JPH07236543A - 車両用シート - Google Patents
車両用シートInfo
- Publication number
- JPH07236543A JPH07236543A JP5306194A JP5306194A JPH07236543A JP H07236543 A JPH07236543 A JP H07236543A JP 5306194 A JP5306194 A JP 5306194A JP 5306194 A JP5306194 A JP 5306194A JP H07236543 A JPH07236543 A JP H07236543A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- pipe
- movable member
- guide hole
- lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シートバックの傾動時に、着座者の腰椎部と
シートバックとの間に間隙の発生がなく、着座者に疲労
や腰痛をおこすことがない車両用シートを提供すること
を目的とする。 【構成】 シートクッション５後端部両側でシートバッ
ク３を傾動可能に支持する左右一対のリクライニングデ
バイス１１の上部レバー１３の上端側に、ガイド穴１４
を設けてこのガイド穴１４にパイプＢを挿通し、前記上
部レバー１３の中間部にパイプＣを設け、これらパイプ
ＢとパイプＣとの間にシート前面側に湾曲した鉄板６を
張設し、下部レバー１５の下端側に、ガイド穴１６を設
けてこのガイド穴１６にシート前方側にばね付勢された
パイプＤを挿通し、これらパイプＢとパイプＤとの間を
ワイヤ９で連結した。
シートバックとの間に間隙の発生がなく、着座者に疲労
や腰痛をおこすことがない車両用シートを提供すること
を目的とする。 【構成】 シートクッション５後端部両側でシートバッ
ク３を傾動可能に支持する左右一対のリクライニングデ
バイス１１の上部レバー１３の上端側に、ガイド穴１４
を設けてこのガイド穴１４にパイプＢを挿通し、前記上
部レバー１３の中間部にパイプＣを設け、これらパイプ
ＢとパイプＣとの間にシート前面側に湾曲した鉄板６を
張設し、下部レバー１５の下端側に、ガイド穴１６を設
けてこのガイド穴１６にシート前方側にばね付勢された
パイプＤを挿通し、これらパイプＢとパイプＤとの間を
ワイヤ９で連結した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用シートに関する
ものである。
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の車両用シート、例えば図４に示す
ようなＪＲ用シートａでは、シートクッションｃの後端
部にシートバックｂが傾動可能に支持されており、乗客
がシートバックｂを適宜の角度に傾けて使用するように
なっている。
ようなＪＲ用シートａでは、シートクッションｃの後端
部にシートバックｂが傾動可能に支持されており、乗客
がシートバックｂを適宜の角度に傾けて使用するように
なっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の車両用シートａでは、シートバックｂを後へ倒す
と、着座者ｄの膝が前に出てシートバックｂと腰椎部ｅ
との間に隙間Ｋができて、腰椎部ｅが疲労し腰痛をおこ
すという問題点があった。
従来の車両用シートａでは、シートバックｂを後へ倒す
と、着座者ｄの膝が前に出てシートバックｂと腰椎部ｅ
との間に隙間Ｋができて、腰椎部ｅが疲労し腰痛をおこ
すという問題点があった。
【０００４】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、シートバッ
クの傾動時に、着座者の腰椎部とシートバックとの間に
間隙の発生がなく、着座者に疲労や腰痛をおこすことが
ない車両用シートを提供することにある。
たものであって、その目的とするところは、シートバッ
クの傾動時に、着座者の腰椎部とシートバックとの間に
間隙の発生がなく、着座者に疲労や腰痛をおこすことが
ない車両用シートを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の車両用シートは、シートクッション後端
部両側でシートバックを傾動可能に支持する左右一対の
リクライニングデバイスのレバーの上端側に、ガイド穴
を設けてこのガイド穴に第一の可動部材を挿通し、前記
レバーの中間部に固定部材を設け、これら第一の可動部
材と固定部材との間にシート前面側に湾曲した弾性部材
を張設し、前記レバーの下端側に、ガイド穴を設けてこ
のガイド穴にシート前方側にばね付勢された第二の可動
