JP2011192902A - 層間絶縁膜の成膜方法および層間絶縁膜 - Google Patents

層間絶縁膜の成膜方法および層間絶縁膜 Download PDF

Info

Publication number
JP2011192902A
JP2011192902A JP2010059325A JP2010059325A JP2011192902A JP 2011192902 A JP2011192902 A JP 2011192902A JP 2010059325 A JP2010059325 A JP 2010059325A JP 2010059325 A JP2010059325 A JP 2010059325A JP 2011192902 A JP2011192902 A JP 2011192902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
interlayer insulating
forming
nitrogen
dielectric constant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010059325A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5607394B2 (ja
Inventor
Yoshi Ohashi
芳 大橋
Shuji Nagano
修次 永野
Hideji Shimizu
秀治 清水
Takeshi Kada
武史 加田
Hisakatsu Sugawara
久勝 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TRI Chemical Laboratorories Inc
Taiyo Nippon Sanso Corp
Original Assignee
TRI Chemical Laboratorories Inc
Taiyo Nippon Sanso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TRI Chemical Laboratorories Inc, Taiyo Nippon Sanso Corp filed Critical TRI Chemical Laboratorories Inc
Priority to JP2010059325A priority Critical patent/JP5607394B2/ja
Publication of JP2011192902A publication Critical patent/JP2011192902A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5607394B2 publication Critical patent/JP5607394B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

