JP7137377B2 - 椅子 - Google Patents
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Description
「脚の上端に設けたベースとその上方に配置された座、及び前記座の後ろ上方に配置された背もたれを備えており、前記座と背もたれとは互いに分離している構成であって、
前記ベースに、前記座のうち前後中間位置よりも前の部位の下面に向けて前傾姿勢で突出したフロントフレームと、前記背もたれに向けて後傾姿勢で突出したリアフレームとを設けており、
前記フロントフレームの上端に前後長手の受け部が配置されて、前記受け部に、前記座が前記背もたれと連動することなく少なくとも後傾し得るように取付けられている一方、
前記リアフレームの上端には前記背もたれが取付けられており、
前記座とベースとの間は前記フロントフレーム及びリアフレームを除いて部材が存在しない空間になっている」
というものである。
「前記リアフレームの上端に、前記背もたれが、当該背もたれの上下中間高さ位置よりも下方の部位を支点にして後傾し得るように取付けられている」
という構成になっている。
「前記フロントフレームとリアフレームとは左右2本ずつ配置されており、これらフロントフレームとリアフレームとが、正面視と側面視とで互いの間隔を広げるように傾斜した姿勢で前記ベースから上向きに延びている」
という構成になっている。すなわち、請求項3では、4本のフレームがベースから対角方向に傾斜姿勢で立ち上がっている。なお、フロントフレームにしてもリアフレームにしても、対角方向に立ち上がってから途中で姿勢を変えてもよい。
「前記フロントフレームは左右一対配置されており、前記フロントフレームの上端に設けた前記受け部に、前記座が弾性体に抗して後傾動及び前傾動し得るように取付けられている」
という構成になっている。
「前記リアフレームは左右一対配置されていて、左右リアフレームの上端部が、前記背もたれの下部の外側面に重なっている」
という構成になっている。
「脚の上端に設けたベースとその上方に配置された座、及び前記座の後ろ上方に配置された背もたれを備えて、前記座と背もたれとは互いに分離しており、
前記ベースに、前記座のうち前後中間位置よりも前の部位の下面に向けて突出したフロントフレームと、前記背もたれに向けて突出したリアフレームとを設けており、
前記フロントフレームの上端に、前記座が、少なくとも後傾し得るように取付けられて、前記座とベースとの間は部材が存在しない空間になっている一方、
前記リアフレームの上端に前記背もたれが取付けられている構成であって、
前記フロントフレームとリアフレームとは、前記ベースとは別体の部材として構成されており、前記フロントフレームの基部とリアフレームの基部とは、前記ベースの上において互いに当接又は密接しており、前記ベースが、前記フロントフレームの基部とリアフレームの基部とで上から覆われている」
という構成になっている。
次に、本願発明の実施形態を説明する。本願発明は、オフィス等で使用されている回転椅子に適用している。まず、図1~3を参照して、椅子の概要を説明する。椅子は、座1と背もたれ2と脚装置3とを備えている。脚装置3は、5本の枝杆とガスシリンダよりなる脚支柱4とを備えており、各枝杆の先端にキャスタを設けている一方、脚支柱4の上端にベース5を嵌着している。脚支柱4は、座1の前後中間点よりも少し後ろに配置されている。例えば図3(B)に示すように、座1を高さ調節するためのレバー5aは、ベース5の下方に配置されている。
このように、フロントフレーム6及びリアフレーム7は人目に触れるし、また、両者の基体6a,7aも特にバックビューにおいて人目に触れるが、基体6a,7aは座1との間にはフレーム6,7の他には部材は存在しておらずに空間が存在するだけであるため、ごくシンプルなデザインになっている。
以下、各部の詳細を説明する。まず、ベース5に対するフロントフレーム6及びリアフレーム7の取付け構造を、主として図4,5を参照して説明する。
次に、フロントフレーム6に対する座1の取付け構造を、主として図6~8を参照して説明する。例えば図7(A)に示すように、フロントフレーム6の上端は前後長手の受け部29になっており、この受け部29に、前後長手の座用傾動ユニット30を介して座1が前後傾動可能に取付けられている。
次に、リアフレーム7に対する背もたれ2の取付け構造を、主として図9以下の図面を参照して説明する。図9(A)に示すように、背もたれ2は、樹脂製の背インナーシェル45の前面に背クッション46を重ね配置した構造であり、背インナーシェル45の左右側部が、背用傾動ユニット47を介してリアフレーム7の上端部に後傾動可能に取付けられている。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は他にも様々に具体化できる。例えば、本願発明の適用対象は回転椅子には限らず、会議用などに多用されている固定脚式椅子にも適用できる。また、図示は省略するが、フロントフレーム及びリアフレームとも、左右中間部に1本だけ配置することも可能である。
