JP2011194000A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】「10円/1枚」や「5円/1枚」など、「20円/1枚」よりも低いレートで遊技媒体の貸し出しが行われたとしても、遊技の終了後に遊技媒体を景品に交換するときに、交換される景品が見劣りしないようにする。
【解決手段】遊技機は、特別遊技の開始から、払出数カウント手段により、入賞時に払い出される遊技媒体の数をカウントし、払出数カウント手段によりカウントされた数値が、特別遊技の終了条件の数値に達すると、特別遊技を終了するように形成される。特別遊技の終了条件の数値として予め定められた複数の数値の中からいずれか1の数値を、遊技媒体の貸し出しレートに応じて選択させるための終了条件選択スイッチと、特別遊技の終了条件の数値を、終了条件選択スイッチにより選択された数値に変更する終了条件変更手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技媒体の貸し出しレートに応じて、特別遊技の終了条件を変更可能な遊技機に関する。
遊技店では、通常、「20円/1枚」のレートで、遊技に用いるメダルの貸し出しが行われる。
また、スロットマシンは、「20円/1枚」のレートで貸し出されたメダルを用いて遊技が行われることを前提に、ボーナスゲームの終了条件(例えば、ボーナスゲーム中のメダルの払い出し枚数が「480枚」に達すると、ボーナスゲームを終了する)などの設定がなされている。
一方、遊技の終了時に、遊技で獲得したメダルが遊技者の手元に残っていると、貸し出しレートに応じた所定のレートで景品に交換される。
なお、下記の特許文献1には、遊技媒体1個当たりの貸し出しレートに応じて、当たりの確率を変化させるようにした遊技機が記載されている(例えば、段落「0070」参照)。
また、下記の特許文献2には、ビッグボーナスフラグの成立時、又は有効ライン上へのビッグボーナス図柄停止時に、内部抽選によって、ビッグボーナスゲーム中の遊技回数を増減させるようにした遊技機が記載されている(例えば、段落「0140」参照)。
特開2003−010503号公報 特開2002−282421号公報
ところで、近年、「10円/1枚」や「5円/1枚」など、「20円/1枚」よりも低いレートでメダルの貸し出しを行う遊技店が増えている。
しかし、スロットマシンは、依然として、「20円/1枚」のレートで貸し出されたメダルを用いて遊技が行われることを前提に、ボーナスゲームの終了条件(例えば、ボーナスゲーム中のメダルの払い出し枚数が「480枚」に達すると、ボーナスゲームを終了する)などの設定がなされたままである。
このため、遊技で獲得を期待できるメダルの枚数は、メダルの貸し出しレートに関わらず同程度であるものの、遊技で獲得したメダルを、遊技の終了後に、貸し出しレートに応じた所定のレートで景品に交換すると、「20円/1枚」のレートでメダルの貸し出しが行われるときよりも、「10円/1枚」や「5円/1枚」など、「20円/1枚」よりも低いレートでメダルの貸し出しが行われるときの方が、交換される景品が見劣りしてしまい、ひいては遊技者に対して物足りないという印象を与えてしまう。
そこで、本発明は、特別遊技(ボーナスゲーム)の終了条件の数値を、遊技媒体(メダル)の貸し出しレートに応じて変更可能にし、例えば、「10円/1枚」や「5円/1枚」など、「20円/1枚」よりも低いレートで遊技媒体の貸し出しが行われたときには、特別遊技の終了条件とされる、特別遊技中の遊技媒体の払い出し枚数の上限値を、「960枚」や「1920枚」など、「480枚」よりも多い枚数に設定できるようにすることにより、「10円/1枚」や「5円/1枚」など、「20円/1枚」よりも低いレートで遊技媒体の貸し出しが行われたとしても、遊技の終了後に遊技媒体を景品に交換するときに、交換される景品が見劣りしないようにすることができ、ひいては遊技者に対して物足りないという印象を与えないようにすることができる遊技機を提供することを目的とする。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、外周面に複数個の図柄が付されている複数個の回転リールと、各回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、各回転リールの回転を停止させるためのものであって各回転リールにそれぞれ対応して設けられているストップスイッチと、役に当選か又はハズレかの抽選を行うための役抽選手段と、役抽選手段の抽選結果と各ストップスイッチが操作されたときの対応する回転リールの回転位置とに基づいて各回転リールの停止制御を行うための停止制御手段と、すべての回転リールの回転が停止したときに表示された図柄の組み合わせに基づいて役に入賞か又は入賞なしかの判定を行うための入賞判定手段と、入賞判定手段により役に入賞と判定されたときに入賞した役に応じた数の遊技媒体を払い出すための払出制御手段と、払出制御手段により払い出される遊技媒体の数をカウントするための払出数カウント手段と、一般的な遊技である通常遊技の制御を行うための通常遊技制御手段と、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技の制御を行うための特別遊技制御手段とを備え、特別遊技の開始から、払出数カウント手段により、入賞時に払い出される遊技媒体の数をカウントし、払出数カウント手段によりカウントされた数値が、特別遊技の終了条件の数値に達すると、特別遊技を終了するように形成されている遊技機であって、遊技媒体の貸し出しレートとして、複数のレートが予め定められているとともに、特別遊技の終了条件の数値として、遊技媒体の貸し出しレートに応じて、複数の数値が予め定められており、特別遊技の終了条件の数値として予め定められた複数の数値の中からいずれか1の数値を、遊技媒体の貸し出しレートに応じて選択させるための終了条件選択スイッチと、特別遊技の終了条件の数値を、終了条件選択スイッチにより選択された数値に変更するための終了条件変更手段とを備えていることを特徴とする。
ここで、「遊技媒体」としては、例えば、メダルや球などが用いられる。
また、「通常遊技」とは、一般的な遊技をいい、また、「特別遊技」とは、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技をいう。
また、「特別遊技」として、例えば、ビッグボーナスゲーム(BBゲーム)やレギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)などがある。
また、「通常遊技制御手段」は、通常遊技の制御を行うためのものであり、また、「特別遊技制御手段」は、特別遊技の制御を行うためのものである。
また、「払出数カウント手段」は、払出制御手段により払い出される遊技媒体の数をカウントするためのものである。
また、「遊技媒体の払い出し」とは、遊技により遊技媒体を獲得することを意味する。つまり、払い出された遊技媒体とは、遊技により獲得した遊技媒体を意味する。
また、「遊技媒体の払い出し」には、「クレジットによる遊技媒体の払い出し」や「(払出口を介した)現実の遊技媒体の払い出し」などがある。また、払い出された遊技媒体がクレジットされると、クレジットされた分の数値がクレジット数に加算される。
そして、本発明では、特別遊技の開始から、払出数カウント手段により、入賞時に払い出される遊技媒体の数をカウントし、払出数カウント手段によりカウントされた数値が、特別遊技の終了条件の数値に達すると、特別遊技を終了する。
つまり、特別遊技の終了条件の数値とは、特別遊技中における遊技媒体の払い出し数の上限値を意味する。
さらに、本発明では、遊技媒体の貸し出しレートとして、複数のレートが予め定められているとともに、特別遊技の終了条件の数値として、遊技媒体の貸し出しレートに応じて、複数の数値が予め定められている。
具体的には、例えば、遊技媒体の貸し出しレートとして、「20円/1枚」「10円/1枚」「5円/1枚」の3つを予め定めるとともに、特別遊技の終了条件の数値として、貸し出しレート「20円/1枚」に応じて数値「480」を、貸し出しレート「10円/1枚」に応じて数値「960」を、貸し出しレート「5円/1枚」に応じて数値「1920」を、それぞれ予め定めることができる。
また、「終了条件選択スイッチ」は、特別遊技の終了条件の数値として予め定められた複数の数値の中からいずれか1の数値を、遊技媒体の貸し出しレートに応じて選択させるためのものである。
具体的には、終了条件選択スイッチとして、例えば、3段階の切り替えスイッチを用いることができる。そして、例えば、終了条件選択スイッチとしての3段階の切り替えスイッチの1段目を貸し出しレート「20円/1枚」に、同2段目を貸し出しレート「10円/1枚」に、同3段目を貸し出しレート「5円/1枚」に、それぞれ対応させることができる。
また、終了条件選択スイッチとして、例えば、押しボタン式のスイッチを用いることができる。そして、例えば、終了条件選択スイッチとしての押しボタン式のスイッチを、1回押圧操作すると貸し出しレート「20円/1枚」が、2回押圧操作すると貸し出しレート「10円/1枚」が、3回押圧操作すると貸し出しレート「5円/1枚」が、それぞれ選択されるようにすることができる。
さらに、例えば、終了条件選択スイッチにより選択されている貸し出しレートを表示するための「選択レート表示手段」や、その貸し出しレートに対応する特別遊技の終了条件の数値を表示するための「選択数値表示手段」などを備えることができる。
なお、終了条件選択スイッチは、遊技者が操作できないようにするとともに、遊技店の店員など、限られた者のみが操作できるように、例えば、遊技機の筐体に内部に設けることができる。
また、「終了条件変更手段」は、特別遊技の終了条件の数値を、終了条件選択スイッチにより選択された数値に変更するためのものである。
具体的には、終了条件変更手段は、終了条件選択スイッチの操作により、1段目の貸し出しレート「20円/1枚」が選択されたときには、特別遊技の終了条件の数値を「480」に、2段目の貸し出しレート「10円/1枚」が選択されたときには、特別遊技の終了条件の数値を「960」に、3段目の貸し出しレート「5円/1枚」が選択されたときには、特別遊技の終了条件の数値を「1920」に、それぞれ変更する。
そして、特別遊技制御手段は、特別遊技の終了条件の数値として「480」が設定されているときには、払出数カウント手段によりカウントされた数値が「480」に達すると特別遊技を終了し、また、特別遊技の終了条件の数値として「960」が設定されているときには、払出数カウント手段によりカウントされた数値が「480」に達しても特別遊技を終了せず、「960」に達すると特別遊技を終了し、また、特別遊技の終了条件の数値として「1920」が設定されているときには、払出数カウント手段によりカウントされた数値が「480」や「960」に達しても特別遊技を終了せず、「1920」に達すると特別遊技を終了する。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、外周面に複数個の図柄が付されている複数個の回転リールと、各回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、各回転リールの回転を停止させるためのものであって各回転リールにそれぞれ対応して設けられているストップスイッチと、役に当選か又はハズレかの抽選を行うための役抽選手段と、役抽選手段の抽選結果と各ストップスイッチが操作されたときの対応する回転リールの回転位置とに基づいて各回転リールの停止制御を行うための停止制御手段と、すべての回転リールの回転が停止したときに表示された図柄の組み合わせに基づいて役に入賞か又は入賞なしかの判定を行うための入賞判定手段と、入賞判定手段により役に入賞と判定されたときに入賞した役に応じた数の遊技媒体を払い出すための払出制御手段と、払出制御手段により払い出される遊技媒体の数をカウントするための払出数カウント手段と、一般的な遊技である通常遊技の制御を行うための通常遊技制御手段と、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技の制御を行うための特別遊技制御手段とを備え、特別遊技の開始から、払出数カウント手段により、入賞時に払い出される遊技媒体の数をカウントし、払出数カウント手段によりカウントされた数値が、特別遊技の終了条件の数値に達すると、特別遊技を終了するように形成されている遊技機であって、遊技媒体の貸し出しレートとして、複数のレートが予め定められているとともに、特別遊技の終了条件の数値として、遊技媒体の貸し出しレートに応じて、複数の数値が予め定められており、遊技媒体の貸し出しレートと特別遊技の終了条件の数値との対応関係を予め定めた対応関係テーブルと、遊技媒体の貸し出しレートとして予め定められた複数のレートの中からいずれか1のレートを入力するためのレート入力手段と、レート入力手段により入力された貸し出しレートと、対応関係テーブルとを照合して、レート入力手段により入力された貸し出しレートに応じた特別遊技の終了条件の数値の判定を行うための終了条件判定手段と、特別遊技の終了条件の数値を、終了条件判定手段により判定された数値に変更するための第2終了条件変更手段とを備えていることを特徴とする。
ここで、「対応関係テーブル」は、遊技媒体の貸し出しレートと特別遊技の終了条件の数値との対応関係を予め定めたものである。
具体的には、対応関係テーブルとして、例えば、貸し出しレート「20円/1枚」に対応して特別遊技の終了条件の数値「480」を、貸し出しレート「10円/1枚」に対応して特別遊技の終了条件の数値「960」を、貸し出しレート「5円/1枚」に対応して特別遊技の終了条件の数値「1920」を、それぞれ予め定めたものを用いることができる。
また、「レート入力手段」は、遊技媒体の貸し出しレートとして予め定められた複数のレートの中からいずれか1のレートを入力するためのものである。
具体的には、レート入力手段として、例えば、0から9までの数値をそれぞれ入力可能なテンキーを用いることができる。
なお、レート入力手段は、遊技者が操作できないようにするとともに、遊技店の店員など、限られた者のみが操作できるように、例えば、遊技機の筐体に内部に設けることができる。
また、「終了条件判定手段」は、レート入力手段により入力された貸し出しレートと、対応関係テーブルとを照合して、レート入力手段により入力された貸し出しレートに応じた特別遊技の終了条件の数値の判定を行うためのものである。
具体的には、終了条件判定手段は、例えば、レート入力手段により貸し出しレートとして数値「20」が入力されたときには、この入力された数値「20」と対応関係テーブルとを照合して、特別遊技の終了条件の数値を「480」と判定し、また、レート入力手段により貸し出しレートとして数値「10」が入力されたときには、この入力された数値「10」と対応関係テーブルとを照合して、特別遊技の終了条件の数値を「960」と判定し、また、レート入力手段により貸し出しレートとして数値「5」が入力されたときには、この入力された数値「5」と対応関係テーブルとを照合して、特別遊技の終了条件の数値を「1920」と判定する。
さらに、例えば、レート入力手段により入力された数値を表示するための「入力数値表示手段」や、終了条件判定手段により判定された数値を表示するための「判定数値表示手段」などを備えることができる。
また、「第2終了条件変更手段」は、特別遊技の終了条件の数値を、終了条件判定手段により判定された数値に変更するためのものである。