【課題】比誘電率を低く維持したままで、リーク電流特性および面内均一性が良好な銅拡散バリア性を有する層間絶縁膜を提供する。
【解決手段】層間絶縁膜の成膜方法であって、基板上に珪素とCHを含む公知化合物である絶縁膜材料と、窒素を含有するガスとを用いてプラズマCVD法によって層間絶縁膜を成膜することを特徴とする層間絶縁膜の成膜方法を提供する。また、層間絶縁膜の成膜方法であって、基板上に珪素とCHを含む公知化合物である絶縁膜材料を用いてプラズマCVD法によって層間絶縁膜を成膜した後、加熱雰囲気において窒素を含有するガスを基板に供給することを特徴とする層間絶縁膜の成膜方法を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は、LSI配線構造を支える層間絶縁膜として有用な絶縁膜材料を用いた成膜方法および成膜された層間絶縁膜に関する。特に、低誘電率で、かつ、層間絶縁膜として有すべき特性(面内均一性、リーク電流特性)が良好な層間絶縁膜が得られるようにしたものである。
近年、LSIの高集積化に伴い、配線層が微細化されてきているが、微細な配線層を用いると、配線層における信号遅延の影響が大きくなり、信号伝送速度の高速化を妨げるという問題が指摘されている。この信号遅延は、配線層の抵抗と配線層間容量に比例することから、信号遅延を低減するためには、配線層の低抵抗化が求められている。
そのため、最近では配線層を構成する材料として、従来のアルミニウムから抵抗率の低い銅が用いられている。
また、配線層の微細化に伴って、配線同士の距離が近くなるため、近接する配線間の配線層間容量が大きくなってきているが、これを低減すれば、信号遅延を低減させることができる。
また、配線間には、隣接する銅配線を分離するとともに、配線層を構成する銅原子の拡散を抑制する層間絶縁膜(バリア膜ともいう)が形成されている。
すなわち、配線層を構成する材料として銅を用い、層間絶縁膜として比誘電率が低く銅拡散バリア性を有する層間絶縁膜(比誘電率が低いバリア膜)を形成すれば、配線層の低抵抗化と配線層間容量を小さくすることができる。
銅拡散バリア性を有する層間絶縁膜の例をあげれば、SiNH膜(比誘電率7程度)、窒素(N)含有量が30%以上のSiCNH膜(比誘電率3.5〜6程度)、SiCH膜(比誘電率2.7〜3.5程度)がある。これらの膜を窒素含有量の順で並べればSiNH>SiCNH>SiCHとなる。
銅拡散バリア性を有する層間絶縁膜の比誘電率をさらに低下させるためには、該絶縁膜中の炭素(C)含有量を増加させればよいが、炭素含有量を増加させると、面内均一性が悪くなったり、リーク電流特性が悪くなったりすることがあった。
これは、層間絶縁膜中の炭素含有割合がXPS測定時に20%以上となる場合に顕著となる。例えば、炭素含有割合が20%以上のSiCH膜は、炭素含有割合が30%未満のSiCH膜よりも面内均一性、リーク電流特性が優れているとはいえない。SiCNH膜でも同様のことがいえる。
リーク電流特性が悪くなるメカニズムとしては、Si原子上にダンクリングボンドが形成されることが挙げられる。ダングリングボンド上の電子は不安定なため化学的に活性であり、特に結晶表面の物性に重要な影響を与える(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。
ダングリングボンドのような原子欠陥によるリーク電流特性の悪化は、炭素含有割合が20%以上のSiCNH膜、SiCH膜、SiOCH膜において多数認められている。
特開2002‐368084号公報
第69回応用物理学会学術講演会 公演予稿集、2008年、p.720、4a−CD−2
ところで、絶縁膜材料によっては、低い比誘電率化された銅拡散バリア性を有する層間絶縁膜を成膜することが可能だが、絶縁膜材料によっては、リーク電流特性が悪化した層間絶縁膜になるという不都合がある。特に、層間絶縁膜中の炭素含有割合が30%以上になると、原子欠陥に起因すると考えられるリーク電流特性が悪化するという不都合がある。
また、絶縁膜材料の構造にCHを含むiBTMS(イソブチルトリメチルシラン)、DiBDMS(ジイソブチルジメチルシラン)等のイソブチル系材料を用いて銅拡散バリア性を有する層間絶縁膜を成膜すると、比誘電率を3.5より小さくすることは可能であるが、面内均一性が極めて悪くなる。
このような背景の下、比誘電率を低く維持したままで、リーク電流特性および、もしくは面内均一性が良好な銅拡散バリア性を有する層間絶縁膜が要望されていたが、有効適切なものが提供されていないのが実情であった。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、絶縁膜の成膜方法であって、基板上に下記化学式(1)で示される絶縁膜材料と、窒素を含有するガスとを用いてプラズマCVD法によって絶縁膜を成膜することを特徴とする絶縁膜の成膜方法である。
Figure 2011192902
化学式(1)において、X、Y、ZはHもしくはCnHmのいずれかであり、nは1〜10の整数、mは1〜25の整数である。
請求項2に係る発明は、絶縁膜の成膜方法であって、基板上に上記化学式(1)で示される絶縁膜材料を用いてプラズマCVD法によって絶縁膜を成膜した後、加熱雰囲気において窒素を含有するガスを前記基板に供給することを特徴とすることを特徴とする絶縁膜の成膜方法である。
