JP2011188971A - ランバーサポート - Google Patents

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Abstract

【課題】シートバックの後方への傾倒によって、生じる着座者の着座姿勢の変化に対応して、適切に支持することが出来るランバーサポートを提供する。
【解決手段】椅子1のシートバック5の背もたれ面8が、通常着座位置から、後方へ傾倒するリクライニング位置との少なくとも二つのポジション間で移動するリクライニング動作に連動して、下部ランバーサポートプレート部材12の上縁側12bが、背もたれ面8から、離間する方向へ向けて、後方へ回動する。
そして、下縁側12cが、背もたれ面8に近接する方向に回動して、着座者HUの上体下部の腰椎HBが、側面視略S字状の状態から、略直線状となるリラックスした状態へ近づくように、背もたれ面8を変形可動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、椅子等、座席シート部に適用されるランバーサポートに関するものである。
従来、椅子等の座席シート部としては、着座する者(以下、着座者と記す)の腰椎を支持するランバーサポートを有するものが、知られている(特許文献1参照)。
このランバーサポートは、シートバックの背もたれ面内に設けられていて、シートクッションと、シートバックとの間の角度が一定である場合に、適宜、前記着座者の腰椎を、後方から支持することにより、脊椎を側面視略S字状となるように保持する。
また、シートバックを後方へ傾倒させて、着座者がリラックス等したい場合においても、前記着座者の腰椎は、ランバーサポートによって後方から支持される。
実開平3−2047号
しかしながら、このような従来のランバーサポートでは、シートバックを後方へ傾倒させても、前記着座者の脊椎は、略S字状に湾曲され続けるので、リラックス効果を与えられるものではなかった。
そこで、本発明の目的は、シートバックの後方への傾倒によって、生じる着座者の着座姿勢の変化に対応して、適切に支持することが出来るランバーサポートを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、背もたれ面を有するシートバックが、通常着座位置と、該通常着座位置から後方へ傾倒するリクライニング位置との少なくとも二つのポジション間で移動して、該背もたれ面に着座する者の上体下部の腰椎を前方に向けて押圧する下部支持部を設けたランバーサポートであって、前記下部支持部は、前記通常着座位置からリクライニング位置へ、前記シートバックが後方に傾倒する動作に連動して、前記着座する者の上体下部の腰椎を直線状に近づけるように移動するランバーサポートを特徴としている。
本発明によれば、前記シートバックに設けられた下部支持部が、通常着座位置で、着座する者の上体下部の腰椎を前方に向けて押圧する。
このため、着座する者の腰椎を前方に湾曲させて、脊椎を、側面視で略S字状に保持することが出来、生理学上、長時間の着座による人体疲労を軽減させることが出来る。
また、通常着座位置から後方へ傾倒するリクライニング位置では、前記下部支持部が、前記シートバックの移動に連動して、前記着座する者の上体下部の腰椎を、直線状に近づけるように移動する。
このため、生理学上、腰椎への負荷を軽減し、着座する者にリラックス効果を与えることが出来る。
従って、該下部支持部によって、前記シートバックの後方への傾倒に応じて生じる着座姿勢の変化に合わせて、適切に着座する者を支持することが出来る。
本発明の実施の形態のランバーサポートが用いられた椅子で、座席のシートバックの内部の構成を説明する模式的な斜視図である。 実施の形態のランバーサポートが用いられた椅子で、座席のシートバックの内部の構成を説明する模式的な側面図である。 実施の形態のランバーサポートで、通常着座位置での着座者と、ランバーサポートとの関係を説明する模式的な側面図である。 実施の形態のランバーサポートで、中間着座位置での着座者と、ランバーサポートとの関係を説明する模式的な側面図である。 実施の形態のランバーサポートで、リクライニング位置での着座者と、ランバーサポートとの関係を説明する模式的な側面図である。 実施の形態のランバーサポートで、(a)は、通常着座位置、(b)は、中間着座位置(c)は、リクライニング位置を示す模式的な側面図である。 通常着座位置における着座者の姿勢を、脊椎の湾曲の様子と比較して説明し、(a)は、着座者の一部透過側面図、(b)は、骨格をモデリングした模式図、(c)は、脊椎の湾曲を線状に模式化した側面図である。 リクライニング位置における着座者の姿勢を、脊椎の湾曲の様子と比較して説明し、(a)は、着座者の一部透過側面図、(b)は、骨格をモデリングした模式図、(c)は、脊椎の湾曲を線状に模式化した側面図である。
