JP4943114B2 - 椅子 - Google Patents

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Description

本願発明は、着座によって座が下降動する椅子に関するものである。
座と背もたれが連動して動く椅子は多く見られる。最も一般的なのは、人が背もたれに凭れ掛かると座が後傾及び後退するシンクロタイプの椅子である。その一例として特許文献1には、座を前後の支持リンクで支持し、背もたれは、前部支持リンクを中心にして回動するフレームに取り付けたものが開示されている。特許文献1を初めとして従来のシンクロタイプの椅子は、背もたれのロッキングに座を連動させたものであり、人が着座しただけでは座も背もたれも基本的には動かない。
他方、特許文献2には、人が浅く腰掛けると座がその前後略中間部を中心にして前傾動し、座の前傾動に連動して背もたれが大きく前傾動する椅子が開示されている(なお、特許文献2では深く腰掛けても背もたれは前傾動するが、その程度は浅く腰掛けた場合よりも小さく、また、座が傾動しない状態に腰掛けると背もたれは前傾動しない。)。
この特許文献2において、人が座の前部に浅く腰掛けると背もたれは大きく前傾し、背もたれの上部で人の背が押されることとなる。すると、使用者は前のめり状態になって不快を感じ、そこで、座り位置を後ろにずらすことになる。特許文献2の椅子は、人が座の前端部に腰掛けると不快感を与えることにより、人(特に児童や生徒)に正しい着座姿勢を採らせるようにしたものであり、一種の躾け用椅子である。
特許第3638855号公報 特公昭46−27517号公報
例えば人がオフィス等で各種作業を行うために椅子を使用する場合、必ずしも深く腰掛けるとは限らず、浅く腰掛けることはよくある。他方、近年の椅子においては、着座した人の身体の負担を軽減するため、腰部を後方から支えるランバーサポート機能の重要性が指摘されている。つまり、腰部を後方から支えると、人は背筋を伸ばした状態に保持されるため、腰椎及び骨盤に対する負担が著しく少なくなるのである。そこで、近年、人の腰椎部分を集中的に支持するランバーサポート付きの椅子が普及している。
しかし、人が浅く腰掛けると背もたれと腰との間に間隔が空くため人は猫背状態になり易く、すると、腰椎への負担が増えて腰痛の原因になったり、内臓が圧迫されて胃腸障害の原因になったりする問題が生じる虞がある。そして、特許文献1,2を初めとして従来は、この問題は意識されていなかった。そこで本願出願人は、特願2005−237660号において、浅く腰掛けた場合であってもランバーサポート機能を発揮できる椅子を提案した。
本願発明はこの先願発明の延長線上にあるもので、先願発明に開示したように人が腰掛けると座が下降動する椅子において、着座時の違和感が無い座り心地のよい椅子を提供することを目的とするものである。
本願発明は幾つかの構成を含んでいる。このうち請求項1の発明に係る椅子は、人が腰掛ける座、前記座を下方から支持する受け部材、人が腰掛けると前記座が下降動するように前記座及び受け部材に相対回動自在に連結されたフロント支持リンク及びリア支持リンクと、下降した前記座を上向きに戻すばね手段、人の着座による前記リア支持リンク又はフロント支持リンクの回動に抵抗を付与するロータリーダンパとを有している構成において、前記ロータリーダンパは、前記支持リンクの回動軸線と平行な固定軸及び可動軸を有していて前記固定軸は前記受け部材に回転不能に保持されており、かつ、前記ロータリーダンパの可動軸に、前記リア支持リンク又はフロント支持リンクの回動による荷重が作用するアーム体を、当該可動軸の軸心と直交した方向に突出するように設けている。
ロータリーダンパにより、人が着座すると座がおおよそ同じ速度で下降するように座の下降動に抵抗を付与できる(換言すると、戻し用ばね手段に抗して下降するよりもゆっくりと下降するように抵抗を付与できる。)。
請求項2の発明に係る椅子は、請求項1において、前記ロータリーダンパの固定軸と可動軸との相対回転に対して粘性流体で抵抗が付与されており、前記ロータリーダンパを前記リア支持リンクの回動軸の近くに配置している。
請求項3の発明に係る椅子は、請求項1又は2において、前記座の下降と上昇との両方に対して前記ダンパ手段による抵抗が付与されている。更に請求項4の発明に係る椅子は、請求項2又は3において、更に、着座した人の腰部に当たり得るランバーサポート部を有する背もたれと、人が着座すると背もたれのうち少なくとも前記ランバーサポート部を大きく前進させる連動機構とが備えられており、前記連動機構は前記リア支持リンクと一緒に回動する第1連動リンクを備えており、前記第1連動リンクによって前記アーム体に荷重が作用するようになっている。
人の着座によって座が下降動するにおいて、座がストンと急激に下降すると人に違和感を与えて必ずしも快適でない場合がある。これに対して本願発明によると、人が腰掛けて座が下降するに際して座はじんわりと下降動するため、使用者は違和感を感じることなく使い心地が良い。