請求項3に係る発明は、前記窒素を含有するガスがアンモニアガスであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の絶縁膜の成膜方法である。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の絶縁膜の成膜方法によって成膜された絶縁膜である。
請求項5に係る発明は、前記絶縁膜中の窒素含有量が30%を超えないことを特徴とする請求項4に記載の絶縁膜である。
本発明によれば、比誘電率を低く維持したままで、リーク電流特性および面内均一性が良好な銅拡散バリア性を有する層間絶縁膜を成膜することができる。
図1は、本発明の実施形態に用いられる成膜装置の一例を示す概略構成図である。 図2は、絶縁膜材料としてiBTMSを用い、アンモニア量を変化させた際の比誘電率とリーク電流との関係を示すグラフである。 図3は、絶縁膜材料としてDiBDMSを用い、アンモニア量を変化させた際の比誘電率とリーク電流との関係を示すグラフである。 図4は、絶縁膜材料として4MSを用い、アンモニア量を変化させた際の比誘電率とリーク電流との関係を示すグラフである。
[第1の実施形態]
以下、本発明を適用した第1の実施形態である層間絶縁膜の成膜方法および層間絶縁膜について説明する。
<絶縁膜材料>
まず、本実施形態で用いられる絶縁膜材料について説明する。本実施形態の絶縁膜材料は、上記化学式(1)に示された化合物であり、その構造にCHを含む公知化合物であって、公知合成方法によって得ることができる。
もっとも、これらの化合物を用いて、比誘電率が低く、かつ面内均一およびリーク電流特性が良好になるように層間絶縁膜を成膜する方法は、従来知られていない。
絶縁膜材料としては、上記化学式(1)で示される化合物であればどのようなものであっても構わないが、本実施形態に特に好適な化合物は、iBTMS、DiBDMS、TiBMS(トリイソブチルメチルシラン)のように、その構造中にイソブチル基を有する化合物である。また、4MS(テトラメチルシラン)、3MS(トリメチルシラン)、2MS(ジメチルシラン)のような化合物も好適である。
iBTMSは、上記化学式(1)において、X=CH、Y=CH、Z=isoCで表わされる化合物である。DiBDMSは、上記化学式(1)において、X=CH、Y=isoC、Z=isoCで表わされる化合物である。TiBMSは、上記化学式(1)において、X=isoC、Y=isoC、Z=isoCで表わされる化合物である。
4MSは、上記化学式(1)において、X=CH、Y=CH、Z=CHで表わされる化合物である。3MSは、上記化学式(1)において、X=CH、Y=CH、Z=Hで表わされる化合物である。2MSは、上記化学式(1)において、X=CH、Y=H、Z=Hで表わされる化合物である。
<層間絶縁膜の成膜方法>
次に、本実施形態の層間絶縁膜の成膜方法について説明する。
本実施形態の層間絶縁膜の成膜方法は、基本的には、シリコンウェーハ等の基板上に上記化学式(1)で示される絶縁膜材料と、窒素を含有するガスを用いてプラズマCVD法によって層間絶縁膜を成膜する方法である。
絶縁膜材料には、上記化学式(1)で示される化合物を単独で用いることができ、また2種類以上の化合物を混合して用いることもできる。2種類以上の化合物を混合して用いる場合は、得られる層間絶縁膜の比誘電率、面内均一性及びリーク電流特性を勘案して、適宜の混合比率で混合すればよい。
また、絶縁膜材料は、1種類であっても2種類以上であっても、iBTMS、DiBDMS、TiBMS、4MS、3MS、もしくは2MSの中から選択される化合物を用いることが好ましい。
絶縁膜材料と、窒素を含有するガスの混合比率については、得られる層間絶縁膜の比誘電率、面内均一性及びリーク電流特性を勘案して、適宜に設定すればよい。
また、窒素を含有するガスは、アンモニアガスであることが好ましいが、これに限定されない。また、窒素を含有するガスの純度も特に限定されない。
また、窒素を含有するガスの流量は、成膜された層間絶縁膜中の窒素含有量が0.02%以上30%以下に適宜設計することが好ましい。
ここで、絶縁膜中の窒素含有量は、フーリエ変換赤外分光装置で得ることができる吸収スペクトルから、SiHのピーク波数より下記数式(1)で算出することができる。
なお、SiHピーク波数とは、2000(1/cm)〜2400(1/cm)で吸収スペクトルが最大となる波数のことである。また、このSiHのピーク波数は、Si原子に結合する原子によりシフトする。例えば、Si原子の4本の結合種のうち2本がN原子、1本がC原子、1本がH原子の場合と3本がC原子、1本がH原子の場合とを比較するとN原子が多いほうがSiHのピーク位置は高波数側にシフトする。
Figure 2011192902
絶縁膜材料および窒素を含有するガスは、常温で気体状であればそのまま用いることができ、液体状のものであれば、ヘリウムなどの不活性ガスを用いたバブリングによる気化、気化器による気化、または加熱による気化によってガス化して用いる。
また、絶縁膜材料および窒素を含有するガスは、1気圧における沸点が300℃以下であることが望ましい。
プラズマCVD法自体は周知のものを用いることができ、例えば図1に示すような平行平板型の成膜装置1などを使用して成膜することができる。