以下、本発明の実施の形態のランバーサポートを図面に基づいて説明する。
まず、図1乃至図8を用いて、全体の構成から説明すると、この実施の形態のランバーサポートが適用される椅子1には、シートクッション2及びシートバック5が設けられている。
このうち、シートクッション2には、左,右一対の金属製のクッションフレーム部材2a,2aが内蔵されていて、これらのクッションフレーム部材2a,2aの間に設けられて弾性変形可能な図示省略のクッション材の上面側には、着座する者HU(以下、着座者HUと記す)が、臀部HCを下ろして座る着座面2cが、設けられている。
このシートクッション2の後端縁部近傍には、前記クッションフレーム部材2a,2aと一体となるように延設された取付壁面部2d,2dが、設けられている。
この取付壁面部2d,2dには、回動軸部4,4が設けられていて、このシートクッション2と共に前記椅子1を構成する前記シートバック5の下端部5a,5aが、これらの回動軸部4,4を介して、回動可能となるように軸支されている。
また、図3に示すように、このシートバック5は、前記下端部5aから上端部5bまでの縦方向の設定寸法として、着座者の脊椎HSの長さ寸法と略同じ、寸法hを有している。
更に、前記シートバック5には、金属製のシートバックフレーム部材6が、正面視略門型形状を呈して設けられている。
このシートバックフレーム部材6は、図1に示すように、水平方向に延設されて、上側部骨格を構成するパイプ状のショルダフレーム材6aによって、縦方向に延設された左,右一対のバックサイドフレーム材6b,6bの上縁部同士が、一体となるように連結されている。
また、これらのバックサイドフレーム材6b,6bの各下端部6c,6cは、前記回動軸部4,4を回転中心として、枢着支持されている。
更に、このシートバック5の上端部5bには、ヘッドレスト部材7が装着されている。
そして、図示省略の一般的なリクライニング機構が用いられて、このシートバック5を前方又は、後方へ向けて回動させることにより、傾倒可能となるように構成されている。
また、このシートバック5の前側である着座者HU側の対向面には、前記シートバックフレーム部材6の周囲を覆うシート表皮材5cによって、図3に示す側面視で、略S字状に湾曲形成された背もたれ面8が、設けられている。
この実施の形態の椅子1のシートバック5には、主に、着座する者の上体下部の腰椎を前方に向けて押圧する下部支持部11と、この下部支持部11よりも上方に設けられた上部支持部21とを有して、ランバーサポート機構10が、構成されている。
このうち、ランバーサポート機構10の前記背もたれ面8裏面側には、前記下部支持部11を構成する平板状の下部ランバーサポートプレート部材12が、設けられている。
この下部ランバーサポートプレート部材12は、図3に示す様に、前記背もたれ面8側が、凸面状に湾曲されて形成されている。
また、この下部ランバーサポートプレート部材12の裏面側11dには、上,下方向中央部よりも下方側位置に、棒軸状の回動軸部材11bが、ブラケット11c,11c及び接着材等を介して、固着されている。
この回動軸部材11bは、図1に示すように、両端部が各々前記バックサイドフレーム材6b,6bに対して、回転自在となるように支持されることにより、このシートバック5内の前記バックサイドフレーム材6b,6b間で、前記下部ランバーサポートプレート部材12を、揺動可能となるように軸支している。
更に、この下部ランバーサポートプレート部材12の裏面側11dには、前記ブラケット11cが、固定されている位置よりも上方で、上,下方向中央部近傍に、図2に示す様な前記下部連動機構13を構成する丸棒状のロッド部材14が、設けられている。
このロッド部材14は、椅子1の左右幅方向に長手方向を有して、各両端部14a,14aが、下部ランバーサポートプレート部材12の左,右両側から、一定寸法、各々突設されて、前記バックサイドフレーム材6b,6bの側面部に開口形成された半円弧状の溝部15,15内に、各々スライド自在となるように、遊嵌されている。
そして、前記下部ランバーサポートプレート部材12の前記回動軸部材11bを中心とする回動に伴って、前後方向に、この各両端部14a,14aが、前記溝部15,15内を各々円滑にスライド移動することにより、前記下部ランバーサポートプレート部材12の回動動作を円滑に行わせることが出来る様に構成されている。
更に、この各両端部14a,14aには、左,右一対の下側ケーブル部材16,16の各一端部が、各々連結されている。
これらの下側ケーブル部材16,16は、前記バックサイドフレーム材6b,6bの外側面から、両外側方に向けて突設されたガイドピン17,17を経由して、延設方向が下方に向くようにガイドされて、各他端部が、前記左,右に位置する各クッションフレーム部材2a,2aの各取付壁面部2d,2dの後端部近傍の両外側面に固定される固定ピン18,18に連結されている。