部材を挿通し、これら第一の可動部材と第二の可動部材
との間を連結部材で連結した構成を有している。
めに、本発明の車両用シートは、シートクッション後端
部両側でシートバックを傾動可能に支持する左右一対の
リクライニングデバイスのレバーの上端側に、ガイド穴
を設けてこのガイド穴に第一の可動部材を挿通し、前記
レバーの中間部に固定部材を設け、これら第一の可動部
材と固定部材との間にシート前面側に湾曲した弾性部材
を張設し、前記レバーの下端側に、ガイド穴を設けてこ
のガイド穴にシート前方側にばね付勢された第二の可動
部材を挿通し、これら第一の可動部材と第二の可動部材
との間を連結部材で連結した構成を有している。
【０００６】
【作用】この構成によって、シートバックを後に倒す
と、リクライニングデバイスのレバーを介して第二の可
動部材が回動しながら、ばねによってガイド穴内をシー
ト前方側に引っ張られると共に、この第二の可動部材の
連結部材に引かれて第一の可動部材がガイド穴内を固定
部材側に移動する。この移動によって第一の可動部材と
固定部材との間隔が狭くなるので弾性部材がシート前面
側に反り、腰椎部のパッドを前面に押し出す。このた
め、着座者の腰椎部とシートバックとの間に間隙を作ら
ないので、腰椎部に疲労を与えることがなく、腰痛をお
こすことがない。
と、リクライニングデバイスのレバーを介して第二の可
動部材が回動しながら、ばねによってガイド穴内をシー
ト前方側に引っ張られると共に、この第二の可動部材の
連結部材に引かれて第一の可動部材がガイド穴内を固定
部材側に移動する。この移動によって第一の可動部材と
固定部材との間隔が狭くなるので弾性部材がシート前面
側に反り、腰椎部のパッドを前面に押し出す。このた
め、着座者の腰椎部とシートバックとの間に間隙を作ら
ないので、腰椎部に疲労を与えることがなく、腰痛をお
こすことがない。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【０００８】図１は本発明に係わる車両用シートの斜視
図、図２は同シートの動作説明図である。
図、図２は同シートの動作説明図である。
【０００９】図中１は車両用シートであり、車両用シー
ト１はバックサイドフレーム２に固定されたシートバッ
ク３と、サイドフレーム４に固定されたシートクッショ
ン５と、シートクッション５後端部両側でシートバック
３を傾動可能に支持する左右一対のリクライニングデバ
イス１１などによって構成されている。
ト１はバックサイドフレーム２に固定されたシートバッ
ク３と、サイドフレーム４に固定されたシートクッショ
ン５と、シートクッション５後端部両側でシートバック
３を傾動可能に支持する左右一対のリクライニングデバ
イス１１などによって構成されている。
【００１０】また、シートバック３とシートクッション
５とは、それぞれ図示しないシートフレームにパッド１
０を沿わせ、その表面をトリムで覆って構成されてい
る。
５とは、それぞれ図示しないシートフレームにパッド１
０を沿わせ、その表面をトリムで覆って構成されてい
る。
【００１１】リクライニングデバイス１１はデバイス本
体１２の上方にシートバック３に固定された上部レバー
１３を、デバイス本体１２の下方に下部レバー１５を備
え、上部レバー１３の上端部と下部レバー１５の下端部
とにはそれぞれ長穴よりなるガイド穴１４、１６が形成
されている。
体１２の上方にシートバック３に固定された上部レバー
１３を、デバイス本体１２の下方に下部レバー１５を備
え、上部レバー１３の上端部と下部レバー１５の下端部
とにはそれぞれ長穴よりなるガイド穴１４、１６が形成
されている。
【００１２】両側のバックサイドフレーム２間には、そ
の略中間部分にパイプＡが固定されている。また、両側
のバックサイドフレーム２を貫通して、両側の上部レバ
ー１３の上端部のガイド穴１４には第一の可動部材であ
るパイプＢが挿通されていて、その両端は外方に突出し
ている。さらに、両側の上部レバー１３のデバイス本体
１２寄りにはパイプＣが固定されている。そして、パイ
プＢとパイプＣとの間にはシート前面側に湾曲した弾性
部材である鉄板６が張設されており、パイプＡとパイプ
Ｂとの間にはリターンスプリング７が設けられていて、
パイプＢをパイプＡ方向に付勢している。
の略中間部分にパイプＡが固定されている。また、両側
のバックサイドフレーム２を貫通して、両側の上部レバ
ー１３の上端部のガイド穴１４には第一の可動部材であ
るパイプＢが挿通されていて、その両端は外方に突出し
ている。さらに、両側の上部レバー１３のデバイス本体
１２寄りにはパイプＣが固定されている。そして、パイ
プＢとパイプＣとの間にはシート前面側に湾曲した弾性