ところで、座をばねのみに抗して下降させると、ばねを体重の軽い人に合わせて設定しておくと体重の重い人が腰掛けたときには座はストンと急激に下降する傾向を呈し、逆に、ばねを体重の重い人に合わせて設定しておくと体重の軽い人が腰掛けたときに座の下降が不完全になる虞があり、このため、体重の軽重に関係なく適度の下降速度を得ることは困難である。これに対して本願発明はロータリーダンパによって座の下降動に抵抗を付与するものであるため、体重の軽重に関係なく座をじんわりと下降させる(沈み込ませる)ことができる。この点は本願発明の大きな利点である。
座を下降させる機構には様々のものを採用できるが、本願発明のようにリンク機構を採用すると、支持リンクは単純に回動するに過ぎないため、座の下降動が確実になる利点がある。また、ダンパ手段には油圧式のものや摩擦板方式のものなど様々のものがあるが、請求項2のように粘性流体を使用したロータリーダンパを採用すると、動きがスムースになる利点や、市販品を使用できるためコスト抑制にも貢献できる。更に述べると、粘性流体を利用してロータリーダンパでは、粘性流体の抵抗はローター(可動部材)の加速度に比例して大きくなる傾向があるため、体重の重い人が着座すると大きな抵抗が作用して体重の軽い人が着座すると小さい抵抗が作用すると言うように、体重の軽重に関係なくローターの回転速度が一定化され、その結果、体重の軽重に関係なく座の沈み込み速度の一定化が確実になる。
請求項4のように構成すると、人が浅く腰掛けても人の腰を支えても背もたれがランバーサポート部で腰を後ろから支えられるため、人を疲れにくい姿勢に保持することができる。なお、本願発明は前記先願から派生したものであるが、座を下降動させる目的は必ずしも背もたれを前進動させることに限定される訳ではなく、例えば着座時のクッション性を確保するために座を下降動させたり、或いは、座を下降させつつ後退させることで自動的に深く腰掛けるようになっている椅子にも適用できるのである。
本実施形態は図12〜図21に示しているが、本実施形態の説明に先立って、図1〜図11に示す参考例を説明する。参考例(及び本実施形態)は、事務用等の回転椅子に適用している。
(1).椅子の概略
まず、主として図1〜図7に基づいて参考例に係る椅子の概略を説明する。図1は椅子の全体的な斜視図、図2のうち(A)は椅子の正面図、(B)は椅子の側面図、図3は椅子の背面図、図4は座の支持手段を示す一部破断分離側面図、図5は図4の V-V視分離平面図、図6のうち(A)はシンクロ機構を構成する部材の斜視図、(B)は(A)で示した部材の連結状態を示す部分側断面図、図7のうち(A)ベースの部分斜視図、(B)は支持リンク機構を構成する部材の分離斜視図、(C)は座を取り付けた状態での図5のVIIC-VIIC 視断面図である。
椅子は、脚1と座2と背もたれ3とを備えている。脚1は、水平状に延びる枝足4の群と脚支柱(ガスシリンダ)5とを備えており、脚支柱5の上端には上向きに開口した金属板製のベース6が取り付けられている。例えば図4や図7(C)に示すように、座2は、樹脂製の座インナーシェル(座板)2aとその上面に張ったクッション2bとを備えている。
図7(C)に明瞭に示すように、座2の前寄り部分は、左右のフロント支持リンク7と左右横長の第1支軸8とを介してベース6に連結されている。第1支軸8はスライド軸と言い換えても良い。座インナーシェル2aの前部には、フロント支持リンク7を左右両側から挟む左右一対ずつのフロントブラケット9が一体に形成されており、フロントブラケット9とフロント支持リンク7の上部(軸受け部)7aとはフロントピン10によって相対回動可能に連結されている。座2は正面視で上向き凹状に緩く凹んでいる。
ベース6の左右両側には、側面視後傾姿勢でかつベース6の後方に延びる左右一対の揺動フレーム11が配置されており、左右揺動フレーム11の後端に背面視略四角形のバックフレーム12が固定されている。本参考例では、揺動フレーム11とバックフレーム12とで背支持フレームが構成されている。なお、揺動フレーム11とバックフレーム12とは一体構造とすることも可能であり、また、バックフレーム12は背支柱と言い換えることも可能である。
揺動フレーム11は、その前端部を中心にして後傾動するようにベース6の後部に第2支軸13で連結されている。そして、座2の後部と揺動フレーム11とは左右一対のリア支持リンク14を介して相対回動可能に連結されている
人が着座していないニュートラル状態(基本姿勢)でフロント支持リンク7及びリア支持リンク14は側面視で鉛直線に対してやや後傾姿勢になっており、このため、人が着座すると支持リンク7,14が後傾し、これに伴って座2は側面視での姿勢は殆ど変えることなく下降しつつ後退する(或いは斜め後方にスライドする)。なお、両支持リンク7,14は金属製とするのが好ましい。
