JP2011201502A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空調ケースの変更を伴うことなく、空調ケースの複数の開口部における少なくとも1つの開口部の開度を独立して調整する。
【解決手段】車室内に設けられた複数の吹出口に対応する各種開口部8〜11が形成された空調ケース2と、空調ケース2内の空気を開口部から吹出口へ導くための空気通路を構成する複数のダクト部材と、空調ケース2内に設けられ、複数の開口部8〜11を開閉する各種ドア12〜15と、各種ドア12〜15よりも空気流れ下流側に配置され、各種開口部8〜11における少なくとも1つの開口部の開度を調整する開度調整部20と、を備え、開度調整部20は、開口部の開度を調整するためのドア部26、ドア部26を支持するフレーム部材22を含んで構成され、フレーム部材22は、ドア部26を支持した状態で開口部の開口縁部に係合可能な係合部23、24を有し、空調ケース2に取り付け可能に構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用空調装置に関する。
従来、車室内の中央部から乗員の上半身に向けて空調風を吹き出すセンタフェイス吹出口に接続されるセンタフェイス開口部と、車室内の左右両側から乗員の上半身に向けて空調風を吹き出すサイドフェイス吹出口に接続されるサイドフェイス開口部とが設けられた空調ケースを備える車両用空調装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の車両用空調装置では、空調ケースの内部にセンタフェイス開口部およびサイドフェイス開口部を開閉するためのドア手段が設けられている。そして、一般的な車両用空調装置では、各フェイス開口部の開閉を同時に行うドア手段が採用されているが、例えば、車両左右で独立して空調可能な車両用空調装置では、各フェイス開口部における助手席側の開口部を開閉するドア手段の開度を独立して調整可能な構成が採用されている。
特開2004−136844号公報
ところで、近年、車両用空調装置では低コスト化の要請から、車種間において車両用空調装置における各種構成部品の共通化が望まれている。共通化を図る各種構成部品の一例としては、空調ケースが挙げられている。
しかし、空調ケースの内部には、各種空調機器を内蔵する関係上、共通化することが困難となっている。例えば、各フェイス開口部の開閉を同時に行うドア手段が内蔵された空調ケースに対して、各フェイス開口部の一部の開度を独立して調整するためのドア手段を内蔵しようとすると、空調ケース内におけるドア手段の構造やドア手段のドア軸を設ける位置等が異なるので、空調ケースに大幅な変更が必要となり、高コストとなるといった問題がある。なお、このような問題は、フェイス開口部に限らず、フット開口部等においても生ずる問題である。
本発明は上記点に鑑みて、空調ケースの変更を伴うことなく、空調ケースの複数の開口部における少なくとも1つの開口部の開度を独立して調整可能な車両用空調装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車室内に設けられた複数の吹出口に対応する複数の開口部(8〜11)が形成された空調ケース(2)と、空調ケース(2)の内部の空気を前記開口部から前記吹出口へ導くための空気通路を構成する複数のダクト部材と、空調ケース(2)の内部に設けられ、複数の開口部(8〜11)を開閉する開口部開閉手段(12〜15)と、開口部開閉手段(12〜15)よりも空気流れ下流側に配置され、複数の開口部(8〜11)における少なくとも1つの開口部の開度を調整する開度調整手段(20、30、40)と、を備え、開度調整手段(20、30、40)は、開口部の開度を調整するためのドア手段(26、36、46)、ドア手段(26、36、46)を支持するフレーム部材(22、32、42)を含んで構成され、フレーム部材(22、32、42)は、ドア手段(26、36、46)を支持した状態で開口部の開口縁部に係合可能な係合部(23、24、38)を有し、空調ケース(2)に取り付け可能に構成されていることを特徴とする。
これによると、空調ケース(2)に形成された複数の開口部(8〜11)における少なくとも1つの開口部に対して、空調ケース(2)と別体の開度調整手段(20、30、40)を取り付け可能な構成としているので、空調ケース(2)に変更を加えることなく、空調ケース(2)の複数の開口部(8〜11)における少なくとも1つの開口部の開度を独立して調整することが可能となる。この結果、異なる機能を有する車両用空調装置において、空調ケース(2)の共用化を図ることが可能となる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の車両用空調装置において、係合部(38)は、開口部の開口縁部の内側に係合するように構成され、フレーム部材(32)は、ドア手段(36)を支持した状態で開口部の内側に収容されることを特徴する。
