JP3154252B2 - 座席用の着座者サポート装置 - Google Patents
座席用の着座者サポート装置Info
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- JP3154252B2 JP3154252B2 JP31781795A JP31781795A JP3154252B2 JP 3154252 B2 JP3154252 B2 JP 3154252B2 JP 31781795 A JP31781795 A JP 31781795A JP 31781795 A JP31781795 A JP 31781795A JP 3154252 B2 JP3154252 B2 JP 3154252B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座席の内部に板ば
ね部材を複数配設して、該板ばね部材の反り形状を変形
可能にして、着座時の座り心地を調整可能にした座席用
の着座者サポート装置に関する。
ね部材を複数配設して、該板ばね部材の反り形状を変形
可能にして、着座時の座り心地を調整可能にした座席用
の着座者サポート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の座席用の着座者サポート装置とし
ては、例えば、特開平7−25273号公報に開示され
たものがある。すなわち、フレームの前部に前方横断部
材が固設され、フレームの後部に後方横断部材が移動可
能に支持され、前方横断部材と後方横断部材とに弓形の
板ばね部材が複数掛け渡され、アクチュエータ操作によ
り、後方横断部材が前方横断部材に近づいたり離れたり
して、板ばね部材の反り具合を調整し、着座面が反り上
がりを変え、着座姿勢に応じて座り心地を良くするよう
にしたものである。
ては、例えば、特開平7−25273号公報に開示され
たものがある。すなわち、フレームの前部に前方横断部
材が固設され、フレームの後部に後方横断部材が移動可
能に支持され、前方横断部材と後方横断部材とに弓形の
板ばね部材が複数掛け渡され、アクチュエータ操作によ
り、後方横断部材が前方横断部材に近づいたり離れたり
して、板ばね部材の反り具合を調整し、着座面が反り上
がりを変え、着座姿勢に応じて座り心地を良くするよう
にしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の座席用の着座者サポート装置では、座部の前
端部に相当する位置と後端部に相当する位置とに略同一
形状の板ばね部材が複数掛け渡されているので、後方横
断部材が前方横断部材に近づいたり離れたりすると、板
ばね部材の反り具合によって、着座面の前端部から後端
部にかけて大きく反り上ったり、小さく反り上ったりす
るだけで、例えば、リクライニング時には、着座面の前
部を高くすると、座り心地が高まることが知られてお
り、着座面全体が反り上る従来技術においては、座り心
地を改良する余地が残されているという問題点があっ
た。本発明は、このような従来の問題点に着目してなさ
れたもので、例えば、背ずりをリクライニング姿勢にし
た際に、座席の支持面の要部に相当する板ばね部材を反
り上げて、座席の支持面の要部を高くすることができる
ようにして、着座姿勢に応じて座り心地を高めることが
できるようにした座席用の着座者サポート装置を提供す
ることを目的としている。
うな従来の座席用の着座者サポート装置では、座部の前
端部に相当する位置と後端部に相当する位置とに略同一
形状の板ばね部材が複数掛け渡されているので、後方横
断部材が前方横断部材に近づいたり離れたりすると、板
ばね部材の反り具合によって、着座面の前端部から後端
部にかけて大きく反り上ったり、小さく反り上ったりす
るだけで、例えば、リクライニング時には、着座面の前
部を高くすると、座り心地が高まることが知られてお
り、着座面全体が反り上る従来技術においては、座り心
地を改良する余地が残されているという問題点があっ
た。本発明は、このような従来の問題点に着目してなさ
れたもので、例えば、背ずりをリクライニング姿勢にし
た際に、座席の支持面の要部に相当する板ばね部材を反
り上げて、座席の支持面の要部を高くすることができる
ようにして、着座姿勢に応じて座り心地を高めることが
できるようにした座席用の着座者サポート装置を提供す
ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項に記載する
発明に存する。1 座席(10)の内部に板ばね部材
(33,34,35)を複数配設して、該板ばね部材
(33,34,35)の反り形状を変形可能にして、着
座時の座り心地を調整可能にした座席用の着座者サポー
ト装置において、前記複数の板ばね部材(33,34,
35)を座席の支持面に対向する面上に並べるととも
に、相互に結合し、該結合したものを一対の支持軸(3
1,32)に直接的に掛け渡して、サポート機構(3
0)を構成し、座席(10)のベースフレーム(11)
に、前記一対の支持軸(31,32)の間隔を調整して
前記複数の板ばね部材(33,34,35)の反り形状
が変わるように前記一対の支持軸(31,32)の少な
くとも一方を移動可能に支持し、前記サポート機構(3
0)は、座席(10)の支持面の要部に相当する部位の
剛性より支持面の非要部に相当する部位の剛性が高めに
なるように前記板ばね部材(33,34,35)を構成
して、前記一対の支持軸(31,32)の間隔が狭めら
れた際に、前記支持面の要部が反り上がる一方、前記支
持面の非要部が反り下がるように配設されていることを
特徴とする座席用の着座者サポート装置。
めの本発明の要旨とするところは、次の各項に記載する
発明に存する。1 座席(10)の内部に板ばね部材
(33,34,35)を複数配設して、該板ばね部材
(33,34,35)の反り形状を変形可能にして、着
座時の座り心地を調整可能にした座席用の着座者サポー
ト装置において、前記複数の板ばね部材(33,34,
35)を座席の支持面に対向する面上に並べるととも
に、相互に結合し、該結合したものを一対の支持軸(3
1,32)に直接的に掛け渡して、サポート機構(3
0)を構成し、座席(10)のベースフレーム(11)
に、前記一対の支持軸(31,32)の間隔を調整して
前記複数の板ばね部材(33,34,35)の反り形状
が変わるように前記一対の支持軸(31,32)の少な
くとも一方を移動可能に支持し、前記サポート機構(3
0)は、座席(10)の支持面の要部に相当する部位の
剛性より支持面の非要部に相当する部位の剛性が高めに
なるように前記板ばね部材(33,34,35)を構成
して、前記一対の支持軸(31,32)の間隔が狭めら
れた際に、前記支持面の要部が反り上がる一方、前記支
持面の非要部が反り下がるように配設されていることを
特徴とする座席用の着座者サポート装置。
【0005】
【0006】2 座席(10)の内部に板ばね部材(3
3,34,36)を複数配設して、該板ばね部材(3
3,34,36)の反り形状を変形可能にして、着座時
の座り心地を調整可能にした座席用の着座者サポート装
置において、前記複数の板ばね部材(33,34,3
6)を座席の支持面に対向する面上に並べるとともに、
相互に結合し、該結合したものを一対の支持軸(31,
32)に直接的に掛け渡して、サポート機構(30a)
を構成し、座席(10)のベースフレーム(11)に、
前記一対の支持軸(31,32)の間隔を調整して前記
複数の板ばね部材(33,34,36)の反り形状が変
わるように前記一対の支持軸(31,32)の少なくと
も一方を移動可能に支持し、前記サポート機構(30
a)は、支持面の両側部に相当する部位の剛性が低めに
なるように前記板ばね部材(33,34,36)を構成
して、前記一対の支持軸(31,32)の間隔が狭めら
れた際に、前記支持面の両側部が反り上がるように配設
されていることを特徴とする座席用の着座者サポート装
置。
3,34,36)を複数配設して、該板ばね部材(3
3,34,36)の反り形状を変形可能にして、着座時
の座り心地を調整可能にした座席用の着座者サポート装
置において、前記複数の板ばね部材(33,34,3
6)を座席の支持面に対向する面上に並べるとともに、
相互に結合し、該結合したものを一対の支持軸(31,
32)に直接的に掛け渡して、サポート機構(30a)
を構成し、座席(10)のベースフレーム(11)に、
前記一対の支持軸(31,32)の間隔を調整して前記
複数の板ばね部材(33,34,36)の反り形状が変
わるように前記一対の支持軸(31,32)の少なくと
も一方を移動可能に支持し、前記サポート機構(30
a)は、支持面の両側部に相当する部位の剛性が低めに
なるように前記板ばね部材(33,34,36)を構成