座インナーシェル2aの後部には、リア支持リンク14を左右から挟む左右一対のリアブラケット15が一体に形成されており、リアブラケット15とリア支持リンク14とは左右長手のリアピン16で連結されている。フロント支持リンク7とリア支持リンク14とは平行リンク機構になっている。リア支持リンク14と揺動フレーム11との関係については後述する。
背もたれ3は、柔軟性を持った樹脂製の背板17のみで構成されている。従って、本参考例では背もたれ3と背板17とは同義になる。背板17の前面と後面とには多数の縦長リブ18,19が略等しい間隔で形成されている。背板17は上下各部位とも平面視で前向き凹状に緩く湾曲している。また、非着座状態において背板17の下端は座2の近くに位置しており、かつ、背板17の下部は側面視で前向き凸状に緩い曲率で湾曲したランバーサポート部17aになっている。
背板17は、その上端部はバックフレーム12に離反不能に取り付けられており、他方、ランバーサポート部17aの頂点部は第5連動リンク20に連結され、ランバーサポート部17aの下端部は第4連動リンク21に連結されており、座2が下降及び後退するとランバーサポート部17aは大きく前進動する。第4連動リンク21及び第5連動リンク20は連動機構の一部を構成している。
図5に示す符号22は、ロッキング時に背もたれ3と座2とを連動させる(シンクロさせる)ための連結部材であり、連結部材22は図6にも示している。この連結部材22の前端は第1支軸8に貫通しており、後端は、揺動フレーム11に固定した軸受け部23に第3支軸24で連結されている。また、左右の連結部材22は補強材22aで一体に連結されている。なお、連結部材22は、人が背もたれ3にもたれ掛かっても背もたれ3が後傾しないようにロックするための部材を兼用している。
(2).ベースの周辺部の詳細
まず、ベース6を中心にした部分の構成を説明する。既述のとおりベース6は上向きに開口した箱状に形成されており、その内部でかつ後部に補強ブラケット25が固着されており、ベース6と補強ブラケット25とに固着したブッシュ26(図4参照)に脚支柱5の上端を嵌着している。
ベース6の左右側板の前部には、第1支軸8が略前後方向にスライド自在に嵌まる側面視角形の長穴27が空いている。長穴27には樹脂製のブッシュ28が空いている。ブッシュ28には軸受け体(スライダー)29が外側から回転不能でスライド自在に嵌まっており、左右の軸受け体29に第1支軸8が嵌まっている。そして、図7(C)に示すように、第1支軸8は座金30a及びビス30bで軸受け体29に固定されている。軸受け体29は金属製又は樹脂製である。
ベース6の内部には左右2個のロッキング用ばね(圧縮コイルばね)31が前後方向に延びる姿勢で配置されており、軸8には前ばね受け32が後方から嵌め込まれている。他方、前記補強ブラケット25には、固定式後部ばね受け33を支える受け壁25aが形成されている。操作ロッド34に設けたハンドル34a(図2(A)参照)を回転操作するとロッキング用ばね31の初期弾性力が変化する。
フロント支持リンク7は正面視で斜め外向きに立ち上がった傾斜姿勢になっており、下端部は水平状に延びる筒状部7aとなっており、上部7bは軸受け部になっている。また、フロント支持リンク7のうち上部7bと水平部7aとの間の部分は外向きに開口している(肉厚をできるだけ均等化するためである。)。
図7(B)に示すように、軸受け体29は、ブッシュ28に回転不能でスライド自在に嵌まる角形部29aと、フロント支持リンク7の筒状部7aに回転可能に入り込む小径筒部29bとを備えている。また、小径筒部29bの付け根箇所には、小径筒部29bと間隔を空けた状態で外向きに延びる一対のストッパー部29cが形成されている。一対の外向きストッパー部29cは軸心を挟んだ両側に配置されている。
そして、軸受け体29の小径筒部29bに、戻し用ばね36を嵌め込んでいる。本参考例では、戻し用ばねが請求項に記載した戻し用ばね手段に該当する。戻し用ばね36は、荷重がコイルを巻き込むように作用するねじりばねであり、コイル部が外向きストッパー部29aと小径筒部29bとの間に位置している。また、戻し用ばね36は、軸受け体29における一つの外向きストッパー部29cの側面に当接する一端部36aと、コイルの軸心と平行に延びる外向きの他端部36bとを有している。フロント支持リンク7は、戻し用ばね66に抗して例えば50〜55度程度だけ回動することが許容されている。
参考例のように戻し用ばね36をフロント支持リンク7に内蔵すると、フロント支持リンク7の戻し機構がコンパクト化すると共に、組み立てが容易になる。なお、図7(C)では、外向きストッパー部29cとストッパー溝37とを同じ高さ位置に描いているが、これは便宜的なものであって実際には両者は高さが相違している。
既述のように、支持リンク7,14は正面視で斜め外向きに傾斜した姿勢で上向きに延びている。このため、ベース6の左右横幅が座2の横幅より遥かに小さくても、座2はその左右両端に近い部分が支持リンク7,14で支持されている。このため、座2は人が着座すると下向き凹状に撓み変形することが許容されている。この撓み変形によって座2にクッション性が付与されている。