これによると、フレーム部材(32)を空調ケース(2)の内部に収容することができるので、開度調整手段(30)を取り付けたとしても、空調ケース(2)の外形状が変化しないようにすることができる。このため、例えば、空調ケース(2)の開口部(8〜11)の開口縁部外側にダクト部材を接続する場合には、ダクト部材における空調ケース(2)との接続部の構造を変更する必要がなくなる。従って、異なる機能を有する車両用空調装置において、ダクト部材の共用化を図ることも可能となる。
また、請求項3に記載の発明の如く、請求項1に記載の車両用空調装置において、係合部(23、24)が、開口部の開口縁部の外側に係合するように構成され、フレーム部材(22)が、ドア手段(26)を支持した状態でダクト部材と開口部とを接続する接続部に設けられる構成としてもよい。
また、請求項4に記載の発明の如く、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置において、ドア手段(36)を、開口部の開口面に沿って移動することで開口部の開度を調整するスライドドア(36a)で構成し、空調ケース(2)における複数の開口部の内側にスライドドア(36a)を収容可能なドア収容部(94)が形成されている構成としてもよい。なお、本発明における「開口面」とは、開口部の開口縁部を結ぶ仮想面を意味している。
また、請求項5に記載の発明の如く、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両用空調装置において、開度調整手段(20、30、40)を、複数の開口部(8〜11)のうち助手席側に向かって空調風を吹き出す吹出口に接続された開口部(9b、9d)の少なくとも1つに設ける構成とすれば、助手席側よりも運転席側を優先して空調風を吹き出すことが可能となる。例えば、助手席側に乗員がいない場合において、助手席側よりも運転席側に優先的に空調風を吹き出すように助手席側の開口部の開度を調整することで、運転席側に集中した空調を実現することが可能となる。
また、請求項6に記載の発明では、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両用空調装置において、空調ケース(2)には、ドア手段(26)が2つ以上の開口部の開口縁部に取り付けられており、開度調整手段(20)は、2つ以上の開口部に対応するドア手段(26)それぞれを共通の駆動手段(25)にて駆動するように構成されていることを特徴とする。
このように、複数のドア手段(26)を駆動する駆動手段(25)を共通化すれば、開度調整手段(20)の部品点数の増加を抑制することができる。
また、請求項7に記載の発明の如く、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車両用空調装置において、複数の開口部(8〜11)のうち少なくとも1つに、複数のダクト部材(51、52、53)のうち2つのダクト部材(51、53)が接続されている場合に、開度調整手段(40)のドア手段(46)にて当該2つのダクト部材(51、53)の内部の空気通路の通路開度を調整する構成としてもよい。
これにより、開度調整手段(40)にて、2つのダクト部材(51、53)を介して吹き出す空調風の風量配分を調整することが可能となる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態の空調ユニットの外観を示す正面図である。 第1実施形態の空調ユニットの外観を示す側面図である。 図1中のA−A線断面図である。 第1実施形態のフェイス開口部および開度調整部を示す斜視図である。 第1実施形態の開度調整部をフェイス開口部に取り付けた状態を示す斜視図である。 第2実施形態のフェイス開口部の一部と開度調整部を示す斜視図である。 第2実施形態の開度調整部をフェイス開口部の一部に取り付けた状態を示す斜視図である。 第3実施形態の空調ユニットの外観を示す正面図である。 第3実施形態の助手席側フット開口部とダクト部材との接続部に設けられた開度調整部を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一若しくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図1〜図5に基づいて説明する。図1は、本実施形態の空調ユニット1の外観を示す正面図(車両後方側から前方側を見た際の正面図)であり、図2は、本実施形態の空調ユニット1の外観を示す側面図(図1中の白抜き矢印Xが示す方向から見た側面図)である。また、図3は、図1中のA−A線断面図である。図1〜図3中の矢印は、空調ユニット1の車両搭載状態での向きを示している。
車両用空調装置は、大別して空調ユニット1と図示しない送風ユニットとの二つのユニットに分かれている。送風ユニットは、車室内の計器盤の内側における中央部から助手席側にオフセットして配置されている。これに対して、空調ユニット1は、車室内の計器盤の内側における左右方向の略中央部に配置されている。
