JP2011192606A - 電解質・電極積層体の製造方法、電解質・電極積層体及び全固体電池 - Google Patents
電解質・電極積層体の製造方法、電解質・電極積層体及び全固体電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011192606A JP2011192606A JP2010059668A JP2010059668A JP2011192606A JP 2011192606 A JP2011192606 A JP 2011192606A JP 2010059668 A JP2010059668 A JP 2010059668A JP 2010059668 A JP2010059668 A JP 2010059668A JP 2011192606 A JP2011192606 A JP 2011192606A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solid electrolyte
- layer
- electrode
- electrolyte
- sintering temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
【解決手段】少なくとも、固体電解質層と、該固体電解質層に焼結接合された電極層とを含む、電解質・電極積層体の製造方法であって、焼結温度がTS1である第1のセラミックス固体電解質及び焼結温度が前記焼結温度TS1より高いTS2である第2のセラミックス固体電解質を少なくとも含む固体電解質前駆層と、電極活物質及び焼結温度が前記焼結温度TS2より低いTS3である第3のセラミックス固体電解質を少なくとも含む電極前駆層とを、焼結接合する焼結接合工程を有する電解質・電極積層体の製造方法、該製造方法により得られる電解質・電極積層体、並びに該電解質・電極積層体を備える全固体電池。
【選択図】図1
Description
電極層には、電極活物質の他、必要に応じて、電極層の電子伝導性を向上させる導電助材や、電極層のイオン伝導性を向上させる電解質、さらには、電極活物質や導電助材等を結着させるための結着材等の材料も含まれる。
このような全固体電池において、固体電解質層と各電極層は、例えば、固体電解質層の原料である固体電解質と、電極層の原料である電極合材とを、層状に重ねて積層した状態で焼結処理を行うことにより接合(焼結接合)することができる。
特許文献1には、電極層内において、電極活物質と固体電解質の接合面積を拡大して界面反応抵抗を低減することによって、全固体電池の内部抵抗を下げることを目的とした技術が開示されている。具体的には、非晶質ポリアニオン化合物からなる固体電解質材料が電極活物質材料と混合され、加熱焼成してなる電極部を備えた全固体電池が開示されている。
焼結温度がTS1である第1のセラミックス固体電解質(C1)、及び焼結温度が前記焼結温度TS1より高いTS2である第2のセラミックス固体電解質(C2)を少なくとも含む固体電解質前駆層と、電極活物質、及び焼結温度が前記焼結温度TS2より低いTS3である第3のセラミックス固体電解質(C3)を少なくとも含む電極前駆層とを、焼結接合する焼結接合工程を有することを特徴とするものである。
このとき、前記焼結接合工程において、前記固体電解質前駆層と前記電極前駆層とを、前記焼結温度TS2及び前記焼結温度TSAよりも低く、且つ、前記焼結温度TS1及び前記焼結温度TS3よりも高い温度で、焼結接合することが好ましい。焼結接合時の固体電解質前駆層の収縮量と電極前駆層の収縮量との差をさらに確実に小さくすることができるからである。
前記固体電解質層は、少なくとも第1のセラミックス固体電解質(C1’)と第2のセラミックス固体電解質(C2’)とを含み、
前記電極層は、少なくとも電極活物質と第3のセラミックス固体電解質(C3’)とを含み、
前記第2のセラミックス固体電解質(C2’)の焼結温度T’S2が、前記第1のセラミックス固体電解質(C1’)の焼結温度T’S1及び前記第3のセラミックス固体電解質(C3’)の焼結温度T’S3よりも高いことを特徴とするものが挙げられる。
焼結温度がTS1である第1のセラミックス固体電解質(C1)及び焼結温度が前記焼結温度TS1より高いTS2である第2のセラミックス固体電解質(C2)を少なくとも含む固体電解質前駆層と、電極活物質及び焼結温度が前記焼結温度TS2より低いTS3である第3のセラミックス固体電解質(C3)を少なくとも含む電極前駆層とを、焼結接合する焼結接合工程を有することを特徴とする。
図1の(1−A)において、層100(焼結処理前)は、焼結温度TS100がt℃以下のセラミックス1のみで構成されている。このような層100を、t℃以上の温度Ttで加熱(焼結処理)すると、セラミックス1は焼結により寸法収縮し、層全体としても収縮する(焼結処理後のセラミックス1’、焼結処理後の層100’)。ここで、層100の焼結による層100’への収縮量[(層100’の体積)/(層100の体積)]を100とする。