このうち、前記ガイドピン17,17は、前記ロッド部材14よりも、各々上,下方向上側で、着座者HU側の背もたれ面8に近接されて設けられて、前記ロッド部材14の各両端部14a,14aが、前記溝部15,15内で、円滑にスライド移動するように、この下側ケーブル部材16,16が、背もたれ面8方向へ牽引される構成としている。
また、前記各固定ピン18,18は、前記取付壁面部2d,2dの後端部近傍に各々固設されていると共に、前記回動軸部4,4に対して後方へ一定寸法、オフセットされていることにより、前記シートバック5の後方への傾倒動作で、図3に示す前記ガイドピン17,17までの距離L1が、図4に示す距離L2及び、図5に示す距離L3のように、短縮される構成としている。
このため、この下部連動機構13では、前記椅子1のシートバック5の背もたれ面8が、通常着座位置から、後方へ傾倒するリクライニング位置との少なくとも二つのポジション間で移動するリクライニング動作に連動して、前記下部ランバーサポートプレート部材12が、回動軸部材11bを回動中心として、後方に傾倒される。
すなわち、この実施の形態では、少なくとも図3に示す前記通常着座位置では、着座者HUの上体下部の腰椎HBが、前方に向けて、この下部支持部11の下部ランバーサポートプレート部材12によって、押圧されている。
また、この通常着座位置から、図4に示す中間着座位置を経て、図5に示すリクライニング位置へ、前記シートバック5が、後方に傾倒するリクライニング動作に連動して、下部ランバーサポートプレート部材12が移動する。
そして、前記下部ランバーサポートプレート部材12の上縁側12bが、前方の背もたれ面8から、離間する方向に回動すると共に、下縁側12cが背もたれ面8に近接する方向に回動して、前記着座者HUの上体下部の腰椎HBが、図7中に示すように、側面視略S字状の状態から、図8中に示すように、略直線状となるリラックスした状態へ近づくように移動可能に構成されている。
また、この実施の形態では、前記下部支持部11の下部ランバーサポートプレート部材12は、上,下方向中央部よりも下方位置で、前記回動軸部材11bを回動中心として、回動するので、前記通常着座位置からリクライニング位置へ前記シートバック5が、後方に傾倒する動作に連動して、図6中矢印で示す様に、前記着座者HUを支持する位置が、着座する者の腰椎から骨盤方向へ向けて移動するように構成されている。
この実施の形態では、このシートバック5は、前記下端部5aから上端部5bまでの寸法hに対して、図6中(a)に示すように、通常着座位置では、第一傾倒角度α1(バックアングル約21°付近)で、前記背もたれ面8のシート表示材5c裏面側に、前記下部ランバーサポートプレート部材12の表側曲面が、下端部5aからの寸法を、約h1=2/5h(hは、シートバック5の下端部5aから上端部5bまでの全長寸法)付近として、最も近接するように、設定されている。
このため、集中的に支持する部分が、腰椎HBの略S字状に前湾曲する凹部近傍に位置して、前記背もたれ面8の裏面側から、前記下部ランバーサポートプレート部材12の上縁側12bによって、押圧されることにより、効率的に略S字状に前湾曲する腰椎HBの形状が保持されるように構成されている。
また、図6中(c)に示すように、第三傾倒角度α3(バックアングル約29°付近)となるリクライニング着座位置では、前記背もたれ面8のシート表示材5c裏面側に、前記下部ランバーサポートプレート部材12の表側曲面が、下端部5aから、約h3=1/5h付近で、最も近接するように、設定されている。
このため、集中的に支持する部分が、前湾曲する略S字状の腰椎HBの下端凸部分近傍に位置して、前記背もたれ面8の裏面側から、前記下部ランバーサポートプレート部材12の下縁側12c近傍部分によって、効果的に押圧することにより、前記腰椎HBの前湾曲形状の曲率半径を徐々に大きくして、段階的に直線状とするように構成されている。
そして、図6中(b)に示す第二傾倒角度α2である約25°付近(バックアングル約21°〜29°)等の中間着座位置では、下端部5aから、約h2=2/5〜1/5hの範囲内で、前記下部ランバーサポートプレート部材12の表側曲面が、最も近接するように、集中的に支持位置を無段階に移動させるように構成されている。
この実施の形態では、説明の為、図6中に示すように、これらのシートバック5の第一傾倒角度α1,第二傾倒角度α2,第三傾倒角度α3は、着座者HUの上体の各第一傾倒角度α4,第二傾倒角度α5,第三傾倒角度α6と、略同一角度となるようにしている。
また、この実施の形態の椅子1のシートバック5の背もたれ面8には、前記下部支持部11よりも上部で、前記ヘッドレスト部材7の装着位置よりも下方に、ランバーサポート機構10の一つとしての上部支持部21が設けられている。