具体的には、第2終了条件変更手段は、終了条件判定手段により、数値「480」と判定されたときには、特別遊技の終了条件の数値を「480」に、数値「960」と判定されたときには、特別遊技の終了条件の数値を「960」に、数値「1920」と判定されたときには、特別遊技の終了条件の数値を「1920」に、それぞれ変更する。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、外周面に複数個の図柄が付されている複数個の回転リールと、各回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、各回転リールの回転を停止させるためのものであって各回転リールにそれぞれ対応して設けられているストップスイッチと、役に当選か又はハズレかの抽選を行うための役抽選手段と、役抽選手段の抽選結果と各ストップスイッチが操作されたときの対応する回転リールの回転位置とに基づいて各回転リールの停止制御を行うための停止制御手段と、すべての回転リールの回転が停止したときに表示された図柄の組み合わせに基づいて役に入賞か又は入賞なしかの判定を行うための入賞判定手段と、入賞判定手段により役に入賞と判定されたときに入賞した役に応じた数の遊技媒体を払い出すための払出制御手段と、払出制御手段により払い出される遊技媒体の数をカウントするための払出数カウント手段と、一般的な遊技である通常遊技の制御を行うための通常遊技制御手段と、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技の制御を行うための特別遊技制御手段とを備え、特別遊技の開始から、払出数カウント手段により、入賞時に払い出される遊技媒体の数をカウントし、払出数カウント手段によりカウントされた数値が、特別遊技の終了条件の数値に達すると、特別遊技を終了するように形成されている遊技機であって、遊技媒体の貸し出しレートと特別遊技の終了条件の数値との対応関係を数式で定めた対応関係数式データと、遊技媒体の貸し出しレートを入力するための第2レート入力手段と、第2レート入力手段により入力された貸し出しレートと、対応関係数式データとに基づいて、特別遊技の終了条件の数値を算出するための終了条件演算手段と、特別遊技の終了条件の数値を、終了条件演算手段により算出された数値に変更するための第3終了条件変更手段とを備えていることを特徴とする。
ここで、「対応関係数式データ」は、遊技媒体の貸し出しレートと特別遊技の終了条件の数値との対応関係を数式で定めたものである。
具体的には、例えば、遊技媒体の貸し出しレートをX、特別遊技の終了条件の数値をYでそれぞれ表すと、対応関係数式データとして、「Y=9600/X」という数式を定めることができる。
また、「第2レート入力手段」は、遊技媒体の貸し出しレートを入力するためのものである。
具体的には、第2レート入力手段として、例えば、0から9までの数値をそれぞれ入力可能なテンキーを用いることができる。
なお、第2レート入力手段は、遊技者が操作できないようにするとともに、遊技店の店員など、限られた者のみが操作できるように、例えば、遊技機の筐体に内部に設けることができる。
また、「終了条件演算手段」は、第2レート入力手段により入力された貸し出しレートと、対応関係数式データとに基づいて、特別遊技の終了条件の数値を算出するためのものである。
具体的には、終了条件演算手段は、例えば、第2レート入力手段により貸し出しレートとして数値「20」が入力されたときには、この入力された数値「20」と対応関係数式データとに基づいて、特別遊技の終了条件の数値を「480」と算出し、また、第2レート入力手段により貸し出しレートとして数値「15」が入力されたときには、この入力された数値「15」と対応関係数式データとに基づいて、特別遊技の終了条件の数値を「640」と算出し、また、第2レート入力手段により貸し出しレートとして数値「10」が入力されたときには、この入力された数値「10」と対応関係数式データとに基づいて、特別遊技の終了条件の数値を「960」と算出し、また、第2レート入力手段により貸し出しレートとして数値「5」が入力されたときには、この入力された数値「5」と対応関係数式データとに基づいて、特別遊技の終了条件の数値を「1920」と算出する。
さらに、例えば、第2レート入力手段により入力された数値を表示するための「第2入力数値表示手段」や、終了条件演算手段により算出された数値を表示するための「算出数値表示手段」などを備えることができる。
また、「第3終了条件変更手段」は、特別遊技の終了条件の数値を、終了条件演算手段により算出された数値に変更するためのものである。
具体的には、第3終了条件変更手段は、終了条件演算手段により、数値「480」と算出されたときには、特別遊技の終了条件の数値を「480」に、数値「640」と算出されたときには、特別遊技の終了条件の数値を「640」に、数値「960」と算出されたときには、特別遊技の終了条件の数値を「960」に、数値「1920」と算出されたときには、特別遊技の終了条件の数値を「1920」に、それぞれ変更する。
本発明によれば、特別遊技(ボーナスゲーム)の終了条件の数値を、遊技媒体(メダル)の貸し出しレートに応じて変更することができ、これにより、例えば、「10円/1枚」や「5円/1枚」など、「20円/1枚」よりも低いレートで遊技媒体の貸し出しが行われたときには、特別遊技の終了条件とされる、特別遊技中の遊技媒体の払い出し枚数の上限値を、「960枚」や「1920枚」など、「480枚」よりも多い枚数に設定できるので、「10円/1枚」や「5円/1枚」など、「20円/1枚」よりも低いレートで遊技媒体の貸し出しが行われたとしても、遊技の終了後に遊技媒体を景品に交換するときに、交換される景品が見劣りしないようにすることができ、ひいては遊技者に対して物足りないという印象を与えないようにすることができる。
第1の実施の形態に係る遊技機のブロック図 第1の実施の形態に係る遊技機の正面図 第1の実施の形態に係る遊技機の図柄表示窓を示す図 第1の実施の形態に係る遊技機の終了条件変更処理を示すフローチャート 第2の実施の形態に係る遊技機のブロック図 第2の実施の形態に係る遊技機の終了条件変更処理を示すフローチャート 第3の実施の形態に係る遊技機のブロック図 第3の実施の形態に係る遊技機の終了条件変更処理を示すフローチャート
(第1の実施の形態)
図1〜図4に基づいて、本発明の第1の実施の形態に係る遊技機について説明する。
(遊技機/スロットマシン10)
本実施の形態に係る遊技機は、遊技媒体としてメダルが用いられるスロットマシン10である。図2に示すように、このスロットマシン10は、前面に開口部を有する箱型の筐体20を備えている。また、筐体20の前面には、開口部を塞ぐ前扉21を備えている。また、前扉21の前面上部には、上パネル22が備えられ、また、前扉21の前面中央には、中パネル23が備えられ、また、前扉21の前面下部には、下パネル24が備えられている。また、上パネル22には、入賞となる図柄の組み合わせや、各役に入賞した際に払い出されるメダルの枚数(配当)などが表示され、また、下パネル24には、当該スロットマシン10の機種名のロゴやイメージキャラクターなどが表示されている。また、前扉21の前面における、中パネル23と下パネル24との間には、前方へ向けて突出する操作部25が設けられている。また、筐体20の内部には、3個の回転リール40を横並びに設けたリールユニット30が備えられている。また、3個の回転リール40のうち、左側に設けられているのが左リール41であり、また、中央に設けられているのが中リール42であり、また、右側に設けられているのが右リール43である。また、各回転リール40の外周面には、複数種類の図柄が所定の配列で合計21個付されている。また、中パネル23のほぼ中央には、各回転リール40の外周面に付されている21個の図柄のうちの3個を表示するための図柄表示窓26が設けられている。
また、図柄表示窓26は、各回転リール40の前方に設けられており、3個すべての回転リール40の回転が停止した際には、図3に示すように、縦3列横3行に配列した合計9個の図柄を表示可能に形成されている。
具体的には、左リール41の周囲には合計21個の図柄が付されているが、左リール41の回転が停止した際には、21個の図柄のうちの3個が図柄表示窓26に表示される。すなわち、左リール41の回転が停止すると、図柄表示窓26の左側部分には、3個の図柄が縦並びに表示される。中リール42及び右リール43についても同様である。これにより、3個すべての回転リール40の回転が停止すると、図柄表示窓26には、縦3列横3行に配列した合計9個の図柄が表示される。
また、本実施の形態では、図3に示すように、左リール41の回転が停止した際に図柄表示窓26に表示される3個の図柄を上から順にそれぞれ「左リール上図柄291」「左リール中図柄292」「左リール下図柄293」とし、また、中リール42の回転がいずれかの適正停止位置で停止した際に図柄表示窓26に表示される3個の図柄を上から順にそれぞれ「中リール上図柄294」「中リール中図柄295」「中リール下図柄296」とし、また、右リール43の回転がいずれかの適正停止位置で停止した際に図柄表示窓26に表示される3個の図柄を上から順にそれぞれ「右リール上図柄297」「右リール中図柄298」「右リール下図柄299」としている。
また、本実施の形態では、図3に示すように、第1から第5までの5本の入賞ライン300を設けている。左リール中図柄292と中リール中図柄295と右リール中図柄298とを通る横一直線のラインが「第1入賞ライン301」であり、また、左リール上図柄291と中リール上図柄294と右リール上図柄297とを通る横一直線のラインが「第2入賞ライン302」であり、また、左リール下図柄293と中リール下図柄296と右リール下図柄299とを通る横一直線のラインが「第3入賞ライン303」であり、また、左リール下図柄293と中リール中図柄295と右リール上図柄297とを通る斜め右上がりのラインが「第4入賞ライン304」であり、また、左リール上図柄291と中リール中図柄295と右リール下図柄299とを通る斜め右下がりのラインが「第5入賞ライン305」である。
また、操作部25の上面右側には、メダルを投入するための投入口85が設けられ、また、操作部25の上面左側には、クレジットされているメダルを投入するためのベットスイッチ70が設けられ、また、操作部25の前面右側には、クレジットされているメダルを返却するためのキャンセルスイッチ73が設けられ、また、操作部25の前面左側には、回転リール40の回転を開始させるためのスタートスイッチ50が設けられ、また、操作部25の前面中央には、回転リール40の回転を停止させるための3個のストップスイッチ60が横並びに設けられている。
また、前扉21の前面における、上パネル22と中パネル23との間には、液晶ディスプレイ83が設けられ、また、前扉21の上部には、演出に用いられる演出用ランプ81が設けられている。
また、前扉21の下部中央には、メダルを払い出すための払出口86が設けられ、また、払出口86の下方には、払出口86から払い出されたメダルを受け止めて貯留するための受け皿87が設けられている。また、払出口86の左右両側には、効果音などを鳴らすためのスピーカ82がそれぞれ設けられている。
また、前扉21の裏面における、投入口85の裏側に相当する位置には、投入口85に投入されたメダルを処理するためのメダル処理ユニットが備えられている。
また、筐体20の内部には、スロットマシン10を制御するための制御装置100や、メダルを払い出すためのホッパーユニット84や、スロットマシン10が備える各装置に電力を供給するための電源ユニットなどが備えられている。
(リールユニット30)
リールユニット30は、横並びに設けられている3個の回転リール40と、各回転リール40にそれぞれ対応して設けられている3個のステッピングモータと、これらを支持するためのフレームとを備えている。
また、3個の回転リール40のうち、左側に位置するのが左リール41であり、中央に位置するのが中リール42であり、右側に位置するのが右リール43である。
また、本実施の形態では、各回転リール40に付される図柄として、「赤7」「BAR」「ベル」「オレンジ」「チェリー」「Replay」の6種類が定められている。そして、各回転リール40の外周面には、これら6種類の図柄が所定の配列で合計21個付されている。
また、各回転リール40の回転軸には、対応するステッピングモータの出力軸がそれぞれ固定されている。また、ステッピングモータは、パルス信号によって駆動するものであって、入力されるパルス信号のパターンによって、加速・定速・減速のパターンが決まるものである。そして、各ステッピングモータが駆動すると、対応する回転リール40が回転軸を中心に回転する。
また、本実施の形態では、基本ステップ角1.43度のステッピングモータを、1−2相励磁で制御している。このため、回転軸は、2回の励磁(2ステップ)で、1.43度回転し、504回の励磁(504ステップ)で、360度回転する。つまり、各回転リール40を1回転させるには、504回の励磁(504ステップ)を必要とする。また、各回転リール40の周囲には21個の図柄がほぼ等間隔で付されていることから、各回転リール40を図柄1個分回転させるには、24回の励磁(24ステップ)を必要とする。
また、各回転リール40の所定位置には、それぞれインデックスが設けられている。具体的には、左リール41の所定位置には、左インデックスが設けられ、また、中リール42の所定位置には、中インデックスが設けられ、また、右リール43の所定位置には、右インデックスが設けられている。
一方、フレームの所定位置には、各インデックスの通過を検知するためのインデックスセンサーが設けられている。具体的には、フレームの所定位置には、左インデックスの通過を検知するための左インデックスセンサーと、中インデックスの通過を検知するための中インデックスセンサーと、右インデックスの通過を検知するための右インデックスセンサーとが、それぞれ設けられている。
そして、左リール41が回転すると、それに伴って左インデックスが移動し、左インデックスが左インデックスセンサーの位置を通過すると、これが左インデックスセンサーによって検知される。中リール42及び右リール43についても同様である。
また、各回転リール40の外周面に付された21個の各図柄には、それぞれ図柄番号が割り振られている。具体的には、対応するインデックスセンサーがインデックスの通過を検知したときの回転位置が、各回転リール40の基準位置とされている。そして、各回転リール40が基準位置にあるときに第1入賞ライン301上にある図柄から順に、「00」〜「20」の図柄番号がそれぞれ割り振られている。このため、各回転リール40の外周面に付された各図柄は、図柄番号「00」→「01」→「02」→「03」→「04」→「05」→「06」→「07」→「08」→「09」→「10」→「11」→「12」→「13」→「14」→「15」→「16」→「17」→「18」→「19」→「20」の順に、図柄表示窓26の上側から次々と現れて、下方へ移動していくように見える。
また、ストップスイッチ60が操作された際における対応する回転リール40の回転位置は、対応するインデックスセンサーによってインデックスの通過が検知されてから、対応するストップスイッチ60が操作されるまでの間における、対応するステッピングモータのステップ数で特定できる。
また、各ステッピングモータのステップ数は、1回の励磁(1ステップ)毎にカウント値を1ずつ加算していき、対応するインデックスセンサーがインデックスを検知する毎にカウント値を「0」にリセットするカウンタによってカウントできる。なお、504回の励磁(504ステップ)で回転リール40が1回転することから、リセットされる直前のカウント値は「503」である。
(スタートスイッチ50)
スタートスイッチ50は、回転リール40の回転を開始させるためのものであって、図2に示すように、操作部25の前面左側に設けられている。また、スタートスイッチ50にはレバー式スイッチが用いられており、レバーの先端を押し下げると、3個すべての回転リール40の回転が開始する。
(ストップスイッチ60)
ストップスイッチ60は、回転リール40の回転を停止させるためのものであって、図2に示すように、操作部25の前面中央に設けられている。また、ストップスイッチ60は、3個設けられており、また、各ストップスイッチ60は、各回転リール40にそれぞれ対応している。また、3個のストップスイッチ60は、操作部25の前面中央に横並びに設けられている。また、左側のストップスイッチ60は、左リール41に対応し、また、中央のストップスイッチ60は、中リール42に対応し、また、右側のストップスイッチ60は、右リール43に対応している。また、各ストップスイッチ60は、それぞれ、押しボタン式スイッチを用いて構成されており、左リール41用のストップスイッチ60が備えるボタンを押すと、左リール41の回転が停止し、また、中リール42用のストップスイッチ60が備えるボタンを押すと、中リール42の回転が停止し、また、右リール43用のストップスイッチ60が備えるボタンを押すと、右リール43の回転が停止する。