送風ユニットは、周知の如く、その外殻を形成するブロワケース、内気(車室内空気)と外気(車室外空気)とを切替導入する内外気切替箱、内外気切替箱から導入された空気を送風する送風機等から構成されている。なお、送風機は、周知の遠心多翼ファンを電動モータにて回転駆動させて空気を送風するものである。
空調ユニット1は、図1に示すように、その外殻を形成すると共に、送風ユニットの送風機から送風された空気を車室内に向かって吹き出す空調風の空気通路を形成する空調ケース2を有して構成されている。空調ケース2は、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂(例えば、タルク入りのポリプロピレン)にて成形されている。
本実施形態の空調ケース2は、図1、図2に示すように、上方側で2つに分割された第1、第2分割ケース部材2a、2b、および下方側の第3分割ケース部材2cを有して構成されている。各分割ケース2a〜2cは、その内部に空調ユニット1を構成する各種構成機器を収容した状態で、金属バネ、クリップ、ネジ等の締結手段によって結合されている。
続いて空調ユニット1の空調ケース2の内部に配置される各種構成機器等について説明する。図3に示すように、空調ケース2の空気流れ最上流部には、送風機からの送風空気を内部に導入するための空気導入部3が形成されている。この空気導入部3は、助手席側に配置された送風ユニットの空気出口部に接続するために空調ケース2のうち助手席側の側壁面に開口している。
空調ケース2の内部における空気導入部3の空気流れ下流側には、車室内に送風する空気を冷却する冷却用熱交換器である蒸発器4が配置されている。この蒸発器4は、図示しない周知の蒸気圧縮式の冷凍サイクルを構成する構成要素の一つであり、その内部に流入した低圧冷媒を蒸発させて吸熱作用を発揮させることで、送風機からの送風空気を冷却する冷却機能を発揮するものである。
そして、蒸発器4の空気流れ下流側には、ヒータコア5が配置されている。このヒータコア5は、エンジン冷却水を熱源として、蒸発器4通過後の空気を再加熱する加熱用熱交換器である。蒸発器4およびヒータコア5は、空調ケース2に設けられた取付部(図示略)にて空調ケース2の内部に支持固定される。
蒸発器4の空気流れ下流側であって、かつ、空調ケース2内のヒータコア5の側方には、蒸発器4通過後の空気をヒータコア5を迂回して流すためのバイパス通路6が形成されている。
また、蒸発器4とヒータコア5との間には、エアミックスドア7が配置されている。エアミックスドア7は、サーボモータ(図示略)或いはマニュアル操作によって開度調整されることによって、蒸発器4通過後の空気のうちヒータコア5を通過する空気量とバイパス通路6を連通する空気量の風量割合を調整するものである。本実施形態では、図中矢印の方向に移動可能に構成された周知のスライドドアにてエアミックスドア7を構成している。なお、エアミックスドア7は、スライドドアに限らず周知の他のドア手段を用いることができる。
そして、ヒータコア5を通過した温風とバイパス通路6を通過した冷風は、ヒータコア5およびバイパス通路6の下流側で混合されて、車室内に吹き出され、上記の風量割合によって車室内に吹き出す空気の温度が調整される。従って、エアミックスドア7は、車室内に吹き出す空気の温度を調整する温度調整手段を構成する。
空調ケース2の最下流部には、車両の前面窓ガラスに向けて空調風を吹き出すためのデフロスタ開口部8、乗員の顔部(上半身)に向けて空調風を吹き出すためのフェイス開口部9、乗員の足元部に向けて空調風を吹き出すためのフット開口部10、車両後席側の乗員に向けて空調風を吹き出すための後席用開口部11が形成されている。なお、フェイス開口部9の詳細については後述する。
デフロスタ開口部8は、車両前面窓ガラスの内面に向けて温度調整された空調風を吹き出すためのデフロスタ吹出口(図示略)にダクト部材を介して接続されている。フェイス開口部9は、車室内の計器盤の略中央部に設けられた一対のセンタフェイス吹出口(図示略)と、計器盤の左右両側に設けられた一対のサイドフェイス吹出口(図示略)の双方にダクト部材を介して接続されている。なお、フェイスドア13の空気流れ下流側には、フェイス開口部9に形成された複数の開口部9a〜9dの一部の開度を独立して調整するための開度調整部20が設けられている。
また、フット開口部10は、乗員の足元部に配置されるフット吹出口(図示略)にダクト部材を介して接続され、後席用開口部11は、車両後席の乗員に向けて温度調整された空調風を吹き出すための図示しないリア吹出口にダクト部材を介して接続されている。
