JP5531598B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、一般的な遊技である通常遊技と、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技とが行われる遊技機に関し、さらに詳しくは、特別遊技中に遊技者に対して付与される利益のうち、特別遊技中に特有のもののみをカウントし、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了する遊技機に関する。
従来から、遊技機として、一般的な遊技である通常遊技と、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技とが行われるものが種々提供されている。
このような遊技機では、例えば、特別遊技中の遊技回数が所定の回数に達したり、特別遊技中の入賞回数が所定の回数に達したり、あるいは特別遊技中に遊技者に対して払い出されたメダルの枚数が所定の枚数に達すると、特別遊技を終了するのが一般的である。
具体的には、例えば、下記の特許文献1の段落「0045」には、BB遊技状態でのメダルの獲得枚数が所定枚数(例えば、361枚)以上となると、遊技状態の移行条件が成立して、BB遊技状態から一般遊技状態へ移行する旨が記載され、また、同「0046」には、CT遊技状態でのメダルの獲得枚数が所定枚数(例えば、254枚)以上となるか、RBが内部当選役として選択されるか、SBが入賞すると、遊技状態の移行条件が成立して、CT遊技状態から一般遊技状態へ移行する旨が記載され、また、同「0047」には、RB遊技状態でのゲーム回数が所定回数(例えば、12回)となるか、RB遊技状態での入賞回数が所定回数(例えば、8回)となると、遊技状態の移行条件が成立して、RB遊技状態から一般遊技状態へ移行する旨が記載されている。
特開2005−230528号公報
ところで、特別遊技中に払い出されたメダルの枚数が所定の枚数に達したことを特別遊技の終了条件とする従来の遊技機では、特別遊技中にのみ出現し得る態様で入賞して払い出されたメダルの枚数と、通常遊技中にも特別遊技中にも出現し得る態様で入賞して払い出されたメダルの枚数との双方を区別することなくカウントし、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するようにしていた。
しかし、上述したように双方を区別しないでカウントすると、例えば、特別遊技中にのみ出現し得る態様で入賞して払い出されたメダルの枚数「180」と、通常遊技中にも特別遊技中にも出現し得る態様で入賞して払い出されたメダルの枚数「180」とで、特別遊技の終了条件の枚数「360」に達することもあり得るが、このような場合には、遊技者は、特別遊技のメリットを半分しか享受できないこととなってしまう。
さらに極端な例を挙げると、通常遊技中にも特別遊技中にも出現し得る態様で入賞して払い出されたメダルの枚数だけで、特別遊技の終了条件の数値に達することもあり得るが、このような場合には、遊技者は、特別遊技のメリットをまったく享受できないこととなってしまう。
そこで、本発明は、特別遊技中に遊技者に対して付与される利益のうち、特別遊技中に特有のものをカウントし、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するようにすることにより、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できるようにした遊技機を提供することを目的とする。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、外周面に複数個の図柄が付されている複数個の回転リールと、各回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、各回転リールの回転を停止させるためのものであって各回転リールにそれぞれ対応して設けられているストップスイッチと、役に当選か又はハズレかの抽選を行うための役抽選手段と、役抽選手段の抽選結果と各ストップスイッチが操作されたときの対応する回転リールの回転位置とに基づいて各回転リールの停止制御を行うための停止制御手段と、すべての回転リールの回転が停止したときに表示された図柄の組み合わせに基づいて役に入賞か又は入賞なしかの判定を行うための入賞判定手段と、入賞判定手段により役に入賞と判定されたときに入賞した役に応じた数の遊技媒体を払い出すための払出制御手段と、一般的な遊技である通常遊技の制御を行うための通常遊技制御手段と、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技の制御を行うための特別遊技制御手段とを備え、一の図柄の組み合わせを特定図柄組み合わせとするとともに、特定図柄組み合わせに対応する役である特定役を設けて、通常遊技中に特定図柄組み合わせが表示されても、入賞判定手段により特定役に入賞とは判定されないものの、特別遊技中に特定図柄組み合わせが表示されると、入賞判定手段により特定役に入賞と判定されて、払出制御手段により特定役に応じた数の遊技媒体が払い出されるようにすることにより、特別遊技を遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技とするように形成されている遊技機であって、払出制御手段により払い出される遊技媒体の数のうち特定役入賞時に払い出されるものをカウントするための特定払出数カウント手段を備え、特別遊技の開始から、特定払出数カウント手段により、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数をカウントし、特定払出数カウント手段によりカウントされた数値が、特別遊技の終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するように形成されていることを特徴とする。
ここで、「通常遊技」とは、一般的な遊技をいい、また、「特別遊技」とは、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技をいう。
また、「通常遊技制御手段」は、通常遊技の制御を行うためのものであり、また、「特別遊技制御手段」は、特別遊技の制御を行うためのものである。
また、本発明では、一の図柄の組み合わせを「特定図柄組み合わせ」とするとともに、特定図柄組み合わせに対応する役である「特定役」を設けている。そして、通常遊技中に特定図柄組み合わせが表示されても、入賞判定手段により特定役に入賞とは判定されないものの、特別遊技中に特定図柄組み合わせが表示されると、入賞判定手段により特定役に入賞と判定されて、払出制御手段により特定役に応じた数の遊技媒体が払い出される。つまり、「特定図柄組み合わせ」は、通常遊技中には、いわゆる「ハズレ目」となる。これにより、本発明では、特別遊技が、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技となるようにしている。
また、「特定図柄組み合わせが表示される」には、「いずれかの有効入賞ライン上に、特定図柄組み合わせが揃うこと」が含まれる。
例えば、「赤7−ベル−ベル」を「特定図柄組み合わせ」とすると、通常遊技中には、すべての回転リールの回転が停止した際に、いずれかの有効入賞ライン上に「赤7−ベル−ベル」が揃ったとしても、入賞判定手段により特定役に入賞と判定されることはないが、特別遊技中には、すべての回転リールの回転が停止した際に、いずれかの有効入賞ライン上に「赤7−ベル−ベル」が揃うと、入賞判定手段により特定役に入賞と判定されて、払出制御手段により特定役に応じた数の遊技媒体が払い出される。
また、「特定払出数カウント手段」は、払出制御手段により払い出される遊技媒体の数のうち特定のものをカウントするためのものである。
また、「遊技媒体の払い出し」とは、遊技により遊技媒体を獲得することを意味する。つまり、払い出された遊技媒体とは、遊技により獲得した遊技媒体を意味する。
また、「遊技媒体の払い出し」には、「クレジットによる遊技媒体の払い出し」や「(払出口を介した)現実の遊技媒体の払い出し」などがある。また、払い出された遊技媒体がクレジットされると、クレジットされた分の数値がクレジット数に加算される。
そして、本発明では、特別遊技の開始から、特定払出数カウント手段により、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数をカウントし、特定払出数カウント手段によりカウントされた数値が、特別遊技の終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定する。
つまり、本発明では、特定払出数カウント手段は、「払出制御手段により払い出される遊技媒体の数のうち特定のもの」として、「特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数」をカウントする。
また、「特別遊技の終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定する」には、「所定の数値に達したことをもって、特別遊技を終了させて、通常遊技へ移行させること」や、「所定の数値に達したことをもって、特別遊技を終了させるか否かの抽選を行い、この抽選の結果が特別遊技を終了させる旨となると、特別遊技を終了させて、通常遊技へ移行させること」などが含まれる。
そして、本発明によれば、特別遊技中に特有のものである、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数を、他のものとは区別してカウントし、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定することから、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明を限定したものであって、特定払出数カウント手段は、数値を記憶するための特定払出数記憶部と、一の特別遊技の終了からその次の特別遊技の開始までの間の所定時に、特定払出数記憶部に、初期値としての所定の数値を設定するための初期値設定手段と、特別遊技中に特定役に入賞したか否かの判定を行うための特定役入賞成否判定手段と、特別遊技中に特定役に入賞したと特定役入賞成否判定手段により判定される毎に、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第1特定役入賞時払出数演算手段とを備え、遊技機は、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するように形成されていることを特徴とする。
ここで、「特定払出数記憶部」は、数値を記憶するためのものである。
また、「初期値設定手段」は、一の特別遊技の終了からその次の特別遊技の開始までの間の所定時に、特定払出数記憶部に、初期値としての所定の数値を設定するためのものである。また、初期値設定手段は、一の特別遊技の開始からその一の特別遊技の終了までの間には、つまり、特別遊技中(特別遊技の実行中)には、特定払出数記憶部に初期値を設定することはない。
例えば、初期値設定手段は、一の特別遊技の終了時に、特定払出数記憶部に、初期値を設定するようにしてもよく、また、その次の特別遊技の開始決定時に、特定払出数記憶部に、初期値を設定するようにしてもよく、また、その次の特別遊技の開始時に、特定払出数記憶部に、初期値を設定するようにしてもよい。
また、「特定役入賞成否判定手段」は、特別遊技中に特定役に入賞したか否かの判定を行うためのものである。
また、「第1特定役入賞時払出数演算手段」は、特別遊技中に特定役に入賞したと特定役入賞成否判定手段により判定される毎に、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するためのものである。
つまり、第1特定役入賞時払出数演算手段は、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、初期値設定手段により初期値が設定された後の特定払出数記憶部の数値に対して、順次加算又は減算する。
また、「特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数」をそのまま「特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値」としてもよく、また、「特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数」を一定のルールで変換して得られる数値を「特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値」としてもよい。
そして、本発明では、特定払出数記憶部の数値を、特定払出数カウント手段によりカウントされた数値とし、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定する。
以下、特定役に入賞すると、払出制御手段により「15」枚のメダルが払い出されるものとして、本発明に係る遊技機の動作例を示す。
(例1A)初期値設定手段により、特定払出数記憶部に初期値「0」が設定される。また、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数がそのまま、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値とされ、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第1特定役入賞時払出数演算手段により、特定払出数記憶部の数値に対して「15」が順次「加算」される。そして、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての「300」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。そうすると、特別遊技中における特定役入賞時のメダルの払出枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
(例1B)初期値設定手段により、特定払出数記憶部に初期値「300」が設定される。また、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数がそのまま、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値とされ、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第1特定役入賞時払出数演算手段により、特定払出数記憶部の数値から「15」が順次「減算」される。そして、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての「0」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。このようにしても、特別遊技中における特定役入賞時のメダルの払出枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
(例1C)初期値設定手段により、特定払出数記憶部に初期値「300」が設定される。また、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数の反数の「−15」が、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値とされ、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第1特定役入賞時払出数演算手段により、特定払出数記憶部の数値に対して「−15」が順次「加算」される。そして、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての「0」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。このようにしても、特別遊技中における特定役入賞時のメダルの払出枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
(例1D)初期値設定手段により、特定払出数記憶部に初期値「0」が設定される。また、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数の2倍の「30」が、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値とされ、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第1特定役入賞時払出数演算手段により、特定払出数記憶部の数値に対して「30」が順次「加算」される。そして、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての「600」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。このようにしても、特別遊技中における特定役入賞時のメダルの払出枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
(例1E)初期値設定手段により、特定払出数記憶部に初期値「0」が設定される。また、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数の15分の1(1/15)の「1」が、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値とされ、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第1特定役入賞時払出数演算手段により、特定払出数記憶部の数値に対して「1」が順次「加算」される。そして、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての「20」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。このようにしても、特別遊技中における特定役入賞時のメダルの払出枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
(例1F)初期値設定手段により、特定払出数記憶部に初期値「100」が設定される。また、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数がそのまま、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値とされ、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第1特定役入賞時払出数演算手段により、特定払出数記憶部の数値に対して「15」が順次「加算」される。そして、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての「400」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。このようにしても、特別遊技中における特定役入賞時のメダルの払出枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
上記(例1A)から(例1F)に示すように、「初期値」や「特別遊技の終了条件としての数値」などの定め方によって、「特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値」を「特定払出数記憶部の数値」に対して、「加算」するのか、あるいは「減算」するのかが異なるものであり、「加算又は減算する」とは、「初期値」や「特別遊技の終了条件としての数値」などの定め方に応じて、「加算」又は「減算」のいずれかの演算処理を行なうことを意味するものである。
このように、本発明によれば、特別遊技中に払い出される遊技媒体の数のうち、特別遊技中に特有のものである、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数を、他のものとは区別してカウントすることができ、そして、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定することから、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明を限定したものであって、特別遊技中に特定役に入賞したと特定役入賞成否判定手段により判定される毎に、当該特定役に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次減算又は加算するための第1特定役入賞時投入数演算手段を備えていることを特徴とする。
ここで、「第1特定役入賞時投入数演算手段」は、特別遊技中に特定役に入賞したと特定役入賞成否判定手段により判定される毎に、当該特定役に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次減算又は加算するためのものである。
つまり、第1特定役入賞時投入数演算手段は、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、当該特定役に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、初期値設定手段により初期値が設定された後の特定払出数記憶部の数値に対して、順次減算又は加算する。
また、「遊技媒体を投入する」とは、遊技を行うために遊技媒体を賭ける(ベットする)ことを意味する。つまり、投入された遊技媒体とは、遊技を行なうために賭けられた(ベットされた)遊技媒体を意味する。
また、「遊技媒体の投入」には、「(投入口を介した)現実の遊技媒体の投入」や「クレジットされている遊技媒体の投入」などがある。また、クレジットされている遊技媒体が投入されると、投入された分の数値がクレジット数から減算される。
また、「特定役に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値」は、「特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値」の定め方に応じて定まるものである。
例えば、「特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数」がそのまま「特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値」とされる場合には、「特定役に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数」がそのまま「特定役に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値」とされ、また、「特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数」を一定のルールで変換して得られる数値が「特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値」とされる場合には、「特定役に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数」を一定のルールで変換して得られる数値が「特定役に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値」とされる。
以下、特別遊技中は、メダルの投入可能枚数が1回の遊技につき「1」枚になるものとし、また、特定役に入賞すると、払出制御手段により「15」枚のメダルが払い出されるものとし、また、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数がそのまま、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値とされるとともに、特定役に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数がそのまま、特定役に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値とされるものとして、本発明に係る遊技機の動作例を示す。
(例2A)初期値設定手段により、特定払出数記憶部に初期値「0」が設定される。また、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第1特定役入賞時投入数演算手段により、特定払出数記憶部の数値から「1」が順次「減算」されるとともに、第1特定役入賞時払出数演算手段により、特定払出数記憶部の数値に対して「15」が順次「加算」される。そして、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての「300」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。そうすると、特別遊技中における、特定役入賞時のメダルの払出枚数から、特定役に入賞した遊技でのメダルの投入枚数を差し引いた、いわゆる純増枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
(例2B)初期値設定手段により、特定払出数記憶部に初期値「0」が設定される。また、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第1特定役入賞時投入数演算手段により、特定払出数記憶部の数値から「1」が順次「減算」されるとともに、第1特定役入賞時払出数演算手段により、特定払出数記憶部の数値から「−15」が順次「減算」される。そして、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての「300」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。このようにしても、特別遊技中における、特定役入賞時のメダルの払出枚数から、特定役に入賞した遊技でのメダルの投入枚数を差し引いた、いわゆる純増枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
(例2C)初期値設定手段により、特定払出数記憶部に初期値「0」が設定される。また、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第1特定役入賞時投入数演算手段により、特定払出数記憶部の数値に対して「−1」が順次「加算」されるとともに、第1特定役入賞時払出数演算手段により、特定払出数記憶部の数値に対して「15」が順次「加算」される。そして、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての「300」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。このようにしても、特別遊技中における、特定役入賞時のメダルの払出枚数から、特定役に入賞した遊技でのメダルの投入枚数を差し引いた、いわゆる純増枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
(例2D)初期値設定手段により、特定払出数記憶部に初期値「0」が設定される。また、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第1特定役入賞時投入数演算手段により、特定払出数記憶部の数値に対して「−1」が順次「加算」されるとともに、第1特定役入賞時払出数演算手段により、特定払出数記憶部の数値から「−15」が順次「減算」される。そして、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての「300」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。このようにしても、特別遊技中における、特定役入賞時のメダルの払出枚数から、特定役に入賞した遊技でのメダルの投入枚数を差し引いた、いわゆる純増枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
(例2E)初期値設定手段により、特定払出数記憶部に初期値「300」が設定される。また、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第1特定役入賞時投入数演算手段により、特定払出数記憶部の数値に対して「1」が順次「加算」されるとともに、第1特定役入賞時払出数演算手段により、特定払出数記憶部の数値から「15」が順次「減算」される。そして、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての「0」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。このようにしても、特別遊技中における、特定役入賞時のメダルの払出枚数から、特定役に入賞した遊技でのメダルの投入枚数を差し引いた、いわゆる純増枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
(例2F)初期値設定手段により、特定払出数記憶部に初期値「300」が設定される。また、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第1特定役入賞時投入数演算手段により、特定払出数記憶部の数値に対して「1」が順次「加算」されるとともに、第1特定役入賞時払出数演算手段により、特定払出数記憶部の数値に対して「−15」が順次「加算」される。そして、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての「0」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。このようにしても、特別遊技中における、特定役入賞時のメダルの払出枚数から、特定役に入賞した遊技でのメダルの投入枚数を差し引いた、いわゆる純増枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
(例2G)初期値設定手段により、特定払出数記憶部に初期値「300」が設定される。また、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第1特定役入賞時投入数演算手段により、特定払出数記憶部の数値から「−1」が順次「減算」されるとともに、第1特定役入賞時払出数演算手段により、特定払出数記憶部の数値から「15」が順次「減算」される。そして、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての「0」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。このようにしても、特別遊技中における、特定役入賞時のメダルの払出枚数から、特定役に入賞した遊技でのメダルの投入枚数を差し引いた、いわゆる純増枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
(例2H)初期値設定手段により、特定払出数記憶部に初期値「300」が設定される。また、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第1特定役入賞時投入数演算手段により、特定払出数記憶部の数値から「−1」が順次「減算」されるとともに、第1特定役入賞時払出数演算手段により、特定払出数記憶部の数値に対して「−15」が順次「加算」される。そして、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての「0」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。このようにしても、特別遊技中における、特定役入賞時のメダルの払出枚数から、特定役に入賞した遊技でのメダルの投入枚数を差し引いた、いわゆる純増枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
上記(例2A)から(例2H)に示すように、「初期値」や「特別遊技の終了条件としての数値」などの定め方によって、「特定役に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値」を「特定払出数記憶部の数値」に対して、「加算」するのか、あるいは「減算」するのか、および「特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値」を「特定払出数記憶部の数値」に対して、「加算」するのか、あるいは「減算」するのか、が異なるものであり、「減算又は加算する」とは、「初期値」や「特別遊技の終了条件としての数値」などの定め方に応じて、「減算」又は「加算」のいずれかの演算処理を行なうことを意味するものである。
このように、本発明によれば、特別遊技中における、特定役入賞時の遊技媒体の払出数から、特定役に入賞した遊技での遊技媒体の投入数を差し引いた、いわゆる純増数をカウントすることができ、そして、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定することから、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、請求項2記載の発明を限定したものであって、特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したか否かの判定を行うための特定役当選成否判定手段と、特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したと特定役当選成否判定手段により判定される毎に、当該特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次減算又は加算するための第1特定役当選時投入数演算手段とを備えていることを特徴とする。
ここで、「特定役当選成否判定手段」は、特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したか否かの判定を行うためのものである。
また、「第1特定役当選時投入数演算手段」は、特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したと特定役当選成否判定手段により判定される毎に、当該特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次減算又は加算するためのものである。