図1に示したプラズマ成膜装置1は、減圧可能なチャンバー2を備え、このチャンバー2は、排気管3、開閉弁4を介して排気ポンプ5に接続されている。また、チャンバー2には、図示しない圧力計が備えられ、チャンバー2内の圧力が測定できるようになっている。チャンバー2内には、相対向する一対の平板状の上部電極6と下部電極7とが設けられている。上部電極6は、高周波電源8に接続され、上部電極6に高周波電流が印加されるようになっている。
下部電極7は、基板9を載置する載置台を兼ねており、その内部にはヒーター10が内蔵され、基板を加熱できるようになっている。
また、上部電極6には、ガス供給配管11が接続されている。このガス供給配管11には、図示しない成膜用ガス供給源が接続され、この成膜用ガス供給装置からの成膜用のガスが供給され、このガスは上部電極6内に形成された複数の貫通孔を通って、下部電極7に向けて拡散しつつ流れ出るようになっている。
また、上記成膜用ガス供給源には、上述の絶縁膜材料を気化する気化装置と、その流量を調整する流量調整弁を備えるとともに、キャリアガスを供給する供給装置が設けられており、これらのガスもガス供給配管11を流れて、上部電極6からチャンバー2内に流れ出るようになっている。
プラズマ成膜装置のチャンバー2内の下部電極7上に基板9を置き、成膜用ガス供給源から上記成膜用ガスをチャンバー2内に送り込む。高周波電源8から高周波電流を上部電極6に印加して、チャンバー2内にプラズマを発生させる。これにより、基板9上に上記成膜用ガスから気相化学反応により生成した絶縁膜が形成される。
基板9には、主にシリコンウェーハからなるものが用いられるが、このシリコンウェーハ上にはあらかじめ形成された他の絶縁膜、導電膜、配線構造などが存在していてもよい。
プラズマCVD法としては、平行平板型の他に、ICPプラズマ、ECRプラズマ、マグネトロンプラズマ、高周波プラズマ、マイクロ波プラズマ、容量結合プラズマ、誘導結合プラズマなどを用いることが可能であり、平行平板型装置の下部電極にも高周波を導入する2周波励起プラズマを使用することもできる。
このプラズマ成膜装置における成膜条件は、以下の範囲が好適であるがこの限りではない。
絶縁膜材料流量 :5〜200cc/分 (2種以上の場合は合計量である)
窒素含有ガスの流量 :0〜200cc/分
圧力 :0.2Pa〜5000Pa
RFパワー :30〜2000W、好ましくは50〜700W
LFパワー :0〜1000W、好ましくは0〜200W
基板温度 :500℃以下
反応時間 :60秒程度(任意の時間でよい)
成膜厚さ :5nm〜800nm
なお、成膜時に、ヘリウムを流通させても構わない。その際、ヘリウムの流量は、0以上3000sccm以下の範囲で、望ましくは原料(絶縁膜材料と窒素を含有するガス)とヘリウムとの関係で、原料1sccmに対して、0以上1000sccm以下の範囲に設定することが好ましい。
また、成膜条件において、好ましい基板温度は150〜380℃の範囲である。絶縁膜の比誘電率を低くするには300℃程度(270〜300℃)がよく、面内均一性、リーク電流特性を良好にするには350℃程度(300〜380℃)がよいため、目的の物性に合わせて、この範囲の適当な温度に設定することができる
<層間絶縁膜>
次に、本実施形態の層間絶縁膜について、説明する。
本実施形態の層間絶縁膜は、上述のプラズマCVD用絶縁膜材料と、窒素を含有するガスとを用い、プラズマ成膜装置によって、プラズマCVD反応により成膜されたものである。
この層間絶縁膜は、窒素含有量が0.02%以上30%以下であることが好ましい。窒素の含有量が0.02%よりも少ないと、面内均一性、リーク電流特性を良好にすることができず、また30%よりも多いと、比誘電率が増大し、不都合となる。
本実施形態の層間絶縁膜の成膜方法によって得られた層間絶縁膜は、比誘電率が3.5程度と低く、かつ優れた面内均一性およびリーク電流特性を有する。このような特性を有する理由は、不明な点もあるが、以下のように推測される。
<リーク電流特性について>
本実施形態の層間絶縁膜は、絶縁膜材料と、窒素を含有するガス(アンモニアガス)とを用いてプラズマCVD反応によって成膜されたものであるため、絶縁膜形成時に、層間絶縁膜中の炭素原子もしくはSi原子付近に形成されやすいダングリングボンドの生成が抑制されて、電流のリークパスが減少したものと考えられる。
リーク電流特性の悪化の要因としては、層間絶縁膜中にダングリングボンドが存在することが挙げられる。すなわち、ダングリングボンドをパスとして電流が流れるため、リーク電流特性が悪化するのである。本実施形態では、窒素を含有するガスを添加して成膜したので、ダングリングボンドの形成を抑制することができる。
また、ダングリングボンドが形成された場合、チャンバー内にSiCHのみが存在する状況もしくはHがチャンバー内に十分に存在しない状況では、ダングリングボンドは層間絶縁膜中に残留しやすい。
しかし、チャンバー内に窒素を含有するガスが存在すると、層間絶縁膜中のSiと窒素を含有するガスのうちのHもしくはNとが結合してSiH結合もしくはSiN結合を形成してダングリングボンドが解消される。