して、前記一対の支持軸(31,32)の間隔が狭めら
れた際に、前記支持面の両側部が反り上がるように配設
されていることを特徴とする座席用の着座者サポート装
置。
【0007】3 前記一対の支持軸(31,32,5
1,52)の少なくとも一方は、背ずり(20)に連結
され、該背ずり(20)のリクライニング動作に連動し
て移動可能に構成されていることを特徴とする1または
2項記載の座席用の着座者サポート装置。 4 前記一対の支持軸(31,32,51,52)の少
なくとも一方は、チルト用レバー(40)を操作するこ
とにより移動可能に構成されていることを特徴とする1
または2項記載の座席用の着座者サポート装置。
1,52)の少なくとも一方は、背ずり(20)に連結
され、該背ずり(20)のリクライニング動作に連動し
て移動可能に構成されていることを特徴とする1または
2項記載の座席用の着座者サポート装置。 4 前記一対の支持軸(31,32,51,52)の少
なくとも一方は、チルト用レバー(40)を操作するこ
とにより移動可能に構成されていることを特徴とする1
または2項記載の座席用の着座者サポート装置。
【0008】次に、前記各項に記載された発明の作用に
ついて説明する。サポート機構(30)は支持面の要部
に相当する部位の剛性より支持面の非要部に相当する部
位の剛性が高めになるように板ばね部材(33,34,
35)が構成されており、一対の支持軸(31,32)
の間隔が狭められた際に、支持面の要部に相当する板ば
ね部材(33,34,35)が反り上って、支持面の要
部が反り上がる一方、支持面の非要部に相当する板ばね
部材が反り下がって、支持面の非要部が反り下がるよう
になり、座り心地を高めることができる。
ついて説明する。サポート機構(30)は支持面の要部
に相当する部位の剛性より支持面の非要部に相当する部
位の剛性が高めになるように板ばね部材(33,34,
35)が構成されており、一対の支持軸(31,32)
の間隔が狭められた際に、支持面の要部に相当する板ば
ね部材(33,34,35)が反り上って、支持面の要
部が反り上がる一方、支持面の非要部に相当する板ばね
部材が反り下がって、支持面の非要部が反り下がるよう
になり、座り心地を高めることができる。
【0009】
【0010】請求項2記載の座席用の着座者サポート装
置では、サポート機構(30a)は支持面の両側部に相
当する部位の剛性が低めになるように板ばね部材(3
3,34,36)が構成されており、一対の支持軸(3
1,32)の間隔が狭められた際に、支持面の両側部に
相当する板ばね部材が反り上り、支持面の両側部が反り
上がるようになって、座り心地を高めることができる。
置では、サポート機構(30a)は支持面の両側部に相
当する部位の剛性が低めになるように板ばね部材(3
3,34,36)が構成されており、一対の支持軸(3
1,32)の間隔が狭められた際に、支持面の両側部に
相当する板ばね部材が反り上り、支持面の両側部が反り
上がるようになって、座り心地を高めることができる。
【0011】請求項3記載の座席用の着座者サポート装
置では、前記一対の支持軸(31,32,51,52)
の少なくとも一方は、背ずり(20)に連結され、該背
ずり(20)のリクライニング動作に連動して移動可能
に構成されているので、リクライニング動作に連動し
て、支持面の要部、例えば、着座面の前部や背凭れ面の
腰部支持部が高くなり、着座姿勢に応じて座り心地が高
まり、特別な高さ調節が不要になり、高さ調整の操作性
を向上することができる。請求項4記載の座席用の着座
者サポート装置では、例えば、リクライニングした際
に、チルト用レバー(40)を操作すると、一対の支持
軸(31,32,51,52)の少なくとも一方が移動
して、支持面の要部が高くなり、着座姿勢に応じて座り
心地を高めることができる。
置では、前記一対の支持軸(31,32,51,52)
の少なくとも一方は、背ずり(20)に連結され、該背
ずり(20)のリクライニング動作に連動して移動可能
に構成されているので、リクライニング動作に連動し
て、支持面の要部、例えば、着座面の前部や背凭れ面の
腰部支持部が高くなり、着座姿勢に応じて座り心地が高
まり、特別な高さ調節が不要になり、高さ調整の操作性
を向上することができる。請求項4記載の座席用の着座
者サポート装置では、例えば、リクライニングした際
に、チルト用レバー(40)を操作すると、一対の支持
