジング310は、図19および図22に示すように、前面が化粧面(パネル面)となる長方形平板状のパネル壁310Aと、そのパネル壁310Aの下に垂設された四角筒状の嵌合周壁16とを有し、パネル壁310Aには、長方形状の第1実施形態より大きめのスイッチノブ装着用開口部311と正方形状のレンズ装着用開口部12とが隣接して設けられている。レンズ装着用開口部12には、透光性材料により構成された正方形状のレンズ40が嵌め込まれ、レンズ40側の係合突起41がレンズ装着用開口部12の内周壁に設けた係合凹部13に係合することで、レンズ40が第1ハウジング10に装着固定されている。この透光性を有するレンズ40が、スイッチON時に外部に光を放射する照明窓の機能を果たす。
また、第1ハウジング310の嵌合周壁16は、第2ハウジング20の四角筒状の周壁26の上端の外周に嵌まる部分であり、第1ハウジング310の嵌合周壁16を第2ハウジング20の周壁26に嵌合させることで、第1ハウジング310側のロック孔17に第2ハウジング20側のロック突起27が係合して、第1ハウジング310と第2ハウジング20とが互いに外れないようにロックされ、それにより一体のハウジングが構成される。このように構成されたハウジングは、第1ハウジング310のパネル壁310Aを例えば車室内の内装トリムの車室内側に配置することにより、内装トリムの裏側の空間に埋め込み配置される。
また、この場合の第1ハウジング310のスイッチノブ装着用開口部311は、導光体340を嵌め込めるように大きめに形成されており、外周側に導光体340が嵌め込まれ、その導光体340の内周側にスイッチノブ330が収容されている。
導光体340は、透明樹脂に必要に応じて発光粉を混入した材料よりなるもので、スイッチノブ330の操作板部31の嵌まる矩形開口342を有した長方形の枠部341と、その枠部341の長辺部の下側に突設された一対のスイッチノブホルダ344と、残る2つの短辺部のうちレンズ40に近い方の短辺部の下側に突設された柱状の入光部343と、を備えている。長方形の枠部341は、入光部343から光が入射されることで発光するようになっており、図22に示すように、枠部341を下からスイッチノブ装着用開口部311に嵌め込むことで、第1ハウジング110のパネル壁110Aの下面に設けた導光体保持爪318によって保持されている。
また、図21に示すように、導光体340の入光部343のレンズ40の位置には、スイッチノブ330がOFF位置にあるとき、LED50からの光が、照明窓であるレンズ40の方向へ極力漏れるのを遮るように仕切壁349が第1ハウジング110に支持をとって設けられている。この場合、仕切壁349の少なくとも下端を可撓性にすることで、LED50の回動軌跡内まで延ばすことができるようになり、遮光性能を向上させることができる。
また、各スイッチノブホルダ344には、周方向の一端が入口としてハの字状に開口した軸受孔345が設けられている。これらの軸受孔345には、ハの字状に開いた各入口から、後述するスイッチノブ330の回動軸34の両端が回動自在に嵌め込まれている。
また、第1ハウジング310の嵌合周壁16には、図22に示すように、スイッチノブ330がON位置に操作されたときに、スイッチノブ330側に設けた位置決めボス35の先端が係合するON時位置決め孔15Aと、スイッチノブ330がOFF位置に操作されたときに、スイッチノブ330側に設けた位置決めボス35の先端が係合するOFF時位置決め孔15Bとが設けられている。
スイッチノブ330は、位置決めボス35の先端が、第1ハウジング10側のいずれかの位置決め孔15A、15Bに係合することで、その操作位置に保持されるようになっており、また、スイッチノブ330が現位置から他方側へ操作されたときには、位置決めボス35と位置決め孔15A、15Bの係合が無理なく若干の抵抗力(クリック感)を感じさせながら外れるようになっている。なお、スイッチONからスイッチOFFに切り換える際、または、その逆に切り換える際の途中でのスイッチノブ330の回動抵抗感は、位置決めボス35の先端が嵌合周壁16の内面に摺動する際の摺動抵抗や、後述するギヤ機構等の可動部の慣性抵抗などによって得られるようになっている。従って、スイッチノブ330はON位置やOFF位置から外れていても、勝手にふらつくことはない。