部材である鉄板６が張設されており、パイプＡとパイプ
Ｂとの間にはリターンスプリング７が設けられていて、
パイプＢをパイプＡ方向に付勢している。
【００１３】また、両側の下部レバー１５の下端部のガ
イド穴１６にはサイドフレーム４を貫通して第二の可動
部材であるパイプＤが挿通されていて、その両端は外方
に突出している。また、両側のサイドフレーム４間に
は、その略中間部分にパイプＥが固定されている。そし
て、パイプＤとパイプＥとの間にはガススプリング（ば
ね）８が設けられており、パイプＤをパイプＥ方向に付
勢している。さらに、パイプＢとパイプＤのそれぞれの
両端の突出部間には連結部材であるワイヤ９が張架され
ている。
イド穴１６にはサイドフレーム４を貫通して第二の可動
部材であるパイプＤが挿通されていて、その両端は外方
に突出している。また、両側のサイドフレーム４間に
は、その略中間部分にパイプＥが固定されている。そし
て、パイプＤとパイプＥとの間にはガススプリング（ば
ね）８が設けられており、パイプＤをパイプＥ方向に付
勢している。さらに、パイプＢとパイプＤのそれぞれの
両端の突出部間には連結部材であるワイヤ９が張架され
ている。
【００１４】以上のように構成された車両用シートの動
作を図２及び図３（ａ）、（ｂ）を用いて説明する。
作を図２及び図３（ａ）、（ｂ）を用いて説明する。
【００１５】シートバック３を後に倒すと、リクライニ
ングデバイス１１の両側の上部レバー１３が後に倒れる
と共に、下部レバー１５とパイプＤが矢印方向に回動
し、ガススプリング８によってパイプＤがガイド穴１６
内をパイプＥ方向に引っ張られる。これによって、パイ
プＤの両端のワイヤ９に引かれてパイプＢがガイド穴１
４内をデバイス本体１２側へ移動する。この移動によっ
てパイプＣとパイプＢとの間隔Ｔが狭く（ｔ）なるの
で、この間に張られた鉄板６がシート前面側に反り、腰
椎部のパッド１０を前面に押し出す。従って腰椎部とシ
ートバック３との間に間隙を作らないので、着座者は疲
労せずに着座することができる。
ングデバイス１１の両側の上部レバー１３が後に倒れる
と共に、下部レバー１５とパイプＤが矢印方向に回動
し、ガススプリング８によってパイプＤがガイド穴１６
内をパイプＥ方向に引っ張られる。これによって、パイ
プＤの両端のワイヤ９に引かれてパイプＢがガイド穴１
４内をデバイス本体１２側へ移動する。この移動によっ
てパイプＣとパイプＢとの間隔Ｔが狭く（ｔ）なるの
で、この間に張られた鉄板６がシート前面側に反り、腰
椎部のパッド１０を前面に押し出す。従って腰椎部とシ
ートバック３との間に間隙を作らないので、着座者は疲
労せずに着座することができる。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用シ
ートにあっては、シートクッション後端部両側でシート
バックを傾動可能に支持する左右一対のリクライニング
デバイスのレバーの上端側に、ガイド穴を設けてこのガ
イド穴に第一の可動部材を挿通し、前記レバーの中間部
に固定部材を設け、これら第一の可動部材と固定部材と
の間にシート前面側に湾曲した弾性部材を張設し、前記
レバーの下端側に、ガイド穴を設けてこのガイド穴にシ
ート前方側にばね付勢された第二の可動部材を挿通し、
これら第一の可動部材と第二の可動部材との間を連結部
材で連結することにより、シートバックを後に倒すとリ
クライニングデバイスのレバーを介して第二の可動部材
が回動しながらばねによってガイド穴内をシート前方側
に引っ張られると共に、この第二の可動部材に設けた連
結部材に引かれて第一の可動部材がガイド穴内を固定部
材側に移動する。この移動によって第一の可動部材と固
定部材との間隔が狭くなるので弾性部材がシート前面側
に反り、腰椎部のパッドを前面に押し出す。このため、
着座者の腰椎部とシートバックとの間に間隙を作らない
ので、腰椎部に疲労を与えることがなく、腰痛をおこす
ことがない。
ートにあっては、シートクッション後端部両側でシート
バックを傾動可能に支持する左右一対のリクライニング
デバイスのレバーの上端側に、ガイド穴を設けてこのガ
イド穴に第一の可動部材を挿通し、前記レバーの中間部
に固定部材を設け、これら第一の可動部材と固定部材と
の間にシート前面側に湾曲した弾性部材を張設し、前記
レバーの下端側に、ガイド穴を設けてこのガイド穴にシ
ート前方側にばね付勢された第二の可動部材を挿通し、
これら第一の可動部材と第二の可動部材との間を連結部
材で連結することにより、シートバックを後に倒すとリ
クライニングデバイスのレバーを介して第二の可動部材
が回動しながらばねによってガイド穴内をシート前方側
に引っ張られると共に、この第二の可動部材に設けた連
結部材に引かれて第一の可動部材がガイド穴内を固定部