この上部支持部21には、前記背もたれ面8の上部のシート表皮材5cの裏面側に沿って位置して、平板状を呈する上部ランバーサポートプレート部材22が、設けられている。
この上部ランバーサポートプレート部材22は、図2に示す様に、前記背もたれ面8側が、凹面状となるように湾曲されて形成されている。
また、この上部ランバーサポートプレート部材22の裏面側21dには、下縁側22b近傍に、棒軸状の回動軸部材21bが、ブラケット21c,21c及び接着材等を介して、固着されている。
この回動軸部材21bは、両端部が各々前記バックサイドフレーム材6b,6bの上端部近傍に対して、回転自在となるように支持されることにより、このシートバック5内の前記バックサイドフレーム材6b,6b間に位置する前記上部ランバーサポートプレート部材22の上縁側22cが、背もたれ面8に近接及び離反する前後方向へ揺動可能となるように軸支されている。
更に、この実施の形態では、前記通常着座位置からリクライニング位置へ向けて、前記シートバック5が、後方に傾倒する動作に連動されて、支持位置が移動するように、後方から前方に向けて、前記背もたれ面8の上部のシート表皮材5cの裏面側方向へ、前記上部ランバーサポートプレート部材22の上縁側22cを揺動移動させる上部連動機構23が設けられている。
この上部連動機構23は、前記下部連動機構13とは、独立して構成されていて、前記リクライニング機構による前記通常着座位置からリクライニング位置への回動移動に伴って、前記下部連動機構13とは、別途、連動して、前記上部ランバーサポートプレート部材22を揺動移動させるように構成されている。
すなわち、この上部連動機構23には、ロッド部材24が、図1,図2に示すように、前記上部ランバーサポートプレート部材22の裏面側21dで、前記ブラケット21c,21cが、固定されている位置よりも上方に、固着されて設けられている。
このロッド部材24は、椅子1の左右幅方向に長手方向を有する丸棒状を呈していて、この両端部24a,24aが、前記上部ランバーサポートプレート部材22の左右方向両側から、各々一定寸法、突設されて、前記バックサイドフレーム材6b,6bの側面部の上端近傍に各々に開口形成された半円弧状の溝部25,25内に、各々スライド自在となるように、遊嵌されている。
そして、各両端部24a,24aが、この各溝部25,25内で、スライド移動することにより、前記上部ランバーサポートプレート部材22の前記回動軸部材21bを中心とする回動に伴って、この上部ランバーサポートプレート部材22の上縁側22cを前後方向へ、円滑に揺動動作させるように構成されている。
更に、この各両端部24a,24aには、左,右一対の上側ケーブル部材26,26の各一端部が、各々連結されている。
これらの上側ケーブル部材26,26は、前記バックサイドフレーム材6b,6bの両側外側面から、各々両外側方向に向けて突設されたガイドピン27,27を経由して、回動軸部4,4方向である下方へ向くように延設方向が、ガイドされて、前記各クッションフレーム部材2a,2aの取付壁面部2d,2dの外側の方向に、各他端部が延設されている。
このうち、前記ガイドピン27,27は、図3に示すように、前記ロッド部材24よりも、各々上,下方向上側で、着座者HU側の背もたれ面8のシート表皮材5cに近接されて設けられている。
また、前記各固定ピン28,28は、前記各取付壁面部2d,2dのうち、両外側面の前縁部近傍に、各々固設されて設けられていて、前記上側ケーブル部材26,26の各他端部が連結されるように構成されている。
そして、これらの各固定ピン28,28が、前記回動軸部4,4に対して前方へ一定寸法、オフセットされていることにより、前記シートバック5の後方への傾倒動作で、前記ガイドピン27,27までの距離が、延伸されるように構成されている。
このため、この上部連動機構23では、図3乃至図5に示す前記通常着座位置から、中間着座位置を通って、リクライニング位置へ前記シートバック5が、後方に傾倒するリクライニング動作に連動して、前記上部ランバーサポートプレート部材22が、前記回動軸部材21bを回動中心として回動し、前記上縁側22cが、背もたれ面8のシート表皮材5c方向へ近接するように、揺動移動させる。
この上縁側22bの揺動移動により、シート表皮材5cを介して、図7,図8に示す前記着座者HUの上体上部の胸部HA背中側が、押圧されて、前記椅子1のヘッドレスト部材7から、頭部HEが、離間される方向へ着座者HUの上体上部が、起こされる。
そして、図8に示す様に、リクライニング位置では、腰椎HBが、直線状のリラックスした状態へ近づくように、この上部ランバーサポートプレート部材22によって、前記上体上部の胸部HAが、背中側から支持されるように構成されている。