具体的には、固体電解質前駆層には、焼結温度の異なる少なくとも2種以上のセラミックス固体電解質、すなわち、第1のセラミックス固体電解質(C1)[焼結温度TS1]及び第2のセラミックス固体電解質(C2)[焼結温度TS2、TS1<TS2]を含有させ、一方、電極前駆層には、電極活物質と共に、固体電解質前駆層に含まれる第2のセラミックス固体電解質(C2)よりも焼結温度が低い第3のセラミックス固体電解質(C3)[焼結温度TS3、TS3<TS2]を含有させる。
すなわち、本発明によれば、焼結処理によって固体電解質層と電極層との界面に生じる応力を小さくし、上記したような剥離、反り、割れ等の発生を抑制することが可能である。
焼結接合工程は、固体電解質前駆層と電極前駆層とを焼結接合する工程である。
まず、焼結接合の対象である固体電解質前駆層と電極前駆層について説明する。
固体電解質前駆層は、少なくとも、焼結温度がTS1である第1のセラミックス固体電解質(C1)と、焼結温度が前記焼結温度TS1より高いTS2である第2のセラミックス固体電解質(C2)とを含む。
固体電解質前駆層と電極前駆層の収縮量の差をより確実に小さくする観点から、焼結温度TS2と焼結温度TS1との差は、50℃以上であることが好ましく、特に100℃以上であることが好ましく、さらに150℃以上であることが好ましく、中でも200℃以上であることが好ましい。
典型的には、同じ平均組成式で表されるセラミックス固体電解質のガラス体と結晶体とを、第1のセラミックス固体電解質(C1)[ガラス体]及び第2のセラミックス固体電解質(C2)[結晶体]として用いることが好ましい。セラミックス固体電解質のガラス体は、加熱されることによって結晶体になる。通常、加熱温度が該ガラス体の焼結温度以上であれば、該ガラス体の結晶化は進む。すなわち、第1のセラミックス固体電解質(C1)及び第2のセラミックス固体電解質(C2)として、同じ平均組成式を有するセラミックス固体電解質のガラス体(C1)と結晶体(C2)を用いる場合、焼結接合の際に該ガラス体の焼結温度以上の温度で充分に加熱することよって、該ガラス体(C1)は結晶体になる。そのため、焼結接合処理により得られる電解質・電極積層体の固体電解質層を構成するセラミックス固体電解質は、通常、結晶体のみとなる。通常、同じ平均組成式で表されるセラミックス固体電解質のガラス体と結晶体とでは、結晶体の方が高い燒結温度を有する。
固体電解質前駆層の収縮量と電極前駆層の収縮量との差を小さくする観点からは、固体電解質前駆層における第1のセラミックス固体電解質(C1)の体積比[C1の体積/固体電解質前駆層の体積]と、電極前駆層における第3のセラミックス固体電解質(C3)の体積比[C3の体積/電極前駆層の体積]とを、同じにすることが好ましい。後述するように、本発明において焼結接合の温度は、典型的には、第2のセラミックス固体高分子電解質(C2)の焼結温度TS2よりも低く、且つ、第1のセラミックス固体高分子電解質(C1)の焼結温度TS1及び第3のセラミックス固体高分子電解質(C3)の焼結温度TS3よりも高い温度であることが好ましく、このような温度で焼結接合する場合に、[C1の体積/固体電解質前駆層の体積]と、[C3の体積/電極前駆層の体積]とを同じにすることによって、固体電解質前駆層と電極前駆層の収縮量をより近づけることが可能になるからである。このとき、[C1の体積/固体電解質前駆層の体積]及び[C3の体積/電極前駆層の体積]は、電極前駆層に用いられるセラミックス固体電解質と電極活物質に応じて適宜決定することが好ましい。また、第1のセラミックス固体電解質(C1)と、第3のセラミックス固体電解質(C3)とが、同じセラミックス固体電解質である場合には、特に、収縮量の差をより小さくすることができる。
また、固体電解質前駆層は、上記固体電解質合材を、溶媒に分散して固体電解質合材スラリーを調製し、該スラリーを基材表面に塗布、乾燥する方法でも形成することができる。上記溶媒としては、特に限定されない。また、固体電解質合材スラリーの塗布方法としては、例えば、スプレー法、ダイコート法等の一般的な方法を採用することができる。固体電解質合材スラリーを塗布する基材は、例えば、電極前駆層でもよいし、剥離用基材でもよい。剥離用基材は、焼結接合前又は焼結接合後、固体電解質前駆層又は固体電解質層から剥離される。
電極前駆層は、少なくとも、電極活物質と、焼結温度がTS3である第3のセラミックス固体電解質(C3)とを含む。
固体電解質前駆層と電極前駆層の収縮量の差をより確実に小さくする観点から、焼結温度TS2と焼結温度TS3との差は、50℃以上であることが好ましく、特に100℃以上であることが好ましく、さらに150℃以上であることが好ましく、中でも200℃以上であることが好ましい。
電極活物質の焼結温度TSAは、特に限定されない。