(ベットスイッチ70)
ベットスイッチ70は、クレジットされているメダルを投入するためのものである。
本実施の形態では、ベットスイッチ70として、シングルベットスイッチ71と、マックスベットスイッチ72とが備えられている。図2に示すように、シングルベットスイッチ71及びマックスベットスイッチ72は、操作部25の上面左側に、横並びに設けられている。左側に位置するのがシングルベットスイッチ71であり、右側に位置するのがマックスベットスイッチ72である。
また、シングルベットスイッチ71には押しボタン式スイッチが用いられており、ボタンを1回押すと、クレジットされているメダルが1枚投入される。
また、マックスベットスイッチ72も、シングルベットスイッチ71と同様に、押しボタン式スイッチを用いて構成されている。ただ、マックスベットスイッチ72は、ボタンを1回押すと、クレジットされているメダルが3枚投入される。
(キャンセルスイッチ73)
キャンセルスイッチ73は、クレジットされているメダル及び既に投入されたものの未だ遊技には用いられていないメダルを返却するためのものであって、図2に示すように、操作部25の前面右側に設けられている。また、キャンセルスイッチ73には押しボタン式スイッチが用いられており、ボタンを押すと、クレジットされているメダル及び既に投入されたものの未だ遊技には用いられていないメダルが払出口86から返却される。
(演出用ランプ81)
演出用ランプ81は、遊技者に当選又は入賞などを知らせるためのものであって、図2に示すように、前扉21の上部に設けられている。
(スピーカ82)
スピーカ82は、効果音などを鳴らすためのものであって、図2に示すように、払出口86の左右両側にそれぞれ設けられている。
(液晶ディスプレイ83)
液晶ディスプレイ83は、演出に係る映像などを表示するためのものであって、図2に示すように、前扉21の前面における、上パネル22と中パネル23との間に設けられている。
(投入口85)
投入口85は、メダルを投入するためのものであって、図2に示すように、操作部25の上面右側に設けられている。
(払出口86)
払出口86は、メダルを払い出すためのものであって、図2に示すように、前扉21の下部中央に設けられている。
(受け皿87)
受け皿87は、払出口86から払い出されたメダルを受け止めて貯留するためのものであって、図2に示すように、払出口86の下方に設けられている。
(ホッパーユニット84)
ホッパーユニット84は、メダルを払い出すためのものであって、筐体20の内部に設けられている。また、ホッパーユニット84は、メダルを貯留するためのメダルタンクと、メダルタンクに貯留されているメダルを送り出すための送出機構とを備えている。そして、送出機構によって送り出されたメダルは、払出口86から払い出される。
(メダル処理ユニット)
メダル処理ユニットは、投入口85から投入されたメダルを処理するためのものであって、前扉21の裏面における、投入口85の裏側に相当する位置に設けられている。また、メダル処理ユニットは、投入口85に投入されたメダルを一定方向へ誘導するためのメダル通路と、メダル通路の途中から分岐するメダル返却通路と、メダル通路からメダル返却通路が分岐する分岐部に位置するメダルセレクターとを有している。また、メダル通路は、ホッパーユニット84のメダルタンクに連通し、また、メダル返却通路は、払出口86に連通している。また、メダル通路の途中であって、メダルセレクターよりも下流側には、投入口85から投入されたメダルを検出するための投入検出センサーが設けられている。そして、投入検出センサーによる検出をもって、投入口85からのメダルの投入とされる。
(電源ユニット)
電源ユニットは、スロットマシン10が備える各装置、具体的には、例えば、制御装置100や、リールユニット30や、ホッパーユニット84などに電力を供給するためのものである。
(終了条件選択スイッチ171)
ここで、本実施の形態では、一般的な遊技である通常遊技と、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技とが行われるとともに、特別遊技として、ビッグボーナスゲーム(BBゲーム)とレギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)とが行われるようになっている。なお、通常遊技及び特別遊技については、後で詳しく説明する。
またここで、本実施の形態では、メダルの貸し出しレートとして、複数のレートが予め定められているとともに、BBゲーム及びRBゲームの終了条件の数値として、メダルの貸し出しレートに応じて、複数の数値が予め定められている。つまり、BBゲーム及びRBゲームの終了条件の数値である、これらのゲーム中におけるメダルの払い出し枚数の上限値として、メダルの貸し出しレートに応じて、複数の数値が予め定められている。
そして、終了条件選択スイッチ171は、BBゲーム及びRBゲームの終了条件の数値として予め定められた複数の数値の中からいずれか1の数値を、メダルの貸し出しレートに応じて選択させるためのものである。
具体的には、本実施の形態では、メダルの貸し出しレートとして、「20円/1枚」「10円/1枚」「5円/1枚」の3つが予め定められている。
また、BBゲームの終了条件の数値として、貸し出しレート「20円/1枚」に応じて数値「480」が、貸し出しレート「10円/1枚」に応じて数値「960」が、貸し出しレート「5円/1枚」に応じて数値「1920」が、それぞれ予め定められている。
また、RBゲームの終了条件の数値として、貸し出しレート「20円/1枚」に応じて数値「240」が、貸し出しレート「10円/1枚」に応じて数値「480」が、貸し出しレート「5円/1枚」に応じて数値「960」が、それぞれ予め定められている。
またここで、本実施の形態では、終了条件選択スイッチ171として、3段階の切り替えスイッチが用いられている。
さらに、終了条件選択スイッチ171としての3段階の切り替えスイッチの1段目が貸し出しレート「20円/1枚」に、同2段目が貸し出しレート「10円/1枚」に、同3段目が貸し出しレート「5円/1枚」に、それぞれ対応している。
つまり、終了条件選択スイッチ171としての3段階の切り替えスイッチは、貸し出しレートが「20円/1枚」のときには1段目を、貸し出しレートが「10円/1枚」のときには2段目を、貸し出しレートが「5円/1枚」のときには3段目を、それぞれ選択させるようになっている。
加えて、本実施の形態では、終了条件選択スイッチ171は、筐体20の内部に設けられており、これにより、遊技者が操作できないようになっているとともに、遊技店の店員などの限られた者のみが操作できるようになっている。
(選択レート表示手段173)
選択レート表示手段173は、終了条件選択スイッチ171により選択されている貸し出しレートを表示するためのものである。
選択レート表示手段173は、3個のLEDランプにより構成されており、それぞれのLEDランプが貸し出しレートに対応している。
具体的には、終了条件選択スイッチ171の操作により、1段目の貸し出しレート「20円/1枚」が選択されたときには、選択レート表示手段173は「20」に対応したLEDランプを点灯し、また、2段目の貸し出しレート「10円/1枚」が選択されたときには、選択レート表示手段173は「10」に対応したLEDランプを点灯し、また、3段目の貸し出しレート「5円/1枚」が選択されたときには、選択レート表示手段173は「5」に対応したLEDランプを点灯する。
また、本実施の形態では、選択レート表示手段173としてのLEDランプは、中パネル23の背後に設けられており、それぞれのLEDランプの点灯・消灯状態が中パネル23を通して正面から視認可能となっている。そして、遊技者はその表示を見ながら遊技機を選択することができる。
(選択数値表示手段174)
選択数値表示手段174は、終了条件選択スイッチ171により選択されている貸し出しレートに対応する特別遊技の終了条件、すなわちBBゲーム及びRBゲームの終了条件の数値を表示するためのものである。
ここで、本実施の形態では、選択数値表示手段174は、1つの7セグメントLEDで構成されている。
つまり、1つの7セグメントLEDに、終了条件選択スイッチ171により選択されている貸し出しレートに対応するBBゲーム及びRBゲームの終了条件の数値が、順次繰り返し表示されるようになっており、これにより、この1つの7セグメントLEDが、選択数値表示手段174として機能するようになっている。
具体的には、終了条件選択スイッチ171の操作により、1段目の貸し出しレート「20円/1枚」が選択されたときには、選択数値表示手段174としての7セグメントLEDには、BBゲームの終了条件の数値「480」と、RBゲームの終了条件の数値「240」とが、順次繰り返し表示され、また、2段目の貸し出しレート「10円/1枚」が選択されたときには、選択数値表示手段174としての7セグメントLEDには、BBゲームの終了条件の数値「960」と、RBゲームの終了条件の数値「480」とが、順次繰り返し表示され、また、3段目の貸し出しレート「5円/1枚」が選択されたときには、選択数値表示手段174としての7セグメントLEDには、BBゲームの終了条件の数値「1920」と、RBゲームの終了条件の数値「960」とが、順次繰り返し表示される。
また、本実施の形態では、選択数値表示手段174としての7セグメントLEDは、正面から視認可能な位置に設けられており、遊技者はその表示を見ながら遊技機を選択することができる。
(制御装置100)
制御装置100は、スロットマシン10を制御するためのものである。
本実施の形態では、制御装置100は、主として遊技の制御を行うためのメイン制御装置101と、メイン制御装置101からの信号を受信して主として演出の制御を行うためのサブ制御装置102とを備えている。
また、メイン制御装置101は、メイン基板などとも呼ばれるものであって、CPU、RAM、ROM、及びI/Oなどを備えたマイクロコンピュータを用いて構成されている。
また、サブ制御装置102は、サブ基板などとも呼ばれるものであって、メイン制御装置101と同様に、CPU、RAM、ROM、及びI/Oなどを備えたマイクロコンピュータを用いて構成されている。
また、制御装置100の入力手段としては、図1に示すように、スタートスイッチ50、ストップスイッチ60、シングルベットスイッチ71、マックスベットスイッチ72、キャンセルスイッチ73、及び、終了条件選択スイッチ171などが接続されている。
また、制御装置100の出力手段としては、図1に示すように、リールユニット30、演出用ランプ81、スピーカ82、液晶ディスプレイ83、選択レート表示手段173及び選択数値表示手段174などが接続されている。
また、本実施の形態では、メイン制御装置101は、一般的な遊技である通常遊技と、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技とを実行可能に形成されている。
また、本実施の形態では、「当選」とは、役抽選手段120の抽選で当たることを意味し、また、「入賞」とは、いずれかの有効入賞ライン300上に所定の図柄の組み合わせが揃い、役が成立することを意味する。
また、本実施の形態では、「役」として、「ビッグボーナス/BB」「レギュラーボーナス/RB」「第1小役」「第2小役」「第3小役」「第4小役」及び「再遊技/Replay」を設けている。
また、本実施の形態では、「当選」として、ビッグボーナスに対応する「ビッグボーナス当選/BB当選」、レギュラーボーナスに対応する「レギュラーボーナス当選/RB当選」、第1小役に対応する「第1小役当選」、第2小役に対応する「第2小役当選」、第3小役に対応する「第3小役当選」、第4小役に対応する「第4小役当選」、及び再遊技に対応する「再遊技当選/Replay当選」を設けている。
また、本実施の形態では、「入賞」として、ビッグボーナスに対応する「ビッグボーナス入賞/BB入賞」、レギュラーボーナスに対応する「レギュラーボーナス入賞/RB入賞」、第1小役に対応する「第1小役入賞」、第2小役に対応する「第2小役入賞」、第3小役に対応する「第3小役入賞」、第4小役に対応する「第4小役入賞」、及び再遊技に対応する「再遊技入賞/Replay入賞」を設けている。
また、本実施の形態では、「図柄の組み合わせ」として、ビッグボーナスに対応する「赤7−赤7−赤7」、レギュラーボーナスに対応する「BAR−BAR−BAR」、第1小役に対応する「ベル−ベル−ベル」、第2小役に対応する「オレンジ−オレンジ−オレンジ」、第3小役に対応する「チェリー−ANY−ANY」、第4小役に対応する「ベル−ベル−Replay」、及び再遊技に対応する「Replay−Replay−Replay」を設けている。なお、「ANY」とは、いずれの図柄でもよいことを意味する。
また、通常遊技中にいずれかの有効入賞ライン300上に「ベル−ベル−Replay」が揃っても、入賞判定手段150により第4小役入賞とは判定されないものの、ボーナスゲーム中にいずれかの有効入賞ライン300上に「ベル−ベル−Replay」が揃うと、入賞判定手段150により第4小役入賞と判定されて、払出制御手段160により第4小役に応じた枚数(15枚)のメダルが払い出される。また、「ベル−ベル−Replay」の図柄の組み合わせは、通常遊技中は、いわゆる「ハズレ目」となる。
また、図1に示すように、メイン制御装置101は、通常遊技を制御するための通常遊技制御手段111と、特別遊技を制御するための特別遊技制御手段112とを備えるとともに、役抽選手段120と、停止制御手段140と、入賞判定手段150と、払出制御手段160と、払出数カウント手段165と、終了条件変更手段172と、表示制御手段175とを備えている。
CPUがROMに記憶された所定のプログラムを実行することにより、メイン制御装置101を構成するマイクロコンピュータが、通常遊技制御手段、特別遊技制御手段、役抽選手段120、停止制御手段140、入賞判定手段150、払出制御手段160、払出数カウント手段165、終了条件変更手段172、及び表示制御手段175などとして機能する。
また、停止テーブル130は、プログラムなどとともに、ROMに記憶されている。
以下、メイン制御装置101が備える各手段について詳述する。
(通常遊技制御手段111)
通常遊技とは、一般的な遊技をいい、また、通常遊技制御手段111は、通常遊技を制御するためのものである。
以下、本実施の形態における通常遊技について説明する。
ここで、メダルの投入とは、遊技を行うためにメダルを賭ける(ベットする)ことを意味する。つまり、投入されたメダルとは、遊技を行うために賭けられた(ベットされた)メダルを意味する。また、メダルの投入には、投入口85からの現実のメダルの投入と、ベットスイッチ70(シングルベットスイッチ71又はマックスベットスイッチ72)の操作によるクレジットされているメダルの投入とがある。また、クレジットされているメダルが投入されると、投入された枚数分の数値がクレジット数から減算される。
また、通常遊技では、1回の遊技につき最大で3枚のメダルを投入可能とされている。そして、メダルを投入すると、メダルの投入枚数に応じた本数の入賞ライン300が有効になる。具体的には、メダルの投入枚数が1枚のときには、第1入賞ライン301のみが有効になり、また、メダルの投入枚数が2枚のときには、第1から第3までの3本の入賞ライン301〜303が有効になり、また、メダルの投入枚数が3枚のときには、第1から第5までの5本すべての入賞ライン301〜305が有効になる。
また、メダルの投入を条件に、スタートスイッチ50を操作すると、役抽選手段120により、役に当選か又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、3個すべての回転リール40の回転が開始する。その後に、3個のストップスイッチ60のうちの1個を操作すると、当該ストップスイッチ60に対応した回転リール40の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ60の操作を終えると、3個すべての回転リール40の回転が停止する。