つまり、第1特定役当選時投入数演算手段は、特別遊技中に特定役に当選する毎に、当該特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、初期値設定手段により初期値が設定された後の特定払出数記憶部の数値に対して、順次減算又は加算する。
また、「特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値」は、「特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値」の定め方に応じて定まるものである。
例えば、「特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数」がそのまま「特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値」とされる場合には、「特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数」がそのまま「特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値」とされ、また、「特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数」を一定のルールで変換して得られる数値が「特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値」とされる場合には、「特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数」を一定のルールで変換して得られる数値が「特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値」とされる。
以下、特別遊技中は、メダルの投入可能枚数が1回の遊技につき「1」枚になるものとし、また、特定役に入賞すると、払出制御手段により「15」枚のメダルが払い出されるものとし、また、特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数がそのまま、特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値とされるとともに、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数がそのまま、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値とされるものとして、本発明に係る遊技機の動作例を示す。
(例3A)初期値設定手段により、特定払出数記憶部に初期値「0」が設定される。また、特別遊技中に特定役に当選する毎に、第1特定役当選時投入数演算手段により、特定払出数記憶部の数値から「1」が順次「減算」される。また、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第1特定役入賞時払出数演算手段により、特定払出数記憶部の数値に対して「15」が順次「加算」される。そして、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての「300」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。そうすると、特別遊技中における、特定役入賞時のメダルの払出枚数から、特定役に当選した遊技でのメダルの投入枚数を差し引いた、いわゆる純増枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
(例3B)初期値設定手段により、特定払出数記憶部に初期値「300」が設定される。また、特別遊技中に特定役に当選する毎に、第1特定役当選時投入数演算手段により、特定払出数記憶部の数値に対して「1」が順次「加算」される。また、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第1特定役入賞時払出数演算手段により、特定払出数記憶部の数値から「15」が順次「減算」される。そして、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての「0」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。このようにしても、特別遊技中における、特定役入賞時のメダルの払出枚数から、特定役に当選した遊技でのメダルの投入枚数を差し引いた、いわゆる純増枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
このように、本発明によれば、特別遊技中における、特定役入賞時の遊技媒体の払出数から、特定役に当選した遊技での遊技媒体の投入数を差し引いた、いわゆる純増数をカウントすることができ、そして、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定することから、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明を限定したものであって、特定払出数カウント手段は、数値を記憶するための特定払出数記憶部と、一の特別遊技の終了からその次の特別遊技の開始までの間の所定時に、特定払出数記憶部に、初期値としての所定の数値を設定するための初期値設定手段と、特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したか否かの判定を行うための特定役当選成否判定手段と、特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したと特定役当選成否判定手段により判定される毎に、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第2特定役入賞時払出数演算手段とを備え、遊技機は、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するように形成されていることを特徴とする。
ここで、特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選すると、特定図柄組み合わせが表示され得るように、かつ、特定役以外の役に対応する図柄の組み合わせが表示されないように、停止制御手段により各回転リールの停止制御が行われる。このとき、各ストップスイッチの操作のタイミングが適切であれば、特定図柄組み合わせが表示される。そうすると、入賞判定手段により特定役に入賞と判定されて、払出制御手段により特定役に応じた数の遊技媒体が払い出される。一方、各ストップスイッチの操作のタイミングが適切ではなければ、特定図柄組み合わせは表示されない。この場合、入賞判定手段により特定役に入賞と判定されることもなく、また、払出制御手段により遊技媒体が払い出されることもない。
そして、「第2特定役入賞時払出数演算手段」は、特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したと特定役当選成否判定手段により判定される毎に、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算する。
つまり、第2特定役入賞時払出数演算手段は、特定役の入賞の有無にかかわらず、特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選する毎に、特定役入賞時に払い出されることとなる遊技媒体の数に応じた数値を、初期値設定手段により初期値が設定された後の特定払出数記憶部の数値に対して、順次加算又は減算する。
またここで、2以上の役が同時に当選する「重複当選」が設けられる場合がある。そして、役抽選手段による抽選で重複当選となると、当選したいずれかの役に対応する図柄の組み合わせが表示され得るように、かつ、当選した役以外の役に対応する図柄の組み合わせが表示されないように、停止制御手段により各回転リールの停止制御が行われる。
そして、例えば、特別遊技中に役抽選手段による抽選で、特定役と特定役以外の他の役とが重複当選した場合にも、特定役当選成否判定手段により、特定役に当選したと判定されて、第2特定役入賞時払出数演算手段により、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値が、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算される。
また、例えば、特別遊技中に役抽選手段による抽選で、払出枚数が異なる2以上の特定役に重複当選した場合にも、特定役当選成否判定手段により、特定役に当選したと判定される。そして、この場合には、第2特定役入賞時払出数演算手段により、払出枚数の最も多い特定役の入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値が、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算されるようにしてもよく、また、払出枚数の最も少ない特定役の入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値が、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算されるようにしてもよく、また、重複当選した中から適宜選択した特定役の入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値が、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算されるようにしてもよい。
このため、本発明では、特定払出数カウント手段は、「現に特定役に入賞して払い出された遊技媒体の数」と「仮に特定役に入賞したならば払い出されたであろう遊技媒体の数」との双方をカウントするものとなる。
すなわち、本発明では、特定払出数カウント手段によりカウントされる数値には、役抽選手段による抽選で特定役に当選したものの、ストップスイッチの操作のタイミングが適切でなかったために獲得し損ねてしまった、いわゆる取りこぼした遊技媒体の数も含まれるものとなる。
このように、本発明によれば、特別遊技中における遊技媒体の払出数のうち、特別遊技中に特有のものである、特定役入賞時の遊技媒体の払出数を、いわゆる取りこぼし分も含めてカウントすることができ、そして、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定することから、遊技者の技量を反映しつつ、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
なお、本発明は、いわゆる取りこぼしが発生する遊技機に限られるものではなく、いわゆる取りこぼしが発生しない遊技機にも適用できる。
(請求項6)
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明を限定したものであって、特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したと特定役当選成否判定手段により判定される毎に、当該特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次減算又は加算するための第1特定役当選時投入数演算手段を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、特別遊技中における遊技媒体の払出数のうち、いわゆる取りこぼし分も含む特定役入賞時の遊技媒体の払出数から、特定役に当選した遊技でのメダルの投入枚数を差し引いたものをカウントすることができる。そして、このカウントした数値は、いわゆる純増数を示すものであるが、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定することから、遊技者の技量を反映しつつ、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
なお、本発明は、いわゆる取りこぼしが発生する遊技機に限られるものではなく、いわゆる取りこぼしが発生しない遊技機にも適用できる。
(請求項7)
請求項7記載の発明は、請求項2又は5記載の発明を限定したものであって、特別遊技中に遊技が行われる毎に、当該遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次減算又は加算するための第1特別遊技中投入数演算手段を備えていることを特徴とする。
ここで、「第1特別遊技中投入数演算手段」は、特別遊技中に遊技が行われる毎に、当該遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次減算又は加算するためのものである。
つまり、第1特別遊技中投入数演算手段は、特別遊技中に遊技が行われる毎に、当該遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、初期値設定手段により初期値が設定された後の特定払出数記憶部の数値に対して、順次減算又は加算する。
また、「特別遊技中の各遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値」は、「特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値」の定め方に応じて定まるものである。
例えば、「特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数」がそのまま「特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値」とされる場合には、「特別遊技中の各遊技で投入された遊技媒体の数」がそのまま「特別遊技中の各遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値」とされ、また、「特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数」を一定のルールで変換して得られる数値が「特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値」とされる場合には、「特別遊技中の各遊技で投入された遊技媒体の数」を一定のルールで変換して得られる数値が「特別遊技中の各遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値」とされる。
以下、特別遊技中は、メダルの投入可能枚数が1回の遊技につき「1」枚になるものとし、また、特定役に入賞すると、払出制御手段により「15」枚のメダルが払い出されるものとし、また、特別遊技中の各遊技で投入された遊技媒体の数がそのまま、特別遊技中の各遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値とされるとともに、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数がそのまま、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値とされるものとして、本発明に係る遊技機の動作例を示す。
(例4A)初期値設定手段により、特定払出数記憶部に初期値「0」が設定される。また、特別遊技中に遊技が行われる毎に、第1特別遊技中投入数演算手段により、特定払出数記憶部の数値から「1」が順次「減算」される。また、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第1特定役入賞時払出数演算手段により、特定払出数記憶部の数値に対して「15」が順次「加算」される。そして、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての「300」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。そうすると、特別遊技中における、特定役入賞時のメダルの払出枚数から、各遊技でのメダルの投入枚数を差し引いた、いわゆる純増枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
(例4B)初期値設定手段により、特定払出数記憶部に初期値「300」が設定される。また、特別遊技中に遊技が行われる毎に、第1特別遊技中投入数演算手段により、特定払出数記憶部の数値に対して「1」が順次「加算」される。また、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第1特定役入賞時払出数演算手段により、特定払出数記憶部の数値から「15」が順次「減算」される。そして、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての「0」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。このようにしても、特別遊技中における、特定役入賞時のメダルの払出枚数から、各遊技でのメダルの投入枚数を差し引いた、いわゆる純増枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
このように、請求項2を引用する本発明によれば、特別遊技中における、特定役入賞時の遊技媒体の払出数から、各遊技での遊技媒体の投入数を差し引いた、いわゆる純増数をカウントすることができ、そして、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定することから、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
また、請求項5を引用する本発明によれば、特別遊技中における遊技媒体の払出数のうち、いわゆる取りこぼし分も含む特定役入賞時の遊技媒体の払出数から、特別遊技中の各遊技でのメダルの投入枚数を差し引いたものをカウントすることができる。そして、このカウントした数値は、いわゆる純増数を示すものであるが、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定することから、遊技者の技量を反映しつつ、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
なお、本発明は、いわゆる取りこぼしが発生する遊技機に限られるものではなく、いわゆる取りこぼしが発生しない遊技機にも適用できる。
(請求項8)
請求項8記載の発明は、請求項1記載の発明を限定したものであって、特定払出数カウント手段は、数値を記憶するための特定投入数記憶部と、数値を記憶するための特定払出数記憶部と、一の特別遊技の終了からその次の特別遊技の開始までの間の所定時に、特定投入数記憶部及び特定払出数記憶部に、初期値としての所定の数値をそれぞれ設定するための初期値設定手段と、特別遊技中に特定役に入賞したか否かの判定を行うための特定役入賞成否判定手段と、特別遊技中に特定役に入賞したと特定役入賞成否判定手段により判定される毎に、当該特定役に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第2特定役入賞時投入数演算手段と、特別遊技中に特定役に入賞したと特定役入賞成否判定手段により判定される毎に、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第1特定役入賞時払出数演算手段とを備え、遊技機は、特定払出数記憶部の数値と特定投入数記憶部の数値との差又は和が、特別遊技の終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するように形成されていることを特徴とする。
ここで、「特定投入数記憶部」は、数値を記憶するためのものである。
また、本発明では、「初期値設定手段」は、一の特別遊技の終了からその次の特別遊技の開始までの間の所定時に、特定投入数記憶部及び特定払出数記憶部に、初期値としての所定の数値をそれぞれ設定する。
また、「第2特定役入賞時投入数演算手段」は、特別遊技中に特定役に入賞したと特定役入賞成否判定手段により判定される毎に、当該特定役に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するためのものである。
つまり、第2特定役入賞時投入数演算手段は、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、当該特定役に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、初期値設定手段により初期値が設定された後の特定投入数記憶部の数値に対して、順次加算又は減算する。
そして、特定払出数記憶部の数値と特定投入数記憶部の数値との差又は和が、特別遊技の終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定する。
以下、特別遊技中は、メダルの投入可能枚数が1回の遊技につき「1」枚になるものとし、また、特定役に入賞すると、払出制御手段により「15」枚のメダルが払い出されるものとし、また、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数がそのまま、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値とされるとともに、特定役に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数がそのまま、特定役に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値とされるものとして、本発明に係る遊技機の動作例を示す。
(例5A)初期値設定手段により、「特定投入数記憶部」及び「特定払出数記憶部」に初期値「0」がそれぞれ設定される。また、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第2特定役入賞時投入数演算手段により、「特定投入数記憶部」の数値に対して「1」が順次「加算」されるとともに、第1特定役入賞時払出数演算手段により、「特定払出数記憶部」の数値に対して「15」が順次「加算」される。そして、「特定払出数記憶部」の数値と「特定投入数記憶部」の数値との「差」が、特別遊技の終了条件としての「300」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。そうすると、特別遊技中における、特定役入賞時のメダルの払出枚数から、特定役に入賞した遊技でのメダルの投入枚数を差し引いた、いわゆる純増枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
(例5B)初期値設定手段により、「特定投入数記憶部」に初期値「0」が、「特定払出数記憶部」に初期値「300」が、それぞれ設定される。また、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第2特定役入賞時投入数演算手段により、「特定投入数記憶部」の数値に対して「1」が順次「加算」されるとともに、第1特定役入賞時払出数演算手段により、「特定払出数記憶部」の数値から「15」が順次「減算」される。そして、「特定払出数記憶部」の数値と「特定投入数記憶部」の数値との「和」が、特別遊技の終了条件としての「0」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。このようにしても、特別遊技中における、特定役入賞時のメダルの払出枚数から、特定役に入賞した遊技でのメダルの投入枚数を差し引いた、いわゆる純増枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
上記(例5A)及び(例5B)に示すように、「初期値」や「特別遊技の終了条件としての数値」の定め方や、「加算」又は「減算」のいずれの演算処理を行なうのかによって、特定払出数記憶部の数値と特定投入数記憶部の数値との「差」を求めるのか、あるいは「和」を求めるのかが異なるものであり、「差又は和」とは、「初期値」や「特別遊技の終了条件としての数値」の定め方や、「加算」又は「減算」のいずれの演算処理を行なうのかに応じて、「差」又は「和」のいずれかを求めることを意味するものである。
このように、本発明によれば、請求項3記載の発明と同様に、特別遊技中における、特定役入賞時の遊技媒体の払出数から、特定役に入賞した遊技での遊技媒体の投入数を差し引いた、いわゆる純増数をカウントすることができ、そして、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定することから、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
(請求項9)
請求項9記載の発明は、請求項1記載の発明を限定したものであって、特定払出数カウント手段は、数値を記憶するための特定投入数記憶部と、数値を記憶するための特定払出数記憶部と、一の特別遊技の終了からその次の特別遊技の開始までの間の所定時に、特定投入数記憶部及び特定払出数記憶部に、初期値としての所定の数値をそれぞれ設定するための初期値設定手段と、特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したか否かの判定を行うための特定役当選成否判定手段と、特別遊技中に特定役に入賞したか否かの判定を行うための特定役入賞成否判定手段と、特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したと特定役当選成否判定手段により判定される毎に、当該特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第2特定役当選時投入数演算手段と、特別遊技中に特定役に入賞したと特定役入賞成否判定手段により判定される毎に、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第1特定役入賞時払出数演算手段とを備え、遊技機は、特定払出数記憶部の数値と特定投入数記憶部の数値との差又は和が、特別遊技の終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するように形成されていることを特徴とする。
ここで、「第2特定役当選時投入数演算手段」は、特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したと特定役当選成否判定手段により判定される毎に、当該特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するためのものである。
つまり、第2特定役当選時投入数演算手段は、特別遊技中に特定役に当選する毎に、当該特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、初期値設定手段により初期値が設定された後の特定投入数記憶部の数値に対して、順次加算又は減算する。
そして、特定払出数記憶部の数値と特定投入数記憶部の数値との差又は和が、特別遊技の終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定する。
以下、特別遊技中は、メダルの投入可能枚数が1回の遊技につき「1」枚になるものとし、また、特定役に入賞すると、払出制御手段により「15」枚のメダルが払い出されるものとし、また、特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数がそのまま、特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値とされるとともに、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数がそのまま、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値とされるものとして、本発明に係る遊技機の動作例を示す。
(例6A)初期値設定手段により、「特定投入数記憶部」及び「特定払出数記憶部」に初期値「0」がそれぞれ設定される。また、特別遊技中に特定役に当選する毎に、第2特定役当選時投入数演算手段により、「特定投入数記憶部」の数値に対して「1」が順次「加算」される。また、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第1特定役入賞時払出数演算手段により、「特定払出数記憶部」の数値に対して「15」が順次「加算」される。そして、「特定払出数記憶部」の数値と「特定投入数記憶部」の数値との「差」が、特別遊技の終了条件としての「300」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。そうすると、特別遊技中における、特定役入賞時のメダルの払出枚数から、特定役に当選した遊技でのメダルの投入枚数を差し引いた、いわゆる純増枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
(例6B)初期値設定手段により、「特定投入数記憶部」に初期値「0」が、「特定払出数記憶部」に初期値「300」が、それぞれ設定される。また、特別遊技中に特定役に当選する毎に、第2特定役当選時投入数演算手段により、「特定投入数記憶部」の数値に対して「1」が順次「加算」される。また、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第1特定役入賞時払出数演算手段により、「特定払出数記憶部」の数値から「15」が順次「減算」される。そして、「特定払出数記憶部」の数値と「特定投入数記憶部」の数値との「和」が、特別遊技の終了条件としての「0」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。このようにしても、特別遊技中における、特定役入賞時のメダルの払出枚数から、特定役に当選した遊技でのメダルの投入枚数を差し引いた、いわゆる純増枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
このように、本発明によれば、請求項4記載の発明と同様に、特別遊技中における、特定役入賞時の遊技媒体の払出数から、特定役に当選した遊技での遊技媒体の投入数を差し引いた、いわゆる純増数をカウントすることができ、そして、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定することから、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
(請求項10)
請求項10記載の発明は、請求項1記載の発明を限定したものであって、特定払出数カウント手段は、数値を記憶するための特定投入数記憶部と、数値を記憶するための特定払出数記憶部と、一の特別遊技の終了からその次の特別遊技の開始までの間の所定時に、特定投入数記憶部及び特定払出数記憶部に、初期値としての所定の数値をそれぞれ設定するための初期値設定手段と、特別遊技中に特定役に入賞したか否かの判定を行うための特定役入賞成否判定手段と、特別遊技中に遊技が行われる毎に、当該遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第2特別遊技中投入数演算手段と、特別遊技中に特定役に入賞したと特定役入賞成否判定手段により判定される毎に、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第1特定役入賞時払出数演算手段とを備え、遊技機は、特定払出数記憶部の数値と特定投入数記憶部の数値との差又は和が、特別遊技の終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するように形成されていることを特徴とする。
ここで、「第2特別遊技中投入数演算手段」は、特別遊技中に遊技が行われる毎に、当該遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するためのものである。
つまり、第2特別遊技中投入数演算手段は、特別遊技中に遊技が行われる毎に、当該遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、初期値設定手段により初期値が設定された後の特定投入数記憶部の数値に対して、順次加算又は減算する。
そして、特定払出数記憶部の数値と特定投入数記憶部の数値との差又は和が、特別遊技の終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定する。
以下、特別遊技中は、メダルの投入可能枚数が1回の遊技につき「1」枚になるものとし、また、特定役に入賞すると、払出制御手段により「15」枚のメダルが払い出されるものとし、また、特別遊技中の各遊技で投入された遊技媒体の数がそのまま、特別遊技中の各遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値とされるとともに、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数がそのまま、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値とされるものとして、本発明に係る遊技機の動作例を示す。
(例7A)初期値設定手段により、「特定投入数記憶部」及び「特定払出数記憶部」に初期値「0」がそれぞれ設定される。また、特別遊技中に遊技が行われる毎に、第2特別遊技中投入数演算手段により、「特定投入数記憶部」の数値に対して「1」が順次「加算」される。また、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第1特定役入賞時払出数演算手段により、「特定払出数記憶部」の数値に対して「15」が順次「加算」される。そして、「特定払出数記憶部」の数値と「特定投入数記憶部」の数値との「差」が、特別遊技の終了条件としての「300」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。そうすると、特別遊技中における、特定役入賞時のメダルの払出枚数から、各遊技でのメダルの投入枚数を差し引いた、いわゆる純増枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