これら複数の開口部8〜11の空気流れ上流側には、各開口部8〜11を開閉するためのデフロスタドア12、フェイスドア13、フットドア14、リアドア15が回転自在に配置されている。各ドア12〜15は、板状のドア基板12a〜15a、ドア基板12a〜15aを回転可能に支持するドア軸12b〜15b等で構成されている。各ドア12〜15は、図示しないリンク機構を介して共通のサーボモータ或いはマニュアル操作によって開閉操作される。なお、デフロスタドア12、フェイスドア13、フットドア14、リアドア15が本発明の開口部開閉手段に相当している。
ここで、本実施形態のフェイス開口部9について図4、図5に基づいて説明する。図4は、本実施形態のフェイス開口部9および開度調整部20を示す斜視図であり、図5は開度調整部20をフェイス開口部9に取り付けた状態を示す斜視図である。
本実施形態のフェイス開口部9は、仕切り板によって運転席側センタフェイス開口部9a、助手席側センタフェイス開口部9b、運転席側サイドフェイス開口部9c、助手席側サイドフェイス開口部9dといった複数の開口部に分割されている。
運転席側センタフェイス開口部9aは、運転席側のセンタフェイス吹出口に図示しないダクト部材を介して接続され、助手席側センタフェイス開口部9bは、助手席側のセンタフェイス吹出口に図示しないダクト部材を介して接続されている。また、運転席側サイドフェイス開口部9cは、運転席側のサイドフェイス吹出口に図示しないダクト部材を介して接続され、助手席側サイドフェイス開口部9dは、助手席側のサイドフェイス吹出口に図示しないダクト部材を介して接続されている。
また、本実施形態のフェイス開口部9には、その開口縁部(フェイス開口部9を囲む壁面)に、外側に向けて突出する爪部91、92が設けられている。
この開度調整部20は、フェイス開口部9の各開口部9a、9b、9c、9dのうち助手席側の開口部9b、9dを運転席側の開口部9a、9cに対して独立して開度調整するための開度調整手段を構成している。
本実施形態の開度調整部20は、空調ケース2とは別体で構成されており、フェイスドア13の空気流れ下流側であって、フェイス開口部9と各フェイス吹出口とを接続するダクト部材との接続部に取り付けられている。なお、ダクト部材は、図示しないが、開度調整部20のフレーム部材22に接続可能となっている。
この開度調整部20は、空調ケース2におけるフェイス開口部9の開口縁部の外側に取り付け可能なフレーム部材22、フレーム部材22に支持されるドア部26、ドア部26を駆動する駆動部25を有して構成されている。なお、本実施形態では、ドア部26が本発明のドア手段に相当し、駆動部25が本発明の駆動手段に相当している。
フレーム部材22は、フェイス開口部9の開口縁部の外周囲を囲む枠体であって、フェイス開口部9に対向する部位がフェイス開口部9の各開口部9a〜9dと同形状に開口している。また、フレーム部材22には、フェイス開口部9の開口縁部の外側に設けられた爪部91、92に係合可能な係合部23、24が設けられている。なお、フレーム部材22は、空調ケース2と同様の材料(例えば、タルク入りのポリプロピレン)で構成される。
ドア部26は、フェイス開口部9のうち助手席側の開口部9b、9dの開度を調整する2枚の板状のドア基板26aおよび各ドア基板26aを回転可能に支持するドア軸26bで構成されている。なお、ドア基板26aは、例えば、ポリプロピレンで構成され、ドア軸26bは、PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂やPOM(ポリアセタール)樹脂にて構成されている。
このドア軸26bは、フレーム部材22に設けられた図示しない軸受にて軸支されている。また、ドア軸26bの一端は、フレーム部材22を貫通し、フレーム部材22の外部に設けられたサーボモータやマニュアル操作するための操作レバー等からなる駆動部25に接続されている。なお、駆動部25は、図示しない空調制御装置からの制御信号や乗員の操作レバーの操作に応じて操作可能に構成されている。
この駆動部25によって、フェイス開口部9のうち助手席側の開口部9b、9dを独立して開度調整するようになっている。なお、本実施形態の各ドア基板26aは、共通の駆動部25にて互いに連動して回転駆動される。
このように構成された開度調整部20は、図5に示すように、フレーム部材22の係合部23、24とフェイス開口部9の開口縁部の外側に設けられた爪部91、92とを係合させることで、フェイス開口部9の開口縁部の外側に取り付け可能となっている。
次に、上記構成における本実施形態の車両用空調装置の作動について説明する。車両用空調装置を作動させると空調制御装置(図示略)から出力される制御信号によって、送風機が回転駆動され、エアミックスドア7の開度が調整され、各開口部8〜11上流側の各ドア12〜15、およびフェイスドア13下流側の開度調整部20のドア部26が操作され、さらに、上述の冷凍サイクルが作動状態となる。
送風機から送風された送風空気は、蒸発器4にて冷却され、その一部がエアミックスドア7の開度に応じて、ヒータコア5にて再加熱される。そして、ヒータコア5を通過した温風とバイパス通路6を通過した冷風が、ヒータコア5およびバイパス通路6の下流側で混合されて、温度調整された空調風となる。そして、温度調整された空調風が、各開口部8〜11それぞれに設けられた各ドア12〜15の開閉状態に応じて、各開口部8〜11へ流れ、各吹出口から車室内に吹き出されることによって、車室内の空調がなされる。