ここで、役抽選手段120による抽選の結果、いずれかの役に当選すると、いずれかの有効入賞ライン300上に、当選した役に対応する図柄の組み合わせが揃い得るようになり、そして、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、当選した役に対応する図柄の組み合わせが揃うと、当選した役に対応する入賞となって、入賞態様に応じた枚数のメダルが払い出される。
具体的には、例えば、役抽選手段120による抽選の結果が第1小役当選となると、いずれかの有効入賞ライン300上に、第1小役に対応した「ベル−ベル−ベル」の図柄の組み合わせが揃い得るようになり、そして、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に「ベル−ベル−ベル」の図柄の組み合わせが揃うと、第1小役入賞となって、第1小役に応じた所定枚数(10枚)のメダルが払い出される。他の役についても同様である。
また、メダルの払い出しとは、遊技によりメダルを獲得することを意味する。つまり、払い出されたメダルとは、遊技により獲得したメダルを意味する。また、メダルの払い出しには、クレジットによるメダルの払い出しと、ホッパーユニット84を駆動させることによる払出口86からの現実のメダルの払い出しとがある。また、払い出されたメダルがクレジットされると、クレジットされた枚数分の数値がクレジット数に加算される。本実施の形態では、クレジット数が上限値の「50」に達するまでは、払い出されたメダルはクレジットされ、クレジット数が上限値の「50」に達すると、ホッパーユニット84を駆動させることによる払出口86からの現実のメダルの払い出しが行なわれる。
また、メダルの払い出しに代えて、あるいはメダルの払い出しとともに、遊技者に対して所定の利益が付与されることもある。
また、役抽選手段120による抽選の結果がハズレとなると、いずれの有効入賞ライン300上にも、いずれの役に対応した図柄の組み合わせも揃えることができなくなる。
また、役抽選手段120による抽選の結果の如何にかかわらず、いずれの有効入賞ライン300上にも、いずれの役に対応した図柄の組み合わせも揃わないと、入賞なしとなる。
(特別遊技制御手段112)
特別遊技とは、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技をいい、また、特別遊技制御手段112とは、特別遊技を制御するためのものである。
以下、本実施の形態における特別遊技について説明する。
本実施の形態では、特別遊技として、ビッグボーナスゲーム(BBゲーム)とレギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)とを設けている。
通常遊技中に、役抽選手段120による抽選の結果がビッグボーナス当選(BB当選)になると、ビッグボーナスフラグ(BBフラグ)がセットされて、ビッグボーナス内部当選状態(BB内部当選状態)になるとともに、停止制御手段140により、いずれかの有効入賞ライン300上に、ビッグボーナス(BB)に対応する「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせが揃い得るように、つまり、ビッグボーナス入賞(BB入賞)を引き当て得るように、各回転リール40の停止制御が行われる。
具体的には、通常遊技中に、役抽選手段120による抽選の結果がBB当選になると、停止制御手段140は、BBに対応する停止テーブル130を選択し、この選択した停止テーブル130に基づいて、各回転リール40の停止制御を行う。このとき、いずれかの有効入賞ライン300上に、BBに対応する「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせが揃い得るようになるとともに、BB以外の役に対応した図柄の組み合わせについては、いずれの有効入賞ライン300上にも揃わなくなる。
そして、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、BBに対応する「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせが揃うと、BB入賞となり、BBゲームフラグがセットされて、BBゲームへ移行する。
また、BB入賞が引き当てられると、BBフラグがクリアされて、BB内部当選状態は終了する。
一方、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれの有効入賞ライン300上にも、BBに対応する「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせが揃わないと、入賞なしとなるものの、BBフラグはクリアされず、BB内部当選状態は継続する。BBフラグは、BB入賞が引き当てられるまで、クリアされずにセットされたままとなる(持ち越される)。つまり、BB内部当選状態は、BB入賞が引き当てられるまで継続する。
また、通常遊技中に、役抽選手段120による抽選の結果がレギュラーボーナス当選(RB当選)になると、レギュラーボーナスフラグ(RBフラグ)がセットされて、レギュラーボーナス内部当選状態(RB内部当選状態)になるとともに、停止制御手段140により、いずれかの有効入賞ライン300上に、レギュラーボーナス(RB)に対応する「BAR−BAR−BAR」の図柄の組み合わせが揃い得るように、つまり、レギュラーボーナス入賞(RB入賞)を引き当て得るように、各回転リール40の停止制御が行われる。
具体的には、通常遊技中に、役抽選手段120による抽選の結果がRB当選になると、停止制御手段140は、RBに対応する停止テーブル130を選択し、この選択した停止テーブル130に基づいて、各回転リール40の停止制御を行う。このとき、いずれかの有効入賞ライン300上に、RBに対応する「BAR−BAR−BAR」の図柄の組み合わせが揃い得るようになるとともに、RB以外の役に対応した図柄の組み合わせについては、いずれの有効入賞ライン300上にも揃わなくなる。
そして、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、RBに対応する「BAR−BAR−BAR」の図柄の組み合わせが揃うと、RB入賞となり、RBゲームフラグがセットされて、RBゲームへ移行する。
また、RB入賞が引き当てられると、RBフラグがクリアされて、RB内部当選状態は終了する。
一方、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれの有効入賞ライン300上にも、RBに対応する「BAR−BAR−BAR」の図柄の組み合わせが揃わないと、入賞なしとなるものの、RBフラグはクリアされず、RB内部当選状態は継続する。RBフラグは、RB入賞が引き当てられるまで、クリアされずにセットされたままとなる(持ち越される)。つまり、RB内部当選状態は、RB入賞が引き当てられるまで継続する。
なお、ビッグボーナスゲーム(BBゲーム)及びレギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)を総称して「ボーナスゲーム」といい、また、ビッグボーナス当選(BB当選)及びレギュラーボーナス当選(RB当選)を総称して「ボーナス当選」といい、また、ビッグボーナスフラグ(BBフラグ)及びレギュラーボーナスフラグ(RBフラグ)を総称して「ボーナスフラグ」といい、また、ビッグボーナス入賞(BB入賞)及びレギュラーボーナス入賞(RB入賞)を総称して「ボーナス入賞」といい、また、ビッグボーナスゲームフラグ(BBゲームフラグ)及びレギュラーボーナスゲームフラグ(RBゲームフラグ)を総称して「ボーナスゲームフラグ」という。
また、本実施の形態では、ボーナスゲーム中は、メダルの投入可能枚数が、1回の遊技につき1枚となる。そして、メダルを1枚投入すると、第1入賞ライン301のみが有効になる。
また、本実施の形態では、ボーナスゲーム中も、通常遊技中と同様に、メダルの投入を条件に、スタートスイッチ50を操作すると、役抽選手段120により役抽選が行われるとともに、3個すべての回転リール40の回転が開始し、その後、ストップスイッチ60を操作すると、対応する回転リール40の回転が停止し、そして、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、第1入賞ライン301上に、当選した役に対応する図柄の組み合わせが揃うと、当選した役に対応する入賞となって、入賞態様に応じた枚数のメダルが払い出される遊技が行われる。
また、本実施の形態では、特別遊技制御手段112は、ボーナスゲーム中は、以下に示すような制御を行うことにより、ボーナスゲームを、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技とする。
具体的には、本実施の形態では、第1小役、第2小役及び第3小役の当選確率が、通常遊技中よりもボーナスゲーム中の方が高くなる。
また、本実施の形態では、通常遊技中にいずれかの有効入賞ライン300上に「ベル−ベル−Replay」が揃っても、入賞判定手段150により第4小役に入賞とは判定されないものの、ボーナスゲーム中にいずれかの有効入賞ライン300上に「ベル−ベル−Replay」が揃うと、入賞判定手段150により第4小役に入賞と判定されて、払出制御手段160により第4小役に応じた所定枚数(15枚)のメダルが払い出される。
これにより、本実施の形態では、ボーナスゲームを、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技とするようにしている。
また、本実施の形態では、ボーナスゲームの開始から、払出数カウント手段165により、入賞時に払い出されるメダルの枚数がカウントされる。
そして、本実施の形態では、払出数カウント手段165によりカウントされた数値、つまり、ボーナスゲーム中における、入賞時に払い出されるメダルの枚数の累計が、ボーナスゲームの終了条件の数値に達すると、特別遊技制御手段112は、ボーナスゲームを終了する。
また、上述したように、本実施の形態では、メダルの貸し出しレートに応じて、ボーナスゲームの終了条件の数値が変更されるようになっている。
具体的には、貸し出しレートが「20円/1枚」のときには、BBゲームの終了条件の数値は「480」に、RBゲームの終了条件の数値は「240」に、それぞれ変更され、また、貸し出しレートが「10円/1枚」のときには、BBゲームの終了条件の数値は「960」に、RBゲームの終了条件の数値は「480」に、それぞれ変更され、また、貸し出しレートが「5円/1枚」のときには、BBゲームの終了条件の数値は「1920」に、RBゲームの終了条件の数値は「960」に、それぞれ変更される。
そして、本実施の形態では、BBゲームの終了条件の数値として「480」が設定されているときには、BBゲーム中に、払出数カウント手段165によりカウントされた数値が「480」に達すると、特別遊技制御手段122は、BBゲームフラグをクリアして、BBゲームを終了し、また、BBゲームの終了条件として「960」が設定されているときには、BBゲーム中に、払出数カウント手段165によりカウントされた数値が「480」に達しても、特別遊技制御手段122は、BBゲームを終了せず、「960」に達すると、特別遊技制御手段122は、BBゲームフラグをクリアして、BBゲームを終了し、また、BBゲームの終了条件の数値として「1920」が設定されているときには、BBゲーム中に、払出数カウント手段165によりカウントされた数値が「480」や「960」に達しても、特別遊技制御手段122は、BBゲームを終了せず、「1920」に達すると、特別遊技制御手段122は、BBゲームフラグをクリアして、BBゲームを終了する。
同様に、RBゲームの終了条件の数値として「240」が設定されているときには、RBゲーム中に、払出数カウント手段165によりカウントされた数値が「240」に達すると、特別遊技制御手段122は、RBゲームフラグをクリアして、RBゲームを終了し、また、RBゲームの終了条件として「480」が設定されているときには、RBゲーム中に、払出数カウント手段165によりカウントされた数値が「240」に達しても、特別遊技制御手段122は、RBゲームを終了せず、「480」に達すると、特別遊技制御手段122は、RBゲームフラグをクリアして、RBゲームを終了し、また、RBゲームの終了条件の数値として「960」が設定されているときには、RBゲーム中に、払出数カウント手段165によりカウントされた数値が「240」や「480」に達しても、特別遊技制御手段122は、RBゲームを終了せず、「960」に達すると、特別遊技制御手段122は、RBゲームフラグをクリアして、RBゲームを終了する。
そして、ボーナスゲームが終了すると、通常遊技へ戻る。
なお、払出数カウント手段165については、後で詳しく説明する。
(役抽選手段120)
役抽選手段120は、スタートスイッチ50の操作を契機に、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの抽選(役抽選)を行うためのものである。
また、役抽選手段120は、役抽選用乱数発生手段と、役抽選用乱数抽出手段と、役抽選テーブルと、テーブル選択手段と、役抽選判定手段とを備えている。
また、役抽選用乱数発生手段は、役抽選用の乱数を、所定の範囲内(例えば、10進数で0〜65535)で発生させるためのものである。
また、役抽選用乱数発生手段は、例えば、発振回路と、この発振回路が発生させたクロック信号をカウントするカウンタ回路とによって構成できる(いわゆるハード乱数)。
また、役抽選用乱数発生手段は、例えば、平均採中法で乱数を発生させる手段や、あるいは素数の加算によって乱数を発生させる手段によって構成することもできる。また、これらの手段は、例えば、CPUに所定のプログラムを実行させることによって構成できる(いわゆるソフト乱数)。
また、役抽選用乱数抽出手段は、役抽選用乱数発生手段が発生させた乱数を、所定の契機(例えば、スタートスイッチ50の操作)で抽出するためのものである。
なお、役抽選用乱数発生手段は、カウンタ回路などによって構成されるため、役抽選用乱数発生手段が発生させる数値は、厳密には乱数ではない。ただ、スタートスイッチ50が操作されるタイミングは、ランダムであると考えられるため、役抽選用乱数抽出手段が抽出する数値は、実質的には乱数として取り扱うことができる。
また、役抽選テーブルは、役抽選用乱数発生手段が発生させる範囲内の各乱数について、役に当選か又はハズレかをあらかじめ定めたものである。
また、本実施の形態では、役抽選テーブルとして、通常遊技中に用いられる通常役抽選テーブルと、ボーナスゲーム中に用いられる特別役抽選テーブルとを備えている。
また、通常役抽選テーブルには、BB当選、RB当選、第1小役当選、第2小役当選、第3小役当選、Replay当選、及びハズレの領域が、役抽選用乱数発生手段が発生させる乱数の範囲内において、それぞれ所定の割合で定められている。また、通常役抽選テーブルには、第4小役当選の領域は定められていない。このため、通常遊技中は、役抽選手段120による抽選で第4小役に当選することはない。
また、特別役抽選テーブルには、第1小役当選、第2小役当選、第3小役当選、第4小役当選、Replay当選、及びハズレの領域が、役抽選用乱数発生手段が発生させる乱数の範囲内において、それぞれ所定の割合で定められている。このため、ボーナスゲーム中は、役抽選手段120による抽選で第4小役に当選し得る。また、特別役抽選テーブルには、BB当選及びRB当選の領域は定められていない。このため、ボーナスゲーム中は、役抽選手段120による抽選でBB及びRBに当選することはない。また、第1小役当選、第2小役当選、及び第3小役当選については、通常役抽選テーブルよりも特別役抽選テーブルの方が領域の割合が大きい。このため、第1小役当選、第2小役当選、及び第3小役当選の当選確率が、通常遊技中よりもボーナスゲーム中の方が高くなる。
また、テーブル選択手段は、複数の役抽選テーブルの中から1の役抽選テーブルを選択するためのものである。
テーブル選択手段は、通常遊技中には、通常役抽選テーブルを選択し、ボーナスゲーム中には、特別役抽選テーブルを選択する。