第2ハウジング20は、第1実施形態と同様に、上面が開口した箱型のもので、長方形の角筒状の周壁26と底壁(符号省略)とを有している。周壁26のうちの1つの壁には、LED支持台70の回動軸71の一端を回動可能に受ける軸受孔21が形成されている。また、第2ハウジング20の内部には、底壁に支持をとることで、ホルダ22が設けられている。このホルダ22には、前記軸受孔21と対向して、LED支持台70の回動軸71の他端を回動可能に受ける軸受孔22Aが設けられており、この軸受孔22Aは、周方向の一端が入口としてハの字状に開口した凹部として形成されている。そして、LED支持台70の回動軸71の一端を軸受孔21に斜めの姿勢で嵌め込みつつ、LED支持台70の回動軸71の他端を、入口からホルダ22の軸受孔22Aに嵌め込むことにより、LED支持台70が回動可能に支持されている。なお、周壁26のうちのホルダ22に近い壁の上端には、スイッチノブ30の位置決めボス35と干渉を避けるための切欠29が設けられている。
また、第2ハウジング20の底部には、図21に示すように、小型のコネクタハウジング28Hが設けられており、FPC60の回路導体に一端側の第1端子部91(図4参照)を導通させたバネ端子90の他端側の第2端子部92を、このコネクタハウジング28Hの後壁の孔から圧入することで、外部接続用のコネクタ28が構成されている。
スイッチノブ(スイッチ操作部)330は、成形樹脂の材料を透光性樹脂であるか否かに拘わらず任意に選ぶことができるが、ここでは、第1実施形態と同じ透光性樹脂で成形されたものを説明の簡易化の上で用いている。このスイッチノブ330は、上端に長方形の操作面板31を有している。この操作面板31の上面には遮光塗装面32が設けられると共に、遮光塗装面32の2箇所に、遮光性塗装を施さないON表示部33AとOFF表示部33Bが設けられている。これらの部分は、遮光性塗装が施されていないため、裏から光が導入されることにより、発光することができる。ON表示部33Aは、スイッチノブ30のONに設定された側、OFF表示部33Bは、スイッチノブ30のOFFに設定された側に配置されており、それぞれにONの文字とOFFの文字が表記されている。これらのON表示部33AやOFF表示部33Bの文字には、赤や緑などの目立ちやすい透明色塗装が施されているとなお良い。
なお、スイッチノブ330を最初から不透光性樹脂で成形した場合は、ON表示部33AとOFF表示部33Bを発光せることはできなくなるが、使用材料の選択の自由度の向上と、操作面板31の上面に遮光塗装面32を設ける必要性をなくせる。
また、このスイッチノブ330の側面には、シーソー式に回動させるための回動軸34が突設されている。回動軸34は、ON表示部33AとOFF表示部33Bの中間に位置しており、この回動軸34の両端を、導光体340に形成したスイッチノブホルダ344の軸受孔345に嵌めることで、スイッチノブ330の操作面板31が、図20に示すように、第1ハウジング110のパネル壁110Aのスイッチノブ装着用開口部111に、周囲の導光体340を介して、シーソー状に回動操作(図中有矢印A方向の回動操作)できるように嵌っている。
また、図22に示すように、このスイッチノブ330の側面には、回動軸34の下側に位置させて、先端が半球状に丸められた位置決めボス35が突設されている。この位置決めボス35は、スイッチノブ330のON/OFF操作に伴って、その半球状の先端が第1ハウジング10側の位置決め孔15A、15Bに選択的に嵌まることで、その位置にスイッチノブ330を保持する役目を果たす。
また、スイッチノブ330の操作面板31の下方には、回動軸34の位置を中心として外周が円弧状に形成された扇型のギヤ37が設けられており、その円弧状の外周部にギヤの歯37Aが周方向に沿って配列されている。
LED50は、FPC60の可撓板部62の先端の実装面部62Aにその本体部51が実装されており、図21に示すように、発光面52がFPC60の実装面部62Aの反対側を向いている。FPC60は、固定板部61と可撓板部62を一体に有しており、固定板部61の裏面を両面テープで第2ハウジング20の内底壁に貼り付けることにより、第2ハウジング20に固定されている。