また、電極前駆層は、上記電極合材を、溶媒に分散して電極合材スラリーを調製し、該スラリーを基材表面に塗布、乾燥する方法でも形成することができる。上記溶媒としては、特に限定されない。また、電極合材スラリーの塗布方法としては、例えば、スプレー法、ダイコート法等の一般的な方法を採用することができる。電極合材スラリーを塗布する基材は、例えば、固体電解質前駆層でもよいし、剥離用基材でもよい。剥離用基材は、焼結接合前又は焼結接合後、電極前駆層又は電極層から剥離される。
焼結接合工程において、固体電解質前駆層と電極前駆層は、積層された状態で加熱されて焼結接合される。焼結接合される固体電解質前駆層と電極前駆層は、1つの固体電解質前駆層と1つの電極前駆層とが積層された2層型の形態の他、2つの電極前駆層(正極前駆層及び負極前駆層)の間に1つの固体電解質前駆層が配置された3層型の形態であってもよい。また、これら2層型積層体及び/又は3層型積層体が複数積層された形態であってもよい。固体電解質前駆層と電極前駆層の積層体は、加熱前に、予め、加圧しておくことが好ましい。
このような温度で焼結接合処理された各セラミックス固体電解質(C1’)、(C2’)及び(C3’)、並びに電極活物質のうち、焼結接合処理後の第1のセラミックス固体電解質(C1’)及び第3のセラミックス固体電解質(C3’)は、焼結により焼結接合処理前と比較して収縮しているが、焼結接合処理後の第2のセラミックス固体電解質(C2’)及び電極活物質は、焼結せず収縮していない。このように固体電解質前駆層を構成するセラミックス固体電解質として、焼結接合時の加熱温度で焼結しないセラミックス固体電解質(第2のセラミックス固体電解質)を用いることで、固体電解質前駆層と電極前駆層の収縮率の差を小さくすることができる。
すなわち、本発明によれば、少なくとも第1のセラミックス固体電解質(C1’)と第2のセラミックス固体電解質(C2’)とを含む固体電解質層と、少なくとも電極活物質と第3のセラミックス固体電解質(C3’)とを含む電極層とが焼結接合された電解質・電極積層体であって、第2のセラミックス固体電解質(C2’)の焼結温度T’S2が、第1のセラミックス固体電解質(C1’)の焼結温度T’S1及び第3のセラミックス固体電解質(C3’)の焼結温度T’S3よりも高い電解質・電極積層体が得られる。
単電池は、通常、任意数積層し、全固体電池が作製される。積層された単電池の両端に位置する単電池には、負極端子、正極端子がそれぞれ設けられ、任意の電池ケースに収容される。尚、全固体電池は、単電池1つを備える形態であってもよい。
(実施例1)
まず、正極活物質[Li3V2(PO4)3、焼結温度:約900℃以上]と、セラミックス固体電解質[Li1.5Al0.5Ge1.5(PO4)3ガラス体、焼結温度:約600℃以上]とを、体積比50:50で混合し、正極合材を調製した。
一方、焼結温度の異なる2種類のセラミックス固体電解質[Li1.5Al0.5Ge1.5(PO4)3結晶体、焼結温度:約850℃以上/Li1.5Al0.5Ge1.5(PO4)3ガラス体、焼結温度:約600℃以上]を、体積比50:50で混合し、固体電解質合材を調製した。
また、負極活物質[Li3V2(PO4)3、焼結温度:約900℃以上]と、セラミックス固体電解質[Li1.5Al0.5Ge1.5(PO4)3ガラス体、焼結温度:約600℃以上]とを、体積比50:50で混合し、負極合材を調製した。
続いて、得られた積層圧粉体を、600℃で2時間焼結することにより、電解質・電極積層体(正極層/固体電解質層/負極層)を作製した。
実施例1において、固体電解質前駆層を1種類のセラミックス固体電解質[Li1.5Al0.5Ge1.5(PO4)3ガラス体、焼結温度:約600℃以上]を用いて形成したこと以外は、同様にして、電解質・電極積層体を作製した。
実施例1及び比較例1の電解質・電極積層体を光学顕微鏡にて観察した。
尚、図2は、実施例1の電解質・電極積層体の光学顕微鏡観察結果の模式図である。また、図3は、比較例1の電解質・電極積層体の光学顕微鏡観察結果の模式図である。
これは、比較例1の電解質・電極積層体6では、上記積層圧粉体の焼結処理による、固体電解質前駆層の収縮量と該固体電解質前駆層を挟む2つの電極前駆層の収縮量とに大きな差が生じたためである。すなわち、比較例1の電解質・電極積層体において、固体電解質前駆層は、積層圧粉体の焼結温度で焼結が進行するセラミックス固体電解質(焼結温度約600℃)のみで構成されているために、焼結処理によって大きく収縮する。これに対して、比較例1の電極前駆層は、積層圧粉体の焼結温度で焼結が進行するセラミックス固体電解質(焼結温度約600℃)と該焼結温度で焼結が進行しない電極活物質(焼結温度約900℃)とで構成(体積比50:50)されているために、焼結処理によって生じる収縮量は、固体電解質前駆層の収縮量の約50%になる。
このように隣接して接合される2つの層間で、焼結による収縮量に大きな差が生じた結果、これら層の界面に応力が発生し、上記したような剥離が起きたと推測できる。また、固体電解質前駆層内の厚み方向で収縮量の違いが生じ(図3参照)、その結果、上記したような固体電解質層8側面における反りが生じたと推測できる。