また、役抽選判定手段は、役抽選用乱数抽出手段が抽出した乱数と、テーブル選択手段が選択した役抽選テーブルとを照合して、役に当選か又はハズレかの判定を行うためのものである。
本実施の形態では、役抽選判定手段は、役抽選用乱数抽出手段が抽出した乱数と、テーブル選択手段が選択した役抽選テーブルとを照合して、通常遊技中であれば、BB当選か、RB当選か、第1小役当選か、第2小役当選か、第3小役当選か、Replay当選か、又はハズレかの判定を行い、また、ボーナスゲーム中であれば、第1小役当選か、第2小役当選か、第3小役当選か、第4小役当選か、Replay当選か、又はハズレかの判定を行う。
なお、本実施の形態では、役抽選手段120は、BBフラグやRBフラグが持ち越されているときにも、つまり、BB内部当選状態中やRB内部当選状態中にも、通常役抽選テーブルを用いて役抽選を行う。
(停止テーブル130)
停止テーブル130は、各回転リール40の停止位置を決定するためのものであって、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置に応じて、各回転リール40の滑りコマ数をあらかじめ定めたものである。
また、「滑りコマ数」とは、ストップスイッチ60の操作から、対応する回転リール40の回転停止までにおける、その回転リール40の回転角度を、図柄何コマに相当するかであらわしたものをいう。
具体的には、滑りコマ数「0」とは、ストップスイッチ60の操作から、対応する回転リール40の回転停止までにおける、その回転リール40の回転角度を、図柄「0コマ」相当とすることを意味し、また、滑りコマ数「1」とは、ストップスイッチ60の操作から、対応する回転リール40の回転停止までにおける、その回転リール40の回転角度を、図柄「1コマ」相当とすることを意味する。滑りコマ数「2」以上についても同様である。
また、本実施の形態では、複数ある各役に対応して、複数種類の停止テーブル130が備えられている。
また、本実施の形態では、各停止テーブル130は、各回転リール40の滑りコマ数を、「0」以上「4」以下の範囲内で定めている。
また、いずれかの役に対応した停止テーブル130は、その役に対応した図柄の組み合わせが、いずれかの有効入賞ライン300上に揃い得るように、かつ、その役以外の役に対応した図柄の組み合わせについては、いずれの有効入賞ライン300上にも揃わないように、各回転リール40の滑りコマ数を定めている。
例えば、BBに対応した停止テーブル130は、BBに対応した「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせが、いずれかの有効入賞ライン300上に揃い得るように、かつ、BB以外の役に対応した図柄の組み合わせが、いずれの有効入賞ライン300上にも揃わないように、各回転リール40の滑りコマ数を定めている。
これにより、BBに対応した停止テーブル130が停止制御に用いられると、BBに対応した「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせが、いずれかの有効入賞ライン300上に、揃うこともあれば、揃わないこともあり、また、BB以外の役に対応した図柄の組み合わせは、いずれの有効入賞ライン300上にも揃わない。
また、第4小役に対応した停止テーブル130は、第4小役に対応した「ベル−ベル−Replay」の図柄の組み合わせが、いずれかの有効入賞ライン300上に揃い得るように、かつ、第4小役以外の役に対応した図柄の組み合わせが、いずれの有効入賞ライン300上にも揃わないように、各回転リール40の滑りコマ数を定めている。
これにより、第4小役に対応した停止テーブル130が停止制御に用いられると、第4小役に対応した「ベル−ベル−Replay」の図柄の組み合わせが、いずれかの有効入賞ライン300上に、揃うこともあれば、揃わないこともあり、また、第4小役以外の役に対応した図柄の組み合わせは、いずれの有効入賞ライン300上にも揃わない。
このように、BBに対応した停止テーブル130は、BB入賞を引き当て得るようにするとともに、BB入賞以外の入賞を引き当て得ないようにしており、また、第4小役に対応した停止テーブル130は、第4小役入賞を引き当て得るようにするとともに、第4小役以外の入賞を引き当て得ないようにしている。他の役に対応した各停止テーブル130についても同様である。
また、「入賞なし」に対応した停止テーブル130は、いずれの有効入賞ライン300上にも、いずれの役に対応した図柄の組み合わせも揃わないように、各回転リール40の滑りコマ数を定めている。
(停止制御手段140)
停止制御手段140は、各回転リール40の停止制御を行うためのものである。
また、停止制御手段140は、役抽選手段120の抽選結果と、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置とに基づいて、各回転リール40の停止制御を行う。
以下、各回転リール40の停止制御について説明する。
まず、停止制御手段140は、役抽選手段120の抽選結果に基づいて、複数の停止テーブル130の中から一の停止テーブル130を選択する。
具体的には、例えば、役抽選手段120の抽選結果がBB当選となったときには、停止制御手段140は、複数の停止テーブル130の中から、BBに対応した停止テーブル130を選択する。これにより、役抽選手段120の抽選結果がBB当選となったときには、BBに対応した「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせが、いずれかの有効入賞ライン300上に揃い得るようになるとともに、BB以外の役に対応した図柄の組み合わせが、いずれの有効入賞ライン300上にも揃わなくなる。
また、例えば、役抽選手段120の抽選結果が第4小役当選となったときには、停止制御手段140は、複数の停止テーブル130の中から、第4小役に対応した停止テーブル130を選択する。これにより、役抽選手段120の抽選結果が第4小役当選となったときには、第4小役に対応した「ベル−ベル−Replay」の図柄の組み合わせが、いずれかの有効入賞ライン300上に揃い得るようになるとともに、第4小役以外の役に対応した図柄の組み合わせが、いずれの有効入賞ライン300上にも揃わなくなる。
次に、停止制御手段140は、選択した一の停止テーブル130と、ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置とに基づいて、その回転リール40の滑りコマ数を決定する。
そして、停止制御手段140は、ストップスイッチ60の操作から、決定した滑りコマ数に相当する回転角度まで、対応する回転リール40を回転させ、そこで、その回転リール40の回転を停止させる。
具体的には、例えば、左リール41の図柄番号「10」の図柄が第1入賞ライン301上に位置しているときに、左側のストップスイッチ60が操作されたとする。
ここで、滑りコマ数が「0」の場合、停止制御手段140は、左側のストップスイッチ60の操作後ただちに、左リール41の回転を停止させる。これにより、第1入賞ライン301上に、図柄番号「10」の図柄が位置した状態で、左リール41の回転が停止する。
また、滑りコマ数が「1」の場合、停止制御手段140は、左側のストップスイッチ60の操作から、図柄「1コマ」に相当する角度だけ、左リール41を回転させ、そこで、左リール41の回転を停止させる。このとき、図柄番号「10」の図柄は、左側のストップスイッチ60の操作後に、左リール41の回転方向に図柄1コマ分滑るように移動して見える。これにより、第1入賞ライン301上に、図柄番号「11」の図柄が位置した状態で、左リール41の回転が停止する。
また、滑りコマ数が「2」の場合、停止制御手段140は、左側のストップスイッチ60の操作から、図柄「2コマ」に相当する角度だけ、左リール41を回転させ、そこで、左リール41の回転を停止させる。このとき、図柄番号「10」の図柄は、左側のストップスイッチ60の操作後に、左リール41の回転方向に図柄2コマ分滑るように移動して見える。これにより、第1入賞ライン301上に、図柄番号「12」の図柄が位置した状態で、左リール41の回転が停止する。
なお、上述したような回転リール40の停止制御は、停止テーブル130を用いた制御であることから、「テーブル制御」などと呼ばれる。
(入賞判定手段150)
入賞判定手段150は、すべての回転リール40の回転が停止したときに表示された図柄の組み合わせに基づいて、役に入賞か又は入賞なしかの判定を行うためのものである。
本実施の形態では、入賞判定手段150は、3個すべての回転リール40の回転が停止した際における、各有効入賞ライン300上の図柄の組み合わせに基づいて、役に入賞か又は入賞なしかの判定を行う。
具体的には、本実施の形態では、入賞判定手段150は、通常遊技中に、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせが揃うと、BB入賞と判定する。
また、本実施の形態では、入賞判定手段150は、通常遊技中に、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、「BAR−BAR−BAR」の図柄の組み合わせが揃うと、RB入賞と判定する。
また、本実施の形態では、入賞判定手段150は、通常遊技中及びボーナスゲーム中のいずれにおいても、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、「ベル−ベル−ベル」の図柄の組み合わせが揃うと、第1小役入賞と判定する。
また、本実施の形態では、入賞判定手段150は、通常遊技中及びボーナスゲーム中のいずれにおいても、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、「オレンジ−オレンジ−オレンジ」の図柄の組み合わせが揃うと、第2小役入賞と判定する。
また、本実施の形態では、入賞判定手段150は、通常遊技中及びボーナスゲーム中のいずれにおいても、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、「チェリー−ANY−ANY」の図柄の組み合わせが揃うと、第3小役入賞と判定する。なお、「ANY」とは、いずれの図柄でもよいことを意味する。
また、上述したように、本実施の形態では、「ベル−ベル−Replay」の図柄の組み合わせは、通常遊技中は、いわゆる「ハズレ目」となるものの、ボーナスゲーム中には、第4小役に対応する、いわゆる「入賞図柄」となる。
そして、本実施の形態では、入賞判定手段150は、通常遊技中には、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、「ベル−ベル−Replay」の図柄の組み合わせが揃っても、第4小役入賞とは判定しないものの、ボーナスゲーム中に、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、「ベル−ベル−Replay」の図柄の組み合わせが揃うと、第4小役入賞と判定する。
また、本実施の形態では、入賞判定手段150は、通常遊技中及びボーナスゲーム中のいずれにおいても、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、「Replay−Replay−Replay」の図柄の組み合わせが揃うと、再遊技(Replay)入賞と判定する。
また、本実施の形態では、入賞判定手段150は、通常遊技中及びボーナスゲーム中のいずれにおいても、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれの有効入賞ライン300上にも、いずれの役に対応する図柄の組み合わせも揃わないと、「入賞なし」と判定する。
(払出制御手段160)
払出制御手段160は、入賞判定手段150により役に入賞と判定されたときに、入賞した役に応じた数の遊技媒体を払い出すためのものである。
具体的には、本実施の形態では、払出制御手段160は、通常遊技中及びボーナスゲーム中のいずれにおいても、入賞判定手段150により第1小役入賞と判定されると、10枚のメダルを払い出す。
また、本実施の形態では、払出制御手段160は、通常遊技中及びボーナスゲーム中のいずれにおいても、入賞判定手段150により第2小役入賞と判定されると、10枚のメダルを払い出す。
また、本実施の形態では、払出制御手段160は、通常遊技中及びボーナスゲーム中のいずれにおいても、入賞判定手段150により第3小役入賞と判定されると、4枚のメダルを払い出す。
また、本実施の形態では、払出制御手段160は、ボーナスゲーム中に、入賞判定手段150により第4小役入賞と判定されると、15枚のメダルを払い出す。
また、上述したように、本実施の形態では、メダルの払い出しには、クレジットによるメダルの払い出しと、ホッパーユニット84を駆動させることによる払出口86からの現実のメダルの払い出しとがある。また、払い出されたメダルがクレジットされると、クレジットされた枚数分の数値がクレジット数に加算される。また、本実施の形態では、クレジット数が上限値の「50」に達するまでは、払い出されたメダルはクレジットされ、クレジット数が上限値の「50」に達すると、上限値を超えた分について、ホッパーユニット84を駆動させることによる払出口86からの現実のメダルの払い出しが行なわれる。
なお、本実施の形態では、通常遊技中に、入賞判定手段150によりBB入賞と判定されたときには、払出制御手段160によるメダルの払い出しは行われないものの、メダルの払い出しに代えて、BBゲームへの移行という利益が遊技者に対して付与される。
また、本実施の形態では、通常遊技中に、入賞判定手段150によりRB入賞と判定されたときには、払出制御手段160によるメダルの払い出しは行われないものの、メダルの払い出しに代えて、RBゲームへの移行という利益が遊技者に対して付与される。
また、本実施の形態では、通常遊技中及びボーナスゲーム中のいずれにおいても、入賞判定手段150により再遊技(Replay)入賞と判定されたときには、払出制御手段160によるメダルの払い出しは行なわれないものの、メダルの払い出しに代えて、前回の遊技と同じ枚数のメダルを投入したという条件で再度遊技を行うことができる、という利益が遊技者に対して付与される。
(払出数カウント手段165)
払出数カウント手段165は、払出制御手段160により払い出される遊技媒体の数をカウントするためのものである。
ここで、本実施の形態では、払出数カウント手段165は、払出数記憶部と、初期値設定手段と、入賞時払出数演算手段とを備えている。
また、払出数記憶部は、数値を記憶するためのものである。
本実施の形態では、メイン制御装置101が備えるRAM上の所定のアドレスが、払出数記憶部として割り当てられている。
そして、本実施の形態では、払出数記憶部の数値が、払出数カウント手段165によりカウントされた数値とされる。
また、初期値設定手段は、一のボーナスゲームの終了からその次のボーナスゲームの開始までの間の所定時に、払出数記憶部に、初期値を設定するためのものである。
本実施の形態では、初期値設定手段は、一のボーナスゲームの終了時に、払出数記憶部に、初期値として「0」を設定する。これにより、次のボーナスゲームの開始時には、払出数記憶部に、初期値「0」が設定された状態になる。
また、本実施の形態では、初期値設定手段は、一のボーナスゲームの開始からその一のボーナスゲームの終了までの間には、つまり、ボーナスゲーム中には、払出数記憶部に初期値「0」を設定することはない。
入賞時払出数演算手段は、ボーナスゲーム中にいずれかの役に入賞したと入賞判定手段150により判定される毎に、入賞した役に応じた遊技媒体の払い出し数を、払出数記憶部の数値に対して順次加算するためのものである。
本実施の形態では、入賞時払出数演算手段は、ボーナスゲーム中にいずれかの役に入賞したと入賞判定手段150により判定される毎に、入賞した役に応じた遊技媒体の払い出し数を、初期値設定手段により初期値「0」が設定された後の払出数記憶部の数値に対して順次加算していく。
これにより、本実施の形態では、払出数カウント手段165は、ボーナスゲームの開始から、入賞時に払い出される遊技媒体の数をカウントすることができる。