また、この実施の形態では、図1及び図2に示すように、前記下部ランバーサポートプレート部材12の上縁側12bと、上部ランバーサポートプレート部材22の下縁側22bとが、近接配置されている。
そして、図4及び図5に示すように、この上部ランバーサポートプレート部材22の前記回動軸部材21bを回動中心とする回動によって、前記下縁側22bが、背もたれ面8から、離間方向に移動する。
従って、前記シートバック5は、後方へ傾倒する移動が行われる際に、前記下部連動機構13によって連動された前記下部ランバーサポートプレート部材12の上縁側12bの後方への回動移動に伴って、着座者HUの直線状になろうとする脊椎HSの円滑な動作が、この下縁側22bが離間する方向へ、同時に後退することによって、妨げられることが無くなり、更に、違和感が減少するように構成されている。
次に、この実施の形態のランバーサポートが、適用される椅子1の作用効果について説明する。
この実施の形態の椅子1では、図6中(a)に示される通常着座位置では、前記シートバック5に設けられた下部支持部11が、図3中白抜き矢印で示す様に、前記シート表皮材5cを介在させて、着座者HUの上体下部の腰椎HBを前方に向けて押圧する。
このため、着座者HUの腰椎HBが、図7に示すように、前方に湾曲されて、脊椎HSを、側面視で略S字状に保持することが出来、生理学上、長時間の着座による人体疲労を軽減させることが出来る。
また、前記リクライニング機構を用いて、通常着座位置から後方へ前記シートバック5を傾倒すると、図4及び図6中(b)に示す中間着座位置を経て、図5及び図6中(c)に示すリクライニング位置まで、前記背もたれ面8が、前記回動軸部4を回動中心として、後方へ移動される。
前記下部支持部11の下部ランバーサポートプレート部材12は、前記回動軸部材11bを回動中心として回動自在に支持されていて、前記下部連動機構13によって、このシートバック5の回動移動に伴って、移動するように連動されている。
すなわち、図3に示すように、通常着座位置では、前記固定ピン18と、ガイドピン17との間に距離L1が、設けられているが、この実施の形態の固定ピン18,18は、前記取付壁面部2d,2dの後端部近傍に各々固設されていて、前記回動軸部4,4に対して後方へ一定寸法、オフセットされている。
従って、図4及び図5に示す様に、前記シートバック5の後方への傾倒動作で、ガイドピン17,17の位置が、前記固定ピン18に近接して、前記固定ピン18と、ガイドピン17との間の距離L2,L3が、この距離L1に比して縮まる。
前記固定ピン18,18は、前記取付壁面部2d,2dに固定されているので、前記シートバック5の回動移動に伴って、移動することはない。
また、下側ケーブル部材16,16の両端部は、これらの固定ピン18,18及び、ロッド部材14の各両端部14a,14aに固定されたままで、両端部14a,14a間の下側ケーブル部材16,16の全長は、変わらない。
このため、下側ケーブル部材16,16は、弛緩するが、着座者HUの体重が、前記背もたれ面8にも加わっているので、前記ガイドピン17,17と、ロッド部材14の両端部14a,14aとの間で、この弛緩を解消するように、下部ランバーサポートプレート部材12に押圧力が加わり、前記背もたれ面8から離間する方向へ、前記ロッド部材14の両端部14a,14aが、スライド移動する。
このため、このロッド部材14が設けられた下部ランバーサポートプレート部材12は、前記回動軸部材11bを回動中心として、前記上縁側12bが後方に向けて、回動される。
従って、前記下部ランバーサポートプレート部材12の上縁側12bは、前記背もたれ面8から離間方向に移動して、着座者HUの上体下部の腰椎HBに、図3中白抜き矢印で示す様に圧接されていたシート表皮材5cへの圧接力を、減少させながら、徐々に後方へ向けて、傾倒する。
そして、前記下側ケーブル部材16,16の弛緩が解消される張力が、前記下部ランバーサポートプレート部材12の上縁側12bを回動させる押圧力と略釣り合うと、上縁側12bの前方への移動と共に、下縁側12cの前方への移動が、同時に停止する。
この実施の形態では、押圧力が付与される前記上縁側12bとは、回動軸部材11bを軸支するブラケット11c,11cを挟んで、前記下部ランバーサポートプレート部材12の反対側に一体に形成された下縁側12cが、前記シートバック5の回動移動に伴って、前記回動軸部材11bを回動中心として、前記背もたれ面8方向に、回動移動して近接する。
このため、この下縁側12cによって、前記着座者HUの上体下部の腰椎HBの下部が、前記シート表皮材5cを介在させた状態で押圧されて、前記上縁側22cの回動移動によって、略S字状から、略直線状に延ばされて更に、直線状に近づくように、所望の支持状態となるように、背もたれ面8の角度及び形状を変形させることが出来る。