(例7B)初期値設定手段により、「特定投入数記憶部」に初期値「0」が、「特定払出数記憶部」に初期値「300」が、それぞれ設定される。また、特別遊技中に遊技が行われる毎に、第2特別遊技中投入数演算手段により、「特定投入数記憶部」の数値に対して「1」が順次「加算」される。また、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、第1特定役入賞時払出数演算手段により、「特定払出数記憶部」の数値から「15」が順次「減算」される。そして、「特定払出数記憶部」の数値と「特定投入数記憶部」の数値との「和」が、特別遊技の終了条件としての「0」に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定される。このようにしても、特別遊技中における、特定役入賞時のメダルの払出枚数から、各遊技でのメダルの投入枚数を差し引いた、いわゆる純増枚数の累計が「300」枚に達すると、特別遊技を終了するか否かが決定されることとなる。
このように、本発明によれば、請求項7記載の発明と同様に、特別遊技中における、特定役入賞時の遊技媒体の払出数から、各遊技での遊技媒体の投入数を差し引いた、いわゆる純増数をカウントすることができ、そして、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定することから、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
(請求項11)
請求項11記載の発明は、請求項1記載の発明を限定したものであって、特定払出数カウント手段は、数値を記憶するための特定投入数記憶部と、数値を記憶するための特定払出数記憶部と、一の特別遊技の終了からその次の特別遊技の開始までの間の所定時に、特定投入数記憶部及び特定払出数記憶部に、初期値としての所定の数値をそれぞれ設定するための初期値設定手段と、特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したか否かの判定を行うための特定役当選成否判定手段と、特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したと特定役当選成否判定手段により判定される毎に、当該特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第2特定役当選時投入数演算手段と、特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したと特定役当選成否判定手段により判定される毎に、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第2特定役入賞時払出数演算手段とを備え、遊技機は、特定払出数記憶部の数値と特定投入数記憶部の数値との差又は和が、特別遊技の終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するように形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、請求項6記載の発明と同様に、特別遊技中における遊技媒体の払出数のうち、いわゆる取りこぼし分も含む特定役入賞時の遊技媒体の払出数から、特定役に当選した遊技でのメダルの投入枚数を差し引いたものをカウントすることができる。そして、このカウントした数値は、いわゆる純増数を示すものであるが、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定することから、遊技者の技量を反映しつつ、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
なお、本発明は、いわゆる取りこぼしが発生する遊技機に限られるものではなく、いわゆる取りこぼしが発生しない遊技機にも適用できる。
(請求項12)
請求項12記載の発明は、請求項1記載の発明を限定したものであって、特定払出数カウント手段は、数値を記憶するための特定投入数記憶部と、数値を記憶するための特定払出数記憶部と、一の特別遊技の終了からその次の特別遊技の開始までの間の所定時に、特定投入数記憶部及び特定払出数記憶部に、初期値としての所定の数値をそれぞれ設定するための初期値設定手段と、特別遊技中に遊技が行われる毎に、当該遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第2特別遊技中投入数演算手段と、特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したか否かの判定を行うための特定役当選成否判定手段と、特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したと特定役当選成否判定手段により判定される毎に、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第2特定役入賞時払出数演算手段とを備え、遊技機は、特定払出数記憶部の数値と特定投入数記憶部の数値との差又は和が、特別遊技の終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するように形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、請求項5を引用する請求項7記載の発明と同様に、特別遊技中における遊技媒体の払出数のうち、いわゆる取りこぼし分も含む特定役入賞時の遊技媒体の払出数から、特別遊技中の各遊技でのメダルの投入枚数を差し引いたものをカウントすることができる。そして、このカウントした数値は、いわゆる純増数を示すものであるが、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定することから、遊技者の技量を反映しつつ、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
なお、本発明は、いわゆる取りこぼしが発生する遊技機に限られるものではなく、いわゆる取りこぼしが発生しない遊技機にも適用できる。
(請求項13)
なお、前記特定役は複数種類設けられていることとしてもよい。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、通常遊技中には当選せず特別遊技中には当選し得る役である特定役を設けるとともに、特定役に対応する図柄の組み合わせである特定図柄組み合わせを設けて、通常遊技中には特定図柄組み合わせが表示されても特定役に入賞とは判定されないものの、特別遊技中には特定図柄組み合わせが表示されると特定役に入賞と判定されて特定役に応じた数の遊技媒体が払い出されるようにし、さらに、特別遊技中に払い出される遊技媒体の数のうち、特別遊技中に特有のものである、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数を、他のものとは区別してカウントし、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するので、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
(請求項2)
請求項2記載の発明によれば、一の特別遊技の終了からその次の特別遊技の開始までの間の所定時に、特定払出数記憶部に初期値を設定し、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算することにより、特別遊技中に払い出される遊技媒体の数のうち、特別遊技中に特有のものである、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数を、他のものとは区別してカウントし、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するので、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
(請求項3)
請求項3記載の発明によれば、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、当該特定役に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次減算又は加算することにより、特別遊技中における、特定役入賞時の遊技媒体の払出数から、特定役に入賞した遊技での遊技媒体の投入数を差し引いた、いわゆる純増数をカウントし、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するので、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
(請求項4)
請求項4記載の発明によれば、特別遊技中に特定役に当選する毎に、当該特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次減算又は加算することにより、特別遊技中における、特定役入賞時の遊技媒体の払出数から、特定役に当選した遊技での遊技媒体の投入数を差し引いた、いわゆる純増数をカウントし、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するので、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
(請求項5)
請求項5記載の発明によれば、一の特別遊技の終了からその次の特別遊技の開始までの間の所定時に、特定払出数記憶部に初期値を設定し、特別遊技中に特定役に当選する毎に、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算することにより、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数を、いわゆる取りこぼし分も含めてカウントし、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するので、遊技者の技量を反映しつつ、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
(請求項6)
請求項6記載の発明によれば、特別遊技中に特定役に当選する毎に、当該特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次減算又は加算することにより、特別遊技中における、いわゆる取りこぼし分も含む特定役入賞時の遊技媒体の払出数から、特定役に当選した遊技での遊技媒体の投入数を差し引いた、いわゆる純増数をカウントし、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するので、遊技者の技量を反映しつつ、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
(請求項7)
請求項2を引用する請求項7記載の発明によれば、特別遊技中に遊技が行われる毎に、当該遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次減算又は加算することにより、特別遊技中における、特定役入賞時の遊技媒体の払出数から、各遊技での遊技媒体の投入数を差し引いた、いわゆる純増数をカウントし、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するので、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
また、請求項5を引用する請求項7記載の発明によれば、特別遊技中における、いわゆる取りこぼし分も含む特定役入賞時の遊技媒体の払出数から、各遊技での遊技媒体の投入数を差し引いた、いわゆる純増数をカウントし、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するので、遊技者の技量を反映しつつ、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
(請求項8)
請求項8記載の発明によれば、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、当該特定役に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するとともに、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算し、さらに、特定払出数記憶部の数値と特定投入数記憶部の数値との差又は和が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定することにより、特別遊技中における、特定役入賞時の遊技媒体の払出数から、特定役に入賞した遊技での遊技媒体の投入数を差し引いた、いわゆる純増数をカウントし、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するので、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
(請求項9)
請求項9記載の発明によれば、特別遊技中に特定役に当選する毎に、当該特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するとともに、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算し、さらに、特定払出数記憶部の数値と特定投入数記憶部の数値との差又は和が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定することにより、特別遊技中における、特定役入賞時の遊技媒体の払出数から、特定役に当選した遊技での遊技媒体の投入数を差し引いた、いわゆる純増数をカウントし、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するので、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
(請求項10)
請求項10記載の発明によれば、特別遊技中に遊技が行われる毎に、当該遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するとともに、特別遊技中に特定役に入賞する毎に、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算し、さらに、特定払出数記憶部の数値と特定投入数記憶部の数値との差又は和が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定することにより、特別遊技中における、特定役入賞時の遊技媒体の払出数から、各遊技での遊技媒体の投入数を差し引いた、いわゆる純増数をカウントし、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するので、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
(請求項11)
請求項11記載の発明によれば、特別遊技中に特定役に当選する毎に、当該特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するとともに、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算し、さらに、特定払出数記憶部の数値と特定投入数記憶部の数値との差又は和が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定することにより、特別遊技中における、いわゆる取りこぼし分も含む特定役入賞時の遊技媒体の払出数から、特定役に当選した遊技での遊技媒体の投入数を差し引いた、いわゆる純増数をカウントし、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するので、遊技者の技量を反映しつつ、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
(請求項12)
請求項12記載の発明によれば、特別遊技中に遊技が行われる毎に、当該遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するとともに、特別遊技中に特定役に当選する毎に、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算し、さらに、特定払出数記憶部の数値と特定投入数記憶部の数値との差又は和が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定することにより、特別遊技中における、いわゆる取りこぼし分も含む特定役入賞時の遊技媒体の払出数から、各遊技での遊技媒体の投入数を差し引いた、いわゆる純増数をカウントし、このカウントした数値が所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するので、遊技者の技量を反映しつつ、遊技者が特別遊技のメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
第1の実施の形態に係る遊技機のブロック図 第1の実施の形態に係る遊技機のブロック図 第1の実施の形態に係る遊技機の正面図 第1の実施の形態に係る遊技機の図柄表示窓を示す図 第1の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート 第1の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート 第1の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート 第1の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート 第2の実施の形態に係る遊技機のブロック図 第2の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート 第3の実施の形態に係る遊技機のブロック図 第3の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート 第4の実施の形態に係る遊技機のブロック図 第4の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート 第5の実施の形態に係る遊技機のブロック図 第5の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート 第6の実施の形態に係る遊技機のブロック図 第6の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート 第7の実施の形態に係る遊技機のブロック図 第7の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート 第8の実施の形態に係る遊技機のブロック図 第8の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート 第9の実施の形態に係る遊技機のブロック図 第9の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート 第10の実施の形態に係る遊技機のブロック図 第10の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート 第11の実施の形態に係る遊技機のブロック図 第11の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート 第12の実施の形態に係る遊技機のブロック図 第12の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート
(第1の実施の形態)
図1〜図8に基づいて、本発明の第1の実施の形態に係る遊技機について説明する。
(遊技機/スロットマシン10)
本実施の形態に係る遊技機は、遊技媒体としてメダルが用いられるスロットマシン10である。図3に示すように、このスロットマシン10は、前面に開口部を有する箱型の筐体20を備えている。また、筐体20の前面には、開口部を塞ぐ前扉21を備えている。また、前扉21の前面上部には、上パネル22が備えられ、また、前扉21の前面中央には、中パネル23が備えられ、また、前扉21の前面下部には、下パネル24が備えられている。また、上パネル22には、入賞となる図柄の組み合わせや、各役に入賞した際に払い出されるメダルの枚数(配当)などが表示され、また、下パネル24には、当該スロットマシン10の機種名のロゴやイメージキャラクターなどが表示されている。また、前扉21の前面における、中パネル23と下パネル24との間には、前方へ向けて突出する操作部25が設けられている。また、筐体20の内部には、3個の回転リール40を横並びに設けたリールユニット30が備えられている。また、3個の回転リール40のうち、左側に設けられているのが左リール41であり、また、中央に設けられているのが中リール42であり、また、右側に設けられているのが右リール43である。また、各回転リール40の外周面には、複数種類の図柄が所定の配列で合計21個付されている。また、中パネル23のほぼ中央には、各回転リール40の外周面に付されている21個の図柄のうちの3個を表示するための図柄表示窓26が設けられている。
また、図柄表示窓26は、各回転リール40の前方に設けられており、3個すべての回転リール40の回転が停止した際には、図3に示すように、縦3列横3行に配列した合計9個の図柄を表示可能に形成されている。
具体的には、左リール41の周囲には合計21個の図柄が付されているが、左リール41の回転が停止した際には、21個の図柄のうちの3個が図柄表示窓26に表示される。すなわち、左リール41の回転が停止すると、図柄表示窓26の左側部分には、3個の図柄が縦並びに表示される。中リール42及び右リール43についても同様である。これにより、3個すべての回転リール40の回転が停止すると、図柄表示窓26には、縦3列横3行に配列した合計9個の図柄が表示される。
また、本実施の形態では、図4に示すように、左リール41の回転が停止した際に図柄表示窓26に表示される3個の図柄を上から順にそれぞれ「左リール上図柄291」「左リール中図柄292」「左リール下図柄293」とし、また、中リール42の回転がいずれかの適正停止位置で停止した際に図柄表示窓26に表示される3個の図柄を上から順にそれぞれ「中リール上図柄294」「中リール中図柄295」「中リール下図柄296」とし、また、右リール43の回転がいずれかの適正停止位置で停止した際に図柄表示窓26に表示される3個の図柄を上から順にそれぞれ「右リール上図柄297」「右リール中図柄298」「右リール下図柄299」としている。
また、本実施の形態では、図4に示すように、第1から第5までの5本の入賞ライン300を設けている。左リール中図柄292と中リール中図柄295と右リール中図柄298とを通る横一直線のラインが「第1入賞ライン301」であり、また、左リール上図柄291と中リール上図柄294と右リール上図柄297とを通る横一直線のラインが「第2入賞ライン302」であり、また、左リール下図柄293と中リール下図柄296と右リール下図柄299とを通る横一直線のラインが「第3入賞ライン303」であり、また、左リール下図柄293と中リール中図柄295と右リール上図柄297とを通る斜め右上がりのラインが「第4入賞ライン304」であり、また、左リール上図柄291と中リール中図柄295と右リール下図柄299とを通る斜め右下がりのラインが「第5入賞ライン305」である。
また、操作部25の上面右側には、メダルを投入するための投入口85が設けられ、また、操作部25の上面左側には、クレジットされているメダルを投入するためのベットスイッチ70が設けられ、また、操作部25の前面右側には、クレジットされているメダルを返却するためのキャンセルスイッチ73が設けられ、また、操作部25の前面左側には、回転リール40の回転を開始させるためのスタートスイッチ50が設けられ、また、操作部25の前面中央には、回転リール40の回転を停止させるための3個のストップスイッチ60が横並びに設けられている。
また、前扉21の前面における、上パネル22と中パネル23との間には、液晶ディスプレイ83が設けられ、また、前扉21の上部には、演出に用いられる演出用ランプ81が設けられている。
また、前扉21の下部中央には、メダルを払い出すための払出口86が設けられ、また、払出口86の下方には、払出口86から払い出されたメダルを受け止めて貯留するための受け皿87が設けられている。また、払出口86の左右両側には、効果音などを鳴らすためのスピーカ82がそれぞれ設けられている。
また、前扉21の裏面における、投入口85の裏側に相当する位置には、投入口85に投入されたメダルを処理するためのメダル処理ユニットが備えられている。
また、筐体20の内部には、スロットマシン10を制御するための制御装置100や、メダルを払い出すためのホッパーユニット84や、スロットマシン10が備える各装置に電力を供給するための電源ユニットなどが備えられている。
(リールユニット30)
リールユニット30は、横並びに設けられている3個の回転リール40と、各回転リール40にそれぞれ対応して設けられている3個のステッピングモータと、これらを支持するためのフレームとを備えている。
また、3個の回転リール40のうち、左側に位置するのが左リール41であり、中央に位置するのが中リール42であり、右側に位置するのが右リール43である。
また、本実施の形態では、各回転リール40に付される図柄として、「赤7」「BAR」「ベル」「オレンジ」「チェリー」「Replay」の6種類が定められている。そして、各回転リール40の外周面には、これら6種類の図柄が所定の配列で合計21個付されている。
また、各回転リール40の回転軸には、対応するステッピングモータの出力軸がそれぞれ固定されている。また、ステッピングモータは、パルス信号によって駆動するものであって、入力されるパルス信号のパターンによって、加速・定速・減速のパターンが決まるものである。そして、各ステッピングモータが駆動すると、対応する回転リール40が回転軸を中心に回転する。
また、本実施の形態では、基本ステップ角1.43度のステッピングモータを、1−2相励磁で制御している。このため、回転軸は、2回の励磁(2ステップ)で、1.43度回転し、504回の励磁(504ステップ)で、360度回転する。つまり、各回転リール40を1回転させるには、504回の励磁(504ステップ)を必要とする。また、各回転リール40の周囲には21個の図柄がほぼ等間隔で付されていることから、各回転リール40を図柄1個分回転させるには、24回の励磁(24ステップ)を必要とする。
また、各回転リール40の所定位置には、それぞれインデックスが設けられている。具体的には、左リール41の所定位置には、左インデックスが設けられ、また、中リール42の所定位置には、中インデックスが設けられ、また、右リール43の所定位置には、右インデックスが設けられている。
一方、フレームの所定位置には、各インデックスの通過を検知するためのインデックスセンサーが設けられている。具体的には、フレームの所定位置には、左インデックスの通過を検知するための左インデックスセンサーと、中インデックスの通過を検知するための中インデックスセンサーと、右インデックスの通過を検知するための右インデックスセンサーとが、それぞれ設けられている。
そして、左リール41が回転すると、それに伴って左インデックスが移動し、左インデックスが左インデックスセンサーの位置を通過すると、これが左インデックスセンサーによって検知される。中リール42及び右リール43についても同様である。
また、各回転リール40の外周面に付された21個の各図柄には、それぞれ図柄番号が割り振られている。具体的には、対応するインデックスセンサーがインデックスの通過を検知したときの回転位置が、各回転リール40の基準位置とされている。そして、各回転リール40が基準位置にあるときに第1入賞ライン301上にある図柄から順に、「00」〜「20」の図柄番号がそれぞれ割り振られている。このため、各回転リール40の外周面に付された各図柄は、図柄番号「00」→「01」→「02」→「03」→「04」→「05」→「06」→「07」→「08」→「09」→「10」→「11」→「12」→「13」→「14」→「15」→「16」→「17」→「18」→「19」→「20」の順に、図柄表示窓26の上側から次々と現れて、下方へ移動していくように見える。
また、ストップスイッチ60が操作された際における対応する回転リール40の回転位置は、対応するインデックスセンサーによってインデックスの通過が検知されてから、対応するストップスイッチ60が操作されるまでの間における、対応するステッピングモータのステップ数で特定できる。
また、各ステッピングモータのステップ数は、1回の励磁(1ステップ)毎にカウント値を1ずつ加算していき、対応するインデックスセンサーがインデックスを検知する毎にカウント値を「0」にリセットするカウンタによってカウントできる。なお、504回の励磁(504ステップ)で回転リール40が1回転することから、リセットされる直前のカウント値は「503」である。
(スタートスイッチ50)
スタートスイッチ50は、回転リール40の回転を開始させるためのものであって、図3に示すように、操作部25の前面左側に設けられている。また、スタートスイッチ50にはレバー式スイッチが用いられており、レバーの先端を押し下げると、3個すべての回転リール40の回転が開始する。
(ストップスイッチ60)
ストップスイッチ60は、回転リール40の回転を停止させるためのものであって、図3に示すように、操作部25の前面中央に設けられている。また、ストップスイッチ60は、3個設けられており、また、各ストップスイッチ60は、各回転リール40にそれぞれ対応している。また、3個のストップスイッチ60は、操作部25の前面中央に横並びに設けられている。また、左側のストップスイッチ60は、左リール41に対応し、また、中央のストップスイッチ60は、中リール42に対応し、また、右側のストップスイッチ60は、右リール43に対応している。また、各ストップスイッチ60は、それぞれ、押しボタン式スイッチを用いて構成されており、左リール41用のストップスイッチ60が備えるボタンを押すと、左リール41の回転が停止し、また、中リール42用のストップスイッチ60が備えるボタンを押すと、中リール42の回転が停止し、また、右リール43用のストップスイッチ60が備えるボタンを押すと、右リール43の回転が停止する。
(ベットスイッチ70)
ベットスイッチ70は、クレジットされているメダルを投入するためのものである。
本実施の形態では、ベットスイッチ70として、シングルベットスイッチ71と、マックスベットスイッチ72とが備えられている。図3に示すように、シングルベットスイッチ71及びマックスベットスイッチ72は、操作部25の上面左側に、横並びに設けられている。左側に位置するのがシングルベットスイッチ71であり、右側に位置するのがマックスベットスイッチ72である。
また、シングルベットスイッチ71には押しボタン式スイッチが用いられており、ボタンを1回押すと、クレジットされているメダルが1枚投入される。
また、マックスベットスイッチ72も、シングルベットスイッチ71と同様に、押しボタン式スイッチを用いて構成されている。ただ、マックスベットスイッチ72は、ボタンを1回押すと、クレジットされているメダルが3枚投入される。
(キャンセルスイッチ73)
キャンセルスイッチ73は、クレジットされているメダル及び既に投入されたものの未だ遊技には用いられていないメダルを返却するためのものであって、図3に示すように、操作部25の前面右側に設けられている。また、キャンセルスイッチ73には押しボタン式スイッチが用いられており、ボタンを押すと、クレジットされているメダル及び既に投入されたものの未だ遊技には用いられていないメダルが払出口86から返却される。
(演出用ランプ81)
演出用ランプ81は、遊技者に当選又は入賞などを知らせるためのものであって、図3に示すように、前扉21の上部に設けられている。
(スピーカ82)
スピーカ82は、効果音などを鳴らすためのものであって、図3に示すように、払出口86の左右両側にそれぞれ設けられている。
(液晶ディスプレイ83)
液晶ディスプレイ83は、演出に係る映像などを表示するためのものであって、図3に示すように、前扉21の前面における、上パネル22と中パネル23との間に設けられている。
(投入口85)
投入口85は、メダルを投入するためのものであって、図3に示すように、操作部25の上面右側に設けられている。
(払出口86)
払出口86は、メダルを払い出すためのものであって、図3に示すように、前扉21の下部中央に設けられている。
(受け皿87)
受け皿87は、払出口86から払い出されたメダルを受け止めて貯留するためのものであって、図3に示すように、払出口86の下方に設けられている。
(ホッパーユニット84)
ホッパーユニット84は、メダルを払い出すためのものであって、筐体20の内部に設けられている。また、ホッパーユニット84は、メダルを貯留するためのメダルタンクと、メダルタンクに貯留されているメダルを送り出すための送出機構とを備えている。そして、送出機構によって送り出されたメダルは、払出口86から払い出される。
(メダル処理ユニット)
メダル処理ユニットは、投入口85から投入されたメダルを処理するためのものであって、前扉21の裏面における、投入口85の裏側に相当する位置に設けられている。また、メダル処理ユニットは、投入口85に投入されたメダルを一定方向へ誘導するためのメダル通路と、メダル通路の途中から分岐するメダル返却通路と、メダル通路からメダル返却通路が分岐する分岐部に位置するメダルセレクターとを有している。また、メダル通路は、ホッパーユニット84のメダルタンクに連通し、また、メダル返却通路は、払出口86に連通している。また、メダル通路の途中であって、メダルセレクターよりも下流側には、投入口85から投入されたメダルを検出するための投入検出センサーが設けられている。そして、投入検出センサーによる検出をもって、投入口85からのメダルの投入とされる。
(電源ユニット)
電源ユニットは、スロットマシン10が備える各装置、具体的には、例えば、制御装置100や、リールユニット30や、ホッパーユニット84などに電力を供給するためのものである。
(制御装置100)
制御装置100は、スロットマシン10を制御するためのものである。