ここで、本実施形態では、フェイスドア13の空気流れ下流側にフェイス開口部9を構成する各種開口部9a〜9dのうち助手席側の開口部9b、9dの開度を運転席側の開口部9a、9cに対して独立して調整するための開度調整部20が設けられている。
このため、フェイスドア13にてフェイス開口部9が開放されている場合において、開度調整部20のドア部26による助手席側の開口部9b、9dの開度に応じて、運転席側に吹き出す空調風の風量と助手席側に吹き出す空調風の風量が調整される。
以上説明した本実施形態では、空調ケース2に形成されたフェイス開口部9の開口縁部の外側に、空調ケース2とは別体に構成された開度調整部20を取り付け、フェイス開口部9おける各開口部9a〜9dのうち助手席側の開口部9b、9dの開度を運転席側の開口部9a、9cに対して独立して調整可能としている。
これによれば、空調ケース2に変更を加えることなく、開度調整部20のフレーム部材22に支持されたドア部26にて助手席側の開口部9b、9dの開度を独立して調整することができる、この結果、異なる機能を有する車両用空調装置において、空調ケース2の共用化を図ることが可能となる。
また、本実施形態の開度調整部20は、フェイス開口部9を構成する各開口部9a〜9dのうち助手席側の開口部9b、9dの開度を調整可能としているので、助手席側よりも運転席側を優先して空調風を吹き出すことが可能となる。すなわち、助手席側に乗員がいない場合において、助手席側よりも運転席側に優先的に空調風を吹き出すように助手席側の開口部の開度を調整することで、運転席側に集中した空調を実現することが可能となる。これにより、乗員の空調フィーリングの向上を図ることが可能となる。
また、本実施形態の開度調整部20では、助手席側の2つの開口部9b、9dの開度を調整する各ドア基板26aを共通の駆動部25にて駆動する構成としているので、開度調整部20における部品点数の増加を抑制することが可能となる。
なお、本実施形態では、開度調整部20によってフェイス開口部9の助手席側の各開口部9b、9dそれぞれの開度を調整する構成としているが、助手席側の各開口部9b、9dの少なくとも一方の開度を調整する構成としてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図6、7に基づいて説明する。上記第1実施形態と同様または均等な部分について同一の符号を付し、その説明を省略する。ここで、図6は、本実施形態のフェイス開口部9の一部と開度調整部30を示す斜視図であり、図7は、本実施形態の開度調整部30をフェイス開口部9の一部に取り付けた状態を示す斜視図である。
第1実施形態の開度調整部20は、ドア部26を支持するフレーム部材22をフェイス開口部9の開口縁部の外側に取り付ける構成としている。これに対して、本実施形態の開度調整部30は、フレーム部材32をフェイス開口部9の開口部の内側に取り付ける構成として点が主に相違している。なお、本実施形態では、フェイス開口部9における助手席側サイドフェイス開口部9dに開度調整部30のドア部36を取り付ける例を説明する。
本実施形態の開度調整部30は、フェイス開口部9の各開口部9a〜9dの内側に収容可能な樹脂製(例えば、ポリプロピレン)フレーム部材32、フレーム部材32に支持されて各開口部9a〜9dの開度を調整するためのドア部(ドア手段)36、ドア部36を駆動する駆動部(駆動手段)38を有して構成されている。
本実施形態のドア部36は、フェイス開口部9の各開口部9a〜9dの並び方向と直交する方向であって開口面に沿って移動可能に構成された樹脂製(例えば、ポリプロピレン)のスライドドア36aを有して構成されている。このスライドドア36aの板面の中央部には、樹脂製(例えば、PBT樹脂やPOM樹脂)の回転駆動軸36bに設けられたピニオン36dと噛み合う歯部(ラック)36bがドア移動方向に延びるように形成されている。回転駆動軸36bの一端側には、回転駆動軸36bを回転駆動する駆動部34が接続されている。
フレーム部材32は、スライドドア36aの移動方向に沿って延び、スライドドア36aにおける移動方向と直交する2辺を支持する一対のレール部にて構成されている。フレーム部材32の各レール部には、スライドドア36aが移動可能なようにレール溝が形成されている。
また、フレーム部材32には、スライドドア36aを支持した状態で、フェイス開口部9の各開口部9a〜9dの内側に設けられた図示しない爪部に係合する係合部38が設けられている。なお、フレーム部材32には、回転駆動軸36bを軸支する図示しない軸受が設けられている。
また、本実施形態におけるフェイス開口部9の各開口部9a〜9dの開口縁部には、回転駆動軸36bを開口縁部の内側から外側へと突き出すための貫通溝部93が設けられている。そして、回転駆動軸36bは、貫通溝部93を介して、開口縁部の外側に設けられた駆動部34に接続されている。