よって、生理学上、腰椎HBへの負荷が軽減されて、着座者HUにリラックス効果を与えることが出来る。
このように、前記下部連動機構13の連動によって、前記シートバック5の後方への傾倒動作角度とは、異なる回動角度で移動する下部支持部11の下部ランバーサポートプレート部材12が、前記シートバック5の後方への傾倒動作に応じて生じる着座姿勢の変化に合わせて、適切に着座者HUの腰椎HBを保持する。
また、この実施の形態では、図6中(a)に示す通常着座位置から、図6中(b)に示す中間着座位置を経て、図6中(c)に示すリクライニング位置に至るまで、図中黒矢印で示す第一下部支持位置Y1,第二下部支持位置Y2及び第三下部支持位置Y3のように、前記下部支持部11の下部ランバーサポートプレート部材12によって、集中して支持される部分が、前記通常着座位置からリクライニング位置へ後方に傾倒する動作に連動して、前記背もたれ面8の下方へ向けて、着座者HUの腰椎HBから、臀部HCの骨盤方向へ移動される。
このため、図7及び図8に示すように、更に、着座者HUの腰椎HBから、臀部HCの骨盤方向へ向けて、集中して支持する部分が移動することによって、更に、腰椎HBの臀部HC近傍が、前方へ押圧されて、円滑に、前記着座者HUの上体下部の腰椎HBを、直線状に近づけることが出来る。
更に、この実施の形態の椅子1のランバーサポート機構10では、前記シートバック5内の前記下部ランバーサポートプレート部材12を有する下部支持部11よりも、上方位置には、上部ランバーサポートプレート部材22を有する上部支持部21が、設けられている。
この上部ランバーサポートプレート部材22は、図3及び図6中(a)に示す通常着座位置では、着座者HUの上体上部としての胸部HAの背中側に対して、前記背もたれ面8の上部に位置するシート表皮材5cの裏面側から、押圧する位置で、支持するように構成されている。
また、この通常着座位置から、図4及び図6中(b)に示す中間着座位置を経て、図5及び図6中(c)に示すリクライニング位置へ、後方に傾倒させて、前記シートバック5が、前記回動軸部4を回動中心として回動移動されて移行される。
この回動移動に連動して、この上部ランバーサポートプレート部材22の上縁側22cが、前記後方から前方に向けて、前記背もたれ面8の上部に位置するシート表皮材5cの裏面側に近接する方向へ、前記回動軸部材21bを回動中心として、揺動移動される。
すなわち、リクライニング位置へ前記シートバック5が、後方に傾倒するリクライニング動作に連動して、上部ランバーサポートプレート部材22の上縁側22cが、背もたれ面8に近接する前後方向へ揺動されると、前記上部ランバーサポートプレート部材22の上縁側22cが、前記回動軸部材21bを回動中心として、背もたれ面8のシート表皮材5c方向へ近接移動される。
従って、図8に示す様に、前記上部ランバーサポートプレート部材22の揺動により、前記シート表皮材5cを介して、前記着座者HUの上体上部である胸部HAの背中側が、押圧されて、リクライニング位置で、上体が横臥された姿勢でも、前記椅子1のヘッドレスト部材7から、頭部HEが離間する方向へ向けて、前記上部ランバーサポートプレート部材22の上縁側22c近傍表面によって、支持される。
このため、更に、無理なく着座者HUの腰椎HBが、直線状のリラックスした状態へ、近づくように保持される。
また、この実施の形態では、図1及び図2に示すように、前記下部ランバーサポートプレート部材12の上縁側12bと、上部ランバーサポートプレート部材22の下縁側22bとは、近接配置されている。
このため、面板状の下部ランバーサポートプレート部材12と、上部ランバーサポートプレート部材22とが、上,下方向で略連続して、あたかも一枚のランバーサポートプレートのように、着座者HUを支持するので、段差を認識する等の違和感が少ない。
また、これらの下部ランバーサポートプレート部材12と、上部ランバーサポートプレート部材22とは、凸面状及び凹面状を呈して、互い違いに湾曲形成されている。
このため、前記下部ランバーサポートプレート部材12の上縁側12bと、上部ランバーサポートプレート部材22の下縁側22bとの近接部分が、円滑に接続されたような略S字形状となり、更に、これらの下部ランバーサポートプレート部材12及び上部ランバーサポートプレート部材22との間の段差が、着座者HUに認識される可能性を減少させて、違和感を軽減することが出来る。
しかも、図4及び図5に示すように、この上部ランバーサポートプレート部材22の前記回動軸部材21bを回動中心とする回動によって、前記下縁側22bが、背もたれ面8から、離間方向である後方へ向けて移動する。