軸(31,32,51,52)の少なくとも一方が移動
して、支持面の要部が高くなり、着座姿勢に応じて座り
心地を高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の一形態を説明する。図1から図7は本発明の実施の一
形態を示している。図1〜図5に示すように、座席10
の座部フレームを成すベースフレーム11には、着座面
の高さを可変して着座時の座り心地を調整可能なサポー
ト機構30が設けられている。
の一形態を説明する。図1から図7は本発明の実施の一
形態を示している。図1〜図5に示すように、座席10
の座部フレームを成すベースフレーム11には、着座面
の高さを可変して着座時の座り心地を調整可能なサポー
ト機構30が設けられている。
【0013】ベースフレーム11は枠体形状であって、
前枠12、後枠13および両方の側枠14により構成さ
れている。両方の側枠14には、前端部に丸形の下孔1
5がそれぞれ穿設され、後端部に前後方向に長い長孔1
6がそれぞれ穿設されている。両方の側枠14の後端部
は斜め後方へ突出され、突出した突起部17には下孔1
7aが穿設されている。突起部17の下孔17aには枢
軸23が嵌入し、枢軸23により背ずり20のフレーム
21の下部突起が起立位置とリクライニング位置とに揺
動可能に支持されている。フレーム21の下部突起には
長孔22が穿設されている。
前枠12、後枠13および両方の側枠14により構成さ
れている。両方の側枠14には、前端部に丸形の下孔1
5がそれぞれ穿設され、後端部に前後方向に長い長孔1
6がそれぞれ穿設されている。両方の側枠14の後端部
は斜め後方へ突出され、突出した突起部17には下孔1
7aが穿設されている。突起部17の下孔17aには枢
軸23が嵌入し、枢軸23により背ずり20のフレーム
21の下部突起が起立位置とリクライニング位置とに揺
動可能に支持されている。フレーム21の下部突起には
長孔22が穿設されている。
【0014】側枠14の下孔15には、サポート機構3
0を構成する支持軸31が嵌着され、側枠14の長孔1
6には同じくサポート機構30を構成する支持軸32が
前後移動可能に嵌合している。また支持軸32はフレー
ム21の長孔22に移動可能に嵌合している。支持軸3
1と支持軸32とには3本の板ばね部材33が掛け渡さ
れ、各板ばね部材33の後部には、3つの板ばね部材3
3を連結するようにして2本の板ばね部材35が掛け渡
されている。また前側の板ばね部材35と支持軸32と
には2本の板ばね部材34が掛け渡されている。サポー
ト機構30のサポート面上には図示省略した保護布を介
してボトムクッション18が載置され、ボトムクッショ
ン18および保護布は、サポート機構30の板ばね部材
33〜板ばね部材35の変形に追従するように、接着テ
ープなどで板ばね部材33〜板ばね部材35に固定され
ている。
0を構成する支持軸31が嵌着され、側枠14の長孔1
6には同じくサポート機構30を構成する支持軸32が
前後移動可能に嵌合している。また支持軸32はフレー
ム21の長孔22に移動可能に嵌合している。支持軸3
1と支持軸32とには3本の板ばね部材33が掛け渡さ
れ、各板ばね部材33の後部には、3つの板ばね部材3
3を連結するようにして2本の板ばね部材35が掛け渡
されている。また前側の板ばね部材35と支持軸32と
には2本の板ばね部材34が掛け渡されている。サポー
ト機構30のサポート面上には図示省略した保護布を介
してボトムクッション18が載置され、ボトムクッショ
ン18および保護布は、サポート機構30の板ばね部材
33〜板ばね部材35の変形に追従するように、接着テ
ープなどで板ばね部材33〜板ばね部材35に固定され
ている。
【0015】すなわち、本サポート機構30としては、
座席10の着座面の要部である前部に相当する部位の剛
性より着座面の非要部である後部に相当する部位の剛性
が高めになるように構成され、背ずり20が枢軸23を
中心にして後倒するリクライニング動作をした際に、支
持軸32が前進し、一対の支持軸31,32の間隔が狭
められた際に、支持軸31の前部が大きく反って着座面
の前部が反り上がる一方、支持軸31の後部および板ば
ね部材34が大きくは反らないで着座面の後部が反り下
がるようになっている。サポート機構30は、背ずり2
0のリクライニング動作に連動しないで、図6に示すよ
うに、後枠13にL字形状のチルト用レバー40を枢着