そして、本実施の形態では、払出数記憶部の数値を、払出数カウント手段165によりカウントされた数値とし、払出数記憶部の数値が、つまり、ボーナスゲーム中における、入賞時に払い出される遊技媒体の数の累計が、ボーナスゲームの終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技制御手段112が、ボーナスゲームを終了する。そして、ボーナスゲームが終了すると、通常遊技へ戻る。
(終了条件変更手段172)
終了条件変更手段172は、ボーナスゲームの終了条件の数値を、終了条件選択スイッチ171により選択された数値に変更するためのものである。
ここで、本実施の形態では、終了条件変更手段172は、メダルの貸し出しレートとボーナスゲームの終了条件の数値との対応関係を予め定めた対応関係データを備えている。
本実施の形態では、対応関係データは、貸し出しレート「20円/1枚」に対応して、BBゲームの終了条件の数値を「480」、RBゲームの終了条件の数値を「240」、とそれぞれ定め、また、貸し出しレート「10円/1枚」に対応して、BBゲームの終了条件の数値を「960」、RBゲームの終了条件の数値を「480」、とそれぞれ定め、また、貸し出しレート「5円/1枚」に対応して、BBゲームの終了条件の数値を「1920」、RBゲームの終了条件の数値を「960」、とそれぞれ定めている。
そして、本実施の形態では、終了条件変更手段172は、終了条件選択スイッチ171の操作により、1段目の貸し出しレート「20円/1枚」が選択されたときには、対応関係データを参照して、BBゲームの終了条件の数値を「480」に、RBゲームの終了条件の数値を「240」に、それぞれ変更し、また、2段目の貸し出しレート「10円/1枚」が選択されたときには、対応関係データを参照して、BBゲームの終了条件の数値を「960」に、RBゲームの終了条件の数値を「480」に、それぞれ変更し、また、3段目の貸し出しレート「5円/1枚」が選択されたときには、対応関係データを参照して、BBゲームの終了条件の数値を「1920」に、RBゲームの終了条件の数値を「960」に、それぞれ変更する。
またここで、本実施の形態では、メイン制御装置101が備えるRAM上の所定のアドレスが、終了条件数値記憶部として割り当てられている。
また、終了条件変更手段172は、ボーナスゲームの終了条件の数値を変更すると、変更後の終了条件の数値を、終了条件数値記憶部に記憶させる。
さらに、特別遊技制御手段122は、ボーナスゲーム中の遊技が終了する毎に、終了条件数値記憶部に記憶されている終了条件の数値と、払出数記憶部に記憶されている遊技媒体の払出数(払出数カウント手段165によりカウントされた数値)とを比較する。
そして、払出数記憶部に記憶されている遊技媒体の払出数が、終了条件数値記憶部に記憶されている終了条件の数値に達すると、特別遊技制御手段122は、ボーナスゲームフラグをクリアして、ボーナスゲームを終了する。
(表示制御手段175)
表示制御手段175は、選択レート表示手段173及び選択数値表示手段174の表示を制御するためのものである。すなわち、表示制御手段175は、選択レート表示手段173としてのLEDランプ及び選択数値表示手段174としての7セグメントLEDの表示を制御するためのものである。
本実施の形態では、表示制御手段175は、終了条件選択スイッチ171の操作により、1段目の貸し出しレート「20円/1枚」が選択されたときには、選択レート表示手段173の「20」に対応したLEDランプを点灯させるとともに、選択数値表示手段174としての7セグメントLEDに、BBゲームの終了条件の数値「480」と、RBゲームの終了条件の数値「240」とを、順次繰り返し表示させ、また、2段目の貸し出しレート「10円/1枚」が選択されたときには、選択レート表示手段173の「10」に対応したLEDランプを点灯させるとともに、選択数値表示手段174としての7セグメントLEDに、BBゲームの終了条件の数値「960」と、RBゲームの終了条件の数値「480」とを、順次繰り返し表示させ、また、3段目の貸し出しレート「5円/1枚」が選択されたときには、選択レート表示手段173の「5」に対応したLEDランプを点灯させるとともに、選択数値表示手段174としての7セグメントLEDに、BBゲームの終了条件の数値「1920」と、RBゲームの終了条件の数値「960」とを、順次繰り返し表示させる。
(スロットマシン10の動作)
図4に示すフローチャートに基づいて、「終了条件変更処理」について説明する。
本実施の形態では、終了条件変更処理は、出玉率(各役の当選確率)の設定変更時に行われる。
ステップ101において、終了条件変更手段172により、終了条件選択スイッチ171にて貸し出しレート「5円/1枚」が選択されているか否かの判断が行われる。ここで、貸し出しレート「5円/1枚」が選択されていると判断されると、次のステップ102に進む。一方、選択されている貸し出しレートが「5円/1枚」ではないと判断されると、ステップ103に進む。
ステップ102において、終了条件変更手段172により、BBゲームの終了条件の数値が「1920」に、RBゲームの終了条件の数値が「960」に、それぞれ変更される。そして、終了条件変更処理は終了する。
ステップ103において、終了条件変更手段172により、終了条件選択スイッチ171にて貸し出しレート「10円/1枚」が選択されているか否かの判断が行われる。ここで、貸し出しレート「10円/1枚」が選択されていると判断されると、次のステップ104に進む。一方、選択されている貸し出しレートが「10円/1枚」ではないと判断されると、ステップ105に進む。
ステップ104において、終了条件変更手段172により、BBゲームの終了条件の数値が「960」に、RBゲームの終了条件の数値が「480」に、それぞれ変更される。そして、終了条件変更処理は終了する。
ステップ105において、終了条件変更手段172により、BBゲームの終了条件の数値が「480」に、RBゲームの終了条件の数値が「240」に、それぞれ変更される。そして、終了条件変更処理は終了する。
(作用・効果)
以上説明したように、本実施の形態によれば、ボーナスゲームの終了条件の数値を、メダルの貸し出しレートに応じて変更できる。このため、例えば、「10円/1枚」や「5円/1枚」など、「20円/1枚」よりも低いレートでメダルの貸し出しが行われたときには、ボーナスゲームの終了条件とされる、ボーナスゲーム中のメダルの払い出し枚数を、「960枚」や「1920枚」など、「480枚」よりも多い枚数に設定できるので、「10円/1枚」や「5円/1枚」など、「20円/1枚」よりも低いレートでメダルの貸し出しが行われたとしても、遊技の終了後にメダルを景品に交換するときに、交換される景品が見劣りしないようにすることができ、ひいては遊技者に対して物足りないという印象を与えないようにすることができる。
(変形例)
なお、上記実施の形態では、終了条件選択スイッチ171として、3段階の切り替えスイッチを用いたが、これに限られるものではなく、例えば、押しボタン式のスイッチを用いることもできる。この場合、例えば、終了条件選択スイッチ171としての押しボタン式のスイッチを、1回押圧操作すると貸し出しレート「20円/1枚」が、2回押圧操作すると貸し出しレート「10円/1枚」が、3回押圧操作すると貸し出しレート「5円/1枚」が、それぞれ選択されるように、遊技機の制御装置100を構成する。そして、貸し出しレートが「20円/1枚」のときには1回、貸し出しレートが「10円/1枚」のときには2回、貸し出しレートが「5円/1枚」のときには3回、それぞれ押圧操作させるようにすることができる。
また、上記実施の形態では、選択レート表示手段173と選択数値表示手段174とを別個の表示器としたが、1つの7セグメントLEDで兼用構成することもできる。
すなわち、1つの7セグメントLEDに、終了条件選択スイッチ171により選択されている貸し出しレートと、終了条件選択スイッチ171により選択されている貸し出しレートに対応するBBゲーム及びRBゲームの終了条件の数値とを、順次繰り返し表示するようにし、これにより、この1つの7セグメントLEDを、選択レート表示手段173及び選択数値表示手段174として機能させる。
具体的には、終了条件選択スイッチの操作により、1段目の貸し出しレート「20円/1枚」が選択されたときには、選択レート表示手段173及び選択数値表示手段174としての7セグメントLEDには、貸し出しレートを示す数値「20」と、BBゲームの終了条件の数値「480」と、RBゲームの終了条件の数値「240」とが、順次繰り返し表示され、また、2段目の貸し出しレート「10円/1枚」が選択されたときには、選択レート表示手段173及び選択数値表示手段174としての7セグメントLEDには、貸し出しレートを示す数値「10」と、BBゲームの終了条件の数値「960」と、RBゲームの終了条件の数値「480」とが、順次繰り返し表示され、また、3段目の貸し出しレート「5円/1枚」が選択されたときには、選択レート表示手段173及び選択数値表示手段174としての7セグメントLEDには、貸し出しレートを示す数値「5」と、BBゲームの終了条件の数値「1920」と、RBゲームの終了条件の数値「960」とが、順次繰り返し表示される。
また、上記実施の形態では、選択数値表示手段174を、1つの7セグメントLEDで構成したが、これに限られるものではない。
例えば、選択数値表示手段174を、3個のLEDランプにより構成するとともに、各LEDランプを、各貸し出しレートに応じたBBゲーム及びRBゲームの終了条件の数値にそれぞれ対応させる。そして、終了条件選択スイッチ171の操作により、1段目の貸し出しレート「20円/1枚」が選択されたときには、選択数値表示手段174は、BBゲームの終了条件の数値「480」及びRBゲームの終了条件の数値「240」に対応したLEDランプを点灯し、また、2段目の貸し出しレート「10円/1枚」が選択されたときには、選択数値表示手段174は、BBゲームの終了条件の数値「960」及びRBゲームの終了条件の数値「480」に対応したLEDランプを点灯し、また、3段目の貸し出しレート「5円/1枚」が選択されたときには、選択数値表示手段174は、BBゲームの終了条件の数値「1920」及びRBゲームの終了条件の数値「960」に対応したLEDランプを点灯する。
また、例えば、選択数値表示手段174を、6個のLEDランプにより構成するとともに、各LEDランプを、各貸し出しレートに応じたBBゲームの終了条件の数値と、各貸し出しレートに応じたRBゲームの終了条件の数値とにそれぞれ対応させる。そして、終了条件選択スイッチ171の操作により、1段目の貸し出しレート「20円/1枚」が選択されたときには、選択数値表示手段174は、BBゲームの終了条件の数値「480」に対応したLEDランプと、RBゲームの終了条件の数値「240」に対応したLEDランプとの2個を点灯し、また、2段目の貸し出しレート「10円/1枚」が選択されたときには、選択数値表示手段174は、BBゲームの終了条件の数値「960」に対応したLEDランプと、RBゲームの終了条件の数値「480」に対応したLEDランプとの2個を点灯し、また、3段目の貸し出しレート「5円/1枚」が選択されたときには、選択数値表示手段174は、BBゲームの終了条件の数値「1920」に対応したLEDランプと、RBゲームの終了条件の数値「960」に対応したLEDランプとの2個を点灯する。
(第2の実施の形態)
図5〜図6に基づいて、本発明の第2の実施の形態に係る遊技機について説明する。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態における終了条件選択スイッチ171に代えてレート入力手段182を、また、第1の実施の形態における終了条件変更手段172に代えて対応関係テーブル181、終了条件判定手段183及び第2終了条件変更手段184を、また、第1の実施の形態における選択レート表示手段173及び選択数値表示手段174に代えて入力数値表示手段185及び判定数値表示手段186を、それぞれ備えたものである。また、それ以外の点については、第2の実施の形態は、第1の実施の形態と同様である。
以下、第1の実施の形態とは異なる点を中心に、第2の実施の形態に係る遊技機について説明する。
(レート入力手段182)
レート入力手段182は、メダルの貸し出しレートとして予め定められた複数のレートの中からいずれか1のレートを入力するためのものである。
本実施の形態では、レート入力手段182として、0から9までの数値をそれぞれ入力可能なテンキーが用いられている。そして、貸し出しレートが「20円/1枚」のときには「2」「0」「Enter」と、また、貸し出しレートが「10円/1枚」のときには「1」「0」「Enter」と、また、貸し出しレートが「5円/1枚」のときには「5」「Enter」と、それぞれ入力させるようになっている。
また、第1の実施の形態における終了条件選択スイッチ171と同様に、レート入力手段182としてのテンキーは、筐体20の内部に設けられており、これにより、遊技者が操作できないようになっているとともに、遊技店の店員などの限られた者のみが操作できるようになっている。
(対応関係テーブル181)
対応関係テーブル181は、メダルの貸し出しレートとボーナスゲームの終了条件の数値との対応関係を予め定めたものである。
本実施の形態では、対応関係テーブル181は、貸し出しレート「20円/1枚」に対応して、BBゲームの終了条件の数値を「480」、RBゲームの終了条件の数値を「240」、とそれぞれ定め、また、貸し出しレート「10円/1枚」に対応して、BBゲームの終了条件の数値を「960」、RBゲームの終了条件の数値を「480」、とそれぞれ定め、また、貸し出しレート「5円/1枚」に対応して、BBゲームの終了条件の数値を「1920」、RBゲームの終了条件の数値を「960」、とそれぞれ定めている。
(終了条件判定手段183)
終了条件判定手段183は、レート入力手段182により入力された貸し出しレートと、対応関係テーブル181とを照合して、レート入力手段182により入力された貸し出しレートに応じたボーナスゲームの終了条件の数値の判定を行うためのものである。
本実施の形態では、終了条件判定手段183は、レート入力手段182により貸し出しレートとして数値「20」(「2」「0」「Enter」)が入力されたときには、この入力された数値「20」と対応関係テーブル181とを照合して、BBゲームの終了条件の数値は「480」、RBゲームの終了条件の数値は「240」、とそれぞれ判定し、また、レート入力手段182により貸し出しレートとして数値「10」(「1」「0」「Enter」)が入力されたときには、この入力された数値「10」と対応関係テーブル181とを照合して、BBゲームの終了条件の数値は「960」、RBゲームの終了条件の数値は「480」、とそれぞれ判定し、また、レート入力手段182により貸し出しレートとして数値「5」(「5」「Enter」)が入力されたときには、この入力された数値「5」と対応関係テーブル181とを照合して、BBゲームの終了条件の数値は「1920」、RBゲームの終了条件の数値は「960」、とそれぞれ判定する。
(第2終了条件変更手段184)
第2終了条件変更手段184は、ボーナスゲームの終了条件の数値を、終了条件判定手段183により判定された数値に変更するためのものである。
本実施の形態では、第2終了条件変更手段184は、終了条件判定手段183により、BBゲームの終了条件の数値「480」、RBゲームの終了条件の数値「240」、とそれぞれ判定されたときには、BBゲームの終了条件の数値を「480」に、RBゲームの終了条件の数値を「240」に、それぞれ変更する。また、第2終了条件変更手段184は、終了条件判定手段183により、BBゲームの終了条件の数値「960」、RBゲームの終了条件の数値「480」、とそれぞれ判定されたときには、BBゲームの終了条件の数値を「960」に、RBゲームの終了条件の数値を「480」に、それぞれ変更する。同様に、第2終了条件変更手段184は、終了条件判定手段183により、BBゲームの終了条件の数値「1920」、RBゲームの終了条件の数値「960」、とそれぞれ判定されたときには、BBゲームの終了条件の数値を「1920」に、RBゲームの終了条件の数値を「960」に、それぞれ変更する。