また、第1実施形態と同様に、図4に示すように、第2ハウジング20の底壁には略R字状の2本のバネ端子90が装着されている。これらのバネ端子90は、一端側に湾曲形状の第1端子部91を有し、他端側に直線形状の第2端子部92を有するもので、自身のバネの力で、第2ハウジング20の内底壁に貼り付け固定されたFPC60の固定板部61上の回路導体に第1端子部91を圧接状態で導通させている。また、図21に示すように、第2端子部92を第2ハウジング20の底面に設けたコネクタハウジング28Hに収容することで、第2端子部92をコネクタ端子としたコネクタ28を構成している。
また、FPC60に実装されたLED50を支持するために、可動式のLED支持台70が、第2ハウジング20の内部に配設されている。LED支持台70は、回動軸71と、この回動軸71の周囲に同軸に設けられたギヤ72と、LED支持台座部73とを備えている。LED支持台座部73は、回動軸71から離れた頂面を有しており、その頂面にLED50を実装したFPC60の実装面部62Aが貼り付け固定されている。このLED50を支持する頂面は、回動軸を頂点とする二等辺三角形の底辺に相当する面である。
このように構成されたLED支持台70は、回動軸71の一端を、第2ハウジング20の周壁26の軸受孔21に嵌め込み、回動軸71の他端を、第2ハウジング20の内底部に立設したホルダ22の軸受孔22Aに嵌めることで、回動軸71を中心に回動自在に支持されており、この状態で、スイッチノブ330を組み付けた第1ハウジング110と、LED支持台70を組み付けた第2ハウジング20を合体させることにより、スイッチノブ330のギヤ37の歯37AとLED支持台70のギヤ72の歯が噛み合っている。
そして、図21(a)に示すように、スイッチノブ330をOFF位置に操作したとき、LED支持台70の支持台座部73に支持されたLED50がスイッチノブ330の周囲に配した導光体340の入光部343の直下に位置し、発光面52から出射された光Hが導光体340の枠部341を発光させ、一方、図21(b)に示すように、スイッチノブ330をON位置に操作したとき、LED支持台70の支持台座部73に支持されたLED50が横を向き、発光面52からの光Hが反射板80の凹面状の反射面81を介して、レンズ40を通して照明光として外部に放射されるように構成されている。
従って、スイッチノブ30に設けられたギヤ37とLED支持台70に設けられたギヤ72の組み合わせ機構が、「スイッチノブ30がOFF操作されているとき、LED50の発する光がスイッチノブ30を照らす光となるように照光方向を振り向け、スイッチノブ30がON操作されているとき、LED50の発する光がレンズ(照明窓)40からの照明光となるように照光方向を振り向ける照光方向切換手段」や「光源移動手段」に相当している。
次に作用を説明する。
図21(a)に示すように、スイッチノブ330がOFF位置に操作されているとき、LED支持台70の支持台座部73に支持されたLED50はスイッチノブ330の周囲に配した導光体340の入光部343の直下に位置しており、常時点灯式のLED50の発光面52から出射された光Hは、導光体340の内部に導かれて、導光体340の枠部341を発光させ、暗闇でもスイッチノブ330の場所を知らせる。
一方、図21(b)に示すように、スイッチノブ330のON表示部33側を矢印F4のように押し込むと、スイッチノブ330がOFF位置からON位置に回動し、スイッチノブ30のギヤ37が矢印R5方向に回動することにより、そのギヤ37に噛み合うLED支持台70側のギヤ72が矢印R6方向に回動し、LED支持台70が回動することにより、支持台座部73に支持されたLED50が横向きとなり、常時点灯式のLED50の発光面52から出射された光Hは、反射板80の凹面状の反射面81に方向に進み、反射面81で反射されて、レンズ40を通して照明光として外部に放射される。
このように、この実施形態のスイッチ付き照明ユニットM4によれば、LED50の発する光Hの照光方向をスイッチノブ330の操作位置に応じて切り換えるので、つまり、スイッチOFFのときは、LED50の発する光Hでスイッチノブ330の周囲の導光体340の枠部341を発光させ、スイッチONのときは、LED50の発する光Hを、レンズ40を通して照明光として外部に放射させるようにしているので、1つのLED50しか設けないでも、暗闇でのスイッチノブ330の照らし出し(スイッチノブ330の視認性向上)と、レンズ40を通して外部を照明する照明機能との両方を満足させることができ、コスト削減を図ることができる。