例えば図5に示すように、揺動フレーム11はブッシュ38を介してベース6の側板に嵌まっている。第2支軸13は、ビスやスナップリング(図示せず)によって揺動フレーム11に抜け不能に保持されている。揺動フレーム11の前端部には、肘掛け装置を取り付けるため、外向きに開口した前後長手の張り出し部11aが形成されている。なお、揺動フレーム11はアルミダイキャスト製品のような金属製である。勿論、板金製品や樹脂成形品を採用することも可能である。更に、左右の揺動フレーム11をその後端において一体に連結することも可能である。
(3).連動機構の詳細
次に、連動機構の詳細を図8〜図10に基づいて説明する。図8は連動機構を構成する部材の分離斜視図、図9は連動機構を構成する部材を中心にした一部破断分離平面図、図10は要部の縦断側面図である。
例えば図8に示すように、本参考例の連動機構は、上向きに開口した金属製で箱状の受け部材41と、左右のリア支持リンク14に相対回転不能に嵌まった角形の駆動軸42と、駆動軸42に相対回転不能に嵌まった左右一対の第1連動リンク43と、第1連動リンク43に第1ピン45を介して連結された第2連動リンク46と、第2連動リンク46に第2ピン47を介して連結された第3連動リンク48と、第3連動リンク48の上下中途部に相対回動可能に連結された第4連動リンク21と、第3連動リンク48の上端部に相対回動可能に連結された第5連動リンク20とを備えている。
第4連動リンク21と第5連動リンク20とは既述している。本参考例では、第1〜第5連動リンクによって連動リンク機構が構成されている。第2連動リンク46は金属板製で天板46aと左右の側板46bとを備えており、天板46aの下方には連動用ばね49が配置されている。この連動用ばね49も連動機構の一部を構成している。
例えば図8に示すように、受け部材41は、左右の張り出し部41aが高くなっていて正断面視で段違い状の形状になっており、図9に示すように、左右の張り出し部41aを揺動フレーム11の内向き張り出し部11bにビス50で固定している。また、受け部材41を構成する左右側板41bの前端部は丸穴が空いた軸受け部41b′になっており、この軸受け部41b′にブッシュ52を介してリア支持リンク14の小径筒部14aが相対回転可能に嵌め入れられている。
リア支持リンク14は、外観においてはフロント支持リンク7と似ているが、下記のような特有の構造を持っている。まず、リア支持リンク14には既述の駆動軸42が相対回転不能に嵌まっており、駆動軸42はビス53によってリア支持リンク14に抜け不能に保持されている。次に、リア支持リンク14は、揺動フレーム11に形成した円弧状の上向き凹所(図示せず)に重なる重合部14bを備えており、この重合部14bに、揺動フレーム11に当接して回動範囲を規制するストッパー部14cが形成されている。
次に、第1連動リンク43を説明する。第1連動リンク43の先端部には、第1連動ピン45に嵌まる切り開き溝43aが形成されている。また、図9に示すように、第1連動リンク43の片面には樹脂製の保護部材55が重なっている。
次に、第2連動リンク46を説明する。第2連動リンク46の後端部は受け部材41に前記第2ピン47で連結されている。また、第2連動リンク46を構成する左右側板46bは前向き延長部46cを有しており、前向き延長部46cに形成した長穴58に第1ピン45がスライド自在に嵌まっている。
第1ピン45に第1連動リンク43の切り開き溝43aが嵌まっているのは既述のとおりである。第1連動リンク43が下向きに回動すると、第2連動リンク46は第2ピン47を中心にして、前端部が下方に移動するように前傾動(下向き回動)する。なお、図10から理解できるように、第1連動リンク43は、受け部材41の底面に当たることで回動範囲が規制されている。
第2連動リンク46の天板46aには下向き片59が切り起こしによって形成されており、下向き片59と一方の側板46bとにピン60を介して筒体61を取り付け、筒体61に連動用ばね49が外側から嵌まっている(なお、図8と図9とでは、下向き片59を形成するための穴の位置を左右逆に表示している。)。連動用ばね49は荷重がコイルの巻き方向に作用するねじりばねであり、一端部49aと他端部49bとはともにコイルの接線方向に延びている。そして、例えば図10に明示するように、連動用ばね49の一端部49aは第2連動リンク46の天板46aに下方から当接している。
他方、第3連動リンク48は、前記した支軸57によって受け部材41における左右側板41bの後部に連結されており、かつ、第3連動リンク48の下端には前向き突出部48aが形成されており、連動用ばね49の他端部49bが第3連動リンク48の前向き突出部48aに上方から当接している。また、第3連動リンク48の前向き突出部48aには下向きに開口した凹所62が形成されており、第2連動リンク46の左右側板46bに架け渡したストッパーピン63に凹所62が嵌まっている。