これは、実施例1の電解質・電極積層体では、上記積層圧粉体の焼結処理による、固体電解質前駆層の収縮量と該固体電解質前駆層を挟む2つの電極前駆層の収縮量とに差が生じなかったためである(図2参照)。すなわち、実施例1の電解質・電極積層体において、固体電解質前駆層は、積層圧粉体の焼結温度で焼結が進行するセラミックス固体電解質(焼結温度約600℃)と該焼結温度で焼結が進行しないセラミックス固体電解質(焼結温度約850℃)とで構成(体積比50:50)されている。同様に、電極前駆層も、積層圧粉体の焼結温度で焼結が進行するセラミックス固体電解質(焼結温度約600℃)と該焼結温度で焼結が進行しない電極活物質(焼結温度約900℃)で構成(体積比50:50)されている。そのため、実施例1の電解質・電極積層体の製造過程における、固体電解質前駆層と電極前駆層の収縮量は同じになり、比較例1のような反りや剥離が生じなかったと推測できる。
1’…セラミックス固体電解質(焼結後)
2…セラミックス固体電解質(焼結前)
2’…セラミックス固体電解質(焼結後)
3…実施例1の電解質・電極積層体
4…電極層(正極層・負極層)
5…固体電解質層
6…比較例1の電解質・電極積層体
7…電極層(正極層・負極層)
8…固体電解質層
100…層(焼結前)
100’…層(焼結後)
200…層(焼結前)
200’…層(焼結後)
Claims (9)
- 少なくとも、固体電解質層と、該固体電解質層に焼結接合された電極層とを含む、電解質・電極積層体の製造方法であって、
焼結温度がTS1である第1のセラミックス固体電解質(C1)及び焼結温度が前記焼結温度TS1より高いTS2である第2のセラミックス固体電解質(C2)を少なくとも含む固体電解質前駆層と、電極活物質及び焼結温度が前記焼結温度TS2より低いTS3である第3のセラミックス固体電解質(C3)を少なくとも含む電極前駆層とを、焼結接合する焼結接合工程を有することを特徴とする、電解質・電極積層体の製造方法。 - 前記焼結接合工程において、前記固体電解質前駆層と前記電極前駆層とを、前記焼結温度TS2よりも低く、且つ、前記焼結温度TS1及び前記焼結温度TS3よりも高い温度で焼結接合する、請求項1に記載の電解質・電極積層体の製造方法。
- 前記電極活物質の焼結温度TSAが、前記焼結温度TS1及び前記焼結温度TS3よりも高い、請求項1又は2に記載の電解質・電極積層体の製造方法。
- 前記焼結接合工程において、前記固体電解質前駆層と前記電極前駆層とを、前記焼結温度TS2及び前記焼結温度TSAよりも低く、且つ、前記焼結温度TS1及び前記焼結温度TS3よりも高い温度で焼結接合する、請求項3に記載の電解質・電極積層体の製造方法。
- 前記第1のセラミックス固体電解質(C1)と前記第3のセラミックス固体電解質(C3)とが同じセラミックス固体電解質である、請求項1乃至4のいずれかに記載の電解質・電極積層体の製造方法。
- 前記固体電解質前駆層における前記第1のセラミックス固体電解質(C1)の体積比と、前記電極前駆層における前記第3のセラミックス固体電解質(C3)の体積比とが同じである、請求項1乃至5のいずれかに記載の電解質・電極積層体の製造方法。
- 前記第1のセラミックス固体電解質(C1)の組成と、前記第2のセラミックス固体電解質(C2)の組成とが、同じである、請求項1乃至6のいずれかに記載の電解質・電極積層体の製造方法。
- 少なくとも、固体電解質層と、該固体電解質層に焼結接合された電極層とを含む、電解質・電極積層体であって、
前記固体電解質層は、少なくとも第1のセラミックス固体電解質(C1’)と第2のセラミックス固体電解質(C2’)とを含み、
前記電極層は、少なくとも電極活物質と第3のセラミックス固体電解質(C3’)とを含み、
前記第2のセラミックス固体電解質(C2’)の焼結温度T’S2が、前記第1のセラミックス固体電解質(C1’)の焼結温度T’S1及び前記第3のセラミックス固体電解質(C3’)の焼結温度T’S3よりも高いことを特徴とする、電解質・電極積層体。 - 前記請求項1乃至7のいずれかに記載の方法で作製された電解質・電極積層体又は前記請求項8に記載の電解質・電極積層体を備えることを特徴とする、全固体電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010059668A JP2011192606A (ja) | 2010-03-16 | 2010-03-16 | 電解質・電極積層体の製造方法、電解質・電極積層体及び全固体電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010059668A JP2011192606A (ja) | 2010-03-16 | 2010-03-16 | 電解質・電極積層体の製造方法、電解質・電極積層体及び全固体電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011192606A true JP2011192606A (ja) | 2011-09-29 |
Family