本実施の形態では、制御装置100は、主として遊技の制御を行うためのメイン制御装置101と、メイン制御装置101からの信号を受信して主として演出の制御を行うためのサブ制御装置102とを備えている。
また、メイン制御装置101は、メイン基板などとも呼ばれるものであって、CPU、RAM、ROM、及びI/Oなどを備えたマイクロコンピュータを用いて構成されている。
また、サブ制御装置102は、サブ基板などとも呼ばれるものであって、メイン制御装置101と同様に、CPU、RAM、ROM、及びI/Oなどを備えたマイクロコンピュータを用いて構成されている。
また、制御装置100の入力手段としては、図1に示すように、スタートスイッチ50、ストップスイッチ60、シングルベットスイッチ71、マックスベットスイッチ72、及びキャンセルスイッチ73などが接続されている。
また、制御装置100の出力手段としては、図1に示すように、リールユニット30、演出用ランプ81、スピーカ82、及び液晶ディスプレイ83などが接続されている。
また、本実施の形態では、メイン制御装置101は、一般的な遊技である通常遊技と、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技とを実行可能に形成されている。
また、本実施の形態では、「当選」とは、役抽選手段120の抽選で当たることを意味し、また、「入賞」とは、いずれかの有効入賞ライン300上に所定の図柄の組み合わせが揃い、役が成立することを意味する。
また、本実施の形態では、「役」として、「ビッグボーナス/BB」「レギュラーボーナス/RB」「第1小役」「第2小役」「第3小役」「第4小役」及び「再遊技/Replay」を設けている。
また、本実施の形態では、「当選」として、ビッグボーナスに対応する「ビッグボーナス当選/BB当選」、レギュラーボーナスに対応する「レギュラーボーナス当選/RB当選」、第1小役に対応する「第1小役当選」、第2小役に対応する「第2小役当選」、第3小役に対応する「第3小役当選」、第4小役に対応する「第4小役当選」、及び再遊技に対応する「再遊技当選/Replay当選」を設けている。
また、本実施の形態では、「入賞」として、ビッグボーナスに対応する「ビッグボーナス入賞/BB入賞」、レギュラーボーナスに対応する「レギュラーボーナス入賞/RB入賞」、第1小役に対応する「第1小役入賞」、第2小役に対応する「第2小役入賞」、第3小役に対応する「第3小役入賞」、第4小役に対応する「第4小役入賞」、及び再遊技に対応する「再遊技入賞/Replay入賞」を設けている。
また、本実施の形態では、「図柄の組み合わせ」として、ビッグボーナスに対応する「赤7−赤7−赤7」、レギュラーボーナスに対応する「BAR−BAR−BAR」、第1小役に対応する「ベル−ベル−ベル」、第2小役に対応する「オレンジ−オレンジ−オレンジ」、第3小役に対応する「チェリー−ANY−ANY」、第4小役に対応する「赤7−ベル−ベル」、及び再遊技に対応する「Replay−Replay−Replay」を設けている。なお、「ANY」とは、いずれの図柄でもよいことを意味する。
また、本実施の形態では、「赤7−ベル−ベル」を「特定図柄組み合わせ」としている。そして、通常遊技中にいずれかの有効入賞ライン300上に「赤7−ベル−ベル」が揃っても、入賞判定手段150により第4小役入賞とは判定されないものの、ボーナスゲーム中にいずれかの有効入賞ライン300上に「赤7−ベル−ベル」が揃うと、入賞判定手段150により第4小役入賞と判定されて、払出制御手段160により第4小役に応じた枚数(15枚)のメダルが払い出される。つまり、第4小役は、「特定役」となっている。また、「赤7−ベル−ベル」の図柄の組み合わせは、通常遊技中は、いわゆる「ハズレ目」となる。
また、図1に示すように、メイン制御装置101は、通常遊技を制御するための通常遊技制御手段111と、特別遊技を制御するための特別遊技制御手段112とを備えるとともに、役抽選手段120と、停止制御手段140と、入賞判定手段150と、払出制御手段160と、特定払出数カウント手段170とを備えている。
CPUがROMに記憶された所定のプログラムを実行することにより、メイン制御装置101を構成するマイクロコンピュータが、通常遊技制御手段、特別遊技制御手段、役抽選手段120、停止制御手段140、入賞判定手段150、払出制御手段160、及び特定払出数カウント手段170などとして機能する。
また、停止テーブル130は、プログラムなどとともに、ROMに記憶されている。
以下、メイン制御装置101が備える各手段について詳述する。
(通常遊技制御手段111)
通常遊技とは、一般的な遊技をいい、また、通常遊技制御手段111は、通常遊技を制御するためのものである。
以下、本実施の形態における通常遊技について説明する。
ここで、メダルの投入とは、遊技を行うためにメダルを賭ける(ベットする)ことを意味する。つまり、投入されたメダルとは、遊技を行なうために賭けられた(ベットされた)メダルを意味する。また、メダルの投入には、投入口85からの現実のメダルの投入と、ベットスイッチ70(シングルベットスイッチ71又はマックスベットスイッチ72)の操作によるクレジットされているメダルの投入とがある。また、クレジットされているメダルが投入されると、投入された枚数分の数値がクレジット数から減算される。
また、通常遊技では、1回の遊技につき最大で3枚のメダルを投入可能とされている。そして、メダルを投入すると、メダルの投入枚数に応じた本数の入賞ライン300が有効になる。具体的には、メダルの投入枚数が1枚のときには、第1入賞ライン301のみが有効になり、また、メダルの投入枚数が2枚のときには、第1から第3までの3本の入賞ライン301〜303が有効になり、また、メダルの投入枚数が3枚のときには、第1から第5までの5本すべての入賞ライン301〜305が有効になる。
また、メダルの投入を条件に、スタートスイッチ50を操作すると、役抽選手段120により、役に当選か又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、3個すべての回転リール40の回転が開始する。その後に、3個のストップスイッチ60のうちの1個を操作すると、当該ストップスイッチ60に対応した回転リール40の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ60の操作を終えると、3個すべての回転リール40の回転が停止する。
ここで、役抽選手段120による抽選の結果、いずれかの役に当選すると、いずれかの有効入賞ライン300上に、当選した役に対応する図柄の組み合わせが揃い得るようになり、そして、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、当選した役に対応する図柄の組み合わせが揃うと、当選した役に対応する入賞となって、入賞態様に応じた枚数のメダルが払い出される。
具体的には、例えば、役抽選手段120による抽選の結果が第1小役当選となると、いずれかの有効入賞ライン300上に、第1小役に対応した「ベル−ベル−ベル」の図柄の組み合わせが揃い得るようになり、そして、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に「ベル−ベル−ベル」の図柄の組み合わせが揃うと、第1小役入賞となって、第1小役に応じた所定枚数(10枚)のメダルが払い出される。他の役についても同様である。
また、メダルの払い出しとは、遊技によりメダルを獲得することを意味する。つまり、払い出されたメダルとは、遊技により獲得したメダルを意味する。また、メダルの払い出しには、クレジットによるメダルの払い出しと、ホッパーユニット84を駆動させることによる払出口86からの現実のメダルの払い出しとがある。また、払い出されたメダルがクレジットされると、クレジットされた枚数分の数値がクレジット数に加算される。本実施の形態では、クレジット数が上限値の「50」に達するまでは、払い出されたメダルはクレジットされ、クレジット数が上限値の「50」に達すると、ホッパーユニット84を駆動させることによる払出口86からの現実のメダルの払い出しが行なわれる。
また、メダルの払い出しに代えて、あるいはメダルの払い出しとともに、遊技者に対して所定の利益が付与されることもある。
また、役抽選手段120による抽選の結果がハズレとなると、いずれの有効入賞ライン300上にも、いずれの役に対応した図柄の組み合わせも揃えることができなくなる。
また、役抽選手段120による抽選の結果の如何にかかわらず、いずれの有効入賞ライン300上にも、いずれの役に対応した図柄の組み合わせも揃わないと、入賞なしとなる。
(特別遊技制御手段112)
特別遊技とは、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技をいい、また、特別遊技制御手段112とは、特別遊技を制御するためのものである。
以下、本実施の形態における特別遊技について説明する。
本実施の形態では、特別遊技として、ビッグボーナスゲーム(BBゲーム)とレギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)とを設けている。
通常遊技中に、役抽選手段120による抽選の結果がビッグボーナス当選(BB当選)になると、ビッグボーナスフラグ(BBフラグ)がセットされて、ビッグボーナス内部当選状態(BB内部当選状態)になるとともに、停止制御手段140により、いずれかの有効入賞ライン300上に、ビッグボーナス(BB)に対応する「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせが揃い得るように、つまり、ビッグボーナス入賞(BB入賞)を引き当て得るように、各回転リール40の停止制御が行われる。
具体的には、通常遊技中に、役抽選手段120による抽選の結果がBB当選になると、停止制御手段140は、BBに対応する停止テーブル130を選択し、この選択した停止テーブル130に基づいて、各回転リール40の停止制御を行う。このとき、いずれかの有効入賞ライン300上に、BBに対応する「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせが揃い得るようになるとともに、BB以外の役に対応した図柄の組み合わせについては、いずれの有効入賞ライン300上にも揃わなくなる。
そして、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、BBに対応する「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせが揃うと、BB入賞となり、BBゲームフラグがセットされて、BBゲームへ移行する。
また、BB入賞が引き当てられると、BBフラグがクリアされて、BB内部当選状態は終了する。
一方、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれの有効入賞ライン300上にも、BBに対応する「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせが揃わないと、入賞なしとなるものの、BBフラグはクリアされず、BB内部当選状態は継続する。BBフラグは、BB入賞が引き当てられるまで、クリアされずにセットされたままとなる(持ち越される)。つまり、BB内部当選状態は、BB入賞が引き当てられるまで継続する。
また、通常遊技中に、役抽選手段120による抽選の結果がレギュラーボーナス当選(RB当選)になると、レギュラーボーナスフラグ(RBフラグ)がセットされて、レギュラーボーナス内部当選状態(RB内部当選状態)になるとともに、停止制御手段140により、いずれかの有効入賞ライン300上に、レギュラーボーナス(RB)に対応する「BAR−BAR−BAR」の図柄の組み合わせが揃い得るように、つまり、レギュラーボーナス入賞(RB入賞)を引き当て得るように、各回転リール40の停止制御が行われる。
具体的には、通常遊技中に、役抽選手段120による抽選の結果がRB当選になると、停止制御手段140は、RBに対応する停止テーブル130を選択し、この選択した停止テーブル130に基づいて、各回転リール40の停止制御を行う。このとき、いずれかの有効入賞ライン300上に、RBに対応する「BAR−BAR−BAR」の図柄の組み合わせが揃い得るようになるとともに、RB以外の役に対応した図柄の組み合わせについては、いずれの有効入賞ライン300上にも揃わなくなる。
そして、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、RBに対応する「BAR−BAR−BAR」の図柄の組み合わせが揃うと、RB入賞となり、RBゲームフラグがセットされて、RBゲームへ移行する。
また、RB入賞が引き当てられると、RBフラグがクリアされて、RB内部当選状態は終了する。
一方、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれの有効入賞ライン300上にも、RBに対応する「BAR−BAR−BAR」の図柄の組み合わせが揃わないと、入賞なしとなるものの、RBフラグはクリアされず、RB内部当選状態は継続する。RBフラグは、RB入賞が引き当てられるまで、クリアされずにセットされたままとなる(持ち越される)。つまり、RB内部当選状態は、RB入賞が引き当てられるまで継続する。
なお、ビッグボーナスゲーム(BBゲーム)及びレギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)を総称して「ボーナスゲーム」といい、また、ビッグボーナス当選(BB当選)及びレギュラーボーナス当選(RB当選)を総称して「ボーナス当選」といい、また、ビッグボーナスフラグ(BBフラグ)及びレギュラーボーナスフラグ(RBフラグ)を総称して「ボーナスフラグ」といい、また、ビッグボーナス入賞(BB入賞)及びレギュラーボーナス入賞(RB入賞)を総称して「ボーナス入賞」といい、また、ビッグボーナスゲームフラグ(BBゲームフラグ)及びレギュラーボーナスゲームフラグ(RBゲームフラグ)を総称して「ボーナスゲームフラグ」という。
また、本実施の形態では、ボーナスゲーム中は、メダルの投入可能枚数が、1回の遊技につき1枚となる。そして、メダルを1枚投入すると、第1入賞ライン301のみが有効になる。
また、本実施の形態では、ボーナスゲーム中も、通常遊技中と同様に、メダルの投入を条件に、スタートスイッチ50を操作すると、役抽選手段120により役抽選が行われるとともに、3個すべての回転リール40の回転が開始し、その後、ストップスイッチ60を操作すると、対応する回転リール40の回転が停止し、そして、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、当選した役に対応する図柄の組み合わせが揃うと、当選した役に対応する入賞となって、入賞態様に応じた枚数のメダルが払い出される遊技が行われる。
また、本実施の形態では、特別遊技制御手段112は、ボーナスゲーム中は、以下に示すような制御を行うことにより、ボーナスゲームを、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技とする。
具体的には、本実施の形態では、制御装置100は、「赤7−ベル−ベル」の図柄の組み合わせを「特定図柄組み合わせ」とするとともに、特定図柄組み合わせに対応する役である「特定役(第4小役)」を設けて、通常遊技中にいずれかの有効入賞ライン300上に特定図柄組み合わせとしての「赤7−ベル−ベル」が揃っても、入賞判定手段150により特定役(第4小役)に入賞とは判定されないものの、ボーナスゲーム中にいずれかの有効入賞ライン300上に特定図柄組み合わせとしての「赤7−ベル−ベル」が揃うと、入賞判定手段150により特定役(第4小役)に入賞と判定されて、払出制御手段160により特定役(第4小役)に応じた所定枚数(15枚)のメダルが払い出されるようにすることにより、ボーナスゲームを、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技とする。
また、本実施の形態では、ボーナスゲームの開始から、特定払出数カウント手段170により、第4小役(特定役)入賞時に払い出されるメダルの枚数(15枚)をカウントする。
つまり、本実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、ボーナスゲーム中における、第4小役(特定役)入賞時に払い出されるメダルの枚数(15枚)を、他のものとは区別してカウントする。
更に換言すれば、本実施の形態では、ボーナスゲーム中に、第4小役(特定役)に入賞すると、このとき払い出されるメダルの枚数(15枚)が、特定払出数カウント手段170によってカウントされる。
また、本実施の形態では、ボーナスゲーム中も第3小役に当選して入賞し得るとともに、第3小役に入賞すると4枚のメダルが払い出されるが、このとき払い出されるメダルの枚数の「4」は、特定払出数カウント手段170によってカウントされることはない。
また、本実施の形態では、ボーナスゲーム中も第2小役に当選して入賞し得るとともに、第2小役に入賞すると10枚のメダルが払い出されるが、このとき払い出されるメダルの枚数の「10」は、特定払出数カウント手段170によってカウントされることはない。
また、本実施の形態では、ボーナスゲーム中も第1小役に当選して入賞し得るとともに、第1小役に入賞すると10枚のメダルが払い出されるが、このとき払い出されるメダルの枚数の「10」は、特定払出数カウント手段170によってカウントされることはない。
そして、本実施の形態では、特定払出数カウント手段170によりカウントされた数値、つまり、ボーナスゲーム中における、第4小役(特定役)入賞時に払い出されるメダルの枚数(15枚)の累計が、ボーナスゲームの終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技制御手段112は、ボーナスゲームを終了する。
また、本実施の形態では、BBゲームへ移行したときには、特定払出数カウント手段170によりカウントされた数値が「300」に達すると、特別遊技制御手段112は、BBゲームフラグをクリアして、BBゲームを終了し、また、RBゲームへ移行したときには、特定払出数カウント手段170によりカウントされた数値が「150」に達すると、特別遊技制御手段112は、RBゲームフラグをクリアして、RBゲームを終了する。
つまり、本実施の形態では、BBゲームの終了条件は「300」とされ、また、RBゲームの終了条件は「150」とされている。そして、ボーナスゲームが終了すると、通常遊技へ戻る。
なお、特定払出数カウント手段170については、後で詳しく説明する。
(役抽選手段120)
役抽選手段120は、スタートスイッチ50の操作を契機に、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの抽選(役抽選)を行うためのものである。
また、役抽選手段120は、役抽選用乱数発生手段と、役抽選用乱数抽出手段と、役抽選テーブルと、テーブル選択手段と、役抽選判定手段とを備えている。
また、役抽選用乱数発生手段は、役抽選用の乱数を、所定の範囲内(例えば、10進数で0〜65535)で発生させるためのものである。
また、役抽選用乱数発生手段は、例えば、発振回路と、この発振回路が発生させたクロック信号をカウントするカウンタ回路とによって構成できる(いわゆるハード乱数)。
また、役抽選用乱数発生手段は、例えば、平均採中法で乱数を発生させる手段や、あるいは素数の加算によって乱数を発生させる手段によって構成することもできる。また、これらの手段は、例えば、CPUに所定のプログラムを実行させることによって構成できる(いわゆるソフト乱数)。
また、役抽選用乱数抽出手段は、役抽選用乱数発生手段が発生させた乱数を、所定の契機(例えば、スタートスイッチ50の操作)で抽出するためのものである。
なお、役抽選用乱数発生手段は、カウンタ回路などによって構成されるため、役抽選用乱数発生手段が発生させる数値は、厳密には乱数ではない。ただ、スタートスイッチ50が操作されるタイミングは、ランダムであると考えられるため、役抽選用乱数抽出手段が抽出する数値は、実質的には乱数として取り扱うことができる。
また、役抽選テーブルは、役抽選用乱数発生手段が発生させる範囲内の各乱数について、役に当選か又はハズレかをあらかじめ定めたものである。
また、本実施の形態では、役抽選テーブルとして、通常遊技中に用いられる通常役抽選テーブルと、ボーナスゲーム中に用いられる特別役抽選テーブルとを備えている。
また、通常役抽選テーブルには、BB当選、RB当選、第1小役当選、第2小役当選、第3小役当選、Replay当選、及びハズレの領域が、役抽選用乱数発生手段が発生させる乱数の範囲内において、それぞれ所定の割合で定められている。また、通常役抽選テーブルには、第4小役(特定役)当選の領域は定められていない。このため、通常遊技中は、役抽選手段120による抽選で第4小役(特定役)に当選することはない。
また、特別役抽選テーブルには、第1小役当選、第2小役当選、第3小役当選、第4小役当選、Replay当選、及びハズレの領域が、役抽選用乱数発生手段が発生させる乱数の範囲内において、それぞれ所定の割合で定められている。このため、ボーナスゲーム中は、役抽選手段120による抽選で第4小役(特定役)に当選し得る。また、特別役抽選テーブルには、BB当選及びRB当選の領域は定められていない。このため、ボーナスゲーム中は、役抽選手段120による抽選でBB及びRBに当選することはない。
また、テーブル選択手段は、複数の役抽選テーブルの中から1の役抽選テーブルを選択するためのものである。
テーブル選択手段は、通常遊技中には、通常役抽選テーブルを選択し、ボーナスゲーム中には、特別役抽選テーブルを選択する。
また、役抽選判定手段は、役抽選用乱数抽出手段が抽出した乱数と、テーブル選択手段が選択した役抽選テーブルとを照合して、役に当選か又はハズレかの判定を行うためのものである。
本実施の形態では、役抽選判定手段は、役抽選用乱数抽出手段が抽出した乱数と、テーブル選択手段が選択した役抽選テーブルとを照合して、通常遊技中であれば、BB当選か、RB当選か、第1小役当選か、第2小役当選か、第3小役当選か、Replay当選か、又はハズレかの判定を行い、また、ボーナスゲーム中であれば、第1小役当選か、第2小役当選か、第3小役当選か、第4小役当選か、Replay当選か、又はハズレかの判定を行う。
なお、本実施の形態では、役抽選手段120は、BBフラグやRBフラグが持ち越されているときにも、つまり、BB内部当選状態中やRB内部当選状態中にも、通常役抽選テーブルを用いて役抽選を行う。
(停止テーブル130)
停止テーブル130は、各回転リール40の停止位置を決定するためのものであって、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置に応じて、各回転リール40の滑りコマ数をあらかじめ定めたものである。
また、「滑りコマ数」とは、ストップスイッチ60の操作から、対応する回転リール40の回転停止までにおける、その回転リール40の回転角度を、図柄何コマに相当するかであらわしたものをいう。
具体的には、滑りコマ数「0」とは、ストップスイッチ60の操作から、対応する回転リール40の回転停止までにおける、その回転リール40の回転角度を、図柄「0コマ」相当とすることを意味し、また、滑りコマ数「1」とは、ストップスイッチ60の操作から、対応する回転リール40の回転停止までにおける、その回転リール40の回転角度を、図柄「1コマ」相当とすることを意味する。滑りコマ数「2」以上についても同様である。
また、本実施の形態では、複数ある各役に対応して、複数種類の停止テーブル130が備えられている。
また、本実施の形態では、各停止テーブル130は、各回転リール40の滑りコマ数を、「0」以上「4」以下の範囲内で定めている。
また、いずれかの役に対応した停止テーブル130は、その役に対応した図柄の組み合わせが、いずれかの有効入賞ライン300上に揃い得るように、かつ、その役以外の役に対応した図柄の組み合わせについては、いずれの有効入賞ライン300上にも揃わないように、各回転リール40の滑りコマ数を定めている。
例えば、BBに対応した停止テーブル130は、BBに対応した「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせが、いずれかの有効入賞ライン300上に揃い得るように、かつ、BB以外の役に対応した図柄の組み合わせが、いずれの有効入賞ライン300上にも揃わないように、各回転リール40の滑りコマ数を定めている。
これにより、BBに対応した停止テーブル130が停止制御に用いられると、BBに対応した「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせが、いずれかの有効入賞ライン300上に、揃うこともあれば、揃わないこともあり、また、BB以外の役に対応した図柄の組み合わせは、いずれの有効入賞ライン300上にも揃わない。
また、第4小役(特定役)に対応した停止テーブル130は、第4小役(特定役)に対応した「赤7−ベル−ベル」の図柄の組み合わせが、いずれかの有効入賞ライン300上に揃い得るように、かつ、第4小役(特定役)以外の役に対応した図柄の組み合わせが、いずれの有効入賞ライン300上にも揃わないように、各回転リール40の滑りコマ数を定めている。
これにより、第4小役(特定役)に対応した停止テーブル130が停止制御に用いられると、第4小役(特定役)に対応した「赤7−ベル−ベル」の図柄の組み合わせが、いずれかの有効入賞ライン300上に、揃うこともあれば、揃わないこともあり、また、第4小役(特定役)以外の役に対応した図柄の組み合わせは、いずれの有効入賞ライン300上にも揃わない。
このように、BBに対応した停止テーブル130は、BB入賞を引き当て得るようにするとともに、BB入賞以外の入賞を引き当て得ないようにしており、また、第4小役(特定役)に対応した停止テーブル130は、第4小役(特定役)入賞を引き当て得るようにするとともに、第4小役(特定役)以外の入賞を引き当て得ないようにしている。他の役に対応した各停止テーブル130についても同様である。
また、「入賞なし」に対応した停止テーブル130は、いずれの有効入賞ライン300上にも、いずれの役に対応した図柄の組み合わせも揃わないように、各回転リール40の滑りコマ数を定めている。
(停止制御手段140)
停止制御手段140は、各回転リール40の停止制御を行うためのものである。
また、停止制御手段140は、役抽選手段120の抽選結果と、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置とに基づいて、各回転リール40の停止制御を行う。
以下、各回転リール40の停止制御について説明する。
まず、停止制御手段140は、役抽選手段120の抽選結果に基づいて、複数の停止テーブル130の中から一の停止テーブル130を選択する。
具体的には、例えば、役抽選手段120の抽選結果がBB当選となったときには、停止制御手段140は、複数の停止テーブル130の中から、BBに対応した停止テーブル130を選択する。これにより、役抽選手段120の抽選結果がBB当選となったときには、BBに対応した「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせが、いずれかの有効入賞ライン300上に揃い得るようになるとともに、BB以外の役に対応した図柄の組み合わせが、いずれの有効入賞ライン300上にも揃わなくなる。
また、例えば、役抽選手段120の抽選結果が第4小役(特定役)当選となったときには、停止制御手段140は、複数の停止テーブル130の中から、第4小役(特定役)に対応した停止テーブル130を選択する。これにより、役抽選手段120の抽選結果が第4小役(特定役)当選となったときには、第4小役(特定役)に対応した「赤7−ベル−ベル」の図柄の組み合わせが、いずれかの有効入賞ライン300上に揃い得るようになるとともに、第4小役(特定役)以外の役に対応した図柄の組み合わせが、いずれの有効入賞ライン300上にも揃わなくなる。
次に、停止制御手段140は、選択した一の停止テーブル130と、ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置とに基づいて、その回転リール40の滑りコマ数を決定する。
そして、停止制御手段140は、ストップスイッチ60の操作から、決定した滑りコマ数に相当する回転角度まで、対応する回転リール40を回転させ、そこで、その回転リール40の回転を停止させる。
具体的には、例えば、左リール41の図柄番号「10」の図柄が第1入賞ライン301上に位置しているときに、左側のストップスイッチ60が操作されたとする。
ここで、滑りコマ数が「0」の場合、停止制御手段140は、左側のストップスイッチ60の操作後ただちに、左リール41の回転を停止させる。これにより、第1入賞ライン301上に、図柄番号「10」の図柄が位置した状態で、左リール41の回転が停止する。
また、滑りコマ数が「1」の場合、停止制御手段140は、左側のストップスイッチ60の操作から、図柄「1コマ」に相当する角度だけ、左リール41を回転させ、そこで、左リール41の回転を停止させる。このとき、図柄番号「10」の図柄は、左側のストップスイッチ60の操作後に、左リール41の回転方向に図柄1コマ分滑るように移動して見える。これにより、第1入賞ライン301上に、図柄番号「11」の図柄が位置した状態で、左リール41の回転が停止する。
また、滑りコマ数が「2」の場合、停止制御手段140は、左側のストップスイッチ60の操作から、図柄「2コマ」に相当する角度だけ、左リール41を回転させ、そこで、左リール41の回転を停止させる。このとき、図柄番号「10」の図柄は、左側のストップスイッチ60の操作後に、左リール41の回転方向に図柄2コマ分滑るように移動して見える。これにより、第1入賞ライン301上に、図柄番号「12」の図柄が位置した状態で、左リール41の回転が停止する。
なお、上述したような回転リール40の停止制御は、停止テーブル130を用いた制御であることから、「テーブル制御」などと呼ばれる。
(入賞判定手段150)
入賞判定手段150は、すべての回転リール40の回転が停止したときに表示された図柄の組み合わせに基づいて、役に入賞か又は入賞なしかの判定を行うためのものである。
本実施の形態では、入賞判定手段150は、3個すべての回転リール40の回転が停止した際における、各有効入賞ライン300上の図柄の組み合わせに基づいて、役に入賞か又は入賞なしかの判定を行う。
具体的には、本実施の形態では、入賞判定手段150は、通常遊技中に、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせが揃うと、BB入賞と判定する。
また、本実施の形態では、入賞判定手段150は、通常遊技中に、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、「BAR−BAR−BAR」の図柄の組み合わせが揃うと、RB入賞と判定する。
また、本実施の形態では、入賞判定手段150は、通常遊技中及びボーナスゲーム中のいずれにおいても、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、「ベル−ベル−ベル」の図柄の組み合わせが揃うと、第1小役入賞と判定する。
また、本実施の形態では、入賞判定手段150は、通常遊技中及びボーナスゲーム中のいずれにおいても、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、「オレンジ−オレンジ−オレンジ」の図柄の組み合わせが揃うと、第2小役入賞と判定する。
また、本実施の形態では、入賞判定手段150は、通常遊技中及びボーナスゲーム中のいずれにおいても、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、「チェリー−ANY−ANY」の図柄の組み合わせが揃うと、第3小役入賞と判定する。なお、「ANY」とは、いずれの図柄でもよいことを意味する。
また、上述したように、本実施の形態では、「赤7−ベル−ベル」の図柄の組み合わせは、通常遊技中は、いわゆる「ハズレ目」となるものの、ボーナスゲーム中には、第4小役(特定役)に対応する、いわゆる「入賞図柄」となる。
そして、本実施の形態では、入賞判定手段150は、通常遊技中には、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、「赤7−ベル−ベル」の図柄の組み合わせが揃っても、第4小役(特定役)入賞とは判定しないものの、ボーナスゲーム中に、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、「赤7−ベル−ベル」の図柄の組み合わせが揃うと、第4小役(特定役)入賞と判定する。
また、本実施の形態では、入賞判定手段150は、通常遊技中及びボーナスゲーム中のいずれにおいても、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン300上に、「Replay−Replay−Replay」の図柄の組み合わせが揃うと、再遊技(Replay)入賞と判定する。
また、本実施の形態では、入賞判定手段150は、通常遊技中及びボーナスゲーム中のいずれにおいても、3個すべての回転リール40の回転が停止したときに、いずれの有効入賞ライン300上にも、いずれの役に対応する図柄の組み合わせも揃わないと、「入賞なし」と判定する。
(払出制御手段160)
払出制御手段160は、入賞判定手段150により役に入賞と判定されたときに、入賞した役に応じた数の遊技媒体を払い出すためのものである。
具体的には、本実施の形態では、払出制御手段160は、通常遊技中及びボーナスゲーム中のいずれにおいても、入賞判定手段150により第1小役入賞と判定されると、10枚のメダルを払い出す。
また、本実施の形態では、払出制御手段160は、通常遊技中及びボーナスゲーム中のいずれにおいても、入賞判定手段150により第2小役入賞と判定されると、10枚のメダルを払い出す。
また、本実施の形態では、払出制御手段160は、通常遊技中及びボーナスゲーム中のいずれにおいても、入賞判定手段150により第3小役入賞と判定されると、4枚のメダルを払い出す。
また、本実施の形態では、払出制御手段160は、ボーナスゲーム中に、入賞判定手段150により第4小役(特定役)入賞と判定されると、15枚のメダルを払い出す。
また、上述したように、本実施の形態では、メダルの払い出しには、クレジットによるメダルの払い出しと、ホッパーユニット84を駆動させることによる払出口86からの現実のメダルの払い出しとがある。また、払い出されたメダルがクレジットされると、クレジットされた枚数分の数値がクレジット数に加算される。また、本実施の形態では、クレジット数が上限値の「50」に達するまでは、払い出されたメダルはクレジットされ、クレジット数が上限値の「50」に達すると、上限値を超えた分について、ホッパーユニット84を駆動させることによる払出口86からの現実のメダルの払い出しが行なわれる。