第2連動リンク46が下向きに回動すると、第3連動リンク48は支軸59を中心にして前傾動する。そして、第3連動リンク48の前向き突出部48aは連動用ばね49で押さえられているに過ぎないため、前傾動した第3連動リンク48は連動用ばね49の弾性に抗して独自に後傾動(戻り回動)し得る。また、第3連動リンク48は前傾動せずに、第2連動リンク46のみが下向きに回動することも可能である。
次に、連動機構のうち背もたれ3と関連した上部の部分について説明する。既述のように、連動機構は第4連動リンク21と第5連動リンク20とを備えている。例えば図10に示すように、第4連動リンク21は第3連動リンク48の上下中途部と背板17の下端部とを連結するものである。また、第4連動リンク21と第3連動リンク48の上下中途部とは左右長手のピン64で連結されている。他方、背板17の左右中間部の下端には、第4連動リンク21を左右両側から挟む左右一対の下軸受け部65が突設されており、第4連動リンク21と下軸受け部65とが左右長手のピン66で連結されている。
第4連動リンク21の左右幅寸法は小さいが、図3に示すように、第5連動リンク20は背板17の左右幅寸法より僅かに小さいほどの大きい左右長さを有しており、かつ、第5連動リンク20は平面視で前向き凹状に弓なりに反った形状になっている。そして、図10に示すように、第5連動リンク20の左右中間部に左右一対の軸受けブラケット67を設け、この軸受けブラケット67と第3連動リンク48の上端部とが左右長手のピン68で連結されている。
また、図8に示すように、第5連動リンク20の左右両端部には前向きに突出した軸受け片69が形成されている一方、背板17におけるランバーサポート部17aの左右両端部には、第5連動リンク20の軸受け片69と嵌まり合う2枚の上軸受けブラケット70が突設されており、これら上軸受けブラケット70と軸受け片69とが左右長手のピン71で連結されている。
背板17は第5連動リンク20によって両端支持の状態で連結されている。従って、着座した人の体圧によって背板17のランバーサポート部17aが平面視で後方に沈み込むように変形することが許容されている。
背板17はゴム質の合成樹脂を素材として製造されており、単体の状態では、一般の成人が両手で掴んで軽い力で撓み変形させる得る柔軟性を持っている。詳細は省略するが、背板17の上部はバックフレーム12の上部12aに取り付けられている。
(4).動きの説明・他
上記した椅子の動きの全体は図11(A)で示されている。すなわち、人が着座すると前後の支持リンク7,14が後傾動して座2は下降しつつ後退する。そして、リア支持リンク14の後傾動に連動して駆動軸42が回転することによって第1連動リンク43が後傾動し、第1連動リンク43の回動が第2連動リンク46及び連動用ばね49を介して第3連動リンク48に伝達され、第3連動リンク48が前傾する。これにより、背板17のランバーサポート部17aが前進動する。本参考例は、座2の後退寸法は50mm程度、ランバーサポート部17aの前進寸法も同じ程度に設定している。
揺動フレーム11及びバックフレーム12は人が着座しただけでは後傾しないため、背板17の上端部は前後移動不能に保持されている。そして、第4連動リンク21及び第5連動リンク20が回動することにより、背板17のランバーサポート部17aが前進動することが可能ならしめられている(ランバーサポート部17aの前進動に際して背もたれ3の上端を下向きスライド又は前進させることも可能である。)。
背板17は、その上端部を中心にして回動することでランバーサポート部17aが前進する。従って、ランバーサポート部17aは前進しつつ高さが高くなる傾向を呈している。人が着座していないニュートラル状態ではランバーサポート部17aはかなり下方に位置しているが、人が着座すると、座2が下降することとランバーサポート部17aが前進しつつ高くなることとにより、ランバーサポート部17aは着座した人の腰椎(特に第3腰椎)のあたりを支持する最適の高さになる。
なお、座が後退及び下降してもランバーサポート部17aが前進しない状態に連動機構の機能を殺すことも可能であり、このように連動機能をON・OFFするための切り換え装置は、第3連動リンク48を前傾可能な状態と前傾不能な状態とに切り替えることで達成できる。
(5).ダンパ手
次に、ダンパ手段を説明する。本参考例では、ダンパ手段は、リア支持リンク14の回動軸である駆動軸42の回転に抵抗を付与するようになっており、配置位置は図9に一点鎖線で示している。ダンパ手段は符号73で表示している。
ダンパ手73の具体的な構成は図11(B)(C)で示している。(B)は正面図、(C)は(B)のC−C視断面図である。本参考例のダンパ手73は、駆動軸42に相対回転不能に嵌まった第1摩擦板74の群と、第1摩擦板74に交互に重なった第3摩擦板75の群と、隣り合った摩擦板74,75が密着するように摩擦板74,75の群を一体に押さえ保持する左右のブラケット体76とからなっている。