またここで、本実施の形態では、メイン制御装置101が備えるRAM上の所定のアドレスが、終了条件数値記憶部として割り当てられている。
また、第2終了条件変更手段184は、ボーナスゲームの終了条件の数値を変更すると、変更後の終了条件の数値を、終了条件数値記憶部に記憶させる。
さらに、特別遊技制御手段122は、ボーナスゲーム中の遊技が終了する毎に、終了条件数値記憶部に記憶されている終了条件の数値と、払出数記憶部に記憶されている遊技媒体の払出数(払出数カウント手段165によりカウントされた数値)とを比較する。
そして、払出数記憶部に記憶されている遊技媒体の払出数が、終了条件数値記憶部に記憶されている終了条件の数値に達すると、特別遊技制御手段122は、ボーナスゲームフラグをクリアして、ボーナスゲームを終了する。
(入力数値表示手段185・判定数値表示手段186)
入力数値表示手段185は、レート入力手段182により入力された数値を表示するためのものである。
また、判定数値表示手段186は、終了条件判定手段183により判定された数値を表示するためのものである。
本実施の形態では、入力数値表示手段185及び判定数値表示手段186は、1つの7セグメントLEDで兼用構成されている。
つまり、1つの7セグメントLEDに、レート入力手段182により入力された数値と、終了条件判定手段183により判定された数値とが、順次繰り返し表示されるようになっており、これにより、この1つの7セグメントLEDが、入力数値表示手段185及び判定数値表示手段186として機能するようになっている。
具体的には、レート入力手段182により貸し出しレートとして数値「20」(「2」「0」「Enter」)が入力されたときには、入力数値表示手段185及び判定数値表示手段186としての7セグメントLEDには、貸し出しレートを示す数値「20」と、BBゲームの終了条件の数値「480」と、RBゲームの終了条件の数値「240」とが、順次繰り返し表示され、また、レート入力手段182により貸し出しレートとして数値「10」(「1」「0」「Enter」)が入力されたときには、入力数値表示手段185及び判定数値表示手段186としての7セグメントLEDには、貸し出しレートを示す数値「10」と、BBゲームの終了条件の数値「960」と、RBゲームの終了条件の数値「480」とが、順次繰り返し表示され、また、レート入力手段182により貸し出しレートとして数値「5」(「5」「Enter」)が入力されたときには、入力数値表示手段185及び判定数値表示手段186としての7セグメントLEDには、貸し出しレートを示す数値「5」と、BBゲームの終了条件の数値「1920」と、RBゲームの終了条件の数値「960」とが、順次繰り返し表示される。
また、本実施の形態では、入力数値表示手段185及び判定数値表示手段186としての7セグメントLEDは、正面から視認可能な位置に設けられており、遊技者はその表示を見ながら遊技機を選択することができる。
(表示制御手段175)
表示制御手段175は、入力数値表示手段185及び判定数値表示手段186としての7セグメントLEDへの表示を制御するためのものである。
本実施の形態では、表示制御手段175は、レート入力手段182により貸し出しレートとして数値「20」(「2」「0」「Enter」)が入力されたときには、入力数値表示手段185及び判定数値表示手段186としての7セグメントLEDに、貸し出しレートを示す数値「20」と、BBゲームの終了条件の数値「480」と、RBゲームの終了条件の数値「240」とを、順次繰り返し表示させ、また、レート入力手段182により貸し出しレートとして数値「10」(「1」「0」「Enter」)が入力されたときには、入力数値表示手段185及び判定数値表示手段186としての7セグメントLEDに、貸し出しレートを示す数値「10」と、BBゲームの終了条件の数値「960」と、RBゲームの終了条件の数値「480」とを、順次繰り返し表示させ、また、レート入力手段182により貸し出しレートとして数値「5」(「5」「Enter」)が入力されたときには、入力数値表示手段185及び判定数値表示手段186としての7セグメントLEDに、貸し出しレートを示す数値「5」と、BBゲームの終了条件の数値「1920」と、RBゲームの終了条件の数値「960」とを、順次繰り返し表示させる。
(スロットマシン10の動作)
図6に示すフローチャートに基づいて、「終了条件変更処理」について説明する。
本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、終了条件変更処理は、出玉率(各役の当選確率)の設定変更時に行われる。
ステップ201において、終了条件判定手段183により、レート入力手段182にて貸し出しレートが入力されたか否かの判断が行われる。ここで、貸し出しレートが入力されたと判断されると、次のステップ202に進む。一方、貸し出しレートが入力されていないと判断されると、再度ステップ201となる。
ステップ202において、終了条件判定手段183により、ボーナスゲームの終了条件の数値の判定が行われる。
具体的には、終了条件判定手段183により、レート入力手段182にて入力された貸し出しレートと、対応関係テーブル181との照合が行われて、ボーナスゲームの終了条件の数値の判定が行われる。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、第2終了条件変更手段184により、終了条件判定手段183の判定に従って、ボーナスゲームの終了条件の数値の変更が行われる。具体的には、ステップ202において、終了条件判定手段183により、BBゲームの終了条件の数値「480」、RBゲームの終了条件の数値「240」、とそれぞれ判定されたときには、ステップ203において、第2終了条件変更手段184により、BBゲームの終了条件の数値が「480」に、RBゲームの終了条件の数値が「240」に、それぞれ変更される。また、ステップ202において、終了条件判定手段183により、BBゲームの終了条件の数値「960」、RBゲームの終了条件の数値「480」、とそれぞれ判定されたときには、ステップ203において、第2終了条件変更手段184により、BBゲームの終了条件の数値が「960」に、RBゲームの終了条件の数値が「480」に、それぞれ変更される。また、ステップ202において、終了条件判定手段183により、BBゲームの終了条件の数値「1920」、RBゲームの終了条件の数値「960」、とそれぞれ判定されたときには、ステップ203において、第2終了条件変更手段184により、BBゲームの終了条件の数値が「1920」に、RBゲームの終了条件の数値が「960」に、それぞれ変更される。そして、終了条件変更処理は終了する。
(作用・効果)
以上説明したように、本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、ボーナスゲームの終了条件の数値を、メダルの貸し出しレートに応じて変更できる。このため、例えば、「10円/1枚」や「5円/1枚」など、「20円/1枚」よりも低いレートでメダルの貸し出しが行われたときには、ボーナスゲームの終了条件とされる、ボーナスゲーム中のメダルの払い出し枚数を、「960枚」や「1920枚」など、「480枚」よりも多い枚数に設定できるので、「10円/1枚」や「5円/1枚」など、「20円/1枚」よりも低いレートでメダルの貸し出しが行われたとしても、遊技の終了後にメダルを景品に交換するときに、交換される景品が見劣りしないようにすることができ、ひいては遊技者に対して物足りないという印象を与えないようにすることができる。
(第3の実施の形態)
図7〜図8に基づいて、本発明の第3の実施の形態に係る遊技機について説明する。
第3の実施の形態は、第1の実施の形態における終了条件選択スイッチ171に代えて第2レート入力手段192を、また、第1の実施の形態における終了条件変更手段172に代えて対応関係数式データ191、終了条件演算手段193及び第3終了条件変更手段194を、また、第1の実施の形態における選択レート表示手段173及び選択数値表示手段174に代えて第2入力数値表示手段195及び算出数値表示手段196を、それぞれ備えたものである。また、それ以外の点については、第3の実施の形態は、第1の実施の形態と同様である。
以下、第1の実施の形態とは異なる点を中心に、第3の実施の形態に係る遊技機について説明する。
(第2レート入力手段192)
第2レート入力手段192は、メダルの貸し出しレートを入力するためのものである。
本実施の形態では、第2レート入力手段192として、0から9までの数値をそれぞれ入力可能なテンキーが用いられている。そして、貸し出しレートが「20円/1枚」のときには「2」「0」「Enter」と、また、貸し出しレートが「15円/1枚」のときには「1」「5」「Enter」と、また、貸し出しレートが「10円/1枚」のときには「1」「0」「Enter」と、また、貸し出しレートが「5円/1枚」のときには「5」「Enter」と、それぞれ入力させるようになっている。
また、第1の実施の形態における終了条件選択スイッチ171と同様に、第2レート入力手段192としてのテンキーは、筐体20の内部に設けられており、これにより、遊技者が操作できないようになっているとともに、遊技店の店員などの限られた者のみが操作できるようになっている。
(対応関係数式データ191)
対応関係数式データ191は、メダルの貸し出しレートとボーナスゲームの終了条件の数値との対応関係を数式で定めたものである。
ここで、メダルの貸し出しレートをXとし、BBゲームの終了条件の数値をYとし、RBゲームの終了条件の数値をZとする。
本実施の形態では、対応関係数式データ191として、「Y=9600/X」という数式と、「Z=4800/X」という数式とを定めている。
(終了条件演算手段193)
終了条件演算手段193は、第2レート入力手段192により入力された貸し出しレートと、対応関係数式データ191とに基づいて、ボーナスゲームの終了条件の数値を算出するためのものである。
本実施の形態では、終了条件演算手段193は、第2レート入力手段192により貸し出しレートとして数値「20」(「2」「0」「Enter」)が入力されたときには、この入力された数値「20」と対応関係数式データ191とに基づいて、BBゲームの終了条件の数値は「480」、RBゲームの終了条件の数値は「240」、とそれぞれ算出し、また、第2レート入力手段192により貸し出しレートとして数値「15」(「1」「5」「Enter」)が入力されたときには、この入力された数値「15」と対応関係数式データ191とに基づいて、BBゲームの終了条件の数値は「640」、RBゲームの終了条件の数値は「320」、とそれぞれ算出し、また、第2レート入力手段192により貸し出しレートとして数値「10」(「1」「0」「Enter」)が入力されたときには、この入力された数値「10」と対応関係数式データ191とに基づいて、BBゲームの終了条件の数値は「960」、RBゲームの終了条件の数値は「480」、とそれぞれ算出し、また、第2レート入力手段192により貸し出しレートとして数値「5」(「5」「Enter」)が入力されたときには、この入力された数値「5」と対応関係数式データ191とに基づいて、BBゲームの終了条件の数値は「1920」、RBゲームの終了条件の数値は「960」、とそれぞれ算出する。
(第3終了条件変更手段194)
第3終了条件変更手段194は、ボーナスゲームの終了条件の数値を、終了条件演算手段193により算出された数値に変更するためのものである。
本実施の形態では、第3終了条件変更手段194は、終了条件演算手段193により、BBゲームの終了条件の数値「480」、RBゲームの終了条件の数値「240」、とそれぞれ算出されたときには、BBゲームの終了条件の数値を「480」に、RBゲームの終了条件の数値を「240」に、それぞれ変更する。また、第3終了条件変更手段194は、終了条件演算手段193により、BBゲームの終了条件の数値「640」、RBゲームの終了条件の数値「320」、とそれぞれ算出されたときには、BBゲームの終了条件の数値を「640」に、RBゲームの終了条件の数値を「320」に、それぞれ変更する。また、第3終了条件変更手段194は、終了条件演算手段193により、BBゲームの終了条件の数値「960」、RBゲームの終了条件の数値「480」、とそれぞれ算出されたときには、BBゲームの終了条件の数値を「960」に、RBゲームの終了条件の数値を「480」に、それぞれ変更する。同様に、第3終了条件変更手段194は、終了条件演算手段193により、BBゲームの終了条件の数値「1920」、RBゲームの終了条件の数値「960」、とそれぞれ算出されたときには、BBゲームの終了条件の数値を「1920」に、RBゲームの終了条件の数値を「960」に、それぞれ変更する。
またここで、本実施の形態では、メイン制御装置101が備えるRAM上の所定のアドレスが、終了条件数値記憶部として割り当てられている。
また、第3終了条件変更手段194は、ボーナスゲームの終了条件の数値を変更すると、変更後の終了条件の数値を、終了条件数値記憶部に記憶させる。
さらに、特別遊技制御手段122は、ボーナスゲーム中の遊技が終了する毎に、終了条件数値記憶部に記憶されている終了条件の数値と、払出数記憶部に記憶されている遊技媒体の払出数(払出数カウント手段165によりカウントされた数値)とを比較する。
そして、払出数記憶部に記憶されている遊技媒体の払出数が、終了条件数値記憶部に記憶されている終了条件の数値に達すると、特別遊技制御手段122は、ボーナスゲームフラグをクリアして、ボーナスゲームを終了する。
(第2入力数値表示手段195・算出数値表示手段196)
第2入力数値表示手段195は、第2レート入力手段192により入力された数値を表示するためのものである。
また、算出数値表示手段196は、終了条件演算手段193により算出された数値を表示するためのものである。
本実施の形態では、第2入力数値表示手段195及び算出数値表示手段196は、1つの7セグメントLEDで兼用構成されている。
つまり、1つの7セグメントLEDに、第2レート入力手段192により入力された数値と、終了条件演算手段193により算出された数値とが、順次繰り返し表示されるようになっており、これにより、この1つの7セグメントLEDが、第2入力数値表示手段195及び算出数値表示手段196として機能するようになっている。
具体的には、第2レート入力手段192により貸し出しレートとして数値「20」(「2」「0」「Enter」)が入力されたときには、第2入力数値表示手段195及び算出数値表示手段196としての7セグメントLEDには、貸し出しレートを示す数値「20」と、BBゲームの終了条件の数値「480」と、RBゲームの終了条件の数値「240」とが、順次繰り返し表示され、また、第2レート入力手段192により貸し出しレートとして数値「15」(「1」「5」「Enter」)が入力されたときには、第2入力数値表示手段195及び算出数値表示手段196としての7セグメントLEDには、貸し出しレートを示す数値「15」と、BBゲームの終了条件の数値「640」と、RBゲームの終了条件の数値「320」とが、順次繰り返し表示され、また、第2レート入力手段192により貸し出しレートとして数値「10」(「1」「0」「Enter」)が入力されたときには、第2入力数値表示手段195及び算出数値表示手段196としての7セグメントLEDには、貸し出しレートを示す数値「10」と、BBゲームの終了条件の数値「960」と、RBゲームの終了条件の数値「480」とが、順次繰り返し表示され、また、第2レート入力手段192により貸し出しレートとして数値「5」(「5」「Enter」)が入力されたときには、第2入力数値表示手段195及び算出数値表示手段196としての7セグメントLEDには、貸し出しレートを示す数値「5」と、BBゲームの終了条件の数値「1920」と、RBゲームの終了条件の数値「960」とが、順次繰り返し表示される。
また、本実施の形態では、第2入力数値表示手段195及び算出数値表示手段196としての7セグメントLEDは、正面から視認可能な位置に設けられており、遊技者はその表示を見ながら遊技機を選択することができる。
(表示制御手段175)