し、チルト用レバー40の折曲部に連結軸41を設け、
連結軸41と支持軸32とをリンク42で連結して、チ
ルト用レバー40を操作することにより、支持軸32を
図6(a)に示す後退位置から、同じく図6(b)に示
す前進位置へ移動するようにしてもよい。
座席10の着座面の要部である前部に相当する部位の剛
性より着座面の非要部である後部に相当する部位の剛性
が高めになるように構成され、背ずり20が枢軸23を
中心にして後倒するリクライニング動作をした際に、支
持軸32が前進し、一対の支持軸31,32の間隔が狭
められた際に、支持軸31の前部が大きく反って着座面
の前部が反り上がる一方、支持軸31の後部および板ば
ね部材34が大きくは反らないで着座面の後部が反り下
がるようになっている。サポート機構30は、背ずり2
0のリクライニング動作に連動しないで、図6に示すよ
うに、後枠13にL字形状のチルト用レバー40を枢着
し、チルト用レバー40の折曲部に連結軸41を設け、
連結軸41と支持軸32とをリンク42で連結して、チ
ルト用レバー40を操作することにより、支持軸32を
図6(a)に示す後退位置から、同じく図6(b)に示
す前進位置へ移動するようにしてもよい。
【0016】次に、発明の作用について説明する。サポ
ート機構30は着座面の前部に相当する部位の剛性より
着座面の後部に相当する部位の剛性が高めになるように
板ばね部材33,34,35が構成されているので、支
持軸32が図2に示す後退位置から図1に示す前進位置
に長孔16(図3に示す)内を移動し、一対の支持軸3
1,32の間隔が狭められた際に、図1および図7に示
すように、着座面の前部に相当する板ばね部材33が反
り上り、ボトムクッション18が追従して着座面の前部
が反り上がる一方、着座面の後部に相当する板ばね部材
33,34,35が反り下がり、ボトムクッション18
が追従して着座面の後部が反り下がるようになり、座り
心地を高めることができる。
ート機構30は着座面の前部に相当する部位の剛性より
着座面の後部に相当する部位の剛性が高めになるように
板ばね部材33,34,35が構成されているので、支
持軸32が図2に示す後退位置から図1に示す前進位置
に長孔16(図3に示す)内を移動し、一対の支持軸3
1,32の間隔が狭められた際に、図1および図7に示
すように、着座面の前部に相当する板ばね部材33が反
り上り、ボトムクッション18が追従して着座面の前部
が反り上がる一方、着座面の後部に相当する板ばね部材
33,34,35が反り下がり、ボトムクッション18
が追従して着座面の後部が反り下がるようになり、座り
心地を高めることができる。
【0017】背ずり20のリクライニング動作に連動し
て支持軸32が移動可能に構成されているので、リクラ
イニング動作に連動して、着座面の前部が高くなり、着
座姿勢に応じて座り心地が高まり、特別な高さ調節が不
要になり、高さ調整の操作性を向上することができる。
なお、本発明の実施の他の形態においては、図8に示す
ように、サポート機構50を着座面の前部に配し、サポ
ート機構50を、複数の板ばね部材53を一対の支持軸
51,52に掛け渡すようにして構成し、座席10のベ
ースフレーム11に、一対の支持軸51,52の間隔を
調整して複数の板ばね部材53の反り形状が変わるよう
に後側の支持軸52を移動可能に支持するようにしても
よい。
て支持軸32が移動可能に構成されているので、リクラ
イニング動作に連動して、着座面の前部が高くなり、着
座姿勢に応じて座り心地が高まり、特別な高さ調節が不
要になり、高さ調整の操作性を向上することができる。
なお、本発明の実施の他の形態においては、図8に示す
ように、サポート機構50を着座面の前部に配し、サポ
ート機構50を、複数の板ばね部材53を一対の支持軸
51,52に掛け渡すようにして構成し、座席10のベ
ースフレーム11に、一対の支持軸51,52の間隔を
調整して複数の板ばね部材53の反り形状が変わるよう
に後側の支持軸52を移動可能に支持するようにしても
よい。
【0018】それにより、サポート機構50は、前記一
対の支持軸51,52の間隔が狭められた際に着座面の
前部が反り上がるようになり、座り心地を高めることが
できる。
対の支持軸51,52の間隔が狭められた際に着座面の
前部が反り上がるようになり、座り心地を高めることが
できる。
【0019】さらに、本発明の実施の他の形態において