さらに、本実施形態におけるフェイス開口部9の助手席側サイドフェイス開口部9dの開口縁部内側には、スライドドア36aが助手席側サイドフェイス開口部9dを開放する方向に移動した際に、当該スライドドア36aを収容するためのドア収容部94が設けられている。
このドア収容部94には、フレーム部材32と同様に、スライドドア36aが移動可能なようにレール溝が形成されている。また、ドア収容部94は、レール溝から送風空気が漏れないようにシールされている。なお、図示しないが、フェイス開口部9における他の開口部9a〜9cにもそれぞれドア収容部94が設けられている。
このような構成の開度調整部30は、図7に示すように、フレーム部材32の係合部38とフェイス開口部9の開口縁部の内側に設けられた爪部(図示略)とを係合させることで、フェイス開口部9の開口縁部の内側に取り付け可能となっている。そして、図7の状態において、駆動部34にて回転駆動軸36bが回転されると、スライドドア36aが移動して、助手席側サイドフェイス開口部9dが開放されるようになっている。
以上説明した本実施形態では、空調ケース2に形成された助手席側サイドフェイス開口部9dの開口縁部の内側に、空調ケース2とは別体に構成された開度調整部30を取り付け、助手席側サイドフェイス開口部9dの開度を他のフェイス開口部9a〜9cに対して独立して調整可能としている。
これによれば、空調ケース2に変更を加えることなく、開度調整部30のフレーム部材32に支持されたドア部36にて助手席側サイドフェイス開口部9dの開度を独立して調整することができる。この結果、異なる機能を有する車両用空調装置において、空調ケース2の共用化を図ることが可能となる。
また、本実施形態の開度調整部30は、ドア部36を支持した状態でフレーム部材32が、助手席側サイドフェイス開口部9dの内側に係合する係合部38を有しているので、助手席側サイドフェイス開口部9dの内側に収容することが可能となる。
これによれば、助手席側サイドフェイス開口部9dの内側に開度調整部30を取り付けたとしても、空調ケース2の外形状が変化しないようにすることができる。このため、例えば、空調ケース2の各開口部8〜11の開口縁部外側にダクト部材を接続する場合には、フェイス開口部9に接続するダクト部材の接続部の構造を変更する必要がなくなる。従って、異なる機能を有する車両用空調装置において、ダクト部材の共用化を図ることも可能となる。
なお、本実施形態では、開度調整部30にてフェイス開口部9の助手席側サイドフェイス開口部9dの開度を調整する構成としているが、助手席側サイドフェイス開口部9dに加えて、助手席側センタフェイス開口部9bの開度を調整する構成としてもよい。
この場合には、助手席側センタフェイス開口部9bの開口縁部内側にスライドドア36aを支持した状態のフレーム部材32を収容する。そして、回転駆動軸36bの駆動部34と反対側の端部を、助手席側センタフェイス開口部9bを横断するように延長し、延長した部位にスライドドア36aの歯部36cと噛み合うピニオン36dを設ければよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図8、図9に基づいて説明する。上記第1、第2実施形態と同様または均等な部分について同一の符号を付し、その説明を省略する。ここで、図8は、本実施形態の空調ユニット1の外観を示す正面図(車両後方側から前方側を見た際の正面図)であり、図9は、本実施形態の助手席側フット開口部(図示略)とダクト部材51、53との接続部に設けられた開度調整部40を示す断面図である。
本実施形態のフット開口部10は、助手席側フット開口部(図示略)と、運転席側フット開口部(図示略)とを有して構成されている。
助手席側フット開口部には、助手席側の乗員の足元部に空調風を吹き出す助手席側フット吹出口に空調風を導くための助手席側フットダクト部材51、および運転席側の乗員の大腿部付近に空調風を吹き出す運転席側中間吹出口に空調風を導くための運転席側中間ダクト部材53が接続されている(図8参照)。すなわち、助手席側フット開口部には、助手席側フット吹出口および運転席側中間吹出口の双方に対応し、助手席側フットダクト51および運転席側中間ダクト部材53といった2つのダクト部材が接続されている。
また、運転席側フット開口部には、運転席側の乗員の足元部に空調風を吹き出す運転席側フット吹出口に空調風を導くための運転席側フットダクト部材52が接続されている(図8参照)。
そして、本実施形態では、フットドア14の空気流れ下流側であって、助手席側フット開口部と助手席側フットダクト部材51との接続部に開度調整部40を設ける構成としている。この開度調整部40は、助手席側フットダクト部材51内の空気通路と運転席側中間ダクト部材53内の空気通路の通路開度を調整可能に構成されている。