ID=44797282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010059668A Pending JP2011192606A (ja) | 2010-03-16 | 2010-03-16 | 電解質・電極積層体の製造方法、電解質・電極積層体及び全固体電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011192606A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013175991A1 (ja) * | 2012-05-24 | 2013-11-28 | 株式会社 村田製作所 | 全固体電池およびその製造方法 |
JP2014093189A (ja) * | 2012-11-02 | 2014-05-19 | Kyocera Corp | 二次電池およびその使用方法、ならびに蓄電装置 |
JP2015069842A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | Fdk株式会社 | 全固体電池の製造方法 |
JP2016167356A (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | Fdk株式会社 | 全固体電池の製造方法、及び全固体電池 |
JP2018037341A (ja) * | 2016-09-01 | 2018-03-08 | Fdk株式会社 | 全固体電池の製造方法 |
JP2018166020A (ja) * | 2017-03-28 | 2018-10-25 | Fdk株式会社 | 全固体電池、および全固体電池の製造方法 |
CN110312760A (zh) * | 2017-06-23 | 2019-10-08 | 积水化学工业株式会社 | 树脂组合物、无机微粒分散浆料组合物、无机微粒分散片、全固体电池的制造方法和层叠陶瓷电容器的制造方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001126758A (ja) * | 1999-10-28 | 2001-05-11 | Kyocera Corp | リチウム電池 |
JP2001210360A (ja) * | 2000-01-26 | 2001-08-03 | Kyocera Corp | 全固体二次電池の製造方法 |
JP2008270137A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-11-06 | Toyota Motor Corp | 合材層およびその製造方法ならびに固体電池およびその製造方法 |
JP2009129790A (ja) * | 2007-11-26 | 2009-06-11 | Namics Corp | リチウムイオン二次電池、及び、その製造方法 |
JP2009181921A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Ohara Inc | 固体電池 |
-
2010
- 2010-03-16 JP JP2010059668A patent/JP2011192606A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001126758A (ja) * | 1999-10-28 | 2001-05-11 | Kyocera Corp | リチウム電池 |
JP2001210360A (ja) * | 2000-01-26 | 2001-08-03 | Kyocera Corp | 全固体二次電池の製造方法 |
JP2008270137A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-11-06 | Toyota Motor Corp | 合材層およびその製造方法ならびに固体電池およびその製造方法 |
JP2009129790A (ja) * | 2007-11-26 | 2009-06-11 | Namics Corp | リチウムイオン二次電池、及び、その製造方法 |
JP2009181921A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Ohara Inc | 固体電池 |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013175991A1 (ja) * | 2012-05-24 | 2013-11-28 | 株式会社 村田製作所 | 全固体電池およびその製造方法 |
JP2014093189A (ja) * | 2012-11-02 | 2014-05-19 | Kyocera Corp | 二次電池およびその使用方法、ならびに蓄電装置 |
JP2015069842A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | Fdk株式会社 | 全固体電池の製造方法 |