なお、本実施の形態では、通常遊技中に、入賞判定手段150によりBB入賞と判定されたときには、払出制御手段160によるメダルの払い出しは行われないものの、メダルの払い出しに代えて、BBゲームへの移行という利益が遊技者に対して付与される。
また、本実施の形態では、通常遊技中に、入賞判定手段150によりRB入賞と判定されたときには、払出制御手段160によるメダルの払い出しは行われないものの、メダルの払い出しに代えて、RBゲームへの移行という利益が遊技者に対して付与される。
また、本実施の形態では、通常遊技中及びボーナスゲーム中のいずれにおいても、入賞判定手段150により再遊技(Replay)入賞と判定されたときには、払出制御手段160によるメダルの払い出しは行なわれないものの、メダルの払い出しに代えて、前回の遊技と同じ枚数のメダルを投入したという条件で再度遊技を行なうことができる、という利益が遊技者に対して付与される。
(特定払出数カウント手段170)
特定払出数カウント手段170は、払出制御手段160により払い出される遊技媒体の数のうち特定のものをカウントするためのものである。
図2に示すように、本実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、数値を記憶するための特定払出数記憶部171と、一のボーナスゲームの終了からその次のボーナスゲームの開始までの間の所定時に、特定払出数記憶部171に、初期値としての所定の数値を設定するための初期値設定手段172と、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したか否かの判定を行うための特定役入賞成否判定手段173と、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したと特定役入賞成否判定手段173により判定される毎に、特定役(第4小役)入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部171の数値に対して順次加算又は減算するための第1特定役入賞時払出数演算手段174とを備えている。
これにより、本実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、ボーナスゲームの開始から、ボーナスゲーム中に特有のものである、特定役(第4小役)入賞時に払い出される遊技媒体の数を、他のものとは区別してカウントすることができる。
そして、本実施の形態では、特定払出数記憶部171の数値を、特定払出数カウント手段170によりカウントされた数値とし、特定払出数記憶部171の数値が、つまり、ボーナスゲーム中における、特定役(第4小役)入賞時に払い出される遊技媒体の数の累計が、ボーナスゲームの終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技制御手段112が、ボーナスゲームを終了する。そして、ボーナスゲームが終了すると、通常遊技へ戻る。
なお、上述したように、本実施の形態では、ボーナスゲームとしてのBBゲームの終了条件とされる数値は「300」であり、また、ボーナスゲームとしてのRBゲームの終了条件とされる数値は「150」である。
以下、特定払出数カウント手段170が備える各手段について更に詳しく説明する。
(特定払出数記憶部171)
特定払出数記憶部171は、数値を記憶するためのものである。
本実施の形態では、メイン制御装置101が備えるRAM上の所定のアドレスが、特定払出数記憶部171として割り当てられている。
そして、本実施の形態では、特定払出数記憶部171の数値が、特定払出数カウント手段170によりカウントされた数値とされる。
(初期値設定手段172)
初期値設定手段172は、一のボーナスゲームの終了からその次のボーナスゲームの開始までの間の所定時に、特定払出数記憶部171に、初期値としての所定の数値を設定するためのものである。
本実施の形態では、初期値設定手段172は、一のボーナスゲームの終了時に、特定払出数記憶部171に、初期値として「0」を設定する。これにより、次のボーナスゲームの開始時には、特定払出数記憶部171に、初期値「0」が設定された状態になる。
また、本実施の形態では、初期値設定手段172は、一のボーナスゲームの開始からその一のボーナスゲームの終了までの間には、つまり、ボーナスゲーム中には、特定払出数記憶部171に初期値「0」を設定することはない。
(特定役入賞成否判定手段173)
特定役入賞成否判定手段173は、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したか否かの判定を行うためのものである。
本実施の形態では、ボーナスゲーム中にいずれかの有効入賞ライン300上に「赤7−ベル−ベル」の図柄の組み合わせが揃うと、入賞判定手段150により第4小役入賞と判定される。そうすると、特定役入賞成否判定手段173は、特定役に入賞したと判定する。
(第1特定役入賞時払出数演算手段174)
第1特定役入賞時払出数演算手段174は、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したと特定役入賞成否判定手段173により判定される毎に、特定役(第4小役)入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部171の数値に対して順次加算又は減算するためのものである。
本実施の形態では、第1特定役入賞時払出数演算手段174は、第4小役入賞時に払い出されるメダルの枚数である「15」をそのまま、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値とし、ボーナスゲーム中に特定役に入賞したと特定役入賞成否判定手段173により判定される毎に、初期値設定手段172により初期値「0」が設定された後の特定払出数記憶部171の数値に対して「15」を順次「加算」していく。
(スロットマシン10の動作)
以下、図5〜図8に示すフローチャートに基づいて、本実施の形態に係るスロットマシン10の動作の概略を説明する。
(メイン処理)
まず、図5に示すフローチャートに基づいて、「メイン処理」について説明する。
ステップ101において、メイン制御装置101により、スタートスイッチ50の操作があったか否かの判断が行われる。ここで、スタートスイッチ50の操作があったと判断されると、次のステップ102に進む。一方、スタートスイッチ50の操作はないと判断されると、再度ステップ101となる。
ステップ102において、役抽選手段120により、役抽選処理が行われる。また、役抽選処理については、後で詳しく説明する。そして、役抽選処理が終わると、次のステップ103に進む。
ステップ103において、特別遊技制御手段112により、役抽選手段120の抽選結果がボーナス当選か否かの判断が行われる。つまり、BB当選又はRB当選が引き当てられたか否かの判断が行われる。ここで、ボーナス当選が引き当てられたと判断されると、次のステップ104に進む。一方、ボーナス当選は引き当てられず、ボーナス当選以外の抽選結果であったと判断されると、ステップ104をスキップして、ステップ105に進む。
ステップ104において、特別遊技制御手段112により、ボーナスフラグがセットされる。具体的には、役抽選手段120の抽選結果がBB当選となり、ステップ103においてBB当選が引き当てられたと判断された場合には、特別遊技制御手段112により、BBフラグがセットされ、一方、役抽選手段120の抽選結果がRB当選となり、ステップ103においてRB当選が引き当てられたと判断された場合には、特別遊技制御手段112により、RBフラグがセットされる。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、メイン制御装置101により、回転リール回転開始処理が行われる。そして、回転リール回転開始処理が終わると、次のステップ106に進む。
ステップ106において、メイン制御装置101により、ストップスイッチ60の操作があったか否かの判断が行われる。ここで、ストップスイッチ60の操作があったと判断されると、次のステップ107に進む。一方、ストップスイッチ60の操作はないと判断されると、再度ステップ106となる。
ステップ107において、メイン制御装置101により、回転リール回転停止処理が行われる。また、回転リール回転停止処理については、後で詳しく説明する。そして、回転リール回転停止処理が終わると、次のステップ108に進む。
ステップ108において、メイン制御装置101により、すべての回転リール40の回転が停止したか否かの判断が行われる。ここで、すべての回転リール40の回転が停止したと判断されると、次のステップ109に進む。一方、まだ回転中の回転リール40があると判断されると、ステップ106に戻る。
ステップ109において、入賞判定手段150により、入賞判定処理が行われる。そして、入賞判定処理が終わると、ステップ110に進む。
ステップ110において、特別遊技制御手段112により、入賞判定手段150の判定結果がボーナス入賞か否かの判断が行われる。つまり、BB入賞又はRB入賞が引き当てられたか否かの判断が行われる。ここで、ボーナス入賞が引き当てられたと判断されると、次のステップ111に進む。一方、ボーナス入賞は引き当てられず、ボーナス入賞以外の判定結果であったと判断されると、ステップ111をスキップして、ステップ112に進む。
ステップ111において、特別遊技制御手段112により、ボーナスフラグがクリアされるとともに、ボーナスゲームフラグがセットされる。具体的には、BBフラグがセットされており、ステップ110においてBB入賞が引き当てられたと判断された場合には、特別遊技制御手段112により、BBフラグがクリアされるとともに、BBゲームフラグがセットされ、一方、RBフラグがセットされており、ステップ110においてRB入賞が引き当てられたと判断された場合には、特別遊技制御手段112により、RBフラグがクリアされるとともに、RBゲームフラグがセットされる。そして、次のステップ112に進む。
ステップ112において、払出制御手段160により、メダル払出処理が行なわれる。そして、メダル払出処理が終了すると、次のステップ113に進む。
ステップ113において、特定払出数カウント手段170により、特定払出数カウント処理が行われる。つまり、払出制御手段160により払い出されるメダルの枚数のうち特定のもののカウントが行なわれる。また、特定払出数カウント処理については、後で詳しく説明する。そして、特定払出数カウント処理が終了すると、メイン処理は終了する。
(役抽選処理)
次に、図6に示すフローチャートに基づいて、「役抽選処理」について説明する。
ステップ201において、役抽選用乱数抽出手段により、役抽選用乱数の抽出が行われる。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、テーブル選択手段により、ボーナスゲームフラグがONか否か、具体的には、BBゲームフラグ又はRBゲームフラグがONか否かの判断が行われる。ここで、ボーナスゲームフラグがOFFと判断されると、つまり、通常遊技中と判断されると、ステップ203に進む。一方、ボーナスゲームフラグがONであると判断されると、つまり、ボーナスゲーム中と判断されると、ステップ204に進む。
ステップ203において、テーブル選択手段により、役抽選テーブルとして、通常役抽選テーブルが選択される。そして、ステップ205に進む。
ステップ204において、テーブル選択手段により、役抽選テーブルとして、特別役抽選テーブルが選択される。そして、ステップ205に進む。
ステップ205において、役抽選判定手段により、役抽選用乱数抽出手段が抽出した乱数とテーブル選択手段が選択した役抽選テーブルとに基づいて、抽選結果の判定が行われる。そして、役抽選処理は終了する。
(回転リール回転停止処理)
次に、図7に示すフローチャートに基づいて、「回転リール回転停止処理」について説明する。
ステップ301において、停止制御手段140により、役抽選手段120の抽選結果に対応した停止テーブル130が選択される。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、停止制御手段140により、選択した停止テーブル130と、ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置とに基づいて、滑りコマ数が決定される。つまり、停止制御手段140は、選択した停止テーブル130を参照して、ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置に対応した滑りコマ数を取得する。そして、次のステップ303に進む。
ステップ303において、停止制御手段140により、決定した滑りコマ数の分、回転リール40の回転が行われる。つまり、停止制御手段140は、ストップスイッチ60の操作から、決定(取得)した滑りコマ数に相当する回転角度まで、対応する回転リール40を回転させる。そして、次のステップ304に進む。
ステップ304において、停止制御手段140により、回転リール40の回転が停止される。そして、回転リール回転停止処理は終了する。
(特定払出数カウント処理)
次に、図8に示すフローチャートに基づいて、「特定払出数カウント処理」について説明する。
ステップ401において、特定払出数カウント手段170により、ボーナスゲームフラグがONか否かの判断が行われる。ボーナスゲームフラグがONであればボーナスゲーム中、一方、ボーナスゲームフラグがOFFであれば通常遊技中となる。更に詳しくは、ボーナスゲームフラグとしてのBBゲームフラグがONであればBBゲーム中、ボーナスゲームフラグとしてのRBゲームフラグがONであればRBゲーム中、BBゲームフラグもRBゲームフラグもOFFであれば通常遊技中となる。ここで、ボーナスゲームフラグがONと判断されると、ステップ402に進む。一方、ボーナスゲームフラグがOFFと判断されると、特定払出数カウント処理は終了する。
ステップ402において、特定役入賞成否判定手段173により、当該遊技で特定役(第4小役)に入賞したか否かの判断が行われる。ここで、当該遊技で特定役(第4小役)に入賞したと判断されると、次のステップ403に進む。一方、当該遊技では特定役(第4小役)には入賞していないと判断されると、ステップ403をスキップして、ステップ404に進む。
ステップ403において、第1特定役入賞時払出数演算手段174により、特定役(第4小役)入賞時に払い出されるメダルの枚数「15」が、特定払出数記憶部171の数値に対して「加算」される。そして、次のステップ404に進む。
ステップ404において、特別遊技制御手段112により、特定払出数記憶部171の数値が、ボーナスゲームの終了条件としての数値に達したか否かの判断が行われる。具体的には、BBゲームフラグがONであり、BBゲーム中となっている場合には、特別遊技制御手段112は、特定払出数記憶部171の数値が、BBゲームの終了条件の「300」に達したか否かの判断を行い、また、RBゲームフラグがONであり、RBゲーム中となっている場合には、特別遊技制御手段112は、特定払出数記憶部171の数値が、RBゲームの終了条件の「150」に達したか否かの判断を行う。ここで、特定払出数記憶部171の数値がボーナスゲームの終了条件としての数値に達したと判断されると、次のステップ405に進む。一方、特定払出数記憶部171の数値がボーナスゲームの終了条件としての数値には達していないと判断されると、ステップ405及びステップ406をスキップして、特定払出数カウント処理は終了する。
ステップ405において、特別遊技制御手段112により、ボーナスゲームフラグがクリアされる。具体的には、BBゲームフラグがONであり、BBゲーム中となっている場合には、特別遊技制御手段112により、BBゲームフラグがクリアされる。また、RBゲームフラグがONであり、RBゲーム中となっている場合には、特別遊技制御手段112により、RBゲームフラグがクリアされる。これにより、ボーナスゲームが終了して、通常遊技に戻ることとなる。そして、ボーナスゲームフラグがクリアされると、次のステップ406に進む。
ステップ406において、初期値設定手段172により、特定払出数記憶部171に、初期値「0」が設定される。そして、特定払出数カウント処理は終了する。
(作用・効果)
以上説明したように、本実施の形態によれば、払出制御手段160により払い出されるメダルの枚数のうち特定のものをカウントするための特定払出数カウント手段170を備え、この特定払出数カウント手段170により、ボーナスゲーム中に払い出されるメダルの枚数のうち、ボーナスゲーム中に特有のものである、特定役(第4小役)入賞時に払い出されるメダルの枚数を、他のものとは区別してカウントし、このカウントした数値が終了条件としての所定の数値に達すると、ボーナスゲームを終了することから、遊技者がボーナスゲームのメリットを十分に享受できる遊技機を提供できる。
(変形例)
なお、上記実施の形態では、特定払出数記憶部171には初期値「0」を設定し、また、第4小役入賞時に払い出されるメダルの枚数である「15」をそのまま、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値とし、ボーナスゲーム中に第4小役(特定役)に入賞する毎に、初期値「0」が設定された後の特定払出数記憶部171の数値に対して「15」を順次「加算」していくものとしたが、これに限られるものではない。
例えば、特定払出数記憶部171には初期値「300」を設定する。また、第4小役入賞時に払い出されるメダルの枚数である「15」をそのまま、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値とし、ボーナスゲーム中に第4小役(特定役)に入賞する毎に、初期値「300」が設定された後の特定払出数記憶部171の数値から「15」を順次「減算」する。そして、特定払出数記憶部171の数値が、終了条件としての「0」に達すると、ボーナスゲームを終了する。このようにしても、ボーナスゲーム中に払い出されるメダルの枚数のうち、ボーナスゲーム中に特有のものである、特定役(第4小役)入賞時に払い出されるメダルの枚数の累計が「300」枚に達すると、ボーナスゲームを終了させることができる。
また、例えば、特定払出数記憶部171には初期値「300」を設定する。また、第4小役入賞時に払い出されるメダルの枚数の反数の「−15」を、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値とし、ボーナスゲーム中に第4小役(特定役)に入賞する毎に、初期値「300」が設定された後の特定払出数記憶部171の数値に対して「−15」を順次「加算」する。そして、特定払出数記憶部171の数値が、終了条件としての「0」に達すると、ボーナスゲームを終了する。このようにしても、ボーナスゲーム中に払い出されるメダルの枚数のうち、ボーナスゲーム中に特有のものである、特定役(第4小役)入賞時に払い出されるメダルの枚数の累計が「300」枚に達すると、ボーナスゲームを終了させることができる。
また、例えば、特定払出数記憶部171には初期値「0」を設定する。また、第4小役入賞時に払い出されるメダルの枚数の2倍の「30」を、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値とし、ボーナスゲーム中に第4小役(特定役)に入賞する毎に、初期値「0」が設定された後の特定払出数記憶部171の数値に対して「30」を順次「加算」する。そして、特定払出数記憶部171の数値が、終了条件としての「600」に達すると、ボーナスゲームとしてのBBゲームを終了する。このようにしても、ボーナスゲーム中に払い出されるメダルの枚数のうち、ボーナスゲーム中に特有のものである、特定役(第4小役)入賞時に払い出されるメダルの枚数の累計が「300」枚に達すると、ボーナスゲームを終了させることができる。
例えば、特定払出数記憶部171には初期値「100」を設定する。また、第4小役入賞時に払い出されるメダルの枚数である「15」をそのまま、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値とし、ボーナスゲーム中に第4小役(特定役)に入賞する毎に、初期値「100」が設定された後の特定払出数記憶部171の数値に対して「15」を順次「加算」する。そして、特定払出数記憶部171の数値が、終了条件としての「400」に達すると、ボーナスゲームを終了する。このようにしても、ボーナスゲーム中に払い出されるメダルの枚数のうち、ボーナスゲーム中に特有のものである、特定役(第4小役)入賞時に払い出されるメダルの枚数の累計が「300」枚に達すると、ボーナスゲームを終了させることができる。
(第2の実施の形態)
図9〜図10は、第2の実施の形態を示すものである。
第2の実施の形態は、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したときに払い出されるメダルの枚数から、当該特定役(第4小役)に入賞した遊技で投入されたメダルの枚数を差し引いたものを、特定払出数カウント手段170によりカウントし、このカウントした数値が終了条件としての所定の数値に達すると、ボーナスゲームを終了するようにしたものである。
また、第2の実施の形態は、特定払出数カウント手段170及び特定払出数カウント処理が、第1の実施の形態とは異なり、それ以外は、第1の実施の形態と同様である。
以下、第1の実施の形態とは異なる点を中心に、図9〜図10に基づいて、第2の実施の形態について説明する。
(特定払出数カウント手段170)
図9に示すように、第2の実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、数値を記憶するための特定払出数記憶部171と、一のボーナスゲームの終了からその次のボーナスゲームの開始までの間の所定時に、特定払出数記憶部171に、初期値としての所定の数値を設定するための初期値設定手段172と、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したか否かの判定を行うための特定役入賞成否判定手段173と、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したと特定役入賞成否判定手段173により判定される毎に、特定役(第4小役)入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部171の数値に対して順次加算又は減算するための第1特定役入賞時払出数演算手段174と、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したと特定役入賞成否判定手段173により判定される毎に、当該特定役(第4小役)に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部171の数値に対して順次減算又は加算するための第1特定役入賞時投入数演算手段181とを備えている。
これにより、本実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、ボーナスゲーム中に特有のものである、特定役(第4小役)入賞時の遊技媒体の払出数から、当該特定役(第4小役)に入賞した遊技での遊技媒体の投入数を差し引いたものを、他のものとは区別してカウントすることができる。
そして、第2の実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、特定払出数記憶部171の数値を、特定払出数カウント手段170によりカウントされた数値とし、特定払出数記憶部171の数値が、終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技制御手段112が、ボーナスゲームを終了する。そして、ボーナスゲームが終了すると、通常遊技へ戻る。
以下、第1実施の形態と同様に、ボーナスゲーム中におけるメダルの投入可能枚数は1回の遊技につき1枚であり、また、ボーナスゲームとしてのBBゲームの終了条件とされる数値は「300」であり、また、ボーナスゲームとしてのRBゲームの終了条件とされる数値は「150」であるものとして、特定払出数カウント手段170が備える各手段のうち、第1の実施の形態とは異なる、第1特定役入賞時投入数演算手段181について更に詳しく説明する。
(第1特定役入賞時投入数演算手段181)
第1特定役入賞時投入数演算手段181は、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したと特定役入賞成否判定手段173により判定される毎に、当該特定役(第4小役)に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部171の数値に対して順次減算又は加算するためのものである。
本実施の形態では、第1特定役入賞時投入数演算手段181は、メダルの投入枚数をそのまま、投入された遊技媒体の数に応じた数値とし、ボーナスゲーム中に特定役に入賞したと特定役入賞成否判定手段173により判定される毎に、初期値設定手段172により初期値「0」が設定された後の特定払出数記憶部171の数値から「1」を順次「減算」していく。
(特定払出数カウント処理)
図10に示すフローチャートに基づいて、第2の実施の形態における「特定払出数カウント処理」について説明する。
ステップ501において、特定払出数カウント手段170により、ボーナスゲームフラグがONか否か、つまり、ボーナスゲーム中か否かの判断が行われる。ここで、ボーナスゲームフラグがONと判断されると、つまり、ボーナスゲーム中と判断されると、ステップ502に進む。一方、ボーナスゲームフラグがOFFと判断されると、つまり、通常遊技中と判断されると、特定払出数カウント処理は終了する。
ステップ502において、特定役入賞成否判定手段173により、当該遊技で特定役(第4小役)に入賞したか否かの判断が行われる。ここで、当該遊技で特定役(第4小役)に入賞したと判断されると、次のステップ503に進む。一方、当該遊技では特定役(第4小役)には入賞していないと判断されると、ステップ503及びステップ504をスキップして、ステップ505に進む。
ステップ503において、第1特定役入賞時払出数演算手段174により、特定役(第4小役)入賞時に払い出されるメダルの枚数「15」が、特定払出数記憶部171の数値に対して「加算」される。そして、次のステップ504に進む。
ステップ504において、第1特定役入賞時投入数演算手段181により、当該遊技で投入されたメダルの枚数「1」が、特定払出数記憶部171の数値から「減算」される。そして、次のステップ505に進む。
ステップ505からステップ507までについては、第1の実施の形態において図8に示したステップ404からステップ406までと同様である。
(作用・効果)
以上説明したように、本実施の形態によれば、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞する毎に、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数が特定払出数記憶部171の数値に加算されるとともに、当該特定役(第4小役)に入賞した遊技でのメダルの投入枚数が特定払出数記憶部171の数値から減算される。
これにより、ボーナスゲーム中に特有のものである、特定役(第4小役)入賞時の遊技媒体の払出数から、当該特定役(第4小役)に入賞した遊技での遊技媒体の投入数を差し引いたものを、他のものとは区別してカウントすることができる。
そして、このカウントされた数値は、ボーナスゲーム中における、いわゆるメダルの純増枚数を示すものであるが、このカウントされた数値が終了条件としての所定の数値に達すると、ボーナスゲームが終了することから、遊技者はボーナスゲームのメリットを十分に享受できる。
(変形例)
なお、特定払出数カウント手段170の動作は、上記の例に限られるものではない。
例えば、特定払出数記憶部171には初期値「300」を設定する。また、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞する毎に、第1特定役入賞時払出数演算手段174により、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数である「15」をそのまま特定払出数記憶部171の数値から順次「減算」するとともに、第1特定役入賞時投入数演算手段181により、当該特定役(第4小役)に入賞した遊技でのメダルの投入枚数である「1」をそのまま特定払出数記憶部171の数値に順次「加算」する。そして、特定払出数記憶部171の数値が、終了条件としての「0」に達すると、ボーナスゲームを終了する。このようにしても、ボーナスゲーム中における、いわゆるメダルの純増枚数が「300」枚に達すると、ボーナスゲームを終了させることができる。
(第3の実施の形態)
図11〜図12は、第3の実施の形態を示すものである。
第3の実施の形態は、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したときに払い出されるメダルの枚数から、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選した各遊技で投入されたメダルの枚数を差し引いたものを、特定払出数カウント手段170によりカウントし、このカウントした数値が終了条件としての所定の数値に達すると、ボーナスゲームを終了するようにしたものである。
また、第3の実施の形態は、特定払出数カウント手段170及び特定払出数カウント処理が、第1の実施の形態とは異なり、それ以外は、第1の実施の形態と同様である。
以下、第1の実施の形態とは異なる点を中心に、図11〜図12に基づいて、第3の実施の形態について説明する。
(特定払出数カウント手段170)
図11に示すように、第3の実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、数値を記憶するための特定払出数記憶部171と、一のボーナスゲームの終了からその次のボーナスゲームの開始までの間の所定時に、特定払出数記憶部171に、初期値としての所定の数値を設定するための初期値設定手段172と、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したか否かの判定を行うための特定役入賞成否判定手段173と、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したと特定役入賞成否判定手段173により判定される毎に、特定役(第4小役)入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部171の数値に対して順次加算又は減算するための第1特定役入賞時払出数演算手段174と、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したか否かの判定を行うための特定役当選成否判定手段191と、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したと特定役当選成否判定手段191により判定される毎に、当該特定役(第4小役)に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部171の数値に対して順次減算又は加算するための第1特定役当選時投入数演算手段192とを備えている。
これにより、本実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、ボーナスゲーム中に特有のものである、特定役(第4小役)入賞時の遊技媒体の払出数から、役抽選で特定役(第4小役)に当選した各遊技での遊技媒体の投入数を差し引いたものを、他のものとは区別してカウントすることができる。
そして、第3の実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、特定払出数記憶部171の数値を、特定払出数カウント手段170によりカウントされた数値とし、特定払出数記憶部171の数値が、終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技制御手段112が、ボーナスゲームを終了する。そして、ボーナスゲームが終了すると、通常遊技へ戻る。
以下、上記各実施の形態と同様に、ボーナスゲーム中におけるメダルの投入可能枚数は1回の遊技につき1枚であり、また、ボーナスゲームとしてのBBゲームの終了条件とされる数値は「300」であり、また、ボーナスゲームとしてのRBゲームの終了条件とされる数値は「150」であるものとして、特定払出数カウント手段170が備える各手段のうち、第1の実施の形態とは異なる、特定役当選成否判定手段191、及び第1特定役当選時投入数演算手段192について更に詳しく説明する。
(特定役当選成否判定手段191)
特定役当選成否判定手段191は、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したか否かの判定を行うためのものである。
本実施の形態では、ボーナスゲーム中に、役抽選手段120の抽選結果が第4小役当選となると、特定役当選成否判定手段191は、特定役に当選したと判定する。
(第1特定役当選時投入数演算手段192)
第1特定役当選時投入数演算手段192は、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したと特定役当選成否判定手段191により判定される毎に、当該特定役(第4小役)に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部171の数値に対して順次減算又は加算するためのものである。
本実施の形態では、第1特定役当選時投入数演算手段192は、第4小役に当選した遊技で投入されたメダルの枚数「1」をそのまま、特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値とし、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したと特定役当選成否判定手段191により判定される毎に、初期値設定手段172により初期値「0」が設定された後の特定払出数記憶部171の数値から「1」を順次「減算」していく。
(特定払出数カウント処理)