は、図9に示すように、座席10の下部に板ばね部材3
3,34,36を複数配設して、複数の板ばね部材3
3,34,36を一対の支持軸31,32に掛け渡し、
一対の支持軸31,32の間隔を調整して、板ばね部材
33,34,36の反り形状を変形可能にして、着座時
の座り心地を調整可能にしてもよい。それにより、サポ
ート機構30aは、着座面の両側部に相当する部位の剛
性が低めになるように構成され、一対の支持軸31,3
2の間隔が狭められた際に、着座面の両側部が反り上が
るようになって、座り心地を高めることができる。
は、図9に示すように、座席10の下部に板ばね部材3
3,34,36を複数配設して、複数の板ばね部材3
3,34,36を一対の支持軸31,32に掛け渡し、
一対の支持軸31,32の間隔を調整して、板ばね部材
33,34,36の反り形状を変形可能にして、着座時
の座り心地を調整可能にしてもよい。それにより、サポ
ート機構30aは、着座面の両側部に相当する部位の剛
性が低めになるように構成され、一対の支持軸31,3
2の間隔が狭められた際に、着座面の両側部が反り上が
るようになって、座り心地を高めることができる。
【0020】さらに、前記実施の形態においては、支持
面を着座面としたが、背ずり20の背凭れ面であっても
よい。その際には、背凭れ面において腰部を支持する部
位を盛り上げ可能に、板ばね部材が反るように構成すれ
ば良い。
面を着座面としたが、背ずり20の背凭れ面であっても
よい。その際には、背凭れ面において腰部を支持する部
位を盛り上げ可能に、板ばね部材が反るように構成すれ
ば良い。
【0021】
【発明の効果】本発明にかかる座席用の着座者サポート
装置によれば、例えば、背ずりをリクライニング姿勢に
した際に、座席の支持面の要部に相当する板ばね部材を
反り上げて、座席の支持面の要部を高くすることができ
るようにしたので、着座姿勢に応じて座り心地を高める
ことができる。
装置によれば、例えば、背ずりをリクライニング姿勢に
した際に、座席の支持面の要部に相当する板ばね部材を
反り上げて、座席の支持面の要部を高くすることができ
るようにしたので、着座姿勢に応じて座り心地を高める
ことができる。
【図1】本発明の実施の一形態を示す座席用の着座者サ
ポート装置の要部断面図である。
ポート装置の要部断面図である。
【図2】本発明の実施の一形態を示す座席用の着座者サ
ポート装置の要部断面である。
ポート装置の要部断面である。
【図3】本発明の実施の一形態を示す座席用の着座者サ
ポート装置の部分斜視図である。
ポート装置の部分斜視図である。
【図4】本発明の実施の一形態を示す座席用の着座者サ
ポート装置の部分斜視図である。
ポート装置の部分斜視図である。
【図5】本発明の実施の一形態を示す座席用の着座者サ
ポート装置の作用説明図である。
ポート装置の作用説明図である。
【図6】本発明の実施の一形態を示す座席用の着座者サ
ポート装置の作用説明図である。
ポート装置の作用説明図である。
【図7】本発明の実施の他の形態を示す座席用の着座者
サポート装置の要部断面図である。
サポート装置の要部断面図である。
【図8】本発明の実施のさらに他の形態を示す座席用の
着座者サポート装置の要部断面図である。
着座者サポート装置の要部断面図である。
【図9】本発明の実施のさらに他の形態を示す座席用の
着座者サポート装置の斜視図である。
着座者サポート装置の斜視図である。
10…座席 11…ベースフレーム 12…前枠 13…後枠 14…側枠 15…下孔 16…長孔 17…突起部 18…ボトムクッション 20…背ずり 21…フレーム 22…長孔 23…枢軸 30…サポート機構 31,32,51,52 33,34,35,36,53,54…板ばね部材 40…チルト用レバー 41…連結軸 50…サポート機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 7/14 A47C 7/28 A47C 7/35
Claims (4)
- 【請求項1】座席の内部に板ばね部材を複数配設して、
該板ばね部材の反り形状を変形可能にして、着座時の座
り心地を調整可能にした座席用の着座者サポート装置に
おいて、 前記複数の板ばね部材を座席の支持面に対向する面上に
並べるとともに、相互に結合し、該結合したものを一対
の支持軸に直接的に掛け渡して、サポート機構を構成