以上より、ダングリングボンドの生成が抑制されるので、リーク電流特性が向上する。また、層間絶縁膜中にダングリングボンドが形成されたまま空気中に放置すると、空気中の水分が層間絶縁膜表面に付着反応して、SiOH結合を形成することもある。ダングリングボンドの生成が抑制されることは、空気中での層間絶縁膜の安定性も向上させることになる。
<面内均一性について>
CHを含むiBTMS、DiBDMS等のイソブチル系材料を用いると、例えば比誘電率が3.5未満のような低い誘電率を有するように成膜すると、基板(ウェーハ)面上および基板面内で均一に反応が進まなくなる。これを面内均一性が悪いという。面内均一性が悪いと、成膜された層間絶縁膜の厚さが均一でなくなり、例えば、最大厚さと最小厚さで3%以上の差が生じる場合がある。
これは、選択的に結合を切断することを目的として、成膜装置のRFパワーを抑制するために生じる。すなわち、選択的に切断される結合はイソブチル結合のCα―Cβ間の結合で、この結合を特異的に切断して、Si―CH―Si結合を増やすような成膜をするために生じる現象である。このとき、SiCHはイソブチル結合に比べて比較的安定な結合であるため、プラズマ中で切断されず、SiCHのまま絶縁膜中に取り込まれるが、反応が局所的になり、基板上の一部に反応が集中し、面内均一性が低下する。
しかしながら、窒素を含有するガスを添加することで、Si‐CHとNとが反応してSiNHを形成し、さらにSiNHSi結合が容易に形成される。したがって、反応が基板全体で生じ、面内均一性が改善される。
<比誘電率の低下について>
以上のように、ダングリングボンドの生成を抑制する際にはSiH結合やSiN結合が存在することでSiNHSi架橋が形成されやすいように、また、特にイソブチル系材料を用いる場合ではSiCHSi結合を増やすように成膜を行うから、結果としてSiCHが比較的多く層間絶縁膜中に残留する。このため、層間絶縁膜の密度が低下し、比誘電率が低減される。
以上より、本実施形態の層間絶縁膜が、低比誘電率を有し、かつ、優れたリーク電流特性、面内均一性を有する層間絶縁膜になるものと考えられる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態である層間絶縁膜の成膜方法および層間絶縁膜について説明する。なお、本実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、同様の部分については説明を省略する。
本実施形態に用いる絶縁膜材料は、第1の実施形態と同様のものである。本実施形態では、第1の実施形態と異なり、上記化学式(1)で示した絶縁膜材料をプラズマCVD法によって成膜した後に、加熱雰囲気において窒素を含有するガスを基板上に供給して、層間絶縁膜を成膜する。
具体的には、基板上に絶縁膜材料を用いてプラズマCVD法によって成膜した後に、不活性ガスとアンモニアガスとの混合ガスを、成膜装置に流通させつつ、基板を加熱して絶縁膜の熱処理を行う。
不活性ガスには、例えば窒素を用いることができ、基板温度は例えば350℃程度にして熱処理を行う。
本実施形態でも、第1の実施形態と同様に低比誘電率を有し、かつ、優れたリーク電流特性、面内均一性を有する層間絶縁膜を成膜することができる。
以下、本発明を実施例および比較例によりさらに詳細に説明する。
ただし、本発明は以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
(実施例1)
まず、実施例1では、図1に示すような平行平板型の容量結合プラズマCVD装置を使用し、あらかじめ350℃程度に加熱したサセプタ上に、8インチ(直径200mm)のシリコンウェーハ(基板)を搬送し、絶縁膜材料ガスとしてイソブチルトリメチルシラン(iBTMS)を30cc/min、窒素含有ガスとしてアンモニアを30cc/minの体積流量で流通させ、プラズマ発生用高周波電源装置の出力(RFパワー)を700Wに、プラズマ発生用低周波電源の出力(LFパワー)を0Wに設定して層間絶縁膜を成膜した。このときのプラズマCVD装置のチャンバー内圧力は4torrであった。
なお、成膜された層間絶縁膜中の、上記数式(1)を用いて算出した窒素含有割合が、30%未満になるようにアンモニア流通量を決定している。
得られた層間絶縁膜の比誘電率を測定するために、シリコンウェーハをSSM社製CV測定装置上に搬送し、水銀電極を用いて層間絶縁膜の比誘電率を測定した結果、3.22を示した。結果を表1に示す。
また、得られた層間絶縁膜のリーク電流を測定するために、シリコンウェーハをSSM社製CV測定装置上に搬送し、水銀電極を用いて層間絶縁膜のリーク電流特性(電圧電流特性)、を測定した。なお、リーク電流特性の良し悪しの判断は、印加電圧が1MV/cmを基準とし、リークする電流が低い場合にリーク電流特性が良いと判断できる。測定した結果、印加電圧が1MV/cmの時にリーク電流が6.4×10−10A/cmであった。結果を表1に示す。
その他、得られた層間絶縁膜の炭素含有割合と窒素含有割合については、FT−IR装置により分析して、フーリエ変換を利用して赤外光に対する炭素の波長および赤外光に対する窒素の波長における強度分布を調べることによった。測定した結果、上記数式(1)により、11.7%の窒素を含むことを確認した。結果を表1に示す。