図12に示すフローチャートに基づいて、第3の実施の形態における「特定払出数カウント処理」について説明する。
ステップ601において、特定払出数カウント手段170により、ボーナスゲームフラグがONか否か、つまり、ボーナスゲーム中か否かの判断が行われる。ここで、ボーナスゲームフラグがONと判断されると、つまり、ボーナスゲーム中と判断されると、ステップ602に進む。一方、ボーナスゲームフラグがOFFと判断されると、つまり、通常遊技中と判断されると、特定払出数カウント処理は終了する。
ステップ602において、特定役当選成否判定手段191により、当該遊技で特定役(第4小役)に当選したか否かの判断が行われる。ここで、当該遊技で特定役(第4小役)に当選したと判断されると、次のステップ603に進む。一方、当該遊技では特定役(第4小役)には当選していないと判断されると、ステップ603をスキップして、ステップ604に進む。
ステップ603において、第1特定役当選時投入数演算手段192により、当該遊技で投入されたメダルの枚数「1」が、特定払出数記憶部171の数値から「減算」される。そして、次のステップ604に進む。
ステップ604において、特定役入賞成否判定手段173により、当該遊技で特定役(第4小役)に入賞したか否かの判断が行われる。ここで、当該遊技で特定役(第4小役)に入賞したと判断されると、次のステップ605に進む。一方、当該遊技では特定役(第4小役)には入賞していないと判断されると、ステップ605をスキップして、ステップ606に進む。
ステップ605において、第1特定役入賞時払出数演算手段174により、特定役(第4小役)入賞時に払い出されるメダルの枚数「15」が、特定払出数記憶部171の数値に対して「加算」される。そして、次のステップ606に進む。
ステップ606からステップ608までについては、第1の実施の形態において図8に示したステップ404からステップ406までと同様である。
(作用・効果)
以上説明したように、本実施の形態によれば、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に当選する毎に、当該特定役(第4小役)に当選した遊技でのメダルの投入枚数が特定払出数記憶部171の数値から減算され、また、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞する毎に、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数が特定払出数記憶部171の数値に加算される。
これにより、ボーナスゲーム中に特有のものである、特定役(第4小役)入賞時の遊技媒体の払出数から、役抽選で特定役(第4小役)に当選した各遊技での遊技媒体の投入数を差し引いたものを、他のものとは区別してカウントすることができる。
そして、このカウントされた数値は、ボーナスゲーム中における、いわゆるメダルの純増枚数を示すものであるが、このカウントされた数値が終了条件としての所定の数値に達すると、ボーナスゲームが終了することから、遊技者はボーナスゲームのメリットを十分に享受できる。
(変形例)
なお、特定払出数カウント手段170の動作は、上記の例に限られるものではない。
例えば、特定払出数記憶部171には初期値「300」を設定する。また、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に当選する毎に、第1特定役当選時投入数演算手段192により、当該特定役(第4小役)に当選した遊技でのメダルの投入枚数である「1」をそのまま特定払出数記憶部171の数値に順次「加算」する。また、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞する毎に、第1特定役入賞時払出数演算手段174により、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数である「15」をそのまま特定払出数記憶部171の数値から順次「減算」する。そして、特定払出数記憶部171の数値が、終了条件としての「0」に達すると、ボーナスゲームを終了する。このようにしても、ボーナスゲーム中における、いわゆるメダルの純増枚数が「300」枚に達すると、ボーナスゲームを終了させることができる。
(第4の実施の形態)
図13〜図14は、第4の実施の形態を示すものである。
第4の実施の形態は、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したときに払い出されるメダルの枚数から、ボーナスゲーム中の各遊技で投入されたメダルの枚数を差し引いたものを、特定払出数カウント手段170によりカウントし、このカウントした数値が終了条件としての所定の数値に達すると、ボーナスゲームを終了するようにしたものである。
また、第4の実施の形態は、特定払出数カウント手段170及び特定払出数カウント処理が、第1の実施の形態とは異なり、それ以外は、第1の実施の形態と同様である。
以下、第1の実施の形態とは異なる点を中心に、図13〜図14に基づいて、第4の実施の形態について説明する。
(特定払出数カウント手段170)
図13に示すように、第4の実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、数値を記憶するための特定払出数記憶部171と、一のボーナスゲームの終了からその次のボーナスゲームの開始までの間の所定時に、特定払出数記憶部171に、初期値としての所定の数値を設定するための初期値設定手段172と、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したか否かの判定を行うための特定役入賞成否判定手段173と、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したと特定役入賞成否判定手段173により判定される毎に、特定役(第4小役)入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部171の数値に対して順次加算又は減算するための第1特定役入賞時払出数演算手段174と、ボーナスゲーム中に遊技が行われる毎に、当該遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部171の数値に対して順次減算又は加算するための第1特別遊技中投入数演算手段197とを備えている。
これにより、本実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、ボーナスゲーム中に特有のものである、特定役(第4小役)入賞時の遊技媒体の払出数から、ボーナスゲーム中の各遊技での遊技媒体の投入数を差し引いたものを、他のものとは区別してカウントすることができる。
そして、第4の実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、特定払出数記憶部171の数値を、特定払出数カウント手段170によりカウントされた数値とし、特定払出数記憶部171の数値が、終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技制御手段112が、ボーナスゲームを終了する。そして、ボーナスゲームが終了すると、通常遊技へ戻る。
以下、上記各実施の形態と同様に、ボーナスゲーム中におけるメダルの投入可能枚数は1回の遊技につき1枚であり、また、ボーナスゲームとしてのBBゲームの終了条件とされる数値は「300」であり、また、ボーナスゲームとしてのRBゲームの終了条件とされる数値は「150」であるものとして、特定払出数カウント手段170が備える各手段のうち、第1の実施の形態とは異なる、第1特別遊技中投入数演算手段197について更に詳しく説明する。
(第1特別遊技中投入数演算手段197)
第1特別遊技中投入数演算手段197は、ボーナスゲーム中に遊技が行われる毎に、当該遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部171の数値に対して順次減算又は加算するためのものである。
本実施の形態では、第1特別遊技中投入数演算手段197は、メダルの投入枚数をそのまま、投入された遊技媒体の数に応じた数値とし、ボーナスゲーム中に遊技が行われる毎に、初期値設定手段172により初期値「0」が設定された後の特定払出数記憶部171の数値から「1」を順次「減算」していく。
(特定払出数カウント処理)
図14に示すフローチャートに基づいて、第4の実施の形態における「特定払出数カウント処理」について説明する。
ステップ701において、特定払出数カウント手段170により、ボーナスゲームフラグがONか否か、つまり、ボーナスゲーム中か否かの判断が行われる。ここで、ボーナスゲームフラグがONと判断されると、つまり、ボーナスゲーム中と判断されると、ステップ702に進む。一方、ボーナスゲームフラグがOFFと判断されると、つまり、通常遊技中と判断されると、特定払出数カウント処理は終了する。
ステップ702において、第1特別遊技中投入数演算手段197により、当該遊技で投入されたメダルの枚数「1」が、特定払出数記憶部171の数値から「減算」される。そして、次のステップ703に進む。
ステップ703において、特定役入賞成否判定手段173により、当該遊技で特定役(第4小役)に入賞したか否かの判断が行われる。ここで、当該遊技で特定役(第4小役)に入賞したと判断されると、次のステップ704に進む。一方、当該遊技では特定役(第4小役)には入賞していないと判断されると、ステップ704をスキップして、ステップ705に進む。
ステップ704において、第1特定役入賞時払出数演算手段174により、特定役(第4小役)入賞時に払い出されるメダルの枚数「15」が、特定払出数記憶部171の数値に対して「加算」される。そして、次のステップ705に進む。
ステップ705からステップ707までについては、第1の実施の形態において図8に示したステップ404からステップ406までと同様である。
(作用・効果)
以上説明したように、本実施の形態によれば、ボーナスゲーム中に遊技が行われる毎に、当該遊技でのメダルの投入枚数が特定払出数記憶部171の数値から減算され、また、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞する毎に、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数が特定払出数記憶部171の数値に加算される。
これにより、ボーナスゲーム中に特有のものである、特定役(第4小役)入賞時の遊技媒体の払出数から、ボーナスゲーム中の各遊技での遊技媒体の投入数を差し引いたものを、他のものとは区別してカウントすることができる。
そして、このカウントされた数値は、ボーナスゲーム中における、いわゆるメダルの純増枚数を示すものであるが、このカウントされた数値が終了条件としての所定の数値に達すると、ボーナスゲームが終了することから、遊技者はボーナスゲームのメリットを十分に享受できる。
(変形例)
なお、特定払出数カウント手段170の動作は、上記の例に限られるものではない。
例えば、特定払出数記憶部171には初期値「300」を設定する。また、ボーナスゲーム中に遊技が行われる毎に、第1特別遊技中投入数演算手段197により、当該遊技でのメダルの投入枚数である「1」をそのまま特定払出数記憶部171の数値に順次「加算」する。また、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞する毎に、第1特定役入賞時払出数演算手段174により、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数である「15」をそのまま特定払出数記憶部171の数値から順次「減算」する。そして、特定払出数記憶部171の数値が、終了条件としての「0」に達すると、ボーナスゲームを終了する。このようにしても、ボーナスゲーム中における、いわゆるメダルの純増枚数が「300」枚に達すると、ボーナスゲームを終了させることができる。
(第5の実施の形態)
図15〜図16は、第5の実施の形態を示すものである。
第5の実施の形態は、ボーナスゲーム中の遊技媒体の払出数のうち、特定役(第4小役)入賞時の遊技媒体の払出数を、他のものとは区別してカウントするとともに、ボーナスゲーム中の遊技媒体の投入数のうち、特定役(第4小役)に入賞した遊技での遊技媒体の投入数を、他のものとは区別してカウントし、そして、このようにしてカウントした遊技媒体の払出数と投入数との差又は和が、ボーナスゲームの終了条件としての所定の数値に達すると、ボーナスゲームを終了するようにしたものである。
また、第5の実施の形態は、特定払出数カウント手段170及び特定払出数カウント処理が、第1の実施の形態とは異なり、それ以外は、第1の実施の形態と同様である。
以下、第1の実施の形態とは異なる点を中心に、図15〜図16に基づいて、第5の実施の形態について説明する。
(特定払出数カウント手段170)
図15に示すように、第5の実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、数値を記憶するための特定投入数記憶部201と、数値を記憶するための特定払出数記憶部171と、一のボーナスゲームの終了からその次のボーナスゲームの開始までの間の所定時に、特定投入数記憶部201及び特定払出数記憶部171に、初期値としての所定の数値をそれぞれ設定するための初期値設定手段172と、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したか否かの判定を行うための特定役入賞成否判定手段173と、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したと特定役入賞成否判定手段173により判定される毎に、当該特定役(第4小役)に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部201の数値に対して順次加算又は減算するための第2特定役入賞時投入数演算手段202と、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したと特定役入賞成否判定手段173により判定される毎に、特定役(第4小役)入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部171の数値に対して順次加算又は減算するための第1特定役入賞時払出数演算手段174とを備えている。
これにより、本実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、ボーナスゲーム中の遊技媒体の払出数のうち、特定役(第4小役)入賞時の遊技媒体の払出数を、他のものとは区別してカウントすることができるとともに、ボーナスゲーム中の遊技媒体の投入数のうち、特定役(第4小役)に入賞した遊技での遊技媒体の投入数を、他のものとは区別してカウントすることができる。
そして、第5の実施の形態では、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との差又は和を、特定払出数カウント手段170によりカウントされた数値とし、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との差又は和が、終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技制御手段112が、ボーナスゲームを終了する。そして、ボーナスゲームが終了すると、通常遊技へ戻る。
以下、上記各実施の形態と同様に、ボーナスゲーム中におけるメダルの投入可能枚数は1回の遊技につき1枚であり、また、ボーナスゲームとしてのBBゲームの終了条件とされる数値は「300」であり、また、ボーナスゲームとしてのRBゲームの終了条件とされる数値は「150」であるものとして、特定払出数カウント手段170が備える各手段のうち、第1の実施の形態とは異なる、特定役投入数記憶部201、初期値設定手段172、及び第2特定役入賞時投入数演算手段202について更に詳しく説明する。
(特定投入数記憶部201・特定払出数記憶部171)
特定投入数記憶部201及び特定払出数記憶部171は、それぞれ数値を記憶するためのものである。
本実施の形態では、メイン制御装置101が備えるRAM上の所定のアドレスが、特定投入数記憶部201及び特定払出数記憶部171として、それぞれ割り当てられている。
そして、本実施の形態では、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との「差」が、特定払出数カウント手段170によりカウントされた数値とされる。
(初期値設定手段172)
初期値設定手段172は、一のボーナスゲームの終了からその次のボーナスゲームの開始までの間の所定時に、特定投入数記憶部201及び特定払出数記憶部171に、初期値としての所定の数値をそれぞれ設定するためのものである。
本実施の形態では、初期値設定手段172は、一のボーナスゲームの終了時に、特定投入数記憶部201及び特定払出数記憶部171に、初期値として「0」をそれぞれ設定する。これにより、次のボーナスゲームの開始時には、特定投入数記憶部201及び特定払出数記憶部171に、初期値「0」がそれぞれ設定された状態になる。
また、本実施の形態では、初期値設定手段172は、一のボーナスゲームの開始からその一のボーナスゲームの終了までの間には、つまり、ボーナスゲーム中には、特定投入数記憶部201及び特定払出数記憶部171に初期値「0」を設定することはない。
(第2特定役入賞時投入数演算手段202)
第2特定役入賞時投入数演算手段202は、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したと特定役入賞成否判定手段173により判定される毎に、当該特定役(第4小役)に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部201の数値に対して順次加算又は減算するためのものである。
本実施の形態では、第2特定役入賞時投入数演算手段202は、メダルの投入枚数をそのまま、投入された遊技媒体の数に応じた数値とし、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したと特定役入賞成否判定手段173により判定される毎に、初期値設定手段172により初期値「0」が設定された後の特定投入数記憶部201の数値に対して「1」を順次「加算」していく。
(特定払出数カウント処理)
図16に示すフローチャートに基づいて、第5の実施の形態における「特定払出数カウント処理」について説明する。
ステップ801において、特定払出数カウント手段170により、ボーナスゲームフラグがONか否か、つまり、ボーナスゲーム中か否かの判断が行われる。ここで、ボーナスゲームフラグがONと判断されると、つまり、ボーナスゲーム中と判断されると、ステップ802に進む。一方、ボーナスゲームフラグがOFFと判断されると、つまり、通常遊技中と判断されると、特定払出数カウント処理は終了する。
ステップ802において、特定役入賞成否判定手段173により、当該遊技で特定役(第4小役)に入賞したか否かの判断が行われる。ここで、当該遊技で特定役(第4小役)に入賞したと判断されると、次のステップ803に進む。一方、当該遊技では特定役(第4小役)には入賞していないと判断されると、ステップ803及びステップ804をスキップして、ステップ805に進む。
ステップ803において、第1特定役入賞時払出数演算手段174により、特定役(第4小役)入賞時に払い出されるメダルの枚数「15」が、特定払出数記憶部171の数値に対して「加算」される。そして、次のステップ804に進む。
ステップ804において、第2特定役入賞時投入数演算手段202により、当該遊技で投入されたメダルの枚数「1」が、特定投入数記憶部201の数値に対して「加算」される。そして、次のステップ805に進む。
ステップ805において、特別遊技制御手段112により、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との差が、ボーナスゲームの終了条件としての数値に達したか否かの判断が行われる。BBゲーム中であれば、BBゲームの終了条件の「300」に達したか否か、RBゲーム中であれば、RBゲームの終了条件の「150」に達したか否かの判断が行われる。ここで、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との差が、ボーナスゲームの終了条件としての数値に達したと判断されると、次のステップ806に進む。一方、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との差が、ボーナスゲームの終了条件としての数値には達していないと判断されると、ステップ806及びステップ807をスキップして、特定払出数カウント処理は終了する。
ステップ806において、特別遊技制御手段112により、ボーナスゲームフラグがクリアされる。BBゲーム中であればBBゲームフラグが、RBゲーム中であればRBゲームフラグが、それぞれクリアされる。これにより、ボーナスゲームが終了して、通常遊技に戻る。そして、ボーナスゲームフラグがクリアされると、次のステップ807に進む。
ステップ807において、初期値設定手段172により、特定投入数記憶部201及び特定払出数記憶部171に、初期値「0」がそれぞれ設定される。そして、特定払出数カウント処理は終了する。
(作用・効果)
以上説明したように、本実施の形態によれば、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞する毎に、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数が特定払出数記憶部171の数値に加算されるとともに、当該特定役(第4小役)に入賞した遊技でのメダルの投入枚数が特定投入数記憶部201の数値に加算される。
これにより、ボーナスゲーム中のメダルの払出枚数のうち、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数を、他のものとは区別してカウントすることができるとともに、ボーナスゲーム中のメダルの投入枚数のうち、特定役(第4小役)に入賞した遊技でのメダルの投入枚数を、他のものとは区別してカウントすることができる。
そして、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との「差」は、ボーナスゲーム中における、いわゆるメダルの純増枚数を示すものであるが、この特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との「差」が、終了条件としての所定の数値に達すると、ボーナスゲームが終了することから、遊技者はボーナスゲームのメリットを十分に享受できる。
(変形例)
なお、特定払出数カウント手段170の動作は、上記の例に限られるものではない。
例えば、特定払出数記憶部171には初期値「300」を設定する。また、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞する毎に、第1特定役入賞時払出数演算手段174により、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数である「15」をそのまま特定払出数記憶部171の数値から順次「減算」するとともに、第2特定役入賞時投入数演算手段202により、当該特定役(第4小役)に入賞した遊技でのメダルの投入枚数である「1」をそのまま特定投入数記憶部201の数値に順次「加算」する。そして、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との「和」が、終了条件としての「0」に達すると、ボーナスゲームを終了する。このようにしても、ボーナスゲーム中における、いわゆるメダルの純増枚数が「300」枚に達すると、ボーナスゲームを終了させることができる。
(第6の実施の形態)
図17〜図18は、第6の実施の形態を示すものである。
第6の実施の形態は、ボーナスゲーム中の遊技媒体の払出数のうち、特定役(第4小役)入賞時の遊技媒体の払出数を、他のものとは区別してカウントするとともに、ボーナスゲーム中の遊技媒体の投入数のうち、役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選した各遊技での遊技媒体の投入数を、他のものとは区別してカウントし、そして、このようにしてカウントした遊技媒体の払出数と投入数との差又は和が、終了条件としての所定の数値に達すると、ボーナスゲームを終了するようにしたものである。
また、第6の実施の形態は、特定払出数カウント手段170及び特定払出数カウント処理が、第1の実施の形態とは異なり、それ以外は、第1の実施の形態と同様である。
以下、第1の実施の形態とは異なる点を中心に、図17〜図18に基づいて、第6の実施の形態について説明する。
(特定払出数カウント手段170)
図17に示すように、第6の実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、数値を記憶するための特定投入数記憶部201と、数値を記憶するための特定払出数記憶部171と、一のボーナスゲームの終了からその次のボーナスゲームの開始までの間の所定時に、特定投入数記憶部201及び特定払出数記憶部171に、初期値としての所定の数値をそれぞれ設定するための初期値設定手段172と、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したか否かの判定を行うための特定役入賞成否判定手段173と、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したと特定役入賞成否判定手段173により判定される毎に、特定役(第4小役)入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部171の数値に対して順次加算又は減算するための第1特定役入賞時払出数演算手段174と、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したか否かの判定を行うための特定役当選成否判定手段191と、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したと特定役当選成否判定手段191により判定される毎に、当該特定役(第4小役)に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部201の数値に対して順次加算又は減算するための第2特定役当選時投入数演算手段205とを備えている。
これにより、本実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、ボーナスゲーム中の遊技媒体の払出数のうち、特定役(第4小役)入賞時の遊技媒体の払出数を、他のものとは区別してカウントすることができるとともに、ボーナスゲーム中の遊技媒体の投入数のうち、役抽選手段120による抽選で特定役(第2小役)に当選した各遊技での遊技媒体の投入数を、他のものとは区別してカウントすることができる。
そして、第6の実施の形態では、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との差又は和を、特定払出数カウント手段170によりカウントされた数値とし、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との差又は和が、終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技制御手段112が、ボーナスゲームを終了する。そして、ボーナスゲームが終了すると、通常遊技へ戻る。
以下、上記各実施の形態と同様に、ボーナスゲーム中におけるメダルの投入可能枚数は1回の遊技につき1枚であり、また、ボーナスゲームとしてのBBゲームの終了条件とされる数値は「300」であり、また、ボーナスゲームとしてのRBゲームの終了条件とされる数値は「150」であるものとして、特定払出数カウント手段170が備える各手段のうち、上記各実施の形態とは異なる、第2特定役当選時投入数演算手段205について更に詳しく説明する。
(第2特定役当選時投入数演算手段205)
第2特定役当選時投入数演算手段205は、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したと特定役当選成否判定手段191により判定される毎に、当該特定役(第4小役)に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部201の数値に対して順次加算又は減算するためのものである。
本実施の形態では、第2特定役当選時投入数演算手段205は、第4小役に当選した遊技で投入されたメダルの枚数「1」をそのまま、特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値とし、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したと特定役当選成否判定手段191により判定される毎に、初期値設定手段172により初期値「0」が設定された後の特定投入数記憶部201の数値に対して「1」を順次「加算」していく。
(特定払出数カウント処理)
図18に示すフローチャートに基づいて、第6の実施の形態における「特定払出数カウント処理」について説明する。
ステップ901において、特定払出数カウント手段170により、ボーナスゲームフラグがONか否か、つまり、ボーナスゲーム中か否かの判断が行われる。ここで、ボーナスゲームフラグがONと判断されると、つまり、ボーナスゲーム中と判断されると、ステップ902に進む。一方、ボーナスゲームフラグがOFFと判断されると、つまり、通常遊技中と判断されると、特定払出数カウント処理は終了する。
ステップ902において、特定役当選成否判定手段191により、当該遊技で特定役(第4小役)に当選したか否かの判断が行われる。ここで、当該遊技で特定役(第4小役)に当選したと判断されると、次のステップ903に進む。一方、当該遊技では特定役(第4小役)には当選していないと判断されると、ステップ903をスキップして、ステップ904に進む。
ステップ903において、第2特定役当選時投入数演算手段205により、当該遊技で投入されたメダルの枚数「1」が、特定投入数記憶部201の数値に対して「加算」される。そして、次のステップ904に進む。
ステップ904において、特定役入賞成否判定手段173により、当該遊技で特定役(第4小役)に入賞したか否かの判断が行われる。ここで、当該遊技で特定役(第4小役)に入賞したと判断されると、次のステップ905に進む。一方、当該遊技では特定役(第4小役)には入賞していないと判断されると、ステップ905をスキップして、ステップ906に進む。
ステップ905において、第1特定役入賞時払出数演算手段174により、特定役(第4小役)入賞時に払い出されるメダルの枚数「15」が、特定払出数記憶部171の数値に対して「加算」される。そして、次のステップ906に進む。
ステップ906からステップ908までについては、第5の実施の形態において図16に示したステップ805からステップ807までと同様である。
(作用・効果)
以上説明したように、本実施の形態によれば、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に当選する毎に、当該特定役(第4小役)に当選した遊技でのメダルの投入枚数が特定投入数記憶部201の数値に加算される。また、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞する毎に、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数が特定払出数記憶部171の数値に加算される。
これにより、ボーナスゲーム中のメダルの払出枚数のうち、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数を、他のものとは区別してカウントすることができるとともに、ボーナスゲーム中のメダルの投入枚数のうち、役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選した各遊技でのメダルの投入枚数を、他のものとは区別してカウントすることができる。
そして、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との「差」は、ボーナスゲーム中における、いわゆるメダルの純増枚数を示すものであるが、この特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との「差」が、終了条件としての所定の数値に達すると、ボーナスゲームが終了することから、遊技者はボーナスゲームのメリットを十分に享受できる。
(変形例)
なお、特定払出数カウント手段170の動作は、上記の例に限られるものではない。
例えば、特定払出数記憶部171には初期値「300」を設定する。また、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に当選する毎に、第2特定役当選時投入数演算手段205により、当該特定役(第4小役)に当選した遊技でのメダルの投入枚数である「1」をそのまま特定投入数記憶部201の数値に順次「加算」する。また、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞する毎に、第1特定役入賞時払出数演算手段174により、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数である「15」をそのまま特定払出数記憶部171の数値から順次「減算」する。そして、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との「和」が、終了条件としての「0」に達すると、ボーナスゲームを終了する。このようにしても、ボーナスゲーム中における、いわゆるメダルの純増枚数が「300」枚に達すると、ボーナスゲームを終了させることができる。
(第7の実施の形態)
図19〜図20は、第7の実施の形態を示すものである。
第7の実施の形態は、ボーナスゲーム中の遊技媒体の払出数のうち、特定役(第4小役)入賞時の遊技媒体の払出数を、他のものとは区別してカウントするとともに、ボーナスゲーム中の各遊技での遊技媒体の投入数をカウントし、そして、このようにしてカウントした遊技媒体の払出数と投入数との差又は和が、終了条件としての所定の数値に達すると、ボーナスゲームを終了するようにしたものである。
