JPH02257910A

JPH02257910A - シートバック

Info

Publication number: JPH02257910A
Application number: JP7990089A
Authority: JP
Inventors: Yasuhisa Inaba; 泰久稲葉; Fumio Wakamatsu; 二三男若松
Original assignee: Aisin Seiki Co Ltd
Current assignee: Aisin Corp
Priority date: 1989-03-30
Filing date: 1989-03-30
Publication date: 1990-10-18
Anticipated expiration: 2014-07-12
Also published as: JP2917287B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、乗員の背に適する形状に変形自在なシートバ
ックに関する。

（従来の技術）乗用車用のシートは、乗員の疲労やシートへの違和感を
防ぐため、たとえば、ランバーサポートをシートバック
に設け、ランバーサポートを少くとも前後に移動させ、
シートバックを乗員の背に適合させることが成されてい
る。このランバーサポートは、たとえば、実開昭５８−
１８１２５１号公報にみられる如く、ベルトの一端を一
方のシートバックフレームに固定し、他端を他方のシー
トバックフレームに固定すると共に前後に移動可能とさ
せ、ベルト張力を変えることで、表装材を前後に伸縮自
在とさせている。この構造とは別に長方形のプレートを
用いたランバーサポートも提案されている。

（本発明が解決しようとする課題）前述した如きランバーサポートの使用は、シートバック
の腰椎部のみの前後方向への動きで、乗員の腰部への抵
抗感を与えるには問題が無いが、しかし、乗員の背形に
シートバックを適合するには不向きである。

それ故に、本発明は、前述した従来技術の不具合を解消
させ、体形の異る人の背に適合するシートバックを提供
することを解決すべぎ課題とする。

（課題を解決するための手段）本発明は、前述した課題を解決するために、シートバッ
クフレームに相対移動自在に支持されたワイヤーと、該
ワイヤーに側縁が固定された繊維部材とを有し、該繊維
部材を高弾性布としたことを特徴とするシートバックを
提供する。

（作　用）本発明によれば、第６図と第７図に示される如く、標準
の背形に適合するラインのＢを、腰部でＣとＤ間に自在
に変更でき、又、肩部でＥとＦ間に自在に変更できるの
で、乗員の背にぴったりとシートバックが接する。

本発明のこのような変形は、高弾性繊維部材へのワイヤ
ーを介しての張力印加を調整することで成される。

（実施例）シートバックフレーム１は、従前の如く、パイプを方形
に枠組したもので、左右のフレームをクロスメンバーＩ
Ｃにより連結し、補強する。シートバックフレーム１の
上下に両端が固定される口状の支持ワイヤー１ａ、ｌｂ
、ｌｃを設ける。・シートバックフレーム１の左右一方
のフレームにブラケットｌｅ、Ｉｆを熔接する。ブラケ
ットｌｅにシャフト１５付きのハンドル１４を回動自在
に支持させ、シャフト１５の先端をネジ部１５ａとする
。コの字状のブラケット２６の上下片の長大にその両端
が挿入されるナツト１６をネジ部１５ａに螺着させる。

下フレームにブラケット１ｇを熔接する。第１図に示す
如き形状の支持ワイヤー２ａの上端部をブラケッ）２ｂ
に固定し、その先をブラケットｌｆに枢支させる。又、
支持ワイヤー２ａの下端部をブラケッ）２ｃに固定し、
その先をプラケッ１−１ｇに枢支させる。シートバック
フレーム１の左右他方のフレームにブラケット１ｆ及び
下フレームにブラケット１ｇを熔接する。

図示の如き支持ワイヤー３ａの下端部にブラケット３Ｃ
を固定する。支持ワイヤー３ａの両端をブラケットＩｆ
、１ｇに枢支させる。両ブラケット２ｃ、３ｃをピン１
７．１９を用いてバー１８にて連結する。

ハンドル１４を矢印方向に回動すると、ナツト１６がネ
ジ部１５ａに沿って直線運動する。このため、ブラケッ
）２ｂがこれに固定された支持ワイヤー２ａを矢印方向
に回動させ葛。この動きは連結バー１８とブラケット３
ｃを介して支持ワイヤー３ａに伝達され、このワイヤー
３ａを矢印方向に回動させる。ハンドル１４の逆向きの
動きは、支持ワイヤー２ａ、３ａを矢印とは反対方向に
動かす。

シートバックフレーム１の左右一方のフレームにプラケ
ッ）ｌｅ’、Ｉｆ’を熔接する。ブラケットｌｅ’にシ
ャフト１５′付きのハンドル２０を回動自在に支持させ
、シャツ）１５　”の先端をネジ部１５ａ′とする。コ
の字状のブラケット２ｂ’の上下片の長大にその両端が
挿入されるナツト１６”をネジ部１５ａ’に螺着させる
。第１図に示す如き形状の支持ワイヤー４ａの下端部を
ブラケット２ｂ’に固定し、その先をブラケットＩｆ’
に枢支させる。又、支持ワイヤー４ａの上端部をブラケ
ット２ｃ’に固定し、その先をクロスメンバーＩＣに枢
支させる。シートバックフレームｌの左右他方のフレー
ムにブラケットＩｆ’を熔接する０図示の如き支持ワイ
ヤー５ａの上端部にプラケッ１−３ｃ’を固定する。