ブラケット体76は正面視略L形に形成されており、ボルト77で受け部材41の底板に固定されている。ブラケット体76の前端76aは折り曲げられていて受け部材41における底板の前端に当たっている。このためブラケット体76は左右ずれ不能に保持されている。また、第2摩擦板75は駆動軸42に対して相対回転可能に嵌まっており、かつ、その下面をブラケット体78の下面に当接させることにより、受け部材41に対しては相対回転不能に保持されている。
そして、リア支持リンク14が回動すると、第1摩擦板74と第2摩擦板75とが摩擦抵抗を持って相対回転して、座2の下降動(及び上昇動)に対して抵抗が付与される。このため、座2をじんわりと下降させることができる。摩擦板74,75の群をばねで挟み付けても良い。
(6).参考例の利点(その1)
参考例では、柔軟性に富んだ背もたれ板17を使用し、かつ、この背もたれ板17を上下と左右とを4点支持の状態で後方から支えている。このことにより、ランバーサポート機能を発揮しつつ、ロッキング状態での快適性も向上できる。この点を次に説明する。
ところで、ランバーサポート機能を有する椅子は、背もたれのうちランバーサポート部が前向きに突出した形態になっており、非ロッキング状態でもロッキング状態でも背もたれの側面形状には変化がないのが殆どである。このため、人はロッキング時に腰部に対する突き上げ感を受けることがあった。この点に対して本願出願人は、特開2006−218047号公報において、リンク機構等を介してロッキング時に背もたれが強制的に引き延ばされる椅子を開示した。この先願発明によると、ロッキング時には背もたれが人の背の面に倣うように略平坦状になるため、快適なロッキング状態を得ることができる。
参考例は、背もたれの弾性変形を利用して、簡単な機構によって前記先願と同様の効果を得ることができるようにしたものである。すなわち、本参考例では、背もたれ板17は、その上部のみが背支柱8に固定されているため、大部分は側面視及び平面視で変形し得る状態になっており、かつ、ランバーサポート部17aはその左右両端部が平面視前向き凹部状の第5連動リンク20に連結されているに過ぎないため、ランバーサポート部17aは後ろ側に大きく後退し得る状態になっており、かつ、背もたれ板17の下端は左右中間部のみが第4連動リンク21に連結されているに過ぎないため、ランバーサポート部17aが後方に後退するように変形することが妨げられていない。
つまり、背もたれ板17の下部が、第4連動リンク21及び第5連動リンク20とで三点支持の状態で後方から支持されていることにより、背もたれ板17は、着座した人の体圧によって側面視形状及び平面視形状が大きく変形し得るのであり、これにより、ロッキング時に背もたれ板17が平坦状に延びて高いフィット性を得ることができるのである。この場合、参考例のように第4連動リンク21と第5連動リンク20とが左右長手の軸心回りに回動する(側面視で後端を中心にして上下方向に回動する)構成を採用すると、人の体圧によってリンク20,21が逃げ回動することで、背もたれ板17はより変形しやすくなっており、このため、特に好適である。
(7).参考例の利点(その2)
ロッキング椅子においては、ロッキング時に背もたれが座から遠ざかることに基因した「背ずれ」や「シャツめくれ」の現象が現われており、これに対する対策が古くから提案されている。本参考例はこの「背ずれ」にも対処している。すなわち、本参考例は、背ずれ対策として、図11(A)に示すように、リア支持リンク14の回動支点である駆動軸42を第3支軸21aよりも若干の寸法Hだけ上方に配置している。
この構成において、揺動フレーム11が後傾すると第1支軸8は前進するが、駆動軸42が第3支軸21aの上方に位置していることにより、第1支軸8の後退動によって支持リンク7,14を起こすような作用が生じ、このため座2は揺動フレーム11に対して相対的に上昇することになる。このため、背もたれ板17と座2との間隔が広がることが阻止されて、背ずれを防止できるのである。
(8).施形態
次に、図12以下の図面を参照して本願発明の実施形態を説明する。実施形態は基本的には参考例と同様であり、参考例と同じ機能をもつ部材は同一の符号で表示しており、説明は必要がない限り省略している。この実施形態はダンパ手段の好適例に一つの特徴がある。
図12は揺動フレーム11の斜視図、図13及び図14は主要部材の分離斜視図、図15及び図16は分離平面図、図17は部材の全体を組み込んた状態での図16の XVII-XVII視断面図、図18のうち(A)は図17のA−A視断面図、(B)は図17のB−B視断面図、図19は動きを示す縦断側面図、図20はダンパ手段を示す平面図、図21のうち(A)は図20のA−A視断面図、(B)は図20のB−B視断面図、(C)は図20のC−C視断面図、図22は図20の XXII-XXII視概略断面図である。