また、得られた層間絶縁膜について面内均一性を測定した。具体的には、9点もしくは18点の膜厚を測定し、下記数式(2)によって得られる値を基準として良し悪しを判断した。結果を表1に示す。
Figure 2011192902
(実施例2)
次に、実施例2では、絶縁膜材料としてジイソブチルジメチルシラン(DiBDMS)を30cc/min、窒素含有ガスとしてアンモニアを30cc/minの体積流量で流通させ、プラズマ発生用高周波電源装置の出力を650Wに設定して層間絶縁膜を成膜した。このときのプラズマCVD装置のチャンバー内圧力は3torrであった。なお、その他の条件は、実施例1と同様である。
得られた層間絶縁膜の比誘電率、リーク電流特性、炭素含有割合、窒素含有割合、面内均一性の測定・評価結果を表1に示す。
(比較例1)
次に、比較例1として、絶縁膜材料としてイソブチルトリメチルシラン(iBTMS)を30cc/minの体積流量で流通させて層間絶縁膜を成膜した。このときのプラズマCVD装置のチャンバー内圧力は3torrであった。なお、その他の条件は、実施例1と同様である。
得られた層間絶縁膜の比誘電率、リーク電流特性、炭素含有割合、窒素含有割合、面内均一性の測定・評価結果を表1に示す。なお、リーク電流特性については、図2に示す。
(比較例2)
次に、比較例2として、絶縁膜材料としてジイソブチルジメチルシラン(DiBDMS)を30cc/minの体積流量で流通させて層間絶縁膜を成膜した。その他の条件は、実施例2と同様である。
得られた層間絶縁膜の比誘電率、リーク電流特性、炭素含有割合、窒素含有割合、面内均一性の測定・評価結果を表1に示す。
Figure 2011192902
表1に示した結果から、実施例1で成膜された層間絶縁膜は比誘電率が3.22であるのに対し、比較例1で成膜された層間絶縁膜は比誘電率が3.28であり、アンモニアを同伴させることで、リーク電流特性が向上したことがわかった。
また、表1に示した結果から、実施例2で成膜された層間絶縁膜は比誘電率が3.36であるのに対し、比較例2で成膜された層間絶縁膜は比誘電率が3.24であり、アンモニアを同伴させることで、比誘電率を低く維持しながらリーク電流特性が向上したことがわかった。
(実施例3〜5)
次に、実施例3では、絶縁膜材料としてイソブチルトリメチルシラン(iBTMS)を用い、窒素含有ガスとしてアンモニアを選択し、絶縁膜材料に対する窒素含有ガスの割合ごとに、プラズマCVD法によって成膜した際のリーク電流と比誘電率を調べた。結果を表2及び図2に示す。なお、図2は、縦軸はリーク電流特性(電界が1MV/cmの時のリーク電流A/cm)、横軸は比誘電率を表わしており、パラメータはアンモニアの量で絶縁膜材料に対する割合を表している。
同様に、実施例4では、絶縁膜材料としてジイソブチルジメチルシラン(DiBDMS)を用い、実施例5では、絶縁膜材料としてテトラメチルシラン(4MS)を用いてプラズマCVD法によって成膜した際のリーク電流と比誘電率を調べた。結果をそれぞれ、表3、表4、図3、図4に示す。
Figure 2011192902
Figure 2011192902
Figure 2011192902
図2より、絶縁膜材料としてiBTMSを用いた場合、絶縁膜材料に対してアンモニア同伴量が0.2〜11%の場合、比誘電率が低くかつアンモニアの同伴量が適切であると判断できる。
図3より、絶縁膜材料としてDiBDMSを用いた場合、絶縁膜材料に対してアンモニア同伴量が0.2〜10%の場合、比誘電率が低くかつアンモニアの同伴量が適切であると判断できる。
図4より、絶縁膜材料として4MSを用いた場合、絶縁膜材料に対してアンモニア同伴量が0.02〜15%の場合、比誘電率が低くかつアンモニアの同伴量が適切であると判断できる。
(実施例6)
次に、実施例6では、窒素含有ガスとしてアンモニアを選択し、絶縁膜材料に対する窒素含有ガスの割合を、0.02%以上15%以下の範囲に設定し、プラズマCVD法によって成膜した際の、膜中窒素量、比誘電率、およびリーク電流を調べた。結果を表5に示す。なお、絶縁膜材料として選択した材料、圧力、パワー密度、絶縁膜材料の流量およびアンモニアの流量については、表5に示す条件とした。
(比較例3)
また、比較例3では、窒素を含有するガスを用いずにプラズマCVD法によって成膜した際の、膜中窒素量、比誘電率、およびリーク電流を調べた。結果を表6に示す。なお、絶縁膜材料として選択した材料、圧力、パワー密度、絶縁膜材料の流量およびアンモニアの流量については、表6に示す条件とした。
Figure 2011192902
Figure 2011192902
表5および表6より、絶縁膜材料にアンモニアを加えて成膜することで、比誘電率を低く維持したままで、リーク電流特性が向上することが分かる。
以上、上記化学式(1)で示される絶縁膜材料を用いて、プラズマCVD法によって層間絶縁膜を成膜すれば、比誘電率が低く、かつ、リーク電流特性および面内均一性が良好な層間絶縁膜を得ることができる。
本発明は、次世代に求められる高集積化されたLSI配線を使用する半導体装置に適用することができる。
1・・・成膜装置、2・・・チャンバー、3・・・排気管、4・・・開閉弁、5・・・排気ポンプ、6・・・上部電極、7・・・下部電極、8・・・高周波電源、9・・・基板、10・・・ヒーター、11・・・ガス供給配管