し、 座席のベースフレームに、前記一対の支持軸の間隔を調
整して前記複数の板ばね部材の反り形状が変わるように
前記一対の支持軸の少なくとも一方を移動可能に支持
し、 前記サポート機構は、座席の支持面の要部に相当する部
位の剛性より支持面の非要部に相当する部位の剛性が高
めになるように前記板ばね部材を構成して、前記一対の
支持軸の間隔が狭められた際に、前記支持面の要部が反
り上がる一方、前記支持面の非要部が反り下がるように
配設されていることを特徴とする座席用の着座者サポー
ト装置。 - 【請求項2】座席の内部に板ばね部材を複数配設して、
該板ばね部材の反り形状を変形可能にして、着座時の座
り心地を調整可能にした座席用の着座者サポート装置に
おいて、 前記複数の板ばね部材を座席の支持面に対向する面上に
並べるとともに、相互に結合し、該結合したものを一対
の支持軸に直接的に掛け渡して、サポート機構を構成
し、 座席のベースフレームに、前記一対の支持軸の間隔を調
整して前記複数の板ばね部材の反り形状が変わるように
前記一対の支持軸の少なくとも一方を移動可能に支持
し、 前記サポート機構は、支持面の両側部に相当する部位の
剛性が低めになるように前記板ばね部材を構成して、前
記一対の支持軸の間隔が狭められた際に、前記支持面の
両側部が反り上がるように配設されていることを特徴と
する座席用の着座者サポート装置。 - 【請求項3】前記一対の支持軸の少なくとも一方は、背
ずりに連結され、該背ずりのリクライニング動作に連動
して移動可能に構成されていることを特徴とする請求項
1または2に記載の座席用の着座者サポート装置。 - 【請求項4】前記一対の支持軸の少なくとも一方は、チ
ルト用レバーを操作することにより移動可能に構成され
ていることを特徴とする請求項1または2に記載の座席
用の着座者サポート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31781795A JP3154252B2 (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 座席用の着座者サポート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31781795A JP3154252B2 (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 座席用の着座者サポート装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09154665A JPH09154665A (ja) | 1997-06-17 |
JP3154252B2 true JP3154252B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=18092384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31781795A Expired - Fee Related JP3154252B2 (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 座席用の着座者サポート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3154252B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4497629B2 (ja) * | 1999-08-27 | 2010-07-07 | タカノ株式会社 | 座あるいは背凭れ等の椅子の構造物 |
CN105686442A (zh) * | 2016-03-02 | 2016-06-22 | 缪忠全 | 一种多功能椅子 |
JP7042022B2 (ja) * | 2016-11-17 | 2022-03-25 | シロキ工業株式会社 | 座席 |
-
1995
- 1995-12-06 JP JP31781795A patent/JP3154252B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09154665A (ja) | 1997-06-17 |
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