具体的には、開度調整部40は、助手席側フット開口部の開口縁部に係合する係合部(図示略)と、助手席側フットダクト51および運転席側中間ダクト部材53それぞれと係合する係合部(図示略)が設けられたフレーム部材42を有して構成されている(図9参照)。なお、フレーム部材42は、助手席側フット開口部に、助手席側フットダクト部材51および運転席側中間ダクト部材53を連結するための連結手段としても機能する。
フレーム部材42の内部には、図9に示すように、助手席側フット開口部からの空気を助手席側フットダクト部材51側に導く空気通路42a、および助手席側フット開口部からの空気を運転席側中間ダクト部材53側に導く空気通路42bが形成されている。
そして、フレーム部材42の内部には、助手席側フットダクト部材51内の空気通路と運転席側中間ダクト部材53内の空気通路の通路開度を調整するためのドア部(ドア手段)46が設けられている。なお、ドア部46は、助手席側フット吹出口に対して開口する助手席側フット開口部の開度および運転席側中間吹出口に対して開口する助手席側フット開口部の開度を調整するように機能する。
具体的には、ドア部46は、板状のドア基板46a、およびドア基板46aを回転可能に支持するドア軸46bで構成されている。このドア軸46bは、フレーム部材42に設けられた図示しない軸受にて軸支されている。また、ドア軸46bの一端は、フレーム部材42を貫通し、フレーム部材42の外側に設けられたサーボモータやマニュアル操作するための操作レバー等からなる駆動部(駆動手段)44に接続されている。駆動部44は、図示しない空調制御装置からの制御信号や乗員の操作レバーの操作に応じて操作可能に構成されている。
本実施形態では、空調ケース2に形成されたフット開口部10における助手席側フット開口部に、空調ケース2とは別体に構成された開度調整部40を取り付け、助手席側フット開口部の開度を運転席側フット開口部に対して独立して調整可能としている。
これによれば、空調ケース2に変更を加えることなく、開度調整部40のフレーム部材42に支持されたドア部46にて助手席側フット開口部の開度を、運転席側フット開口部に対して独立して調整することができる。この結果、異なる機能を有する車両用空調装置において、空調ケース2の共用化を図ることが可能となる。
また、本実施形態では、開度調整部40によって、助手席側フットダクト部材51および運転席側中間ダクト部材53といった2つのダクト部材を介して吹き出す空調風の風量配分を調整することが可能となる。
例えば、ドア部46によって、助手席側フットダクト部材51側の空気通路42aを閉じ、運転席側中間ダクト部材53側の空気通路42bを開放することで、助手席側よりも運転席側を優先して空調風を吹き出すことが可能となる。すなわち、助手席側に乗員がいない場合において、助手席側よりも運転席側に優先的に空調風を吹き出すように助手席側の開口部の開度を調整することで、運転席側に集中した空調を実現することが可能となり、乗員の空調フィーリングの向上を期待することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。例えば、以下のように種々変形可能である。
(1)上記第1実施形態では、ドア部26を板状のドア基板26aにて構成したが、これに限定されず、ドア部26の構成を第2実施形態で説明したスライドドアを適用してもよい。また、第2実施形態では、ドア部36の構成をスライドドア36aにて構成したが、ドア部36の構成を第1実施形態で説明した板状のドア基板で構成してもよい。さらに、第3実施形態では、ドア部46の構成を助手席側フットダクト部材51内の空気通路と運転席側中間ダクト部材53内の空気通路の通路開度を調整する構成としているが、各空気通路の通路開度を調整する構成とせず、単に、助手席側フット開口部の開度を調整する構成としてもよい、
(2)上記各実施形態では、開度調整部20、30、40のフレーム部材22、32、42は、各種開口部の開口縁部に設けられた爪部と係合する係合部23、24、38を有する構成としているが、開度調整部20、30、40と各種開口部の開口縁部のとの係合は、これに限定されず、例えば、タッピング等によって係合する構成を作用してもよい。
(3)上記各実施形態では、フェイス開口部9およびフット開口部10に開度調整部20、30,40を設ける構成としているが、これに限定されず、例えば、後席用開口部11に設ける構成としてもよい。
(4)上記第1実施形態では、ドア部26の各ドア基板26aを共通の駆動部25にて駆動する構成としているが、これに限定されず、ドア部26の各ドア基板26aそれぞれに駆動部25を設け、各ドア基板26a独立して制御可能に構成してもよい。
(5)上記各実施形態の開度調整部20、30、40では、助手席側の開口部の開度を調整するためのドア部26、36、46を設ける構成としているが、これに限定されず、運転席側の開口部の開度を調整するためのドア部を設ける構成としてもよい。
