JPH0719308Y2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JPH0719308Y2
JPH0719308Y2 JP1989009372U JP937289U JPH0719308Y2 JP H0719308 Y2 JPH0719308 Y2 JP H0719308Y2 JP 1989009372 U JP1989009372 U JP 1989009372U JP 937289 U JP937289 U JP 937289U JP H0719308 Y2 JPH0719308 Y2 JP H0719308Y2
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JP
Japan
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seat
seat cushion
frame
occupant
frames
Prior art date
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Application number
JP1989009372U
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English (en)
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JPH02100537U (ja
Inventor
尚幸 高田
Original Assignee
池田物産株式会社
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  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、前後方向に位置を調整できるシートクッシ
ョンと、上背部および下背部を有するいわゆる中折れ形
のシートバックとをそなえた車両用シートに関する。
(従来の技術) 従来、上記の車両用シートとしては例えば第4図,第5
図に示すようなものがある(実公昭57-11580号および実
公昭60-31547号公報参照)。
これらの図において、シートクッション101は左右のス
ライドレール121を介して車体の床123上に前後の位置が
調整可能に取付けられ、シートバック103は車体側の背
パネル125の前側に配され上背部105と下背部107とを別
々にそなえており、これらは左右両側部において次のよ
うに連係している。すなわち、上背部105と下背部107と
はヒンジ109によって連結され、下背部107の下端はシー
トクッション101の後部にヒンジ111を介して連結されて
いる。また上背部105は上下関係に配した2つのスライ
ダ113,113を介して背パネル125に支持されている。
この従来のシートは、シートクッション101を矢線Aの
ように前方へ移動すると第4図の状態から第5図の状態
に至って乗員に安楽着座姿勢を与えるものである。すな
わち、シートクッション101の前方移動によって下背部1
07の下端がこれに同動し、上背部105がこの下背部に引
きづられて上下のスライダ113に案内されながら背パネ
ル125に沿って下動する。これによって下背部107とシー
トクッション101との挾角θが大きくなることで、こ
こに乗員の腰部を安定して受入れることができ、更に下
背部107と上背部105とが折曲角θをもって中折れ状に
折曲することで乗員の背中を自然の状態に保持する。
(考案が解決しようとする課題) ところでこのような従来のシートにあっては、上背部10
5の移動姿勢が2つのスライダ113によって規制されてい
るために、前記挾み角θと折曲角θとがシートクッ
ションの位置によって一義的に定められ、更に下背部10
7はシートクッション101と上背部105とに単に掛渡され
ているのみであるから外力への対抗力に欠けるものであ
る。よって、これらの原因により、ガタ、異音が発生す
ると共に乗員の体形や着座の状態によってはシートと、
腰部あるいは背中との間に空間が生じ、更には腰部をし
っかりと保持できないために、場合によっては十分な安
楽姿勢をとらせ難くなるという問題があった。
そこでこの考案の課題は、ガタ、異音の発生を少くする
と共に乗員の体形等に順応して安楽な姿勢をしっかりと
保持できるようなシートとする点にある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前記課題を解決するためのこの考案の手段は、前後方向
に位置を調整できるシートクッションにシートバックが
連結されている車両用シートにおいて、シートバック
は、シートクッションに順次ヒンジを介して連結されか
つ中央部が上部及び下部より小さくなるように3分割さ
れたバックフレームと、このバックフレームを芯部とし
かつ上下に2分割された一体形のバッドとを有し、前記
上部及び下部のバックフレームをそれぞれ斜め下前方に
傾く長孔具備のスライダを介して車体側に支持した構造
を備えるものである。
(作用) シートクッションを前方へ移動すると、このシートクッ
ションにヒンジを介して順次連結された少くとも3個の
バックフレームが、その最上位のものと最下位のものと
がスライダを介して車体側と連係しながら連鎖状を呈し
て下方へ移動し、一体形のパッドがこれに追従する。
ここで乗員が着座してシートバックにより掛ると一体形
のパッドがまず上背部と下部との間で折曲し、更に荷重
分布に応じて各部が撓み、連鎖状のバックフレームが連
鎖形態を変えながら上記撓みに順応してこのパッドをバ
ックアップする。
したがって乗員との間には無用な空間が生じることな
く、更に最下位のバックフレームはヒンジおよびスライ
ダによってそれぞれシートクッションと車体側との双方
に連係しているので、これにより乗員の腰部がしっかり
と支えられ、しかも、支持点増によりガタ、異音の発生
を少くする。
(実施例) この考案の一実施例を第1図ないし第3図を用いて説明
する。
これらの図において、シートクッション1は上方に凹の
弧状に形成された左右のスライドレール121を介して車
体の床123上に取付けられ、上記弧状の形状に従って前
後方向に位置調整可能に構成されている。この位置調整
は手動または電動モータによってなされる。第1図およ
び第2図はシートクッション1を後退限に位置決めした
状態を示しており、以下これら2つのの図を用いてシー
トの構成を説明する。
シートバック5はその前面部を構成する表皮付きのパッ
ド7と、芯部を構成するこの例では3個のバックフレー
ム15,17および19とをそなえる。そしてパッド7には、
その上下方向のほぼ中央部を後方へひき込んで形成した
見切り線9を境にして上背部11と下背部13とを区画して
ある。また各バックフレーム15,17および19は管材よっ
て長四角形の枠形に形成され、これらのバックフレーム
がヒンジ21,23を介して順次連結され、更に最下位のバ
ックフレーム19はシートクッション1のクッションフレ
ーム3にヒンジ25を介して連結されている。これらのヒ
ンジは各バックフレームの左右両側部のほか、必要によ
っては中間部にも設けられる。そして最下位のバックフ