2 背もたれ
3 脚装置
5 ベース
6 フロントフレーム
6a フロント基体
7 リアフレーム
7a リアフレームの基体
29 受け部
30 座用傾動ユニット
31 上ブラケット
32 下ブラケット
33 弾性体
47 背用傾動ユニット
48 アウターケース
49 インナーブラケット
50 サイドブラケット
53 ばね
Claims (6)
- 脚の上端に設けたベースとその上方に配置された座、及び前記座の後ろ上方に配置された背もたれを備えており、前記座と背もたれとは互いに分離している構成であって、
前記ベースに、前記座のうち前後中間位置よりも前の部位の下面に向けて前傾姿勢で突出したフロントフレームと、前記背もたれに向けて後傾姿勢で突出したリアフレームとを設けており、
前記フロントフレームの上端に前後長手の受け部が配置されて、前記受け部に、前記座が前記背もたれと連動することなく少なくとも後傾し得るように取付けられている一方、
前記リアフレームの上端には前記背もたれが取付けられており、
前記座とベースとの間は前記フロントフレーム及びリアフレームを除いて部材が存在しない空間になっている、
椅子。 - 前記リアフレームの上端に、前記背もたれが、当該背もたれの上下中間高さ位置よりも下方の部位を支点にして後傾し得るように取付けられている、
請求項1に記載した椅子。 - 前記フロントフレームとリアフレームとは左右2本ずつ配置されており、これらフロントフレームとリアフレームとが、正面視と側面視とで互いの間隔を広げるように傾斜した姿勢で前記ベースから上向きに延びている、
請求項1又は2に記載した椅子。 - 前記フロントフレームは左右一対配置されており、前記フロントフレームの上端に設けた前記受け部に、前記座が弾性体に抗して後傾動及び前傾動し得るように取付けられている、
請求項1~3のうちのいずれかに記載した椅子。 - 前記リアフレームは左右一対配置されていて、左右リアフレームの上端部が、前記背もたれの下部の外側面に重なっている、
請求項1~4のうちのいずれかに記載した椅子。 - 脚の上端に設けたベースとその上方に配置された座、及び前記座の後ろ上方に配置された背もたれを備えて、前記座と背もたれとは互いに分離しており、
前記ベースに、前記座のうち前後中間位置よりも前の部位の下面に向けて突出したフロントフレームと、前記背もたれに向けて突出したリアフレームとを設けており、
前記フロントフレームの上端に、前記座が、少なくとも後傾し得るように取付けられて、前記座とベースとの間は部材が存在しない空間になっている一方、
前記リアフレームの上端に前記背もたれが取付けられている構成であって、
前記フロントフレームとリアフレームとは、前記ベースとは別体の部材として構成されており、前記フロントフレームの基部とリアフレームの基部とは、前記ベースの上において互いに当接又は密接しており、前記ベースが、前記フロントフレームの基部とリアフレームの基部とで上から覆われている、
椅子。
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JP2020000727A JP2020000727A (ja) | 2020-01-09 |
JP7137377B2 true JP7137377B2 (ja) | 2022-09-14 |
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Family Applications (1)
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JP2018125376A Active JP7137377B2 (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | 椅子 |
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---|---|---|---|---|
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JPS6350243U (ja) * | 1986-09-19 | 1988-04-05 |
-
2018
- 2018-06-29 JP JP2018125376A patent/JP7137377B2/ja active Active
Patent Citations (4)
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US20160360887A1 (en) | 2015-06-11 | 2016-12-15 | Davis Furniture Industries, Inc. | Chair |
Also Published As
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