(6)上記各実施形態では、車両左右方向の中央部に空調ユニット1を配置し、車両左右方向の助手席側に送風ユニットをオフセット配置した車両用空調装置に本発明を適用した例について説明したが、これに限定されない。例えば、車両左右方向の中央部に空調ユニット1および送風ユニットを配置した車両用空調装置に本発明を適用してもよい。
(7)上記第3実施形態では、ケース2とフットダクト51、53との接続部に開度調整部40を設ける構成としているが、これに限定されず、例えば、開度調整部40をフットダクト51、53と一体に構成してもよい。
2 空調ケース
9 フェイス開口部
9a 運転席側センタフェイス開口部(運転席側開口部)
9b 助手席側センタフェイス開口部(助手席側開口部)
9c 運転席側サイドフェイス開口部(運転席側開口部)
9d 助手席側サイドフェイス開口部(助手席側開口部)
10 フット開口部
20 開度調整部(開度調整手段)
22 フレーム部材
24 駆動部(駆動手段)
26 ドア部(ドア手段)
30 開度調整部(開度調整手段)
32 フレーム部材
34 駆動部(駆動手段)
36 ドア部(ドア手段)
40 開度調整部(開度調整手段)
42 フレーム部材
44 駆動部(駆動手段)
46 ドア部(ドア手段)
51 助手席側フットダクト部材(ダクト部材)
52 運転席側フットダクト部材(ダクト部材)
53 運転席側中間ダクト部材(ダクト部材)

Claims (7)

  1. 車室内に設けられた複数の吹出口に対応する複数の開口部(8〜11)が形成された空調ケース(2)と、
    前記空調ケース(2)の内部の空気を前記開口部から前記吹出口へ導くための空気通路を構成する複数のダクト部材と、
    前記空調ケース(2)の内部に設けられ、前記複数の開口部(8〜11)を開閉する開口部開閉手段(12〜15)と、
    前記開口部開閉手段(12〜15)よりも空気流れ下流側に配置され、前記複数の開口部(8〜11)における少なくとも1つの開口部の開度を調整する開度調整手段(20、30、40)と、を備え、
    前記開度調整手段(20、30、40)は、前記開口部の開度を調整するためのドア手段(26、36、46)、前記ドア手段(26、36、46)を支持するフレーム部材(22、32、42)を含んで構成され、
    前記フレーム部材(22、32、42)は、前記ドア手段(26、36、46)を支持した状態で前記開口部の開口縁部に係合可能な係合部(23、24、38)を有し、前記空調ケース(2)に取り付け可能に構成されていることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記係合部(38)は、前記開口部の開口縁部の内側に係合するように構成され、
    前記フレーム部材(32)は、前記ドア手段(36)を支持した状態で前記開口部の内側に収容されることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記係合部(23、24)は、前記開口部の開口縁部の外側に係合するように構成され、
    前記フレーム部材(22)は、前記ドア手段(26)を支持した状態で前記ダクト部材と前記開口部とを接続する接続部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  4. 前記ドア手段(36)は、前記開口部の開口面に沿って移動することで前記開口部の開度を調整するスライドドア(36a)を含んで構成され、
    前記空調ケース(2)には、前記複数の開口部(8〜11)の内側に前記スライドドア(36a)を収容可能なドア収容部(94)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  5. 前記開度調整手段(20、30、40)は、前記複数の開口部(8〜11)のうち、助手席側に向かって空調風を吹き出す吹出口に接続された開口部(9b、9d)の少なくとも1つに設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  6. 前記空調ケース(2)には、前記ドア手段(26)が2つ以上の前記開口部の開口縁部に取り付けられており、
    前記開度調整手段(20)は、前記2つ以上の開口部に対応する前記ドア手段(26)それぞれを共通の駆動手段(24)にて駆動するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  7. 前記複数の開口部(8〜11)のうち少なくとも1つには、前記複数のダクト部材(51、52、53)のうち2つのダクト部材(51、53)が接続されており、
    前記開度調整手段(40)は、前記ドア手段(46)にて前記2つのダクト部材(51、53)の内部の空気通路の通路開度を調整可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
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