材側に移動する。この移動によって第一の可動部材と固
定部材との間隔が狭くなるので弾性部材がシート前面側
に反り、腰椎部のパッドを前面に押し出す。このため、
着座者の腰椎部とシートバックとの間に間隙を作らない
ので、腰椎部に疲労を与えることがなく、腰痛をおこす
ことがない。
【図１】本発明の一実施例における車両用シートの斜視
図である。
図である。
【図２】同シートの動作説明図である。
【図３】（ａ）同シートの通常位置におけるシートバッ
ク要部の断面図である。 （ｂ）同シートの傾倒位置におけるシートバック要部の
断面図である。
ク要部の断面図である。 （ｂ）同シートの傾倒位置におけるシートバック要部の
断面図である。
【図４】従来の車両用シートの側面図である。
１ 車両用シート ３ シートバック ５ シートクッション ６ 鉄板（弾性部材） ８ ガススプリング（ばね） ９ ワイヤ（連結部材） １１ リクライニングデバイス １３ 上部レバー（レバー） １４ ガイド穴 １５ 下部レバー（レバー） １６ ガイド穴 Ｂ パイプ（第一の可動部材） Ｃ パイプ（固定部材） Ｄ パイプ（第二の可動部材）
Claims (1)
- 【請求項１】 シートクッション後端部両側でシートバ
ックを傾動可能に支持する左右一対のリクライニングデ
バイスのレバーの上端側に、ガイド穴を設けてこのガイ
ド穴に第一の可動部材を挿通し、前記レバーの中間部に
固定部材を設け、これら第一の可動部材と固定部材との
間にシート前面側に湾曲した弾性部材を張設し、前記レ
バーの下端側に、ガイド穴を設けてこのガイド穴にシー
ト前方側にばね付勢された第二の可動部材を挿通し、こ
れら第一の可動部材と第二の可動部材との間を連結部材
で連結したことを特徴とする車両用シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5306194A JPH07236543A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5306194A JPH07236543A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 車両用シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07236543A true JPH07236543A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12932336
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5306194A Pending JPH07236543A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 車両用シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07236543A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040043298A (ko) * | 2002-11-18 | 2004-05-24 | 현대자동차주식회사 | 자동차 시트의 요추 지지장치 |
| KR100483750B1 (ko) * | 2000-12-27 | 2005-04-18 | 간토 노키 가부시키가이샤 | 구내운반차의 조종석에서의 진동흡수장치 |
| JP2011188971A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Nissan Motor Co Ltd | ランバーサポート |
-
1994
- 1994-02-25 JP JP5306194A patent/JPH07236543A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100483750B1 (ko) * | 2000-12-27 | 2005-04-18 | 간토 노키 가부시키가이샤 | 구내운반차의 조종석에서의 진동흡수장치 |
| KR20040043298A (ko) * | 2002-11-18 | 2004-05-24 | 현대자동차주식회사 | 자동차 시트의 요추 지지장치 |
| JP2011188971A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Nissan Motor Co Ltd | ランバーサポート |
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