図12では揺動フレーム11を表示している。揺動フレーム11は基本的には参考例と同じであるが、参考例との相違点として、第3支軸24の軸受け部23を一体に形成している点と、受け部材41を取り付けるためにナット(図示せず)が嵌まる袋状部11cを形成している点とが挙げられる。
受け部材41は、基本的には参考例と同様の構成になっており、その前部には駆動軸42とリア支持リンク14とが回転可能に嵌まっており、後端部には第2連動リンク46が回動自在に連結されている。実施形態駆動軸42は丸棒を使用しており、その両端に平坦面を形成することでリア支持リンク14と相対回転不能に保持している。また、第2連動リンク46は左右の段付きブッシュ78を介して受け部材41に連結されている。
例えば図14から理解できるように、本実施形態の第1連動リンク43は一体構造で左右の側板43bを有する正面視略コ字状に形成されている。そして、側板43bに、第1ピン45が嵌まり得る後ろ向き開口の長溝79を形成している。第1連動リンク43は駆動軸42に溶接によって固着されている。
第2連動リンク46は、基本構成は参考例と同じであるが、参考例との相違として、第1ピン45が嵌まる部分を長穴に代えて、相対向するコ字状の樋状ガイド部80と成している。また、樋状ガイド部80は第2連動リンク46の天板46aと側面視で直線状に延びている。
本実施形態のダンパ手段73は、例えば図14に示すように、左右一対のロータリーダンパ81と、左右のロータリーダンパ81の間に配置したアーム体82とで構成されている。ロータリーダンパ81は粘性流体を使用したものであり、構造(原理)の一例を図22に示している。
すなわち、図22に示すように、ロータリーダンパ81は、固定軸83と、固定軸83に一体に設けた固定ケース84と、固定ケース84の外側に露出したアウター回転軸85と、固定ケース84の内部に位置してアウター回転軸85と一体に回転するインナー回転軸86とを備えており、インナー回転軸86に多数枚の回転円板87を適当な間隔で一体に設ける一方、固定ケース84の内部には、インナーケース88を介して多数枚の固定円板89を設けている。本実施形態では、アウター回転軸85とインナー回転軸86とは、請求項に記載した可動軸に該当する。
回転円板87と固定円板89とは交互に並んでおり、インナーケース86の内側の空所に粘性流体を充填している。このため、回転軸85,86の回転に対して粘性流体の粘性力による抵抗が付与される。本実施形態では、インナーケース86と固定円板89とは二つ割りに形成している。言うまでもないが、この構造は一例であり、他の構造(例えば複数の回転筒と複数の固定筒とが軸方向から嵌まり合っている構造)を採用してもよい。
ロータリーダンパ81の固定軸83は角柱状に形成されており、図20及び図21(A)に示すように、ロータリーダンパ81の固定軸83は、受け部材41の左右側板の内面に形成した縦溝90に嵌め入れている。従って、固定軸83は回転不能に保持されている。
他方、ロータリーダンパ81のアウター回転軸85は断面小判形に形成されており、このアウター回転軸85は、アーム体82の下部に相対回転不能に嵌め入れられている。アーム体82には、アウター回転軸85が嵌まる外向きの樋状部85aを形成している。樋状部85aはアウター回転軸85の安定性保持と固定ケース84との間隔保持スペーサの機能を果たしている。
例えば図20及び図21(C)に示すように、ロータリーダンパ81の固定ケース84(本体部)は、受け部材41に形成した上向き開口の二股状受け部91に嵌め入れられており、押さえ板92に抜け不能に保持されている。押さえ板92はビス93で二股状受け部91に固定されている。
アーム体82は樹脂製であり、例えば図17や図18(B)に示すように、第1連動リンク43の真下に位置しており、かつ、上部は第1連動リンク43の左右側板43bの間に入り込んでいる。そして、アーム体82の先端部には前記第1ピン45が嵌まっており、この第1ピン45は、第1連動リンク43の長溝79に移動可能に嵌まっていると共に、第1ピン45の先端部は第2連動リンク45の樋状ガイド部80に嵌まり込んでいる。
第2連動リンク45の樋状ガイド部80には樹脂製のスライダー94がスライド自在に嵌まっており、第1ピン45の両端部はスライダー94に装着されている。アーム体82の先端部には、第1ピン45を安定良く保持するための樋状の張り出し部82bを設けている。
図19では全体の縦断側面図を示している。連動機構の動きは参考例と同じであり、駆動軸42の回転、第1連動リンク43の回動、第2連動リンク46の回動、第3連動リンク48の回動、といったプロセスで背もたれ板17のランバーサポート部3aが前進動する。そして、第1連動リンク43及び第2連動リンク46の回動に連動してアーム体82がその下端部を中心に回動し、このアーム体82の回動に対してロータリーダンパ81による抵抗が付与される。このため、座2はほぼ等しい速度でじんわりと下降動する。