Claims (5)

  1. 層間絶縁膜の成膜方法であって、
    基板上に下記化学式(1)で示される絶縁膜材料と、窒素を含有するガスとを用いてプラズマCVD法によって層間絶縁膜を成膜することを特徴とする層間絶縁膜の成膜方法。
    Figure 2011192902
    化学式(1)において、X、Y、ZはHもしくはCnHmのいずれかであり、nは1〜10の整数、mは1〜25の整数である。
  2. 層間絶縁膜の成膜方法であって、
    基板上に上記化学式(1)で示される絶縁膜材料を用いてプラズマCVD法によって層間絶縁膜を成膜した後、加熱雰囲気において窒素を含有するガスを基板に供給することを特徴とすることを特徴とする層間絶縁膜の成膜方法。
  3. 前記窒素を含有するガスがアンモニアガスであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の層間絶縁膜の成膜方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の層間絶縁膜の成膜方法によって成膜された層間絶縁膜。
  5. 前記層間絶縁膜中の窒素含有量が0.02%以上30%以下であることを特徴とする請求項4に記載の層間絶縁膜。
JP2010059325A 2010-03-16 2010-03-16 層間絶縁膜の成膜方法および層間絶縁膜 Active JP5607394B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010059325A JP5607394B2 (ja) 2010-03-16 2010-03-16 層間絶縁膜の成膜方法および層間絶縁膜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010059325A JP5607394B2 (ja) 2010-03-16 2010-03-16 層間絶縁膜の成膜方法および層間絶縁膜