支持ワイヤー５ａの両端をブラケットＩｆ’とクロスメ
ン・バー１０に枢支させる。両ブラケット２ｃ’、３ｃ
”をピン１７’、１９”を用いてバー１８′にて連結す
る。

ハンドル２０を矢印方向に回動すると、ナツト１６′が
ネジ部１５ａ’に沿って直線運動する。

このため、ブラケット２ｂ”がこれに固定された支持ワ
イヤー４ａを矢印方向に回動させる。この動きは連結バ
ー１８’とブラケッｌ−３ｃ’を介して支持ワイヤー５
ａに伝達され、このワイヤー５ａを矢印方向に回動させ
る。ハンドル２０の逆向きの動きは、支持ワイヤー４ａ
、５ａを矢印とは反対方向に動かす。

高弾性繊維部材６ａの縁の樹脂フック６ｂを支持ワイヤ
ー２ａ、３ａ、、４ａ、５ａに係止させる。

この高弾性繊維部材６ａは、人間７の背部に沿う３次元
曲面形状となしえる。この繊維部材６ａの上にタレタン
バッド８と表装材９を覆う。表装材９の上下縁にホグリ
ング帯９ａを縫製し、このホグリング帯９ａの袋にワイ
ヤー１０をさし込む。

ワイヤー１０のホグリング１１をクロスメンバー１０と
ワイヤー１ｄとに固定する。繊維部材６ａの両側縁の袋
にさし込まれたワイヤー１２を、シートバックフレーム
にホグリング１１で固定させる。又、表装材９をウレタ
ンバッド８にホグリング等で固定する。

次に、使用例を説明する。奉シートエ３に人間７が着座
し、人間７の背部に沿うようにシートバック１３ａの構
成部材である表装材９とウレタンバッド８と高弾性繊維
部材６ａがたわんでも、シートバック１３ａの表面と人
間７の背部がフィツトしない場合があり、この場合には
、腰椎支持機構及び胸椎支持機構にて、シートバック１
３ａの形状を前後方向に調整し、人間７の背部にシート
バック１３ａを全面でフィツトさせる。腰椎とシートバ
ック１３ａの間に隙間がある場合は、腰椎支持機構のハ
ンドル１４を反時計方向に回転させる。ハンドル１４と
シャフト１５のネジ部１５ａが同時に回転し、それと共
にナツト１６が支持ワイヤー２ａの回動中心を中心とし
て、反時計方向に回動する。これによりブラケット２ｂ
を介して支持ワイヤー２ａも反時計方向に回動する。支
持ワイヤー２ａの回動と同時にブラケット２ｃも反時計
方向に回動し、それによりビン１７と連結バー１８とピ
ン１９を介して、ブラケット３ｃが時計方向に回動する
。さらにブラケッ１−３ｃと共に、支持ワイヤー３ａも
時計方向に回動する。これらの作動によって、支持ワイ
ヤー２ａ、３ａに張設されている高弾性繊維部材６ａの
取り付は張力が大きくなり、高弾性繊維部材６ａの中心
断面が第６図に示すように曲線りが曲線Ｂに変化し、腰
椎とシートバック１３ａの間の隙間がなくなりフィツト
する。

また、腰椎がシートバック１３ａにより前へ押し出され
て腰椎の上下部に隙間がある場合、腰椎支持機構のハン
ドル１４を時計方向に回転させると、高弾性繊維部材６
ａの中心断面が第６図に示すように曲線Ｃが曲線Ｂに変
化し、腰椎とシートバックがフィツトする。

胸椎支持機構も、腰椎支持機構と同じ作動機構であり、
胸椎支持機構のハンドル２０を反時計方向に回転させる
と、高弾性繊維部材６ａの中心断面が第７図に示すよう
に、曲線Ｆが曲線Ｂに変化し、また、ハンドル２０を時
計方向に回転させると、高弾性繊維部材６ａの中心断面
が第７図に示すように、曲線Ｅが曲線Ｂに変化し、胸椎
とシートバック１３ａがフィツトするように調整できる
。

実施例１では、２つの調整支持機構を有しているが、支
持ワイヤーを１ケに統合した１つの調整支持機構でも同
様な性能を有することができ、又調整支持機構もシート
バックフレームの上下に配置しても同様な性能が得られ
ることは当然である。

（効　果）高弾性繊維部材が人間の背部とフィツトするように３次
元曲面形状に張設されているためホールド性が良い。又
、胸椎支持機構も有しているため胸椎にシートバックを
フィツトさせることが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係るシートバックフレームの
斜視図。第２図は第１図のシートバックフレームに高弾性繊維部
材を張設した状態の斜視図。第３図はシートバックの中心断面図。第４図はシートバックの横断面図。第５図は本発明の実施例に係るシートに人間が着座した
時の側面図。第６図は第２図における高弾性繊維部材の中心断面図。第７図は第２図における高弾性繊維部材の横断面図。図中：　１・・・・・・シートバックフレーム、　　ｌ
ａ。１　ｂ、　　２　ａ、　　３　ａ、　　４　ａ、　　５
　ａ−・−・−支持ワイヤー１ｃ・・・・・・クロスメ
ンバー、６ａ・・・・・・高弾性繊維部材、１３・・・
・・・シート、１３ａ・・・・−・・シートバック。代理人　弁理士　桑　原　英　明ｂｂ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）シートバックフレームに相対移動自在に支持され
たワイヤーと、該ワイヤーに側縁が固定された繊維部材
とを有し、該繊維部材を高弾性布としたことを特徴とす
るシートバック。
（２）高弾性繊維部材にパット及び表装材を配した請求
項（１）のシートバック。
（３）ワイヤーがシートバックフレームの左右上下に対
に配され且つその両端を中心に回動自在である請求項（
１）のシートバック。