表示制御手段175は、第2入力数値表示手段195及び算出数値表示手段196としての7セグメントLEDへの表示を制御するためのものである。
本実施の形態では、表示制御手段175は、第2レート入力手段192により貸し出しレートとして数値「20」(「2」「0」「Enter」)が入力されたときには、第2入力数値表示手段195及び算出数値表示手段196としての7セグメントLEDに、貸し出しレートを示す数値「20」と、BBゲームの終了条件の数値「480」と、RBゲームの終了条件の数値「240」とを、順次繰り返し表示させ、また、第2レート入力手段192により貸し出しレートとして数値「15」(「1」「5」「Enter」)が入力されたときには、第2入力数値表示手段195及び算出数値表示手段196としての7セグメントLEDに、貸し出しレートを示す数値「15」と、BBゲームの終了条件の数値「640」と、RBゲームの終了条件の数値「320」とを、順次繰り返し表示させ、また、第2レート入力手段192により貸し出しレートとして数値「10」(「1」「0」「Enter」)が入力されたときには、第2入力数値表示手段195及び算出数値表示手段196としての7セグメントLEDに、貸し出しレートを示す数値「10」と、BBゲームの終了条件の数値「960」と、RBゲームの終了条件の数値「480」とを、順次繰り返し表示させ、また、第2レート入力手段192により貸し出しレートとして数値「5」(「5」「Enter」)が入力されたときには、第2入力数値表示手段195及び算出数値表示手段196としての7セグメントLEDに、貸し出しレートを示す数値「5」と、BBゲームの終了条件の数値「1920」と、RBゲームの終了条件の数値「960」とを、順次繰り返し表示させる。
(スロットマシン10の動作)
図8に示すフローチャートに基づいて、「終了条件変更処理」について説明する。
本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、終了条件変更処理は、出玉率(各役の当選確率)の設定変更時に行われる。
ステップ301において、終了条件演算手段193により、第2レート入力手段192にて貸し出しレートが入力されたか否かの判断が行われる。ここで、貸し出しレートが入力されたと判断されると、次のステップ302に進む。一方、貸し出しレートが入力されていないと判断されると、再度ステップ301となる。
ステップ302において、終了条件演算手段193により、ボーナスゲームの終了条件の数値の算出が行われる。
具体的には、終了条件演算手段193により、第2レート入力手段192にて入力された貸し出しレートと、対応関係数式データ191とに基づいて、ボーナスゲームの終了条件の数値の算出が行われる。そして、次のステップ303に進む。
ステップ303において、第3終了条件変更手段194により、終了条件算出手段193の算出結果に従って、ボーナスゲームの終了条件の数値の変更が行われる。具体的には、ステップ302において、終了条件演算手段193により、BBゲームの終了条件の数値「480」、RBゲームの終了条件の数値「240」、とそれぞれ算出されたときには、ステップ303において、第3終了条件変更手段194により、BBゲームの終了条件の数値が「480」に、RBゲームの終了条件の数値が「240」に、それぞれ変更される。また、ステップ302において、終了条件演算手段193により、BBゲームの終了条件の数値「640」、RBゲームの終了条件の数値「320」、とそれぞれ算出されたときには、ステップ303において、第3終了条件変更手段194により、BBゲームの終了条件の数値が「640」に、RBゲームの終了条件の数値が「320」に、それぞれ変更される。また、ステップ302において、終了条件演算手段193により、BBゲームの終了条件の数値「960」、RBゲームの終了条件の数値「480」、とそれぞれ算出されたときには、ステップ303において、第3終了条件変更手段194により、BBゲームの終了条件の数値が「960」に、RBゲームの終了条件の数値が「480」に、それぞれ変更される。また、ステップ302において、終了条件演算手段193により、BBゲームの終了条件の数値「1920」、RBゲームの終了条件の数値「960」、とそれぞれ算出されたときには、ステップ303において、第3終了条件変更手段194により、BBゲームの終了条件の数値が「1920」に、RBゲームの終了条件の数値が「960」に、それぞれ変更される。そして、終了条件変更処理は終了する。
(作用・効果)
以上説明したように、本実施の形態によれば、第1及び第2の実施の形態と同様に、ボーナスゲームの終了条件の数値を、メダルの貸し出しレートに応じて変更できる。このため、例えば、「10円/1枚」や「5円/1枚」など、「20円/1枚」よりも低いレートでメダルの貸し出しが行われたときには、ボーナスゲームの終了条件とされる、ボーナスゲーム中のメダルの払い出し枚数を、「960枚」や「1920枚」など、「480枚」よりも多い枚数に設定できるので、「10円/1枚」や「5円/1枚」など、「20円/1枚」よりも低いレートでメダルの貸し出しが行われたとしても、遊技の終了後にメダルを景品に交換するときに、交換される景品が見劣りしないようにすることができ、ひいては遊技者に対して物足りないという印象を与えないようにすることができる。
(変形例)
なお、上記第3の実施の形態では、対応関係数式データ191として、「Y=9600/X」という数式と、「Z=4800/X」という数式とを定めたが、これに限定されるものではなく、例えば、「Y=10000/X」とし、「Z=5000/X」とするなど、メダルの貸し出しレートとボーナスゲームの終了条件の数値との対応関係は、適宜定めることができるものである。
また、上記各実施の形態では、役抽選テーブルにおける、各役の当選領域の割合(当選確率)については、遊技媒体(メダル)の貸し出しレートの変更に伴って変化させるようにはしなかった。
しかし、例えば、メダルの貸し出しレートが「20円/1枚」から「10円/1枚」へと変更されると、遊技店の売り上げが半減してしまう。
このため、メダル1枚当たりの貸し出し価格が低くなるように、メダルの貸し出しレートが変更されても、各役の当選確率を変化させずに、遊技者へのメダルの還元率を一定のままにしておくと、遊技店の利益が減少してしまう。
そこで、1枚当たりの貸し出し価格が低くなる方向へメダルの貸し出しレートが変更されても、遊技店の利益が減少しないように、1枚当たりの貸し出し価格が低くなる方向へのメダルの貸し出しレートが変更されると、この変更に伴って、各役の当選確率が低くなるように、役抽選テーブルを変化させることができる。
特に、1枚当たりの貸し出し価格が低くなる方向へのメダルの貸し出しレートが変更されると、この変更に伴って、ボーナス当選の当選確率が低くなるように、通常役抽選テーブルを変化させることが好ましい。
また、各役の当選確率が異なる複数の役抽選テーブルを予め備えておき、1枚当たりの貸し出し価格が低くなる方向へのメダルの貸し出しレートが変更されると、この変更に伴って、各役の当選確率がより低い役抽選テーブルを選択するように、テーブル選択手段を形成することもできる。
特に、ボーナス当選の当選確率が異なる複数の通常役抽選テーブルを予め備えておき、1枚当たりの貸し出し価格が低くなる方向へのメダルの貸し出しレートが変更されると、この変更に伴って、ボーナス当選の当選確率がより低い通常役抽選テーブルを選択するように、テーブル選択手段を形成することが好ましい。
また、上記各実施の形態では、終了条件変更処理は、出玉率(各役の当選確率)の設定変更時に行うとしたが、これに限られるものではなく、例えば、ボーナスゲームの開始毎に行うようにしてもよい。
10 スロットマシン 20 筐体
21 前扉 22 上パネル
23 中パネル 24 下パネル
25 操作部 26 図柄表示窓
30 リールユニット 40 回転リール
41 左リール 42 中リール
43 右リール 50 スタートスイッチ
60 ストップスイッチ 70 ベットスイッチ
71 シングルベットスイッチ 72 マックスベットスイッチ
73 キャンセルスイッチ 81 演出用ランプ
82 スピーカ 83 液晶ディスプレイ
84 ホッパーユニット 85 投入口
86 払出口 87 受け皿
100 制御装置 101 メイン制御装置
102 サブ制御装置 111 通常遊技制御手段
112 特別遊技制御手段 120 役抽選手段
130 停止テーブル 140 停止制御手段
150 入賞判定手段 160 払出制御手段
165 払出数カウント手段 171 終了条件選択スイッチ
172 終了条件変更手段 173 選択レート表示手段
174 選択数値表示手段 175 表示制御手段
181 対応関係テーブル 182 レート入力手段
183 終了条件判定手段 184 第2終了条件変更手段
185 入力数値表示手段 186 判定数値表示手段
191 対応関係数式データ 192 第2レート入力手段
193 終了条件演算手段 194 第3終了条件変更手段
195 第2入力数値表示手段 196 算出数値表示手段
291 左リール上図柄 292 左リール中図柄
293 左リール下図柄 294 中リール上図柄
295 中リール中図柄 296 中リール下図柄
297 右リール上図柄 298 右リール中図柄
299 右リール下図柄
300 入賞ライン 301 第1入賞ライン
302 第2入賞ライン 303 第3入賞ライン
304 第4入賞ライン 305 第5入賞ライン

Claims (3)

  1. 外周面に複数個の図柄が付されている複数個の回転リールと、
    各回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
    各回転リールの回転を停止させるためのものであって各回転リールにそれぞれ対応して設けられているストップスイッチと、
    役に当選か又はハズレかの抽選を行うための役抽選手段と、
    役抽選手段の抽選結果と各ストップスイッチが操作されたときの対応する回転リールの回転位置とに基づいて各回転リールの停止制御を行うための停止制御手段と、
    すべての回転リールの回転が停止したときに表示された図柄の組み合わせに基づいて役に入賞か又は入賞なしかの判定を行うための入賞判定手段と、
    入賞判定手段により役に入賞と判定されたときに入賞した役に応じた数の遊技媒体を払い出すための払出制御手段と、
    払出制御手段により払い出される遊技媒体の数をカウントするための払出数カウント手段と、
    一般的な遊技である通常遊技の制御を行うための通常遊技制御手段と、
    遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技の制御を行うための特別遊技制御手段とを備え、
    特別遊技の開始から、払出数カウント手段により、入賞時に払い出される遊技媒体の数をカウントし、払出数カウント手段によりカウントされた数値が、特別遊技の終了条件の数値に達すると、特別遊技を終了するように形成されている遊技機であって、
    遊技媒体の貸し出しレートとして、複数のレートが予め定められているとともに、特別遊技の終了条件の数値として、遊技媒体の貸し出しレートに応じて、複数の数値が予め定められており、
    特別遊技の終了条件の数値として予め定められた複数の数値の中からいずれか1の数値を、遊技媒体の貸し出しレートに応じて選択させるための終了条件選択スイッチと、
    特別遊技の終了条件の数値を、終了条件選択スイッチにより選択された数値に変更するための終了条件変更手段とを備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 外周面に複数個の図柄が付されている複数個の回転リールと、
    各回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
    各回転リールの回転を停止させるためのものであって各回転リールにそれぞれ対応して設けられているストップスイッチと、
    役に当選か又はハズレかの抽選を行うための役抽選手段と、
    役抽選手段の抽選結果と各ストップスイッチが操作されたときの対応する回転リールの回転位置とに基づいて各回転リールの停止制御を行うための停止制御手段と、
    すべての回転リールの回転が停止したときに表示された図柄の組み合わせに基づいて役に入賞か又は入賞なしかの判定を行うための入賞判定手段と、
    入賞判定手段により役に入賞と判定されたときに入賞した役に応じた数の遊技媒体を払い出すための払出制御手段と、
    払出制御手段により払い出される遊技媒体の数をカウントするための払出数カウント手段と、
    一般的な遊技である通常遊技の制御を行うための通常遊技制御手段と、
    遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技の制御を行うための特別遊技制御手段とを備え、
    特別遊技の開始から、払出数カウント手段により、入賞時に払い出される遊技媒体の数をカウントし、払出数カウント手段によりカウントされた数値が、特別遊技の終了条件の数値に達すると、特別遊技を終了するように形成されている遊技機であって、
    遊技媒体の貸し出しレートとして、複数のレートが予め定められているとともに、特別遊技の終了条件の数値として、遊技媒体の貸し出しレートに応じて、複数の数値が予め定められており、
    遊技媒体の貸し出しレートと特別遊技の終了条件の数値との対応関係を予め定めた対応関係テーブルと、
    遊技媒体の貸し出しレートとして予め定められた複数のレートの中からいずれか1のレートを入力するためのレート入力手段と、
    レート入力手段により入力された貸し出しレートと、対応関係テーブルとを照合して、レート入力手段により入力された貸し出しレートに応じた特別遊技の終了条件の数値の判定を行うための終了条件判定手段と、
    特別遊技の終了条件の数値を、終了条件判定手段により判定された数値に変更するための第2終了条件変更手段とを備えていることを特徴とする遊技機。
  3. 外周面に複数個の図柄が付されている複数個の回転リールと、
    各回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
    各回転リールの回転を停止させるためのものであって各回転リールにそれぞれ対応して設けられているストップスイッチと、
    役に当選か又はハズレかの抽選を行うための役抽選手段と、
    役抽選手段の抽選結果と各ストップスイッチが操作されたときの対応する回転リールの回転位置とに基づいて各回転リールの停止制御を行うための停止制御手段と、
    すべての回転リールの回転が停止したときに表示された図柄の組み合わせに基づいて役に入賞か又は入賞なしかの判定を行うための入賞判定手段と、
    入賞判定手段により役に入賞と判定されたときに入賞した役に応じた数の遊技媒体を払い出すための払出制御手段と、
    払出制御手段により払い出される遊技媒体の数をカウントするための払出数カウント手段と、
    一般的な遊技である通常遊技の制御を行うための通常遊技制御手段と、
    遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技の制御を行うための特別遊技制御手段とを備え、
    特別遊技の開始から、払出数カウント手段により、入賞時に払い出される遊技媒体の数をカウントし、払出数カウント手段によりカウントされた数値が、特別遊技の終了条件の数値に達すると、特別遊技を終了するように形成されている遊技機であって、
    遊技媒体の貸し出しレートと特別遊技の終了条件の数値との対応関係を数式で定めた対応関係数式データと、
    遊技媒体の貸し出しレートを入力するための第2レート入力手段と、
    第2レート入力手段により入力された貸し出しレートと、対応関係数式データとに基づいて、特別遊技の終了条件の数値を算出するための終了条件演算手段と、
    特別遊技の終了条件の数値を、終了条件演算手段により算出された数値に変更するための第3終了条件変更手段とを備えていることを特徴とする遊技機。
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