また、本実施形態の照明ユニットM4では、導光体340の入光部343の近傍に、スイッチノブ330がOFF位置にあるとき、LED50からの光がレンズ40の方向へ漏れるのを遮る仕切壁349が設けられているので、仕切壁349によって、LED50からの光を漏らさずれ導光体340に導入させることができ、暗闇でのスイッチノブ330の視認性を高めることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、スイッチノブがOFF位置に操作されているときに、スイッチノブがON操作されているときよりも、LEDの発光量を制限する光量調節手段を設ければ、スイッチOFFのときの節電作用とスイッチONのときの高輝度照明機能の両立が図れる。
また、上記実施形態では、LEDの光の照光方向の切り換えを、直接LEDを移動させることで行っているが、LEDの照光方向をミラーを介して切り換えるようにすることもできる。その場合は、ミラーの切り換え機構だけ設ければよくなる。
また、上記実施形態では、光源として1個のLED50を設けた場合を示したが、1群のLEDにより光源を構成してもよい。
また、第4実施形態で設けた仕切壁349は、第1〜第3実施形態に取り付けることも可能であり、その場合は同様の効果を得ることができる。
M1 スイッチ付き照明ユニット
10 第1ハウジング
10A パネル壁
20 第2ハウジング
30 スイッチノブ(スイッチ操作部)
37 ギヤ(照光方向切換手段)
40 レンズ(照明窓)
50 LED(光源)
72 ギヤ(照光方向切換手段)
M2 スイッチ付き照明ユニット
110 第1ハウジング
110A パネル壁
130 スイッチノブ(スイッチ操作部)
136A ラックギヤ(照光方向切換手段)
M3 スイッチ付き照明ユニット
210 第1ハウジング
210A パネル壁
240 レンズ(照明窓)
220 第2ハウジング(ハウジング本体)
230 スイッチノブ(スイッチ操作部)
272 ギヤ(照光方向切換手段)
280 中間ギヤ(照光方向切換手段)
M4 スイッチ付き照明ユニット
310 第1ハウジング
310A パネル壁
330 スイッチノブ(スイッチ操作部)
340 導光体
343 入光部
349 仕切壁

Claims (4)

  1. 外部に向けて内部から照明光の放射が可能な照明窓を有すると共に、ON操作により前記照明窓からの照明を可能にするスイッチ操作部が外部に臨むようにパネル壁に設けられたハウジングと、
    前記ハウジング内に設けられた常時点灯式の光源と、
    前記スイッチ操作部がOFF操作されているとき、前記光源の発する光が前記スイッチ操作部またはその周囲を照らす光となるように照光方向を振り向け、前記スイッチ操作部がON操作されているとき、前記光源の発する光が前記照明窓からの照明光となるように照光方向を振り向ける照光方向切換手段と、
    を備えることを特徴とするスイッチ付き照明ユニット。
  2. 前記照光方向切換手段として、前記スイッチ操作部のON/OFF操作により、前記光源の発光面の向きを切り換える光源移動手段が設けられており、前記光源移動手段が、前記スイッチ操作部のON/OFFのための回動操作、スライド操作、プッシュ操作の少なくとも1つの操作により前記光源の発光面の向きを切り換える機構として構成されていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ付き照明ユニット。
  3. 前記スイッチ操作部の周囲に導光体が配設されており、前記照光方向切換手段が、前記スイッチ操作部がOFF操作されているときに、前記光源の発する光を前記導光体の入光部に入射させるべく照光方向を振り向けることを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチ付き照明ユニット。
  4. 前記スイッチ操作部がOFF操作されているとき、前記光源からの光が前記照明窓の方向へ漏れるのを遮る仕切壁が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスイッチ付き照明ユニット。
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