また、第7の実施の形態は、特定払出数カウント手段170及び特定払出数カウント処理が、第1の実施の形態とは異なり、それ以外は、第1の実施の形態と同様である。
以下、第1の実施の形態とは異なる点を中心に、図19〜図20に基づいて、第7の実施の形態について説明する。
(特定払出数カウント手段170)
図19に示すように、第7の実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、数値を記憶するための特定投入数記憶部201と、数値を記憶するための特定払出数記憶部171と、一のボーナスゲームの終了からその次のボーナスゲームの開始までの間の所定時に、特定投入数記憶部201及び特定払出数記憶部171に、初期値としての所定の数値をそれぞれ設定するための初期値設定手段172と、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したか否かの判定を行うための特定役入賞成否判定手段173と、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞したと特定役入賞成否判定手段173により判定される毎に、特定役(第4小役)入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部171の数値に対して順次加算又は減算するための第1特定役入賞時払出数演算手段174と、ボーナスゲーム中に遊技が行われる毎に、当該遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部201の数値に対して順次加算又は減算するための第2特別遊技中投入数演算手段208とを備えている。
これにより、本実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、ボーナスゲーム中の遊技媒体の払出数のうち、特定役(第4小役)入賞時の遊技媒体の払出数を、他のものとは区別してカウントすることができるとともに、ボーナスゲーム中の各遊技での遊技媒体の投入数をカウントすることができる。
そして、第7の実施の形態では、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との差又は和を、特定払出数カウント手段170によりカウントされた数値とし、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との差又は和が、終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技制御手段112が、ボーナスゲームを終了する。そして、ボーナスゲームが終了すると、通常遊技へ戻る。
以下、上記各実施の形態と同様に、ボーナスゲーム中におけるメダルの投入可能枚数は1回の遊技につき1枚であり、また、ボーナスゲームとしてのBBゲームの終了条件とされる数値は「300」であり、また、ボーナスゲームとしてのRBゲームの終了条件とされる数値は「150」であるものとして、特定払出数カウント手段170が備える各手段のうち、上記各実施の形態とは異なる、第2特別遊技中投入数演算手段208について更に詳しく説明する。
(第2特別遊技中投入数演算手段208)
第2特別遊技中投入数演算手段208は、ボーナスゲーム中に遊技が行われる毎に、当該遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部201の数値に対して順次加算又は減算するためのものである。
本実施の形態では、第2特別遊技中投入数演算手段208は、メダルの投入枚数をそのまま、投入された遊技媒体の数に応じた数値とし、ボーナスゲーム中に遊技が行われる毎に、初期値設定手段172により初期値「0」が設定された後の特定投入数記憶部201の数値に対して「1」を順次「加算」していく。
(特定払出数カウント処理)
図20に示すフローチャートに基づいて、第7の実施の形態における「特定払出数カウント処理」について説明する。
ステップ1001において、特定払出数カウント手段170により、ボーナスゲームフラグがONか否か、つまり、ボーナスゲーム中か否かの判断が行われる。ここで、ボーナスゲームフラグがONと判断されると、つまり、ボーナスゲーム中と判断されると、ステップ1002に進む。一方、ボーナスゲームフラグがOFFと判断されると、つまり、通常遊技中と判断されると、特定払出数カウント処理は終了する。
ステップ1002において、第2特別遊技中投入数演算手段208により、当該遊技で投入されたメダルの枚数「1」が、特定投入数記憶部201の数値に対して「加算」される。そして、次のステップ1003に進む。
ステップ1003において、特定役入賞成否判定手段173により、当該遊技で特定役(第4小役)に入賞したか否かの判断が行われる。ここで、当該遊技で特定役(第4小役)に入賞したと判断されると、次のステップ1004に進む。一方、当該遊技では特定役(第4小役)には入賞していないと判断されると、ステップ1004をスキップして、ステップ1005に進む。
ステップ1004において、第1特定役入賞時払出数演算手段174により、特定役(第4小役)入賞時に払い出されるメダルの枚数「15」が、特定払出数記憶部171の数値に対して「加算」される。そして、次のステップ1005に進む。
ステップ1005からステップ1007までについては、第5の実施の形態において図16に示したステップ805からステップ807までと同様である。
(作用・効果)
以上説明したように、本実施の形態によれば、ボーナスゲーム中に遊技が行われる毎に、当該遊技でのメダルの投入枚数が特定投入数記憶部201の数値に加算される。また、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞する毎に、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数が特定払出数記憶部171の数値に加算される。
これにより、ボーナスゲーム中の各遊技でのメダルの投入枚数をカウントすることができるとともに、ボーナスゲーム中のメダルの払出枚数のうち、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数を、他のものとは区別してカウントすることができる。
そして、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との「差」は、ボーナスゲーム中における、いわゆるメダルの純増枚数を示すものであるが、この特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との「差」が、終了条件としての所定の数値に達すると、ボーナスゲームが終了することから、遊技者はボーナスゲームのメリットを十分に享受できる。
(変形例)
なお、特定払出数カウント手段170の動作は、上記の例に限られるものではない。
例えば、特定払出数記憶部171には初期値「300」を設定する。また、ボーナスゲーム中に遊技が行われる毎に、第2特別遊技中投入数演算手段208により、当該遊技でのメダルの投入枚数である「1」をそのまま特定投入数記憶部201の数値に順次「加算」する。また、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役)に入賞する毎に、第1特定役入賞時払出数演算手段174により、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数である「15」をそのまま特定払出数記憶部171の数値から順次「減算」する。そして、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との「和」が、終了条件としての「0」に達すると、ボーナスゲームを終了する。このようにしても、ボーナスゲーム中における、いわゆるメダルの純増枚数が「300」枚に達すると、ボーナスゲームを終了させることができる。
(第8の実施の形態)
図21〜図22は、第8の実施の形態を示すものである。
第8の実施の形態は、ボーナスゲーム中における遊技媒体の払出数のうち、特定役(第4小役)入賞時の遊技媒体の払出数を、いわゆる取りこぼし分も含めて、特定払出数カウント手段170によりカウントし、このカウントした数値が終了条件としての所定の数値に達すると、ボーナスゲームを終了するようにしたものである。
ここで、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で第4小役(特定役)に当選すると、第4小役(特定役)に対応した「赤7−ベル−ベル」の図柄の組み合わせが、いずれかの有効入賞ライン300上に揃い得るように、かつ、第4小役(特定役)以外の役に対応した図柄の組み合わせが、いずれの有効入賞ライン300上にも揃わないように、停止制御手段140により各回転リール40の停止制御が行われる。このとき、各ストップスイッチ60の操作のタイミングが適切であれば、いずれかの有効入賞ライン300上に、第4小役(特定役)に対応した「赤7−ベル−ベル」の図柄の組み合わせが揃う。そうすると、入賞判定手段150により第4小役(特定役)に入賞と判定されて、払出制御手段160により第4小役(特定役)に応じた枚数(15枚)のメダルが払い出される。一方、各ストップスイッチ60の操作のタイミングが適切ではなければ、いずれの有効入賞ライン300上にも、第4小役(特定役)に対応した「赤7−ベル−ベル」の図柄の組み合わせが揃わない。この場合、入賞判定手段150により第4小役(特定役)に入賞とは判定されずに入賞なしと判定され、また、払出制御手段160によりメダルが払い出されることもない。
そして、本実施の形態では、第4小役(特定役)の入賞の有無にかかわらず、特別遊技中に役抽選手段120による抽選で第4小役(特定役)に当選する毎に、第4小役(特定役)入賞時に払い出されることとなるメダルの枚数を、特定払出数カウント手段170によりカウントし、このカウントした数値が終了条件としての所定の数値に達すると、ボーナスゲームを終了する。
つまり、本実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、「現に第4小役(特定役)に入賞して払い出されたメダルの枚数」と「仮に第4小役(特定役)に入賞したならば払い出されたであろうメダルの枚数」との双方をカウントする。
更に換言すれば、本実施の形態では、特定払出数カウント手段170によりカウントされる数値には、役抽選手段120による抽選で第4小役(特定役)に当選したものの、ストップスイッチ60の操作のタイミングが適切でなかったために獲得し損ねてしまった、いわゆる取りこぼしたメダルの枚数も含まれる。
また、第8の実施の形態は、特定払出数カウント手段170及び特定払出数カウント処理が、第1の実施の形態とは異なり、それ以外は、第1の実施の形態と同様である。
以下、第1の実施の形態とは異なる点を中心に、図21〜図22に基づいて、第8の実施の形態について説明する。
(特定払出数カウント手段170)
図21に示すように、第8の実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、数値を記憶するための特定払出数記憶部171と、一のボーナスゲームの終了からその次のボーナスゲームの開始までの間の所定時に、特定払出数記憶部171に、初期値としての所定の数値を設定するための初期値設定手段172と、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したか否かの判定を行うための特定役当選成否判定手段191と、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したと特定役当選成否判定手段191により判定される毎に、特定役(第4小役)入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部171の数値に対して順次加算又は減算するための第2特定役入賞時払出数演算手段211とを備えている。
これにより、本実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、現に特定役(第4小役)に入賞して払い出された遊技媒体の数と、仮に特定役(第4小役)に入賞したならば払い出されたであろう遊技媒体の数との双方をカウントすることができる。
そして、第8の実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、特定払出数記憶部171の数値を、特定払出数カウント手段170によりカウントされた数値とし、特定払出数記憶部171の数値が、終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技制御手段112が、ボーナスゲームを終了する。そして、ボーナスゲームが終了すると、通常遊技へ戻る。
以下、上記各実施の形態と同様に、ボーナスゲーム中におけるメダルの投入可能枚数は1回の遊技につき1枚であり、また、ボーナスゲームとしてのBBゲームの終了条件とされる数値は「300」であり、また、ボーナスゲームとしてのRBゲームの終了条件とされる数値は「150」であるものとして、特定払出数カウント手段170が備える各手段のうち、上記の各実施の形態とは異なる、第2特定役入賞時払出数演算手段211について更に詳しく説明する。
(第2特定役入賞時払出数演算手段211)
第2特定役入賞時払出数演算手段211は、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したと特定役当選成否判定手段191により判定される毎に、特定役(第4小役)入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部171の数値に対して順次加算又は減算するためのものである。
本実施の形態では、第2特定役入賞時払出数演算手段211は、第4小役入賞時に払い出されるメダルの枚数である「15」をそのまま、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値とし、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したと特定役当選成否判定手段191により判定される毎に、初期値設定手段172により初期値「0」が設定された後の特定払出数記憶部171の数値に対して「15」を順次「加算」していく。
(特定払出数カウント処理)
図22に示すフローチャートに基づいて、第8の実施の形態における「特定払出数カウント処理」について説明する。
ステップ1101において、特定払出数カウント手段170により、ボーナスゲームフラグがONか否かの判断が行われる。ボーナスゲームフラグがONであればボーナスゲーム中、一方、ボーナスゲームフラグがOFFであれば通常遊技中となる。更に詳しくは、ボーナスゲームフラグとしてのBBゲームフラグがONであればBBゲーム中、ボーナスゲームフラグとしてのRBゲームフラグがONであればRBゲーム中、BBゲームフラグもRBゲームフラグもOFFであれば通常遊技中となる。ここで、ボーナスゲームフラグがONと判断されると、ステップ1102に進む。一方、ボーナスゲームフラグがOFFと判断されると、特定払出数カウント処理は終了する。
ステップ1102において、特定役当選成否判定手段191により、当該遊技で役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したか否かの判断が行われる。ここで、当該遊技で役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したと判断されると、次のステップ1103に進む。一方、当該遊技では役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)には当選していないと判断されると、ステップ1103をスキップして、ステップ1104に進む。
ステップ1103において、第2特定役入賞時払出数演算手段211により、特定役(第4小役)入賞時に払い出されるメダルの枚数「15」が、特定払出数記憶部171の数値に対して「加算」される。そして、次のステップ1104に進む。
ステップ1104からステップ1106までについては、第1の実施の形態において図8に示したステップ404からステップ406までと同様である。
(作用・効果)
以上説明したように、本実施の形態によれば、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選する毎に、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数が特定払出数記憶部171の数値に加算される。
これにより、特定役(第4小役)入賞時に払い出される遊技媒体の数を、いわゆる取りこぼし分も含めてカウントすることができ、そして、このカウントした数値が所定の数値に達すると、ボーナスゲームを終了することから、遊技者の技量を反映しつつ、遊技者がボーナスゲームのメリットを十分に享受できるようにすることができる。
(変形例)
なお、特定払出数カウント手段170の動作は、上記の例に限られるものではない。
例えば、特定払出数記憶部171には初期値「300」を設定する。また、第4小役入賞時に払い出されるメダルの枚数である「15」をそのまま、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値とし、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で第4小役(特定役)に当選する毎に、初期値「300」が設定された後の特定払出数記憶部171の数値から「15」を順次「減算」する。そして、特定払出数記憶部171の数値が、終了条件としての「0」に達すると、ボーナスゲームを終了する。このようにしても、いわゆる取りこぼし分も含め、特定役(第4小役)入賞時に払い出されるメダルの枚数の累計が「300」枚に達すると、ボーナスゲームを終了させることができる。
(第9の実施の形態)
図23〜図24は、第9の実施の形態を示すものである。
第9の実施の形態は、ボーナスゲーム中における遊技媒体の払出数のうち、いわゆる取りこぼし分も含む特定役(第4小役)入賞時の遊技媒体の払出数から、特定役(第4小役)に当選した遊技でのメダルの投入枚数を差し引いたものを、特定払出数カウント手段170によりカウントし、このカウントした数値が終了条件としての所定の数値に達すると、ボーナスゲームを終了するようにしたものである。
また、第9の実施の形態は、役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選した遊技でのメダルの投入枚数を差し引く点以外は、第8の実施の形態と同様である。
以下、第8の実施の形態とは異なる点を中心に、図23〜図24に基づいて、第9の実施の形態について説明する。
(特定払出数カウント手段170)
図23に示すように、第9の実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、数値を記憶するための特定払出数記憶部171と、一のボーナスゲームの終了からその次のボーナスゲームの開始までの間の所定時に、特定払出数記憶部171に、初期値としての所定の数値を設定するための初期値設定手段172と、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したか否かの判定を行うための特定役当選成否判定手段191と、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したと特定役当選成否判定手段191により判定される毎に、当該特定役(第4小役)に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部171の数値に対して順次減算又は加算するための第1特定役当選時投入数演算手段192と、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したと特定役当選成否判定手段191により判定される毎に、特定役(第4小役)入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部171の数値に対して順次加算又は減算するための第2特定役入賞時払出数演算手段211とを備えている。
これにより、本実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、ボーナスゲーム中における遊技媒体の払出数のうち、いわゆる取りこぼし分も含む特定役(第4小役)入賞時の遊技媒体の払出数から、役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選した遊技でのメダルの投入枚数を差し引いたものをカウントすることができる。このカウントされた数値は、ボーナスゲーム中における、いわゆる純増数を示すものである。
そして、第9の実施の形態でも、第8の実施の形態と同様に、特定払出数記憶部171の数値を、特定払出数カウント手段170によりカウントされた数値とし、特定払出数記憶部171の数値が、終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技制御手段112が、ボーナスゲームを終了する。そして、ボーナスゲームが終了すると、通常遊技へ戻る。
(特定払出数カウント処理)
以下、上記各実施の形態と同様に、ボーナスゲーム中におけるメダルの投入可能枚数は1回の遊技につき1枚であり、また、ボーナスゲームとしてのBBゲームの終了条件とされる数値は「300」であり、また、ボーナスゲームとしてのRBゲームの終了条件とされる数値は「150」であるものとして、図24に示すフローチャートに基づいて、第9の実施の形態における「特定払出数カウント処理」について説明する。
ステップ1201において、特定払出数カウント手段170により、ボーナスゲームフラグがONか否か、つまり、ボーナスゲーム中か否かの判断が行われる。ここで、ボーナスゲームフラグがONと判断されると、つまり、ボーナスゲーム中と判断されると、ステップ1202に進む。一方、ボーナスゲームフラグがOFFと判断されると、つまり、通常遊技中と判断されると、特定払出数カウント処理は終了する。
ステップ1202において、特定役当選成否判定手段191により、当該遊技で役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したか否かの判断が行われる。ここで、当該遊技で役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したと判断されると、次のステップ1203に進む。一方、当該遊技では役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)には当選していないと判断されると、ステップ1203及びステップ1204をスキップして、ステップ1205に進む。
ステップ1203において、第2特定役入賞時払出数演算手段211により、特定役(第4小役)入賞時に払い出されるメダルの枚数「15」が、特定払出数記憶部171の数値に対して「加算」される。そして、次のステップ1204に進む。
ステップ1204において、第1特定役当選時投入数演算手段192により、当該遊技で投入されたメダルの枚数「1」が、特定払出数記憶部171の数値から「減算」される。そして、次のステップ1205に進む。
ステップ1205からステップ1207までについては、第1の実施の形態において図8に示したステップ404からステップ406までと同様である。
(作用・効果)
以上説明したように、本実施の形態によれば、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選する毎に、当該特定役(第4小役)に当選した遊技でのメダルの投入枚数が特定払出数記憶部171の数値から減算されるとともに、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数が特定払出数記憶部171の数値に加算される。
これにより、ボーナスゲーム中における遊技媒体の払出数のうち、いわゆる取りこぼし分も含む特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数から、役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選した遊技でのメダルの投入枚数を差し引いたものをカウントすることができる。このカウントされた数値は、ボーナスゲーム中における、いわゆる純増数を示すものである。そして、このカウントした数値が所定の数値に達すると、ボーナスゲームを終了することから、遊技者の技量を反映しつつ、遊技者がボーナスゲームのメリットを十分に享受できるようにすることができる。
(変形例)
なお、特定払出数カウント手段170の動作は、上記の例に限られるものではない。
例えば、特定払出数記憶部171には初期値「300」を設定する。また、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選する毎に、第2特定役入賞時払出数演算手段211により、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数である「15」をそのまま特定払出数記憶部171の数値から順次「減算」するとともに、第1特定役当選時投入数演算手段192により、当該特定役(第4小役)に当選した遊技でのメダルの投入枚数である「1」をそのまま特定払出数記憶部171の数値に順次「加算」する。そして、特定払出数記憶部171の数値が、終了条件としての「0」に達すると、ボーナスゲームを終了する。このようにしても、ボーナスゲーム中における、いわゆるメダルの純増枚数が「300」枚に達すると、ボーナスゲームを終了させることができる。
(第10の実施の形態)
図25〜図26は、第10の実施の形態を示すものである。
第10の実施の形態は、ボーナスゲーム中における遊技媒体の払出数のうち、いわゆる取りこぼし分も含む特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数から、ボーナスゲーム中での各遊技でのメダルの投入枚数を差し引いたものを、特定払出数カウント手段170によりカウントし、このカウントした数値が終了条件としての所定の数値に達すると、ボーナスゲームを終了するようにしたものである。
また、第10の実施の形態は、ボーナスゲーム中の各遊技でのメダルの投入枚数を差し引く点以外は、第8の実施の形態と同様である。
以下、第8の実施の形態とは異なる点を中心に、図25〜図26に基づいて、第10の実施の形態について説明する。
(特定払出数カウント手段170)
図25に示すように、第10の実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、数値を記憶するための特定払出数記憶部171と、一のボーナスゲームの終了からその次のボーナスゲームの開始までの間の所定時に、特定払出数記憶部171に、初期値としての所定の数値を設定するための初期値設定手段172と、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したか否かの判定を行うための特定役当選成否判定手段191と、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したと特定役当選成否判定手段191により判定される毎に、特定役(第4小役)入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部171の数値に対して順次加算又は減算するための第2特定役入賞時払出数演算手段211と、ボーナスゲーム中に遊技が行われる毎に、当該遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部171の数値に対して順次減算又は加算するための第1特別遊技中投入数演算手段197とを備えている。
これにより、本実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、ボーナスゲーム中における遊技媒体の払出数のうち、いわゆる取りこぼし分も含む特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数から、ボーナスゲーム中の各遊技でのメダルの投入枚数を差し引いたものをカウントすることができる。このカウントされた数値は、ボーナスゲーム中における、いわゆる純増数を示すものである。
そして、第10の実施の形態でも、第8の実施の形態と同様に、特定払出数記憶部171の数値を、特定払出数カウント手段170によりカウントされた数値とし、特定払出数記憶部171の数値が、終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技制御手段112が、ボーナスゲームを終了する。そして、ボーナスゲームが終了すると、通常遊技へ戻る。
(特定払出数カウント処理)
以下、上記各実施の形態と同様に、ボーナスゲーム中におけるメダルの投入可能枚数は1回の遊技につき1枚であり、また、ボーナスゲームとしてのBBゲームの終了条件とされる数値は「300」であり、また、ボーナスゲームとしてのRBゲームの終了条件とされる数値は「150」であるものとして、図26に示すフローチャートに基づいて、第10の実施の形態における「特定払出数カウント処理」について説明する。
ステップ1301において、特定払出数カウント手段170により、ボーナスゲームフラグがONか否か、つまり、ボーナスゲーム中か否かの判断が行われる。ここで、ボーナスゲームフラグがONと判断されると、つまり、ボーナスゲーム中と判断されると、ステップ1302に進む。一方、ボーナスゲームフラグがOFFと判断されると、つまり、通常遊技中と判断されると、特定払出数カウント処理は終了する。
ステップ1302において、第1特別遊技中投入数演算手段197により、当該遊技で投入されたメダルの枚数「1」が、特定払出数記憶部171の数値から「減算」される。そして、次のステップ1303に進む。
ステップ1303からステップ1307までについては、第8の実施の形態において図22に示したステップ1102からステップ1106までと同様である。
(作用・効果)
以上説明したように、本実施の形態によれば、ボーナスゲーム中に遊技が行われる毎に、当該遊技でのメダルの投入枚数が特定払出数記憶部171の数値から減算され、また、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選する毎に、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数が特定払出数記憶部171の数値に加算される。
これにより、ボーナスゲーム中における遊技媒体の払出数のうち、いわゆる取りこぼし分も含む特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数から、ボーナスゲーム中の各遊技でのメダルの投入枚数を差し引いたものをカウントすることができる。このカウントされた数値は、ボーナスゲーム中における、いわゆる純増数を示すものである。そして、このカウントした数値が所定の数値に達すると、ボーナスゲームを終了することから、遊技者の技量を反映しつつ、遊技者がボーナスゲームのメリットを十分に享受できるようにすることができる。
(変形例)
なお、特定払出数カウント手段170の動作は、上記の例に限られるものではない。
例えば、特定払出数記憶部171には初期値「300」を設定する。また、ボーナスゲーム中に遊技が行われる毎に、第1特別遊技中投入数演算手段197により、当該遊技でのメダルの投入枚数である「1」をそのまま特定払出数記憶部171の数値に順次「加算」する。また、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選する毎に、第2特定役入賞時払出数演算手段211により、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数である「15」をそのまま特定払出数記憶部171の数値から順次「減算」する。そして、特定払出数記憶部171の数値が、終了条件としての「0」に達すると、ボーナスゲームを終了する。このようにしても、ボーナスゲーム中における、いわゆるメダルの純増枚数が「300」枚に達すると、ボーナスゲームを終了させることができる。
(第11の実施の形態)
図27〜図28は、第11の実施の形態を示すものである。
第11の実施の形態は、ボーナスゲーム中の遊技媒体の払出数のうち、特定役(第4小役)入賞時の遊技媒体の払出数を、いわゆる取りこぼし分も含めてカウントするとともに、ボーナスゲーム中の遊技媒体の投入数のうち、役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選した各遊技での遊技媒体の投入数をカウントし、そして、このようにしてカウントした遊技媒体の払出数と投入数との差又は和が、終了条件としての所定の数値に達すると、ボーナスゲームを終了するようにしたものである。それ以外は、第11の実施の形態は、第8の実施の形態と同様である。
以下、第8の実施の形態とは異なる点を中心に、図27〜図28に基づいて、第11の実施の形態について説明する。
(特定払出数カウント手段170)
図27に示すように、第11の実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、数値を記憶するための特定投入数記憶部201と、数値を記憶するための特定払出数記憶部171と、一のボーナスゲームの終了からその次のボーナスゲームの開始までの間の所定時に、特定投入数記憶部201及び特定払出数記憶部171に、初期値としての所定の数値をそれぞれ設定するための初期値設定手段172と、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したか否かの判定を行うための特定役当選成否判定手段191と、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したと特定役当選成否判定手段191により判定される毎に、当該特定役(第4小役)に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部201の数値に対して順次加算又は減算するための第2特定役当選時投入数演算手段205と、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したと特定役当選成否判定手段191により判定される毎に、特定役(第4小役)入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部171の数値に対して順次加算又は減算するための第2特定役入賞時払出数演算手段211とを備えている。