従って、前記シートバック5は、後方へ傾倒する回動移動が、前記リクライニング機構によって行われる際に、前記下部連動機構13によって連動された前記下部ランバーサポートプレート部材12の上縁側12bの後方への回動移動に伴い、着座者HUの脊椎HSが、略直線状になろうとする円滑な動作が、この下縁側22bによって、妨げられることなく、更に、違和感を減少させることができる。
また、この実施の形態の椅子1のランバーサポートでは、前記シートバック5の背もたれ面8に設けられた下部ランバーサポートプレート部材12が、通常着座位置では、前記着座者HUの脊椎HSのうち、腰椎HBの上部で、上体上部の胸部HA近傍が、図6(a)中の黒矢印で示す第一下部支持位置Y1(シートバック5の縦方向寸法hに対して、下端部5aから、2/5hの高さ位置)に対向して、集中的に支持される。
更に、前記リクライニング位置では、この第一下部支持位置Y1よりも下方で、図6(c)中の黒矢印で示す第三下部支持位置Y3(シートバック5の縦方向寸法hに対して、下端部5aから、約1/5hの高さ位置)に、腰椎HBの背中側が、対向して、集中的に支持される。
このため、シートバック5の後方への傾倒によって生じる着座者HUの着座姿勢の変化に対応して、前記背もたれ面8が、所望の変形を行う為、着座者HUの脊椎HSの的確な位置を適切な角度で支持することができる。
しかも、この実施の形態では、前記第一下部支持位置Y1と、第三下部支持位置Y3との間には、前記シートバック5が、通常着座位置から、リクライニング位置まで移動する間のシートバック5の傾倒角度α2(α1〜α3)の変化に応じて、着座者HUの脊椎HSのうち、胸部HA近傍の第一下部支持位置Y1から、前記第三下部支持位置Y3までの何れかの部分が、集中的に支持されるように、図6(b)中黒矢印で示す第二下部支持位置Y2が、上下方向に移動する。
この実施の形態では、前記第一下部支持位置Y1から、前記第三下部支持位置Y3に至るまで、シートバック5の上下方向へ、シートバック5のリクライニング動作(傾倒角度α2(α1〜α3)間)に対応して、第二下部支持位置Y2が、高さ方向寸法h2=2/5h〜1/5hの範囲で、連続的に移動する。
このため、更に、シートバック5の後方への微細な傾倒に対応出来、背もたれ面8の角度変化によって生じる着座者HUの着座姿勢の変化に対応して、更に、的確な位置を適切な角度で、支持することができる。
また、この実施の形態では、前記上部連動機構23が、前記下部連動機構13とは、独立して構成されていて、前記リクライニング機構による前記通常着座位置からリクライニング位置への回動移動に伴って、前記下部連動機構13とは、別途、このリクライニング動作と連動されて、前記上部ランバーサポートプレート部材22が、揺動移動されることにより、前記上縁側22cが、背もたれ面8のシート表皮材5c方向へ近接するように、移動される。
この上縁側22cの揺動移動により、前記シート表皮材5cを介して、前記着座者HUの上体上部の胸部HA背中側が、押圧されて、前記椅子1のヘッドレスト部材7から、頭部HEが、離間される方向へ着座者HUの上体上部を、図4に示す中間着座位置を経て、図5に示すように起こす。
このため、前記着座者HUの上体下部の腰椎HBが、図7に示す略S字状から、図8に示すように、略直線状に延ばされて、直線状に近づくように、更に容易に支持することが出来る。
このように、前記上体下部の腰椎HBを直接、延ばすだけでなく、上体上部の胸部HAの裏面側を起こして、脊椎HS全体を用いて、腰椎HBが略直線状に近づいた状態となるように、背もたれ面8の角度及び形状の変形を、前記上部支持部21で行わせることが出来る。
よって、生理学上、腰椎HBへの負荷が、更に、軽減されて、着座者HUにリラックス効果を与えることが出来る。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
即ち、前記実施の形態では、ランバーサポート機構10として、下部支持部11を構成する下部ランバーサポートプレート部材12に、上部ランバーサポートプレート部材22を設けた上部支持部21を組み合わせた椅子1を、例示して説明してきたが、特にこれに限るものではない。
例えば、下部支持部11を構成する下部ランバーサポートプレート部材12が、下部連動機構13によって、前記シートバック5が後方に傾倒する動作に連動して、前記着座者HUの上体下部の腰椎HBを直線状に近づけるように移動するものであれば良い。
また、例えば、どのような形状の下部ランバーサポートプレート部材12であっても良く、下部ランバーサポートプレート部材12で構成される下部支持部11のみで構成されるものや、或いは、下部支持部11と上部支持部21との間に、中部プレート部材からなる中部支持部を設けて、3枚のプレート部材で支持するもの等、どのような形状、数量及び材質を組み合わせたランバーサポート機構10であってもよい。