そして、ロータリーダンパ81は粘性流体を使用したものであるため、大きな荷重(加速度)に対しては大きな抵抗が生じ、小さな荷重に対しては小さな抵抗が生じるため、体重の軽重に関係なく適度の速度で座をゆっくりと下降させることができるのである。
なお、図19に示すように、アーム体82の下部は受け部材41に形成した左右細幅の軸受け部95に回転可能に嵌め入れられているが(ロータリーダンパ81の回転軸に対する負担を無くすためである)、軸受け部95の前面部を前後細幅の土手部96になっている一方、アーム体82には、大きく回動したときに土手部96との干渉を回避するための逃がし穴97を形成している。逃がし穴97の底部を土手部96に当てることでアーム体82の回動限度を規制することも可能である。
また、アーム体82の先端を第1連動リンク43の天板下面に当接させて、第1連動リンク43アーム体82直接に押すように設定することも可能である(この場合は、第1ピン45に対する負担が軽減する。)。ロータリーダンパー81はフロント支持リンク7の近傍に配置することも可能であるが、小型のもので高いダンパー効果を得るにはリア支持リンク14の近傍に配置するのが好ましい。
(9).その他
本願発明の具体例は上記のものに限定される訳ではなく、他にも様々に具体化できる。例えば、ダンパ手段の配置位置任意に選択できる。
また、座の下降によって背もたれの少なくともランバーサポート部を前進動させる場合、連動機構としては、例えばワイヤーを使用するなど、様々の構成を採用することができる。
第1実施形態に係る椅子の全体的な斜視図である。 (A)椅子の正面図、(B)は椅子の側面図である。 椅子の背面図である。 座の支持手段を示す一部破断分離側面図である。 図4の V-V視平面図である。 シンクロ用連結部材の斜視図、(B)は連結部材と揺動フレームとの連結状態を示す部分側面図である。 (A)はベースの部分斜視図、(B)は第1支持リンク機構を構成する部材の分離斜視図、(C)は座を取り付けた状態での図4のVIIC-VIIC 視断面図である。 連動機構を構成する部材の分離斜視図である。 連動機構を構成する部材を中心にした一部破断分離平面図である。 連動機構の要部の縦断側面図である。 (A)座と背もたれとの動きを示す骨組み構造図、(B)及び(C)はダンパ手段を示す図である。 第2実施形態に係る揺動フレームの斜視図である。 連動機構を構成する主要部材の斜視図である。 連動機構を構成する主要部材の斜視図である。 連動機構を構成する部材の分離平面図である。 連動機構を構成する部材の分離平面図である。 部材の全体を組み込んた状態での図16の XVII-XVII視断面図である。 図17の断面図である。 要部の縦断側面図である。 ダンパ手段の平面図である。 図20のA−A視,B−B視,C−C視の断面図である。 図20の XXII-XXII視概略断面図である。
2 座
3 背もたれ
6 ベース
7 座の下降許容装置を構成するフロント支持リンク
14 座の下降許容装置を構成するリア支持リンク
36 戻し用ばね
42 駆動軸
43 第1連動リンク
46 第2連動リンク
49 連動用ばね
73 ダンパ手
81 ロータリーダン
82 アーム体

Claims (4)

  1. 人が腰掛ける座、前記座を下方から支持する受け部材、人が腰掛けると前記座が下降動するように前記座及び受け部材に相対回動自在に連結されたフロント支持リンク及びリア支持リンクと、下降した前記座を上向きに戻すばね手段、人の着座による前記リア支持リンク又はフロント支持リンクの回動に抵抗を付与するロータリーダンパとを有している構成であって、
    前記ロータリーダンパは、前記支持リンクの回動軸線と平行な固定軸及び可動軸を有していて前記固定軸は前記受け部材に回転不能に保持されており、かつ、前記ロータリーダンパの可動軸に、前記リア支持リンク又はフロント支持リンクの回動による荷重が作用するアーム体を、当該可動軸の軸心と直交した方向に突出するように設けている、
    椅子。
  2. 前記ロータリーダンパの固定軸と可動軸との相対回転に対して粘性流体で抵抗が付与されており、前記ロータリーダンパを前記リア支持リンクの回動軸の近くに配置している、
    請求項1に記載した椅子。
  3. 前記座の下降と上昇との両方に対して前記ダンパ手段による抵抗が付与されている、請求項1又は2に記載した椅子。
  4. 更に、着座した人の腰部に当たり得るランバーサポート部を有する背もたれと、人が着座すると背もたれのうち少なくとも前記ランバーサポート部を大きく前進させる連動機構とが備えられており、前記連動機構は前記リア支持リンクと一緒に回動する第1連動リンクを備えており、前記第1連動リンクによって前記アーム体に荷重が作用する、
    請求項2又は3に記載した椅子。
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