これにより、本実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、ボーナスゲーム中の遊技媒体の払出数のうち、特定役(第4小役)入賞時の遊技媒体の払出数を、いわゆる取りこぼし分も含めてカウントすることができるとともに、ボーナスゲーム中の遊技媒体の投入数のうち、役抽選手段120による抽選で特定役(第2小役)に当選した各遊技での遊技媒体の投入数をカウントすることができる。
そして、第11の実施の形態では、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との差又は和を、特定払出数カウント手段170によりカウントされた数値とし、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との差又は和が、終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技制御手段112が、ボーナスゲームを終了する。そして、ボーナスゲームが終了すると、通常遊技へ戻る。
(特定払出数カウント処理)
以下、上記各実施の形態と同様に、ボーナスゲーム中におけるメダルの投入可能枚数は1回の遊技につき1枚であり、また、ボーナスゲームとしてのBBゲームの終了条件とされる数値は「300」であり、また、ボーナスゲームとしてのRBゲームの終了条件とされる数値は「150」であるものとして、図28に示すフローチャートに基づいて、第11の実施の形態における「特定払出数カウント処理」について説明する。
ステップ1401において、特定払出数カウント手段170により、ボーナスゲームフラグがONか否か、つまり、ボーナスゲーム中か否かの判断が行われる。ここで、ボーナスゲームフラグがONと判断されると、つまり、ボーナスゲーム中と判断されると、ステップ1402に進む。一方、ボーナスゲームフラグがOFFと判断されると、つまり、通常遊技中と判断されると、特定払出数カウント処理は終了する。
ステップ1402において、特定役当選成否判定手段191により、当該遊技で役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したか否かの判断が行われる。ここで、当該遊技で役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したと判断されると、次のステップ1403に進む。一方、当該遊技では役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)には当選していないと判断されると、ステップ1403及びステップ1404をスキップして、ステップ1405に進む。
ステップ1403において、第2特定役入賞時払出数演算手段211により、特定役(第4小役)入賞時に払い出されるメダルの枚数「15」が、特定払出数記憶部171の数値に対して「加算」される。そして、次のステップ1404に進む。
ステップ1404において、第2特定役当選時投入数演算手段205により、当該遊技で投入されたメダルの枚数「1」が、特定投入数記憶部201の数値に対して「加算」される。そして、次のステップ1405に進む。
ステップ1405からステップ1407までについては、第5の実施の形態において図16に示したステップ805からステップ807までと同様である。
(作用・効果)
以上説明したように、本実施の形態によれば、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選する毎に、当該特定役(第4小役)に当選した遊技でのメダルの投入枚数が特定投入数記憶部201の数値に加算されるとともに、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数が特定払出数記憶部171の数値に加算される。
これにより、ボーナスゲーム中の遊技媒体の払出数のうち、特定役(第4小役)入賞時の遊技媒体の払出数を、いわゆる取りこぼし分も含めてカウントすることができるとともに、ボーナスゲーム中の遊技媒体の投入数のうち、役抽選手段120による抽選で特定役(第2小役)に当選した各遊技での遊技媒体の投入数をカウントすることができる。
そして、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との「差」は、ボーナスゲーム中における、いわゆるメダルの純増枚数を示すものであるが、この特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との「差」が、終了条件としての所定の数値に達すると、ボーナスゲームが終了することから、遊技者の技量を反映しつつ、遊技者がボーナスゲームのメリットを十分に享受できるようにすることができる。
(変形例)
なお、特定払出数カウント手段170の動作は、上記の例に限られるものではない。
例えば、特定払出数記憶部171には初期値「300」を設定する。また、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選する毎に、第2特定役入賞時払出数演算手段211により、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数である「15」をそのまま特定払出数記憶部171の数値から順次「減算」するとともに、第2特定役当選時投入数演算手段205により、当該特定役(第4小役)に当選した遊技でのメダルの投入枚数である「1」をそのまま特定投入数記憶部201の数値に順次「加算」する。そして、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との「和」が、終了条件としての「0」に達すると、ボーナスゲームを終了する。このようにしても、ボーナスゲーム中における、いわゆるメダルの純増枚数が「300」枚に達すると、ボーナスゲームを終了させることができる。
(第12の実施の形態)
図29〜図30は、第12の実施の形態を示すものである。
第12の実施の形態は、ボーナスゲーム中の遊技媒体の払出数のうち、特定役(第4小役)入賞時の遊技媒体の払出数を、いわゆる取りこぼし分も含めてカウントするとともに、ボーナスゲーム中の各遊技での遊技媒体の投入数をカウントし、そして、このようにしてカウントした遊技媒体の払出数と投入数との差又は和が、終了条件としての所定の数値に達すると、ボーナスゲームを終了するようにしたものである。それ以外は、第12の実施の形態は、第8の実施の形態と同様である。
以下、第8の実施の形態とは異なる点を中心に、図29〜図30に基づいて、第12の実施の形態について説明する。
(特定払出数カウント手段170)
図29に示すように、第12の実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、数値を記憶するための特定投入数記憶部201と、数値を記憶するための特定払出数記憶部171と、一のボーナスゲームの終了からその次のボーナスゲームの開始までの間の所定時に、特定投入数記憶部201及び特定払出数記憶部171に、初期値としての所定の数値をそれぞれ設定するための初期値設定手段172と、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したか否かの判定を行うための特定役当選成否判定手段191と、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したと特定役当選成否判定手段191により判定される毎に、特定役(第4小役)入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部171の数値に対して順次加算又は減算するための第2特定役入賞時払出数演算手段211と、ボーナスゲーム中に遊技が行われる毎に、当該遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部201の数値に対して順次加算又は減算するための第2特別遊技中投入数演算手段208とを備えている。
これにより、本実施の形態では、特定払出数カウント手段170は、ボーナスゲーム中の遊技媒体の払出数のうち、特定役(第4小役)入賞時の遊技媒体の払出数を、いわゆる取りこぼし分も含めてカウントすることができるとともに、ボーナスゲーム中の各遊技での遊技媒体の投入数をカウントすることができる。
そして、第12の実施の形態では、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との差又は和を、特定払出数カウント手段170によりカウントされた数値とし、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との差又は和が、終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技制御手段112が、ボーナスゲームを終了する。そして、ボーナスゲームが終了すると、通常遊技へ戻る。
(特定払出数カウント処理)
以下、上記各実施の形態と同様に、ボーナスゲーム中におけるメダルの投入可能枚数は1回の遊技につき1枚であり、また、ボーナスゲームとしてのBBゲームの終了条件とされる数値は「300」であり、また、ボーナスゲームとしてのRBゲームの終了条件とされる数値は「150」であるものとして、図30に示すフローチャートに基づいて、第12の実施の形態における「特定払出数カウント処理」について説明する。
ステップ1501において、特定払出数カウント手段170により、ボーナスゲームフラグがONか否か、つまり、ボーナスゲーム中か否かの判断が行われる。ここで、ボーナスゲームフラグがONと判断されると、つまり、ボーナスゲーム中と判断されると、ステップ1502に進む。一方、ボーナスゲームフラグがOFFと判断されると、つまり、通常遊技中と判断されると、特定払出数カウント処理は終了する。
ステップ1502において、第2特別遊技中投入数演算手段208により、当該遊技で投入されたメダルの枚数「1」が、特定投入数記憶部201の数値に対して「加算」される。そして、次のステップ1503に進む。
ステップ1503において、特定役当選成否判定手段191により、当該遊技で役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したか否かの判断が行われる。ここで、当該遊技で役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選したと判断されると、次のステップ1504に進む。一方、当該遊技では役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)には当選していないと判断されると、ステップ1504をスキップして、ステップ1505に進む。
ステップ1504において、第2特定役入賞時払出数演算手段211により、特定役(第4小役)入賞時に払い出されるメダルの枚数「15」が、特定払出数記憶部171の数値に対して「加算」される。そして、次のステップ1505に進む。
ステップ1505からステップ1507までについては、第5の実施の形態において図16に示したステップ805からステップ807までと同様である。
(作用・効果)
以上説明したように、本実施の形態によれば、ボーナスゲーム中に遊技が行われる毎に、当該遊技でのメダルの投入枚数が特定投入数記憶部201の数値に加算される。また、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選する毎に、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数が特定払出数記憶部171の数値に加算される。
これにより、ボーナスゲーム中の遊技媒体の払出数のうち、特定役(第4小役)入賞時の遊技媒体の払出数を、いわゆる取りこぼし分も含めてカウントすることができるとともに、ボーナスゲーム中の各遊技での遊技媒体の投入数をカウントすることができる。
そして、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との「差」は、ボーナスゲーム中における、いわゆるメダルの純増枚数を示すものであるが、この特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との「差」が、終了条件としての所定の数値に達すると、ボーナスゲームが終了することから、遊技者の技量を反映しつつ、遊技者がボーナスゲームのメリットを十分に享受できるようにすることができる。
(変形例)
なお、特定払出数カウント手段170の動作は、上記の例に限られるものではない。
例えば、特定払出数記憶部171には初期値「300」を設定する。また、ボーナスゲーム中に遊技が行われる毎に、第2特別遊技中投入数演算手段208により、当該遊技でのメダルの投入枚数である「1」をそのまま特定投入数記憶部201の数値に順次「加算」する。また、ボーナスゲーム中に役抽選手段120による抽選で特定役(第4小役)に当選する毎に、第2特定役入賞時払出数演算手段211により、特定役(第4小役)入賞時のメダルの払出枚数である「15」をそのまま特定払出数記憶部171の数値から順次「減算」する。そして、特定払出数記憶部171の数値と特定投入数記憶部201の数値との「和」が、終了条件としての「0」に達すると、ボーナスゲームを終了する。このようにしても、ボーナスゲーム中における、いわゆるメダルの純増枚数が「300」枚に達すると、ボーナスゲームを終了させることができる。
また、上記各実施の形態では、特定払出数カウント手段170によりカウントされた数値が、終了条件としての所定の数値に達すると、ボーナスゲームを終了するとしたが、これに限られるものではなく、例えば、特定払出数カウント手段170によりカウントされた数値が、終了条件としての所定の数値に達すると、終了抽選手段によりボーナスゲームを終了するか否かの抽選を行い、終了抽選手段による終了抽選の結果が、ボーナスゲームを終了する旨となると、ボーナスゲームを終了するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、第4小役(特定役)に対応した停止テーブル130が停止制御に用いられると、第4小役(特定役)に対応した「赤7−ベル−ベル」の図柄の組み合わせが、いずれかの有効入賞ライン300上に、揃うこともあれば、揃わないこともあり、また、第4小役(特定役)以外の役に対応した図柄の組み合わせは、いずれの有効入賞ライン300上にも揃わないとしたが、これに限られるものではなく、例えば、第4小役(特定役)に対応した停止テーブル130が停止制御に用いられると、第4小役(特定役)に対応した「赤7−ベル−ベル」の図柄の組み合わせが、いずれかの有効入賞ライン300上に必ず揃うように、かつ、第4小役(特定役)以外の役に対応した図柄の組み合わせは、いずれの有効入賞ライン300上にも揃わないように、各回転リール40の図柄配列および停止テーブル130を定めることができる。
つまり、上記各実施の形態では、第4小役(特定役)について、いわゆる取りこぼしが発生するようにしているが、これに限られるものではなく、いわゆる取りこぼしが発生しないように、各回転リール40の図柄配列および停止テーブル130を定めることができる。
特に、上記第8〜第12の各実施の形態では、いわゆる取りこぼしが発生することが前提になっているが、これに限られるものではなく、例えば、役抽選手段120による抽選で第4小役(特定役)に当選すると、必ず第4小役(特定役)入賞を引き当てることができるように、各回転リール40の図柄配列および停止テーブル130を定めて、いわゆる取りこぼしが発生しないようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、特定役として、第4小役のみを設けているが、これに限られるものではなく、例えば、特定役として、第4小役、第5小役、第6小役、および第7小役を設けることもできる。この場合、特定役入賞成否判定手段173は、ボーナスゲーム中に特定役(第4小役、第5小役、第6小役、又は第7小役)に入賞したか否かの判定を行うように形成される。
また、上記各実施の形態では、2以上の役が同時に当選する「重複当選」を設けなかったが、このような重複当選を設けることもできる。そして、役抽選手段120による抽選で重複当選となると、当選したいずれかの役に対応する図柄の組み合わせが表示され得るように、かつ、当選した役以外の役に対応する図柄の組み合わせが表示されないように、停止制御手段140により各回転リール40の停止制御が行われるようにすることができる。
そして、例えば、特別遊技中に役抽選手段120による抽選で、特定役と特定役以外の他の役とが重複当選した場合には、特定役当選成否判定手段191により、特定役に当選したと判定されて、第2特定役入賞時払出数演算手段211により、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値が、特定払出数記憶部171の数値に対して順次加算又は減算されるようにすることができる。
また、例えば、特別遊技中に役抽選手段120による抽選で、払出枚数が異なる2以上の特定役に重複当選した場合にも、特定役当選成否判定手段191により、特定役に当選したと判定される。そして、この場合には、第2特定役入賞時払出数演算手段211により、払出枚数の最も多い特定役の入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値が、特定払出数記憶部171の数値に対して順次加算又は減算されるようにすることができ、また、払出枚数の最も少ない特定役の入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値が、特定払出数記憶部171の数値に対して順次加算又は減算されるようにすることもでき、また、重複当選した中から適宜選択した特定役の入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値が、特定払出数記憶部171の数値に対して順次加算又は減算されるようにすることもできる。
また、上記各実施の形態では、回転リール40の停止制御は、「テーブル制御」としたが、これに限られるものではなく、例えば、「プログラム制御」などと呼ばれる制御としてもよい。プログラム制御では、まず、役抽選手段120の抽選結果に対応したフラグを設定し、次に、この設定したフラグと、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置とに基づいて、ストップスイッチ60の操作後ただちに回転を停止させるか、ストップスイッチ60の操作後に図柄「1コマ」分回転させ、そこで回転を停止させるか、ストップスイッチ60の操作後に図柄「2コマ」分回転させ、そこで回転を停止させるか、ストップスイッチ60の操作後に図柄「3コマ」分回転させ、そこで回転を停止させるか、ストップスイッチ60の操作後に図柄「4コマ」分回転させ、そこで回転を停止させるか、の判断を行い、そして、その判断結果にしたがって、回転リール40の回転を停止させる。
10 スロットマシン 20 筐体
21 前扉 22 上パネル
23 中パネル 24 下パネル
25 操作部 26 図柄表示窓
30 リールユニット 40 回転リール
41 左リール 42 中リール
43 右リール 50 スタートスイッチ
60 ストップスイッチ 70 ベットスイッチ
71 シングルベットスイッチ 72 マックスベットスイッチ
73 キャンセルスイッチ 81 演出用ランプ
82 スピーカ 83 液晶ディスプレイ
84 ホッパーユニット 85 投入口
86 払出口 87 受け皿
100 制御装置 101 メイン制御装置
102 サブ制御装置 111 通常遊技制御手段
112 特別遊技制御手段 120 役抽選手段
130 停止テーブル 140 停止制御手段
150 入賞判定手段 160 払出制御手段
170 特定払出数カウント手段 171 特定払出数記憶部
172 初期値設定手段 173 特定役入賞成否判定手段
174 第1特定役入賞時払出数演算手段 181 第1特定役入賞時投入数演算手段
191 特定役当選成否判定手段 192 第1特定役当選時投入数演算手段
197 第1特別遊技中投入数演算手段 201 特定投入数記憶部
202 第2特定役入賞時投入数演算手段 205 第2特定役当選時投入数演算手段
208 第2特別遊技中投入数演算手段 211 第2特定役入賞時払出数演算手段
291 左リール上図柄 292 左リール中図柄
293 左リール下図柄 294 中リール上図柄
295 中リール中図柄 296 中リール下図柄
297 右リール上図柄 298 右リール中図柄
299 右リール下図柄
300 入賞ライン 301 第1入賞ライン
302 第2入賞ライン 303 第3入賞ライン
304 第4入賞ライン 305 第5入賞ライン

Claims (13)

  1. 外周面に複数個の図柄が付されている複数個の回転リールと、
    各回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
    各回転リールの回転を停止させるためのものであって各回転リールにそれぞれ対応して設けられているストップスイッチと、
    役に当選か又はハズレかの抽選を行うための役抽選手段と、
    役抽選手段の抽選結果と各ストップスイッチが操作されたときの対応する回転リールの回転位置とに基づいて各回転リールの停止制御を行うための停止制御手段と、
    すべての回転リールの回転が停止したときに表示された図柄の組み合わせに基づいて役に入賞か又は入賞なしかの判定を行うための入賞判定手段と、
    入賞判定手段により役に入賞と判定されたときに入賞した役に応じた数の遊技媒体を払い出すための払出制御手段と、
    一般的な遊技である通常遊技の制御を行うための通常遊技制御手段と、
    遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技の制御を行うための特別遊技制御手段とを備え、
    一の図柄の組み合わせを特定図柄組み合わせとするとともに、特定図柄組み合わせに対応する役である特定役を設けて、通常遊技中に特定図柄組み合わせが表示されても、入賞判定手段により特定役に入賞とは判定されないものの、特別遊技中に特定図柄組み合わせが表示されると、入賞判定手段により特定役に入賞と判定されて、払出制御手段により特定役に応じた数の遊技媒体が払い出されるようにすることにより、特別遊技を遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技とするように形成されている遊技機であって、
    払出制御手段により払い出される遊技媒体の数のうち特定役入賞時に払い出されるものをカウントするための特定払出数カウント手段を備え、
    特別遊技の開始から、特定払出数カウント手段により、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数をカウントし、特定払出数カウント手段によりカウントされた数値が、特別遊技の終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するように形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 特定払出数カウント手段は、
    数値を記憶するための特定払出数記憶部と、
    一の特別遊技の終了からその次の特別遊技の開始までの間の所定時に、特定払出数記憶部に、初期値としての所定の数値を設定するための初期値設定手段と、
    特別遊技中に特定役に入賞したか否かの判定を行うための特定役入賞成否判定手段と、
    特別遊技中に特定役に入賞したと特定役入賞成否判定手段により判定される毎に、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第1特定役入賞時払出数演算手段とを備え、
    遊技機は、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するように形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 特別遊技中に特定役に入賞したと特定役入賞成否判定手段により判定される毎に、当該特定役に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次減算又は加算するための第1特定役入賞時投入数演算手段を備えていることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したか否かの判定を行うための特定役当選成否判定手段と、
    特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したと特定役当選成否判定手段により判定される毎に、当該特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次減算又は加算するための第1特定役当選時投入数演算手段とを備えていることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  5. 特定払出数カウント手段は、
    数値を記憶するための特定払出数記憶部と、
    一の特別遊技の終了からその次の特別遊技の開始までの間の所定時に、特定払出数記憶部に、初期値としての所定の数値を設定するための初期値設定手段と、
    特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したか否かの判定を行うための特定役当選成否判定手段と、
    特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したと特定役当選成否判定手段により判定される毎に、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第2特定役入賞時払出数演算手段とを備え、
    遊技機は、特定払出数記憶部の数値が、特別遊技の終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するように形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  6. 特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したと特定役当選成否判定手段により判定される毎に、当該特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次減算又は加算するための第1特定役当選時投入数演算手段を備えていることを特徴とする請求項5記載の遊技機。
  7. 特別遊技中に遊技が行われる毎に、当該遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次減算又は加算するための第1特別遊技中投入数演算手段を備えていることを特徴とする請求項2又は5記載の遊技機。
  8. 特定払出数カウント手段は、
    数値を記憶するための特定投入数記憶部と、
    数値を記憶するための特定払出数記憶部と、
    一の特別遊技の終了からその次の特別遊技の開始までの間の所定時に、特定投入数記憶部及び特定払出数記憶部に、初期値としての所定の数値をそれぞれ設定するための初期値設定手段と、
    特別遊技中に特定役に入賞したか否かの判定を行うための特定役入賞成否判定手段と、
    特別遊技中に特定役に入賞したと特定役入賞成否判定手段により判定される毎に、当該特定役に入賞した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第2特定役入賞時投入数演算手段と、
    特別遊技中に特定役に入賞したと特定役入賞成否判定手段により判定される毎に、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第1特定役入賞時払出数演算手段とを備え、
    遊技機は、特定払出数記憶部の数値と特定投入数記憶部の数値との差又は和が、特別遊技の終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するように形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  9. 特定払出数カウント手段は、
    数値を記憶するための特定投入数記憶部と、
    数値を記憶するための特定払出数記憶部と、
    一の特別遊技の終了からその次の特別遊技の開始までの間の所定時に、特定投入数記憶部及び特定払出数記憶部に、初期値としての所定の数値をそれぞれ設定するための初期値設定手段と、
    特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したか否かの判定を行うための特定役当選成否判定手段と、
    特別遊技中に特定役に入賞したか否かの判定を行うための特定役入賞成否判定手段と、
    特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したと特定役当選成否判定手段により判定される毎に、当該特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第2特定役当選時投入数演算手段と、
    特別遊技中に特定役に入賞したと特定役入賞成否判定手段により判定される毎に、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第1特定役入賞時払出数演算手段とを備え、
    遊技機は、特定払出数記憶部の数値と特定投入数記憶部の数値との差又は和が、特別遊技の終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するように形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  10. 特定払出数カウント手段は、
    数値を記憶するための特定投入数記憶部と、
    数値を記憶するための特定払出数記憶部と、
    一の特別遊技の終了からその次の特別遊技の開始までの間の所定時に、特定投入数記憶部及び特定払出数記憶部に、初期値としての所定の数値をそれぞれ設定するための初期値設定手段と、
    特別遊技中に特定役に入賞したか否かの判定を行うための特定役入賞成否判定手段と、
    特別遊技中に遊技が行われる毎に、当該遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第2特別遊技中投入数演算手段と、
    特別遊技中に特定役に入賞したと特定役入賞成否判定手段により判定される毎に、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第1特定役入賞時払出数演算手段とを備え、
    遊技機は、特定払出数記憶部の数値と特定投入数記憶部の数値との差又は和が、特別遊技の終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するように形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  11. 特定払出数カウント手段は、
    数値を記憶するための特定投入数記憶部と、
    数値を記憶するための特定払出数記憶部と、
    一の特別遊技の終了からその次の特別遊技の開始までの間の所定時に、特定投入数記憶部及び特定払出数記憶部に、初期値としての所定の数値をそれぞれ設定するための初期値設定手段と、
    特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したか否かの判定を行うための特定役当選成否判定手段と、
    特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したと特定役当選成否判定手段により判定される毎に、当該特定役に当選した遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第2特定役当選時投入数演算手段と、
    特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したと特定役当選成否判定手段により判定される毎に、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第2特定役入賞時払出数演算手段とを備え、
    遊技機は、特定払出数記憶部の数値と特定投入数記憶部の数値との差又は和が、特別遊技の終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するように形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  12. 特定払出数カウント手段は、
    数値を記憶するための特定投入数記憶部と、
    数値を記憶するための特定払出数記憶部と、
    一の特別遊技の終了からその次の特別遊技の開始までの間の所定時に、特定投入数記憶部及び特定払出数記憶部に、初期値としての所定の数値をそれぞれ設定するための初期値設定手段と、
    特別遊技中に遊技が行われる毎に、当該遊技で投入された遊技媒体の数に応じた数値を、特定投入数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第2特別遊技中投入数演算手段と、
    特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したか否かの判定を行うための特定役当選成否判定手段と、
    特別遊技中に役抽選手段による抽選で特定役に当選したと特定役当選成否判定手段により判定される毎に、特定役入賞時に払い出される遊技媒体の数に応じた数値を、特定払出数記憶部の数値に対して順次加算又は減算するための第2特定役入賞時払出数演算手段とを備え、
    遊技機は、特定払出数記憶部の数値と特定投入数記憶部の数値との差又は和が、特別遊技の終了条件としての所定の数値に達すると、特別遊技を終了するか否かを決定するように形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  13. 前記特定役は複数種類設けられていることを特徴とする請求項1から12までのいずれか1項に記載の遊技機。
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