更に、この実施の形態では、前記下部支持部11を構成する下部ランバーサポートプレート部材12及び、上部支持部21を構成する上部ランバーサポートプレート部材22が、前記シートバック5のシート表皮材5cよりも内側で、分離されたものを用いて説明してきたが、特にこれに限らず、例えば、シート表皮材5cの一般面或いは、前記背もたれ面8から、前記下部ランバーサポートプレート部材12又は、上部ランバーサポートプレート部材22の一部を着座者HU方向へ突出させて、押圧するように構成してもよい。
また、前記下部ランバーサポートプレート部材12又は、上部ランバーサポートプレート部材22の一部、又は、全部を用いて、シート表皮材5cの一部を代用したり、一般面或いは、前記背もたれ面8として用いてもよい。
更に、この実施の形態では、前記第一下部支持位置Y1から、前記第三下部支持位置Y3に至るまで、連続的に動作するシートバック5のリクライニング動作(傾倒角度α2(α1〜α3)間)に対応して、前記第二下部支持位置Y2が、高さ方向寸法h2=2/5h〜1/5hの範囲で、前記下部支持部11の下部ランバーサポートプレート部材12及び、上部支持部21の上部ランバーサポートプレート部材22を、連続的に、回動移動若しくは揺動移動させるように構成されているが、特にこれに限らず、例えば、少なくとも、通常着座位置及びリクライニング位置の間で、前記シートバックが後方に傾倒する動作に連動して、前記着座する者の上体下部の腰椎を直線状に近づけるように移動させるものであれば、二段階であっても、前記第二下部支持位置Y2を複数設けて、段階的にリクライニング動作を停止させるものに対応させても良く、前記下部ランバーサポートプレート部材12及び、上部ランバーサポートプレート部材22の停止角度、押圧位置、及び可変量が限定されるものではない。
前記実施の形態では、ランバーサポートが適用される椅子を用いて説明してきたが、特にこれに限らず、例えば、家庭用、オフィス、工場若しくは研究所等の会社用、屋内用、屋外用、車両用、航空機用、船舶用等、どのような用途の椅子であっても良く、所謂一般的な椅子に用いることができる。
1 椅子
5 シートバック
6c,6c 各下端部
8 背もたれ面
10 ランバーサポート機構
11 下部支持部
12 下部ランバーサポートプレート部材
12b 上縁側
13 下部連動機構
21 上部支持部
22 上部ランバーサポートプレート部材
22b 下縁側
23 上部連動機構
α1,α2,α3 第一,第二,第三傾倒角度
HB 腰椎
HS 脊椎
HU 着座者(着座する者)
Y1,Y2,Y3 第一,第二,第三下部支持位置

Claims (6)

  1. 背もたれ面を有するシートバックが、通常着座位置と、該通常着座位置から後方へ傾倒するリクライニング位置との少なくとも二つのポジション間で移動して、該背もたれ面に着座する者の上体下部の腰椎を前方に向けて押圧する下部支持部を設けたランバーサポートであって、
    前記下部支持部は、前記通常着座位置からリクライニング位置へ、前記シートバックが後方に傾倒する動作に連動して、前記着座する者の上体下部の腰椎を直線状に近づけるように移動することを特徴とするランバーサポート。
  2. 前記下部支持部は、前記通常着座位置からリクライニング位置へ後方に傾倒する動作に連動して、前記着座する者を支持する位置が、着座する者の腰椎から骨盤方向へ移動することを特徴とする請求項1記載のランバーサポート。
  3. 前記シートバックの背もたれ面には、前記下部支持部よりも上方に、上部支持部を設けて、着座する者の上体上部を支持すると共に、該上部支持部では、前記通常着座位置からリクライニング位置へ向けて、後方に傾倒する動作に連動して、支持位置を後方から前方に向けて移動することを特徴とする請求項1又は2記載のランバーサポート。
  4. 前記シートバックの前記下部支持部が、通常着座位置では、着座する者の脊椎のうち、上体上部近傍の第一下部支持位置を集中的に支持すると共に、前記リクライニング位置では、該第一下部支持位置よりも下方に位置する第三下部支持位置を集中的に支持することを特徴とする請求項1乃至3のうち、何れか一項記載のランバーサポート。
  5. 前記第一下部支持位置と、第三下部支持位置との間には、前記シートバックが、通常着座位置から、リクライニング位置まで移動する間の該シートバックの傾倒角度に応じて、着座する者の脊椎のうち、上体上部近傍の第一下部支持位置から、前記第三下部支持位置までの何れかの部分を集中的に支持する第二下部支持位置が設けられていることを特徴とする請求項4記載のランバーサポート。
  6. 前記下部支持部を構成する下部ランバーサポートプレート部材の上縁側と、前記上部支持部を構成する上部ランバーサポートプレート部材の下縁側とは、近接配置されていることを特徴とする請求項3乃至5のうち何れか一項記載のランバーサポート。
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