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011192902A true JP2011192902A (ja) 2011-09-29
JP5607394B2 JP5607394B2 (ja) 2014-10-15

Family

ID=44797498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010059325A Active JP5607394B2 (ja) 2010-03-16 2010-03-16 層間絶縁膜の成膜方法および層間絶縁膜

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5607394B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015106572A (ja) * 2013-11-28 2015-06-08 大陽日酸株式会社 シリコン窒化膜の形成方法及びシリコン窒化膜

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04152553A (ja) * 1990-10-16 1992-05-26 Furukawa Electric Co Ltd:The 回路基板
JPH08227890A (ja) * 1995-02-21 1996-09-03 Sony Corp 半導体基体の保護絶縁膜形成方法
JP2000353701A (ja) * 1999-03-22 2000-12-19 Lsi Logic Corp 改良された低誘電率の炭素−含有酸化ケイ素誘電体の形成方法
JP2004098351A (ja) * 2002-09-05 2004-04-02 Dainippon Printing Co Ltd パターン形成体
JP2004289105A (ja) * 2003-01-31 2004-10-14 Nec Electronics Corp 半導体装置およびその製造方法
JP2004342688A (ja) * 2003-05-13 2004-12-02 Mitsui Chemicals Inc 銅拡散バリア性絶縁膜の形成方法およびその絶縁膜
JP2007035740A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Tokyo Electron Ltd 成膜方法、成膜装置及び記憶媒体
WO2007020684A1 (ja) * 2005-08-15 2007-02-22 Renesas Technology Corp. 半導体集積回路装置およびその製造方法
JP2007165395A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置およびその製造方法
WO2008104059A1 (en) * 2007-02-27 2008-09-04 Sixtron Advanced Materials, Inc. Method for forming a film on a substrate
JP2009218266A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Sony Corp 半導体装置およびその製造方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04152553A (ja) * 1990-10-16 1992-05-26 Furukawa Electric Co Ltd:The 回路基板
JPH08227890A (ja) * 1995-02-21 1996-09-03 Sony Corp 半導体基体の保護絶縁膜形成方法
JP2000353701A (ja) * 1999-03-22 2000-12-19 Lsi Logic Corp 改良された低誘電率の炭素−含有酸化ケイ素誘電体の形成方法
JP2004098351A (ja) * 2002-09-05 2004-04-02 Dainippon Printing Co Ltd パターン形成体
JP2004289105A (ja) * 2003-01-31 2004-10-14 Nec Electronics Corp 半導体装置およびその製造方法
JP2004342688A (ja) * 2003-05-13 2004-12-02 Mitsui Chemicals Inc 銅拡散バリア性絶縁膜の形成方法およびその絶縁膜
JP2007035740A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Tokyo Electron Ltd 成膜方法、成膜装置及び記憶媒体
WO2007020684A1 (ja) * 2005-08-15 2007-02-22 Renesas Technology Corp. 半導体集積回路装置およびその製造方法
JP2007165395A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置およびその製造方法
WO2008104059A1 (en) * 2007-02-27 2008-09-04 Sixtron Advanced Materials, Inc. Method for forming a film on a substrate
JP2010519773A (ja) * 2007-02-27 2010-06-03 シクストロン アドヴァンスド マテリアルズ、インコーポレイテッド 基板上に膜を形成するための方法
JP2009218266A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Sony Corp 半導体装置およびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015106572A (ja) * 2013-11-28 2015-06-08 大陽日酸株式会社 シリコン窒化膜の形成方法及びシリコン窒化膜

Also Published As

Publication number Publication date
JP5607394B2 (ja) 2014-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6991959B2 (en) Method of manufacturing silicon carbide film
TWI649445B (zh) 矽環化合物及使用其的膜沉積方法
US7674521B2 (en) Materials containing voids with void size controlled on the nanometer scale
JP2011166106A (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置
TWI490363B (zh) 絕緣膜材料、使用該絕緣膜材料的成膜方法及絕緣膜
JP5330747B2 (ja) 半導体装置用絶縁膜、半導体装置用絶縁膜の製造方法及び製造装置、半導体装置及びその製造方法
JP2007221039A (ja) 絶縁膜および絶縁膜材料
JP2007318067A (ja) 絶縁膜材料、この絶縁膜材料を用いた成膜方法および絶縁膜
JP5317089B2 (ja) 成膜方法および絶縁膜
US10301719B1 (en) Amorphous hydrogenated boron carbide low-k dielectric and method of making the same
JP5607394B2 (ja) 層間絶縁膜の成膜方法および層間絶縁膜
JP5731841B2 (ja) シリコン窒化膜の形成方法
JP5260586B2 (ja) 半導体装置用絶縁膜の製造方法、半導体装置の製造方法
KR101635120B1 (ko) 절연막 재료, 이 절연막 재료를 이용한 성막 방법 및 절연막
JP5750230B2 (ja) 炭窒化珪素膜及び炭窒化珪素膜の成膜方法
JP2008263022A (ja) 絶縁膜材料、この絶縁膜材料を用いた成膜方法および絶縁膜
KR102409869B1 (ko) 규소 화합물 및 이를 사용하여 막을 증착시키는 방법
JP2006294671A (ja) 低誘電率炭化珪素膜の製造方法
WO2011108456A1 (ja) 低誘電率層間絶縁膜および低誘電率層間絶縁膜の成膜方法
JP2007318070A (ja) 絶縁膜材料、この絶縁膜材料を用いた成膜方法および絶縁膜
JP2009277686A (ja) 絶縁膜の成膜方法および絶縁膜
JP2007048955A (ja) 絶縁膜用材料、この絶縁膜用材料を用いた成膜方法および絶縁膜

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130930

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140430

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140528

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140729

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140828

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5607394

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250