レーム19および最上位のバックフレーム15の各両側部は
それぞれスライダ27および35を介して車体側の背パネル
125に支持されている。
スライダ27および35はそれぞれ、背パネル125に締結さ
れて前方へ立上るアングル形のブラケット29および37
と、これらのブラケットに形成された斜め下前方へ向う
長孔31および39と、バックフレーム15,19における左右
の側枠のほぼ中央部から側方へ延出してそれぞれ長孔31
および39に挿入されたピン33および41とからなり、これ
によってバックフレーム15,19はそれぞれのピンを介し
て長孔の方向に摺動でき、かつ回動ができる。そして各
スライダ27,35は後に述べるように位置決めされる。
この実施例の作用を主に第2図と第3図とを用いて説明
する。先ずシートクッション1が前記後退限にあると
き、第2図に示すように、一体形のパッド7を有するシ
ートバック5は自己の張りによりほぼ直線状を呈して背
パネル125の前位に位置し、クッションフレーム3にヒ
ンジ25,21,23を介して順次連鎖状に連ねられたバックフ
レーム19,17,15は、その最下位のもの19と最上位のもの
15とがそれぞれスライダ35と27とに支持されてパッド7
の背後に立上り、これによってシートバック75が背パネ
ル125に沿わせられる。このときピン33および41がそれ
ぞれ長孔31および39の上端近傍に在るようにスライダ27
および35の取付位置を定めておく、したがって乗員が着
座してシートバック5により掛ると、一体形のパッド7
により背パネル125に支えられる。
次にシートクッション1を前記凹の弧状に形成されたス
ライドレール121に沿って前方へ移動すると、クッショ
ンフレーム3が前上りに前進してヒンジ25を介しバック
フレーム15,17,19の連結体を牽引する。これにより、第
3図に示すごとく、上記連結体がスライダ27.35の長孔3
1,39に案内されながら斜め下前方へ移動し、シートバッ
ク5がこれに同動して背パネル125から引離される。ま
た同時に最下位のバックフレーム19の下端部がヒンジ25
によって前方へ引かれるので、このフレーム19がピン41
を中心に傾動し、これに伴われて下背部13が主に見切り
線9のところで折曲してシートクッション1との挾角を
増大する。
ここで乗員Mが着座して図面のように安楽姿勢をとる
と、この際、最下位のバックフレーム19がヒンジ25とス
ライダ39のピン41とで2点支持がなされて車体側に拘束
されているので、先ず乗員の腰部が安定に支えられる。
一方、上背部11と下背部13とは乗員の背中からの荷重分
布に従って見切り線9のところで一層折曲変形をしよう
とし、更にはこれらの背部11,13自身が変形しようとし
てその荷重を一連のバックフレームに伝える。すると、
上記拘束されたバックフレーム19にヒンジ連結されたバ
ックアーム17,15が、その最上位のフレーム15をスライ
ダ27のピン33のまわりに回動させながらヒンジ21と23の
ところで折曲して上記の変形を許容する。そして上記ピ
ン33が長孔31の下端に受止められたところで、これら一
連のバックフレーム15,17,19が図示のように後方へ撓ん
だ状態で突張られて、両背部11と13とをバックアップす
る。これによりパッド7が乗員の姿勢に順応してその背
中を余分な空間をあけることなく支える。しかも、荷重
負担の大きい下背部13はスライダ35によって車体に支持
されるので、ガタ、異音の発生を少くすることができ
る。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案の構成によれば、シートク
ッションにヒンジを介して順次連鎖状に連結された3個
のバックフレームが一体形のパッドをバックアップしな
がらこのパッドへの荷重分布に応じて連鎖形態を変え、
かつ最下位のバックフレームはシートクッションと車体
側とに連係して外力に対抗するので、乗員の体形等にか
かわりなくその着座姿勢を安楽になしうるとともに、乗
員の腰部がしっかりと支えられることでこの安楽姿勢を
安定に保持することができ、しかも、下背部の支持点増
によりガタ、異音の発生を少くすることができるという
効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の一部を切欠いた斜視図、
第2図は上記一実施例の側面図、第3図は第2図からの
変化状態を示す側面図、第4図は従来のものの側面図、
第5図は第4図からの変化状態を示す側面図である。 1……シートクッション 5……シートバック 7……パッド 11……上背部 13……下背部 15,17,19……バックフレーム 21,23,25……ヒンジ 27,35……スライダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後方向に位置を調整できるシートクッシ
    ョンにシートバックが連結されている車両用シートにお
    いて、シートバックは、シートクッションに順次ヒンジ
    を介して連結されかつ中央部が上部及び下部より小さく
    なるように3分割されたバックフレームと、このバック
    フレームを芯部としかつ上下に2分割された一体形のパ
    ッドとを有し、前記上部及び下部のバックフレームをそ
    れぞれ斜め下前方に傾く長孔具備のスライダを介して車
    体側に支持した構造を備える車両用シート。
JP1989009372U 1989-01-31 1989-01-31 車両用シート Expired - Lifetime JPH0719308Y2 (ja)

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JP1989009372U JPH0719308Y2 (ja) 1989-01-31 1989-01-31 車両用シート

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JP1989009372U JPH0719308Y2 (ja) 1989-01-31 1989-01-31 車両用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02100537U JPH02100537U (ja) 1990-08-10
JPH0719308Y2 true JPH0719308Y2 (ja) 1995-05-10

Family

ID=31216059

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989009372U Expired - Lifetime JPH0719308Y2 (ja) 1989-01-31 1989-01-31 車両用シート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61147044U (ja) * 1985-03-06 1986-09-10

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JPH02100537U (ja) 1990-08-10

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