JP2016167356A (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | Fdk株式会社 | 全固体電池の製造方法、及び全固体電池 |
JP2018037341A (ja) * | 2016-09-01 | 2018-03-08 | Fdk株式会社 | 全固体電池の製造方法 |
JP2018166020A (ja) * | 2017-03-28 | 2018-10-25 | Fdk株式会社 | 全固体電池、および全固体電池の製造方法 |
CN110312760A (zh) * | 2017-06-23 | 2019-10-08 | 积水化学工业株式会社 | 树脂组合物、无机微粒分散浆料组合物、无机微粒分散片、全固体电池的制造方法和层叠陶瓷电容器的制造方法 |
CN110312760B (zh) * | 2017-06-23 | 2022-03-01 | 积水化学工业株式会社 | 树脂组合物、无机微粒分散浆料组合物、无机微粒分散片 |
US11649308B2 (en) | 2017-06-23 | 2023-05-16 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Resin composition, inorganic fine particle-dispersed slurry composition, inorganic fine particle-dispersed sheet, method for manufacturing all-solid-state battery, and method for manufacturing laminated ceramic capacitor |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103069639B (zh) | 层叠型固体电池 | |
CN103053061B (zh) | 层叠型固体电池 | |
JP5299860B2 (ja) | 全固体電池 | |
KR102049983B1 (ko) | 전고체 이차전지 | |
US20170263981A1 (en) | Bipolar laminated all-solid-state lithium-ion rechargeable battery and method for manufacturing same | |
JP5304168B2 (ja) | 全固体電池 | |
US20090123847A1 (en) | All-solid-state cell | |
JPWO2015068268A1 (ja) | 全固体電池、全固体電池用電極及びその製造方法 | |
CN111699582B (zh) | 全固体电池 | |
JP2011165410A (ja) | 全固体リチウムイオン二次電池及びその製造方法 | |
JP2011096630A (ja) | 固体リチウム二次電池及びその製造方法 | |
JP5516749B2 (ja) | 全固体電池およびその製造方法 | |
JP5198080B2 (ja) | 固体電池 | |
JP2011192606A (ja) | 電解質・電極積層体の製造方法、電解質・電極積層体及び全固体電池 | |
JP6294094B2 (ja) | ガラス電解質及び全固体リチウムイオン二次電池 | |
WO2014170998A1 (ja) | 全固体リチウムイオン二次電池 | |
WO2014020654A1 (ja) | 全固体イオン二次電池 | |
JP2018190695A (ja) | 全固体電池 | |
WO2018198494A1 (ja) | 全固体電池 | |
JP5269665B2 (ja) | 全固体電池及びその製造方法 | |
JPWO2011111555A1 (ja) | 全固体二次電池およびその製造方法 | |
US20090123846A1 (en) | All-solid-state cell | |
JPWO2018181545A1 (ja) | 全固体リチウムイオン二次電池 | |
JP6992802B2 (ja) | 全固体リチウムイオン二次電池 | |
WO2012060402A1 (ja) | 全固体電池およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20120703 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121227 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130826 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130903 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140107 |